JP2002169302A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002169302A JP2000367940A JP2000367940A JP2002169302A JP 2002169302 A JP2002169302 A JP 2002169302A JP 2000367940 A JP2000367940 A JP 2000367940A JP 2000367940 A JP2000367940 A JP 2000367940A JP 2002169302 A JP2002169302 A JP 2002169302A
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Hiroyuki Kawashima
寛之 川島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肩落ちやエッチング残り等のパターン欠陥の
ない金属含有パターンを形成する。 【解決手段】 基板1上に形成された金属を含有する配
線材料膜(被加工膜)10をパターニングする半導体装
置の製造方法であり、先ず、配線材料膜10上にシリコ
ン系材料からなる反射防止膜11を介してレジストパタ
ーン13を形成する。次いで、第1チャンバ内におい
て、配線材料膜10上に反射防止膜11を薄く残すよう
にレジストパターン13をマスクに用いて反射防止膜1
1をエッチングする第1エッチング工程を行う。この第
1エッチング工程では、エッチングガスとしてフッ素系
のガスを用いる。その後、第2チャンバ内において、レ
ジストパターン13をマスクに用いて反射防止膜11の
残りと配線材料膜10とをエッチング除去し、配線材料
膜10からなる配線15を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関し、特にはレジストパターンをマスクにしたエッ
チングによって金属を含有する被加工膜をパターニング
する工程を行う半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造方法において配線など
の金属パターンを形成する場合、例えば、先ず図3
(1)に示すように、半導体基板1上に酸化シリコン膜
3を介してチタン系材料からなる密着層5を形成し、さ
らにアルミニウム系材料からなる配線層7を形成する。
そして、この配線層7上に、反射防止機能を有するチタ
ン系材料層9、さらにはシリコン系材料からなる反射防
止膜11を形成し、この上部にリソグラフィー技術によ
ってレジストパターン13を形成する。
【0003】次いで、図3(2)に示すように、レジス
トパターン(13)をマスクに用いて、反射防止膜11
〜密着層5までをエッチングし、これによって半導体基
板1上に酸化シリコン膜3を介してアルミニウム系材料
を主体とした配線(金属パターン)15を形成する。こ
の際、第1のエッチング方法として、Cl(塩素)系ガ
スの供給によってプラズマを生成したチャンバ内で、反
射防止膜11〜密着層5までを連続してエッチングする
方法がある。
【0004】また第2のエッチング方法として、2種類
のガスを用いた段階的なエッチングを行う方法がある。
この方法では先ず、図4(1)に示すように、CF(炭
化フッ素)系ガスの供給によってプラズマを生成した第
1チャンバ内において、シリコン系材料からなる反射防
止膜11をエッチングしてチタン系材料層9を露出させ
る。その後、Cl系ガスの供給によってプラズマを生成
した第2チャンバ内において、チタン系材料層9〜密着
層5までをエッチングする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した各
エッチング方法には、それぞれ次のような課題があっ
た。
【0006】すなわち、Cl系ガスを用いて連続したエ
ッチングを行う第1のエッチング方法では、レジストパ
ターン13に対して反射防止膜11〜密着層5のエッチ
ング選択比を十分に大きくとることができない。このた
め、図3(2)に示したように、チタン系材料層9やア
ルミニウム系金属膜7の肩部分が削れる肩落ちが生じ易
い。この肩落ちを防止するためには、レジストパターン
13の膜厚を厚くすることが考えられるが、このように
した場合には、リソグラフィーにおける解像度が劣化
し、微細なレジストパターン13を形成することができ
なくなる。
【0007】また、CF系ガスとCl系ガスとを用いた
2段階のエッチングを行う第2のエッチング方法では、
図4に示したCF系ガスプラズマによる第1段階のエッ
チングにおいて、レジストパターンに対してシリコン系
材料からなる反射防止膜11のエッチング選択比を大き
くとれる。このため、レジストパターン13の膜厚を維
持することができ、上述した肩落ちの発生を防止するこ
とが可能になる。
【0008】しかしながら、CF系ガスプラズマによっ
て反射防止膜11をエッチングした後、チタン系材料層
9を露出させた状態でチャンバを移動するため、チタン
系材料層9の表面が大気に晒され露出表面が酸化され、
部分的に変質層aが形成される。また、CF系ガスプラ
ズマによるエッチングがシリコン系の反射防止膜11の
下地層であるチタン系材料層9に達すると、金属フッ化
物(この場合チタンのフッ化物)が生成されてエッチン
グ表面に異物bとして再付着する。これらの変質層aや
異物bは、チタン系材料層9〜密着層5までをエッチン
グする際にマスクとなり、エッチング残り等のパターン
欠陥を生じさせる。このようパターン欠陥は、配線の微
細化が進んだ場合、配線15の間隔が狭い部分において
短絡を引き起こす要因になる。
【0009】そこで本発明は、肩落ちやエッチング残り
等のパターン欠陥のない金属含有パターンを形成するこ
とが可能な半導体装置の製造方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明の半導体装置の製造方法は、基板上に形
成された金属を含有する被加工膜をパターニングする半
導体装置の製造方法であって、先ず、被加工膜上にシリ
コン系材料および有機系材料のうちの少なくとも一方か
らなる反射防止膜を介してレジストパターンを形成す
る。その後、第1チャンバ内において第1エッチング工
程を行う。ここでは、レジストパターンをマスクに用い
て反射防止膜をエッチングするが、この際、被加工膜上
に反射防止膜を薄く残すようにする。次に、第2チャン
バ内において、レジストパターンをマスクに用いて、反
射防止膜の残りと被加工膜とをエッチング除去する第2
エッチング工程を行う。
【0011】このような製造方法では、第1チャンバ内
において金属を含有する被加工膜が露出するまで反射防
止膜をエッチングせず、被加工膜上に薄い反射防止膜を
残すように第1エッチング工程が行われる。このため、
被加工膜を大気に晒すことなく、つまり被加工膜の酸化
を防止した状態で、第1チャンバから第2チャンバに基
板が移載され、第2チャンバ内において薄い反射防止膜
と被加工膜との第2エッチングが行われるようになる。
【0012】また、この製造方法においては、反射防止
膜をシリコン系材料で構成した場合、第1エッチング工
程のエッチングガスとしてフッ素系のガスを用いること
とする。これによって、第1エッチング工程では、レジ
ストパターンに対して高選択比で反射防止膜がエッチン
グされ、次の第2エッチング工程での被加工膜のエッチ
ングに対して十分な膜厚のレジストパターンを残すこと
ができる。したがって、被加工膜のエッチングにおける
レジストパターンの膜厚不足を解消することができる。
また、この第1エッチング工程は、上述したように被加
工膜に達する前に終了するため、フッ素系のガスをエッ
チングガスとして用いても、被加工膜を構成する金属の
フッ化物が生成されてエッチング表面に異物として再付
着することはない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る
半導体装置の製造方法の一例である配線形成方法を示す
断面工程図であり、ここではこの図に用いて基板上に金
属配線を形成する方法を説明する。尚、図3,4を用い
て説明した従来と同様の構成要素には同一の符号を付し
てある。
【0014】先ず、図1(1)に示すように、半導体基
板1上に酸化シリコン膜3形成する。ここでは例えば、
TEOS(tetraethoxy silane)ガスを用いたプラズマ
CVD(chemical vapor deposition)法によって、酸化
シリコン膜3を形成する。この場合の形成条件及び膜厚
の一例を以下に示す。
【0015】次に、スパッタ法によって、酸化シリコン
膜3上にAl−Cu(アルミニウム−銅)層を主体とし
た配線材料膜10を被加工膜として形成する。この配線
材料膜10は、下層から順に、Ti(チタン)からなる
密着層5、Al−0.5%Cuからなる配線層7及び、
反射防止膜として機能するTi系材料層9を積層してな
る。尚ここでは、Ti系材料層9は、Ti層上にTiN
層を積層してなる2層構造であることとする。以下に、
各層の形成条件及び膜厚の一例を以下に示す。
【0016】 (Ti密着層5) スパッタリングガス及び流量:Ar(アルゴン)=100sccm、 成膜雰囲気内圧力 :0.4Pa、 DC電力 :5kW、 基板加熱温度 :400℃、 膜厚 :10nm。
【0017】 (Al−0.5%Cu配線層7) スパッタリングガス及び流量:Ar(アルゴン)=100sccm、 成膜雰囲気内圧力 :0.26Pa、 DC電力 :15kW、 基板加熱温度 :400℃、 膜厚 :400nm。
【0018】 (Ti系材料層9の下層Ti層) スパッタリングガス及び流量:Ar(アルゴン)=30sccm、 成膜雰囲気内圧力 :0.4Pa、 DC電力 :5kW、 基板加熱温度 :400℃、 膜厚 :5nm。
【0019】 (Ti系材料層9の上層TiN層) スパッタリングガス及び流量:N2(窒素)=80sccm、 :Ar =20sccm、 成膜雰囲気内圧力 :0.4Pa、 DC電力 :5kW、 基板加熱温度 :400℃、 膜厚 :70nm。
【0020】次に、このようにして形成した金属を含有
する配線材料膜10上に、CVD法によってシリコン系
材料からなる反射防止膜11を形成する。ここでは、反
射防止膜11として、酸窒化シリコン(SiON)膜を
用いることとする。以下に、酸窒化シリコンからなる反
射防止膜11の形成条件及び膜厚の一例を示す。 成膜ガス及び流量:SiH4(シラン) = 85sccm、 N2O(一酸化二窒素)= 280sccm、 He (ヘリウム) =2000sccm、 成膜雰囲気内圧力:333Pa、 基板温度 :400℃、 RFパワー :180W 膜厚 :30nm。
【0021】尚、この反射防止膜11としては、酸窒化
シリコン(SiON)からなるものに限定されることは
なく、酸窒化シリコン膜、酸化シリコン膜または窒化シ
リコン膜や、これらのシリコン系材料膜を積層して用い
ても良く、さらに有機材料からなる膜を用いても良い。
【0022】以上の後、反射防止膜11上に、リソグラ
フィー技術によってレジストパターン13を形成する。
このレジストパターン13は、配線と同様の形状に形成
されることとする。一例として、最小配線ピッチ0.4
4μm、最小配線幅0.22μm、最小配線間隔0.2
2μmで配線を形成する場合、このレジストパターン1
3は1μm程度の膜厚を有して形成されることとする。
【0023】以上の後、図1(2)に示すように、本実
施形態のポイントとなるレジストパターン13をマスク
に用いた第1エッチング工程を行う。すなわち、この第
1エッチングでは、配線材料膜10上に、反射防止膜1
1を薄く残した状態でエッチングを終了させる、いわゆ
るハーフエッチングを行うこととする。この際、レジス
トパターン13に対して高い選択比が取れるエッチング
条件で、反射防止膜膜11のエッチングを行うこととす
る。このようなエッチング条件としては、例えばエッチ
ングガスとして、CHF3(三フッ化メタン)、C26
(六フッ化エタン)、四フッ化メタン(CF4)、c−
48(八フッ化シクロブタン)等に代表されるような
フッ素系ガスを用いたエッチング条件であることとす
る。
【0024】以下に、酸窒化シリコンからなる反射防止
膜11のエッチング条件の一例を示す。 エッチングガス及び流量:CHF3(三フッ化メタン)= 30sccm、 CF4 (四フッ化メタン)= 60sccm、 Ar(アルゴン) =800sccm、 エッチング雰囲気内圧力:200Pa、 RFパワー :200W。
【0025】この第1エッチング工程における反射防止
膜11のエッチング量、すなわち第1エッチング工程の
エッチング時間は、レジストパターン13の膜厚によっ
ても異なるが、少なくとも、レジストパターン13の間
隔が最も狭くエッチング速度が最も遅い部分に反射防止
膜11が残るように設定されることとする。特に、次に
行う第2エッチング工程までのレジストパターン13の
膜減りを最小限に抑えることを考慮した場合、レジスト
パターン13の間隔が最も狭い部分の反射防止膜11を
残し、できるだけ多くの部分の反射防止膜11が除去さ
れるようにエッチング時間を設定することとする。尚、
このエッチング時間の設定は、予備実験を行うことによ
って適切な値を求めることとする。
【0026】次に、図1(3)に示すように、レジスト
パターン13をマスクに用いた第2エッチング工程を行
う。この第2エッチング工程は、第1エッチング工程を
行ったチャンバ(第1チャンバ)から新たなチャンバ
(第2チャンバ)内に半導体基板1を移載して行われ、
反射防止膜11の残りと配線材料膜10とのエッチング
を行うこととする。この際、酸化シリコン膜3上の配線
材料膜10が確実にエッチング除去されるように、酸化
シリコン膜3が30nm程度の深さで除去される程度に
オーバーエッチングを行う。
【0027】以下に、第2エッチング工程のエッチング
条件の一例を示す。 エッチングガス及び流量:BCl3(三塩化ホウ素)=60sccm、 Cl2 (塩素) =90sccm、 エッチング雰囲気内圧力:2Pa、 RFパワー :1200W。
【0028】以上のようにして、半導体基板1上に酸化
シリコン膜3を介して配線材料膜10をパターニングし
てなる配線15を形成する。
【0029】以上説明した製造方法では、第1エッチン
グ工程において、配線材料層10上に薄い反射防止膜1
1を残すように、当該反射防止膜11のエッチングを行
っている。このため、配線材料層10を大気に晒すこと
なく、つまり金属を含有する配線材料層10の酸化を防
止した状態で、次の第2エッチング工程が行われる第2
チャンバに基板を移載することができる。したがって、
第2チャンバ内における第2エッチング工程では、金属
の酸化による変質層に起因したパターン欠陥を発生させ
ることなく反射防止膜11及び配線材料層10のエッチ
ングを行うことができる。
【0030】また、第1エッチング工程で、シリコン系
材料からなる反射防止膜11をフッ素系のガスをエッチ
ングガスに用いてエッチングする場合、レジストパター
ン13に対して高選択比で反射防止膜がエッチングさ
れ、次の第2エッチング工程での被加工膜のエッチング
に対して十分な膜厚のレジストパターンを残すことがで
きる。したがって、第2エッチング工程において、レジ
ストパターン13の膜厚不足が生じることはなく、この
膜厚不足に起因する配線材料層10の肩落ちを防止でき
る。また、レジストパターン13の膜厚を維持できるこ
とから、より薄い膜厚で解像度を良好に保ったレジスト
パターン13を形成できるようになり、配線パターンの
微細化を図ることが可能になる。
【0031】しかも、この第1エッチング工程は、上述
したように配線材料層10に達することはないため、フ
ッ素系のガスをエッチングガスとして用いても、配線材
料層10を構成する金属のフッ化物が生成されることは
なく、このフッ化物が異物として再付着することに起因
するパターン欠陥を発生させることもない。
【0032】特に、第1エッチングにおいて反射防止膜
11を残す部分を、少なくともレジストパターン13の
間隔が最も狭い部分としたことで、短絡が最も生じやす
い部分において、エッチング残りのようなパターン欠陥
を防止しつつ、レジストパターン13に対して高選択比
条件で反射防止膜11をより深くエッチングし、レジス
トパターン13の膜減りを抑えることができる。
【0033】以上の結果、肩落ちやパターン欠陥を発生
させることなく配線15を形成することが可能になり、
パターン欠陥による配線15の短絡を防止した半導体装
置を得ることが可能になる。
【0034】上記実施形態においては、第1エッチング
工程におけるエッチング時間として、次に行う第2エッ
チング工程でのレジストパターン13の膜減りを最小限
に抑えることを考慮し、レジストパターン13の間隔が
最も狭い部の反射防止膜11を残し、できるだけ多くの
部分の反射防止膜11が除去されるような時間に設定し
た。しかし、レジストパターン13の間隔が最も狭い部
分だけではなく、ある程度の間隔でレジストパターン1
3が配置されている部分の配線15間の短絡をも確実に
抑えることを考慮した場合、この第1エッチング工程で
は、この幅Wを有するレジストパターン13間にも反射
防止膜11が残るようにエッチング時間が設定されるこ
ととする。
【0035】図2には、以上の実施形態の手順によって
得られた配線の電気的特性として、リーク電流(Leak C
urrent)値の正規確率プロットを示す。この配線は、配
線ピッチ0.44μm、配線幅0.22μm、配線間隔
0.22μmで形成され、第1エッチング工程のエッチ
ング時間を各時間(SiON Etching 10”〜30")に設
定して形成されたものである。尚、第1エッチング工程
と第2エッチング工程との間に、評価サンプルを4時間
程度大気放出した。
【0036】このグラフから、エッチング時間30秒の
サンプルでは、リーク電流値が高く、第1エッチング工
程において反射防止膜(SiON)11が全て除去さ
れ、パターン欠陥による配線の短絡が生じていることが
予測される。これに対して、エッチング時間10秒〜2
5秒の範囲では、高い確率でリーク電流値が低く維持さ
れていることから、第1エッチング工程後に反射防止膜
(SiON)11が残され、その後の第2エッチング工
程でパターン欠陥による配線の短絡が防止されているこ
とが予測される。また、全てのエッチング時間のサンプ
ルにおいて、配線の肩落ちは見られず、第1エッチング
工程を行うことでレジストパターンの膜減りを抑える効
果が確認された。
【0037】また以上の結果から第1エッチング工程に
おけるエッチング時間は、次のように設定される。すな
わち、プロセスマージンを考慮して、第1エッチング工
程におけるエッチング時間を10秒〜20秒に設定する
ことで、最も配線間隔の狭い部分(配線間隔0.22μ
m)において、パターン欠陥による短絡の発生を確実に
防止した半導体装置の製造を行うことが可能になる。ま
た、特に、第1エッチング工程におけるエッチング時間
を20秒に設定することで、パターン欠陥による短絡の
発生を確実に防止した範囲で、シリコン系材料からなる
反射防止膜11のエッチングをできるだけ進めることが
できる。このため、次の配線材料層10のエッチングに
対してより膜厚の大きなレジストパターンを残し、レジ
ストパターンの膜減りを抑える効果を高くすることが可
能になる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
の製造方法によれば、被加工膜上に薄い反射防止膜を残
して当該反射防止膜のエッチングを終了させる第1エッ
チング工程を行うことで、被加工膜に含有される金属の
大気放出による酸化を防止した状態で、当該被加工膜を
エッチングするための第2エッチング工程に移行するこ
とが可能になる。また、被加工膜に影響を及ぼすことな
く、レジストパターンに対して高選択比条件で反射防止
膜をエッチングできるため、レジストパターンの膜減り
による被加工膜の肩落ちを防止できると共に、第1エッ
チング工程におけるエッチングガス種と金属との反応生
成物の発生を防止することができる。したがって、金属
酸化物や反応生成物の生成に起因するパターン欠陥や、
肩落ちのない金属含有パターンを形成することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の配線形成方法を説明するための断面
工程図である。
【図2】本発明の効果を説明するためのリーク電流の正
規確率プロットである。
【図3】従来の配線形成方法を説明するための断面工程
図である。
【図4】従来の配線形成方法の課題を説明するための断
面図である。
【符号の説明】
1…半導体基板、10…配線材料膜(被加工膜)、11
…反射防止膜、13…レジストパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AB16 DA34 2H096 AA25 CA05 HA23 HA24 5F004 AA02 AA09 BB13 BC08 DA00 DA01 DA04 DA11 DA16 DB03 DB08 DB12 EA01 EA28 5F033 HH09 HH18 HH33 MM08 PP15 PP16 QQ04 QQ08 QQ09 QQ10 QQ15 QQ21 XX21 XX31 5F046 PA03 PA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成された金属を含有する被加
    工膜をパターニングする半導体装置の製造方法であっ
    て、 前記被加工膜上にシリコン系材料および有機系材料のう
    ちの少なくとも一方からなる反射防止膜を介してレジス
    トパターンを形成した後、 第1チャンバ内において、前記被加工膜上に前記反射防
    止膜を薄く残すように前記レジストパターンをマスクに
    用いて当該反射防止膜をエッチングする第1エッチング
    工程と、 第2チャンバ内において、前記レジストパターンをマス
    クに用いて前記反射防止膜の残りと前記被加工膜とをエ
    ッチング除去する第2エッチング工程とを行うことを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記反射防止膜は、シリコン系材料からなるものであ
    り、 前記第1エッチング工程では、エッチングガスとしてフ
    ッ素系のガスを用いることを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第1エッチング工程においては、少なくとも前記レ
    ジストパターンの間隔が最も狭い部分に前記反射防止膜
    を薄く残すことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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