JP2002153925A - プレス加工機の金型交換装置 - Google Patents

プレス加工機の金型交換装置

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JP2002153925A
JP2002153925A JP2000350174A JP2000350174A JP2002153925A JP 2002153925 A JP2002153925 A JP 2002153925A JP 2000350174 A JP2000350174 A JP 2000350174A JP 2000350174 A JP2000350174 A JP 2000350174A JP 2002153925 A JP2002153925 A JP 2002153925A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 2個の金型交換を時間をかけないで行うこと
ができ、設備費を抑えることができるプレス加工機の金
型交換装置を提供する。 【解決手段】 金型交換装置20は、ローラテーブル2
1並びにキャリア案内レール25を設け、キャリア案内
レール25に前後のキャリア30,31を移動自在に配
置し、前キャリア30の前後に係合部材45,46を設
け、前後の係合部材45,46を突出させる前係合部材
駆動手段を設け、後キャリア31の前後に係合部材4
7,48を設け、前後の係合部材47,48を突出させ
る後係合部材駆動手段を設け、前後のキャリア30,3
1をキャリア案内レール25に沿って移動するキャリア
移動手段60を設け、ローラテーブル21及び前後のキ
ャリア30,31を上又は下に起動する昇降手段70を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレス加工機に取付
けた金型を交換するためのプレス加工機の金型交換装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】プレス加工機は、プレス成形する成形品
の変更に合せて金型を交換するために、金型を交換可能
に備える。この金型を交換する金型交換装置が、一例と
して実用新案登録2533779号公報「加工機械の金
型交換装置」に提案されている。以下、同公報の要部を
次図に示し、その内容を説明する。ただし、符号は振り
直した。
【0003】図12(a),(b)は従来のプレス加工
機の金型交換装置の平面図であり、金型交換装置100
でプレス加工機101の金型102を交換する例につい
て説明したものである。(a)において、金型交換装置
100のシリンダ103を操作することにより、プレス
加工機101の片側101aに搬送台車104の第1載
置面105を寄せる。この状態で、プレス加工機101
の金型102を白抜き矢印の如く第1載置面105に移
載する。
【0004】(b)において、金型102を第1載置面
105に移載した後、シリンダ103で搬送台車104
をレール107,107に沿って移動し、第2載置面1
06をプレス加工機101の片側101aに寄せる。こ
の状態で、第2載置面104の新たな金型108を矢印
の如くプレス加工機101に移動し、新たな金型108
をプレス加工機101に取付ける。これにより、金型1
02を新たな金型108に交換する作業が完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プレス加工
機のなかには複数の金型、特に2個の金型を並設したも
のがある。これらの金型を従来の金型交換装置100で
交換するためには、先ず2個の金型のうちの一方の金型
を交換し、次に他方の金型を交換する必要がある。この
ため、金型の交換作業を2回行う必要があるので、金型
の交換に時間がかかる。
【0006】ここで、金型の交換時間を短くする方法と
して、プレス加工機の近傍に金型交換装置100を2セ
ット用意するという対応も考えられる。しかし、金型交
換装置100を2セット用意する必要があるので設備費
が嵩む。
【0007】そこで、本発明の目的は、2個の金型交換
を時間をかけないで行うことができ、かつ設備費を抑え
ることができるプレス加工機の金型交換装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1は、2個の金型を並設したプレス加
工機の金型交換装置であって、この金型交換装置は、プ
レス加工機に取付けた金型の下方を横断させる様に設け
たキャリア案内レールと、このキャリア案内レールに走
行自在に載せるとともに前記2個の金型に対応させた一
対のキャリアと、これらのキャリアの各々に上方へ突出
可能に設けた係合部材と、前記金型側に設けた被係合部
に前記係合部材を選択的に突出させる係合部材駆動手段
と、前記一対のキャリアをキャリア案内レールに沿って
プレス加工機内外へ移動するキャリア移動手段と、から
なり、前記キャリア及び係合部材にて2個の金型の両方
又は一方をプレス加工機から搬出入することを特徴とす
る。
【0009】一対のキャリア及び係合部材で2個の金型
の両方をプレス加工機から搬出入する構成とした。この
ため、プレス加工機から2個の金型を同時に搬出し、か
つプレス加工機に新たな2個の金型を同時に搬入するこ
とができる。従って、1回の交換作業で2個の金型を交
換することができるので、金型の交換時間を短くするこ
とができる。
【0010】加えて、一対のキャリア及び係合部材で2
個の金型の一方をプレス加工機から搬出入する構成とし
た。このため、1個の金型のみを必要に応じて交換する
こともできる。従って、2個の金型を同時に交換する設
備と、1個の金型のみを交換する設備とを一つの金型交
換装置で併用することができる。
【0011】請求項2は、2個の金型を並設したプレス
加工機の金型交換装置であって、この金型交換装置は、
プレス加工機に取付けた金型の下方を横断させる様に設
けたローラテーブル並びにキャリア案内レールと、この
キャリア案内レールに走行自在に載せるとともに前記2
個の金型に対応させた一対のキャリアと、これらのキャ
リアの各々に上方へ突出可能に設けた係合部材と、前記
金型側に設けた被係合部に前記係合部材を選択的に突出
させる係合部材駆動手段と、前記一対のキャリアをキャ
リア案内レールに沿ってプレス加工機内外へ移動するキ
ャリア移動手段と、前記ローラテーブルの上面をキャリ
アの上面より上又は下に起動するローラテーブル昇降手
段と、からなり、前記キャリア及び係合部材にて2個の
金型の両方又は一方をプレス加工機から搬出入すること
を特徴とする。
【0012】一対のキャリア及び係合部材で2個の金型
の両方をプレス加工機から搬出入する構成とした。この
ため、プレス加工機から2個の金型を同時に搬出し、か
つプレス加工機に新たな2個の金型を同時に搬入するこ
とができる。従って、1回の交換作業で2個の金型を交
換することができるので、金型の交換時間を短くするこ
とができる。
【0013】加えて、一対のキャリア及び係合部材で2
個の金型の一方をプレス加工機から搬出入する構成とし
た。このため、1個の金型のみを必要に応じて交換する
こともできる。従って、2個の金型を同時に交換する設
備と、1個の金型のみを交換する設備とを一つの金型交
換装置で併用することができる。
【0014】また、昇降手段でローラテーブルを昇降自
在な構成にした。このため、ローラテーブルを金型取付
位置まで上昇させることができる。従って、プレス加工
機の金型をローラテーブルに容易に移載することがで
き、かつローラテーブルの金型をプレス加工機に容易に
取付けることができる。
【0015】加えて、ローラテーブルを昇降自在な構成
にしたことで、ローラテーブルを金型取付位置から下降
させることができる。このため、ローラテーブルを金型
から離すことができる。従って、プレス加工機でプレス
加工を行う際に、プレス圧がローラテーブルに伝わるこ
とを防ぐことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るプレス加工機の金型交
換装置の斜視図である。プレス加工機10は、加工機本
体11(想像線で示す)に2個の金型12,15を並設
し、金型12の上型13を係止ピン13a,13aで加
工機本体11に取付け、金型12の下型14を係止ピン
14a,14aで加工機本体11に取付け、金型15の
上型16を係止ピン16a,16aで加工機本体11に
取付け、金型15の下型17を係止ピン17a,17a
で加工機本体11に取付けた装置である。
【0017】プレス加工機10によれば、金型12,1
5のそれぞれの上型13,16を上死点まで上昇した
後、一例としてブランク材(図示しない)をそれぞれの
下型14,17にセットし、この状態で上型13,16
を下死点まで下降することによりそれぞれのブランク材
を成形品にプレス成形することができる。
【0018】このプレス加工機10は、プレス成形する
成形品の変更に合せて金型12,15を交換するため
に、金型12,15の下方に前後に延びる金型交換装置
20を備える。以下、金型交換装置20について説明す
る。
【0019】金型交換装置20は、金型12,15の下
方にローラテーブル21並びにキャリア案内レール25
を備え、キャリア案内レール25に一対のキャリア(前
後のキャリア)30,31を移動自在に配置し、前キャ
リア30に前後の係合部材45,46(図2に示す)を
設けるとともに係合部材45,46を突出させる前係合
部材駆動手段50(図5に示す)を設け、後キャリア3
1に前後の係合部材47,48(図2に示す)を設ける
とともに係合部材47,48を突出させる後係合部材駆
動手段(図示しない)を設け、前後のキャリア30,3
1をキャリア案内レール25に沿って移動するキャリア
移動手段60を備え、ローラテーブル21及び前後のキ
ャリア30,31を上又は下に起動する昇降手段70を
備える。
【0020】なお、図示しない後係合部材駆動手段は、
前係合部材駆動手段50と同一構成部材であり、以下、
前係合部材駆動手段50について詳しく説明して、後係
合部材駆動手段の説明は省略する。
【0021】ローラテーブル21並びにキャリア案内レ
ール25は、プレス加工機10に取付けた2個の金型1
2,15の下方を横断させる様に設けた部材である。前
後のキャリア30,31は、キャリア案内レール25に
走行自在に載せるとともに2個の金型12,15に対応
させた位置に配置した部材である。キャリア移動手段6
0は、前後のキャリア30,31をキャリア案内レール
25に沿ってプレス加工機10内外へ移動する手段であ
る。昇降手段70は、ローラテーブル21及び前後のキ
ャリア30,31を上又は下に起動する手段である。以
下、これらの構成部材について次図で詳しく説明する。
【0022】図2は本発明に係るプレス加工機の金型交
換装置の分解斜視図である。ローラテーブル21は、図
1に示すように一定間隔をおいて配置した左右のローラ
部22,23からなり、これらのローラ部22,23は
上面に複数のローラ24・・・(・・・は複数個を示
す)を備える。キャリア案内レール25は、前後のキャ
リア30,31を左右側から挟み込むように配置した左
右のレール部材26,27からなる。左右のレール部材
26,27は、略コ字型に形成することで左右のレール
部材26,27にそれぞれ左右の案内溝26a,27a
(図3も参照)を形成したものである。
【0023】前キャリア30は、矩形箱体32に左右の
走行ローラ33・・・を備える。左右の走行ローラ33
・・・をキャリア案内レール25の案内溝26a,27
aに配置することにより、前キャリア30をキャリア案
内レール25に沿って移動することができる。前キャリ
ア30の前後端には各々前後の係合ピン45,46を設
けた。前後の係合ピン45,46は前キャリア30の上
面から上方へ突出可能な部材である。
【0024】また、後キャリア31は、前キャリア30
と同一構成部材であり、矩形箱体32に左右の走行ロー
ラ33・・・を備える。左右の走行ローラ33・・・を
キャリア案内レール25の案内溝26a,27aに配置
することにより、後キャリア30を前キャリア30と同
様にキャリア案内レール25に沿って移動することがで
きる。後キャリア31の前後端には各々前後の係合ピン
47,48を設けた。前後の係合ピン47,48は後キ
ャリア31の上面から上方へ突出可能な部材である。
【0025】キャリア移動手段60は、前キャリア30
をキャリア案内レール25に沿って移動する前キャリア
移動手段61と、後キャリア31をキャリア案内レール
25に沿って移動する後キャリア移動手段62とからな
る。前キャリア移動手段61は、前キャリア30の前端
に前駆動チェーン63の前端をつなぎ、この前駆動チェ
ーン63を前スプロケット64aにかけ、前スプロケッ
ト64aにかけた前駆動チェーン63を前チェーンガイ
ド65に収納し、前スプロケット64aを駆動する前駆
動モータ66a及び前減速機66bを有する。
【0026】前駆動チェーン63は、一般にプッシュプ
ルチェーンといわれるチェーンであり、図4及び図5に
示すようにキャリア案内レール25に沿って直線上に配
列した際に、各リンクプレート63a・・・を直線状態
に保つために、一例として係止部63b・・・を備え
る。
【0027】このため、前駆動モータ66aで前スプロ
ケット64aを反時計回り方向に回転することにより、
前駆動チェーン63で前キャリア30をキャリア案内レ
ール25に沿って前方に引くことができる。加えて、前
駆動モータ66aで前スプロケット64aを時計回り方
向に回転することにより、前駆動チェーン63で前キャ
リア30をキャリア案内レール25に沿って後方に押す
ことができる。
【0028】後キャリア移動手段62は、後キャリア3
1の後端に後駆動チェーン67の前端をつなぎ、この後
駆動チェーン67を後スプロケット64b(図1に示
す)にかけ、後スプロケット64bにかけた後駆動チェ
ーン67を後チェーンガイド68に収納し、後スプロケ
ット64bを駆動する後駆動モータ69a及び後減速機
69bを有する。
【0029】後駆動チェーン67は、前駆動チェーン6
3と同じプッシュプルチェーンであり、キャリア案内レ
ール25に沿って直線上に配列した際に、各リンクプレ
ートを直線状態に保つために、一例として係止部を備え
る。
【0030】このため、後駆動モータ69aで後スプロ
ケット64bを時計回り方向に回転することにより、後
駆動チェーン67で後キャリア31をキャリア案内レー
ル25に沿って後方に引くことができる。加えて、後駆
動モータ69aで後スプロケット64bを反時計回り方
向に回転することにより、後駆動チェーン67で後キャ
リア31をキャリア案内レール25に沿って前方に押す
ことができる。
【0031】昇降手段70は、ローラテーブル21の左
ローラ部22,23の前後端にそれぞれ4本のエアシリ
ンダ71・・・を備え、かつローラテーブル21の右ロ
ーラ部22,23の前後端にそれぞれ4本のエアシリン
ダ71・・・を備える。これらのエアシリンダ71・・
・を、それぞれアジャスタボルト72・・・で基台73
(図3に示す)に取付けることにより、エアシリンダ7
1・・・でローラテーブル21を昇降することができ
る。なお、ローラテーブル21の昇降については図3で
詳しく説明する。
【0032】キャリア案内レール25の右レール部材2
7には、一例としてリミットスイッチ(接触式位置検出
スイッチ)76・・・を所定間隔をおいて配置する。リ
ミットスイッチ76・・・が前後のキャリア30,31
に当接することにより、前後のキャリア30,31の位
置を検出することができる。
【0033】リミットスイッチ76・・・で前キャリア
30の位置を検出した際に、キャリア移動手段60の前
駆動モータ66aを静止させることにより、前キャリア
30を所定位置に静止させることができる。また、リミ
ットスイッチ76・・・で後キャリア31の位置を検出
した際に、キャリア移動手段60の後駆動モータ69a
を静止させることにより、後キャリア31を所定位置に
静止させることができる。
【0034】加えて、前後のキャリア30,31で金型
を搬送している場合には、リミットスイッチ76・・・
で前後のキャリア30,31の位置を検出した際に、ロ
ーラテーブル21の表面から突出したストッパピン(図
示しない)で、金型を静止させる構成にした。このた
め、金型を所定位置に正確に静止させることができる。
【0035】図3は図1の3−3線断面図であり、ロー
ラテーブル21の左右のローラ部22,23を一定間隔
をおいて複数のクロスメンバー28・・・(1本のみを
図示する)で連結し、これらのクロスメンバー28・・
・の中央にキャリア案内レール25の左右のレール部材
26,27をそれぞれ左右の支持プレート29,29を
介して取付け、左右のレール部材26,27間に前後の
キャリア30,31(後キャリア31は図2に示す)を
配置することで、これらのキャリア30,31の走行ロ
ーラ33・・・をそれぞれ左右の案内溝26a,27a
に配置した状態を示す。
【0036】左右のローラ部22,23は、左右のフレ
ーム22a,23aの上端に複数のローラ24・・・を
水平に配置したものである(図2も参照)。これによ
り、図1に示す金型12,15をローラテーブル21に
沿って前後方向に搬送することができる。この前キャリ
ア30に左側壁に検出ブロック30aを備える。この検
出ブロック30aをリミットスイッチ76に当接させる
ことにより、リミットスイッチ76を作動させる。これ
により、前キャリア30の位置を検出することができ
る。
【0037】さらに、この図は、左右のフレーム22
a,23aにそれぞれ左右のエアシリンダ71・・・の
シリンダロッド71b・・・を取付け、左右のシリンダ
部71a・・・をそれぞれ左右のアジャスタボルト72
・・・及び左右の支持ブラケット74・・・,75・・
・(図では各々1個のみ示す)を介して基台73に取付
けた状態を示す。
【0038】これにより、昇降手段70の左右のエアシ
リンダ71・・・を作動することにより、ローラテーブ
ル21及び前後のキャリア30,31(後キャリア31
は図2に示す)を金型取付位置P1及び退避位置P2間
で昇降させることができる。なお、金型取付位置P1及
び退避位置P2については図6〜図11の作用の説明で
詳しく説明する。
【0039】図4は本発明に係る金型交換装置を構成す
るキャリアの拡大図であり、前キャリア30を示す斜視
図である。なお、後キャリア31は前キャリア30と同
一構成部材なので、以下、前キャリア30について説明
して後キャリア31についての説明は省略する。
【0040】前キャリア30の矩形箱体32は、矩形状
に形成した左右の側壁34,35を一定間隔をおいて配
置し、左右の側壁34,35間の前端に前上部ブロック
36及び前下ブロック37を取付け、左右の側壁34,
35間の中央に第1、第2の中央支持部材38,39を
取付け、左右の側壁34,35間の後端に後上部ブロッ
ク41及び後下ブロック42(図5に示す)を取付け、
左側壁34の下部に4個の左走行ローラ33・・・(1
個のみを図示する)を設け、右側壁35の下部に4個の
右走行ローラ33・・・を設けたものである。なお、左
右の走行ローラ33・・・は、それぞれ1本の軸43・
・・で同軸上に取付けた部材である。
【0041】左側壁34は、リミットスイッチ76(図
1及び図3に示す)に当接する検出ブロック30aを備
える。図3で説明したように検出ブロック30aがリミ
ットスイッチ76に当接することで、リミットスイッチ
76が作動して前キャリア30の位置を検出する。前上
部ブロック36は、前係合ピン45を昇降自在に挿入す
るための貫通孔36aを備える。また、後上部ブロック
41は、後係合ピン46を昇降自在に挿入するための貫
通孔41aを備える。
【0042】図5は図4の5−5線断面図であり、前キ
ャリア30内に前後の係合ピン45,46並びに前係合
部材駆動手段50を設けた姿を示す。前係合部材駆動手
段50は、前後の係合ピン45,46を前キャリア30
の上面から選択的に突出させる手段である。前後の係合
ピン45,46を前キャリア30の上面から突出させる
ことで、前後の係合ピン45,46を金型12,15の
下型14,17側に設けたそれぞれの被係合部(すなわ
ち、係合穴)18,19に差込むことができる。
【0043】なお、図2に示す後キャリア31の後係合
部材駆動手段は、前係合部材駆動手段50と同一構成部
材であり、下型14,17の被係合部18,19に前後
の係合部材47,48(図2に示す)を選択的に突出可
能な手段である。以下、前係合部材駆動手段50の構成
について詳しく説明する。
【0044】前係合部材駆動手段50は、前キャリア3
0に備えた前後の駆動部52,53からなる。前駆動部
52は、エアシリンダ54のシリンダ部54aをシリン
ダピン55で前キャリア30の第1ブラケット38aに
取付け、シリンダロッド54bにロッドピン56で上下
のアーム57,58を揺動自在に取付け、上アーム57
の端部を上ピン57aで前係合ピン45に取付け、下ア
ーム58の端部を下ピン58aで前ブラケット37aに
取付けたものである。第1ブラケット38aは第1中央
支持部材38に取付けた部材であり、前ブラケット37
aは前下ブロック37に取付けた部材である。
【0045】よって、エアシリンダ54を作動させてシ
リンダロッド54bを進出させることで、上下のアーム
57,58が直線状に開いて前係合ピン45を前キャリ
ア30の上面から突出させる。これにより、前係合ピン
45を下型14の被係合部18に係合させることができ
る。一方、エアシリンダ54のシリンダロッド54bを
後退させることで、前係合ピン45を前キャリア30の
上面まで下降させて下型14の被係合部18から退避さ
せることができる。
【0046】後駆動部53は、エアシリンダ54のシリ
ンダ部54aをシリンダピン55で前キャリア30の第
2ブラケット39aに取付け、シリンダロッド54bに
ロッドピン56で上下のアーム57,58を揺動自在に
取付け、上アーム57の端部を上ピン57aで後係合ピ
ン46に取付け、下アーム58の端部を下ピン58aで
後ブラケット42aけたものである。第2ブラケット3
9aは第2中央支持部材39に取付けた部材であり、後
ブラケット42aは後下ブロック42に取付けた部材で
ある。
【0047】よって、エアシリンダ54を作動させてシ
リンダロッド54bを後退させることで、上下のアーム
57,58が直線状からく字形に閉じて後係合ピン46
を前キャリア30の上面まで下降させる。これにより、
後係合ピン46を下金型17の被係合部19から退避さ
せることができる。一方、エアシリンダ54のシリンダ
ロッド54bを進出させることで、後係合ピン46を前
係合ピン45と同様に前キャリア30の上面から突出さ
せて下型17の被係合部19に係合させることができ
る。
【0048】また、前キャリア30の前端には、左右の
走行ローラ33を支える軸43を介して前駆動チェーン
63の前端部を取付ける。なお、前キャリア30は、矩
形箱体32の底板32aにガイドブロック32bを備え
る。
【0049】次に、プレス加工機の金型交換装置20の
作用について説明する。先ず、2個の金型の両方をプレ
ス加工機から搬出入する例を図6〜図8に基づいて説明
する。図6(a),(b)は本発明に係るプレス加工機
の金型交換装置の第1作用説明図である。(a)におい
て、ローラテーブル21及び前後のキャリア30,31
を待機位置P2に待機させた状態で、プレス加工機10
を操作して金型12,15の上型13,16を矢印の
如く下降する。次に、キャリア移動手段60の前後の駆
動モータ66a,69a(図2に示す)で前後のキャリ
ア30,31を矢印の如く前方に移動する。
【0050】(b)において、後キャリア31の前後端
がそれぞれ金型12の後端及び金型15の前端に重なる
位置に到達した際に、前後のキャリア30,31に当接
したリミットスイッチ76,76が作動して前後の駆動
モータ66a,69aを停止する。次に、新たな金型8
0,83を矢印の如くローラテーブル21に載せる。
この際、新たな金型80の後端を前キャリア30の前端
に重ね、新たな金型83の前端を前キャリア30の後端
に重ねる。この状態で、昇降手段70のエアシリンダ7
1を作動してローラテーブル21及び前後のキャリア3
0,31を待機位置P2から金型取付位置P1まで矢印
の如く上昇する。
【0051】図7(a),(b)は本発明に係るプレス
加工機の金型交換装置の第2作用説明図である。(a)
において、ローラテーブル21及び前後のキャリア3
0,31を金型取付位置P1に静止させる。次に、加工
機本体11から上型13の係止ピン13a,13aを外
すとともに下型14の係止ピン14a,14aを外す。
よって、金型12をローラテーブル21に載せることが
できる。
【0052】続いて、加工機本体11から上型16を係
止ピン16a,16aを外すとともに下型17の係止ピ
ン17a,17aを外す。よって、金型15をローラテ
ーブル21に載せることができる。このように、ローラ
テーブル21を金型取付位置P1まで上昇させることが
できるので、プレス加工機10の金型12,15をロー
ラテーブル21に容易に移載することができる。
【0053】金型12,15をローラテーブル21に載
せた後、前キャリア30の前後の係合ピン45,46を
突出させる。これにより、金型80,83の下型82,
85に形成した被係合部86,86に前後の係合ピン4
5,46を係合させる。同時に、後キャリア31の前後
の係合ピン47,48を突出させる。これにより、金型
12,15の下型14,17に形成した被係合部18,
18に前後の係合ピン47,48を係合させる。
【0054】なお、被係合部18,18は、図5に示す
ように係合ピン45〜48にタイトに係合する係合穴で
あるが、作用の説明では理解を容易にするために大きく
図示して説明する。また、被係合部86,86は、被係
合部18,18と同じサイズの係合穴であるが、同様の
理由で大きく図示して説明する。
【0055】被係合部86,86に前後の係合ピン4
5,46を係合させるとともに、被係合部18,18に
前後の係合ピン47,48を係合させた後、キャリア移
動手段60の前後の駆動モータ66a,69a(図2に
示す)で前後のキャリア30,31を矢印の如く後方
に移動する。よって、プレス加工機10内の金型12,
15をローラテーブル21に沿ってプレス加工機10か
ら搬出する方向に移動するとともに、金型80,83を
ローラテーブル21に沿ってプレス加工機10に搬入す
る方向に移動する。
【0056】(b)において、前キャリア30がプレス
加工機10の中央に到達した際に、前後のキャリア3
0,31に当接した検出リミットスイッチ76,76が
作動して前後の駆動モータ66a,69aを停止する。
よって、金型80,83をプレス加工機10の取付位置
に静止させることができる。次に、前キャリア30の前
後の係合ピン45,46を下げて下型82,85の被係
合部86,86から退避させる。同時に、後キャリア3
1の前後の係合ピン47,48を下げて下型14,17
の被係合部18,18から退避させる。
【0057】図8(a),(b)は本発明に係るプレス
加工機の金型交換装置の第3作用説明図である。(a)
において、金型80の上下の型81,82に備えた係止
ピン81a,82aをプレス加工機10に取付けるとと
もに、金型83の上下の型84,85に備えた係止ピン
84a,85aをプレス加工機10に取付ける。ここ
で、ローラテーブル21を金型取付位置P1に保持して
いるので、ローラテーブル21の金型80,83をプレ
ス加工機10に容易に取付けることができる。
【0058】続いて、金型12,15をローラテーブル
21から矢印の如く取り除く。次に、昇降手段70の
エアシリンダ71を作動してローラテーブル21及び前
後のキャリア30,31を金型取付位置P1から待機位
置P2まで矢印の如く下降する。
【0059】(b)において、キャリア移動手段60の
前後の駆動モータ66a,69a(図2に示す)で前後
のキャリア30,31を矢印の如く前方に移動する。
前キャリア30がプレス加工機10の左端に到達すると
ともに、後キャリア31がプレス加工機10の右端に到
達し際に、前後のキャリア30,31に当接したリミッ
トスイッチ76,76が作動して前後の駆動モータ66
a,69a(図2に示す)を停止する。よって、前後の
キャリア30,31を図6(a)の位置に静止させるこ
とができる。
【0060】これにより、2個の金型12,15をプレ
ス加工機10から搬出し、かつ2個の金型80,83を
プレス加工機10に搬入する工程を完了する。金型の交
換完了後、プレス加工機10で上型81,84を昇降さ
せることにより、金型80,83でプレス加工を行う。
【0061】この際、ローラテーブル21を金型取付位
置P1から下降させることで、ローラテーブル21を金
型80,83から離すことができる。よって、プレス加
工機10を作動させる際に、プレス圧がローラテーブル
21に伝わることを防ぐことができる。
【0062】以上、図6〜図8で説明したように前後の
キャリア30,31で2個の金型12,15をプレス加
工機10から同時に搬出するとともに、2個の新たな金
型80,83をプレス加工機10に同時に搬入すること
ができる。このため、2個の金型12,15の交換を時
間をかけないで行うことができる。
【0063】なお、図6〜図8で説明した作用では、前
後の駆動モータ66a,69a(図2に示す)を同時に
駆動することで前後のキャリア30,31を一緒に移動
する例について説明したが、前後の駆動モータ66a,
69aを時間をずらして駆動することにより前後のキャ
リア30,31を個別に移動してもよい。
【0064】次に、2個の金型の一方のみをプレス加工
機から搬出入する例を図9〜図11に基づいて説明す
る。図9(a),(b)は本発明に係るプレス加工機の
金型交換装置の第4作用説明図である。(a)におい
て、ローラテーブル21及び前後のキャリア30,31
を待機位置P2に待機させた状態で、プレス加工機10
を操作して金型12,15の上型13,16を矢印aの
如く下降する。次に、キャリア移動手段60の後駆動モ
ータ69aで後キャリア31を矢印bの如く前方に移動
する。
【0065】(b)において、後キャリア31の前後端
がそれぞれ金型12の後端及び金型15の前端に重なる
位置に到達した際に、後キャリア31に当接したリミッ
トスイッチ76が作動して後駆動モータ69aを停止す
る。次に、昇降手段70のエアシリンダ71を作動して
ローラテーブル21及び前後のキャリア30,31を待
機位置P2から金型取付位置P1まで矢印cの如く上昇
する。
【0066】図10(a),(b)は本発明に係るプレ
ス加工機の金型交換装置の第5作用説明図である。
(a)において、ローラテーブル21及び前後のキャリ
ア30,31を金型取付位置P1に静止させる。次に、
加工機本体11から上型16を係止ピン16a,16a
を外すとともに下型17の係止ピン17a,17aを外
す。これにより、金型15をローラテーブル21に載せ
ることができる。ローラテーブル21を金型取付位置P
1まで上昇させることができるので、プレス加工機10
の金型15をローラテーブル21に容易に移載すること
ができる。
【0067】金型15をローラテーブル21に載せた
後、後キャリア31の後係合ピン48を突出させる。よ
って、金型15の下型17に形成した被係合部18に後
係合ピン48を係合させる。この状態で、キャリア移動
手段60の後駆動モータ69a(図2に示す)で後キャ
リア31を矢印dの如く後方に移動する。これにより、
プレス加工機10内の金型15をローラテーブル21に
沿ってプレス加工機10から搬出する方向に移動する。
【0068】(b)において、後キャリア31がプレス
加工機10から搬出して所定位置に到達した際に、後キ
ャリア31に当接した検出リミットスイッチ76が作動
して後駆動モータ69aを停止する。よって、金型8
0,83をプレス加工機10の取付位置に静止させるこ
とができる。次に、後キャリア31の後係合ピン48を
下げて下型17の被係合部18から退避させる。次い
で、金型15を矢印eの如くローラテーブル21から取
り除く。
【0069】図11(a),(b)は本発明に係るプレ
ス加工機の金型交換装置の第6作用説明図である。
(a)において、新たな金型83を矢印fの如くローラ
テーブル21に載せ、新たな金型83の前端を後キャリ
ア31の後端に重ねる。次に、後キャリア31の後係合
ピン48を突出させて、金型83の下型85に形成した
被係合部86に後係合ピン48を係合させる。次いで、
キャリア移動手段60の後駆動モータ69a(図2に示
す)で後キャリア31を矢印gの如く前方に移動する。
【0070】(b)において、後キャリア31で金型8
3をプレス加工機10内の所定位置まで搬入した際に、
後キャリア31に当接したリミットスイッチ76が作動
して後駆動モータ69a(図2に示す)を停止する。次
に、後キャリア31の後係合ピン48を下げて下型85
の被係合部86から退避させる。
【0071】この状態で、金型83の上下の型84,8
5に備えた係止ピン84a,85aをプレス加工機10
に取付ける。ここで、ローラテーブル21を金型取付位
置P1に保持しているので、ローラテーブル21の金型
83をプレス加工機10に容易に取付けることができ
る。次に、昇降手段70のエアシリンダ71を作動して
ローラテーブル21及び前後のキャリア30,31を金
型取付位置P1から待機位置P2まで矢印hの如く下降
する。
【0072】続いて、キャリア移動手段60の後駆動モ
ータ69aで後キャリア31を後方に移動して、後キャ
リア31を図9(a)の状態に静止させる。これによ
り、1個の金型15をプレス加工機10から搬出し、か
つ1個の金型83をプレス加工機10に搬入する工程を
完了する。
【0073】金型の交換完了後、プレス加工機10で上
型13,84を昇降させることにより、金型12,83
でプレス加工を行う。この際、ローラテーブル21を金
型取付位置P1から下降させることで、ローラテーブル
21を金型12,83から離すことができる。よって、
プレス加工機10を作動させる際に、プレス圧がローラ
テーブル21に伝わることを防ぐことができる。
【0074】以上、図9〜図11で説明したように後キ
ャリア31を使用することにより、1個の金型15のみ
をプレス加工機10から搬出して、1個の新たな金型8
3をプレス加工機10に搬入することができる。なお、
図9〜図11では後キャリア31を使用した例について
説明したが、前キャリア30を使用することにより、1
個の金型12のみをプレス加工機10から搬出して、1
個の新たな金型80をプレス加工機10に搬入すること
も可能である。
【0075】このように、金型交換装置20によれば、
2個の金型12,15を同時に交換する設備と、1個の
金型15のみ又は1個の金型12のみを交換する設備と
を一つの金型交換装置20で併用することができる。従
って、金型交換装置20の簡素化を図ることができる。
【0076】なお、前記実施の形態では、前後のキャリ
ア30,31を駆動する前後の駆動チェーン63,67
として、いわゆるプッシュプルチェーンを使用した例に
ついて説明したが、これに限らないで、環状のチェーン
を前後のスプロケット64a,64bにかけ、このチェ
ーンに前後のキャリア30,31をつなぐようにしても
よい。また、前記実施の形態では、前後の係合部材とし
て前後の係合ピンを使用した例について説明したが、そ
の他の係合部材としてフックなどを使用することも可能
である。
【0077】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、一対のキャリア及び係合部材で2個
の金型の両方をプレス加工機から搬出入する構成とし
た。よって、プレス加工機から2個の金型を同時に搬出
し、かつプレス加工機に新たな2個の金型を同時に搬入
することができる。このため、1回の交換作業で2個の
金型を交換することができるので、金型の交換時間を短
くすることができる。従って、プレス加工機の稼働率を
高めて生産性の向上を図ることができる。
【0078】加えて、一対のキャリア及び係合部材で2
個の金型の一方をプレス加工機から搬出入する構成とし
た。よって、1個の金型のみを必要に応じて交換するこ
ともできる。このため、2個の金型を同時に交換する設
備と、1個の金型のみを交換する設備とを一つの金型交
換装置で併用することができる。このため、金型交換装
置の簡素化を図ることができるので、設備費を抑えるこ
とができる。
【0079】請求項2は、一対のキャリア及び係合部材
で2個の金型の両方をプレス加工機から搬出入する構成
とした。よって、プレス加工機から2個の金型を同時に
搬出し、かつプレス加工機に新たな2個の金型を同時に
搬入することができる。このため、1回の交換作業で2
個の金型を交換することができるので、金型の交換時間
を短くすることができる。従って、プレス加工機の稼働
率を高めて生産性の向上を図ることができる。
【0080】加えて、一対のキャリア及び係合部材で2
個の金型の一方をプレス加工機から搬出入する構成とし
た。よって、1個の金型のみを必要に応じて交換するこ
ともできる。このため、2個の金型を同時に交換する設
備と、1個の金型のみを交換する設備とを一つの金型交
換装置で併用することができる。このため、金型交換装
置の簡素化を図ることができるので、設備費を抑えるこ
とができる。
【0081】また、昇降手段でローラテーブルを昇降自
在な構成にした。よって、ローラテーブルを金型取付位
置まで上昇させることができる。このため、プレス加工
機の金型をローラテーブルに容易に移載することがで
き、かつローラテーブルの金型をプレス加工機に容易に
取付けることができる。従って、金型の交換時間をより
短くすることができる。
【0082】加えて、ローラテーブルを昇降自在な構成
にしたことで、ローラテーブルを金型取付位置から下降
させることができる。よって、ローラテーブルを金型か
ら離すことができる。このため、プレス加工機でプレス
加工を行う際に、プレス圧がローラテーブルに伝わるこ
とを防ぐことができる。従って、ローラテーブルの耐久
性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレス加工機の金型交換装置の斜
視図
【図2】本発明に係るプレス加工機の金型交換装置の分
解斜視図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】本発明に係る金型交換装置を構成するキャリア
の拡大図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】本発明に係るプレス加工機の金型交換装置の第
1作用説明図
【図7】本発明に係るプレス加工機の金型交換装置の第
2作用説明図
【図8】本発明に係るプレス加工機の金型交換装置の第
3作用説明図
【図9】本発明に係るプレス加工機の金型交換装置の第
4作用説明図
【図10】本発明に係るプレス加工機の金型交換装置の
第5作用説明図
【図11】本発明に係るプレス加工機の金型交換装置の
第6作用説明図
【図12】従来のプレス加工機の金型交換装置
【符号の説明】
10…プレス加工機、12,15,80,83…金型、
18,86…被係合部、20…プレス加工機の金型交換
装置、21…ローラテーブル、25…キャリア案内レー
ル、30…前キャリア(一対のキャリアの一方)、31
…後キャリア(一対のキャリアの他方)、45,47…
係合部材(前係合ピン)、46,48…係合部材(後係
合ピン)、50…係合部材駆動手段(前係合部材駆動手
段)、60…キャリア移動手段、61…前キャリア移動
手段、62…後キャリア移動手段、70…昇降手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個の金型を並設したプレス加工機の金
    型交換装置であって、 この金型交換装置は、プレス加工機に取付けた金型の下
    方を横断させる様に設けたキャリア案内レールと、この
    キャリア案内レールに走行自在に載せるとともに前記2
    個の金型に対応させた一対のキャリアと、これらのキャ
    リアの各々に上方へ突出可能に設けた係合部材と、前記
    金型側に設けた被係合部に前記係合部材を選択的に突出
    させる係合部材駆動手段と、前記一対のキャリアをキャ
    リア案内レールに沿ってプレス加工機内外へ移動するキ
    ャリア移動手段と、からなり、 前記キャリア及び係合部材にて2個の金型の両方又は一
    方をプレス加工機から搬出入することを特徴とするプレ
    ス加工機の金型交換装置。
  2. 【請求項2】 2個の金型を並設したプレス加工機の金
    型交換装置であって、 この金型交換装置は、プレス加工機に取付けた金型の下
    方を横断させる様に設けたローラテーブル並びにキャリ
    ア案内レールと、このキャリア案内レールに走行自在に
    載せるとともに前記2個の金型に対応させた一対のキャ
    リアと、これらのキャリアの各々に上方へ突出可能に設
    けた係合部材と、前記金型側に設けた被係合部に前記係
    合部材を選択的に突出させる係合部材駆動手段と、前記
    一対のキャリアをキャリア案内レールに沿ってプレス加
    工機内外へ移動するキャリア移動手段と、前記ローラテ
    ーブルの上面をキャリアの上面より上又は下に起動する
    ローラテーブル昇降手段と、からなり、 前記キャリア及び係合部材にて2個の金型の両方又は一
    方をプレス加工機から搬出入することを特徴とするプレ
    ス加工機の金型交換装置。
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