JPH11320279A - ワーク移載装置 - Google Patents

ワーク移載装置

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JPH11320279A
JPH11320279A JP13494698A JP13494698A JPH11320279A JP H11320279 A JPH11320279 A JP H11320279A JP 13494698 A JP13494698 A JP 13494698A JP 13494698 A JP13494698 A JP 13494698A JP H11320279 A JPH11320279 A JP H11320279A
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JP
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work
transfer
crossbar
idle
suction
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Application number
JP13494698A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Totsuka
和弘 戸塚
Takaharu Shibata
敬治 柴田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造でワークの形状に応じて容易にワ
ーク吸着手段を交換することができ、ティーチングや他
の部材との干渉チェック等、生産準備のための工程数が
少なくて済み、制御も容易なワーク移載装置を提供す
る。 【解決手段】 搬送方向と平行に配置された一対の昇降
可能なフィードバー21’と、フィードバー21’に着
脱可能に且つ搬送方向に平行移動可能に設けられたクロ
スバー40と、クロスバー40に対してバキュームカッ
プ10を振り分け方向Kに移動させるロッドレスシリン
ダ50と、ロッドレスシリンダ50により振り分け方向
Kに移動されるスライダ51とが設けられており、スラ
イダ51にワークを吸着保持するバキュームカップ10
が取付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワーク移載装置に
関し、さらに詳しくは、所定位置に搬出されたワークを
複数の箇所に振り分けて移載することが可能なワーク移
載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トランスファプレスは、連続した複数の
工程からなるプレス加工を連続して順次行うもので、配
列された複数のステーションにそれぞれ金型が加工工程
順に配置され、前工程の金型で加工されたワークを次工
程のステーションに移動させるため、トランスファ送り
装置が設けられている。
【0003】トランスファ送り装置は、例えば、実開昭
63−133830号公報に開示されているように、一
連のプレス成形金型に対して昇降および前後動を行う左
右一対のフィードバーと、該フィードバー間に所定間隔
を有して架設され且つワークを吸着搬送すべきワーク吸
着手段として作用する吸着パッド(バキュームカップ)
を有する多数のクロスバーとを備えている。吸着パッド
を有するクロスバーが架設されたフィードバーは、ワー
クが吸着パッドに吸着された状態で前進され、ワークを
次工程の金型上に搬送した後、吸着パッドによる吸着を
解除する。
【0004】このようなトランスファマシンにより所定
の加工を連続的に施されたワークは一般に、検査ライン
に送られて傷等不良がないか検査される。検査ラインの
サイクルタイムは、通常、トランスファプレスのサイク
ルタイムに比して長くかかる。そのため、現状では、検
査ラインに合わせてトランスファプレスのサイクルタイ
ムを設定し、あるいは、複数の検査ラインを設け、各検
査ラインにトランスファプレスからワークを振り分ける
ように所定の箇所に移載するワーク移載装置を用いるこ
とが行われている。
【0005】このような目的に用いられる従来のワーク
移載装置4は、例えば図4に示すように、検査ラインの
コンベア3A,3B毎に設けられた汎用ロボット60
と、この汎用ロボット60の旋回アーム60aの先端に
設けられたワークを吸着保持するための吸着パッド等か
らなる吸着手段(図示は省略した)とを一般に備えてい
る。トランスファプレス2から成形が完了して搬出され
たワークWは、一旦アイドルサポート15上に載置され
る。ワーク移載装置の汎用ロボット60には、旋回アー
ム60aの先端に設けられた吸着パッドが所定の軌跡を
通ってワークWを所定のコンベア3Aまたは3Bに移載
するようにティーチングされている。図4に示した例で
は、汎用ロボット60を交互に駆動制御して、成形され
たワークWを吸着パッドにより吸着保持し、アイドルサ
ポート15から検査ライン3の各コンベア3Aまたは3
B上に振り分けるようにして移載する。吸着パッドは、
移載するワークWの形状等に応じて配設されている。し
たがって、移載するワークWの形状が変わる際には、吸
着パッドもそのワークWの形状等に応じて配設された異
なるものに交換される。そして、図4に示すように、検
査ライン3の必要性に応じて、アイドルサポート15上
とコンベア3A,3B上とでワークWの姿勢(向き)を
同じにするため、汎用ロボット60の旋回アーム60a
の旋回角度によって、吸着パッドも旋回アーム60aと
相対的に回転させるような構造とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4に示したように構
成された従来のワーク移載装置にあっては、トランスフ
ァプレス2のトランスファ送り装置とワーク移載装置4
との制御系が別であるため、昇降および前後動を行う左
右一対のフィードバーに架設されたクロスバーと、ワー
ク移載装置4の各汎用ロボット60の旋回アーム60a
あるいは吸着パッドとがそれぞれ干渉しないかをチェッ
クする必要があり、このチェックは時間と手間がかかる
という問題があった。また、上記従来のワーク移載装置
にあっては、汎用ロボット60にその旋回アーム60a
の軌跡をワークの形状毎にティーチングする必要があ
り、生産準備のための工数が多いという問題があった。
さらに、ワークの形状の変更により吸着パッドを交換す
る場合には、この交換のための段取り替え作業のために
検査ラインおよびトランスファプレスの運転を停止させ
なければならないいわゆる内段取りとなるという問題が
あった。そして、吸着パッドの交換後には、再び上記ク
ロスバーとの干渉チェックを行わなければならないとい
う問題があった。さらにまた、検査ラインのコンベア上
におけるワークの姿勢(向き)がアイドルサポート上と
同じにする必要がある場合には、吸着パッドを旋回アー
ムと相対的に回転させるような複雑な構造となり、ま
た、この相対回転のための制御も複雑となるという問題
があった。
【0007】本発明は、上記問題を優位に解決するため
になされたもので、簡単な構造でワークの形状に応じて
容易にワーク吸着手段を交換することができ、しかも、
ティーチングや他の部材との干渉チェック等、生産準備
のための工数が少なくて済み、制御も容易なワーク移載
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のワーク移載装
置に係る発明は、上記目的を達成するために、所定位置
に搬出されたワークを複数の箇所に振り分けて移載する
ことが可能なワーク移載装置であって、ワークを吸着保
持する吸着手段と、該吸着手段により吸着保持されたワ
ークを搬送方向および振り分け方向に移動させる移動手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】請求項2のワーク移載装置に係る発明は、
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明にお
いて、移動手段に吸着手段を着脱可能に支持させ、前記
所定位置にアイドル台車を搬送方向側方へ移動可能に配
置し、移動手段から離脱された吸着手段を受ける吸着手
段受けをアイドル台車に設けたことを特徴とするもので
ある。
【0010】請求項3のワーク移載装置に係る発明は、
上記目的を達成するために、請求項1または2に記載の
発明において、移動手段は、ワークの搬出サイクルと同
期して搬送方向に移動するものであることを特徴とする
ものである。
【0011】請求項4のワーク移載装置に係る発明は、
上記目的を達成するために、請求項1ないし3に記載の
発明において、移動手段は、ワークが振り分けられる複
数の箇所の中間位置を原位置として振り分け方向に移動
するものであることを特徴とするものである。
【0012】請求項1の発明では、所定位置に搬出され
たワークを吸着手段により吸着保持した状態で、移動手
段によって搬送方向および振り分け方向に移動させ、ワ
ークを複数の箇所に振り分けて移載する。
【0013】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、ワークの形状などに応じた吸着手段をアイドル台
車に設けられた吸着手段受けに受けさせ、該アイドル台
車を搬送方向側方に待機させる。そして、吸着手段を交
換する際には、使用中の吸着手段を移動手段から離脱さ
せてアイドル台車に設けられた吸着手段受けに受けさ
せ、待機させておいたアイドル台車と入れ替えて次に使
用する吸着手段を移動手段に装着して支持させる。
【0014】請求項3の発明では、請求項1または2に
記載の発明において、所定位置に搬出されるワークのサ
イクルと同期して搬送方向に移動することにより、ワー
クの所定位置への搬出と所定位置からの搬送方向の移動
とが干渉することがない。
【0015】請求項4の発明では、請求項1ないし3の
いずれかに記載の発明において、ワークが振り分けられ
る複数の箇所の中間位置を原位置として移動手段が振り
分け方向に移動することにより、ワークを吸着保持した
吸着手段の振り分け方向の移動距離および移動時間が短
縮される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のワーク移載装置の実施の
一形態を、図1乃至図3に基づいて詳細に説明する。図
において同一符号は同一部分または相当部分とする。
【0017】図1に示すように、以下に記載するこの実
施の形態においては、本発明のワーク移載装置1を、一
連のプレス加工を行うトランスファプレス2と、このト
ランスファプレスにより成形されたワークを検査するた
めの検査ライン3との間に配置し、検査ライン3が平行
に設けられた二つのコンベア3A,3Bを備えており、
トランスファプレス2により成形されたワークを検査ラ
イン3の2つのコンベア3A,3Bへ交互に移載する場
合によって説明する。しかしながら、本発明は、この実
施の形態に限定されることなく、トランスファプレス以
外から搬出されたワークを移載することができ、また、
三つ以上のコンベアからなる検査ラインに適応すること
がができるのは勿論のこと、検査ライン以外のものにワ
ークを移載することができる。
【0018】本発明のワーク移載装置1は、概略、所定
位置Isに搬出されたワークを複数の箇所3A,3Bに
振り分けて移載することが可能なワーク移載装置1であ
って、ワークを吸着保持する吸着手段10と、該吸着手
段10により吸着保持されたワークを搬送方向Jおよび
振り分け方向Kに移動させる移動手段(後述する)とを
備えたものである。そして、移動手段に吸着手段10を
着脱可能に支持させ、前記所定位置Isにアイドル台車
11を搬送方向Jに対する側方(振り分け方向Kと平行
である)へ移動可能に配置し、移動手段から離脱された
吸着手段10を受ける吸着手段受け12をアイドル台車
11に設けたものである。さらに、移動手段は、ワーク
の搬出サイクルすなわちトランスファプレス2から搬出
されるサイクルと同期して搬送方向Jに移動するもので
ある。さらにまた、移動手段は、ワークが振り分けられ
る複数の箇所3A,3Bの中間位置3Cを原位置として
振り分け方向Kに移動するものである。ここで、搬送方
向Jとは、図1および図2に矢印Jで参照されるよう
に、ワークのトランスファ送りされる方向およびその逆
方向(平面図である図1あるいは正面図である図2にお
ける左右方向)を意味し、振り分け方向Kとは、図1お
よび図3に矢印Kで参照されるように、検査ライン3の
2つのコンベア3A,3Bの端部の間の方向(図1にお
ける上下方向、あるいは側面図である図3における左右
方向)を意味するものとして用いる。
【0019】トランスファプレス2は、複数のステーシ
ョンSが配列され、各ステーションには加工工程に従っ
て上下一対からなる金型Mu,Mdがそれぞれ配置され
ている。そして、トランスファプレス2には、投入され
たワークを次工程のステーションSにトランスファ送り
するためのトランスファ送り装置20を備えている。
【0020】トランスファ送り装置20は、ステーショ
ンSの配列に沿って平行にその両側に配置され、昇降可
能に設けられた一対のフィードバー21と、このフィー
ドバー21の間にステーションSの配列に応じてそれぞ
れ着脱可能に且つ搬送方向Jに平行移動可能に設けられ
たクロスバー22と、各クロスバー22に設けられたワ
ークを吸着保持する手段としてのバキュームカップ23
とを備えている。ステーションSの配列の両側には所定
間隔で支柱24が床面Fに立設されており、各支柱24
のステーションS側の側面にはブラケット29を介して
フィードバー21を昇降駆動するリフトボックス25が
複数設けられている。各リフトボックス25は、それぞ
れ同期して駆動制御されるサーボモータ26と、サーボ
モータ26の回転を減速する減速手段27と、減速され
た回転により軸回りに回転されるおねじ28a、およ
び、このおねじ28aに螺合されると共にフィードバー
21と結合されたナット28bからなるボールねじ機構
28とを備えてなるもので、支柱24に設けられブラケ
ット29により支持されている。
【0021】フィードバー21の下方には、キャリヤ3
0が搬送方向Jに移動可能に支持されている。キャリヤ
30は、フィードバー21の下方に形成されたフランジ
(図示を省略した)を上下から挟み込むように設けられ
たローラ30A,30Bと、クロスバー22の端部を着
脱可能に保持することが可能なクロスバー保持手段31
とを有している。
【0022】クロスバー保持手段31は、進退すること
によりクロスバー22の端部に対する係合および解放を
行うピストン31aを備えている。ピストン31aは、
伸長駆動されたときにクロスバー22の端部に対して係
合され、退縮駆動されたときに係合されたクロスバー2
2の端部を解放する。クロスバー22には、保持するワ
ークの形状に応じて配列されたバキュームカップ23が
設けられている。各バキュームカップ23には、ワーク
を吸着保持させるための吸引手段(図示を省略した)が
接続されている。
【0023】さらに、各ステーションSには、ワークに
プレス加工を施す目的で、下型Mdに対して近接するよ
うに下降される上型Muが取付けられている。また、各
ステーションSにはバキュームカップ23を交換する際
に、クロスバー22をキャリヤ30から離脱させて入れ
替えるためのクロスバー受け32が設けられている。ク
ロスバー受け32は、プレス加工中は下降しているが、
クロスバー22を受け取るときには上昇してクロスバー
22を受け取る。また、バキュームカップ23を入れ替
え移動する際に、上型Mu、下型Md、および支柱24
と干渉しないようにするため、クロスバー22を軸回り
に90度回転させて保持するようにしてある。
【0024】ステーションSの側方に配置されたフィー
ドバー21に設けられたキャリヤ30は、図2に示すよ
うに、それぞれリンク33により互いに接続されてい
る。そして、キャリヤ30の内の一つには、搬送方向J
に往復揺動駆動されるレバー(図示を省略した)が接続
されている。このレバーを搬送方向Jに揺動させること
により、各キャリヤ30が同期して搬送方向Jに移動す
ることとなる。
【0025】以上のように構成されたトランスファプレ
ス2は、各ステーションSにおいてプレス加工を行うと
き、すなわち、上型Muが下型Mdに近接するように下
降した際には、各クロスバー22は、各ステーションS
の中間位置に待機している(図2の二点鎖線を参照)。
各ステーションSにおけるプレス加工が完了して上型M
uが上昇される動きと同期して、クロスバー22に設け
られたバキュームカップ23が待機位置からそのステー
ションSにおけるプレス加工を完了したワーク上に位置
するように、サーボモータ26を駆動すると共に図示し
ないレバーを揺動させて、両フィードバー21を昇降移
動させると共にフィードバー21に支持された各キャリ
ヤ30を搬送方向Jに移動させ、その後、バキュームカ
ップ23をワークに当接させるべく各サーボモータ26
を同期させて駆動して両フィードバー21を下降させ、
図示しない吸引手段の駆動により吸引してバキュームカ
ップ23にワークをそれぞれ吸着保持させる。
【0026】次いで、吸着保持されたワークを次のプレ
ス加工工程のためのステーションSに搬送すべく、サー
ボモータ26を駆動して両フィードバー21を上昇さ
せ、ワークが次のステーションSの下型Md上に位置す
るまでレバーを搬送方向に揺動させてフィードバー21
に支持されたキャリヤ30を搬送方向Jに移動させ、サ
ーボモータ26を駆動して両フィードバー21を下降さ
せてワークを次の加工工程の下型Md上に載置し、図示
しない吸引手段による吸着保持を停止してバキュームカ
ップ23によるワークの保持を解放する。なお、最終の
ステーションSで成形を完了したワークは、後述するア
イドル台車11上に搬送され載置されることとなる。そ
の後、サーボモータ26の駆動およびレバーの搬送方向
Jの揺動によりフィードバー21を一旦上昇させてキャ
リヤ30を戻すように移動させて、クロスバー22を各
ステーションSの中間の待機位置に戻す。このトランス
ファ送り装置20の動きは、トランスファプレス1(上
型Mu)の動きと同期している。
【0027】この実施の形態における本発明のワーク移
載装置は、上述したトランスファプレスのフィードバー
21を検査ライン側へと延長した一体の、あるいは、ト
ランスファプレスのフィードバー21に連続するように
連結された、搬送方向と平行に配置された一対の昇降可
能なフィードバー21’と、このフィードバー21’の
間にそれぞれ着脱可能に且つ搬送方向Jに平行移動可能
に設けられたクロスバー40と、ワークを吸着保持する
吸着手段としてのバキュームカップ10と、クロスバー
40に対してバキュームカップ10を振り分け方向に移
動させる振り分け方向移動手段(後述する)とを備え、
成形されたワークが配置される所定位置としてアイドル
ステーションIsに配置されるアイドル台車11を含ん
でいる。以下、上述したトランスファ送り装置20と異
なる部分についてのみ説明し、同様の部分または相当す
る部分については同様の符号を付してその説明を省略す
る。
【0028】ワーク移載装置1のアイドルステーション
Isの両側方における支柱41は、検査ライン3のコン
ベア3A,3Bの外側に立設されている。そして、トラ
ンスファプレス1と同様に、サーボモータ26と、減速
手段27と、おねじ28aおよびこのおねじ28aに螺
合されたナット28bからなるボールねじ機構28とを
備えたリフトボックス25が、アーム42を介して支柱
41に設けられている。フィードバー21’がボールね
じ機構28と結合されており、また、サーボモータ26
がトランスファプレス1と同期して駆動制御されること
により、フィードバー21’はフィードバー21と一体
に同期して昇降移動される。さらに、フィードバー2
1’の下方にはキャリヤ30が搬送方向Jに沿って移動
可能に設けられており、キャリヤ30はトランスファプ
レス2のキャリヤ30とリンク33により連結されてい
る。したがって、トランスファ送り装置20の図示しな
いレバーの揺動によりトランスファプレス2のキャリヤ
30と同期してキャリヤ30は搬送方向Jに沿って移動
する。キャリヤ30にはピストン31aを有するクロス
バー保持手段31が設けられている。
【0029】ワーク移載装置のクロスバーには、図3に
示すように、振り分け方向Kにワークを移動させるため
の振り分け方向移動手段として、この実施の形態の場
合、ロッドレスシリンダ50と、ロッドレスシリンダ5
0により振り分け方向Kに移動されるスライダ51とが
設けられており、スライダ51にバキュームカップ10
が取付けられている。なお、この実施の形態において
は、振り分け方向移動手段としてロッドレスシリンダ5
0を用いたが、本発明はこれに限定されることなく、例
えばボールねじ機構や流体圧シリンダなど、搬送方向に
移動させることができるものであれば、他の技術を採用
することができる。
【0030】ロッドレスシリンダ50は、搬送方向Jと
平行に配設された検査ライン3のコンベア3A,3Bの
間の中間位置3Cがスライダ51の中心位置(原位置)
となるように配置されている。そして、ロッドレスシリ
ンダ50により振り分け方向Kに移動されるスライダ5
1は、図3に鎖線で示すように、検査ライン3のコンベ
ア3A,3Bにワークを振り分けて移載するに十分なス
トロークに設定されている。
【0031】一方、トランスファプレス2の最終のステ
ーションSの下流、すなわち、アイドルステーションI
sには、成形されたワークが配置される所定位置として
のアイドル台車11が配置される。このアイドル台車1
1は、搬送方向Jに対して側方に移動可能となるように
ローラ11aが設けられている。そして、このアイドル
台車11とは別に、アイドルステーションIsの一側方
にも同様のアイドル台車11が配置されている。アイド
ル台車11にも上述したと同様のクロスバー受け32が
それぞれ設けられており、このアイドル台車11のクロ
スバー受け32には、ワークの形状が変更されたとき
に、そのワークに適合するようにバキュームカップ23
が配設されたクロスバー22が載置されている。なお、
下記工程においてワークが載置されるトランスファプレ
ス2の各ステーションSの下型Mdとアイドル台車11
と検査ラインの各コンベア3A,3Bとは、同じレベル
に設定されている。
【0032】トランスファプレスのレバーにより搬送方
向Jに移動されるキャリヤ30と、このキャリヤに係合
されたクロスバーに対し振り分け方向にバキュームカッ
プ10が取付けられたスライダを移動させるロッドレス
シリンダ等とにより、本発明のワークを搬送方向および
振り分け方向に移動させる移動手段が構成されている。
【0033】以上のように構成された本発明のワーク移
載装置1では、最初に、クロスバー22は、トランスフ
ァプレスと同様に、アイドルステーションIsと検査ラ
イン3の中間位置に待機している(図2の一点鎖線を参
照)。トランスファプレス2の各ステーションSにおけ
るプレス加工が完了して上型Muが上昇されると、上型
Muの動きと同期して、トランスファ送り装置20およ
びワーク移載装置1のサーボモータ26を駆動させてフ
ィードバー21’を昇降移動させると共に、図示しない
レバーを揺動させる。ワーク移載装置1のキャリヤ30
は、トランスファ送り装置20のキャリヤ30とリンク
33により連結されているため、トランスファ送り装置
20のキャリヤ30と同期して搬送方向Jに移動し、ト
ランスファ送り装置20によってアイドル台車11上の
加工が完了し搬送されたワークの上にバキュームカップ
10が位置されることとなる。そして、サーボモータ2
6を駆動してフィードバー21’を下降させてバキュー
ムカップ10から吸引することによりワークを吸着保持
させる。次いで、トランスファ送り装置20と同期して
サーボモータ26を駆動することによりフィードバー2
1’を上昇移動させ、レバーを揺動させることによりキ
ャリヤ30を搬送方向Jに移動させて、吸着保持したワ
ークを検査ライン3へと搬送方向Jに移動させる。そし
て、この搬送方向Jの移動と同時に、または、搬送方向
Jの移動と前後してロッドレスシリンダ50を駆動して
スライダ51の原位置から振り分け方向Kの一方にクロ
スバー40に沿って移動させ、バキュームカップ10に
吸着保持されたワークを検査ライン3のコンベア3Aま
たは3B上に位置させる。続いて、フィードバー21’
を下降させるようにサーボモータ26を駆動し、ワーク
をコンベア3Aまたは3B上に載置して、バキュームカ
ップ10によるワークの吸着保持を解放する。その後、
サーボモータ26の駆動およびレバーの揺動によりフィ
ードバー21’を一旦上昇させてキャリヤ30を戻すよ
うに移動させて、クロスバー40に設けられたバキュー
ムカップ10を中間位置(待機位置)に戻す。
【0034】ワークの形状の変更によりバキュームカッ
プ10を交換する場合には、アイドル台車11のクロス
バー受け12がトランスファプレス2の各ステーション
Sのクロスバー受け32と同期して上昇され、クロスバ
ー40がその軸回りに90度回転された状態でクロスバ
ー受け12に載置され、ピストン31aが退縮されてク
ロスバー40を解放し、クロスバー受け12がクロスバ
ー40を受け取る。そして、交換前のクロスバー40が
載置されたアイドル台車11を、アイドルステーション
Isの一側方に配置されたアイドル台車11に入れ替え
る。この入れ替えられたアイドル台車11には、交換用
のバキュームカップ10が配設されたクロスバー40が
載置されている。その後、ピストン31aを交換用のク
ロスバー40の端部とそれぞれ整合するよう配置し伸長
して係合する。クロスバー40がピストンにより保持さ
れると、クロスバー受け12は下降される。このクロス
バー40に設けられたバキュームカップ10の交換動作
は、トランスファプレス2の各ステーションSにおい
て、バキュームカップ23が設けられたクロスバー22
をクロスバー受け32によって受け取る動作と同様であ
る。
【0035】なお、次にアイドル台車11に載置された
ワークは、前の工程でワークが移載されたコンベア3A
または3Bと異なる他方のコンベア3Bまたは3A上に
振り分け移載される。また、ワークによっては、検査時
間が短くて済む場合もある。このような場合には、検査
ラインの一方のコンベア3Aまたは3Bのみにワークを
移載するように、ロッドレスシリンダ50を駆動制御す
ればよい。ワーク移載装置1の搬送方向Jおよび昇降移
動がトランスファプレス2の制御のみで行うことができ
るため、トランスファ送り装置2のクロスバー21とワ
ーク移載装置1のクロスバー21’等との干渉チェック
が不要となり、また、上記従来の技術のようなティーチ
ングも不要となる。スライダ51の原位置を検査ライン
3の両コンベア3A,3Bの中間位置3Cとして振り分
け方向Kに移動させるため、ワークの移載を短時間で行
うことができ、しかも移載のために使用される駆動エネ
ルギが少なくて済む。
【0036】アイドルステーションIsの一側方に配置
されたアイドル台車11のクロスバー受12けには、ワ
ークの形状が変更されたときに、そのワークに適合する
ように配列されたバキュームカップ10が取付けられた
クロスバー40が準備されて載置されている。そして、
成形するワークの形状を変更するときには、トランスフ
ァプレス2の各ステーションSにおける金型の交換と同
様に、アイドル台車11を入れ替えるだけでよい。次の
形状のワークを成形するために必要な準備を、上述した
従来の技術のようにトランスファプレス2およびワーク
移載装置の運転を完全に停止させる所謂内段取りではな
く、運転を完全に停止させる必要がない所謂外段取りで
行うことができるため、ワークの変更を容易に短時間で
対応することができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ワークを吸着
保持する吸着手段と、該吸着手段により吸着保持された
ワークを搬送方向および振り分け方向に移動させる移動
手段とを備えたことにより、簡単な構造で制御の容易な
ワーク移載装置を提供することができる。
【0038】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、移動手段に吸着手段を着脱可能に支持させ、
前記所定位置にアイドル台車を搬送方向側方へ移動可能
に配置し、移動手段から離脱された吸着手段を受ける吸
着手段受けをアイドル台車に設けたことにより、簡単な
構造でワークの形状に応じて容易に短時間で内段取りで
ワーク吸着手段を交換することができるワーク移載装置
を提供することができる。
【0039】請求項3の発明によれば、請求項1または
2の発明において、移動手段は、ワークの搬出サイクル
と同期して搬送方向に移動するものであることにより、
ティーチングや他の部材との干渉チェック等、生産準備
のための工数が少なくて済むワーク移載装置を提供する
ことができる。
【0040】請求項4の発明によれば、請求項1ないし
3の発明において、移動手段は、ワークが振り分けられ
る複数の箇所の中間位置を原位置として振り分け方向に
移動するものであることにより、ワークの移載を短時間
で行うことができ、しかも移載のために使用される駆動
エネルギが少なくて済むワーク移載装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワーク移載装置の実施の一形態を示す
平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】従来のワーク移載装置を示す平面図である。
【符合の説明】 1 ワーク移載装置 3A,3B コンベア(複数の箇所) 10 バキュームカップ(吸着手段) 11 アイドル台車 12 クロスバー受け(吸着手段受け) 21’ フィードバー 30 キャリヤ 40 クロスバー 50 ロッドレスシリンダ 51 スライダ J 搬送方向 K 振り分け方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置に搬出されたワークを複数の箇
    所に振り分けて移載することが可能なワーク移載装置で
    あって、 ワークを吸着保持する吸着手段と、該吸着手段により吸
    着保持されたワークを搬送方向および振り分け方向に移
    動させる移動手段とを備えたことを特徴とするワーク移
    載装置。
  2. 【請求項2】 移動手段に吸着手段を着脱可能に支持さ
    せ、前記所定位置にアイドル台車を搬送方向側方へ移動
    可能に配置し、移動手段から離脱された吸着手段を受け
    る吸着手段受けをアイドル台車に設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載のワーク移載装置。
  3. 【請求項3】 移動手段は、ワークの搬出サイクルと同
    期して搬送方向に移動するものであることを特徴とする
    請求項1または2に記載のワーク移載装置。
  4. 【請求項4】 移動手段は、ワークが振り分けられる複
    数の箇所の中間位置を原位置として振り分け方向に移動
    するものであることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載のワーク移載装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103316982A (zh) * 2013-07-02 2013-09-25 苏州华源包装股份有限公司 自动冲压装置
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