JP2002069016A - テレフタル酸の水素添加方法 - Google Patents
テレフタル酸の水素添加方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 テレフタル酸から1,4−シクロヘキサンジ
メタノールを製造するに際し溶媒を循環使用する。 【解決手段】 水性媒体中でパラジウム触媒の存在下に
テレフタル酸を水素と反応させて1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸を生成させ、反応生成液に錫−ルテニウ
ム触媒の存在下に更に水素を反応させて1,4−シクロ
ヘキサンジメタノールを生成させ、反応生成液から1,
4−シクロヘキサンジメタノールを抽出・分離したのち
水性媒体をテレフタル酸の水添の水性媒体として循環使
用するテレフタル酸の水素添加方法において、テレフタ
ル酸の水素添加で生成する1,4−シクロヘキサンジカ
ルボン酸水溶液中の錫の濃度を200重量ppm以下に
する。
メタノールを製造するに際し溶媒を循環使用する。 【解決手段】 水性媒体中でパラジウム触媒の存在下に
テレフタル酸を水素と反応させて1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸を生成させ、反応生成液に錫−ルテニウ
ム触媒の存在下に更に水素を反応させて1,4−シクロ
ヘキサンジメタノールを生成させ、反応生成液から1,
4−シクロヘキサンジメタノールを抽出・分離したのち
水性媒体をテレフタル酸の水添の水性媒体として循環使
用するテレフタル酸の水素添加方法において、テレフタ
ル酸の水素添加で生成する1,4−シクロヘキサンジカ
ルボン酸水溶液中の錫の濃度を200重量ppm以下に
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレフタル酸を水素
添加して、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸を経由
して1,4−シクロヘキサンジメタノールを製造する方
法に関するものである。1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸及び1,4−シクロヘキサンジメタノールは、い
ずれも合成樹脂、合成繊維、塗料などの原料として有用
な化合物である。
添加して、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸を経由
して1,4−シクロヘキサンジメタノールを製造する方
法に関するものである。1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸及び1,4−シクロヘキサンジメタノールは、い
ずれも合成樹脂、合成繊維、塗料などの原料として有用
な化合物である。
【0002】
【従来の技術】テレフタル酸を水素添加して1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸を製造することは公知であ
る。水素添加方法としてはいくつかの方法が提案されて
いるが、液相中でパラジウム触媒の存在下にテレフタル
酸を直接水素添加する方法が好ましいと考えられてい
る。最も好ましいと考えられる方法の一つは、水にテレ
フタル酸とパラジウム触媒を加え、液相懸濁方式で水素
添加する方法である。水に対するテレフタル酸の溶解度
は小さいが、生成する1,4−シクロヘキサンジカルボ
ン酸は水に比較的よく溶解する。従ってこの方法では、
テレフタル酸スラリーから出発して、1,4−シクロヘ
キサンジカルボン酸の比較的高濃度の水溶液を取得する
ことができる。
クロヘキサンジカルボン酸を製造することは公知であ
る。水素添加方法としてはいくつかの方法が提案されて
いるが、液相中でパラジウム触媒の存在下にテレフタル
酸を直接水素添加する方法が好ましいと考えられてい
る。最も好ましいと考えられる方法の一つは、水にテレ
フタル酸とパラジウム触媒を加え、液相懸濁方式で水素
添加する方法である。水に対するテレフタル酸の溶解度
は小さいが、生成する1,4−シクロヘキサンジカルボ
ン酸は水に比較的よく溶解する。従ってこの方法では、
テレフタル酸スラリーから出発して、1,4−シクロヘ
キサンジカルボン酸の比較的高濃度の水溶液を取得する
ことができる。
【0003】1,4−シクロヘキサンジカルボン酸のカ
ルボキシル基を水素添加すると1,4−シクロヘキサン
ジメタノールが得られる。カルボキシル基の水素添加触
媒としては多くのものが知られているが、1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸の水素添加には、錫を含むルテ
ニウム触媒が好ましいと考えられている。生成した1,
4−シクロヘキサンジメタノール水溶液からの1,4−
シクロヘキサンジメタノールの回収は、蒸留又は抽出に
より行うことができる。しかし反応生成液からの水の留
去には大量のエネルギーを要するので、有機溶媒による
抽出が好ましいと考えられる。抽出溶媒としては、入手
が容易で、かつ1,4−シクロヘキサンジメタノールと
親和性が大きいと考えられる高級アルコールが好ましい
と考えられる。
ルボキシル基を水素添加すると1,4−シクロヘキサン
ジメタノールが得られる。カルボキシル基の水素添加触
媒としては多くのものが知られているが、1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸の水素添加には、錫を含むルテ
ニウム触媒が好ましいと考えられている。生成した1,
4−シクロヘキサンジメタノール水溶液からの1,4−
シクロヘキサンジメタノールの回収は、蒸留又は抽出に
より行うことができる。しかし反応生成液からの水の留
去には大量のエネルギーを要するので、有機溶媒による
抽出が好ましいと考えられる。抽出溶媒としては、入手
が容易で、かつ1,4−シクロヘキサンジメタノールと
親和性が大きいと考えられる高級アルコールが好ましい
と考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の方法によるテレ
フタル酸からの1,4−シクロヘキサンジメタノールの
製造法の問題点の一つは、1,4−シクロヘキサンジメ
タノールを分離した後の大量の廃水の処理である。この
廃水を系外に排出すると処理費用を要するので、できれ
ば系内で循環使用するのが望ましい。しかし溶媒抽出に
より1,4−シクロヘキサンジメタノールを分離・回収
した後の廃水を、テレフタル酸の水素添加工程の反応媒
体として用いると、パラジウム触媒の活性が低下するこ
とが判明した。従って本発明は、パラジウム触媒の活性
を低下させることなく、反応媒体の水を循環使用する方
法を提供しようとするものである。
フタル酸からの1,4−シクロヘキサンジメタノールの
製造法の問題点の一つは、1,4−シクロヘキサンジメ
タノールを分離した後の大量の廃水の処理である。この
廃水を系外に排出すると処理費用を要するので、できれ
ば系内で循環使用するのが望ましい。しかし溶媒抽出に
より1,4−シクロヘキサンジメタノールを分離・回収
した後の廃水を、テレフタル酸の水素添加工程の反応媒
体として用いると、パラジウム触媒の活性が低下するこ
とが判明した。従って本発明は、パラジウム触媒の活性
を低下させることなく、反応媒体の水を循環使用する方
法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、水性媒
体中でパラジウム触媒の存在下にテレフタル酸に水素を
反応させて1,4−シクロヘキサンジカルボン酸を生成
させる第1水素添加工程、第1水素添加工程で得られた
反応生成液に錫を含むルテニウム触媒の存在下に水素を
反応させて1,4−シクロヘキサンジメタノールを生成
させる第2水素添加工程、第2水素添加工程で得られた
反応生成液から1,4−シクロヘキサンジメタノールを
溶媒抽出により分離したのち水性媒体を第1水素添加工
程に循環する循環工程の各工程を含むテレフタル酸の水
素添加方法において、第1水素添加工程の反応生成液中
の錫の含有量が200重量ppm以下となるようにする
ことにより、パラジウム触媒の活性を高く維持して第1
水素添加工程を行うことができる。
体中でパラジウム触媒の存在下にテレフタル酸に水素を
反応させて1,4−シクロヘキサンジカルボン酸を生成
させる第1水素添加工程、第1水素添加工程で得られた
反応生成液に錫を含むルテニウム触媒の存在下に水素を
反応させて1,4−シクロヘキサンジメタノールを生成
させる第2水素添加工程、第2水素添加工程で得られた
反応生成液から1,4−シクロヘキサンジメタノールを
溶媒抽出により分離したのち水性媒体を第1水素添加工
程に循環する循環工程の各工程を含むテレフタル酸の水
素添加方法において、第1水素添加工程の反応生成液中
の錫の含有量が200重量ppm以下となるようにする
ことにより、パラジウム触媒の活性を高く維持して第1
水素添加工程を行うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明においては、テレフタル酸
を1,4−シクロヘキサンジカルボン酸に水素添加する
第1水素添加工程、及び1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸を1,4−シクロヘキサンジメタノールに水素添
加する第2水素添加工程は、いずれも常法に従って行う
ことができる。反応は水性媒体、すなわち水又は水と水
溶性有機溶媒との混合溶媒を用いて行われる。なかでも
水を溶媒とするのが好ましく、混合溶媒の場合でも水を
主体とする、すなわち50重量%以上、特に70重量%
以上の水を含有するものを用いるのが好ましい。第1水
素添加工程は、水性媒体にテレフタル酸及びパラジウム
触媒を加え、反応系が均一になるように攪拌しながら、
所定の反応条件下に維持することにより、100%に近
い反応率にまで容易に進行させることができる。溶媒に
対するテレフタル酸の比率は、反応により生成する1,
4−シクロヘキサンジカルボン酸が溶媒に溶解し得る限
度で、できるだけ高くするのが好ましい。
を1,4−シクロヘキサンジカルボン酸に水素添加する
第1水素添加工程、及び1,4−シクロヘキサンジカル
ボン酸を1,4−シクロヘキサンジメタノールに水素添
加する第2水素添加工程は、いずれも常法に従って行う
ことができる。反応は水性媒体、すなわち水又は水と水
溶性有機溶媒との混合溶媒を用いて行われる。なかでも
水を溶媒とするのが好ましく、混合溶媒の場合でも水を
主体とする、すなわち50重量%以上、特に70重量%
以上の水を含有するものを用いるのが好ましい。第1水
素添加工程は、水性媒体にテレフタル酸及びパラジウム
触媒を加え、反応系が均一になるように攪拌しながら、
所定の反応条件下に維持することにより、100%に近
い反応率にまで容易に進行させることができる。溶媒に
対するテレフタル酸の比率は、反応により生成する1,
4−シクロヘキサンジカルボン酸が溶媒に溶解し得る限
度で、できるだけ高くするのが好ましい。
【0007】この比率が小さいと反応装置の生産効率が
低下し、かつ後の工程で1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール溶液から1,4−シクロヘキサンジメタノールを
分離・回収する際の装置の効率低下や消費エネルギーの
増加などを招くので好ましくない。また、この比率が大
きいことは、1,4−シクロヘキサンジメタノール溶液
から1,4−シクロヘキサンジメタノールを抽出・分離
した後の、第1水素添加工程に循環されてくる水性媒体
を、テレフタル酸で希釈して、水性媒体中の錫の濃度を
低下させる点でも好ましい。水を溶媒とする場合には、
通常は反応により生成する水溶液中の1,4−シクロヘ
キサンジカルボン酸の濃度が5〜50重量%となるよう
にするが、10〜40重量%となるようにするのが好ま
しい。
低下し、かつ後の工程で1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール溶液から1,4−シクロヘキサンジメタノールを
分離・回収する際の装置の効率低下や消費エネルギーの
増加などを招くので好ましくない。また、この比率が大
きいことは、1,4−シクロヘキサンジメタノール溶液
から1,4−シクロヘキサンジメタノールを抽出・分離
した後の、第1水素添加工程に循環されてくる水性媒体
を、テレフタル酸で希釈して、水性媒体中の錫の濃度を
低下させる点でも好ましい。水を溶媒とする場合には、
通常は反応により生成する水溶液中の1,4−シクロヘ
キサンジカルボン酸の濃度が5〜50重量%となるよう
にするが、10〜40重量%となるようにするのが好ま
しい。
【0008】パラジウム触媒としては、アルミナ、シリ
カ、カーボン等にパラジウム及び所望により助触媒成分
を担持させた担体付パラジウム触媒を用いるのが好まし
い。触媒のパラジウムの含有量は通常0.5〜20重量
%であるが、1〜10重量%が好ましい。回分反応の場
合、パラジウム触媒はテレフタル酸に対して0.5〜1
5重量%、特に1〜10重量%程度となるように用いる
のが好ましい。反応温度は通常100〜200℃である
が、120〜170℃が好ましい。反応温度が低過ぎる
と、反応速度が低下して不利である。逆に反応温度が高
過ぎると水素化分解反応が盛んとなり、メチルシクロヘ
キサンカルボン酸やシクロヘキサンカルボン酸などの副
生が顕著となる。
カ、カーボン等にパラジウム及び所望により助触媒成分
を担持させた担体付パラジウム触媒を用いるのが好まし
い。触媒のパラジウムの含有量は通常0.5〜20重量
%であるが、1〜10重量%が好ましい。回分反応の場
合、パラジウム触媒はテレフタル酸に対して0.5〜1
5重量%、特に1〜10重量%程度となるように用いる
のが好ましい。反応温度は通常100〜200℃である
が、120〜170℃が好ましい。反応温度が低過ぎる
と、反応速度が低下して不利である。逆に反応温度が高
過ぎると水素化分解反応が盛んとなり、メチルシクロヘ
キサンカルボン酸やシクロヘキサンカルボン酸などの副
生が顕著となる。
【0009】水素圧力は通常0.2MPa〜30MP
a、好ましくは0.3MPa〜20MPaである。水素
圧力が低過ぎると反応速度が低下するので好ましくな
い。反応は連続方式及び回分方式のいずれでも行うこと
ができる。いずれの場合でも触媒を懸濁状態で用いる液
相懸濁方式で反応させるのが好ましい。この方式では反
応終了後、スラリーを濾過して触媒を分離・回収し、濾
液の1,4−シクロヘキサンジカルボン酸溶液は第2水
素添加工程へ送られ、カルボキシル基を水素添加して
1,4−シクロヘキサンジメタノールを生成させる。第
2水素添加工程の水素添加触媒としては、アルミナ、シ
リカ、チタニア、ケイソウ土、ジルコニア、カーボン等
にルテニウム及び錫、さらに所望により他の助触媒成分
を担持させた、担体付錫−ルテニウム触媒を用いる。好
ましくは活性炭にルテニウム、錫及び白金を担持させた
触媒を用いる。ルテニウム−錫への白金の添加は、触媒
活性を向上させ、かつ触媒から錫が溶出するのを抑制す
る。ルテニウム、錫及び他の助触媒金属は、担体に対し
てそれぞれ通常0.5〜50重量%となるように担持さ
せるが、1〜20重量%となるように担持させるのが好
ましい。また、錫はルテニウムに対して原子比で0.3
〜10倍、特に0.5〜5倍となるように担持させるの
が好ましい。助触媒として白金を用いる場合には、ルテ
ニウムに対して原子比で0.05〜2.5倍、特に0.
1〜0.4倍となるように担持させるのが好ましい。
a、好ましくは0.3MPa〜20MPaである。水素
圧力が低過ぎると反応速度が低下するので好ましくな
い。反応は連続方式及び回分方式のいずれでも行うこと
ができる。いずれの場合でも触媒を懸濁状態で用いる液
相懸濁方式で反応させるのが好ましい。この方式では反
応終了後、スラリーを濾過して触媒を分離・回収し、濾
液の1,4−シクロヘキサンジカルボン酸溶液は第2水
素添加工程へ送られ、カルボキシル基を水素添加して
1,4−シクロヘキサンジメタノールを生成させる。第
2水素添加工程の水素添加触媒としては、アルミナ、シ
リカ、チタニア、ケイソウ土、ジルコニア、カーボン等
にルテニウム及び錫、さらに所望により他の助触媒成分
を担持させた、担体付錫−ルテニウム触媒を用いる。好
ましくは活性炭にルテニウム、錫及び白金を担持させた
触媒を用いる。ルテニウム−錫への白金の添加は、触媒
活性を向上させ、かつ触媒から錫が溶出するのを抑制す
る。ルテニウム、錫及び他の助触媒金属は、担体に対し
てそれぞれ通常0.5〜50重量%となるように担持さ
せるが、1〜20重量%となるように担持させるのが好
ましい。また、錫はルテニウムに対して原子比で0.3
〜10倍、特に0.5〜5倍となるように担持させるの
が好ましい。助触媒として白金を用いる場合には、ルテ
ニウムに対して原子比で0.05〜2.5倍、特に0.
1〜0.4倍となるように担持させるのが好ましい。
【0010】第2水素添加工程は通常50〜350℃で
行われるが、100〜260℃、特に150〜240℃
で行うのが、反応速度及び副反応の抑制の点からして好
ましい。反応温度が高過ぎるとシクロヘキサンメタノー
ルやメチルシクロヘキサンメタノール等の副生が増加す
る。水素圧力は通常0.1〜30MPaであるが、1〜
25MPaが好ましい。水素圧力が低いと反応速度が低
下し、逆に高過ぎると副生物が増加する。
行われるが、100〜260℃、特に150〜240℃
で行うのが、反応速度及び副反応の抑制の点からして好
ましい。反応温度が高過ぎるとシクロヘキサンメタノー
ルやメチルシクロヘキサンメタノール等の副生が増加す
る。水素圧力は通常0.1〜30MPaであるが、1〜
25MPaが好ましい。水素圧力が低いと反応速度が低
下し、逆に高過ぎると副生物が増加する。
【0011】反応は第1水素添加工程と同じく、連続方
式及び回分方式のいずれでも行うことができるが連続方
式で行うのが好ましい。また反応型式も液相懸濁反応及
び固定床流通反応のいずれを採用することもできるが、
固定床流通反応で行うのが好ましい。反応に要する時間
は反応の温度、圧力、触媒及びその使用量などにより大
きく左右されるのが、回分の液相懸濁方式の場合には、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸に対して0.5〜
50重量%の錫−ルテニウム触媒を用い、0.5〜3時
間でほぼ100%の反応率に到達させるのが好ましい。
式及び回分方式のいずれでも行うことができるが連続方
式で行うのが好ましい。また反応型式も液相懸濁反応及
び固定床流通反応のいずれを採用することもできるが、
固定床流通反応で行うのが好ましい。反応に要する時間
は反応の温度、圧力、触媒及びその使用量などにより大
きく左右されるのが、回分の液相懸濁方式の場合には、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸に対して0.5〜
50重量%の錫−ルテニウム触媒を用い、0.5〜3時
間でほぼ100%の反応率に到達させるのが好ましい。
【0012】第2水素添加工程で生成した1,4−シク
ロヘキサンジメタノール溶液は、触媒を除去したのち、
溶媒抽出により1,4−シクロヘキサンジメタノールを
分離・回収する。抽出溶媒としては、例えば2−エチル
ヘキサノール、シクロヘキサノール、シクロヘキサンメ
タノール、メチルシクロヘキサンメタノールなど、炭素
数6〜10の脂肪族アルコールを用いるのが好ましい。
抽出は通常50〜100℃で行い、抽出装置としては常
用のものを用いることができる。抽出は水性媒体中の
1,4−シクロヘキサンジメタノールの濃度が極微量、
好ましくは0.01重量%以下となるまで行うのが好ま
しい。何故ならば1,4−シクロヘキサンジメタノール
は第1水素添加工程のパラジウム触媒を被毒するので、
1,4−シクロヘキサンジメタノールが残存している水
性媒体を第1水素添加工程に循環すると、第1水素添加
工程での水素添加反応が阻害されるからである。また、
抽剤として脂肪族アルコールを用いた場合には、この脂
肪族アルコールも第1水素添加工程のパラジウム触媒を
被毒するので、溶媒抽出に際しては脂肪族アルコールが
溶解度以上に水性媒体中に残存しないようにするのが好
ましい。水性媒体中の脂肪族アルコールの濃度が高い場
合には、水性媒体を第1水素添加工程に循環するに先立
ち、吸着処理や抽出処理によりその濃度を低下させてお
くことにより、第1水素添加工程の反応生成液の脂肪族
アルコールの濃度が0.2重量%を越えないようにする
のが好ましい。好ましくはこの濃度が0.15重量%、
特に0.10重量%を越えないようにすべきである。
ロヘキサンジメタノール溶液は、触媒を除去したのち、
溶媒抽出により1,4−シクロヘキサンジメタノールを
分離・回収する。抽出溶媒としては、例えば2−エチル
ヘキサノール、シクロヘキサノール、シクロヘキサンメ
タノール、メチルシクロヘキサンメタノールなど、炭素
数6〜10の脂肪族アルコールを用いるのが好ましい。
抽出は通常50〜100℃で行い、抽出装置としては常
用のものを用いることができる。抽出は水性媒体中の
1,4−シクロヘキサンジメタノールの濃度が極微量、
好ましくは0.01重量%以下となるまで行うのが好ま
しい。何故ならば1,4−シクロヘキサンジメタノール
は第1水素添加工程のパラジウム触媒を被毒するので、
1,4−シクロヘキサンジメタノールが残存している水
性媒体を第1水素添加工程に循環すると、第1水素添加
工程での水素添加反応が阻害されるからである。また、
抽剤として脂肪族アルコールを用いた場合には、この脂
肪族アルコールも第1水素添加工程のパラジウム触媒を
被毒するので、溶媒抽出に際しては脂肪族アルコールが
溶解度以上に水性媒体中に残存しないようにするのが好
ましい。水性媒体中の脂肪族アルコールの濃度が高い場
合には、水性媒体を第1水素添加工程に循環するに先立
ち、吸着処理や抽出処理によりその濃度を低下させてお
くことにより、第1水素添加工程の反応生成液の脂肪族
アルコールの濃度が0.2重量%を越えないようにする
のが好ましい。好ましくはこの濃度が0.15重量%、
特に0.10重量%を越えないようにすべきである。
【0013】1,4−シクロヘキサンジメタノールを分
離・回収した後の水性媒体は、第1水素添加工程に循環
して反応媒体として再使用する。この際、第1水素添加
工程で生成する反応生成液中の錫の含有量が200重量
ppm以下になるようにすることが必要である。本発明
者らの知見によれば、第2水素添加工程で生成した1,
4−シクロヘキサンジメタノール溶液には、錫−ルテニ
ウム触媒から溶出した錫が溶解している。そして水性媒
体の循環に伴ってこの錫が第1水素添加工程に供給され
ると、パラジウム触媒が被毒されて、活性が著るしく低
下する。第1水素添加工程の反応生成液の錫の含有量は
100重量ppm以下、特に50重量ppm以下である
のが好ましい。そのためには、第2水素添加工程で用い
る錫−ルテニウム触媒として、錫が溶出し難いものを用
いるのが好ましい。また、1,4−シクロヘキサンジメ
タノールを抽出・分離した後の水性媒体を、吸着剤、例
えば活性炭やイオン交換樹脂などで処理して、第1水素
添加工程に循環される水性媒体中の錫の含有量を低下さ
せるのも有効である。しかし第1水素添加工程の反応生
成液中の錫の含有量が5重量ppm程度、特に3重量p
pm程度であれば、パラジウム触媒の活性低下は小さい
ので、この程度の錫の存在は許容し得る。本発明によれ
ばテレフタル酸を水性媒体中で水素添加して1,4−シ
クロヘキサンジメタノールを製造するに際し、水性媒体
を循環使用することができる。
離・回収した後の水性媒体は、第1水素添加工程に循環
して反応媒体として再使用する。この際、第1水素添加
工程で生成する反応生成液中の錫の含有量が200重量
ppm以下になるようにすることが必要である。本発明
者らの知見によれば、第2水素添加工程で生成した1,
4−シクロヘキサンジメタノール溶液には、錫−ルテニ
ウム触媒から溶出した錫が溶解している。そして水性媒
体の循環に伴ってこの錫が第1水素添加工程に供給され
ると、パラジウム触媒が被毒されて、活性が著るしく低
下する。第1水素添加工程の反応生成液の錫の含有量は
100重量ppm以下、特に50重量ppm以下である
のが好ましい。そのためには、第2水素添加工程で用い
る錫−ルテニウム触媒として、錫が溶出し難いものを用
いるのが好ましい。また、1,4−シクロヘキサンジメ
タノールを抽出・分離した後の水性媒体を、吸着剤、例
えば活性炭やイオン交換樹脂などで処理して、第1水素
添加工程に循環される水性媒体中の錫の含有量を低下さ
せるのも有効である。しかし第1水素添加工程の反応生
成液中の錫の含有量が5重量ppm程度、特に3重量p
pm程度であれば、パラジウム触媒の活性低下は小さい
ので、この程度の錫の存在は許容し得る。本発明によれ
ばテレフタル酸を水性媒体中で水素添加して1,4−シ
クロヘキサンジメタノールを製造するに際し、水性媒体
を循環使用することができる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明を実施例により更に具体的に
説明する。攪拌機を備えた容量200mLのステンレス
製オートクレーブに、テレフタル酸8g、水72g、及
びパラジウム−炭素触媒(パラジウム含有量5重量%、
エヌ・イー・ケムキャット社製)0.8gを仕込んだ。
これに塩化第一錫(SnCl2・2H2O)を表−1の錫
濃度となるように添加し、攪拌下に150℃、水素圧3
MPaで1時間反応させた。反応生成液を抜出し、これ
に仕込んだテレフタル酸に対して2.5倍モルの水酸化
ナトリウムに相当する、5N−NaOH水溶液24mL
を添加したのち、濾過して触媒を除去した。濾液を高速
液体クロマトグラフィーで分析した結果を表−1に示
す。また反応初期の水素の吸収速度から触媒の活性を算
出し、錫を添加しなかった場合の活性を1.00として
表−1に示した。
説明する。攪拌機を備えた容量200mLのステンレス
製オートクレーブに、テレフタル酸8g、水72g、及
びパラジウム−炭素触媒(パラジウム含有量5重量%、
エヌ・イー・ケムキャット社製)0.8gを仕込んだ。
これに塩化第一錫(SnCl2・2H2O)を表−1の錫
濃度となるように添加し、攪拌下に150℃、水素圧3
MPaで1時間反応させた。反応生成液を抜出し、これ
に仕込んだテレフタル酸に対して2.5倍モルの水酸化
ナトリウムに相当する、5N−NaOH水溶液24mL
を添加したのち、濾過して触媒を除去した。濾液を高速
液体クロマトグラフィーで分析した結果を表−1に示
す。また反応初期の水素の吸収速度から触媒の活性を算
出し、錫を添加しなかった場合の活性を1.00として
表−1に示した。
【0015】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H006 AA02 AC11 AC41 AD16 AD17 BA11 BA23 BA25 BB14 BB31 BB47 BC30 BD35 BD52 BD60 BE20 FC22 FE11 4H039 CA40 CA60 CB10 CB40
Claims (5)
- 【請求項1】 水性媒体中でパラジウム触媒の存在下に
テレフタル酸に水素を反応させて1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸を生成させる第1水素添加工程、第1水
素添加工程で得られた反応生成液に錫を含むルテニウム
触媒の存在下に水素を反応させて1,4−シクロヘキサ
ンジメタノールを生成させる第2水素添加工程、第2水
素添加工程で得られた反応生成液から1,4−シクロヘ
キサンジメタノールを溶媒抽出により分離したのち水性
媒体を第1水素添加工程に循環する循環工程の各工程を
含むテレフタル酸の水素添加方法において、第1水素添
加工程の反応生成液中の錫の含有量が200重量ppm
以下となるようにすることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 第1水素添加工程の反応生成液中の錫の
含有量が100重量ppm以下となるようにすることを
特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 第1水素添加工程の反応生成液中の錫の
含有量が50重量ppm以下となるようにすることを特
徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 第2水素添加工程の反応生成液からの
1,4−シクロヘキサンジメタノールの溶媒抽出による
分離を、炭素数6〜10の脂肪族アルコールを抽剤とし
て用いて行うことを特徴とする請求項1ないし3のいず
れかに記載の方法。 - 【請求項5】 第2水素添加工程の反応生成液から1,
4−シクロヘキサンジメタノールを分離したのちの水性
媒体を、吸着剤で処理して水性媒体中の錫の含有量を低
減させたのち、第1水素添加工程に循環することを特徴
とする請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
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