JP2002020346A - シクロヘキサンカルボン酸類の製造方法 - Google Patents

シクロヘキサンカルボン酸類の製造方法

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Yoshinori Hara
善則 原
Hiroko Takahashi
裕子 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベンゼンカルボン酸類から対応するシクロヘ
キサンカルボン酸類を製造する。 【解決手段】 貴金属触媒並びにアルカリ金属又はアル
カリ土類金属の存在下に、ベンゼンカルボン酸類を水素
添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベンゼンカルボン酸
類を核水素添加して、対応するシクロヘキサンカルボン
酸類を製造する方法に関するものである。本明細書にお
いてベンゼンカルボン酸類とは、ベンゼン環に少なくと
も1個の遊離のカルボキシル基を有する化合物を意味す
る。
【0002】
【従来の技術】ベンゼンカルボン酸類を核水素添加して
対応するシクロヘキサンカルボン酸類を製造する方法と
しては、ベンゼンカルボン酸類の塩を経由する方法が主
に検討されている。例えば特公昭50−10581号公
報には、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム水溶液に
テレフタル酸を加えてテレフタル酸ジアルカリ金属塩の
水溶液を生成させ、これにラネーニッケルを加え、水素
で100kg/cm2 程度まで加圧して水素添加反応を
行わせ、次いで酸で処理して1,4−シクロヘキサンカ
ルボン酸を製造することが記載されている。米国特許第
2,828,335号明細書には、イソフタル酸ジナト
リウム塩又はテレフタル酸ジナトリウム塩を、酸化ルテ
ニウムを触媒として水相中で水素添加し、生成物を塩酸
で処理して、対応する1,3−又は1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸を製造することが記載されている。米
国特許第3,444,237号明細書には、トリメリッ
ト酸トリナトリウム塩を、活性炭に担持したルテニウム
を触媒として水相中で水素添加し、生成物を塩酸で処理
して対応する1,2,4−シクロヘキサントリカルボン
酸を製造することが記載されている。米国特許第3,4
03,170号明細書には、一方のカルボキシル基がト
リアルキルアミン塩であり、他方のカルボキシル基がト
リアルキルアミン塩又はナトリウム塩であるフタル酸塩
を、珪藻土に担持したニッケル触媒の存在下に水相中で
水素添加し、対応するヘキサヒドロフタル酸塩を生成さ
せることが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベンゼ
ンカルボン酸類を塩としてから水素添加する方法では、
直接の生成物はシクロヘキサンカルボン酸類の塩なの
で、遊離のシクロヘキサンカルボン酸類を取得するには
更に酸で処理しなければならず、工業的操作として有利
ではない。従って本発明は、ベンゼンカルボン酸類をそ
のまま水素添加して、対応するシクロヘキサンカルボン
酸類を効率よく製造する方法を提供しようとするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、貴金属
触媒並びにアルカリ金属及びアルカリ土類金属よりなる
群から選ばれた金属の存在下に、ベンゼンカルボン酸類
を水素添加することにより、対応するシクロヘキサンカ
ルボン酸類を効率よく製造することができる。アルカリ
金属及びアルカリ土類金属よりなる群から選ばれた金属
は、貴金属触媒と一体となっていてもよく、また貴金属
触媒とは別個に反応媒体中に存在していてもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で水素添加反応に供するベ
ンゼンカルボン酸類とは、ベンゼン環に少なくとも1個
の遊離のカルボキシル基が結合している化合物であり、
環上には反応を阻害しない他の置換基、例えばアルキル
基、アミノ基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基
などが存在していてもよい。通常はフタル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、1,2,3−ベンゼントリカルボ
ン酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、ピロメリ
ット酸など、ベンゼン環に2〜4個のカルボキシル基を
有する化合物を反応に供する。なかでもテレフタル酸を
原料とするのが好ましい。
【0006】貴金属触媒としてはルテニウム、ロジウ
ム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金のいず
れをも用いることができるが、酸性雰囲気に対する耐性
や反応性などの点からして、パラジウム又はルテニウム
を用いるのが好ましい。貴金属触媒は担体付で用いるの
が好ましく、担体としてはアルミナ、シリカ、炭素質担
体など常用の触媒担体を用いることができる。なかでも
炭素質担体、特に活性炭を用いるのが好ましい。担体へ
の貴金属の担持量は通常1〜20重量%、好ましくは2
〜10重量%である。担体付触媒の調製は、貴金属の塩
を含む溶液を担体に含浸させたのち還元するなど、常用
の担体付貴金属触媒調製法によることができる。例えば
活性炭担持パラジウム触媒であれば、活性炭に塩化パラ
ジウム水溶液を含浸させ、次いでアンモニア水や水酸化
ナトリウム水溶液などで処理してパラジウムを担体上に
固定し、最後に蟻酸やホルマリンなどで液相還元する
か、又は水素ガスで気相還元すればよい。なお、アンモ
ニア水などによる処理は省略することもできる。
【0007】反応系に存在させるアルカリ金属又はアル
カリ土類金属としては、リチウム、ナトリウム、カリウ
ム、ルビジウム、セシウム、マグネシウム、カルシウ
ム、バリウムなど任意のものを用いることができる。な
かでもバリウムを用いるのが好ましい。これらのアルカ
リ金属やアルカリ土類金属は、水酸化物、硝酸塩、塩酸
塩、酢酸塩、炭酸塩、硫酸鉛など任意の化合物形態で用
いることができる。これらのアルカリ金属やアルカリ土
類金属は、担体付貴金属触媒に担持させて反応系に供給
してもよく、また貴金属触媒とは別個に反応系に供給し
てもよい。担体付貴金属触媒に担持させるには、貴金属
と一緒に担持してもよく、またそれぞれの金属を別々に
担持してもよい。アルカリ金属やアルカリ土類金属の担
持量は、貴金属に対して原子比で通常は0.01〜50
倍、好ましくは0.1〜30倍である。アルカリ金属や
アルカリ土類金属を担体付貴金属触媒とは別個に反応系
に供給する場合には、反応の場である貴金属触媒にアル
カリ金属やアルカリ土類金属が接近し易いように、反応
媒体に溶解し易い形態で用いるのが好ましい。また水酸
化物として供給すると原料のベンゼンカルボン酸類と反
応してカルボン酸塩を生成するので、カルボン酸塩を生
成しない中性塩として供給するのが好ましい。反応媒体
中のアルカリ金属やアルカリ土類金属の濃度は、反応媒
体1リットル当り、通常は10〜500ミリモルである
が、20〜200ミリモルが好ましい。
【0008】水素添加反応は液相で行う。反応媒体とし
ては、反応に不活性であり、かつ生成するシクロヘキサ
ンカルボン酸類の溶解度の大きいものであれば任意のも
のを用い得るが、通常は水を反応媒体とするのが最も有
利である。反応温度は100〜200℃、特に120〜
170℃が好ましく、水素圧力は1〜20MPa、特に
5〜10MPaが好ましい。一般に反応温度が高くなる
ほど反応速度は大きくなるが、同時に副生物が増加する
傾向があるので、生産性や収率、製品に要求される純度
などを考慮して、上記範囲内で反応温度を設定する。
【0009】反応は通常は回分の液相懸濁方式、すなわ
ちベンゼンカルボン酸類と反応媒体の水とを反応器に仕
込み、これに貴金属触媒を加え、さらに貴金属触媒がア
ルカリ金属などを含有していない場合には水溶性のアル
カリ金属化合物などを添加し、所定の温度、圧力に保持
する方式で行う。貴金属触媒の添加量は任意であるが、
通常はベンゼンカルボン酸類に対して0.5〜50重量
%、好ましくは2〜20重量%である。水素の吸収が無
くなる点をもって反応の終了とする。反応終了後は濾過
して触媒を除去したのち、晶析などにより生成したシク
ロヘキサンカルボン酸類を取得する。生成物が所望の純
度に達していない場合には適宜の精製方法、例えば、晶
析、ジャーナル・オブ・オルガニック・ケミストリーV
OL.31,NO.10,P3438(1966)に記
載されている溶媒抽出、特開平6−184041号公報
に記載の水蒸気を接触させる方法などにより、所望の純
度にまで精製することができる。なお、反応器に仕込む
ベンゼンカルボン酸類の濃度、すなわち反応媒体の水と
原料のベンゼンカルボン酸類の合計に対するベンゼンカ
ルボン酸類の比率は、生産性の観点から、反応に支障を
きたさない限度において、できるだけ大きい方が望まし
い。例えばテレフタル酸であれば5〜50重量%、特に
10〜40重量%であるのが好ましい。従ってテレフタ
ル酸の濃度が水に対する溶解量以上となることがある
が、液相懸濁方式であればテレフタル酸が懸濁していて
も反応に支障はない。但しテレフタル酸の濃度が高すぎ
て生成する1,4−シクロヘキサンジカルボン酸が反応
中に析出すると、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸
結晶中に未反応テレフタル酸が包含されるおそれがあ
り、また反応終了後に濾過により1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸と貴金属触媒とを分離することができな
くなるので、仕込みテレフタル酸の濃度は生成する1,
4−シクロヘキサンジカルボン酸が反応中に析出しない
ように選定すべきである。なお、所望ならば連続撹拌槽
を用いる液相懸濁方式や、固定床方式で反応を行うこと
もできる。
【0010】本発明によれば、反応系にアルカリ金属又
はアルカリ土類金属を存在させることにより、製品純度
を悪化させる副生物の生成を抑制することができる。例
えばテレフタル酸を水素添加して1,4−シクロヘキサ
ンジカルボン酸を製造する場合には、主生成物のトラン
ス体及びシス体の1,4−シクロヘキサンジカルボン酸
に加えて、一方のカルボキシル基が除去されたシクロヘ
キサンカルボン酸、及び一方のカルボキシル基がメチル
基にまで還元されたシス体及びトランス体の4−メチル
シクロヘキサンカルボン酸が少量生成する。これらのう
ちでトランス体の4−メチルシクロヘキサンカルボン酸
は、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸との分離が困
難で、反応液から1,4−シクロヘキサンジカルボン酸
を晶析などにより回収する際にこれに混入して、製品純
度を悪化させる。しかるに本発明によれば、反応系にア
ルカリ金属又はアルカリ土類金属を存在させることによ
り、この4−メチルシクロヘキサンカルボン酸の副生を
抑制することができ、従って製品の1,4−シクロヘキ
サンジカルボン酸の純度を向上させることができる。
【0011】
【実施例】以下に実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。 実施例1〜3 市販の5%Pd/活性炭触媒(N.E.ケムキャット社
製品)に酢酸バリウム水溶液を加えて室温で1時間放置
した。次いで水を蒸発除去して、触媒に酢酸バリウムを
担持させた。この触媒を水素を用いて300℃で2時間
気相で還元して、活性炭にパラジウムとバリウムを担持
した触媒を調製した。
【0012】内容積200mlの誘導撹拌式オートクレ
ーブに、上記で調製した触媒0.5g、テレフタル酸5
g及び水45gを仕込んだ。オートクレーブを窒素で置
換したのち更に水素で置換し、170℃まで昇温した。
水素を5MPaまで圧入し、この圧力を維持しつつ17
0℃で1時間反応させた。反応終了後、10%水酸化ナ
トリウム水溶液を加えてカルボン酸類を溶解させたの
ち、液体クロマトグラフィーで反応液を分析した。結果
を表−1に示す。
【0013】比較例1 市販の5%Pd/活性炭触媒(N.E.ケムキャット社
製品)に酢酸バリウムを担持させることなく、300℃
で2時間気相水素還元した触媒を用いた以外は、実施例
1〜3と同様にしてテレフタル酸の水素添加を行った。
結果を表−1に示す。
【0014】実施例4〜5 実施例1〜3において、酢酸バリウム水溶液の代りに塩
化セシウム水溶液を用いた以外は実施例1〜3と同様に
して触媒を調製し、かつこれを用いた以外は実施例1〜
3と同様にしてテレフタル酸の水素添加を行った。結果
を表−1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】実施例6〜9 内容積200mlの誘導撹拌式オートクレーブに、市販
の5%Pd/活性炭触媒(N.E.ケムキャット社製
48%wet品)1.0g、テレフタル酸5g、水45
g及びアルカリ金属化合物又はアルカリ土類金属化合物
を仕込んだ。オートクレーブを窒素で置換したのち更に
水素で置換し、150℃まで昇温した。水素を5MPa
まで圧入し、この圧力を維持しつつ150℃で1時間反
応させた。反応終了後、10%水酸化ナトリウム水溶液
を加えてカルボン酸類を溶解させたのち、液体クロマト
グラフィーで反応液を分析した。結果を表−2に示す。
【0017】比較例2 実施例6〜9において、アルカリ金属化合物及びアルカ
リ土類金属化合物のいずれをも添加しなかった以外は、
実施例6〜9と同様にしてテレフタル酸の水素添加を行
った。結果を表−2に示す。
【0018】
【表2】
【0019】実施例10 表面積100m2 /gのグラファイト(TIMCAL社
製品、TIMREXHSAG100)1gに、水10m
lに塩化ルテニウム0.1gを溶解した溶液を加え、室
温で1時間放置したのち水を蒸発させて、塩化ルテニウ
ムをグラファイトに担持した。次いでこれに水酸化ナト
リウム水溶液を含浸させ、水を蒸発させて水酸化ナトリ
ウムを担持させた。ルテニウムとナトリウムとの担持比
は1:10(原子比)である。これを200℃で2時
間、気相で水素還元してグラファイトにルテニウムとナ
トリウムとが担持された触媒を調製した。
【0020】この触媒0.5gを用い、かつアルカリ金
属化合物もアルカリ土類金属化合物も添加しなかった以
外は実施例6〜9と同様にしてテレフタル酸の水素添加
を行った。テレフタル酸の反応率は97.8%であり、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、4−メチルシク
ロヘキサンカルボン酸、及びシクロヘキサンカルボン酸
の収率は、それぞれ82.9%、10.2%及び2.7
%であった。
【0021】比較例3 実施例10と同様にしてグラファイトに塩化ルテニウム
を担持したのち、水酸化ナトリウムを担持させることな
く200℃で2時間気相で水素還元して触媒を調製し
た。この触媒0.5gを用いた以外は実施例10と同様
にしてテレフタル酸の水素添加を行った。テレフタル酸
の反応率は99.4%であり、1,4−シクロヘキサン
ジカルボン酸、4−メチルシクロヘキサンカルボン酸、
及びシクロヘキサンカルボン酸の収率は、それぞれ8
2.5%、14.7%及び2.0%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 Fターム(参考) 4G069 AA02 AA03 BA08A BA08B BB02A BB02B BB04A BB04B BB08A BB08B BB16A BB16B BC01A BC02A BC02B BC06A BC06B BC08A BC10A BC10B BC13A BC13B BC69A BC70A BC72A BC72B BD12A BD12B CB02 CB65 DA02 DA05 EA02Y 4H006 AA02 AC11 BA02 BA04 BA06 BA23 BA25 BA61 BB31 BC14 BE20 BJ20 4H039 CA40 CB10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベンゼンカルボン酸類を貴金属触媒の存
    在下に核水素添加して対応するシクロヘキサンカルボン
    酸類を製造するに際し、アルカリ金属及びアルカリ土類
    金属よりなる群から選ばれた金属の存在下に反応を行う
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 ベンゼンカルボン酸類を触媒の存在下に
    核水素添加して対応するシクロヘキサンカルボン酸類を
    製造するに際し、水添触媒として貴金属並びにアルカリ
    金属及びアルカリ土類金属よりなる群から選ばれた金属
    を担体に担持してなる担体付触媒を用いることを特徴と
    する方法。
  3. 【請求項3】 ベンゼンカルボン酸類を貴金属触媒の存
    在下に核水素添加して対応するシクロヘキサンカルボン
    酸類を製造するに際し、反応媒体中にアルカリ金属及び
    アルカリ土類金属よりなる群から選ばれた金属を溶存さ
    せることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 触媒がパラジウム及びルテニウムよりな
    る群から選ばれた貴金属を含有することを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 触媒が活性炭を担体とするものであるこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 アルカリ金属及びアルカリ土類金属より
    なる群から選ばれた金属が、ナトリウム、セシウム、マ
    グネシウム及びバリウムよりなる群から選ばれた金属で
    あることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 ベンゼンカルボン酸類がテレフタル酸で
    あることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 反応を水性媒体中で行うことを特徴とす
    る請求項1ないし7のいずれかに記載の方法。
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