JP2002062758A - 加熱装置及びこの加熱装置を備える画像形成装置 - Google Patents

加熱装置及びこの加熱装置を備える画像形成装置

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JP2002062758A
JP2002062758A JP2000250827A JP2000250827A JP2002062758A JP 2002062758 A JP2002062758 A JP 2002062758A JP 2000250827 A JP2000250827 A JP 2000250827A JP 2000250827 A JP2000250827 A JP 2000250827A JP 2002062758 A JP2002062758 A JP 2002062758A
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temperature
heating device
heating
image
temperature detector
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Hideo Nanataki
秀夫 七瀧
Katsuto Shiratori
克仁 白取
Tetsuya Sano
哲也 佐野
Takashi Nomura
崇 野村
Takao Kume
隆生 久米
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、温度検知手段を画像汚れを発
生させることなく熱伝導回転体の通紙領域の表面の温度
を正確に検知でき、高速機においてもホットオフセット
や定着不良等の画像不良を防止することができる加熱装
置及びこの加熱装置を備える画像形成装置を提供する。 【解決手段】 定着ローラ1表面に近接配設されたサー
モパイル5aによる検知温度が所定温度となるよう電源
からハロゲンヒータ2への電力供給を制御する第一制御
モードと、定着ローラ1表面に当接配設されたNTC素
子5bによる検知温度が上記所定温度となるよう電源か
らハロゲンヒータ2への電力供給を制御する第二制御モ
ードとを有し、NTC素子5bによる検知温度が上記所
定温度若しくはその近傍内に設定された設定温度より高
い際に第一制御モードを選択し、NTC素子5bによる
検知温度が上記設定温度より低い際に第二制御モードを
選択するよう設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を担持する記
録材が熱伝導回転体に接触しながら加熱手段からの熱に
よって加熱されることにより上記画像に加熱処理を施す
加熱装置及びこの加熱装置を備える画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を採用する複写機、
プリンタ、ファックス等の画像形成装置に備えられる加
熱装置にあっては、一例として、画像形成装置の作像部
に於いて電子写真、静電記録、磁気記録等の適宜の画像
形成プロセス手段によって加熱溶融性の樹脂等からなる
トナー(顕画剤)を用いて記録材の面に直接方式若しく
は間接(転写)方式で形成したトナー画像を加熱するこ
とにより上記記録材面に永久固着画像として加熱定着処
理をする画像加熱定着装置が知られている。
【0003】従来、このような画像加熱定着装置として
は、ハロゲンランプ等の加熱手段が内蔵され該加熱手段
によって所定の定着温度に温調されながら加熱される熱
伝導回転体たる定着ローラ(熱ローラ)と、該定着ロー
ラに圧接回転する加圧ローラとによって形成される回転
ローラ対の圧接ニップ部(定着ニップ部)に、被加熱材
としての、未定着トナー画像を担持する記録材を導入し
て挟持搬送しながら加熱及び加圧することにより、上記
未定着トナー画像を上記記録材面に加熱定着させるロー
ラ加熱装置がある。
【0004】通常、このローラ加熱装置では、ハロゲン
ヒータの点灯を制御して定着ローラを所定温度に保つた
めに、定着ローラの表面にサーミスタ等の温度検知手段
を接触させて上記表面の温度を検知する。温度検知手段
は、定着ローラの非通紙領域(記録材が通過しない領
域)、定着ローラの通紙領域(記録材が通過する領
域)、定着ローラの非画像領域(通紙領域のうちトナー
像が通過しない領域)に対向させて配置することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のローラ加熱装置にあっては、定着ローラ表面にお
ける温度検知手段の検知位置(通紙領域配置、非通紙領
域配置、非画像領域配置)によって次のような問題が発
生する虞がある。
【0006】非通紙領域配置 定着ローラの非通紙領域の温度を検知する温度検知手段
にあっては、記録材が通過しない領域に当接されている
ため、記録材自身の削れ粉(紙粉等)による汚れが発生
せず、これによる画像不良が発生しないという利点があ
る。しかしながら、通紙領域の温度を予測する必要があ
るため、正確な温度制御が困難となる。特に、定着ロー
ラにゴムやフッ素樹脂等の離型層或いは弾性層を設ける
場合には、通紙領域との温度差は顕著になり、通紙領域
の温度が高温になってトナー像でローラが汚しれてしま
う不具合(ホットオフセット)や、逆に通紙領域の温度
が低温になって定着できなくなる不具合(定着不良)等
が発生してしまう虞がある。
【0007】通紙領域設置 定着ローラの通紙領域の温度を検知する温度検知手段に
あっては、記録材が通る部分の温度を検出するために、
定着ローラにゴム等を設けた場合でも定着に適正な温度
に維持することができる。しかしながら、定着ローラ表
面の微量トナーによる汚れが温度検知手段によって堰き
止められて、使用を繰り返すうちに蓄積して、時々この
蓄積トナーが定着ローラ表面に放出されて画像汚れ(ボ
タ落ち)を発生させる虞がある。又、温度検出手段によ
って定着ローラ表面が傷付けられて画像を不均一にして
しまう虞がある。
【0008】これらの問題を解決するために、定着ロー
ラの温度を反映するように加圧ローラ(記録材上の未定
着トナー像とは反対側に当接するローラ)内に同出力の
ハロゲンヒータを設置して、加圧ローラ表面の温度検出
によって定着ローラ側のハロゲンヒータの点灯を制御す
る方法もある。しかしながら、ハロゲンヒータに供給で
きる電力が分割されてしまうために、高速機では定着ロ
ーラ表面の温度低下して連続使用時に定着不良が発生す
る虞があった。
【0009】更に、サーモパイルやサーミスタ等を定着
ローラに非接触状態で対向させることにより、上記トナ
ー汚れを防止して且つ通紙領域の温度測定を行う方法も
ある。しかしながら、非接触サーミスタの温度検出精度
は非接触サーミスタ自身の温度に大きく影響を受けるた
め、定着ローラに関する室温から定着温度までの広い温
度領域に対して、しかも様々な雰囲気温度において正確
に検知するためには、非常に複雑なアルゴリズムと多く
の検知パターンを用意することが必要であり、実用的で
はない。
【0010】非画像領域設置 上記の設置方法における不具合を低減することがで
きる利点があるが、全ての紙幅に対して通紙領域の温度
を検知することは困難であり、しかも紙粉等の汚れを避
けることはできない。したがって、上記設置方法の両方
の問題を含みもつ構成であり、根本的な解決手段とはい
えない。
【0011】そこで、本発明は、簡単な構成で、温度検
知手段を画像汚れを発生させることなく熱伝導回転体の
通紙領域の表面の温度を正確に検知でき、高速機におい
てもホットオフセットや定着不良等の画像不良を防止す
ることができる加熱装置及びこの加熱装置を備える画像
形成装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、画像を担持する記録材に表面が接触可能に配設さ
れる熱伝導性回転体と、該熱伝導体を加熱する加熱手段
とを備え、上記記録材が上記熱伝導回転体に接触しなが
ら加熱されることにより上記画像に加熱処理を施す加熱
装置であって、上記熱伝導性回転体の表面の温度を検知
する温度検知手段と、該温度検知手段によって検知され
た温度が所定温度になるよう電源から加熱手段への電力
供給を制御する制御手段とを備える加熱装置において、
温度検知手段は、熱伝導性回転体の表面に近接配設され
該表面の温度を検知する第一温度検知体と、熱伝導性回
転体の表面に当接配設され該表面の温度を検知する第二
温度検知体とを備え、それぞれ検知された温度情報を独
立に上記制御手段に出力するという第一の発明によって
達成される。
【0013】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、第一温度検知体は、熱伝導性回転体の通
紙領域で表面に近接配設され、第二温度検知体は、熱伝
導性回転体の非通紙領域で表面に当接配設されていると
いう第二の発明によっても達成される。
【0014】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明又は第二の発明において、第一温度検知体及び第
二温度検知体は、共に熱伝導回転体の側部周面に対向し
て配設されているという第三の発明によっても達成され
る。
【0015】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明又は第二の発明のいずれかにおいて、第一温度検知
体及び第二温度検知体は、共に熱伝導回転体の上部周面
に対向して配設されているという第四の発明によっても
達成される。
【0016】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明又は第二の発明のいずれかにおいて、第一温度検
知体及び第二温度検知体は、共に熱伝導回転体の下部周
面に対向して配設されているという第五の発明によって
も達成される。
【0017】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明又は第二の発明のいずれかにおいて、第一温度検知
体及び第二温度検知体は、共に熱伝導回転体の軸線を通
る鉛直方向から周方向に15度以内の範囲を除く周面に
対向して配設されているという第六の発明によっても達
成される。
【0018】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第六の発明のいずれかにおいて、第一温度検
知体及び第二温度検知体は、熱伝導回転体の周方向にお
ける位置が同一位置、若しくは、上記熱伝導回転体の軸
線を通る鉛直な平面に対して対称な位置となるよう上記
熱伝導回転体の周面に対向して配設されているという第
七の発明によっても達成される。
【0019】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第七の発明のいずれかにおいて、制御手段は、
第一温度検知体によって検知された温度が所定温度とな
るよう電源から加熱手段への電力供給を制御する第一制
御モードと、第二温度検知体によって検知された温度が
所定温度となるよう電源から加熱手段への電力供給を制
御する第二制御モードとを有しているという第八の発明
によっても達成される。
【0020】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第八の発明のいずれかにおいて、第二温度検
知体によって検知された温度が所定温度若しくはその近
傍内に設定された設定温度より高い際に第一制御モード
を選択し、第二温度検知体によって検知された温度が設
定温度より低い際に第二制御モードを選択するよう設定
されているという第九の発明によっても達成される。
【0021】又、本出願によれば、上記目的は、第八の
発明乃至第九の発明のいずれかにおいて、制御手段は、
加熱装置による加熱処理時に、第一制御モードを選択す
るよう設定されているという第十の発明によっても達成
される。
【0022】更に、本出願によれば、上記目的は、第八
の発明乃至第十の発明のいずれかにおいて、制御手段
は、加熱装置の加熱手段の立上げ時に、第二制御モード
を選択するよう設定されているという第十一の発明によ
っても達成される。
【0023】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第十の発明のいずれかにおいて、加熱装置は、
未定着像を担持する記録材を加熱処理することにより、
上記未定着像を上記記録材に定着させる定着装置である
という第十二の発明によっても達成される。
【0024】更に、本出願によれば、上記目的は、一連
の画像形成プロセスによって形成された画像を記録材に
記録する画像形成装置であって、第十二の発明の加熱装
置を備えるという第十三の発明によっても達成される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に関し
て、添付図面に基づき説明する。
【0026】(第一の実施形態)先ず、本発明の第一の
実施形態について図1乃至図3に基づき説明する。
【0027】図1は、本実施形態にかかる画像形成装置
の一例を示す概略構成図である。本実施形態にかかる画
像形成装置は、電子写真方式を採用するフルカラープリ
ンタであり、記録材の搬送方向の直角方向での幅の中央
を画像形成装置の記録材搬送路の上記直角方向の中央に
揃えて記録材搬送するようになっている。
【0028】かかる画像形成装置にあっては、有機感光
体で形成された像担持体たる電子写真感光ドラム(以
下、感光ドラムという)11が矢印の時計方向に所定の
プロセススピード(周速度)で回転駆動される。感光ド
ラム11は、その回転過程で帯電ローラ等の帯電装置1
2によって所定の極性及び電位で一様な帯電処理を受け
る。
【0029】次いで、その帯電処理面にレーザ光学箱
(レーザスキャナ)13から出力されるレーザ光Lによ
る、目的画像情報の走査露光処理を受ける。レーザ光学
箱13はコンピュータ等の画像信号発生装置(図示せ
ず)からの目的画像情報の時系列電気デジタル画素信号
に対応して変調(オン又はオフ)したレーザ光Lを出力
して感光ドラム11の表面を走査露光するもので、この
走査露光により感光ドラム11の表面に走査露光した目
的画像情報に対応した静電潜像が形成される。レーザ光
学箱13からの出力レーザ光は、ミラー13aによって
感光ドラム11の露光位置に反射される。
【0030】フルカラー画像形成の場合は、目的のフル
カラー画像の第1の色分解成分画像、例えばイエロー成
分画像についての走査露光、潜像形成がなされ、その潜
像が4色画像形成部14のうちイエロー現像器14Yの
作動でイエロートナー像として現像される。そのイエロ
ートナー像は、感光ドラム11と中間転写体ドラム16
との接触部(或いは近接部)である一次転写部T1にお
いて中間転写体ドラム16の表面に転写される。一方、
中間転写体ドラム16の表面に対するトナー像転写後の
感光ドラム11の表面は、クリーナ17により転写残り
トナー等の付着残留物の除去を受けて清掃される。
【0031】上記のような帯電、走査露光、現像、一次
転写、清掃のプロセスサイクルが、目的のフルカラー画
像の、第2(例えばマゼンタ成分画像、マゼンタ現像器
14Mが作動)、第3(例えばシアン成分画像、シアン
現像器14Cが作動)、第4(例えば黒成分画像、黒現
像器14BKが作動)の各色分解成分画像について順次
に実行され、中間転写体ドラム16の表面にイエロート
ナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像、黒トナー
像の4色のトナー像が順次重ねて転写されて、目的のフ
ルカラー画像に対応したカラー画像が合成形成される。
【0032】中間転写体ドラム16は、金属ドラム上に
中抵抗の弾性層と高抵抗の表層を有するもので、感光ド
ラム11に接触或いは近接して感光ドラム11と略同じ
周速度で矢印の反時計方向に回転駆動され、上記金属ド
ラムにバイアス電位を与えて感光ドラム11との電位差
で感光ドラム11側のトナー像を該中間転写体ドラム1
6面側に転写させる。
【0033】上記の中間転写体ドラム16の表面に合成
されたカラートナー画像は、該中間転写体ドラム16と
転写ローラ15との接触ニップ部である二次転写部T2
において、該二次転写部T2に給紙部(図示せず)から
所定のタイミングで送り出された記録材Pの面に転写さ
れていく。転写ローラ15は、記録材Pの背面からトナ
ーと逆極性の電荷を供給することで中間転写体ドラム1
6の表面側から記録材P側へ合成カラートナー画像を一
括転写する。
【0034】二次転写部T2を通過した記録材Pは、中
間転写体ドラム16の表面から分離されて加熱装置たる
画像加熱定着装置(以下、定着装置という)10へと導
入され、未定着トナー像の加熱定着処理を受けてカラー
画像形成物として機外の排紙トレー(図示せず)に排出
される。定着装置10の詳細については後述する。
【0035】一方、記録材Pに対するカラートナー像転
写後の中間転写体ドラム16は、クリーナ18により転
写残りトナー、紙粉等の付着残留物の除去を受けて清掃
される。このクリーナ18は、常時は中間転写体ドラム
16に非接触状態に保持されており、中間転写体ドラム
16から記録材Pに対するカラートナー画像の二次転写
実行過程において中間転写体ドラム16に接触状態に保
持される。
【0036】又、転写ローラ15も常時は中間転写体ド
ラム16に非接触状態に保持されており、中間転写体ド
ラム16から記録材Pに対するカラートナー画像の二次
転写実行過程において中間転写体ドラム16に接触状態
に保持される。
【0037】上述の画像信号発生装置(コンピュータ)
からの目的画像情報には、記録材Pに対する情報(紙サ
イズ、紙厚、特殊紙情報等)も付加させることができ
る。本実施形態にかかる画像形成装置は、この情報に基
づき給紙部(図示せず)で適合する記録材Pを選択して
上述の給紙動作を行うとともに、この記録材に関する情
報を装置内の記憶装置に記憶して、後述する定着装置1
0の制御のパラメータとして用いる。
【0038】ここで、定着装置10について詳述する。
【0039】図2は、定着装置10の概略構成を示す模
式的断面図であり、図3は、定着装置10を鉛直上側か
ら見た図である。
【0040】この定着装置10は、熱伝導回転体たる定
着ローラ1と、加熱手段たるハロゲンヒータ2と、加圧
ローラ3とを備えている。
【0041】定着ローラ1は、その内部に配設された発
熱体としてのハロゲンヒータ2の発熱を伝熱及び輻射に
より受け、自身の熱伝導により記録材との接触面である
周面が加熱されるようになっている。又、定着ローラ1
は、厚さ3mmのアルミニウム製の芯金1a、芯金1a
の外周を被覆する2mm厚のシリコーンゴム層1b、更
にその外周を被覆する50μm厚のPFA樹脂1cから
なる外径50mmの弾性ローラである。
【0042】加圧ローラ3は、芯金3a、芯金3aの外
周を被覆する3mm厚のシリコーンゴム層3b、更にそ
の外周を被覆する50μm厚のPFA樹脂3cからなる
外径40mmの弾性ローラである。
【0043】上記の定着ローラ1及び加圧ローラ3は、
互いに上下に圧接させて装置筐体(図示せず)に組み込
まれて配設されており、定着ローラ1及び加圧ローラ3
の間に所定幅の定着ニップ(加熱ニップ)部Nが形成さ
れている。
【0044】定着ローラ1は、駆動手段Mにより図2に
示す矢印の時計方向に回転駆動され、加圧ローラ3は、
定着ニップ部N内の摩擦により反時計方向に従動回転す
る。
【0045】ハロゲンヒータ2は、出力が700W(1
00V時)であり、電源(図示せず)によって電力が供
給され、上記電源内にあるトライアックによって該電力
がON又はOFFされて点灯又は消灯するようになって
いる。
【0046】本実施形態では、定着ローラ1の表面の温
度を検知する温度検知手段として、定着ローラ1の通紙
領域である記録材幅方向略中央の表面から5mm半径方
向に離した位置に第一温度検知体たるサーモパイル5a
が配設され、定着ローラ1の非通紙領域の表面には第二
温度検知手段たるNTC素子5bが当接されている。
【0047】これらサーモパイル5a及びNTC素子5
bによる検知温度を基に、制御手段たる制御回路100
が上記トライアックのON/OFFを制御して定着ロー
ラ1の表面温度を所定温度の目標温度(約180℃)に
温調制御するようになっている。
【0048】而して、定着ローラ1と加圧ローラ3との
間の定着ニップ部Nに、未定着トナー像tを担持した記
録材Pが導入されることで、記録材Pは定着ローラ1の
外面に密着して定着ローラ1と一緒に定着ニップ部Nを
通過していき、該定着ニップ部N通過過程で、定着ロー
ラ1からの熱伝導によってトナー像tが加熱されてトナ
ー像の加熱定着がなされる。定着ニップ部Nを通った記
録材Pは、定着ニップ部Nの出口側で定着ローラ1の外
面から分離されて搬送される。
【0049】ここで、制御回路100による制御につい
て説明する。
【0050】制御回路100は、サーモパイル5aによ
る検知温度Taと、NTC素子5bによる検知温度Tb
との選択及び演算によりハロゲンヒータ2の点消灯を行
う。
【0051】即ち、定着ローラ1の表面温度が目標温度
より低いと判断した場合には、ハロゲンヒータ2を点灯
させて、逆に高いと判断した場合には消灯させる。
【0052】電源投入時等の定着ローラ1の温度が低い
場合には、上記制御により連続的にハロゲンヒータ2を
点灯させて速やかに昇温させる(立ち上げ制御)。又、
定着動作を行うためにプリント温度に高精度に制御する
プリント制御、及びプリント制御に待ち時間無しで移行
するために定着ローラ1を停止させて待機させるスタン
バイ制御を行う。
【0053】サーモパイル5aは、自分自身の温度によ
って出力が異なるため、これを補正するために内部にN
TC素子を備えていて、この出力を併せて制御回路10
0へ伝える。制御回路100はこの二つの出力値から複
雑な演算、若しくは膨大なテーブルを使って検知温度T
aを算出する必要がある。一般に装置のシーケンス制御
を行っている演算回路はこのような複雑な演算或いは膨
大なテーブルを扱うのには不向きであって、実用化する
ためにはこれの簡素化を行う必要がある。
【0054】本実施形態では、非通紙部にNTC素子5
bを当接配置して、定着装置10の立ち上げ時及びスタ
ンバイ制御では検知温度Tbを用いて、又、記録材Pを
定着するプリント制御時にサーモパイル5aの検知温度
Taを用いてハロゲンヒータ2を制御する。この制御方
法により検知温度Taを算出するためのテーブルはプリ
ント温度近傍(150℃〜200℃)に関する部分に絞
ることができるため、非常に小さな容量にすることが可
能となる。具体的には±0.5degの検知温度精度を
得るためのテーブルを約300KBytesから1KB
ytesに縮小することが可能となる。
【0055】ここで、制御回路100内に1KByte
sのテーブル記憶容量を確保して、定着装置10、及
び、温度検知手段の配置を変更した定着装置で比較検討
を行った。構成としては次の4種類を環境温度5℃〜3
5℃の範囲で比較した。 構成I:(本実施形態)サーモパイル略中央非接触配
置、NTC素子非通紙領域接触配置 構成II:サーモパイル中央非接触配置 構成III:NTC素子中央接触配置 構成IV:NTC素子非通紙領域接触配置 比較は次の項目に着目した。 項目I:中央部の実温度と検知温度との最大誤差(単位
deg) 項目II:ホットオフセット発生の有無(○:全環境に
おいて発生無し、×:発生有り) 項目III:定着性(○:全環境において良、×:一部
環境において悪) 項目IV:画像均一性(○:100K枚通紙後傷跡無
し、×:傷跡有り) 本比較検討の結果を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】表1に示すように、本実施形態よれば、従
来のNTC素子接触による温度制御並の記憶及び演算容
量であっても、全環境において温度誤差を小さく抑える
ことができる。従って、ホットオフセットや定着不良等
が発生しない。又、通紙領域に定着ローラ1の表面に接
触する部材がないので、ボタ落ちによる画像不良や定着
ローラ1の傷等が防止することができて、画像均一性も
確保される。
【0058】(第二の実施形態)次に、本発明の第二の
実施形態について図4及び図5に基づき説明する。尚、
第一の実施形態と同様の構成に関しては、同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0059】図4は、本実施形態にかかる加熱装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【0060】本実施形態にかかる加熱装置は、上述の図
1乃至図3に示す加熱装置との対比において、図4に示
す温度検知手段の配置が異なる点を除いて同じである。
【0061】本実施形態では、定着ローラ1の長手略中
央に非接触に配設された第一温度検知体たるサーモパイ
ル5aと、非通紙領域に接触して配設された第二温度検
知体たるNTC素子5bとが、定着ローラ1の回転方向
の位置関係として、定着ローラ1の表面温度が同一と見
なせる部分に配設されている。
【0062】図5は、定着ローラ1が停止しているとき
の表面温度を、鉛直平面XYと定着ローラ1との上部交
線から反時計周りに測定したときの分布である。
【0063】図5に示すように、鉛直平面XYの近傍両
側15度の範囲において定着ローラ1の表面温度が雰囲
気の対流によって不均一になっている様子がわかる。大
別して定着ローラ1の温度を代表する表面温度を示す側
部周面S1及びS2と、それよりも高い温度を示す上部
周面S3、及び低い表面温度を示す下部周面S4とに分
けることができる。
【0064】本実施形態では、上記不均一部を除く、側
部周面にサーモパイル5aとNTC素子5bとを側部周
面である領域S2及びS1にそれぞれ配設して、両者の
検知温度差がなくなるように配慮されている。
【0065】本実施形態よれば、立ち上げ制御からプリ
ントを開始した場合、或いはプリント制御からスタンバ
イ状態に移行した時に、サーモパイル5aとNTC素子
5bとの切換を実施する場合において、両者の検知温度
の差を極小に抑えて定着ローラ1の表面温度を安定に保
つことができる。
【0066】従来、例えば、NTC素子5bを領域S3
に配置して、サーモパイル5aを領域S1に配置した場
合には、スタンバイ制御では両者の検知温度に10de
g以上の差が発生する。このような状況で繰り返し間欠
プリントを行うと、温度測定手段の切換時に検知温度ジ
ャンプが発生して、ハロゲンヒータ2の制御が不安定に
なるために、定着ローラ1の表面温度がオーバーシュー
トやアンダーシュートにより約15deg程度の温度ム
ラを発生する虞があった。
【0067】本実施形態では、上記温度ムラを約5de
g以内に抑えることができて、良好な定着画像を得るこ
とができた。
【0068】(第三の実施形態)次に、本発明の第三の
実施形態について図6に基づき説明する。尚、第一の実
施形態と同様の構成に関しては、同一符号を付し、その
説明を省略する。
【0069】図6は、本実施形態にかかる加熱装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【0070】本実施形態にかかる加熱装置は、上述の図
1乃至図3に示すの加熱装置との対比において、図6に
示す温度検知手段の配置が異なる点を除いて同じであ
る。
【0071】本実施形態では、定着ローラ1の長手略中
央に非接触に配設された第一温度検知体たるサーモパイ
ル5aと、非通紙領域に接触して配設された第二温度検
知体たるNTC素子5bとが、定着ローラ1の回転方向
の位置関係として、定着ローラ1の略同一母線上に配設
されている。
【0072】本実施形態によれば、定着ローラ1が回転
した場合に、サーモパイル5aとNTC素子5bとが温
度検出する部分が同位相になるために、両者の検出する
温度差を更に小さくすることができて、定着ローラ1の
温度ムラとして約3deg以内に制御することができる
という利点がある。
【0073】尚、第一の実施形態乃至第三の実施形態に
あっては、第一温度検知体は安価なNTC素子であって
も良い。
【0074】又、第二の実施形態においては、非接触温
度測定手段と接触温度測定手段とを配設する位置は鉛直
平面XYの近傍側であっても良い。
【0075】更に、第一の実施形態乃至第三の実施形態
にあっては、加圧ローラにヒータを内包させても良い。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、熱伝導性回転体の表面に近接配設さ
れた第一温度検知体と、熱伝導性回転体の表面に当接配
設された第二温度検知体とにより、該熱伝導回転体のそ
れぞれ検知された温度情報を独立に上記制御手段に出力
し、これらの温度情報に基づいて熱伝導回転体の表面が
所定温度となるよう加熱手段の駆動制御がなされるよう
になっているので、簡単な構成で、温度検知手段を画像
汚れを発生させることなく熱伝導回転体の通紙領域の表
面の温度を正確に検知でき、高速機においてもホットオ
フセットや定着不良等の画像不良を防止することができ
る。
【0077】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
第一温度検知体は、熱伝導性回転体の通紙領域で表面に
近接配設され、第二温度検知体は、熱伝導性回転体の非
通紙領域で表面に当接配設されているので、簡単な構成
で、温度検知手段を画像汚れを発生させることなく熱伝
導回転体の通紙領域の表面の温度を正確に検知でき、高
速機においてもホットオフセットや定着不良等の画像不
良を防止することができる。
【0078】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、第一温度検知体及び第二温度検知体は、共に熱伝導
回転体の側部周面に対向して配設されているので、簡単
な構成で、温度検知手段を画像汚れを発生させることな
く熱伝導回転体の通紙領域の表面の温度を正確に検知で
き、高速機においてもホットオフセットや定着不良等の
画像不良を防止することができる。
【0079】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
第一温度検知体及び第二温度検知体は、共に熱伝導回転
体の上部周面に対向して配設されているので、簡単な構
成で、温度検知手段を画像汚れを発生させることなく熱
伝導回転体の通紙領域の表面の温度を正確に検知でき、
高速機においてもホットオフセットや定着不良等の画像
不良を防止することができる。
【0080】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、第一温度検知体及び第二温度検知体は、共に熱伝導
回転体の下部周面に対向して配設されているので、簡単
な構成で、温度検知手段を画像汚れを発生させることな
く熱伝導回転体の通紙領域の表面の温度を正確に検知で
き、高速機においてもホットオフセットや定着不良等の
画像不良を防止することができる。
【0081】又、本出願にかかる第六の発明によれば、
第一温度検知体及び第二温度検知体は、共に熱伝導回転
体の軸線を通る鉛直方向から周方向に15度以内の範囲
を除く周面に対向して配設されているので、簡単な構成
で、温度検知手段を画像汚れを発生させることなく熱伝
導回転体の通紙領域の表面の温度を正確に検知でき、高
速機においてもホットオフセットや定着不良等の画像不
良を防止することができる。
【0082】更に、本出願にかかる第七の発明によれ
ば、第一温度検知体及び第二温度検知体は、熱伝導回転
体の周方向における位置が同一位置、若しくは、上記熱
伝導回転体の軸線を通る鉛直な平面に対して対称な位置
となるよう上記熱伝導回転体の周面に対向して配設され
ているので、簡単な構成で、温度検知手段を画像汚れを
発生させることなく熱伝導回転体の通紙領域の表面の温
度を正確に検知でき、高速機においてもホットオフセッ
トや定着不良等の画像不良を防止することができる。
【0083】又、本出願にかかる第八の発明によれば、
第一温度検知体によって検知された温度が所定温度とな
るよう電源から加熱手段への電力供給を制御する第一制
御モードと、第二温度検知体によって検知された温度が
所定温度となるよう電源から加熱手段への電力供給を制
御する第二制御モードとを有しているので、簡単な構成
で、温度検知手段を画像汚れを発生させることなく熱伝
導回転体の通紙領域の表面の温度を正確に検知でき、高
速機においてもホットオフセットや定着不良等の画像不
良を防止することができる。
【0084】更に、本出願にかかる第九の発明によれ
ば、第二温度検知体によって検知された温度が所定温度
若しくはその近傍内に設定された設定温度より高い際に
第一制御モードを選択し、第二温度検知体によって検知
された温度が設定温度より低い際に第二制御モードを選
択するよう設定されているので、簡単な構成で、温度検
知手段を画像汚れを発生させることなく熱伝導回転体の
通紙領域の表面の温度を正確に検知でき、高速機におい
てもホットオフセットや定着不良等の画像不良を防止す
ることができる。
【0085】又、本出願にかかる第十の発明によれば、
加熱装置による加熱処理時に、第一制御モードを選択す
るよう設定されているので、簡単な構成で、温度検知手
段を画像汚れを発生させることなく熱伝導回転体の通紙
領域の表面の温度を正確に検知でき、高速機においても
ホットオフセットや定着不良等の画像不良を防止するこ
とができる。
【0086】更に、本出願にかかる第十一の発明によれ
ば、加熱装置の加熱手段の立上げ時に、第二制御モード
を選択するよう設定されているので、簡単な構成で、温
度検知手段を画像汚れを発生させることなく熱伝導回転
体の通紙領域の表面の温度を正確に検知でき、高速機に
おいてもホットオフセットや定着不良等の画像不良を防
止することができる。
【0087】又、本出願にかかる第十二の発明によれ
ば、第一の発明乃至第十の発明のいずれかにおいて、加
熱装置は、未定着像を担持する記録材を加熱処理するこ
とにより、上記未定着像を上記記録材に定着させる定着
装置であるので、簡単な構成で、温度検知手段を画像汚
れを発生させることなく熱伝導回転体の通紙領域の表面
の温度を正確に検知でき、高速機においてもホットオフ
セットや定着不良等の画像不良を防止することができ
る。
【0088】更に、本出願にかかる第十三の発明によれ
ば、第十二の発明の加熱装置を備える一連の画像形成プ
ロセスによって形成された画像を記録材に記録する画像
形成装置であるので、簡単な構成で、温度検知手段を画
像汚れを発生させることなく熱伝導回転体の通紙領域の
表面の温度を正確に検知でき、高速機においてもホット
オフセットや定着不良等の画像不良を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に備えられた加熱装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【図3】図2の加熱装置の長手方向における温度検知手
段の配置状態を示す図である。
【図4】本発明の第二の実施形態にかかる加熱装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【図5】本発明の第二の実施形態における熱伝導回転体
の表面の周方向での温度分布を示す図である。
【図6】本発明の第三の実施形態にかかる加熱装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ(熱伝導回転体) 2 ハロゲンヒータ(加熱手段) 5a サーモパイル(第一温度検知体) 5b NTC素子(第二温度検知体) 10 画像加熱定着装置(加熱装置) P 記録材 t トナー像(画像)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐野 哲也 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 野村 崇 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 久米 隆生 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA02 AA18 AA21 BA31 BA32 BB01 BB28 CA07 CA44 3K058 AA42 BA18 CA23 CA61 CA69 CA92 CB22 CE16 DA02 GA06

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を担持する記録材に表面が接触可能
    に配設される熱伝導性回転体と、該熱伝導体を加熱する
    加熱手段とを備え、上記記録材が上記熱伝導回転体に接
    触しながら加熱されることにより上記画像に加熱処理を
    施す加熱装置であって、上記熱伝導性回転体の表面の温
    度を検知する温度検知手段と、該温度検知手段によって
    検知された温度が所定温度になるよう電源から加熱手段
    への電力供給を制御する制御手段とを備える加熱装置に
    おいて、温度検知手段は、熱伝導性回転体の表面に近接
    配設され該表面の温度を検知する第一温度検知体と、熱
    伝導性回転体の表面に当接配設され該表面の温度を検知
    する第二温度検知体とを備え、それぞれ検知された温度
    情報を独立に上記制御手段に出力することを特徴とする
    加熱装置。
  2. 【請求項2】 第一温度検知体は、熱伝導性回転体の通
    紙領域で表面に近接配設され、第二温度検知体は、熱伝
    導性回転体の非通紙領域で表面に当接配設されているこ
    ととする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 第一温度検知体及び第二温度検知体は、
    共に熱伝導回転体の側部周面に対向して配設されている
    こととする請求項1又は請求項2に記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 第一温度検知体及び第二温度検知体は、
    共に熱伝導回転体の上部周面に対向して配設されている
    こととする請求項1又は請求項2に記載の加熱装置。
  5. 【請求項5】 第一温度検知体及び第二温度検知体は、
    共に熱伝導回転体の下部周面に対向して配設されている
    こととする請求項1又は請求項2に記載の加熱装置。
  6. 【請求項6】 第一温度検知体及び第二温度検知体は、
    共に熱伝導回転体の軸線を通る鉛直方向から周方向に1
    5度以内の範囲を除く周面に対向して配設されているこ
    ととする請求項3に記載の加熱装置。
  7. 【請求項7】 第一温度検知体及び第二温度検知体は、
    熱伝導回転体の周方向における位置が同一位置、若しく
    は、上記熱伝導回転体の軸線を通る鉛直な平面に対して
    対称な位置となるよう上記熱伝導回転体の周面に対向し
    て配設されていることとする請求項1乃至請求項6のい
    ずれか一項に記載の加熱装置。
  8. 【請求項8】 制御手段は、第一温度検知体によって検
    知された温度が所定温度となるよう電源から加熱手段へ
    の電力供給を制御する第一制御モードと、第二温度検知
    体によって検知された温度が所定温度となるよう電源か
    ら加熱手段への電力供給を制御する第二制御モードとを
    有していることを特徴とする請求項1乃至請求項7のい
    ずれか一項に記載の加熱装置。
  9. 【請求項9】 第二温度検知体によって検知された温度
    が所定温度若しくはその近傍内に設定された設定温度よ
    り高い際に第一制御モードを選択し、第二温度検知体に
    よって検知された温度が設定温度より低い際に第二制御
    モードを選択するよう設定されていることを特徴とする
    請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の加熱装
    置。
  10. 【請求項10】 制御手段は、加熱装置による加熱処理
    時に、第一制御モードを選択するよう設定されているこ
    ととする請求項8又は請求項9に記載の加熱装置。
  11. 【請求項11】 制御手段は、加熱装置の加熱手段の立
    上げ時に、第二制御モードを選択するよう設定されてい
    ることとする請求項8乃至請求項10のいずれか一項に
    記載の加熱装置。
  12. 【請求項12】 加熱装置は、未定着像を担持する記録
    材を加熱処理することにより、上記未定着像を上記記録
    材に定着させる定着装置であることとする請求項1乃至
    請求項11のいずれか一項に記載の加熱装置。
  13. 【請求項13】 一連の画像形成プロセスによって形成
    された画像を記録材に記録する画像形成装置であって、
    請求項12に記載の加熱装置を備えることを特徴とする
    画像形成装置。
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