JP2002046843A - 粉体補給装置、粉体移送装置、現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
粉体補給装置、粉体移送装置、現像装置及び画像形成装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シンプルな構造で低コストな粉体収容器を用
いて、粉体収容器内の粉体を確実に排出することのでき
る粉体補給装置を提供する。 【解決手段】 交換可能に設けられたトナー収容器11
を有し、該トナー収容器内のトナーTをトナー補給先で
ある現像装置2に補給するトナー補給装置10におい
て、トナー収容器11として一側壁の端部寄りにトナー
排出口部11aが形成されているものを用いる。また、
該トナー収容器11を、該排出口部11aが鉛直方向下
方を向くように配置した状態で、該排出口部11aに向
かってトナーTが移動するように、該トナー収容器11
を往復運動させる往復運動手段として、容器保持部材1
2とトナー収容器11とを付勢するバネ15と、カム1
6と、ダンパー18とを設けた。
いて、粉体収容器内の粉体を確実に排出することのでき
る粉体補給装置を提供する。 【解決手段】 交換可能に設けられたトナー収容器11
を有し、該トナー収容器内のトナーTをトナー補給先で
ある現像装置2に補給するトナー補給装置10におい
て、トナー収容器11として一側壁の端部寄りにトナー
排出口部11aが形成されているものを用いる。また、
該トナー収容器11を、該排出口部11aが鉛直方向下
方を向くように配置した状態で、該排出口部11aに向
かってトナーTが移動するように、該トナー収容器11
を往復運動させる往復運動手段として、容器保持部材1
2とトナー収容器11とを付勢するバネ15と、カム1
6と、ダンパー18とを設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換可能に設けら
れた粉体収容器を有し、該粉体収容器内の粉体を粉体補
給先に補給する粉体補給装置、該粉体補給装置を備えた
現像装置及び画像形成装置に関するものである。また本
発明は、粉体を移送する粉体移送装置、該粉体移送装置
を備えた現像装置及び画像形成装置に関するものであ
る。
れた粉体収容器を有し、該粉体収容器内の粉体を粉体補
給先に補給する粉体補給装置、該粉体補給装置を備えた
現像装置及び画像形成装置に関するものである。また本
発明は、粉体を移送する粉体移送装置、該粉体移送装置
を備えた現像装置及び画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、ファクシミリ、プリンタ
ー等の画像形成装置の現像装置にトナーを補給するトナ
ー補給装置として、交換可能に設けられたトナー収容器
を有し、該トナー収容器内のトナーをトナー補給先であ
る現像装置の現像剤補給部に補給するトナー補給装置が
知られている。このようなトナー補給装置では、トナー
収容器内のトナーがなくなった時点で、トナーを収容し
た新たなトナー収容器と交換する。
ー等の画像形成装置の現像装置にトナーを補給するトナ
ー補給装置として、交換可能に設けられたトナー収容器
を有し、該トナー収容器内のトナーをトナー補給先であ
る現像装置の現像剤補給部に補給するトナー補給装置が
知られている。このようなトナー補給装置では、トナー
収容器内のトナーがなくなった時点で、トナーを収容し
た新たなトナー収容器と交換する。
【0003】上記トナー補給装置としては、例えば図1
5に示すように、トナー収容器111内にスクリュー又
はコイルスプリング等の可動部材112を設けるものが
知られている。このトナー補給装置では、可動部材11
2の回転軸112aを回転駆動することによってトナー
収容器111内のトナーを排出口111aに向かう方向
に移送し、排出口111aから排出させて現像剤補給部
に補給する。
5に示すように、トナー収容器111内にスクリュー又
はコイルスプリング等の可動部材112を設けるものが
知られている。このトナー補給装置では、可動部材11
2の回転軸112aを回転駆動することによってトナー
収容器111内のトナーを排出口111aに向かう方向
に移送し、排出口111aから排出させて現像剤補給部
に補給する。
【0004】また、上記トナー補給装置としては、図1
6示すように、スクリューボトル211と呼ばれる、そ
の内周面に円周方向に沿った螺旋状の突起212が形成
された円筒状のトナー収容器を用いるものも知られてい
る。このトナー補給装置では、スクリューボトル211
を回転駆動することによって、スクリューボトル内のト
ナーを排出口211aの方向に移送し、排出口211a
から排出させて現像剤補給部に補給する。
6示すように、スクリューボトル211と呼ばれる、そ
の内周面に円周方向に沿った螺旋状の突起212が形成
された円筒状のトナー収容器を用いるものも知られてい
る。このトナー補給装置では、スクリューボトル211
を回転駆動することによって、スクリューボトル内のト
ナーを排出口211aの方向に移送し、排出口211a
から排出させて現像剤補給部に補給する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記可動部
材を用いる場合には、トナー収容器内に可動部材を設け
る必要があるため、トナー収容器の交換コストが高くな
るという不具合がある。また、可動部材は、トナー収容
器外部の駆動源から駆動を与えられるため、トナー収容
器には開口部が形成される。このため、この開口部をシ
ールするためのシール部材を設ける必要があり、トナー
収容器の構造が複雑化する、という不具合もある。ま
た、上記スクリューボトルを用いる場合にも、その内周
面に螺旋状突起を設ける必要があるため、トナー収容器
の構造の複雑化は免れない。
材を用いる場合には、トナー収容器内に可動部材を設け
る必要があるため、トナー収容器の交換コストが高くな
るという不具合がある。また、可動部材は、トナー収容
器外部の駆動源から駆動を与えられるため、トナー収容
器には開口部が形成される。このため、この開口部をシ
ールするためのシール部材を設ける必要があり、トナー
収容器の構造が複雑化する、という不具合もある。ま
た、上記スクリューボトルを用いる場合にも、その内周
面に螺旋状突起を設ける必要があるため、トナー収容器
の構造の複雑化は免れない。
【0006】上記不具合を解決するために、本発明者ら
は鋭意研究を重ね、内部に可動部材や螺旋状突起等のな
い、シンプルな構造で低コストなトナー収容器を用い
て、トナー収容器内のトナーを現像装置に補給すること
ができるトナー補給装置を発明するに至った。このトナ
ー補給装置は、トナー収容器として、シンプルな構造で
低コストな例えば直方体のトナー収容器を用い、このト
ナー収容器に形成された排出口に向かって容器内の粉体
が移動するように、トナー収容器を往復運動させる往復
運動手段を設けたものである。このトナー補給装置にお
いては、トナー収容器の往復運動によってトナー収容器
内のトナーに生じる慣性力で、トナーが排出口に向かっ
て徐々に移動し、排出口から排出される。
は鋭意研究を重ね、内部に可動部材や螺旋状突起等のな
い、シンプルな構造で低コストなトナー収容器を用い
て、トナー収容器内のトナーを現像装置に補給すること
ができるトナー補給装置を発明するに至った。このトナ
ー補給装置は、トナー収容器として、シンプルな構造で
低コストな例えば直方体のトナー収容器を用い、このト
ナー収容器に形成された排出口に向かって容器内の粉体
が移動するように、トナー収容器を往復運動させる往復
運動手段を設けたものである。このトナー補給装置にお
いては、トナー収容器の往復運動によってトナー収容器
内のトナーに生じる慣性力で、トナーが排出口に向かっ
て徐々に移動し、排出口から排出される。
【0007】しかしながら、上記トナー補給装置は、ト
ナー収容器の構造の複雑化及びトナー収容器の交換コス
ト増という不具合を解決できるものであるが、一方で、
上記排出口を設ける位置によっては、収容器内のトナー
が良好に排出されないことがあるという新たな問題点が
発生した。具体的には、図17に示すように、トナー収
容器311の片端壁下部に排出口311aを形成した場
合、往復運動によって該端壁に向かって徐々に移動して
きたトナーは、該端壁にぶつかることによって該排出口
311a付近に堆積する。そして堆積したトナーが重力
で圧縮され、この圧縮されたトナーによって該排出口3
11aが塞がれたり、排出口311aよりも大きなトナ
ー塊が発生して補給量が低下したりして、トナーの良好
な排出が阻害されてしまうのである。
ナー収容器の構造の複雑化及びトナー収容器の交換コス
ト増という不具合を解決できるものであるが、一方で、
上記排出口を設ける位置によっては、収容器内のトナー
が良好に排出されないことがあるという新たな問題点が
発生した。具体的には、図17に示すように、トナー収
容器311の片端壁下部に排出口311aを形成した場
合、往復運動によって該端壁に向かって徐々に移動して
きたトナーは、該端壁にぶつかることによって該排出口
311a付近に堆積する。そして堆積したトナーが重力
で圧縮され、この圧縮されたトナーによって該排出口3
11aが塞がれたり、排出口311aよりも大きなトナ
ー塊が発生して補給量が低下したりして、トナーの良好
な排出が阻害されてしまうのである。
【0008】なお、以上の問題点は、画像形成装置の現
像装置にトナーを補給するためのトナー補給装置のみな
らず、交換可能に設けられた粉体収容器を有し、該粉体
収容器内の粉体を粉体補給先に補給する粉体補給装置で
あって、粉体収容器を往復運動させることで粉体を補給
する粉体補給装置においては、同様に発生するものであ
る。
像装置にトナーを補給するためのトナー補給装置のみな
らず、交換可能に設けられた粉体収容器を有し、該粉体
収容器内の粉体を粉体補給先に補給する粉体補給装置で
あって、粉体収容器を往復運動させることで粉体を補給
する粉体補給装置においては、同様に発生するものであ
る。
【0009】本発明は、以上の問題点に鑑みなされたも
のであり、その第1の目的は、シンプルな構造で低コス
トな粉体収容器を用いて、粉体収容器内の粉体を確実に
排出することのできる粉体補給装置を提供することであ
る。また、第2の目的は、シンプルな構成で低コストな
現像剤収容器を用いて、現像剤収容器内の現像剤を確実
に補給できる現像剤補給装置を備えることにより、現像
収容器の交換コストが低く、且つ良好な現像を行うこと
ができる現像装置及び画像形成装置を提供することであ
る。
のであり、その第1の目的は、シンプルな構造で低コス
トな粉体収容器を用いて、粉体収容器内の粉体を確実に
排出することのできる粉体補給装置を提供することであ
る。また、第2の目的は、シンプルな構成で低コストな
現像剤収容器を用いて、現像剤収容器内の現像剤を確実
に補給できる現像剤補給装置を備えることにより、現像
収容器の交換コストが低く、且つ良好な現像を行うこと
ができる現像装置及び画像形成装置を提供することであ
る。
【0010】なお、特開平9−244372号公報にお
いては、「交換可能に設けられたトナー収納容器を収納
するトナー供給装置において、前記トナー供給装置に前
記トナー収納容器を係合する手段と、前記トナー収納容
器の出口方向に往復振動を与える手段とを設けると共
に、前記トナー収納容器の内壁に往復振動の方向と直交
した溝を設けたことを特徴とするトナー供給装置」が提
案されている。この公報に開示されたトナー供給装置で
は、トナー収納容器としての箱体の片端壁の上部に、ト
ナーを排出する出口部が形成されており、箱体の底部よ
り出口に向かう傾斜面に複数の溝が設けられている。こ
のトナー供給装置においては、トナー収納容器の往復振
動によって、トナーが各溝を乗り越えて箱体の片端壁上
部に形成された出口部に移動する。これによれば、出口
部付近でトナーが堆積し圧縮することがないので、出口
部付近に堆積し圧縮されたトナーによって出口が塞がれ
たり、出口部よりも大きなトナー塊によってトナー排出
量が低下したりすることを防止できると考えられる。し
かしながら、上記公報記載のトナー供給装置では、トナ
ー収容器内壁に上記複数の溝のような特殊構造を設ける
必要があるため、トナー収容器の構造の複雑化、それに
伴う交換コスト増という問題が残されていた。
いては、「交換可能に設けられたトナー収納容器を収納
するトナー供給装置において、前記トナー供給装置に前
記トナー収納容器を係合する手段と、前記トナー収納容
器の出口方向に往復振動を与える手段とを設けると共
に、前記トナー収納容器の内壁に往復振動の方向と直交
した溝を設けたことを特徴とするトナー供給装置」が提
案されている。この公報に開示されたトナー供給装置で
は、トナー収納容器としての箱体の片端壁の上部に、ト
ナーを排出する出口部が形成されており、箱体の底部よ
り出口に向かう傾斜面に複数の溝が設けられている。こ
のトナー供給装置においては、トナー収納容器の往復振
動によって、トナーが各溝を乗り越えて箱体の片端壁上
部に形成された出口部に移動する。これによれば、出口
部付近でトナーが堆積し圧縮することがないので、出口
部付近に堆積し圧縮されたトナーによって出口が塞がれ
たり、出口部よりも大きなトナー塊によってトナー排出
量が低下したりすることを防止できると考えられる。し
かしながら、上記公報記載のトナー供給装置では、トナ
ー収容器内壁に上記複数の溝のような特殊構造を設ける
必要があるため、トナー収容器の構造の複雑化、それに
伴う交換コスト増という問題が残されていた。
【0011】一方、本発明者らは、画像形成装置内又は
現像装置内のある箇所から他の箇所へトナーを移送する
トナー移送装置として、これら箇所を、トナー移送路を
形成する移送経路部材でつなぎ、移送経路部材底面を水
平に配置するとともに、トナーが移送経路の入口から出
口に向かって移動するように、トナー移送経路部材を水
平方向に往復運動させる往復運動手段を設けたものを開
発した。このトナー移送装置においては、移送経路部材
の往復運動によって移送経路器内のトナーに生じる慣性
力で、移送経路内のトナーを入口から出口に向かって徐
々に移送し、移送先へ移送する。
現像装置内のある箇所から他の箇所へトナーを移送する
トナー移送装置として、これら箇所を、トナー移送路を
形成する移送経路部材でつなぎ、移送経路部材底面を水
平に配置するとともに、トナーが移送経路の入口から出
口に向かって移動するように、トナー移送経路部材を水
平方向に往復運動させる往復運動手段を設けたものを開
発した。このトナー移送装置においては、移送経路部材
の往復運動によって移送経路器内のトナーに生じる慣性
力で、移送経路内のトナーを入口から出口に向かって徐
々に移送し、移送先へ移送する。
【0012】上記構成のトナー移送装置について小型化
を図る場合、上記トナー移送経路を形成するための移送
経路部材も小型にすることが望ましい。このように移送
経路部材の小型化を図るためには、トナー移送方向と直
交する面内のトナー移送経路の断面積が小さくなるよう
に構成することが考えられる。
を図る場合、上記トナー移送経路を形成するための移送
経路部材も小型にすることが望ましい。このように移送
経路部材の小型化を図るためには、トナー移送方向と直
交する面内のトナー移送経路の断面積が小さくなるよう
に構成することが考えられる。
【0013】しかしながら、上記トナー移送方向と直交
する面内のトナー移送経路の断面積が小さくなると、ト
ナー移送量が同じ場合では、移送経路を移送される粉体
が移送経路部材に接触する接触面積が大きくなる。これ
により、粉体と移送経路部材との摩擦抵抗が大きくな
り、移送経路内の粉体が上記出口方向に移送され難くな
るという問題があった。
する面内のトナー移送経路の断面積が小さくなると、ト
ナー移送量が同じ場合では、移送経路を移送される粉体
が移送経路部材に接触する接触面積が大きくなる。これ
により、粉体と移送経路部材との摩擦抵抗が大きくな
り、移送経路内の粉体が上記出口方向に移送され難くな
るという問題があった。
【0014】なお、この接触面積が大きくなって移送さ
れ難くなるという問題は、画像形成装置内又は現像装置
内でトナーを移送するためのトナー移送装置のみなら
ず、粉体を移送する粉体移送装置であって、移送経路部
材を往復運動させることで移送経路部材内の粉体を移送
する粉体移送装置においては、同様に発生するものであ
る。
れ難くなるという問題は、画像形成装置内又は現像装置
内でトナーを移送するためのトナー移送装置のみなら
ず、粉体を移送する粉体移送装置であって、移送経路部
材を往復運動させることで移送経路部材内の粉体を移送
する粉体移送装置においては、同様に発生するものであ
る。
【0015】そこで、本発明の第3の目的は、粉体移送
経路の断面積を小さくして粉体移送装置の小型化を図り
つつ、粉体を良好に移送することができる粉体移送装置
を提供することである。また、第4の目的は、現像剤移
送経路の断面積が小さい場合にも、現像剤を良好に移送
することができる小型の現像剤移送装置を備えることに
より、現像剤を良好に移送することができる小型の現像
装置及び画像形成装置を提供することである。
経路の断面積を小さくして粉体移送装置の小型化を図り
つつ、粉体を良好に移送することができる粉体移送装置
を提供することである。また、第4の目的は、現像剤移
送経路の断面積が小さい場合にも、現像剤を良好に移送
することができる小型の現像剤移送装置を備えることに
より、現像剤を良好に移送することができる小型の現像
装置及び画像形成装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の粉体補給装置は、交換可能に設け
られた粉体収容器を有し、該粉体収容器内の粉体を粉体
補給先に補給する粉体補給装置において、上記粉体収容
器として一側壁の端部寄りに粉体排出口が形成されてい
るものを用い、該粉体収容器を、該排出口が鉛直方向下
方を向くように配置した状態で、該排出口に向かって粉
体が移動するように、該粉体収容器を往復運動させる往
復運動手段を設けたことを特徴とするものである。
るために、請求項1の粉体補給装置は、交換可能に設け
られた粉体収容器を有し、該粉体収容器内の粉体を粉体
補給先に補給する粉体補給装置において、上記粉体収容
器として一側壁の端部寄りに粉体排出口が形成されてい
るものを用い、該粉体収容器を、該排出口が鉛直方向下
方を向くように配置した状態で、該排出口に向かって粉
体が移動するように、該粉体収容器を往復運動させる往
復運動手段を設けたことを特徴とするものである。
【0017】この粉体補給装置においては、粉体収容器
の往復運動によって該容器内の粉体に生じる慣性力で、
粉体収容器内の粉体を上記端部寄りに形成された排出口
に向かって徐々に移動させる。このような粉体の移動を
可能にするためには、例えば後述する請求項3のよう
に、上記一側壁を、粉体収容器内の粉体が排出口に向か
うにつれて低くなるように傾斜して設けたり、後述する
請求項4のように、粉体が上記排出口に向かう方向に対
して、粉体収容器が後退するときの加速度の大きさを、
前進するときの加速度の大きさよりも大きくなるように
設定したり、あるいは、後述する請求項5のように、粉
体が上記排出口に向かう方向に対して、前進する粉体収
容器の、停止時に生じる加速度の大きさを、後退する粉
体収容器の、停止時に生じる加速度の大きさよりも大き
くなるように設定したりすることが考えられる。そし
て、上記移動により、上記排出口に達した粉体は、重力
によって落下し、粉体補給先に補給される。このよう
に、粉体収容器の往復運動によって該容器内の粉体に生
じる慣性力で、粉体収容器内の粉体を排出することがで
きるので、粉体収容器内に螺旋状突起や溝等の特殊構造
及びスクリュー等の可動部材を設ける必要がない。ま
た、上記排出口は鉛直方向下方を向いているため、排出
口上に粉体が堆積することがなく、堆積した粉体が重力
で圧縮されることに起因する排出口の閉塞や排出量の低
下も生じない。よって、シンプルな構造で低コストな粉
体収容器を用いて、粉体収容器内の粉体を確実に排出す
ることができる。
の往復運動によって該容器内の粉体に生じる慣性力で、
粉体収容器内の粉体を上記端部寄りに形成された排出口
に向かって徐々に移動させる。このような粉体の移動を
可能にするためには、例えば後述する請求項3のよう
に、上記一側壁を、粉体収容器内の粉体が排出口に向か
うにつれて低くなるように傾斜して設けたり、後述する
請求項4のように、粉体が上記排出口に向かう方向に対
して、粉体収容器が後退するときの加速度の大きさを、
前進するときの加速度の大きさよりも大きくなるように
設定したり、あるいは、後述する請求項5のように、粉
体が上記排出口に向かう方向に対して、前進する粉体収
容器の、停止時に生じる加速度の大きさを、後退する粉
体収容器の、停止時に生じる加速度の大きさよりも大き
くなるように設定したりすることが考えられる。そし
て、上記移動により、上記排出口に達した粉体は、重力
によって落下し、粉体補給先に補給される。このよう
に、粉体収容器の往復運動によって該容器内の粉体に生
じる慣性力で、粉体収容器内の粉体を排出することがで
きるので、粉体収容器内に螺旋状突起や溝等の特殊構造
及びスクリュー等の可動部材を設ける必要がない。ま
た、上記排出口は鉛直方向下方を向いているため、排出
口上に粉体が堆積することがなく、堆積した粉体が重力
で圧縮されることに起因する排出口の閉塞や排出量の低
下も生じない。よって、シンプルな構造で低コストな粉
体収容器を用いて、粉体収容器内の粉体を確実に排出す
ることができる。
【0018】請求項2の発明は、請求項1の粉体補給装
置において、上記往復運動の方向を、上記一側壁におけ
る上記端部と反対側の端部とを結ぶ線に沿った方向に設
定したことを特徴とするものである。
置において、上記往復運動の方向を、上記一側壁におけ
る上記端部と反対側の端部とを結ぶ線に沿った方向に設
定したことを特徴とするものである。
【0019】この粉体補給装置においては、上記設定に
より、上記往復運動の一方向と粉体収容器内の粉体が上
記排出口に移動する方向とが一致する。よって、上記往
復運動手段によって粉体収容器に与えられる該一方向の
力が、他の方向に分散されることなく、粉体収容器内の
粉体を上記排出口に向かって移動させる力として発揮さ
れる。
より、上記往復運動の一方向と粉体収容器内の粉体が上
記排出口に移動する方向とが一致する。よって、上記往
復運動手段によって粉体収容器に与えられる該一方向の
力が、他の方向に分散されることなく、粉体収容器内の
粉体を上記排出口に向かって移動させる力として発揮さ
れる。
【0020】請求項3の発明は、請求項1又は2の粉体
補給装置において、上記一側壁を、粉体収容器内の粉体
が上記排出口に向かうにつれて低くなるように傾斜して
設けたことを特徴とするものである。
補給装置において、上記一側壁を、粉体収容器内の粉体
が上記排出口に向かうにつれて低くなるように傾斜して
設けたことを特徴とするものである。
【0021】この粉体補給装置においては、粉体収容器
内の粉体が上記排出口に向かう向きに、粉体重力の分力
が生じる。この粉体重力の分力を利用することにより、
例えば粉体収容器が往時と復時とで同じ大きさの加速度
で往復運動する場合、後述する請求項4のように、粉体
が上記排出口に向かう方向に対して、粉体収容器が後退
するときの加速度の大きさを、前進するときの加速度の
大きさよりも大きくなるように設定する場合、あるい
は、後述する請求項5のように、粉体が上記排出口に向
かう方向に対して、前進する粉体収容器の、停止時に生
じる加速度の大きさを、後退する粉体収容器の、停止時
に生じる加速度の大きさよりも大きく設定したりする場
合に、粉体収容器内の粉体を排出口に向けて移動させる
ことができる。
内の粉体が上記排出口に向かう向きに、粉体重力の分力
が生じる。この粉体重力の分力を利用することにより、
例えば粉体収容器が往時と復時とで同じ大きさの加速度
で往復運動する場合、後述する請求項4のように、粉体
が上記排出口に向かう方向に対して、粉体収容器が後退
するときの加速度の大きさを、前進するときの加速度の
大きさよりも大きくなるように設定する場合、あるい
は、後述する請求項5のように、粉体が上記排出口に向
かう方向に対して、前進する粉体収容器の、停止時に生
じる加速度の大きさを、後退する粉体収容器の、停止時
に生じる加速度の大きさよりも大きく設定したりする場
合に、粉体収容器内の粉体を排出口に向けて移動させる
ことができる。
【0022】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
粉体補給装置において、粉体が上記排出口に向かう方向
に対して、粉体収容器が後退するときの加速度の大きさ
を、前進するときの加速度の大きさよりも大きくなるよ
うに設定したことを特徴とするものである。
粉体補給装置において、粉体が上記排出口に向かう方向
に対して、粉体収容器が後退するときの加速度の大きさ
を、前進するときの加速度の大きさよりも大きくなるよ
うに設定したことを特徴とするものである。
【0023】この粉体補給装置においては、上記設定に
より、粉体収容器が上記後退方向に加速されることによ
って生じる、収容器内の粉体の上記前進方向への慣性力
が、粉体収容器が上記前進方向に加速されることによっ
て生じる、収容器内の粉体の上記後退方向への慣性力よ
りも大きくなるので、粉体収容器の往復運動を繰り返す
ことで、粉体収容器内の粉体を排出口に向けて移動させ
ることができる。また、上記一側壁を、粉体収容器内の
粉体が排出口に向かうにつれて低くなるように傾斜して
設けた場合には、上記慣性力と粉体重力との相乗効果
で、粉体収容器内の粉体を排出口に向けてより確実に移
動させることができる。
より、粉体収容器が上記後退方向に加速されることによ
って生じる、収容器内の粉体の上記前進方向への慣性力
が、粉体収容器が上記前進方向に加速されることによっ
て生じる、収容器内の粉体の上記後退方向への慣性力よ
りも大きくなるので、粉体収容器の往復運動を繰り返す
ことで、粉体収容器内の粉体を排出口に向けて移動させ
ることができる。また、上記一側壁を、粉体収容器内の
粉体が排出口に向かうにつれて低くなるように傾斜して
設けた場合には、上記慣性力と粉体重力との相乗効果
で、粉体収容器内の粉体を排出口に向けてより確実に移
動させることができる。
【0024】請求項5の発明は、請求項1、2又は3の
粉体補給装置において、粉体が上記排出口に向かう方向
に対して、前進する粉体収容器の、停止時に生じる加速
度の大きさを、後退する粉体収容器の、停止時に生じる
加速度の大きさよりも大きくなるように設定したことを
特徴とするものである。
粉体補給装置において、粉体が上記排出口に向かう方向
に対して、前進する粉体収容器の、停止時に生じる加速
度の大きさを、後退する粉体収容器の、停止時に生じる
加速度の大きさよりも大きくなるように設定したことを
特徴とするものである。
【0025】この粉体補給装置においては、上記設定に
より、前進する粉体収容器の停止時生じる、収容器内の
粉体の上記前進方向への慣性力が、後退する粉体収容器
の停止時に生じる、収容器内の粉体の上記後退方向への
慣性力よりも大きくなるので、粉体収容器の往復運動を
繰り返すことで、例えば上記鉛直方向下向きの容器壁
を、略水平に設けた場合にも、粉体収容器内の粉体を排
出口に向けて移動させることができる。なお、粉体補給
先の位置によっては、上記一側壁を、粉体が排出口に向
かうにつれて高くなるように傾斜して設ける場合があ
る。この場合にも、粉体を排出口に向かわせる力として
作用する上記慣性力が、該慣性力の向きとは反対向きに
生じる粉体重力の分力よりも大きくなるように、上記各
加速度を設定することにより、粉体収容器内の粉体を排
出口に向けて移動させることができる。また、上記一側
壁を、粉体収容器内の粉体が排出口に向かうにつれて低
くなるように傾斜して設けた場合には、上記慣性力と粉
体重力との相乗効果で、粉体収容器内の粉体を排出口に
向けてより確実に移動させることができる。
より、前進する粉体収容器の停止時生じる、収容器内の
粉体の上記前進方向への慣性力が、後退する粉体収容器
の停止時に生じる、収容器内の粉体の上記後退方向への
慣性力よりも大きくなるので、粉体収容器の往復運動を
繰り返すことで、例えば上記鉛直方向下向きの容器壁
を、略水平に設けた場合にも、粉体収容器内の粉体を排
出口に向けて移動させることができる。なお、粉体補給
先の位置によっては、上記一側壁を、粉体が排出口に向
かうにつれて高くなるように傾斜して設ける場合があ
る。この場合にも、粉体を排出口に向かわせる力として
作用する上記慣性力が、該慣性力の向きとは反対向きに
生じる粉体重力の分力よりも大きくなるように、上記各
加速度を設定することにより、粉体収容器内の粉体を排
出口に向けて移動させることができる。また、上記一側
壁を、粉体収容器内の粉体が排出口に向かうにつれて低
くなるように傾斜して設けた場合には、上記慣性力と粉
体重力との相乗効果で、粉体収容器内の粉体を排出口に
向けてより確実に移動させることができる。
【0026】請求項6の発明は、請求項5の粉体補給装
置において、上記粉体収容器を上記前進方向に付勢する
付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して上記粉体収容
器を上記後退方向に押圧して移動する押圧移動手段と、
該押圧移動を解除する押圧解除手段と、押圧が解除され
該付勢手段の付勢力で上記前進方向に移動する粉体収容
器と当接することにより粉体収容器を停止させるストッ
パーとを設けたことを特徴とするものである。
置において、上記粉体収容器を上記前進方向に付勢する
付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して上記粉体収容
器を上記後退方向に押圧して移動する押圧移動手段と、
該押圧移動を解除する押圧解除手段と、押圧が解除され
該付勢手段の付勢力で上記前進方向に移動する粉体収容
器と当接することにより粉体収容器を停止させるストッ
パーとを設けたことを特徴とするものである。
【0027】この粉体補給装置においては、上記押圧移
動手段で、粉体収容器を押圧することにより粉体収容器
を上記後退方向に移動させ、上記押圧解除手段で、該押
圧移動を解除した瞬間に上記付勢手段の付勢力によって
粉体収容器を上記前進方向に移動させる。そして、上記
前進方向に移動する粉体収容器は、上記ストッパーと当
接することによって上記前進方向への移動が急激に停止
される。このように、付勢力によって高速度で移動する
粉体収容器を、ストッパーで急激に停止することによ
り、前進する粉体収容器の停止時に、大きな加速度を発
生させることができる。
動手段で、粉体収容器を押圧することにより粉体収容器
を上記後退方向に移動させ、上記押圧解除手段で、該押
圧移動を解除した瞬間に上記付勢手段の付勢力によって
粉体収容器を上記前進方向に移動させる。そして、上記
前進方向に移動する粉体収容器は、上記ストッパーと当
接することによって上記前進方向への移動が急激に停止
される。このように、付勢力によって高速度で移動する
粉体収容器を、ストッパーで急激に停止することによ
り、前進する粉体収容器の停止時に、大きな加速度を発
生させることができる。
【0028】請求項7の発明は、請求項6の粉体補給装
置において、上記ストッパーを、上記粉体収容器との当
接により上記前進方向に移動可能に設けるとともに、上
記前進方向におけるストッパーと装置本体との間に、ス
トッパーを上記後退方向に付勢する弾性部材を設けたこ
と特徴とするものである。
置において、上記ストッパーを、上記粉体収容器との当
接により上記前進方向に移動可能に設けるとともに、上
記前進方向におけるストッパーと装置本体との間に、ス
トッパーを上記後退方向に付勢する弾性部材を設けたこ
と特徴とするものである。
【0029】この粉体補給装置においては、上記ストッ
パーと上記粉体収容器とが当接すると、ストッパーが上
記前進方向に移動して、ストッパーと粉体収容器との間
に発生する衝撃が吸収される。また、二次的にストッパ
ーを通して伝えられる衝撃が、弾性部材の弾性変形によ
って吸収される。よって、ストッパーと粉体収容器との
当接時に発生する振動や当接音を抑えることができる。
弾性部材が弾性変形することで吸収した衝撃エネルギー
は、内部変形のエネルギーとして貯えられ、弾性部材が
復元する際の復元力になると考えられる。そして、粉体
収容器が上記後退方向に移動し、粉体収容器とストッパ
ーとの当接が解除されると、この弾性部材の復元によっ
て上記ストッパーが上記後退方向に付勢され、後退す
る。
パーと上記粉体収容器とが当接すると、ストッパーが上
記前進方向に移動して、ストッパーと粉体収容器との間
に発生する衝撃が吸収される。また、二次的にストッパ
ーを通して伝えられる衝撃が、弾性部材の弾性変形によ
って吸収される。よって、ストッパーと粉体収容器との
当接時に発生する振動や当接音を抑えることができる。
弾性部材が弾性変形することで吸収した衝撃エネルギー
は、内部変形のエネルギーとして貯えられ、弾性部材が
復元する際の復元力になると考えられる。そして、粉体
収容器が上記後退方向に移動し、粉体収容器とストッパ
ーとの当接が解除されると、この弾性部材の復元によっ
て上記ストッパーが上記後退方向に付勢され、後退す
る。
【0030】請求項8の発明は、請求項1、2、3、
4、5、6又は7の粉体補給装置において、上記粉体収
容器の外形状が、直方体であることを特徴とするもので
ある。
4、5、6又は7の粉体補給装置において、上記粉体収
容器の外形状が、直方体であることを特徴とするもので
ある。
【0031】この粉体補給装置おいては、粉体収容器と
して、外形状が平面のみからなる直方体の容器を用いる
ことにより、例えば大量に保管する際や輸送時等におい
て積み重ねることが可能になる。よって、従来のスクリ
ューボトルのような円筒状の容器を用いる場合に比し
て、容器の取り扱いが容易になる。また、直方体の側面
を手で持ちやすい幅に設定すれば、円筒状の容器を用い
る場合のように、手が滑って持ち難いという不具合も生
じない。さらに、例えば直方体の容器と円筒状の容器と
を、大きさの同じ断面四角形状の容器ホルダで支持する
場合の、両者の粉体収容量を比較すると、円筒状の容器
には四隅にデッドスペースが生じるため、直方体の容器
に比して収容量が小さくなる。よって、直方体の容器を
用いることにより、円筒状の容器を用いる場合に比し
て、同じスペースでの粉体収容量を増大することが可能
になる。
して、外形状が平面のみからなる直方体の容器を用いる
ことにより、例えば大量に保管する際や輸送時等におい
て積み重ねることが可能になる。よって、従来のスクリ
ューボトルのような円筒状の容器を用いる場合に比し
て、容器の取り扱いが容易になる。また、直方体の側面
を手で持ちやすい幅に設定すれば、円筒状の容器を用い
る場合のように、手が滑って持ち難いという不具合も生
じない。さらに、例えば直方体の容器と円筒状の容器と
を、大きさの同じ断面四角形状の容器ホルダで支持する
場合の、両者の粉体収容量を比較すると、円筒状の容器
には四隅にデッドスペースが生じるため、直方体の容器
に比して収容量が小さくなる。よって、直方体の容器を
用いることにより、円筒状の容器を用いる場合に比し
て、同じスペースでの粉体収容量を増大することが可能
になる。
【0032】上記第2の目的を達成するために、請求項
9の発明は、交換可能に設けられた現像剤収容器を有
し、該現像剤収容器内の現像剤を現像装置内の現像剤補
給部に補給する現像剤補給装置を備えた現像装置におい
て、請求項1乃至8の粉体補給装置を、上記トナー補給
装置として用いたことを特徴とするものである。ここ
で、上記現像剤は、トナーのみ、キャリアのみ、及びト
ナーとキャリアとを含む二成分現像剤のいずれであって
もよい。
9の発明は、交換可能に設けられた現像剤収容器を有
し、該現像剤収容器内の現像剤を現像装置内の現像剤補
給部に補給する現像剤補給装置を備えた現像装置におい
て、請求項1乃至8の粉体補給装置を、上記トナー補給
装置として用いたことを特徴とするものである。ここ
で、上記現像剤は、トナーのみ、キャリアのみ、及びト
ナーとキャリアとを含む二成分現像剤のいずれであって
もよい。
【0033】この現像装置においては、請求項1乃至8
のいずれかの粉体補給装置を現像剤補給装置として用い
ることにより、シンプルな構成で低コストな現像剤収容
器を用いて、現像剤収容器内の現像剤粉体を確実に上記
現像剤補給部に補給する。
のいずれかの粉体補給装置を現像剤補給装置として用い
ることにより、シンプルな構成で低コストな現像剤収容
器を用いて、現像剤収容器内の現像剤粉体を確実に上記
現像剤補給部に補給する。
【0034】請求項10の発明は、像担持体に形成され
た潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置におい
て、上記現像装置に現像剤を補給する現像剤補給装置と
して、請求項1乃至8のいずれかの粉体補給装置を備え
たことを特徴とするものである。ここで、上記現像剤
は、トナーのみ、キャリアのみ、及びトナーとキャリア
とを含む二成分現像剤のいずれであってもよい。
た潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置におい
て、上記現像装置に現像剤を補給する現像剤補給装置と
して、請求項1乃至8のいずれかの粉体補給装置を備え
たことを特徴とするものである。ここで、上記現像剤
は、トナーのみ、キャリアのみ、及びトナーとキャリア
とを含む二成分現像剤のいずれであってもよい。
【0035】この画像形成装置においては、請求項1乃
至8のいずれかの粉体補給装置を現像剤補給装置として
用いることにより、シンプルな構成で低コストな現像剤
収容器を用いて、現像剤収容器内の現像剤粉体を確実に
上記現像剤補給部に補給する。この現像剤補給部に補給
された現像剤を、線像担持体の表面に形成された潜像の
現像に用いる。
至8のいずれかの粉体補給装置を現像剤補給装置として
用いることにより、シンプルな構成で低コストな現像剤
収容器を用いて、現像剤収容器内の現像剤粉体を確実に
上記現像剤補給部に補給する。この現像剤補給部に補給
された現像剤を、線像担持体の表面に形成された潜像の
現像に用いる。
【0036】上記第3の目的を達成するために、請求項
11の発明は、粉体を移送する粉体移送装置において、
粉体の移送経路を形成する移送経路部材の鉛直方向下方
に向いた一側壁を、粉体が移送経路の入口から出口に向
かうにつれて低くなるように傾斜して設けるとともに、
該移送経路部材を往復運動させる往復運動手段を設けた
ことを特徴とするものである。
11の発明は、粉体を移送する粉体移送装置において、
粉体の移送経路を形成する移送経路部材の鉛直方向下方
に向いた一側壁を、粉体が移送経路の入口から出口に向
かうにつれて低くなるように傾斜して設けるとともに、
該移送経路部材を往復運動させる往復運動手段を設けた
ことを特徴とするものである。
【0037】この粉体移送装置においては、上記往復運
動手段で上記移送経路部材を往復運動することによって
移送経路内の粉体に生じる慣性力と、上記入口から出口
に向かう向きに生じる粉体重力の分力とによって、移送
経路内の粉体を出口に向かって移動させる。また、上記
一側壁を上記のように傾斜して設けることにより、移送
経路内の粉体と移送経路部材との接触部における上記出
口方向に働く摩擦抵抗を、該部材壁を水平に設けた場合
の該摩擦抵抗よりも小さくする。よって、該部材壁を水
平に設ける場合に比して、移送経路内の粉体を上記出口
方向に移動させ易くすることができ、粉体移送経路の断
面積が小さい場合にも、粉体を良好に移送することがで
きる。
動手段で上記移送経路部材を往復運動することによって
移送経路内の粉体に生じる慣性力と、上記入口から出口
に向かう向きに生じる粉体重力の分力とによって、移送
経路内の粉体を出口に向かって移動させる。また、上記
一側壁を上記のように傾斜して設けることにより、移送
経路内の粉体と移送経路部材との接触部における上記出
口方向に働く摩擦抵抗を、該部材壁を水平に設けた場合
の該摩擦抵抗よりも小さくする。よって、該部材壁を水
平に設ける場合に比して、移送経路内の粉体を上記出口
方向に移動させ易くすることができ、粉体移送経路の断
面積が小さい場合にも、粉体を良好に移送することがで
きる。
【0038】請求項12の発明は、請求項11の粉体移
送装置において、上記往復運動の方向を、上記一側壁と
平行な方向に設定したことを特徴とするものである。
送装置において、上記往復運動の方向を、上記一側壁と
平行な方向に設定したことを特徴とするものである。
【0039】この粉体移送装置においては、上記設定に
より、上記往復運動の一方向と上記粉体重力の分力の向
きとが一致する。よって、上記往復運動手段によって移
送経路部材に与えられる該一方向の力が、他の方向に分
散されることなく、移送経路内の粉体を上記出口に向か
って移動させる力として発揮される。
より、上記往復運動の一方向と上記粉体重力の分力の向
きとが一致する。よって、上記往復運動手段によって移
送経路部材に与えられる該一方向の力が、他の方向に分
散されることなく、移送経路内の粉体を上記出口に向か
って移動させる力として発揮される。
【0040】請求項13の発明は、請求項11又は12
の粉体移送装置において、粉体が上記出口に向かう方向
に対して、移送経路部材が後退するときの加速度の大き
さを、前進するときの加速度の大きさよりも大きくなる
ように設定したことを特徴とするものである。
の粉体移送装置において、粉体が上記出口に向かう方向
に対して、移送経路部材が後退するときの加速度の大き
さを、前進するときの加速度の大きさよりも大きくなる
ように設定したことを特徴とするものである。
【0041】この粉体移送装置においては、上記設定に
より、請求項4について記載したのと同様の作用が生じ
る。よって、上記慣性力と粉体重力との相乗効果で、移
送経路内の粉体をより良好に移送することができる。
より、請求項4について記載したのと同様の作用が生じ
る。よって、上記慣性力と粉体重力との相乗効果で、移
送経路内の粉体をより良好に移送することができる。
【0042】請求項14の発明は、請求項11又は12
の粉体移送装置において、粉体が上記出口に向かう方向
に対して、前進する移送経路部材の、停止時に生じる加
速度の大きさを、後退する移送経路部材の、停止時に生
じる加速度の大きさよりも大きくなるように設定したこ
とを特徴とするものである。
の粉体移送装置において、粉体が上記出口に向かう方向
に対して、前進する移送経路部材の、停止時に生じる加
速度の大きさを、後退する移送経路部材の、停止時に生
じる加速度の大きさよりも大きくなるように設定したこ
とを特徴とするものである。
【0043】この粉体移送装置においては、上記設定に
より、請求項5について記載したのと同様の作用が生じ
る。よって、上記慣性力と粉体重力との相乗効果で、移
送経路内の粉体をより良好に移送することができる。
より、請求項5について記載したのと同様の作用が生じ
る。よって、上記慣性力と粉体重力との相乗効果で、移
送経路内の粉体をより良好に移送することができる。
【0044】請求項15の発明によれば、請求項14の
粉体移送装置において、上記移送経路部材を上記前進方
向に付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して
上記移送経路部材を上記後退方向に押圧して移動する押
圧移動手段と、該押圧移動を解除する押圧解除手段と、
押圧が解除され該付勢手段の付勢力で上記前進方向に移
動する移送経路部材と当接することにより移送経路部材
を停止させるストッパーとを設けたことを特徴とするも
のである。
粉体移送装置において、上記移送経路部材を上記前進方
向に付勢する付勢手段と、該付勢手段の付勢力に抗して
上記移送経路部材を上記後退方向に押圧して移動する押
圧移動手段と、該押圧移動を解除する押圧解除手段と、
押圧が解除され該付勢手段の付勢力で上記前進方向に移
動する移送経路部材と当接することにより移送経路部材
を停止させるストッパーとを設けたことを特徴とするも
のである。
【0045】この粉体移送装置においては、請求項6に
ついて記載したのと同様の作用により、前進する移送経
路部材の停止時に、大きな加速度を発生させることがで
きる。
ついて記載したのと同様の作用により、前進する移送経
路部材の停止時に、大きな加速度を発生させることがで
きる。
【0046】請求項16の発明は、請求項15の粉体移
送装置において、上記ストッパーを、上記移送経路部材
との当接により上記前進方向に移動可能に設けるととも
に、上記前進方向におけるストッパーと装置本体との間
に、ストッパーを上記後退方向に付勢する弾性部材を設
けたこと特徴とするものである。
送装置において、上記ストッパーを、上記移送経路部材
との当接により上記前進方向に移動可能に設けるととも
に、上記前進方向におけるストッパーと装置本体との間
に、ストッパーを上記後退方向に付勢する弾性部材を設
けたこと特徴とするものである。
【0047】この粉体移送装置においては、請求項7に
ついて記載したのと同様の作用により、ストッパーと移
送経路部材との当接時に発生する振動や当接音を抑える
ことができる。
ついて記載したのと同様の作用により、ストッパーと移
送経路部材との当接時に発生する振動や当接音を抑える
ことができる。
【0048】上記第4の目的を達成するために、請求項
17の発明は、装置内の互いに異なる場所に現像剤を移
送する現像剤移送装置を備えた現像装置において、請求
項11乃至16の粉体移送装置を、上記現像剤移送装置
として用いたことを特徴とする特徴とするものである。
ここで、上記現像剤は、トナーのみ、キャリアのみ、及
びトナーとキャリアとを含む二成分現像剤のいずれであ
ってもよい。
17の発明は、装置内の互いに異なる場所に現像剤を移
送する現像剤移送装置を備えた現像装置において、請求
項11乃至16の粉体移送装置を、上記現像剤移送装置
として用いたことを特徴とする特徴とするものである。
ここで、上記現像剤は、トナーのみ、キャリアのみ、及
びトナーとキャリアとを含む二成分現像剤のいずれであ
ってもよい。
【0049】この現像装置においては、請求項11乃至
16のいずれかの粉体移送装置を現像剤移送装置として
用いることにより、現像装置内の現像剤移送経路の断面
積が小さい場合にも、現像剤を良好に移送する。
16のいずれかの粉体移送装置を現像剤移送装置として
用いることにより、現像装置内の現像剤移送経路の断面
積が小さい場合にも、現像剤を良好に移送する。
【0050】請求項18の発明は、装置内の互いに異な
る場所に現像剤を移送する現像剤移送装置を備えた画像
形成装置において、請求項11乃至16の粉体移送装置
を、上記現像剤移送装置として用いたことを特徴とする
ものである。ここで、上記現像剤は、トナーのみ、キャ
リアのみ、及びトナーとキャリアとを含む二成分現像剤
のいずれであってもよい。
る場所に現像剤を移送する現像剤移送装置を備えた画像
形成装置において、請求項11乃至16の粉体移送装置
を、上記現像剤移送装置として用いたことを特徴とする
ものである。ここで、上記現像剤は、トナーのみ、キャ
リアのみ、及びトナーとキャリアとを含む二成分現像剤
のいずれであってもよい。
【0051】この画像形成装置においては、請求項11
乃至16のいずれかの粉体移送装置を現像剤移送装置と
して用いることにより、現像装置内の現像剤移送経路の
断面積が小さい場合にも、現像剤を良好に移送する。
乃至16のいずれかの粉体移送装置を現像剤移送装置と
して用いることにより、現像装置内の現像剤移送経路の
断面積が小さい場合にも、現像剤を良好に移送する。
【0052】
【発明の実施の形態】〔実施形態1〕以下、本発明の粉
体補給装置を、電子写真式複写機(以下、複写機とい
う)の現像装置におけるトナー補給装置に適用した実施
形態について説明する。図1は本実施形態に係る複写機
の作像部分を示す概略構成図である。潜像担持体として
の感光体1の周囲には、感光体1の表面を一様に帯電せ
しめる帯電器、原稿の光像を感光体ドラム1の表面に結
像して静電潜像を形成する露光光学系、現像装置2、現
像装置2で該静電潜像が現像されて得られたトナー像を
記録媒体である転写紙に転写せしめる転写装置、トナー
像の転写後に感光体1上に残留するトナーを掻き落すク
リーニング装置等(何れも図示せず)が夫々近接あるい
は接触するようにして配設されしている。そして、現像
装置2には、現像装置2にトナーを補給するためのトナ
ー補給装置10が取付けられている。なお、この複写機
全体のコピー動作については、周知の電子写真プロセス
であるので説明は省略する。
体補給装置を、電子写真式複写機(以下、複写機とい
う)の現像装置におけるトナー補給装置に適用した実施
形態について説明する。図1は本実施形態に係る複写機
の作像部分を示す概略構成図である。潜像担持体として
の感光体1の周囲には、感光体1の表面を一様に帯電せ
しめる帯電器、原稿の光像を感光体ドラム1の表面に結
像して静電潜像を形成する露光光学系、現像装置2、現
像装置2で該静電潜像が現像されて得られたトナー像を
記録媒体である転写紙に転写せしめる転写装置、トナー
像の転写後に感光体1上に残留するトナーを掻き落すク
リーニング装置等(何れも図示せず)が夫々近接あるい
は接触するようにして配設されしている。そして、現像
装置2には、現像装置2にトナーを補給するためのトナ
ー補給装置10が取付けられている。なお、この複写機
全体のコピー動作については、周知の電子写真プロセス
であるので説明は省略する。
【0053】上記現像装置2はトナーとキャリアからな
るいわゆる2成分現像剤を用いる2成分現像装置であ
り、この現像装置2の現像ケーシング6内には、トナー
とキャリアとを混合した現像剤7が収容されている。ま
た、現像ケーシング6内には、現像ローラ3、上記トナ
ー補給装置10のトナー受け部19を介して補給された
トナーTを現像ケーシング6内の現像剤7と混合攪拌す
るとともに現像ローラ3に供給するための搬送スクリュ
ー4,5、現像ローラ3上の現像剤量を規制する規制ブ
レード8などが配設されている。
るいわゆる2成分現像剤を用いる2成分現像装置であ
り、この現像装置2の現像ケーシング6内には、トナー
とキャリアとを混合した現像剤7が収容されている。ま
た、現像ケーシング6内には、現像ローラ3、上記トナ
ー補給装置10のトナー受け部19を介して補給された
トナーTを現像ケーシング6内の現像剤7と混合攪拌す
るとともに現像ローラ3に供給するための搬送スクリュ
ー4,5、現像ローラ3上の現像剤量を規制する規制ブ
レード8などが配設されている。
【0054】上記搬送スクリュー4,5は、それぞれ図
中奥行き方向に延在するように平行配設され、図示しな
い駆動系により現像ローラ3長手方向で互いに逆向きに
回転駆動されるようになっている。これら搬送スクリュ
ー4と5との間には仕切板9が設けられ、この仕切板9
により、現像剤7を収容する現像剤収容スペースが両者
の周りに個別に確保されている。但し、搬送スクリュー
4,5の両端近傍(図中手前端近傍、及び奥端近傍)に
対応する領域には、仕切板9が設けられておらず、2つ
の現像剤収容スペースは該両端近傍で連通するようにな
っている。上記トナー補給装置10から現像装置2内に
補給されたトナーTは、搬送スクリュー4,5の回転に
伴い、現像剤7と混合・攪拌されながら現像ローラ3へ
と搬送される。そして、現像ローラ3の回転に伴い、現
像ローラ3表面に担持された現像剤中のトナーTが、上
記感光体1上に形成された潜像に供給され、該潜像の現
像が行われる。
中奥行き方向に延在するように平行配設され、図示しな
い駆動系により現像ローラ3長手方向で互いに逆向きに
回転駆動されるようになっている。これら搬送スクリュ
ー4と5との間には仕切板9が設けられ、この仕切板9
により、現像剤7を収容する現像剤収容スペースが両者
の周りに個別に確保されている。但し、搬送スクリュー
4,5の両端近傍(図中手前端近傍、及び奥端近傍)に
対応する領域には、仕切板9が設けられておらず、2つ
の現像剤収容スペースは該両端近傍で連通するようにな
っている。上記トナー補給装置10から現像装置2内に
補給されたトナーTは、搬送スクリュー4,5の回転に
伴い、現像剤7と混合・攪拌されながら現像ローラ3へ
と搬送される。そして、現像ローラ3の回転に伴い、現
像ローラ3表面に担持された現像剤中のトナーTが、上
記感光体1上に形成された潜像に供給され、該潜像の現
像が行われる。
【0055】以下、本発明の特徴部分であるトナー補給
装置10の構成及び動作について説明する。図2はトナ
ー補給装置10の概略構成を示す斜視図である。図1及
び図2に示すように、トナー補給装置10は、トナー収
容器11と、容器保持部材12と、支持台13とを有し
ている。本実施形態のトナー収容器11は、外形状が直
方体であり、その一側壁の端部寄りに、容器本体の外側
に突出した排出口部11aが形成されている。このトナ
ー収容器11は、容器内のトナーTがなくなった時点
で、トナーを収容した新たなトナー収容器と交換され
る。なお、トナー収容器11としては、外形状が直方体
のものに限定されるものではなく、例えば円筒状の容器
を用いることもできる。
装置10の構成及び動作について説明する。図2はトナ
ー補給装置10の概略構成を示す斜視図である。図1及
び図2に示すように、トナー補給装置10は、トナー収
容器11と、容器保持部材12と、支持台13とを有し
ている。本実施形態のトナー収容器11は、外形状が直
方体であり、その一側壁の端部寄りに、容器本体の外側
に突出した排出口部11aが形成されている。このトナ
ー収容器11は、容器内のトナーTがなくなった時点
で、トナーを収容した新たなトナー収容器と交換され
る。なお、トナー収容器11としては、外形状が直方体
のものに限定されるものではなく、例えば円筒状の容器
を用いることもできる。
【0056】上記支持台13は、図示しない現像装置側
板に、略水平に固定支持されており、容器保持部材12
は、この支持台13に対して着脱可能に構成されてい
る。また、トナー収容器11は、容器保持部材12及び
支持台13に対して着脱可能に構成されている。新品の
トナー収容器11をトナー補給装置10にセットする際
には、まず、予めトナー補給装置10から取り出してお
いた容器保持部材12とトナー収容器11とを一体化す
る。具体的には、トナー収容器11の排出口部11a
を、容器保持部材12に形成された開口12aに貫通さ
せて両者を一体化する。そして、容器保持部材12と一
体化したトナー収容器11の排出口部11aを、支持台
13に形成された開口13aに貫通させるようにして、
容器保持部材12と一体化したトナー収容器11を、コ
ロ14a及び14bを介して支持台13上にセットす
る。このようにトナー収容器11をトナー補給装置10
にセットすることにより、トナー収容器11は、その排
出口部11aが鉛直方向下方を向くように配置される。
また、容器保持部材12の開口12aは、開口12a内
でのトナー収容器の排出口部11aの移動を規制するよ
うな形状に形成され、一方、支持台13の開口13a
は、開口13a内での該排出口部11aの図中矢印A方
向の移動を許容するような形状に形成されている。これ
により、トナー収容器11は、容器保持部材12と一体
的に、支持台13上を矢印A方向に移動することができ
る構成となっている。
板に、略水平に固定支持されており、容器保持部材12
は、この支持台13に対して着脱可能に構成されてい
る。また、トナー収容器11は、容器保持部材12及び
支持台13に対して着脱可能に構成されている。新品の
トナー収容器11をトナー補給装置10にセットする際
には、まず、予めトナー補給装置10から取り出してお
いた容器保持部材12とトナー収容器11とを一体化す
る。具体的には、トナー収容器11の排出口部11a
を、容器保持部材12に形成された開口12aに貫通さ
せて両者を一体化する。そして、容器保持部材12と一
体化したトナー収容器11の排出口部11aを、支持台
13に形成された開口13aに貫通させるようにして、
容器保持部材12と一体化したトナー収容器11を、コ
ロ14a及び14bを介して支持台13上にセットす
る。このようにトナー収容器11をトナー補給装置10
にセットすることにより、トナー収容器11は、その排
出口部11aが鉛直方向下方を向くように配置される。
また、容器保持部材12の開口12aは、開口12a内
でのトナー収容器の排出口部11aの移動を規制するよ
うな形状に形成され、一方、支持台13の開口13a
は、開口13a内での該排出口部11aの図中矢印A方
向の移動を許容するような形状に形成されている。これ
により、トナー収容器11は、容器保持部材12と一体
的に、支持台13上を矢印A方向に移動することができ
る構成となっている。
【0057】次に、上記トナー補給装置10において、
トナー収容器11内のトナーTを上記排出口部11aに
向かって移動させるように、トナー収容器11を往復運
動させる往復運動手段について説明する。本実施形態で
は、この往復運動手段として、上記支持台13に固定さ
れ、上記容器保持部材12とトナー収容器11とを図1
中右方向に付勢する付勢手段としてのバネ15と、バネ
15が当接する容器保持部材12の端部とは反対側の端
部に周面が当接するように回動可能に配設されたカム1
6と、支持台13の端部に固定された弾性ゴムからなる
ダンパー18とを設けている。カム16は、支持台13
に固定されたモータM及び減速機17によって適宜設定
された回転数で回転駆動される。また、カム16は、図
示のように、偏心カム面と段差部とからなり、後述する
ように、図1中矢印B方向の回転に伴って、バネ15の
付勢力に抗して容器保持部材12の端部を図中左方向に
押圧し、容器保持部材12とトナー収容器11とを移動
するとともに、該押圧移動を解除する機能を発揮する。
なお、以上の説明において、支持台13とダンパー18
とで、図1中右方向に移動するトナー収容器11と容器
保持部材12とを停止させるストッパーが構成されてい
る。
トナー収容器11内のトナーTを上記排出口部11aに
向かって移動させるように、トナー収容器11を往復運
動させる往復運動手段について説明する。本実施形態で
は、この往復運動手段として、上記支持台13に固定さ
れ、上記容器保持部材12とトナー収容器11とを図1
中右方向に付勢する付勢手段としてのバネ15と、バネ
15が当接する容器保持部材12の端部とは反対側の端
部に周面が当接するように回動可能に配設されたカム1
6と、支持台13の端部に固定された弾性ゴムからなる
ダンパー18とを設けている。カム16は、支持台13
に固定されたモータM及び減速機17によって適宜設定
された回転数で回転駆動される。また、カム16は、図
示のように、偏心カム面と段差部とからなり、後述する
ように、図1中矢印B方向の回転に伴って、バネ15の
付勢力に抗して容器保持部材12の端部を図中左方向に
押圧し、容器保持部材12とトナー収容器11とを移動
するとともに、該押圧移動を解除する機能を発揮する。
なお、以上の説明において、支持台13とダンパー18
とで、図1中右方向に移動するトナー収容器11と容器
保持部材12とを停止させるストッパーが構成されてい
る。
【0058】図1において、カム16をモータMの駆動
により図1中矢印B方向に回転すると、カム16の偏心
カム面16が、容器保持部材12端部に当接し、バネ1
5の付勢力に抗して容器保持部材12端部を押圧する。
この押圧により、容器保持部材12とトナー収容器11
とが図中左方向に移動する(往時)。カム16が更に回
転して、容器保持部材12端部が段差部16bに至る
と、容器保持部材12に対するカム面16aによる押圧
移動が解除され、バネ15の付勢力によって、容器保持
部材12とトナー収容器11とが、図中右方向に加速し
ながら移動する(復時)。このように、カム16が1回
転する毎にトナー収容器11及び容器保持部材12が図
中矢印A方向に一往復運動する。
により図1中矢印B方向に回転すると、カム16の偏心
カム面16が、容器保持部材12端部に当接し、バネ1
5の付勢力に抗して容器保持部材12端部を押圧する。
この押圧により、容器保持部材12とトナー収容器11
とが図中左方向に移動する(往時)。カム16が更に回
転して、容器保持部材12端部が段差部16bに至る
と、容器保持部材12に対するカム面16aによる押圧
移動が解除され、バネ15の付勢力によって、容器保持
部材12とトナー収容器11とが、図中右方向に加速し
ながら移動する(復時)。このように、カム16が1回
転する毎にトナー収容器11及び容器保持部材12が図
中矢印A方向に一往復運動する。
【0059】そして、図1中右方向に加速しながら移動
する容器保持部材12及びトナー収容器11は、支持台
13に固設されたダンパー18に衝突し、残留振動の
後、停止する。この停止時には、トナー収容器11に、
図中右方向に対してマイナスの大きな加速度が発生する
ので、トナー収容器11内のトナーTの図中右方向への
慣性力によって、容器内のトナーTは、図中右方向、す
なわち排出口部11aに向かう方向に移動する。よっ
て、このような往復運動を繰り返すことにより、略水平
に配置されたトナー収容器11内のトナーTを、排出口
11aに向かって徐々に移動させることができる。この
移動により、排出口部11aに達したトナーTは、トナ
ー自身の重力によって落下し、トナー補給先である現像
装置2に補給される。
する容器保持部材12及びトナー収容器11は、支持台
13に固設されたダンパー18に衝突し、残留振動の
後、停止する。この停止時には、トナー収容器11に、
図中右方向に対してマイナスの大きな加速度が発生する
ので、トナー収容器11内のトナーTの図中右方向への
慣性力によって、容器内のトナーTは、図中右方向、す
なわち排出口部11aに向かう方向に移動する。よっ
て、このような往復運動を繰り返すことにより、略水平
に配置されたトナー収容器11内のトナーTを、排出口
11aに向かって徐々に移動させることができる。この
移動により、排出口部11aに達したトナーTは、トナ
ー自身の重力によって落下し、トナー補給先である現像
装置2に補給される。
【0060】このような往復運動手段をトナー補給装置
10に設けることにより、上記慣性力で、トナー収容器
11内のトナーTを排出することができるので、トナー
収容器11内部に螺旋状突起や溝等の特殊構造及びスク
リュー等の可動部材を設ける必要がない。また、排出口
部11aは鉛直方向下方を向いているため、排出口部1
1a上にトナーTが堆積することがなく、堆積したトナ
ーTが重力で圧縮されることに起因する排出口部11a
の閉塞や排出量の低下も生じない。また、上記構成にお
いては、上記往復運動の方向が、排出口部11aが形成
されたトナー収容器11の一側壁(以下、底面という)
における長手方向両端部を結ぶ線に沿った方向であるの
で、上記往時のトナー収容器11の移動方向と、トナー
収容器11内のトナーTが排出口部11aに移動する方
向とが一致する。よって、上記往復運動手段によってト
ナー収容器11に与えられる図1中右方向の力が、他の
方向に分散されることなく、トナー収容器11内のトナ
ーTを上記排出口部11aに向かって移動させる力とし
て発揮させることができる。これにより、トナー収容器
11に与えられる力を、トナーTを排出させる力として
効率良く利用して、最小限のエネルギーで粉体を排出さ
せることができるので、装置の消費電力を抑制すること
ができる。
10に設けることにより、上記慣性力で、トナー収容器
11内のトナーTを排出することができるので、トナー
収容器11内部に螺旋状突起や溝等の特殊構造及びスク
リュー等の可動部材を設ける必要がない。また、排出口
部11aは鉛直方向下方を向いているため、排出口部1
1a上にトナーTが堆積することがなく、堆積したトナ
ーTが重力で圧縮されることに起因する排出口部11a
の閉塞や排出量の低下も生じない。また、上記構成にお
いては、上記往復運動の方向が、排出口部11aが形成
されたトナー収容器11の一側壁(以下、底面という)
における長手方向両端部を結ぶ線に沿った方向であるの
で、上記往時のトナー収容器11の移動方向と、トナー
収容器11内のトナーTが排出口部11aに移動する方
向とが一致する。よって、上記往復運動手段によってト
ナー収容器11に与えられる図1中右方向の力が、他の
方向に分散されることなく、トナー収容器11内のトナ
ーTを上記排出口部11aに向かって移動させる力とし
て発揮させることができる。これにより、トナー収容器
11に与えられる力を、トナーTを排出させる力として
効率良く利用して、最小限のエネルギーで粉体を排出さ
せることができるので、装置の消費電力を抑制すること
ができる。
【0061】図3は、上記往復運動時におけるトナー収
容器11及び容器保持部材12の位置の時間変化を示す
グラフである。横軸は時間を示し、その数値は上記往復
運動の回数に対応している。また縦軸は、トナー収容器
11及び容器保持部材12が上記弾性ゴム18に衝突し
た位置を基準とし、図1中右方向への変位をプラスで示
している。領域(A)では、トナー収容器11及び容器
保持部材12が、カム16の偏心カム面16aによって
押圧され、図1中左方向に移動し、領域(B)では、該
押圧が解除され、バネ15の付勢力で図1中右方向に移
動する。また、図4は、上記往復運動時のトナー収容器
11及び容器保持部材12に生じる加速度の時間変化を
示すグラフである。横軸は図3のグラフと同様であり、
縦軸は、偏心カム面16aの押圧による等加速度運動時
の加速度αを基準とし、図1中右方向に働く加速度をプ
ラスで示している。領域(a)では、トナー収容器11
及び容器保持部材12が、偏心カム面16aの押圧によ
って等加速度運動し、領域(b)では、該押圧が解除さ
れバネ15の付勢力によって加速されている状態を示し
ている。そして、領域(c)では、上記ダンパー18に
衝突することによって急激に減速されている状態を示し
ている。図3及び図4の両グラフより、トナー収容器1
1及び容器保持部材12が図1中右方向に移動するとき
の移動速度及び加速度の大きさが、図中左方向に移動す
るときのそれよりも大きいことがわかる。また、ダンパ
ー18との衝突時には、図1中右方向に対してマイナス
の大きな加速度が生じることがわかる。
容器11及び容器保持部材12の位置の時間変化を示す
グラフである。横軸は時間を示し、その数値は上記往復
運動の回数に対応している。また縦軸は、トナー収容器
11及び容器保持部材12が上記弾性ゴム18に衝突し
た位置を基準とし、図1中右方向への変位をプラスで示
している。領域(A)では、トナー収容器11及び容器
保持部材12が、カム16の偏心カム面16aによって
押圧され、図1中左方向に移動し、領域(B)では、該
押圧が解除され、バネ15の付勢力で図1中右方向に移
動する。また、図4は、上記往復運動時のトナー収容器
11及び容器保持部材12に生じる加速度の時間変化を
示すグラフである。横軸は図3のグラフと同様であり、
縦軸は、偏心カム面16aの押圧による等加速度運動時
の加速度αを基準とし、図1中右方向に働く加速度をプ
ラスで示している。領域(a)では、トナー収容器11
及び容器保持部材12が、偏心カム面16aの押圧によ
って等加速度運動し、領域(b)では、該押圧が解除さ
れバネ15の付勢力によって加速されている状態を示し
ている。そして、領域(c)では、上記ダンパー18に
衝突することによって急激に減速されている状態を示し
ている。図3及び図4の両グラフより、トナー収容器1
1及び容器保持部材12が図1中右方向に移動するとき
の移動速度及び加速度の大きさが、図中左方向に移動す
るときのそれよりも大きいことがわかる。また、ダンパ
ー18との衝突時には、図1中右方向に対してマイナス
の大きな加速度が生じることがわかる。
【0062】以上、本実施形態によれば、シンプルな構
造で低コストな直方体のトナー収容器11を用いて、ト
ナー収容器11内のトナーTを確実に排出することがで
き、トナー収容器11内のトナーTを現像装置2に安定
して補給することができる。これにより、良好な現像を
行うことができるので、良質な画像を得ることができ
る。また、シンプルな構造で低コストなトナー収容器1
1を用いることができるので、トナー収容器11の交換
コストを低減することができる。
造で低コストな直方体のトナー収容器11を用いて、ト
ナー収容器11内のトナーTを確実に排出することがで
き、トナー収容器11内のトナーTを現像装置2に安定
して補給することができる。これにより、良好な現像を
行うことができるので、良質な画像を得ることができ
る。また、シンプルな構造で低コストなトナー収容器1
1を用いることができるので、トナー収容器11の交換
コストを低減することができる。
【0063】また、トナー収容器11として、外形状が
平面のみからなる直方体の容器を用いているので、例え
ば大量に保管する際や輸送時等において積み重ねること
ができ、従来のスクリューボトルのような円筒状の容器
を用いる場合に比して、容器の取り扱いが容易になる。
また、直方体の側面を手で持ちやすい幅に設定すれば、
円筒状の容器を用いる場合のように、手が滑って持ち難
いという不具合も生じない。さらに、直方体の容器を用
いることにより、上記容器保持部材12に装着可能な円
筒状の容器を用いる場合に比して、円筒状の容器の四隅
に生じるデッドスペースがない分、トナー収容量を増大
することもできる。
平面のみからなる直方体の容器を用いているので、例え
ば大量に保管する際や輸送時等において積み重ねること
ができ、従来のスクリューボトルのような円筒状の容器
を用いる場合に比して、容器の取り扱いが容易になる。
また、直方体の側面を手で持ちやすい幅に設定すれば、
円筒状の容器を用いる場合のように、手が滑って持ち難
いという不具合も生じない。さらに、直方体の容器を用
いることにより、上記容器保持部材12に装着可能な円
筒状の容器を用いる場合に比して、円筒状の容器の四隅
に生じるデッドスペースがない分、トナー収容量を増大
することもできる。
【0064】なお、本実施形態においては、トナー収容
器11底面を、トナーTが排出口部11aに向かうにつ
れて高くなるように傾斜して設けることもできる。この
場合、トナー収容器11内のトナーTの図中右方向への
慣性力が、上記左方向に働くトナーT重力の分力よりも
大きくなるように、上記復時及び往時の停止時の加速度
を設定することにより、トナー収容器11内のトナーT
を排出口部11aに向けて移動させることができる。
器11底面を、トナーTが排出口部11aに向かうにつ
れて高くなるように傾斜して設けることもできる。この
場合、トナー収容器11内のトナーTの図中右方向への
慣性力が、上記左方向に働くトナーT重力の分力よりも
大きくなるように、上記復時及び往時の停止時の加速度
を設定することにより、トナー収容器11内のトナーT
を排出口部11aに向けて移動させることができる。
【0065】〔変形例1〕次に、上記実施形態1におけ
る、トナー収容器11及び容器保持部材12と、上記ス
トッパーとの衝突にあたっての衝撃力を小さくするため
の改良例について説明する。図5は、本変形例に係るト
ナー補給装置10を示す概略構成図であり、図6は、該
トナー補給装置10の斜視図である。本変形例では、支
持台13とダンパー18との間に、トナー収容器11と
の当接により、図中右方向に移動可能な可動ストッパー
20と、可動ストッパー20を図中左方向に付勢する弾
性部材21とを設け、これら支持台13と、ダンパー1
8と、可動ストッパー20と、弾性部材21とで上記ス
トッパーを構成したものである。
る、トナー収容器11及び容器保持部材12と、上記ス
トッパーとの衝突にあたっての衝撃力を小さくするため
の改良例について説明する。図5は、本変形例に係るト
ナー補給装置10を示す概略構成図であり、図6は、該
トナー補給装置10の斜視図である。本変形例では、支
持台13とダンパー18との間に、トナー収容器11と
の当接により、図中右方向に移動可能な可動ストッパー
20と、可動ストッパー20を図中左方向に付勢する弾
性部材21とを設け、これら支持台13と、ダンパー1
8と、可動ストッパー20と、弾性部材21とで上記ス
トッパーを構成したものである。
【0066】上記可動ストッパー20は、支持台13上
に、コロ22a及び22bを介して配置され、略水平状
態で、支持台13に対して移動可能となっている。ま
た、弾性部材21は、その一端面が支持台13に接着固
定されるとともに、他端面は、可動ストッパー21に接
着固定されている。一方、可動ストッパー20の他端面
には、ダンパー18が接着固定されている。これによ
り、ダンパー18がとトナー収容器11との当接によ
り、ストッパーの構成部材が一体的に移動することがで
きる構成となっている。
に、コロ22a及び22bを介して配置され、略水平状
態で、支持台13に対して移動可能となっている。ま
た、弾性部材21は、その一端面が支持台13に接着固
定されるとともに、他端面は、可動ストッパー21に接
着固定されている。一方、可動ストッパー20の他端面
には、ダンパー18が接着固定されている。これによ
り、ダンパー18がとトナー収容器11との当接によ
り、ストッパーの構成部材が一体的に移動することがで
きる構成となっている。
【0067】上記構成のトナー補給装置10における、
トナー収容器11及び容器保持部材12の往復運動に伴
う可動ストッパー20の位置の時間変化を、図7のグラ
フに示す。グラフ横軸は時間を示し、縦軸は、上記往復
運動のなされない静止状態での可動ストッパー20の位
置を基準とし、図1中右方向への変位をプラスで示して
いる。なお、この静止状態における上記弾性部材21
は、バネ15の付勢力で弾性変形しているものとする。
このグラフを参照しながら、本比較例のストッパーの動
作を説明する。上記構成において、トナー収容器11及
び容器保持部材12が図5中左方向に移動する往時に
は、バネ15の付勢力が解除され、弾性変形された上記
弾性部材21の復元によって可動ストッパー20が図中
左方向に移動する(図7の領域A)。そして、復時に
は、バネ15の付勢力によって加速された容器保持部材
12がダンパー18に当接し、これによりダンパー18
と可動ストッパー20とが図中右方向に移動する(図7
の領域B)。このとき、ダンパー18とトナー収容器1
1との間に発生する衝撃が吸収されるとともに、二次的
にダンパー18及び可動ストッパー20を通して伝えら
れる衝撃が、弾性部材21の弾性変形によって吸収され
る。これにより、ダンパー18と容器保持部材12との
当接時の当接音を抑えることができるとともに、当接時
の振動を支持台13に、引いては現像装置2や複写機本
体に伝わり難くすることができる。弾性部材21が弾性
変形することで吸収した衝撃エネルギーは、内部変形の
エネルギーとして貯えられ、弾性部材21が復元する際
の復元力になると考えられる。トナー収容器11及び容
器保持部材12が、図中左方向に移動し、これら部材と
ダンパー18との当接が解除されると、この弾性部材2
1の復元によって、可動ストッパー20及びダンパー1
8が図中左方向に付勢され、図中左方向に移動する(図
7の領域C)。そして、弾性部材21の弾性による残留
振動の後、停止する(図7の領域D)。
トナー収容器11及び容器保持部材12の往復運動に伴
う可動ストッパー20の位置の時間変化を、図7のグラ
フに示す。グラフ横軸は時間を示し、縦軸は、上記往復
運動のなされない静止状態での可動ストッパー20の位
置を基準とし、図1中右方向への変位をプラスで示して
いる。なお、この静止状態における上記弾性部材21
は、バネ15の付勢力で弾性変形しているものとする。
このグラフを参照しながら、本比較例のストッパーの動
作を説明する。上記構成において、トナー収容器11及
び容器保持部材12が図5中左方向に移動する往時に
は、バネ15の付勢力が解除され、弾性変形された上記
弾性部材21の復元によって可動ストッパー20が図中
左方向に移動する(図7の領域A)。そして、復時に
は、バネ15の付勢力によって加速された容器保持部材
12がダンパー18に当接し、これによりダンパー18
と可動ストッパー20とが図中右方向に移動する(図7
の領域B)。このとき、ダンパー18とトナー収容器1
1との間に発生する衝撃が吸収されるとともに、二次的
にダンパー18及び可動ストッパー20を通して伝えら
れる衝撃が、弾性部材21の弾性変形によって吸収され
る。これにより、ダンパー18と容器保持部材12との
当接時の当接音を抑えることができるとともに、当接時
の振動を支持台13に、引いては現像装置2や複写機本
体に伝わり難くすることができる。弾性部材21が弾性
変形することで吸収した衝撃エネルギーは、内部変形の
エネルギーとして貯えられ、弾性部材21が復元する際
の復元力になると考えられる。トナー収容器11及び容
器保持部材12が、図中左方向に移動し、これら部材と
ダンパー18との当接が解除されると、この弾性部材2
1の復元によって、可動ストッパー20及びダンパー1
8が図中左方向に付勢され、図中左方向に移動する(図
7の領域C)。そして、弾性部材21の弾性による残留
振動の後、停止する(図7の領域D)。
【0068】この改良例によれば、上記ストッパーとの
衝突にあたっての衝撃力を小さくダンパー18と容器保
持部材12との当接時の振動を支持台13に、引いては
現像装置2や複写機本体に伝わり難くすることができる
ので、該振動による画像への悪影響を抑制することがで
きる。
衝突にあたっての衝撃力を小さくダンパー18と容器保
持部材12との当接時の振動を支持台13に、引いては
現像装置2や複写機本体に伝わり難くすることができる
ので、該振動による画像への悪影響を抑制することがで
きる。
【0069】なお、上記可動ストッパー20は、ダンパ
ー18とトナー収容器11との衝突時の衝撃を吸収する
ために、ある程度の質量を有する必要があり、例えば金
属等で構成することが望ましい。図8は、可動ストッパ
ー20の質量を変化させて、支持台13に伝達される衝
撃力Fを調べた実験の結果を示すグラフである。グラフ
より、可動ストッパー20の質量が大きいほど、支持台
13に伝達される衝撃力Fを軽減できることがわかる。
本実験においては、可動ストッパー20の質量が、トナ
ーTを収容したトナー収容器11の質量の約2分の1以
上であれば良好な衝撃吸収効果を得ることができた。
ー18とトナー収容器11との衝突時の衝撃を吸収する
ために、ある程度の質量を有する必要があり、例えば金
属等で構成することが望ましい。図8は、可動ストッパ
ー20の質量を変化させて、支持台13に伝達される衝
撃力Fを調べた実験の結果を示すグラフである。グラフ
より、可動ストッパー20の質量が大きいほど、支持台
13に伝達される衝撃力Fを軽減できることがわかる。
本実験においては、可動ストッパー20の質量が、トナ
ーTを収容したトナー収容器11の質量の約2分の1以
上であれば良好な衝撃吸収効果を得ることができた。
【0070】また、上記弾性部材21としては、一般の
ゴム、スポンジ又は金属性のバネ等を用いることができ
るが、可動ストッパー20の残留振動をすばやく吸収す
るためには、粘性抵抗の高いゴム、スポンジ等を用いる
ことが好ましい。
ゴム、スポンジ又は金属性のバネ等を用いることができ
るが、可動ストッパー20の残留振動をすばやく吸収す
るためには、粘性抵抗の高いゴム、スポンジ等を用いる
ことが好ましい。
【0071】〔変形例2〕次に、上記実施形態1におけ
る往復運動手段の変形例について説明する。図9は、本
変形例に係る往復運動手段を備えたトナー補給装置10
を示す概略構成図であり、図10は、該トナー補給装置
10の一部分を示す斜視図である。本変形例では、図9
に示すように、トナー収容器11の底面を、容器内のト
ナーTが排出口部11aに向かうにつれて低くなるよう
に傾斜して設けることにより、トナー収容器11が往時
と復時とで同じ大きさの加速度で往復運動する場合に
も、容器内のトナーTを排出口部11aに向かって移動
させるものである。
る往復運動手段の変形例について説明する。図9は、本
変形例に係る往復運動手段を備えたトナー補給装置10
を示す概略構成図であり、図10は、該トナー補給装置
10の一部分を示す斜視図である。本変形例では、図9
に示すように、トナー収容器11の底面を、容器内のト
ナーTが排出口部11aに向かうにつれて低くなるよう
に傾斜して設けることにより、トナー収容器11が往時
と復時とで同じ大きさの加速度で往復運動する場合に
も、容器内のトナーTを排出口部11aに向かって移動
させるものである。
【0072】本変形例では、図9及び図10に示すよう
に、上記往復運動手段として、板バネ24a,bと、該
板バネ24a,bよりも長い板バネ25a,bと、楕円
形のカム26とを設けている。板バネ24及び板バネ2
5の各基部は、支持台13に取り付けられており、一
方、その各自由端部に、容器保持部材12底面の四隅に
設けられた4つの付き当て部12aが固定される。この
ような構成により、トナー収容器11底面は、容器内の
トナーTが排出口部11aに向かうにつれて低くなるよ
うに傾斜して配置される。また、各板バネは、それぞれ
支持台13に取り付けられた基部を中心として揺動可能
となっており、これにより、容器保持部材12は、板バ
ネ24及び25で矢印C方向に揺動可能に支持される。
に、上記往復運動手段として、板バネ24a,bと、該
板バネ24a,bよりも長い板バネ25a,bと、楕円
形のカム26とを設けている。板バネ24及び板バネ2
5の各基部は、支持台13に取り付けられており、一
方、その各自由端部に、容器保持部材12底面の四隅に
設けられた4つの付き当て部12aが固定される。この
ような構成により、トナー収容器11底面は、容器内の
トナーTが排出口部11aに向かうにつれて低くなるよ
うに傾斜して配置される。また、各板バネは、それぞれ
支持台13に取り付けられた基部を中心として揺動可能
となっており、これにより、容器保持部材12は、板バ
ネ24及び25で矢印C方向に揺動可能に支持される。
【0073】上記カム26を矢印D方向に回転し、該カ
ム26と容器保持部材12の右側端部とが接触するに伴
い、該カム26により、該右側端部が図中左方向に押し
出され、これによって、上記板バネ25及び26が、そ
れぞれ支持台13に固定された部分を中心に揺動する。
そして、この揺動により、トナー収容器11及び容器保
持部材12は、図中左方向に略水平に移動する(往
時)。カム26の回転角度が90度を超えると、容器保
持部材12に対するカム面26による押圧が解除され、
容器保持部材12とトナー収容器11とが、図中右方向
に略水平に移動する(復時)。このように、カム16が
半回転する毎にトナー収容器11及び容器保持部材12
が図中矢印C方向に一往復運動する。
ム26と容器保持部材12の右側端部とが接触するに伴
い、該カム26により、該右側端部が図中左方向に押し
出され、これによって、上記板バネ25及び26が、そ
れぞれ支持台13に固定された部分を中心に揺動する。
そして、この揺動により、トナー収容器11及び容器保
持部材12は、図中左方向に略水平に移動する(往
時)。カム26の回転角度が90度を超えると、容器保
持部材12に対するカム面26による押圧が解除され、
容器保持部材12とトナー収容器11とが、図中右方向
に略水平に移動する(復時)。このように、カム16が
半回転する毎にトナー収容器11及び容器保持部材12
が図中矢印C方向に一往復運動する。
【0074】上記構成においては、トナー収容器11及
び容器保持部材12は、カム26のカム曲線の変化に応
じた速度変化で移動するので、往時と復時とで同じ大き
さの加速度で移動する。したがって、例えばトナー収容
器底面略水平に配置された状態では、トナー収容器11
内のトナーTに生じる慣性力は、往時と復時とで等しく
なり、トナーTを排出口部11aに向かって移動させる
ことはできない。しかしながら、本比較例においては、
トナー収容器11底面が、上記のように傾斜して配置さ
れていることから、トナーTが上記排出口部11aに向
かう向きに、トナーTの重力の分力が生じる。よって、
トナー収容器11が同じ大きさの加速度で往復運動する
場合、この重力の分力を利用して、トナーTを上記排出
口部11aに向けて移動させることができる。
び容器保持部材12は、カム26のカム曲線の変化に応
じた速度変化で移動するので、往時と復時とで同じ大き
さの加速度で移動する。したがって、例えばトナー収容
器底面略水平に配置された状態では、トナー収容器11
内のトナーTに生じる慣性力は、往時と復時とで等しく
なり、トナーTを排出口部11aに向かって移動させる
ことはできない。しかしながら、本比較例においては、
トナー収容器11底面が、上記のように傾斜して配置さ
れていることから、トナーTが上記排出口部11aに向
かう向きに、トナーTの重力の分力が生じる。よって、
トナー収容器11が同じ大きさの加速度で往復運動する
場合、この重力の分力を利用して、トナーTを上記排出
口部11aに向けて移動させることができる。
【0075】以上、本変形例によれば、上記実施形態1
で説明した往復運動手段のように、上記マイナスの大き
な加速度を発生させるためのストッパーを設ける必要が
ないので、トナー補給装置10の構成を簡略化すること
ができる。
で説明した往復運動手段のように、上記マイナスの大き
な加速度を発生させるためのストッパーを設ける必要が
ないので、トナー補給装置10の構成を簡略化すること
ができる。
【0076】〔変形例3〕上記変形例2において説明し
たカム26に代えて、図11に示すような、楕円形の溝
36aが形成された溝カム36を用いることができる。
この場合、従動節である上記容器保持部材12の右側端
部に、該溝36aに挿入するピン37を設ける。これに
よれば、溝カム36と容器保持部材12とが離間するこ
とがないので、安定して上記往復運動を行うことができ
る。
たカム26に代えて、図11に示すような、楕円形の溝
36aが形成された溝カム36を用いることができる。
この場合、従動節である上記容器保持部材12の右側端
部に、該溝36aに挿入するピン37を設ける。これに
よれば、溝カム36と容器保持部材12とが離間するこ
とがないので、安定して上記往復運動を行うことができ
る。
【0077】〔変形例4〕上記変形例3において説明し
た楕円形の溝36aが形成された溝カム36に代えて、
図12に示すような、カムの回転中心に対して偏心して
形成された溝46を有する偏心溝カム46を用いてもよ
い。このような構成においては、容器保持部材12は、
溝カム46のカム曲線の変化に応じた速度変化で移動す
るので、溝カム46が図中矢印方向に回転すると、ピン
37が溝範囲αにあるときは、容器保持部材12が図中
左方向へ急速に移動し、ピン37が溝範囲βにあるとき
は、容器保持部材12が図中右方向へ比較的ゆっくりと
移動する。すなわち、このような構成では、トナー収容
器11が図中左方向へ移動する往時の加速度の大きさ
が、復時の加速度の大きさよりも大きくなるので、該左
方向に加速されることによって生じる、トナー収容器1
1内のトナーTの図9中右方向への慣性力が、トナー収
容器11が該右方向に加速されることによって生じる、
トナー収容器11内のトナーTの該左方向への慣性力よ
りも大きくなる。したがって、この慣性力の差を利用し
て、トナーTを上記排出口部11aに向けて移動させる
ことができる。
た楕円形の溝36aが形成された溝カム36に代えて、
図12に示すような、カムの回転中心に対して偏心して
形成された溝46を有する偏心溝カム46を用いてもよ
い。このような構成においては、容器保持部材12は、
溝カム46のカム曲線の変化に応じた速度変化で移動す
るので、溝カム46が図中矢印方向に回転すると、ピン
37が溝範囲αにあるときは、容器保持部材12が図中
左方向へ急速に移動し、ピン37が溝範囲βにあるとき
は、容器保持部材12が図中右方向へ比較的ゆっくりと
移動する。すなわち、このような構成では、トナー収容
器11が図中左方向へ移動する往時の加速度の大きさ
が、復時の加速度の大きさよりも大きくなるので、該左
方向に加速されることによって生じる、トナー収容器1
1内のトナーTの図9中右方向への慣性力が、トナー収
容器11が該右方向に加速されることによって生じる、
トナー収容器11内のトナーTの該左方向への慣性力よ
りも大きくなる。したがって、この慣性力の差を利用し
て、トナーTを上記排出口部11aに向けて移動させる
ことができる。
【0078】以上、本変形例によれば、トナーTの上記
右方向への大きな慣性力と重力との相乗効果で、トナー
収容器11内のトナーTを排出口に向けてより確実に移
動させることができる。なお、このような慣性力の差を
利用する場合には、必ずしも図9に示したようにトナー
収容器11底面を傾斜させる必要はなく、該容器底面を
略水平に設けてもよい。
右方向への大きな慣性力と重力との相乗効果で、トナー
収容器11内のトナーTを排出口に向けてより確実に移
動させることができる。なお、このような慣性力の差を
利用する場合には、必ずしも図9に示したようにトナー
収容器11底面を傾斜させる必要はなく、該容器底面を
略水平に設けてもよい。
【0079】〔実施形態2〕次に、本発明の粉体補給装
置を、上記実施形態1と同様に複写機の現像装置におけ
るキャリア補給装置に適用した実施形態について説明す
る。なお、この複写機の基本的な構成及び動作について
は、上記実施形態1の複写機と同様であるので説明を省
略する。
置を、上記実施形態1と同様に複写機の現像装置におけ
るキャリア補給装置に適用した実施形態について説明す
る。なお、この複写機の基本的な構成及び動作について
は、上記実施形態1の複写機と同様であるので説明を省
略する。
【0080】一般に、2成分現像装置においては、現像
装置内にトナーとキャリアとを混合した現像剤が収容さ
れており、通常、現像に伴って現像剤中のトナーのみを
消費し、キャリアを繰り返し使用している。しかしなが
ら、キャリアは、使用に伴って劣化するため、キャリア
劣化に応じて、新しいキャリアと交換する必要がある。
装置内にトナーとキャリアとを混合した現像剤が収容さ
れており、通常、現像に伴って現像剤中のトナーのみを
消費し、キャリアを繰り返し使用している。しかしなが
ら、キャリアは、使用に伴って劣化するため、キャリア
劣化に応じて、新しいキャリアと交換する必要がある。
【0081】図13は、本実施形態に係る現像装置2を
感光体1と共に示す概略構成図である。本実施形態の現
像装置2は、キャリア劣化に応じて新しいキャリアCを
補給するキャリア補給装置10と、劣化したキャリアを
含む現像剤を現像装置2から排出するための、後述の現
像剤排出手段とを備えている。なお、図13に示す現像
装置2において、図1に示した現像装置2の各構成部材
と同等の機能及び作用を有する部材には、図1の符号と
同一符号を付しており、その説明は省略する。また、図
13で示す現像装置2には、図示は省略するが、図1で
示したトナー補給装置10が別途設けられており、現像
装置2にトナー補給されるものとする。
感光体1と共に示す概略構成図である。本実施形態の現
像装置2は、キャリア劣化に応じて新しいキャリアCを
補給するキャリア補給装置10と、劣化したキャリアを
含む現像剤を現像装置2から排出するための、後述の現
像剤排出手段とを備えている。なお、図13に示す現像
装置2において、図1に示した現像装置2の各構成部材
と同等の機能及び作用を有する部材には、図1の符号と
同一符号を付しており、その説明は省略する。また、図
13で示す現像装置2には、図示は省略するが、図1で
示したトナー補給装置10が別途設けられており、現像
装置2にトナー補給されるものとする。
【0082】まず、キャリア補給装置50に構成及び動
作について説明する。本実施形態のキャリア補給装置5
0は、図1に示したトナー収容器11と同様に、一側壁
の端部寄りに排出口部50aが形成された、外形状が直
方体のキャリア収容器51を備えている。また、キャリ
ア収容器51は、その排出口部51aが鉛直方向下方を
向くように、容器保持部材12及び支持台13上に配置
されている。また、キャリア補給装置50は、上記実施
形態1と同様の、キャリア収容器50内のキャリアCを
上記排出口部51aに向かって移動させるように、キャ
リア収容器51を往復運動させる往復運動手段を備えて
いる。これにより、上記実施形態1と同様に、キャリア
収容器51内のキャリアCの図中右方向への慣性力によ
って、容器内のキャリアCを、図中右方向、すなわち排
出口部51aに向かう方向に移動させ、現像装置2に新
しいキャリアCを補給することができる。
作について説明する。本実施形態のキャリア補給装置5
0は、図1に示したトナー収容器11と同様に、一側壁
の端部寄りに排出口部50aが形成された、外形状が直
方体のキャリア収容器51を備えている。また、キャリ
ア収容器51は、その排出口部51aが鉛直方向下方を
向くように、容器保持部材12及び支持台13上に配置
されている。また、キャリア補給装置50は、上記実施
形態1と同様の、キャリア収容器50内のキャリアCを
上記排出口部51aに向かって移動させるように、キャ
リア収容器51を往復運動させる往復運動手段を備えて
いる。これにより、上記実施形態1と同様に、キャリア
収容器51内のキャリアCの図中右方向への慣性力によ
って、容器内のキャリアCを、図中右方向、すなわち排
出口部51aに向かう方向に移動させ、現像装置2に新
しいキャリアCを補給することができる。
【0083】次に、本実施形態の現像剤排出手段につい
て説明する。図13において、現像装置2の現像ケーシ
ング6内には、上記搬送スクリュー5に隣接して、現像
剤を排出するための排出用搬送スクリュー61が配設さ
れている。搬送スクリュー5と排出用搬送スクリュー6
1との間には、図中奥行き方向に延在するように、且つ
一部で高さが低くなった仕切板62が設けられている。
この構成では、キャリアの劣化に応じて、上記キャリア
補給装置50からキャリアCが補給されることによっ
て、搬送スクリュー5が配設された現像剤収容スペース
内の現像剤7の嵩が増し、現像剤7が仕切板62を超え
て、排出用搬送スクリュー61側へ流出する。流出した
現像剤は、排出用搬送スクリュー61によって図中手前
側に搬送され、現像ケーシング6の鉛直方向下向きの容
器壁に開口された現像剤排出口部63から現像装置2外
部へ排出される。これにより、キャリアの劣化に応じ
て、新しいキャリアCを補給するとともに、劣化したキ
ャリアを含む現像剤7を排出することができるので、キ
ャリア劣化による現像能力の低下を防止することができ
る。排出された現像剤7は、現像装置2の鉛直方向下方
に設けられた現像剤回収容器64に回収される。なお、
キャリア収容器51と現像剤回収容器64とを、同等の
容積に設定すれば、キャリア収容器51内のキャリアが
なくなった時点で、現像剤回収容器64が満杯となるの
で、これら容器を同時に交換することができ、交換作業
を軽減できる。また、上記新しいキャリアCに代えて、
予めキャリアとトナーとを適正な比率で混合した新しい
現像剤を補給するようにしてもよい。
て説明する。図13において、現像装置2の現像ケーシ
ング6内には、上記搬送スクリュー5に隣接して、現像
剤を排出するための排出用搬送スクリュー61が配設さ
れている。搬送スクリュー5と排出用搬送スクリュー6
1との間には、図中奥行き方向に延在するように、且つ
一部で高さが低くなった仕切板62が設けられている。
この構成では、キャリアの劣化に応じて、上記キャリア
補給装置50からキャリアCが補給されることによっ
て、搬送スクリュー5が配設された現像剤収容スペース
内の現像剤7の嵩が増し、現像剤7が仕切板62を超え
て、排出用搬送スクリュー61側へ流出する。流出した
現像剤は、排出用搬送スクリュー61によって図中手前
側に搬送され、現像ケーシング6の鉛直方向下向きの容
器壁に開口された現像剤排出口部63から現像装置2外
部へ排出される。これにより、キャリアの劣化に応じ
て、新しいキャリアCを補給するとともに、劣化したキ
ャリアを含む現像剤7を排出することができるので、キ
ャリア劣化による現像能力の低下を防止することができ
る。排出された現像剤7は、現像装置2の鉛直方向下方
に設けられた現像剤回収容器64に回収される。なお、
キャリア収容器51と現像剤回収容器64とを、同等の
容積に設定すれば、キャリア収容器51内のキャリアが
なくなった時点で、現像剤回収容器64が満杯となるの
で、これら容器を同時に交換することができ、交換作業
を軽減できる。また、上記新しいキャリアCに代えて、
予めキャリアとトナーとを適正な比率で混合した新しい
現像剤を補給するようにしてもよい。
【0084】以上、本実施形態によれば、上記実施形態
1と同様の効果を得ることができるとともに、キャリア
劣化による現像能力の低下を防止することができる。
1と同様の効果を得ることができるとともに、キャリア
劣化による現像能力の低下を防止することができる。
【0085】なお、本実施形態においても、上記変形例
1乃至4の構成を採用することができる。
1乃至4の構成を採用することができる。
【0086】〔実施形態3〕以下、本発明の粉体移送装
置を、電子写真式複写機(以下、複写機という)の現像
装置に適用した実施形態について説明する。なお、この
複写機の基本的な構成及び動作については、上記実施形
態1の複写機と同様であるので説明を省略する。
置を、電子写真式複写機(以下、複写機という)の現像
装置に適用した実施形態について説明する。なお、この
複写機の基本的な構成及び動作については、上記実施形
態1の複写機と同様であるので説明を省略する。
【0087】図14は、本実施形態に係る現像装置2の
一部を示す概略構成図である。なお、図1に示す現像装
置2において、図1に示した現像装置2の各構成部材と
同等の機能及び作用を有する部材には、図1の符号と同
一符号を付しており、その説明は省略する。図14にお
いて、現像装置2は、トナーTを収容するトナー収容部
110、トナー収容部100からのトナーTを受けるト
ナー受け部111、及びトナー受け部111のトナーを
現像装置2に移送するトナー移送装置100等を有して
いる。このトナー移送装置100は、トナー移送経路を
形成する移送経路部材としての例えば円筒状の移送パイ
プ101を有し、移送パイプ101には、トナー補給部
111に連通する入口部101aと現像装置に連通する
出口部101bとが設けられている。トナー受け部11
1と移送パイプ101の入口部101aとは、チューブ
112によって連結されており、これにより、後述する
移送パイプ101の往復運動が許容される。なお、移送
パイプ101は、トナー移送方向と直交する面内のトナ
ー移送経路の断面が円筒状の上記移送パイプ101に限
定されるものではなく、例えば該断面が四角形状の部材
であってもよい。
一部を示す概略構成図である。なお、図1に示す現像装
置2において、図1に示した現像装置2の各構成部材と
同等の機能及び作用を有する部材には、図1の符号と同
一符号を付しており、その説明は省略する。図14にお
いて、現像装置2は、トナーTを収容するトナー収容部
110、トナー収容部100からのトナーTを受けるト
ナー受け部111、及びトナー受け部111のトナーを
現像装置2に移送するトナー移送装置100等を有して
いる。このトナー移送装置100は、トナー移送経路を
形成する移送経路部材としての例えば円筒状の移送パイ
プ101を有し、移送パイプ101には、トナー補給部
111に連通する入口部101aと現像装置に連通する
出口部101bとが設けられている。トナー受け部11
1と移送パイプ101の入口部101aとは、チューブ
112によって連結されており、これにより、後述する
移送パイプ101の往復運動が許容される。なお、移送
パイプ101は、トナー移送方向と直交する面内のトナ
ー移送経路の断面が円筒状の上記移送パイプ101に限
定されるものではなく、例えば該断面が四角形状の部材
であってもよい。
【0088】また、トナー移送装置100は、移送パイ
プ101を図中矢印G方向に往復運動させる往復運動手
段を備えている。本実施形態では、この往復運動手段と
して、複写機本体側板に固定され、板バネ102と、該
板バネ102よりも長い板バネ103とを有している。
板バネ102及び103の各基部は、複写機本体内壁に
取り付けられており、一方、その自由端部に、移送パイ
プ101が固定される。このような構成により、移送パ
イプ101は、移送パイプ101の鉛直方向下方に向い
た一側壁(以下、底面という)を、トナーTが移送パイ
プ101の入口部101aから出口部101bに向かう
に連れて低くなるように傾斜して配置される。また、板
バネ102及び103は、それぞれ複写機本体内壁に取
り付けられた基部を中心として揺動可能となっており、
これにより、移送パイプ101は、板バネ102及び1
03に矢印G方向に揺動可能に支持される。また、トナ
ー移送装置100は、上記往復運動手段として、移送パ
イプ1010を図1中右方向に付勢する付勢手段として
のバネ105と、バネ105が当接する移送パイプ10
1の端部とは反対側の端部に設けられた当接部材104
の端面に、周面が当接するように回動可能に配設された
カム106と、複写機本体側板に固定されたストッパー
としての弾性ゴムからなるダンパー18とを有してい
る。当接部材104は、移送パイプ101と一体形成さ
れている。また、カム106は、上記実施形態1で示し
たカム16と同様のカムを用いている。
プ101を図中矢印G方向に往復運動させる往復運動手
段を備えている。本実施形態では、この往復運動手段と
して、複写機本体側板に固定され、板バネ102と、該
板バネ102よりも長い板バネ103とを有している。
板バネ102及び103の各基部は、複写機本体内壁に
取り付けられており、一方、その自由端部に、移送パイ
プ101が固定される。このような構成により、移送パ
イプ101は、移送パイプ101の鉛直方向下方に向い
た一側壁(以下、底面という)を、トナーTが移送パイ
プ101の入口部101aから出口部101bに向かう
に連れて低くなるように傾斜して配置される。また、板
バネ102及び103は、それぞれ複写機本体内壁に取
り付けられた基部を中心として揺動可能となっており、
これにより、移送パイプ101は、板バネ102及び1
03に矢印G方向に揺動可能に支持される。また、トナ
ー移送装置100は、上記往復運動手段として、移送パ
イプ1010を図1中右方向に付勢する付勢手段として
のバネ105と、バネ105が当接する移送パイプ10
1の端部とは反対側の端部に設けられた当接部材104
の端面に、周面が当接するように回動可能に配設された
カム106と、複写機本体側板に固定されたストッパー
としての弾性ゴムからなるダンパー18とを有してい
る。当接部材104は、移送パイプ101と一体形成さ
れている。また、カム106は、上記実施形態1で示し
たカム16と同様のカムを用いている。
【0089】上記構成のトナー移送装置においては、上
記実施形態1と同様に、カム106が1回転する毎に、
移送パイプ101が、矢印G方向に一往復運動する。そ
して、ダンパー18と衝突により停止する。この停止時
に生じる移送パイプ101内のトナーTの図中右方向へ
の慣性力と、上記入口から出口に向かう向きに生じるト
ナーT重力の分力とによって、移送パイプ101内のト
ナーTが出口101bに向かって移動する。よって、こ
のような往復運動を繰り返すことにより、移送パイプ1
01内のトナーTを、入口部101aから出口部101
bに向かって徐々に移送することができる。また、移送
パイプ101底面を上記のように傾斜して設けることに
より、移送パイプ101内のトナーTと移送パイプ10
1との接触部における上記出口部101b方向に働く摩
擦抵抗を、該底面を水平に設けた場合の該摩擦抵抗より
も小さくすることができる。よって、移送パイプ101
底面を水平に設ける場合に比して、移送パイプ101内
のトナーTが上記出口部101b方向に移送され易くす
ることができる。この移送により、出口部101aに達
したトナーTは、トナー自身の重力によって落下し、ト
ナー移送先である現像装置2に補給される。
記実施形態1と同様に、カム106が1回転する毎に、
移送パイプ101が、矢印G方向に一往復運動する。そ
して、ダンパー18と衝突により停止する。この停止時
に生じる移送パイプ101内のトナーTの図中右方向へ
の慣性力と、上記入口から出口に向かう向きに生じるト
ナーT重力の分力とによって、移送パイプ101内のト
ナーTが出口101bに向かって移動する。よって、こ
のような往復運動を繰り返すことにより、移送パイプ1
01内のトナーTを、入口部101aから出口部101
bに向かって徐々に移送することができる。また、移送
パイプ101底面を上記のように傾斜して設けることに
より、移送パイプ101内のトナーTと移送パイプ10
1との接触部における上記出口部101b方向に働く摩
擦抵抗を、該底面を水平に設けた場合の該摩擦抵抗より
も小さくすることができる。よって、移送パイプ101
底面を水平に設ける場合に比して、移送パイプ101内
のトナーTが上記出口部101b方向に移送され易くす
ることができる。この移送により、出口部101aに達
したトナーTは、トナー自身の重力によって落下し、ト
ナー移送先である現像装置2に補給される。
【0090】以上、本実施形態によれば、移送パイプ1
01底面を、トナーTが入口部101aから出口部10
1bに向かうにつれて低くなるように傾斜して設け、移
送パイプ101内のトナーTと移送パイプ101との接
触部における出口部101b方向に働く摩擦抵抗を、移
送パイプ101底面を水平に設けた場合の該摩擦抵抗よ
りも小さくすることにより、移送パイプ101の断面積
が小さい場合にも、トナーTを良好に移送することがで
きる。これにより、移送パイプ101の断面積を小さく
してトナー移送装置100の小型化を図りつつ、トナー
Tを良好に移送することができる。また、移送パイプ1
01内を良好に移送されたトナーTを、現像装置2に安
定して補給できるので、良好な現像を行うことができ、
良質な画像を得ることができる。また、本実施形態にお
いても、上記往復運動の方向が、移送パイプ底面におけ
る移送パイプ101の一端部と反対側端部とを結ぶ線に
沿った方向であるので、上記復時の移送パイプ101の
移動方向と、移送パイプ101内のトナーTが出口部1
01aに移動する方向とが一致する。よって、上記実施
形態1と同様に、最小限のエネルギーでトナーTを移送
することができ、トナー移送装置の消費電力を抑制する
ことができる。
01底面を、トナーTが入口部101aから出口部10
1bに向かうにつれて低くなるように傾斜して設け、移
送パイプ101内のトナーTと移送パイプ101との接
触部における出口部101b方向に働く摩擦抵抗を、移
送パイプ101底面を水平に設けた場合の該摩擦抵抗よ
りも小さくすることにより、移送パイプ101の断面積
が小さい場合にも、トナーTを良好に移送することがで
きる。これにより、移送パイプ101の断面積を小さく
してトナー移送装置100の小型化を図りつつ、トナー
Tを良好に移送することができる。また、移送パイプ1
01内を良好に移送されたトナーTを、現像装置2に安
定して補給できるので、良好な現像を行うことができ、
良質な画像を得ることができる。また、本実施形態にお
いても、上記往復運動の方向が、移送パイプ底面におけ
る移送パイプ101の一端部と反対側端部とを結ぶ線に
沿った方向であるので、上記復時の移送パイプ101の
移動方向と、移送パイプ101内のトナーTが出口部1
01aに移動する方向とが一致する。よって、上記実施
形態1と同様に、最小限のエネルギーでトナーTを移送
することができ、トナー移送装置の消費電力を抑制する
ことができる。
【0091】なお、本実施形態においても、移送パイプ
101の、ダンパー108との衝突にあたっての衝撃力
を小さくするために、上記変形例1で示したようなスト
ッパー構成を採用することができる。また、カム106
に代えて、図9で示した楕円形のカム26、図11で示
した溝カム36、及び図12で示した偏心溝カム46を
用いてもよい。
101の、ダンパー108との衝突にあたっての衝撃力
を小さくするために、上記変形例1で示したようなスト
ッパー構成を採用することができる。また、カム106
に代えて、図9で示した楕円形のカム26、図11で示
した溝カム36、及び図12で示した偏心溝カム46を
用いてもよい。
【0092】
【発明の効果】請求項1乃至8の発明によれば、シンプ
ルな構造で低コストな粉体収容器を用いて、粉体収容器
内の粉体を確実に排出することができるという優れた効
果がある。また、シンプルな構造で低コストな粉体収容
器を用いることができるので、粉体収容器の交換コスト
を低減することができるという優れた効果もある。
ルな構造で低コストな粉体収容器を用いて、粉体収容器
内の粉体を確実に排出することができるという優れた効
果がある。また、シンプルな構造で低コストな粉体収容
器を用いることができるので、粉体収容器の交換コスト
を低減することができるという優れた効果もある。
【0093】特に、請求項2の発明によれば、粉体収容
器に与えられる力を、粉体を排出させる力として効率良
く利用できるので、最小限のエネルギーで粉体を排出さ
せることができる。これにより、装置の消費電力を抑制
することができるという優れた効果がある。
器に与えられる力を、粉体を排出させる力として効率良
く利用できるので、最小限のエネルギーで粉体を排出さ
せることができる。これにより、装置の消費電力を抑制
することができるという優れた効果がある。
【0094】特に、請求項4乃至6の発明によれば、上
記一側壁を、粉体収容器内の粉体が排出口に向かうにつ
れて低くなるように傾斜して設けた場合には、上記慣性
力と粉体重力との相乗効果で、粉体収容器内の粉体をよ
り確実に排出することができるという優れた効果があ
る。また特に、請求項5及び6の発明によれば、粉体収
容器が略水平にあるいは粉体が排出口に向かうにつれて
高くなるように傾斜して設けられている場合にも、上記
慣性力で、粉体収容器内の粉体を確実に排出することが
できるという優れた効果がある。
記一側壁を、粉体収容器内の粉体が排出口に向かうにつ
れて低くなるように傾斜して設けた場合には、上記慣性
力と粉体重力との相乗効果で、粉体収容器内の粉体をよ
り確実に排出することができるという優れた効果があ
る。また特に、請求項5及び6の発明によれば、粉体収
容器が略水平にあるいは粉体が排出口に向かうにつれて
高くなるように傾斜して設けられている場合にも、上記
慣性力で、粉体収容器内の粉体を確実に排出することが
できるという優れた効果がある。
【0095】特に、請求項7の発明によれば、ストッパ
ーと粉体収容器との当接時に発生する振動や当接音を抑
えることができるという優れた効果がある。
ーと粉体収容器との当接時に発生する振動や当接音を抑
えることができるという優れた効果がある。
【0096】特に、請求項8の発明によれば、直方体の
粉体収容器を用いることにより、円筒状の容器を用いる
場合に比して、容器の取り扱い性が向上するとともに、
同じ容器保持スペースでの粉体収容量を増大することが
できるという優れた効果がある。
粉体収容器を用いることにより、円筒状の容器を用いる
場合に比して、容器の取り扱い性が向上するとともに、
同じ容器保持スペースでの粉体収容量を増大することが
できるという優れた効果がある。
【0097】請求項9び10の発明によれば、シンプル
な構成で低コストな現像剤収容器を用いるので、現像収
容器の交換コストを低減することができるという効果が
ある。また、現像剤収容器の現像剤を現像剤補給部に安
定して補給できるので、良好な現像を行うことができ、
良質な画像を得ることができるという優れた効果があ
る。また特に、請求項7の粉体補給装置を備えることに
より、ストッパーと現像剤収容器との当接時に発生する
振動が抑えられるので、該振動による画像への悪影響を
抑制することができるという優れた効果がある。
な構成で低コストな現像剤収容器を用いるので、現像収
容器の交換コストを低減することができるという効果が
ある。また、現像剤収容器の現像剤を現像剤補給部に安
定して補給できるので、良好な現像を行うことができ、
良質な画像を得ることができるという優れた効果があ
る。また特に、請求項7の粉体補給装置を備えることに
より、ストッパーと現像剤収容器との当接時に発生する
振動が抑えられるので、該振動による画像への悪影響を
抑制することができるという優れた効果がある。
【0098】請求項11乃至16の発明によれば、移送
経路部材の鉛直方向下方に向いた一側壁を、粉体が移送
経路の入口から出口に向かうにつれて低くなるように傾
斜して設け、移送経路内の粉体と移送経路部材との接触
部における上記出口方向に働く摩擦抵抗を、該部材壁を
水平に設けた場合の該摩擦抵抗よりも小さくすることに
より、粉体移送経路の断面積が小さい場合にも、粉体を
良好に移送することができる。このように粉体移送経路
の断面積が小さい場合にも、粉体を良好に移送できるの
で、粉体移送方向に直交する面内の粉体移送経路の断面
積を小さくして粉体移送装置の小型化を図りつつ、粉体
を良好に移送することができるという優れた効果があ
る。
経路部材の鉛直方向下方に向いた一側壁を、粉体が移送
経路の入口から出口に向かうにつれて低くなるように傾
斜して設け、移送経路内の粉体と移送経路部材との接触
部における上記出口方向に働く摩擦抵抗を、該部材壁を
水平に設けた場合の該摩擦抵抗よりも小さくすることに
より、粉体移送経路の断面積が小さい場合にも、粉体を
良好に移送することができる。このように粉体移送経路
の断面積が小さい場合にも、粉体を良好に移送できるの
で、粉体移送方向に直交する面内の粉体移送経路の断面
積を小さくして粉体移送装置の小型化を図りつつ、粉体
を良好に移送することができるという優れた効果があ
る。
【0099】特に、請求項11の発明によれば、移送経
路部材に与えられる力を、粉体を移送させる力として効
率良く利用できるので、最小限のエネルギーで粉体を移
送することができる。これにより、装置の消費電力を抑
制することができるという優れた効果がある。
路部材に与えられる力を、粉体を移送させる力として効
率良く利用できるので、最小限のエネルギーで粉体を移
送することができる。これにより、装置の消費電力を抑
制することができるという優れた効果がある。
【0100】特に、請求項13乃至15の発明によれ
ば、慣性力と粉体重力との相乗効果で、移送経路内の粉
体をより良好に移送することができるという優れた効果
がある。
ば、慣性力と粉体重力との相乗効果で、移送経路内の粉
体をより良好に移送することができるという優れた効果
がある。
【0101】特に、請求項16の発明によれば、ストッ
パーと移送経路部材との当接時に発生する振動や当接音
を抑えることができるという優れた効果がある。
パーと移送経路部材との当接時に発生する振動や当接音
を抑えることができるという優れた効果がある。
【0102】請求項17及び18の発明によれば、現像
剤移送経路の断面積が小さい場合にも、現像剤を良好に
移送することができる小型の現像剤移送装置を備えるこ
とにより、現像剤を良好に移送することができる小型の
現像装置及び画像形成装置を提供することができるとい
う優れた効果がある。また特に、請求項14の粉体移送
装置を備えることにより、ストッパーと移送経路部材と
の当接時に発生する振動が抑えられるので、該振動によ
る画像への悪影響を抑制することができるという優れた
効果がある。
剤移送経路の断面積が小さい場合にも、現像剤を良好に
移送することができる小型の現像剤移送装置を備えるこ
とにより、現像剤を良好に移送することができる小型の
現像装置及び画像形成装置を提供することができるとい
う優れた効果がある。また特に、請求項14の粉体移送
装置を備えることにより、ストッパーと移送経路部材と
の当接時に発生する振動が抑えられるので、該振動によ
る画像への悪影響を抑制することができるという優れた
効果がある。
【図1】実施形態に係る複写機の作像部分を示す概略構
成図。
成図。
【図2】実施形態に係るトナー補給装置の概略構成を示
す斜視図。
す斜視図。
【図3】往復運動時における、トナー収容器の位置の時
間変化を示すグラフ。
間変化を示すグラフ。
【図4】往復運動時における、トナー収容器に生じる加
速度の時間変化を示すグラフ。
速度の時間変化を示すグラフ。
【図5】変形例1に係るトナー補給装置を示す概略構成
図。
図。
【図6】同トナー補給装置の斜視図。
【図7】変形例1に係る可動ストッパーの位置の時間変
化を示すグラフ。
化を示すグラフ。
【図8】同可動ストッパーの質量と支持台に伝達される
衝撃力との関係を示すグラフ。
衝撃力との関係を示すグラフ。
【図9】変形例2に係るトナー補給装置を示す概略構成
図。
図。
【図10】同トナー補給装置の一部分を示す斜視図。
【図11】変形例3に係るトナー補給装置の一部分を示
す拡大図。
す拡大図。
【図12】変形例4に係るトナー補給装置の一部分を示
す拡大図。
す拡大図。
【図13】実施形態2に係る現像装置を感光体と共に示
す概略構成図。
す概略構成図。
【図14】実施形態3に係る現像装置の一部を示す概略
構成図。
構成図。
【図15】従来のトナー収容器の例を示す図。
【図16】従来のトナー収容器の他の例を示す図。
【図17】本発明者らが発明したトナー補給装置を説明
する説明図。
する説明図。
1 感光体 2 現像装置 3 現像ローラ 4,5 搬送スクリュー 6 現像ケーシング 7 現像剤 8 規制ブレード 10 トナー補給装置 11 トナー収容器 11a 排出口 12 容器支持部材 13 支持台 14a,b コロ 15 バネ 16 カム 16a カム軸 17 減速機 18 ダンパー 19 トナー受け部 20 可動ストッパー 21 弾性部材 24a,b 板バネ 25a,b 板バネ 26 カム 36 溝カム 46 偏心溝カム 50 キャリア補給装置 51 キャリア収容器 51a 排出口部 61 排出用搬送スクリュー 62 仕切板 63 現像剤排出部 64 現像剤回収容器 100 トナー移送装置 101 移送パイプ 101a 入口部 101b 出口部 102 板バネ 103 板バネ 104 当接部材 105 バネ 106 カム 108 ダンパー 110 トナー補給部 111 チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村松 智 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 松本 純一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 市川 智之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H077 AA00 AA02 AA14 AA25 AA35 AB02 AB14 AC02 AD06 AD13 CA02 CA19 EA03 EA11 3F037 AA09 BA10 BA13 CA08 CB03
Claims (18)
- 【請求項1】交換可能に設けられた粉体収容器を有し、
該粉体収容器内の粉体を粉体補給先に補給する粉体補給
装置において、 上記粉体収容器として一側壁の端部寄りに粉体排出口が
形成されているものを用い、該粉体収容器を、該排出口
が鉛直方向下方を向くように配置した状態で、該排出口
に向かって粉体が移動するように、該粉体収容器を往復
運動させる往復運動手段を設けたことを特徴とする粉体
補給装置。 - 【請求項2】請求項1の粉体補給装置において、 上記往復運動の方向を、上記一側壁における上記端部と
反対側の端部とを結ぶ線に沿った方向に設定したことを
特徴とする粉体補給装置。 - 【請求項3】請求項1又は2の粉体補給装置において、 上記一側壁を、粉体収容器内の粉体が上記排出口に向か
うにつれて低くなるように傾斜して設けたことを特徴と
する粉体補給装置。 - 【請求項4】請求項1、2又は3の粉体補給装置におい
て、 粉体が上記排出口に向かう方向に対して、粉体収容器が
後退するときの加速度の大きさを、前進するときの加速
度の大きさよりも大きくなるように設定したことを特徴
とする粉体補給装置。 - 【請求項5】請求項1、2又は3の粉体補給装置におい
て、 粉体が上記排出口に向かう方向に対して、前進する粉体
収容器の、停止時に生じる加速度の大きさを、後退する
粉体収容器の、停止時に生じる加速度の大きさよりも大
きくなるように設定したことを特徴とする粉体補給装
置。 - 【請求項6】請求項5の粉体補給装置において、 上記粉体収容器を上記前進方向に付勢する付勢手段と、
該付勢手段の付勢力に抗して上記粉体収容器を上記後退
方向に押圧して移動する押圧移動手段と、該押圧移動を
解除する押圧解除手段と、押圧が解除され該付勢手段の
付勢力で上記前進方向に移動する粉体収容器と当接する
ことにより粉体収容器を停止させるストッパーとを設け
たことを特徴とする粉体補給装置。 - 【請求項7】請求項6の粉体補給装置において、 上記ストッパーを、上記粉体収容器との当接により上記
前進方向に移動可能に設けるとともに、上記前進方向に
おけるストッパーと装置本体との間に、ストッパーを上
記後退方向に付勢する弾性部材を設けたこと特徴とする
粉体補給装置。 - 【請求項8】請求項1、2、3、4、5、6又は7の粉
体補給装置において、 上記粉体収容器の外形状が、直方体であることを特徴と
する粉体補給装置。 - 【請求項9】交換可能に設けられた現像剤収容器を有
し、該現像剤収容器内の現像剤を現像装置内の現像剤補
給部に補給する現像剤補給装置を備えた現像装置におい
て、 請求項1乃至8の粉体補給装置を、上記トナー補給装置
として用いたことを特徴とする現像装置。 - 【請求項10】像担持体に形成された潜像を現像する現
像装置を備えた画像形成装置において、 上記現像装置に現像剤を補給する現像剤補給装置とし
て、請求項1乃至8のいずれかの粉体補給装置を備えた
ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項11】粉体を移送する粉体移送装置において、 粉体の移送経路を形成する移送経路部材の鉛直方向下方
に向いた一側壁を、粉体が移送経路の入口から出口に向
かうにつれて低くなるように傾斜して設けるとともに、
該移送経路部材を往復運動させる往復運動手段を設けた
ことを特徴とする粉体移送装置。 - 【請求項12】請求項11の粉体移送装置において、 上記往復運動の方向を、上記一側壁における上記移送経
路部材の一端部と反対側の端部とを結ぶ線に沿った方向
に設定したことを特徴とする粉体移送装置。 - 【請求項13】請求項11又は12の粉体移送装置にお
いて、 粉体が上記出口に向かう方向に対して、移送経路部材が
後退するときの加速度の大きさを、前進するときの加速
度の大きさよりも大きくなるように設定したことを特徴
とする粉体移送装置。 - 【請求項14】請求項11又は12の粉体移送装置にお
いて、 粉体が上記出口に向かう方向に対して、前進する移送経
路部材の、停止時に生じる加速度の大きさを、後退する
移送経路部材の、停止時に生じる加速度の大きさよりも
大きくなるように設定したことを特徴とする粉体移送装
置。 - 【請求項15】請求項14の粉体移送装置において、 上記移送経路部材を上記前進方向に付勢する付勢手段
と、該付勢手段の付勢力に抗して上記移送経路部材を上
記後退方向に押圧して移動する押圧移動手段と、該押圧
移動を解除する押圧解除手段と、押圧が解除され該付勢
手段の付勢力で上記前進方向に移動する移送経路部材と
当接することにより移送経路部材を停止させるストッパ
ーとを設けたことを特徴とする粉体移送装置。 - 【請求項16】請求項15の粉体移送装置において、 上記ストッパーを、上記移送経路部材との当接により上
記前進方向に移動可能に設けるとともに、上記前進方向
におけるストッパーと装置本体との間に、ストッパーを
上記後退方向に付勢する弾性部材を設けたこと特徴とす
る粉体移送装置。 - 【請求項17】装置内の互いに異なる場所に現像剤を移
送する現像剤移送装置を備えた現像装置において、 請求項11乃至16の粉体移送装置を、上記現像剤移送
装置として用いたことを特徴とする現像装置。 - 【請求項18】装置内の互いに異なる場所に現像剤を移
送する現像剤移送装置を備えた画像形成装置において、 請求項11乃至16の粉体移送装置を、上記現像剤移送
装置として用いたことを特徴とする画像形成装置。
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