JP2004101718A - 現像剤補給装置及び現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤補給装置及び現像装置及び画像形成装置 Download PDF

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Junichi Matsumoto
松本 純一
Nobuo Kasahara
笠原 伸夫
Nobuo Iwata
岩田 信夫
Satoshi Muramatsu
村松 智
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Abstract

【課題】トナー容器に振動が伝わることを防止してトナーの排出を確実に行う現像剤補給装置及びこれを有する現像装置及びこれらを有する画像形成装置の提供。
【解決手段】現像剤収納部材15の内部に収容された現像剤を現像装置104の本体11に補給する現像剤補給装置10において、現像剤収納部材15を支持するための弾性部材18を有する現像剤補給装置10及びこれを有する現像装置104及びこれらを有する画像形成装置。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光体等の像担持体を現像する現像装置に備えられ現像装置本体に現像剤を補給する現像剤補給装置及びかかる現像装置及びこれらを有する複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、電子写真方式等の作像プロセス機構により、シート状の記録媒体上にトナー像を担持させるようになっている。かかる作像プロセス機構は、感光体等の像担持体上に、記録媒体上に担持されるトナー像を形成するものであるが、かかるトナー像の形成工程の1つに、像担持体を現像剤にて現像する現像工程があり、作像プロセス機構は、かかる現像工程を行うための現像装置を備えている。
【0003】
現像工程においては、現像剤を構成するトナーが消費されるため、トナーは画像形成とともに減少する。したがって通常、現像装置はトナーを内部に収容したトナー容器を備えており、トナー容器から現像装置本体にトナーを供給し、トナー容器内のトナーが無くなったら新しいトナー容器と交換して新しいトナーを補充する方式が一般的である。
【0004】
トナー容器からトナーを補給する場合においては、トナーが粉体であってトナー容器内に残留しやすいことから、トナー容器内のトナーを確実に排出することが重要である。そこで、トナーをトナー容器内からその出口部に向けて搬送する方式として通常用いられる方法には、通称オーガと呼ばれるスクリューをトナー容器内部に設け、これを回転する事でトナーをかかる出口部に送る方法や、トナー容器をスクリューボトルと呼ばれる円筒状の本体容器の内面に螺旋状の突起を設けたものとし、この容器を回転させる事によってトナーを少しずつ出口部に搬送する方式がある。また本発明者らは、先に、吸引型のポンプを備えた吸引手段を用いてトナー容器内部のトナーを排出し、任意の位置にトナーを移送する方式を提案している。
【0005】
しかし、オーガによる搬送方式ではトナー容器内部に部材を設け、且つ回転させる必要があり、構造が複雑となる問題があるとともに、交換するトナー容器の内部に部材を設けるため、消耗品のコストを高める問題がある。また、スクリューボトルによる搬送方式は、トナー容器内部に部材を設ける必要が無くシンプルではあるが、回転させて使用する為にトナー容器の形状は円筒状の容器本体の一端に出口を設けた形状、言い換えると一般的な形状のビンを横にした形状となる為、直方体の容器と比較して保持できるトナー量が少なく、また、交換時の取り扱いにおいて手が滑りやすく持ちにくい等の問題があった。
【0006】
一方、トナー容器から吸引手段を用いてトナーを外部に排出する方式は、吸引手段の圧力、流量値などを調整することによってトナー排出量を制御することが可能であり、さらに吸引手段を任意の位置に設置することが可能で、トナー容器のレイアウトを自由化することを実現している。さらにトナー容器を袋状のフレキシブル、すなわち柔軟な材料で構成すれば、吸引手段の吸引力により容器を収縮、減容させることが可能で、トナー消費後の体積を小さくして、使用後の取り扱い操作性やトナー容器回収時の容積の低減を図る事が出来る利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、吸引手段を用いてトナー容器内部のトナーを吸引する場合、内部のトナーのかさ密度が高くなり、押し固められた状態になっていると、吸引手段の吸引力が不足しトナーを排出することができない恐れがある。トナーは自然に放置された状態である程度空気が内包されているが、例えば現像装置本体、画像形成装置本体の移動や輸送に伴い、持続的にかかる装置が振動すると、その振動がトナー容器に伝わる。するとトナーはタッピングすなわち脱気され、かさ密度が過度に上昇し押し固められた状態になる。この状態では上述のようにトナーを排出することが困難になる。
【0008】
本発明は、トナー容器に振動が伝わることを防止してトナーの排出を確実に行う現像剤補給装置及びこれを有する現像装置及びこれらを有する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、現像剤収納部材の内部に収容された現像剤を現像装置本体に補給する現像剤補給装置において、上記現像剤収納部材を支持するための弾性部材を有することを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の現像剤補給装置において、上記現像剤収納部材が袋状のフレキシブルな部材であることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の現像剤補給装置において、空気圧を用いて上記現像剤収納部材の内部に収容された現像剤を現像装置本体に供給する供給手段を有することを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項2記載の現像剤補給装置において、空気圧を用いて上記現像剤収納部材の内部に収容された現像剤を現像装置本体に供給する吸引手段を有し、上記現像剤収納部材はその内部の現像剤が消費されていくに連れて減容することを特徴とする。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか1つに記載の現像剤補給装置において、上記現像剤収納部材を保持する現像剤収納部材ホルダを有し、上記弾性部材は、上記現像剤収納部材ホルダを介して上記現像剤収納部材を支持することを特徴とする。
【0014】
請求項6記載の発明は、請求項1ないし4の何れか1つに記載の現像剤補給装置において、上記現像剤収納部材を保持する現像剤収納部材ホルダを有し、上記弾性部材は、上記現像剤収納部材を上記現像剤収納部材ホルダに対して支持することを特徴とする。
【0015】
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れか1つに記載の現像剤補給装置において、上記現像剤収納部材は、その口金部のみにおいて他の部材と係合することを特徴とする。
【0016】
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7の何れか1つに記載の現像剤補給装置において、上記弾性部材は金属製のコイルばねであることを特徴とする。
【0017】
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8の何れか1つに記載の現像剤補給装置を有する現像装置にある。
【0018】
請求項10記載の発明は、請求項1ないし8の何れか1つに記載の現像剤補給装置または請求項9記載の現像装置を有する画像形成装置にある。
【0019】
【実施例】
図1に本発明を適用した画像形成装置の概略を示す。画像形成装置は複写機、ファクシミリ、プリンタ等周知のものであれば何れでもよいが、本実施例における画像形成装置はプリンタである。本実施例の画像形成装置は単色の画像を形成するものであるが、カラー画像を形成するものであっても良い。
【0020】
画像形成装置100は、一般にコピー等に用いられる普通紙と、OHPシートや、カード、ハガキといった90K紙、坪量約100g/m相当以上の厚紙や、封筒等の、普通紙よりも熱容量が大きないわゆる特殊シートとの何れをもシート状の記録媒体としてトナー像を定着するものとして用いることが可能である。記録媒体の大きさは、A4サイズやA3サイズ等の一般的な規格をなす大きさが一般的であるが、規格外の大きさであっても良く、カットされること等により形成される。
【0021】
画像形成装置100は、矢印A方向に回転駆動される円筒状に形成された像担持体としての表面に有機感光物質などを塗布した光導電性の感光体ドラム(以下、「感光体」という。)101と、感光体101を一様に帯電するための帯電手段としての帯電装置1と、帯電後の感光体101に画像情報に応じた潜像を形成するレーザー光103を発して光走査を行う露光手段としての図示しない露光装置とを有している。
【0022】
画像形成装置100はまた、露光後の感光体101上の潜像を現像する現像手段としての現像ユニットである現像装置104と、現像装置104による現像によって得られた感光体101上のトナー像を、転写材ガイド部材としてのガイド部材108によって案内され感光体101に密着させられるシート状の記録媒体としての転写材である用紙Pに静電転写する転写手段としての転写帯電装置である転写装置105とを有している。
【0023】
画像形成装置100はまた、感光体101上のトナー像を転写された用紙Pを感光体101から分離する分離手段としての分離帯電装置109と、転写後の感光体101上に残った転写残トナーを感光体101から掻き落とすことによって感光体101をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニング装置106と、帯電装置102で帯電を行う前に感光体101に除電光102を発して感光体101の除電を行う除電手段としての図示しない除電装置とを有している。
【0024】
画像形成装置100はまた、用紙Pを積載している図示しない給紙トレイと、給紙トレイに積載した用紙Pを感光体101と転写装置105との対向部である転写領域107に向けて送り出す給紙手段としての図示しない給紙ローラと、給紙ローラによって給紙トレイから送られてきた用紙Pを所定のタイミングで転写領域107に搬送する図示しないレジストローラと、転写装置104により感光体101上のトナー像を転写された用紙Pに、かかるトナー像の定着を行う定着手段としての図示しない定着装置とを有している。定着後の用紙Pは画像形成装置100外部に排出される。
【0025】
現像装置104に備えられた現像ローラ104aは、感光体101との対向位置においてA方向と同じ方向に移動するB方向に回転する。クリーニング装置106は、ブレード106aにより感光体101の表面に残留付着しているトナーや、微細な紙粉などを除去するものである。転写手段としては、転写チャージャでなく転写ローラ、転写ベルト等を用いることができる。
【0026】
図2に示すように、現像装置104は、その本体11にトナーを補給する現像剤補給装置10を備えている。現像装置104は2成分現像装置であるから現像剤補給装置10は現像剤を構成するトナーとキャリアとのうちトナーを現像装置本体11に補給するが、現像装置104は1成分現像装置であっても良くこの場合現像剤補給装置10はかかるトナーを現像装置11本体に補給する。
【0027】
現像剤補給装置10は、現像剤収納手段であるトナー収納手段12と、トナー収納手段12から空気圧を用いてトナーを現像装置本体11に供給する供給手段としての吸引手段である粉体ポンプ13と、トナーをトナー収納手段12から粉体ポンプ13に導く搬送部材としてのチューブ14とを有している。チューブ14は内径φが4〜10mmの中空管で、フレキシブルでかつ耐トナー性に優れたゴム材料であるポリウレタン性であるが、他に耐トナー性に優れたゴム材料としてニトリル、EPDM、シリコン等があり、これらをチューブ14の材料としても良い。
【0028】
トナー収納手段12は、その内部に現像剤を収容したトナー収納部材としての容器15と、容器15を保持する現像剤収納部材ホルダとしての容器ホルダ16と、一端をチューブ14に連結され他端を容器15内に挿入されたノズル20と、容器15を容器ホルダ16に対して支持することで容器15を弾性的に支持するための弾性部材18とを有している。
【0029】
容器15は、袋状のフレキシブル容器であり、図2において下方を向いたトナーの出口部19に口金部を構成する口金部材27を有している。フレキシブルな部分はポリエチレン製であり、60〜200μm程度の厚みを持ったフレキシブルなシートを複層構成にして袋状としたものである。材料はポリエチレンでなくナイロン等の他の樹脂製としても良く、また複層構成でなく単層構成としても良い。図3に示すように、容器15は一般的にガゼット容器と呼ばれる袋状の容器で、容易に折り畳むことができる周知の形状をなしている。
【0030】
口金部材27は、出口部19に嵌め込まれた樹脂製のケース17と、ケース17に嵌め込まれノズル20が係合したスポンジ製のシール28とを有している。シール28はケース17に嵌め込みトナーをシールできるとともにノズル20の振動を容器15本体に伝達しないものであれば他の材料であっても良い。ノズル20はシール28に挿入され、一端が容器15の内部に位置している。ノズル20は、容器15内に位置する端部にトナー排出口21を、またその軸芯部にトナー排出路22を有している。シール28がノズル20に密着しているため容器15からトナーが漏れることが防止されている。
【0031】
粉体ポンプ13は、一軸偏心スクリューポンプであり、ゴム等の弾性部材で作られダブルピッチの螺旋溝を形成された雌ねじ形のステータ23と、ステータ23内に回転自在に嵌挿された金属製の雄ねじ形のロータ24とを有している。ロータ24は樹脂等によって構成しても良い。ロータ24は図示しない駆動源によって回転駆動される駆動軸25にスプリングピン等によって連結されており、駆動軸25の回転駆動によって回転駆動される。
【0032】
ロータ24の回転駆動によりチューブ14が連結された上流側に吸引圧力が発生し、この圧力がチューブ14、プラグ20を介して伝達され、容器15内のトナーがトナー排出口21からプラグ20内に入り、トナー排出路22、チューブ14を経て粉体ポンプ13に吸い込まれ、現像装置本体11内に搬送される。粉体ポンプ13、チューブ14、プラグ20、容器15は略密閉され、吸引圧が無駄なくトナーに伝えられるようになっている。粉体ポンプ13は、容積型のポンプであり、回転角度に応じて一定の容積を排出するため、搬送するトナー量の高精度な制御が可能であるから、搬送するトナー量のばらつきが少ないという利点がある。
【0033】
ロータ24の回転駆動は現像装置104のトナー消費に応じて行われる。容器15の内部はトナーが消費された分、内圧が低下することとなるが、容器15がフレキシブル容器であることにより容器15から排出されたトナーの容積の分だけ容器15が減容する。容器15が減容することにより、容器15内部のトナーはノズル20の周辺に集まるため、付着性粉体で一般的に発生する、ラットホール現象、ブリッジ現象に起因するトナーの排出不良が防止される。
【0034】
弾性部材18は、樹脂製であるが、その他ゴム、発泡スポンジ等の弾性体で構成することができる。本発明者らは、先に、フレキシブル容器に空気を流入させることでトナーを攪拌し、流動化させ、これによりトナーのかさ密度を低下させ、トナーを搬送しやすくして補給する技術を提案しており、かかる技術では、トナーが外部の振動などにより押し固められた状態でも、空気によって強制的に流動化することが可能なため、排出不良を起こすおそれがない。しかし、本実施例の構成では、容器15内部のトナーを積極的に攪拌、流動化させる機構を用いていないため、現像装置104自身やその他画像形成装置100を構成する他の部分の振動がトナーに伝わり、トナーがタッピングされて押し固められた状態になれば、粉体ポンプ13の吸引力ではトナーを吸引、排出できないおそれがある。そこで、容器15を弾性部材18によって支持し、弾性部材18の弾性により現像装置104等の振動が容器15に伝わることを防止している。そのためトナーがタッピングされることがなく、トナーの流動性を経時的に保ち、トナーの排出を良好に行うことが可能となっている。
【0035】
また、容器15は、その口金部材27のみにおいて、他の部材と係合している。すなわち容器15は、フレキシブルの部分において他の部材とクリアランスが設けられ非接触であるので振動を受けることがなく、また口金部材27に係合している弾性部材18からは振動を受けることがなく、さらにノズル20が係合しているシール28はスポンジであってノズル20の振動を容器15本体に伝えることがないので、トナーがタッピングされることがない。なお、チューブ14はフレキシブルな材料で構成されているので粉体ポンプ13及びチューブ14自身の振動はチューブ14自身によって吸収されノズル20を振動することが防止されている。また本実施例においては、容器15内部に空気を供給しないため、粉体ポンプ13、チューブ14、プラグ20、容器15が密閉され、トナーの特性が経時的に変動することもない。
【0036】
図4に示すように、容器15は、容器ホルダ16に固定保持され、弾性部材18は、容器ホルダ16を介して容器15を支持し、これにより、容器15が弾性的に支持されるようにしても良い。図4において符号26は現像装置104の筐体、画像形成装置100本体側の部材等の不動部材を示している。このような構成でも、図2に示した例と同様に、容器15を弾性部材18によって支持し、弾性部材18の弾性により現像装置104等の振動が容器15に伝わることを防止して、トナーがタッピングされることがなく、トナーの流動性を経時的に保ち、トナーの排出を良好に行うことが可能である。
【0037】
また本例においても、容器15は、その口金部材27のみにおいて、他の部材と係合している。すなわち容器15は、フレキシブルの部分において他の部材と非接触であるので振動を受けることがなく、また口金部材27に係合している弾性部材18からは振動を受けることがないので、トナーがタッピングされることがない。また、チューブ14はフレキシブルな材料で構成されているので粉体ポンプ13及びチューブ14自身の振動はチューブ14自身によって吸収されノズル20を振動することが防止されていること、容器15内部に空気を供給しないため、粉体ポンプ13、チューブ14、プラグ20、容器15が密閉され、トナーの特性が経時的に変動することもないことも図2に示した例と同様である。弾性部材18が容器ホルダ16を介して容器15を支持する構成は、例えば一般的なシャッター方式など、現像剤収納部材が現像装置本体に固定される構成においても容易に適用できるという利点がある。
【0038】
図5に示すように、弾性部材18は金属製のコイルばねであっても良い。金属製のコイルばねを用いれば、振動吸収の効果が向上するとともに、材質が金属であるので繰り返し疲労に強く耐久性に優れている。また、容器15内のトナーのパッキングは、図中上下方向の振動によってもっとも促進されるため、上下方向のみに伸縮するコイルばねを用いることによって効果的に振動を吸収してトナーの流動性を確保することができる。図5においては、図2に示した例に対応して、弾性部材18である金属製のコイルばねが容器15を容器ホルダ16に対して支持する例を示したが、図4に示した例に対応して、弾性部材18である金属製のコイルばねが容器ホルダ16を介して容器15を支持するようにしても良い。
【0039】
以上本発明を適用した現像剤補給装置及びこれを有する現像装置およびこれらを有する画像形成装置を説明したが、弾性部材を備えれいれば現像剤収納部材は必ずしもフレキシブルである必要はなく、オーガを用いたものやスクリューボトル等であっても良い。また、現像剤収納部材がフレキシブルでない場合、現像剤収納部材の内部に収容された現像剤を現像装置本体に供給する供給手段は吸引手段である必要はない。
【0040】
また現像剤収納部材ホルダは必ずしも必要でなく、現像剤収納部材ホルダを備えていない場合、弾性部材は現像装置本体または画像形成装置本体に対して現像剤収納部材を弾性的に支持する構成となる。弾性部材をコイルばねとする場合、必ずしも金属製である必要はない。本発明は本実施例のような2成分現像剤を用いる現像装置に限らず1成分現像剤を用いて現像する現像装置に適用することもできる。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、現像剤収納部材の内部に収容された現像剤を現像装置本体に補給する現像剤補給装置において、上記現像剤収納部材を支持するための弾性部材を有するので、現像剤収納部材に振動が伝わることを防止し現像剤収納部材内部の現像剤の流動性を確保して現像剤の排出を確実に行うことができる現像剤補給装置を提供することができる。
【0042】
現像剤収納部材が袋状のフレキシブルな部材であることとすれば、現像剤収納部材の交換時の取り扱いにおいて手が滑りにくく持ち易くすることが容易であり、現像剤収納部材の交換時の作業性が高い現像剤補給装置を提供することができる。
【0043】
空気圧を用いて現像剤収納部材の内部に収容された現像剤を現像装置本体に供給する供給手段を有することとすれば、空気圧、流量値などを調整することによって現像剤排出量を制御することが可能であるとともに供給手段を任意の位置に設置することが可能で、現像剤収納部材のレイアウトを自由化することができる現像剤補給装置を提供することができる。
【0044】
空気圧を用いて現像剤収納部材の内部に収容された現像剤を現像装置本体に供給する吸引手段を有し、現像剤収納部材がその内部の現像剤が消費されていくに連れて減容することとすれば、吸引手段の圧力、流量値などを調整することによってトナー排出量を制御することが可能であるとともに吸引手段を任意の位置に設置することが可能で、現像剤収納部材のレイアウトを自由化することができるうえ、現像剤収容部材が減容することにより、ラットホール現象、ブリッジ現象を防止してトナーの排出を良好にすることができるとともに、現像剤収納部材の交換時には現像剤収納部材がつぶれているので現像剤収納部材をつぶす手間が省け、また現像剤収納部材を廃棄する際に場所を取らない現像剤補給装置を提供することができる。
【0045】
現像剤収納部材を保持する現像剤収納部材ホルダを有し、弾性部材が、現像剤収納部材ホルダを介して現像剤収納部材を支持することとすれば、現像剤収納部材ホルダの振動が現像剤収納部材に伝わることをも防止して現像剤の流動性を保つことができる現像剤補給装置を提供することができる。
【0046】
現像剤収納部材を保持する現像剤収納部材ホルダを有し、弾性部材が、現像剤収納部材を現像剤収納部材ホルダに対して支持することとすれば、現像剤収納部材が現像装置本体に固定される構成においても容易に弾性部材を配置でき、現像剤の流動性を保って現像剤の排出を確実に行うことができる現像剤補給装置を提供することができる。
【0047】
現像剤収納部材が、その口金部のみにおいて他の部材と係合することとすれば、現像剤収納部材本体への振動の伝達を防止して現像剤の流動性を保って現像剤の排出を確実に行うことができる現像剤補給装置を提供することができる。
【0048】
弾性部材が金属製のコイルばねであることとすれば、振動吸収に優れているとともに、繰り返し疲労に強く耐久性に優れ、より効果的に且つ経時的に現像剤収納部材本体への振動の伝達を防止して現像剤の流動性を保って現像剤の排出を確実に行うことができる現像剤補給装置を提供することができる。
【0049】
本発明は、請求項1ないし8の何れか1つに記載の現像剤補給装置を有する現像装置にあるので、上述の各効果を奏する現像剤補給装置を備え、現像剤が確実に補給され現像を良好に行うことができる現像装置を提供することができる。
【0050】
本発明は、請求項1ないし8の何れか1つに記載の現像剤補給装置または請求項9記載の現像装置を有する画像形成装置にあるので、上述の各効果を奏する現像剤補給装置または現像装置を備え、良好な画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した現像剤補給装置を有する現像装置及びこれを有する画像形成装置の概略を示す側面図である。
【図2】図1に示した現像装置に備えられた現像剤補給装置の一部破断側面図である。
【図3】図2に示した現像剤補給装置に備えられた現像剤収納部材の形態の一例を示す斜視図である。
【図4】弾性部材の別の配設態様を示した側面図である。
【図5】弾性部材の別の構成態様を示した側面図である。
【符号の説明】
10  現像剤補給装置
11  現像装置本体
13  供給手段、吸引手段
15  現像剤収納部材
16  現像剤収納部材ホルダ
18  弾性部材
27  口金部
100  画像形成装置
104  現像装置

Claims (10)

  1. 現像剤収納部材の内部に収容された現像剤を現像装置本体に補給する現像剤補給装置において、上記現像剤収納部材を支持するための弾性部材を有することを特徴とする現像剤補給装置。
  2. 請求項1記載の現像剤補給装置において、上記現像剤収納部材が袋状のフレキシブルな部材であることを特徴とする現像剤補給装置。
  3. 請求項1記載の現像剤補給装置において、空気圧を用いて上記現像剤収納部材の内部に収容された現像剤を現像装置本体に供給する供給手段を有することを特徴とする現像剤補給装置。
  4. 請求項2記載の現像剤補給装置において、空気圧を用いて上記現像剤収納部材の内部に収容された現像剤を現像装置本体に供給する吸引手段を有し、上記現像剤収納部材はその内部の現像剤が消費されていくに連れて減容することを特徴とする現像剤補給装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか1つに記載の現像剤補給装置において、上記現像剤収納部材を保持する現像剤収納部材ホルダを有し、上記弾性部材は、上記現像剤収納部材ホルダを介して上記現像剤収納部材を支持することを特徴とする現像剤補給装置。
  6. 請求項1ないし4の何れか1つに記載の現像剤補給装置において、上記現像剤収納部材を保持する現像剤収納部材ホルダを有し、上記弾性部材は、上記現像剤収納部材を上記現像剤収納部材ホルダに対して支持することを特徴とする現像剤補給装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか1つに記載の現像剤補給装置において、上記現像剤収納部材は、その口金部のみにおいて他の部材と係合することを特徴とする現像剤補給装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか1つに記載の現像剤補給装置において、上記弾性部材は金属製のコイルばねであることを特徴とする現像剤補給装置。
  9. 請求項1ないし8の何れか1つに記載の現像剤補給装置を有する現像装置。
  10. 請求項1ないし8の何れか1つに記載の現像剤補給装置または請求項9記載の現像装置を有する画像形成装置。
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