JP2008224820A - トナー容器 - Google Patents

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紀一 岡部
Shunei Taniguchi
俊英 谷口
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利幸 坂井
Tomoharu Nishikawa
智晴 西川
Hiromasa Ueno
浩正 上野
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Abstract

【課題】画像形成装置本体のコンパクト化とトナーの有効利用とを両立させたトナー容器を提供すること。
【解決手段】現像装置のホッパー部10は,未使用トナー用の補給トナー領域10Aと廃トナー用の廃トナー領域10Bとが一体となっている。また,ホッパー部10は,可撓性を有する袋体であるトナー収容袋9によって補給トナー領域10Aと廃トナー領域10Bとに区画され,さらに廃トナー領域10Bが画像形成装置に装着された状態で補給トナー領域10Aの直下に位置するように配置されている。また,廃トナー領域10B内には,トナー収容袋9を保持する平板部材の押上げ板7が設けられ,当該押上げ板7の直下の廃トナー回収領域70に廃トナーが搬入される。押上げ板7は,廃トナー収容領域70内の廃トナーの回収量に応じて上下方向に移動する。
【選択図】 図5

Description

本発明は,電子写真方式の画像形成装置に利用されるトナー容器に関する。さらに詳細には,未使用トナーを収容するトナー収容部と廃トナーを収容する廃トナー回収部とが一体となったトナー容器に関する。
従来から,電子写真方式の画像形成装置に利用される現像装置としては,例えば図8に示すように,像担持体にトナーを現像するバッファ部20と,トナーを蓄積し,バッファ部20にトナーを補給するホッパー部10とを有し,バッファ部20とホッパー部10とが仕切り壁8によって区画されているものがある。仕切り壁8には開口部81が設けられており,画像採取によってバッファ部20内のトナーが減少してくると,ホッパー部10内に蓄積する未使用トナーがホッパー部内10の攪拌搬送部材6によってバッファ部20に送り込まれる。
また,近年,画像形成装置のコンパクト化が要請されている。そこで,未使用トナーを収容するトナー収容部と廃トナーを収容する廃トナー回収部とが一体となったトナー容器が提案されている。例えば,特許文献1には,容器内を2室に分割し,一方を未使用トナーの貯蔵室(トナー収容室)と,他方を廃トナーの回収室(廃トナー回収室)とし,さらに両室を仕切り部材で隔てるトナー容器が開示されている。このように,トナー貯蔵室と廃トナー回収室とを一体化することで,専用のトナー回収容器をなくすことができ,画像形成装置本体のコンパクト化を図ることができる。さらには,消耗品の交換回数を減らすことができる。この他にも,トナー収容室と廃トナー回収室が一体となったものとしては,例えば特許文献2に,トナー収容部内に廃トナー回収袋を設置する現像ユニットが開示されている。
特開2003−345116号公報 特開2003−122122号公報
しかしながら,前記した従来のトナー容器には,次のような問題があった。すなわち,ホッパー部10内のトナーは,ホッパー部10内に設置された攪拌部材6の回転によってバッファ部20に補給される。このとき,攪拌部材6の可動範囲(図8中の枠X)内に位置するトナーは攪拌部材6によってバッファ部20に搬送されるが,可動範囲外(以下,この範囲を「デッド領域」とする)のトナーは搬送できない。従って,ホッパー部10内に残留することになる(以下,この残留トナーを「デッドトナー」とする)。つまり,ホッパー部10内のトナーを十分に活用できていない。
仮に,攪拌部材6の長さを長くし,その可動範囲を広げることでデッド領域をなくすことも考えられる。しかし,攪拌部材6の長さを長くすると,ホッパー部10の壁面に接する部位が多くなるとともに接触時間も長くなる。そのため,攪拌部材6のトルクアップを招く。また,このトルクアップを回避するために攪拌部材6自体の柔軟性を向上させることも考えられる。しかし,攪拌部材6の柔軟性を上げると,トナーの搬送性が低下してしまう。
特許文献1や特許文献2に開示されたトナー容器では,トナー収容室と廃トナー回収室が一体となることで,トナー容器内のスペースを有効に利用して画像形成装置本体のコンパクト化を図ることができている。しかし,トナー収容室内にデッド領域が生じるため,資源の無駄は解決されない。
本発明は,前記した従来のトナー容器が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,画像形成装置本体のコンパクト化とトナーの有効利用とを両立させたトナー容器を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされたトナー容器は,未使用トナーを貯蔵する第1トナー収容室と,廃トナーが搬入される第2トナー収容室と,第1トナー収容室と第2トナー収容室とを隔てる仕切り部材と,第1トナー収容室内に位置し,未使用トナーを回転移動によって搬出する回転部材とを有し,画像形成装置に着脱可能なトナー容器において,第2トナー収容室は,画像形成装置に装着された状態で第1トナー収容室の直下に位置するように配置され,仕切り部材は,可撓性を有し,第2トナー収容室側に撓んでいることを特徴としている。
本発明のトナー容器は,未使用トナー用の第1トナー収容室(トナー収容部)と廃トナー用の第2トナー収容部(廃トナー回収部)とが一体となった容器であり,画像形成装置本体に専用の廃トナー回収部を必要としない。すなわち,画像形成装置本体のコンパクト化に資するトナー容器である。
本発明のトナー容器は,可撓性を有する仕切り部材によって第1トナー収容室と第2トナー収容室とが区画され,さらに第2トナー収容室が画像形成装置に装着された状態で第1トナー収容室の鉛直方向の直下に位置するように配置される。また,仕切り部材は第2トナー収容室側にあらかじめ撓んでおり,未使用トナーを収容するスペースが形成されている。すなわち,仕切り部材の底部が第1トナー収容室の底部となる。その後,第2トナー収容室内に廃トナーが搬入され,第2トナー収容室内が埋め尽くされた状態でさらに廃トナーが搬入され続けると,廃トナーが仕切り部材を押し上げる。これにより,仕切り部材の底部が変位する。
つまり,第2トナー収容室内の廃トナーの回収量に応じて,第1トナー収容室の底部が上下方向に変位する。そのため,未使用トナーを充填した直後,すなわち仕切り部材が最大限に広げられた状態では,回転部材の可動範囲外となるデッド領域が生じていたとしても,廃トナーが回収されることで第1トナー収容室の底部が上方に変位し,当該デッド領域が減少する。よって,第1トナー収容室内の未使用のトナーを有効に活用することができる。
また,本発明のトナー容器は,第2トナー収容室内に位置し,少なくとも第1トナー収容室側の面が平面である平板部材を有し,当該平板部材の直下の領域に廃トナーが搬入され,平板部材は,廃トナーの回収量に応じて上下方向に移動することとするとよりよい。
すなわち,上下移動可能な平板部材が廃トナーの収容スペースの直上に配置されているため,当該平板部材は廃トナーの回収用に応じて押し上げられる。そして,平板部材が仕切り部材と接することで間接的に仕切り部材が押し上げられる。この平板部材は,仕切り部材と接する第1トナー収容室側の面が平面であり,仕切り部材の底面を平板部材の面内方向に均一に押し上げる。そのため,第1トナー収容室の底部は均一に押し上げられる。従って,回転部材の軸方向におけるデッド領域のばらつきを抑制しつつデッド領域の削減を図ることができる。さらに,回転部材の良好な搬送性が確保される。
また,本発明のトナー容器は,第2トナー収容室の底部から直立配置され,第2トナー収容室内の領域を,廃トナーが搬入される搬入口と連結する主廃トナー収容領域と,当該主廃トナー収容領域に隣接する副廃トナー収容領域とに区画する仕切り壁を有し,平板部材は,第2トナー収容室側に突起し,主廃トナー収容領域と嵌合する凸部を有することとするとよりよい。
すなわち,廃トナーが直接搬入される主廃トナー収容領域が仕切り壁によって小範囲に区画されている。そして,当該仕切り壁の上方に位置する平板部材には,主廃トナー収容領域側に突起する凸部が設けられており,主廃トナー収容領域に押し込められたと廃トナーが当該凸部を押し上げる。このような構成にすることで,主廃トナー収容領域は少量の廃トナーで充填され,早期に平板部材の押上げが開始される。従って,廃トナーの回収量が少量であることが予測される場合であっても,確実にデッド領域の削減を図ることができる。
また,本発明のトナー容器の仕切り壁の壁面には,主廃トナー収容領域と副廃トナー収容領域とを繋ぐ貫通穴が設けられていることとするとよりよい。すなわち,廃トナーが主廃トナー収容領域の容積よりも大量に搬入されると,主廃トナー収容領域内の圧力が上昇し,各種の部材を破損させるおそれがある。そこで,仕切り壁に廃トナーの逃げ穴となる貫通穴を設ける。これにより,必要以上の廃トナーは貫通穴を介して副廃トナー収容領域に移動することになり,主廃トナー収容領域の圧力上昇が抑えられ,各種部材の破損が抑制される。
本発明によれば,画像形成装置本体のコンパクト化とトナーの有効利用とを両立させたトナー容器が実現している。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお,本実施の形態は,非磁性の1成分トナーを収容・供給する現像装置を備えた電子写真方式のカラープリンタに本発明を適用したものである。
[第1の形態]
第1の形態の画像形成装置100は,図1に示すように,像担持体である感光体ドラム11を有し,その感光体ドラム11の周囲に,感光体ドラム11の表面を一様に帯電するための帯電装置12と,感光体ドラム11の表面に静電潜像を形成するための露光装置13と,感光体ドラム11上の静電潜像を可視像(トナー像)とするための現像装置14と,感光体ドラム11上のトナー像を用紙に転写するための転写装置15と,転写残トナーを感光体ドラム11から取り除くためのクリーニング装置16とを感光体ドラム11の回転方向に沿って備えている。さらに,用紙搬送路には,転写前の用紙を保管する給紙カセット17と,転写されたトナー像を用紙に定着させるための定着装置18と,定着後の用紙を載せる排紙トレイ19とが設けられている。
また,本形態の画像形成装置100は,図2に示すように,クリーニング装置16と現像装置14とを繋ぎ,廃トナーのトナー回収経路を構成するトナー回収パイプ50を備えている。クリーニング装置16は搬送スクリュー161を内蔵し,トナー回収パイプ50は搬送スクリュー51を内蔵している。搬送スクリュー161,51が回転することにより,クリーニング装置16にて回収された転写残トナー(廃トナー)が現像装置14に向けて搬送される。
また,トナー回収パイプ50の先端部には,図3に示すように,現像装置14の連結部140(図2参照)と結合するキャップ52が設けられている。キャップ52には,現像装置14の廃トナー収容部への入口となる開口部521が設けられている。一方,キャップ52に覆われるトナー回収パイプ50の先端部にも,キャップ52の開口部521と組み合わせて回収経路を形成する開口部501が設けられている。
図3は,現像装置14を画像形成装置100から取り外した状態であり,キャップ52は付勢部材53によって一方向に付勢されている。そのため,トナー回収パイプ50の開口部501はキャップ52によって塞がれた状態であり,廃トナーは排出されない。図4は,現像装置14を画像形成装置100に取り付けた状態であり,トナー回収パイプ50の先端部が付勢部材53の付勢方向とは逆方向に変位する。これにより,トナー回収パイプ50の開口部501がキャップ52の開口部521と重なり,廃トナーの排出が可能になる。
続いて,画像形成装置100による画像形成の動作について簡単に説明する。画像形成装置100は,スタート信号や画像データ等を受信することにより動作を開始する。感光体ドラム11は,図1中の矢印方向に回転駆動される。そして,帯電装置12と対向する位置で,帯電ローラによって一様に帯電される。次に,露光装置13によって露光され,表面上に画像データに基づいた静電潜像が形成される。
次に,静電潜像が現像装置14の位置に達すると,現像ローラに印加された現像バイアス電圧と感光体ドラム11の静電潜像との間で形成される電界によりトナーが移動し,静電潜像がトナーによって現像される。
一方,給紙カセット17から用紙搬送路を搬送されてきた用紙は,タイミングローラにて画像先端位置にタイミングを合わせられ,感光体ドラム11と転写装置15との間に搬送される。そして,転写装置15によって感光体ドラム11上のトナー像が用紙に転写される。さらに,転写されたトナー像を保持した用紙はさらに搬送され,定着装置18によって熱と圧力とが加えられることにより,トナー像が用紙に定着される。トナー像が定着した用紙は,排紙トレイ19に排出される。これにより,1枚分の画像形成が終了する。
また,転写装置15によって用紙に転写されず,感光体ドラム11上に残った転写残トナーはクリーニング装置16によって掻き取られる。そして,クリーニング装置16によって回収された転写残トナー(廃トナー)は,トナー回収パイプ50およびキャップ52を経由して現像装置14に回収される。
続いて,現像装置14について詳説する。現像装置14は,図5に示すように,非磁性1成分現像剤であるトナーを収容するホッパー部10と,感光体ドラム11と対向し,現像処理を行うバッファ部20とを備えたカートリッジとして構成されており,ホッパー部10とバッファ部20とは仕切り壁8によって隔てられている。また,現像装置14には,バッファ部20とホッパー部10とを連接する開口部81が設けられており,画像採取によってバッファ部20内のトナーが減少してくると,ホッパー部10内に蓄積する未使用トナーがホッパー部内10の攪拌搬送部材6によって搬出され,バッファ部20に補給される。
バッファ部20は,トナーを担持しトナーを感光体ドラム11に向けて搬送する現像ローラ2と,現像ローラ2へのトナーの供給および現像ローラ2上のトナーの掻き取りを行う供給ローラ3と,現像ローラ2上のトナーの厚みを規制する規制部材4と,トナー漏れを防止するとともに現像後に現像ローラ2上に残留するトナーを除電する除電部材5とを備えている。なお,本形態の現像装置14は,現像ローラ2が感光体ドラム11と接触しない非接触方式であるが,現像ローラ2が感光体ドラム11とが接触する接触方式であってもよい。
現像ローラ2は,ステンレス等の金属製のシャフトを基材として,その周辺に導電性弾性層を形成したものである。供給ローラ3は,現像ローラ2と同様に,ステンレス等の金属製のシャフトを基材として,その周辺に導電性発泡弾性層を形成したものである。供給ローラ3は,所定のニップ幅にて現像ローラ2に対して接触配置されている。現像ローラ2および供給ローラ3は,それぞれ回転自在に支持されており,現像ローラ2は感光体ドラム11と接触して相互に反対方向に回転するのに対し,供給ローラ3は現像ローラ2と接触して相互に同一方向に回転する。
規制部材4は,現像ローラ2と当接する板状の導電性弾性体であり,現像ローラ2を所定の線圧で押圧している。規制部材4が通過するトナー量を規制することにより,現像ローラ2表面上に薄層状態で層厚が均一のトナー層が形成される。
また,現像ローラ2,供給ローラ3,規制部材4は,それぞれに設けられたの電源ユニットに接続されている。なお,各電源は,必ずしも現像装置14に設置されている必要はなく,画像形成装置100本体に設置されていてもよい。
現像装置14では,画像採取によってバッファ部20内のトナーが減少してくると,ホッパー部10内に蓄積されたトナーが開口部81を介してバッファ部20に補給される。バッファ部20内に搬送されたトナーは,表面が発泡体であるトナー供給ローラ3の機械的搬送力あるいはトナー供給ローラ3と現像ローラ2との電位差による電気的搬送力により,トナー供給ローラ3から現像ローラ2に搬送される。現像ローラ2上に搬送されたトナーは,現像ローラ2表面との接触やトナー同士の接触により摩擦帯電される。さらに,規制部材4により摩擦帯電されつつ薄層化され,感光体ドラム2との接触部にて感光体ドラム2上の静電潜像を可視化する。
現像後,現像ローラ2上に残留するトナーは,除電部材5によって除電され,カウンタ回転するトナー供給ローラ3とのニップ部にて現像ローラ2の表面から掻き取られる。この残留トナーの掻き取りとともにトナー供給ローラ3の回転によって現像ローラ2上に新たなトナーが供給される。
ホッパー部10は,トナーを収容する容器1と,容器1内のトナーを攪拌および搬送する攪拌搬送部材6と,トナーを収容するトナー収容袋9とを備えている。攪拌搬送部材6は,図5中反時計回り(矢印Y方向)に回転軸61を中心にして回転可能に設けられている。なお,図5中の破線枠Xは,攪拌搬送部材6の可動範囲を示している。すなわち,攪拌搬送部材6は,破線枠X内に存在するトナーを攪拌搬送する。トナー収容袋9は,攪拌搬送部材6の下方に位置し,未使用トナーを収容する。また,トナー収容袋9は,可撓性を有し,図5中下方に撓んでいる。トナー収容袋9を構成する可撓性材料としては,例えば可撓性樹脂が適用可能で,例えばポリエチレン系樹脂が好ましい。なお,本明細書での上下は,画像形成装置100に装着された状態での鉛直方向の上下を意味し,図5中の上下方向は鉛直方向と等価である。
また,トナー収容袋9は,ホッパー部10内を,未使用のトナーを収容する補給トナー領域10Aと,廃トナーを収容する廃トナー領域10Bとに区画している。すなわち,ホッパー部10は,未使用のトナーを収容・供給する機能と,廃トナーを回収・収容する機能とを兼ねており,補給トナー領域10Aには攪拌搬送部材6が設けられ,廃トナー領域10Bにはトナー回収パイプ50と連結する連結部140を備えている。廃トナー領域10Bは,画像形成装置100に装着された状態で,補給トナー領域10Aの直下に配置される。
また,廃トナー領域10Bには,両端部に位置するコロ部材により,図5中の上下方向に移動可能な押上げ板7が設けられている。押上げ板7上にはトナー収容袋9の底部が載置され,押上げ板7がトナー収容袋9を保持する状態になっている。この押上げ板7が移動することで,トナー収容袋9の底面が上下方向に変位する。また,連結部140は,押上げ板7の可動範囲の下限よりも下方に位置しており,廃トナーは押上げ板7の直下の領域70(以下,「廃トナー回収領域70」とする)に回収される。なお,初期時(図5の状態)には,補給トナー領域10Aの容積を最大にするため,押上げ板7がその可動範囲の下限に位置し,トナー収容袋9が最大限に広げられた状態になっている。
ホッパー部10では,画像形成に伴って廃トナーが連結部140を介して廃トナー領域10Bの廃トナー回収領域内に搬入される。廃トナー回収領域70が満杯となった状態でさらに廃トナーを搬入すると,図6に示すように廃トナーの圧力によって押上げ板7が上方に押し上げられる。これにより,廃トナーは,押上げ板7が可動範囲の上限に位置するまで回収可能になる。
この押上げ板7の上方への移動に伴って,トナー収容袋9の底面が変位し,トナー収容袋9の深さが攪拌搬送部材6の軸方向に均等に浅くなる。すなわち,補給トナー領域10Aが底上げされる。そのため,図5に示したような初期時には,補給トナー領域10Aの底面が攪拌搬送部材6の可動範囲に存在せず,攪拌不可能なデッド領域が広く存在したとしても,図6に示したように補給トナー領域10Aが底上げされることで当該デッド領域が縮小される。よって,補給トナー領域10A内のデッドトナー量が少なくなり,ホッパー部10内のトナーが十分に利用される。
また,平板の押上げ板7を介してトナー収容袋9を押し上げていることから,トナー収容袋9の底面は,高さのばらつきがなく水平方向に略均一に押し上げられる。これにより,攪拌搬送部材6の軸方向におけるデッド領域のばらつきを抑制しつつデッド領域の削減を図ることができる。さらに,攪拌搬送部材6の良好な搬送性が確保される。
なお,本形態の画像形成装置100では,現像装置14のホッパー部10が廃トナーの回収機能を兼ねることから専用の廃トナー回収器を設けていない。そのため,操作者が廃トナー回収器の交換等の煩雑な作業から解放される。よって,ユーザーフレンドリの向上が図られる。
また,補給トナー領域10Aの底上げによってデッド領域を減少させていることから,攪拌搬送部材6は,搬送性や駆動トルクを優先して長さを規定することができる。高画質化,長寿命化にも資する。
また,廃トナーが駆動源となって押上げ板7を駆動している。つまり,押上げ板7を動作させるためにモータ等の特別な駆動源を必要としない。そのため,構造がシンプルであり,安価に構成することができる。
[第2の形態]
第2の形態の画像形成装置は,現像装置のホッパー部の廃トナー回収領域が,図7に示すように,容器1の底部から直立配置された仕切り壁82によって2つの領域に区画されている。なお,図7は,ホッパー部を側面から見た断面(図2中のA−A断面)を示している。すなわち,廃トナーの搬入口である連結部140と結合する主廃トナー回収領域70Bと,主廃トナー回収領域70Bを取り囲む副廃トナー回収領域70bとに区画される。この点,廃トナー回収領域70が1つの領域であった第1の形態とは異なる。なお,その他の,画像形成装置および現像装置の構成については第1の形態と同様であり,説明を省略する。
また,本形態のホッパー部内の押上げ板71は,長手方向の中央部に位置し,主廃トナー回収領域70B側に突起し,仕切り壁82,82に挟まれた凸部72を有している。本形態では,主廃トナー回収領域70Bに廃トナーが蓄積し,廃トナーが凸部72の先端面を押圧して押上げ板71全体を押し上げる。そして,押上げ板71が押し上げられることでトナー回収袋9の底面が変位し,補給トナー領域10Aが底上げされる。
本形態では,主廃トナー回収領域70Bの容積が小さく,少量の廃トナーで押上げ板71を押し上げることができる。すなわち,廃トナーの量は,現像ローラ2から感光体ドラム11に供給されるトナー量と比較して極めて少ない。そのため,補給トナー領域10Aのトナー搬出量に対して廃トナーの搬入量が追いつかず,デッド領域の問題が解消しないことが考えられる。そこで,主廃トナー回収領域70Bを小さくすることで,効率良く押上げ板71を変位させることができる。
また,仕切り壁82の壁面上部には,廃トナーの逃がし穴821が設けられている。これにより,一定量以上の廃トナーが搬入された場合に,過剰トナーを副廃トナー領域10bに逃がすことができる。つまり,主廃トナー回収領域70Bの容積以上の廃トナーが搬入されると,主廃トナー回収領域70B内の圧力が高くなり,仕切り壁82や攪拌スクリュー等を破損させる。そこで,逃がし穴821を設けることで,廃トナーは所定の高さまでしか蓄積されず,押上げ板71の変位量が規制される。そのため,廃トナー領域10Bが満杯となったとしても廃トナー領域10B内の圧力は一定値までであり,ホッパー部10の圧力による劣化が抑制される。
以上詳細に説明したように本実施の形態の現像装置のホッパー部10(トナー容器)は,未使用トナー用の補給トナー領域10Aと廃トナー用の廃トナー領域10Bとが一体となった容器であり,画像形成装置100本体に専用の廃トナー回収部を必要としない。そのため,画像形成装置100本体のコンパクト化を図ることが可能である。
また,ホッパー部10は,可撓性を有し,袋体であるトナー収容袋9によって補給トナー領域10Aと廃トナー領域10Bとに区画され,さらに廃トナー領域10Bが画像形成装置100に装着された状態で補給トナー領域10Aの直下に位置するように配置されることとしている。そのため,未使用トナーを収容した状態で,トナー収容袋9は廃トナー領域側に撓んでいる。また,廃トナー領域10B内には,トナー収容袋9を保持する平板部材の押上げ板7が設けられ,当該押上げ板7の直下の廃トナー回収領域70に廃トナーが搬入され,押上げ板7は,廃トナー収容領域70内の廃トナーの回収量に応じて上下方向に移動する。これにより,トナー収容袋9の底部が変位する。
つまり,廃トナーの回収量に応じて,トナー収容袋9の底部が上下方向に変位する。そのため,未使用トナーを充填した直後,すなわちトナー収容袋9が最大限に広げられた状態では,攪拌搬送部材6の可動範囲外となるデッド領域が生じていたとしても,廃トナーが回収されることでトナー収容袋9の底部が上方に変位し,当該デッド領域が減少する。よって,補給トナー領域10A内の未使用のトナーを有効に活用することができる。従って,画像形成装置本体のコンパクト化とトナーの有効利用とを両立させたトナー容器が実現している。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,本発明は,カラープリンタ,モノクロプリンタ,コピー機,ファクシミリ等の各種の画像形成装置に適用可能である。
また,像担持体としてローラ形状の感光体ドラムを用いているが,ベルト状の感光体ベルトを使用してもよい。また,帯電装置は,ローラ帯電方式,コロナ放電方式の帯電チャージャ,ブレード,ブラシ等を使用してもよい。また,転写装置は,転写ローラのほか,転写チャージャを使用してもよい。あるいは,感光体から用紙へ直接トナー像を転写する方式のほか,中間転写体を備え,2段階以上の転写を行う方式であってもよい。また,クリーニング装置は,クリーニングブレードのほか,クリーニングブラシ,クリーニングローラまたはそれらの組合せでもよい。また,定着装置は,定着ローラのほか,定着ベルトを用いてもよいし,非接触方式のものであってもよい。
また,本形態では,トナー容器となるホッパー部が現像装置と一体となっているが,これに限るものではない。すなわち,トナー容器が別体であり,トナー容器単体での取り外しが可能であってもよい。
実施の形態にかかる画像形成装置の概略構成を示す図である。 転写残トナーの回収経路の概略構成を示す図である。 トナー回収パイプと現像装置との連結状態の概略構成を示す図(装着前)である。 トナー回収パイプと現像装置との連結状態の概略構成を示す図(装着後)である。 第1の形態にかかる現像装置の概略構成(初期時)を示す図である。 第1の形態にかかる現像装置の概略構成(耐久時)を示す図である。 第2の形態にかかるホッパー部の概略構成を示す図である。 従来の形態にかかる現像装置の概略構成を示す図である。
符号の説明
6 攪拌搬送部材(回転部材)
7 押上げ板(平板部材)
9 トナー収容袋(仕切り部材)
10 ホッパー部(トナー容器)
10A 補給トナー領域(第1トナー収容室)
10B 廃トナー領域(第2トナー収容室)
14 現像装置
16 クリーニング装置
20 バッファ部
70 廃トナー回収領域
70B 主廃トナー回収領域
70b 副廃トナー回収領域
72 凸部
82 仕切り壁
821 逃がし穴(貫通穴)
100 画像形成装置

Claims (4)

  1. 未使用トナーを貯蔵する第1トナー収容室と,廃トナーが搬入される第2トナー収容室と,前記第1トナー収容室と前記第2トナー収容室とを隔てる仕切り部材と,前記第1トナー収容室内に位置し,未使用トナーを回転移動によって搬出する回転部材とを有し,画像形成装置に着脱可能なトナー容器において,
    前記第2トナー収容室は,画像形成装置に装着された状態で前記第1トナー収容室の直下に位置し,
    前記仕切り部材は,可撓性を有し,前記第2トナー収容室側に撓んでいることを特徴とするトナー容器。
  2. 請求項1に記載するトナー容器において,
    前記第2トナー収容室内に位置し,少なくとも前記第1トナー収容室側の面が平面である平板部材を有し,
    前記平板部材の直下の領域に廃トナーが搬入され,
    前記平板部材は,廃トナーの回収量に応じて上下方向に移動することを特徴とするトナー容器。
  3. 請求項2に記載するトナー容器において,
    前記第2トナー収容室の底部から直立配置され,前記第2トナー収容室内の領域を,廃トナーが搬入される搬入口と連結する主廃トナー収容領域と,当該主廃トナー収容領域に隣接する副廃トナー収容領域とに区画する仕切り壁を有し,
    前記平板部材は,前記第2トナー収容室側に突起し,前記主廃トナー収容領域と嵌合する凸部を有することを特徴とするトナー容器。
  4. 請求項3に記載するトナー容器において,
    前記仕切り壁の壁面には,前記主廃トナー収容領域と前記副廃トナー収容領域とを繋ぐ貫通穴が設けられていることを特徴とするトナー容器。
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