JP2002045706A - 触媒組成物およびその製造方法 - Google Patents

触媒組成物およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良された金属触媒組成物、特に支持金属触
媒組成物を提供する。 【解決手段】 支持金属触媒組成物の製造方法であっ
て、この方法は微小球状支持体粒子に少なくとも1種の
触媒活性金属もしくはその先駆体の溶液を含浸させ、含
浸支持粒子を乾燥させ、次いで可動性金属もしくは先駆
体を可動状態にて少なくとも1種の還元剤からなる液体
で処理して、金属もしくはその先駆体を支持体粒子内に
沈着もしくは不動化させて金属もしくはその先駆体が支
持体粒子の表面より下の層にて支持体粒子に分配される
ようにし、層はより低濃度の金属もしくは先駆体有する
内側領域と外側領域との間に存在する。組成物は少なく
とも1種の触媒活性金属もしくはその先駆体が粒子の表
面より下の層に分配された微小球状支持体粒子からな
り、層がそれぞれ金属もしくは先駆体の低濃度を有する
支持体粒子の内側領域と外側領域との間に存在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願は2000年7月2
6日付出願の米国特許出願第09/626,156号の
部分継続出願であり、その全内容を参考のためここに引
用する。本発明は支持金属触媒の製造方法および新規な
支持金属触媒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】支持金属触媒は典型的には、適する支持
体材料に触媒活性金属またはその先駆体を含浸させて作
成される。たとえば、エチレンと酢酸と酸素との反応に
よる酢酸ビニルモノマー(VAM)の製造に使用するた
めの触媒は、たとえばシリカもしくはアルミナのような
支持体に第VIII族貴金属(たとえばパラジウム)の
化合物を金化合物および典型的には酢酸塩の形態のアル
カリ金属塩と一緒に含浸させて作成され、パラジウム化
合物および金化合物は触媒活性状態に変換される。
【0003】VAMの製造に際し使用する固定床触媒の
初期の例においては、パラジウムおよび金を多かれ少な
かれ均一に支持体全体に分配させた(たとえば米国特許
第3,743,607号)。ガス状反応体は大きい固定
床触媒粒子に顕著には拡散しないで、触媒の内部におけ
る高価な触媒金属成分の多くは役立たなかった。その
後、シェル含浸の固定床触媒が開発され、触媒金属の大
部分が支持体粒子の外側シェルに沈着された。たとえば
英国特許第1,500,167号は、パラジウムおよび
金の少なくとも90%が、表面から粒子半径の30%以
下である支持体粒子の部分に分配される触媒を記載して
いる。表面もしくは表面近くに存在するパラジウムおよ
び金は摩耗により損失を受け易い。
【0004】たとえばGB1,500,167号および
EP−A−0 569 624号に記載されたようなシ
ェル含浸固定床触媒の作成においては、第VIII族貴
金属溶液による支持体の含浸の後、貴金属をたとえばア
ルカリ金属塩の水溶液での処理により支持体に沈殿させ
る。この種の沈殿した貴金属は制限された可動性を有す
る。
【0005】US4,677,084号は耐摩耗性触
媒、触媒先駆体および触媒支持体粒子、特にシリカ含有
バナジウム/燐酸化物触媒の作成方法を記載している。
触媒、触媒先駆体もしくは触媒支持体粒子はたとえばシ
リカのような酸化物の溶液にスラリー化される。次いで
スラリーを噴霧乾燥すると共に焼成して微小球を形成さ
せる。この方法は、各焼成微小球の周辺に酸化物リッチ
な層の形成させる。
【0006】WO99/62632号はパラジウムと金
とからなる酢酸ビニル触媒の作成を記載しており、触媒
は触媒支持体の表面またはその近くにおける薄いシェル
に分配されたパラジウムおよび金を含有すると言われ
る。作成はパラジウムにつき基本的固定工程を含むが、
金については含まない。
【0007】GB1,521,652号は貴金属含有触
媒に関するものであり、この触媒は貴金属としてパラジ
ウムと金との混合物および支持体材料を含むと共に、
(a)低もしくはゼロの貴金属含有量の外側層と、
(b)貴金属リッチな内側シェルと、(c)低もしくは
ゼロ貴金属含有量を有するコアとからなっている。GB
1,521,652号によれば、支持体の幾何学的寸法
はたとえば1〜8mmの範囲とすることができる。これ
ら触媒材料の作成においては、キャリヤ材料にパラジウ
ム塩および金塩を含有する溶液を含浸させ、乾燥させ、
次いでアルカリ水溶液を添加して貴金属塩を水不溶性化
合物まで変換させる。必要に応じ洗浄および/または乾
燥した後、材料を還元剤で処理する。
【0008】US4,048,096号はビニルエステ
ルを製造するための触媒、特にパラジウム−金触媒に関
するものである。US4,048,096号によればU
S3,775,342号の再現例は触媒支持体に沈着し
たパラジウム−金合金の内部バンドを有する触媒を生成
した。そこに記載された比較例においては、表面より約
0.5mm下に位置する約0.1〜0.2mm厚さの狭
い内部バンドにて沈着したパラジウムおよび金を有する
触媒が作成された。この作成は塩基での処理を含んだ。
さらにUS3,775,342号は、塩基を使用して触
媒作成プロセスの部分として不溶性貴金属化合物を生成
させることをも記載している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って改良金属触媒組
成物、特に支持金属触媒組成物につきニーズがまだ残存
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】従って本発明によれば支
持金属触媒組成物の製造方法が提供され、この方法は微
小球状支持体粒子に少なくとも1種の触媒活性金属もし
くはその先駆体の溶液を含浸させて金属もしくはその先
駆体を支持体粒子中て可動状態となしうるようにし、含
浸支持体粒子を乾燥させ、次いで支持体粒子における可
動性金属もしくは先駆体を少なくとも1種の還元剤から
なる液体で処理して、支持体粒子における金属もしくは
その先駆体を沈着および不動化させ、金属もしくはその
先駆体が前記支持体粒子の表面より下の層にて支持体粒
子に分配されるようにし、前記層は内側領域と外側領域
との間に存在し、前記内側および外側領域のそれぞれは
前記層よりも低い濃度の前記金属もしくは先駆体を有す
ることを特徴とする。
【0011】さらに本発明によれば、少なくとも1種の
触媒活性金属を内部に分配させた微小球状支持体粒子よ
りなる触媒組成物も提供され、金属は前記粒子の表面よ
り低い層にて支持体粒子に分配され、前記層は前記支持
体粒子の内側領域と外側領域との間に存在し、前記内側
領域および外側領域のそれぞれは前記層よりも低い濃度
の前記金属を有することを特徴とする触媒組成物も提供
される。
【0012】さらに本発明によれば、少なくとも1種の
触媒活性金属の先駆体を内部に分配させた微小球状支持
体粒子からなる組成物も提供され、先駆体は前記粒子の
表面より下の層にて支持体粒子に分配され、前記層が前
記支持体粒子の内側領域と外側領域との間に存在し、前
記内側領域と外側領域とのそれぞれは前記層よりも低い
濃度の前記先駆体を有することを特徴とする生物も提供
される。
【0013】本発明の方法は、高い耐摩耗性および高い
活性を与えうる触媒組成物を作成する。触媒組成物の外
側領域はさらに、触媒活性金属の被毒に対し或る程度の
耐性をも与えうる。
【0014】本発明の方法の利点は、触媒活性金属もし
くはその先駆体で含浸された、支持体粒子における可動
状態にある乾燥微小球状支持体粒子を、少なくとも1種
の還元剤からなる液体で処理してこれらを沈着および不
動化させ、金属もしくはその先駆体を主として粒子の表
面より下の層に分配させて形成された触媒組成物が高い
摩耗耐性および高い活性を有するようにして得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】好ましくは、内側領域および外側
領域のそれぞれにおける触媒活性金属もしくはその先駆
体の濃度は、層における触媒活性金属もしくはその先駆
体の濃度の半分未満である。
【0016】好適具体例において、触媒活性金属もしく
はその先駆体を含有する層は支持体粒子の表面から粒子
半径の少なくとも3%かつ75%以下、好ましくは支持
体粒子の表面から粒子半径の少なくとも5%、より好ま
しくは少なくとも10%にある外側縁部を有する。
【0017】代案として或いは追加的に、支持体粒子の
寸法に応じ、触媒活性金属もしくはその先駆体を含有す
る層は好ましくは各支持体粒子の表面より3μmかつ2
0μm以下、より好ましくは各粒子の表面により4〜2
0μm下、一層好ましくは各粒子の表面より5〜15μ
m下にある外側縁部を有する。
【0018】典型的には層は粒子の半径の半分未満、た
とえば25μm未満の平均厚さを有する。好ましくは層
は0.1μmより大の平均厚さを有する。
【0019】本発明の触媒組成物の製造方法は、たとえ
ば酢酸ビニルモノマーの製造につき流動床法にて使用す
るための触媒の作成に使用することができる。
【0020】流動床法にて使用するのに適する支持体材
料は微小球状の微粒子材料である。この種の粒子は1〜
500μmの直径を有し、一般に球形状である。流動床
技術にて周知されたように流動床法にて触媒組成物を使
用する場合、支持体粒子は反応条件下で流動床状態に維
持されると共に過剰量の触媒粒子をプロセスに際し補充
する必要がないよう充分な耐摩耗性を保持するよう充分
小さくせねばならない。さらに典型的粒子寸法(平均粒
子寸法により測定)は流動床状態に保持するのが困難な
ほど大としてはならないが、システムから除去するのが
困難であると共にガス循環ラインを閉塞しうるような極
めて小さい粒子(微細物)の過剰量であってはならな
い。従って典型的には、適する流動床支持体材料はより
大〜より小の粒子寸法の分布を有する。
【0021】たとえば、エチレンと酢酸と酸素含有ガス
とからの酢酸ビニルの流動床製造において、支持体粒子
の少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%は約
300μm未満の平均直径を有する。
【0022】本発明に有用な典型的触媒は次の粒子寸法
分布を有しうる: 0〜20μm 0−30重量% 20〜44μm 0−60重量% 44〜88μm 10−80重量% 88〜106μm 0−80重量% >106μm 0−40重量% >300μm 0−5重量%
【0023】当業者が了解するように44、88および
300μmの支持体粒子寸法は任意の尺度であって、こ
れらは標準的篩寸法に基づく。粒子寸法および粒子寸法
分布はたとえばマイクロトラックX100のような自動
化レーザー装置により測定することができる。
【0024】本発明に有用な微小球状支持体粒子は、ガ
ス状反応体を粒子中に拡散させると共に粒子内に組み込
まれた触媒部位に接触させうるよう充分多孔質である。
従って、気孔容積はガス分散を可能にするよう充分高く
すべきである。しかしながら、極度に高い気孔容積を有
する支持体粒子は典型的には充分な耐摩耗性を持たず、
或いは触媒活性につき充分な表面積を持たない。典型的
に適する微小球状支持体粒子は約0.2〜0.7cc/
gの気孔容積(窒素収着により測定)を有する。好適支
持体粒子は約0.3〜0.65cc/g、より好ましく
は約0.4〜0.55cc/gの気孔容積を有する。
【0025】本発明に有用な平均直径および気孔容積を
有する流動床支持体粒子のための表面積(窒素BETに
より測定)は典型的には約50m/gより大であり、
約200m/gまでの範囲とすることができる。典型
的な測定表面積は約60〜約125m/gである。
【0026】典型的には有用な支持体粒子(特にシリカ
支持体粒子)については米国特許第5,591,688
号(参考のためここに引用する)に記載されている。こ
れら支持体において、微小球状粒子はシリカゾルとシリ
カ粒子との混合物を噴霧乾燥させた後に乾燥および焼成
して製造される。製造においては、シリカゾルの少なく
とも10重量%、好ましくは少なくとも50重量%を微
粒子シリカと混合する。有用な微粒子シリカはたとえば
エアロシル(登録商標)(デグッサ・ケミカル・カンパ
ニー)のような融合シリカである。典型的なシリカ微粒
子材料は実質的に微小気孔を持たない高表面積(約20
0m/g)を有し、典型的には約10nm(7nmよ
り大)の平均直径を有する個々の粒子の凝集体(数百n
mの平均直径を有する)である。好ましくはシリカはナ
トリウムフリーである。充分量の微粒子シリカを混合物
に添加して、得られる支持体粒子に所望の気孔容積を得
る。微粒子シリカの量は90重量%までの範囲とするこ
とができ、典型的には混合物におけるシリカの10〜5
0重量%までの範囲である。典型的には、シリカゾル/
微粒子シリカの混合物をたとえば115〜280℃、好
ましくは130〜240℃のような高められた温度にて
噴霧乾燥させた後、典型的には550〜700℃、好ま
しくは630〜660℃の範囲の温度にて焼成する。
【0027】本発明に有用な触媒支持体を作成するのに
有利なシリカゾルは典型的には平均直径20nmより大
のゾルにおけるシリカ粒子を含有し、約100nmもし
くはそれ以上とすることもできる。好ましくはゾルは約
40〜80nmのシリカ粒子を含有する。ナルコシリカ
ゾル1060は特に<約20nmにおけるナルコ232
7のような小ゾル粒子よりも効率が低い60nmパック
の比較的大きい平均シリカ粒子寸法のため有利である。
より大きい粒子寸法のゾルは<より高い中気孔容積およ
びより低い微小気孔容積を有する最終的支持体をもたら
す。
【0028】シリカ系支持体粒子が本発明にて最も好適
であるが、適する寸法および充分な気孔容積を有する粒
子が生成されて所要の触媒材料に沈着しうる限り他の酸
化物も使用することができる。可能な他の酸化物はアル
ミナ、シリカ−アルミナ、セリア、マグネシア、チタニ
ア、ジルコニアおよび混成酸化物、並びにその混合物を
包含する。支持体には有機もしくは無機塩基(たとえば
第I族もしくは第II族水酸化物および水酸化アンモニ
ウム)を含浸させることができる。
【0029】好ましくは、触媒活性金属は少なくとも1
種の第VIII族貴金属からなっている。元素周期律表
(IUPAC)の第VIII族の貴金属はパラジウム、
白金、ロジウム、ルテニウム、オスミウムおよびイリジ
ウムである。典型的には、酢酸ビニルを製造するための
触媒組成物にて使用する貴金属はパラジウムからなって
いる。この種の触媒組成物は典型的には少なくとも約
0.1重量%、好ましくは少なくとも0.2重量%のパ
ラジウム乃至約5重量%、好ましくは4重量%までのパ
ラジウムを含有する。
【0030】触媒活性金属は、先駆体塩溶液の形態にて
支持体粒子上に1工程もしくはそれ以上の工程にて含浸
させることができる。本発明の好適面においては、微小
球状支持体粒子に好ましくは、適する溶剤におけるパラ
ジウム化合物を含浸させる。適する溶剤は水、カルボン
酸(たとえば酢酸)、ベンゼン、トルエン、アルコール
(たとえばメタノールもしくはエタノール)、ニトリル
(たとえばアセトニトリルもしくはベンゾニトリル)、
テトラヒドロフランまたは塩素化溶剤(たとえばジクロ
ルメタン)とすることができる。好ましくは溶剤は水お
よび/または酢酸である。好適には支持体粒子にパラジ
ウムの酢酸塩、硫酸塩、硝酸塩、塩化物またはハロゲン
含有パラジウム化合物(たとえばHPdCl)を含
浸させ、後者はしばしば[PdCl]2HClとも呼
ばれ、さらにその第1族もしくは第II族の塩類、たと
えばNaPdClおよびKPdClを含浸させ
る。好適な水溶性化合物はNaPdClである。好
適な酢酸可溶性パラジウム化合物は酢酸パラジウムであ
る。パラジウム化合物は、適する試薬からその場で作成
することができる。
【0031】酢酸ビニルの製造に適する触媒組成物はさ
らに促進剤として他の金属、たとえば金、銅、セリウム
およびその混合物、好ましくは金を含むこともできる。
これら他の金属はさらに内側および外側領域におけるよ
りも層にて一層濃厚とすることができ、すなわち内側お
よび外側領域は前記層よりも低い濃度の前記促進剤金属
を有することができる。典型的には、金の重量%は少な
くとも約0.1重量%、好ましくは少なくとも0.2重
量%の金乃至約3重量%、好ましくは1重量%までの金
である。典型的にはセリウムの重量%は少なくとも約
0.1重量%、好ましくは少なくとも0.2重量%〜約
10重量%、より好ましくは5重量%までのセリウムで
ある。典型的には銅の重量%は少なくとも0.1〜約1
0重量%、好ましくは5重量%までの銅である。
【0032】金、銅、セリウムもしくはその混合物によ
る支持体粒子の含浸は、第VIII族貴金属化合物(た
とえばパラジウム化合物)による支持体粒子の含浸と一
緒に或いはそれとは別途に行うことができる。適する金
化合物は金塩化物、ジメチル金酢酸塩、バリウムアセト
アウレート、金酢酸塩、テトラクロル金酸(HAuCl
、しばしばAuCl.HClとして示される)、並
びにテトラクロル金酸の第I族および第II族塩、たと
えばNaAuClおよびKAuClを包含する。好
ましくは金化合物はHAuClである。金化合物は、
適する試薬からその場で作成することができる。これら
促進剤は、仕上げ触媒組成物中に存在する各促進剤金属
の0.1〜10重量%の量にて使用することができる。
【0033】酢酸ビニルの製造に適する触媒組成物にお
いて、たとえばパラジウムのような第VIII族貴金属
と金、銅およびセリウムから選択される適宜の促進剤と
の他に、支持体粒子には製造プロセスにおける任意適す
る段階にて第I族、第II族、ランタニド族および遷移
金属促進剤の塩、好ましくはカドミウム、バリウム、カ
リウム、ナトリウム、マンガン、アンチモン、ランタン
もしくはその混合物の1種もしくはそれ以上の塩を含浸
させることもでき、これらは仕上げ触媒組成物中に塩と
して(典型的には酢酸塩として)存在させる。一般にカ
リウムを存在させる。これら化合物の適する塩は酢酸塩
であるが、任意の可溶性塩も使用することができる。こ
れら促進剤は、仕上げ触媒組成物に存在する各促進剤塩
の0.1〜15重量%、好ましくは3〜9重量%の量に
て使用することができる。
【0034】支持体粒子の含浸は、任意適する技術を用
いて行うことができる。塩溶液を含浸させる好適方法は
初期湿潤化技術であって、支持体粒子気孔の容積までの
量にて塩溶液を、過剰の溶液を使用することなく用い
る。すなわち所望レベルの金属化合物(たとえばパラジ
ウムおよび他の金属物質)を、金属の量および所要溶液
の容積を計算することにより、支持体粒子に混入するこ
とができる。含浸は典型的には室温にて行われる。たと
えば酢酸における酢酸パラジウムにつき60℃より大〜
120℃までの高められた温度を使用することができ
る。
【0035】含浸支持体粒子を乾燥させ、溶剤に対する
塩の溶解度よりも高い所要の金属もしくは促進剤充填量
が可能であれば必要に応じ含浸工程を2回もしくはそれ
以上反復する。乾燥工程は140℃まで、好ましくは1
20℃までにて行うことができる。乾燥工程は室温およ
び減圧下で行うことができる。空気、窒素、ヘリウム、
二酸化炭素もしくは任意適する不活性ガスを乾燥工程に
使用することができる。触媒組成物を転動、回転もしく
はガス流もしくは機械的手段により撹拌して乾燥を促進
することができる。
【0036】還元剤は、たとえばヒドラジン、ホルムア
ルデヒド、蟻酸ナトリウム、硼水素化ナトリウム、メタ
ノールもしくはアルコール、好ましくはヒドラジンのよ
うな還元剤とすることができる。ヒドラジンは好ましく
は水溶液として使用される。
【0037】層状構造体を与えるのに要する還元剤の量
は金属、たとえば第VIII族貴金属、たとえば触媒組
成物中に存在するパラジウム金属の量に依存することが
判明した。一般に、従来使用されていたよりも高濃度の
化学薬品、たとえば>1重量%のヒドラジンを使用す
る。ヒドラジン以外の還元剤を使用する場合は、ヒドラ
ジン重量%に対するモル当量を使用する。たとえばパラ
ジウムを0.5〜2重量%の量にて触媒組成物中に存在
させる場合、2重量%ヒドラジン濃度のモル当量を越え
る液体における還元剤の濃度、たとえば3重量%ヒドラ
ジンの少なくともモル当量、たとえば4〜20重量%ヒ
ドラジンのモル当量、好ましくは4〜8重量%ヒドラジ
ンのモル当量が本発明の層状構造体を生成することが判
明した。さらに、ヒドラジンもしくは他の還元剤の溶液
が濃厚となるほど、層が粒子の表面より下になる距離も
大となることが判明した。典型的には還元剤、たとえば
水性ヒドラジンは室温にて使用されるが、100℃まで
の温度も使用することができる。典型的には過剰の還元
剤を使用する。還元剤は含浸金属先駆体物質を触媒上活
性なゼロ価の貴金属結晶まで還元する。
【0038】好ましくは1重量%より大、好ましくは少
なくとも2重量%、より好ましくは2重量%を越える、
たとえば少なくとも4重量%の水における濃度のヒドラ
ジンが触媒組成物の作成にて使用される。たとえば本発
明の他の具体例によれば触媒組成物の製造方法も提供さ
れ、この方法は支持体粒子に少なくとも1種の第VII
I族貴金属の溶液を含浸させ、次いで含浸支持体を少な
くとも2重量%の水における濃度にてヒドラジンと接触
させる。
【0039】少なくとも1種の還元剤からなる液体と移
動性金属−もしくは先駆体−含浸支持体粒子との接触は
金属もしくは先駆体を沈着および不動化させて金属もし
くはその先駆体が各支持体粒子の表面より下の層として
分配されるようにする。好ましくは、金属の少なくとも
50%が各支持体粒子の層として分配される。金属の分
配は、たとえば電子顕微鏡のような適する技術により決
定することができる。
【0040】還元工程の後、含浸支持体粒子を好ましく
は洗浄してアニオン汚染物、たとえばナイトレート、サ
ルフェートおよび一般にハライドを除去する。クロライ
ド除去については、脱イオン水での洗浄を硝酸銀試験が
可溶性塩化物の存在しないことを示すまで進行させるべ
きである。アニオン汚染物レベルは、酢酸ビニルの製造
に適する触媒組成物の作成につき最少化すべきである。
カチオン汚染物は酢酸ビニルを製造するための触媒組成
物の作成につき最少化すべきであり、たとえば0.5重
量%未満まで、好ましくは乾燥触媒組成物におけるナト
リウムの0.2重量%未満まで最少化すべきである。低
レベルのこれら汚染物は残留すると思われる。これらレ
ベルを絶対ゼロにすることは必須でない。産業規模に
て、バッチ式洗浄を用いることができる。プロセスを加
速するには温水を使用することができる。さらにイオン
交換溶液(たとえば酢酸カリウム)を用いてクロライド
およびナトリウムを置換することができる。さらに作成
につき使用される各試薬は、クロライドおよびナトリウ
ムの使用を回避すべく、たとえばメタ珪酸カリウムをた
とえばナトリウム塩のような他の第I族もしくは第II
族塩の代わりに使用するよう選択することができる。
【0041】支持体には塩基を含浸させることができ
る。塩基を使用して金属もしくはその先駆体の移動性に
影響を与えると共に、層の寸法および位置に影響を与え
ることができる。塩基は、金属もしくはその先駆体によ
る支持体の含浸の前またはその間に添加することができ
る。還元剤の添加前に金属もしくはその先駆体を完全に
不動化させるような多量の塩基を用いてはならない。
【0042】本発明による触媒組成物は、エチレンおよ
び酢酸と分子状酸素含有ガスとの触媒組成物の存在下に
おける反応による酢酸ビニルの製造のための流動床反応
器にて使用することができる。好ましくは、流動床反応
器を用いて流動床反応条件下に酢酸ビニルを製造する。
好適には反応温度は約100〜250℃、好ましくは1
30〜190℃に維持される。反応圧力は好適には約5
0〜200psig(3〜14barg)、好ましくは
75〜150psig(5〜10barg)である。流
動床反応器システムにおいて、触媒組成物の粒子はシス
テムを通過する充分量のガス流により流動状態に維持さ
れる。このガス流は好ましくは流動化を維持するのに適
するレベルに維持される。過剰の流量は反応器に対する
ガスのチャンネリングをもたらして、変換効率を減少さ
せうる。追加アルカリ金属塩促進剤は、活性を維持すべ
くプロセスに際し添加することができる。
【0043】
【実施例】以下、実施例および添付図面を参照して本発
明をさらに説明する。
【0044】図1において、触媒粒子(1)には第VI
II族貴金属(たとえばパラジウム)の層(2)が設け
られる。層(2)は必要に応じたとえば金のような他の
金属を含有することができる。層(2)は粒子表面
(3)の下の外側縁部(7)と共に位置し、触媒粒子の
内側領域(4)と外側領域(5)との間には層(2)よ
りも低い濃度の第VIII族貴金属および/または他の
金属を有する。
【0045】図2は、たとえば図1のX−X′線に沿っ
た電子顕微鏡分析器を用いパラジウムおよび金を含有す
る触媒粒子のセクションにわたるX−線特性を示す。図
2が明らかに示すように、パラジウムおよび金は両者と
も主として粒子の直径に沿った2つの特定位置に分配さ
れ(すなわち粒子の表面より下の層として)、より低濃
度のパラジウムおよび金が他の箇所に分配される。図2
において、粒子の外側縁部は0および97μmにてAお
よびA′と標識した位置に存在する。
【0046】以下、本発明を限定するものでないが実施
例により本発明を例示する。
【0047】支持体粒子の作成 100%シリカからなる予備成形微少球状支持体粒子を
下記の全実施例につき使用した。
【0048】ナルコシリカゾル1060(ナルコ・ケミ
カル・カンパニー)とデグッサ・エアロシル(登録商
標)シリカ(デグッサ・ケミカル・カンパニー)との混
合物を噴霧乾燥することにより支持体粒子を作成した。
乾燥支持体粒子において、シリカの80%はゾルから到
来すると共にシリカの20%はエアロシルから到来し
た。噴霧乾燥された微小球状支持体粒子を空気中で64
0℃にて4時間にわたり焼成した。使用に先立ち、支持
体粒子を篩分すると共に特定粒子寸法分布を下記するよ
うに触媒組成物の作成にて使用した:粒子寸法 >300μm 2 88−300μm 30 44−88μm 38 <44μm 30
【0049】比較例1、並びに実施例2、3および4 以下の手順は、4種の流動床酢酸ビニル触媒組成物
(1.6重量%パラジウム、0.7重量%金、7重量%
酢酸カリウム、シリカ上)の作成方法を説明する。
【0050】触媒組成物の作成 シリカ支持体粒子(163g)にNaPdClxH
O(2.9gのパラジウムを含有)およびHAuCl
xHO(1.2gの金を含有)の脱ミネラル水にお
ける溶液を初期湿潤化により含浸させた。得られた混合
物を完全に混合し、1時間にわたり静置させ、次いで1
晩乾燥させた。
【0051】乾燥された含浸材料の35g部分をゆっく
り1重量%(比較例1)、2重量%、4重量%および8
重量%(実施例2〜4)の脱ミネラル水におけるヒドラ
ジンの溶液のそれぞれに室温にて添加すると共に、混合
物を時々撹拌しながら静置させた。その後、混合物を濾
過し、脱ミネラル水で洗浄し、1晩乾燥させた。
【0052】次いで、この材料に酢酸カリウム(2.6
g)の水溶液を初期湿潤化により含浸させた。得られた
混合物を完全に混合し、1時間にわたり静置させ、1晩
乾燥させた。
【0053】比較例5および実施例6 以下の手順は流動床酢酸ビニル触媒組成物(1.6重量
%パラジウム、0.7重量%金、7重量%酢酸カリウ
ム、シリカ上)の作成方法を説明する。
【0054】触媒組成物の作成 シリカ支持体粒子(163g)にNaPdClxH
O(2.9gのパラジウムを含有)およびHAuCl
xHO(1.2gの金を含有)の脱ミネラル水にお
ける溶液を初期湿潤化により含浸させた。得られた混合
物を完全に混合し、1時間にわたり静置させ、次いで1
晩乾燥させた。
【0055】乾燥された含浸材料の35g部分をゆっく
り1重量%(比較例5)および8重量%(実施例6)の
脱ミネラル水におけるヒドラジンの溶液のそれぞれに8
0℃にて添加すると共に、混合物を時々撹拌しながら静
置させた。その後、混合物を濾過し、脱ミネラル水で洗
浄すると共に1晩乾燥させた。
【0056】次いで、この材料に酢酸カリウム(2.6
g)の水溶液を初期湿潤化により含浸させた。得られた
混合物を完全に混合し、1時間にわたり静置させ、次い
で1晩乾燥させた。
【0057】比較例7 次の手順は、流動床酢酸ビニル触媒組成物(1.0重量
%パラジウム、0.4重量%金、5重量%酢酸カリウ
ム、シリカ上)の作成方法を説明する。
【0058】触媒組成物の作成 シリカ支持体粒子(468重量部)にNaPdCl
xHO(5.00重量部のパラジウムを含有)および
HAuClxHO(2.00重量部の金を含有)の
脱ミネラル水における溶液を初期湿潤化により含浸させ
た。得られた混合物を完全に混合すると共に1晩乾燥さ
せた。
【0059】乾燥された含浸材料をゆっくり脱ミネラル
水におけるヒドラジン(4重量%)の室温溶液に添加
し、混合物を時々撹拌しながら静置させた。その後、混
合物を脱ミネラル水で洗浄すると共に濾過した。
【0060】材料を固体酢酸カリウム(25.0重量
部)でドーピングした。得られた混合物を完全に混合
し、1晩乾燥させた。
【0061】貴金属層深さの測定 比較例1および5、並びに実施例2〜4および6〜7の
それぞれからの試料(約20個の粒子)を、60℃にて
1晩にわたりアラルダイト(登録商標)樹脂にセットし
た。薄いセクション(<100nm)をダイヤモンドナ
イフで作成「メサス」から切除した。各イメージをJE
OL 2000FX装置を用いるトランスミッション電
子顕微鏡(TEM)により記録した。次いで触媒組成物
粒子の写真板を検討すると共に、粒子表面からの金属の
主たる層の深さを測定した。25μmもしくはそれ以下
の直径を有する粒子については測定を行わなかった。そ
の結果を下表1に示す。
【0062】
【表1】
【0063】データは、ヒドラジン濃度が増大するにつ
れ表面下の層深さも増大することを示す。この効果は室
温および80℃の両者にて観察される。層深さが大にな
るほど、貴金属触媒成分が浸食もしくは摩耗による損失
から一層保護されるようになる。
【0064】実施例8:金を含まない触媒組成物の作成 シリカ支持体(47g)にNaPdClxH
(0.5gのパラジウムを含有)の脱ミネラル水におけ
る溶液を初期湿潤化により含浸させた。得られた材料を
完全に混合し、その後に1晩乾燥させた。
【0065】乾燥された含浸材料をゆっくり脱ミネラル
水におけるヒドラジン(4重量%)の撹拌溶液に添加
し、混合物を時々撹拌しながら静置させた。その後、混
合物を脱ミネラル水で洗浄すると共に濾過した。
【0066】この材料に酢酸カリウム(2.5g)の水
溶液を初期湿潤化により含浸させた。得られた材料を1
時間にわたり静置させ、次いで1晩乾燥させた。
【0067】この材料の検査はこれが層状構造を示す
が、パラジウムの層が実施例2〜4および6〜7の触媒
材料におけるよりも幅広であったことを示した。
【0068】金属損失実験 パラジウムと金とを含有する微小球状触媒をフリーボー
ドセクションが設けられた内径38mmの流動床試験装
置にて摩耗試験にかけ、空気を3個の直径0.4mmノ
ズルを介し320m/sのガス速度にて供給した。触媒
の50g試料を、エチレンと酢酸と酸素とからの酢酸ビ
ニルの製造にて流動床反応器における摩耗を真似るよう
設計したが加速条件下で行った20時間の試験にて使用
した。装置のフリーボードセクションは触媒の大部分が
実験に際し容器内に保持されることを可能にしたが、摩
耗により形成した微細物が容器の頂部から逸散すると共
にフィルタに集めて測定した。回収微細物の金属含有量
を測定し、触媒における金属の比率として現した。これ
は摩耗の尺度を与える。
【0069】触媒Aはシェル型触媒としたのに対し、触
媒Bは本発明による方法で作成した。触媒Bにおけるパ
ラジウムおよび金の顕著な比率が、粒子の表面より8μ
m下の外側縁部を有する層に位置した。
【0070】表2は、摩耗試験に際し2種の触媒により
損失したパラジウムおよび金の量を示す。
【0071】
【表2】
【0072】表2における結果は、本発明による触媒が
シェル型触媒よりも少ない触媒活性金属パラジウムおよ
び金を損失することを示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による典型的触媒粒子の断面図である。
【図2】本発明による触媒粒子の断面にわたるX−線特
性図である。
【符号の説明】
1 触媒粒子 2 層 3 粒子表面 4 内側領域 5 外側領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 C07C 67/055 C07C 67/055 69/15 69/15 (71)出願人 501297125 ジョンスン マッセイ パブリック リミ テッド カンパニー イギリス国、エスダブリュー1ワイ 5ビ ーキュー、ロンドン、トラファルガー ス クェア、コックスパー ストリート 2− 4 (72)発明者 マイケル ジェームズ ベーカー イギリス国、ティーダブリュー14 9キュ ーエル、ミドルセックス、フェルサム、ダ ーウェント クロース 14 (72)発明者 ジョン ウィリアム クーブス イギリス国、エイチピー10 0キューエ ヌ、バッキンガムシャー、ハイ ウイコ ム、ウーバーン グリーン、オーチャード ドライブ 4 (72)発明者 ケネス ジョージ グリフィン イギリス国、エスジー8 9イーエクス、 ハートフォードシャー、ロイストン、サッ フォーク ロード 7 (72)発明者 ピーター ジョンストン イギリス国、エスジー8 5エイジー、ハ ートフォードシャー、ロイストン、オール ド ノース ロード、グレズリー ロッジ 16 (72)発明者 ジェームズ コリン マクニコル イギリス国、エイチエイ4 9ジェイエ ヌ、ミドルセックス、イーストコート、パ ビリオン ウェイ 32 (72)発明者 ジョージ フレデリック セーレム アメリカ合衆国、イリノイズ 60504、オ ーロラ、クランブルック サークル 1295 Fターム(参考) 4G069 AA03 AA08 BA02B BA21C BB01C BB02A BB02B BB20C BC01A BC02C BC03B BC08A BC29A BC31A BC33A BC33B BC41A BC43A BC69A BC72A BC72B BD01C BD06C BE05C BE06C BE08C CB30 DA06 EA04X EA04Y EB15X EB18X EC29 FA01 FA02 FB13 FB45 FC04 FC08 4H006 AA02 AA05 AC12 AC48 BA05 BA08 BA25 BA81 BA85 BC32 BE30 KA13 4H039 CA21 CA66 CF10

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微小球状支持体粒子に少なくとも1種の
    触媒活性金属もしくはその先駆体の溶液を含浸させて金
    属もしくはその先駆体を支持体粒子にて可動状態にし、
    含浸支持体粒子を乾燥させ、次いで支持体粒子における
    可動金属もしくは先駆体を少なくとも1種の還元剤から
    なる液体で処理して支持体粒子における金属もしくはそ
    の先駆体を沈着および不動化させ、金属もしくはその先
    駆体を前記支持体粒子の表面より下の層にて支持体粒子
    に分配させ、前記層が内側領域と外側領域との間に存在
    するようにし、前記内側および外側領域のそれぞれは前
    記層よりも低い濃度の前記金属もしくは先駆体を有する
    ことを特徴とする支持金属触媒組成物の製造方法。
  2. 【請求項2】 触媒活性金属が少なくとも1種の第VI
    II族貴金属からなる請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 第VIII族貴金属がパラジウムからな
    る請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 パラジウムを触媒組成物中に0.5〜2
    重量%の量にて存在させ、液体における還元剤の濃度が
    2重量%ヒドラジンのモル当量を越える濃度である請求
    項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 液体における還元剤の濃度が少なくとも
    3重量%ヒドラジンのモル当量である請求項4に記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 液体における還元剤の濃度が4〜20重
    量%ヒドラジンのモル当量である請求項5に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 液体における還元剤の濃度が4〜8重量
    %ヒドラジンのモル当量である請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 還元剤をヒドラジン、ホルムアルデヒ
    ド、蟻酸ナトリウム、硼水素化ナトリウムおよびアルコ
    ールよりなる群から選択する請求項1〜7のいずれか一
    項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 支持体に塩基を含浸させる請求項1〜8
    のいずれか一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 支持体粒子の少なくとも80%が30
    0μm未満の平均直径を有する請求項1〜9のいずれか
    一項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 第VIII族金属がパラジウムであ
    り、支持体に金、銅、セリウムおよびその混合物よりな
    る群から選択される少なくとも1種の促進剤、並びに第
    I族、第II族、ランタニド族および遷移金属促進剤の
    塩よりなる群から選択される少なくとも1種の促進剤を
    含浸させる請求項2に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記内側および外側領域が、前記層よ
    りも低い濃度の金、銅、セリウムおよびその混合物より
    なる群から選択される前記促進剤金属を有する請求項1
    1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 触媒活性金属もしくはその先駆体を含
    有する層が、支持体粒子の表面から粒子半径の少なくと
    も3%かつ75%以上である外側縁部を有する請求項1
    〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 触媒活性金属もしくはその先駆体を含
    有する層が、各支持体粒子の表面からなり少なくとも3
    μmかつ20μm以下だけ低い外側縁部を有する請求項
    1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 層が、粒子の半径の半分未満である平
    均厚さを有する請求項1〜14のいずれか一項に記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 層が、0.1μmより大かつ25μm
    未満の平均厚さを有する請求項1〜15のいずれか一項
    に記載の方法。
  17. 【請求項17】 少なくとも1種の触媒活性金属もしく
    はその先駆体を分配させて有する微小球状支持体粒子か
    らなり、金属もしくはその先駆体が支持体粒子に前記粒
    子の表面より下の層にて分配され、前記層が前記支持体
    粒子の内側領域と外側領域との間に存在し、前記内側お
    よび外側領域のそれぞれが前記層よりも低い濃度の前記
    金属もしくはその先駆体を有することを特徴とする組成
    物。
  18. 【請求項18】 支持体粒子の少なくとも80%が30
    0μm未満の平均直径を有する請求項17に記載の組成
    物。
  19. 【請求項19】 触媒活性金属もしくはその先駆体を含
    有する層が、支持体粒子の表面から粒子半径の少なくと
    も3%かつ75%以下である外側縁部を有する請求項1
    7または18に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 触媒活性金属もしくはその先駆体を含
    有する層が、各支持体粒子の表面から少なくとも3μm
    かつ20μm以下だけ低い外側縁部を有する請求項17
    〜19のいずれか一項に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 層が、粒子の半径の半分未満である平
    均厚さを有する請求項17〜20のいずれか一項に記載
    の組成物。
  22. 【請求項22】 層が、0.1μmより大かつ25μm
    未満の平均厚さを有する請求項17〜21のいずれか一
    項に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 触媒活性金属が少なくとも1種の第V
    III族貴金属からなる請求項17〜22のいずれか一
    項に記載の組成物。
  24. 【請求項24】 パラジウムと金、銅、セリウムおよび
    その混合物よりなる群から選択される少なくとも1種の
    促進剤と、第I族、第II族、ランタニド族および遷移
    金属促進剤の塩よりなる群から選択される少なくとも1
    種の促進剤とを含む請求項23に記載の組成物。
  25. 【請求項25】 前記内側および外側領域が、前記層よ
    りも低い濃度の金、銅、セリウムおよびその混合物より
    なる群から選択される前記促進剤金属を有する請求項2
    4に記載の組成物。
  26. 【請求項26】 エチレンおよび酢酸を分子状酸素含有
    ガスと、請求項1〜16のいずれか一項に記載の方法に
    より作成された触媒組成物の存在下または請求項17〜
    25のいずれか一項に記載の触媒組成物の存在下に反応
    させることを特徴とする酢酸ビニルの製造方法。
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