JP2002018295A - 無洗米製造装置 - Google Patents

無洗米製造装置

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JP2002018295A JP2000203919A JP2000203919A JP2002018295A JP 2002018295 A JP2002018295 A JP 2002018295A JP 2000203919 A JP2000203919 A JP 2000203919A JP 2000203919 A JP2000203919 A JP 2000203919A JP 2002018295 A JP2002018295 A JP 2002018295A
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rice washing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型でメンテナンスの容易な無洗米製造装置
を得る。 【解決手段】 無洗米製造装置10では、洗米部12で
原料白米を洗米し、脱水部14で原料白米を脱水し、乾
燥部16で原料白米を乾燥して、無洗米を製造する。こ
こで、支柱26を中心に洗米部12を回動させて洗米部
12を装置本体18から離脱させるのみで、洗米部12
の脱水部14との連設部位(洗米筒52の下端開口や排
水室90及び排出管92の下端開口等)及び脱水部14
の洗米部12との連設部位(外カバー112や内カバー
114等)を露出させた状態にすることができる。この
ため、無洗米製造装置10のメンテナンスを容易にする
ことができる。さらにこのため、洗米部12及び脱水部
14の寸法に充分な余裕を取った構造としなくても、洗
米部12及び脱水部14のメンテナンスを適切に行うこ
とができるため、無洗米製造装置10の小型化を図るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無洗米製造装置に係
り、特に、炊飯に先立つ洗米を必要とせず、水を加える
だけで炊飯することができ、しかも保存性の良い、所謂
“無洗米”を製造する無洗米製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に無洗米製造装置においては、例え
ば、洗米部を備えており、洗米部において原料白米(精
白米)を洗い水と共に攪拌して洗米処理し、アリウロン
残留物(玄米の糠層の最下層であるアリウロン層(糊粉
層)に含まれていた油脂や蛋白質や糖質などから成る極
めて粘度の高い半液体状の混合物)等の被除去物を原料
白米の表面から遊離させて洗い水に溶解した状態にす
る。また、この無洗米製造装置は脱水部及び乾燥部を備
えており、洗米処理が終了した原料白米は脱水部に供給
されて脱水され、脱水処理が終了した原料白米は乾燥部
に供給されて乾燥される。これにより、無洗米(乾燥部
において乾燥された後の原料白米)が製造される構成で
ある。
【0003】しかしながら、このような無洗米製造装置
では、特に洗米部及び脱水部が装置枠に組み付けられて
固定された構成とされているため、洗米部及び脱水部の
掃除や洗浄等のメンテナンスを行う際には、洗米部及び
脱水部の大部分(洗米部や脱水部の構成によっては各部
の全体)を分解しかつ再度組み付ける必要がある。しか
も、洗米部及び脱水部の大部分を分解しかつ再度組み付
けるためには、多手順の分解手順及び組み付け手順に忠
実に従って行う必要がある。このため、洗米部及び脱水
部のメンテナンスに多大な時間と労力を費やす必要があ
り、これにより、無洗米製造装置のメンテナンスが困難
であるという問題があった。
【0004】さらに、洗米部及び脱水部のメンテナンス
(洗米部及び脱水部の各部の分解及び再度の組み付けを
含む)を適切に行うために、洗米部及び脱水部の各部の
寸法に充分な余裕を取った構造とされており、これによ
り、無洗米製造装置が必要以上に大型化するという問題
もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、小型でメンテナンスの容易な無洗米製造装置を得
ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の無洗米
製造装置は、原料白米を供給する供給機構を有し、前記
供給機構によって供給された原料白米を洗い水と共に攪
拌して洗米処理する洗米部と、前記洗米部に連設され前
記洗米部から供給された原料白米を脱水する脱水部及び
前記脱水部に連設され前記脱水部から供給された原料白
米を乾燥する乾燥部を収容する装置本体と、を備えた無
洗米製造装置であって、前記装置本体に支持された支持
軸に前記洗米部を設けて前記支持軸を中心とする前記洗
米部の回動を可能とすることで前記洗米部の前記装置本
体に対する装着及び離脱を可能とした、ことを特徴とし
ている。
【0007】請求項1に記載の無洗米製造装置では、洗
米部において供給機構によって供給された原料白米が洗
い水と共に攪拌されて洗米処理される。この洗米処理に
より、アリウロン残留物等の被除去物が原料白米の表面
から遊離して洗い水に溶解した状態となる。さらに、洗
米処理が終了した原料白米は装置本体の脱水部に供給さ
れて脱水され、脱水処理が終了した原料白米が乾燥部に
て乾燥されることにより無洗米となる。
【0008】ここで、装置本体には支持軸が支持される
と共に支持軸には洗米部が設けられており、支持軸を中
心とする洗米部の回動が可能とされることで、洗米部の
装置本体に対する装着及び離脱が可能とされている。こ
のため、支持軸を中心に洗米部を回動させて洗米部を装
置本体から離脱させるのみで、洗米部の脱水部との連設
部位及び脱水部の洗米部との連設部位を露出させた状態
にすることができる。これにより、洗米部や脱水部の分
解及び再度の組み付けが容易になり(洗米部や脱水部の
構造によっては洗米部や脱水部の分解をしなくても洗米
部や脱水部の掃除や洗浄等が可能となり)、したがっ
て、無洗米製造装置のメンテナンス(掃除や洗浄等のほ
か洗米部や脱水部の分解及び再度の組み付けを含む)を
容易にすることができる。
【0009】さらに、上述の如く洗米部を装置本体に対
し回動させることで洗米部の脱水部との連設部位及び脱
水部の洗米部との連設部位を露出させることができるた
め、洗米部及び脱水部の寸法に充分な余裕を取った構造
としなくても、洗米部及び脱水部のメンテナンスを適切
に行うことを可能にできる。このため、無洗米製造装置
の小型化を図ることができる。
【0010】請求項2に記載の無洗米製造装置は、請求
項1に記載の無洗米製造装置において、前記洗米部以外
の前記装置本体のみをカバーで被覆したことを特徴とし
ている。
【0011】請求項2に記載の無洗米製造装置では、洗
米部がカバーで被覆されていないため、洗米部の分解及
び再度の組み付けが一層容易となり(洗米部の分解をし
ない状態での洗米部の掃除や洗浄等が一層可能とな
り)、無洗米製造装置のメンテナンスを一層容易にする
ことができる。
【0012】さらに、装置本体がカバーで被覆されてい
るため、無洗米製造装置の安全性を維持することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施の形態に
係る無洗米製造装置10が縦断正面図にて示されてお
り、図2には、無洗米製造装置10が一部破断した平面
図にて示されている。
【0014】本実施の形態に係る無洗米製造装置10
は、洗米部12、脱水部14及び乾燥部16を備えてお
り、脱水部14及び乾燥部16は装置本体18内に収容
されている。装置本体18の内部には取付台20が架設
されると共に、装置本体18の外周(4つの周面)には
カバー22が設けられている。
【0015】装置本体18の内壁には支持部材24が固
定されており、支持部材24には円筒状とされた支持軸
としての支柱26の下部が回転可能に支持されている。
支柱26の上側は装置本体18の上壁から上方に突出す
ると共に、支柱26の上部にはアーム28が一体に設け
られており、アーム28には洗米部12が取り付けられ
ている。
【0016】支柱26の上下方向略中間部分には略扇状
のベース30が一体に設けられており、ベース30は装
置本体18の上面に接している。ベース30の円弧部分
近傍には、この円弧部分に沿って円弧状の切欠部32が
形成されており、切欠部32の一端部は開口している。
切欠部32に対応して装置本体18の上面には、クラン
プレバー34が末端において回動自在に取り付けられて
おり、切欠部32の他端部をクランプレバー34の末端
に当接させた状態でクランプレバー34を締め付けるこ
とで、支柱26の回転が阻止されて洗米部12が装置本
体18に装着されている。また、クランプレバー34を
緩めることで支柱26の回転が可能となり、これによ
り、支柱26を中心として洗米部12を回動させて、洗
米部12を装置本体18から離脱させることができる。
なお、洗米部12は装置本体18に対し、洗米部12が
装置本体18に装着された状態(切欠部32の他端部が
クランプレバー34の末端に当接した状態)から180
°回動可能とされている。
【0017】図3及び図5に詳細に示す如く、洗米部1
2は軸受部材36を備えており、軸受部材36はアーム
28に固定されている。また、洗米部12は洗米モータ
38を備えており、洗米モータ38もアーム28に固定
されている。軸受部材36は回転軸40を回転自在に軸
支しており、回転軸40の上部及び下部は軸受部材36
から突出している。回転軸40には、軸受部材36の上
方においてプーリ42が固定されており、このプーリ4
2は、洗米モータ38の駆動軸に固定されたプーリ44
にベルト46を介して連結されている。これにより、洗
米モータ38が駆動されることで、回転軸40が回転さ
れる。また、洗米モータ38の電線48は、支柱26内
部を貫通されることで、装置本体18内に設けられた制
御盤50(図1及び図4参照)に接続されている。
【0018】軸受部材36の下部には円筒状の洗米筒5
2が固定されており、洗米筒52内には回転軸40が収
容されると共に、洗米筒52の下端は開口されている。
洗米筒52の下端近傍における側壁には供給口52Aが
形成されており、供給口52Aには供給機構を構成する
スクリューフィーダ54が臨設されている。スクリュー
フィーダ54は供給モータ56を備えており、供給モー
タ56によりスクリューフィーダ54が駆動される。ス
クリューフィーダ54には供給機構を構成するホッパ5
8が連設されており、ホッパ58は、上記アーム28に
固定されると共に、上方に開放されている。ここで、ホ
ッパ58に原料白米(精白米)が供給されると、スクリ
ューフィーダ54によって原料白米が搬送されて、供給
口52Aを介して洗米筒52内に原料白米が供給され
る。また、供給モータ56の電線60は、支柱26内部
を貫通されることで上記制御盤50に接続されている。
【0019】ホッパ58の下部には原料センサ62が設
けられており、原料センサ62はホッパ58内の原料白
米の有無を検出する。原料センサ62の配線64は支柱
26内部を貫通されることで上記制御盤50に接続され
ており、ホッパ58内に原料白米が無くなったことを原
料センサ62が検出すると、所定時間後に無洗米製造装
置10の全体(洗米モータ38、供給モータ56、後記
脱水モータ134、ポンプ164、搬送モータ168、
乾燥モータ208及びヒータ216等)が停止される。
また、ホッパ58には原料センサ62の下方において流
量調節シャッタ66が設けられており、流量調節シャッ
タ66によって洗米筒52内に供給される原料白米の量
が調節される。
【0020】洗米筒52内における回転軸40下側の外
周には、スクリュー羽根68Aが形成されて揚穀螺旋6
8が構成されている。揚穀螺旋68と洗米筒52との間
には揚穀室70が形成されている。これにより、回転軸
40が回転されることで、揚穀螺旋68が揚穀室70内
の原料白米を下から上に搬送する。また、上記供給口5
2Aの上方側(図3のAの部位)においては、スクリュ
ー羽根68Aは1条形成されると共に、スクリュー羽根
68Aと洗米筒52との隙間は原料白米の砕粒が生じな
い程度の大きさ(例えば5mm程度)とされている。一
方、供給口52Aの下方側(図3のBの部位)において
は、スクリュー羽根68Aは2条形成されると共に、ス
クリュー羽根68Aと洗米筒52との隙間は原料白米が
通過しない程度の大きさ以下(例えば1mm程度以下)
とされている。これにより、揚穀室70内で原料白米が
砕粒することが防止されると共に、洗米筒52下端の開
口から原料白米が落下することが防止されている。
【0021】洗米筒52内における回転軸40の外周に
は、スクリュー羽根68Aの直上において円柱状の突条
72Aが複数形成されており、複数の突条72Aは螺旋
状に配列されている。さらに、洗米筒52内における回
転軸40の外周には、複数の突条72Aの直上において
複数枚の掻き出し板72Bが固定されており、各掻き出
し板72Bは回転軸40の軸線(回転中心)と平行とさ
れている。この複数の突条72A及び複数枚の掻き出し
板72Bによって、洗米筒52内における回転軸40上
側に洗米ロール72が構成されている。洗米筒52と洗
米ロール72の突条72A形成部位との間には洗米室7
4が形成されている。これにより、回転軸40が回転さ
れることで、原料白米が洗米室74内で突条72A及び
上昇する原料白米の自重によって抵抗を与えられて攪拌
される。
【0022】回転軸40の中心には、その上端から突条
72A形成部位の中間部分に亘って、給水穴76が形成
されている。この給水穴76は、回転軸40の外周から
洗米室74に臨むように開口する複数の注水口76Aに
連通しており、複数の注水口76Aは、回転軸40の最
上部の突条72Aの上方から突条72A形成部位の中間
部分の範囲において形成されている。回転軸40の上端
には連結器78が設けられており、連結器78は、回転
部である回転軸40と固定部である配管80とを密封し
た状態で連結している。配管80にはチューブ82が接
続されると共に、チューブ82は支柱26内部を貫通さ
れることで装置本体18内を通って装置本体18外に出
されており、チューブ82は装置本体18の外部に設け
られた給水タンク(図示省略)に接続されている。この
ため、給水タンクからチューブ82、配管80、連結器
78を介して給水穴76内に洗い水(純清水)が供給さ
れ、複数の注水口76Aから洗米室74の内部に洗い水
が注がれる。これにより、洗米室74内で原料白米が洗
米される。
【0023】洗米筒52の洗米室74形成部位の下部に
は、給水管84が設けられており、洗米筒52内と給水
管84内とは連通している。給水管84にはチューブ8
6が接続されると共に、チューブ86は支柱26内部を
貫通されることで脱水部14の後記ポンプ164に接続
されており、後に詳細に説明する如く脱水部14におい
て原料白米が脱水されることで得られる脱水液(洗米室
74の上部で原料白米に付着した洗い水であるため準清
水である)がポンプ164、チューブ86及び給水管8
4を介して洗米室74の下部へ注がれる。これにより、
脱水液が洗い水として再利用され、このため、上記給水
タンクから供給する洗い水の量を少なくすることができ
る。
【0024】洗米筒52には、洗米室74形成部位の上
下方向略中間部分から揚穀室70形成部位の上部に亘っ
て、多数の排水口52Bが穿設されており、多数の排水
口52Bからアリウロン残留物等を含有する汚れた洗い
水(洗い汁)が排水されることで、洗米室74内の洗い
水の汚れが抑制される。なお、この排水口52Bは、洗
米筒52の洗米室74形成部位の全体に穿設してもよ
い。洗米筒52の外周には、排水口52B穿設部位から
下端に亘って排水壁88が設けられており、洗米筒52
と排水壁88との間には排水室90が形成されている。
これにより、多数の排水口52Bから排水された洗い水
(洗い汁)が、排水室90を介して洗米筒52の下端近
傍から下方へ排水される。さらに、上述の如く洗米筒5
2の下端は開口されているため、洗米室74及び揚穀室
70を通過して汚れた洗い水(洗い汁)が洗米筒52の
下端から下方へ排水される。これにより、洗米室74及
び揚穀室70内の洗い水の汚れが抑制される。
【0025】洗米筒52の上部であって洗米ロール72
の掻き出し板72Bに対応する位置には排出口52Cが
形成されており、洗米処理された原料白米が、上記揚穀
螺旋68の搬送力により洗米室74から排出口52Cを
介して洗米筒52外へ排出される。また、排出口52C
に対応して洗米筒52の上部には排出管92が固定され
ており、排出管92は、一端部が排出口52Cを被った
状態で洗米筒52に沿って垂設されている。これによ
り、排出口52Cから排出された原料白米が、排出管9
2内を落下して排出管92の下端から排出される。
【0026】図4及び図5に詳細に示す如く、脱水部1
4は、洗米部12の直下における装置本体18内に配設
されており、脱水部14は遠心脱水筒100及び外郭筒
102を備えている。遠心脱水筒100は脱水内筒10
4及び脱水外筒106から成り、脱水内筒104及び脱
水外筒106は双方とも上端が開口した円筒状とされて
立設されると共に、脱水内筒104と脱水外筒106と
の間には脱水室108が形成されている。一方、外郭筒
102は、上端が開口した円筒状とされて遠心脱水筒1
00を囲うように立設されている。
【0027】脱水部14に対応して装置本体18の上壁
には開放口110が形成されており、開放口110には
カバーとしての円環状の外カバー112が着脱自在に装
着されると共に、外カバー112の内側にはカバーとし
ての略円盤状の内カバー114が着脱自在に装着されて
いる。外カバー112が内カバー114と共に装置本体
18の上壁から離脱されると、開放口110全体が開放
されて外郭筒102の内側の範囲が開放される一方、内
カバー114のみが装置本体18の上壁(外カバー11
2)から離脱されると、開放口110が部分的に開放さ
れて脱水内筒104の内側の範囲のみが開放される。
【0028】内カバー114の中心部分には、水受管1
16が垂設されており、水受管116の上端は上記洗米
筒52及び排水壁88に対応して大きくされる共に、水
受管116の下部は脱水内筒104内の下側まで到達し
ている。このため、排水室90の下端及び洗米筒52の
下端から排水された洗い水(洗い汁)が水受管116の
上端に受け止められることで、この洗い水(洗い汁)が
水受管116内を落下する。
【0029】内カバー114には米受管118が垂設さ
れており、米受管118の上端は拡径されて上記排出管
92の直下に配置されると共に、米受管118の下端は
脱水内筒104内の下端近傍まで到達している。このた
め、洗米部12での洗米処理が終了して排出管92から
排出された原料白米は、米受管118内を落下して脱水
内筒104内の下端に到達する。
【0030】内カバー114には周方向に沿って複数の
吸気口120が形成されており、後に詳細に説明する如
くこの複数の吸気口120を介して脱水内筒104の内
部に空気が吸気される。また、内カバー114に設けら
れた水受管116及び米受管118には遮風板122が
取り付けられており、遮風板122は脱水内筒104内
の上下方向略中間部分に配置されている。このため、複
数の吸気口120からの空気が脱水内筒104内の下側
へ到達することがこの遮風板122によって阻害され
る。
【0031】脱水内筒104の下端には下端板124が
設けられており、下端板124には円筒軸126が固定
されている。円筒軸126の内部には、回転不能とされ
た円筒状の排水管128が配置されている。円筒軸12
6は、上記取付台20に固定された軸受台130に後記
円筒軸148を介して回転自在に軸支されている。円筒
軸126の下端にはプーリ132が固定されており、こ
のプーリ132は、脱水モータ134の駆動軸に固定さ
れたプーリ136にベルト138を介して連結されてい
る。これにより、脱水モータ134が駆動されること
で、円筒軸126及び下端板124が回転されて、脱水
内筒104が回転される。また、排水管128の上端に
は上記水受管116の下端が着脱自在に差しこまれてお
り、これにより、上述の如く水受管116内を落下した
洗い水(洗い汁)が排水管128を介して装置本体18
外に排水される。
【0032】脱水内筒104の周面には、多数の噴風孔
104Aが形成されており、脱水内筒104の内部は噴
風室140とされている。また、脱水内筒104の下端
周面には、周方向に沿って複数の移送口142が形成さ
れており、米受管118から落下して下端板124上に
到達した原料白米は、下端板124が回転されることで
遠心力を受けて移送口142を介して脱水室108の下
部に移送される。さらに、脱水内筒104の外周にはス
クリュー羽根144が張設されており、脱水内筒104
が回転されることでスクリュー羽根144が一体に回転
されて、脱水室108下部の原料白米が脱水室108上
部へ上昇される。
【0033】脱水外筒106の下端には下端板146が
設けられており、下端板146には円筒軸148が固定
されている。円筒軸148は、円筒軸126を囲う状態
で上記軸受台130に回転自在に軸支されている。円筒
軸148の下端にはプーリ150が固定されており、こ
のプーリ150は、上記脱水モータ134の駆動軸に固
定されたプーリ152にベルト154を介して連結され
ている。これにより、脱水モータ134が駆動されるこ
とで、円筒軸148及び下端板146が回転されて、脱
水外筒106が回転される。また、プーリ150の直径
はプーリ132の直径と同一とされると共に、プーリ1
52の直径はプーリ136の直径より若干小さくされて
いる。
【0034】脱水外筒106の周面には、多数の排水・
排風用の排出孔106Aが形成されると共に、脱水外筒
106の外周には、脱水外筒106の軸線(回転中心)
と平行とされた複数枚の起風翼156が固定されてい
る。このため、脱水外筒106が回転されることで、起
風翼156が一体に回転して脱水外筒106の外側(外
郭筒102内)に風が発生し、上記吸気口120、噴風
室140、噴風孔104A、脱水室108、排出孔10
6A及び外郭筒102内の順で風が送風される。これに
より、脱水室108内を上昇される原料白米に付着した
洗い水が脱水される。また、上述の如く遮風板122に
よって脱水内筒104内(噴風室140)の下側へ空気
が到達することが阻害されるため、脱水室108の下側
への送風量は少なくされる一方、脱水室108の上側へ
の送風量は多くされる。これは、脱水室108の下側に
位置する原料白米に付着している洗い水は多いため、脱
水室108の下側への送風量が少なくても多くの洗い水
を脱水できる一方、脱水室108の上側に位置する原料
白米に付着している洗い水は比較的少ないため、脱水室
108の上側への送風量を多くすることで良好に原料白
米を脱水できることによる。
【0035】脱水外筒106の上端の外周全体には移送
板158が設けられており、脱水処理が終了して脱水室
108の上端から排出された原料白米が遠心力により移
送板158上に搬送される。移送板158は外郭筒10
2の上方に配置されており、脱水外筒106が回転され
て移送板158が一体に回転されることで、移送板15
8上の原料白米が遠心力を受けて、この原料白米が移送
板158の外周から落下する。移送板158の外周は外
郭筒102の周壁の直上に位置しており、このため、移
送板158の外周から落下する原料白米は、外郭筒10
2の外側を通過する。
【0036】外郭筒102の下端には下面板102Aが
形成されており、下面板102Aは上記取付台20に取
付部材160を介して固定されている。下面板102A
には搬送管162が連結されており、脱水室108で原
料白米を脱水して得られる脱水液が排出孔106A及び
外郭筒102内を介して搬送管162内を落下する。搬
送管162はポンプ164に接続されると共に、ポンプ
164には上記チューブ86を介して給水管84が接続
されており、搬送管162からの脱水液(準清水)はポ
ンプ164によってチューブ86及び給水管84内を搬
送されて洗米室74の下部へ注がれる。
【0037】外郭筒102の外周にはプーリ166が回
転自在に支持されており、このプーリ166は、搬送モ
ータ168の駆動軸に固定されたプーリ170にベルト
172を介して連結されている。プーリ166の上面に
は円環状の搬送板174が固定されており、搬送板17
4は、上記移送板158の下方に配置されて外郭筒10
2の外周を取り囲むと共に、常にプーリ166と一体に
回転する。このため、搬送モータ168が駆動されるこ
とで、プーリ166と一体に搬送板174が回転され、
後述の如く脱水処理が終了して移送板158から搬送板
174上に落下した原料白米が、遠心力を受けて搬送板
174の外方向へ移動する。
【0038】搬送板174に対応して装置本体18の上
壁下面には、円筒状の係止筒176の上端が固定されて
おり、係止筒176の周壁は搬送板174の外周近傍の
直上に位置すると共に、係止筒176の周壁下端と搬送
板174との隙間は原料白米が通過しない程度以下の大
きさとされている。このため、この係止筒176の周壁
によって、移送板158からの原料白米が全て搬送板1
74上に落下されると共に、搬送板174上の原料白米
が搬送板174から落下することが防止される。また、
係止筒176の乾燥部16側における周壁には、搬送路
178が形成されており、搬送路178は対向する一対
の側壁178A(図7参照)を有している。さらに、一
方の側壁178A(搬送板174回転方向側の側壁17
8A)と外郭筒102との間には、曲面を有する堰板1
80(図7参照)が架け渡されており、堰板180の下
端と搬送板174との隙間は原料白米が通過しない程度
以下の大きさとされている。これにより、搬送板174
上の原料白米の回転が堰板180に阻止されることで、
この原料白米が搬送板174から落下して搬送路178
を介して乾燥部16へ搬送される。
【0039】図6及び図7に詳細に示す如く、乾燥部1
6は、脱水部14に隣接して装置本体18内に配設され
ている。乾燥部16は乾燥筒200を備えており、乾燥
筒200は上記取付台20上に立設されている。乾燥筒
200の内周面には複数の受けロール202が固定され
ており、複数の受けロール202上には乾燥円盤204
が載置されている。これにより、乾燥円盤204は乾燥
筒200内で水平な状態とされて回転可能に支持されて
いる。乾燥筒200の上端は開口されると共に、乾燥筒
200内の乾燥円盤204より上側は乾燥室206とさ
れており、脱水処理が終了した原料白米が搬送路178
から乾燥筒200の上端開口を介して乾燥円盤204上
に落下する。
【0040】乾燥円盤204の中心には乾燥モータ20
8の駆動軸が固定されており、乾燥モータ208が駆動
されることで乾燥円盤204が回転される。乾燥室20
6の中心には支持筒210が設置されると共に、支持筒
210と乾燥筒200との間には一対のブラケット21
2が架け渡されており、一方のブラケット212(乾燥
円盤204上に落下した原料白米が最初に通過する方の
ブラケット212)には複数(本実施の形態では3つ)
の均平板214が支持されている。各均平板214の乾
燥円盤204に対する高さ及び各均平板214の向きは
調節可能とされており、乾燥円盤204が回転されるこ
とで、複数の均平板214によって原料白米が乾燥円盤
204上に均等に拡散される。
【0041】乾燥筒200の上方における装置本体18
上壁にはヒータ216が設けられており、ヒータ216
は、装置本体18の外部からの空気を加熱することで温
風を生じさせて、この温風を乾燥筒200の上端開口を
介して乾燥円盤204上の原料白米に均等に送風する。
さらに、乾燥円盤204には多数の通風孔204Aが形
成されており、乾燥筒200内の乾燥円盤204より下
側は排気室218とされている。乾燥筒200の下端は
開口されると共に、上記取付台20には乾燥筒200の
下方において排気口220が形成されており、排気口2
20の下側には排気管222が排気口220を被う状態
で連結されている。これにより、ヒータ216から送風
された温風が乾燥円盤204上の原料白米を通過するこ
とで原料白米が乾燥されると共に、原料白米を通過した
温風が通風孔204A、排気室218、排気口220及
び排気管222を介して装置本体18の外部に排気され
る。
【0042】乾燥筒200と支持筒210との間には、
曲面を有する堰板224が架け渡されており、堰板22
4の下端と搬送板174との隙間は原料白米が通過しな
い程度以下の大きさとされている。堰板224に対応し
て乾燥筒200には排出樋226が設けられており、排
出樋226は、乾燥筒200内と装置本体18の外部と
を連通している。これにより、上記搬送路178を介し
て乾燥円盤204上に落下した原料白米が乾燥円盤20
4によって略一回転された際に、原料白米の回転が堰板
224に阻止されて原料白米が乾燥円盤204の外方向
へ移動されることで、乾燥処理が終了した原料白米(無
洗米)が、乾燥筒200内から排出樋226を介して装
置本体18の外部に排出される構成である。
【0043】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0044】以上の構成の無洗米製造装置10では、洗
米モータ38により回転軸40を所定の回転速度(例え
ば700rpm)で回転させた状態で供給モータ56に
よりスクリューフィーダ54を駆動してホッパ58内の
原料白米を洗米筒52の下部に供給すると、原料白米は
揚穀螺旋68によって揚穀室70内を下から上へ搬送さ
れ、洗米室74に供給される。洗米室74では、原料白
米は、揚穀螺旋68の搬送力によって下から上へ搬送さ
れると共に自重により加圧される。
【0045】給水タンク(図示省略)により注水口76
Aから適量の洗い水(純清水)を洗米室74内に注ぐ
と、回転する洗米ロール72によって洗米室74内の原
料白米が洗い水と共に攪拌され、洗米処理が行われる。
また、脱水部14からの脱水液(準清水)を給水管84
から洗米室74の下部へ注ぐため、給水タンクから供給
される洗い水の量が少なくされる。
【0046】洗米処理された原料白米は、回転する掻き
出し板72Bにより排出口52Cを介して排出管92の
下端から排出され、脱水部14の米受管118を介して
脱水内筒104の下端に到達する。また、洗米処理され
て汚れた洗い水(洗い汁)は、排水室90の下端及び洗
米筒52の下端から排水され、脱水部14の水受管11
6及び排水管128を介して装置本体18外へ排水され
る。
【0047】脱水部14では、脱水モータ134により
遠心脱水筒100が所定の速度で回転している。すなわ
ち、脱水内筒104が所定の速度(例えば1200rp
m)で回転すると共に、脱水外筒106は脱水内筒10
4より若干遅い所定の速度(例えば1000rpm)で
回転している。同時に、脱水外筒106の回転により起
風翼156が回転することで吸気口120から吸気が行
われ、この空気が脱水内筒104の噴風室140、噴風
孔104A、脱水室108、脱水外筒106の排出孔1
06Aを経て外郭筒102内に至る。
【0048】脱水内筒104の下端に到達した原料白米
は、遠心力により移送口142を介して脱水室108の
下部に供給される。脱水室108に供給された原料白米
は、スクリュー羽根144により上昇されながら遠心脱
水され、脱水液は脱水外筒106の排出孔106Aから
排出される。この際、原料白米に付着した洗い水は、脱
水室108内を上昇する途中で全て遠心脱水される。ま
た、上述の如く吸気口120から吸気された空気が脱水
室108に噴射されることで、遠心脱水作用が補助され
ている。脱水処理された原料白米は、その表面にごく僅
かに水が付着した状態で、遠心力と自然落下により脱水
室108の上部から移送板158、搬送板174及び搬
送路178を介して排出され、乾燥部16の乾燥円盤2
04上に供給される。
【0049】乾燥部16では、乾燥モータ208によっ
て乾燥円盤204が所定の速度(例えば7rpm)で回
転されており、乾燥円盤204上に供給された原料白米
は、均平板214により均等に拡散される。乾燥円盤2
04上で拡散された原料白米は、ヒータ216から乾燥
室206、乾燥円盤204の通風孔204A、排気室2
18、排気口220及び排気管222を経て装置本体1
8外へ流れる温風を浴びることで、表面付着水が完全に
除去されて乾燥されることにより、無洗米となる。無洗
米となった原料白米は、排出樋226から排出される。
【0050】ここで、装置本体18には支柱26が支持
されると共に、支柱26のアーム28には洗米部12
(ホッパ58、スクリューフィーダ54及び洗米モータ
38を含む)が設けられており、支柱26を中心として
洗米部12が回動されることで、洗米部12の装置本体
18に対する装着及び離脱が可能とされている。このた
め、クランプレバー34を緩めると共に支柱26を中心
に洗米部12を回動させて洗米部12を装置本体18か
ら離脱させるのみで、洗米部12の脱水部14との連設
部位(例えば洗米筒52の下端開口や排水室90及び排
出管92の下端)及び脱水部14の洗米部12との連設
部位(例えば外カバー112や内カバー114)を露出
させた状態にすることができる。これにより、洗米部1
2や脱水部14の分解及び再度の組み付けが容易になり
(洗米部12や脱水部14の部品構造によっては洗米部
12や脱水部14の分解をしなくても洗米部12や脱水
部14の掃除や洗浄等が可能となり)、したがって、無
洗米製造装置10のメンテナンス(掃除や洗浄等のほか
洗米部12や脱水部14の分解及び再度の組み付けを含
む)を容易にすることができる。
【0051】さらに、洗米部12がカバーで被覆されて
いないため、洗米部12の分解及び再度の組み付けが一
層容易となり(洗米部12の分解をしない状態での洗米
部12の掃除や洗浄等が一層可能となり)、無洗米製造
装置10のメンテナンスを一層容易にすることができ
る。
【0052】具体的には、洗米部12が装置本体18か
ら離脱された状態では、洗米筒52の下端開口が露出す
る。
【0053】このため、洗米筒52からの回転軸40
(洗米ロール72及び揚穀螺旋68を含む)の着脱が容
易となる。また、洗米筒52から回転軸40を離脱させ
ることで、洗米筒52内及び回転軸40の掃除や洗浄等
を容易に行うことができる。
【0054】洗米筒52内の残留米は、回転軸40を通
常運転時とは逆方向に回転させる(注水口76Aから水
を注いだ状態で行うのが好ましい)ことで、揚穀螺旋6
8によって下降させて洗米筒52の下端開口から排出す
ることができる。このため、洗米筒52から回転軸40
を分離しなくても、残留米を洗米筒52外へ排出するこ
とができる。また、洗米部12が装置本体18に装着さ
れた状態において、同様に回転軸40を通常運転時とは
逆方向に回転させて洗米筒52の下端開口から残留米を
排出させると、この残留米は水受管116及び排水管1
28を介して装置本体18外へ排出される。このため、
洗米筒52内の残留米の排出作業は、洗米部12を装置
本体18から離脱させなくても行うことができる。
【0055】ホッパ58内及びスクリューフィーダ54
内の掃除や洗浄等は、水または空気等をホッパ58内、
スクリューフィーダ54内及び洗米筒52内に通過させ
ることで容易に行うことができる。また、洗米部12が
装置本体18に装着された状態において、同様に水また
は空気等をホッパ58内、スクリューフィーダ54内及
び洗米筒52内に通過させると、この水または空気等は
水受管116及び排水管128を介して装置本体18外
へ排出される。このため、ホッパ58内及びスクリュー
フィーダ54内の掃除や洗浄等は、洗米部12を装置本
体18から離脱させなくても行うことができる。
【0056】さらにまた、洗米部12が装置本体18か
ら離脱された状態では、排水室90の下端開口及び排出
管92の下端開口が露出する。このため、排水室90の
下端及び排出管92の下端から排水室90内及び排出管
92内の掃除や洗浄等を容易に行うことができる。
【0057】一方、洗米部12が装置本体18から離脱
された状態では、脱水部14の水受管116の上端開口
及び米受管118の上端開口が露出する。このため、水
受管116の上端及び米受管118の上端から水受管1
16内及び米受管118内の掃除や洗浄等を容易に行う
ことができると共に、水受管116の下端が差し込まれ
た排水管128内の掃除や洗浄等も水受管116の上端
から容易に行うことができる。
【0058】さらにまた、洗米部12が装置本体18か
ら離脱された状態では、内カバー114及び外カバー1
12が露出する。
【0059】このため、内カバー114を装置本体18
の上壁(外カバー112)から離脱させるのみで、内カ
バー114と共に水受管116、米受管118及び遮風
板122が取り外される。したがって、水受管116
内、米受管118内及び排水管128内の掃除や洗浄等
を一層容易に行うことができると共に、遮風板122の
掃除や洗浄等を容易に行うことができる。また、内カバ
ー114を装置本体18の上壁(外カバー112)から
離脱させるのみで、脱水内筒104の内側の範囲が開放
される。このため、脱水内筒104内(噴風孔104A
及び移送口142を含む)の掃除や洗浄等を容易に行う
ことができる。
【0060】さらに、外カバー112を装置本体18の
上壁から離脱させるのみで、開放口110全体が開放さ
れて外郭筒102の内側の範囲が開放される。このた
め、移送板158及び搬送板174の掃除や洗浄等を容
易に行うことができる。また、脱水内筒104を分離さ
せることで、脱水内筒104内(噴風孔104A及び移
送口142を含む)の掃除や洗浄等を一層容易に行うこ
とができると共に、スクリュウー羽根144及び脱水外
筒106内(排出孔106Aを含む)の掃除や洗浄等を
容易に行うことができる。さらに、脱水内筒104のみ
ならず脱水外筒106をも分離させることで、脱水外筒
106内(排出孔106Aを含む)の掃除や洗浄等を一
層容易に行うことができると共に、起風翼156、外郭
筒102内及び搬送管162内の掃除や洗浄等を容易に
行うことができる。
【0061】さらにここで、上述の如く洗米部12を装
置本体18に対し回動させることで洗米部12の脱水部
14との連設部位及び脱水部14の洗米部12との連設
部位を露出させることができるため、洗米部12及び脱
水部14の寸法に充分な余裕を取った構造としなくて
も、洗米部12及び脱水部14のメンテナンスを適切に
行うことを可能にできる。このため、無洗米製造装置1
0の小型化を図ることができる。
【0062】また、洗米モータ38の電線48、供給モ
ータ56の電線60、原料センサ62の配線64、給水
タンクから配管80へ洗い水を供給するチューブ82及
びポンプ164から給水管84へ脱水液を搬送するチュ
ーブ86は、支柱26内部を貫通されているため、この
電線48、電線60、配線64、チューブ82及びチュ
ーブ86により洗米部12の装置本体18に対する回動
が支障を来すことを防止することができる。
【0063】さらに、装置本体18がカバー22、外カ
バー112及び内カバー114で被覆されているため、
無洗米製造装置10の安全性を維持することができる。
【0064】なお、本実施の形態では、脱水室108に
供給された原料白米がスクリュー羽根144により上昇
されながら遠心脱水される構成としたが、脱水室に供給
された原料白米がスクリュー羽根等により下降されなが
ら遠心脱水されるようにしてもよい。
【0065】また、上記の実施の形態では、水平面上を
回転する乾燥円盤204を備えた横回転式の乾燥部16
を用いた構成としたが、乾燥ドラム等を備えた縦回転式
の乾燥部及びその他の形式の乾燥部を使用することがで
きる。
【0066】
【発明の効果】請求項1に記載の無洗米製造装置では、
洗米部を回動させて洗米部を装置本体から離脱させるの
みで、洗米部の脱水部との連設部位及び脱水部の洗米部
との連設部位を露出させた状態にすることができ、この
ため、無洗米製造装置のメンテナンスを容易にすること
ができる。さらにこのため、洗米部及び脱水部の寸法に
充分な余裕を取った構造としなくても、洗米部及び脱水
部のメンテナンスを適切に行うことを可能にでき、これ
により、無洗米製造装置の小型化を図ることができる。
【0067】請求項2に記載の無洗米製造装置では、洗
米部がカバーで被覆されていないため、無洗米製造装置
のメンテナンスを一層容易にすることができる。さら
に、装置本体がカバーで被覆されているため、無洗米製
造装置の安全性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無洗米製造装置を示
す縦断正面図である。
【図2】無洗米製造装置を示す一部破断した平面図であ
る。
【図3】洗米部を詳細に示す縦断正面図である。
【図4】脱水部を詳細に示す縦断正面図である。
【図5】洗米部及び脱水部を詳細に示す一部破断した平
面図である。
【図6】乾燥部を詳細に示す縦断正面図である。
【図7】乾燥部を詳細に示す一部破断した平面図であ
る。
【符号の説明】
10 無洗米製造装置 12 洗米部 14 脱水部 18 装置本体 22 カバー 26 支柱(支持軸) 54 スクリュウフィーダ(供給機構) 58 ホッパ(供給機構) 112 外カバー(カバー) 114 内カバー(カバー)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 裕司 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 Fターム(参考) 4B053 AA01 BA17 BB01 BC12 BJ02 BL03 4D043 BB02 BB11 BC31 JF01 JF02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料白米を供給する供給機構を有し、前
    記供給機構によって供給された原料白米を洗い水と共に
    攪拌して洗米処理する洗米部と、 前記洗米部に連設されて前記洗米部から供給された原料
    白米を脱水する脱水部及び前記脱水部に連設され前記脱
    水部から供給された原料白米を乾燥する乾燥部を収容す
    る装置本体と、 を備えた無洗米製造装置であって、 前記装置本体に支持された支持軸に前記洗米部を設けて
    前記支持軸を中心とする前記洗米部の回動を可能とする
    ことで前記洗米部の前記装置本体に対する装着及び離脱
    を可能とした、ことを特徴とする無洗米製造装置。
  2. 【請求項2】 前記洗米部以外の前記装置本体のみをカ
    バーで被覆したことを特徴とする請求項1記載の無洗米
    製造装置。
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