JP2683830B2 - 縦型精米装置 - Google Patents

縦型精米装置

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JP2683830B2
JP2683830B2 JP1081768A JP8176889A JP2683830B2 JP 2683830 B2 JP2683830 B2 JP 2683830B2 JP 1081768 A JP1081768 A JP 1081768A JP 8176889 A JP8176889 A JP 8176889A JP 2683830 B2 JP2683830 B2 JP 2683830B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、縦型精米装置における抵抗装置に係るもの
である。
(従来技術) 従来、公知の実公昭8−7711号公報および実公昭7−
6401号公報には、縦の精米軸の外周に精米ロールを固定
し、該精米ロールの外周を精白筒で包囲して精白室を形
成し、該精白室の下部の排出部に臨む位置には上下動す
る排出弁を取付けたものについて記載されている。
また、公知の、特公昭54−28342号公報には、縦の精
米軸の外周に精米ロールを固定し、該精米ロールの外周
に縦の精白室を形成し、該精白室の下部の排出部には上
下動自在でかつ精米抵抗で水平回動する排出弁を設けた
精米装置における抵抗装置が記載されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記公知例のうち、前者のものは、その排出弁は上下
動はするが回転はしないので、排出する穀物に無理な抵
抗が与えられ、詰まったりする課題がある。この点、後
者の公知例の排出弁は精米抵抗で水平回動するようにし
ているので、幾分改善されているが、精米抵抗による水
平回動構造であるから、水平回動速度が遅くかつ斑があ
り、場合により詰まることがあって、もの足りない。
また、公知例は、いずれも単なる精米装置のみである
から、別途設けた研磨装置で研磨しなくてはならず、設
備費、精白行程ともに掛り、コスト高になる。
よって、本願は、精白室からの排出が一層円滑になる
ようにするとともに、精米と研磨が同時に行なわれるよ
うにしてコストの低減を計り、併せて、水洗もできるよ
うにしたものである。
(課題を解決するための手段) よって、本発明は、縦の精米軸の外周に精米ロールを
固定し、該精米ロールの外周を精白筒で包囲して精白室
を形成し、前記精米軸の中心にはバネ弾力で上動する縦
杆を設け、該縦杆の下端の前記精白室の下部の排出部に
臨む位置には排出弁を取付けたものにおいて、該排出弁
は前記精白室内の精米抵抗で前記バネ弾力に抗して可動
するようにするとともに前記精米ロールと一体的に同一
速度で水平回動するようにした縦型精米装置としたもの
である。
また、本発明は、前記装置において、中空縦軸の外周
の上部に下方送り送穀螺旋を下部に回転ロールを固定
し、該回転ロールの外周は多孔板で包囲して研磨室を形
成し、前記回転ロールの左右側は凹めて前記研磨室に連
通する精白室を形成し、該精白室内に精米ロールを夫々
取付けた縦型精米装置としたものである。
また、本発明は、前記装置において、前記中空縦軸の
下端には、通水または通風管を接続し、前記精米室内に
通水または通風するようにした縦型精米装置としたもの
である。
(実施例) 本発明の一実施例を図面により説明すると、金属台枠
1の一側上部位置に精米機の縦状ケース2を固定し、該
縦状ケース2の内部の上部空間に下方送り送穀螺旋3を
設け、該縦状ケース2の内部の下部空間に回転ロール4
を設ける(第3図)。
前記下方送り送穀螺旋3及び回転ロール4の中心には
中空縦軸5を設け、該中空縦軸5の上端は前記縦状ケー
ス2よりも上方に突出させて突出部6とし、該突出部6
の外周に受動プーリー7を固定する。
前記金属台枠1の他側上部位置にはモーター8を固定
し、モーター8の駆動プーリー9と前記受動プーリー7
との間にベルト10を掛け回す。前記中空縦軸5の上部部
分の外周面には、上下に所望の間隔を置いて軸受11、12
を設け、該軸受11、12の外周には、前記縦状ケース2の
天井板14に上端が一体的に連設されている巾厚の固定縦
筒13(第4図参照)を設け、該固定縦筒13の内面に前記
軸受11、12の外面を接合させる。固定縦筒13の上端は縦
状ケース2の天井板14に固定され、固定縦筒13の下端15
は縦状ケース2の上下中間位置で自由端にする。実施例
の固定縦筒13には、上下方向の通風路16を複数形成し、
該通風路16の上部には送風管17の開口端部を臨ませる。
固定縦筒13の前記軸受11、12の上下中間の外周には固
定歯車18を取付ける(第2図、第4図参照)。前記下方
送り送穀螺旋3の内部は筒に形成され、前記下方送り送
穀螺旋3の内面と前記固定縦筒13の外面との間には縦の
精米軸19、20を対称状に一対設け、一方の精米軸19の外
周に前記固定歯車18に噛合って自転しながら公転する歯
車21を固定し、他方の前記精米軸20の外周には固定歯車
18に係合して自転しながら公転する歯車22を固定する。
前記精米軸19の歯車21より上部位置を軸受23を介して
下方送り送穀螺旋3の内部の上方位置に軸着し、歯車21
より下部位置を軸受24を介して下方送り送穀螺旋3の内
部の下方位置に軸着する。
同様に、精米軸20の歯車22より上部位置を、軸受25を
介して下方送り送穀螺旋3の内部の上方位置に軸着し、
精米軸20の歯車22より下部位置を、軸受26を介して下方
送り送穀螺旋3の内部の下方位置に軸着する。
前記精米軸19、20は、下方の回転ロール4内に延長さ
れており、精米軸19の下部延長軸27の外周に精米ロール
28を固定し、前記精米軸20の下方の延長部29の外周に精
米ロール30を固定する。
前記回転ロール4はその横断面図に示したように、前
記下方送り送穀螺旋3の外径と略等しい大径の研磨ロー
ル31に形成する(第3図)。研磨ロール31の直径は、大
は約50cm(業務用・30HP)、小は約20cm(家庭用・1/2
HP)を予定している。
該研磨ロール31の左右両側には縦の窪みを形成して精
白室32、33を形成し、精白室32の内部には前記精米ロー
ル28を、精白室33の内部には前記精米ロール30をそれぞ
れ軸止し、精白室32、33の外周には前記研磨ロール31に
固定される精白筒34、35を設ける。該精白筒34、35は、
通常の精白筒34、35と相違して、半割状であり、円弧形
状に形成される。
36、37は研磨室となり、研磨室36、37の外周を半円弧
多孔板38、39(角筒とすることもある)で包囲し、半円
弧多孔板38、39の外側には吹出室40、41を形成する。前
記精米ロール28、30及び研磨ロール31は中空縦軸5を中
心に一緒に回転する。即ち、中空縦軸5には係合部62を
介して下方送り送穀螺旋3の下端部分が取付けられてい
る。又、中空縦軸5の下方部分の外周には外筒61を固定
し、外筒61の上部に係合部62を任意の手段で固定し、外
筒61の下部と研磨ロール31の底部とを連杆63で固定す
る。
又、中空縦軸5の前記係合部62を設けた部分には、上
下方向に長い遊び穴64を設け、該遊び穴64より直交方向
に突出するアーム51、52を設け、該アーム51、52の先端
には軸受53、54を固定する。
前記軸受53、54中心部には係合横杆65、66が嵌合し、
該係合横杆65、66を精米軸19、20に設けた上下方向の遊
び穴67、68にそれぞれ挿通させる。
前記アーム51、52の中心には縦杆69を設け、該縦杆69
は中空縦軸5内を通して該中空縦軸5より上方に突出さ
せ、突出部82とし、突出部82の外周に、軸受83を介して
上下摺動筒84を設ける。85は縦溝86に係合する球であ
る。
前記上下摺動筒84の上端には、てこ70の一端を係合
し、てこ70の他端には、バネ87とネジ88と調節ナット71
を設ける。
前記係合横杆65、66の中心には縦杆72、73の上端を固
定する。縦杆72、73は、前記精米軸19、20の下端の延長
部27、29内を下降し、その下端には精白室32、33の下端
排出部55、56に設けた排出弁44、45を固定する。
即ち、延長部27、29の外周には外側筒89、90を夫々固
定し、外側筒89の上部に前記精米ロール28の上壁91を固
定し、外側筒89の下部に前記精米ロール28の下壁92を固
定する。該下壁92は逆椀状であり、内部に、縦のスリッ
ト93を形成し、前記排出弁44に設けた球94をスリット93
に弾力的に係合させ、排出弁44も精米ロール28と一緒に
回転させる。
前記排出弁44は、実施例では水平鍔部95を有する。水
平鍔部95とした理由は、穀物を飛ばす目的ではなく、精
白室32の下端を急に狭くしないためであるが、精白室32
の下端が急に狭くなってもかまわないときは水平鍔部95
でなくともよい。
同様に、外側筒90の上部に前記精米ロール30の上壁96
を固定し、外側筒90の下部に前記精米ロール30の下壁97
を固定する。該下壁97は逆椀状であり、内部には、同様
に縦のスリット98を形成し、前記排出弁45に設けた球99
をスリット98に弾力的に係合させ、排出弁45も精米ロー
ル30と一緒に回転させる。
前記排出弁45も水平鍔部100を有する。前記排出部5
5、56の下部には、シャッタ57、58付貯留部59、60を設
ける。該貯留部59、60は前記精白室32、33と一体構造で
あって前記精白室32、33とともに回動する。前記シャッ
タ57、58は所定位置に回動したときのみ自動的に開放す
るように、接点機構74及び接点機構74により開閉する開
閉機構75を設ける。
しかして、42は通水管(または通風管)で、前記中空
縦軸5の下端に接合し、通水管(または通風管)42より
中空縦軸5に通水(風)すると、係合体62に形成した通
路76、77を介して、前記精米ロール28、30の上部の窓孔
78、79から、精米ロール28、30内に通水(風)し、該水
(風)は、前記精米ロール28、30の噴水(風)口80、81
から前記精白室32、33に噴水(風)できるようにする。
(なお、係合体62に形成される横孔105は第3図の吹出
室106、107に夫々連絡する。)前記のように前記精米ロ
ール28、30より噴水する場合は、主として、家庭用を予
定しており営業用は、噴風精米する。
第7図は第2実施例であり、第1実施例と相違して、
縦杆69の下部をそのまま下方に延長させて延長部101を
形成し、延長部101の下端は中空縦軸5より下方に突出
させ、その突出部に横杆102の中心を軸止し、横杆102の
端部に縦軸103、104を軸止し、縦軸103に排出弁44を、
縦軸104に排出弁45を、夫々設けたものである。
該第2実施例は、両排出弁44、45が、常に開口度を相
違させて開放するようにした点において第1実施例と相
違する。第1実施例の、両排出弁44、45は、常に均等に
開放するようにしているが、両精白室32、33は不均等圧
力で精米することがあるので、その点第2実施例は優れ
ている。
(作用) 次に作用を述べる。
第1実施例は、第2図の調節ナット71を回転させて、
ネジ88を下降させバネ87を強くする。すると、てこ70の
一端はバネ87により押しさげられ、てこ70の他端に係合
している軸受83を上動させるから、軸受83に係合してい
る縦杆69は引き上げ、縦杆69の下端に固定されているア
ーム51、52を引き上げる。
すると、前記精白室32、33の下部の排出部55、56の排
出弁44、45は、係合横杆65、66、縦杆72、73を介して引
上げられ、精白室32、33の下端排出部55、56を閉める。
この状態で、送風管17から送風すると、通風路16、横
孔105、吹出室106、107を介して、研磨室36、37に送風
する。また、営業用の場合は、第2図の下部の通風管42
より中空縦軸5に送風すると、その送風は、係合体62に
形成した通路76、77を介して、前記精米ロール28、30の
上部の窓孔78、79から精米ロール28、30内に通風し、該
風は、前記精米ロール28、30の噴風口80、81から前記精
白室32、33に噴風する。
家庭用の場合は、通風管42を通水管42として用い、中
空縦軸5に送水すると、その送水は、係合体62に形成し
た通路76、77を介して、前記精米ロール28、30の上部の
窓孔78、79から精米ロール28、30内に通水し、該水は、
前記精米ロール28、30の噴水口80、81から前記精白室3
2、33に噴水して、じゃぶじゃぶした状態で精米し同時
にこめとぎをする。前記精米は、噴風精米のときは、毎
分約700回転であるが、噴水精米のときは、毎分約400回
転とする。
つぎに、モーター8に通電し、駆動プーリー9、ベル
ト10、受動プーリー7を介して中空縦軸5を、第2図で
左回転する。前記モーター8は、精米機の場合、殆ど左
転である。
前記中空縦軸5には、下方送り送穀螺旋3および回転
ロール4が固定されているから、下方送り送穀螺旋3お
よび回転ロール4は第3図で左回転aする。しかして、
回転しない固定縦筒13の外周には固定歯車18が固定さ
れ、公転する精米軸19、20には前記固定歯車18に係合す
る歯車21、22が設けられているので、精米軸19、20は固
定縦筒13の周囲を、自転しながら公転することになり、
前記研磨ロール31は前記精米軸19、20の公転の速度で第
3図矢印aのように回転し、前記精米ロール28、30は矢
印cのように自転しながら公転する。
したがって、研磨ロール31に比して、前記精米ロール
28、30の方が、固定歯車18と歯車21、22の歯数分、早い
速度で回転する。
この状態で、ホッパー43の開閉弁108を開き、玄米を
送穀室46内に供給すると、下方送り送穀螺旋3の回転に
より玄米は下降し、一部は研磨室36、37内に流入し、先
行玄米の一部は精白室32、33内に流入する。
しかして、前記精米ロール28が左回転cすると、第3
図の流入口47より流入した穀物を共回りさせて精白室32
を流出口48に向けて移動させ、その間、穀物の表面を衝
突させて精米し、一部精白した米を精白室32の流出口48
より次々に押出す。
前記流出口48より精白米が押出されるが、研磨室37を
形成する研磨ロール31は矢印aのように回転しているか
ら、精白室32の流出口48より押出された精白米を、研磨
ロール31により次々に摺擦して研磨するので、相対的に
は、第3図矢印bのように研磨室37内を移行することに
なり、研磨が行なわれる。
このように、研磨室37内では、研磨ロール31の回転方
向と、穀物の移行が逆のため、研磨作用は活発に行なわ
れ、次の精白室33にその流入口49より流入する。
前記精白室33内においても、精米ロール30が早い速度
で左回転cしているから、流入口49より流入した穀物を
早い速度で精米し、精白米を精白室33の流出口50より次
々に押出し、研磨室36を矢印bのように移行し、研磨ロ
ール31の研磨作用を受け、前の精白室32の流入口47に再
度流入し、この精米・研磨を反復する。
しかして、排出弁44、45は、この間開らかず、精米ロ
ール28、30とともに一体的に共回りするのみである。排
出弁44、45が開くのは、前記精白室32、33及び、前記研
磨室36、37に充満して圧力が掛ると開くようにする。す
ると、先行玄米は精米されて貯留部59、60に流下し取出
される。
水平鍔100は水平であるからと、精米ロール28、30と
一緒に共回りしているから、精白室32、33内の穀物は、
どの部分も均等に流下は阻止され、その後均等流下する
ので、部分的に流下することが原因の精白斑は作らな
い。そして、第1実施例の場合は、縦杆72、73が延長軸
27、29の内部を降下して、排出弁44、45に取付られてい
るので、下端排出部55、56から落下する精白米が、縦杆
72、73に降り掛らない作用がある。
このように、第1実施例の場合は、終始精白室32、33
による精米と、研磨室36、37による研磨を反復して精米
するので、精白米の表面の細かい凹部にも糠は入らず、
味の良い精白米になる。従来のものは、全て、精白米を
完了してから、改めて研磨するものであるから、精白米
の表面の細かい凹部に糠を擦り付けるようになり、精白
米の表面の糠は完全には除去できず、僅かの糠臭は除去
せずじまいであった。
なお、家庭用精米の場合は、通風管42を通水管42とし
て用い、中空縦軸5に送水すると、その送水は、係合体
62に形成した通路76、77を介して、前記精米ロール28、
30の上部の窓孔78、79から精米ロール28、30内に通水
し、該水は、前記精米ロール28、30の噴水口80、81から
前記精白室32、33に噴水して、じゃぶじゃぶした状態で
精米し、精米と同時にこめとぎをするが、下方送り送穀
螺旋3により回転ロール4に供給されたものは、約数秒
で、精米されて排出されるので、膨張係数の相違による
砕米発生は殆どなく、完全にこめとぎされたものが次々
に得られるものである。
つぎに第7図の実施例につき説明すると、第7図は第
1図実施例と異なり、送水設備を有しないから、米とぎ
精米はできない。かつ、縦杆69は下方に延長して延長部
101とし、延長部101の下端に横杆102を取付け、横杆102
の両端の縦軸103、縦軸104で排出弁44、45を支持してい
る構造であるから、精白室32、33から流下した精白米は
横杆102に降り掛り、第1実施例の効果は奏しないが、
排出弁44、45は精米ロール28、30と共回りするので、精
白室32、33の精白米はどの部分も均等落下し、精白ムラ
は生じない効果は同様に奏する。
(効果) 前記公知例のうち、前者のものは、その排出弁は上下
動はするが回転はしないので、排出する穀物に無理な抵
抗が与えられ、詰まったりする課題がある。この点、後
者の公知例の排出弁は精米抵抗で水平回動するようにし
ているので、幾分改善されているが、精米抵抗による水
平回動構造であるから、水平回動速度が遅くかつ斑があ
り、場合により詰まることがあって、もの足りない。
また、公知例は、いずれも単なる精米装置のみである
から、別途設けた研磨装置で研磨しなくてはならず、設
備費、精白行程ともに掛り、コスト高になる。
しかるに、本発明は、縦の精米軸19の外周に精米ロー
ル28を固定し、該精米ロール28の外周を精白筒33で包囲
して精白室32を形成し、前記精米軸19の中心にはバネ弾
力で上動する縦杆72を設け、該縦杆72の下端の前記精白
室32の下部の排出部に臨む位置には排出弁44を取付けた
ものにおいて、該排出弁44は前記精白室32内の精米抵抗
で前記バネ弾力に抗して下動するようにするとともに前
記精米ロール28と一体的に同一速度で水平回動するよう
にした縦型精米装置の構成としたものであるから、バネ
弾力で上動する縦杆72の下部に排出弁44を取付けたの
で、排出弁44は露出構造になって糠の付着は少なく、排
出弁44は精米ロール28と一体的に同一速度で水平回動す
るようにしたので、前記公知例のように、回転斑はな
く、詰まりは全く生じない効果を奏する。
また、本発明は、前記装置において、中空縦軸5の外
周の上部に下方送り送穀螺旋3を下部に回転ロール4を
固定し、該回転ロール4の外周は多孔板38で包囲して研
磨室37を形成し、前記回転ロール4の左右側は凹めて前
記研磨室37に連通する精白室32、33を形成し、該精白室
32、33内に精米ロール28、30を夫々取付けた縦型精米装
置としたものであるから、精米しながら同時に研磨が行
なえ、公知例のように、研磨装置を別途設ける必要がな
いので、コスト安価になる効果を奏する。
また、本発明は、前記装置において、前記中空縦軸5
の下端には、通水または通風管42を接続し、前記精米室
32、33内に通水または通風するようにした縦型精米装置
としたものであるから、通水するときは米とぎができ、
通風するときは通常の精米ができるので、利用範囲が広
がる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体側面図、第2図は第1実施例断面図、第3
図は精米部横断面図、第4図は回転部横断面図、第5図
は精米状態図、第6図は要部縦断面図、第7図は第2実
施例断面図である。 符号の説明 1……台枠、2……縦状ケース、3……下方送り送穀螺
旋、4……回転ロール、5……中空縦軸、6……突出
部、7……受動プーリー、8……モーター、9……駆動
プーリー、10……ベルト、11……軸受、12……軸受、13
……固定縦筒、14……天井板、15……下端、16……通風
路、17……送風管、18……固定歯車、19……精米軸、20
……精米軸、21……歯車、22……歯車、23……軸受、24
……軸受、25……軸受、26……軸受、27……下部延長
軸、28……精米ロール、29……延長部、30……精米ロー
ル、31……研磨ロール、32……精白室、33……精白室、
34……精白筒、35……精白筒、36……研磨室、37……研
磨室、38……半円弧多孔板、39……半円弧多孔板、40…
…吹出室、41……吹出室、42……通風または通水管、43
……ホッパー、44……排出弁、45……排出弁、46……送
穀室、47……流入口、48……流出口、49……流入口、50
……流出口、51……アーム、52……アーム、53……軸
受、54……軸受、55、56……排出部、57、58……シャッ
タ、59、60……貯留部、61……外筒、62……係合体、63
……連杆、64……遊び穴、65、66……係合横杆、67、68
……遊び穴、69……縦杆、70……てこ、71……調節ナッ
ト、72、73……縦杆、74……接点機構、75……開閉機
構、76、77……通路、78、79……窓孔、80、81……噴水
口、82……突出部、83……軸受、84……上下摺動筒、85
……球、86……縦溝、87……バネ、88……ネジ、89、90
……外側筒、91……上壁、92……下壁、93……スリッ
ト、94……球、95……水平鍔、96……上壁、97……下
壁、98……スリット、99……球、100……水平鍔、101…
…延長部、102……横杆、103……縦軸、104……縦軸、1
05……横孔、106……吹出室、107……吹出室、108……
開閉弁。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦の精米軸の外周に精米ロールを固定し、
    該精米ロールの外周を精白筒で包囲して精白室を形成
    し、前記精米軸の中心にはバネ弾力で上動する縦杆を設
    け、該縦杆の下端の前記精白室の下部の排出部に臨む位
    置には排出弁を取付けたものにおいて、該排出弁は前記
    精白室内の精米抵抗で前記バネ弾力に抗して下動するよ
    うにするとともに前記精米ロールと一体的に同一速度で
    水平回動するようにした縦型精米装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、中空縦軸の外周の上部
    に下方送り送穀螺旋を下部に回転ロールを固定し、該回
    転ロールの外周は多孔板で包囲して研磨室を形成し、前
    記回転ロールの左右側は凹めて前記研磨室に連通する精
    白室を形成し、該精白室内に精米ロールを夫々取付けた
    縦型精米装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記中空縦軸の下端に
    は、通水または通風管を接続し、前記精白室内に通水ま
    たは通風するようにした縦型精米装置。
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