JP3399487B2 - 竪型精穀機 - Google Patents

竪型精穀機

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JP3399487B2 JP16587094A JP16587094A JP3399487B2 JP 3399487 B2 JP3399487 B2 JP 3399487B2 JP 16587094 A JP16587094 A JP 16587094A JP 16587094 A JP16587094 A JP 16587094A JP 3399487 B2 JP3399487 B2 JP 3399487B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、研削精穀部と摩擦精穀
とからなる竪型精穀機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、1本の主軸に2個以上の精白転子
を軸装した精穀機としては、例えば、図4に示すものが
公知である。すなわち、符号86は横型の精穀機の全体
を指し、横設した主軸87に、順に螺旋転子88、研削
精白転子89、中間螺旋転子90及び摩擦精白転子91
を軸装する。そして、研削精白転子89と除糠金網筒9
2との間隙を研削精白室93とするとともに、摩擦精白
転子91と除糠金網筒94との間隙を摩擦精白室95と
する。前記研削精白室93の一端を供給口96に、摩擦
精白室95の一端を排出口97に各々連絡し、供給口9
6に供給ホッパ98を連絡するとともに、排出口97に
抵抗板99を設ける。該抵抗板99には、 その圧力を調
整するための分銅100が設けられる。また、主軸87
に軸装したプーリ101と、モータ(図示せず)に軸装
したプーリ102とをベルト103により連結する。 【0003】上記公知例において、穀粒は供給ホッパ9
8から供給口96を介して螺旋転子88に供給されると
ともに、螺旋転子88により研削精白室93へ横送さ
れ、研削精白室93において研削精白転子89の回転に
よって生じる精白作用により精白される。研削精白室9
3において精白された穀粒は、次に、中間螺旋転子90
により摩擦精白室95に送られ、摩擦精白室95におい
て摩擦精白転子91の回転によって生じる精白作用によ
り精白される。そして、摩擦精白室95において精白さ
れた穀粒は、抵抗板99に抗しながら排出口97から機
外へ排出される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の横型精穀機においては、一本の主軸に研削精白
転子と摩擦精白転子とが軸装されているので、研削精白
転子のみの回転数を変更したり、摩擦精白転子のみの回
転数を変更したりすることは不可能であった。そのた
め、研削精白転子又は摩擦精白転子の回転数を単独に変
更することにより、穀粒の精白度を微調節することがで
きないという欠点があった。また、横型であるため設置
面積が大きくなり、特に、これらを複数台設置する場合
には建家もそれだけ大きくなるという欠点があった。 【0005】この発明は上記の欠点にかんがみ、研削精
白転子又は摩擦精白転子といった複数の精白転子を備え
た竪型精穀機であっても、各精白転子の回転数を単独に
変更して穀粒の精白度を微調節することができ、かつ、
設置面積を増大させることのない竪型精穀機を提供する
ことを技術的課題とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明の竪型精穀機は、機枠の上部を研削除糠金網筒を
備えた研削精穀部に、下部を摩擦除糠金網筒を備えた
擦精穀部にそれぞれ形成してなる竪型精穀機であって
これら各除糠金網筒内には前記機枠の中央に位置するよ
う研削主軸と摩擦主軸とを立設し、前記研削主軸に研削
精白転子前記摩擦主軸に摩擦精白転子を、各々軸装
して、前記研削精白転子と前記研削除糠金網筒との間隙
を主要部とする研削精白室の上端を穀粒供給部に、
つ、下端を穀粒排出部にする一方、前記摩擦精白転子と
前記摩擦除糠金網筒との間隙を主要部とする摩擦精白室
の下端を穀粒供給部に、かつ、上端を穀粒排出部し、
さらに、前記研削精白室の穀粒排出部を、機外に設けた
供給路を介して前記摩擦精白室の穀粒供給部に連絡する
とともに、前記研削主軸下端部に軸装したプーリ及び前
記摩擦主軸上端部に軸装したプーリと、これらのプーリ
に対応してモータ軸に軸装したプーリとをベルトにより
各々連結した、という技術的手段を講じた。 【0007】 【作用】上部に配置された研削精穀部の穀粒供給部に供
給された穀粒は、該研削精白室において研削精白転子
の回転によって生じる精白作用により精白され、精白さ
れた穀粒は穀粒排出部から供給路を介し、下部に配置さ
れた摩擦精穀部の穀粒供給部に供給される。穀粒は穀粒
供給部から摩擦精白室に供給され、摩擦精白室におい
摩擦精白転子の回転によって生じる精白作用により
更に精白され、精白された穀粒は穀粒排出部から機外へ
排出される。 【0008】ここで、研削精白転子は摩擦精白転子の
回転数を変更する場合、モータに軸装したそれぞれの
プーリを適当なプーリに取りえるか、は研削主軸
しくは摩擦主軸に軸装したプーリを適当なプーリに取り
えることにより、摩擦主軸又は研削主軸を任意の回転
数に変更することができる 【0009】 【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明を実施した竪型精穀機
断面図、図2は、その研削精穀部の拡大縦断面図、
図3は研削精穀部の断面図である。 【0010】竪型精穀機1の機枠2の上部を研削精穀部
3に、その下部を摩擦精穀部4にそれぞれ形成する。
すなわち、機枠2上部にあって、回転自在に立設した研
削主軸5に螺旋転子6と研削精白転子7を軸装すると
ともに、機枠2下部には摩擦主軸8を回転自在に立設
し、該摩擦主軸8に螺旋転子9と摩擦精白転子10
を軸装する。前記研削主軸5及び摩擦主軸8は、各主軸
5,8の両端部付近を支持する軸受部11によって機枠
2のほぼ中央に立設している。 【0011】次に、上部の研削精穀部3について詳説す
る。研削主軸5下端部を底板12に挿通し、底板12に
固着した軸受部11によって前記下端部を支持する。
底板12わずかな間隙を介して下段研削精白転子1
3を研削主軸5に軸装する前記下段研削精白転子13
大径部13a、小径部13b及び上部傾斜部13c
からなり、大径部13a裏面の段部を、フランジ部を有
する載置用リング14によって支持するとともに(図2
参照)、この載置用リング14の内周壁は下段研削精白
転子13の小径部13bに当接する。 【0012】前記下段研削精白転子13のボス17から
延出するアーム15間に形成される開口16は、下段研
削精白転子13内部及び下段研削精白転子13の前記
ス17に開口した丸孔18を介し、研削主軸5に穿設し
た噴風孔19に連通する。 【0013】前記下段研削精白転子13のボス17に上
すべく、カラー(継ぎ輪)20を研削主軸5に軸着
し、更に該カラー20に上載して中段研削精白転子21
のボス17を軸着する。該中段研削精白転子21のボス
17にも下段研削精白転子13と同様に、研削主軸5の
噴風孔19と対応する丸孔18を設けるとともに、アー
ム15間に開口16が形成される。また、該中段研削精
白転子21は大径部21a、小径部21b、これらの
間に形成される下部傾斜部21d及び上縁肩部に形成さ
れる末広がり状の上部傾斜部21cからなり、前記小径
部21b下端と下段研削精白転子13の上端との間を噴
風用間隙22となす。 【0014】さらに、前記中段研削精白転子21のボス
17に上載して別のカラー20を軸着し、該カラー20
に上載して更に別の中段研削精白転子21のボス17を
軸着する。この中段研削精白転子21も前述の中段研削
精白転子21と同様に大径部21a、小径部21b、上
部傾斜部21c及び下部傾斜部21dを形成するととも
に、先の中段研削精白転子21との間に噴風用間隙22
が形成される。そして、この中段研削精白転子21のボ
ス17に上載してカラー20を軸着し、このカラー20
に上載して上段研削精白転子23のボス17を軸着す
る。 【0015】前記上段研削精白転子23のボス17に開
口した丸孔18に対応して、研削主軸5上端付近に噴風
孔19が穿設される。また、上段研削精白転子23上部
の大径部23aはやや末広がり状となすとともに、該大
径部23aと小径部23bとの間を下部傾斜部23dと
なし、小径部23b下端縁直下の中段研削精白転子2
1上端縁との間に噴風用間隙22を設ける。 【0016】研削主軸5の上端部には上段研削精白転子
23のボス17に上載して螺旋転子6を軸着する。該螺
旋転子6は底なしの中空状となし、その外周面にスクリ
ュー6aを形成する。また、該螺旋転子6は、研削主軸
5上端に螺入したボルト24によって上段研削精白転子
23側へ圧着される。 【0017】前記下段研削精白転子13、中段研削精白
転子21及び上段研削精白転子23の各大径部の周囲に
わずかな間隔を介して研削除糠金網筒25を立設し、該
研削除糠金網筒25と各研削精白転子13,21,23
との間に研削精白室26を形成する(図3参照)。該研
削除糠金網筒25は縦割に4分割され、各研削精白転子
13,21,23の周囲に立設した4本の支柱27によ
りその両側縁25a固定される。さらに、前記各支柱
27に横断面コ字状の支柱カバー28を設けるととも
に、各支柱カバー28間に弧状の除糠室カバー29を取
り付けて除糠室30を形成する。 【0018】前記支柱27に載置するととも螺旋転子
6を取り囲む供給筒31を設け、供給筒31上端部を供
給口32となす。さらに、前記供給筒31上端に接続し
てホッパ筒33を設け、ホッパ筒33の上面壁に投入口
34を開口する。また、ホッパ筒33内には、複数の開
口部を有する固定板35aと、複数の開口部を有し、
つ、調節レバー36によって回動する回動板35bとを
設けるとともに、これらの中央に開口37を設け、該開
口37の上方に底なし中空円すい状の上部案内体38
を、また、開口37の下方に円すい台状の下部案内体3
9を各々装着する。そして、ホッパ筒33の周壁に等間
隔に開口した複数の空気取入口40から上部案内体38
内へ外気を取り入れるための吸風管41を各々設けると
ともに、螺旋転子6上面壁であって下部案内体39の下
方位置に通風口42を設ける。 【0019】さらに、前記除糠金網筒25の内周面に抵
抗リング43A〜43Cを周設する。すなわち、上段研
削精白転子23の下部傾斜部23d、同小径部23b、
及び上段側の中段研削精白転子21の上部傾斜部21c
で形成される谷部44A内に臨ませて抵抗リング43A
を設け、前記中段研削精白転子21の下部傾斜部21
c、同小径部21b、及び下段側の中段研削精白転子2
1の上部傾斜部21cで形成される谷部44B内に臨ま
せて抵抗リング43Bを設け、そして、前記中段研削精
白転子21の下部傾斜部21d、同小径部21b、及び
下段研削精白転子13の上部傾斜部13cで形成される
谷部44C内に臨ませて抵抗リング43Cを設ける。 【0020】前記各抵抗リング43A〜43Cの断面形
状は、前記各谷部44A〜44Cの断面形状とほぼ相似
形に形成し、各抵抗リング43A〜43Cと各谷部44
A〜44Cとの間を屈曲精白室となす。 【0021】また、前記各抵抗リング43A〜43C
は、前記各支柱27の貫通孔45内に挿通したノブボル
ト46によって研削除糠金網筒25内周面に圧着される
が、前記貫通孔45の内径分だけノブボルト46が上下
動可能であり、これにより、各抵抗リング43A〜43
Cの取付位置を調整できる。 【0022】一方、研削精白室26の下端に、研削除糠
金網筒25を開口して排出口47を形成し、排出口47
に接続して排出樋48を設ける。該排出樋48に横架し
た横軸49に分銅レバー50を固着し、分銅レバー50
の一端に前記排出口47に対峙する抵抗板51を枢着す
るとともに、分銅レバー50の他端側に分銅52を移動
可能に装着する。そして、この排出樋48の下端は摩擦
精穀部4の供給樋53に連絡している。 【0023】次に、摩擦精穀部4について説明する。摩
擦精穀部4は、立設した摩擦除糠金網筒54内に設けた
摩擦主軸5の底部に螺旋転子9を、その上部に、撹拌突
起58を設けた摩擦精白転子10を、各々軸装してい
る。摩擦除糠金網筒54と摩擦精白転子10とを主要部
とする摩擦精白室55の下端を供給口56に、上端を排
出口57にそれぞれ連絡する。摩擦主軸8に多数の通
風口59を穿設し、通風口59は摩擦精白転子10の噴
風口60を介して、摩擦精白室55及び除糠室61に連
絡している。排出口57に穀粒の精白度を調節する抵抗
板62を設け、分銅レバー63に装着した分銅64を移
動させることにより精白度を調節する。排出口57に排
出樋65を、供給口56に搬送樋66それぞれ連絡
し、搬送樋66に横設したスクリューコンベア67の先
端に取付けたプーリ68と、モータ69に取付けたプー
リ70とをベルト71を介して連する。摩擦主軸8
端部に取付けたプーリ72と、モータ73のモータ軸7
4に取付けたプーリ75とをベルト76を介して連結す
る。また、研削主軸5の下端部に取付けたプーリ77
と、モータ軸74に取付けたプーリ78とをベルト79
を介して連結する。 【0024】除糠室61の下方に環状の集糠室80を形
成し、該集糠室80内にあって、摩擦主軸8に装着した
羽根取付筒81の下端外周面に複数のかき出し羽根82
を設ける。集糠室80の底面に糠排出口83を設け、糠
排出口83に接続した排風管84の終端に集糠用ファン
85を接続する。集糠室80は摩擦精穀部4の除糠室6
1を介して、研削精穀部3の除糠室30に連絡してい
る。 【0025】次に、本実施例における具体的作動につき
説明する。図外のシュートから投入口34に供給される
原料米粒は、上部案内体38によって円周方向に均等に
分散されながら流下し、調節レバー36によって適度な
供給流量に調節され供給口32内に落下する。 【0026】供給口32に落下した米粒は、螺旋転子6
によって順次研削精白室26へ送り込まれる。研削精
白室26内の米粒は、比較的低圧力の下で活発に流動
(公転・自転)しながら、上段・中段・下段の各研削精
白転子23,21,13の周面に接触することにより、
その表面層を削られる。すなわち、上段研削精白転子2
3のやや末広がり状の上部傾斜部23aから谷部44A
と抵抗リン43Aとで形成される屈曲した精白室を流
下する間に、米粒は活発な自転・公転を繰り返し、多面
的に米粒表面が削られる。また、屈曲した精白室を通過
するとき、研削除糠金網筒25側の米粒が研削精白転子
7側へ移動したり、反対に、研削精白転子7側の米粒が
研削除糠金網筒25側移動したりして、個々の米粒が
精白ロール周面に接触する機会が増大する。 【0027】このように、米粒は谷部44Aと抵抗リ
ング43Aとで形成される屈曲した精白室内を適度に滞
留しながら流下し、例えば、上段側の中段研削精白転子
21の大径部21aと研削除糠金網筒25とで形成され
る研削精白室26において、前記大径部21aによる研
削作用を受けるとともに、米粒表面から離脱した糠が研
削除糠金網筒25から除糠室30に漏出する。 【0028】また、集糠用ファン85により、ホッパ筒
33の空気取入口40から流入する外気が、吸風管4
1、上部案内体38、下部案内体39、螺旋転子6内及
び各研削精白転子23,21,13内を通って各噴風用
間隙22から噴風するので、除糠作用を高めるとともに
米粒の撹拌を促し、加えて米温の過度の上昇を抑える。
なお、前記噴風用間隙22からの噴風は、研削主軸5下
端から取り入れ、噴風孔19及び丸孔18を通過して供
給してもよく、又はこれらの両方から行う場合もある。 【0029】こうして、適度な滞留時間の下で、粒に
ついて全粒についてもむらなく精白された米粒は、下
段研削精白転子13の小径部13bに至り、抵抗板51
に抗して排出口47から排出され、排出樋48を流下し
て摩擦精穀部4の供給樋53に供給される。そして、除
糠室30内に漏出した糠は摩擦精穀部4の除糠室61を
流下して、集糠室80の糠排出口83から排風管84を
経て集糠ファン85により吸引・排出される。 【0030】摩擦精穀部4の供給樋53に供給された米
粒は、スクリューコンベア67により供給口56から螺
旋転子9に送られ、螺旋転子9により摩擦精白室55に
上送される。摩擦精白室55において、摩擦精白転子1
0の回転によって生じる精白作用により精白される。そ
のとき、米粒表層が既に研削精白転子7によって切削さ
れて摩擦係数が増加しているため、摩擦精白転子10に
より十分に糠層を剥離することができる。 【0031】集糠用ファン85の吸引により、通風口5
9を経て噴風口60から噴出する除糠風により除糠作用
が行われる。摩擦精白室55における精白作用により発
生した糠は、摩擦除糠金網筒54の通孔から除糠室61
へ排出され、集糠室80の糠排出口83から排風管84
を経て集糠ファン85により吸引・排出される。 【0032】精白された米粒は排出口57に到達し、抵
抗板62に抗しながら排出樋65に流出して機外へ排出
される。 【0033】竪型精穀機1における精白度の調節は、研
削精白部3にあっては分銅52による抵抗板51の圧力
調節により、また、摩擦精穀部4にあっては分銅64に
よる抵抗板62の圧力調節により行っているが、分銅5
2,64による抵抗板51,62の圧力調節のみでは希
望の精白度に調節することが難しい。そこで、研削精白
転子7は摩擦精白転子10のどちらかの回転数を変更
するか、摩擦精白転子7と摩擦精白転子10との回転数
を同時に変更して精白度を調節する。つまり、研削精白
転子7の回転数を変更したいのであれば、モータ73の
モータ軸74からプーリ78を取り外して他のプーリを
取り付け、摩擦精白転子10の回転数を変更したいので
あれば、モータ73のモータ軸74からプーリ75を取
り外して他のプーリを取り付ける。なお、モータ軸74
に取り付けたプーリ75,78を取りえるのでなく、
研削主軸5に取り付けたプーリ77は摩擦主軸8に取
り付けたプーリ72を取りえることにより、研削精白
転子7は摩擦精白転子10の回転数を変更するように
してもよい。 【0034】このように、従来、分銅による抵抗板の圧
力調節のみでは不可能であった精白度の微調節が可能と
なり、希望の精白度の穀粒に仕上げることができる。 【0035】 【発明の効果】本発明における竪型精穀機によれば、研
削主軸に軸装したプーリ及び摩擦主軸に軸装したプーリ
と、これらのプーリに対応してモータ軸に軸装したプー
リとをベルトを介して各々連結する構成により、プーリ
を変換することにより簡単に研削精白転子は摩擦精白
転子の回転数を変更することができ、精白度の調節範囲
を大幅に拡張できる。そして、従来、分銅による抵抗板
の圧力調節のみでは不可能であった精白度の微調節が可
能となり、希望の精白度の穀粒に仕上げることができ
る。 【0036】加えて、複数の精穀部を備えてなるも、こ
れを同一軸線上に配置した竪型としたため、それだけ
置面積を縮小することができ、特に複数台設置する場
合、従来の横型精穀機に比較して、設置面積を大幅に縮
小することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を実施した竪型精穀機の断面図であ
る。 【図2】研削精穀部の拡大縦断面図である。 【図3】研削精穀部の断面図である。 【図4】従来の精穀機の断面図である。 【符号の説明】 1 竪型精穀機 2 機枠 3 研削精穀部 4 摩擦精穀部 5 研削主軸 6 螺旋転子 7 研削精白転子 8 摩擦主軸 9 螺旋転子 10 摩擦精白転子 11 軸受部 12 底板 13 下段研削精白転子 14 載置用リング 15 アーム 16 開口 17 ボス 18 丸孔 19 噴風孔 20 カラー 21 中段研削精白転子 22 噴風用間隙 23 上段研削精白転子 24 ボルト 25 除糠金網筒 26 研削精白室 27 支柱 28 支柱カバー 29 除糠室カバー 30 除糠室 31 供給筒 32 供給口 33 ホッパ筒 34 投入口 35 供給量調節装置 36 調節レバー 37 開口 38 上部案内体 39 下部案内体 40 空気取入口 41 吸風管 42 通風口 43 抵抗リング 44 谷部 45 貫通孔 46 ノブボルト 47 排出口 48 排出樋 49 横軸 50 分銅レバー 51 抵抗板 52 分銅 53 供給樋 54 摩擦除糠金網筒 55 摩擦精白室 56 供給口 57 排出口 58 撹拌突起 59 通風口 60 噴風口 61 除糠室 62 抵抗板 63 分銅レバー 64 分銅 65 排出樋 66 搬送樋 67 スクリューコンベア 68 プーリ 69 モータ 70 プーリ 71 ベルト 72 プーリ 73 モータ 74 モータ軸 75 プーリ 76 ベルト 77 プーリ 78 プーリ 79 ベルト 80 集糠室 81 羽根取付筒 82 かき出し羽根 83 糠排出口 84 排風管 85 集糠用ファン 86 精穀機 87 主軸 88 螺旋転子 89 研削精白転子 90 中間螺旋転子 91 摩擦精白転子 92 除糠金網筒 93 研削精白室 94 除糠金網筒 95 摩擦精白室 96 供給口 97 排出口 98 供給ホッパ 99 抵抗板 100 分銅 101 プーリ 102 プーリ 103 ベルト

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 機枠の上部を研削除糠金網筒を備えた
    削精穀部に、下部を摩擦除糠金網筒を備えた摩擦精穀部
    にそれぞれ形成してなる竪型精穀機であってこれら各
    除糠金網筒内には前記機枠の中央に位置するよう研削主
    軸と摩擦主軸とを立設し、前記研削主軸に研削精白転子
    前記摩擦主軸に摩擦精白転子を、各々軸装して、前
    記研削精白転子と前記研削除糠金網筒との間隙を主要部
    とする研削精白室の上端を穀粒供給部に、かつ、下端を
    穀粒排出部にする一方、前記摩擦精白転子と前記摩擦除
    糠金網筒との間隙を主要部とする摩擦精白室の下端を穀
    粒供給部に、かつ、上端を穀粒排出部し、さらに、
    記研削精白室の穀粒排出部を、機外に設けた供給路を介
    して前記摩擦精白室の穀粒供給部に連絡するとともに
    前記研削主軸下端部に軸装したプーリ及び前記摩擦主軸
    上端部に軸装したプーリと、これらのプーリに対応して
    モータ軸に軸装したプーリとをベルトにより各々連結し
    たことを特徴とする竪型精穀機。
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