JP2003170067A - インペラ羽根型籾摺選別機 - Google Patents

インペラ羽根型籾摺選別機

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JP2003170067A
JP2003170067A JP2001371599A JP2001371599A JP2003170067A JP 2003170067 A JP2003170067 A JP 2003170067A JP 2001371599 A JP2001371599 A JP 2001371599A JP 2001371599 A JP2001371599 A JP 2001371599A JP 2003170067 A JP2003170067 A JP 2003170067A
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JP
Japan
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rice
impeller blades
case
impeller
husking
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001371599A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Matsumoto
松本  俊行
Takeharu Seike
丈晴 清家
Masashi Maruoka
丸岡  政司
Sumuto Takei
澄人 武井
Yuzumi Okada
柚実 岡田
Takashi Beppu
別府  敬
Eiji Mori
森  英二
Masaki Korehisa
正喜 是久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インペラ羽根型の脱ぷ装置において、脱ぷ能率
を向上し、脱ぷ米の風選精度を向上させる。 【解決手段】インペラ羽根型脱ぷ装置7を摺落米風選部
2の上方に配置し、脱ぷケース7aに縦軸回りに回転す
るようにインペラ羽根7b,7b,…を設け、籾ホッパ
6の穀粒を均分供給装置11を経由してインペラ羽根7
b,…の上下部に均分しながら供給する。脱ぷケース7
a内では縦軸回りに回転するインペラ羽根7b,7b,
…により籾は脱ぷされて拡散状態となり、拡散状態にあ
る脱ぷ米を脱ぷ米供給ケース7dを経て下方の摺落米風
選部2に流下供給し風選する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、インペラ羽根型
の籾摺選別機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】横軸回りに回転するインペラ羽根型の脱
ぷ装置を、摺落米風選部の横側方に配置する籾摺選別機
は公知である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】横軸回りに回転するイ
ンペラ羽根型の脱ぷ装置を、摺落米風選部の横側方に配
置する構成であると、供給ホッパの高さが低くなり、比
較的コンパクトな脱ぷ装置を提供できるメリットはある
が、脱ぷ米を摺落米風選部に搬送するには、脱ぷ装置と
摺落米風選部とを連通するための導管が必要で、脱ぷ装
置から排出される脱ぷ米の速度を十分に減速する手段
と、摺落米風選部へ流下する前段で、脱ぷ米を拡散状態
にする手段が必要であった。 【0004】そこで、この発明は、インペラ羽根を縦軸
回りに回転し、拡散状態で脱ぷ米を摺落米風選部に送り
込む構成にすると共に、インペラ羽根に上下均等に穀粒
を供給することにより、簡単な構成にして脱ぷ能率も合
わせて向上しようとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、請求項1の発明は、インペラ羽根型脱ぷ装置7を
具備する籾摺選別機であって、脱ぷケース7a、インペ
ラ羽根7b,7b,…、籾供給筒部7c、脱ぷ米供給ケ
ース7dにより構成しているインペラ羽根型脱ぷ装置7
を摺落米風選部2の上方に配置し、脱ぷケース7a内に
縦軸回りに回転するようにインペラ羽根7b,7b,…
を設け、上方の籾ホッパ6から前記インペラ羽根7b,
…に穀粒を流下案内する籾供給筒部7cには、穀粒を上
下に均分しながらインペラ羽根7b,7b,…に送り込
む均分供給装置11をインペラ羽根7b,7b,…と一
体的に回転するように設け、インペラ羽根7b,7b,
…で脱ぷされた脱ぷ米を脱ぷ米供給ケース7dから下方
の摺落米風選部2に流下供給することを特徴とする。 【0006】このようにすると、籾ホッパ6からインペ
ラ羽根型脱ぷ装置7の籾供給筒部7cに流下した籾は、
縦軸回りに回転するインペラ羽根7b,…と一体的に回
転する均分供給装置11により上下に均分されながらイ
ンペラ羽根7b,…に供給され、次いで、インペラ羽根
7b,…により外周側に撥ね飛ばされて脱ぷケース7a
のライニング14に衝突しその大半が脱ぷされる。次い
で、脱ぷ米はライニング14の全周から拡散状態で脱ぷ
米供給ケース7dに流下して下方の摺落米風選部2に供
給され、摺落米風選部2で拡散状態の脱ぷ米が風選され
る。 【0007】 【発明の効果】請求項1の発明は、縦軸回りに回転する
インペラ羽根7b,…には上下に均分状態で穀粒が供給
されて脱ぷされるので、脱ぷ能率が向上し、また、偏摩
耗が生じないため耐久性の向上をはかることができる。
また、脱ぷ米供給ケース7dを経て下方の摺落米風選部
2に流下供給される脱ぷ米は拡散状態であるから、摺落
米風選部2での選別精度を向上させることができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
例の形態について説明する。先ず、図1、図2に基づき
籾摺選別機の全体構成について説明する。この籾摺選別
機は、籾摺部1、籾摺部1からの摺落米を風選する摺落
米風選部2、摺落米風選部2で風選された混合米を回転
選別筒41により籾・玄米に分離選別する混合米選別部
3、摺落米風選部2にて選別された混合米を混合米選別
部3へ搬送する混合米揚穀機4、混合米選別部3にて選
別された玄米を機外へ排出する玄米揚穀機5等により構
成されている。 【0009】籾摺部1は、インペラ羽根型脱ぷ装置7よ
りなるもので、摺落米風選部2の前部に設けた摺落米風
選箱9の上面に配置されていて、脱ぷケース7aと、脱
ぷケース7a内に縦軸回りに回転するのインペラ羽根7
b,7b,…と、インペラ羽根7b,7b,…の内周部
に籾を供給する籾供給筒部7cと、摺落米風選部2に脱
ぷ米を落下供給する脱ぷ米供給ケース7dと、籾供給筒
部7cの上方に設けている籾ホッパ6により構成されて
いる。 【0010】摺落米風選部2は、摺落米風選箱9内に斜
設した摺落米風選路10、摺落米風選路10の中途部下
方に設けた粃受樋(図示省略)、摺落米風選路10の始
端部下方に設けた摺落米受樋(図示省略)、吸引ファン
13A、排塵筒14A等により構成されている。 【0011】そして、摺落米風選部2の上方には、拡散
板8aのある脱ぷ米供給ボックス8を設け、脱ぷケース
7aで脱ぷされた脱ぷ米が脱ぷ米供給ケース7d、脱ぷ
米供給ボックス8を経て拡散されながらが摺落米風選路
10に供給される構成である。 【0012】なお、混合米選別部3は、この実施例では
無数に壷穴のある回転選別筒41を横軸回りに回転し、
混合米を汲み上げながら籾・玄米を玄米受樋及び混合米
受樋に分離選別する周知の構成である。次に、図3に基
づき、籾摺部1における籾供給筒部7cの出口部と脱ぷ
ケース7a内のインペラ羽根7b,…の入口部にわたっ
て設けている籾の均分供給装置11について説明する。 【0013】インペラ羽根7b,…の入口側端部を上部
側ほど縦軸心である脱ぷ軸16から遠ざかり下部側ほど
縦軸心に近づくテーパ状に構成し、インペラ羽根7b,
…の中心部に上下に等間隔に支持溝12,…を構成し、
この支持溝12,…に均分移送板13,…を横方向に沿
うように嵌合装着し、均分移送板13,…の中心側端部
には立上り流入部13a,…を設けて、上方から流下す
る籾の飛散を防止しながら均分移送板13,…上に均分
されながら流入する構成としている。また、インペラ羽
根7b,…の上・下端部には上・下案内板18、19を
取り付けて、インペラ羽根7b,…に流入した穀粒を外
周側に案内するように構成している。 【0014】均分移送板13,…の外周側を籾供給筒部
7c近傍まで延出し、均分移送板13,…がインペラ羽
根7b,…と共に回転すると、縦軸回りに回転するイン
ペラ羽根7b,…の中心部に上下に均分されながら供給
され、流入した穀粒が均分移送板13,…上をスライド
しながら外周側に移動する。 【0015】なお、脱ぷケース7a内の支持板15は縦
方向の脱ぷ軸16を軸架し、脱ぷ軸16にはメタル16
aを介してインペラ羽根7b,…を取り付け、脱ぷ軸1
6は伝動プーリ17により回転される。また、前記均分
移送板13,…は穀粒による摩耗を防止するため耐摩耗
性鋼材や超高分子材料等により構成している。 【0016】しかして、籾ホッパ6から籾供給筒部7c
の出口部に流下した籾は、インペラ羽根7b,…と一体
的に回転する均分移送板13,…の立上り流入部13
a,…に案内されて、上下の均分移送板13,…に均分
されながら流入し、均分移送板13,…上をスライドし
て外周側に移動し、インペラ羽根7b,…の中心部に上
下略均等に供給される。次いで、インペラ羽根7b,…
の回転により外周側に移動し脱ぷケース7aのライニン
グ14に衝突しその大半が脱ぷされる。 【0017】このように、縦軸回りに回転するインペラ
羽根7b,…には均分移送板13,…を経て上下に均分
されながら籾が供給されるので、インペラ羽根7b,…
により撥ね飛ばされた籾は脱ぷケース7aのライニング
14の上下全面に均等に衝突して脱ぷされ脱ぷ能率を向
上させると共に、インペラ羽根7b,…やライニング1
4の偏摩耗を防止し耐久性を向上させることができる。 【0018】また、インペラ羽根7b,…に籾を均分し
て供給する均分供給装置11を図4のように構成しても
よい。即ち、インペラ羽根7b,…の中心部には、上下
に複数のさい頭円錐形状の均分移送板13,…を取り付
けて一体的に回転するように設け、均分移送板13,…
の上部を供給筒部7c内の上方に向けて配置し、この均
分移送板13,…上面には放射方向に沿った起立案内板
20,…を所定間隔毎に設けている。 【0019】しかして、籾ホッパ6の籾が供給筒部7c
に流下すると、均分移送板13,…夫れ夫れにより羽根
7b,…の入口部に上下に均分されながら供給され、次
いで外周側に流れ、インペラ羽根7b,…により脱ぷさ
れる。しかして、前記実施例と同様に、脱ぷ能率を向上
させると共に、インペラ羽根7b,…及びライニング1
4の耐久性を向上させることができる。 【0020】なお、前記均分移送板13,…は段積み可
能なように、均分移送板13,…の上面、及び/または
下面に放射状に段積用嵌合溝13a,13bを形成して
いる。次に、図5に基づき籾ホッパ6の流下口部に構成
する籾供給調節弁21について説明する。籾ホッパ6の
流下口に設けたホッパ基板22には供給口22aを構成
し、供給口22aに対向して例えば4枚の半円形状の供
給調節板23,…を配置し、供給調節板23,…の一側
に設けた長孔部23a,…をホッパ基板22のピン2
4,…に係合して支持している。ホッパ基板22上にウ
ォームホイール25を回転自在に設け、供給調節板2
3,…の他側に設けた軸支孔23b,…に、ウォームホ
イール25に90度間隔で設けたピン26,…を係合
し、ウォーム27によりウォームホイール25を回転す
る構成である。 【0021】しかして、供給調節モータ28によりウォ
ーム27を正回転あるいは逆回転すると、供給調節板2
3,…の中心部に形成される調節供給口29が拡縮しな
がら大小に調節される。しかも、調節供給口29が小さ
く調節されると、インペラ羽根7b,…の中心部上方に
調節供給口29が位置し、また、大きく調節されると、
供給調節板23,…が中心部から順次外周側に広がりな
がら拡大調節される。従って、インペラ羽根7b,…の
全周に均等に籾を供給することができ、インペラ羽根7
b,…の偏摩耗を防止することができる。 【0022】なお、供給調節板23,…の枚数を増やす
と、調節供給口29の形状がホッパ基板22の供給口2
2a形状に沿って円形となり好ましい。次に、図6に基
づき脱ぷ装置の他の実施例の形態について説明する。こ
のインペラ羽根型脱ぷ装置は、全周にライニング7eを
設けた脱ぷケース7aと、脱ぷケース7a内に縦軸回り
に回転するのインペラ羽根7b,7b,…と、インペラ
羽根7b,7b,…の内周部に籾を供給する籾ホッパ6
と、籾供給筒部7cと、均分供給装置11と、脱ぷ米供
給ケース7dにより構成されている。 【0023】そして、脱ぷ米供給ケース7dに対して脱
ぷケース7aはインペラ羽根7b,…を回転する脱ぷ軸
16回りに、籾ホッパ6から懸下した支持軸6a,軸受
6bにより回転自在に支持されていて、脱ぷ軸16に取
り付けられたプーリ17から伝導ベルト30、第2プー
リ31、伝動軸32を経て動力が摩擦プーリ33のライ
ニング33aに伝達され、摩擦プーリ33が脱ぷケース
7aの外周面のライニング7eに接触して、脱ぷケース
7aがインペラ羽根7b,…の反対方向に回転する構成
である。 【0024】しかして、インペラ羽根7b,…から撥ね
飛ばされた籾が脱ぷケース7aのライニング14に衝突
する際の衝撃力が、プーリ17および第2プーリ31の
回転数の割にアップし、脱ぷ率を向上させることができ
る。次に、図7及び図8に示す脱ぷ風選装置について説
明する。 【0025】この実施例は、インペラ羽根式脱ぷ装置の
下方に摺落米風選部2を設けた構成である。脱ぷ装置
は、脱ぷケース7aと、脱ぷケース7a内に縦軸回りに
回転するのインペラ羽根7b,7b,…と、籾ホッパ6
と、籾ホッパ6からの籾を均分しながらインペラ羽根7
b,7b,…に供給する均分供給装置11(前記図3と
同様に構成している。)と、脱ぷ米供給ケース7dによ
り構成されている。 【0026】そして、脱ぷケース7aの中心部に軸架し
た脱ぷ軸16を、脱ぷ米供給ケース7dを貫通して下方
まで延長し、脱ぷ軸16の下端部には伝動プーリ17を
取り付け、脱ぷ軸16における脱ぷ米供給ケース7dの
上端部近傍に圧風ファン34を取り付けている。 【0027】脱ぷケース7aの外周部から脱ぷ米供給ケ
ース7dの外周部に、脱ぷ米が拡散状態で流下供給され
る構成とし、脱ぷ米供給ケース7dの上端外周部には籾
殻排出用の籾殻排出部35を開口し、圧風ファン34の
回転により発生した選別風が、圧風ファン34の上方に
設けたフード15aに沿って脱ぷケース7aの外周へ流
れ、脱ぷ米中の軽い籾殻を籾殻排出部35から籾殻排出
筒36に搬送し、機外に排出する構成である。 【0028】また、脱ぷ米供給ケース7dの外周部近傍
には粃の漏下する円錐形状の選別網筒37を配置し、籾
殻の除去された脱ぷ米が選別網筒37に供給される構成
とし、選別網筒37の下端部には選別された籾・玄米の
流下する穀粒流下口38を構成し、脱ぷ米供給ケース7
dの下端部には選別網筒37で選別された粃が流下する
二番穀粒流下口39を構成している。なお、穀粒流下口
38の開口径を二番穀粒流下口39の開口径よりも抵抗
板38aにより小さくして、圧風ファン34による吸引
風が二番穀粒流下口39の方をよく通るようにしてい
る。 【0029】しかして、籾ホッパ6から均分供給装置1
1を経てインペラ羽根7b,…に籾が送り込まれると、
籾はインペラ羽根7b,…により外周部に跳ね出され脱
ぷケース7aのライニング14に衝突し、その大半が脱
ぷされ、脱ぷ米は拡散状態のまま脱ぷ米供給ケース7d
の外周部上端部に送り込まれる。脱ぷ米供給ケース7d
の流入部では、圧風ファン34からの選別風により拡散
状態の脱ぷ米が風選され、軽い籾殻は籾殻排出部35を
通って籾殻排出筒36に流れ機外に排出される。 【0030】また、重い穀粒は選別網筒37を流下中に
圧風ファン34の吸引風により風選さながら選別網筒3
7により選別され、小さな粃は選別網筒37から漏下し
二番穀粒流下口38を経て取り出され、また、大きな籾
・玄米は選別網筒37上を流下して穀粒流下口38から
取り出される。 【0031】このとき、二番穀粒流下口39の通気量は
穀粒流下口38よりも多いため、選別網筒37におい
て、上昇する気流が多く選別網筒37部の選別をよくし
ている。この実施例では、前記のように脱ぷケース7a
下方の脱ぷ米供給ケース7d内に脱ぷ米を風選する脱ぷ
米風選装置を組み込むことにより、コンパクトな脱ぷ風
選装置を構成することができる。 【0032】なお、脱ぷ米風選装置を構成するにあた
り、図8に示すように、脱ぷケース7aの上方に、籾供
給筒部7c回りに回転する吸引ファン40を設け、脱ぷ
米を風選する構成としてもよく、吸引ファン40外周の
風胴35aの下部に上下スライド自在な風量調節板35
bを設け、前記穀粒流下口38および二番穀粒流下口3
8の通気量を調節可能にすると、吸引ファン40からの
整粒飛散を防止できる。 【0033】次に、 図9及び図10に基づき混合米選
別部3の実施例について説明する。混合米を籾・玄米を
分離選別する混合米選別部3には、横軸回りに回転する
回転選別筒41が設けられていて、回転選別筒41内に
は玄米を受ける玄米受樋42及び混合米を受ける混合米
受樋43が設けられている。この玄米受樋42内の螺旋
42aに近接し、その全長にわたって、下部に無数の吸
気口44a,…が形成されている吸塵円筒44を設け、
吸塵筒44の終端側に吸塵通路45を接続し、吸塵通路
45の終端側を摺落米風選路10の始端部、あるいは、
摺落米風選部2の吸引ファン13Aの吸入部に接続して
いる。 【0034】しかして、回転選別筒41の壷穴により汲
み上げられた穀粒の内、籾殻の剥がれた短い玄米は高く
汲み上げられて玄米受樋42に落下し、籾殻の剥がれて
いない長い籾は中途部で落下して混合米受樋43に落下
し選別される。玄米受樋42に落下した玄米は吸塵円筒
44の上面に当り飛散しながら下方の螺旋42aに落下
するが、その間に塵埃は吸気口44a,…から吸塵円筒
44内に吸引され、更に塵埃は摺落米風選部2の吸引風
により吸引されて摺落米風選路10に流れ機外に排出さ
れる。このように、回転選別筒41内の螺旋42aに近
接して、吸塵円筒44を設けたため、玄米受樋42に落
下する玄米は吸塵円筒44の円形表面により分散され、
玄米から細かな埃が除去され奇麗な玄米を取り出すこと
ができる。 【0035】次に、図11、図12に基づき玄米揚穀機
5の他の実施例について説明する。玄米揚穀機5をバケ
ット型の揚穀機に構成し、揚穀ケース5aの上部には揚
穀穀粒を取り出す取出ボックス5bを取り付けている。
取出ボックス5bには受棚47,…を複数段設けて、穀
粒がジグザグに方向変換しながら流下し、取出口5cか
ら取り出される構成である。取出ボックス5b上部の穀
粒投出部には、回転軸48によりゴム等からなる屈曲自
在のシート49を吊り下げ状に設け、シート49の下端
部が自重により受棚47に接触する程度の長さとし、回
転軸48にはハンドル(図示省略)を取り付け、シート
49を回転軸48回りに回転するように構成している。
また、取出ボックス5bの下端部には吸塵風路50の始
端側を接続し、吸塵風路50の終端部を機体前側に延長
して、吸引ファン13Aの吸入部に接続している。 【0036】しかして、揚穀され、バケットから投擲さ
れた穀粒はシート49により受けられて下方の受棚47
に落下する。このとき、穀粒はシート49により乱反射
が防止され、受棚47上を流下するため、乱反射により
穀粒が吸塵風路50に吸い込まれて機外へ排出されるの
が防止される。また穀粒の損傷を少なくできる。また、
シート49を回転軸48回りに回転することにより、受
棚47に付着した糠等の清掃を容易にすることができ
る。 【0037】また、取出ボックス5bの受棚47,…及
び吸塵風路50を図12に示すように構成してもよい。
取出ボックス5bの上部の穀粒投出部には、回転軸48
により前記同様ゴム等からなる屈曲自在のシート49を
吊り下げ状に設け、シート49の下端部が自重により受
棚47に接触する程度の長さとし、回転軸48にはハン
ドル51を取り付け、回転軸48回りにシート49を回
転するように構成している。シート49の下方には複数
段の網からなる上・下受棚47,47を配置し、上・下
受棚47,47の下面側方には吸塵風路50と吸引箱5
0a、及びバイパス管50bを介して連通している開口
部50c,50cが形成されている。 【0038】しかして、揚穀され、投擲された穀粒はシ
ート49に衝突して、上受棚47に落下し、上受棚47
上を流下中に小さな穀粒は下受棚47に漏下して薄い層
となりながら流下し、下受棚47に漏下した小さな穀粒
は薄い層をなしながら流下し、取出筒5cから機外に取
り出される。上・下受棚47,47を流下中の薄い穀粒
層には開口部50c,50cによる側方から吸塵風が作
用し、吸引箱50a、バイパス管50bを介して吸塵風
路50に埃が吸い込まれ、玄米の除塵がなされる。この
ように、上・下受棚47,…上を薄い層となって流下す
る穀粒に対して吸塵作用がなされるので吸塵性能を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】籾摺選別機の一部切断した側面図 【図2】籾摺選別機の一部切断した平面図 【図3】要部の切断側面図、斜視図 【図4】要部の切断側面図、斜視図 【図5】要部の展開した斜視図 【図6】要部の切断側面図、底面図 【図7】要部の切断側面図 【図8】要部の切断側面図 【図9】全体の切断側面図 【図10】全体の切断背面図 【図11】要部の切断側面図 【図12】要部の斜視図 【符号の説明】 1 籾摺部 2 摺落米風選部 3 混合米選別部 4 混合米揚穀機 5 玄米揚穀機 6 籾ホッパ 7 インペラ羽根型脱ぷ装置 7a 脱ぷケース 7b インペラ羽根 7c 籾供給筒部 7d 脱ぷ米供給ケース 8 脱ぷ米供給ボックス 9 摺落米風選箱 10 摺落米風選路 11 均分供給装置 12 支持溝 13 均分移送板 13a 流入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武井 澄人 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 岡田 柚実 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 別府 敬 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 森 英二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 是久 正喜 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 4D021 FA02 GA02 GA08 GA10 GA12 GA14 GA16 HA04 4D043 DA01 DM02 GA04 GB02 GB15 GB22 GB31 GB41

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 インペラ羽根型脱ぷ装置7を具備する籾
    摺選別機であって、脱ぷケース7a、インペラ羽根7
    b,7b,…、籾供給筒部7c、脱ぷ米供給ケース7d
    により構成しているインペラ羽根型脱ぷ装置7を摺落米
    風選部2の上方に配置し、脱ぷケース7a内に縦軸回り
    に回転するようにインペラ羽根7b,7b,…を設け、
    上方の籾ホッパ6から前記インペラ羽根7b,…に穀粒
    を流下案内する籾供給筒部7cには、穀粒を上下に均分
    しながらインペラ羽根7b,7b,…に送り込む均分供
    給装置11をインペラ羽根7b,7b,…と一体的に回
    転するように設け、インペラ羽根7b,7b,…で脱ぷ
    された脱ぷ米を脱ぷ米供給ケース7dから下方の摺落米
    風選部2に流下供給することを特徴とするインペラ羽根
    型籾摺選別機。
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