JP2002102728A - 穀粒揚穀機の吸塵装置 - Google Patents

穀粒揚穀機の吸塵装置

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JP2002102728A
JP2002102728A JP2000299809A JP2000299809A JP2002102728A JP 2002102728 A JP2002102728 A JP 2002102728A JP 2000299809 A JP2000299809 A JP 2000299809A JP 2000299809 A JP2000299809 A JP 2000299809A JP 2002102728 A JP2002102728 A JP 2002102728A
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hopper
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grains
rice
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JP2000299809A
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Michikazu Iwai
通和 岩井
Toshiyuki Matsumoto
松本  俊行
Eiji Mori
森  英二
Haruyasu Udaka
晴耕 鵜高
Takashi Beppu
別府  敬
Takeharu Seike
丈晴 清家
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】揚穀穀粒が少ない場合にも穀粒と揚穀風を分離
し穀粒の飛散を防止する。 【解決手段】穀粒揚穀機5のスロワ筒5bの上端を吸塵
ボックス28内の通風板で構成されているホッパ部30
に臨ませ、ホッパ30の下部に穀粒取出筒29を連通
し、穀粒取出筒29に吸塵風路32の始端側を接続し、
吸塵ボックス28内のホッパ部30の側方にホッパ部3
0の通風板から漏れた揚穀風の流入する通風流路33を
設け、この通風流路33の終端側を穀粒取出筒29を横
切って吸塵風路32の始端部に連通する。揚穀穀粒が少
ない場合にも、ホッパ部30に放出された揚穀風はホッ
パ部30の通風板を通過して通風流路33に円滑に流れ
て分離され、穀粒は通風板に受けとめられてホッパ部3
0内に確実に分離回収され、穀粒の揚穀風に乗った機外
への飛散を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、籾摺選別機等に
利用する穀粒揚穀機の吸塵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の穀粒揚穀機の吸塵装置は、図3の
ように構成されていた。即ち、穀粒揚穀機のスロワ筒5
bの連通している吸塵ボックス28には、スロワ筒5b
の穀粒投出部に対向させて、板体から成るホッパ部30
を配置し、このホッパ部30の下端には屈曲流下路3
1、穀粒取出筒29を接続して穀粒を機外に取り出す構
成とし、屈曲流下路31の下端部側方に吸塵風路32の
始端部を接続している。
【0003】そして、ホッパ部30の上端部と吸塵ボッ
クス28の上面との間には、揚穀風の流れる通風間隙部
34を形成して、スロワ筒5bから揚穀風と穀粒をホッ
パ部30に放出する構成とし、穀粒はホッパ部30に受
け止められて屈曲流下路31,穀粒取出筒29を経て機
外に取り出され、また、揚穀風や塵埃類は通風間隙部3
4を通ってホッパ部30の側方にある通風流路33に流
れ、通風流路33の終端部から屈曲流下路31を横切っ
て吸塵風路32に流れ、塵埃類を吸引除去するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来装置では、揚
穀穀粒が少ない場合には、揚穀穀粒は揚穀風に乗って共
に流れ、通風間隙部34を通ってホッパ部30の側方の
通風流路33に流れ、更に屈曲流下路31を横切って吸
塵風路32に流れ、穀粒が塵埃と共に吸塵風路32から
機外に排出されるという不具合が発生していた。そこ
で、この発明はこのような不具合を解消しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような問題点を解決
するために、請求項1の発明は、スロワ型穀粒揚穀機5
のスロワ筒5bの上端部を吸塵ボックス28に連通し、
前記吸塵ボックス28内に通風部材で構成されていてい
るホッパ部30に前記スロワ筒5bの上端部を臨ませ、
前記ホッパ30の下部に穀粒取出筒29を連通し、前記
ホッパ部30から穀粒の流下する穀粒流下通路に吸塵風
路32の始端部を接続し、前記吸塵ボックス28内にお
けるホッパ部30の側方にホッパ部30の通風部材から
漏れた揚穀風の流入する通風流路33を設け、前記通風
流路33の終端側をホッパ部30から穀粒の流下する穀
粒流下通路を横切って前記吸塵風路32の始端部に連通
したことを特徴とする。
【0006】
【発明の作用及び効果】この発明では、スロワ筒5bに
より揚穀風と穀粒が吸塵ボックス28内のホッパ部30
に放出されると、穀粒はホッパ部30の通風部材にに受
け止められて、ホッパ部30内を流下し穀粒取出筒29
から機外に取り出される。
【0007】また、揚穀風や塵埃類はホッパ部30の通
風部材を通過してホッパ部30の側方の通風流路33に
流れ、更に通風流路33の終端部から流下中の穀粒を横
切って吸塵風路32の始端側に流れて、流下中の穀粒か
ら塵埃類を吸塵風路32に吸塵除去する。
【0008】そしてこの発明では、揚穀穀粒が少ない場
合にも、吸塵ボックス28内のホッパ部30に放出され
た穀粒は、ホッパ部30の通風部材に受け止められ、ま
た、揚穀風は通風部材を通過してホッパ部30の側方の
通風流路33に円滑に流れて穀粒と揚穀風を分離し、穀
粒が揚穀風に乗るのを防止して、穀粒の機外への飛散を
確実に防止することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
例の形態について説明する。まず、図1に基づき籾摺選
別機の全体構成について説明する。籾摺選別機は、籾摺
部1,籾摺部1からの摺落米を風選する摺落米風選部
2,摺落米風選部2での風選後の混合米を籾・玄米に分
離選別する揺動選別部3,混合米揚穀機4及び玄米揚穀
機5等により構成されている。
【0010】籾摺部1は、籾ホッパ6,籾摺ロ−ル7,
7の内装されている籾摺室8等で構成されている。摺落
米風選部2は、摺落米風選箱9,摺落米風選路10,粃
受樋11,摺落米受樋12,吸引フアン13,排塵筒1
4等により構成されている。次に、揺動選別部3につい
て説明する。多段の揺動選別板15,15,…には、板
面に選別用の凹凸が形成されていて、縦方向の一側を高
い供給側、他側を低い排出側とし、横方向の一方側を高
い揺上側、反対側を低い揺下側として、揺動選別板15
の縦方向及び横方向を共に傾斜した構成とし、揺動選別
板15,15,…は揺動アーム,揺動リンク(図示省
略)等から構成されている揺動装置で、横方向斜め上下
に往復揺動される構成である。
【0011】この揺動選別板15,15,…における供
給側には供給口が構成されていて、混合米揚穀機4から
の混合米が、分配供給樋16及び分配ケース17を経由
して供給口から供給される構成である。揺動選別板1
5,15,…に供給された混合米は、粒形の大小,比重
の大小,摩擦係数の大小等の関係で、比重の重い小形の
玄米は揺上側に偏流分布し、また、玄米に比較して大き
く比重の軽い籾は、揺下側に偏流分布し、また、その中
間部には分離されない籾・玄米の混合米が分布しつつ選
別される。しかして、これらの選別穀粒は、揺動選別板
15の排出側に設けられている玄米仕切板18及び籾仕
切板19で仕切られて取り出される。
【0012】取り出された玄米は、玄米取出樋20,玄
米流路21,玄米揚穀機5を経て機外に取り出され、ま
た、混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,摺落
米受樋12,混合米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配
供給樋16,分配ケース17を経て、揺動選別板15,
15,…に供給されて再選別される。また、取り出され
た籾は、籾取出樋25,籾流路26,籾揚穀機27を経
て籾摺部1に揚穀還元されて、再度の籾摺がなされる構
成である。
【0013】次に、図2〜図3に基づきスロワ型玄米揚
穀機5の吸塵構成について説明する。スロワ型玄米揚穀
機5は、揚穀羽根(図示省略)の内装されている揚穀室
5a、揚穀室5aの上端に接続されているスロワ筒5
b、スローワ筒5bの上端に連通している吸塵ボックス
28、及び、吸塵ボックス28の下端部に接続されてい
る穀粒取出筒29により構成されている。
【0014】次に、吸塵ボックス28の内部構成につい
て説明する。吸塵ボックス28には、スロワ筒5bの穀
粒投出部に対向させて、前穀粒流下板30a,後穀粒流
下板30b及び吸塵ボックス28の左・右側板から成る
ホッパ部30を設けている。この後穀粒流下板30bは
揚穀風・塵埃類の漏れる例えば網や目抜き板により構成
し、前穀粒流下板30aは網あるいは板体により構成さ
れていて、このホッパ部30の下端に屈曲流下路31を
接続している。
【0015】この屈曲流下路31は上部の後傾斜の流路
及び下部の前傾斜の流路により穀粒が前後に屈曲しなが
ら流下するように構成されていて、この屈曲流下路31
の下端部を前記穀粒取出筒29の上端に接続し、屈曲流
下路31の下端前部を吸塵風路32の後端部に接続して
いる。
【0016】ホッパ部30の後穀粒流下板30bの下方
及び前記屈曲流下路31の上部との間には、網から漏れ
た揚穀風の流れる通風流路33が形成され、この通風流
路33と屈曲流下路31とは風が漏れないように板体に
より仕切られている。この通風流路33の下端を屈曲流
下路31の下端を横切って前記吸塵風路32の始端部に
連通している。
【0017】吸塵風路32の終端側はスロワ筒5bに沿
って機体下部に導かれ、更に、機体下部を通って前部の
吸引フアン13に吸引的に連通し、摺落米風選部2で選
別された籾殻と共に吸引した塵埃類を機外に排出する構
成である。しかして、スロワ筒5bにより揚穀風と穀粒
が吸塵ボックス28内のホッパ部30に放出されると、
穀粒は主として後穀粒流下板30bに受け止められ、受
けられた穀粒は後穀粒流下板30b上を流下し前穀粒流
下板30aの下部に流下し、更に、屈曲流下路31、穀
粒取出筒29を経て機外に取り出される。
【0018】また、揚穀風及び砕米・塵埃類は網面で構
成されている後穀粒流下板30bを通過して通風流路3
3に流れ、更に、通風流路33の下部の終端部で前側に
屈曲し、屈曲流下路31を流下中の穀粒を横切って吸塵
風路32の始端側に流れる。その際に屈曲流下路31を
前後に屈曲しながら減速して流下中の穀粒から塵埃類を
取り除き、吸塵風路32に取り出す。
【0019】従来装置は、図3に示すように構成されて
いた。即ち、吸塵ボックス28には、スロワ筒5bの上
端部に対向させて、板体から成る前穀粒流下板30a及
び後穀粒流下板30bで構成されているホッパ部30を
設け、このホッパ部30の下端には屈曲流下路31、穀
粒取出筒29を接続し、屈曲流下路31の下端部に側方
から吸塵風路32を接続する。
【0020】そして、後穀粒流下板30bの上端と吸塵
ボックス28の上板との間には、風の流れる通風間隙部
34を形成している。そして、スロワ筒5bにより揚穀
風と穀粒をホッパ部30に投入すると、後穀粒流下板3
0b上に穀粒を受けとめ、穀粒は後穀粒流下板30b上
を流下し屈曲流下路31、穀粒取出筒29を経て機外に
取り出され構成である。また、揚穀風や塵埃類は通風間
隙部34を通って吸塵ボックス28の後部の通風流路3
3を下方に流れ、次いで前側に屈曲して屈曲流下路31
を横切って吸塵風路32に流れ、塵埃類を吸引除去する
構成である。
【0021】従って、揚穀穀粒が少ない場合には、穀粒
は揚穀風に乗って共に流れ、通風間隙部34を通過して
通風流路33を下方に流れ、更に、屈曲流下路31を横
切って吸塵風路32に流れ、穀粒が塵埃と共に吸塵風路
32から機外に排出されるという不具合が発生してい
た。
【0022】しかし、この実施例では、前記のように構
成したので、揚穀穀粒が少ない場合にも、吸塵ボックス
28のホッパ部30に揚穀風と穀粒が放出されると、揚
穀風は後穀粒流下板30bの網面を通過して通風流路3
3に分離され、また、穀粒は網面の後穀粒流下板30b
上に受け止められて分離されて、穀粒が揚穀風に乗るの
を防止して屈曲流下路31、穀粒取出筒29を経て機外
に確実に取り出すことができ、従来装置の不具合を解消
することができる。
【0023】なお、図4に示すように、屈曲流下路31
の底板31aの下部に砕米や糠の漏下する二番網棚35
を構成し、通風流路33の下端部に風を前側に屈曲案内
する風案内板36を設けて、通風流路33の下部に流れ
た風を前側に屈曲案内し、屈曲流下路31を流下中の穀
粒に横切るように案内する構成としてもよい。
【0024】このように構成すると、通風流路33の下
部に流れた風は風案内板36により前側に屈曲し屈曲流
下路31を横切るように案内されて、屈曲流下路31を
流下中の穀粒に導かれ、穀粒から塵埃類を良好に除去し
ながら吸塵風路32に流れる。また、ホッパ部30から
屈曲流下路31を流下する穀粒は二番網棚35により砕
米や糠類が漏下して吸塵風路32に排出されて、穀粒か
ら塵埃類を良好に除去することができる。
【0025】次に、図5に示す実施例について説明す
る。吸塵ボックス28には、スロワ筒5bの穀粒投出部
に対向させて、非通風板体から成る前穀粒流下板30a
及び後穀粒流下板30bから構成されているホッパ部3
0を配置し、このホッパ部30の下端に屈曲流下路31
を接続している。この屈曲流下路31の中途部には前屈
曲案内板37を、下部に後屈曲案内板38を設けて、穀
粒を前後方向に屈曲させながら流下する構成とし、この
屈曲流下路31の下端部を穀粒取出筒29の上端に接続
し、屈曲流下路31の下端前部に吸塵風路32の後端部
を接続している。
【0026】また、ホッパ部30の後穀粒流下板30b
の下方及び屈曲流下路31の上部との間には、揚穀風の
流れる通風流路33を形成し、この通風流路33の上部
に臨む屈曲流下路31の入口部の流路幅を狭くした狭小
流入部39に構成している。そして、この通風流路33
と屈曲流下路31との間は風が漏れないように板体によ
り仕切り、通風流路33の下端を屈曲流下路31の後側
を通って下方に導き、更に終端部を前方に向けて屈曲
し、揚穀風は屈曲流下路31を横切って前側の吸塵風路
32に流れる構成としている。吸塵風路32の終端側を
スロワ筒5bに沿って機体下部に導き更に機体下部を通
って機体前部の吸引フアン13に吸引的に連通してい
る。
【0027】しかして、スロワ筒5bから揚穀風と穀粒
が吸塵ボックス28のホッパ部30に放出されると、穀
粒及び揚穀風はホッパ部30に受けとめられて下方に流
れる。そして、一方の穀粒は狭小流入部39から屈曲流
下路31に流入し、穀粒は通路内を充填状態で前後に屈
曲しながら減速して流下し、穀粒取出筒29を経て機外
に取り出される。
【0028】また、穀粒が屈曲流下路31を充填状態で
流下しているので、他方の揚穀風、塵埃類は穀粒と分離
されて通風流路33に流入して下方に流れ、通風流路3
3の終端部から前側に屈曲し屈曲流下路31の下端部を
横切って吸塵風路32に流れる。従って、屈曲流下路3
1を前後に屈曲しながら減速して流下中の穀粒から良好
に除塵をし吸塵風路32に取り出す。
【0029】この実施例では、ホッパ部30の後穀粒流
下板30bの下方及び屈曲流下路31の上部との間に
は、揚穀風の流れる通風流路33を形成し、この通風流
路33の上部に臨む屈曲流下路31の入口部の流路幅を
狭くした狭小流入部39に構成して穀粒を充填しがちに
流入するようにしているので、屈曲流下路31側への揚
穀風の流れを少なくして、通風流路33側への揚穀風の
流れを促進し、揚穀穀粒が少ない場合にも揚穀風に乗っ
て穀粒が流れるのを少なくし、穀粒の吸塵風路32への
飛散を防止することができる。
【0030】次に、図6に示す実施例について説明す
る。吸塵ボックス28の一側部にはスロワ筒5bの上端
を臨ませ、スローワ筒5bから投げ出された揚穀風及び
穀粒は矢印Aに示すように主としてボックス内の一側部
に放出される構成とし、穀粒は下方の穀粒流下板40を
経て穀粒取出筒29を経て機外に取り出される。吸塵ボ
ックス28の他側部におけるスロワ筒5bの接続部下方
位置には、吸塵風路筒41の始端部を臨ませ、吸塵風路
筒41の始端部に吸引案内部42を接続し、この吸引案
内部42を左右方向全幅に幅の広い漏斗状に構成してい
る。
【0031】しかして、スロワ筒5bからの揚穀風及び
穀粒が矢印A方向に揚穀され吸塵ボックス28の一側部
に放出されると、穀粒は主としてボックス内の一側部の
穀粒流下板40上を経て穀粒取出筒29に流下し機外に
取り出される。また、揚穀風はボックス内の一側部を矢
印A方向に流れて吸引案内部42の一側部から吸塵風路
筒41に吸引される。また、吸塵ボックス28の他側部
は揚穀風の影響の少ないエリアとなり、このエリアに飛
散している籾殻や塵埃類は吸引案内部42の他側部を経
て揚穀風の影響の少ない状態で比較的円滑に吸塵風路筒
41に吸引され、吸引ファン13、排塵筒14を経て機
外に排出される。
【0032】この実施例は前記のように構成しているの
で、スロワ筒5bからの揚穀風及び穀粒を吸塵ボックス
28内の一側部に放出し、ボックス内の他側部へのこれ
らの影響を少なくしたので、ボックス内の他側部で飛散
している塵埃類を吸引案内部42の他側部から吸塵風路
筒41に円滑に吸引できて、穀粒から塵埃類を良好に除
去することができる。
【0033】次に、図7に基づき籾摺選別機から取り出
した玄米を選別する縦型粒選別機について説明する。機
体43の下部にはモータ44を配置し、機体43上部に
は同一の縦軸心回りに回転する大径の選別網筒45及び
小径の揚穀ラセン筒46を配置している。この選別網筒
45はモータ44から伝動ボックス47内の伝動装置を
経て動力が伝達されて、例えば低速で反時計方向に回転
し、また、揚穀ラセン筒46は時計方向に高速で回転す
る。
【0034】機体下部には選別網48付きの投入ホッパ
49が設けられていて、投入ホッパ49に玄米が投入さ
れると、玄米中の屑米は選別網48により選別分離され
て下方の屑米箱50に落下回収され、選別後の玄米が選
別網筒45の下部に供給される。選別網筒45内に供給
された玄米は揚穀ラセン筒46により放射方向に飛散さ
れつつ揚穀され、精粒の玄米は選別網筒45内を上方ま
で揚穀され、精粒取出口51から精粒ホッパ52に取り
出される。
【0035】また、揚穀選別中に小形の屑米は選別網筒
45から外周側の屑米室53に放出選別される。選別さ
れた屑米は屑米室53の下部に集められ、選別網筒45
と一体的に回転する屑米羽根54により屑米取出筒55
に取り出され、屑米ホッパ50aに供給される。屑米ホ
ッパ50aには選別網付きの第2屑米取出筒56及び屑
米再供給筒57が設けられていて、切替弁58を切り替
えることにより、小さな屑米を選別分離しながら第2屑
米取出筒56から機外に屑米を取り出したり、あるい
は、屑米再供給筒57から選別網筒45に屑米を再度供
給することができる。屑米ホッパ50aで選別分離され
た小さな屑米は、選別網筒45の下方に設けられている
屑米選別室(小)59に流入し、揚穀ラセン筒46の底
部に設けられていて一体的に回転する掻き出し羽根60
により掻き出され、前記屑米箱50に供給される。
【0036】この実施例は前記のように構成したで、投
入ホッパ49で選別された小さな屑米、及び、屑米ホッ
パ50aで再選別された小さな屑米を一つの屑米箱50
に回収することができ、屑米処理を簡単化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】籾摺選別機の全体の切断側面図
【図2】要部の切断側面図、背面図
【図3】従来装置の要部の切断側面図、背面図
【図4】要部の側面図
【図5】要部の側面図
【図6】要部の斜視図
【図7】要部の切断側面図
【符号の説明】
1 籾摺部 2 摺落米風選部 3 揺動選別部 4 混合米揚穀機 5 玄米揚穀機(穀粒揚穀機) 5a 揚穀室 5b スロワ筒 6 籾ホッパ 7 籾摺ロール 8 籾摺室 9 摺落米風選箱 10 摺落米風選路 11 粃受樋 12 摺落米受樋 13 吸引フアン 14 排塵筒 15 揺動選別板 16 分配供給樋 17 分配ケース 18 玄米仕切板 19 籾仕切板 20 玄米取出樋 21 玄米流路 22 混合米取出樋 23 混合米流路 24 混合米ホッパ 25 籾取出樋 26 籾流路 27 籾揚穀機 28 吸塵ボックス 29 穀粒取出筒 30 ホッパ部 30a 前穀粒流下板30b 後穀粒流下板 31 屈曲流下路 32 吸塵風路 33 通風流路 34 通風間隙部 35 吸塵後風路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鵜高 晴耕 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 別府 敬 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 清家 丈晴 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 4D043 JB05 JE03 JE07

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロワ型穀粒揚穀機5のスロワ筒5b
    の上端部を吸塵ボックス28に連通し、前記吸塵ボック
    ス28内に通風部材で構成されていているホッパ部30
    に前記スロワ筒5bの上端部を臨ませ、前記ホッパ30
    の下部に穀粒取出筒29を連通し、前記ホッパ部30か
    ら穀粒の流下する穀粒流下通路に吸塵風路32の始端部
    を接続し、前記吸塵ボックス28内におけるホッパ部3
    0の側方にホッパ部30の通風部材から漏れた揚穀風の
    流入する通風流路33を設け、前記通風流路33の終端
    側をホッパ部30から穀粒の流下する穀粒流下通路を横
    切って前記吸塵風路32の始端部に連通したことを特徴
    とする穀粒揚穀機の吸塵装置。
JP2000299809A 2000-09-29 2000-09-29 穀粒揚穀機の吸塵装置 Pending JP2002102728A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013202447A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Iseki & Co Ltd 籾摺設備
CN113399018A (zh) * 2021-06-08 2021-09-17 东台恒禾丰食品有限公司 一种农业生产谷物去皮机

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