JP2528409B2 - 縦型穀類選別機 - Google Patents
縦型穀類選別機Info
- Publication number
- JP2528409B2 JP2528409B2 JP3346788A JP34678891A JP2528409B2 JP 2528409 B2 JP2528409 B2 JP 2528409B2 JP 3346788 A JP3346788 A JP 3346788A JP 34678891 A JP34678891 A JP 34678891A JP 2528409 B2 JP2528409 B2 JP 2528409B2
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- JP
- Japan
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- storage tank
- grain
- grains
- discharged
- dust
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- Threshing Machine Elements (AREA)
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縦長の殻体内に、筒状
の選別網体と、この選別網体内で回転する揚穀螺旋体と
を立設して収容してなり、未選別の穀粒を前記揚穀螺旋
体により揚穀することにより、この穀粒のうち小穀粒は
前記選別網体の小孔を通過させて排出し、精穀は前記殻
体上部側面に接続した貯留タンク内に放出するようにし
た縦型穀類選別機に関する。
の選別網体と、この選別網体内で回転する揚穀螺旋体と
を立設して収容してなり、未選別の穀粒を前記揚穀螺旋
体により揚穀することにより、この穀粒のうち小穀粒は
前記選別網体の小孔を通過させて排出し、精穀は前記殻
体上部側面に接続した貯留タンク内に放出するようにし
た縦型穀類選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、穀類選別機としては、例えば、特
開平2−238814号公報に記載されたものが知られ
ている。これは、縦長の殻体内に、筒状の選別網体と、
この選別網体内で回転する揚穀螺旋体とを立設し収容し
てなり、未選別の穀粒を前記揚穀螺旋体により揚穀する
ことにより、この穀粒のうち小穀粒は前記選別網体の小
孔を通過させて排出し、精穀は前記殻体上部側面に接続
した貯留タンク内に放出するようにしたものである。
開平2−238814号公報に記載されたものが知られ
ている。これは、縦長の殻体内に、筒状の選別網体と、
この選別網体内で回転する揚穀螺旋体とを立設し収容し
てなり、未選別の穀粒を前記揚穀螺旋体により揚穀する
ことにより、この穀粒のうち小穀粒は前記選別網体の小
孔を通過させて排出し、精穀は前記殻体上部側面に接続
した貯留タンク内に放出するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記穀
類選別機にあっては、穀類に混入し、または付着してい
る塵埃あるいは穀類ののげ等を完全に選別し除去するの
は容易でなく、必ずしも選別網体の小孔から排出されな
いので、精穀にはこれら塵埃等が少なからず残ってしま
う。このため、さらに良質な精穀を得るにはこれら残留
する塵埃等を十分に除去する必要がある。
類選別機にあっては、穀類に混入し、または付着してい
る塵埃あるいは穀類ののげ等を完全に選別し除去するの
は容易でなく、必ずしも選別網体の小孔から排出されな
いので、精穀にはこれら塵埃等が少なからず残ってしま
う。このため、さらに良質な精穀を得るにはこれら残留
する塵埃等を十分に除去する必要がある。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、穀類に混入し、または付着してい
る塵埃等を十分選別除去することができる縦型穀類選別
機を提供することを目的としている。
してなされたもので、穀類に混入し、または付着してい
る塵埃等を十分選別除去することができる縦型穀類選別
機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、縦長の殻体内に、筒
状の選別網体と、この選別網体内で回転する揚穀螺旋体
とを立設して収容してなり、未選別の穀粒を前記揚穀螺
旋体により揚穀することにより、この穀粒のうち小穀粒
は前記選別網体の小孔を通過させて排出し、精穀は前記
殻体上部側面に接続した貯留タンク内に放出するように
した縦型穀類選別機において、下端に放出口を有する前
記貯留タンクの上部に、前記タンク内の塵埃等を排出す
べく前記貯留タンクの内気を排出する排気手段を接続す
るとともに、前記貯留タンク内上部には、前記殻体上部
から放出される穀粒が衝突する当て部材を設け、前記貯
留タンクの横側面または下面には外気を前記貯留タンク
内に導入する通気部を設けたことを特徴とする縦型穀類
選別機に存する。
めの本発明の要旨とするところは、縦長の殻体内に、筒
状の選別網体と、この選別網体内で回転する揚穀螺旋体
とを立設して収容してなり、未選別の穀粒を前記揚穀螺
旋体により揚穀することにより、この穀粒のうち小穀粒
は前記選別網体の小孔を通過させて排出し、精穀は前記
殻体上部側面に接続した貯留タンク内に放出するように
した縦型穀類選別機において、下端に放出口を有する前
記貯留タンクの上部に、前記タンク内の塵埃等を排出す
べく前記貯留タンクの内気を排出する排気手段を接続す
るとともに、前記貯留タンク内上部には、前記殻体上部
から放出される穀粒が衝突する当て部材を設け、前記貯
留タンクの横側面または下面には外気を前記貯留タンク
内に導入する通気部を設けたことを特徴とする縦型穀類
選別機に存する。
【0006】
【実施例】以下、図1ないし図4に基づき本発明の一実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0007】縦型穀類選別機は、図1に示すように、縦
長の殻体1内に低速で回転駆動される筒状の選別網体2
と、この選別網体2内で反対方向に高速で回転する揚穀
螺旋体3とを立設して収容してなり、投入ホッパ4から
選別網体2内底部に投入した未選別の穀粒を揚穀螺旋体
3により揚穀することにより、この穀粒のうち小穀粒は
選別網体2の小孔を通過させて排出し、精穀は殻体1上
部側面に接続した貯留タンク5内に放出するものであ
る。
長の殻体1内に低速で回転駆動される筒状の選別網体2
と、この選別網体2内で反対方向に高速で回転する揚穀
螺旋体3とを立設して収容してなり、投入ホッパ4から
選別網体2内底部に投入した未選別の穀粒を揚穀螺旋体
3により揚穀することにより、この穀粒のうち小穀粒は
選別網体2の小孔を通過させて排出し、精穀は殻体1上
部側面に接続した貯留タンク5内に放出するものであ
る。
【0008】揚穀螺旋体3の上端外周には、径方向に延
びる羽根6が設けられ、この羽根6の回転による遠心力
で、揚穀螺旋体3の上端まで上昇した精穀が略水平方向
(図1において左方)に跳ね飛ばされて貯留タンク5内
に放出されるようになっている。
びる羽根6が設けられ、この羽根6の回転による遠心力
で、揚穀螺旋体3の上端まで上昇した精穀が略水平方向
(図1において左方)に跳ね飛ばされて貯留タンク5内
に放出されるようになっている。
【0009】貯留タンク5の下端には、放出口7と、こ
れを開閉する回転シャッタ8とが設けられ、貯留タンク
5内の精穀は適宜取出されるようになっている。
れを開閉する回転シャッタ8とが設けられ、貯留タンク
5内の精穀は適宜取出されるようになっている。
【0010】また、貯留タンク5の上部には、貯留タン
ク5内に精穀とともに放出された塵埃等を排出すべく貯
留タンク5の内気を排気する排気手段9が、箱状のダク
ト10を介して接続されており、また、貯留タンク5の
傾斜した下面側となる両横側面には外気を貯留タンク5
内に導入する通気部11,11がそれぞれ形成されてい
る。
ク5内に精穀とともに放出された塵埃等を排出すべく貯
留タンク5の内気を排気する排気手段9が、箱状のダク
ト10を介して接続されており、また、貯留タンク5の
傾斜した下面側となる両横側面には外気を貯留タンク5
内に導入する通気部11,11がそれぞれ形成されてい
る。
【0011】この通気部11,11は、穀粒が堆積する
下方位置から上部に向かう縦長の領域に、複数設けた通
気穴11aにより構成されている。なお、回転シャッタ
8が回動されて、精穀が放出されているときには、放出
口7は30%〜60%程度空いた状態にあるので、この
放出口7も同様な通気部として機能する。
下方位置から上部に向かう縦長の領域に、複数設けた通
気穴11aにより構成されている。なお、回転シャッタ
8が回動されて、精穀が放出されているときには、放出
口7は30%〜60%程度空いた状態にあるので、この
放出口7も同様な通気部として機能する。
【0012】また、排気手段9は、例えば、軸流の送風
機であってもブロワであっても、その吐出側は、ホース
等により粉塵等を排出するための場所(あるいは部屋)
に接続されている。
機であってもブロワであっても、その吐出側は、ホース
等により粉塵等を排出するための場所(あるいは部屋)
に接続されている。
【0013】そして、貯留タンク5内上部には、殻体1
上部から前述の如く水平に放出される穀粒(精穀)が衝
突する位置に当て部材12,13が設けられている。こ
れら当て部材12,13は、図2に示す如く、貯留タン
ク5内の上面における排気手段9の接続口の下方位置か
ら斜めに伸びる板状のもので、前記穀粒の放出方向に複
数並ぶよう配設され、穀粒の落下軌道(放物線)に沿う
ように奥に位置する当て部材13が当て部材12よりも
鉛直下方に張り出した状態とされている。
上部から前述の如く水平に放出される穀粒(精穀)が衝
突する位置に当て部材12,13が設けられている。こ
れら当て部材12,13は、図2に示す如く、貯留タン
ク5内の上面における排気手段9の接続口の下方位置か
ら斜めに伸びる板状のもので、前記穀粒の放出方向に複
数並ぶよう配設され、穀粒の落下軌道(放物線)に沿う
ように奥に位置する当て部材13が当て部材12よりも
鉛直下方に張り出した状態とされている。
【0014】また、これら当て部材12,13は、図
2、図3に示すごとく、それぞれ鋼材等より成る基板1
2a,13aと、その下端に取付けられたゴムおよび布
等よりなる緩衝材12b,13bとよりなり、この緩衝
材12b,13bは多数の穀粒が衝突する位置に配置さ
れている。さらに、前記放出方向手前側の当て部材12
は、貯留タンク5内の上面につながる上端部分12c
が、前記穀粒の放出方向に直交するよう鉛直方向に水平
に形成されている。
2、図3に示すごとく、それぞれ鋼材等より成る基板1
2a,13aと、その下端に取付けられたゴムおよび布
等よりなる緩衝材12b,13bとよりなり、この緩衝
材12b,13bは多数の穀粒が衝突する位置に配置さ
れている。さらに、前記放出方向手前側の当て部材12
は、貯留タンク5内の上面につながる上端部分12c
が、前記穀粒の放出方向に直交するよう鉛直方向に水平
に形成されている。
【0015】ダクト10は、図4に示す如く、直方体状
の外形をなし、下面が全面開口して貯留タンク5に接続
され、上面に排気手段9の吸込み側に接続される円形の
接続口10aが形成されたもので、両横側面には、外気
を任意の流量導入して排気手段9の吸込み圧力を調節す
る開度可変通気部15が設けられている。
の外形をなし、下面が全面開口して貯留タンク5に接続
され、上面に排気手段9の吸込み側に接続される円形の
接続口10aが形成されたもので、両横側面には、外気
を任意の流量導入して排気手段9の吸込み圧力を調節す
る開度可変通気部15が設けられている。
【0016】この開度可変通気部15は、ダクト10の
横側面に形成された通気口16と、この通気口16の開
口面積を変更すべくこの通気口を覆う位置でスライド自
在に設けられたシャッター板17とよりなるもので、こ
の場合通気口16は複数の長穴より形成されている。開
度可変通気部15は、前記排気手段9の吸込み圧力を塵
埃等を効率よく吸い出すのに最適な圧力に調節するもの
である。
横側面に形成された通気口16と、この通気口16の開
口面積を変更すべくこの通気口を覆う位置でスライド自
在に設けられたシャッター板17とよりなるもので、こ
の場合通気口16は複数の長穴より形成されている。開
度可変通気部15は、前記排気手段9の吸込み圧力を塵
埃等を効率よく吸い出すのに最適な圧力に調節するもの
である。
【0017】以上のように構成された縦型穀類選別機に
おいて、未選別の穀粒を投入ホッパ4から選別網体2内
下部に供給しつつ、揚穀螺旋体3を回転させ、排気手段
9を作動させると、未選別の穀粒は、揚穀螺旋体3によ
って掻き上げられ、外方に跳ね出されながら上昇する。
そして、この上昇の過程で、穀粒は選別網体2によって
選別作用を受け、小穀粒は選別網体の小孔を通過して排
除され、選別網体2の小孔を通過しない精穀はそのまま
上昇して羽根6により殻体1上部側面に接続した貯留タ
ンク5内に放出される。
おいて、未選別の穀粒を投入ホッパ4から選別網体2内
下部に供給しつつ、揚穀螺旋体3を回転させ、排気手段
9を作動させると、未選別の穀粒は、揚穀螺旋体3によ
って掻き上げられ、外方に跳ね出されながら上昇する。
そして、この上昇の過程で、穀粒は選別網体2によって
選別作用を受け、小穀粒は選別網体の小孔を通過して排
除され、選別網体2の小孔を通過しない精穀はそのまま
上昇して羽根6により殻体1上部側面に接続した貯留タ
ンク5内に放出される。
【0018】一方、貯留タンク5内には、通気部11
(あるいは放出口7)から導入され排気手段9により排
出される上向きの気流(図2において矢印で示す如き気
流)が生じており、精穀とともに貯留タンク5内に放出
された塵埃等は、軽量であるため、精穀とともに貯留タ
ンク5の底部に落下する途中で、この気流に押されて排
出してしまう。
(あるいは放出口7)から導入され排気手段9により排
出される上向きの気流(図2において矢印で示す如き気
流)が生じており、精穀とともに貯留タンク5内に放出
された塵埃等は、軽量であるため、精穀とともに貯留タ
ンク5の底部に落下する途中で、この気流に押されて排
出してしまう。
【0019】しかも、羽根6により殻体1から跳ね出さ
れた穀粒は、貯留タンク5内に落下する前に、当て部材
12または13に衝突して衝撃を受けるので、穀粒に強
く付着している塵埃等も衝突の衝撃で穀粒から分離され
たうえ、前記気流におされて排出される。
れた穀粒は、貯留タンク5内に落下する前に、当て部材
12または13に衝突して衝撃を受けるので、穀粒に強
く付着している塵埃等も衝突の衝撃で穀粒から分離され
たうえ、前記気流におされて排出される。
【0020】これら当て部材12,13は、前述の如く
穀粒の放出方向に複数並ぶよう配設され、奥に位置する
ものが手前側のものよりも鉛直下方に張り出した状態と
してあるので、ある程度の広がりをもって放出される多
数の穀粒のほとんどが、その落下軌道に沿う位置に配置
された当て部材12,13のいずれかに確実に衝突し、
上記衝撃による粉塵の分離作用は、確実に放出される穀
粒のほとんどに機能する。
穀粒の放出方向に複数並ぶよう配設され、奥に位置する
ものが手前側のものよりも鉛直下方に張り出した状態と
してあるので、ある程度の広がりをもって放出される多
数の穀粒のほとんどが、その落下軌道に沿う位置に配置
された当て部材12,13のいずれかに確実に衝突し、
上記衝撃による粉塵の分離作用は、確実に放出される穀
粒のほとんどに機能する。
【0021】また、当て部材12,13は排気手段9の
接続口の下方に配設され、穀粒からの塵埃等の分離が接
続口の下方で起こるので、穀粒から分離された塵埃等は
分離後瞬時に前記気流にさらされる。しかも、通気部1
1は貯留タンク5の側面において穀粒が堆積する下方位
置から上部に向かう縦長の領域に形成されているので、
穀粒の堆積量にかかわらず、前記気流が生じる範囲は常
に穀粒の堆積上面にも及んで、放出あるいは分離された
塵埃等は落下して堆積するまで常に前記気流にさらされ
る。
接続口の下方に配設され、穀粒からの塵埃等の分離が接
続口の下方で起こるので、穀粒から分離された塵埃等は
分離後瞬時に前記気流にさらされる。しかも、通気部1
1は貯留タンク5の側面において穀粒が堆積する下方位
置から上部に向かう縦長の領域に形成されているので、
穀粒の堆積量にかかわらず、前記気流が生じる範囲は常
に穀粒の堆積上面にも及んで、放出あるいは分離された
塵埃等は落下して堆積するまで常に前記気流にさらされ
る。
【0022】また、上記気流の強さは、精穀までも排出
しないように、前記シャッター板17をスライドさせて
排気手段9の吸込み側圧力を調整することにより、塵埃
等のみを除去するのに最適な強さに調節できる。
しないように、前記シャッター板17をスライドさせて
排気手段9の吸込み側圧力を調整することにより、塵埃
等のみを除去するのに最適な強さに調節できる。
【0023】したがって、排気手段9によって排出され
ず貯留タンク5内に精穀とともに堆積してしまう塵埃等
はほとんどなく、前記選別網体2の選別作用で排出しき
れなかった塵埃等はきわめて高い除去率で貯留タンク5
に堆積する前に排除される。このため、貯留タンク5内
に堆積し放出口7から取出される穀粒は、きわめて良質
なものとなる。
ず貯留タンク5内に精穀とともに堆積してしまう塵埃等
はほとんどなく、前記選別網体2の選別作用で排出しき
れなかった塵埃等はきわめて高い除去率で貯留タンク5
に堆積する前に排除される。このため、貯留タンク5内
に堆積し放出口7から取出される穀粒は、きわめて良質
なものとなる。
【0024】なお、上述のような選別動作の際に、回転
シャッタ8を開けておき、選別される精穀を同時に取出
すこともできる。この場合には、前記通気部11に加え
て、放出口7も外気を導入する通気部として機能するの
で、前記気流はこの放出口7から(すなわち、貯留タン
ク5の最低部から)も流れるものとなり、穀粒は取出さ
れる直前までこの気流による塵埃等の除去作用を受ける
ことになる。
シャッタ8を開けておき、選別される精穀を同時に取出
すこともできる。この場合には、前記通気部11に加え
て、放出口7も外気を導入する通気部として機能するの
で、前記気流はこの放出口7から(すなわち、貯留タン
ク5の最低部から)も流れるものとなり、穀粒は取出さ
れる直前までこの気流による塵埃等の除去作用を受ける
ことになる。
【0025】また、上記実施例では、当て部材12,1
3の下端部分がゴムおよび布等の緩衝材により形成され
ているので、衝突による穀粒の散乱が適度に抑えられ、
また衝突による騒音および穀粒の損傷が抑制される。
3の下端部分がゴムおよび布等の緩衝材により形成され
ているので、衝突による穀粒の散乱が適度に抑えられ、
また衝突による騒音および穀粒の損傷が抑制される。
【0026】さらに、当て部材12の貯留タンク5内上
面につながる上端部分が、鉛直方向に平行に形成されて
いるので、当て部材12と貯留タンク5の継ぎ目に塵埃
やのげ等が詰まり難くなる。
面につながる上端部分が、鉛直方向に平行に形成されて
いるので、当て部材12と貯留タンク5の継ぎ目に塵埃
やのげ等が詰まり難くなる。
【0027】また、前記実施例の当て部材13を無くし
て、貯留タンク5の上部内面を前記当て部材13の形状
と同様に形成し、前記当て部材12だけで構成してもよ
い。
て、貯留タンク5の上部内面を前記当て部材13の形状
と同様に形成し、前記当て部材12だけで構成してもよ
い。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る縦型穀類選別機によれば、
通気部から導入され排気手段により排出される上向きの
気流により、精穀とともに貯留タンク内に放出された軽
量の塵 埃等を排出することができるうえ、しかも、殻体
から跳ね出された穀粒は、貯留タンク内に落下する前
に、当て部材に衝突して衝撃を受けるので、穀粒に強く
付着している塵埃等も衝突の衝撃で穀粒から分離された
うえ、前記気流におされて排出され、穀類に混入し、ま
たは付着している塵埃等を十分選別除去して、きわめて
良質の精穀を得ることができる。
通気部から導入され排気手段により排出される上向きの
気流により、精穀とともに貯留タンク内に放出された軽
量の塵 埃等を排出することができるうえ、しかも、殻体
から跳ね出された穀粒は、貯留タンク内に落下する前
に、当て部材に衝突して衝撃を受けるので、穀粒に強く
付着している塵埃等も衝突の衝撃で穀粒から分離された
うえ、前記気流におされて排出され、穀類に混入し、ま
たは付着している塵埃等を十分選別除去して、きわめて
良質の精穀を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本発明の一実施例における貯留タンク内の構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例において排気手段の吸込側を
構成するダクトを示す斜視図である。
構成するダクトを示す斜視図である。
1 殻体 2 選別網体 3 揚穀螺旋体 5 貯留タンク 7 放出口 9 排気手段 10 排気手段の吸込側(ダクト) 11 通気部 11a 通気穴 12,13 当て部材 15 開度可変通気部 16 通気口 17 シャッター板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−97684(JP,A) 実開 昭62−130782(JP,U) 実公 昭63−8443(JP,Y2) 実公 昭63−26219(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】 縦長の殻体内に、筒状の選別網体と、こ
の選別網体内で回転する揚穀螺旋体とを立設して収容し
てなり、未選別の穀粒を前記揚穀螺旋体により揚穀する
ことにより、この穀粒のうち小穀粒は前記選別網体の小
孔を通過させて排出し、精穀は前記殻体上部側面に接続
した貯留タンク内に放出するようにした縦型穀類選別機
において、下端に放出口を有する前記貯留タンクの上部
に、前記タンク内の塵埃等を排出すべく前記貯留タンク
の内気を排出する排気手段を接続するとともに、前記貯
留タンク内上部には、前記殻体上部から放出される穀粒
が衝突する当て部材を設け、前記貯留タンクの横側面ま
たは下面には外気を前記貯留タンク内に導入する通気部
を設けたことを特徴とする縦型穀類選別機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3346788A JP2528409B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 縦型穀類選別機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3346788A JP2528409B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 縦型穀類選別機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05177171A JPH05177171A (ja) | 1993-07-20 |
JP2528409B2 true JP2528409B2 (ja) | 1996-08-28 |
Family
ID=18385819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3346788A Expired - Fee Related JP2528409B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 縦型穀類選別機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2528409B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110899118A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-03-24 | 江西南兴实业有限公司 | 一种大米加工前的旋转式净化装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62130782U (ja) * | 1986-02-07 | 1987-08-18 | ||
JPH0324909Y2 (ja) * | 1986-07-04 | 1991-05-30 | ||
JPH0441796Y2 (ja) * | 1986-08-06 | 1992-10-01 | ||
JPS6297684A (ja) * | 1986-10-02 | 1987-05-07 | セイレイ工業株式会社 | 回転式穀粒選別機における選別筒清掃装置 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP3346788A patent/JP2528409B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110899118A (zh) * | 2019-12-09 | 2020-03-24 | 江西南兴实业有限公司 | 一种大米加工前的旋转式净化装置 |
CN110899118B (zh) * | 2019-12-09 | 2021-06-04 | 郯城县瑞丰米业有限公司 | 一种大米加工前的旋转式净化装置 |
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Publication number | Publication date |
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JPH05177171A (ja) | 1993-07-20 |
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