JP2022040776A - 籾摺選別機 - Google Patents

籾摺選別機 Download PDF

Info

Publication number
JP2022040776A
JP2022040776A JP2020145638A JP2020145638A JP2022040776A JP 2022040776 A JP2022040776 A JP 2022040776A JP 2020145638 A JP2020145638 A JP 2020145638A JP 2020145638 A JP2020145638 A JP 2020145638A JP 2022040776 A JP2022040776 A JP 2022040776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paddy
supply
vibration
rice
supply chute
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020145638A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7464909B2 (ja
Inventor
秀秋 舛金
Hideaki Masukane
聖法 森田
Masanori Morita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satake Engineering Co Ltd
Satake Corp
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
Satake Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Satake Engineering Co Ltd, Satake Corp filed Critical Satake Engineering Co Ltd
Priority to JP2020145638A priority Critical patent/JP7464909B2/ja
Publication of JP2022040776A publication Critical patent/JP2022040776A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7464909B2 publication Critical patent/JP7464909B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)

Abstract

【課題】籾供給路内の原料流れを均一化し、脱ぷ作用を生じさせる部材(ライナー部材やゴムロールなど)に偏摩耗が生じることのない原料供給部を提供する。【解決手段】籾ホッパー6の漏斗口70から下方の脱ぷ部2に向けて籾を供給する籾供給シュート73を備えた籾摺選別機1であって、脱ぷ部2の脱ぷ作用を生じさせる部材に籾を均等に供給するよう、籾供給シュート73には、流路幅方向に複数の仕切り壁を設けて複数の均等分配流路を形成した。【選択図】図1

Description

本発明は、籾摺選別機に係り、特に、原料供給部における原料の均一供給機構に関する。
従来の籾摺選別機として、特許文献1,2に開示されたものがある。これについて図6を参照して説明する。籾摺選別機の脱ぷ部100は、原料籾の籾入れ漏斗(原料ホッパー)101と脱ぷファン102との間を、上下方向に配置した籾供給路103により連通させ、籾入れ漏斗101と籾供給路103との接続部付近には流量調節バルブ104が設けられている。そして、流量調節バルブ104を開閉調節することで、籾の供給量を調節し、バルブ開度に応じた籾が籾供給路103を通って下部のインペラ形脱ぷ装置の脱ぷファン102の中心部付近に供給される仕組みである。
そして、このような籾摺選別機100は、籾入れ漏斗101から脱ぷファン102に亘って上下方向に籾供給路103が配置されているから、脱ぷファン102への籾の供給は自然流下方式となっている。その際、脱ぷファン102に到達した原料は、籾供給路103の流路中央付近に原料が多量に流れ、籾供給路103の流路壁面付近は摩擦抵抗により原料が若干少なく流れるといった不具合があった。
これにより、脱ぷファン102のケーシング内面に貼設されたライナー部材105は(図6の(a),(b))、ライナー部材105の中央部付近ほど摩耗量が多く、両端部付近ほど摩耗量の少ない偏摩耗状態となり(図6の(c))、ライナー部材105が均等に消耗するまで使い切らないうちに、ライナー部材105を交換する必要があった。このような偏摩耗状態のライナー部材105では処理能力及び脱ぷ率が向上せず、また、耐久性にも問題があった。
特開2001-252577号公報 特開2012-148224号公報
本発明は上記問題点にかんがみ、籾供給路内の原料流れを均一化し、脱ぷ作用を生じさせる部材(ライナー部材やゴムロール)に偏摩耗が生じることのない原料供給部を提供することを技術的課題とする。
上記課題を解決するため本発明は、籾ホッパーの漏斗口から下方の脱ぷ部に向けて籾を供給する籾供給シュートを備えた籾摺選別機であって、前記脱ぷ部の脱ぷ作用を生じさせる部材に籾を均等に供給するよう、前記籾供給シュートには、流路幅方向に複数の仕切り壁を設けて複数の均等分配流路を形成する、という技術的手段を講じた。
請求項2記載の発明によれば、前記籾ホッパーの漏斗口に、該漏斗口の開口度を調節することが可能な籾供給シャッタを設けたことを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、前記籾ホッパーと前記籾供給シュートとの間に、振動供給機構を介装したことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、前記振動供給機構が振動装置及び振動トラフから構成され、前記振動トラフ上には分配仕切り板を設け、前記籾供給シュートの前記複数の均等分配流路に対応した複数の搬送路を設けたことを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、前記振動供給機構の振動トラフに、該振動トラフ上の搬送量を調節可能な流量調整板を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、籾ホッパーの漏斗口から下方の脱ぷ部に向けて籾を供給する籾供給シュートを備えた籾摺選別機であって、前記籾供給シュートには、流路幅方向に複数の仕切り壁を設けて複数の均等分配流路を形成したので、籾供給シュートの幅方向に沿った複数の均等分配流路に、それぞれ均等に籾が流入し、籾供給シュートの下端では、脱ぷファンの中心に向けて複数の均等分配流路から均等に籾が搬入される。
そして、籾は回転するインペラに接触するとともに、脱ぷファンケースの内面に貼設されたライナー部材に衝突し、籾殻が破壊され、籾殻が分裂して玄米が露出されて脱ぷが行われる。この際、従来装置に比較して、脱ぷ作用を生じさせる部材であるライナー部材(例えば、樹脂製の消耗部材)は、幅方向に均等に籾が衝突するから偏摩耗が生じなくなる。ひいては、ライナー部材の耐久性を向上させ、処理能力及び脱ぷ率を向上させることができる。
本発明の籾摺選別機(縦型インペラ形式)の全体を示す側断面図である。 籾供給シュート(縦型インペラ形式)の内部構造を示す概略説明図である。 籾供給シュート(縦型インペラ形式)の別実施形態の内部構造を示す概略説明図である。 籾供給シュートの別実施形態(横型インペラ形式)の内部構造を示す概略説明図である。 本発明の籾摺選別機(縦型インペラ形式)の選別部として光学選別式を採用した実施形態の側断面図である。 従来の籾摺選別機(縦型インペラ形式)の籾供給シュートを説明する概略図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の籾摺選別機の全体を示す側断面図である。図1に示す籾摺選別機1は、衝撃式(又はインペラ式ともいう。)の脱ぷ部2と、脱ぷされた摺落米を風選する風力選別部3と、風選後の摺落米を籾と玄米とに選別する選別部4とから主要部が構成される。
前記脱ぷ部2は、横長の長方体状の筐体5の側端部に配置され、前記風力選別部3は前記脱ぷ部2に隣接した筐体5の略中央部に配置され、前記選別部4は前記脱ぷ部2とは反対側の筐体5の側端部に配置される。図1においては、筐体5の左側に前記脱ぷ部2が、筐体5の右側に前記選別部4が配置されている。
前記脱ぷ部2には、籾投入用の籾ホッパー6が設けられる。籾ホッパー6下端の漏斗口70には、その開口度を調節するか、または、漏斗口70を開閉する籾供給シャッタ71が設けられる。また、漏斗口70には、前記選別部4にて選別された籾を再脱ぷするために籾を返還する籾返還流路72が配設される。さらに、漏斗口70には、下方に向けて脱ぷ部2に籾を供給する籾供給シュート73が設けられる。
図2を参照して籾供給シュート73の構造を説明する。籾供給シュート73には、漏斗口70から脱ぷ部2に至る間の流路幅方向(図2(b)の符号W)に、複数の仕切り壁74…が設けられる。この複数の仕切り壁74…によって仕切られた空間が均等分配流路75…となり、この均等分配流路75…が複数形成される。
図1に戻り、脱ぷ部2の構成を詳述する。籾供給シュート73下端部は、脱ぷファンケース7の中心部が配置されるように接続し、配設される。この脱ぷファンケース7内に脱ぷファン8が収容されている。脱ぷファンケース7には図示しない軸受を介して水平軸9が支持され、その水平軸9に脱ぷファン8が固定されている。脱ぷファン8は、水平軸9を中心として回転する一対の回転円板10とこの回転円板10,10間に挟まれて水平軸9を中心として放射状に固定配置された複数のインペラ11とから構成されている。脱ぷファンケース7には、籾供給シュート73を介して脱ぷファン8の中心に向けて籾を搬入することができる。脱ぷファン8の中心に搬入された籾は回転するインペラ11に接触するとともに、脱ぷファンケース7の内面に貼設されたライナー部材12(脱ぷ作用を生じさせる部材。例えば、ウレタンゴムなどの樹脂製であり、摩耗したら交換する消耗部品である。)に衝突する。このような衝撃により籾殻が破壊され、籾殻が分裂して玄米が露出されることにより脱ぷが行われる。
以上の構成により、籾ホッパー6から原料籾を投入すると、籾供給シャッタ71の開閉により籾の供給量が調節され、シャッタ71の開度に応じた籾が籾供給シュート73に供給される。このとき、籾供給シュート73の幅方向に沿った複数の均等分配流路75…には、それぞれ均等に籾が流入し、籾供給シュート73の下端では、脱ぷファン8の中心に向けて複数の均等分配流路75…から均等に籾が搬入される。
そして、籾は回転するインペラ11に接触するとともに、脱ぷファンケース7の内面に貼設されたライナー部材12に衝突し、籾殻が破壊され、籾殻が分裂して玄米が露出されて脱ぷが行われる。この際、脱ぷファン8の中心には、複数の均等分配流路75…から均等に供給され、ライナー部材12の幅方向で均等に籾が衝突するから、従来装置のように籾供給シュート73に分配流路が設けられていないものに比較し、ライナー部材12には図6の(c)に示すような偏摩耗が生じることがなくなる。
なお、仕切り壁74…は、籾供給シュート73下端まで延設する必要はない。図2(c)に示すように、仕切り壁74…の位置を、籾供給シュート73下端の位置よりも上方の位置とするのが好ましい。すなわち、仕切り壁74…の延長上では籾が供給されないので、ライナー部材12に籾の衝突した部分と衝突しなかった部分との損耗ムラを防止するためには好適である。
図3は籾供給シュート73の別実施形態の内部構造を示す概略説明図である。図3に示す籾供給シュート73には、籾ホッパー6からの籾を、籾供給シュート73の幅方向に沿った複数の均等分配流路75…に均等に供給するために、振動供給機構80が設けられている。この振動供給機構80は籾ホッパー6と籾供給シュート73との間に介装されている。振動供給機構80は振動装置81及び振動トラフ82からなる。また、振動トラフ82上には分配仕切り板83…及び流量調節板84を設け、前記籾供給シュート73の複数の均等分配流路75に対応した複数の搬送路85…が設けられている。
以上の構成により、籾ホッパー6から原料籾を投入すると、籾供給シャッタ71の開閉により籾の供給量が調節され、シャッタ71の開度に応じた籾が振動供給機構80の振動トラフ82上に供給される。振動トラフ82の搬送路85では、振動装置81によって粒どうしが離されて薄い層状となり、籾供給シュート73の均等分配流路75に均等に供給される。
そして、籾供給シュート73の下端では、脱ぷファン8の中心に向けて複数の均等分配流路75…から均等に籾が搬入される。籾は回転するインペラ11に接触するとともに、脱ぷファンケース7の内面に貼設されたライナー部材12に衝突し、籾殻が破壊され、籾殻が分裂して玄米が露出されて脱ぷが行われる。この際、脱ぷファン8の中心には、複数の均等分配流路75…から均等に供給される。従来装置のように籾供給シュート73に分配流路が設けられていないものに比較し、ライナー部材12には図6の(c)に示すような偏摩耗が生じることがなくなる。
図4は脱ぷファンケース7に図示しない軸受を介して垂直軸9aを回転可能に立設し、その垂直軸に脱ぷファン8aを固定した別の実施形態である。この図4に示す実施形態であっても、図2のような籾供給シュート73(これを、図4(a)として図示する)、及び図3のような籾供給シュート73(これを、図4(b)として図示する)に適用することができる。
なお、仕切り壁74…は、籾供給シュート73下端まで延設する必要はない。図4(c)に示すように、仕切り壁74…の位置を、籾供給シュート73下端の位置よりも上方の位置とするのが好ましい。すなわち、仕切り壁74…の延長上では籾が供給されないので、ライナー部材12に籾の衝突した部分と衝突しなかった部分との損耗ムラを防止するためには好適である。
さて、脱ぷ部2に供給した後の脱ぷされた玄米、破壊された籾殻及び脱ぷされなかった少量の籾は、回転するインペラ11の送風作用によって脱ぷファンケース7の接線方向に移送され、その接線に連続して設けられた送穀筒13(図1参照)を通って風力選別部3に搬送される。
風力選別部3(図1参照)は筐体の略中央部に配置され、脱ぷ後の破壊された籾殻などの比重の軽い異物を選別・除去するものである。風力選別部3は、脱ぷ部2から送られてくる風圧流を固気分離するサイクロン分離部14と、該サイクロン分離部14下方に配置され、気流が分離された脱ぷ混合物を複数の篩棚板上に流下させながら風選する風選経路15と、該風選経路15の風下側に設置した排風ファン16とから主要部が構成される。
サイクロン分離部14には前記脱ぷ部2の送穀筒13が接続される。気流を含む脱ぷ混合物は、沈降力として重力と遠心力の合力を受け、固体である脱ぷ混合物が気流と分離されて下方に至る。一方、分離された圧風流はサイクロン分離部14外に放出される。サイクロン分離部14からは誘導管17が接続され、誘導管17の中途部には流量調節バルブ18が設けられる。この流量調節バルブ18の調節によりサイクロン分離部14から放出される気流の流量の調節が可能となる。
サイクロン分離部14下方に配置される風選経路15(図1参照)は、複数の篩棚板を互い違いにカスケード状(小さな滝状)に設けて形成する。また、風選経路15は、風路21と、二次空気取り入れ口22と、ファン側風路23と、移送路24とを備えている。前記二次空気取り入れ口22にはその開口面積を広狭調節可能するシャッタを設けるとよい。これより二次空気の取り入れ量の調節が可能となる。符号26は風選後の玄米や籾など比重の重い精品を次工程の選別部4側に移送する揚穀機である。揚穀機26の始端側には前記移送路24が接続され、揚穀機26の終端側には前記選別部4が接続される。揚穀機26としては、例えば揚穀用スロワや、バケットベルトを利用した昇降コンベアなどを採用することができる。
風選経路15の風下側に設置した排風ファン16は、多数のファン羽根が内装されるとともに、中央部に吸引口が設けられる。吸引口には前述のファン側風路23が接続される。このファン側風路23の中途部には、前記サイクロン分離部14から連絡される誘導管17が接続される。ファン側風路23と誘導管17とを集合させて前記吸引口31に接続する。これにより、サイクロン分離部14から分離された圧風流が誘導管17を介してファン側風路23に誘導される。したがって、破砕された籾殻など細かい夾雑物及び塵埃が周囲に散乱することがなくなる。つまり、ファン側風路23と誘導管17とを集合させることで、ファン側風路23で移送される大きな籾殻と、誘導管17で移送される細かい夾雑物及び塵埃と、を併せて排風ファン16から機外に排出させる。誘導管17用に別途専用の排風ファンを設ける必要はない。排風ファン16のみで籾殻と細かい夾雑物とを全て機外排出でき、籾摺選別機1の周囲の環境や雰囲気を悪化させることがなくなるといったメリットがある。排風ファン16の風の吐出側には排塵筒27が設けられる。
風選後の摺落米を籾と玄米とに選別する選別部4は、揺動選別式を採用することができる(図1参照)。揺動選別部4には、風力選別部3により風選された籾と玄米とからなる混合米が揚穀機26により揚穀され、一時貯留部32に貯留された後に供給される。
揺動選別部4は、揺動機構(図示せず)と、矩形状の選別ユニット33と、複数枚の選別板34とを備えている。選別板34は揺動方向(図1上では左右方向)と排出側方向(図1上では手前側方向)とに傾斜させている。そして、排出側方向には、揺動方向傾斜上位側に玄米仕切板35を、揺動方向傾斜下位側に籾仕切板36をそれぞれ移動可能に設ける。
籾仕切板36よりも揺動方向で傾斜下位側の領域は籾領域であり、籾仕切板36よりも傾斜上位側で、かつ、玄米仕切板35の傾斜下位側の領域は混合米領域であり、玄米仕切板35よりも傾斜上位側の領域は玄米領域である。籾領域の下方には、籾収集樋37が設けられる。この籾収集樋37は、脱ぷ部2の籾ホッパー6に返還されるよう配管されている。混合米領域の下方には、混合米受樋38が設けられる。この混合米受樋38の下部には、混合米の揚穀機26に連絡する連絡樋39を接続する。また、混合米受樋38の傾斜上方には、玄米受樋40と玄米を機外に排出する機外排出樋41とを連設する。さらに、機外排出樋41上方に玄米の機外排出・機内循環を切り換えるための切換バルブ42を装着する。機外排出樋41には精品排出用の精品排出スロワ43を連絡する。
揺動選別部4の選別板34上に玄米と籾との混合物が供給されると、選別板34の手前側方向から籾と、籾と玄米との混合米と、玄米とに分かれて排出される。籾仕切板36の傾斜下位側の籾領域に排出された籾は、再脱ぷさせるために籾収集樋37から籾ホッパー6を経て脱ぷ部2に再投入される。籾仕切板36よりも傾斜上位側で、かつ、玄米仕切板35の傾斜下位側の混合米領域に排出された混合米は、完全に選別されていないため混合米受樋38、連絡樋39を経て混合米の揚穀機26へと案内され再度選別板34に供給されることとなる。玄米仕切板35よりも傾斜上位側の玄米領域に排出された玄米は、玄米受樋40、機外排出樋41を経て精品排出スロワ43から機外に排出され、袋受け等によって回収することができる。
これに限らず、本発明にあっては、風選後の摺落米を籾と玄米とに選別する選別部4として、光学選別式を採用することもできる(図5参照)。
図5には、前述した揺動選別部4に代わり、光学式の籾・玄米判別機50が示されている。籾・玄米判別機50は、機体上部に風力選別部3から排出された籾と玄米とからなる混合米を受け入れるサイクロンホッパ51を備え、振動装置52及び振動トラフ53からなる振動供給機構と、傾斜状の流下樋54から成る流下供給機構とを備えている。
また、籾・玄米判別機50の機体下部には、上記流下樋54下端の摺落米の落下軌跡に対向して配置された光学検査部55,55と、当該光学検査部55,55の検査結果に基づいて玄米と籾との判別を行い、籾のみを落下軌跡から排除するエジェクタ部56を備えている。
そして、上記エジェクタ部56の下方には、落下軌跡下方で玄米を集穀する玄米集穀ホッパー57と、落下軌跡から排除された籾を回収する籾回収ホッパー58とが設けられている。さらに、上記玄米集穀ホッパー57には、機外に玄米を排出する搬送機構を備えた精品排出スロワ59が設けられるとともに、籾回収ホッパー58には、籾を再脱ぷするために当該籾を脱ぷ部2に移送可能な籾排出部60が設けられている。籾排出部60としては、脱ぷ部2へ籾を返還することのできる揚穀機(図示せず)としてもよい。
光学検査部55,55には、一方側(前方側)に、フルカラーカメラを、他方側(後方側)に、近赤外カメラを設けることができる。各カメラの光軸の流下軌跡を挟んだ先には、バックグラウンドが設けられる。
また、各カメラには、被検査物に照明する複数の照明手段が設けられている。
各カメラ及び照明手段は、籾の検出に特異な波長域や受光感度を有するもの、玄米の検出に特異な波長域や受光感度を有するものを適宜採用し、籾と玄米との識別・判別が可能となる仕様のものを採用するとよい。例えば、籾と玄米と、これら以外の異物とを識別可能となるような検証実験を繰り返し、再現性を有するよう部品の仕様を決定するのがよい。
以上のように、本実施形態によれば、籾ホッパー6の漏斗口70には、下方に向けて脱ぷ部2に籾を供給する籾供給シュート73が設けられ、該籾供給シュート73の流路幅方向に、複数の仕切り壁74…を設けて、均等分配流路75…を複数形成したので、それぞれ均等に籾が流入し、籾供給シュート73の下端では、脱ぷファン8の中心に向けて複数の均等分配流路75…から均等に籾が搬入される。
そして、籾は回転するインペラ11に接触するとともに、脱ぷファンケース7の内面に貼設されたライナー部材12に衝突し、籾殻が破壊され、籾殻が分裂して玄米が露出されて脱ぷが行われる。この際、脱ぷファン8の中心には、複数の均等分配流路75…から均等に供給されるので、従来装置のように籾供給シュート73に分配流路が設けられていないものに比較し、ライナー部材12には図6の(c)に示すような偏摩耗が生じることがなくなる。
本発明は、籾摺選別機に適用することができる。脱ぷ部の脱ぷ作用を生じさせる部材として本実施形態では、衝撃式(又はインペラ式ともいう。)脱ぷ機のライニング(ライナー)部材としたが。これに限らず、脱ぷ作用を生じさせる部材としては、ロール式脱ぷ機のゴムロールであってもよい。また、選別部としては、本実施形態以外の上網、中網及び下網からなる万石式や、円筒式篩網を備えた回転選別式などを採用することもできる。
1 籾摺選別機
2 脱ぷ部
3 風力選別部
4 選別部
5 筐体
6 籾ホッパー
7 脱ぷファンケース
8 脱ぷファン
9 水平軸
10 回転円板
11 インペラ
12 ライナー部材
13 送穀筒
14 サイクロン分離部
15 風選経路
16 排風ファン
17 誘導管
18 流量調節バルブ
19 機枠
20 篩棚板
21 風路
22 二次空気取り入れ口
23 ファン側風路
24 移送路
25 シャッタ
26 揚穀機
27 排塵筒
28 開口調節シャッタ
29 ファンケーシング
30 ファン羽根
31 吸引口
32 一時貯留部
33 選別ユニット
34 選別板
35 玄米仕切板
36 籾仕切板
37 籾収集樋
38 混合米受樋
39 連絡樋
40 玄米受樋
41 機外排出樋
42 切換バルブ
43 精品排出スロワ
50 籾・玄米判別機
51 サイクロンホッパ
52 振動装置
53 振動トラフ
54 流下樋
55 光学検査部
56 エジェクタ部
57 玄米集穀ホッパー
58 籾回収ホッパー
59 精品排出スロワ
60 籾排出部
61 振動装置
62 振動トラフ
63 振動供給機構
70 漏斗口
71 籾供給シャッタ
72 籾返還流路
73 籾供給シュート
74 仕切り壁
75 均等分配流路
80 振動供給機構
81 振動装置
82 振動トラフ
83 分配仕切り板
84 流量調節板
85 搬送路
100 脱ぷ部
101 籾入れ漏斗
102 脱ぷファン
103 籾供給路
104 流量調節バルブ
105 ライナー部材

Claims (5)

  1. 籾ホッパーの漏斗口から下方の脱ぷ部に向けて籾を供給する籾供給シュートを備えた籾摺選別機であって、
    前記脱ぷ部の脱ぷ作用を生じさせる部材に籾を均等に供給するよう、前記籾供給シュートには、流路幅方向に複数の仕切り壁を設けて複数の均等分配流路を形成したことを特徴とする籾摺選別機。
  2. 前記籾ホッパーの漏斗口には、該漏斗口の開口度を調節することが可能な籾供給シャッタを設けてなる請求項1記載の籾摺選別機。
  3. 前記籾ホッパーと前記籾供給シュートとの間には、振動供給機構を介装してなる請求項1又は2記載の籾摺選別機。
  4. 前記振動供給機構は振動装置及び振動トラフから構成され、前記振動トラフ上には、分配仕切り板を設け、該分配仕切り板によって前記籾供給シュートの前記複数の均等分配流路に対応した複数の搬送路が形成される請求項1から3のいずれかに記載の籾摺選別機。
  5. 前記振動供給機構の振動トラフには、該振動トラフ上の搬送量を調節可能な流量調整板を設けてなる請求項4記載の籾摺選別機。
JP2020145638A 2020-08-31 2020-08-31 籾摺選別機 Active JP7464909B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020145638A JP7464909B2 (ja) 2020-08-31 2020-08-31 籾摺選別機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020145638A JP7464909B2 (ja) 2020-08-31 2020-08-31 籾摺選別機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022040776A true JP2022040776A (ja) 2022-03-11
JP7464909B2 JP7464909B2 (ja) 2024-04-10

Family

ID=80499526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020145638A Active JP7464909B2 (ja) 2020-08-31 2020-08-31 籾摺選別機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7464909B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001252577A (ja) 2000-03-10 2001-09-18 Oshima Noki Kk 籾摺機
JP6659295B2 (ja) 2015-10-01 2020-03-04 日本車輌製造株式会社 籾摺機

Also Published As

Publication number Publication date
JP7464909B2 (ja) 2024-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09267076A (ja) 粗選石抜装置
JP2018118185A (ja) 粗選別機
JP2949022B2 (ja) 脱穀装置における揺動選別装置
JP2022040776A (ja) 籾摺選別機
KR101763187B1 (ko) 쌀눈 선별 시스템
JP7408055B2 (ja) 籾摺選別機
JP2009066575A (ja) 籾摺選別装置
JP2003200066A (ja) 穀物調製装置
JP2008504948A (ja) ローラ式脱殻機
WO1990001377A1 (en) Rotary air cleaner and separator
KR20190009507A (ko) 나락 생산장치
JP3711903B2 (ja) 籾摺機の風選装置
CN2362862Y (zh) 一种油料脱壳与分选设备
JPS6323750A (ja) 籾摺選別装置
Srinivas Millet Milling Technologies
JP2003170067A (ja) インペラ羽根型籾摺選別機
CN210647283U (zh) 一种大米加工用分级筛分装置
JP3870853B2 (ja) 揺動選別型籾摺選別機
JP4483122B2 (ja) 籾摺選別機における風量調節装置
JPH11319444A (ja) 穀粒揚穀機の排塵装置
US684855A (en) Grain-separating machine.
JP4447713B2 (ja) 揺動選別機の除塵装置
CN115646584A (zh) 一种面粉自动化加工设备及加工方法
JPH0613666Y2 (ja) 豆類脱穀装置
JP2002102728A (ja) 穀粒揚穀機の吸塵装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7464909

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150