JP2018118185A - 粗選別機 - Google Patents

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稔 是田
功也 上瀬
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【課題】全体の機高を低減してコンパクト化するとともに、構造を簡略化して製造コストを安価にし、かつ、選別精度の高い粗選別機を提供する。【解決手段】原料籾中の大夾雑物を分離・除去するスカルパレータ選別部3と、原料籾中の中小夾雑物を風選する風力選別部4とを備え、風力選別部4が、機枠内でその対角を結ぶように斜設された風選経路13と、該風選経路13の傾斜上方側に接続され、該傾斜上方側の始端から下方側の終端に亘って湾曲状の風路に形成された夾雑物分離室14と、該夾雑物分離室14と前記風選経路13との間が循環風路となるように配置した送風ファン16とにより形成され、夾雑物分離室14の下方には、該夾雑物分離室14にて分離された軽夾雑物を速やかに機外排出するよう機外と連通させた中小夾雑物排出口15を設けた。【選択図】図2

Description

本発明は、ライスセンター等に設けられる粗選別機に関する。
従来の粗選別機として特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1に記載の粗選別機は、原料供給部と、風力選別部と、傾斜して配置された揺動スクリーンを有する揺動選別部と、を備えてなる粗選別機において、前記風力選別部と前記原料供給部及び揺動選別部との間に、原料の供給及び排出を行うとともに該風力選別部の気密性を保持するロータリ―バルブを設置し、また前記風力選別部内に、風選室及びサイクロン室を備えるとともに、これら風選室とサイクロン室の間に前記風力選別部の幅方向に延びる長尺のファンを配置し、前記風路を落下した原料を、前記原料排出側のロータリーバルブから前記揺動選別部に導いて該揺動選別部にて更に選別してなる粗選別機の構造としてある。
これにより、風力選別部及び揺動選別部を備え、風力により軽い夾雑物を分離し得るとともに、揺動スクリーンにより異形夾雑物をも分離し得る高い選別精度を有するものでありながら、風力選別部をクローズドタイプとして機外に塵埃が飛散しないように構成してあり、良好な作業環境を維持でき、作業者の衛生上及び安全上の問題をクリアできるとともに、設置場所を制限されることがない、という作用効果がある。
しかしながら、特許文献1に記載の粗選別機は、風力選別部の下方に、傾斜して配置された揺動スクリーンを有する揺動選別部を配置しているから、全体の機高が高くなってしまい、大型化して設置場所に制限がかかる問題があった。また、前記揺動選別部は偏心輪を有する駆動部の回転により、揺動運動を付与するものであるから、構造が複雑化して製造コスト高となる問題があった。
特許第2654083号公報
本発明は上記問題点にかんがみ、全体の機高を低減してコンパクト化するとともに、構造を簡略化して製造コストを安価にし、かつ、選別精度の高い粗選別機を提供することを技術的課題とする。
上記課題を解決するため本発明は、原料籾中の大夾雑物を分離・除去するスカルパレータ選別部と、原料籾中の中小夾雑物を風選する風力選別部とを備え、前記風力選別部は、機枠内でその対角を結ぶように斜設された風選経路と、該風選経路の傾斜上方側に接続され、該傾斜上方側の始端から下方側の終端に亘って湾曲状の風路に形成された夾雑物分離室と、該夾雑物分離室と前記風選経路との間が循環風路となるように配置した送風ファンとが備えられ、前記夾雑物分離室の下方には、該夾雑物分離室にて分離された軽夾雑物を速やかに機外排出するよう機外と連通させた中小夾雑物排出口を設ける、という技術的手段を講じた。
請求項2記載の発明は、前記スカルパレータ選別部が、機枠上部で幅広に形成された原料供給筒と、該原料供給筒から供給された原料籾を均等な流れに整流するための傾斜シュートと、原料籾に混入する大夾雑物を分離・除去するために一定速度で回転される選別円筒金網と、分離された大夾雑物を機外に排出するため機枠側部に開口した大夾雑物排出口とを備えたものであり、さらに、前記傾斜シュートが、その一端が回動軸に軸着されて回動自在に形成されていて、該回動軸と連動する傾斜シュート調整レバーの回動操作により傾斜シュートの傾斜角度を変更調節自在とする構成としたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記風力選別部の送風ファンに、風の吐出口近傍に風量調節弁が設けられ、該風量調節弁の一端が回動軸に軸着されて回動自在に形成されていて、該回動軸と連動する風量調整レバーの回動操作により風量調節弁の開度を変更調節自在としていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記風力選別部の送風ファンが機体の幅広方向に複数並設されていることを特徴とする。
本発明によれば、夾雑物分離室内に設けた湾曲状分離壁や整流板によってサイクロン流が生じるようになり、きれいな固気分離が可能となる。そして、夾雑物分離室の下方に、該夾雑物分離室にて分離された軽夾雑物を速やかに機外排出するよう機外と連通させた中小夾雑物排出口を設けてあるから、従来のように固気分離した軽夾雑物をホッパー状の貯留部に溜めるのではなく、軽夾雑物を湾曲状分離壁に沿って沈降させて開放状の中小夾雑物排出口から機外に速やかに排出させる。
すなわち、本発明にあっては、小夾雑物のほか、穂切れや、小さな木片など中夾雑物も回収することができ、後工程に揺動選別機を設けなくてもよい。このように、本発明では後工程に揺動選別部が不要となるため、全体の機高を低減してコンパクト化が可能となり、構造も簡略化して製造コストが安価になり、かつ、選別精度の高い粗選別機の提供が可能となる。
請求項2記載の発明によれば、スカルパレータ選別部が、機枠上部で幅広に形成された原料供給筒と、原料供給筒から供給された原料籾を均等な流れに整流するための傾斜シュートと、原料籾に混入する大夾雑物を分離・除去するために一定速度で回転される選別円筒金網と、分離された大夾雑物を機外に排出するため機枠側部に開口した大夾雑物排出口8を備えたものであり、傾斜シュート6の一端が回動軸10に軸着されて回動自在に形成されていて、該回動軸と連動する傾斜シュート調整レバーの回動操作により傾斜シュートの傾斜角度を変更調節自在とする構成としている。
これにより、原料籾中に中小夾雑物が多い場合は、傾斜シュートを急傾斜として、できるだけ選別円筒金網の網面と接触する時間を多く調整し、中小夾雑物の中から大夾雑物となり得る異物を拾い上げることができる。一方、原料籾中に中小夾雑物が少ない場合は、傾斜シュートを緩傾斜として、選別円筒金網の網面と接触する時間を若干少なく調整し、次段の風力選別部での選別処理に多くの時間を割り当てることができる。
請求項3記載の発明によれば、風力選別部の送風ファンの風の吐出口近傍に風量調節弁が設けられ、該風量調節弁の一端が回動軸に軸着されて回動自在に形成されていて、該回動軸と連動する風量調整レバーの回動操作により風量調節弁の開度を変更調節自在とする構成としている。
これにより、原料籾中に中小夾雑物が多い場合は、風量調節弁を開として、できるだけ風量を多くなるよう調整し、原料籾中に中小夾雑物が少ない場合は、風量調節弁を閉として、風量を少なくなるよう調整することができる。
請求項4記載の発明によれば、風力選別部の送風ファンを機体の幅広方向に複数並設しているので、幅広の風選経路であっても選別風を十分に行き渡らせることができる。
本発明の粗選別機の外観を示す概略斜視図である。 同上の内部構造を示す概略縦断面図である。 図2のA−A線で破断したときの概略平面図である。 送風ファンの吸い込み口を示す模式図である。 排出樋の別実施形態を示す概略図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の粗選別機の外観を示す概略斜視図であり、図2は同上の内部構造を示す概略縦断面図である。
図1、図2に示すように、本発明の一実施形態に係る粗選別機1は、箱状の機枠2上部に配置した原料籾中の大夾雑物を分離・除去するスカルパレータ選別部3と、機枠2下部に配置した精籾及び中小夾雑物を風選する風力選別部4とから主要部が構成される。
前記スカルパレータ選別部3(図2参照)は、機枠上部2aの上面に機体幅いっぱいに幅広に形成された原料供給筒5と、該原料供給筒5の直下に設けられ原料籾を均等な流れに整流するための傾斜シュート6と、大夾雑物を分離・除去するために一定速度で回転される選別円筒金網7と、機枠上部2a側面に設けた大夾雑物排出口8と、選別円筒金網7を通過した精籾及び中小夾雑物を風力選別部4に供給する集穀ホッパー部9とを備えて形成される。前記傾斜シュート6は、傾斜シュートの一端が回動軸10に軸着されて回動自在に形成されていて、該回動軸10と連動する傾斜シュート調整レバー11(図1参照)の回動操作により傾斜シュート6の傾斜角度を変更調節自在とする構成となっている。すなわち、原料籾中に中小夾雑物が多い場合は、傾斜シュート6を急傾斜(図2の符号6a)として、できるだけ選別円筒金網7の網面と接触する時間を多く調整し、中小夾雑物の中から大夾雑物となり得る異物を拾い上げることができる。一方、原料籾中に中小夾雑物が少ない場合は、傾斜シュート6を緩傾斜(図2の符号6)として、選別円筒金網7の網面と接触する時間を若干少なく調整し、次段の風力選別部4での選別処理に多くの時間を割り当てることができる。
前記原料供給筒5に原料籾が供給されると、傾斜シュート6により機体幅いっぱいにほぼ均等な流れに調整され、一定速度で回転されている選別円筒金網7の外周面に供給される。藁(わら)や穂切れや茎などの大夾雑物(D)は選別円筒金網7の上に残り、選別円筒金網7の回転により、これら大夾雑物が大夾雑物排出口8へ向けて移送されて原料籾からの分離・除去が行われる。
精籾(M)及び中小夾雑物(T)は選別円筒金網7内に向けて網目を通過し、該選別円筒金網7内に設けられた多数の羽根板部材12によって選別円筒金網7内の中央付近に集約される。そして、集約された精籾及び中小夾雑物は選別円筒金網7外に向けて再度網目を通過し、下方の集穀ホッパー部9に至る。
前記風力選別部4(図2参照)は、機枠下部2b内でその対角を結ぶように斜設された風選経路13と、該風選経路13の傾斜上方側に接続され、該傾斜上方側の始端から下方側の終端に亘って湾曲状の風路に形成された夾雑物分離室14と、該夾雑物分離室14と前記風選経路13との間が循環風路となるように配置した送風ファン16とが備えられ、前記夾雑物分離室14の下方には、該夾雑物分離室14にて分離された軽夾雑物を速やかに機外排出するよう機外と連通させた中小夾雑物排出口15が設けられている。また、前記循環風路の風路途上には、風選後の精籾を排出する精籾排出口17が形成されている。前記風選経路13、夾雑物分離室14は共に前記原料供給筒5と同様、機体幅いっぱいに幅広に形成されている。
符号36は中小夾雑物排出用の排出樋であり、符号37は排出樋36内に設けた中小夾雑物排出用の傾斜板である。なお、排出樋37として、図5に示すような千鳥状の棚板38を設けた構成の排出樋としてもよい。
前記風選経路13には、始端部に棚板18,19が斜設されるとともに、中間部の穀粒の落下口に穀粒の当て板20が固設されている。このように、風選経路13の始端部に棚板18,19を設けることで、風選経路13が複数の風選路21,22,23に分岐されるから、風選経路13内の風の流れを変えて比重の軽い籾殻やしいななどを傾斜上方に搬送しやすくなる作用がある。また、穀粒の当て板20を固設することで、集穀ホッパー部9から落下する穀粒の流れが当て板20に当たって飛散されることで、風選別を行いやすくする作用がある。
また、前記夾雑物分離室14では、軽夾雑物と気流との固気分離を行うべく、籾殻、しいな、小さな藁屑、小さな木片及び粉塵など中小の軽夾雑物からなる固体を下方に沈降させて機外排出するための湾曲状分離壁24と、分離後の気流を回収するための整流板25,26,27,28とを備えている。整流板25,26,27,28は、夾雑物分離室14のほぼ中央にカタカナの「ミ」のごとく多段に連設されている。符号29は送風ファン16の気流吸い込み口の前段にある返還流路であり、符号30は循環風路であり、符号31は未熟粒などを受けて回収するための未熟米搬送スクリューである。
前記送風ファン16には、風の吐出口近傍に風量調節弁32が設けられる。該風量調節弁32は、その一端が回動軸33に軸着されて回動自在に形成されていて、該回動軸33と連動する風量調整レバー34(図1参照)の回動操作により風量調節弁32の開度を変更調節自在とする構成となっている。すなわち、原料籾中に中小夾雑物が多い場合は、風量調節弁32を開(図2の符号32a)として、できるだけ風量を多くなるよう調整し、原料籾中に中小夾雑物が少ない場合は、風量調節弁32を閉(図2の符号32)として、風量を少なくなるよう調整することができるのである。
図3は図2のA−A線で破断したときの概略平面図であり、図4は送風ファンの吸い込み口を示す模式図である。図3、図4を参照して、気流が整流板25,26,27,28及び返還流路29を介して送風ファン16に取り込まれる様子を説明する。
図3、図4において、送風ファン16は複数設けられている(符号16a,16b)。つまり、風選経路13,夾雑物分離室14,返還流路29が機体幅いっぱいに幅広に形成されているから、風選経路13などに選別風が十分に行き渡るようにするためである。そして、図3を参照すれば、夾雑物分離室14で固気分離後の気流は整流板25,26,27,28から返還流路29を介して送風ファン16に取り込まれるようになっている。送風ファン16の翼車部には、気流の取り込み口35が複数設けられていて、各取り込み口35から気流が取り込まれた後、翼車の回転によって循環風路30に向けて起風するようになっている。
以上説明したように、本発明は、原料籾中の大夾雑物を分離・除去するスカルパレータ選別部3と、精籾及び中小夾雑物を風選する風力選別部4とを備え、前記風力選別部4が、機枠内でその対角を結ぶように斜設された風選経路13と、該風選経路13の傾斜上方側に接続され、該傾斜上方側の始端から下方側の終端に亘って湾曲状の風路に形成された夾雑物分離室14と、該夾雑物分離室14と前記風選経路13との間が循環風路となるように配置した送風ファン16とにより形成され、前記夾雑物分離室14の下方には、該夾雑物分離室14にて分離された軽夾雑物を速やかに機外排出するよう機外と連通させた中小夾雑物排出口15を設けてあるので、夾雑物分離室14内の湾曲状分離壁や整流板によってサイクロン流が生じるようになり、きれいな固気分離が可能となる。
すなわち、従来のように固気分離した軽夾雑物をホッパー状の貯留部に溜めるのではなく、軽夾雑物を湾曲状分離壁に沿って沈降させて開放状の中小夾雑物排出口15から機外に速やかに排出させる本発明にあっては、後工程に揺動選別機を設けなくても小夾雑物のほか、穂切れや、小さな木片など中夾雑物も回収することができる。
このように、本発明では後工程に揺動選別部が不要となるため、全体の機高を低減してコンパクト化が可能となり、構造も簡略化して製造コストが安価になり、かつ、選別精度の高い粗選別機の提供が可能となる。
また、スカルパレータ選別部3は、機枠2a上部で幅広に形成された原料供給筒5と、原料供給筒5から供給された原料籾を均等な流れに整流するための傾斜シュート6と、原料籾に混入する大夾雑物を分離・除去するために一定速度で回転される選別円筒金網7と、分離された大夾雑物を機外に排出するため機枠2a側部に開口した大夾雑物排出口8とを備えたものであり、
傾斜シュート6は、該傾斜シュート6の一端が回動軸10に軸着されて回動自在に形成されていて、該回動軸10と連動する傾斜シュート調整レバー11の回動操作により傾斜シュート6の傾斜角度を変更調節自在とする構成としている。
これにより、原料籾中に中小夾雑物が多い場合は、傾斜シュート6を急傾斜として、できるだけ選別円筒金網7の網面と接触する時間を多く調整し、中小夾雑物の中から大夾雑物となり得る異物を拾い上げることができる。一方、原料籾中に中小夾雑物が少ない場合は、傾斜シュート6を緩傾斜として、選別円筒金網7の網面と接触する時間を若干少なく調整し、次段の風力選別部4での選別処理に多くの時間を割り当てることができる。
さらに、風力選別部4の送風ファン16には、風の吐出口近傍に風量調節弁32が設けられ、該風量調節弁32の一端が回動軸33に軸着されて回動自在に形成されていて、該回動軸33と連動する風量調整レバー34の回動操作により風量調節弁32の開度を変更調節自在とする構成としている。
これにより、原料籾中に中小夾雑物が多い場合は、風量調節弁32を開として、できるだけ風量を多くなるよう調整し、原料籾中に中小夾雑物が少ない場合は、風量調節弁32を閉として、風量を少なくなるよう調整することができる。
そして、風力選別部4の送風ファン16は、機体の幅広方向に複数並設されているので、幅広の風選経路13であっても選別風が十分に行き渡るようになる。
本発明は、農家用の粗選別機や、穀物共同乾燥調製施設(カントリーエレベータ(CE))やライスセンタ用の粗選別機に適用することができる。
1 粗選別機
2 機枠
3 スカルパレータ選別部
4 風力選別部
5 原料供給筒
6 傾斜シュート
7 選別円筒金網
8 大夾雑物排出口
9 集穀ホッパー部
10 回動軸
11 傾斜シュート調整レバー
12 羽根板部材
13 風選経路
14 夾雑物分離室
15 中小夾雑物排出口
16 送風ファン
17 精籾排出口
18 棚板
19 棚板
20 当て板
21 風選路
22 風選路
23 風選路
24 湾曲状分離壁
25 整流板
26 整流板
27 整流板
28 整流板
29 返還流路
30 循環風路
31 未熟米搬送スクリュー
32 風量調節弁
33 回動軸
34 風量調整レバー
35 気流取り込み口
36 排出樋
37 傾斜板
38 棚板

Claims (4)

  1. 原料籾中の大夾雑物を分離・除去するスカルパレータ選別部と、原料籾中の中小夾雑物を風選する風力選別部とを備え、前記風力選別部は、機枠内でその対角を結ぶように斜設された風選経路と、該風選経路の傾斜上方側に接続され、該傾斜上方側の始端から下方側の終端に亘って湾曲状の風路に形成された夾雑物分離室と、該夾雑物分離室と前記風選経路との間が循環風路となるように配置した送風ファンとが備えられ、
    前記夾雑物分離室の下方には、該夾雑物分離室にて分離された軽夾雑物を速やかに機外排出するよう機外と連通させた中小夾雑物排出口を設けたことを特徴とする粗選別機。
  2. 前記スカルパレータ選別部は、機枠上部で幅広に形成された原料供給筒と、該原料供給筒から供給された原料籾を均等な流れに整流するための傾斜シュートと、原料籾に混入する大夾雑物を分離・除去するために一定速度で回転される選別円筒金網と、分離された大夾雑物を機外に排出するため機枠側部に開口した大夾雑物排出口とを備えたものであり、
    前記傾斜シュートは、該傾斜シュートの一端が回動軸に軸着されて回動自在に形成されていて、該回動軸と連動する傾斜シュート調整レバーの回動操作により傾斜シュートの傾斜角度を変更調節自在とする構成としてなる請求項1記載の粗選別機。
  3. 前記風力選別部の送風ファンには、風の吐出口近傍に風量調節弁が設けられ、該風量調節弁の一端が回動軸に軸着されて回動自在に形成されていて、該回動軸と連動する風量調整レバーの回動操作により風量調節弁の開度を変更調節自在としてなる請求項1又は2記載の粗選別機。
  4. 前記風力選別部の送風ファンが機体の幅広方向に複数並設されてなる請求項1から3のいずれかに記載の粗選別機。
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