JPH11319444A - 穀粒揚穀機の排塵装置 - Google Patents

穀粒揚穀機の排塵装置

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JPH11319444A
JPH11319444A JP12882698A JP12882698A JPH11319444A JP H11319444 A JPH11319444 A JP H11319444A JP 12882698 A JP12882698 A JP 12882698A JP 12882698 A JP12882698 A JP 12882698A JP H11319444 A JPH11319444 A JP H11319444A
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JP
Japan
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dust
cylinder
thrower
grain
rice
Prior art date
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Pending
Application number
JP12882698A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Mori
森  英二
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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  • Drives For Endless Conveyors (AREA)
  • Adjustment And Processing Of Grains (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スローワ型穀粒揚穀機の穀粒の塵埃除去。 【解決手段】スローワ筒30の上端に接続されるスロー
ワ筒部32a,スローワ筒部32aの終端側に接続され
ていて前記スローワ筒部32aに対して拡大構成されて
いる排塵ボックス32b,排塵ボックス32b内に設け
られる排塵漏斗部32c,排塵漏斗部32cの出口に接
続していて、スローワ筒部32aから遠い位置で穀粒を
取り出す穀粒取出筒部32d、前記排塵漏斗部32cか
ら漏れた塵埃類をスローワ筒部32aの近い位置で取り
出す塵埃取出筒部32eから排塵装置付き穀粒取出筒3
2を構成し、スローワ筒30の上部接近位置に塵埃貯溜
箱33を設けた穀粒揚穀機の排塵装置。 【効果】穀粒の塵埃を除去し、塵埃貯溜箱33を強固で
安定状態で支持し、また、穀粒取出作業を広い空間で楽
に行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、籾摺選別機等に
実施する穀粒揚穀機の排塵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バケット型の穀粒揚穀機にあっては、穀
粒の取出部に吸引排塵機を装備して取出穀粒から塵埃を
除去しているが、スローワ型の穀粒揚穀機にはこのよう
な吸引排塵機を取り付けることが難しいため、排塵装置
を装備しないものが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、スローワ
型の穀粒揚穀機の穀粒取出部に特殊に構成した排塵装置
を装備し、排塵装置及び塵埃貯溜箱を簡単容易に取り付
けできて、しかも、穀粒の取出作業を広い空間で容易に
しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
問題点を解決するために、次の技術的手段を講じた。即
ち、この発明は、揚穀羽根28の内装されている揚穀室
29と、該揚穀室29の上端に接続されているスローワ
筒30と、該スローワ筒30の上端に接続されている排
塵装置付き穀粒取出筒32と、前記スローワ筒30の上
端に接続されるスローワ筒部32a,スローワ筒部32
aの終端側に接続されていてスローワ筒部32aよりも
著しく拡大構成されている排塵ボックス32b,排塵ボ
ックス32b内に設けられる排塵漏斗部32c,排塵漏
斗部32cの出口部に接続されていて前記スローワ筒部
32aから遠い位置で穀粒を取り出す穀粒取出筒部32
d、前記排塵漏斗部32cから漏れた塵埃類を前記穀粒
取出筒部32dよりもスローワ筒部32aに近い位置で
取り出す塵埃取出筒部32eから構成されている排塵装
置付き穀粒取出筒32と、前記スローワ筒30の上部に
支持されていて且つ前記塵埃取出筒部32eからの塵埃
を受ける塵埃貯溜箱33と、からなる穀粒揚穀機の排塵
装置の構成とした。
【0005】
【作用】スローワ筒30の上端部に、排塵装置付き穀粒
取出筒32を接続し、スローワ筒30に排塵装置付き穀
粒取出筒32を取り付けると、スロワ筒30の近い位置
に塵埃取出筒部32eが位置し、スローワ筒30の近い
位置に取り付けられた塵埃貯溜箱33に塵埃が貯溜され
る状態となり、また、穀粒取出筒部32dはスローワ筒
30から遠い位置となり、穀粒取出筒部32dの周囲に
広い穀粒取出空間が形成される。
【0006】しかして、揚穀室29に流入した穀粒は、
揚穀羽根28により揚穀されて、スローワ筒30,排塵
装置付き穀粒取出筒32側のスローワ筒部32aを経て
排塵漏斗部32cに投げ出されて拡散され、穀粒に付着
している塵埃類は排塵漏斗部32cの網から漏れ出し、
塵埃取出筒部32eを経て塵埃貯溜箱33に排出貯溜さ
れ、また、塵埃の除去された穀粒は穀粒取出筒部32d
から機外ヘ取り出される。
【0007】
【発明の効果】この発明は、上述のように、スローワ筒
30の近い位置に塵埃貯溜箱33を支持しているので支
持構成が強固なものとなり、塵埃が貯溜し重量を増して
も安定した支持状態を維持でき、また、穀粒取出筒部3
2dはスローワ筒30から遠く離れた塵埃貯溜箱33の
隣接位置となるので、周囲に比較的広い空間を形成でき
て穀粒袋の配置が容易となり、穀粒処理作業を円滑容易
に行なうことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
例について説明する。まず、図1に基づき籾摺選別機の
全体構成について説明する。籾摺選別機は、籾摺部1,
籾摺部1からの摺落米を風選する摺落米風選部2,摺落
米風選部2での風選後の混合米を籾・玄米に分離選別す
る揺動選別装置3,混合米揚穀機4及び玄米揚穀機5等
により構成されている。
【0009】籾摺部1は、上部の籾ホッパ6,籾摺ロ−
ル7,7の内装されている籾摺室8等で構成されてい
る。摺落米風選部2は、摺落米風選箱9,摺落米風選路
10,粃受樋11,摺落米受樋12,吸引フアン13,
排塵筒14等により構成されている。次に、揺動選別装
置3について説明する。
【0010】多段の揺動選別板15,15,…には、板
面に選別用の凹凸あるいは選別凸条が形成されていて、
縦方向の一側を高い供給側、他側を低い排出側とし、縦
方向に直交する横方向の一方側を高い揺上側、反対側を
低い揺下側として、揺動選別板15の縦横2方向ともに
傾斜した構成とし、揺動選別板15,15,…は揺動ア
ーム,揺動リンクから構成されている揺動装置で、横方
向斜め上下に往復揺動される構成である。
【0011】この揺動選別板15,15,…における供
給側には供給口が構成されていて、分配供給樋16及び
分配ケース17を経由して、混合米が供給口から供給さ
れる構成である。揺動選別板15,15,…に供給され
た混合米は、粒形の大小,比重の大小,摩擦係数の大小
等の関係で、比重の重い小形の玄米は揺上側に偏流分布
し、また、玄米に比較して大きく比重の軽い籾は、揺下
側に偏流分布し、また、その中間部には分離されない籾
・玄米の混合米が分布しながら選別される。しかして、
これらの選別穀粒は、揺動選別板15の排出側に設けら
れている玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕切られて
取り出される。
【0012】取り出された玄米は、玄米取出樋20,玄
米流路21,玄米揚穀機5を経て機外に取り出され、ま
た、混合米は混合米取出樋22,混合米流路23,摺落
米受樋12,混合米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配
供給樋16,分配ケース17を経て、揺動選別板15,
15,…に供給されて再選別される。また、取り出され
た籾は、籾取出樋25,籾流路26,籾揚穀機27を経
て籾摺部1に揚穀還元されて、再度の籾摺がなされる構
成である。
【0013】次に、籾摺選別機の作用について説明す
る。籾摺作業をする場合には、籾摺部1の籾ホッパ6に
籾を供給し、籾摺選別機の回転各部を駆動する。次い
で、籾ホッパ6から籾摺ロール7,7に籾を供給して籾
摺し、摺落米を下方の摺落米風選路10で風選する。軽
い籾殻を吸引フアン13,排塵筒14を経て機外に排出
し、比較的軽い粃粒は粃受樋11に落下選別され、重い
玄米及び籾の混合米は、摺落米受樋12に落下選別され
る。
【0014】しかして、選別された混合米は、混合米揚
穀機4,混合米ホッパ24,分配供給樋16及び分配ケ
ース17を経て、揺動選別板15,15,…に供給され
る。混合米は、揺動選別板15が横方向斜上下に往復揺
動されると、粒形の大小、比重の大小、摩擦係数の大小
等の関係で、小形で比重の重い玄米は揺上側に偏流分布
し、また、玄米に比較して大形で比重の軽い籾は揺下側
に偏流分布し、また、その中間部には分離されない混合
米が分布しつつ選別される。
【0015】揺動選別板15,15,…の排出側から流
下した穀粒は、玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕切
られる。玄米仕切板18で仕切られた玄米は、玄米取出
樋20,玄米流路21及び玄米揚穀機5を経て機外に取
り出され、また、玄米仕切板18及び籾仕切板19で仕
切られた混合米は、混合米取出樋22,混合米流路2
3,混合米揚穀機4,混合米ホッパ24,分配供給樋1
6及び分配ケ−ス17を経て揺動選別板15に供給され
て再選別され、また、籾仕切板19で仕切られた籾は、
籾取出樋25,籾流路26及び籾揚穀機27を経て籾摺
部1に還元されて再度の籾摺がされる。
【0016】次に、図2に基づき、玄米揚穀機5の排塵
構成について説明する。標準型の玄米揚穀機5は、揚穀
羽根28の内装されている揚穀室29,揚穀室29の上
端に接続されているスローワ筒30,スローワ筒30の
上端に接続されている屈曲した穀粒取出筒31で構成さ
れている。次に、標準装備の穀粒取出筒31に代わる排
塵装置付き穀粒取出筒32について説明する。
【0017】排塵装置付き穀粒取出筒32は、スローワ
筒30の上端に接続されるスローワ筒部32a,スロー
ワ筒部32aの終端側に接続されていて前記スローワ筒
部32aに対して著しく拡大構成されている排塵ボック
ス32b,排塵ボックス32b内に設けられていて、網
等の排塵材で構成されている排塵漏斗部32c,排塵漏
斗部32cの出口部からスローワ筒部32aの遠い位置
で穀粒を取り出す穀粒取出筒部32d、前記排塵漏斗部
32cから漏れた塵埃類を前記穀粒取出筒部32dより
もスローワ筒部32aに近い位置で取り出す塵埃取出筒
部32eから構成されている。
【0018】スローワ筒30には取り出された塵埃を受
ける塵埃貯溜箱33がバネ式のホルダ34を介して取り
付けられる構成である。しかして、図2に示すように、
スローワ筒30の上部に接近させた状態で塵埃貯溜箱3
3を取り付け、次いで、排塵装置付き穀粒取出筒32の
スローワ筒部32aをスローワ筒30の上端部に嵌合接
続すると、スローワ筒部32aに近い塵埃取出筒部32
eが塵埃貯溜箱33の上方に対応配置される構成であ
る。
【0019】しかして、揚穀室29に流入した穀粒は、
揚穀羽根28により揚穀されて、スローワ筒30,排塵
装置付き穀粒取出筒32側のスローワ筒部32aを経て
排塵漏斗部32cに投げ出されて拡散され、穀粒に付着
している塵埃類は排塵漏斗部32cの網から漏れ出し、
塵埃取出筒部32eから塵埃貯溜箱33に排出され、ま
た、穀粒は穀粒取出筒部32dから機外ヘ取り出され
る。
【0020】なお、この排塵装置付き穀粒取出筒32を
コンバイン等のスローワ式揚穀機に利用してもよい。ま
た、スローワ筒30及びスローワ筒部32aの側方に吸
塵風路を併設し、吸引フアン13や特別に設けた吸引排
塵機に接続して、強制的に吸塵してもよい。次に、図3
に示す混合米揚穀機4の揚穀ベルトの緊張装置について
説明する。
【0021】従来の穀粒昇降機のベルト緊張装置とし
て、例えば、特開平9−21711号発明がある。この
従来装置は、揚穀ベルトを巻き掛ける上部プーリの軸部
における左右両部を調節ボルトで別個に上下調節する構
成であるので、調節作業が煩わしいという不具合があつ
た。そこで、この実施例では、調節ボルトを単一化し簡
単な構成で容易に緊張調節しようとするものである。
【0022】混合米揚穀機4の揚穀ケース35の上下端
部には、夫れ夫れ上部プーリ36及び下部プーリ(図示
省略)を軸37により支架して、上部プーリ36及び下
部プーリにバケット付き揚穀ベルト38を巻き掛けてい
る。軸受メタル39の下部側に軸37の両端部を支持
し、また、軸受メタル39の上部側には、調節軸40の
両端部をピン41で軸着し、調節軸40の中間部にピン
42を介して調節ボルト43の下端を支持し、調節ボル
ト43の上端を上方へ向けて延出させている。また、揚
穀ケース35の上部両側部には、レール44,44を上
下方向に沿わせて夫れ夫れ設け、このレール44,44
に前記軸受メタル39を嵌合し上下調節できる構成と
し、揚穀ケース35の上面に設けたナット45を調節ボ
ルト43に捩じ込み、ナット45で調節ボルト43を上
下動し、上部プーリ36を上下調節し、揚穀ベルト38
を緊張調節する構成である。
【0023】前記の構成とすることにより、単一の調節
ボルト43で上部プーリ36の緊張状態を調節するもの
でありながら、軸受メタル39、調節軸40及び調節ボ
ルト43の連結部が回動するので、円滑容易に緊張調節
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の切断側面図
【図2】側面図、切断側面図、平面図
【図3】切断側面図、切断正面図
【符号の説明】
1…籾摺部、2…摺落米風選部、3…揺動選別装置、4
…混合米揚穀機、5…玄米揚穀機、6…籾ホッパ、7…
籾摺ロール、8…籾摺室、9…摺落米風選箱、10…摺
落米風選路、11…粃受樋、12…摺落米受樋、13…
吸引フアン、14…排塵筒、15…揺動選別板、16…
分配供給樋、17…分配ケース、18…玄米仕切板、1
9…籾仕切板、20…玄米取出樋、21…玄米流路、2
2…混合米取出樋、23…混合米流路、24…混合米ホ
ッパ、25…籾取出樋、26…籾流路、27…籾揚穀
機、28…揚穀羽根、29…揚穀室、30…スローワ
筒、31…穀粒取出筒、32…排塵装置付き穀粒取出
筒、32a…スローワ筒部、32b…排塵ボックス、3
2c…排塵漏斗部、32d…穀粒取出筒部、32e…塵
埃取出筒部、33…塵埃貯溜室、34…ホルダ、35…
揚穀ケース、36…上部プーリ、37…軸、38…揚穀
ベルト、39…軸受メタル、40…調節軸、41…ピ
ン、42…ピン、43…調節ボルト、44…レール、4
5…ナット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揚穀羽根28の内装されている揚穀室
    29と、該揚穀室29の上端に接続されているスローワ
    筒30と、該スローワ筒30の上端に接続されている排
    塵装置付き穀粒取出筒32と、前記スローワ筒30の上
    端に接続されるスローワ筒部32a,スローワ筒部32
    aの終端側に接続されていてスローワ筒部32aよりも
    著しく拡大構成されている排塵ボックス32b,排塵ボ
    ックス32b内に設けられる排塵漏斗部32c,排塵漏
    斗部32cの出口部に接続されていて前記スローワ筒部
    32aから遠い位置で穀粒を取り出す穀粒取出筒部32
    d、前記排塵漏斗部32cから漏れた塵埃類を前記穀粒
    取出筒部32dよりもスローワ筒部32aに近い位置で
    取り出す塵埃取出筒部32eから構成されている排塵装
    置付き穀粒取出筒32と、前記スローワ筒30の上部に
    支持されていて且つ前記塵埃取出筒部32eからの塵埃
    を受ける塵埃貯溜箱33と、からなる穀粒揚穀機の排塵
    装置。
JP12882698A 1998-05-12 1998-05-12 穀粒揚穀機の排塵装置 Pending JPH11319444A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015093212A (ja) * 2013-11-08 2015-05-18 マルマス機械株式会社 精米機の白米導出部

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015093212A (ja) * 2013-11-08 2015-05-18 マルマス機械株式会社 精米機の白米導出部

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