JP2003071303A - インペラ羽根式籾摺装置の風選装置 - Google Patents

インペラ羽根式籾摺装置の風選装置

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JP2003071303A
JP2003071303A JP2001269152A JP2001269152A JP2003071303A JP 2003071303 A JP2003071303 A JP 2003071303A JP 2001269152 A JP2001269152 A JP 2001269152A JP 2001269152 A JP2001269152 A JP 2001269152A JP 2003071303 A JP2003071303 A JP 2003071303A
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Japan
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rice
sorting
air
passage
paddy
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JP2001269152A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Matsumoto
松本  俊行
Takeharu Seike
丈晴 清家
Masashi Maruoka
丸岡  政司
Takashi Beppu
別府  敬
Sumuto Takei
澄人 武井
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インペラ羽根式籾摺装置9で籾摺した摺出米の
選別精度向上。 【解決手段】インペラ羽根式の籾摺装置9において、籾
摺した摺出米を供給する摺出米拡散室16にスリットや
網からなる分離板17を設け、その下方に穀粒・籾殻が
流下する流下通路27を設け、分離板17後方に、イン
ペラ羽根による圧風を送る圧風風路29を配置し、流下
通路27を流下した穀粒・籾殻が圧風風路29を通過し
た圧風により選別されながら選別風路7に供給されるよ
うに構成した。この構成により 摺出米中の圧風を選別
風路7に有効に還元し、供給される摺出米を拡散しなが
ら風選し、摺出米の選別精度を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、インペラ羽根式
の籾摺機の風選装置に関する。 【0002】 【従来の技術】インペラ羽根式の籾摺装置で籾摺された
摺出米を摺出米供給筒を経由して摺出米拡散室に移送
し、摺出米拡散室から摺出米を横方向に選別風の流れる
選別風路に供給し摺出米を風選するものである。 【0003】また、特開昭56−5144号発明は、吹
上管により摺出米を吸入室に送り、抵抗板により穀粒と
圧風を仕分け、仕分けた穀粒は圧風の一部を利用して玄
米と籾に選別し、残部の圧風はそのまま機外に放出する
構成である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】インペラ羽根式籾摺機
にあっては、インペラ羽根の圧風を利用して摺出米を摺
出米拡散室に移送するため、摺出米拡散室から摺出米を
そのまま選別風路に供給すると、摺出米を移送する圧風
が選別風路に吹き出し風選性能が低下するという不具合
が発生していた。そこで、この発明はこのような不具合
を解消しようとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、請求項1の発明は、インペラ羽根式の籾摺装置9
の摺出米供給筒15を選別風路7の上方に配置した摺出
米拡散室16に連通し、前記摺出米拡散室16内におけ
る摺出米供給筒15の対向部位にスリットや、網目の構
成されている分離板17を配置し、摺出米拡散室16の
底部には穀粒・籾殻類の流下する流下通路27、及び、
圧風の流れる圧風風路29を設けて下方の選別風路7に
夫れ夫れ連通し、前記圧風風路29の選別風路7への連
通位置を前記流下通路27の連通位置よりも選別風路7
の始端側としたことを特徴とする。 【0006】請求項1の発明は、インペラ羽根式籾摺装
置9の摺出米は摺出米供給筒15を経て摺出米拡散室1
6に供給されて分離板17に衝突する。摺出米中の一部
の穀粒、籾殻類は分離板17に衝突落下し下方の流下通
路27に流下する。摺出米中の残部の穀粒、籾殻類及び
圧風は分離板17のスリット等を通過して後側に飛散
し、穀粒、籾殻類は下方の流下通路27に落下し、これ
ら穀粒、籾殻類は合流して流下通路27の終端部から選
別風路7に供給される。また、分離板17のスリットを
通過した圧風は圧風風路29に流入し、選別風路7の始
端側である圧風風路29の下端部から選別風路7に流入
し、流下通路27から選別風路7に流下供給される摺出
米を拡散しながら風選する。 【0007】 【発明の効果】請求項1の発明では、摺出米中の圧風を
選別風路7に有効に還元し、選別風路7に供給される摺
出米を拡散しながら風選し、摺出米の選別精度を向上さ
せることができる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、図1〜図2に示すこの発明
の実施例の形態について説明する。この籾摺選別機は、
籾摺部1、籾摺部1からの摺出米を風選する摺出米風選
部2、風選後の混合米を回転選別筒や揺動選別板により
籾・玄米に分離選別する混合米選別部3、混合米揚穀機
4、玄米揚穀機5等により構成している。 【0009】摺出米風選部2の摺出米風選箱体6には、
後側から前側に向けて選別風の流れる選別風路7を構成
し、摺出米風選箱体6の前側下部に吸引ファン8を配置
し、選別風路7の終端部を吸引ファン8に接続し、摺出
米風選箱体6の後方には回転選別筒型の混合米選別部3
を載置している。 【0010】籾摺部1はインペラ羽根式の籾摺装置9と
し次のように構成している。摺出米風選箱体6の前側上
部に籾ホッパ10を配置し、摺出米風選箱体6の前部左
右両側に脱ぷケース11,11を配置して、脱ぷケース
11,11内にインペラ羽根12,…を回転自在に軸架
し、籾ホッパ10の左右両側部から左右の籾供給通路1
3,13、籾送り樋14,14を経由して脱ぷケース1
1,11の中心部に籾を供給し、脱ぷケース11,11
の放出口に摺出米供給筒15,15を連結して、摺出米
供給筒15,15を経由して摺出米を摺出米風選部2に
供給する構成である。 【0011】摺出米風選箱体6における籾ホッパ10の
下方で且つ選別風路7の上方部位に、摺出米拡散室16
を設け、インペラ羽根式の籾摺装置9,9の摺出米供給
筒15,15の終端部を、摺出米拡散室16に連通して
いる。左右の摺出米供給筒15,15を摺出米拡散室1
6に対して後方に向けて連通し、摺出米供給筒15,1
5の供給部に対向して、スリットまたは網を形成してい
る分離板17を配置し、分離板17の下方に反射板18
を配置している。 【0012】摺出米供給筒15と反射板18の間に、側
面視L形に屈折した圧風案内板19を設けている。しか
もこの圧風案内板19は摺出米供給筒15の開口部の下
半部に対向して配置されていて、摺出米供給筒15の上
半部を通過する籾・玄米の穀粒類は後方へ通過させる
が、下半部を通る籾殻・圧風は下方に案内し、案内され
た籾殻・圧風は反射板18により方向変換されて前方に
案内する構成である。 【0013】反射板18の下方の摺出米拡散室16の底
部には、下部流下路21と上部流下路22を構成してい
る。下部流下路21は摺出米拡散室16の底部を前側か
ら後側に沿って構成されていて、主として摺出米中の籾
殻・圧風が流入し、流入した籾殻・圧風は流下して終端
部から選別風路7の後側である始端部に供給される。ま
た、上部流下路22は摺出米拡散室16の底部の後側部
に配置されていて、主として籾・玄米の穀粒類が流下
し、終端部から選別風路7の始端部で且つ前記下部流下
路21の開口部より後側に供給される。 【0014】しかして、脱ぷされた摺出米が摺出米供給
筒15,15から摺出米拡散室16の後方に向けて投入
されると、摺出米供給筒15の上半部を通る重い籾・玄
米の穀粒類は圧風案内板19に当たらずに後方に放出さ
れ分離板17に衝突する。すると、摺出米中の重い籾・
玄米の穀粒類の多くは分離板17のスリットを通過して
後側に投げ出され、下方の上部流下路22に流下する。
また、籾・玄米の穀粒類の一部は分離板17に衝突して
落下し、反射板18により拡散されながら流下して上部
流下路22に流入し、これらは合流しながら選別風路7
の始端部に供給され風選される。 【0015】また、籾殻・圧風は摺出米供給筒15の下
半部を通って放出されると、圧風案内板19に衝突して
下方に案内され、反射板18を経て前方に流れて下部流
下路21の始端部に流入し、流路内を終端側に流れて選
別風路7の始端部において選別風の流れ方向に沿って供
給されて風選される。 【0016】また、選別風路7の始端側下方には摺出米
受樋23を設け、選別風路7で風選された混合米は摺出
米受樋23に落下し、摺出米ラセンにより混合米揚穀機
4に移送供給される。また、選別風路7の中途部下方に
粃受樋24を設け、粃受樋24に選別された粃は粃ラセ
ンにより機外に取り出される。 【0017】次に、籾摺部1及び摺出米風選部2の作用
について説明する。籾ホッパ10に籾を供給し、籾供給
調節弁25を開調節し、籾供給通路13,13、籾送り
樋14,14を経て籾は脱ぷケース11,11に供給さ
れる。次いで、インペラ羽根12,…により籾は掬い取
られ、インペラ羽根12,…上を外周側に流動し、外周
屈折部で急激に方向変換しながら脱ぷケース11,11
のライニングに衝突し、その大半が脱ぷされる。 【0018】摺出米は左右の摺出米供給筒15,15内
をインペラ羽根12,…の放出力・圧風により上昇旋回
しながら摺出米拡散室16に供給される。しかして、摺
出米中の重い籾・玄米は摺出米供給筒15の上半部を通
って放出され、圧風案内板19の上側を通過して後方の
分離板17に衝突する。一部の穀粒は分離板17のスリ
ットを通過して後側に投げ出され、下方の上部流下路2
2に流下する。また、残部の穀粒類は分離板17に衝突
して反射板18で拡散されながら落下し底部を流下しな
がら上部流下路22に流入し、これらの穀粒は流下して
上部流下路22の終端部から選別風路7の始端部に供給
される。 【0019】また、摺出米中の軽い籾殻・圧風は摺出米
供給筒15の下半部を通って圧風案内板19により下方
に案内され、反射板18に拡散されながら流下して下部
流下路21の始端部に流入し、下部流下路21内を終端
側に流れ、選別風路7の始端部における上部流下路22
の流入部よりも終端側に供給されて風選される。 【0020】選別風路7に供給された摺出米は吸引フア
ン8の吸引により風選される。即ち、重い混合米は選別
風路7の始端側に流下して、摺出米受樋23に選別落下
し、摺出米ラセンにより混合米揚穀機4に送られ、回転
選別筒型の混合米選別部3に送られる。また、比較的重
い粃は中途部に流れて粃受樋24に落下選別し、粃ラセ
ンにより機外に取り出される。また、軽い塵埃類は終端
側に流れ、吸引ファン8、排塵筒26を経て機外に排出
される。 【0021】次に、図3に示す他の実施例の形態につい
て説明する。摺出米風選箱体6の摺出米拡散室16に
は、左右の摺出米供給筒15,15の終端部を後方に向
けて連通し、摺出米供給筒15,15の後方にはスリッ
トや網や小孔が無数に形成されている分離板17を配置
し、分離板17の下方に反射板18を配置している。摺
出米拡散室16の底部には穀粒の流下する流下通路27
を選別風路7と略同幅にして構成し、流下通路27の流
出部には自重あるいはバネにより垂下する均平抵抗板2
8を設けて、流下穀粒の左右均等化を図っている。摺出
米拡散室16の後側には幅広の圧風風路29を構成し、
圧風風路29の終端部は流下通路27の下方を経由して
選別風路7の始端側から終端側に向けて流れるように圧
風を供給する構成である。 【0022】しかして、摺出米は左右の摺出米供給筒1
5,15内から後側に向けて摺出米拡散室16に供給さ
れ、摺出米の穀粒、籾殻、圧風は後方の分離板17に衝
突する。しかして、その一部は分離板17に衝突して前
側に落下し、反射板18を経て流下通路27に流下す
る。また、摺出米の残部は分離板17のスリットを通過
して後側に飛散して流下通路27に流下し、これらは合
流して流下通路27を流下し、均平抵抗板28により左
右均等化されながら選別風路7に供給される。 【0023】また、分離板17のスリットを通過して後
側に流れた圧風は圧風風路29の上端部に流入し、圧風
風路29の下端部から流下通路27の下方を通って吹き
出し、流下通路27から流下する摺出米に横切るように
吹き出し、摺出米を拡散しながら選別風路7の終端側に
向けて流れ風選する。 【0024】インペラ羽根式の籾摺装置で籾摺した摺出
米を風選する技術として、例えば、特開昭56−514
4号発明がある。この発明は、吹上管により摺出米を吸
入室に送り、抵抗板により穀粒と圧風を仕分け、仕分け
た穀粒を圧風の一部を利用して玄米と籾に選別し、残部
の圧風はそなまま機外に放出する構成である。 【0025】従来の発明が選別に圧風の一部を利用して
いたのに対して、この実施例では、摺出米の圧風を摺出
米風選部2の選別風路7に全部を還元し、しかも、選別
風路7の選別に該圧風を有効利用しようというもので、
選別風路7に供給される摺出米を拡散しながら風選し、
摺出米の選別精度を向上させることができる。 【0026】次に、図4に示す他の実施例の形態につい
て説明する。摺出米風選箱体6には後側から前側に向け
て選別風の流れる選別風路7を設け、選別風路7の後側
下方に混合米選別部3で選別された玄米の流下する玄米
受樋30を設け、選別風路7の中途部下方には、摺出米
受樋23、粃受樋24を設けている。 【0027】選別風路7の中途部上方には摺出米拡散室
16を設けて、摺出米供給筒15を経て摺出米を供給す
る構成とし、摺出米拡散室16の選別風路7への流下口
には、前側に摺出米流下路31を、後側に圧風の流れ出
る圧風通路32を構成し、圧風通路32の終端部を摺出
米流下路31の下方を横切って選別風路7の選別風に沿
わせて圧風を送り込むように構成し、圧風通路32の中
途部に選別風吸入口33を臨ませている。なお、この摺
出米流下路31及び圧風通路32は選別風路7と同様に
幅広に構成している。 【0028】しかして、摺出米供給筒15により摺出米
が摺出米拡散室16に供給されると、摺出米中の籾・玄
米、籾殻類は摺出米流下路31に流下し選別風路7に供
給され、摺出米と共に送られてきた圧風は後側の圧風通
路32に流れ、摺出米流下路31から選別風路7に供給
される。その際、圧風は流下する籾・玄米、籾殻類を横
切って吹き抜けるように前側に流れ風選する。 【0029】従って、摺出米の圧風を圧風通路32に蓄
積しながら選別風路7の選別風に沿うように供給するの
で、摺出米の圧風が選別風路7の風選に悪影響を与える
ようなこともなく、また、圧風の選別風路7への供給の
際には穀粒、籾殻類を拡散しながら供給することとな
り、摺出米の選別精度を向上させることができる。 【0030】また、図5に示すように、選別風路7の中
途部上方に摺出米拡散室16を設けて、摺出米供給筒1
5を経て摺出米を摺出米拡散室16に供給する構成と
し、摺出米拡散室16にはアミあるいは多孔板からなる
衝突分離板34を設け、衝突分離板34に衝突し落下し
た穀粒、籾殻類を下方の反射板18により拡散しながら
選別風路7に供給し、衝突分離板34を通過した圧風を
幅広の圧風風路35を経由して選別風路7の始端部に供
給する構成としている。しかして、摺出米と共に供給さ
れた圧風を選別風路7に供給して有効利用を図り、選別
精度の向上をすることができる。 【0031】また、図6に示すように、幅広の圧風風路
35の終端部を選別風路7における摺出米受樋23の上
方で且つ摺出米拡散室16の摺出米流下部より始端側部
位から選別風路7に供給し合流させる構成としてもよ
い。次に、図7及び図8に基づき他の実施例の形態につ
いて説明する。 【0032】摺出米風選部2の摺出米風選箱体6には、
前側から後側に向けて選別風の流れる選別風路7を構成
し、摺出米風選箱体6の前後方向中間部上方に吸引ファ
ン8を配置し、選別風路7の終端部を吸引ファン8に連
通し、摺出米風選箱体6の後部上方に揺動選別板や回転
選別筒により混合米を籾・玄米に分離選別する混合米選
別部3を載置する構成である。 【0033】摺出米風選箱体6の前側上部に籾ホッパ1
0を配置し、籾ホッパ10の下方には籾拡散室36を配
置し、籾拡散室36には反射板18を設けて、籾ホッパ
10から流下した籾を反射板18により左右方向に分散
しながら下方の選別風路7の籾選別風路部7aに流下供
給して籾を風選し、精籾を籾摺部1に供給する構成であ
る。 【0034】次に、籾摺部1について説明する。籾選別
風路部7aの下方には、左・右籾送りホッパ37,37
を左右方向に沿うように配置し、この左・右籾送りホッ
パ37,37の底部に左・右籾送りラセン軸38,38
を軸架し、籾を中央部から左右両側に送るように構成し
ている。なお、左・右籾送りホッパ37,37の中央下
部の空間部を伝動ボックス39に構成して、この伝動ボ
ックス39に軸架した駆動プーリ40から左・右籾送り
ラセン軸38,38に動力を伝達している。 【0035】前記左・右籾送りラセン軸38,38の両
側方には、インペラ羽根式の籾摺装置9,9を配置し、
次のように構成している。摺出米風選箱体6の前部左右
両側に脱ぷケース11,11を配置し、左・右籾送りホ
ッパ37,37の底部に軸架した左・右籾送りラセン軸
38,38の両端部を脱ぷケース11,11内部まで延
出し、その端部にインペラ羽根12,…を取り付け、脱
ぷケース11,11の放出口に摺出米供給筒15,15
を取り付けて、摺出米を摺出米供給筒15,15の放出
口を左右両側から中央部に向けて摺出米を放出し、摺出
米を互いに衝突させて拡散・減圧しながら摺出米拡散室
16に供給するように構成している。 【0036】摺出米風選箱体6における籾拡散室36の
後方には摺出米拡散室16を設け、摺出米拡散室16に
籾摺装置9の摺出米供給筒15,15を連通するにあた
り、脱ぷケース11,11の放出口における外周側の穀
粒・籾殻類の放出口部に摺出米供給筒15を連通して摺
出米拡散室16に送るようにし、また、放出口における
内周側の圧風の放出口部に圧風放出筒41を連通し、圧
風放出筒41、圧風拡散室42を経て選別風路7の籾選
別風路部7aに圧風を供給し、籾選別に利用している。 【0037】摺出米拡散室16には摺出米反射板(図示
省略)を設けて、摺出米供給筒15から流下した摺出米
を摺出米反射板(図示省略)により左右方向に反射拡散
し、下方の選別風路7の摺出米選別風路部7bに流下供
給して摺出米を風選し、風選後の混合米を混合米選別部
3に供給している。 【0038】そして、選別風路7の摺出米選別風路部7
bの始端部下方には、摺出米受樋23を設け、摺出米選
別風路部7bの終端側下方に粃受樋24を設けて、選別
した粃を粃取出筒43を介して機外に取り出す構成とし
ている。このように、脱ぷケース11,11における放
出口の内周側の圧風放出口部に圧風放出筒41を連通し
て、摺出米の圧風を選別風路7に供給して籾選別に有効
活用し、摺出米の圧風による選別風路7への悪影響を防
止している。 【0039】次に、図9に基づきインペラ羽根式籾摺装
置9の他の実施例について説明する。この籾摺装置9
は、脱ぷケース11、籾摺軸44、該籾摺軸44に近接
してその始端が位置して取り付けているインペラ羽根1
2,…、脱ぷケース11の放出口に連結した摺出米供給
筒15等により構成されている。そして、脱ぷケース1
1への籾送込筒45の終端部を順次狭窄した狭窄部45
aに構成し、インペラ羽根12,…の内周部を前記狭窄
部45aに対応した切欠き部46を構成している。 【0040】しかして、籾送込筒45から狭窄部45a
を経てインペラ羽根12,…における周速の遅い回転中
心部に籾が送り込まれ、籾はインペラ羽根12,…によ
り、籾摺軸44近傍から徐々に加速され、周速の速い外
周部に流動し籾摺される。従って、従来のように、イン
ペラ羽根12,…の始端が籾摺軸44と離れていた構成
に比べ、籾の供給時におけるインペラ羽根12,…の衝
撃を少なくし、玄米の胚芽の脱落や、肌擦れを少なくす
ることができ、また、インペラ羽根12,…の籾の幅広
方向への拡散を良好にし、脱ぷ率を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】全体の切断側面図 【図2】全体の切断背面図 【図3】要部の切断側面図 【図4】要部の斜視図、切断正面図 【図5】要部の切断側面図 【図6】要部の切断側面図 【図7】全体の切断側面図 【図8】要部の切断正面図 【図9】要部の切断側面図、切断正面図 【符号の説明】 1 籾摺部 2 摺出米風選部 3 混合米選別部 4 混合米揚穀機 5 玄米揚穀機 6 摺出米風選箱体 7 選別風路 8 吸引ファン 9 インペラ羽根式の籾摺装置 15 摺出米供給筒 16 摺出米拡散室 17 分離板 27 流下通路 29 圧風風路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B07B 9/02 B07B 9/02 (72)発明者 別府 敬 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 武井 澄人 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 4D021 AA01 AB02 FA18 GA03 GA12 GA13 GA20 GB01 HA04 4D043 DA01 GA09 GB15 GB25

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 インペラ羽根式の籾摺装置9の摺出米
    供給筒15を選別風路7の上方に配置した摺出米拡散室
    16に連通し、前記摺出米拡散室16内における摺出米
    供給筒15の対向部位にスリットや、網目の構成されて
    いる分離板17を配置し、摺出米拡散室16の底部には
    穀粒・籾殻類の流下する流下通路27、及び、圧風の流
    れる圧風風路29を設けて下方の選別風路7に夫れ夫れ
    連通し、前記圧風風路29の選別風路7への連通位置を
    前記流下通路27の連通位置よりも選別風路7の始端側
    としたことを特徴とするインペラ羽根式籾摺装置の風選
    装置。
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