JP3661615B2 - 脱穀揺動選別装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、脱穀揺動選別装置に関し、コンバインの脱穀装置として利用しうる。
【0002】
【従来の技術】
コンバインの揺動選別棚は、脱穀室の下側において、脱穀物を受けて揺動移送しながら穀粒の選別を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この揺動選別を行うチャフシ−ブにあっては、前部において多量の脱穀物を受けるために選別が行われ難く、脱穀物の停滞を生じ易く、効率的な選別を維持し難い。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、脱穀物を受けて揺動移送しながら選別する揺動選別棚1は、チャフシ−ブ2の下側にこのチャフシ−ブ2から漏下される選別物を受けて揺動しながら穀粒を選別するグレンシ−ブ3を有し、この揺動選別棚1の下側には、唐箕4から吹き出される選別風を該グレンシ−ブ3下側の主選別風路5へ案内する主送風口6と、該チャフシ−ブ2下側の副選別風路7へ案内する副送風口8とを設け、これら主送風口6から副送風口8に亘って少なくとも2個の風割9,10を設け、前記副選別風路7は、唐箕4側の入口部が広く、選別風送り方向下手側の出口部が狭くなるように構成し、さらに、前記風割9と風割10の間には風導板44を設け、チャフシ−ブ2の傾斜板35の間隔を標準開度から開いて能率を上げるときには前記風導板44の上向角度を大きくして前記主選別風路5の選別風の向きを変更し、前記グレンシ−ブ3の前部へ吹き当てる風力を大きくするように構成したことを特徴とする脱穀揺動選別装置の構成とする。
【0005】
脱穀室から漏下される脱穀物は、揺動選別棚1で受けられて揺動移送されながら、チャフシ−ブ2及びグレンシ−ブ3等で穀粒が漏下選別される。唐箕4から主送風口6及び副送風口8を経て吹き出される選別風は、主選別風路5、副選別風路7等を揺動選別棚1から漏下される穀粒を風選する。副選別風路7の選別風は、チャフシ−ブ2前端部を吹き上げて、このチャフシ−ブ2上面の脱穀物を浮上させながら風選する。また、チャフシ−ブ2の傾斜板35の間隔を標準開度から開く方向にすると、風割9と風割10の間に設けている風導板44の上向角度が大きくなる。そして、主選別風路5の選別風の向きが変更されてグレンシ−ブ3の前部へ吹き当たる風力が大きくなる。即ち、グレンシーブ3の前部以外の部分に吹き当たる風力は弱くなる。
【0006】
【発明の効果】
このように副送風口8から吹き出される副選別風路7の選別風によって、チャフシ−ブ2の前部上を揺動移送される脱穀物を集中的に噴風して浮上し揺動選別効果を高めることができる。さらに、副選別風路7は、唐箕4側の入口部が広く、選別風送り方向下手側の出口部が狭くなるように構成したので、チャフシーブ2の前方に存在する藁屑は、チャフシーブ2の後部へ吹き飛ばされ易くなり、穀粒の漏下が行われ易くなり、揺動移送選別作用が速やかに円滑に行われるようになる。また、チャフシ−ブ2の傾斜板35の間隔を標準開度から開いて能率を上げるときには風導板44の上向角度を大きくして主選別風路5の選別風の向きを変更し、グレンシ−ブ3の前部へ吹き当てる風力を大きくするように構成していることで、グレンシーブ3の前部以外の部分に吹き当たる風力は弱くなる。従って、脱穀物が多くなるとグレンシ−ブ3上における穀粒の漏下選別を促進させることができるようになり、速やかな選別が可能となる。
【0007】
【実施例】
コンバインの脱穀装置15は、扱胴16を前後方向の扱胴軸17によって脱穀室18に軸装し、この脱穀室18の一側に沿う穀稈移送口に穀稈を挾持して移送するフィ−ドチェン19を設け、車体前方の刈取装置20で刈取られて搬送装置21で搬送される穀稈の供給を受けて脱穀する。22は前側の供給口、23は後側の排稈口、24は脱穀室18の下側に沿って張設する脱穀網である。
【0008】
脱穀室18の後側には排稈室25と排塵室26とが形成され、この排稈室25には前記フィ−ドチェン19によって搬送される脱穀滑排稈を受けて後方機外へ排出する排稈装置27を設け、排塵室26には吸引排塵機28を設けている。
揺動選別棚1は、このような脱穀室18から排塵室26に亘る間の下方に設けられて、脱穀機枠に対して揺動駆動されるように支架されている。又、この揺動選別棚1の下側に唐箕4及び主・副選別風路5,7、更には一番受樋14や二番受樋29等を配置する。
【0009】
30は操縦台、31は操縦席、32は脱穀装置15で脱穀された穀粒を取出収容するグレンタンク、33は排稈を細断する排稈カッタ−である。Eはエンジンである。
前記揺動選別棚1は、脱穀網24の下側に送り突子を形成した移送板34を配置し、この移送板34の終端から後方に亘って傾斜板35を一定間隔にしてよろい板状に配置したチャフシ−ブ2を設け、該移送板34上から移送される脱穀物や排稈口23から排出されるわら屑等を受けて揺動移送しながら主として穀粒を漏下選別する。このチャフシ−ブ2の終端部には排塵室26の下側においてわら屑を揺動移送しながら後方へ排出するストロ−ラック36を配置する。3はグレンシ−ブで、前記チャフシ−ブ2から漏下される選別物を受けて穀粒を漏下選別するものである。
【0010】
唐箕4は移送板34の下部に設けられて、後側の主選別風路5へ向けて主送風口6を開口し、又、副選別風路7へ向けて副送風口8を開口し、ファン37の回転によってこれらの送風口6,8から圧風を吹き出し、主選別風路5や副選別風路7から揺動選別棚1の選別間隙部等を経て、前記吸引排塵機28による吸引風として流すものである。
【0011】
主送風口6と副送風口8との間には風割9を設け、この風割9の後端面11は後下りの傾斜面として、上板38は若干後方へ突出するように延長し、下板39はこの上板38よりも後方へ延長させ、前記グレンシ−ブ3前端部の案内板13をこの後端面11の後側に対向させる。この案内板13は該上板38の後方延長面よりも適宜間隔下位にあって、揺動選別棚1が前後に揺動しても、これら上板38の上端部や後端面11に接触しないように構成している。
【0012】
この上板38とこの上側に対向する案内板40との間に副送風口8が形成され、これら上板38と案内板40との間隔は、唐箕4側が広く、副選別風路7側が狭くなるように順次絞られて、送風が速くなるように形成されている。副選別風路7は、揺動選別棚1と一体の前記案内板13と移送板34の終端部下面に設けられる案内板41との間に、順次狭くなるように絞って形成されて、これらによって案内される選別風が移送板34の先端部とこの後側に対向するチャフシ−ブ2の前端部の傾斜板35との間の間隔部42を通して揺動選別棚1上方へ吹き抜けるように構成している。又、この傾斜板35の下端縁と案内板13の上端縁との間には、副選別風路7からグレンシ−ブ3上面に開通する間隔部43が形成され、該間隔部43から漏下される選別物をグレンシ−ブ3上へ案内させるように構成している。
【0013】
このようにして、副送風口8から吹き出される選別風は、風速が高められて副選別風路7を間隔部42へ案内されるため、この間隔部42を上方へ吹き上げられる風圧によって移送板34上をこの間隔部42上へ送り出される脱穀物がここで浮上されて、わら屑等がチャフシ−ブ2の後部へ吹き飛ばされ易くなり、穀粒の漏下が行われ易く、揺動移送選別作用が速やかに円滑に行われる。
【0014】
主送風口6には風割10及び風導板44を形成し、この風導板44の前端は、この上側の風割9の前端45や下側の風割10の前端46よりも後位置にあって、この風割9の下板39による唐箕4側からの風受面積を広くして、風割9と導風板44との間の送風力が大きくなるように構成して、主選別風路5におけるグレンシ−ブ3に沿う風当りを良くするように構成している。風導板44の後端部も上風割9の後端面11の下端縁よりも前位に設定して、後端面12上に流下する穀粒の邪魔をしない構成としている。
【0015】
又、これら各段の風割9,10の後端面11,12は、共に後下りの傾斜として、階段状に形成され、最下段の後端面12は一番受樋14上にのぞませている。
図4において、上例と異なる点は、前記風導板44の先端部51を軸50の回りに上下回動可能にして、この先端部51を回動調節して風向乃至風力分布を調整する。風導板44は複数段に設け、グレンシ−ブ3の前部に対する風力を強くするときは先端部51を上方へ回動し(A)、一番受樋14乃至一番受板52上への風力を強くするときは先端部51を下方へ回動し(B)、又、これら上下方向の風力を適宜に高めたいときは上下導風板44の先端部51を各対向する側へ回動して(C)、脱穀選別状態に応じた風向調節を行うことができる。
【0016】
図5において、上例と異なる点は、前記チャフシ−ブ2の傾斜板35の傾斜角度の変更と、主送風口6後端の風導板44の上下角度変更とを、ワイヤ−47等で連動して、チャフシ−ブ2の傾斜板35の間隔を標準開度から開いて能率を上げるときには、風導板44の上向角度を大きくして、主選別風路5をグレンシ−ブ3の前部へ吹き当てる風力を大きくして、このグレンシ−ブ3上における穀粒の漏下選別を促進させる。
【0017】
前記チャフシ−ブ2の傾斜板35は、前部のみ傾斜角度を変更できる構成とするもよい。48は各傾斜板35の傾斜角度を変更するア−ム、49は戻しばねである。各傾斜板35は揺動選別棚1の側枠部に枢支されて、この傾斜角が急になるほど前後間隔が広くなり、脱穀選別物の漏下も行われ易くなる。
【0018】
又、前記風導板44は、後端部のみ軸50回りに回動するが、全長を単一板として上下回動することによって後端側が上下に移動するように構成するもよい。
又、わら屑や小枝梗等が多いときの脱穀では、前記とは逆に傾斜板35の角度を標準位置から緩くして穀粒を漏下し難くし、風導板44の下向き角度を大きくして、主選別風路5の下部に吹く風力を強くする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一部の拡大側面図
【図2】 側面図
【図3】 平面図
【図4】 一部別実施例を示す側面図と、その一部の作用図
【図5】 一部別実施例を示す側面図
【符号の説明】
1…揺動選別棚、2…チャフシ−ブ、3…グレンシ−ブ、4…唐箕、5…主選別風路、6…主送風口、7…副選別風路、8…副送風口、9…風割、10…風割、35…傾斜板、44…風導板。

Claims (1)

  1. 脱穀物を受けて揺動移送しながら選別する揺動選別棚は、チャフシ−ブの下側にこのチャフシ−ブから漏下される選別物を受けて揺動しながら穀粒を選別するグレンシ−ブを有し、この揺動選別棚の下側には、唐箕から吹き出される選別風を該グレンシ−ブ下側の主選別風路へ案内する主送風口と、該チャフシ−ブ下側の副選別風路へ案内する副送風口とを設け、これら主送風口から副送風口に亘って少なくとも2個の風割10を設け、前記副選別風路は、唐箕側の入口部が広く、選別風送り方向下手側の出口部が狭くなるように構成し、さらに、前記風割(9)と風割(10)の間には風導板(44)を設け、チャフシ−ブ(2)の傾斜板(35)の間隔を標準開度から開いて能率を上げるときには前記風導板(44)の上向角度を大きくして前記主選別風路(5)の選別風の向きを変更し、前記グレンシ−ブ(3)の前部へ吹き当てる風力を大きくするように構成したことを特徴とする脱穀揺動選別装置。
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