JP3376699B2 - 脱穀揺動選別装置 - Google Patents

脱穀揺動選別装置

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JP3376699B2 JP13911994A JP13911994A JP3376699B2 JP 3376699 B2 JP3376699 B2 JP 3376699B2 JP 13911994 A JP13911994 A JP 13911994A JP 13911994 A JP13911994 A JP 13911994A JP 3376699 B2 JP3376699 B2 JP 3376699B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、脱穀揺動選別装置に
関し、コンバインの脱穀装置として利用しうる。
【0002】
【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】脱
穀揺動選別棚にあっては、チャフシ−ブの前端部におけ
る選別が行われ難く、脱穀物の移送停滞が行われ易く、
選別効率が低下し易い。このため、このチャフシ−ブの
前端部に選別風を送風するために、主選別風路と連通す
る主送風口の上部に副送風口や、これと連通する副選別
風路等を設けるが、これら副送風口と揺動選別棚のグレ
ンシ−ブ部との間から下方へ漏下する脱穀物が多く、籾
粒等の一番物の選別が悪くなる。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、請求項1記
載の発明においては、脱穀物を受けて揺動移送しながら
選別する揺動選別棚3は、チャフシ−ブ2の下側にこの
チャフシ−ブ2から漏下される選別物を受けて揺動選別
するグレンシ−ブ31を有し、この揺動選別棚3の下側
には、唐箕4から吹き出される選別風を該グレンシ−ブ
31下側の主選別風路6へ案内する主送風口5と、該チ
ャフシ−ブ2下側の副選別風路8へ案内する副送風口7
とを設け、前記主送風口5から副送風口7に亘って複数
段の風割43,33を設け、このうち上段側に位置する
風割33の後端面34は後下がりの傾斜面として、風割
33の下板36は上板35よりも後方へ延長させる構成
とし、前記風割33の後端面34の後側に対向する前記
グレンシ−ブ31の前端部に形成した案内板37を、前
記風割33の上板35の後方延長面に沿うような板面を
有し該延長面よりも適宜間隔下位にあって、揺動選別棚
3が前後に揺動しても、これら上板35の上端部や後端
面34に接触しないように構成し、下段側に位置する風
割43の後端面48は後下がりの傾斜面として、風割4
3の下板は上板よりも後方へ延長させる構成としたこと
を特徴とする脱穀揺動選別装置の構成とし、請求項2記
載の発明では、前記副送風口7から副選別風路8へ流れ
る送風量を変化させる、送風量変化手段を設けたことを
特徴とする請求項1に記載の脱穀揺動選別装置の構成と
する。
【0004】
【作用、および発明の効果】脱穀室から漏下される脱穀
物は、揺動選別棚3で受けられて揺動移送されながら、
チャフシ−ブ2及びグレンシ−ブ31等で穀粒が漏下選
別される。唐箕4から主送風口5及び副送風口7を経て
吹き出される選別風は、主選別風路6、副選別風路8等
を揺動選別棚3から漏下される穀粒を風選する。副選別
風路8の選別風は、チャフシ−ブ2前端部を吹き上げ
て、このチャフシ−ブ2上面の脱穀物を浮上させながら
風選し、このチャフシ−ブ2の前端部を漏下される選別
物でグレンシ−ブ31に落下されないで前方へ流下され
る穀粒があると、案内板37の傾斜及び上段の風割33
の後端面34の傾斜に沿って流下案内され、さらに、下
段の風割43の後端面48に案内されて一番受樋23へ
流下される。この各後端面34,48から流下される主
送風口5を主選別風路6へ向けて吹き出される選別風に
よって風選される。
【0005】このように副送風口7から吹き出される副
選別風路8の選別風によって、チャフシ−ブ2の前部上
を揺動移送される脱穀物を集中的に噴風して浮上し揺動
選別効果を高めることができ、この副選別風路8下側の
グレンシ−ブ31前側を越えて流下される穀粒があると
きは、案内板37の傾斜及び上段の風割33の後端面3
4や、下段の風割43の後端面48等を流下して主送風
口5を吹き出される選別風によって風選して、穀粒を一
番受樋23で受けるものであるから、選別効率を高める
ことができると共に、各送風口5,7等から唐箕4内へ
穀粒が入るのを防止することができる。請求項2におい
ては、副送風口7から副選別風路8へ流れる送風量を変
化する。従って、例えば、チャフシーブ2上の送風量を
増加させて、このチャフシーブ2上の選別性能を向上さ
せることができる。
【0006】
【実施例】コンバインの脱穀装置9は、扱胴10を前後
方向の扱胴軸11によって脱穀室12に軸装し、この脱
穀室12の一側に沿う穀稈移送口に穀稈を挾持して移送
するフィ−ドチェン13を設け、車体前方の刈取装置1
4で刈取られて搬送装置15で搬送される穀稈の供給を
受けて脱穀する。16は前側の供給口、17は後側の排
稈口、18は脱穀室12の下側に沿って張設する脱穀網
である。
【0007】脱穀室12の後側には排稈室19と排塵室
20とが形成され、この排稈室19には前記フィ−ドチ
ェン11によって搬送される脱穀滑排稈を受けて後方機
外へ排出する排稈装置21を設け、排塵室20には吸引
排塵機22を設けている。揺動選別棚3は、このような
脱穀室12から排塵室20に亘る間の下方に設けられ
て、脱穀機枠に対して揺動駆動されるように支架されて
いる。又、この揺動選別棚3の下側に唐箕4及び主・副
選別風路6,8、更には一番受樋23や二番受樋24等
を配置する。
【0008】25は操縦台、26は操縦席、27は脱穀
装置9で脱穀された穀粒を取出収容するグレンタンク、
28は排稈を細断する排稈カッタ−である。Eはエンジ
ンである。前記揺動選別棚3は、脱穀網18の下側に送
り突子を形成した移送板1を配置し、この移送板1の終
端から後方に亘って傾斜板29を一定間隔にしてよろい
板状に配置したチャフシ−ブ2を設け、該移送板1上か
ら移送される脱穀物や排稈口17から排出されるわら屑
等を受けて揺動移送しながら主として穀粒を漏下選別す
る。このチャフシ−ブ2の終端部には排塵室20の下側
においてわら屑を揺動移送しながら後方へ排出するスト
ロ−ラック30を配置する。31はグレンシ−ブで、前
記チャフシ−ブ2から漏下される選別物を受けて穀粒を
漏下選別するものである。
【0009】唐箕4は移送板1の下部に設けられて、後
側の主選別風路6へ向けて主送風口5を開口し、又、副
選別風路8へ向けて副送風口7を開口し、ファン32の
回転によってこれらの送風口5,7から圧風を吹き出
し、主選別風路6や副選別風路8から揺動選別棚3の選
別間隙部等を経て、前記吸引排塵機22による吸引風と
して流すものである。
【0010】主送風口5と副送風口7との間には風割3
3を設け、この風割33の後端面34は後下りの傾斜面
として、上板35は若干後方へ突出するように延長し、
下板36はこの上板35よりも後方へ延長させ、前記グ
レンシ−ブ31前端部の案内板37をこの後端面34の
後側に対向させる。この案内板37は該上板35の後方
延長面よりも適宜間隔下位にあって、揺動選別棚3が前
後に揺動しても、これら上板35の上端部や後端面34
に接触しないように構成している。
【0011】この上板35とこの上側に対向する案内板
38との間に副送風口7が形成され、これら上板35と
案内板38との間隔は、唐箕4側が広く、副選別風路8
側が狭くなるように順次絞られて、送風が速くなるよう
に形成されている。副選別風路8は、揺動選別棚3と一
体の前記案内板37と移送板1の終端部下面に設けられ
る案内板39との間に、順次狭くなるように絞って形成
されて、これらによって案内される選別風が移送板1の
先端部とこの後側に対向するチャフシ−ブ2の前端部の
傾斜板29との間の間隔部40を通して揺動選別棚3上
方へ吹き抜けるように構成している。又、この傾斜板2
9の下端縁と案内板37の上端縁との間には、副選別風
路8からグレンシ−ブ31上面に開通する間隔部41が
形成され、該間隔部40から漏下される選別物をグレン
シ−ブ31上へ案内させるように構成している。
【0012】このようにして、副選風口7から吹き出さ
れる選別風は、風速が高められて副選別風路8を間隔部
40へ案内されるため、この間隔部40を上方へ吹き上
げられる風圧によって移送板1上をこの間隔部40上へ
送り出される脱穀物がここで浮上されて、わら屑等がチ
ャフシ−ブ2の後部へ吹き飛ばされ易くなり、穀粒の漏
下が行われ易く、揺動移送選別作用が速やかに円滑に行
われる。
【0013】主送風口5には上下2段の風割42,43
を形成し、この風割42の前端44は、この上側の風割
33の前端45や下側の風割43の前端46よりも後位
置にあって、この風割33の下板36による唐箕32側
からの風受面積を広くして、風割33と42との間の送
風力が大きくなるように構成して、主選別風路6におけ
るグレンシ−ブ31に沿う風当りを良くするように構成
している。
【0014】又、これら各段の風割33,42,43の
後端面34,47,48は、共に後下りの傾斜として、
階段状に形成され、最下段の後端面48は一番受樋23
上にのぞませている。前記中段の風割42は、上下の風
割33,43よりも薄くし、この風割42の上板50は
上段の風割33の下板36に対する間隔が後端ほど狭く
なり、この上板50と下板36との間で形成される上部
主送風口51が、グレンシ−ブ31の前端部に向けて送
風するように構成される。
【0015】この中段の風割42の下板52の後端は後
端面47の傾斜の途中に交差して、後端部を下方へ屈折
する後端下面49を形成し、この下板52と下段の風割
43との間に形成される中部主送風口53の選別風をこ
の後端下面49に案内させて下側の後端面48に向けて
吹きつけて、この後端面48を流下される選別物を下方
へ流下させる。このため、この下段後端面48の傾斜角
を緩くし、長くして選別を良くすることができる。
【0016】図4において、上例と異なる点は、上段の
風割33を揺動させることによって、副送風口7から副
選別風路8へ流れる送風量を変化させて、チャフシ−ブ
2上面での揺動移送選別効果を高めるものである。揺動
選別棚3は、矢印Aのようにほぼチャフシ−ブ2の各傾
斜板29の傾斜方向に沿って上下揺動するが、この揺動
選別棚3と風割33との間をリンク54で連結して、こ
の風割33の上端部を支軸55として前端部45を上下
に揺動させる。この前端部45には左右両側部にガイド
ピン56が突出されていて、このガイドピン56を左右
の脱穀側板の案内溝57に案内させる。
【0017】揺動選別棚3が上方へ揺動したときは風割
33の前端部45は下動するため、副送風口7へ流れる
風量は多くなり、チャフシ−ブ2前部の間隔部40を吹
き上げられる風力は強くなり、選別を良くする。図5に
おいて、上例と異なる点は、前記唐箕4の副送風口7か
らの選別風の送風に代えて、揺動選別棚3のチャフシ−
ブ2前端下部にファン58を設け、揺動選別棚3と一体
的に前記のように揺動Aしながら、チャフシ−ブ2の前
部へ送風する。このファン58は電動モ−タで駆動する
構成として、揺動選別棚3の揺動による伝動機構の煩雑
化を防止している。このファン58の外気は移送板1と
唐箕4との間の間隔部59から吸引する。60は揺動選
別棚3を揺動する偏心軸、61は前部を支持案内するピ
ンガイドである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部の拡大側面図
【図2】側面図
【図3】平面図
【図4】一部別実施例を示す側面図
【図5】一部別実施例を示す側面図
【符号の説明】
2…チャフシ−ブ、3…揺動選別棚、4…唐箕、5…主
送風口、6…主選別風路、7…副送風口、8…副選別風
路、31…グレンシ−ブ、33…風割、42…風割、4
3…風割、47…後端面、49…後端下面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01F 12/00 - 12/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱穀物を受けて揺動移送しながら選別する
    揺動選別棚3は、チャフシ−ブ2の下側にこのチャフシ
    −ブ2から漏下される選別物を受けて揺動選別するグレ
    ンシ−ブ31を有し、この揺動選別棚3の下側には、唐
    箕4から吹き出される選別風を該グレンシ−ブ31下側
    の主選別風路6へ案内する主送風口5と、該チャフシ−
    ブ2下側の副選別風路8へ案内する副送風口7とを設
    け、前記主送風口5から副送風口7に亘って複数段の風
    割43,33を設け、このうち上段側に位置する風割3
    3の後端面34は後下がりの傾斜面として、風割33の
    下板36は上板35よりも後方へ延長させる構成とし、
    前記上段側の風割33の後端面34の後側に対向する前
    記グレンシ−ブ31の前端部に形成した案内板37を、
    前記上段側の風割33の上板35の後方延長面に沿うよ
    うな板面を有し該延長面よりも適宜間隔下位にあって揺
    動選別棚3が前後に揺動しても上板35の上端部や後端
    面34に接触しないように構成し、下段側に位置する風
    割43の後端面48は後下がりの傾斜面として、風割4
    3の下板は上板よりも後方へ延長させる構成としたこと
    を特徴とする脱穀揺動選別装置。
  2. 【請求項2】 前記副送風口7から副選別風路8へ流れ
    る送風量を変化させる、送風量変化手段を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載の脱穀揺動選別装置。
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