JP3125294B2 - 脱穀機における選別風の案内装置 - Google Patents
脱穀機における選別風の案内装置Info
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- JP3125294B2 JP3125294B2 JP02158264A JP15826490A JP3125294B2 JP 3125294 B2 JP3125294 B2 JP 3125294B2 JP 02158264 A JP02158264 A JP 02158264A JP 15826490 A JP15826490 A JP 15826490A JP 3125294 B2 JP3125294 B2 JP 3125294B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、脱穀機における選別風の案内装置に関す
るものであって、特に、コンバインやハーベスターなど
に利用できる。
るものであって、特に、コンバインやハーベスターなど
に利用できる。
(従来技術) 従来のこの種脱穀機の選別風は、選別装置の全幅に渡
りほとんど均一に抜けている。これは機体が傾斜しても
水平なときと変らない。
りほとんど均一に抜けている。これは機体が傾斜しても
水平なときと変らない。
一方、脱穀室から選別網や、排塵口を通って下方に落
下する未処理物は、機体が傾斜すると、当然低い方に多
く集まる結果となる。
下する未処理物は、機体が傾斜すると、当然低い方に多
く集まる結果となる。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように、従来の脱穀機にあっては、コンバイン
として車台に搭載して湿田における刈取脱穀作業をする
場合、車台は、左右方向に傾斜することが多く選別むら
が出ていた。
として車台に搭載して湿田における刈取脱穀作業をする
場合、車台は、左右方向に傾斜することが多く選別むら
が出ていた。
脱穀室で脱穀された未処理物は、機体が傾斜している
と、低い側から多く落下するが、その部分の選別風が弱
いために充分な風選を行うことができず選別むらが発生
するものである。
と、低い側から多く落下するが、その部分の選別風が弱
いために充分な風選を行うことができず選別むらが発生
するものである。
この発明は、上述した従来からの課題を解決せんとす
るものであって、脱穀機が傾斜しても選別むらの発生し
ない装置を作り出さんとするものである。
るものであって、脱穀機が傾斜しても選別むらの発生し
ない装置を作り出さんとするものである。
(課題を解決するための手段) この発明は、上述した課題を解決するために、次の如
き技術的手段を講ずる。すなわち、請求項1記載の発明
では、脱穀室1の下方に位置する選別室2には揺動選別
装置3を設け、該揺動選別装置3の下方に、上手側から
圧風唐箕4、一番移送螺旋5、二番移送螺旋6の順に配
置して設け、前記圧風唐箕4によって起風された選別風
の風路7に風向き変更装置8を設け、該風向き変更装置
8を脱穀機9の左右方向への傾斜に関連して低い側に多
くの風を送風できる構成とした脱穀機における選別風の
案内装置である。
き技術的手段を講ずる。すなわち、請求項1記載の発明
では、脱穀室1の下方に位置する選別室2には揺動選別
装置3を設け、該揺動選別装置3の下方に、上手側から
圧風唐箕4、一番移送螺旋5、二番移送螺旋6の順に配
置して設け、前記圧風唐箕4によって起風された選別風
の風路7に風向き変更装置8を設け、該風向き変更装置
8を脱穀機9の左右方向への傾斜に関連して低い側に多
くの風を送風できる構成とした脱穀機における選別風の
案内装置である。
請求項2記載の発明では、前記風向き変更装置8は、
案内板18の選別風送り方向上手側前部に設けた支点枢着
部aと、案内板18の選別風送り方向下手側後部に連結し
たウェイト17から構成されることを特徴とする請求項1
記載の脱穀機における選別風の案内装置である。
案内板18の選別風送り方向上手側前部に設けた支点枢着
部aと、案内板18の選別風送り方向下手側後部に連結し
たウェイト17から構成されることを特徴とする請求項1
記載の脱穀機における選別風の案内装置である。
(作用・効果) まず、脱穀機9を始動して機体の回転各部を駆動しな
がら、脱穀作業を開始する。
がら、脱穀作業を開始する。
穀稈は、搬送装置10によって搬送されながら脱穀室1
に供給され脱穀処理される。そして、未処理物は、選別
網11から漏下して選別室2に達して風選作用と揺動選別
作用を受ける。
に供給され脱穀処理される。そして、未処理物は、選別
網11から漏下して選別室2に達して風選作用と揺動選別
作用を受ける。
また、選別網11から漏下しない未処理物は、脱穀室1
において、回転駆動されている扱胴12によって再度脱粒
処理されながら後方に送られて排塵口13から下方の選別
室2に達する このようにして、選別室2に達した未処理物は、圧風
唐箕4によって起風されて風路7内を流れてくる選別風
と、揺動作用を続けている揺動選別装置3とによって選
別作用を受けて、一番粒、二番粒、排塵物とに選別分離
される。
において、回転駆動されている扱胴12によって再度脱粒
処理されながら後方に送られて排塵口13から下方の選別
室2に達する このようにして、選別室2に達した未処理物は、圧風
唐箕4によって起風されて風路7内を流れてくる選別風
と、揺動作用を続けている揺動選別装置3とによって選
別作用を受けて、一番粒、二番粒、排塵物とに選別分離
される。
このような作業中において、走行している車台が傾斜
し、それに伴って脱穀機9が傾斜すると、脱穀室1から
下方の選別室2に漏下する未処理物は、揺動選別装置3
の低い側に片寄って達することとなる。
し、それに伴って脱穀機9が傾斜すると、脱穀室1から
下方の選別室2に漏下する未処理物は、揺動選別装置3
の低い側に片寄って達することとなる。
また、未処理物は、上述のように脱穀機9が傾斜して
いると、揺動選別装置3上に乗って揺動作用を受けてい
るときにも低い方に片寄ることになる。
いると、揺動選別装置3上に乗って揺動作用を受けてい
るときにも低い方に片寄ることになる。
以上のように、脱穀機9が傾斜すると、風向き変更装
置8は、基部の枢着部aを支点にして先端部分が低い側
に傾き圧風唐箕の選別風を低い側に誘導することができ
る。
置8は、基部の枢着部aを支点にして先端部分が低い側
に傾き圧風唐箕の選別風を低い側に誘導することができ
る。
したがって、揺動選別装置3の上において一方側に片
寄っている未処理物は、上述のように多く集まっている
側に多量の選別風が送られることによって的確な選別作
用ができる。
寄っている未処理物は、上述のように多く集まっている
側に多量の選別風が送られることによって的確な選別作
用ができる。
請求項2記載の発明により、脱穀機9の傾斜に伴って
ウェイト17の自重により案内板18は脱穀機9の低い側に
向きが変わる。
ウェイト17の自重により案内板18は脱穀機9の低い側に
向きが変わる。
従って、風向き変更装置8はモータ等の特別な装備を
しなくても風向きを変更できるので、部品点数が少なく
なり、また、廉価に構成できる。
しなくても風向きを変更できるので、部品点数が少なく
なり、また、廉価に構成できる。
(実施例) 脱穀機9は、上部に扱胴12を軸架した脱穀室1を有
し、その下方には選別室2を設けて構成している。そし
て、選別室2は、上部に揺動選別装置3を構成する選別
棚14を設け、その下方には圧風唐箕4、一番移送螺旋
5、二番移送螺旋6の順に設けて脱穀室1から供給され
た未処理物を選別する構成としている。
し、その下方には選別室2を設けて構成している。そし
て、選別室2は、上部に揺動選別装置3を構成する選別
棚14を設け、その下方には圧風唐箕4、一番移送螺旋
5、二番移送螺旋6の順に設けて脱穀室1から供給され
た未処理物を選別する構成としている。
15は横断流ファンを示し、吸塵排塵機として構成して
いる。16はカッター、10は搬送装置を示す。
いる。16はカッター、10は搬送装置を示す。
風向き変更装置8は、圧風唐箕4からの風路7に先端
部分にウエイト17を取付、基部を縦軸に枢着aして脱穀
機9の傾斜方向の低い側に先端部が回動でき風向を規制
案内できる複数の案内板18を設けて構成している。
部分にウエイト17を取付、基部を縦軸に枢着aして脱穀
機9の傾斜方向の低い側に先端部が回動でき風向を規制
案内できる複数の案内板18を設けて構成している。
以上のように構成して、その作用について説明する。
まず、穀稈は、搬送装置10に挟持されて脱穀室1に供
給されて脱穀作用を受ける。そして、脱穀された未処理
物は、選別網11と排塵口13から下方の選別室2に落下し
て選別作用を受ける。
給されて脱穀作用を受ける。そして、脱穀された未処理
物は、選別網11と排塵口13から下方の選別室2に落下し
て選別作用を受ける。
この場合、未処理物は、圧風唐箕4による選別風を受
けて比重選別されると共に、揺動されている選別棚14に
よって選別されて一番穀粒、二番穀粒、排塵物に選別さ
れる。
けて比重選別されると共に、揺動されている選別棚14に
よって選別されて一番穀粒、二番穀粒、排塵物に選別さ
れる。
そして、一番穀粒は、一番移送螺旋5に供給されて機
外に搬出され、二番穀粒は、二番移送螺旋6に送られて
脱穀室1に還元され、排塵物は、横断流ファン15に吸引
され機外排出される。
外に搬出され、二番穀粒は、二番移送螺旋6に送られて
脱穀室1に還元され、排塵物は、横断流ファン15に吸引
され機外排出される。
このような選別作用中に、脱穀機9が搭載している車
台の傾斜に伴って傾斜すると、案内板18は、ウエイト17
の作用によって、低い方に回動して風向きを変更する。
台の傾斜に伴って傾斜すると、案内板18は、ウエイト17
の作用によって、低い方に回動して風向きを変更する。
すなわち、圧風唐箕4によって起風された選別風は、
上述の低い側に回動した案内板18に規制案内されて未処
理物の多い部分の風量が多くなって的確な選別作用がで
きる。
上述の低い側に回動した案内板18に規制案内されて未処
理物の多い部分の風量が多くなって的確な選別作用がで
きる。
図面はこの発明の実施例を示すものであって、第1図は
要部の平面図、第2図は作動後の平面図、第3図は機体
水平時の平面図、第4図は断面して示す側面図、第5図
は断面して示す正面図である。 符号の説明 1……脱穀室、2……選別室 3……揺動選別装置、4……圧風唐箕 5……一番移送螺旋、6……二番移送螺旋 7……風路、8……風向き変更装置 9……脱穀機、10……搬送装置 11……選別網、12……扱胴 13……排塵口、14……選別棚 15……横断流ファン、16……カッター 17……ウエイト、18……案内板
要部の平面図、第2図は作動後の平面図、第3図は機体
水平時の平面図、第4図は断面して示す側面図、第5図
は断面して示す正面図である。 符号の説明 1……脱穀室、2……選別室 3……揺動選別装置、4……圧風唐箕 5……一番移送螺旋、6……二番移送螺旋 7……風路、8……風向き変更装置 9……脱穀機、10……搬送装置 11……選別網、12……扱胴 13……排塵口、14……選別棚 15……横断流ファン、16……カッター 17……ウエイト、18……案内板
Claims (2)
- 【請求項1】脱穀室1の下方に位置する選別室2には揺
動選別装置3を設け、該揺動選別装置3の下方に、上手
側から圧風唐箕4、一番移送螺旋5、二番移送螺旋6の
順に配置して設け、前記圧風唐箕4によって起風された
選別風の風路7に風向き変更装置8を設け、該風向き変
更装置8を脱穀機9の左右方向への傾斜に関連して低い
側に多くの風を送風できる構成とした脱穀機における選
別風の案内装置。 - 【請求項2】前記風向き変更装置8は、案内板18の選別
風送り方向上手側前部に設けた支点枢着部aと、案内板
18の選別風送り方向下手側後部に連結したウェイト17か
ら構成されることを特徴とする請求項1記載の脱穀機に
おける選別風の案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02158264A JP3125294B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 脱穀機における選別風の案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02158264A JP3125294B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 脱穀機における選別風の案内装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0451820A JPH0451820A (ja) | 1992-02-20 |
JP3125294B2 true JP3125294B2 (ja) | 2001-01-15 |
Family
ID=15667818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02158264A Expired - Fee Related JP3125294B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 脱穀機における選別風の案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3125294B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7131650B1 (ja) * | 2021-04-28 | 2022-09-06 | 井関農機株式会社 | 脱穀装置 |
-
1990
- 1990-06-15 JP JP02158264A patent/JP3125294B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0451820A (ja) | 1992-02-20 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |