JP3376701B2 - 脱穀揺動選別装置 - Google Patents
脱穀揺動選別装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、脱穀揺動選別装置に
関し、コンバインの脱穀装置として利用しうる。 【0002】 【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】コ
ンバインの揺動選別棚は、脱穀室の下側において、脱穀
物を受けて揺動移送しながら穀粒の選別を行う。この揺
動選別を行うチャフシ−ブにあっては、前部において多
量の脱穀物を受けるために選別が行われ難く、脱穀物の
停滞を生じ易く、効率的な選別を維持し難い。 【0003】 【課題を解決するための手段】この発明は、脱穀物を受
けて揺動移送しながら選別する揺動選別棚1は、チャフ
シ−ブ2の下側にこのチャフシ−ブ2から漏下される選
別物を受けて揺動しながら穀粒を選別するグレンシ−ブ
3を有し、この揺動選別棚1の下側には、唐箕4から吹
き出される選別風を該グレンシ−ブ3下側の主選別風路
5へ案内する主送風口6と、該チャフシ−ブ2下側の副
選別風路7へ案内する副送風口8とを設け、これら主送
風口6から副送風口8に亘って複数段の風割9,10を
設け、これら各風割9,10の後端面11,12は後下
りに傾斜して形成し、前記下段の風割10の後端面12
は主選別風路5底部の一番受樋14上にのぞませ、前記
グレンシ−ブ3の前端部に形成した案内板13を、前記
上段側の風割9の上板38の後方延長面に沿うような板
面を有し該延長面よりも適宜間隔下位にあって揺動選別
棚1が前後に揺動しても上板38の上端部や後端面11
に接触しないように構成してなる脱穀揺動選別装置の構
成とする。 【0004】 【作用、および発明の効果】脱穀室から漏下される脱穀
物は、揺動選別棚1で受けられて揺動移送されながら、
チャフシ−ブ2及びグレンシ−ブ3等で穀粒が漏下選別
される。唐箕4から主送風口6及び副送風口8を経て吹
き出される選別風は、主選別風路5、副選別風路7等を
揺動選別棚1から漏下される穀粒を風選する。副選別風
路7の選別風は、案内板13等に案内されてチャフシ−
ブ2前端部を吹き上げて、このチャフシ−ブ2上面の脱
穀物を浮上させながら風選する。 【0005】このように副送風口8から吹き出される副
選別風路7の選別風によって、チャフシ−ブ2の前部上
を揺動移送される脱穀物を集中的に噴風して浮上し揺動
選別効果を高めることができる。また、下段の風割10
の後端面12上の落下してくる穀粒があるときは、この
穀粒を一番受樋14で受けるものであるから、選別効率
を高めることができると共に、各送風口6,8等から唐
箕4内へ穀粒が入るのを防止することができる。 【0006】 【実施例】コンバインの脱穀装置15は、扱胴16を前
後方向の扱胴軸17によって脱穀室18に軸装し、この
脱穀室18の一側に沿う穀稈移送口に穀稈を挾持して移
送するフィ−ドチェン19を設け、車体前方の刈取装置
20で刈取られて搬送装置21で搬送される穀稈の供給
を受けて脱穀する。22は前側の供給口、23は後側の
排稈口、24は脱穀室18の下側に沿って張設する脱穀
網である。 【0007】脱穀室18の後側には排稈室25と排塵室
26とが形成され、この排稈室25には前記フィ−ドチ
ェン19によって搬送される脱穀滑排稈を受けて後方機
外へ排出する排稈装置27を設け、排塵室26には吸引
排塵機28を設けている。揺動選別棚1は、このような
脱穀室18から排塵室26に亘る間の下方に設けられ
て、脱穀機枠に対して揺動駆動されるように支架されて
いる。又、この揺動選別棚1の下側に唐箕4及び主・副
選別風路5,7、更には一番受樋14や二番受樋29等
を配置する。 【0008】30は操縦台、31は操縦席、32は脱穀
装置15で脱穀された穀粒を取出収容するグレンタン
ク、33は排稈を細断する排稈カッタ−である。Eはエ
ンジンである。前記揺動選別棚1は、脱穀網24の下側
に送り突子を形成した移送板34を配置し、この移送板
34の終端から後方に亘って傾斜板35を一定間隔にし
てよろい板状に配置したチャフシ−ブ2を設け、該移送
板34上から移送される脱穀物や排稈口23から排出さ
れるわら屑等を受けて揺動移送しながら主として穀粒を
漏下選別する。このチャフシ−ブ2の終端部には排塵室
26の下側においてわら屑を揺動移送しながら後方へ排
出するストロ−ラック36を配置する。3はグレンシ−
ブで、前記チャフシ−ブ2から漏下される選別物を受け
て穀粒を漏下選別するものである。 【0009】唐箕4は移送板34の下部に設けられて、
後側の主選別風路5へ向けて主送風口6を開口し、又、
副選別風路7へ向けて副送風口8を開口し、ファン37
の回転によってこれらの送風口6,8から圧風を吹き出
し、主選別風路5や副選別風路7から揺動選別棚1の選
別間隙部等を経て、前記吸引排塵機28による吸引風と
して流すものである。 【0010】主送風口6と副送風口8との間には風割9
を設け、この風割9の後端面11は後下りの傾斜面とし
て、上板38は若干後方へ突出するように延長し、下板
39はこの上板38よりも後方へ延長させ、前記グレン
シ−ブ3前端部の案内板13をこの後端面11の後側に
対向させる。この案内板13は該上板38の後方延長面
よりも適宜間隔下位にあって、揺動選別棚1が前後に揺
動しても、これら上板38の上端部や後端面11に接触
しないように構成している。 【0011】この上板38とこの上側に対向する案内板
40との間に副送風口8が形成され、これら上板38と
案内板40との間隔は、唐箕4側が広く、副選別風路7
側が狭くなるように順次絞られて、送風が速くなるよう
に形成されている。副選別風路7は、揺動選別棚1と一
体の前記案内板13と移送板34の終端部下面に設けら
れる案内板41との間に、順次狭くなるように絞って形
成されて、これらによって案内される選別風が移送板3
4の先端部とこの後側に対向するチャフシ−ブ2の前端
部の傾斜板35との間の間隔部42を通して揺動選別棚
1上方へ吹き抜けるように構成している。又、この傾斜
板35の下端縁と案内板13の上端縁との間には、副選
別風路7からグレンシ−ブ3上面に開通する間隔部43
が形成され、該間隔部43から漏下される選別物をグレ
ンシ−ブ3上へ案内させるように構成している。 【0012】このようにして、副送風口8から吹き出さ
れる選別風は、風速が高められて副選別風路7を間隔部
42へ案内されるため、この間隔部42を上方へ吹き上
げられる風圧によって移送板34上をこの間隔部42上
へ送り出される脱穀物がここで浮上されて、わら屑等が
チャフシ−ブ2の後部へ吹き飛ばされ易くなり、穀粒の
漏下が行われ易く、揺動移送選別作用が速やかに円滑に
行われる。 【0013】主送風口6には風割10及び風導板44を
形成し、この風導板44の前端は、この上側の風割9の
前端45や下側の風割10の前端46よりも後位置にあ
って、この風割9の下板39による唐箕4側からの風受
面積を広くして、風割9と導風板44との間の送風力が
大きくなるように構成して、主選別風路5におけるグレ
ンシ−ブ3に沿う風当りを良くするように構成してい
る。風導板44の後端部も上風割9の後端面11の下端
縁よりも前位に設定して、後端面12上に流下する穀粒
の邪魔をしない構成としている。 【0014】又、これら各段の風割9,10の後端面1
1,12は、共に後下りの傾斜として、階段状に形成さ
れ、最下段の後端面12は一番受樋14上にのぞませて
いる。図4において、上例と異なる点は、前記風導板4
4の先端部51を軸50の回りに上下回動可能にして、
この先端部51を回動調節して風向乃至風力分布を調整
する。風導板44は複数段に設け、グレンシ−ブ3の前
部に対する風力を強くするときは先端部51を上方へ回
動し(A)、一番受樋14乃至一番受板52上への風力
を強くするときは先端部51を下方へ回動し(B)、
又、これら上下方向の風力を適宜に高めたいときは上下
導風板44の先端部51を各対向する側へ回動して
(C)、脱穀選別状態に応じた風向調節を行うことがで
きる。 【0015】図5において、上例と異なる点は、前記チ
ャフシ−ブ35の傾斜角度の変更と、主送風口6後端の
風導板44の上下角度変更とを、ワイヤ−47等で連動
して、チャフシ−ブ35の間隔を標準開度から開いて能
率を上げるときには、風導板44の上向角度を大きくし
て、主選別風路5をグレンシ−ブ3の前部へ吹き当てる
風力を大きくして、このグレンシ−ブ3上における穀粒
の漏下選別を促進させる。 【0016】前記チャフシ−ブ35は、前部のみ傾斜角
度を変更できる構成とするもよい。48は各傾斜板35
の傾斜角度を変更するア−ム、49は戻しばねである。
各傾斜板35は揺動選別棚1の側枠部に枢支されて、こ
の傾斜角が急になるほど前後間隔が広くなり、脱穀選別
物の漏下も行われ易くなる。又、前記風導板44は、後
端部のみ軸50回りに回動するが、全長を単一板として
上下回動することによって後端側が上下に移動するよう
に構成するもよい。 【0017】又、わら屑や小枝梗等が多いときの脱穀で
は、前記とは逆に傾斜板35の角度を標準位置から緩く
して穀粒を漏下し難くし、風導板44の下向き角度を大
きくして、主選別風路5の下部に吹く風力を強くする。
関し、コンバインの脱穀装置として利用しうる。 【0002】 【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】コ
ンバインの揺動選別棚は、脱穀室の下側において、脱穀
物を受けて揺動移送しながら穀粒の選別を行う。この揺
動選別を行うチャフシ−ブにあっては、前部において多
量の脱穀物を受けるために選別が行われ難く、脱穀物の
停滞を生じ易く、効率的な選別を維持し難い。 【0003】 【課題を解決するための手段】この発明は、脱穀物を受
けて揺動移送しながら選別する揺動選別棚1は、チャフ
シ−ブ2の下側にこのチャフシ−ブ2から漏下される選
別物を受けて揺動しながら穀粒を選別するグレンシ−ブ
3を有し、この揺動選別棚1の下側には、唐箕4から吹
き出される選別風を該グレンシ−ブ3下側の主選別風路
5へ案内する主送風口6と、該チャフシ−ブ2下側の副
選別風路7へ案内する副送風口8とを設け、これら主送
風口6から副送風口8に亘って複数段の風割9,10を
設け、これら各風割9,10の後端面11,12は後下
りに傾斜して形成し、前記下段の風割10の後端面12
は主選別風路5底部の一番受樋14上にのぞませ、前記
グレンシ−ブ3の前端部に形成した案内板13を、前記
上段側の風割9の上板38の後方延長面に沿うような板
面を有し該延長面よりも適宜間隔下位にあって揺動選別
棚1が前後に揺動しても上板38の上端部や後端面11
に接触しないように構成してなる脱穀揺動選別装置の構
成とする。 【0004】 【作用、および発明の効果】脱穀室から漏下される脱穀
物は、揺動選別棚1で受けられて揺動移送されながら、
チャフシ−ブ2及びグレンシ−ブ3等で穀粒が漏下選別
される。唐箕4から主送風口6及び副送風口8を経て吹
き出される選別風は、主選別風路5、副選別風路7等を
揺動選別棚1から漏下される穀粒を風選する。副選別風
路7の選別風は、案内板13等に案内されてチャフシ−
ブ2前端部を吹き上げて、このチャフシ−ブ2上面の脱
穀物を浮上させながら風選する。 【0005】このように副送風口8から吹き出される副
選別風路7の選別風によって、チャフシ−ブ2の前部上
を揺動移送される脱穀物を集中的に噴風して浮上し揺動
選別効果を高めることができる。また、下段の風割10
の後端面12上の落下してくる穀粒があるときは、この
穀粒を一番受樋14で受けるものであるから、選別効率
を高めることができると共に、各送風口6,8等から唐
箕4内へ穀粒が入るのを防止することができる。 【0006】 【実施例】コンバインの脱穀装置15は、扱胴16を前
後方向の扱胴軸17によって脱穀室18に軸装し、この
脱穀室18の一側に沿う穀稈移送口に穀稈を挾持して移
送するフィ−ドチェン19を設け、車体前方の刈取装置
20で刈取られて搬送装置21で搬送される穀稈の供給
を受けて脱穀する。22は前側の供給口、23は後側の
排稈口、24は脱穀室18の下側に沿って張設する脱穀
網である。 【0007】脱穀室18の後側には排稈室25と排塵室
26とが形成され、この排稈室25には前記フィ−ドチ
ェン19によって搬送される脱穀滑排稈を受けて後方機
外へ排出する排稈装置27を設け、排塵室26には吸引
排塵機28を設けている。揺動選別棚1は、このような
脱穀室18から排塵室26に亘る間の下方に設けられ
て、脱穀機枠に対して揺動駆動されるように支架されて
いる。又、この揺動選別棚1の下側に唐箕4及び主・副
選別風路5,7、更には一番受樋14や二番受樋29等
を配置する。 【0008】30は操縦台、31は操縦席、32は脱穀
装置15で脱穀された穀粒を取出収容するグレンタン
ク、33は排稈を細断する排稈カッタ−である。Eはエ
ンジンである。前記揺動選別棚1は、脱穀網24の下側
に送り突子を形成した移送板34を配置し、この移送板
34の終端から後方に亘って傾斜板35を一定間隔にし
てよろい板状に配置したチャフシ−ブ2を設け、該移送
板34上から移送される脱穀物や排稈口23から排出さ
れるわら屑等を受けて揺動移送しながら主として穀粒を
漏下選別する。このチャフシ−ブ2の終端部には排塵室
26の下側においてわら屑を揺動移送しながら後方へ排
出するストロ−ラック36を配置する。3はグレンシ−
ブで、前記チャフシ−ブ2から漏下される選別物を受け
て穀粒を漏下選別するものである。 【0009】唐箕4は移送板34の下部に設けられて、
後側の主選別風路5へ向けて主送風口6を開口し、又、
副選別風路7へ向けて副送風口8を開口し、ファン37
の回転によってこれらの送風口6,8から圧風を吹き出
し、主選別風路5や副選別風路7から揺動選別棚1の選
別間隙部等を経て、前記吸引排塵機28による吸引風と
して流すものである。 【0010】主送風口6と副送風口8との間には風割9
を設け、この風割9の後端面11は後下りの傾斜面とし
て、上板38は若干後方へ突出するように延長し、下板
39はこの上板38よりも後方へ延長させ、前記グレン
シ−ブ3前端部の案内板13をこの後端面11の後側に
対向させる。この案内板13は該上板38の後方延長面
よりも適宜間隔下位にあって、揺動選別棚1が前後に揺
動しても、これら上板38の上端部や後端面11に接触
しないように構成している。 【0011】この上板38とこの上側に対向する案内板
40との間に副送風口8が形成され、これら上板38と
案内板40との間隔は、唐箕4側が広く、副選別風路7
側が狭くなるように順次絞られて、送風が速くなるよう
に形成されている。副選別風路7は、揺動選別棚1と一
体の前記案内板13と移送板34の終端部下面に設けら
れる案内板41との間に、順次狭くなるように絞って形
成されて、これらによって案内される選別風が移送板3
4の先端部とこの後側に対向するチャフシ−ブ2の前端
部の傾斜板35との間の間隔部42を通して揺動選別棚
1上方へ吹き抜けるように構成している。又、この傾斜
板35の下端縁と案内板13の上端縁との間には、副選
別風路7からグレンシ−ブ3上面に開通する間隔部43
が形成され、該間隔部43から漏下される選別物をグレ
ンシ−ブ3上へ案内させるように構成している。 【0012】このようにして、副送風口8から吹き出さ
れる選別風は、風速が高められて副選別風路7を間隔部
42へ案内されるため、この間隔部42を上方へ吹き上
げられる風圧によって移送板34上をこの間隔部42上
へ送り出される脱穀物がここで浮上されて、わら屑等が
チャフシ−ブ2の後部へ吹き飛ばされ易くなり、穀粒の
漏下が行われ易く、揺動移送選別作用が速やかに円滑に
行われる。 【0013】主送風口6には風割10及び風導板44を
形成し、この風導板44の前端は、この上側の風割9の
前端45や下側の風割10の前端46よりも後位置にあ
って、この風割9の下板39による唐箕4側からの風受
面積を広くして、風割9と導風板44との間の送風力が
大きくなるように構成して、主選別風路5におけるグレ
ンシ−ブ3に沿う風当りを良くするように構成してい
る。風導板44の後端部も上風割9の後端面11の下端
縁よりも前位に設定して、後端面12上に流下する穀粒
の邪魔をしない構成としている。 【0014】又、これら各段の風割9,10の後端面1
1,12は、共に後下りの傾斜として、階段状に形成さ
れ、最下段の後端面12は一番受樋14上にのぞませて
いる。図4において、上例と異なる点は、前記風導板4
4の先端部51を軸50の回りに上下回動可能にして、
この先端部51を回動調節して風向乃至風力分布を調整
する。風導板44は複数段に設け、グレンシ−ブ3の前
部に対する風力を強くするときは先端部51を上方へ回
動し(A)、一番受樋14乃至一番受板52上への風力
を強くするときは先端部51を下方へ回動し(B)、
又、これら上下方向の風力を適宜に高めたいときは上下
導風板44の先端部51を各対向する側へ回動して
(C)、脱穀選別状態に応じた風向調節を行うことがで
きる。 【0015】図5において、上例と異なる点は、前記チ
ャフシ−ブ35の傾斜角度の変更と、主送風口6後端の
風導板44の上下角度変更とを、ワイヤ−47等で連動
して、チャフシ−ブ35の間隔を標準開度から開いて能
率を上げるときには、風導板44の上向角度を大きくし
て、主選別風路5をグレンシ−ブ3の前部へ吹き当てる
風力を大きくして、このグレンシ−ブ3上における穀粒
の漏下選別を促進させる。 【0016】前記チャフシ−ブ35は、前部のみ傾斜角
度を変更できる構成とするもよい。48は各傾斜板35
の傾斜角度を変更するア−ム、49は戻しばねである。
各傾斜板35は揺動選別棚1の側枠部に枢支されて、こ
の傾斜角が急になるほど前後間隔が広くなり、脱穀選別
物の漏下も行われ易くなる。又、前記風導板44は、後
端部のみ軸50回りに回動するが、全長を単一板として
上下回動することによって後端側が上下に移動するよう
に構成するもよい。 【0017】又、わら屑や小枝梗等が多いときの脱穀で
は、前記とは逆に傾斜板35の角度を標準位置から緩く
して穀粒を漏下し難くし、風導板44の下向き角度を大
きくして、主選別風路5の下部に吹く風力を強くする。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部の拡大側面図
【図2】側面図
【図3】平面図
【図4】一部別実施例を示す側面図と、その一部の作用
図 【図5】一部別実施例を示す側面図 【符号の説明】 1…揺動選別棚、2…チャフシ−ブ、3…グレンシ−
ブ、4…唐箕、5…主選別風路、6…主送風口、7…副
選別風路、8…副送風口、9…風割、10…風割、11
…後端面、12…後端面、13…案内板、14…一番受
樋。
図 【図5】一部別実施例を示す側面図 【符号の説明】 1…揺動選別棚、2…チャフシ−ブ、3…グレンシ−
ブ、4…唐箕、5…主選別風路、6…主送風口、7…副
選別風路、8…副送風口、9…風割、10…風割、11
…後端面、12…後端面、13…案内板、14…一番受
樋。
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フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A01F 12/00 - 12/60
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】脱穀物を受けて揺動移送しながら選別する
揺動選別棚1は、チャフシ−ブ2の下側にこのチャフシ
−ブ2から漏下される選別物を受けて揺動しながら穀粒
を選別するグレンシ−ブ3を有し、この揺動選別棚1の
下側には、唐箕4から吹き出される選別風を該グレンシ
−ブ3下側の主選別風路5へ案内する主送風口6と、該
チャフシ−ブ2下側の副選別風路7へ案内する副送風口
8とを設け、これら主送風口6から副送風口8に亘って
複数段の風割9,10を設け、これら各風割9,10の
後端面11,12は後下りに傾斜して形成し、前記下段
の風割10の後端面12は主選別風路5底部の一番受樋
14上にのぞませ、前記グレンシ−ブ3の前端部に形成
した案内板13を、前記上段側の風割9の上板38の後
方延長面に沿うような板面を有し該延長面よりも適宜間
隔下位にあって揺動選別棚1が前後に揺動しても上板3
8の上端部や後端面11に接触しないように構成してな
る脱穀揺動選別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13912194A JP3376701B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 脱穀揺動選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13912194A JP3376701B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 脱穀揺動選別装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001216893A Division JP3661615B2 (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | 脱穀揺動選別装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0863A JPH0863A (ja) | 1996-01-09 |
JP3376701B2 true JP3376701B2 (ja) | 2003-02-10 |
Family
ID=15237997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13912194A Expired - Lifetime JP3376701B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 脱穀揺動選別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3376701B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3538556B2 (ja) * | 1998-11-16 | 2004-06-14 | 株式会社クボタ | 脱穀装置の選別部構造 |
JP5056882B2 (ja) * | 2010-03-26 | 2012-10-24 | 井関農機株式会社 | 脱穀装置の選別制御装置 |
-
1994
- 1994-06-21 JP JP13912194A patent/JP3376701B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH0863A (ja) | 1996-01-09 |
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