JP2002035617A - 揺動選別型籾摺選別機 - Google Patents
揺動選別型籾摺選別機Info
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- JP2002035617A JP2002035617A JP2000227241A JP2000227241A JP2002035617A JP 2002035617 A JP2002035617 A JP 2002035617A JP 2000227241 A JP2000227241 A JP 2000227241A JP 2000227241 A JP2000227241 A JP 2000227241A JP 2002035617 A JP2002035617 A JP 2002035617A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】揺動選別型籾摺選別機のコンパクトな機体構
成。 【解決手段】籾摺部1、籾摺部1からの摺落米を風選す
る摺落米風選部2、及び、摺落米風選部2で風選された
混合米を分離選別する揺動選別部3を具備し、上部に籾
摺部1を載置している摺落米風選部2と揺動選別部3と
を左右に並列配置し、揺動選別部3の揺動選別板16,
16,…の下方に前後方向に沿わせて仕上選別風路29
を配置し、機体前部の唐箕14に摺落米風選路11及び
仕上選別風路29の終端側を唐箕14の吸入部に接続
し、揺動選別板16,16,…により選別された玄米及
び混合米を前記仕上選別風路29を通って流下させ風選
する。摺落米風選路11の左右幅を籾摺部1の摺落米量
に合わせて幅狭に構成し、機体全体をコンパクトに構成
したものでありながら、揺動選別板16,16,…によ
り分離選別された玄米及び混合米を揺動選別板16,1
6,…の下方の仕上選別風路29により、きれいに風選
することができる。
成。 【解決手段】籾摺部1、籾摺部1からの摺落米を風選す
る摺落米風選部2、及び、摺落米風選部2で風選された
混合米を分離選別する揺動選別部3を具備し、上部に籾
摺部1を載置している摺落米風選部2と揺動選別部3と
を左右に並列配置し、揺動選別部3の揺動選別板16,
16,…の下方に前後方向に沿わせて仕上選別風路29
を配置し、機体前部の唐箕14に摺落米風選路11及び
仕上選別風路29の終端側を唐箕14の吸入部に接続
し、揺動選別板16,16,…により選別された玄米及
び混合米を前記仕上選別風路29を通って流下させ風選
する。摺落米風選路11の左右幅を籾摺部1の摺落米量
に合わせて幅狭に構成し、機体全体をコンパクトに構成
したものでありながら、揺動選別板16,16,…によ
り分離選別された玄米及び混合米を揺動選別板16,1
6,…の下方の仕上選別風路29により、きれいに風選
することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、揺動選別型籾摺
選別機の改良に関する。
選別機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の揺動選別型籾摺選別機は、摺落米
風選部の上方に籾摺部を載置し、籾摺部及び摺落米風選
部の後方に揺動選別部を配置する構成である。そして、
揺動選別部には揺動選別板の供給側から排出側の長手方
向を左右方向に沿わせて配置し、揺動選別部の左右幅が
幅広く構成されていた。
風選部の上方に籾摺部を載置し、籾摺部及び摺落米風選
部の後方に揺動選別部を配置する構成である。そして、
揺動選別部には揺動選別板の供給側から排出側の長手方
向を左右方向に沿わせて配置し、揺動選別部の左右幅が
幅広く構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来装置は、前記のよ
うに揺動選別部の左右幅が広く構成されているので、摺
落米風選部の左右幅も揺動選別部の左右幅にバランスさ
せるためにある程度幅が広くなり、籾摺部の左右幅に対
して摺落米風選部の左右幅が著しく広くなり、機体をコ
ンパクトに構成できないという不具合があった。
うに揺動選別部の左右幅が広く構成されているので、摺
落米風選部の左右幅も揺動選別部の左右幅にバランスさ
せるためにある程度幅が広くなり、籾摺部の左右幅に対
して摺落米風選部の左右幅が著しく広くなり、機体をコ
ンパクトに構成できないという不具合があった。
【0004】そこで、この発明は、このような不具合を
解消し機体をコンパクトに構成しようとするものであ
る。
解消し機体をコンパクトに構成しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
問題点を解決するために、籾摺部1、籾摺部1からの摺
落米を風選する摺落米風選部2、及び、摺落米風選部2
で風選された混合米を分離選別する揺動選別部3を具備
し、上部に籾摺部1を載置している摺落米風選部2と揺
動選別部3とを左右に並列配置し、前記揺動選別部3の
揺動選別板16,16,…の下方に前後方向に沿わせて
仕上選別風路29を配置し、前記摺落米風選部2の前後
方向の摺落米風選路11及び仕上選別風路29の前部近
傍に唐箕14を配置して、前記摺落米風選路11及び仕
上選別風路29の終端側を唐箕14の吸入部に接続し、
揺動選別板16,16,…により選別された玄米及び混
合米を前記仕上選別風路29を通って流下させることを
特徴とする。
問題点を解決するために、籾摺部1、籾摺部1からの摺
落米を風選する摺落米風選部2、及び、摺落米風選部2
で風選された混合米を分離選別する揺動選別部3を具備
し、上部に籾摺部1を載置している摺落米風選部2と揺
動選別部3とを左右に並列配置し、前記揺動選別部3の
揺動選別板16,16,…の下方に前後方向に沿わせて
仕上選別風路29を配置し、前記摺落米風選部2の前後
方向の摺落米風選路11及び仕上選別風路29の前部近
傍に唐箕14を配置して、前記摺落米風選路11及び仕
上選別風路29の終端側を唐箕14の吸入部に接続し、
揺動選別板16,16,…により選別された玄米及び混
合米を前記仕上選別風路29を通って流下させることを
特徴とする。
【0006】
【発明の作用及び効果】摺落米風選部2及び揺動選別部
3の揺動選別板16,16,…の前部近傍に唐箕14を
設け、摺落米風選部2の摺落米風選路11と揺動選別板
16,16,…の下方に設けた仕上選別風路29とを、
左右に並列配置して、これら風路11,29の終端部を
唐箕14の吸入部に夫れ夫れ接続したので、摺落米風選
部2における摺落米風選路11の左右幅を籾摺部1の摺
落米量に合わせて幅狭に構成できて、機体全体をコンパ
クトに構成したものでありながら、揺動選別板16,1
6,…により分離選別された玄米及び混合米を揺動選別
板16,16,…の下方の仕上選別風路29により、き
れいに風選することができる。
3の揺動選別板16,16,…の前部近傍に唐箕14を
設け、摺落米風選部2の摺落米風選路11と揺動選別板
16,16,…の下方に設けた仕上選別風路29とを、
左右に並列配置して、これら風路11,29の終端部を
唐箕14の吸入部に夫れ夫れ接続したので、摺落米風選
部2における摺落米風選路11の左右幅を籾摺部1の摺
落米量に合わせて幅狭に構成できて、機体全体をコンパ
クトに構成したものでありながら、揺動選別板16,1
6,…により分離選別された玄米及び混合米を揺動選別
板16,16,…の下方の仕上選別風路29により、き
れいに風選することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示すこの発明の実施
例の形態について説明する。まず、図1〜図4に基づ
き、籾摺選別機の全体構成を説明する。籾摺選別機は、
籾摺部1、籾摺部1からの摺落米を風選する摺落米風選
部2、摺落米風選部2で風選された混合米を籾・玄米に
分離選別する揺動選別部3、穀粒を揚穀する混合米揚穀
機4及び玄米揚穀機5等により構成されている。
例の形態について説明する。まず、図1〜図4に基づ
き、籾摺選別機の全体構成を説明する。籾摺選別機は、
籾摺部1、籾摺部1からの摺落米を風選する摺落米風選
部2、摺落米風選部2で風選された混合米を籾・玄米に
分離選別する揺動選別部3、穀粒を揚穀する混合米揚穀
機4及び玄米揚穀機5等により構成されている。
【0008】籾摺部1は、籾ホッパ6、籾摺ロ−ル7,
7の内装されている籾摺室8、摺落米を拡散する拡散室
9等で構成されている。籾摺部1の下方に摺落米風選部
2を配置し、次のように構成している。摺落米風選箱体
10の左右方向の幅を摺落米の選別能力に合わせて籾摺
部1の幅よりも広く構成し、摺落米風選箱体10内には
前後方向の摺落米風選路11を終端側が前部上位に位置
するように斜設し、摺落米風選路11の始端部側下位に
摺落米受樋12を設け、摺落米風選路11の前後方向中
間部に粃受樋13を設け、摺落米風選路11の終端部を
唐箕14の吸入側に連通し、唐箕14の排出側に排塵筒
15を連通している。摺落米受樋12の端部にはスロー
ワ式の混合米揚穀機4を配置し、摺落米風選路11の始
端側底部を一側に傾斜した傾斜樋11aとして、穀粒を
一側に流下案内し、混合米揚穀機4に供給する構成とし
ている。
7の内装されている籾摺室8、摺落米を拡散する拡散室
9等で構成されている。籾摺部1の下方に摺落米風選部
2を配置し、次のように構成している。摺落米風選箱体
10の左右方向の幅を摺落米の選別能力に合わせて籾摺
部1の幅よりも広く構成し、摺落米風選箱体10内には
前後方向の摺落米風選路11を終端側が前部上位に位置
するように斜設し、摺落米風選路11の始端部側下位に
摺落米受樋12を設け、摺落米風選路11の前後方向中
間部に粃受樋13を設け、摺落米風選路11の終端部を
唐箕14の吸入側に連通し、唐箕14の排出側に排塵筒
15を連通している。摺落米受樋12の端部にはスロー
ワ式の混合米揚穀機4を配置し、摺落米風選路11の始
端側底部を一側に傾斜した傾斜樋11aとして、穀粒を
一側に流下案内し、混合米揚穀機4に供給する構成とし
ている。
【0009】摺落米風選部2の上部に籾摺部1を載置
し、籾摺部1及び摺落米風選部2の側方に揺動選別部3
を並列配置している。この揺動選別部3は次のように構
成されている。多段の揺動選別板16,16,…には、
板面全体に選別用の凹凸が形成されていて、前側を高い
供給側、後側を低い排出側とし、前後方向に対して直交
する左右方向の一方側である右側を高い揺上側、左側を
低い揺下側として、揺動選別板15の前後方向及び左右
方向の2方向ともに傾斜した構成とし、揺動選別板1
6,16,…を揺動アーム,揺動リンクから構成されて
いる揺動装置(図示省略)により、左右方向斜め上下に
往復揺動する構成である。
し、籾摺部1及び摺落米風選部2の側方に揺動選別部3
を並列配置している。この揺動選別部3は次のように構
成されている。多段の揺動選別板16,16,…には、
板面全体に選別用の凹凸が形成されていて、前側を高い
供給側、後側を低い排出側とし、前後方向に対して直交
する左右方向の一方側である右側を高い揺上側、左側を
低い揺下側として、揺動選別板15の前後方向及び左右
方向の2方向ともに傾斜した構成とし、揺動選別板1
6,16,…を揺動アーム,揺動リンクから構成されて
いる揺動装置(図示省略)により、左右方向斜め上下に
往復揺動する構成である。
【0010】この揺動選別板16,16,…の供給側に
は供給口が構成されていて、摺落米受樋12の混合米が
混合米揚穀機4,混合米ホッパ17,分配供給樋18及
び分配ケース19を経由して、揺動選別板16,16,
…に供給される。揺動選別板16,16,…に供給され
た混合米は、粒形の大小,比重の大小,摩擦係数の大小
等の関係で、比重の重い小形の玄米は揺上側に偏流分布
し、また、玄米に比較して大形で比重の軽い籾は、揺下
側に偏流分布し、また、その中間部には分離されない籾
・玄米の混合米が偏流分布し選別される。しかして、こ
れらの選別穀粒は、揺動選別板16,16,…の排出側
に設けられている玄米仕切板20及び籾仕切板21で仕
切られて取り出される。
は供給口が構成されていて、摺落米受樋12の混合米が
混合米揚穀機4,混合米ホッパ17,分配供給樋18及
び分配ケース19を経由して、揺動選別板16,16,
…に供給される。揺動選別板16,16,…に供給され
た混合米は、粒形の大小,比重の大小,摩擦係数の大小
等の関係で、比重の重い小形の玄米は揺上側に偏流分布
し、また、玄米に比較して大形で比重の軽い籾は、揺下
側に偏流分布し、また、その中間部には分離されない籾
・玄米の混合米が偏流分布し選別される。しかして、こ
れらの選別穀粒は、揺動選別板16,16,…の排出側
に設けられている玄米仕切板20及び籾仕切板21で仕
切られて取り出される。
【0011】取り出された玄米は、玄米取出樋22,玄
米流路23,玄米揚穀機5を経て機外に取り出され、ま
た、混合米は混合米取出樋24,混合米流路25,摺落
米受樋12,混合米揚穀機4,混合米ホッパ17,分配
供給樋18,分配ケース19を経て、揺動選別板16,
16,…に再度供給されて再選別される。
米流路23,玄米揚穀機5を経て機外に取り出され、ま
た、混合米は混合米取出樋24,混合米流路25,摺落
米受樋12,混合米揚穀機4,混合米ホッパ17,分配
供給樋18,分配ケース19を経て、揺動選別板16,
16,…に再度供給されて再選別される。
【0012】また、取り出された籾は、籾取出樋26,
籾流路27を経て周知のインペラ籾摺装置38に供給さ
れて籾摺され、供給筒38bにより摺落米を摺落米風選
路11に供給し、籾摺ロール7,7の摺落米と一緒に風
選処理する。混合米揚穀機4のスローワ羽根4a部側方
にインペラ型籾摺装置38を配置し、スローワ羽根4a
及びインペラ型籾摺装置38のインペラ羽根38a,3
8a,…を同軸により回転させる構成である。なお、籾
取出樋26,籾流路27から取り出した籾を籾揚穀機
(図示省略)に供給し、籾摺部1に揚穀還元して、再度
籾摺する構成としてもよい。
籾流路27を経て周知のインペラ籾摺装置38に供給さ
れて籾摺され、供給筒38bにより摺落米を摺落米風選
路11に供給し、籾摺ロール7,7の摺落米と一緒に風
選処理する。混合米揚穀機4のスローワ羽根4a部側方
にインペラ型籾摺装置38を配置し、スローワ羽根4a
及びインペラ型籾摺装置38のインペラ羽根38a,3
8a,…を同軸により回転させる構成である。なお、籾
取出樋26,籾流路27から取り出した籾を籾揚穀機
(図示省略)に供給し、籾摺部1に揚穀還元して、再度
籾摺する構成としてもよい。
【0013】揺動選別板16,16,…の下方には、前
後方向に沿って仕上選別風路29が設けられていて、後
部の開口部29aから後下部の始端側に流入した選別風
は前上部の終端側に流れて、揺動選別板16,16,…
から流下中の玄米及び混合米を風選し、塵埃は唐箕14
の吸入部に流入し、排塵筒15を経て機外に排出され
る。
後方向に沿って仕上選別風路29が設けられていて、後
部の開口部29aから後下部の始端側に流入した選別風
は前上部の終端側に流れて、揺動選別板16,16,…
から流下中の玄米及び混合米を風選し、塵埃は唐箕14
の吸入部に流入し、排塵筒15を経て機外に排出され
る。
【0014】なお、摺落米風選路11及び仕上選別風路
29の終端部には、摺落米風力調節弁11b及び仕上風
力調節弁29aが夫れ夫れ設けられていて、夫れ夫れの
選別風路を独立して調節する構成としている。前記のよ
うに、籾摺部1の載置されている摺落米風選部2、及
び、揺動選別部3の揺動選別板16,16,…の前部近
傍に唐箕14を設け、籾摺部1の下方に設けた摺落米風
選路11と揺動選別板16,16,…の下方に設けた仕
上選別風路29を左右に並列配置して、それら風路1
1,29の終端部を唐箕14の吸入部に夫れ夫れ接続し
ている。従って、摺落米風選路11の左右方向の幅を籾
摺部1の摺落米の選別量に合わせたものとして、従来装
置に比較して幅を狭く構成できて、全体をコンパクトな
構成としながら、揺動選別板16,16,…により分離
選別された流下中の玄米及び混合米を仕上選別風路29
の仕上選別風によりきれいに風選することができる。ま
たインペラ籾摺装置38によって籾摺りされた摺落米を
摺落米風選路11に供給することにより、従来の籾ホッ
パ6に還元するものに比べ搬送流路が短くなり、コンパ
クトになるとともに、籾摺ロール7,7による摺り落し
がないため、籾摺ロール7,7の寿命が長くなる。
29の終端部には、摺落米風力調節弁11b及び仕上風
力調節弁29aが夫れ夫れ設けられていて、夫れ夫れの
選別風路を独立して調節する構成としている。前記のよ
うに、籾摺部1の載置されている摺落米風選部2、及
び、揺動選別部3の揺動選別板16,16,…の前部近
傍に唐箕14を設け、籾摺部1の下方に設けた摺落米風
選路11と揺動選別板16,16,…の下方に設けた仕
上選別風路29を左右に並列配置して、それら風路1
1,29の終端部を唐箕14の吸入部に夫れ夫れ接続し
ている。従って、摺落米風選路11の左右方向の幅を籾
摺部1の摺落米の選別量に合わせたものとして、従来装
置に比較して幅を狭く構成できて、全体をコンパクトな
構成としながら、揺動選別板16,16,…により分離
選別された流下中の玄米及び混合米を仕上選別風路29
の仕上選別風によりきれいに風選することができる。ま
たインペラ籾摺装置38によって籾摺りされた摺落米を
摺落米風選路11に供給することにより、従来の籾ホッ
パ6に還元するものに比べ搬送流路が短くなり、コンパ
クトになるとともに、籾摺ロール7,7による摺り落し
がないため、籾摺ロール7,7の寿命が長くなる。
【0015】従来装置にあっては、籾摺部の下方に摺落
米風選部を配置し、籾摺部及び摺落米風選部の後方に揺
動選別部を配置している。そして、揺動選別部には揺動
選別板の供給側から排出側にかけての長手方向を左右方
向に沿わせて配置しているので、左右方向が幅広く構成
されていた。このため、摺落米風選部の左右幅を揺動選
別部の左右幅とバランスさせるため幅が広いものとな
り、籾摺部の左右幅に比較して摺落米風選部は著しく幅
の広いものとなって、機体全体をコンパクトに構成でき
なかった。
米風選部を配置し、籾摺部及び摺落米風選部の後方に揺
動選別部を配置している。そして、揺動選別部には揺動
選別板の供給側から排出側にかけての長手方向を左右方
向に沿わせて配置しているので、左右方向が幅広く構成
されていた。このため、摺落米風選部の左右幅を揺動選
別部の左右幅とバランスさせるため幅が広いものとな
り、籾摺部の左右幅に比較して摺落米風選部は著しく幅
の広いものとなって、機体全体をコンパクトに構成でき
なかった。
【0016】しかし、この実施例では、前記のように、
籾摺部1を搭載した摺落米風選部2と揺動選別部3を左
右に並列配置したので、摺落米風選部2の左右幅を籾摺
部1の摺落米を風選する能率に応じた左右幅に設定し
て、揺動選別部3の機体幅とは無関係に幅の狭いものに
構成することができ、機体全体をコンパクトなものにす
ることができる。
籾摺部1を搭載した摺落米風選部2と揺動選別部3を左
右に並列配置したので、摺落米風選部2の左右幅を籾摺
部1の摺落米を風選する能率に応じた左右幅に設定し
て、揺動選別部3の機体幅とは無関係に幅の狭いものに
構成することができ、機体全体をコンパクトなものにす
ることができる。
【0017】また、図5〜図7に示すように、摺落米受
樋12の底部を左右水平として摺落米ラセン12aを支
架し、この摺落米受樋12及び摺落米ラセン12aを機
体の一側まで延長して、バケット式の混合米揚穀機4に
摺落米を移送供給し、混合米揚穀機4により混合米ホッ
パ17に揚穀する構成としてもよい。
樋12の底部を左右水平として摺落米ラセン12aを支
架し、この摺落米受樋12及び摺落米ラセン12aを機
体の一側まで延長して、バケット式の混合米揚穀機4に
摺落米を移送供給し、混合米揚穀機4により混合米ホッ
パ17に揚穀する構成としてもよい。
【0018】また、玄米揚穀機5のスローワ羽根5a部
側方にインペラ型籾摺装置38を配置し、スローワ羽根
5a及びインペラ型籾摺装置38のインペラ羽根38
a,38a,…を同軸により回転させる構成とし、揺動
選別板16,16,…から取り出された籾を、籾取出樋
26,籾流路27を経てインペラ籾摺装置38に供給し
て籾摺し、摺落米を供給筒38bにより摺落米風選路1
1に供給し、籾摺ロール7,7の摺落米と一緒に風選処
理してもよい。
側方にインペラ型籾摺装置38を配置し、スローワ羽根
5a及びインペラ型籾摺装置38のインペラ羽根38
a,38a,…を同軸により回転させる構成とし、揺動
選別板16,16,…から取り出された籾を、籾取出樋
26,籾流路27を経てインペラ籾摺装置38に供給し
て籾摺し、摺落米を供給筒38bにより摺落米風選路1
1に供給し、籾摺ロール7,7の摺落米と一緒に風選処
理してもよい。
【0019】次に、図8に基づき籾摺部1の他の実施例
について説明する。籾ホッパ6の下部に、互いに反対方
向に回転する第1籾摺ロール7a及び第2籾摺ロール7
bを軸架して第1の籾摺装置を構成している。第1籾摺
ロール7aの側方には、第2籾摺ロール7bの反対方向
に回転する第3籾摺ロール7cを配置して、第2籾摺ロ
ール7bと第3籾摺ロール7cで籾摺する第2の籾摺装
置を構成している。
について説明する。籾ホッパ6の下部に、互いに反対方
向に回転する第1籾摺ロール7a及び第2籾摺ロール7
bを軸架して第1の籾摺装置を構成している。第1籾摺
ロール7aの側方には、第2籾摺ロール7bの反対方向
に回転する第3籾摺ロール7cを配置して、第2籾摺ロ
ール7bと第3籾摺ロール7cで籾摺する第2の籾摺装
置を構成している。
【0020】第1籾摺ロール7a,第2籾摺ロール7b
及び第3籾摺ロール7cへの伝動構成は、例えば、次の
ように構成する。即ち、モータプーリ30から第1伝動
ベルト31を介して第1籾摺ロール7a側の第1プーリ
32に伝導し、次いで、第1プーリ32と一体的に回転
する第1ギヤ33,第2ギヤ34,第3ギヤ35を経由
して、第2籾摺ロール7b側の第4ギヤ35aに伝導し
ている。また、モータプーリ30から第2伝動ベルト3
6を介して第3籾摺ロール7c側の第3プーリ37に伝
導する。
及び第3籾摺ロール7cへの伝動構成は、例えば、次の
ように構成する。即ち、モータプーリ30から第1伝動
ベルト31を介して第1籾摺ロール7a側の第1プーリ
32に伝導し、次いで、第1プーリ32と一体的に回転
する第1ギヤ33,第2ギヤ34,第3ギヤ35を経由
して、第2籾摺ロール7b側の第4ギヤ35aに伝導し
ている。また、モータプーリ30から第2伝動ベルト3
6を介して第3籾摺ロール7c側の第3プーリ37に伝
導する。
【0021】しかして、籾ホッパ6からの穀粒を初めに
第1籾摺ロール7aと第2籾摺ロール7bにより籾摺
し、次いで、初めに籾摺された摺落米を更に第2籾摺ロ
ール7bと第3籾摺ロール7cにより第2回目の籾摺を
し、脱ぷ率の向上を図ることができる。
第1籾摺ロール7aと第2籾摺ロール7bにより籾摺
し、次いで、初めに籾摺された摺落米を更に第2籾摺ロ
ール7bと第3籾摺ロール7cにより第2回目の籾摺を
し、脱ぷ率の向上を図ることができる。
【0022】次に、図9に基づき籾摺部1の他の実施例
について説明する。この実施例は、混合米揚穀機4のス
ローワ羽根4a部側方にインペラ型籾摺装置38を配置
し、スローワ羽根4a及びインペラ型籾摺装置38のイ
ンペラ羽根38a,38a,…を同軸により回転させる
構成である。
について説明する。この実施例は、混合米揚穀機4のス
ローワ羽根4a部側方にインペラ型籾摺装置38を配置
し、スローワ羽根4a及びインペラ型籾摺装置38のイ
ンペラ羽根38a,38a,…を同軸により回転させる
構成である。
【0023】しかして、スローワ羽根4aにより摺落米
受樋12の混合米を揺動選別部3に揚穀する。また、揺
動選別板16,16,…の籾流路27から落下する籾を
ホッパ39経由でインペラ羽根38a,38a,…に導
いて籾摺し、混合米揚穀機4のスローワ筒4bにより摺
落米を揚穀し、揺動選別板16,16,…に供給する。
受樋12の混合米を揺動選別部3に揚穀する。また、揺
動選別板16,16,…の籾流路27から落下する籾を
ホッパ39経由でインペラ羽根38a,38a,…に導
いて籾摺し、混合米揚穀機4のスローワ筒4bにより摺
落米を揚穀し、揺動選別板16,16,…に供給する。
【0024】従って、摺落米風選路11での摺落米の選
別量を減少させて籾摺能率を向上させることができる。
なお、インペラ羽根38a,38a,…により揺動選別
板16,16,…に混合米と共に揚穀された籾殻は、揺
動選別板16,16,…の揺下側に偏流分布して取り出
され、落下中に仕上選別風路29の仕上選別風により風
選されて、排塵筒15から機外に排出される。
別量を減少させて籾摺能率を向上させることができる。
なお、インペラ羽根38a,38a,…により揺動選別
板16,16,…に混合米と共に揚穀された籾殻は、揺
動選別板16,16,…の揺下側に偏流分布して取り出
され、落下中に仕上選別風路29の仕上選別風により風
選されて、排塵筒15から機外に排出される。
【0025】図10に基づき籾摺部1の他の実施例につ
いて説明する。籾ホッパ6の下方には、モータ40によ
り縦軸回りに回転するインペラ型籾摺装置38を設け、
インペラ型籾摺装置38の中心部に均分装置41を設け
て、籾ホッパ6からの穀粒を均等にインペラ型籾摺装置
38に供給しようとするものである。
いて説明する。籾ホッパ6の下方には、モータ40によ
り縦軸回りに回転するインペラ型籾摺装置38を設け、
インペラ型籾摺装置38の中心部に均分装置41を設け
て、籾ホッパ6からの穀粒を均等にインペラ型籾摺装置
38に供給しようとするものである。
【0026】モータ40により回転する縦軸42の上端
部に、円錐体43を取り付けて、円錐体43の先端凸部
を籾ホッパ6の穀粒流下口6aに対向配置し、円錐体4
3の周部に例えば合成樹脂からなるリング44を所定間
隔をおいて配置している。この円錐体43及びリング4
4により均分装置41を構成している。
部に、円錐体43を取り付けて、円錐体43の先端凸部
を籾ホッパ6の穀粒流下口6aに対向配置し、円錐体4
3の周部に例えば合成樹脂からなるリング44を所定間
隔をおいて配置している。この円錐体43及びリング4
4により均分装置41を構成している。
【0027】インペラ型籾摺装置38は周知のもので、
円錐体43の下部周面に設けているインペラ羽根38
a,38a,…、インペラ羽根38aの周辺部に配置し
ている例えば合成樹脂からなる衝撃リング45により構
成されている。しかして、籾ホッパ6からの穀粒は回転
する円錐体43により均分されながらインペラ羽根38
a,38a,…に供給され、穀粒は遠心力により外周側
に撥ね飛ばされ、周辺部で屈折しながら衝撃リング45
に衝突して脱ぷされ、下方の摺落米風選路11に供給さ
れる。縦軸回りに回転するインペラ羽根38a,38
a,…により脱ぷされ、衝撃リング45の全面に衝突し
分散しながら摺落米風選路11に落下するので、摺落米
を良好に風選することができる。
円錐体43の下部周面に設けているインペラ羽根38
a,38a,…、インペラ羽根38aの周辺部に配置し
ている例えば合成樹脂からなる衝撃リング45により構
成されている。しかして、籾ホッパ6からの穀粒は回転
する円錐体43により均分されながらインペラ羽根38
a,38a,…に供給され、穀粒は遠心力により外周側
に撥ね飛ばされ、周辺部で屈折しながら衝撃リング45
に衝突して脱ぷされ、下方の摺落米風選路11に供給さ
れる。縦軸回りに回転するインペラ羽根38a,38
a,…により脱ぷされ、衝撃リング45の全面に衝突し
分散しながら摺落米風選路11に落下するので、摺落米
を良好に風選することができる。
【0028】なお、図11に示すように、円錐体43の
上端部に一体的に回転する逆円錐形の掻き込みロール4
6を設け、この掻き込みロール46の周面に先端側が細
くなる掻き込み羽根47,47,…を設けてもよい。こ
のように構成すると、籾ホッパ6の流下口から掻き込み
ロール46の掻き込み羽根47,47,…により穀粒が
下方に掻き込まれ、インペラ羽根38a,38a,…に
円滑に穀粒を供給することができる。
上端部に一体的に回転する逆円錐形の掻き込みロール4
6を設け、この掻き込みロール46の周面に先端側が細
くなる掻き込み羽根47,47,…を設けてもよい。こ
のように構成すると、籾ホッパ6の流下口から掻き込み
ロール46の掻き込み羽根47,47,…により穀粒が
下方に掻き込まれ、インペラ羽根38a,38a,…に
円滑に穀粒を供給することができる。
【0029】次に、図12により籾摺部1の他の実施例
について説明する。籾ホッパ6の下方に、例えば、合成
樹脂からなる円錐形状の籾摺ロール48を設けて、この
籾摺ロール48をモータ40により縦軸回りに回転さ
せ、籾摺ロール48の円錐凸部を籾ホッパ6の穀粒流下
口6aに対向配置し、籾摺ロール48の周部に所定間隔
をおいて例えば合成樹脂からなる籾摺室49を対向配置
し、籾摺ロール48の下部に多数の拡散羽根50a,5
0a,…を持った拡散体50を取り付け、これらをモー
タ40により縦軸回りに回転させる構成である。
について説明する。籾ホッパ6の下方に、例えば、合成
樹脂からなる円錐形状の籾摺ロール48を設けて、この
籾摺ロール48をモータ40により縦軸回りに回転さ
せ、籾摺ロール48の円錐凸部を籾ホッパ6の穀粒流下
口6aに対向配置し、籾摺ロール48の周部に所定間隔
をおいて例えば合成樹脂からなる籾摺室49を対向配置
し、籾摺ロール48の下部に多数の拡散羽根50a,5
0a,…を持った拡散体50を取り付け、これらをモー
タ40により縦軸回りに回転させる構成である。
【0030】しかして、籾ホッパ6からの穀粒は回転す
る籾摺ロール48に供給されて、籾摺ロール48の周面
と籾摺室49とにより籾摺され、摺落米は下方の拡散体
50の拡散羽根50a,50a,…により拡散されなが
ら下方に落下され、摺落米風選路11に供給されて風選
される。
る籾摺ロール48に供給されて、籾摺ロール48の周面
と籾摺室49とにより籾摺され、摺落米は下方の拡散体
50の拡散羽根50a,50a,…により拡散されなが
ら下方に落下され、摺落米風選路11に供給されて風選
される。
【図1】籾摺選別機の全体の切断平面図。
【図2】図1における矢視A方向の全体の切断側面図。
【図3】図1における矢視B方向の全体の切断側面図、
要部の断面図。
要部の断面図。
【図4】全体の切断背面図、要部の切断背面図。
【図5】他の実施例を示す全体の切断平面図。
【図6】他の実施例を示す図5における矢視C方向の全
体の切断側面図。
体の切断側面図。
【図7】他の実施例を示す図5における矢視D方向の全
体の切断側面図。
体の切断側面図。
【図8】要部の切断側面図。
【図9】他の実施例を示す切断背面図。
【図10】他の実施例を示す要部の切断側面図、切断平
面図。
面図。
【図11】他の実施例を示す要部の切断側面図。
【図12】他の実施例を示す要部の切断側面図。
1 籾摺部 2 摺落米風選部 3 揺動選別部 4 混合米揚穀機 5 玄米揚穀機 6 籾ホッパ 7 籾摺ロール 8 籾摺室 9 拡散室 10 摺落米風選箱体 11 摺落米風選路 12 摺落米受樋 13 粃受樋 14 唐箕 15 排塵筒 16 揺動選別板 17 混合米ホッパ 18 分配供給樋 19 分配ケース 20 玄米仕切板 21 籾仕切板 22 玄米取出樋 23 玄米流路 24 混合米取出樋 25 混合米流路 26 籾取出樋 27 籾流路 29 仕上選別風路 38 インペラ籾摺装置
Claims (1)
- 【請求項1】 籾摺部1、籾摺部1からの摺落米を風
選する摺落米風選部2、及び、摺落米風選部2で風選さ
れた混合米を分離選別する揺動選別部3を具備し、上部
に籾摺部1を載置している摺落米風選部2と揺動選別部
3とを左右に並列配置し、前記揺動選別部3の揺動選別
板16,16,…の下方に前後方向に沿わせて仕上選別
風路29を配置し、前記摺落米風選部2の前後方向の摺
落米風選路11及び仕上選別風路29の前部近傍に唐箕
14を配置して、前記摺落米風選路11及び仕上選別風
路29の終端側を唐箕14の吸入部に接続し、揺動選別
板16,16,…により選別された玄米及び混合米を前
記仕上選別風路29を通って流下させることを特徴とす
る揺動選別型籾摺選別機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000227241A JP2002035617A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 揺動選別型籾摺選別機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000227241A JP2002035617A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 揺動選別型籾摺選別機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002184802A Division JP3870853B2 (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 揺動選別型籾摺選別機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002035617A true JP2002035617A (ja) | 2002-02-05 |
Family
ID=18720725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000227241A Pending JP2002035617A (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 揺動選別型籾摺選別機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002035617A (ja) |
-
2000
- 2000-07-27 JP JP2000227241A patent/JP2002035617A/ja active Pending
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