JP3901654B2 - 籾摺選別機の搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、籾摺り装置で脱ぷされ、風選部より流下する混合米と、籾と玄米を選別する選別装置から流下する混合米を併合して搬送する籾摺選別装置の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
選別装置からの混合米、玄米、籾を並設されたそれぞれの昇降機に一つの振動コンベアを装設し、揺動コンベアの終端側を各昇降機に連通するようにした籾摺選別機の搬送装置は例えは、特開昭60−175551号公報に記載され、混合米、玄米、籾を一つの振動コンベアで目的地まで搬送する装置は既に公知である。
【0003】
また、籾摺選別機の混合米の搬送装置は、籾摺り装置で脱ぷされて風選部を流下する混合米と選別装置から流下する混合米を新たに若しくは再度選別装置に供給するため、混合米タンクに混合粒を揚穀機(昇降機)によって貯留させるが、特開昭60−87864号公報のように、籾摺り装置で脱ぷされて風選部を流下する混合米と選別装置から流下する混合米(戻り玄米を含む)を集粒して、一つの混合粒搬送コンベアで揚穀機まで搬送する装置は既に公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
籾摺り装置で脱ぷされて風選部を流下する混合米と選別装置から流下する混合米を一つに集粒して次工程の昇降機まで搬送する搬送装置は、籾摺り装置と選別装置の中間部の下方、それも両混合米が自然に落下して搬送装置内に入り込む位置に設けられているものが自然である。
【0005】
搬送機の搬送方向に対して左上方および右上方の2方向から自然流下してくる混合粒の搬送装置、例えは搬送装置がスクリューコンベアである場合、スクリュ−の軸を中心に左上方および右上方の2方向から同量の穀物を投入しても、巻込む回転方向ではスクリュー樋内への穀粒の飲み込みが早く行われわれるのに対し,巻上げる回転方向ではなかなか穀物がスクリュー樋内に飲み込まれず、留まって壁状態になってしまうので、通常籾摺選別機の混合粒の集粒装置に使用されるスクリューコンベアは、実際の搬送能力以上の能力をもったスクリューコンベアが選定されているのが実状である。
【0006】
また、混合粒の集粒を振動搬送装置で搬送する場合であっても、搬送機の搬送方向に対して左上方および右上方の2方向から併合しようとして自然流下してくる混合粒の流れ込みの強い方向が、流れ込みの弱い混合粒の流れを阻止して、一方の混合粒の流れが詰まる現象が発生してしまうので、スクリューコンベア同様、実際の搬送能力以上の能力を持った振動搬送装置の選定がなされ、籾摺選別機のコンパクト化の阻害と、余剰動力の必要性を招いている。
【0007】
そこで本発明は、実際の搬送能力と同等な搬送能力の振動搬送装置を選定しても混合粒の搬送を阻害せず、コンパクトで小動力の籾摺選別機の搬送装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成させるために、本発明における籾摺選別機の搬送装置においては、請求項1ないし請求項6にかかわる籾摺選別機の搬送装置を提案するものである。
【0009】
即ち、請求項1に係わる籾摺選別機の搬送装置は、籾摺り装置で脱ぷされ、風選部より流下する第一の混合米と、籾と玄米を選別する選別装置から流下する第二の混合米を次工程に搬送する振動搬送装置であって、振動搬送装置の搬送樋内には、第一の混合米と第二の混合米の流下部の間に、搬送路の一部を区切る中仕切板を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
請求項2に係わる籾摺選別機の搬送装置は、請求項1記載の籾摺選別機の搬送装置において、振動搬送装置の搬送樋内の中仕切板は、籾摺り装置で脱ぷされ、風選部より流下する第一の混合米と、籾と玄米を選別する選別装置から流下する第二の混合米の流下量に応じ、位置変更を可能としたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項3に係わる籾摺選別機の搬送装置は、請求項1または請求項2記載の籾摺選別機の搬送装置において、選別装置で選別された玄米を、機外排出と機内循環に切替える切替シャッターの切替え動作、または籾摺り装置に籾を供給する量を調節する流量調節シャッターの流量開度とを個々に、若しくは切替シャッターの切替え動作と流量調節シャッターの流量開度とを連携して、振動搬送装置の搬送樋内の中仕切板の位置変更とを連動させたことを特徴とするものである。
【0012】
請求項4に係わる籾摺選別機の搬送装置は、請求項1ないし請求項3記載の籾摺選別機の搬送装置において、籾摺り装置で脱ぷされ、風選部より流下する第一の混合米と、籾と玄米を選別する選別装置から流下する第二の混合米の量を比較して、振動搬送装置の搬送樋内の中仕切板の位置を制御することを特徴とするものである。
【0013】
請求項5に係わる籾摺選別機の搬送装置は、請求項1ないし請求項4記載の籾摺選別機の搬送装置において、振動搬送装置には粗選別機能を設けたことを特徴とするものである。
【0014】
請求項6に係わる籾摺選別機の搬送装置は、請求項1ないし請求項5記載の籾摺選別機の搬送装置において、振動搬送装置には石抜機能を設けたことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1には本発明の実施の形態に係わる籾摺選別機の全体構成が断面図で示されており、図2には籾摺選別機の搬送装置の斜視図。図3には本実施の形態に係わる籾摺選別機の部分構成斜視図。図4には第2の実施の形態を表した図。図5には第3の実施の形態を表した図。図6には図5の実施の形態を説明するフローチャート図。図7には第4の実施の形態に係わる籾摺選別機の搬送装置の断面図。図8には図7の実施の形態を他方向から見た断面図。図9は本発明の第5の実施の形態を示した断面図である。
【0016】
本発明の実施の籾摺選別機の搬送装置は、籾摺り装置2で脱ぷされ、風選部5より流下する第一の混合米Cと、籾と玄米を選別する選別装置3から流下する第二の混合米Dを次工程に搬送する振動搬送装置4であって、振動搬送装置4の搬送樋27内には、第一の混合米Cと第二の混合米Dの流下部の間に、搬送路の一部を区切る中仕切板33を設けているので、振動搬送装置4の搬送樋27の搬送方向に対して左上方と右上方から搬送樋27内に流下してくる第一の混合米Cと第二の混合米Dがお互いの流れを邪魔することなく、搬送樋27内に流れ込み振動部34の振動で次工程まで搬送される。
【0017】
また、選別装置3で選別された玄米Eを、機外排出と機内循環に切替える切替シャッター24の切替え動作、または籾摺り装置2に籾Aを供給する量を調節する流量調節シャッター14の流量開度とを個々に、若しくは切替シャッター24の切替え動作と流量調節シャッター14の流量開度とを連携して、振動搬送装置4の搬送樋27内の中仕切板33の位置変更とを連動させているので、選別装置3で選別された玄米Eが選別装置3で選別された第二の混合米Dと合流して搬送樋27に流下しても、中仕切板33は搬送樋27内で選別装置3かの穀物(第二の混合米D)を多く受け入れられるように移動し、籾摺り装置2では流量調節シャッター14が籾Aの摺りだし量を減少させ、第一の混合米Cの量も減少するので中仕切板33の位置が第一の混合米Cの搬送幅を狭めるように移動しても、振動搬送装置4は何の支障もなく穀物を次工程に搬送できる。
【0018】
さらに、籾摺り装置2で脱ぷされ、風選部5より流下する第一の混合米Cと、籾Aと玄米Eを選別する選別装置3から流下する第二の混合米Dの量を比較して、振動搬送装置4の搬送樋27内の中仕切板33の位置を制御すると第一の混合米Cと第二の混合米Dとの比率で中仕切板33の位置を変更できるので、より一層搬送樋27の搬送効率を上げることができる。
【0019】
なお、前記の実施の構成に対し、さらに振動搬送装置4には粗選別機能及び、粗選別機能と石抜機能を設けたので、粗雑物42・石等の不要物を取り除くことができる。
【0020】
【実施例】
籾摺選別機1は、供給された籾Aを脱ぷ処理して玄米Eにして取り出すものであり、全体として籾摺り装置2、選別装置3、風選部5、振動搬送装置4、昇降機(籾昇降機12、混合米昇降機7、玄米昇降機8)によって構成されている。
【0021】
籾昇降機12の排出口は低部がテーパ状になった籾タンク10の上面に取り付けられ、籾昇降機12から搬送された籾Aは、籾タンク10内に貯留される。籾タンク10の下方には籾摺り装置2が設けられている。籾摺り装置2には籾Aの脱ぷの開始・停止を行う籾シャッター13と籾の供給量を調節する流量調節シャッター14と、籾を脱ぷする一対の籾摺りロール15・15を備えている。なお、図1では籾摺り装置の例として一対の籾摺りロールを示しているが、遠心脱ぷ式の脱ぷ装置でもよい(図示せず)。
【0022】
籾摺り装置2の下方には風選部5があって、籾摺りロール15・15で脱ぷされた籾摺り米Bを風選部5の上端部に設けられた送風機6の吸引作用によって第一の混合米Cと未熟粒Gと籾殻Fに分離し、さらに風選A出口25には第一の混合米Cを、風選B出口26には未熟粒Gが排出されるようになっている。
【0023】
籾摺り装置2と風選部5の隣接面の上部には、混合米昇降機7に取り付けられた混合米タンク9を備えた選別装置3があり、複数の選別板16からなる選別板組11とそれに混合米タンク9からの第一の混合米Cをそれぞれの選別板16に供給する供給樋17と各選別板16で選別された玄米E、籾A、第二の混合米Dを受ける排出樋18とで構成されている。
【0024】
また、排出樋18は選別板16から排出される穀粒をすべて受け止めるように選別板組11の排出部を覆うように設置され、内部には玄米Eと第二の混合米Dを隔てる整流Aフィン19、第二の混合米Dと籾Aを隔てる整流Bフィン20と玄米Eの排出口の玄米排出口21、第二の混合米Dの排出口の混合米排出口22、籾Aの排出口の籾排出口23がそれぞれ設けられているが、玄米排出口21と混合米排出口22の上方には玄米Eを玄米排出口21と混合米排出口22に切替える切替シャッター24が設けられている。
【0025】
上段に籾摺り装置2を備えた風選部5と選別装置3との中間下方には振動搬送装置4が備えられている。振動搬送装置4は上方に搬送樋27、下方は振動部35から成り立っていて、搬送樋27は未熟粒投入口28と選別籾投入口29が連通した搬送面A30と、籾摺り混合粒投入面31と選別混合粒投入面32とそれぞれを隔てる中仕切板33と、中仕切板33の底面となる搬送面B35からなり、搬送面B35は籾摺り混合粒投入面31側の搬送面を搬送面B’36、選別混合粒投入面32側の搬送面を搬送面B’’37としている。また振動搬送機の振動方向は、図2に示すように中仕切板33と平行方向に振動するようになっている。
【0026】
搬送面A30の終端は籾昇降機12のホッパー(図示せず)内に通じ籾昇降機12から籾タンク10へ、搬送面B35の終端は混合米昇降機7のホッパー(図示せず)内に通じており混合米昇降機7から混合米タンク9へ、また排出樋18の玄米排出口21から排出される玄米Eは、玄米昇降機8のホッパー(図示せず)に投入され、玄米昇降機8を経て機外に排出される構造になっている。
【0027】
以上の構成の籾摺選別機1で、籾昇降機ホッパーに投入された籾Aは籾昇降機12を経て籾タンク10内に貯留される。なお、籾Aは直接籾タンク10内に別経路で投入されてもよい。
【0028】
籾タンク10内に貯留された籾Aは、籾摺り装置2の籾シャッター13の開動作と共に流量調整シャッター14で籾Aの供給量を調整されながら高速で若干の回転差も持った籾摺りロール15、15の隙間を通過するさい、多くの籾Aは脱ぷされ籾摺り米Bと籾殻Fに分かれ、風選部5内の傾斜板に添って流下するが、送風機6の吸引作用によって、籾殻Fは送風機6内に吸引されて機外に排出され、籾摺り米Bにおいては、風選A出口25に籾Aと玄米Eの混合された第一の混合米Cを、風選B出口26には、未熟米Fが傾斜板に添って落下していく。なお、風選B出口26では未熟米Fを機外に排出できる構造を有していて、未熟米Fの機外排出と機内循環を切替えるシャッターも備わっている(図示せず)。
【0029】
風選B出口26から落下した未熟粒Gは、搬送樋27の未熟粒投入口28内に落下し搬送面A30を振動部34の振動作用によって、未熟粒Gは搬送面A30の終端から籾昇降機12のホッパー内に投入され、籾タンク10を経て再度籾摺り工程を通過する。また風選A出口25から落下した第一の混合米Cは、籾摺り混合粒投入面31内に投入され搬送面B35を振動部34の振動作用によって、搬送面B35の終端から混合米昇降機ホッパー内に投入され、混合米昇降機7を経て混合米タンク9に貯留される。
【0030】
第一の混合米Cは混合米タンク9から、選別装置3の揺動作用によって供給樋17から複数の選別板16から成る傾斜した選別板組11の個々の投入口をもつ選別板11内に導かれ、傾斜した選別板の上方より玄米E、第二の混合米D、籾Aと選別板16の終端で分離されそれぞれの穀粒は排出樋18に落下していく。排出樋18内部には玄米E、第二の混合米Dとの分かれ目付近に縦方向に遮る整流Aフィン19と、第二の混合米D、籾Aとの分かれ目付近に縦方向に遮る整流Bフィン20が設けられ、籾Aは籾排出口23へ、第二の混合米Dは混合米排出口22へ、玄米Eは玄米排出口21にそれぞれ導かれる。
【0031】
籾排出口23から排出される籾Aは、振動搬送装置4内の搬送樋27の選別籾投入口29内へ投入され、未熟粒投入口28から投入された未熟粒Gといっしょに搬送面A30を終端に向かって搬送される。
【0032】
混合米排出口22からの第二の混合米Dは搬送樋27の選別混合米投入面32へ投入され搬送面B35を終端に向かって搬送される。
【0033】
玄米Eは玄米排出口21の上方に設けている切替シャッター24の動作によって、混合米排出口22と玄米排出口21を選択できるようになっているので、混合米排出口22を選択した場合には第二の混合米Dといっしょに搬送樋27の選別混合米投入面32へ投入される。また、玄米排出口21を選択した場合は、玄米Eは玄米昇降機ホッパーから玄米昇降機8を経て機外の次工程へと送られる。
【0034】
振動搬送装置4の搬送面B35には、選別混合粒投入面32の第二の混合米Dと籾摺り混合粒投入面31の第一の混合米Cとが、斜め上方より対抗するように勢いをもって投入されることでお互いの搬送面B35への流下の妨げとなってしまい、流量の多い若しくは投入速度の速い混合米投入方向が搬送面Bの全面に広がり、流量の弱い若しくは投入速度の遅い混合米投入方向の搬送面B内への投入を妨げ、強いてはどちらかの混合搬送経路で詰まり現象が発生してしまうことになる。
【0035】
そこで、本発明の実施の形態として、図2に示すように搬送面B35上に籾摺り混合粒投入面31の第一の混合米Cの投入場所と、選別混合粒投入面32の第二の混合米Dの投入場所を確保できるように中仕切板33を設けている。この中仕切板33はそれぞれの投入方向の投入量によって搬送方向に対して左右の移動を可能としており、籾摺り混合粒投入面31が選別混合粒投入面32より第一の混合米Cの投入量が多い時は搬送面B’36が搬送面B’’37より広くなるように中仕切板33は移動し、また選別混合粒投入面32が籾摺り混合粒投入面31より第二の混合米Dの投入量が多い時は搬送面B’’37が搬送面B’36より広くなるように中仕切板33は移動し、搬送面B35への第一の混合米Cと第二の混合米Dの投入のバランスが崩れても、容易にどちらの混合米も搬送樋B35内に投入されるようになっている。
【0036】
なお、この場合の中仕切板33の移動調整方法は、中仕切板33が容易に移動できる構造であって、それぞれの混合米の自重よって移動するものであっても良いし、さらにバネによる弾性を利用しても良い(図示せず)。
【0037】
図4に示す本発明の第2の実施の形態は、切替シャッター24と中仕切板33との連動、または切替シャッター24と中仕切板33と流量調整シャッター14を連動させたものである。それぞれの連動は機械的(ワイヤー等)な連動若しくはセンサーとモータ等の動力を制御する制御部38を使用した電気的な連動であってもよい。
【0038】
切替シャッター24と中仕切板33と流量調整シャッター14の連動は、切替シャッター24が玄米Eを混合米排出口22に流下するよう切替えた場合、中仕切板33は搬送面B’’37の面積を大きくする方向に移動し、流量調整シャッター14は籾Aの流量を規制し、流量を減らす方向にはたらくのもである。
【0039】
切替シャッター24を動作させると、玄米Eが混合米排出口22から落下する第二の混合米Dと混合し、多くの量の混合米が選別混合粒投入面32から搬送面B’’37に投入されるが、中仕切板33は搬送面B’’37の面積を大きくする方向に移動しているので容易に第二の混合米Dは搬送面B’’37に投入される。また同時に流量調整シャッター14を連動させた場合には、籾Aの摺り量を減少させ、減少した第一の混合米Cが風選A出口25から籾摺り混合粒投入面31に流下するが、中仕切板33は搬送面B’36の面積を小さくする方向に移動しているが,籾摺り米Bの量も減っているので、搬送面B’36の面積が小さくなっていても第一の混合米Cは滞留することなく搬送面B35を終端に向かって移動することができる。
【0040】
図5に示す第3の実施の形態は、混合米排出口22から流下する第二の混合米Dの量を検出する混合米流量センサー39と風選A出口25から流下する第一の混合米Cの量を検出する籾摺流量センサー40と制御部38と動力で移動する中仕切板33を連携させているものである。
【0041】
混合米流量センサー39と籾摺流量センサー40の信号を制御部38に入力解析して、中仕切板33の待機原点の位置からそれぞれの流量割合に応じて、流量の多い方の側の搬送樋27内の面積が多くなるように制御することによって、搬送樋27の搬送能力を最大限に利用するものである。
【0042】
図7に示す第4の実施の形態は、搬送樋27の搬送面B35と平行に中仕切板33の移動を妨げない距離に粗選板41を設けたものであって、粗選板41は穀物が容易に通過するが、大形の石や藁屑、ビニール紐、小動物の死骸などの粗雑物42が通過しない程度の孔が開いているものであって、風選部5および選別装置3から流下する第一の混合米C・第二の混合米Dに含まれる粗雑物42を混合米から分離するものである。
【0043】
粗選板41上に流下した第一の混合米C・第二の混合米Dは、粗選板41の孔を通過し、搬送面Bの終端から混合米昇降機7のホッパーを経て混合米昇降機7に移送されるが、粗選板41の孔を通過しない大形の石や藁屑、ビニール紐、小動物の死骸などの粗雑物42は粗選板41の終端から機外に排出されるようになっている。
【0044】
図9に示す第5の実施の形態は、搬送樋27の搬送面B35を石の選別が可能な石選別板43とし、石選別板43と平行に中仕切板33の移動を妨げない距離に粗選板41を設けたものであって、石選別板43の穀物排出方向と反対側には石排出口44が設けられている。
【0045】
粗選板41上に流下した第一の混合米C・第二の混合米Dは、粗選板41上で粗雑物42の選別を行い、粗選板41の孔を通過した第一の混合米C・第二の混合米Dは石選別板43上に達する。このとき振動部34の振動と石選別板43の形状によって、第一の混合米C・第二の混合米Dは流下し終端へ移行するが、石は石選別板43を上昇し石排出口44から排出される。なお、この振動部34が穀物の流下に対して押し上げる方向に振動するとよりいっそう石抜きの効果が発生する。
【発明の効果】
本発明によれば、振動搬送機の搬送面に対抗する2方向から混合粒の流下があっても、それぞれの流れをさえ切る中仕切板を設けたので、多流が少流方向を阻害して混合粒の循環工程を妨げず、良好な混合粒の搬送を促す効果を生じる。また、中仕切板は2方向からの混合粒量によって移動可能としていること及び、2方向からの混合粒流量を比較して中仕切板の位置を変更しているので、振動搬送機の能力相当を常に発揮できるので、搬送機の搬送能力の過剰設定を検討することなく、コンパクトで低価格な振動搬送機を設定できる効果を促す。
【0046】
また、振動搬送機に粗選機能と石抜機能を設けたので、選別装置の選別板の混合米投入口に粗雑物が詰まって選別を阻害したり、玄米に粗雑物や石が混ざったりしないので、良好な玄米の選別効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる籾摺選別機の全体構成が断面図。
【図2】本発明の実施の形態に係わる籾摺選別機の搬送装置の斜視図。
【図3】本実施の形態に係わる籾摺選別機の部分構成斜視図。
【図4】第2の実施の形態を表した図。
【図5】第3の実施の形態を表した図。
【図6】図5の実施の形態を説明するフローチャート図。
【図7】第4の実施の形態に係わる籾摺選別機の搬送装置の断面図。
【図8】図7の実施の形態を他方向から見た断面図。
【図9】本発明の第5の実施の形態を示した断面図。
【符号の説明】
1 籾摺選別機
2 籾摺り装置
3 選別装置
4 振動搬送装置
5 風選部
6 送風機
7 混合米昇降機
8 玄米昇降機
9 混合米タンク
10 籾タンク
11 選別板組
12 籾昇降機
13 籾シャッター
14 流量調節シャッター
15 籾摺りロール
16 選別板
17 供給樋
18 排出樋
19 整流Aフィン
20 整流Bフィン
21 玄米排出口
22 混合米排出口
23 籾排出口
24 切替シャッター
25 風選A出口
26 風選B出口
27 搬送樋
28 未熟粒投入口
29 選別籾投入口
30 搬送面A
31 籾摺り混合粒投入面
32 選別混合粒投入面
33 中仕切板
34 振動部
35 搬送面B
36 搬送面B’
37 搬送面B’’
38 制御部
39 混合米流量センサー
40 籾摺流量センサー
41 粗選板
42 粗雑物
43 石選別板
44 石排出口
45 混合米タンクセンサー
A 籾
B 籾摺り米
C 第一の混合米
D 第二の混合米
E 玄米
F 籾殻
G 未熟粒

Claims (6)

  1. 籾摺り装置で脱ぷされ、風選部より流下する第一の混合米と、籾と玄米を選別する選別装置から流下する第二の混合米を次工程に搬送する振動搬送装置であって、振動搬送装置の搬送樋内には、第一の混合米と第二の混合米の流下部の間に、搬送路の一部を区切る中仕切板を設けたことを特徴とする籾摺選別機の搬送装置。
  2. 振動搬送装置の搬送樋内の中仕切板は、籾摺り装置で脱ぷされ、風選部より流下する第一の混合米と、籾と玄米を選別する選別装置から流下する第二の混合米の流下量に応じ、位置変更を可能としたことを特徴とする請求項1の籾摺選別機の搬送装置。
  3. 選別装置で選別された玄米を、機外排出と機内循環に切替える切替シャッターの切替え動作、または籾摺り装置に籾を供給する量を調節する流量調節シャッターの流量開度とを個々に、若しくは切替シャッターの切替え動作と流量調節シャッターの流量開度とを連携して、振動搬送装置の搬送樋内の中仕切板の位置変更とを連動させたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の籾摺選別機の搬送装置。
  4. 籾摺り装置で脱ぷされ、風選部より流下する第一の混合米と、籾と玄米を選別する選別装置から流下する第二の混合米の量を比較して、振動搬送装置の搬送樋内の中仕切板の位置を制御することを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の籾摺選別機の搬送装置。
  5. 振動搬送装置には粗選別機能を設けたことを特徴とする請求項1または、請求項4記載の籾摺選別機の搬送装置。
  6. 振動搬送装置には石抜機能を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項5記載の籾摺選別機の搬送装置。
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