JP3677454B2 - 無洗化処理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、炊飯に先立つ洗米を必要としない所謂無洗化処理米(本明細書では単に「処理米」という)を製造する無洗化処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
無洗化処理装置(湿式の無洗化処理装置)においては、例えば、洗米部を備えており、洗米部において供給された原料米(精白米)を洗米水と共に攪拌して洗米し、アリウロン残留物(玄米の糠層の最下層であるアリウロン層(糊粉層)に含まれていた油脂や蛋白質や糖質などから成る極めて粘度の高い半液体状の混合物)等の被除去物を原料米表面から遊離させて洗米水に溶解した状態にする。また、この無洗化処理装置は脱水部を備えており、洗米処理が終了した原料米を脱水部に供給して脱水する。
【0003】
さらに、この無洗化処理装置は乾燥部を備えている。乾燥部には乾燥円盤が設けられており、脱水処理が終了した原料米が回転する乾燥円盤上に供給されてこの原料米に温風が送風されることで、原料米が乾燥される。
【0004】
これにより、無洗化処理装置は、原料米を無洗化処理して処理米(乾燥部において乾燥された後の原料米)を製造する。
【0005】
ここで、一般に、無洗化処理前の原料米の水分含有率に対する無洗化処理後の処理米の水分含有率の差を±0.2重量%以内にすることで、処理米の品質を良好にすることができる。このため、この無洗化処理装置では、操作者が無洗化処理前の原料米と無洗化処理後の処理米とを手作業でサンプリングして両者の水分含有率を測定し、この測定結果に基づいて洗米部への原料米供給量の増減、乾燥部で送風する温風の温度の変更、前記温風の送風量の増減、及び乾燥円盤の回転速度の変更による原料米の乾燥時間の増減等による運転状況の変更を操作者がその都度行うことで、処理米の水分含有率を調整している。
【0006】
しかしながら、この無洗化処理装置では、上述の如く操作者が手作業でサンプリングした処理米と無洗化処理前の原料米との水分含有量を測定するのみであるため、高品質の処理米を安定して製造するのが困難であるという問題がある。
【0007】
さらに、操作者は原料米と処理米との水分含有量を測定しなければならず、しかも、処理米の水分含有率の調整のために常時無洗化処理装置の運転状況を監視する必要があるため、操作者の作業が煩雑であるという問題もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、高品質の処理米を安定して製造することができると共に操作者の作業の省力化を図ることができる無洗化処理装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の無洗化処理装置は、供給された原料米を洗米水と共に攪拌して洗米する洗米部と、前記洗米部から供給された原料米を脱水する脱水部と、前記脱水部から供給された原料米に温風を送風して原料米を乾燥させる乾燥部と、を備え、原料米を無洗化処理して処理米を製造する無洗化処理装置において、無洗化処理前の原料米及び処理米の水分含有率を常時または定期的に測定する測定装置と、前記洗米部への原料米の供給量、前記温風の温度、前記温風の送風量及び前記乾燥部での原料米の乾燥時間の少なくとも1つを変更することで無洗化処理前の原料米と処理米との水分含有率の差を調整可能な制御装置と、を備え、前記測定装置の測定により求められる前記水分含有率の差が処理米の品質が良好となる限界である第1基準値以下である際には前記制御装置による前記水分含有率の差の調整を行わず、前記測定装置の測定により求められる前記水分含有率の差が第1基準値を超える際には前記制御装置によって前記水分含有率の差を第1基準値以内に調整する、ことを特徴としている。
【0010】
請求項1に記載の無洗化処理装置では、洗米部で供給された原料米を洗米水と共に攪拌して洗米し、脱水部で洗米部から供給された原料米を脱水し、乾燥部で脱水部から供給された原料米に温風を送風して原料米を乾燥させる。これにより、原料米が無洗化処理されて処理米が製造される。
【0011】
また、測定装置が無洗化処理前の原料米及び処理米の水分含有率を常時または定期的に測定すると共に、制御装置が洗米部への原料米の供給量、温風の温度、温風の送風量及び乾燥部での原料米の乾燥時間の少なくとも1つを変更することで無洗化処理前の原料米と処理米との水分含有率の差(以下「水分差」という)を調整可能とされている。
【0012】
ここで、測定装置の測定により求められる水分差が第1基準値(処理米の品質が良好となる限界値)以下である際には、制御装置による水分差の調整が行われない(そのままの状況で継続運転される)一方、測定装置の測定により求められる水分差が第1基準値を超える際には制御装置によって水分差が第1基準値以内に調整され、これにより、何れの場合でも処理米の品質が良好とされる。
【0013】
このように、測定装置が無洗化処理前の原料米及び処理米の水分含有率を常時または定期的に測定し、この測定結果に基づいて無洗化処理装置の運転状況が決められて処理米の品質が良好に維持されるため、高品質の処理米を安定して製造することができる。
【0014】
さらに、測定装置は無洗化処理前の原料米及び処理米の水分含有率を自動で測定し、しかも、無洗化処理装置の運転状況も自動で決められるため、操作者の作業の省力化を図ることができる。
【0015】
請求項2に記載の無洗化処理装置は、請求項1に記載の無洗化処理装置において、前記測定装置の測定により求められる前記水分含有率の差が前記制御装置により前記水分含有率の差を第1基準値以内に調整できる限界である第2基準値を超える際には運転を停止する、ことを特徴としている。
【0016】
請求項2に記載の無洗化処理装置では、測定装置の測定により求められる水分差が第2基準値(制御装置により水分差を第1基準値以内に調整できる限界値)を超える際には運転が停止されるため、品質不良の処理米が製造されることを未然に防止することができる。
【0017】
請求項3に記載の無洗化処理装置は、請求項2に記載の無洗化処理装置において、前記測定装置の測定により求められる前記水分含有率の差が第2基準値を超えた際に前記運転の停止を報知する第1報知手段を備えた、ことを特徴としている。
【0018】
請求項3に記載の無洗化処理装置では、測定装置の測定により求められる水分差が第2基準値を超えた際に第1報知手段が前記運転の停止を報知するため、操作者が運転の停止を認識することができる。
【0019】
請求項4に記載の無洗化処理装置は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の無洗化処理装置において、前記測定装置の測定により求められる前記水分含有率の差が前記制御装置により前記水分含有率の差を第1基準値以内に調整できる限界より僅かに小さい第3基準値以上であることを報知する第2報知手段を備えた、ことを特徴としている。
【0020】
請求項4に記載の無洗化処理装置では、測定装置の測定により求められる水分差が第3基準値(第2基準値(制御装置により水分差を第1基準値以内に調整できる限界値)より僅かに小さい値)以上であることを第2報知手段が報知するため、制御装置により水分差を第1基準値以内に調整できなくなる可能性があることを操作者が認識することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0022】
図1に示すように、本実施の形態に係る無洗化処理装置の機枠15は、その内側に上取付台17及び下取付台19が平行に架設されており、外側にカバー11が設けられている。
【0023】
この無洗化処理装置の洗米部10は、図2にも示す如く、機枠15内上位に配置されており、筒状の洗米筒18を備えている。洗米筒18は中心軸が垂設されると共に、頭部を上取付台17に固定されている。
【0024】
洗米筒18下部の側壁には洗米筒18内部と連通する原料米(精白米)の供給口12が形成されており、これに、機枠15上方に開放されたホッパー30から供給された原料米を搬送するスクリューフィーダ32が臨設されている。34はスクリューフィーダ32の供給モータである。
【0025】
ホッパー30には、測定装置を構成する自動水分計16が設けられている。自動水分計16は、原料米の水分含有率を常時または定期的に測定するものであり、後述の制御装置86に接続されている。なお、自動水分計16としては、非破砕形(例えば、高周波抵抗式または誘電率式)のものが好ましい。
【0026】
洗米筒18の内部には、上部が洗米筒18頭部の開口から突出した回転軸23の下部が収納されている。回転軸23の上部は上取付台17に取り付けられた軸受け27に回転可能に軸支されている。この回転軸23の軸受け27から突出した部分にはプーリ29が固定されており、このプーリ29にはベルト31を介して洗米モータ24の回転軸に固定されたプーリ33に連結されている。
【0027】
洗米筒18内における回転軸23の下側の外周には洗米筒18の下部に供給された原料米を下から上に搬送するスクリュー羽根20aが形成されて揚穀螺旋26が構成されている。洗米筒18の揚穀螺旋26を囲う部分は円筒状に形成され、揚穀螺旋26と洗米筒18との間に揚穀室25が形成されている。また、洗米筒18内における回転軸23の上側の外周には、回転軸23の軸線(回転中心)と平行に複数の板状突条20bが回転軸23を中心に放射状に形成されて洗米ロール20が構成されており、洗米ロール20は軸線(回転中心)が縦中心線Aと平行に垂設されている。洗米筒18の洗米ロール20を囲う部分は、原料米に抵抗を与えて攪拌すべく側面が多角形(例えば16角形)の筒状に形成されており、これにより、洗米ロール20と洗米筒18との間に洗米室21が形成されている。
【0028】
回転軸23の中心には、その上端から突条20b形成部上側にわたって、洗米部10の外部から洗米水を供給するための給水穴28が形成されている。この給水穴28は、洗米ロール20の突条20b形成部の上側に、上述した洗米室21に臨むように放射状に形成された複数の注水口22aに連通している。回転軸23の上端は、回転部である回転軸23と固定部である配管37とを密封した状態で連結する連結器35を介して給水タンク(図示せず)に接続されており、これにより給水穴28は、配管37を介して給水タンク(図示せず)に接続されている。このため、洗米部10の頭部に設けられた給水穴28から注水口22aを介して洗米室21に洗米水が注がれる。
【0029】
なお、本発明では洗米部10頭部から洗米水を注げばよいので、給水穴28は洗米筒18頭部の側壁を貫通し、またはその近傍の軸受け27等を貫通して穿設してもよい。
【0030】
洗米筒18下部の底壁にはアリウロン残留物を含有する汚れた洗米水(洗米汁)を排水する複数の孔が穿設された排水口18aが形成されている。
【0031】
洗米筒18の頭部(洗米部10の頭部)には、洗米筒18の内部の洗米室21に連通し、かつ洗米処理された原料米を排出するための排出口18bが形成されている。この排出口18bには、通常状態で排出口18bを閉鎖し、所定値以上の圧力が作用したときにその作用した圧力に応じた開度で排出口18bを開口する圧力弁18cが開閉可能に設けられている。この圧力弁18cは、開弁する圧力を任意に調整することができるようになっている。
【0032】
洗米筒18の頭部には、排出口18b及び圧力弁18cを被うように、洗米筒18に沿って鉛直方向に垂設された排出樋39の一端部が固定されている。排出樋39から排出された洗米処理が終了した原料米は、脱水部38に供給される。
【0033】
また、排出樋39の下端部には、洗米部10の排水口18aから排出された洗米水を後記脱水外筒44の外側に設けられた後記外郭筒36内に流下させて、後記脱水室55内に流下しないようにするための排水樋40が、傾斜した状態で取り付けられている。
【0034】
脱水部38は、機枠15内の中位に配設されており、軸線(回転中心)が縦垂直線A上に立設された遠心脱水筒43と、遠心脱水筒43を囲うように立設された外郭筒36から構成されている。遠心脱水筒43は、脱水内筒56と上部が開口した脱水外筒44とからなり、脱水内筒56と脱水外筒44との間に上部が開口した脱水室55が形成されている。
【0035】
脱水内筒56は、周面に多数の噴風孔56aが形成され、更にその周面に原料米を下降させるスクリュー羽根54が張設されている。脱水室55の上端には、洗米部10で洗米された原料米が供給されるように、洗米部10の排出樋39の下端が挿入されている。
【0036】
脱水内筒56は、上端板58aと下端板58bとにより両端閉口状態で主軸46に嵌着されており、主軸46は、軸線(回転中心)が縦中心線A上に立設されている。主軸46は、後記円筒軸44c及び円筒軸66bを介在して下取付台19上の軸受台70に回転自在に軸支されている。主軸46はベルト48を介してモータ50のプーリに連結されている。
【0037】
主軸46は、中空軸で、上端が上端板58aにより閉口され、下端が開口されて吸気口となっている。脱水内筒56内における主軸46の周面には複数の噴風口46aが形成されており、主軸46と脱水内筒56との間には噴風室45が形成されている。なお、主軸46の下端開口(吸気口)には、ブロワの送風口を連通させてもよい。
【0038】
脱水外筒44は、周面に多数の排水・排風用の排出孔44aが形成され、その下端周面の複数箇所に原料米の排出口44bが形成されている。脱水外筒44の下端には、円筒軸44cが固定されている。円筒軸44cは、主軸46を囲う状態で後記円筒軸66bを介在して下取付台19上の軸受台70に回転自在に軸支されている。円筒軸44cはベルト52を介してモータ50のプーリに連結されている。
【0039】
外郭筒36は、上端が開口した筒状に形成され、下端が後記乾燥筒62の天板63上に固定されおり、下端側面に排水・排気用の排出管60が連結されている。脱水された原料米は、原料米の排出口44bから排出されて乾燥部61に供給される。
【0040】
乾燥部61は、機枠15内の下位で前記脱水部38の真下に配設されており、軸線(回転中心)が縦中心線A上に立設された乾燥円盤66と、該乾燥円盤66を囲うべく立設された乾燥筒62とからなっている。
【0041】
乾燥円盤66は、平面部に多数の通風孔66aが形成され、中央下部に円筒軸66bが形成されている。円筒軸66bは、円筒軸44cを囲う状態で下取付台19上に固定された軸受台70に回転自在に軸支されている。円筒軸66bはチェーン80を介してモータ82のスプロケットに連結されている。
【0042】
乾燥筒62は、下端を下取付台19上に固定されており、その天板63には複数の通風窓62aが形成されている。乾燥円盤66と天板63との間に乾燥室61aが形成され、乾燥円盤66と下取付台19との間に吸引室61bが形成されている。
【0043】
乾燥室61aは、前記脱水部38の排出口44bと連通しており、排出口44bから排出された原料米が乾燥円盤66の回転により中心側から徐々に外周側に移行されるべく、前記脱水外筒44の接線方向に沿って複数の案内板72が設けられている。この案内板72は、乾燥円盤66の表面に軽く接触した状態で、天板63に取付けられている。乾燥室61aの案内板72に対応する乾燥筒62の側面には、乾燥処理が終了した原料米(無洗化処理後の処理米)を排出するための排出樋74が設けられている。
【0044】
排出樋74には、測定装置を構成する自動水分計76が設けられている。自動水分計76は、処理米の水分含有率を常時または定期的に測定するものであり、後述の制御装置86に接続されている。なお、自動水分計76としては、非破砕形(例えば、高周波抵抗式または誘電率式)のものが好ましい。
【0045】
吸引室61bには、軸受台70を囲う状態で切頭傘状の吸引筒94が固定されている。吸引筒94の内腔には、吸引ブロワ78に連結した吸引管84が連通している。この吸引管84が吸引筒94の内腔の偏った位置にあるにも拘わらず、乾燥円盤66の全面から均等に吸引し通風し得るように、吸引筒94の頭部の吸引口93を狭く絞った状態に形成してある。
【0046】
温風ダクト92は、機枠15の上部に取り付けられており、ヒータ90を内設し、吸気口95を外に突出し、送気口96を乾燥部61に向けている。吸引管84の吸引により、大気が吸気口95から自然流入し、温風となって乾燥部61の乾燥円盤66上に均等に送風するようになっている。
【0047】
機枠15には、制御装置86が取り付けられている。制御装置86は自動水分計16、供給モータ34、自動水分計76、吸引ブロワ78、モータ82及びヒータ90に接続されている(図4参照)。制御装置86は、供給モータ34の回転数(スクリューフィーダ32の回転数)、吸引ブロワ78の吸引量、モータ82の回転数(乾燥円盤66の回転数)及びヒータ90の出力を調整可能とされており、これにより、洗米部10への原料米の供給量、乾燥円盤66上に送風される温風の送風量、乾燥部16での原料米の乾燥時間及び乾燥円盤66上に送風される温風の温度の少なくとも1つを変更して、無洗化処理前の原料米と処理米との水分含有率の差(水分差)を調整可能とされている。
【0048】
ここで、制御装置86では、自動水分計16で測定された原料米の水分含有率及び自動水分計76で測定された処理米の水分含有率により水分差が求められ、この水分差が第1基準値(処理米の品質が良好となる限界値であり、本実施の形態では0.2重量%)以下である際には制御装置86による水分差の調整を行わない一方、この水分差が第1基準値を超える際には制御装置86によって水分差を第1基準値以内に調整する。
【0049】
また、自動水分計16及び自動水分計76の測定により求められる水分差が第2基準値(制御装置86により水分差を第1基準値以内に調整できる限界値であり、本実施の形態では0.5重量%)を超える際には、無洗化処理装置の運転が停止される。
【0050】
制御装置86には第1報知手段としてのブザー87が設けられており、自動水分計16及び自動水分計76の測定により求められる水分差が第2基準値を超えた際には、ブザー87が作動されて無洗化処理装置の運転の停止が報知される。
【0051】
制御装置86には第2報知手段としての所謂回転灯88が設けられており、自動水分計16及び自動水分計76の測定により求められる水分差が第3基準値(第2基準値より僅かに小さい値であり、本実施の形態では0.4重量%)以上になった際には、回転灯88が作動されて該水分差が第3基準値以上であることが報知される構成である。
【0052】
次に、本実施の形態の動作について説明する。
【0053】
洗米部10の回転軸23を所定の回転速度(例えば700rpm)で回転させた状態でスクリューフィーダ32を駆動してホッパー30内の原料米を洗米部10に供給すると、原料米は揚穀螺旋26によって揚穀室25内を下から上へ搬送され、洗米室21に供給される。原料米は揚穀螺旋26によって下から上へ搬送され、所定値以上の圧力で圧力弁18cを開弁させるので、原料米は洗米室21内で加圧される。
【0054】
注水口22aから適量の洗米水を洗米室21内に注ぐと、洗米ロール20によって洗米室21内で加圧された原料米と共に攪拌され、洗米処理が行われる。これにより、アリウロン残留物等の被除去物が原料米の表面から遊離して洗米水に溶解した状態になる。洗米水は頭部の注水口22aから注がれて上から下に自然流下し、原料米は下から上に洗米水と逆方向に搬送されて洗米される。洗米処理された原料米は、揚穀螺旋26の搬送力によって圧力弁18cを開弁し、遠心力と自然落下により頭部の排出口18bから排出され、鉛直方向に垂設された排出樋39から脱水部38の脱水室55内に供給される。また、洗米処理されて汚れた洗米水(洗米汁)は洗米筒18下部の排出口18aを介して排水樋40及び外郭筒36内を経て排出管60から排出される。
【0055】
脱水部38では、遠心脱水筒43が所定の速度で回転している。すなわち、脱水内筒56が主軸46と共に所定の速度(例えば1200rpm)で回転すると共に、脱水外筒44が脱水内筒56より若干遅い所定の速度(例えば1000rpm)で回転している。同時に、脱水内筒56の回転により主軸46の下端開口から自然吸気が行われ、この空気が主軸46の噴風口46a、噴風室45、脱水内筒56の噴風孔56a、脱水室55、脱水外筒44の排出孔44aを経て外郭筒36内に至り、排出管60から排出される。
【0056】
脱水部38の脱水室55に供給された原料米は、スクリュー羽根54により下降されながら遠心脱水される。この際、洗米水は、脱水室55内を原料米と共に下降する途中で全て遠心脱水され、脱水室55の底に落ちることはない。また、遠心脱水される際の原料米に付着している洗米水は、洗米処理の最後の段階で付着した洗米水であるので、清純なままであり、この清純な洗米水が脱水外筒44の排出孔44aから排出され、外郭筒36内を経て排出管60から排出される。なお、主軸46の下端開口から吸入された空気は、脱水室55に噴射されることで遠心脱水作用を補助している。脱水された原料米は、その表面にごく僅かに水が付着した状態で、遠心力と自然落下により脱水外筒44の排出口44bから排出され、乾燥部61の乾燥円盤66上に供給される。
【0057】
乾燥部61の乾燥室61aに供給された原料米は、所定の速度(例えば7rpm)で回転する乾燥円盤66の上で、案内板72により1回転する毎に中心側から外周側に移行されて拡散される。拡散された原料米は、温風ダクト92から乾燥室61a、乾燥円盤66の通風孔66a、吸引室61b、吸引筒94を経て吸引管84へ流れる通風(温風)を浴びて、表面付着水が完全に除去され乾燥されて処理米となる。処理米となった原料米は、やがて排出樋74から排出されて、原料米の無洗化処理が終了する。
【0058】
以上の工程において、原料米の各部の通過時間は、洗米部10で約5秒、脱水部38で約25秒、乾燥部61で約30秒であり、全工程の所要時間が約1分である。このように、原料米が水と接触している時間はごく短時間であるため、高品質の処理米を製造することができる。
【0059】
次に、無洗化処理前の原料米と処理米との水分含有率の差(水分差)を調整するための工程を図5に従い説明する。
【0060】
まず、ステップ100において、供給モータ34、洗米モータ24、モータ50、82を駆動させると共に、給水タンク(図示省略)から洗米室21内に洗米水を供給する。ステップ102において、ホッパー30から原料米(精白米)を供給して洗米部10、脱水部38及び乾燥部61によって原料米の無洗化処理を開始する。ステップ104において、ホッパー30から供給される原料米の水分含有率を自動水分計16によって常時または定期的に測定すると共に排出樋74から排出される処理米の水分含有率を自動水分計76によって常時または定期的に測定し、制御装置86が水分差を求める。
【0061】
ステップ106において、水分差が第2基準値(0.5重量%であり、後述の如く制御装置86により水分差を第1基準値以内に調整できる限界値)以下であるか否かが判断され、水分差が第2基準値を超える際(原料米の水分含有率に対する処理米の水分含有率の差が±0.5重量%を超える際)には、ステップ108において、無洗化処理装置の運転が停止される。
【0062】
一方、ステップ106において、水分差が第2基準値以下である際(原料米の水分含有率に対する処理米の水分含有率の差が±0.5重量%以下である際)には、ステップ110において、水分差が第1基準値(0.2重量%であり、処理米の品質が良好となる限界値)以下であるか否かが判断される。
【0063】
ステップ110において、水分差が第1基準値以下である際(原料米の水分含有率に対する処理米の水分含有率の差が±0.2重量%以下である際)には、水分差の調整工程が終了し、無洗化処理装置がそのままの状況で継続運転される。
【0064】
一方、ステップ110において、水分差が第1基準値を超える際(原料米の水分含有率に対する処理米の水分含有率の差が±0.2重量%を超える際)には、ステップ112において、制御装置86が、供給モータ34の回転数(スクリューフィーダ32の回転数)、吸引ブロワ78の吸引量、モータ82の回転数(乾燥円盤66の回転数)及びヒータ90の出力の少なくとも1つを調整することで、洗米部10への原料米の供給量、乾燥円盤66上に送風される温風の送風量、乾燥部16での原料米の乾燥時間及び乾燥円盤66上に送風される温風の温度の少なくとも1つが変更されて、水分差が第1基準値以内になるように調整される。すなわち、ステップ110において、原料米の水分含有率に対する処理米の水分含有率の差がプラス0.2重量%を超える際には、ステップ112において、制御装置86が、供給モータ34の回転数低減、吸引ブロワ78の吸引量増量、モータ82の回転数低減及びヒータ90の出力増大の少なくとも1つを行うことで、洗米部10への原料米の供給量減少、乾燥円盤66上に送風される温風の送風量増量、乾燥部16での原料米の乾燥時間増大及び乾燥円盤66上に送風される温風の温度上昇の少なくとも1つが行なわれて、水分差が小さくなるようにされる。また、ステップ110において、原料米の水分含有率に対する処理米の水分含有率の差がマイナス0.2重量%を超える際には、ステップ112において、制御装置86が、供給モータ34の回転数増大、吸引ブロワ78の吸引量減量、モータ82の回転数増大及びヒータ90の出力低減の少なくとも1つを行うことで、洗米部10への原料米の供給量増大、乾燥円盤66上に送風される温風の送風量減量、乾燥部16での原料米の乾燥時間低減及び乾燥円盤66上に送風される温風の温度低下の少なくとも1つが行なわれて、水分差が小さくなるようにされる。
【0065】
ステップ112において、制御装置86が、供給モータ34の回転数、吸引ブロワ78の吸引量、モータ82の回転数及びヒータ90の出力の少なくとも1つを調整した後は、再度ステップ104に戻り、無洗化処理前の原料米及び処理米の水分含有率が測定され、以降同様に繰り返される。
【0066】
このように、自動水分計16が無洗化処理前の原料米を常時または定期的に測定すると共に自動水分計76が処理米の水分含有率を常時または定期的に測定し、この測定結果に基づいて無洗化処理装置の運転状況が決められて処理米の品質が良好に維持される(水分差が常時第1基準値以下にされる)ため、高品質の処理米を安定して製造することができる。
【0067】
さらに、自動水分計16や自動水分計76によって無洗化処理前の原料米及び処理米の水分含有率が自動で測定され、しかも、無洗化処理装置の運転状況も自動で決められるため、操作者の作業の省力化を図ることができる。
【0068】
また、水分差が第2基準値(制御装置86により水分差を第1基準値以内に調整できる限界値)を超える際には無洗化処理装置の運転が停止されるため、品質不良の処理米が製造されることを未然に防止することができる。
【0069】
またここで、水分差が第2基準値を超えた際には、制御装置86のブザー87が作動されて無洗化処理装置の運転の停止が報知される。このため、操作者が運転の停止を認識することができる。
【0070】
さらに、水分差が第3基準値(0.4重量%であり、第2基準値より僅かに小さい値)以上になった際には、制御装置86の回転灯88が作動されて該水分差が第3基準値以上であることが報知される。このため、制御装置86により水分差を第1基準値以内に調整できなくなる可能性があることを操作者が認識することができる。
【0071】
なお、上記の実施の形態では、原料米を上昇させながら洗米する縦型上昇式洗米部を用いた例について説明したが、原料米を下降させながら洗米する縦型下降式洗米部、または原料米を横方向に搬送させながら洗米する横型洗米部や原料米を斜め方向に搬送させながら洗米する傾斜型洗米部、その他の形式の洗米部を使用することができる。
【0072】
また、上記の実施の形態では、原料米をスクリュー羽根によつて下降させながら脱水する下降式の脱水部を用いた例について説明したが、原料米を上昇させるスクリュー羽根や遠心力等により原料米を上昇または下降させながら脱水する脱水部等を使用することができる。
【0073】
さらにまた、上記の実施の形態では、水平面上を回転する乾燥円盤を備えた横回転式の乾燥部を用いた例について説明したが、乾燥ドラム等を備えた縦回転式の乾燥部及びその他の形式の乾燥部を使用することができる。
【0074】
また、上記の実施の形態では、同一の機枠内に洗米部、脱水部、及び乾燥部を収納する例について説明したが、必ずしも洗米部、脱水部及び乾燥部を同一の機枠内に収納する必要はない。
【0075】
【発明の効果】
請求項1に記載の無洗化処理装置では、測定装置が無洗化処理前の原料米及び処理米の水分含有率を常時または定期的に測定し、この測定結果に基づいて無洗化処理装置の運転状況が決められて処理米の品質が良好に維持されるため、高品質の処理米を安定して製造することができる。
【0076】
さらに、測定装置は無洗化処理前の原料米及び処理米の水分含有率を自動で測定し、しかも、無洗化処理装置の運転状況も自動で決められるため、操作者の作業の省力化を図ることができる。
【0077】
請求項2に記載の無洗化処理装置では、測定装置の測定により求められる水分差が第2基準値を超える際には運転が停止されるため、品質不良の処理米が製造されることを未然に防止することができる。
【0078】
請求項3に記載の無洗化処理装置では、測定装置の測定により求められる水分差が第2基準値を超えた際に第1報知手段が前記運転の停止を報知するため、操作者が運転の停止を認識することができる。
【0079】
請求項4に記載の無洗化処理装置では、測定装置の測定により求められる水分差が第3基準値(第2基準値より僅かに小さい値)以上であることを第2報知手段が報知するため、制御装置により水分差を第1基準値以内に調整できなくなる可能性があることを操作者が認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の縦断正面図である。
【図2】図1の洗米部の拡大図である。
【図3】乾燥部の平面図である。
【図4】制御装置と自動水分計等との接続を示すブロック図である。
【図5】水分差の調整処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 洗米部
16 自動水分計(測定装置)
38 脱水部
61 乾燥部
76 自動水分計(測定装置)
86 制御装置
87 ブザー(第1報知手段)
88 回転灯(第2報知手段)

Claims (4)

  1. 供給された原料米を洗米水と共に攪拌して洗米する洗米部と、前記洗米部から供給された原料米を脱水する脱水部と、前記脱水部から供給された原料米に温風を送風して原料米を乾燥させる乾燥部と、を備え、原料米を無洗化処理して処理米を製造する無洗化処理装置において、
    無洗化処理前の原料米及び処理米の水分含有率を常時または定期的に測定する測定装置と、
    前記洗米部への原料米の供給量、前記温風の温度、前記温風の送風量及び前記乾燥部での原料米の乾燥時間の少なくとも1つを変更することで無洗化処理前の原料米と処理米との水分含有率の差を調整可能な制御装置と、
    を備え、前記測定装置の測定により求められる前記水分含有率の差が処理米の品質が良好となる限界である第1基準値以下である際には前記制御装置による前記水分含有率の差の調整を行わず、前記測定装置の測定により求められる前記水分含有率の差が第1基準値を超える際には前記制御装置によって前記水分含有率の差を第1基準値以内に調整する、
    ことを特徴とする無洗化処理装置。
  2. 前記測定装置の測定により求められる前記水分含有率の差が前記制御装置により前記水分含有率の差を第1基準値以内に調整できる限界である第2基準値を超える際には運転を停止する、ことを特徴とする請求項1記載の無洗化処理装置。
  3. 前記測定装置の測定により求められる前記水分含有率の差が第2基準値を超えた際に前記運転の停止を報知する第1報知手段を備えた、ことを特徴とする請求項2記載の無洗化処理装置。
  4. 前記測定装置の測定により求められる前記水分含有率の差が前記制御装置により前記水分含有率の差を第1基準値以内に調整できる限界より僅かに小さい第3基準値以上であることを報知する第2報知手段を備えた、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の無洗化処理装置。
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