JP2001355424A - 車両用内燃機関のブリーザ構造 - Google Patents

車両用内燃機関のブリーザ構造

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哲明 前田
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    • Y10T74/21Elements
    • Y10T74/2186Gear casings

Abstract

(57)【要約】 【課題】 短いブリーザ通路長でブリーザの塵埃等の付
着や塵埃の進入を防止できる簡単な構造の車両用内燃機
関のブリーザ構造を供する。 【解決手段】 内燃機関と動力伝動装置の少なくとも一
方を含むパワーユニットを覆う本体カバー46の外側に騒
音防止用の吸音材49を介して外装カバー48が設けられ、
パワーユニットに備えられるブリーザ81の出口が吸音材
49に臨んでいる車両用内燃機関のブリーザ構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用内燃機関に
おけるブリーザ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のクランク室又はミッション室
等のブリーザ構造としては、例えば特開昭61−160
665号公報に記載された例があり、図11にその要部
を図示し説明する。
【0003】同例は、ユニットスイング型の内燃機関に
係り、ベルト伝動ケース01の後部にミッション室02が設
けられている。ミッション室02の上部にブリーザ室03が
形成されていて、ブリーザ室03の仕切壁03aの通孔にグ
ロメット04を介してブリーザパイプ05が前後水平方向に
嵌挿している。
【0004】このように一端をブリーザ室03に嵌挿した
ブリーザパイプ05は、ベルト伝動ケース01内を下方へ屈
曲して垂直に延び、ベルト伝動ケース01の下壁をグロメ
ット06を介して貫通して下端開口を外部に突出させ大気
に解放させている。
【0005】またミッション室から直接外部へ延出した
ブリーザチューブタイプは、チューブ先端をエアクリー
ナボックス内に差し込んで解放する例がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前者の例では、ブリー
ザパイプ05の開口端が車両下側で大気に解放しているた
めに、レイアウトによっては塵埃が進入するおそれがあ
るとともに、塵埃が出口に付着して外観を悪くする等の
不具合がある。またブリーザパイプ05を車両下側に開口
端を有するために、パイプ長が長くなる。
【0007】後者の例では、エアクリーナボックスが車
体フレームに取り付けてある場合、ベルト伝動ケースは
揺動するので、ブリーザチューブを長くして揺動を吸収
するかベルト伝動ケースに専用のクリーナボックスが必
要となる。
【0008】本発明は、斯かる点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、短いブリーザ通路長でブリー
ザの塵埃等の付着や塵埃の進入を防止できる簡単な構造
の車両用内燃機関のブリーザ構造を供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用効果】上記目的を
達成するために、本発明は、内燃機関と動力伝動装置の
少なくとも一方を含むパワーユニットを覆う本体カバー
の外側に騒音防止用の吸音材を介して外装カバーが設け
られ、前記パワーユニットに備えられるブリーザの出口
が前記吸音材に臨んでいる車両用内燃機関のブリーザ構
造とした。
【0010】パワーユニットを覆う本体カバーとその外
側の外装カバーとの間に介装された吸音材にブリーザの
出口が臨んでいるので、塵埃がブリーザ出口から進入し
たり、出口に付着したりすることを防止でき、塵埃が外
観に影響を与えるようなことはない。ブリーザ出口を吸
音材に向けるようにすればよいので、レイアウトの自由
度が高く簡単な構造で可及的にブリーザ長を短く設計す
ることができる。
【0011】請求項2記載の発明は、ベルト伝動式車両
の従動プーリ側に設けられたミッション室のブリーザ構
造において、ブリーザパイプが前記ミッション室のブリ
ーザ室から略上方向に延びた後に屈曲して所定長さ水平
方向に延びてパイプ出口に至る構造をしている車両用内
燃機関のブリーザ構造である。
【0012】ブリーザパイプの上流側は、ミッション室
から略上方向に延出しているので、ブリーザパイプに進
入したオイル液体分が再びミッション室に戻り易く、か
つブリーザパイプは略上方向に延びた後に屈曲して所定
長さ水平方向に延びてパイプ出口に至るので、水平部分
で気液分離がなされブリーザ性能が促進される。
【0013】またブリーザパイプは所定長さ水平部分を
有しているので、ベルト伝動式車両の従動プーリ側に設
けられたミッション室の上下の揺動によって、強制的に
オイルが排出されることはない。なおベルト伝動式車両
の従動プーリ側にミッション室が設けられるものには、
ユニットスイング型内燃機関も含まれる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の車
両用内燃機関のブリーザ構造において、前記ブリーザパ
イプのパイプ出口が、外装カバーの内面に本体カバーに
挟まれて介装される騒音防止用の吸音材に臨んでいるこ
とを特徴とする。
【0015】外装カバーの内面に本体カバーに挟まれて
介装された吸音材にブリーザの出口が臨んでいるので、
塵埃がブリーザ出口から進入したり、出口に付着したり
することを防止でき、塵埃により外観に影響を与えるよ
うなことはない。ブリーザ出口を吸音材に向けるように
すればよいので、レイアウトの自由度が高く簡単な構造
で可及的にブリーザ長を短く設計することができる。
【0016】請求項4記載の発明は、ベルト伝動式車両
の従動プーリ側に設けられたミッション室のブリーザ構
造において、ベルト伝動室に空冷構造を備え、外装カバ
ーの内面に本体カバーに挟まれて騒音防止用の吸音材が
介装され、ミッション室から延出したブリーザの出口が
前記ベルト伝動室の冷却風出口に設けられ前記吸音材に
臨んでいる車両用内燃機関のブリーザ構造である。
【0017】ブリーザ出口が吸音材に臨んでいるので、
塵埃がブリーザ出口から進入したり、出口に付着したり
することを防止できるとともに、ミッション室から延出
したブリーザの出口から排出されたオイル分は吸音材に
吸着されるが、ブリーザの出口がベルト伝動室の冷却風
出口に設けられているので、オイル分を吸着した吸音材
は温風である冷却風によって乾かされ、吸音材の吸着性
能を長期に亘って維持することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る一実施の形態に
ついて図1ないし図10に基づいて説明する。図1は、
本出願発明のベルト式変速装置を備えた伝動装置が搭載
された自動2輪車の左側面図であり、その自動2輪車1
のヘッドパイプ2にステアリング軸3が回動自在に支持
され、ステアリング軸3の上部にハンドル4が、その下
部に前輪6を軸支するフロントフォーク5が、それぞれ
固着される。
【0019】さらに車体フレームは、ヘッドパイプ2の
上部から後方斜め下方に延びる左右一対のメインパイプ
7,7と、ヘッドパイプ2の下部から後方へ略水平に延
びて両メインパイプ7,7にそれぞれ連結された左右一
対のサポートパイプ8,8と、両サポートパイプ8,8
にそれぞれ結合された左右一対のダウンパイプ9,9、
さらには左右一対のシートレール10,10を備える。
【0020】両ダウンパイプ9,9は、それぞれ左右に
広がってメインパイプ7,7よりも急角度で後方斜め下
方に延びる前方部9a,9aと、その下部で後方へ屈曲して
略水平に延びる中央部9b,9bと、その後部で後方斜め上
方へ屈曲して延びる後方部9c,9cとからなる。両シート
レール10,10は、両メインパイプ7,7の中央よりやや
後方寄りの部分に結合され、後方やや斜め上方に車体後
部まで延びている。そして、各ダウンパイプ9,9の後
方部9c,9cの後端部が、各シートレール10,10の略中央
部に結合されて、該シートレール10,10を下から支持し
ている。
【0021】内燃機関11において、両ダウンパイプ9,
9の後方部9c,9cよりも後方に配置されたクランクケー
ス12に対して順次重ねられて結合されたシリンダブロッ
ク13,シリンダヘッド14およびシリンダヘッドカバー15
が、前方斜め上方を向いた前傾姿勢で、ダウンパイプ
9,9の後方部9c,9cよりも前方に突出して配置され
る。そして、クランクケース12は、各ダウンパイプ9,
9の後方部9c,9cにおける上部および下部にそれぞれ設
けられた左右一対の支持ブラケット9d,9d,9e,9eに枢
支される。なお、内燃機関11の前方には、左右のメイン
パイプ7,7および左右のダウンパイプ9,9に囲まれ
て、燃料タンク16が保持されている。
【0022】また、車体に左側において、クランクケー
ス12の左方から後方下方にやや傾斜して配置された伝動
装置17の前部が、後述するように、クランク軸22の軸線
を回動軸線としてクランクケース12に回動自在に支持さ
れ、その後端部が左側のシートレール10,10の後端部に
緩衝器18を介して枢支されることで、伝動装置17は、内
燃機関11に対して上下方向に揺動自在にされる。また、
伝動装置17の後部には後輪19が軸支される。
【0023】以下、図2ないし図4を参照して、内燃機
関11および伝動装置17を中心にさらに説明する。図2に
図示されるように、内燃機関11は4サイクル2気筒内燃
機関であり、クランクケース12は左右割りとされて、左
および右クランクケース12L,12Rからなり、シリンダブ
ロック13の各シリンダ13a,13aに摺動自在に嵌合された
ピストン20,20の往復動がコンロッド21,21を介して、
クランクケース12に左右方向を指向して回転自在に支持
されたクランク軸22に伝達され、クランク軸22が回転さ
れる。クランク軸22の右端部には交流発電機23のロータ
が固定され、その右方が右クランクケース12Rに結合さ
れた発電機カバー24により覆われる。また、クランク軸
22の左端部には、伝動装置17の構成要素である後述する
Vベルト式変速装置Tの駆動プーリ50が取り付けられ
る。
【0024】図3を併せて参照すると、シリンダヘッド
14には動弁機構が設けられ、シリンダヘッド14に回転自
在に支持された吸気カム軸25と排気カム軸26とは、両カ
ム軸25,26の右端部にそれぞれ固定された従動スプロケ
ット(吸気カム軸25の従動スプロケット27のみが図示さ
れている)とクランク軸22の右端部に固定された駆動ス
プロケット28とに掛け渡されたタイミングチェーン29に
より、クランク軸22の1/2の減速比で回転され、各シ
リンダ13a,13aに設けられた2つの吸気弁30,30および
2つの排気弁31,31をそれぞれ開弁駆動する。
【0025】そして、燃料噴射弁32から吸気通路に噴射
された燃料が空気と共に吸気弁30,30を通って燃焼室33
に吸入され、点火栓34により着火されて燃焼した後、既
燃ガスが排気弁31,31を通って排気通路に排出される。
【0026】次に、主として伝動装置17について説明す
る。右クランクケース12Rに結合された発電機カバー24
には、クランク軸22の軸線を中心線とする貫通孔からな
る軸受孔が設けられ、該軸受孔に装着されたニードル軸
受35により回動自在に支持された支持軸36の右端部に、
右クランクケース12Rを部分的に覆う右ケース37の基端
部37aに設けられた嵌合孔が嵌合して、右ケース37が支
持軸36に固定される。
【0027】右ケース37は、基端部37aから右クランク
ケース12Rの後面に沿って車体の内側に回り込んだ連結
部37bを有し、該連結部37bが伝動装置17の構成要素であ
る伝動ケースCの構成部材である左ケース38の連結部38
bと4本のボルト39により締結されることで、左ケース3
8と一体に結合される。さらに、右ケース37の後部に
は、後端部に後車軸40の右端部が玉軸受41を介して支持
された右フォーク部42の前端部がボルト結合される。
【0028】一方、左クランクケース12Lのクランク軸2
2が貫通する左側面のクランク軸22の周囲に環状の支持
部材43がボルト結合され、左ケース38は、その左ケース
38の基端部38aが支持部材43の外周に玉軸受44を介して
嵌合されることで、クランクケース12に対して回動自在
に支持される。
【0029】左ケース38は、基端部38aから左クランク
ケース12Lの後面に沿って車体の内側に回り込んだ前述
した連結部38bを有すると共に、さらに後方へ延びると
共に、後部で後車軸40の中間部を玉軸受45を介して支持
する。
【0030】したがって、右リヤフォーク部を構成する
右ケース37および右フォーク部42と、左リヤフォーク部
を構成する左ケース38とは、一体となって自動2輪車1
のリヤフォークを構成し、クランク軸22の軸線を中心線
として、内燃機関11に対して上下方向に揺動自在に支持
されることになる。
【0031】さらに、左ケース38は左方に向けて開放し
ており、その開放した部分がカバーユニットUにより覆
われる。すなわち、カバーユニットUは、左ケース38の
開放した部分を覆ってその合わせ面に結合される本体カ
バーである内カバー46と、該内カバー46を、その左方で
間隙を置いて覆う外装前カバー47,外装後カバー48とか
らなる2重構造となっている。
【0032】特に内カバー46とその後半部を覆う外装後
カバー48との間には騒音防止用の吸音材49が介装され
る。そして、左ケース38と内カバー46とにより形成され
るベルト伝動室C内に、クランク軸22の動力を後輪19に
伝達するための、それぞれが伝動装置17の構成要素であ
るVベルト式変速装置T、遠心クラッチLおよび減速装
置Rが収容される。
【0033】変速装置Tは、駆動プーリ50、従動プーリ
51および両プーリ50,51に掛け渡されたVベルト52を備
える。ベルト伝動室Cの前部に配置されて、クランク軸
22の左端部に取り付けられた駆動プーリ50は、駆動軸と
してのクランク軸22に対して軸方向および回転方向に固
定されて、Vベルト52が接触する円錐面を有する駆動側
固定プーリ片50aと、該駆動側固定プーリ片50aの右方に
位置して、クランク軸22に対して軸方向に移動自在で回
転方向に移動不能に結合され、Vベルト52が接触する円
錐面を有する駆動側可動プーリ片50bと、クランク軸22
に対して軸方向および回転方向に固定されたランププレ
ート50cと、駆動側可動プーリ片50bとランププレート50
cとの間に配置された複数のウエイトローラ50d等を有す
る。
【0034】一方、従動プーリ51は、ベルト伝動室Cの
後部に配置されて、自動2輪車1の左右方向を指向する
従動軸53の左端部に取り付けられる。この従動軸53は、
その右端部が左ケース38の後部に、その中間部が後述す
るミッションカバー70に、さらにその左端部が後述する
インナスリーブ57aの内周に、それぞれ玉軸受54,55,5
6を介して回動自在に支持されている。ここで、玉軸受5
4は左ケース38における従動軸53の支持部であり、玉軸
受55はミッションカバー70における従動軸53の支持部で
ある。
【0035】さらに図4を参照すると、従動プーリ51
は、従動軸53に対して軸方向に固定されて回転自在な従
動側固定プーリ片57と、従動側固定プーリ片57に対して
軸方向に移動自在で、後述するカム溝64の形成範囲で回
転方向に若干移動自在な従動側可動プーリ片58と、従動
側可動プーリ片58を従動側固定プーリ片57に向けてその
ばね力により付勢する、円筒状の圧縮コイルスプリング
からなるスプリング59とを有する。
【0036】従動側固定プーリ片57は、従動軸53と同軸
に径方向外方に配置されたインナスリーブ57aと、該イ
ンナスリーブ57aの右端部に一体的に固定されてVベル
ト52が接触する円錐面を有する円錐プレート57bとから
なる。
【0037】インナスリーブ57aの右端部は、その内周
に配置されたニードル軸受60を介して従動軸53に回転自
在に支持され、インナスリーブ57aの左端部の外周であ
って、従動軸53の径方向外方に位置するジャーナル部57
a1が、内カバー46に設けられた軸受孔46bの内周に装着
された玉軸受62に挿入されることで、内カバー46に回動
自在に支持される。したがって、玉軸受62は内カバー46
における従動側固定プーリ片57の支持部である。
【0038】従動側可動プーリ片58は、従動軸53と同軸
で、インナスリーブ57aの外周に従動軸53の軸方向およ
び回転方向に摺動自在に嵌合されたアウタスリーブ58a
と、該アウタスリーブ58aの右端部に一体的に固定され
ると共に従動側固定プーリ片57の円錐プレート57bの左
方に位置して、Vベルト52が接触する円錐面を有する円
錐プレート58bとからなる。
【0039】そして、アウタスリーブ58aには、インナ
スリーブ57aに固定されたピン63と係合して、従動側固
定プーリ片57に対して、従動側可動プーリ片58の軸方向
の相対移動を可能とすると共に、従動側固定プーリ片57
と従動側可動プーリ片58との回転速度差が所定値以上の
ときに回転方向および軸方向の移動を可能とする傾斜部
を有するカム溝64が設けられ、従動側固定プーリ片57と
従動側可動プーリ片58とが、通常は一体的に回転できる
ようにされている。
【0040】変速装置Tはこのように構成されているた
め、内燃機関11の回転速度が小さいとき、駆動プーリ50
では、駆動側可動プーリ片50bが駆動側固定プーリ片50a
から離れていて、Vベルト52の巻掛け半径は小さくな
り、従動プーリ51では、スプリング59により付勢された
従動側可動プーリ片58が従動側固定プーリ片57に接近し
ていて、Vベルト52の巻掛け半径は大きくなるため、大
きな変速比でクランク軸22の動力が出力軸に伝達され
る。
【0041】回転速度が増加すると、駆動プーリ50で
は、複数のウエイトローラ50d…が、遠心力により径方
向外方に移動して、駆動側可動プーリ片50bを駆動側固
定プーリ片50aに近づくように押圧するので、Vベルト5
2の巻掛け半径は大きくなり、従動プーリ51では、スプ
リング59のばね力に抗して従動側可動プーリ片58が従動
側固定プーリ片57から離れて、Vベルト52の巻掛け半径
は小さくなるため、変速比が小さくなる。
【0042】また、従動軸53において、従動側固定プー
リ片57よりも右方であって、従動側固定プーリ片57と、
後述する減速装置Rが収容されるミッション室Mを形成
するミッションカバー70との間に、発進クラッチとして
の遠心クラッチLが設けられる。
【0043】遠心クラッチLは、従動軸53に固定されて
従動軸53と一体的に回転する椀状のクラッチアウタ65
と、クラッチアウタ65の内側にあってインナスリーブ57
aの右端部に固定されて一体的に回転するドライブプレ
ート66とを有する。
【0044】そして、インナスリーブ57aが、所定の回
転速度より大きな回転速度で回転すると、ドライブプレ
ート66に揺動自在に支持された複数のクラッチシュー67
が、クラッチスプリング68のばね力に抗して遠心力によ
り径方向外方に揺動して、各クラッチシュー67の外周面
に設けられた摩擦部材69がクラッチアウタ65の内周面に
当接し、遠心クラッチLが接続状態となり、従動プーリ
51の回転が従動軸53に伝達される。
【0045】さらに、従動軸53は、減速装置Rを構成す
る一連のギヤにより後車軸40に駆動連結されている。す
なわち、ベルト伝動室Cの後部において、左ケース38の
後部と遠心クラッチLとの間に配置されミッションカバ
ー70とにより形成されるミッション室Mがさらに設けら
れていて、該ミッション室M内に収容された減速装置R
は、ミッションカバー70を貫通した従動軸53の右端部に
設けられた小径の第1小ギヤ72と、両端が左ケース38お
よびミッションカバー70にそれぞれニードル軸受76,77
を介して回転自在に支持された中間軸71に設けられた大
径の第1減速ギヤ73および小径の第2小ギヤ74と、左ケ
ース38およびミッションカバー70にそれぞれ玉軸受45,
78を介して回転自在に支持された後車軸40に設けられた
大径の第2減速ギヤ75とを備える。そして、第1小ギヤ
72が第1減速ギヤ73と、また第2小ギヤ74が第2減速ギ
ヤ75とそれぞれ噛合して、従動軸53の回転が2段に減速
されて後車軸40に伝達される。
【0046】伝動装置17のこのような構成により、クラ
ンク軸22の動力は、変速装置Tの駆動プーリ50に入力さ
れ、ついで変速装置Tで内燃機関11の回転速度に応じた
変速比で自動的に変速されて従動プーリ51に伝達され、
さらに遠心クラッチLを介して従動軸53に伝達される。
そして、従動軸53の回転がミッション室M内の減速装置
Rを介して減速された後に後車軸40に伝達される。
【0047】ところで、ミッション室M内には潤滑油が
貯留されていて、この貯留された潤滑油に減速装置Rを
構成する一連のギヤの一部が浸されることで、それらギ
ヤの潤滑が行われるため、伝動装置17動作時に潤滑油の
温度が高温となった際に、ミッション室M内の圧力上昇
を防止すべく、ミッション室M内を外気に連通させるブ
リーザ機構が設けられる。
【0048】図5及び図6を参照してミッション室Mの
上方空間に仕切壁によりブリーザ室Bが形成されてお
り、ミッションカバー70の周壁でブリーザ室Bの後上部
に、接続管80が嵌入して後方へ斜め上向きに突設されて
おり、接続管80の下端はブリーザ室B内に上端はミッシ
ョン室M外にあって、接続管80はミッション室M内外を
連通する。この接続管80の上方へ突出した部分にブリー
ザパイプ81の一端が圧入により連結される。
【0049】図6に示すようにブリーザパイプ81は、L
字状に屈曲した管であり、短尺側直線部81aの端部を接
続管80に圧入して連結し、屈曲部81bを経て長尺側直線
部分81cが所定の長さ左水平方向に延びる。長尺側直線
部分81cは左ケース38の後方の周壁内面に沿っており、
左ケース38には接続管80から延出するこのブリーザパイ
プ81を案内するようにガイド溝38pが形成されている。
【0050】ブリーザパイプ81の右水平方向に延びる長
尺側直線部分81cは、図6に示すように左ケース38の合
わせ面よりさらに左方へ突出して内カバー46の円孔46p
に挿入される。内カバー46の円孔46pは、内カバー46と
外装後カバー48との間に介装される騒音防止用の吸音材
49に向いており、円孔46pに挿入されたブリーザパイプ
81の端部開口は吸音材49に臨んでいる。
【0051】すなわちブリーザ室Bに連通する接続管80
に連結されて斜め上方に延出したブリーザパイプ81は、
ガイド溝38pに沿って直角に屈曲して所定長さ左水平方
向に延び、内カバー46の円孔46pに左端部を挿入して外
装後カバー48の内面に設けられる吸音材49に端部出口を
臨ませている。なおブリーザパイプ81の端部出口が臨む
吸音材49の部分は円孔49cを有し、外装後カバー48の内
面からリブが突出して出口を塞がないようになってい
る。
【0052】ブリーザパイプ81は、ガイド溝38pがスト
ッパーの役割をなして抜け落ちることはなく、ブリーザ
パイプ81の組付け時にはミッションカバー70に接続管80
を介して一端が連結され、ガイド溝38pに嵌合して支持
されるので、ブリーザパイプ81は確実かつ容易に組付け
ができる。
【0053】ブリーザパイプ81の出口には、外装後カバ
ー48の内側にある吸音材49が配設されるので、塵埃がブ
リーザパイプ81の出口から進入したり、出口に付着した
りすることを防止でき、塵埃により外観に影響を与える
ようなことはない。
【0054】ブリーザパイプ81の上流側は、ミッション
室Mの上部ブリーザ室Bから略上方向に延出しているの
で、ブリーザパイプ81に進入したオイル液体分が再びミ
ッション室Mに戻り易く、かつミッション室Mとともに
ブリーザパイプ81は上下に揺動するので、益々オイル液
体分はミッション室Mに戻り易い。
【0055】またブリーザパイプ81は略上方向に延びた
後に屈曲して所定長さの長尺水平部分81cをなしてパイ
プ出口に至るので、長尺水平部分81cで気液分離がなさ
れブリーザ性能が促進される。なおブリーザパイプ81は
長尺水平部分81がパイプ出口に至るので、ブリーザパイ
プ81の上下の揺動によって、強制的にオイルが排出され
ることはない。
【0056】吸音材49にはオイル分が吸着されるが、ベ
ルト伝動室C内の空冷構造により吸音材49は乾かされ
る。以下この空冷構造を左ケース38に結合されるカバー
ユニットUとともに説明する。
【0057】カバーユニットUは、内カバー46と外装前
カバー47,外装後カバー48との二重構造をなし、両カバ
ー46と外装後カバー48との間に吸音材49が介装される。
図7に示すように内カバー46は、左ケース38の左開放空
間を変速装置Tを収容して覆うもので、後半部が従動プ
ーリ51を覆うように左方へ椀状に膨出して同膨出部46a
の中央にインナスリーブ57aの左端部を回転自在に支持
する軸受部46bを有する。
【0058】同膨出部46aのさらに後方内面に湾曲した
リブ46cが後周壁との間に排風路85を形成して突設さ
れ、排風路85後周壁に沿って上方から下方へ空気を導き
後下部の排風口86から外部へ排出する。なお内カバー46
と合体する左ケース38にもリブ51cに対応し合わせられ
るリブ38qが形成され(図3参照)、両者合体して排風
路85及び排風口86を構成する。
【0059】排風路85の上部にブリーザパイプ81の端部
が挿入される円孔46pが穿設されている。内カバー46の
前部には空気導入口46dが形成されている。
【0060】軸受部46bを略中心に前側上下2ヵ所と後
側上下2ヵ所の4ヵ所に外装後カバー48を取付けるため
の各取付ボス46eが設けられるとともに、内カバー46の
概ね前側周縁に6ヵ所外装前カバー47を取付けるための
取付ボス46fが設けられている。
【0061】その他内カバー46には、左ケース38に取付
けるための取付ボス46gが5ヵ所程ある。なお左ケース
38には内カバー46又は内カバー46と外装前カバー47をと
もに取付けるための取付ボス38gが設けられている(図
3参照)。
【0062】一方内カバー46の後半部に被せられる外装
後カバー48は、図9に示すように中央部に膨出部48aを
有し、前方へ延出した部分に異物の侵入を防止するとと
もに空気をガイドして流すガイド部48bが形成されてい
る。この外装後カバー48の前側上下2ヵ所と後側上下2
ヵ所の4ヵ所に各取付ボス48cが設けられている。
【0063】この外装後カバー48の裏面に図8に示すよ
うな吸音材49が内張りされる。吸音材49は平面状に形成
されているが、中央に概ねY字状にスリット49aを有
し、4ヵ所の取付ボス48cに対応する部分に円孔49bが
形成されている。なお図8において右上の円孔49bの右
下近傍には前記ブリーザパイプの端部出口が臨む円孔49
cが形成されている。
【0064】吸音材49は、外装後カバー48の膨出部48a
ではスリット49aを広げて内面に沿って椀状に変形して
内張りされる。この吸音材49を内張りされた外装後カバ
ー48を、左ケース17に取付けた内カバー46の後半部に被
せ、互いに対応する4ヵ所の取付ボス46f,48cを合わ
せてネジ止めして一体にする。
【0065】内カバー46の前半部に被せられる外装前カ
バー47は、図10に示すように左方にいくらか膨出して
概ね皿状をなし、上側周壁47aから湾曲した前側周壁47
bを経て下側周壁47cを有し後側周縁は開放されてい
る。各周壁47a,47b,47cには計6ヵ所に取付ボス47
dが設けられており、外装前カバー47の前半部の内面に
は斜め平行に配列された数本のリブ47eが形成されてい
る。
【0066】図2を参照して数本のリブ47eの端面に空
気浄化エレメント90が当接され、エレメント押えカバー
91が空気浄化エレメント90をリブ47eに押えつけるよう
にして支持している。外装後カバー48を内カバー46の後
半部に取付けた後に、上記外装前カバー47を、内カバー
46の前半部に一部外装後カバー48の前端部分に重ねて互
いに対応する6ヵ所の取付ボス46f,47dを合わせネジ
止めして取付ける。
【0067】こうして内カバー46と外装前カバー47,外
装後カバー48とが間に吸音材49及び空気浄化エレメント
90を介装して2重構造を構成してカバーユニットUが一
体に組付けられる。図2に示すように外装前カバー47の
開放された後側周縁と外装後カバー48との間に後方に開
いた外気導入開口92が構成され、外装前カバー47の前半
部に空気浄化エレメント90を支持して取付けられたエレ
メント押えカバー91が、内カバー46の空気導入口46dに
嵌合される。
【0068】左ケース38に減速装置R、ミッションカバ
ー70、従動軸53、遠心クラッチL、従動プーリ51が組み
付けられた状態(図3参照)で、内カバー46,外装後カ
バー48,外装前カバー47の順に取り付けられてカバーユ
ニットUが被せられる。該カバーユニットUの吸音材49
によりベルト伝動室C内に収容された変速装置T、減速
装置R等の振動に起因する騒音を低減するための防音構
造が形成されている。
【0069】なお左ケース38にミッションカバー70を取
り付ける際に、ミッションカバー70に嵌挿された接続管
80に予めブリーザパイプ81を取り付けておき、同ブリー
ザパイプ81を左ケース38のガイド溝38pに嵌装しながら
ミッションカバー70を取り付ける。
【0070】その後カバーユニットUを被せるときに
は、左ケース38の合わせ面からいくらか突出したブリー
ザパイプ81の端部を内カバー46の円孔46pに挿入し、外
装後カバー48の内側の吸音材49にブリーザパイプ81の端
部開口を臨ませる。
【0071】こうしてカバーユニットUが左ケース38に
取り付けられると、内カバー46の前部の空気導入口46d
及び空気浄化エレメント90は、クランク軸22の左端に対
向しており、クランク軸22の左端に嵌着される駆動プー
リ50の固定側プーリ半体50aの背面に設けられた冷却フ
ィン50a'(図2参照)が回転により送風ファンの働き
をなす。
【0072】したがって冷却フィン50a'の回転により
外気が外装前カバー47の後側縁空気導入開口92から導入
され、導入された空気は外装後カバー48の前部に形成さ
れたガイド部48bにより前方に案内され、空気浄化エレ
メント90を介して浄化されてベルト伝動ケースC内に導
入される。
【0073】ベルト伝動ケースC内に導入された空気
は、Vベルト52を始め変速装置T等の伝動装置17の構成
要素を冷却してベルト伝動ケースC内後部の排風路85を
通って排風口86より外部に排出される。
【0074】以上のような空冷構造において、排風路85
の上流部では吸音材49が変速装置Tを冷却した温風に晒
されている。ブリーザパイプ81の出口に配設された吸音
材49にはオイル分が吸着されるが、上記空冷構造に温風
により吸音材49は乾かされる。よって吸音材49の吸着性
能を長期に亘って維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願発明のベルト式変速装置を備えた伝動装
置が搭載された自動2輪車の左側面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】カバーユニットを外したときの図2のIII矢
視図である。
【図4】図2の要部拡大図である。
【図5】左ケースにミッションカバーを取り付けたとき
の左側面図である。
【図6】カバーユニットも組付けた状態における図5の
VI−VI線断面図である。
【図7】内カバーの左側面図である。
【図8】取り付け前の吸音材の左側面図である。
【図9】外装後カバーの左側面図である。
【図10】外装前カバーの左側面図である。
【図11】従来のベルト伝動ケースの側面図である。
【符号の説明】
1…自動2輪車、2…ヘッドパイプ、3…ステアリング
軸、4…ハンドル、5…フロントフォーク、6…前輪、
7…メインパイプ、8…サポートパイプ、9…ダウンパ
イプ、10…シートレール、11…内燃機関、12…クランク
ケース、13…シリンダブロック、14…シリンダヘッド、
15…シリンダヘッドカバー、16…燃料タンク、17…伝動
装置、18…緩衝器、19…後輪、20…ピストン、21…コン
ロッド、22…クランク軸、23…交流発電機、24…発電機
カバー、25,26…カム軸、27,28…スプロケット、29…
タイミングチェーン、30…吸気弁、31…排気弁、32…燃
料噴射弁、33…燃焼室、34…点火栓、35…軸受、36…支
持軸、37…右ケース、38…左ケース、39…ボルト、40…
後車軸、41…軸受、42…右フォーク部、43…支持部材、
44,45…軸受、46…内カバー、47…外装前カバー、48…
外装後カバー、49…吸音材、50…駆動プーリ、51…従動
プーリ、52…Vベルト、53…従動軸、54,55,56…軸
受、57…従動側固定プーリ片、57a…インナスリーブ、5
8…従動側可動プーリ片、58a…アウタスリーブ、59…ス
プリング、60…軸受、62…軸受、63…ピン、64…カム
溝、65…クラッチアウタ、66…ドライブプレート、67…
クラッチシュー、68…クラッチスプリング、69…摩擦部
材、70…ミッションカバー、71…中間軸、72〜75…ギ
ヤ、76,77,78…軸受、80…接続管、81…ブリーザパイ
プ、85…排風路、86…排風口、90…空気浄化エレメン
ト、91…エレメント押えカバー、92…外気導入開口、C
…ベルト伝動室、M…ミッション室、L…遠心クラッ
チ、R…減速装置、T…変速装置、U…カバーユニッ
ト。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関と動力伝動装置の少なくとも一
    方を含むパワーユニットを覆う本体カバーの外側に騒音
    防止用の吸音材を介して外装カバーが設けられ、 前記パワーユニットに備えられるブリーザの出口が前記
    吸音材に臨んでいることを特徴とする車両用内燃機関の
    ブリーザ構造。
  2. 【請求項2】 ベルト伝動式車両の従動プーリ側に設け
    られたミッション室のブリーザ構造において、 ブリーザパイプが前記ミッション室のブリーザ室から略
    上方向に延びた後に屈曲して所定長さ水平方向に延びて
    パイプ出口に至る構造をしていることを特徴とする車両
    用内燃機関のブリーザ構造。
  3. 【請求項3】 前記ブリーザパイプのパイプ出口は、外
    装カバーの内面に本体カバーに挟まれて介装される騒音
    防止用の吸音材に臨んでいることを特徴とする請求項2
    記載の車両用内燃機関のブリーザ構造。
  4. 【請求項4】 ベルト伝動式車両の従動プーリ側に設け
    られたミッション室のブリーザ構造において、 ベルト伝動室に空冷構造を備え、 外装カバーの内面に本体カバーに挟まれて騒音防止用の
    吸音材が介装され、 ミッション室から延出したブリーザの出口が前記ベルト
    伝動室の冷却風出口に設けられ前記吸音材に臨んでいる
    ことを特徴とする車両用内燃機関のブリーザ構造。
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