JP2001339280A - タイミング差分割回路と信号制御方法及び装置 - Google Patents

タイミング差分割回路と信号制御方法及び装置

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JP2001339280A JP2000157167A JP2000157167A JP2001339280A JP 2001339280 A JP2001339280 A JP 2001339280A JP 2000157167 A JP2000157167 A JP 2000157167A JP 2000157167 A JP2000157167 A JP 2000157167A JP 2001339280 A JP2001339280 A JP 2001339280A
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    • H03K2005/00058Variable delay controlled by a digital setting
    • H03K2005/00071Variable delay controlled by a digital setting by adding capacitance as a load

Abstract

(57)【要約】 【課題】高速性、小面積を実現し、かつ広帯域動作可能
なタイミング差分割回路の提供。 【解決手段】第1の入力信号と第2の入力信号とに基づ
き、第1のゲート信号と第2のゲート信号とを生成して出
力する論理回路L1と、第1の電源と内部ノード間に接続
され、前記第1のゲート信号が制御端子に入力される第1
のスイッチ素子と、を備え、第2のスイッチ素子と第1の
定電流源よりなる第1の直列回路と、第3のスイッチ素子
及び第2の定電流源よりなる第2の直列回路とが、前記内
部ノードと第2の電源間に並列に接続され、前記第2、及
び第3のスイッチ素子の制御端子には、前記第1、及び第
2のゲート信号がそれぞれ接続され、制御信号によって
前記内部ノードへの接続がそれぞれ制御されるMOSキ
ャパシタ群と、前記内部ノードに入力端が接続され前記
内部ノード電位としきい値電圧の大小から出力信号の値
が規定されるバッファ回路と、備え、前記論理回路から
出力される前記第1、及び第2のゲート信号がともにアク
ティブ状態となり前記第2、及び第3のスイッチ素子が同
時にオンするオーバラップ期間が、調整自在とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号の制御方法及
びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタイミング差を分割(内分、補
間)する信号制御方法は、文献1(特願平09−157
028号(特開平11−4145号公報))に記載され
ているように、クロック信号の逓倍等の用途に用いられ
ている。
【0003】例えば、文献2(ISSCC Diges
t of Technical Papers pp.
216−217,Feb.1996、USP5,42
2,835、USP5,530,837)には、図24
に示すような、クロック信号逓倍回路が開示されてい
る。
【0004】図24を参照すると、このクロック信号逓
倍回路は、4逓倍の場合、4組の遅延回路301、30
2、303、304と、位相比較器309と、計数器3
10とから構成されている。
【0005】第1〜第4の遅延回路301、302、3
03、304は、それぞれ、第1〜第4の切替器305
〜308によって、出力端子が選択され、第1〜第4の
遅延回路遅延回路301〜304は直列に接続される。
【0006】外部から第1に遅延回路201に入力され
る第1のクロック311と、第1〜第4の遅延回路列3
01〜304を通過した第5のクロック315とが位相
比較器309で比較され、その比較結果に基いて、UP
信号316またはDOWN信号317が計数器310に
転送され、計数器310から第1〜第4の切替器305
〜308に制御信号318が出力され、第1のクロック
311と第5のクロック315の位相が互いに等しくな
るように調整される。
【0007】ここで、4組の遅延回路301〜304の
遅延時間は等しく調整されるため、その遅延時間も等し
くなり、第1のクロック311、第2のクロック31
2、第3のクロック313、第4のクロック314のタ
イミング差は等しく、そのタイミング差は、クロック周
期tCKの1/4になる。
【0008】したがって、第1のクロック311、第2
のクロック312、第3のクロック313、第4のクロ
ック314を合成することにより、4逓倍のクロックを
得る。
【0009】また、クロック信号を逓倍する回路として
は、位相同期ループ(PLL)が用いられている。図2
5は、PLL回路の一例を示す図である。図25に示す
ように、PLLでは、電圧制御発信器322からの出力
が分周器323を用いて分周され、その分周信号と外部
クロック324とが位相比較器319で比較され、その
比較結果がUP(アップ)信号325またはDOWN
(ダウン)信号326としてチャージポンプ320及び
ループフィルタ321を介して電圧制御発信器322に
入力され、その信号によって電圧制御発信器322が制
御され、電圧制御発信器322の出力を分周したクロッ
クが、外部クロック324と等しい周波数になるように
調節される。これにより、電圧制御発信器322は、分
周数の逆倍数の逓倍クロック327を出力する。
【0010】しかしながら、図24に示す回路では、直
列接続した遅延回路列を通過した信号と外部クロックと
を数十回以上比較し、比較の毎に徐々に遅延差、位相差
を補正するというものである。
【0011】また図25に示すPLL回路では、電圧制
御発信器322の出力を分周したクロックが外部クロッ
ク324と等しい周波数になるように数十回以上調整し
て徐々に遅延差、位相差を補正する構成であるため、逓
倍されたクロックを得るまでに数十クロック以上待つ必
要があり、高速性に欠ける、という問題があった。
【0012】図24及び図25に示す回路は、基本的に
クロック制御にしか用いることができず、信号の遅延度
を可変する遅延回路として用いることは不可能であっ
た。
【0013】これらの問題点を解決し、高速性を実現
し、かつ可変遅延回路としても利用可能なクロック信号
の制御方法及びその装置を提供することを目的として、
本発明者は、特願平09−157028号において、以
下に説明するような回路構成を提案している。以下、従
来例(特願平09−157028号)に記載されるクロ
ック制御回路について、図を参照して説明する。
【0014】図4は、特願平09−157028の構成
を示す図である。図4に示す回路は、外部クロックを逓
倍するものであって、外部クロック1を多相のクロック
3に分周し、分周された多相クロック3の異なる位相パ
ルスエッジの入力タイミング差を分割する、或いは、そ
の分割した相の異なるクロック9cを多重化し、外部ク
ロック1の相を倍増するものである。分周器2と、多相
クロック逓倍回路5と、クロック合成回路8とを有して
いる。分周器2は、外部クロック1を多相のクロック3
に分周する。また多相クロック逓倍回路5は、多相クロ
ック3のうち異なる位相クロックの異なる相のパルスを
n分割するタイミング差分割回路4aと、同じ相のパル
スをn分割するタイミング差分割回路4aと、n分割さ
れた異なる相のパルス9cを多重化する多重化回路4b
とを有し、多相のクロック9aを出力する。
【0015】クロック合成回路8は、多重化回路4bか
ら出力される多相クロック9aを合成して単相のクロッ
ク9bを生成する。タイミング差分割回路4aは並列接
続されている。
【0016】外部クロック1を分周器2で多相のクロッ
ク3に分周し、分周された多相クロック3の異なる位相
パルスエッジの入力タイミング差をタイミング差分割回
路4aにより分割し、分割した相の異なるクロック9c
を多重化して外部クロック1を逓倍する。これにより、
多相クロックの相が倍増される。
【0017】図5は、図4に示した多相クロック逓倍回
路5として、2相クロック逓倍回路の構成の一例を示す
図である。外部クロック105を2分周し、これを2倍
周した2相のクロックを出力するものである。
【0018】図5において、分周器101は、外部クロ
ック105を2分周して、2相のクロックD1、D2を生
成する。2相クロック逓倍回路(多相クロック逓倍回
路)1021〜102nは、複数直列接続されている。複
数の二相クロック逓倍回路1021〜102nは、分周さ
れた多相クロックD1、D2(図4の3)の異なる位相パ
ルスエッジの入力タイミング差を分割し、初段の二相ク
ロック逓倍回路1021は、分周器101からの2相ク
ロックD1、D2を倍周した二相のクロック信号D11、
D12を生成し、同様にして、二相クロック逓倍回路1
022、1023〜102n-1もそれぞれ前段のクロック
D21、D22を次々に倍周し、最終段の二相クロック逓
倍回路102nより、外部クロック105を2n逓倍し
た二相のクロックDn1、Dn2を得る。
【0019】クロック合成回路103は、最終段の二相
クロック逓倍回路102nから出力される2n逓倍の二
相クロックDn1、Dn2を合成し、逓倍したクロック10
7を出力する。
【0020】また周期検知回路104(図4の6)は、
外部クロック105を入力として、各二相クロック逓倍
回路1021〜102nに含まれるタイミング差分割回路
のクロック周期依存を補正して負荷を調整するための制
御信号106(図4の7)を各二相クロック逓倍回路1
021〜102nに出力する。
【0021】周期検知回路104は、固定された段数の
リングオシレータとカウンタから構成され、外部クロッ
ク105の周期中のリングオシレータ発振回数をカウン
タでカウントし、そのカウント数に応じて制御信号10
5を出力する。
【0022】二相クロック逓倍回路1021〜102n
は、周期検知回路104からの制御信号106により、
特性のばらつきが解消される。
【0023】図5に示す回路では、図6に示すように、
外部クロック105を1/2分周器101で分周し、二
相のクロックD1、D2を生成し、このクロックD1、D2
を初段の二相クロック逓倍回路1021で倍周し二相の
クロックD11、D12を生成する。同様の過程を二相ク
ロック逓倍回路1022〜102nにて繰り返し、最終段
の二相クロック逓倍回路102nより最終的に2n逓倍
した二相クロックDn1、Dn2を得る。
【0024】このクロックDn1、Dn2をクロック合成回
路103で合成し、逓倍クロック107を得る。
【0025】図6に示す例の場合、n=4に設定したも
のであり、逓倍クロック107は、外部クロック105
と同一の周期をもち、外部クロック105を2n逓倍
(=8逓倍)した信号として得られるように設定されて
いる。なお、n=4の場合に限定されるものではなく、
nは所望の整数に設定すればよい。
【0026】図7は、図5に示す二相クロック逓倍回路
5の構成を示す図である。図5に示す複数組の二相クロ
ック逓倍回路1021〜102nは同一構成のものであ
り、最終段の二相クロック逓倍回路102nを例にとっ
て説明する。また二相クロック逓倍器102-nの構成は、
n=4に設定した場合のものである。
【0027】二相クロック逓倍回路102nは、並列接
続された第1乃至第4のタイミング差分割回路108〜
111と、第1、第2の多重化回路112、113とを
備えて構成されている。第1乃至第4のタイミング差分
割回路108〜111は、二相のクロックD(n-1)1、D
(n-1)2が2つの入力端に入力される。制御信号106及
び相補関係のタイミング差分割回路108〜111から
の4相のクロックP1、P2、P3、P4が帰還入力される
ようになっている。
【0028】また、第1、第2の多重化回路112、1
13は、第1乃至第4のタイミング差分割回路108〜
111からの二相のクロックP1、P3と、P2、P4を入
力として多重化し、二相のクロックDn1、Dn2を生成す
る。
【0029】次に図7に示した二相クロック逓倍回路の
動作について図8を用いて説明する。
【0030】二相クロック逓倍回路102nには、前段
からの2相クロックD(n−1)1とD(n−1)2およ
び周期検知回路104からの制御信号106が入力さ
れ、倍周した二相クロックDn1とDn2を出力する。
【0031】二相クロック逓倍回路102nでは、2相
クロックD(n−1)1とD(n−1)2と制御信号10
6は、4組のタイミング差分割回路108〜111のす
べてに入力され、クロックP1〜P4は4組のタイミング
差分割回路108〜1114から出力され、クロックP
1〜P4は対応する各タイミング差分割回路108〜11
1に帰還入力される。
【0032】図8に示すように、クロックP1の立上が
りは、クロックD(n−1)1の立上がりからタイミン
グ差分割回路108の内部遅延時分の遅れで決定され
る。
【0033】クロックP2の立上がりは、クロックD
(n−1)1の立上がりとクロックD(n−1)2の立上
がりのタイミング差の分割と内部遅延分の遅れで決定さ
れる。
【0034】クロックP3の立上がりは、クロックD
(n−1)2の立上がりからの内部遅延分の遅れで決定
される。クロックP4の立上がりは、クロックD(n−
1)2の立上がりとクロックD(n−1)1の立上がりの
タイミング差の分割と内部遅延分の遅れにより決定され
る。
【0035】また、クロックP2は、タイミング差分割
回路108に入力されクロックP1の立下がりを制御す
る。クロックP3は、タイミング分割器109に入力さ
れクロックP2の立ち下がりを制御する。クロックP4
は、タイミング分割器110に入力しクロックP3の立
ち下がりを制御する。クロックP1は、タイミング分割
器111に入力されクロックP4の立ち下がりを制御す
る。
【0036】したがって、クロックP1、P2、P3、P4
は、その周期がクロックD(n−1)1とD(n−1)2
と等しく、ほぼデューティー25%の4相の信号とな
る。
【0037】さらにクロックP1とP3は、多重化回路1
12に入力されて多重化され、クロック信号Dn1とし
て出力される。
【0038】クロックP2とP4は、多重化回路113に
入力されて多重化され、クロック信号Dn2として出力
される。
【0039】クロックDn1とDn2は、その周期がクロ
ックD(n−1)1とD(n−1)2の1/2、ほぼデュ
ーティー50%の2相クロックになる。
【0040】次に図7に用いたタイミング差分割回路1
08〜111の構成の具体例について図9乃至図12を
参照して説明する。図9乃至図12において、MP1
1、MP21、MP31、MP41はPチャネルMOS
トランジスタ、MN11、MN12、MN13、MN1
4、MN15、MN16、MN17、MN18、MN1
9、MN21、MN22、MN23、MN24、MN2
5、MN26、MN27、MN28、MN29、MN3
1、MN32、MN33、MN34、MN35、MN3
6、MN37、MN38、MN39、MN41、MN4
2、MN43、MN44、MN45、MN46、MN4
7、MN48、MN49はNチャネルMOSトランジス
タである。CAP11、CAP12、CAP13、CA
P21、CAP22、CAP23、CAP31、CAP
32、CAP33、CAP41、CAP42、CAP4
3は容量素子である。
【0041】タイミング差分割回路108〜111は、
同一の素子構成とされている。1つの2入力NAND1
0、1つのインバータ11、1つのPチャネルMOSト
ランジスタ、3組の2つ直列に接続したNチャネルMO
Sトランジスタ、3組の直列接続されたNチャネルMO
Sトランジスタと容量素子から構成されている。3つの
NANDは、全て等しいゲート幅からなり、3組のNM
OSのゲート幅と容量素子の容量は、1:2:4のサイ
ズ比となっている。
【0042】図9、図11にそれぞれ示すタイミング差
分割回路108、110の構成は互いに等しく、入力D
(n-1)1、D(n-1)2の接続と、入力P2(P4)の接続
が相違している。
【0043】図9を参照すると、タイミング差分割回路
108は、信号D(n-1)2と信号P2を入力とするNAN
D回路NAND11と、電源VCCにソースが接続され
ゲートがNAND11の出力端に接続され、ドレインが
内部ノードN12に接続されたPチャネルMOSトラン
ジスタMP11と、内部ノードN12にドレインが共通
に接続され、ゲートが信号D(n-1)1に共通に接続され
たNチャネルMOSトランジスタMN12、MN13、
及びゲートがグランド電位に接続されたNチャネルMO
SトランジスタMN11と、ソースがグランド電位GN
Dに共通接続され、ゲートがNAND11の出力端に共
通に接続されたNチャネルMOSトランジスタMN1
4、MN15、MN16と、を備え、内部ノードN12
はインバータINV11の入力端に接続され、インバー
タINV11の出力端から信号P1を出力する。内部ノ
ードN12には、ドレインが共通接続されゲートがそれ
ぞれ制御信号に接続されたNチャネルMOSトランジス
タMN17、MN18、MN19と、一端がNチャネル
MOSトランジスタMN17、MN18、MN19のソ
ースに接続され他端がグランド電位に共通接続された容
量CAP11、CAP12,CAP13を備えて構成さ
れている。
【0044】図10を参照すると、タイミング差分割回
路109は、信号D(n-1)2と信号P3を入力とするN
AND回路NAND21と、電源VCCにソースが接続
されゲートがNAND21の出力端に接続され、ドレイ
ンが内部ノードN22に接続されたPチャネルMOSト
ランジスタMP21と、内部ノードN22にドレインが
接続され、ゲートが、信号D(n-1)1に接続されたNチ
ャネルMOSトランジスタMN21と、内部ノードN2
2にドレインが共通接続され、ゲートが、信号D(n-1)
2に接続されたNチャネルMOSトランジスタMN2
2、MN23と、ソースがグランド電位GNDに共通接
続され、ゲートがNAND21の出力端に共通に接続さ
れたNチャネルMOSトランジスタMN24、MN2
5、MN26と、を備え、内部ノードN22はインバー
タINV21の入力端に接続されされ、インバータIN
V21の出力端から信号P3を出力する。内部ノードN
22には、ドレインが共通接続されゲートがそれぞれ制
御信号に接続されたNチャネルMOSトランジスタMN
27、MN28、MN29と、一端がNチャネルMOS
トランジスタMN27、MN28、MN29のソースに
接続され他端がグランド電位に共通接続された容量CA
P21、CAP22,CAP23を備えて構成されてい
る。
【0045】図11を参照すると、タイミング差分割回
路110は、信号D(n-1)1と信号P4を入力とするN
AND回路NAND31と、電源VCCにソースが接続
されゲートがNAND31の出力端に接続され、ドレイ
ンが内部ノードN32に接続されたPチャネルMOSト
ランジスタMP31と、内部ノードN32にドレインが
共通に接続され、ゲートが信号D(n-1)1に共通に接続
されたNチャネルMOSトランジスタMN32、MN3
3及び及びゲートがグランド電位に接続されたNチャネ
ルMOSトランジスタMN11と、ソースがグランド電
位GNDに共通接続され、ゲートがNAND31の出力
端に共通に接続されたNチャネルMOSトランジスタM
N34、MN35、MN36と、を備え、内部ノードN
32はインバータINV31の入力端に接続され、イン
バータINV31の出力端から信号P3を出力する。内
部ノードN32には、ドレインが共通接続されゲートが
それぞれ制御信号に接続されたNチャネルMOSトラン
ジスタMN37、MN38、MN39と、一端がNチャ
ネルMOSトランジスタMN37、MN38、MN39
のソースに接続され他端がグランド電位に共通接続され
た容量CAP31、CAP32,CAP33を備えて構
成されている。
【0046】図12を参照すると、タイミング差分割回
路111は、信号D(n-1)1と信号P1を入力とするN
AND回路NAND41と、電源VCCにソースが接続
されゲートがNAND41の出力端に接続され、ドレイ
ンが内部ノードN42に接続されたPチャネルMOSト
ランジスタMP41と、内部ノードN42にドレインが
接続され、ゲートが、信号D(n-1)2に接続されたNチ
ャネルMOSトランジスタMN41と、内部ノードN4
2にドレインが共通接続され、ゲートが、信号D(n-1)
1に接続されたNチャネルMOSトランジスタMN4
2、MN43と、ソースがグランド電位GNDに共通接
続され、ゲートがNAND41の出力端に共通に接続さ
れたNチャネルMOSトランジスタMN44、MN4
5、MN46と、を備え、内部ノードN41はインバー
タINV41の入力端に接続されされ、インバータIN
V41の出力端から信号P4を出力する。内部ノードN
42には、ドレインが共通接続されゲートがそれぞれ制
御信号に接続されたNチャネルMOSトランジスタMN
47、MN48、MN49と、一端がNチャネルMOS
トランジスタMN47、MN48、MN49のソースに
接続され他端がグランド電位に共通接続された容量CA
P41、CAP42,CAP43を備えて構成されてい
る。
【0047】次に、タイミング差分割回路108〜11
1の動作について、図13のタイミング波形図を参照し
て説明する。図9と図11に示すタイミング差分割回路
108、110は、入出力信号以外は、同じ回路構成で
あり、図10と図12に示すタイミング差分割回路10
7、111は、入出力信号以外は、同じ回路構成である
ため、図9、図10に示したタイミング差分割回路10
8、109の動作について説明する。
【0048】図9に示すタイミング差分割回路108の
内部動作については、図13のt1からt3期間で1周
期になっているため、その1周期の期間の内部ノード波
形を図示してある。
【0049】まず、クロックP1の立上がりタイミング
について説明する。
【0050】クロックD(n−1)1の立上がりエッジ
により、ノードN12の電荷が、NチャネルMOSトラ
ンジスタMN12、MN13に引き抜かれ、ノードN1
2の電位がインバータINV11のしきい値に達したと
ころで、インバータINV11から出力されるクロック
P1のエッジが立上がる。
【0051】インバータINV11のしきい値に達した
ところまで引き抜く必要のある内部ノードN12の電荷
をCVとし、NチャネルMOSトランジスタMN12、
MN13のチャージ引き抜きの電流値をそれぞれIとす
ると、クロックD(n−1)1からCVの電荷量を2I
の電流で引き抜いた結果、すなわち、CV/2Iが、ク
ロックD(n−1)1の立上がりエッジからクロックP1
の立上がりまでのタイミングを表す。
【0052】クロックP1の立下がりタイミングは、2
入力NAND11の出力がLowになることで、Pチャ
ネルMOSトランジスタMP11が導通し、内部ノード
N12がHighに充電されることによる。2入力NA
ND11には、クロックD(n−1)2とクロックP2が
入力され、クロックD(n−1)2とクロックP2がとも
にHighの時のみ出力はLowになる。クロックP2
がHighの期間は、クロックD(n−1)2がHig
hの期間内に収まるので、出力されるクロックは、クロ
ックP2を反転させたパターンになるが、パワーのオン
時に、クロックP2の初期値が確定しない時に使う場
合、クロックD(n−1)2との間に論理をとってい
る。
【0053】図10に示すタイミング差分割回路109
の動作についても、図13のt1からt3期間で1周期
になっているので、その1周期の期間内部ノード波形を
図示してある。
【0054】まず、クロックP2の立上がりタイミング
について説明する。クロックD(n−1)1の立上がり
エッジから時間tCKnの期間ノードN22の電荷がN
チャネルMOSトランジスタMN21で引き抜かれ、時
間tCKn後、クロックD(n−1)2の立上がりエッ
ジからノードN22の残りの電荷がNチャネルMOSト
ランジスタMN22、23で引き抜かれ、それにより、
ノードN22の電位がインバータINV21のしきい値
に達したところでクロックP2のエッジが立上がる。ノ
ードN22の電荷をCVとし、NチャネルMOSトラン
ジスタMN21、MN22、MN23の電荷引き抜きの
電流値をそれぞれIとすると、クロックD(n−1)1
からCVの電流をtCKnの期間Iの電流で引き抜き、
残りの期間を2Iで引き抜いた結果、すなわち、 tCKn+(CV−tCKn・I)/2I =CV+tCKn/2 がクロックD(n−1)1の立上がりエッジからクロッ
クP2の立上がりまでのタイミングを表す。
【0055】従って、クロックP1の立上がりとのタイ
ミング差をみると、丁度tCKn/2となる。
【0056】クロックP2の立下がりタイミングは、2
入力NAND21の出力がLowになることで、Pチャ
ネルMOSトランジスタMP21が導通し、ノードN2
2がHighに充電されることによる。2入力NAND
21には、クロックD(n−1)2とクロックP3が入力
し、クロックD(n−1)2とクロックP3がともにHi
ghの時のみ出力は、Lowになる。
【0057】次にクロックP3、P4について説明する。
クロックP1とP3の立上がりタイミング差は、クロック
D(n−1)1の立上がりエッジとクロックD(n−
1)2の立上がりエッジのタイミング差がtCKnであ
ることより、tCKnとなる。従って、クロックP2と
P3との立上がりタイミング差も、1/2tCKnにな
る。同様に、クロックP3とP4、P4とP1の立上がりタ
イミング差も、1/2tCKnになる。
【0058】従って、前述したようにクロックP1、P
2、P3、P4は、25%の4相の信号となる。
【0059】クロックP1とP3、P2とP4が、それぞれ
図14に示したNOR回路NOR12とインバータIN
V13からなる多重化回路112、113で多重化さ
れ、デューティー50%の2相クロック信号になる。
【0060】クロックP1の立上がりに対し、クロック
P2の立上がりが1/2tCKnになるためには、ノー
ドN22の電荷をtCKnの期間、NチャネルMOSト
ランジスタMN21で引き抜いても、インバータINV
21のしきい値に達しない条件、すなわち、CV−tC
Kn・I>0を満たす必要がある。
【0061】ところが、tCKnは、外部クロック1の
周期で設計時にあらかじめ決まっておらず、電流Iもデ
バイス特性によりばらつく。
【0062】そこで、CV値を外部クロック105の周
期およびデバイス特性に応じて変更することで対応して
いる。
【0063】既に説明したように容量素子と接続したN
チャネルMOSトランジスタのゲート(図9では、MN
17〜19)には、制御信号106が入力され、共通ノ
ード(N12)の負荷を、制御信号106で可変させる
ことができる。
【0064】NチャネルMOSトランジスタと容量素子
ともに、1:2:4のサイズ比となっていることより、
8段階に調整できる。
【0065】また、すでに説明したように、制御信号1
06は、周期検知回路104において、外部クロック1
05の周期中のリングオシレータ発信回数をカウンター
でカウントし、カウント数に応じた値である。この回路
構成では、外部クロック1の周期とデバイスの特性を代
表するリングオシレータの周期の相対的な関係がコード
化されるので、外部クロック1の周期に対する動作範囲
の増大のみならず、デバイスの特性ばらつきが解消され
る。
【0066】また、この従来例では、二相クロック逓倍
回路1021〜102nを直列に接続しており、それぞれ
の入力クロックD1、D〜D(n−1)1、D(n−1)
2の周波数は、倍ずつ変化するため、CV値が最適にな
るように容量値を二相クロック逓倍回路1021〜10
n間で調整している。
【0067】以上説明したように、従来の回路では、外
部クロック1を2分周し、2相クロックを生成すること
により、PLL、DLLなどのフィードバック回路を使
うことなく、逓倍クロックを作ることが可能になった。
【0068】図15は、特願平09−157028号に
実施例2として説明される回路構成を示す図である。1
/4分周器201、直列接続された4相クロック逓倍回
路2021〜202n、クロック合成回路203と、周期
検知回路204とを備えて構成されている。
【0069】図15に示した回路の動作について、図1
6のタイミング図を参照して説明する。この回路では、
外部クロック信号205を1/4分周器201で分周
し、4相のクロックQ1、Q2、Q3、Q4を生成し、この
クロックQ1、Q2、Q3、Q4を4相クロック逓倍回路2
021で倍周した4相クロックQ11、Q12、Q13、Q14
を生成する。同様の過程を4相クロック逓倍回路202
2〜202nまで繰り返し、2n逓倍した4相のクロック
Q1、Q2、Q3、Q4を得る。このクロックQ1、Q2、Q
3、Q4をクロック合成回路203で合成し、逓倍クロッ
ク207を得る。
【0070】ここで、周期検知回路204は、固定され
た段数のリングオシレータとカウンターから構成され、
外部クロック205の周期中のリングオシレータ発信回
数をカウンターでカウントし、カウント数に応じて、制
御信号206を出力し、4相クロック逓倍回路2021
〜202n中の負荷を調整する。周期検知回路204に
より、回路の外部クロック周期の動作範囲、デバイスの
特性ばらつきが解消される。
【0071】次に図17を参照して、4相クロック逓倍
回路202の構成について説明する。4相クロック逓倍
回路2021〜202nは同じ構成とされている。図17
を参照すると、4相クロック逓倍回路202nは、8組
のタイミング差分割回路208〜215、8組のパルス
幅補正回路216〜223と、4組の多重化回路224
〜227とから構成されている。
【0072】8組のタイミング差分割回路208〜21
5、8組のパルス幅補正回路216〜223と、4組の
多重化回路224〜227との内部回路については、後
述する。
【0073】ここでは、4相クロック逓倍回路202n
の内部の接続および動作について、図17、図18を参
照して説明する。4相クロック逓倍回路202nには、
前段からの4相のクロックQ(n−1)1〜Q(n−
1)4および周期検知回路204からの制御信号206
が入力され、倍周された4相のクロックQn1〜Qn4を
出力する。
【0074】4相クロック逓倍回路202nにおいて
は、制御信号206は、8組のタイミング差分割回路2
08〜215に入力され、クロックQ(n−1)1〜D
(n−1)4は、タイミング差分割回路208、21
0、212、214にそれぞれ1信号ずつ入力され、タ
イミング差分割回路209、211、213、215に
は、それぞれ2信号ずつ入力する。そして、8組のクロ
ックT21〜T28が8組のタイミング差分割回路208
〜215から出力される。
【0075】図18に示すように、クロックT21の立
上がりは、クロックQ(n−1)1の立上がりからの内
部遅延分の遅れで決定される。
【0076】クロックT22の立上がりは、クロックQ
(n−1)1の立上がりとクロックQ(n−1)2の立上
がりのタイミングのタイミング分割と内部遅延分の遅れ
で決定される。
【0077】クロックT23の立上がりは、クロックQ
(n−1)2の立上がりからの内部遅延分の遅れで決定
される。
【0078】クロックT24の立上がりは、クロックQ
(n−1)2の立上がりとクロックQ(n−1)3の立上
がりのタイミングのタイミング分割と内部遅延分の遅れ
で決定される。
【0079】クロックT25の立上がりは、クロックQ
(n−1)3の立上がりからの内部遅延分の遅れで決定
される。
【0080】クロックT26の立上がりは、クロックQ
(n−1)3の立上がりとクロックQ(n−1)4の立上
がりのタイミングのタイミング分割と内部遅延分の遅れ
で決定される。
【0081】クロックT27の立ち上がりは、クロック
Q(n−1)4の立ち上がりからの内部遅延分決定され
る。
【0082】クロックT28の立上がりは、クロックQ
(n−1)4の立上がりとクロックQ(n−1)1の立上
がりのタイミングのタイミング分割と内部遅延分の遅れ
で決定される。
【0083】クロックT21とT23は、パルス幅補正回
路216に入力し、パルス幅補正回路216では、クロ
ックT21で決定される立下がりエッジ、クロックT23
で決定される立上がりエッジを有するLパルスP21を
出力する。同様の手順で、パルスP22〜P28が生成さ
れる。従って、クロックP21〜P28は、位相が45度
ずつずれたデューティー25%の8相のパルス群にな
る。
【0084】この後、クロックP21と位相が180度
ずれたクロックP25は、多重化回路224で多重化反
転され、デューティー25%のクロックQn1として出
力される。同様の手順でクロックQn2〜Qn4が生成さ
れる。従って、クロックQn1〜Qn4は、位相が90度
ずつずれたデューティー50%の4相のHパルス群にな
る。
【0085】クロックQn1〜Qn4の周期は、クロック
Q(n−1)1〜Q(n−1)4の丁度1/2になる。す
なわちクロックQ(n−1)1〜Q(n−1)4からクロ
ックQn1〜Qn4を生成する過程で丁度2倍に倍周され
たことになる。
【0086】次に図19、図20を参照して、タイミン
グ差分割回路208〜215の回路構成について説明す
る。タイミング差分割回路208〜215は互いに等し
い回路構成とされる。
【0087】以下では、タイミング差分割回路208、
209についてのみ説明する。図19は、タイミング差
分割回路208、図20は、タイミング差分割回路20
9の回路構成を示す図である。図19と図20に示した
回路は互いに同一構成とされており、2つの入力が、同
一信号であるか、隣り合う2つの信号が入力されるかが
相違している。すなわち2入力NOR回路への入力信号
が、図19、図20で相違している。
【0088】タイミング差分割回路208は、同一入力
Q(n−1)1を入力とする2入力NOR51の出力ノ
ードである内部ノードN51は、インバータINV51
の入力端に接続され、インバータINV51は出力端か
らT21を出力し、さらに内部ノードN51にドレイン
が共通接続され、周期検知回路204からの制御信号2
06がゲートにそれぞれ接続されオン・オフ制御される
NチャネルMOSトランジスタMN51、MN52、M
N53と、NチャネルMOSトランジスタMN51、M
N52、MN53のソースとグランド電位間にそれぞれ
接続された容量CAP51、CAP52、CAP53と
を備えている。NチャネルMOSトランジスタMN5
1、MN52、MN53のゲート幅と容量CAP51、
CAP52、CAP53は、そのサイズ比が、例えば
1:2:4とされており、周期検知回路204から出力
される制御信号206に基づき、共通ノードに接続され
る負荷を、8段階に調整することで、クロック周期が設
定される。
【0089】タイミング差分割回路209は、入力Q
(n−1)1と入力Q(n−1)2を入力とする2入力
NOR61の出力ノードである内部ノードN61は、イ
ンバータINV61の入力端に接続され、インバータI
NV61は出力端からT22を出力し、内部ノードN6
1にドレインが共通接続され、周期検知回路204から
の制御信号206がゲートにそれぞれ接続されオン・オ
フ制御されるNチャネルMOSトランジスタMN61、
MN62、MN63と、NチャネルMOSトランジスタ
MN61、MN62、MN63のソースとグランド電位
間にそれぞれ接続された容量CAP61、CAP62、
CAP63とを備えている。NチャネルMOSトランジ
スタMN61、MN62、MN63のゲート幅と容量C
AP61、CAP62、CAP63は、そのサイズ比
が、例えば1:2:4とされており、周期検知回路20
4から出力される制御信号206に基づき、共通ノード
に接続される負荷を、8段階に調整することで、クロッ
ク周期が設定される。
【0090】次に、タイミング差分割回路208とタイ
ミング差分割回路209の動作について図21に示した
タイミング波形を参照して説明する。
【0091】図16のタイミング差分割回路208の動
作については、図21のtc21からtc24の期間で
動作部分が完了するので、その1期間の内部ノードN5
1の波形が示されている。
【0092】まず、出力されるクロックT21の立上が
りタイミングについて説明する。2入力NOR51は、
電源VDDと出力端の間に直列に接続され、入力信号I
N1、IN2をゲートにそれぞれ入力する2つのPチャ
ネルMOSトランジスタと、出力端とグランド間に並列
に接続され、入力信号IN1、IN2をゲートにそれぞ
れ入力する2つのNチャネルMOSトランジスタからな
る。
【0093】クロックQ(n−1)1の立上がりエッジ
によりノードN51の電荷がNOR51に引き抜かれ、
これにより、ノードN51の電位がインバータINV5
1のしきい値電圧に達したところで、インバータINV
51から出力されるクロックT21のエッジが立上が
る。インバータINV51のしきい値に達したところま
で引き抜く必要のあるノードN51の電荷をCVとし、
NチャネルMOSトランジスタそれぞれの電荷引き抜き
の電流値をそれぞれIとすると、クロックQ(n−1)
1の立上がりからCVの電荷量を2Iの電流で引きぬい
た結果、すなわちCV/2IがクロックQ(n−1)1
の立上がりエッジからクロックT21の立上がりまでの
タイミングを表す。
【0094】クロックT21の立上がりタイミングは、
クロックQ(n−1)1がLowになり、2入力NOR
51の出力側ノードN51がHighに充電されること
による。
【0095】図20のタイミング差分割回路209の動
作についても、図21のta21からta24の期間で
動作部分がほぼ完了するので、その動作期間の内部ノー
ドN61の波形が示されている。
【0096】まず、出力されるクロックT22の立上が
りタイミングについて説明する。クロックQ(n−1)
1の立上がりエッジから時間tCKnの期間、内部ノー
ドN61の電荷がNチャネルMOSトランジスタに引き
抜かれ、時間tCKn後、クロックQ(n−1)2の立
上がりエッジからノードN61の残りの電荷がNチャネ
ルMOSトランジスタに引き抜かれ、それにより、ノー
ドN61の電位がインバータINV61のしきい値に達
したところでクロックT22のエッジが立上がる。ノー
ドN61の電荷をCVとし、2入力NOR61のNチャ
ネルMOSトランジスタそれぞれの電荷引き抜きの電流
値をそれぞれIとすると、クロックQ(n−1)1から
CVの電荷量をtCKnの期間Iの電流でひきぬき、残
りの期間を2Iで引き抜いた結果、すなわち、 tCKn+(CV−tCKn・I)/2I =CV+tCKn/2 がクロックQ(n−1)1の立上がりエッジからクロッ
クT22の立上がりまでのタイミングを表す。
【0097】従って、クロックT21の立上がりとのタ
イミング差をみると、丁度tCKn/2となる。
【0098】クロックT22の立上がりタイミングは、
クロックQ(n−1)1とQ(n−1)2の両方がLo
wになり、2入力NOR61の出力側ノードN61がH
ighに充電されることによる。
【0099】クロックT23〜T28についても同様に説
明され、クロックT21〜T28の立上がりタイミング差
は、それぞれ1/2tCKnになる。
【0100】パルス幅補正回路216〜223は、図2
2に示すように、インバータINV71と2入力NAN
D71からなり、前述のように、位相が45度ずつずれ
たデューティー25%の8相のパルス(分割信号)群P
21〜P28を生成する。
【0101】多重化回路224は、図23に示すよう
に、2入力NAND81からなり、前述のように、位相
が90度ずつずれたデューティー50%の4相クロック
群Qn1〜Qn4を生成する。クロックQn1〜Qn4の周
期は、クロックQ(n−1)1〜Q(n−1)4の丁度1
/2になる。
【0102】以上のようにこの従来のクロック逓倍回路
においても、共通ノードN61の負荷を可変にする必要
な条件は、図9等と等しいため、動作目的の等しい容
量、NMOSを組み合わせている。外部クロック信号2
05の周期に対する動作範囲の増大のみならず、デバイ
スの特性ばらつきが解消される。
【0103】以上説明したように、特願平09−157
028号に提案した逓倍回路では、外部クロックを4分
周し、4相のクロックをあらかじめ作ることにより、P
LL、DLLなどのフィードバック回路を使うことな
く、逓倍クロックを作ることを可能としている。
【0104】また4分周することで、NAND、NO
R、インバータなどのCMOS基本素子を用い、完全に
スタティックな単純な回路で逓倍回路を構成することが
できる、という利点を有する。
【0105】なお、特願平09−157028号では、
2相のクロックから2相の逓倍クロック、4相のクロッ
クから4相の逓倍クロックを生成する場合について説明
したが、タイミング差分割回路をツリー状に並列接続す
ることにより、クロックの相数を2相,4相,8相と指
数関数的に増やし、より高い周波数成分を発生すること
が可能である。
【0106】特願平09−157028号によれば、外
部クロックを多相のクロックに分周し、各相の中間タイ
ミングをとることにより、逓倍したクロックをループ構
成を用いることなく、容易に生成することができる。
【0107】したがって、逓倍クロックを得る期間を短
縮することでき、また、必要なクロック数があらかじめ
予測できるため、逓倍されたクロックを使用するまでの
待ち時間を大幅に削減することができる。
【0108】また、同様の方法で、2の乗数以外の逓倍
を実現する方法も、特願平09−157042号に記載
されている。
【0109】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願平
09−157042号、特願平09−157028号に
提案した逓倍回路における、タイミング差分割回路(イ
ンターポーレータ)においては、入力信号として多相ク
ロックがそのまま入力されているため、動作帯域が最大
限まで拡大されていない、という問題点を有している。
【0110】たとえば容量素子の容量値を固定し、4相
クロック信号を入力した場合、入力位相差に対し、丁度
1/2になる容量値は、最小と最大で、1:3程度であ
るという制約があった。これについて以下に説明する。
【0111】図26は、従来のタイミング差分割回路の
構成の一例を示す図である。図26を参照すると、第
1、第2の入力信号IN1、IN2を入力とする論理和
回路OR1と、電源VCCと内部ノードN26間に接続
され、論理和回路OR1の出力信号をゲート入力とする
PチャネルMOSトランジスタMP1と、内部ノードN
1の電位を反転出力するインバータINV3と、内部ノ
ードN26にドレインが接続され、第1の入力信号IN
1、第2の入力信号IN2をそれぞれゲートに入力と
し、ソースが定電流源I0に接続されるNチャネルMO
SトランジスタMN1、MN2を備えている。内部ノー
ドN26と接地間には、NチャネルMOSトランジスタ
よりなるスイッチ素子MN11〜MN15と、容量CA
P11〜CAP15が接続され、NチャネルMOSトラ
ンジスタよりなるスイッチ素子MN11〜MN15の制
御端子(ゲート端子)には、図9乃至図12等を参照し
て説明したタイミング差分割回路と同様、周期検知回路
から出力される制御信号106が接続され、内部ノード
N26に付加する容量値が決められる。
【0112】第1、第2の入力信号IN1、IN2がL
owレベルのとき、論理和回路OR1の出力はLowレ
ベルとなり、PチャネルMOSトランジスタMP1がオ
ン(導通)し、これにより内部ノードN26が電源電位
に充電されインバータINV3の出力はLowレベルと
される。
【0113】第1、第2の入力信号IN1、IN2の一
方又は両方がHighレベルとなると、論理和回路OR
1の出力はHighレベルとなり、PチャネルMOSト
ランジスタMP1がオフし、内部ノードN26と電源V
ccとの電源パスがオフし、一方、NチャネルMOSト
ランジスタMN1とMN2の一方又は両方がオンして内
部ノードN26が放電されて、内部ノードN26の電位
が電源電位から下がり始め、インバータINV3のしき
い値以下に下がった場合、インバータINV3の出力は
Lowレベルから立上がってHighレベルとなる。
【0114】図27はタイミング差分割回路(TMD)
の動作を説明するための図である。図27(a)を参照
すると、3つのタイミング差分割回路(TMD)におい
て、第一のタイミング差分割回路(TMD)は、その二
入力に、同一の入力信号IN1が入力され出力信号OU
T1を出力し、第2のタイミング差分割回路(TMD)
には入力信号IN1、IN2が入力され出力信号OUT
2を出力し、第三のタイミング差分割回路(TMD)
は、その2入力に、同一の入力信号IN2が入力され出
力信号OUT3を出力する。このうち、入力信号IN
1、IN2を入力し出力信号OUT2を出力する第二の
タイミング差分割回路(TMD)が、図17のタイミン
グ差分割回路209等の構成に対応している。またIN
1を共通に入力するタイミング差分割回路(TMD)、
IN2を共通に入力するタイミング差分割回路(TM
D)は、図26において、同一信号を入力する構成とさ
れ、図17のタイミング差分割回路208等の構成に対
応している。
【0115】図27(b)は、タイミング差Tの入力信
号IN1、IN2を入力した第一乃至第三のタイミング
差分割回路の出力信号OUT1〜OUT3の出力と、第
一乃至第三のタイミング差分割回路の内部ノードの変化
A1〜A3を示している。説明を容易とするため、内部
ノードは電位0から充電され、しきい値Vtを超えたと
き、出力信号がLowからHighレベルに変化(立上
がる)するものとする。
【0116】図27(b)を参照すると、入力信号IN
1と入力信号IN2間には、タイミング差(T)があ
り、第一のタイミング差分割回路(TMD)は遅延時間
t1の出力信号OUT1を出力し、第三のタイミング差
分割回路(TMD)は遅延時間t3の出力信号OUT3
を出力し、第二のタイミング差分割回路(TMD)は、
遅延時間t2の出力信号OUT2を出力し、遅延時間t
2は、遅延時間t1とt3を分割(内分)した値とされ
ている。 t1=CV/2I、 t2=T+(CV−IT)/(2I) =T/2+CV/2I とされる。また、t3=T+CV/2Iとされる。ただ
し、内部ノードが入力端に接続されるバッファ回路(イ
ンバータ)のしきい値を超えるまでに放電する電荷をC
Vとする。
【0117】図28は、周期tCKのクロックを4分周
した2相のクロックIN1、IN2について、図26に
示したタイミング差分割回路に同相信号、位相信号を入
力した場合の入力信号と、内部ノードN26の電圧変化
の様子を示す信号波形図である。
【0118】図26及び図28を参照すると、インバー
タINV3のしきい値を超えるまでに放電する電荷をC
V(ただし、Cは内部ノードN26に付加される容量
値、VはインバータINV3のしきい値電圧Vt)とす
ると、同相入力の場合、入力信号IN1のLowからH
ighレベルへの立上がりにより、NチャネルMOSト
ランジスタMN1、MN2が導通し電流2Iで電荷を放
電する。NチャネルMOSトランジスタMN1、MN2
が導通する期間は2tCK以内であり、2tCK間に電
荷CVを引き抜ききれないと、タイミング差分割回路の
出力には出力が得られない。
【0119】したがって、 CV/2I > 2tCK を満たす容量値Cが、位相差Tの1/2成分を満たす最
大値Cmaxになる。
【0120】Cmax = 4tCK・I/Vt
【0121】異相入力の場合、入力信号IN1のLow
レベルからHighレベルへの立上がりにより、Nチャ
ネルMOSトランジスタMN1が導通し電流Iで電荷を
放電し、つづいてT=tCK後、入力信号IN2のLo
wレベルからHighレベルへの立上がりにより、Nチ
ャネルMOSトランジスタMN2が導通する。
【0122】インバータINV3のしきい値に達したと
ころまで引き抜く必要のあるノードN26の電荷をCV
とし、チャージがNチャネルMOSトランジスタMN
1、MN2の電荷を引き抜く電流値をそれぞれIとする
と、CVの電荷量を第1の入力信号IN1の立上がりよ
り第2の入力信号IN2の立上がりまでの位相差Tの間
は、Iの電流で引き抜き、そのあと電流値2Iで引き抜
く。
【0123】第2入力信号IN2の立上がりまでの位相
差Tの間に電荷CVを引き抜いてしまうと、位相差Tの
1/2成分が無くなる。そこで、CV/I<T Cmin=tCK・I/Vt
【0124】電流2Iで引き抜く期間は、第1の入力信
号IN1と第2の入力信号IN2のオーバーラップ期間
Tovpである。このオーバラップ期間Tovpの間にCVを
引き抜ききれないと、タイミング差分割回路の出力に
は、位相差Tの1/2成分が無くなる。
【0125】そこで、 (CV−T・I)/2I < T を満たす最大の容量値Cが、位相差Tの1/2成分(T
/2)を満たす最大値Cmaxになる。
【0126】 Cmax =(2T・+T)I/V =3tCK・I/Vt
【0127】このように、4相クロックの2つの信号
(周期tCK)を入力し、丁度1/2の遅延(2tC
K)の信号を出力する場合、充放電される内部ノードN
26に付加される容量の容量値の最大Cmaxと最小値Cm
inには、図28に示すように、ほぼ1:3の関係にあ
る。なお、図28において縦軸は、タイミング差分割回
路の内分比(分割値)であり、図27(b)のA1、A
2、A3の遅延時間から、A2/(A3−A2)に相当
し、横軸は内部ノードN26に付加される容量値であ
る。
【0128】そして、図26等に示した従来のタイミン
グ差分割回路の構成においては、内部ノードに付加され
る容量素子CAPの容量値を調整するためにMOSトラ
ンジスタとMOS容量を用いているため、MOSトラン
ジスタとMOS容量分の面積を要しており、チップ面積
の増大を招く結果となる。
【0129】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、高速化を図ると
ともに、チップ面積の増大を抑止低減し、広帯域動作を
可能とするタイミング差分割回路及び方法を提供するこ
とにある。
【0130】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るタイミング差分割回路(インターポー
レータ)は、内部ノードと電源間のパスをオン・オフ制
御する互いに並列接続される2つのスイッチを少なくと
も備え、入力される2つの信号のうち、はやく遷移する
方の一の信号に基づき一のスイッチがオンして前記内部
ノードの容量を第1の電流で充電又は放電し、つづい
て、前記一の信号よりも遅れて遷移する他の信号に基づ
き他のスイッチがオンし、オン状態の前記一のスイッチ
と前記他のスイッチを介して、前記内部ノードの容量
を、前記第1の電流と第2の電流とを合わせた電流値
で、充電又は放電する構成とされ、前記内部ノード電圧
がしきい値電圧を超えるか、又は下回った場合に出力論
理値を変える、バッファ回路を備えてなるタイミング差
分割回路において、前記一の信号と前記他の信号とに基
づき、前記一のスイッチがオンする期間と、前記他のス
イッチがオンする期間が互いにオーバラップする期間
(Tovp)を所望の値に設定する回路手段を備えてい
る。
【0131】本発明においては、前記回路手段が、前記
オーバラップする期間(Tovp)を、前記一の信号より
も遅れて遷移する前記他の信号の前縁よりも前方に延ば
すか、もしくは前記前記他の信号の前縁から開始し、前
記一の信号の後縁よりもさらに延長された任意の値に設
定する。
【0132】本発明においては、前記回路手段が、前記
オーバラップする期間(Tovp)を、前記一の信号より
も遅れて遷移する前記他の信号の前縁から、前記他の信
号の後縁までとする。
【0133】本発明においては、前記内部ノードの容量
が、複数のMOSキャパシタで構成され、前記複数のM
OSキャパシタは制御信号によって前記内部ノードへの
接続がそれぞれ制御される。
【0134】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明は、内部ノード(N1)と電源間のパスを
オン・オフ制御する互いに並列接続される2つのスイッ
チ(MN1、MN2)を少なくとも備え、入力される2
つの信号(IN1、IN2)のうち、はやく遷移する方
の一の信号に基づき一のスイッチ(MN1)がオンして
前記内部ノード(N1)に付加される容量(C)を第1
の電流(I)で充電又は放電し、つづいて、前記一の信
号よりも遅れて遷移する他の信号に基づき他のスイッチ
(MN2)がオンし、オン状態の前記一のスイッチと前記
他のスイッチを介して、前記内部ノードを、前記第1の
電流と第2の電流とを合わせた電流値(2I)で、充電
又は放電する構成とされ、前記内部ノード電圧がしきい
値電圧を超えるか、又は下回った場合に出力論理値を変
える、バッファ回路(INV1)を備えてなるタイミング
差分割回路において、前記一の信号と前記他の信号とに
基づき、前記一のスイッチがオンする期間と、前記他の
スイッチがオンする期間が互いにオーバラップする期間
(Tovp)を所望の値に設定する回路手段(L1)を備
える。
【0135】より詳細には、第1、第2の入力信号(I
N1、IN2)を入力とし、第1及び第2のゲート信号
(G1、G2)を出力する論理回路(L1)と、ソース
が第1の電源(Vcc)に接続され、ドレインが内部ノ
ード(N1)に接続されゲートが第1のゲート信号(G
1)に接続される第1導電型のMOSトランジスタ(M
P1)と、内部ノード(N1)にドレインが共通接続さ
れ、第1、第2のゲート信号(G1、G2)がゲートに
それぞれ接続され、オフ、オンされる第2導電型の第
2、第3のMOSトランジスタ(MN1、MN2)と、
第2、第3のMOSトランジスタ(MN1、MN2)の
ソースと第2の電源間(GND)に接続された第1、第
2の定電流源(I01、I02)と、内部ノード(N1)
には、第1導電型の複数のMOSキャパシタ(MP11
〜MP14)が接続されており、内部ノード(N1)に
入力端が接続され内部ノード電位としきい値電圧Vtの
大小から出力信号の値が規定されるバッファ回路(IN
V1)と、を備える。
【0136】本発明の実施の形態において、論理回路
(L1)は、第1のゲート信号(G1)として、第1、
第2の入力信号(IN1、IN2)のうち先行する相の
信号の始まりのエッジ(先端エッジ)に基づき、その始
まりのエッジのタイミングが決定され、遅れる相の信号
の終わりのエッジ(後端エッジ)に基づき終わりのエッ
ジのタイミングが決定される信号を出力し、前記第2の
ゲート信号として、前記第1、第2の入力信号のうち遅
れる相の信号の始まりのエッジに基づき始まりのエッジ
のタイミングが決定され、遅れる相の信号の終わりのエ
ッジで終わりのエッジのタイミングが決定される信号を
出力する。
【0137】本発明の実施の形態においては、論理回路
(L1)から出力される第1、第2のゲート信号のタイ
ミングを調整することで、第2導電型の第2、第3のM
OSトランジスタ(MN1、MN2)がオーバラップし
てオンするタイミングを調整し、4相クロックの2つの
信号(周期tCK)を入力し、丁度1/2の遅延(2t
CK)の信号を出力する場合、内部ノード(N1)に付
加される容量の容量値の最大値Cmaxを可変させること
ができる。
【0138】これに対して、従来にタイミング差分割回
路では、図28(b)に示すように、クロックを4分周
した信号(周期4tCK)の90度位相が異なる第1、
第2の入力信号IN1、IN2の位相差Tとその重なり
時間Tovp(=tCK)の間に、内部ノードの電荷CV
をしきい値電圧以下まで引き抜くことが必要とされてお
り、最小値Cminと最大値Cmaxの比は1:3とされてい
る。
【0139】このように、外部クロックを多相のクロッ
クに分周し、各相の中間タイミングをとることにより、
逓倍したクロックをループ構成を用いることなく、容易
に生成することができる回路等に用いられるタイミング
差分割回路において、所望のタイミング差分割動作が可
能な動作範囲を拡大することができる。
【0140】さらに本発明の実施の形態においては、内
部ノード(N1)に付加される容量として、MOSキャ
パシタ(MP11〜MP14)を用いたこともその特徴
の一つとしている。
【0141】MOSキャパシタ(MP11〜MP14)
は、内部ノード(N1)にソースとドレインが接続され
ており、ゲートに制御信号106が入力されるMOSト
ランジスタよりなり、P型半導体の場合、ゲートに加え
る電圧(制御信号106の電圧値)VGが正電圧のと
き、半導体界面に空乏層(depletion layer)が生じ、
等価回路として、空乏層容量CDとゲート酸化膜容量C
0との合成容量の直列接続されたキャパシタが得られ
る。第1導電型の複数のMOSトランジスタ(MP11
〜MP14)は、互いに異なるゲート長、又はゲート幅
を有している。
【0142】かかる構成の本発明によれば、図9乃至図
12、図26等を参照して説明した従来の回路よりも、
集積回路化した場合のチップ面積を縮減することができ
る。
【0143】本発明のタイミング差分割回路は、入力ク
ロックを分周して多相クロックを生成出力する分周器
(図4の2)と、入力クロックの周期を検知する周期検
知回路(図4の6)と、分周器(2)から出力される多
相クロックを入力とし、前記クロックを逓倍した多相ク
ロックを生成する多相クロック逓倍回路(5)と、多相
クロックを合成するクロック合成回路(9)とを備え、
多相クロック逓倍回路(5)が、2つの入力のタイミン
グ差を分割した信号を出力するタイミング差分割回路を
複数備えるとともに、2つの前記タイミング差分割回路
の出力をそれぞれ多重化して出力する複数の多重化回路
とを備えたクロック制御装置のタイミング差分割回路に
適用して好適とされる。
【0144】該周期検知回路からの制御信号がタイミン
グ差分割回路の内部ノードに接続されるMOS容量素子
に制御信号として供給される。
【0145】2相クロック逓倍回路が、2相のクロック
(第1、第2クロック)を入力し、2つの入力のタイミ
ング差を分割した信号を出力する4個のタイミング差分
割回路(図7の108〜111)を備え、第1、第3の
タイミング差分割回路の出力、第2、第4のタイミング
差分割回路の出力を入力とする多重化回路を備える構成
とし、このタイミング差分割回路に本発明のタイミング
差分割回路が用いられる。
【0146】また多相クロック逓倍回路は、n相のクロ
ック(第1乃至第nクロック)を入力し、2つの入力の
タイミング差を分割した信号を出力する2n個のタイミ
ング差分割回路(図17の208〜215)を備え、2
I−1番目(ただし、1≦I≦n)のタイミング差分割
回路は、前記2つの入力としてI番目の同一クロックを
入力とし、2I番目(ただし、1≦I≦n)のタイミン
グ差分割回路は、I番目のクロックと、(I+1 mo
d n)番目(ただし、modは剰余演算を表し、I+
1 mod nは、I+1をmで割った余り)のクロッ
クを入力とし、J番目(ただし、1≦J≦2n)のタイ
ミング差分割回路の出力と(J+2 mod n)番目
(ただし、J+2 mod nは、J+2をnで割った
余り)のタイミング差分割回路の出力とを入力とする2
n個のパルス幅補正回路(216〜223)と、K番目
(ただし、1≦K≦n)のパルス幅補正回路の出力と
(K+n)番目のパルス幅補正回路の出力とを入力とす
るn個の多重化回路(224、227)とを備える構成
とし、このタイミング差分割回路に本発明のタイミング
差分割回路が用いてもよい。
【0147】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して以下
に説明する。
【0148】図1(a)は、本発明の一実施例のタイミ
ング差分割回路の構成を示す図である。タイミング差分
割回路(「インターポーレータ」ともいう)は、入力ク
ロック1(IN1)と入力クロック2(IN2)を入力
とする論理回路L1と、ソースが電源に接続され、ゲー
トが論理回路L1の出力G1(第1ゲート信号)に接続
され、ドレインがノードN1に接続されているPチャネ
ルMOSトランジスタMP1と、ドレインが共通ノード
N1に接続されゲートがゲートが論理回路L1の出力G
1(第1ゲート信号)とG2(第2ゲート信号)とにそ
れぞれ接続され、ソースがそれぞれ定電流源I01、I
2に接続されているNチャネルMOSトランジスタM
N1、MN2とを備え、ノードN1がインバータINV
1の入力端に接続されている。定電流源I01、I02
電流値は互いに等しくIとする。
【0149】ノードN1に、ソースが共通接続されると
ともに、ドレインが共通接続されてノードN1に接続さ
れた複数のPチャネルMOSトランジスタMP11、M
P12、MP13、MP14、MP15を備え、Pチャ
ネルMOSトランジスタMP11、MP12、MP1
3、MP14、MP15のゲートには、図4の周期検知
回路6からの制御信号7が接続されている。クロック周
期が大のときは、内部ノードN1に付加される容量値を
大とし、クロック周期が小のときは、内部ノードN1に
付加される容量値を小とする制御が行われる。
【0150】第1のゲート信号G1は、入力クロック
1、入力クロック2の2相入力のうち、先行する相の始
まりのエッジ(前縁)をきっかけに始まりのエッジのタ
イミングが決定され、遅れる相の終わりのエッジ(後
縁)で終わりのエッジのタイミングが決定する。
【0151】第2のゲート信号G2は、入力クロック
1、入力クロック2の2相入力のうち遅れる相の始まり
のエッジ(前縁)をきっかけに始まりのエッジのタイミ
ングが決定され、遅れる相の終わりのエッジ(後縁)で
終わりのエッジのタイミングが決定される。
【0152】MOSキャパシタを構成するPチャネルM
OSトランジスタMP11、MP12、MP13、MP
14、MP15のゲート長(L)又はゲート幅(W)で
規定される面積が、1:2:4:8:16からなる。こ
れにより、容量値は、1:2:4:8:16となる。P
チャネルMOSトランジスタMP11、MP12、MP
13、MP14、MP15は制御信号106の電圧によ
り、容量値が可変に設定される。
【0153】図1(b)は、図1(a)に示した本発明
の一実施例のタイミング差分割回路の動作を説明するた
めのタイミング波形を示したものであり、1期間(4
T)における、入力IN1、IN2の入力クロック1、
2、論理回路L1から生成出力される第1、第2のゲー
ト信号G1、G2と、内部ノードN1の波形を示してあ
る。入力クロック1、2は、周期4Tのクロックを、不
図示の1/4分周回路で、4分周した信号(互いに位相
がT異なる)のうち、位相差(タイミング差)がTの2
相クロックである。
【0154】第1のゲート信号G1は、その立ち上がり
エッジが、位相が進んだ入力クロック1の立ち上がりエ
ッジのタイミングで決定され、立ち下がりエッジは、遅
れる相の入力クロック2の立ち下がりエッジのタイミン
グで決定される。
【0155】第2のゲート信号G2は、その立ち上がり
エッジが、相が遅れた入力クロック2の立ち上がりエッ
ジのタイミングで決定され、立ち下がりエッジは、遅れ
る相の入力クロック2のたち下がりエッジのタイミング
で決定される。
【0156】図1(b)には、内部ノードN1の電圧波
形として、2種類波形N1e、N1fが示されている。
出力信号OUTのタイミングが、入力クロック1、2の
位相差Tを1/2に分割した値を示すには、内部ノード
N1と接続する容量の値に制限がある。
【0157】N1eは、内部ノードN1と接続する容量
の容量値が最小Cminの場合、N1fは、内部ノードN
1と接続する容量の容量値が最大Cmaxの場合の波形を示
してある。
【0158】まず、内部ノードN1に接続する容量値が
最小の場合のノードN1eの電圧波形N1について説明
する。
【0159】第1のゲート信号G1の立上がりエッジに
より第2のゲート信号G2の立ちあがるまでの位相差T
の間、第1のゲート信号G1をゲートに入力とするNチ
ャネルMOSトランジスタMN1のみ導通状態になる。
【0160】内部ノードN1の電荷がNチャネルMOS
トランジスタMN1に引き抜かれ、これにより、内部ノ
ードN1の電位がインバータINV1のしきい値Vtに
達したところで、インバータINV1からの出力が立上
がる。
【0161】インバータINV1のしきい値Vtに達し
たところまで引き抜く必要のある内部ノードN1の電荷
をCVとし、電荷がNチャネルMOSトランジスタMN
1の電荷引き抜きの電流値をそれぞれIとすると、第1
のゲート信号G1の立上がりからCVの電荷量をIの電
流で引き抜く(ノードN1の電圧が下がる)。
【0162】第1のゲート信号G1の立上がりエッジに
より第2のゲート信号G2の立ちあがりまでの位相差T
の間に、電荷CVを引き抜ききってしまうと、タイミン
グ差分割回路(インバータINV1)の出力には、位相
差Tの1/2成分が無くなる。すなわち、入力クロック
2の立ち上がりの前に、タイミング差分割回路(インバ
ータINV1)から出力信号が出力される(出力が立ち
上がる)。
【0163】このため、 CV/I > T を満たす最小の容量値Cが、位相差Tの1/2成分を満
たす最小値Cminになる。
【0164】Cmin = T・I/V
【0165】次に内部ノードN1に接続される容量値が
最大Cmaxの場合のノードN1の電圧波形N1fについ
て説明する。
【0166】第1のゲート信号G1の立上がりエッジに
より第2のゲート信号G2の立ちあがるまでの位相差T
の間、第1のゲート信号G1をゲートに入力とするNチ
ャネルMOSトランジスタMN1のみ導通状態になる。
ノードN1の電荷がNチャネルMOSトランジスタMN
1によって引き抜かれる。つぎに第2のゲート信号G2
の立ち上がりにより、ノードN1の電荷がNチャネルM
OSトランジスタMN1、MN2により、引き抜かれる
(ノードN1の電圧が下がる)。ノードN1の電位がイ
ンバータINV1のしきい値Vtに達したところで、イ
ンバータINV1から出力が立ち上がる。
【0167】インバータINV1のしきい値Vtに達し
たところまで引き抜く必要のあるノードN1の電荷をC
Vとし、NチャネルMOSトランジスタMN1、MN2
の電荷引き抜きの電流値をそれぞれIとすると、第1の
ゲート信号G1の立上がりから、CVの電荷量を、Nチ
ャネルMOSトランジスタMN1の電流値で引き抜き、
そのまま第2のゲート信号G2の立ちあがりまでの位相
差Tの間、NチャネルMOSトランジスタMN1の電流
値Iで引き抜き、そのあと、2Iの電流で引き抜く。
【0168】電流2Iで引き抜く期間は、第1のゲート
信号G1と第2のゲート信号G2のオーバーラップ期間
Tovpである。このオーバーラップ期間Tovpの間にCV
を引き抜ききれないと、タイミング差分割回路の出力に
は、位相差Tの1/2成分がなくなる。そこで (CV−T・I)/2I < Tovp を満たす最大の容量値Cが、位相差Tの1/2成分を満
たす最大値Cmaxになる。
【0169】Cmax = (2Tovp・+T)I/V
【0170】本発明の一実施例では、論理回路L1によ
って、第1のゲート信号G1と第2のゲート信号G2の
オーバーラップ期間Tovpの大きさを調整することで、
Cmaxの大きさが調整可能である。
【0171】さらに容量をPチャネルMOSトランジス
タMP11〜MP15のソースとドレインをノードN1
に共通接続することで、可変容量を、図26等に示した
MOSトランジスタスイッチ(MN11〜MN14)を
要せずに、構成することができ、チップ面積を縮小する
ことができたる。
【0172】図2、図3は、本発明の一実施例の構成を
示す図である。図2(a)、図3(a)に示すように、
入力クロックのオーバーラップ分を制御する回路を同相
入力の回路、異相入力の回路でNAND素子を用いて作
りわけている。4相クロック入力で用いている。なお、
図2、図3において、入力信号としては、タイミング差
のある信号IN1、IN2を入力している。また定電流
源I01、I02の電流値は互いに等しくIとする。
【0173】図2(a)において、論理回路L1とし
て、入力IN1、IN2から第1のゲート信号IN1A
を生成する回路としてNAND回路NAND1、第2の
ゲート信号IN2Aを生成する回路としてNAND回路
NAND2を備えている。第2のゲート信号IN2Aに
はMOSキャパシタ素子MP2が接続され、第1のゲー
ト信号IN1Aと負荷をバランスさせている。
【0174】図2(b)を参照すると、第1、第2のゲ
ート信号IN1、IN2は信号IN1の立ち上がりエッ
ジから信号IN2の立ち上がりエッジまでHighレベ
ルとされ(オーバラップ期間Tovp=3tCK)、Nチ
ャネルMOSトランジスタMN1、MN2がオンし、電
流2Iで電荷を引き抜く。この期間内に、インバータI
NV1の出力信号が立ち上がりエッジが存在するために
は、インバータINV1のしきい値電圧までに引く抜く
べき電荷をCVとすると、 CV/2I<3tCK Cmax=tCK・6I/V となる。
【0175】また図3(a)を参照すると、論理回路L
1として、異相入力である第1、第2の入力IN1、I
N2から第1のゲート信号IN1Bを生成する回路とし
てNAND回路NAND11、第2のゲート信号IN2
Bを生成する回路として、第2の入力IN2とHigh
固定値を入力とするNAND回路NAND12を備えて
いる。第2のゲート信号IN2BにはMOSキャパシタ
素子MP2が接続され、第1のゲート信号IN1Bと負
荷をバランスさせている。NAND回路NAND13
は、入力IN1とグランド電位とが入力されており、入
力1と入力2の負荷をバランスさせている。
【0176】第1のゲート信号IN1BによりNチャネ
ルMOSトランジスタMN1がオンし電流Iで内部ノー
ドN1の電荷CV(Cは内部ノードの負荷容量、Vはイ
ンバータのしきい値電圧Vt)をtCK=T内に引き抜
いてしまう場合、タイミング差分割回路の出力には、タ
イミング差Tの分割成分1/2成分存在しなくなる。こ
のため、 CV/I<tCK Cmin=tCK・I/V となる。
【0177】異相入力の場合、第1のゲート信号IN1
Bと第2のゲート信号IN2Bのオーバーラップ期間T
ovpの間に、NチャネルMOSトランジスタMN1、M
N2がオンし、電流2Iで、内部ノードN1から電荷C
Vを引き抜く場合、タイミング差分割回路の出力には、
タイミング差Tの分割成分1/2成分存在する。 (CV−tCK・I)/2I < 2tCK Cmax >(tCK・5I)/Vt となる。
【0178】このようにタイミング差分割回路が、タイ
ミング差の内分比1/2のタイミングを出すことが可能
な容量値は、最小から最大まで1:5となり、従来の
1:3よりも大幅に拡大しており、これにより、動作周
波数の範囲を拡大している。
【0179】なお上記実施例では、内部ノードの放電パ
スにNチャネルMOSトランジスタMN1、MN2を並
列配置したインターポレータを用いたが、PチャネルM
OSトランジスタを用いて、極性を逆にしてもよい。こ
の場合、内部ノードN1は、入力信号IN1、IN2を
入力とする論理回路L1から出力される第1、第2のゲ
ート信号によって放電される代わりに、充電される。
【0180】上記したタイミング差分割回路は、図4乃
至図7、図15乃至図17に示したクロック制御回路に
おける、タイミング差分割回路に用いて好適とされる。
なお、上記実施例では、4相クロックを用いたが、これ
以外にも、例えば8相、16相の信号に適用しても有効
であることは勿論である。
【0181】またゲート信号を生成する論理回路L1と
して、NAND回路等による組み合わせにより各種回路
が構成可能であるが、単純に、1ショット信号を作る回
路でオーバーラップ期間を増やすようにしてもよい。
【0182】以上本発明を上記実施例に即して説明した
が、本発明は、上記実施例の構成に限定されるものでな
く、特許請求の範囲の各請求項の発明の範囲で、当業者
がなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論で
ある。
【0183】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力信号のタイミング差を所定の内分比で分割した遅延時
間を有する出力信号を出力するタイミング差分割回路
(インターポーレータ)において、内部ノードの立ち上
がり及び立ち下がりを制御するスイッチのオン・オフ時
間を制御する回路を備えたことにより、内部ノードに付
加される容量値の範囲を広げることができ、簡単な論理
回路で動作範囲を広げることができる、という顕著な効
果を奏する。
【0184】また本発明によれば、内部ノードへの容量
の接続を制御するスイッチを取り除き、MOSキャパシ
タで容量を構成したことにより、チップ面積の増大を抑
止低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施例の構成を示す図で
あり、(b)は動作を説明するタイミング図である。
【図2】(a)は、本発明の一実施例の構成を示す図で
あり、(b)は動作を説明するタイミング図である。
【図3】(a)は、本発明の一実施例の構成を示す図で
あり、(b)は動作を説明するタイミング図である。
【図4】特願平09−157028号のクロック信号制
御装置の構成を示す図である。
【図5】特願平09−157028号のクロック信号制
御装置の構成を示す図である。
【図6】特願平09−157028号のクロック信号制
御装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図7】特願平09−157028号のクロック信号制
御装置に用いた二相クロック逓倍回路を示す回路図であ
る。
【図8】特願平09−157028号のクロック信号制
御装置に用いた二相クロック逓倍回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図9】特願平09−157028号のクロック信号制
御装置に用いたタイミング差分割回路を示す回路図であ
る。
【図10】特願平09−157028号のクロック信号
制御装置に用いたタイミング差分割回路を示す回路図で
ある。
【図11】特願平09−157028号のクロック信号
制御装置に用いたタイミング差分割回路の具体例を示す
回路図である。
【図12】特願平09−157028号のクロック信号
制御装置に用いたタイミング差分割回路の具体例を示す
回路図である。
【図13】特願平09−157028号のクロック信号
制御装置に用いた4組のタイミング差分割回路の動作を
示すタイミングチャートである。
【図14】特願平09−157028号のクロック信号
制御装置に用いた多重化回路の具体例を示す回路図であ
る。
【図15】特願平09−157028号のクロック信号
制御装置(実施例2)の構成を示す図である。
【図16】特願平09−157028号のクロック信号
制御装置(実施例2)の動作を示すタイミングチャート
である。
【図17】特願平09−157028号のクロック信号
制御装置(実施例2)に用いた4相クロック逓倍回路の
具体例を示す回路図である。
【図18】特願平09−157028号のクロック信号
制御装置(実施例2)に用いた4相クロック逓倍回路の
動作を示すタイミングチャートである。
【図19】特願平09−157028号のクロック信号
制御装置(実施例2)に用いたタイミング差分割回路の
具体例を示す回路図である。
【図20】特願平09−157028号のクロック信号
制御装置(実施例2)に用いたタイミング差分割回路の
具体例を示す回路図である。
【図21】特願平09−157028号のクロック信号
制御装置(実施例2)に示すタイミング差分割回路の動
作を示すタイミングチャートである。
【図22】特願平09−157028号のクロック信号
制御装置(実施例2)に用いたパルス幅補正回路の具体
例を示す回路図である。
【図23】特願平09−157028号のクロック信号
制御装置(実施例2)に用いた多重化回路の具体例を示
す回路図である。
【図24】従来例のクロック信号を逓倍する回路であっ
て、遅延回路列を用いた場合を示す回路図である。
【図25】従来例のクロック信号を逓倍する回路であっ
て、PLLを用いた場合を示す回路図である。
【図26】従来例のタイミング差分割回路(インターポ
ーレータ)の回路構成の一例を示す図である。
【図27】タイミング差分割回路(インターポーレータ
ー)の動作原理を説明する図である。
【図28】図26に示した従来のタイミング差分割回路
の動作を説明するタイミングチャートである。
【図29】従来のタイミング差分割回路における容量値
と内分比の関係の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 外部クロック 2 分周器 3 多相クロック 4、4a1〜4a8 タイミング差分割回路 5 多相クロック逓倍回路 6 周期検知回路 7 制御信号 8 クロック合成回路 9a 多相クロック 9b 逓倍クロック 9c クロック

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部ノードと電源間のパスをオン・オフ制
    御する互いに並列接続される2つのスイッチを少なくと
    も備え、入力される2つの信号のうち、はやく遷移する
    方の一の信号に基づき一のスイッチがオンして前記内部
    ノードに付加される容量を第1の電流で充電又は放電
    し、つづいて、前記一の信号よりも遅れて遷移する他の
    信号に基づき他のスイッチがオンし、オン状態の前記一
    のスイッチと前記他のスイッチを介して、前記内部ノー
    ドに付加される容量を、前記第1の電流と第2の電流と
    を合わせた電流値で、充電又は放電する構成とされ、前
    記内部ノード電圧がしきい値電圧を超えるか、又は下回
    った場合に出力論理値を変えるバッファ回路を備えてな
    るタイミング差分割回路において、 前記一の信号と前記他の信号とに基づき、前記一のスイ
    ッチがオンする期間と、前記他のスイッチがオンする期
    間が互いにオーバラップする期間(Tovp)を所望の値
    に設定する回路手段を備えたことを特徴とするタイミン
    グ差分割回路。
  2. 【請求項2】前記回路手段が、前記オーバラップする期
    間(Tovp)を、前記一の信号よりも遅れて遷移する前
    記他の信号の前縁よりも前方に延ばすか、もしくは前記
    前記他の信号の前縁から開始し、前記一の信号の後縁よ
    りもさらに延長された任意の値に設定する、ことを特徴
    とする請求項1記載のタイミング差分割回路。
  3. 【請求項3】前記回路手段が、前記オーバラップする期
    間(Tovp)を、前記一の信号よりも遅れて遷移する前
    記他の信号の前縁から、前記他の信号の後縁までとす
    る、ことを特徴とする請求項1記載のタイミング差分割
    回路。
  4. 【請求項4】前記容量が、複数のMOSキャパシタで構
    成され、前記複数のMOSキャパシタは制御信号によっ
    て前記内部ノードへの接続がそれぞれ制御される、こと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のタイ
    ミング差分割回路。
  5. 【請求項5】第1の入力信号と第2の入力信号とに基づ
    き、第1のゲート信号と第2のゲート信号とを生成して
    出力する論理回路と、 第1の電源と内部ノード間に接続され、前記第1のゲー
    ト信号が制御端子に入力される第1のスイッチ素子と、
    を備え、 第2のスイッチ素子と第1の定電流源よりなる第1の直
    列回路と、第3のスイッチ素子及び第2の定電流源より
    なる第2の直列回路とが、前記内部ノードと第2の電源
    間に並列に接続され、 前記第2、及び第3のスイッチ素子の制御端子には、前
    記第1、及び第2のゲート信号がそれぞれ接続され、 制御信号によって前記内部ノードへの接続がそれぞれ制
    御される複数のMOSキャパシタと、 前記内部ノードに入力端が接続され前記内部ノード電位
    としきい値電圧の大小から出力信号の値が規定されるバ
    ッファ回路と、 を備え、 前記論理回路から出力される前記第1、及び第2のゲー
    ト信号がともにアクティブ状態となり前記第2、及び第
    3のスイッチ素子が同時にオンするオーバラップ期間
    が、所望の値に設定される、ことを特徴とするタイミン
    グ差分割回路。
  6. 【請求項6】第1の入力信号と第2の入力信号とに基づ
    き、第1のゲート信号と第2のゲート信号とを生成して
    出力する論理回路と、 ソースが第1の電源に接続されドレインが内部ノードに
    接続されゲートが前記第1のゲート信号に接続されてい
    る第1導電型の第1のMOSトランジスタと、 前記内部ノードにドレインが共通接続され、前記第1、
    及び第2のゲート信号がゲートに接続されている第2導
    電型の第2、及び第3のMOSトランジスタと、 前記第2、及び第3のMOSトランジスタのソースと第
    2の電源間にそれぞれ接続されている第1、及び第2の
    定電流源と、 前記内部ノードにソースとドレインがともに接続され、
    ゲートに制御信号が接続される第1導電型の複数のMO
    Sトランジスタと、 前記内部ノードに入力端が接続され前記内部ノード電位
    としきい値電圧の大小から出力信号の値が規定されるバ
    ッファ回路と、 を備え、 前記論理回路から出力される前記第1、及び第2のゲー
    ト信号がともにアクティブ状態となり前記第2、及び第
    3のMOSトランジスタが同時にオンするオーバラップ
    期間が、所望の値に設定される、ことを特徴とするタイ
    ミング差分割回路。
  7. 【請求項7】前記論理回路が、前記第1のゲート信号と
    して、前記第1、及び第2の入力信号のうち先行する相
    の信号の始まりのエッジによって始まりのエッジのタイ
    ミングが決定され、遅れる相の信号の終わりのエッジに
    よって終わりのエッジのタイミングが決定される信号を
    出力し、 前記第2のゲート信号として、前記第1、及び第2の入
    力信号のうち遅れる相の信号の始まりのエッジによって
    始まりのエッジのタイミングが決定され、前記遅れる相
    の信号の終わりのエッジによって終わりのエッジのタイ
    ミングが決定される信号を出力する、ことを特徴とする
    請求項5又は6記載のタイミング差分割回路。
  8. 【請求項8】前記論理回路が、前記第1、第2の入力信
    号が第1の値と第2の値をとるか、ともに第2の値をと
    り、ともに第1の値以外である場合に、前記第1のゲー
    ト信号として第1の値を出力する第1のゲート回路と、 遅れる相の信号が第2の値をとるとき前記第2のゲート
    信号として第1の値を出力する第2のゲート回路を備え
    たことを特徴とする請求項5又は6記載のタイミング差
    分割回路。
  9. 【請求項9】前記論理回路が、前記第1、第2のゲート
    信号として、前記第1、及び第2の入力信号のうち先行
    する相の信号の始まりのエッジによって始まりのエッジ
    のタイミングが決定され、遅れる相の信号の終わりのエ
    ッジによって終わりのエッジのタイミングが決定される
    同相信号を出力する、ことを特徴とする請求項5又は6
    記載のタイミング差分割回路。
  10. 【請求項10】前記内部ノードに接続される複数のMO
    Sキャパシタの容量値が互いに異なることを特徴とする
    請求項4又は5記載のタイミング差分割回路。
  11. 【請求項11】前記内部ノードにソースとドレインがと
    もに接続される第1導電型の複数のMOSトランジスタ
    が、互いに異なるゲート長又はゲート幅を有している、
    ことを特徴とする請求項6記載のタイミング差分割回
    路。
  12. 【請求項12】前記第1、第2の入力信号が、入力クロ
    ック信号を分周して生成される互いに異なる相のクロッ
    クよりなり、 前記内部ノードにソースとドレインがともに接続される
    第1導電型の複数のMOSトランジスタのゲートに供給
    される制御信号が、前記クロックの周期を検知する回路
    から供給される、ことを特徴とする請求項6記載のタイ
    ミング差分割回路。
  13. 【請求項13】入力クロックを分周して多相クロックを
    生成出力する分周器と、 前記入力クロックの周期を検知する周期検知回路と、 前記分周器から出力される多相クロックを入力とし、前
    記クロックを逓倍した多相クロックを生成する多相クロ
    ック逓倍回路と、を備え、 前記多相クロック逓倍回路が、2つの入力のタイミング
    差を分割した信号を出力する、請求項1乃至11のいず
    れか一に記載のタイミング差分割回路を複数備えるとと
    もに、2つの前記タイミング差分割回路の出力をそれぞ
    れ多重化して出力する複数の多重化回路とを備えたこと
    を特徴とするクロック制御装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載のクロック制御装置にお
    いて、2相のクロックを入力し2つの入力のタイミング
    差を分割した信号を出力する4個のタイミング差分割回
    路を備え、第1、第3のタイミング差分割回路の出力
    と、第2、第4のタイミング差分割回路の出力を入力と
    する2つの多重化回路を備える2相クロック逓倍回路を
    備えたことを特徴とするクロック制御装置。
  15. 【請求項15】請求項13記載のクロック制御装置にお
    いて、前記多相クロック逓倍回路が、n相のクロック
    (第1乃至第nクロック)を入力し、 2つの入力のタイミング差を分割した信号を出力する2
    n個のタイミング差分割回路を備え、 2I−1番目(ただし、1≦I≦n)のタイミング差分
    割回路は、前記2つの入力としてI番目の同一クロック
    を入力とし、 2I番目(ただし、1≦I≦n)のタイミング差分割回
    路は、I番目のクロックと、(I+1 mod n)番
    目(ただし、modは剰余演算を表し、I+1mod
    nは、I+1をmで割った余り)のクロックを入力と
    し、 J番目(ただし、1≦J≦2n)のタイミング差分割回
    路の出力と(J+2mod n)番目(ただし、J+2
    mod nは、J+2をnで割った余り)のタイミン
    グ差分割回路の出力とを入力とする2n個のパルス幅補
    正回路と、 K番目(ただし、1≦K≦n)のパルス幅補正回路の出
    力と(K+n)番目のパルス幅補正回路の出力とを入力
    とするn個の多重化回路と、 を備えたことを特徴とするクロック制御装置。
  16. 【請求項16】入力される2つの信号のうち、はやく遷
    移する方の一の信号に基づき、内部ノードと電源間に設
    けられ並列接続される2つのスイッチの一のスイッチが
    オンして前記内部ノードの容量を第1の電流で充電又は
    放電し、 つづいて、前記一の信号よりも遅れて遷移する他の信号
    に基づき他のスイッチがオンし、オン状態の前記一のス
    イッチと前記他のスイッチを介して、前記内部ノードの
    容量を、前記第1の電流と第2の電流とを合わせた電流
    値で、充電又は放電し、前記内部ノード電圧がバッファ
    回路のしきい値電圧を超えた場合、又は下回った場合に
    前記バッファ回路の出力論理値を可変することで、入力
    される2つの信号のタイミング差を分割した遅延時間の
    信号を前記バッファ回路から出力する信号制御方法にお
    いて、 前記一の信号と前記他の信号とに基づき、前記一のスイ
    ッチがオンする期間と、前記他のスイッチがオンする期
    間が互いにオーバラップする期間(Tovp)を所望の値
    に調整可能とし、前記入力される2つの信号のタイミン
    グ差の分割値に対する前記内部ノードに付加される前記
    容量の範囲を広げる、ことを特徴とする信号制御方法。
  17. 【請求項17】前記オーバラップする期間(Tovp)
    を、前記一の信号よりも遅れて遷移する前記他の信号の
    前縁よりも前方に延ばすかもしくは前記他の信号の前縁
    から開始し、前記一の信号の後縁よりもさらに延長され
    た任意の値に設定する、ことを特徴とすることを特徴と
    する請求項16記載の信号制御方法。
  18. 【請求項18】前記オーバラップする期間(Tovp)
    を、前記一の信号よりも遅れて遷移する前記他の信号の
    前縁から、前記他の信号の後縁までとする、ことを特徴
    とする請求項16記載の信号制御方法。
  19. 【請求項19】互いに相の異なる第1及び第2の入力信
    号を入力し、これら2つの入力信号のタイミング差を分
    割した時間で規定される遅延時間の出力信号を出力する
    にあたり、 前記第1、第2の入力信号から、前記第1、第2の入力
    信号のうち先行する相の信号の始まりのエッジに基づき
    始まりのエッジのタイミングが決定される、遅れる相の
    信号の終わりのエッジに基づき終わりのエッジのタイミ
    ングが決定される第1のゲート信号と、前記第1、第2
    の入力信号のうち遅れる相の信号の始まりのエッジに基
    づき始まりのエッジのタイミングが決定され、遅れる相
    の信号の終わりのエッジに基づき終わりのエッジのタイ
    ミングが決定される第2のゲート信号を生成し、 内部ノードと電源間に接続された第1、第2のスイッチ
    素子について、まず前記第1のゲート信号に基づきオン
    するスイッチ素子で、前記内部ノードの容量を充電又は
    放電し、 つづいて前記第2のゲート信号に基づきオンされるスイ
    ッチ素子をあわせて前記内部ノードの容量を充電又は放
    電する構成とされ、 前記内部ノードが入力端に接続され、前記内部ノード電
    圧がしきい値電圧を超えるか、又は下回った場合に出力
    論理値を変えるバッファ回路から、前記第1、第2の入
    力信号のタイミング差を分割した時間を遅延時間として
    含む出力信号を出力する、 ことを特徴とする信号制御方法。
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