JP3346224B2 - クロック信号制御装置 - Google Patents

クロック信号制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック信号制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のクロック信号逓倍回路は、例え
ば、図21(ISSCC Digestof Tech
nical Papers pp.216・217,F
eb.1996、USP5,422,835、USP
5,530,837)に示されるように、4逓倍の場合
には、4組の遅延回路301、302、303、304
と、器310とから構成されていた。また、第1〜第4
の遅延回路301、302、303、304は、それぞ
れ第1〜第4の切替器305〜308によって出力端子
が選択されるものであり、4組の遅延回路301〜30
4は直列に接続されていた。
【0003】そして、外部から入力される第1のクロッ
ク311と4組の遅延回路列301〜304を通過した
第5のクロック315とが位相比較器309で比較さ
れ、その比較結果に基いてUP信号316またはDOW
N信号317が計数器310に転送され、計数器310
から切替器305〜308に制御信号318が出力さ
れ、第1のクロック311と第5のクロック315との
位相が等しくなるように調整されていた。
【0004】ここで、4組の遅延回路301〜304の
遅延時間は等しく調整されるため、その遅延時間も等し
くなり、第1のクロック311、第2のクロック31
2、第3のクロック313、第4のクロック314のタ
イミング差は等しく、そのタイミング差は、クロック周
期の1/4になる。したがって、第1のクロック31
1、第2のクロック312、第3のクロック313、第
4のクロック314を合成することにより、4逓倍のク
ロックを得る。
【0005】またクロック信号を逓倍する回路として
は、フェーズロックループ(PLL)が用いられてい
る。図22に示すように、フェーズロックループでは、
電圧制御発信器322からの出力が分周器323を用い
て分周され、その分周信号と外部クロック324とが位
相比較器319で比較され、その比較結果がUP信号3
25またはDOWN信号326としてチャージポンプ3
20及びループフィルタ321を介して電圧制御発信器
322に入力され、その信号によって電圧制御発信器3
22が制御され、電圧制御発信器322の出力を分周し
たクロックが、外部クロック324と等しい周波数にな
るように調節される。これにより、電圧制御発信器32
2は、分周数の逆倍数の逓倍クロック327を出力する
ようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図21
に示す回路では、直列接続した遅延回路列を通過した信
号と外部クロックとを数十回以上比較し、その比較毎に
徐々に遅延差、位相差を補正する構成であり、また図2
2に示す回路では、電圧制御発信器の出力を分周したク
ロックが外部クロックと等しい周波数になるように数十
回以上調整して徐々に遅延差、位相差を補正する構成で
あるため、逓倍されたクロックを得るまでに数十クロッ
ク以上待つ必要があり、高速性に欠けるという問題があ
った。
【0007】また、図21及び図22に示す回路は、基
本的にクロック制御にしか使用できず、遅延度を可変す
る遅延回路として使用することは、不可能であった。
【0008】本発明の目的は、高速性を実現し、かつ可
変遅延回路としても利用可能なクロック信号制御装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るクロック信号制御装置は、外部クロッ
クを入力して分周し互いに位相の異なる複数相(n相)
のクロックを生成出力する分周器と、前記外部クロック
を入力し前記外部クロックの周期を検知する周期検知回
路と、前記分周器から出力される互いに位相の異なる複
数相(n相)のクロックを入力とし、前記クロックを逓
倍してなる互いに位相の異なる複数相(n相)のクロッ
クを生成出力する多相クロック逓倍回路と、前記多相ク
ロック逓倍回路から出力された複数相(n相)のクロッ
クを入力し一相の信号に合成し逓倍クロックを出力する
クロック合成回路と、を備える
【0010】前記多相クロック逓倍回路は、前記多相ク
ロック逓倍回路に入力される前記n相のクロックのう
ち、相隣る位相の二つのクロックをそれぞれ入力し、前
記二つのクロックのうち一つのクロックを内部遅延時間
分遅延させて出力するn個の第1群のタイミング差分割
器と、前記n相のクロックのうち相隣る位相の二つのク
ロックをそれぞれ入力し、前記二つのクロックのパルス
エッジのタイミング差を分割した時間と内部遅延時間で
規定される遅延を有する出力信号を出力するn個の第2
群のタイミング差分割器と、を備えるとともに、前記第
1群のタイミング差分割器の一のタイミング差分割器か
らの出力と、該一のタイミング差分割器に対応する前記
第2群のタイミング差分割器の中の一のタイミング差分
割器の出力とを入力とし多重化して出力する多重化回路
をn個備えて構成されている。
【0011】前記第1群のタイミング差分割器の各タイ
ミング差分割器は、電源と第1の内部ノード間に接続さ
れ、オン状態のとき電源から前記第1の内部ノードの容
量を充電するパスを形成するスイッチ素子と、前記入力
される二つのクロックの一方のクロックを少なくとも入
力とし、出力端が、前記第1の内部ノードの容量を充電
を制御する前記スイッチ素子の制御端子に接続され前記
スイッチ素子のオン及びオフを制御する論理回路と、前
記第1の内部ノードが入力端に接続され、前記第1の内
部ノード電圧としきい値電圧との大小関係が変化した場
合にその出力論理値を変えるインバータ回路と、前記第
1の内部ノードとグランド間に接続され、前記入力され
る二つのクロックのうちの他方のクロックが共通に制御
端子に入力され、前記他方のクロックが第1の論理値か
ら第2の論理値に遷移することで共通にオンし、前記第
1の内部ノードの容量の電荷を前記グランドに放電する
パスを形成する複数のスイッチ素子と、を備え、前記第
1の内部ノードとグランド間に接続され、前記周期検地
回路から出力される制御信号が制御端子に入力されてオ
ン及びオフされるスイッチ素子と、容量素子からなる直
列回路を複数個並列に備え、前記第2群のタイミング差
分割器の各タイミング差分割器は、電源と第2の内部ノ
ード間に接続され、オン状態のとき電源から前記第2の
内部ノードの容量を充電するパスを形成するスイッチ素
子と、前記入力される二つのクロックの一方のクロック
を少なくとも入力とし、出力端が、前記第2の内部ノー
ドの容量を充電を制御する前記スイッチ素子の制御端子
に接続され前記スイッチ素子のオン及びオフを制御する
論理回路と、前記第2の内部ノードが入力端に接続さ
れ、前記第2の内部ノード電圧としきい値電圧との大小
関係が変化した場合にその出力論理値を変えるインバー
タ回路と前記第2の内部ノードとグランド間に接続さ
れ、前記入力される二つのクロックが制御端子にそれぞ
れ入力され、前記二つのクロックが前記第1の論理値か
ら前記第2の論理値に遷移することでオンし、前記第2
の内部ノードの容量の電荷を前記グランドに放電するパ
スをそれぞれ形成する複数のスイッチ素子と、を備え、
前記第2の内部ノードとグランド間に接続され、前記周
期検地回路から出力される制御信号が制御端子に入力さ
れてオン及びオフされるスイッチ素子と、容量素子から
なる直列回路を複数個並列に備 えている。
【0012】本発明においては、前記多相クロック逓倍
回路は、二つの入力端から入力されたクロックのパルス
エッジのタイミング差を分割した時間と内部遅延時間で
規定される遅延時間の出力信号を出力する2n個のタイ
ミング差分割器を備え、このうち、2I−1番目(ただ
し、1≦I≦n)のタイミング差分割器は、前記二つの
入力端に、前記複数相(n相)のクロックのI番目の同
一クロックを入力とし、2I番目(ただし、1≦I≦
n)のタイミング差分割器は、前記二つの入力端に、I
番目のクロックとI+1番目のクロック(ただし、I=
nの場合、n+1番目のクロックは1番目のクロックと
なる)を入力とし、J番目(ただし、1≦J≦2n)の
タイミング差分割器の出力と、J+2番目のタイミング
差分割器の出力(ただし、Jが2n−1のときJ+2番
目は1番目に戻り、Jが2nのときJ+2番目は2番目
となる)とを、第1、第2の入力端からそれぞれ入力す
る2n個のパルス幅補正回路と、K番目(ただし、1≦
K≦n)のパルス幅補正回路の出力と、(K+n)番目
のパルス幅補正回路の出力とを、第1、第2の入力端か
らそれぞれ入力するn個の多重化回路と、を備えてい
る。
【0013】本発明において、前記タイミング差分割器
は、前記二つの入力端から入力される二つのクロックを
入力とし、前記二つのクロックがともに、第1の論理値
のときに、出力端が接続されるノード(「内部ノード」
という)の容量を充電し、前記二つのクロックの一方又
は双方が、第1の論理値から第2の論理値となると、前
記内部ノードの電荷をグランドに放電する論理回路と、
前記内部ノードを入力端に入力とし、出力端からの信号
を前記タイミング差分割器の出力信号として出力するイ
ンバータ回路と、前記周期検知回路から供給される前記
制御信号が制御端子に入力されてオン及びオフされるス
イッチ素子と、容量素子からなる直列回路を、前記内部
ノードとグランド間に複数個並列に備え、前記制御信号
によってオンされた前記スイッチ素子に接続される前記
容量素子が前記内部ノードに付加される。
【0014】本発明においては、前記パルス幅補正回路
が、前記第2の入力端に入力端が接続されるインバータ
回路と、前記インバータ回路の出力端と前記第1の入力
端からの信号を入力とし、これらの信号の否定論理積演
算結果を出力する否定論理積回路と、を備える。
【0015】本発明においては、前記多重化回路が、二
つの入力の否定論理積演算結果を出力する否定論理積回
路よりなる。
【0016】本発明においては、前記多相クロック逓倍
回路を複数段直列に接続し、前記分周器の出力が初段の
前記多相クロック逓倍回路に入力され、後段の前記多相
クロック逓倍回路は前段の前記多相クロック逓倍回路の
出力を倍周し、最終段の前記多相クロック逓倍回路の出
力が、前記クロック合成回路に入力される構成としても
よい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。
【0018】(実施形態)図1は、本発明の一実施形態
を示す構成図である。
【0019】図において、本発明の実施形態は、外部ク
ロックを逓倍するものであって、外部クロック1を多相
のクロック3に分周し、分周された多相クロック3の異
なる位相パルスエッジの入力タイミング差を分割する、
或いは、その分割した相の異なるクロック9cを多重化
し、外部クロック1の相を倍増するものである。
【0020】また本発明の実施形態に係る装置は、分周
器2と、多相クロック逓倍回路5と、クロック合成回路
8とを有している。
【0021】分周器2は、外部クロック1を多相のクロ
ック3に分周するようになっている。また多相クロック
逓倍回路5は、多相クロック3のうち異なる位相クロッ
クの異なる相のパルスをn分割するタイミング差分割器
4aと、同じ相のパルスをn分割するタイミング差分割
器4aと、n分割された異なる相のパルス9cを多重化
する多重化回路4bとを有し、多相のクロック9aを出
力するようになっている。またクロック合成回路8は、
多重化回路4bから出力される多相クロック9aを合成
して単相のクロック9bを生成するようになっている。
ここに、タイミング差分割器4aは並列接続されてい
る。
【0022】図1において、外部クロック1を多相のク
ロック3に分周し、分周された多相クロック3の異なる
位相パルスエッジの入力タイミング差をタイミング差分
割回路4aにより分割し、分割した相の異なるクロック
9cを多重化して外部クロック1を逓倍する。これによ
り、多相クロックの相が倍増される。
【0023】次に、本発明の実施形態に係るクロック信
号制御装置の具体例を図を用いて説明する。
【0024】(実施例1)図2は、本発明の実施形態に
係るクロック信号制御装置の具体例例を実施例1として
示す構成図である。
【0025】図2に示す使用例は、外部クロック1を2
分周し、これを2倍周した2相のクロックを出力するよ
うにしたものである。図2において、分周器2は、外部
クロック1を2分周して、2相のクロックD1,D
2(3)を生成するようになっている。
【0026】また2相クロック逓倍回路(多相クロック
逓倍回路)5(51〜5n)は、複数直列接続した構成と
なっている。複数の二相クロック逓倍回路51〜5nは、
分周された多相クロック3の異なる位相パルスエッジの
入力タイミング差を分割し、初段の二相クロック逓倍回
路51は分周器2からの2相クロックD1、D2を倍周し
た二相のクロック信号D11、D12を生成し、同様に二
相クロック逓倍回路52、53…5n-1も前段のクロック
D21、D22を次々に倍周し、最終段の二相クロック逓
倍回路5nより外部クロック1を2n逓倍した二相のク
ロックDn1、Dn 2を得るようになっている。
【0027】クロック合成回路8は、最終段の二相クロ
ック逓倍回路5nから出力される2n逓倍の二相クロッ
クDn1、Dn2を合成し、逓倍したクロック9bを出力す
るようになっている。
【0028】また周期検知回路6は、外部クロック1を
入力として、各二相クロック逓倍回路51〜5nに含まれ
るタイミング差分割器のクロック周期依存を補正して負
荷を調整するための制御信号7を各二相クロック逓倍回
路51〜5nに出力するようになっている。実施例1の周
期検知回路6は、固定された段数のリングオシレータと
カウンタから構成され、外部クロック1の周期中のリン
グオシレータ発信回数をカウンタでカウントし、そのカ
ウント数に応じて制御信号7を出力するようになってい
る。
【0029】二相クロック逓倍回路51〜5nは、周期検
知回路6からの制御信号7により、特性のばらつきが解
消される。
【0030】図2に示す実施例1の回路では、図3に示
すように、外部クロック1を1/2分周器2で分周し、
二相のクロックD1、D2を生成し、このクロックD1
2を初段の二相クロック逓倍回路51で倍周し二相のク
ロックD11、D12を生成する。同様の過程を二相クロ
ック逓倍回路52〜5nにて繰り返し、最終段の二相クロ
ック逓倍回路5nより最終的に2n逓倍した二相クロッ
クDn1、Dn2を得る。このクロックDn1、Dn2をクロッ
ク合成回路8で合成し、逓倍クロック9bを得る。
【0031】図3に示す例の場合、n=4に設定したも
のであり、クロック9cは、外部クロック1と同一の周
期をもち、外部クロック1を逓倍した信号として得られ
るように設定されているが、n=4の場合に限定される
ものではなく、nは所望の整数に設定すればよい。
【0032】次に、図2に示す二相クロック逓倍回路5
の内部構成を図4を用いて説明する。図2に示す複数組
の二相クロック逓倍回路51〜5nは同一構成のものであ
り、最終段の二相クロック逓倍回路5nを例にとって説
明する。また二相クロック逓倍器5nの構成は、n=4
に設定した場合のものである。
【0033】二相クロック逓倍回路5nは、4組の並列
接続したタイミング差分割器4a1〜4a4と、2組の多
重化回路4b1、4b2とを有している。4組のタイミン
グ差分割器4a1〜4a4は、二相のクロックD(n-1)1
(n-1)2が2つの入力端に入力するようになっており、
かつ制御信号7及び相補関係のタイミング差分割器4a
1〜4a4からの4相のクロック(9c)P1,P2
3,P4が帰還入力されるようになっている。
【0034】また、2組の多重化回路4b1、4b2は、
4組のタイミング差分割器4a1〜4a4からの二相のク
ロックP1、P3とP2、P4を入力として多重化し、二相
のクロックDn1、Dn2を生成するようになっている。
【0035】次に図4に示す回路の動作を図5を用いて
説明する。二相クロック逓倍回路5nには、前段からの
2相クロックD(n−1)1とD(n−1)2および周期
検知回路6からの制御信号7が入力し、倍周した二相ク
ロックDn1とDn2を出力する。二相クロック逓倍回路
nでは、2相クロックD(n−1)1とD(n−1)2
と制御信号7は、4組のタイミング差分割器4a1〜4
4のすべてに入力し、クロックP1〜P4が4組のタイ
ミング差分割器4a1〜4a4から出力し、かつクロック
1〜P4が対応する各タイミング差分割器4a1〜4a4
に帰還入力する。
【0036】図5で示すように、クロックP1の立上が
りは、クロックD(n−1)1の立上がりからの内部遅
延分の遅れで決定される。クロックP2の立上がりは、
クロックD(n−1)1の立上がりとクロックD(n−
1)2の立上がりのタイミングのタイミング分割と内部
遅延分の遅れで決定される。クロックP3の立上がり
は、クロックD(n−1)2の立上がりからの内部遅延
分の遅れで決定される。クロックP4の立上がりは、ク
ロックD(n−1)2の立上がりとクロックD(n−
1)1の立上がりのタイミングのタイミング分割と内部
遅延分の遅れにより決定される。
【0037】また、クロックP2は、タイミング差分割
器4a1に入力しクロックP1の立下がりを制御し、クロ
ックP3は、タイミング分割器4a2に入力しクロックP
2の立ち下がりを制御し、クロックP4は、タイミング分
割器4a3に入力しクロックP3の立ち下がりを制御し、
クロックP1は、タイミング分割器4a4に入力しクロッ
クP4の立ち下がりを制御する。
【0038】したがって、クロックP1、P2、P3、P4
は、その周期がクロックD(n−1)1とD(n−1)2
と等しく、ほぼデューティー25%の4相の信号とな
る。
【0039】さらにクロックP1とP3は、多重化回路4
1に入力して多重化され、クロック信号Dn1として出
力される。クロックP2とP4は、多重化回路4b2に入
力して多重化され、クロック信号Dn2として出力され
る。クロックDn1とDn2は、その周期がクロックD
(n−1)1とD(n−1)2の1/2、ほぼデューティ
ー50%の2相クロックになる。
【0040】次に図4に用いたタイミング差分割器4a
1〜4a4の具体例を図6〜図9を用いて説明する。図6
〜図9において、MP11、MP21、MP31、MP
41はPチャネルMOS型FET(以下、PMOSとい
う)、MN11、MN12、MN13、MN14、MN
15、MN16、MN17、MN18、MN19、MN
21、MN22、MN23、MN24、MN25、MN
26、MN27、MN28、MN29、MN31、MN
32、MN33、MN34、MN35、MN36、MN
37、MN38、MN39、MN41、MN42、MN
43、MN44、MN45、MN46、MN47、MN
48、MN49はNチャネルMOS型FET(以下、N
MOSという)、CAP11、CAP12、CAP1
3、CAP21、CAP22、CAP23、CAP3
1、CAP32、CAP33、CAP41、CAP4
2、CAP43は容量素子である。
【0041】図6〜図9に示すタイミング差分割器4a
1〜4a4は、等しい素子構成からなり、1つの2入力N
AND10、1つのインバータ11、1つのPMOS、
3組の2つ直列に接続したNMOS、3組のNMOSと
容量素子から構成されている。3つのNANDは、全て
等しいゲート幅からなり、3組のNMOSのゲート幅と
容量素子の容量は、、1:2:4のサイズ比となってい
る。
【0042】接続は、一部分を除き等しいので、ここで
はまず、図6、図7共通の接続の説明をする。PMOS
MP11、21のソースは、電源VCCに接続し、3
組の2つ直列に接続したNMOS MN11〜16、2
1〜26のソース及び3つ容量素子CAP11〜13、
21〜23のそれぞれ一方の電極は、GNDに接続す
る。PMOS MP11、21のドレイン、3組の2つ
直列に接続したNMOSMN11〜16、21〜26の
ドレイン、および、容量素子CAP11〜13、CAP
21〜23に接続したNMOS MN17〜19,27
〜29の容量素子CAP11〜13、21〜23と反対
側の電極は、すべて同じ共通ノード(図6では、N1
2。図7では、N22)に接続する。このノードは、イ
ンバータ11に接続する。3組の2つ直列に接続したN
MOS MN17〜19,27〜29のGNDに近い側
の3つのNMOS MN17〜19,27〜29のゲー
トおよび、PMOS MP11,21のゲートは、2入
力NAND10の出力側に接続する。容量素子に接続し
たNMOS MN17〜19,MN27〜29のゲート
には、制御信号7が入力し、共通ノードの負荷を制御信
号7で可変にする。本実施例では、NMOS MN17
〜19,MN27〜29と容量素子CAP11〜13,
21〜23とは、1:2:4のサイズ比となっているこ
とより、8段階に調整できる。3組の2つ直列に接続し
たNMOSのGNDに遠い側の3つのNMOSのゲート
の接続のみが、図6、図7で異なる接続となっている。
図6では、NMOS MN11のゲートは、GNDに接
続し、MN12,13のゲートには、クロックD(n−
1)1が入力するようになっている。図7では、MN2
1のゲートには、クロック信号D(n−1)1が入力
し、MN22,23のゲートには、信号D(n−1)2
が入力するようになっている。
【0043】次に、タイミング差分割器4a1〜4a4
内部動作を図10を用いて説明する。図6と図8に示す
タイミング差分割器4a1、4a3は、入出力信号以外
は、同じ回路構成であり、図7と図9に示すタイミング
差分割器4a2、4a4は、入出力信号以外は、同じ回路
構成であるため、図6、図7に示すタイミング差分割器
4a1、4a2について説明する。
【0044】図6に示すタイミング差分割器4a1の内
部動作については、図10のt1からt3期間で1周期
になっているため、その1周期の期間の内部ノード波形
を図示してある。まず、クロックP1の立上がりタイミ
ングについて説明する。クロックD(n−1)1の立上
がりエッジによりノードN12のチャージがNMOSM
N12、MN13に引き抜かれ、それにより、ノードN
12の電位がインバータ11のしきい値に達したところ
で、インバータ11からのクロックP1のエッジが立上
がる。インバータ11のしきい値に達したところまで引
き抜く必要のあるノードN12の電荷をCVとし、NM
OS MN12、MN13のチャージ引き抜きの電流値
をそれぞれIとすると、クロックD(n−1)1からC
Vの電荷量を2Iの電流で引き抜いた結果、すなわち CV/2I がクロックD(n−1)1の立上がりエッジからクロッ
クP1の立上がりまでのタイミングを表す。
【0045】クロックP1の立下がりタイミングは、2
入力NAND10の出力がLowになることで、PMO
S MP11が導通し、ノードN12がHighに充電
されることによる。2入力NAND10には、クロック
D(n−1)2とクロックP2が入力し、クロックD(n
−1)2とクロックP2が両者Highの時のみ出力は、
Lowになる。実際、クロックP2がHighの期間
は、クロックD(n−1)2がHighの期間内に収ま
るので、出力されるクロックは、クロックP2を反転さ
せたパターンになるが、パワーのon時にクロックP2
の初期値が確定しない時に使うことになるので、クロッ
クD(n−1)2との間に論理を取っている。
【0046】図7に示すタイミング差分割器4a2の内
部動作についても、図10のt1からt3期間で1周期
になっているので、その1周期の期間内部ノード波形を
図示してある。まず、クロックP2の立上がりタイミン
グについて説明する。クロックD(n−1)1の立上が
りエッジから時間tCKnの期間ノードN22のチャー
ジがNMOS MN21に引き抜かれ、時間tCKn
後、クロックD(n−1)2の立上がりエッジからノー
ドN22の残りのチャージがNMOS MN22、23
に引き抜かれ、それにより、ノードN22の電位がイン
バータ11のしきい値に達したところでクロックP2
エッジが立上がる。ノードN22の電荷をCVとし、N
MOS MN21、MN22、MN23のチャージ引き
抜きの電流値をそれぞれIとすると、クロックD(n−
1)1からCVの電流をtCKnの期間Iの電流でひき
ぬき、残りの期間を2Iで引き抜いた結果、すなわち tCKn+(CV−tCKn・I)/2I=CV+tC
Kn/2 がクロックD(n−1)1の立上がりエッジからクロッ
クP2の立上がりまでのタイミングを表す。従って、ク
ロックP1の立上がりとのタイミング差をみると、丁度
tCKn/2となる。
【0047】クロックP2の立下がりタイミングは、2
入力NAND10の出力がLowになることで、PMO
S MP21が導通し、ノードN22がHighに充電
されることによる。2入力NAND10には、クロック
D(n−1)2とクロックP3が入力し、クロックD(n
−1)2とクロックP3が両者Highの時のみ出力は、
Lowになる。
【0048】次にクロックP3、P4について説明する。
クロックP1とP3の立上がりタイミング差は、クロック
D(n−1)1の立上がりエッジとクロックD(n−
1)2の立上がりエッジのタイミング差がtCKnであ
ることより、tCKnとなる。従って、クロックP2
3との立上がりタイミング差も、1/2tCKnにな
る。同様にクロックP3とP4、P4とP1の立上がりタイ
ミング差も、1/2tCKnになる。従って、前述した
ようにクロックP1、P2、P3、P4は、25%の4相の
信号となる。クロックP1とP3、P2とP4がそれぞれ図
11に示したNOR12とインバータ13からなる多重
化回路4b1,4b2で多重化され、デューティー50%
の2相クロック信号になる。
【0049】クロックP1の立上がりに対し、クロック
2の立上がりが1/2tCKnになるためには、ノー
ドN22の電荷をtCKnの期間NMOS MN21で
引き抜いてもインバータ11のしきい値に達しない条
件、すなわち CV−tCKn・I>0 を満たす必要がある。ところが、tCKnは、外部クロ
ック1の周期で設計時にあらかじめ決まっておらず、I
もまたデバイス特性によりばらつく。そこで、CV値を
外部クロック1の周期およびデバイス特性に応じて変更
することで対応している。
【0050】既に説明したように容量素子と接続したN
MOSのゲート(図6では、MN17〜19)には、制
御信号7が入力し、共通ノード(図6では、N12)の
負荷を制御信号7で可変に出来る。本実施例では、NM
OSと容量素子ともに、1:2:4のサイズ比となって
いることより、8段階に調整できる。また、同じくすで
に説明したように、制御信号7は、周期検知回路6にお
いて、外部クロック1の周期中のリングオシレータ発信
回数をカウンターでカウントし、カウント数に応じた値
である。この回路構成では、外部クロック1の周期とデ
バイスの特性を代表するリングオシレータの周期の相対
的な関係がコード化されるので、外部クロック1の周期
に対する動作範囲の増大のみならず、デバイスの特性ば
らつきが解消される。
【0051】また、本実施例では、二相クロック逓倍回
路51〜5nを直列に接続しており、それぞれの入力クロ
ックD1、D〜D(n−1)1、D(n−1)2の周波数
は、倍ずつ変化するため、CV値が最適になるように容
量値を二相クロック逓倍回路51〜5n間で調整してい
る。
【0052】以上説明したように、本実施例では、外部
クロック1を2分周し、2相クロックを生成することに
より、PLL、DLLなどのフィードバック回路を使う
ことなく、逓倍クロックを作ることが可能になった。
【0053】(実施例2)図12は、本発明の実施例2
を示す回路図である。本実施例は、1/4分周器2、4
相クロック逓倍回路5、クロック合成回路3と、周期検
知回路6からなり、複数の4相クロック逓倍回路5(5
1〜5an)を直列に接続した構成になっている。
【0054】次に動作を図13を用いて示す。この回路
では、外部クロック信号1を1/4分周器2で分周し、
4相のクロックQ1、Q2、Q3、Q4を生成し、このクロ
ックQ1、Q2、Q3、Q4を4相クロック逓倍回路5a1
で倍周した4相クロックQ11、Q12、Q13、Q14を生成
する。同様の過程を4相クロック逓倍回路5a2〜5an
まで繰り返し、2n逓倍した4相のクロックQ1、Q2
3、Q4を得る。このクロックQ1、Q2、Q3、Q4をク
ロック合成回路8で合成し、逓倍クロック9bを得る。
【0055】ここで、周期検知回路6は、固定された段
数のリングオシレータとカウンターから構成され、外部
クロック1の周期中のリングオシレータ発信回数をカウ
ンターでカウントし、カウント数に応じて、制御信号7
を出力し、4相クロック逓倍回路5中の負荷を調整する
ようになっている。この回路6により、回路の外部クロ
ック周期の動作範囲、デバイスの特性ばらつきが解消さ
れる。
【0056】次に図14を用いて、4相クロック逓倍回
路5の内部の構成について説明する。4相クロック逓倍
回路5a1〜5anは、同じ構成になっており、ここで
は、4相のクロックを逓倍出力する回路について説明す
る。4相クロック逓倍回路5は、8組のタイミング差分
割器4a1〜4a8、8組のパルス幅補正回路4c1〜4
8と、4組の多重化回路4b1〜4b4とから構成され
ている。8組のタイミング差分割器4a1〜4a8、8組
のパルス幅補正回路4c1〜4c8と、4組の多重化回路
4b1〜4b4との内部回路については、後述する。
【0057】ここでは、4相クロック逓倍回路5nの内
部の接続および動作について、図14、図15を用いて
説明する。4相クロック逓倍回路5nには、前段からの
4相のクロックQ(n−1)1〜Q(n−1)4および周
期検知回路6からの制御信号7が入力し、倍周された4
相のクロックQn1〜Qn4を出力する。4相クロック逓
倍回路5nにおいては、制御信号7は、8組のタイミン
グ差分割器4a1〜4a8に入力し、クロックQ(n−
1)1〜D(n−1)4 は、タイミング分割器4a1,4
3,4a5,4a7にそれぞれ1信号ずつ入力し、タイ
ミング分割器4a2,4a4,4a6,4a8には、それぞ
れ2信号ずつ入力する。そして、8組のクロックT21
〜T28が8組のタイミング差分割器4a1〜4a8から
出力する。
【0058】図15で示すように、クロックT21の立
上がりは、クロックQ(n−1)1の立上がりからの内
部遅延分の遅れで決定される。クロックT22の立上が
りは、クロックQ(n−1)1の立上がりとクロックQ
(n−1)2の立上がりのタイミングのタイミング分割
と内部遅延分の遅れで決定される。クロックT23の立
上がりは、クロックQ(n−1)2の立上がりからの内
部遅延分の遅れで決定される。クロックT24の立上が
りは、クロックQ(n−1)2の立上がりとクロックQ
(n−1)3の立上がりのタイミングのタイミング分割
と内部遅延分の遅れで決定される。クロックT25の立
上がりは、クロックQ(n−1)3の立上がりからの内
部遅延分の遅れで決定される。クロックT26の立上が
りは、クロックQ(n−1)3の立上がりとクロックQ
(n−1)4の立上がりのタイミングのタイミング分割
と内部遅延分の遅れで決定される。クロックT27の立
ち上がりは、クロックQ(n−1)4の立ち上がりから
の内部遅延分決定される。クロックT28の立上がり
は、クロックQ(n−1)4の立上がりとクロックQ
(n−1)1の立上がりのタイミングのタイミング分割
と内部遅延分の遅れで決定される。クロックT21とT
3は、パルス幅補正回路216に入力し、パルス幅補
正回路4a1では、クロックT21で決定される立下がり
エッジ、クロックT23で決定される立上がりエッジを
有するLパルスP21を出力する。同様の手順でLパル
スP22〜P28が生成される。従って、クロックP21
〜P28は、位相が45度ずつずれたデューティー25
%の8相のLパルス群になる。
【0059】この後、クロックP21と位相が180度
ずれたクロックP25は、多重化回路4b1で多重化反転
され、デューティー25%のクロックQn1として出力
される。同様の手順でクロックQn2〜Qn4が生成され
る。従って、クロックQn1〜Qn4は、位相が90度ず
つずれたデューティー50%の4相のHパルス群にな
る。クロックQn1〜Qn4の周期は、クロックQ(n−
1)1〜Q(n−1)4の丁度1/2になる。すなわちク
ロックQ(n−1)1〜Q(n−1)4からクロックQn
1〜Qn4を生成する過程で丁度2倍に倍周されたことに
なる。
【0060】次に図16,図17を用いて、タイミング
差分割器4a1〜4a8の内部回路について説明する。タ
イミング差分割器4a1〜4a8は、全く等しい回路構成
を有するので、ここでは、タイミング差分割器4a1
4a2についてのみ説明する。図16は、タイミング差
分割器4a1、図17は、タイミング差分割器4a2の内
部回路図である。
【0061】図16と図17は、入出力信号以外は、全
く同じ回路構成であり、1つの2入力NOR、1つのイ
ンバータ、3組のNMOSと容量素子から構成されてい
る。3組のNMOSと容量素子は、NMOSと容量素子
ともに、1:2:4のサイズ比となっている。ここで、
MN51〜52,61〜63はNチャネル型MOSFE
T、14は2入力NOR、15はインバータ、CAP5
1〜53,61〜63は容量素子である。
【0062】3つ容量素子CAP51〜53,61〜6
3のそれぞれ一方の電極は、GNDに接続する。2入力
NOR14の出力側、および容量素子と接続したNMO
SMN51〜52,61〜63の容量素子と接続しない
側の電極は、全て同じ共通ノード(図15では、N5
1、図15では、N61)に接続する。このノードは、
インバータ15の入力側に接続する。容量素子と接続し
たNMOSの MN51〜52,61〜63のゲートに
は、制御信号7が入力し、共通ノードの負荷を制御信号
7で可変に出来る。本実施例でも、NMOSのゲート幅
と容量素子の容量とは、1:2:4のサイズ比となって
いることより、8段階に調整出来る。
【0063】2入力NOR14への入力信号のみが、図
16、図17で異なる。図16では、2入力NOR14
に同じ2つのクロックQ(n−1)1が入力し、図17
では、2入力NOR14に異なるクロックQ(n−1)
1とクロックQ(n−1)2が入力する。図16では、ク
ロックQ(n−1)1と制御信号7とが入力し、クロッ
クT21が出力する。図17では、クロックQ(n−
1)1、Q(n−1)2と制御信号7が入力し、クロック
T22が出力する。
【0064】次に、タイミング差分割器4a1とタイミ
ング差分割器4a2の内部動作を図18を用いて説明す
る。
【0065】図16のタイミング差分割器4a1の内部
動作については、図18のtc21からtc24の期間
で動作部分が完了するので、その1期間の内部ノード波
形を図示してある。まず、出力されるクロックT21
立上がりタイミングについて説明する。クロックQ(n
−1)1の立上がりエッジによりノードN51のチャー
ジがNOR14に引き抜かれそれにより、ノードN51
の電位がインバータ15のしきい値に達したところで、
インバータ15からクロックT21のエッジが立上が
る。インバータ15のしきい値に達したところまで引き
抜く必要のあるノードN51の電荷をCVとし、NMO
Sそれぞれのチャージ引き抜きの電流値をそれぞれIと
すると、クロックQ(n−1)1の立上がりからCVの
電荷量を2Iの電流でひきぬいた結果、すなわち CV/2I がクロックQ(n−1)1の立上がりエッジからクロッ
クT21の立上がりまでのタイミングを表す。クロック
T21の立上がりタイミングは、クロックQ(n−1)1
がLowになり、2入力NOR14の出力側ノードN5
1がHighに充電されることによる。
【0066】図17のタイミング差分割器4a2の内部
動作についても、図18のta21からta24の期間
で動作部分がほぼ完了するので、その動作期間の内部ノ
ード波形を図示してある。まず、出力されるクロックT
2の立上がりタイミングについて説明する。クロック
Q(n−1)1の立上がりエッジから時間tCKnの期
間ノードN61のチャージがNMOSに引き抜かれ、時
間tCKn後、クロックQ(n−1)2の立上がりエッ
ジからノードN61の残りのチャージがNMOSに引き
抜かれ、それにより、ノードN61の電位がインバータ
15のしきい値に達したところでクロックT22のエッ
ジが立上がる。ノードN61の電荷をCVとし、NMO
Sそれぞれのチャージ引き抜きの電流値をそれぞれIと
すると、クロックQ(n−1)1からCVの電荷量をt
CKnの期間Iの電流でひきぬき、残りの期間を2Iで
引き抜いた結果すなわち tCKn+(CV−tCKn・I)/2I=CV+tC
Kn/2 がクロックQ(n−1)1の立上がりエッジからクロッ
クT22の立上がりまでのタイミングを表す。従って、
クロックT21の立上がりとのタイミング差をみると、
丁度tCKn/2となる。
【0067】クロックT22の立上がりタイミングは、
クロックQ(n−1)1とQ(n−1)2の両方がLo
wになり、2入力NOR14の出力側ノードN61がH
ighに充電されることによる。
【0068】クロックT23〜T28についても同様に説
明され、クロックT21〜T28の立上がりタイミング差
は、それぞれ1/2tCKnになる。
【0069】パルス幅補正回路4c1〜4c8は図19に
示すように、インバータ16と2入力NAND17から
なり、前述のように、位相が45度ずつずれたデューテ
ィー25%の8相のLパルス(分割信号)群P21〜P
8を生成する。
【0070】多重化回路4b1〜4b4は図20に示すよ
うに、2入力NAND18からなり、前述のように、位
相が90度ずつずれたデューティー50%の4相のHパ
ルス(クロック)群Qn1〜Qn4を生成する。クロック
Qn1〜Qn4の周期は、クロックQ(n−1)1〜Q
(n−1)4の丁度1/2になる。
【0071】以上のように本実施例においても、共通ノ
ード(図15では、N61)の負荷を可変にする必要な
条件は、実施例1と等しいので、動作目的の等しい容
量、NMOSを組み合わせている。従って、本実施例に
おいても、外部クロック信号1の周期に対する動作範囲
の増大のみならず、デバイスの特性ばらつきが解消され
る。
【0072】以上説明したように、本実施例では、外部
クロック1を4分周し、4相のクロックをあらかじめ作
ることにより、PLL、DLLなどのフィードバック回
路を使うことなく、逓倍クロックを作ることが可能にな
った。また本実施例では、4分周することで、NAN
D、NOR、インバータなどのCMOS基本素子を用
い、完全にスタティックな単純な回路で逓倍回路を構成
することができるという利点を有する。
【0073】なお、以上の実施例1、2では、二相のク
ロックから二相の逓倍クロック、4相のクロックから4
相の逓倍クロックを生成する場合について説明したが、
タイミング差分割器をツリー状に並列接続することによ
り、クロックの相数を2相,4相,8相と指数関数的に
増やし、より高い周波数成分を発生することが可能であ
る。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
部クロックを多相のクロックに分周し、各相の中間タイ
ミングをとることにより、逓倍したクロックをループ構
成を用いることなく、容易に生成することができる。
【0075】したがって、逓倍クロックを得る期間を短
縮することでき、また、必要なクロック数があらかじめ
予測できるため、逓倍されたクロックを使用するまでの
待ち時間を大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るクロック信号制御装置
を示す回路構成図である。
【図2】本発明の実施例1を示す回路構成図である。
【図3】本発明の実施例1の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図4】本発明の実施例1に用いた二相クロック逓倍回
路を示す回路図である。
【図5】本発明の実施例1に用いた二相クロック逓倍回
路の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】本発明の実施例1に用いたタイミング差分割器
を示す回路図である。
【図7】本発明の実施例1に用いたタイミング差分割器
を示す回路図である。
【図8】本発明の実施例1に用いたタイミング差分割器
の具体例を示す回路図である。
【図9】本発明の実施例1に用いたタイミング差分割器
の具体例を示す回路図である。
【図10】本発明の実施例1に用いた4組のタイミング
差分割器の動作を示すタイミングチャートである。
【図11】本発明の実施例1に用いた多重化回路の具体
例を示す回路図である。
【図12】本発明の実施例2を示す回路構成図である。
【図13】本発明の実施例2の動作を示すタイミングチ
ャートである。
【図14】本発明の実施例2に用いた4相クロック逓倍
回路の具体例を示す回路図である。
【図15】本発明の実施例2に用いた4相クロック逓倍
回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図16】本発明の実施例2に用いたタイミング差分割
器の具体例を示す回路図である。
【図17】本発明の実施例2に用いたタイミング差分割
器の具体例を示す回路図である。
【図18】本発明の実施例2に示すタイミング差分割器
の動作を示すタイミングチャートである。
【図19】本発明の実施例2に用いたパルス幅補正回路
の具体例を示す回路図である。
【図20】本発明の実施例2に用いた多重化回路の具体
例を示す回路図である。
【図21】従来例のクロック信号を逓倍する回路であっ
て、遅延回路列を用いた場合を示す回路図である。
【図22】従来例のクロック信号を逓倍する回路であっ
て、PLLを用いた場合を示す回路図である。
【符号の説明】
1 外部クロック 2 分周器 3 多相クロック 4、4a1〜4a8 タイミング差分割回路 5 多相クロック逓倍回路 6 周期検知回路 7 制御信号 8 クロック合成回路 9a 多相クロック 9b 逓倍クロック 9c クロック

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部クロックを入力して分周し互いに位相
    の異なる複数相(n相)のクロックを生成出力する分周
    器と、前記外部クロックを入力し前記外部クロックの周
    期を検知する周期検知回路と、前記分周器から出力され
    る互いに位相の異なる複数相(n相)のクロックを入力
    とし、前記クロックを逓倍してなる互いに位相の異なる
    複数相(n相)のクロックを生成出力する多相クロック
    逓倍回路と、前記多相クロック逓倍回路から出力された
    複数相(n相)のクロックを入力し一相の信号に合成し
    て逓倍クロックを出力するクロック合成回路と、を備え
    てなるクロック信号制御装置であって、 前記多相クロック逓倍回路は、前記多相クロック逓倍回
    路に入力される前記n相のクロックのうち、相隣る位相
    の二つのクロックをそれぞれ入力し、前記二つのクロッ
    クのうち一つのクロックを内部遅延時間分遅延させて出
    力するn個の第1群のタイミング差分割器と、 前記n相のクロックのうち相隣る位相の二つのクロック
    をそれぞれ入力し、前記二つのクロックのパルスエッジ
    のタイミング差を分割した時間と内部遅延時間で規定さ
    れる遅延を有する出力信号を出力するn個の第2群のタ
    イミング差分割器と、を備えるとともに、 前記第1群のタイミング差分割器の一のタイミング差分
    割器からの出力と、該一のタイミング差分割器に対応す
    る前記第2群のタイミング差分割器の中の一のタイミン
    グ差分割器の出力とを入力とし多重化して出力する多重
    化回路をn個備えて構成されており、 前記第1群のタイミング差分割器の各タイミング差分割
    器は、 電源と第1の内部ノード間に接続され、オン状態のとき
    電源から前記第1の内部ノードの容量を充電するパスを
    形成するスイッチ素子と、 前記入力される二つのクロックの一方のクロックを少な
    くとも入力とし、出力端が、前記第1の内部ノードの容
    量を充電を制御する前記スイッチ素子の制御端子に接続
    され前記スイッチ素子のオン及びオフを制御する論理回
    路と、 前記第1の内部ノードが入力端に接続され、前記第1の
    内部ノード電圧としき い値電圧との大小関係が変化した
    場合にその出力論理値を変えるインバータ回路と、 前記第1の内部ノードとグランド間に接続され、前記入
    力される二つのクロックのうちの他方のクロックが共通
    に制御端子に入力され、前記他方のクロックが第1の論
    理値から第2の論理値に遷移することで共通にオンし、
    前記第1の内部ノードの容量の電荷を前記グランドに放
    電するパスを形成する複数のスイッチ素子と、を備え、 前記第1の内部ノードとグランド間に接続され、前記周
    期検地回路から出力される制御信号が制御端子に入力さ
    れてオン及びオフされるスイッチ素子と、容量素子から
    なる直列回路を複数個並列に備え、 前記第2群のタイミング差分割器の各タイミング差分割
    器は、 電源と第2の内部ノード間に接続され、オン状態のとき
    電源から前記第2の内部ノードの容量を充電するパスを
    形成するスイッチ素子と、 前記入力される二つのクロックの一方のクロックを少な
    くとも入力とし、出力端が、前記第2の内部ノードの容
    量を充電を制御する前記スイッチ素子の制御端子に接続
    され前記スイッチ素子のオン及びオフを制御する論理回
    路と、 前記第2の内部ノードが入力端に接続され、前記第2の
    内部ノード電圧としきい値電圧との大小関係が変化した
    場合にその出力論理値を変えるインバータ回路と前記第2の内部ノードとグランド間に接続され、前記入
    力される二つのクロックが制御端子にそれぞれ入力さ
    れ、前記二つのクロックが前記第1の論理値から前記第
    2の論理値に遷移することでオンし、前記第2の内部ノ
    ードの容量の電荷を前記グランドに放電するパスをそれ
    ぞれ形成する複数のスイッチ素子と、を備え、 前記第2の内部ノードとグランド間に接続され、前記周
    期検地回路から出力される制御信号が制御端子に入力さ
    れてオン及びオフされるスイッチ素子と、容量素子から
    なる直列回路を複数個並列に備えている、ことを特徴と
    するクロック信号制御装置。
  2. 【請求項2】前記多相クロック逓倍回路が、2相のクロ
    ックを入力して逓倍出力する2相クロック逓倍回路より
    なり、前記第1群のタイミング差分割器として、第1、
    第3のタイミング差分割器を備え、前記第2群のタイミ
    ング差分割器として、第2、第4のタイミング差分割器
    を備え、 前記多重化回路として、論理和回路よりなる第1、第2
    の多重化回路を備え、 前記第1、及び第3のタイミング
    差分割器の出力が第1の多重化回路に入力され、 前記第2、及び第4のタイミング差分割器の出力が第2
    の多重化回路に入力され、 前記第1のタイミング差分割器は、 前記入力される二つのクロックのうち位相が遅れた方の
    第2のクロックと、前記第2のタイミング差分割器の出
    力と、を入力し、これらの信号がともに前記第2の論理
    値のときに前記第1の論理値を出力する第1の論理回路
    と、 前記電源と第1の内部ノード間に接続され、前記第1の
    論理回路の出力がゲート端子に入力され、前記第1の論
    理回路の出力が前記第1の論理値のときにオンする第1
    導電型のMOSトランジスタと、 前記第1の内部ノードに入力端が接続され、出力端から
    前記第1のタイミング差分割器の出力が取り出される第
    1のインバータ回路と、 前記第1の内部ノードとグランド間に接続され、前記入
    力される二つのクロックのうち位相が進んだ方の第1の
    クロックと前記第1の論理回路の出力とがゲート端子に
    それぞれ入力された、第2導電型の二つのMOSトラン
    ジスタよりなる直列回路を、複数並列に備え、 前記第1の内部ノードと前記グランド間に接続され、前
    記制御信号がゲート端子に入力され、オン及びオフされ
    る第2導電型のMOSトランジスタと、容量素子からな
    る直列回路を、複数個並列に備えて構成されており、 前記第2のタイミング差分割器は、 前記入力される二つのクロックのうち位相が遅れた方の
    前記第2のクロックと、前記第3のタイミング差分割器
    の出力と、を入力し、これらの信号がともに前記第2の
    論理値のときに前記第1の論理値を出力する第2の論理
    回路と、 前記電源と第2の内部ノード間に接続され、前記第2の
    論理回路の出力がゲート端子に入力され、前記第2の論
    理回路の出力が前記第1の論理値のときにオンする第1
    導電型のMOSトランジスタと、 前記第2の内部ノードに入力端が接続され、出力端から
    前記第2のタイミング差分割器の出力が取り出される第
    2のインバータ回路と、 前記第2の内部ノードとグランド間に接続され、前記第
    1のクロックと前記第2の論理回路の出力とがゲート端
    子にそれぞれ入力された、第2導電型の二つのMOSト
    ランジスタよりなる直列回路を少なくも一つ備えるとと
    もに、 前記第2の内部ノードとグランド間に接続され、前記第
    2のクロックと前記第2の論理回路の出力とがゲート端
    子にそれぞれ入力された、第2導電型の二つのMOSト
    ランジスタよりなる直列回路を複数備え、 前記第3のタイミング差分割器は、 前記入力される二つのクロックのうち位相が進んだ方の
    前記第1のクロックと、前記第4のタイミング差分割器
    の出力と、を入力し、これらの信号がともに前記第2の
    論理値のときに前記第1の論理値を出力する第3の論理
    回路と、 前記電源と第3の内部ノード間に接続され、前記第3の
    論理回路の出力がゲート端子に入力され、前記第3の論
    理回路の出力が前記第1の論理値のときにオンする第1
    導電型のMOSトランジスタと、 前記第3の内部ノードに入力端が接続され、出力端から
    前記第3のタイミング差分割器の出力が取り出される第
    3のインバータ回路と、 前記第3の内部ノードとグランド間に接続され、前記入
    力される二つのクロックのうち位相が遅れた方の前記第
    2のクロックと、前記第3の論理回路の出力とがゲート
    端子にそれぞれ入力された、第2導電型の二つのMOS
    トランジスタよりなる直列回路を、複数並列に備え、 前記第3の内部ノードと前記グランド間に接続され、前
    記制御信号がゲート端子に入力されオン、及びオフ制御
    される第2導電型のMOSトランジスタと、容量素子か
    らなる直列回路を、複数個並列に備えて構成されてお
    り、 前記第4のタイミング差分割器は、 前記入力される二つのクロックのうち位相が進んだ方の
    前記第1のクロックと 、前記第1のタイミング差分割器
    の出力と、を入力し、これらの信号がともに前記第2の
    論理値のときに前記第1の論理値を出力する第4の論理
    回路と、 前記電源と第4の内部ノード間に接続され、前記第4の
    論理回路の出力がゲート端子に入力され、前記第4の論
    理回路の出力が第1の論理値のときにオンする第1導電
    型のMOSトランジスタと、 前記第4の内部ノードに入力端が接続され、出力端から
    前記第4のタイミング差分割器の出力が取り出される第
    4のインバータ回路と、 前記第4の内部ノードとグランド間に接続され、前記第
    2のクロックと前記第4の論理回路の出力とがゲート端
    子にそれぞれ入力された、第2導電型の二つのMOSト
    ランジスタよりなる直列回路を少なくも一つ備えるとと
    もに、 前記第4の内部ノードとグランド間に接続され、前記第
    1のクロックと、前記第4の論理回路の出力とがゲート
    端子にそれぞれ入力された、第2導電型の二つのMOS
    トランジスタよりなる直列回路を複数備え、 前記第4の内部ノードと前記グランド間に接続され、前
    記制御信号がゲート端子に入力されてオン及びオフされ
    る第2導電型のMOSトランジスタと、容量素子からな
    る直列回路を、複数個並列に備えて構成されている、こ
    とを特徴とする請求項1記載のクロック信号制御装置。
  3. 【請求項3】外部クロックを入力して分周し互いに位相
    の異なる複数相(n相)のクロックを生成出力する分周
    器と、前記外部クロックを入力し前記外部クロックの周
    期を検知する周期検知回路と、前記分周器から出力され
    る互いに位相の異なる複数相(n相)のクロックを入力
    とし、前記クロックを逓倍してなる互いに位相の異なる
    複数相(n相)のクロックを生成出力する多相クロック
    逓倍回路と、前記多相クロック逓倍回路から出力された
    複数相(n相)のクロックを入力し一相の信号に合成し
    て逓倍クロックを出力するクロック合成回路と、を備え
    てなるクロック信号制御装置であって、 前記多相クロック逓倍回路は、 二つの入力端から入力されたクロックのパルスエッジの
    タイミング差を分割した時間と内部遅延時間で規定され
    る遅延時間の出力信号を出力する2n個のタイ ミング差
    分割器を備え、 このうち、2I−1番目(ただし、1≦I≦n)のタイ
    ミング差分割器は、前記二つの入力端に、前記複数相
    (n相)のクロックのI番目の同一クロックを入力と
    し、 2I番目(ただし、1≦I≦n)のタイミング差分割器
    は、前記二つの入力端に、I番目のクロックとI+1番
    目のクロック(ただし、I=nの場合、n+1番目のク
    ロックは1番目のクロックとなる)を入力とし、 J番目(ただし、1≦J≦2n)のタイミング差分割器
    の出力と、J+2番目のタイミング差分割器の出力(た
    だし、Jが2n−1のときJ+2番目は1番目に戻り、
    Jが2nのときJ+2番目は2番目となる)とを、第
    1、第2の入力端からそれぞれ入力する2n個のパルス
    幅補正回路と、 K番目(ただし、1≦K≦n)のパルス幅補正回路の出
    力と、(K+n)番目のパルス幅補正回路の出力とを、
    第1、第2の入力端からそれぞれ入力するn個の多重化
    回路と、 を備え、 前記タイミング差分割器が前記二つの入力端から入力される二つのクロックを入力
    とし、前記二つのクロックがともに、第1の論理値のと
    きに、出力端が接続されるノード(「内部ノード」とい
    う)の容量を充電し、前記二つのクロックの一方又は双
    方が、第1の論理値から第2の論理値となると、前記内
    部ノードの電荷をグランドに放電する論理回路と、 前記内部ノードを入力端に入力とし、出力端からの信号
    を前記タイミング差分割器の出力信号として出力するイ
    ンバータ回路と、 前記周期検知回路から供給される前記制御信号が制御端
    子に入力されてオン及びオフされるスイッチ素子と、容
    量素子からなる直列回路を、前記内部ノードとグランド
    間に複数個並列に備え、前記制御信号によってオンされ
    た前記スイッチ素子に接続される前記容量素子が前記内
    部ノードに付加される、ことを特徴とするクロック信号
    制御装置。
  4. 【請求項4】前記論理回路が、否定論理和回路よりな
    る、ことを特徴とする請求項3記載のクロック信号制御
    装置。
  5. 【請求項5】前記パルス幅補正回路が、前記第2の入力
    端に入力端が接続されるインバータ回路と、前記インバ
    ータ回路の出力端と前記第1の入力端からの信号を入力
    とし、これらの信号の否定論理積演算結果を出力する否
    定論理積回路と、を備えたことを特徴とする請求項3記
    載のクロック信号制御装置。
  6. 【請求項6】前記多重化回路が、前記第1、第2の入力
    端から入力される信号の否定論理積演算結果を出力する
    否定論理積回路よりなる、ことを特徴とする請求項3記
    載のクロック信号制御装置。
  7. 【請求項7】前記内部ノードとグランド間に接続される
    前記直列回路を構成する前記スイッチ素子が、前記制御
    信号がゲート端子に入力されてオン及びオフされるMO
    Sトランジスタよりなり、複数の前記直列回路を構成す
    る複数の前記容量素子の容量値が互いに異なり、複数の
    前記容量素子にそれぞれ接続される複数の前記MOSト
    ランジスタのゲート幅が、前記容量素子の容量値に対応
    して、互いに異なる、構成とされている、ことを特徴と
    する請求項3記載のクロック信号制御装置。
  8. 【請求項8】前記多相クロック逓倍回路を複数段直列に
    接続し、前記分周器の出力が初段の前記多相クロック逓
    倍回路に入力され、後段の前記多相クロック逓倍回路は
    前段の前記多相クロック逓倍回路の出力を倍周し最終段の前記多相クロック逓倍回路の出力が、前記クロ
    ック合成回路に入力される、ことを特徴とする請求項
    1、2、3のいずれか一に記載のクロック信号制御装
    置。
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