JP2001327658A - 遊技機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前ｎ回と同一の演出内容が、重複して実施さ
れることを抑えることができ、様々な演出内容を遊技者
に見せることが可能となり、遊技内容が単調となること
を回避することができる遊技機を提供する。 【解決手段】 前記制御装置(20)は、複数の演出内容を
記憶するための演出内容記憶手段(151)と、前記演出内
容記憶手段(151)における複数の演出内容のうちから今
回実施の演出内容を選択するための演出選択抽選手段(1
52)と、前ｎ回実施の演出内容を記憶するための演出履
歴記憶手段(153)とを備え、前記演出選択抽選手段(152)
は、前記演出履歴記憶手段(153)からの前ｎ回実施の演
出内容を、今回実施の演出内容の選択から制限すること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、演出内容の選択
に際し、前ｎ回行った演出内容を制限可能な遊技機に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の遊技機としては、入賞フ
ラグが成立した際、或いは入賞フラグ成立中に当該入賞
図柄が所定の有効入賞ライン上に揃うことにより入賞が
確定した際等に、所定の演出が行われていた。そして、
一つの演出が、何度も繰り返されると、遊技内容が単調
となってくるため、かかる演出内容には、複数種類のも
のが用意され、抽選により、いずれの演出内容を選択す
るかが決定されていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の遊技機では、複数の演出内容から抽選で選択している
ため、前ｎ回の抽選により選択された演出内容が、次の
抽選によっても、選択される場合があり、かかる場合に
は、同一の演出内容が繰り返されることとなって、遊技
が単調になってしまうといった問題点があった。

【０００４】そこで、各請求項にそれぞれ記載された各
発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、次の点に
ある。 （請求項１）すなわち、請求項１記載の発明は、上記し
た従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、前ｎ回と同一の演出内容
が、重複して実施されることを抑えることができ、様々
な演出内容を遊技者に見せることが可能となり、遊技内
容が単調となることを回避することができる遊技機を提
供しようとするものである。

【０００５】（請求項２）請求項２記載の発明は、上記
した請求項１記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項２記載の発明は、前ｎ回と同一
の演出内容が、重複して実施されることが無く、毎回、
異なる演出内容を遊技者に見せることが可能となり、遊
技内容が単調となることを回避することができる遊技機
を提供しようとするものである。

【０００６】（請求項３）請求項３記載の発明は、上記
した請求項２記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項３記載の発明は、請求項２記載
の発明を具体的に特定したものであって、テーブル選択
手段により選択された演出選択テーブルを使用すること
により、前ｎ回実施の演出内容が、今回実施の演出内容
の抽選によって、選択されることがなく、毎回、異なる
演出内容を遊技者に見せることが可能となり、遊技内容
が単調となることを回避することができる遊技機を提供
しようとするものである。

【０００７】（請求項４）請求項４記載の発明は、上記
した請求項１に記載の発明の目的に加え、次の点を目的
とする。すなわち、請求項４記載の発明は、所定回数の
順列範囲内において、重複して、同一の演出内容が、実
施されることがなく、同じ演出内容が短い周期で実施さ
れることを回避することができる遊技機を提供しようと
するものである。

【０００８】（請求項５）請求項５記載の発明は、上記
した請求項４記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項５記載の発明は、同一の演出内
容が連続して繰り返されることの防止と、演出内容の出
現の予測防止とのバランスを適度なものに調整すること
が可能な遊技機を提供しようとするものである。

【０００９】（請求項６）請求項６記載の発明は、上記
した請求項４又は請求項５に記載の発明の目的に加え、
次の点を目的とする。すなわち、請求項６記載の発明
は、同一の演出内容が、前回順列の最後からｎ回と、今
回順列の最初との間で、重複して実施されることを防止
することができ、異なる演出内容を遊技者に見せること
が可能となり、遊技内容が単調となることを回避するこ
とができる遊技機を提供しようとするものである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】（特徴点）各請求項にそ
れぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成する
ためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示
した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。

【００１１】なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形
態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限
定するものではない。また、図面番号も、発明の実施の
形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を
限定するものでない。 （請求項１）請求項１記載の発明は、次の点を特徴とす
る。

【００１２】すなわち、本発明に係る遊技機(10)は、周
囲に複数の図柄(61)を表示した回転リール(40)と、前記
回転リール(40)の回転を制御すると共に、一定確率で入
賞図柄(61)の抽選を行うための制御装置(20)とを備えて
いる。そして、前記制御装置(20)は、複数の演出内容を
記憶するための演出内容記憶手段(151)と、前記演出内
容記憶手段(151)における複数の演出内容のうちから今
回実施の演出内容を選択するための演出選択抽選手段(1
52)と、前ｎ回実施の演出内容を記憶するための演出履
歴記憶手段(153)とを備えている。

【００１３】そして、前記演出選択抽選手段(152)は、
前記演出履歴記憶手段(153)からの前ｎ回実施の演出内
容を、今回実施の演出内容の選択から制限することを特
徴とする。なお、ここで、「前記演出履歴記憶手段(15
3)からの前ｎ回実施の演出内容を、今回実施の演出内容
の選択から制限する」とは、具体的には、例えば、前ｎ
回実施の演出内容が、今回実施の演出内容の選択範囲か
ら完全に除かれて、今回実施の演出内容に選択される可
能性が全く無いものを含むものである。さらに、前ｎ回
実施の演出内容が、今回実施の演出内容の選択範囲から
完全には除かれていないが、他の演出内容と比較して、
今回実施の演出内容に選択される可能性が低く抑えられ
てあるもの等を含むものである。

【００１４】また、ここで、ｎは、１以上の整数であっ
て、全演出内容の合計数よりも小さな数であれば良いも
のである。そして、このｎは、抽選により決定するよう
にしても良く、また、予め所定の数値に設定しても良い
ものである。また、ここで、「演出」とは、具体的に
は、例えば、入賞抽選手段(110)の抽選により、入賞フ
ラグが成立した場合や、当該入賞フラグ成立中に当該入
賞図柄が有効入賞ライン上に揃うことによって、入賞が
確定した場合等に、ランプやスピーカや液晶画面等から
なる表示装置(66)を用いて、ランプの点灯又は点滅や、
液晶画面の表示や、スピーカからの音声又は電子音の発
生等によって、或いは、回転リール(40)の停止図柄、い
わゆるリーチ目等によって、遊技者に向かって、入賞フ
ラグ成立の報知や、入賞フラグ成立の可能性があること
の報知や、入賞確定の報知等を行うことを含むものであ
る。

【００１５】また、「複数の演出内容」とは、表示装置
(66)におけるランプ又はスピーカや、液晶装置や、回転
リール(40)の停止図柄であるリーチ目等の演出手段や装
置の違いによるものを含むものである。さらに、これに
加えて、同一の演出手段の中であっても、ランプの点滅
間隔の違い等の表示形態を異なるもの設定することによ
る複数の演出内容を含むものである。

【００１６】また、ここで、「回転リール(40)」とある
のは、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転
するようなものに限定されるものではなく、液晶画面に
表示されるようなものも含まれるものである。具体的に
は、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液
晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示
した回転リールが回転するような画像を当該液晶装置に
よって遊技者に向かって表示するものも含まれる。さら
に、この「回転リール(40)」の数は、複数であれば良い
ものであって、特定の個数に限定されるものではなく、
二個、三個、四個或いはそれ以上の個数であっても良い
ものである。また、ここで、「遊技機(10)」とは、具体
的には、例えば、スロットマシンであるが、上述した回
転リール(40)を有するパチンコ機や、その他の遊技機を
含むものである。

【００１７】（作用）本発明によれば、演出選択抽選手
段(152)は、演出履歴記憶手段(153)からの前ｎ回実施の
演出内容を、今回実施の演出内容の選択から制限してい
る。このため、前ｎ回実施の演出内容が、今回実施の演
出内容として選択されることが、全く無いか、或いは、
その可能性が他の演出内容と比較して低い。これによ
り、前ｎ回実施と同一の演出内容が、重複して実施され
ることを抑えることができ、様々な演出内容を遊技者に
見せることが可能となり、遊技内容が単調となることを
回避することができる。また、遊技者も、演出内容が変
更することにより、飽きずに遊技をすることができる。

【００１８】（請求項２）請求項２記載の発明は、上記
した請求項１記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記演出選択抽選手段(152)は、前
記演出内容記憶手段(151)における複数の演出内容のう
ち、前記演出履歴記憶手段(153)による前ｎ回実施の演
出内容を除いた残りの演出内容の中から、今回実施の演
出内容を抽選により選択することを特徴とする。

【００１９】（作用）本発明によれば、前ｎ回実施の演
出内容を除いた残りの演出内容の中から、今回実施の演
出内容を抽選により選択している。このため、前ｎ回実
施の演出内容が、今回実施の演出内容に抽選により選択
されることがなく、前ｎ回と同一の演出内容が、重複し
て実施されることが無い。これにより、同一の演出内容
が、連続して実施されることが無く、毎回、異なる演出
内容を遊技者に見せることが可能となり、遊技内容が単
調となることを回避することができる。また、遊技者
も、同じ演出内容が繰り返されることが無いことによ
り、飽きずに遊技をすることができる。

【００２０】（請求項３）請求項３記載の発明は、上記
した請求項２記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記演出選択抽選手段(152)は、複
数の演出内容のうちからｎ個の演出内容を除いた残りの
演出内容の抽選確率データからなると共に、全ての演出
内容から、それぞれｎ個ずつ除かれた全ての組合せから
なる複数の演出選択テーブル(163)と、前記演出履歴記
憶手段(153)により前ｎ回実施の演出内容を除いた演出
選択テーブル(163)を選択するためのテーブル選択手段
(165)とを備えている。

【００２１】そして、前記演出選択抽選手段(152)は、
前記テーブル選択手段(165)により選択された前記演出
選択テーブル(163)を使用することにより、前ｎ回実施
した演出内容を除いた残りの演出内容の中から、今回実
施の演出内容を抽選により選択していることを特徴とす
る。なお、ここで、「抽選確率データ」とは、抽選確率
に一定の操作を施した数値であって、当該抽選確率デー
タに一定の操作を施すことにより抽選確率となるようの
ものを意味するものである。具体的には、例えば、乱数
発生領域の最大値に抽選確率を乗算したもの等が含まれ
るものである。

【００２２】また、ここで、「全ての演出内容から、そ
れぞれｎ個ずつ除かれた全ての組合せからなる複数の演
出選択テーブル(163)」とは、具体的には、例えば、ｎ
＝２に設定し、全ての演出内容がＡ、Ｂ、Ｃ及びＤの４
個からなるような場合、演出選択テーブル(163)は、演
出内容Ａ、Ｂからなるもの、演出内容Ａ、Ｃからなるも
の、演出内容Ａ、Ｄからなるもの、演出内容Ｂ、Ｃから
なるもの、演出内容Ｂ、Ｄからなるもの、演出内容Ｃ、
Ｄからなるものの合計６個となるものである。これによ
り、例えば、前回の演出内容がＢで、前々回の演出内容
がＣであるときには、テーブル選択手段(165)が、前回
及び前々回の演出内容Ｂ、Ｃを除いた演出内容Ａ、Ｄか
らなる演出選択テーブル(163)を、選択し、この演出内
容Ａ、Ｄの中から今回実施の演出内容を抽選により選択
するものである。これにより、今回抽選により選択され
る演出内容は、Ａ又はＤのいずれかとなり、前回及び前
々回の前２回に実施された演出内容Ｂ及びＣと、重複し
ないように演出を行うことができるものである。

【００２３】（作用）本発明によれば、演出選択抽選手
段(152)は、全ての演出内容が、それぞれｎ個ずつ除か
れた演出選択テーブル(163)を備えている。そして、テ
ーブル選択手段(165)が、前ｎ回実施の演出内容を除い
た演出選択テーブル(163)を選択し、演出選択抽選手段
(152)は、テーブル選択手段(165)により選択された演出
選択テーブル(163)を使用している。このため、前ｎ回
実施した演出内容を除いた残りの演出内容の中から、今
回実施の演出内容を抽選により選択することになる。こ
れにより、今回実施の演出内容の抽選は、前ｎ回実施の
演出内容以外のものから抽選により選択されることとな
り、前ｎ回実施の演出内容が、今回実施の演出内容の抽
選によって、選択されることがなく、毎回、異なる演出
内容を遊技者に見せることができて、遊技内容が単調と
なることを回避することができる。また、遊技者も、同
じ演出内容が繰り返されることが無いことにより、飽き
ずに遊技をすることができる。

【００２４】（請求項４）請求項４記載の発明は、上記
した請求項１記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記制御装置(20)は、前記演出内容
記憶手段(151)における複数の演出内容の所定回数の実
施予定の順列を記憶するための演出順列記憶手段(154)
を備えている。

【００２５】そして、前記演出選択抽選手段(152)は、
所定の契機に、前記演出順列記憶手段(154)における複
数の演出内容の実施予定の順列を、抽選により、並べ替
え可能に設定されている。そして、前記制御装置(20)
は、前記演出順列記憶手段(154)における複数の演出内
容の実施予定の順列に基づいて、前記演出内容記憶手段
(151)の複数の演出内容を、順に実施することを特徴と
する。

【００２６】なお、ここで、「複数の演出内容の所定回
数の実施予定の順列」とは、複数の演出内容を、演出の
実施予定の順番に沿って、互いに重複しないように一列
に並べた配列を意味するものであって、どのような順番
で、演出を切り替えて実施するかを意味するものであ
る。具体的には、例えば、入賞フラグ成立を報知するた
めの演出内容として、種類が異なるものが、演出内容
Ａ、Ｂ、Ｃ及びＤの４種類設定されているような場合
に、入賞フラグが成立する度に、実施する演出内容を、
演出内容Ｂ→演出内容Ｄ→演出内容Ｃ→演出内容Ａと切
り替えるようなときの順列を（Ｂ、Ｄ、Ｃ、Ａ）と順に
記載した配列を含むものである。

【００２７】（作用）本発明によれば、演出順列記憶手
段(154)における複数の演出内容の所定回数における実
施予定の順列に基づいて、演出内容記憶手段(151)の複
数の演出内容を、順に実施している。このため、演出順
列記憶手段(154)の複数の演出内容の所定回数における
実施予定の順列内で、演出内容を実施している間は、同
一演出内容が重複して繰り返し行われることが無い。こ
れにより、所定回数の順列範囲内では、重複して、同一
の演出内容が、実施されることがなく、同じ演出が短い
周期で実施されることを回避することができ、遊技内容
が単調となることを回避することができる。また、遊技
者も、同じ演出内容が繰り返されることが無いことによ
り、飽きずに遊技をすることができ、ゲーム感覚で演出
を楽しむことができる。

【００２８】（請求項５）請求項５記載の発明は、上記
した請求項４記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記演出選択抽選手段(152)は、前
記演出順列記憶手段(154)における実施予定の演出内容
の順列に基づいて、当該順列の途中まで実施した後、残
りの順列の演出内容を実施することなく、前記演出順列
記憶手段(154)における複数の演出内容の実施予定の全
ての順列を、抽選により、新たに並べ替えて、次の実施
予定の順列としていることを特徴とする。

【００２９】本発明は、具体的には、例えば、入賞フラ
グ成立を報知するための演出内容として、種類が異なる
ものが、演出内容Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ及びＦの６種類設
定されているような場合に、演出選択抽選手段(152)の
抽選により実施予定の順番となる順列が、（Ｂ、Ｄ、
Ｆ、Ａ、Ｃ、Ｅ）と設定されている。かかる場合に、入
賞フラグが成立する度に、実施する演出内容を、演出内
容Ｂ→演出内容Ｄ→演出内容Ｆ→演出内容Ａと、切り替
え、当該順列の途中の演出内容Ａが終了した際、残りの
演出内容Ｃ及び演出内容Ｅを実施することなく、演出選
択抽選手段(152)の抽選により、次の演出内容の実施予
定の順列を、新たに並べ替えて、次の実施予定の順列と
するようなものを含むものである。

【００３０】（作用）本発明によれば、演出選択抽選手
段(152)は、演出順列記憶手段(154)における実施予定の
演出内容の順列に基づいて、当該順列の途中まで実施し
た後、残りの順列の演出内容を実施することなく、並べ
替えて、次の実施予定の順列を作成している。このた
め、順列の最後まで実施するような場合に、順列の最後
付近では、実施予定の演出内容がある程度予想されるよ
うな状態を回避することができ、演出内容の出現性にあ
る程度の乱雑性を加味することができる。そして、次の
順列の並べ替えを行う契機となる順列の途中の位置を、
適度に調整することにより、同一の演出内容が連続して
繰り返されることの防止と、演出内容の出現の予測防止
（演出内容の出現性の乱雑性）とのバランスを適度なも
のに調整することが可能となる。

【００３１】（請求項６）請求項６記載の発明は、上記
した請求項４又は請求項５に記載の発明の特徴点に加
え、次の点を特徴とする。すなわち、前記演出選択抽選
手段(152)は、前記演出順列記憶手段(154)に記憶した順
列のうち、最後からｎ回に実施した演出内容を除いた複
数の演出内容の実施予定の順列を、抽選により、並べ替
えて、次の演出内容の実施予定の順列としていることを
特徴とする。

【００３２】本発明は、具体的には、例えば、ｎ＝２の
場合であって、入賞フラグ成立を報知するための演出内
容として、種類が異なるものが、演出内容Ａ、Ｂ、Ｃ、
Ｄ、Ｅ及びＦの６種類設定されているような場合に、前
回順列の最後から２回（前２回）に実施された演出（前
回及び前々回に実施された演出）が、演出内容Ｂと、演
出内容Ｃとであるときには、次の演出内容の実施予定の
順列の抽選が、前回及び前々回の演出内容Ｂ及びＣを除
いた演出内容Ａ、Ｄ、Ｅ及びＦの４つにより行われるよ
うなものを含むものである。

【００３３】なお、ここで、ｎは、１以上の整数であっ
て、全演出内容の合計数よりも少ないものであれば良い
ものである。そして、このｎは、抽選により、決定する
ようにしても良いものであり、また、予め設定しても良
いものである。 （作用）本発明によれば、演出選択抽選手段(152)は、
演出順列記憶手段(154)に記憶した順列のうち、最後に
実施した演出内容を除いた複数の演出内容の実施予定の
順列を、抽選により、並べ替えて、次の演出内容の実施
予定の順列としている。このため、実施予定の順列に沿
って、演出内容が実施された後、次の順列に移行する
際、先の順列の最後からｎ回に実施された演出内容が、
次の順列の最初に抽選により選択されることを回避する
ことができる。これにより、同一の演出内容が、先の順
列の最後からｎ回と、その次の順列の最初との間で、重
複して実施されることを防止することができ、異なる演
出内容を遊技者に見せることが可能となり、遊技内容が
単調となることを回避することができる。また、遊技者
も、同じ演出内容が繰り返されることが無いことによ
り、飽きずに遊技をすることができる。

【００３４】

【発明の実施の形態】（第一の実施の形態） （図面の説明）図１乃至図８は、本発明の第一の実施の
形態を示すものである。図１は遊技機の入力、制御及び
出力のブロック図、図２は演出移行抽選手段のブロック
図、図３は演出選択抽選手段のブロック図、図４は遊技
機の外観正面図、図５乃至図８は遊技機の動作の概略の
フローをそれぞれ示すものである。

【００３５】（遊技機10）図４中、10は、遊技機10を示
すものである。遊技機10は、図４に示すように、四角箱
状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部及び上部に
は、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表示窓12が形成
されている。そして、この中央部の表示窓12の中央に
は、三個の回転リール40の図柄61を見ることができる図
柄表示窓13が形成されている。

【００３６】上記回転リール40は、図４の向かって左端
側に位置する左側回転リール43と、図４の向かって右端
側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール
43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール
44とからなるものである。そして、遊技機10の前面側に
は、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上
の斜め方向に二本の合計五本の有効入賞ラインが形成さ
れている。

【００３７】遊技機10の内部には、図示していないが、
遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20（図
１参照）が内蔵されている。 （制御装置20）上記制御装置20は、図示しないが、ＣＰ
Ｕを中心に構成され、ＲＯＭ、ＲＡＭ、Ｉ／Ｏ等を備え
ている。そして、ＣＰＵがＲＯＭに記憶されたプログラ
ムを読み込むことで、次の（１）及び（２）の装置を有
するものである。

【００３８】 （１）遊技制御装置21 （２）演出制御装置22 図１に示すように、スタートスイッチ30及びストップス
イッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を
制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等
の表示装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵
されている。また、ＣＰＵは、遊技制御装置21及び演出
制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特
にこれに限定されるものではなく、一個のＣＰＵで制御
しても良く、或いは、二個以上のＣＰＵで制御するよう
にしても良いものである。

【００３９】また、ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭ及びＩ／Ｏ
等は一体化されてワンチップを構成しても良いものであ
る。 （遊技制御装置21）上記遊技制御装置21は、スタートス
イッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リ
ール40の回転及び停止を制御するためのものである。そ
して、この遊技制御装置21は、次の（１）乃至（３）の
手段として機能する。

【００４０】 （１）通常遊技制御手段70 （２）特別遊技制御手段80 （３）入賞抽選手段110 なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせる
ために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特
別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊
技に関する制御を行うものである。

【００４１】また、遊技制御装置21としては、上記した
（１）〜（３）の手段に限定されるものではなく、他の
手段を含んでいても良い。 （演出制御装置22）上記演出制御装置22は、演出を実施
する場合等のランプやスピーカ等の表示装置66を制御す
るためのものである。そして、遊技制御装置21の内部デ
ータの信頼性を担保するため、遊技制御装置21から、演
出制御装置22に向かって出力信号のみが送出され、この
演出制御装置22から遊技制御装置21に向かっていかなる
信号も送出されないように設定されている。そして、こ
の演出制御装置22は、次の（１）乃至（４）の手段とし
て機能する。

【００４２】 （１） 演出移行抽選手段130 （２） 演出内容記憶手段151 （３） 演出選択抽選手段152 （４） 演出履歴記憶手段153 なお、演出制御装置22としては、上記した（１）乃至
（４）に限定されるものではなく、他のものを含んでい
ても良い。

【００４３】また、ここで、遊技機10は、遊技制御装置
21を配置した主基板23の他に、前記演出制御装置22を配
置したサブ基板24を設けているものである。このため、
サブ基板24を交換することにより、演出内容の一部だけ
が異なる姉妹機を簡単に製造することができる。また、
サブ基板24のみを容量や性能が異なる別のものに簡単に
交換することができるため、演出内容だけを、例えば、
静止画からなる文字表示だけ等の比較的簡単な演出内容
のものから、種々の背景の中で、キャラクターが登場す
る等の多色、高精細の動画からなる複雑な種々の演出内
容のもの等に容易に変更することができる。

【００４４】また、遊技機に使用する制御プログラムを
開発するにあたって、主基板23とサブ基板24とに分離さ
れていることにより、開発中のバグが、主基板23側に存
在するのか、サブ基板24側に存在するのかの判断を容易
に行うことができ、制御プログラム全体を見直さなけれ
ばならなくなる可能性が低くなり、デバッグを容易に行
うことができ、制御プログラムの開発期間の短縮を図る
ことができる。

【００４５】また、遊技の制御を行う主基板23と、演出
データ等を有するサブ基板24とを有しているため、主基
板23は外部からの操作や交換や異物の浸入が難しい密閉
式の容器内に堅固に固定し、サブ基板24は外部からの交
換が容易な容器内に簡便な手段により着脱可能に取り付
けることが可能となる。これにより、演出データ等は、
簡単に他のものに交換することができるが、抽選確率等
の重要データは外部から操作できないような構造のもの
に設計することが容易となる。

【００４６】なお、本実施の形態は、上述したような主
基板23及びサブ基板24を備えているが、特にこれに限定
されるものではなく、主基板23のみからなるようなもの
や、或いは、更に複数のサブ基板24を備えているような
ものでも良いものである。 （入力段）上記制御装置20の入力段には、図１に示すよ
うに、次のパーツが接続されている。

【００４７】 （１）投入スイッチ15 （２）ベットスイッチ16 （３）精算スイッチ17 （４）スタートスイッチ30 （５）ストップスイッチ50 なお、入力段としては、上記した（１）乃至（５）のパ
ーツに限定されるものではない。

【００４８】（出力段）上記制御装置20の出力段には、
図１に示すように、次のパーツが接続されている。 （１）リールユニット60 （２）ホッパーユニット65 （３）表示装置66（ランプ及びスピーカ） なお、出力段としては、上記した（１）乃至（３）のパ
ーツに限定されるものではない。

【００４９】（投入スイッチ15）上記投入スイッチ15
は、図４に示すように、回転リール40の斜め下方に位置
するスイッチであって、投入された遊技メダルを検知す
るためのものである。 （ベットスイッチ16）上記ベットスイッチ16は、図４に
示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチで
あって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるため
のものである。

【００５０】（精算スイッチ17）上記精算スイッチ17
は、図４に示すように、回転リールの斜め下方に位置す
るスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すた
めのものである。 （スタートスイッチ30）上記スタートスイッチ30は、図
４に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレ
バーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッ
チ16の投入を条件に、または、「再遊技（Replay）」時
には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット
60の駆動を開始させるためのものである。

【００５１】なお、ここで、「再遊技（Replay）」と
は、入賞抽選手段110の抽選により、「再遊技（Repla
y）」のフラグが成立し、「再遊技（Replay）」の図柄
が有効入賞ライン上に揃うことにより、次の遊技におい
て、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技
を行うことができるものである。 （ストップスイッチ50）上記ストップスイッチ50は、リ
ールユニット60の駆動を停止させるためのものである。
具体的には、ストップスイッチ50は、図４に示すよう
に、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成
され、各回転リール40の下方に１個ずつ配置されている
ものである。回転リール40に対応したストップスイッチ
50の操作により、当該対応した回転リール40が回転を停
止するように設定されているものである。

【００５２】（リールユニット60）上記リールユニット
60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三
個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個
の回転リール40とから構成されている。そして、各回転
リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転
ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42と
を備えている。このリールテープ42の外周面には、複数
個（例えば２１個）の図柄61が表示されている。

【００５３】（ホッパーユニット65）上記ホッパーユニ
ット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技
者にメダルを払い出すためのものである。 （表示装置66）上記表示装置66は、スピーカや表示ラン
プ等であって、音や光の点灯や点滅等により、入賞フラ
グ成立を報知するための演出や、遊技者に入賞確定等を
報知させるための演出等に使用するものである。具体的
には、例えば、入賞抽選手段110の抽選の結果、入賞フ
ラグ成立時に、演出制御装置22の制御により、スピーカ
から入賞フラグ成立の電子音を発生させ、ランプを点灯
又は点滅させることにより、遊技者に入賞フラグ成立等
を報知させるためのものである。そして、このスピーカ
からの電子音と、ランプの点灯との組合せにより、複数
の演出内容を備えているものである。

【００５４】（通常遊技制御手段70）上記通常遊技制御
手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。すな
わち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を
条件に、または、「再遊技（Replay）」時には前遊技か
ら所定時間経過を条件に、スタートスイッチ30を操作す
ると、リールユニット60が駆動され、三個の回転リール
40が回転を開始する。その後、ストップスイッチ50の一
個を操作すると、当該対応する回転リール40の回転が停
止する。そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し
終わると、三個の回転リール40の回転が全て停止する。
このとき、表示窓12の有効入賞ライン上に、予め設定さ
れた図柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して
所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い
出す代わりに、クレジットしても良い。

【００５５】入賞には、遊技メダルの払い出しを伴い、
遊技者に利益を付与する小役入賞と、この小役入賞より
もさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞と、遊
技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入
することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技
（Replay）」とを備えている。そして、その抽選結果が
いずれかの入賞となった場合、その入賞に対応した入賞
フラグが成立する。そして、抽選結果が特別入賞である
場合に、特別入賞フラグが成立し、この特別入賞フラグ
成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄
61の組み合わせが、予め定められた所定の特別入賞図柄
61（例えば、有効入賞ライン上に「７」が三個揃うも
の）と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者に有
利な特別遊技を行わせるように形成されている。そし
て、抽選により特別入賞フラグが成立したが、回転リー
ル40の停止図柄61の組み合わせが特別入賞図柄61と一致
していない場合、それ以後の遊技に特別入賞フラグ成立
の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小
役の入賞フラグは、入賞フラグが成立した遊技で入賞を
確定させられない場合、入賞フラグ成立の権利の次の遊
技への持ち越しはない。

【００５６】また、いずれかの入賞フラグが成立中に、
対応する入賞図柄61を有効入賞ライン上に揃えることが
できるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場
合、ストップスイッチ50のタイミングによるものであ
る。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、１
９０ｍｓ以内に回転リール40が停止するように設定され
ているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのま
ま停止させるか、或いは１９０ｍｓ以内に停止可能な回
転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止
図柄から連続する４個の引き込み可能図柄61の中に、対
応する入賞図柄61が含まれているような場合には、停止
するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効入賞ラ
イン上にその入賞図柄61を引き込んで停止する。一方、
かかる４個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞
図柄61が含まれていないような場合には、有効入賞ライ
ン上にその入賞図柄61を引き込んで停止することができ
ない。

【００５７】（特別遊技制御手段80）上記特別遊技制御
手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有
利な特別遊技を行わせるためのものである。上記特別遊
技としては、大別すると、次のゲームがある。 （１）特定導入遊技（ＢＢゲーム） （２）特定遊技（ＲＢゲーム） （３）特定入賞遊技（ＪＡＣゲーム） なお、特定遊技、例えばＲＢゲームは、特定導入遊技、
例えばＢＢゲーム中に行われる場合と、ＢＢゲーム中で
無い場合にも単独で行われるものである。また、上記特
定入賞遊技、いわゆるＪＡＣゲームは、ＲＢゲーム中に
行われるものである。また、特別遊技としては、上記し
た（１）乃至（３）の遊技に限定されるものではない。

【００５８】具体的には、通常遊技において、図示しな
いが、例えば「７」等の図柄61が有効入賞ライン上に三
個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば１５枚
のメダルが払い出される。このとき、ＢＢゲームが開始
される。そして、特別遊技制御手段80は、図１に示すよ
うに、大別すると、次の手段を備える。

【００５９】（１）特定導入遊技制御手段91（ＢＢゲー
ム制御手段90） （２）特定遊技制御手段101（ＲＢゲーム制御手段100） （特定導入遊技制御手段91） 上記特定導入遊技制御手段91は、ＢＢゲームを制御する
ためのＢＢゲーム制御手段90である。

【００６０】具体的には、ＢＢゲームに移行すると、通
常遊技と同様の小役遊技が、最大３枚のメダルの投入に
よって開始され、３つの回転リールの回転を各々停止さ
せた際に、有効入賞ライン上に入賞図柄が揃っているか
否かによって、メダルの払い出しが行われるものであ
る。したがって、ＢＢゲーム中の小役遊技では、通常遊
技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものであ
る。ただ、このＢＢゲーム中にＲＢゲームに移行するた
めの特定入賞図柄が有効入賞ライン上に揃った場合に
は、その後ＲＢゲームに移行するものである。

【００６１】なお、通常、ＢＢゲーム中はＲＢゲームへ
の移行が、例えば最大３回行われることになっているた
めに、１回目のＲＢゲームが終了した後は、また前述し
たような通常遊技と同様な小役遊技の抽選及び制御が行
われるものである。そして、ＢＢゲームでは、ＢＢゲー
ム中のＲＢゲームが所定の最大回数、例えば３回か、或
いはＢＢゲーム中の小役遊技が所定の最大回数、例えば
最大３０回の終了により、ＢＢゲームは終了するもので
ある。

【００６２】（特定遊技制御手段101）上記特定遊技制
御手段101は、ＲＢゲームを制御するためのＲＢゲーム
制御手段100である。具体的には、ＲＢゲームに移行す
ると、メダルが１枚投入となり、回転リール40の所定の
図柄61が表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入
賞確定となる特定入賞遊技が行われるものである。そし
て、ＲＢゲームでは、入賞するか否かの特定入賞遊技が
最大１２回行えるものであり、そのうち、最大８回の入
賞確定が可能である。すなわち、最大８回の入賞が確定
するか、或いは最大１２回の特定入賞遊技の終了によ
り、ＲＢゲームは終了するものである。

【００６３】（入賞抽選手段110）上記入賞抽選手段110
は、予め定めた抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判
定の抽選を行うものである。そして、入賞抽選手段110
による抽選結果が入賞である場合に入賞フラグが成立
し、この入賞フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄
の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したこと
を条件に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、
特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。

【００６４】上記入賞抽選手段110は、図１に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。 （１）乱数発生手段111 （２）乱数抽出手段112 （３）入賞判定テーブル113 （４）判定手段114 なお、入賞抽選手段110としては、上記した（１）乃至
（４）に限定されるものではない。

【００６５】（乱数発生手段111）上記乱数発生手段111
は、入賞抽選用の乱数を所定の領域内（例えば十進数で
０〜６５５３５）で発生させるものである。なお、ここ
で、「乱数発生手段」とは、ソフト乱数としての平均採
中法等で乱数を発生させることができるものの、一定範
囲の数字を高速で１ずつ加算するカウンタを用いて構成
することもできる。例えば、０〜６５５３５の範囲の数
字を、１秒間に数百万回程度順次繰り返すようにしたカ
ウンタが考えられる。

【００６６】そして、「乱数抽出手段」としては、スタ
ートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読
みとることとなる。このように形成すると、「乱数発生
手段」では乱数を発生しているわけではないものの、
「乱数抽出手段」によって抽出される数字は、あたかも
乱数のような分布となるものである。このように結果と
して乱数のような分布を示す数字が得られる手段を、こ
こでは、「乱数発生手段」或いは「乱数抽出手段」に含
めて考えるものである。

【００６７】（乱数抽出手段112）上記乱数抽出手段112
は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件
（例えば、スタートスイッチ30の操作）で抽出するもの
である。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとす
る。 （入賞判定テーブル113）上記入賞判定テーブル113は、
乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各入賞項目の
入賞領域を有するものである。

【００６８】（判定手段114）上記判定手段114は、乱数
抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、入賞判定テ
ーブル113の抽選確率データを基に、乱数発生手段111が
とる乱数の全領域中の各入賞項目の入賞領域からなる入
賞判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属
する入賞領域に対応する入賞を決定するものである。

【００６９】（演出移行抽選手段130）上記演出移行抽
選手段130は、予め定めた抽選確率に基づいて、入賞抽
選手段110の抽選の結果、ＢＢゲームの入賞フラグが成
立した際、入賞フラグ成立を遊技者に向かって報知する
ための演出を実施するか否かの演出移行の抽選を行うも
のである。なお、本実施の形態では、ＢＢゲーム入賞の
入賞フラグを対象としているが、特にこれに限定される
ものではなく、ＲＢゲーム入賞や、他の小役入賞等の他
のものを対象としても良いものである。上記演出移行抽
選手段130は、図２に示すように、大別すると、次の手
段を備える。

【００７０】 （１）移行乱数発生手段131 （２）移行乱数抽出手段132 （３）移行判定テーブル133 （４）移行判定手段134 なお、演出移行抽選手段130としては、上記した（１）
乃至（４）に限定されるものではない。

【００７１】（移行乱数発生手段131）上記移行乱数発
生手段131は、演出移行の抽選用の乱数を所定の領域内
（例えば十進数で０〜６５５３５）で発生させるもので
ある。なお、ここで、移行乱数発生手段131及び移行乱
数抽出手段132は、入賞抽選手段110の乱数発生手段111
及び乱数抽出手段112とほぼ同様なものであって、これ
らの項目箇所において既に説明したように、結果として
乱数のような分布を示す数字が得られる手段を含めて考
えているものである。

【００７２】（移行乱数抽出手段132）上記移行乱数抽
出手段132は、移行乱数発生手段131が発生する乱数を、
所定の条件（例えば、スタートスイッチ30の操作）で抽
出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数
データとする。 （移行判定テーブル133）上記移行判定テーブル133は、
移行乱数発生手段131がとる乱数の全領域中、ＢＢゲー
ムの入賞フラグ成立時の演出を実施するか否かの各入賞
項目の入賞領域を有するものである。

【００７３】（移行判定手段134）上記移行判定手段134
は、移行乱数抽出手段132が抽出した抽出乱数データ
と、移行判定テーブル133の抽選確率データを基に、移
行乱数発生手段131がとる乱数の全領域中の各入賞項目
の入賞領域からなる入賞判定領域データとを照合し、当
該抽出乱数データが属する入賞領域に対応する決定内
容、すなわち、入賞フラグ成立時に演出を実施するか否
かを決定するものである。

【００７４】（演出内容記憶手段151）上記演出内容記
憶手段151は、入賞フラグ成立を報知するための演出
や、入賞確定を報知するための演出等の種々の演出内容
を記憶するためのものである。具体的には、例えば、Ｂ
Ｂゲームの入賞フラグ成立を報知するための演出として
は、演出内容Ａ、演出内容Ｂ、演出内容Ｃ及び演出内容
Ｄの４種類の異なる演出内容が記憶されている。具体的
には、表示装置66のスピーカからの音と、表示装置66の
ランプの点灯の組合せによって、４種類の異なる演出内
容に設定されているものである。もちろん、演出内容
は、これらに限定されるものではなく、例えば、回転リ
ール40の停止図柄による、いわゆるリーチ目により報知
するものや、回転リール40を照らす光の色の変更や、回
転リール40へのフラッシュ光の照射や、回転リール40の
回転速度の変更や、回転リール40の回転開始のタイミン
グを、標準よりも、遅く或いは早くずらす等の種々の報
知手段の組合せによるものでも良いものである。

【００７５】（演出選択抽選手段152）上記演出選択抽
選手段152は、演出内容記憶手段151における複数の演出
内容のうちから今回実施の演出内容を選択するためのも
のである。そして、演出選択抽選手段152は、演出履歴
記憶手段153からの前回実施の演出内容を、今回実施の
演出内容の選択から制限しているものである。具体的に
は、演出選択抽選手段152は、演出内容記憶手段151にお
ける複数の演出内容のうち、演出履歴記憶手段153によ
る前回実施の演出内容を除いた残りの演出内容の中か
ら、今回実施の演出内容を抽選により選択しているもの
である。

【００７６】上記演出選択抽選手段152は、図３に示す
ように、大別すると、次の手段を備える。 （１）演出選択乱数発生手段161 （２）演出選択乱数抽出手段162 （３）演出選択テーブル163 （４）演出選択判定手段164 （５）テーブル選択手段165 なお、演出選択抽選手段152としては、上記した（１）
乃至（５）に限定されるものではない。

【００７７】具体的には、演出選択抽選手段152は、テ
ーブル選択手段165により選択された演出選択テーブル1
63（例えば、第３演出選択テーブル183）を使用するこ
とにより、前回実施した演出内容（例えば、演出内容
Ｂ）を除いた残りの演出内容（例えば、演出内容Ｃ、Ｄ
及びＡ）の中から、今回実施の演出内容を抽選により選
択して、今回実施の演出内容（例えば、演出内容Ｄ）を
決定するものである。

【００７８】（演出選択乱数発生手段161）上記演出選
択乱数発生手段161は、テーブル選択手段165により選択
された演出選択テーブル163の中から今回実施の演出内
容を抽選により選択するための抽選用の乱数を所定の領
域内（例えば十進数で０〜６５５３５）で発生させるも
のである。

【００７９】なお、ここで、演出選択乱数発生手段161
及び演出選択乱数抽出手段162は、入賞抽選手段110の乱
数発生手段111及び乱数抽出手段112とほぼ同様なもので
あって、これらの項目箇所において既に説明したよう
に、結果として乱数のような分布を示す数字が得られる
手段を含めて考えているものである。 （演出選択乱数抽出手段162）上記演出選択乱数抽出手
段162は、演出選択乱数発生手段161が発生する乱数を、
所定の条件（例えばスタートスイッチ30の操作時）で抽
出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数
データとする。

【００８０】（演出選択テーブル163）上記演出選択テ
ーブル163は、演出選択乱数発生手段161がとる乱数の全
領域中、各演出内容の入賞領域を有するものである。具
体的には、演出選択テーブル163は、演出内容Ａ、Ｂ、
Ｃ及びＤのうちから一つの演出内容を除いた残りの演出
内容の抽選確率データからなるものである。そして、こ
の演出選択テーブル163は、全ての演出内容が、それぞ
れ一つずつ除かれた、４つの演出選択テーブル163から
なるものである。具体的には、上記演出選択テーブル16
3は、図３に示すように、大別すると、次の手段を備え
る。

【００８１】 （１）第１演出選択テーブル181 （２）第２演出選択テーブル182 （３）第３演出選択テーブル183 （４）第４演出選択テーブル184 なお、図３の各演出選択テーブル163中の数値は、各演
出内容の抽選確率を意味するものである。実際には、各
演出選択テーブル163の内部には、これらの抽選確率
が、そのまま記憶されているものではなく、演出選択乱
数発生手段161がとる乱数発生領域において、各演出内
容に対応した出現回数となる抽選確率データが格納され
ている。そして、この抽選確率データより、乱数発生領
域における各演出内容の入賞範囲からなる入賞判定領域
データを作成するものである。そして、上記抽選確率デ
ータを乱数発生領域の最大値で割ることにより、上記抽
選確率が求められ得るように設定されているものであ
る。もちろん、演出選択テーブル163に格納する数値
は、抽選確率を直接、格納しても良いものである。さら
に、演出選択テーブル163に格納する数値は、上述した
ものに限定されるものではなく、抽選確率に種々の加工
を施した数値であれば良いものである。

【００８２】（第１演出選択テーブル181）上記第１演
出選択テーブル181は、演出内容Ａ、Ｂ及びＣの抽選確
率データからなるものであって、前回実施の演出が演出
内容Ｄである場合にテーブル選択手段165により選択さ
れるものである。 （第２演出選択テーブル182）上記第２演出選択テーブ
ル182は、演出内容Ｂ、Ｃ及びＤの抽選確率データから
なるものであって、前回実施の演出が演出内容Ａである
場合にテーブル選択手段165により選択されるものであ
る。

【００８３】（第３演出選択テーブル183）上記第３演
出選択テーブル183は、演出内容Ｃ、Ｄ及びＡの抽選確
率データからなるものであって、前回実施の演出が演出
内容Ｂである場合にテーブル選択手段165により選択さ
れるものである。 （第４演出選択テーブル184）上記第４演出選択テーブ
ル184は、演出内容Ｄ、Ａ及びＢの抽選確率データから
なるものであって、前回実施の演出が演出内容Ｃである
場合にテーブル選択手段165により選択されるものであ
る。

【００８４】なお、上述した演出選択テーブル163は、
いずれも前回実施の演出内容の抽選確率は、全て０であ
って、前回実施の演出内容が次の演出で選択されること
は全く無いが、これに限定されるものではなく、前回実
施の演出内容が、他の残りの演出内容の抽選確率と比較
して僅かな抽選確率で出現可能となるように設定しても
良いものである。具体的には、例えば、第１演出選択テ
ーブル181における演出内容Ａの抽選確率を０．３０、
演出内容Ｂの抽選確率を０．３０、演出内容Ｃの抽選確
率を０．３５、演出内容Ｄの抽選確率を０．０５に設定
し、前回実施の演出が、演出内容Ｄであったときに、こ
の第１演出選択テーブル181を選択するようなものを含
むものである。これにより、前回実施の演出内容Ｄが、
次の演出に抽選により選択される可能性は、他の演出内
容Ａ、Ｂ及びＣと比較して、少ないが、僅かに出現する
可能性を有し、実施可能な演出内容の選択枝を増やし、
演出に変化をつけることができる。

【００８５】（演出選択判定手段164）上記演出選択判
定手段164は、演出選択乱数発生手段161が抽出した抽出
乱数データと、演出選択テーブル163（例えば、第３演
出選択テーブル183）の抽選確率データを基に、演出選
択乱数発生手段161がとる乱数の全領域中の各演出内容
の入賞領域からなる入賞判定領域データとを照合し、当
該抽出乱数データが属する入賞領域に対応する演出内容
（例えば、演出内容Ｄ）を決定するものである。

【００８６】（テーブル選択手段165）上記テーブル選
択手段165は、演出履歴記憶手段153により前回実施の演
出内容（例えば、演出内容Ｂ）を除いた演出選択テーブ
ル163（例えば、第３演出選択テーブル183）を選択する
ためのものである。 （演出履歴記憶手段153）上記演出履歴記憶手段153は、
前回実施の演出内容（例えば、演出内容Ｂ）を記憶する
ためのものである。

【００８７】（遊技機10の動作）次に、上記構成を備え
た遊技機の動作の概略について、図５乃至図８に示した
フローを用いて説明する。先ず、図５に示すステップ１
００において、スタートスイッチ30が操作されることに
より、スタートスイッチ30がＯＮとなる。そして、次の
ステップ１０１に進む。

【００８８】ステップ１０１において、入賞抽選手段11
0により抽選処理が行われる。そして、次のステップ１
０２に進む。ステップ１０２において、演出移行抽選手
段130により、入賞フラグ成立時に演出に移行するか否
かの抽選処理が行われる。そして、次のステップ１０３
に進む。

【００８９】ステップ１０３において、入賞抽選手段11
0の抽選処理の結果、ＢＢゲームの入賞フラグが成立し
た場合、かかる入賞フラグ成立時に演出に移行するか否
かが判定される。具体的には、ステップ１０２の演出移
行抽選手段130の抽選結果に基づいて判定されるもので
ある。そして、入賞フラグ成立時に演出に移行すると判
定された場合、次のステップ１０４に進む。

【００９０】なお、対象となる入賞フラグの種類は、上
述のＢＢゲームに限定されるものではなく、ＲＢゲーム
に設定しても良く、又は、それらの両方、或いは、その
他の小役入賞等を含めても良いものである。ステップ１
０４において、入賞フラグ成立時の演出実施に移行す
る。そして、次のステップ１０５に進む。

【００９１】ステップ１０５において、前回実施した演
出内容（例えば、演出内容Ｂ）を、演出履歴記憶手段15
3により抽出する。そして、次のステップ１０６に進
む。ステップ１０６において、演出選択抽選手段152に
より、前回演出内容（例えば、演出内容Ｂ）に基づい
て、今回選択する演出選択テーブル163（例えば、第３
演出選択テーブル183）が決定される。具体的には、演
出選択抽選手段152のテーブル選択手段165が、演出履歴
記憶手段153により前回実施の演出内容（例えば、演出
内容Ｂ）を除いた演出選択テーブル163（例えば、第３
演出選択テーブル183）を選択するものである。そし
て、次のステップ１０７に進む。

【００９２】ステップ１０７において、今回選択された
演出選択テーブル163（例えば、第３演出選択テーブル1
83）により、今回演出を実施する演出内容の抽選を行
う。そして、次のステップ１０８に進む。ステップ１０
８において、演出選択抽選手段152の抽選の結果、今回
演出を実施する演出内容（例えば、演出内容Ｄ）が決定
され、当該演出内容が実施される。そして、次のステッ
プ１０９に進む。

【００９３】ステップ１０９において、回転リール40の
回転が開始する。そして、次のステップ１１０に進む。
ステップ１１０において、ストップスイッチ50が操作さ
れることにより、ストップスイッチ50がＯＮとなる。そ
して、次のステップ１１１に進む。ステップ１１１にお
いて、回転リール40の回転停止処理が行われる。そし
て、次のステップ１１２に進む。

【００９４】ステップ１１２において、三個の回転リー
ル40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか
否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応
するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された
場合、次のステップ１１３に進む。ステップ１１３にお
いて、入賞フラグ成立中に当該入賞フラグに対応する入
賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、
入賞が確定したか否かが判定される。そして、入賞が確
定したと判定された場合、次のステップ１１４に進む。

【００９５】ステップ１１４において、入賞図柄に相当
するメダルが払い出される。そして、当該遊技が終了す
る。前記ステップ１０３において、ＢＢゲームの入賞フ
ラグ成立時に演出に移行しないと判定された場合、ステ
ップ１０９に進む。前記ステップ１１２において、三個
の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が
行われていないと判定された場合、ステップ１１０に戻
る。

【００９６】前記ステップ１１３において、入賞が確定
していないと判定された場合、ステップ１１４を飛び越
して、遊技が終了する。上述したステップ１０１の抽選
処理について、図６のフローを用いて説明する。ステッ
プ２００において、入賞抽選手段110の乱数発生手段111
により発生された乱数の中から乱数抽出手段112により
乱数が抽出される。そして、次のステップ２０１に進
む。

【００９７】ステップ２０１において、抽出された乱数
が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次の
ステップ２０２に進む。ステップ２０２において、判定
手段114により、抽出された乱数と、入賞判定テーブル1
13の入賞判定領域データとの比較が行われる。そして、
次のステップ２０３に進む。

【００９８】ステップ２０３において、判定手段114に
より、抽出された乱数が、入賞判定テーブル113のどの
入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定
される。そして、次のステップ２０４に進む。ステップ
２０４において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の
引き込みとが設定される。そして、抽選処理が終了す
る。

【００９９】上述したステップ１０２の演出移行抽選手
段130による演出移行抽選処理について、図７のフロー
を用いて説明する。ステップ３００において、演出移行
抽選手段130の移行乱数発生手段131により発生された乱
数の中から移行乱数抽出手段132により乱数が抽出され
る。そして、次のステップ３０１に進む。

【０１００】ステップ３０１において、抽出された乱数
が移行乱数抽出手段132の内部に記憶される。そして、
次のステップ３０２に進む。ステップ３０２において、
移行判定手段134により、抽出された乱数と、移行判定
テーブル133の入賞判定領域データとの比較が行われ
る。そして、次のステップ３０３に進む。

【０１０１】ステップ３０３において、移行判定手段13
4により、抽出された乱数が、移行判定テーブル133の演
出を実施するか否かのどちらの入賞領域に含まれるか決
定され、抽選処理の評価が決定される。そして、抽選処
理が終了する。上述したステップ１１１の回転リール40
の回転停止処理について、図８を用いて説明する。

【０１０２】ステップ４００において、所定の図柄に対
して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定され
る。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されて
いないと判定された場合、次のステップ４０１に進む。
ステップ４０１において、１個の図柄分だけ、回転リー
ル40を回転させる。すなわち、１個の図柄分だけ蹴飛ば
しを行う。そして、次のステップ４０２に進む。

【０１０３】ステップ４０２において、上述した１個の
図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がス
トップスイッチ50の操作後の４個目に該当するか否かが
判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した
後、１図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄
の数が４個目の場合には、次のステップ４０３に進む。
ステップ４０３において、回転リール40の回転を停止さ
せる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転
停止までの遊技機10の動作が終了する。

【０１０４】前記ステップ４００において、所定の図柄
の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、
次のステップ４０４に進む。ステップ４０４において、
いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否
かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き
込みが設定されていると判定された場合、次のステップ
４０５に進む。

【０１０５】ステップ４０５において、引き込み設定が
達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定
が達成されたと判定された場合、次のステップ４０３に
進む。前記ステップ４０４において、いずれの図柄に対
しても引き込みが設定されていないと判定された場合、
ステップ４０３に進む。

【０１０６】前記ステップ４０５において、引き込み設
定が達成されていないと判定された場合、ステップ４０
１に進む。前記ステップ４０２において、ストップスイ
ッチ50を操作した後、１図柄ずつ回転リール40を回転さ
せてずらした図柄の数が４個目でない場合には、ステッ
プ４００に戻る。

【０１０７】なお、上述した実施の形態において、回転
リール40の停止処理に関してステップ４０１〜ステップ
４０５で説明しているが、この例は、いわゆる最小引き
込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御と
しても良い。更には、例えば、ストップスイッチ50を押
すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール
40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の
方法によるものでも良いものである。このテーブル停止
制御は、入賞フラグ成立の有無や、入賞フラグ成立中の
入賞図柄に基づいた複数の停止制御用のテーブルを有
し、この複数のテーブルから適宜、遊技状況に応じたテ
ーブルが選択されるものである。

【０１０８】なお、テーブル停止制御においても、入賞
フラグが成立しているときには、その入賞フラグに対応
する図柄が有効入賞ライン上に揃うように、予めテーブ
ルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み
設定の一種を備えているものである。また、入賞フラグ
が成立していないときには、他の入賞図柄が有効入賞ラ
イン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置
が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備え
ているものである。

【０１０９】上述した実施の形態では、前回実施の演出
内容を、今回実施の演出内容の選択から制限している
が、特にこれに限定するものではなく、前ｎ回実施の演
出内容を、今回実施の演出内容の選択から制限するよう
にしても良いものである。これにより、今回実施の演出
内容が、前ｎ回の演出内容と重複することを抑えること
ができるものである。なお、ｎは、抽選により決定して
も良く、また、予め設定しても良いものである。

【０１１０】（第二の実施の形態） （図面の説明）図９及び図１０は、本発明の第二の実施
の形態を示すものである。図９は遊技機の入力、制御及
び出力のブロック図、図１０は演出内容の実施予定の順
列の概念図をそれぞれ示すものである。

【０１１１】（遊技機10）上記遊技機10の外観は、第一
の実施の形態と同一であって、図４と同一であるため、
説明を省略する。 （制御装置20）上記制御装置20は、第一の実施形態と同
様に、次の（１）及び（２）の装置を有するものであ
る。

【０１１２】 （１）遊技制御装置21 （２）演出制御装置22 なお、上記遊技制御装置21は、第一の実施の形態と同一
であるため説明を省略する。 （演出制御装置22）上記演出制御装置22は、演出を実施
する場合等のランプやスピーカ等の表示装置66を制御す
るためのものである。そして、演出制御装置22は、次の
（１）乃至（４）の手段として機能する。

【０１１３】 （１） 演出移行抽選手段130 （２） 演出内容記憶手段151 （３） 演出選択抽選手段152（演出順列シャッフル抽
選手段155） （４） 演出順列記憶手段154 なお、演出制御装置22としては、上記した（１）乃至
（４）に限定されるものではなく、他のものを含んでい
ても良い。

【０１１４】また、ここで、遊技機10は、第一の実施の
形態と同様に、遊技制御装置21を配置した主基板23の他
に、前記演出制御装置22を配置したサブ基板24を設けて
いるものである。 （入力段）上記制御装置20の入力段には、図９に示すよ
うに、投入スイッチ15、ベットスイッチ16、精算スイッ
チ17、スタートスイッチ30及びストップスイッチ50が設
けてあり、第一の実施の形態で説明したものと同一であ
って、説明を省略する。

【０１１５】（出力段）上記制御装置20の出力段には、
図９に示すように、リールユニット60、ホッパーユニッ
ト65及び表示装置66（ランプ及びスピーカ）が設けてあ
り、第一の実施の形態で説明したものと同一であって、
説明を省略する。また、遊技制御装置21の通常遊技制御
手段70、特別遊技制御手段80及び入賞抽選手段110は、
第一の実施の形態で説明したものと同一であって、説明
を省略する。

【０１１６】また、演出制御装置22の演出移行抽選手段
130は、第一の実施の形態で説明したものと同一であっ
て、説明を省略する。 （演出内容記憶手段151）上記演出内容記憶手段151は、
第一の実施の形態と略同様であって、入賞フラグ成立を
報知するための演出や、入賞確定を報知するための演出
等の種々の演出内容を記憶するためのものである。具体
的には、例えば、入賞フラグ成立を報知するための演出
としては、演出内容Ａ、演出内容Ｂ、演出内容Ｃ、演出
内容Ｄ、演出内容Ｅ及び演出内容Ｆの６種類の異なる演
出内容が記憶されている。具体的には、表示装置66のス
ピーカからの音と、表示装置66のランプの点灯の組合せ
によって、６種類の異なる演出内容に設定されているも
のである。もちろん、演出内容は、これらに限定される
ものではなく、例えば、回転リール40の停止図柄によ
る、いわゆるリーチ目により報知するものや、その他の
報知手段によるもの等でも良いものである。

【０１１７】（演出選択抽選手段152（演出順列シャッ
フル抽選手段155））上記演出選択抽選手段152は、演出
内容記憶手段151における複数の演出内容のうちから今
回実施の演出内容を選択するためのものである。そし
て、演出選択抽選手段152は、前回実施の演出内容を、
今回実施の演出内容の選択から制限しているものであ
る。具体的には、演出選択抽選手段152は、所定の契機
に、演出順列記憶手段154における６個の演出内容Ａ、
Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ及びＦの実施予定の順列を、抽選によ
り、不規則に並べ替え可能な演出順列シャッフル抽選手
段155からなるものである。

【０１１８】上記演出順列シャッフル抽選手段155は、
具体的には、例えば、６個の演出内容のうち、いずれか
一つの演出内容を抽選により選択し、その後、当該選択
した演出内容以外の演出内容から、次の演出内容を抽選
により選択し、その後、同様の選択を繰り替えすことに
より、６個の演出内容Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ及びＦを、互
いに同一演出内容が重複しないように不規則な順番に並
べ替えることができるものである。なお、この演出順列
シャッフル抽選手段155は、６個の演出内容Ａ、Ｂ、
Ｃ、Ｄ、Ｅ及びＦを、不規則に並べることができるもの
であれば良いものであって、その並べ替え方法は、特に
限定されるものではない。

【０１１９】（演出順列記憶手段154）上記演出順列記
憶手段154は、演出内容記憶手段151における６個の演出
内容Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ及びＦの実施予定の順列を記憶
するためのものである。具体的には、演出選択抽選手段
152の演出順列シャッフル抽選手段155により、６個の演
出内容を互いに重複しないように不規則な順番に並べ替
えた順列が記憶されているものである。

【０１２０】（遊技機10の動作）図１０に、第二の実施
の形態であって、上記構成を備えた遊技機の演出内容の
実施予定の順列（１）（２）の概念図を示す。本実施の
形態に係る遊技機10は、演出順列記憶手段154における
６個の演出内容の実施予定の順列に基づいて、演出内容
記憶手段151の６個の演出内容を、順に実施するもので
ある。

【０１２１】具体的には、図１０の順列（１）に示すよ
うに、ＢＢゲームの入賞フラグが成立する度に、当初の
演出内容の実施予定の順列Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ及びＦの
順番で、演出が実施される。そして、当該順列の最後の
演出内容Ｆが終了した際に、演出順列シャッフル抽選手
段155により、６個の演出内容の実施予定の順列の並べ
替えが行われ、例えば、図１０の順列（２）に示すよう
に、次の演出内容の実施予定の順列Ｅ、Ａ、Ｃ、Ｆ、Ｄ
及びＢの順番で、演出が実施されるものである。そし
て、当該順列の最後の演出内容Ｂが終了した際に、演出
順列シャッフル抽選手段155により、６個の演出内容の
実施予定の順列の並べ替えが行われ、次の演出内容の実
施予定の順列が決定されるものである。このため、演出
順列記憶手段154の６個の演出内容における実施予定の
順列内で、演出内容を実施している間は、同一演出内容
が重複して繰り返し行われることが無い。これにより、
６回の順列範囲内では、重複して、同一の演出内容が、
実施されることがなく、異なる演出内容を遊技者に見せ
ることが可能となり、遊技内容が単調となることを回避
することができるものである。

【０１２２】（第三の実施の形態）図１１に、本発明に
係る第三の実施の形態であって、遊技機の演出内容の実
施予定の順列の概念図を示す。本実施の形態は、第二の
実施の形態に係る遊技機10と略同様の構成を有するもの
であるが、演出内容の実施予定の順列の最後まで、演出
を実施せずに、順列の途中まで実施したときに、実施予
定の順列の並べ替えを行うことに特徴を有するものであ
る。その他の構成は、第二の実施の形態と略同様であっ
て、説明を省略するすなわち、本発明の実施の形態に係
る演出選択抽選手段152は、演出順列記憶手段154におけ
る実施予定の演出内容の順列（１）（演出内容Ａ、Ｂ、
Ｃ、Ｄ、Ｅ及びＦ）に基づいて、当該順列（１）の途中
（例えば、演出内容Ｄ）まで演出を実施した後、残りの
順列の演出内容（例えば、演出内容Ｅ及びＦ）を実施す
ることなく、演出順列記憶手段154における６個の演出
内容の実施予定の全ての順列を、抽選により、新たに並
べ替えて、次の実施予定の順列（２）（例えば、演出内
容Ｅ、Ａ、Ｃ、Ｆ、Ｄ及びＢ）とするものである。そし
て、同様に、演出順列記憶手段154における実施予定の
演出内容の順列（２）（演出内容Ｅ、Ａ、Ｃ、Ｆ、Ｄ及
びＢ）に基づいて、当該順列（２）の途中（例えば、演
出内容Ｆ）まで演出を実施した後、残りの順列の演出内
容（例えば、演出内容Ｄ及びＢ）を実施することなく、
演出順列記憶手段154における６個の演出内容の実施予
定の全ての順列を、抽選により、新たに並べ替えて、次
の実施予定の順列（３）（図示せず）とするものであ
る。このため、第二の実施の形態のように、順列の最後
まで実施するような場合に、順列の最後付近で、実施予
定の演出内容が過去の演出履歴によりある程度予想され
るような状態を回避することができ、演出内容の出現性
にある程度の乱雑性を加味することができる。そして、
次の順列の並べ替えを行う契機となる順列の途中の位置
を、適度に調整することにより、同一の演出内容が連続
して繰り返されることの防止と、演出内容の出現の予測
防止（演出内容の出現性の乱雑性）とのバランスを適度
なものに調整することが可能となるものである。

【０１２３】（第四の実施の形態）図１２に、第四の実
施の形態であって、遊技機の演出内容の実施予定の順列
（１）、（２）及び（３）の概略図を示す。本実施の形
態は、第三の実施の形態に係る遊技機10と略同様の構成
を有するものであるが、順列の最後に実施した演出内容
を、次に抽選による並べ替えの順列から除いて、同一演
出内容が、順列間において、繰り返し発生することを防
止することができることに特徴を有するものである。

【０１２４】本実施の形態に係る遊技機10の演出制御装
置22は、前回演出順列記憶手段154に記憶した順列のう
ち、最後に実施した演出内容を記憶するための演出履歴
記憶手段153を備えている。そして、その他の構成は、
第三の実施の形態と略同様であって、説明を省略するす
なわち、本発明の実施の形態に係る演出選択抽選手段15
2は、図１２の順列（１）に示すように、ＢＢゲームの
入賞フラグが４つ成立することにより、演出順列記憶手
段154に記憶した順列（１）のうち、演出Ａ、Ｂ、Ｃ及
びＤの順序で４つの演出が実施される。そして、その最
後（４番め）に実施した演出内容（例えば、演出内容
Ｄ）を除いた５個の演出内容の実施予定の順列を、抽選
により、並べ替えて、次の演出内容の実施予定の順列
（例えば、演出内容Ｂ、Ａ、Ｃ、Ｅ及びＦ）としている
ものである。

【０１２５】そして、同様に、演出選択抽選手段152
は、図１２の順列（２）に示すように、演出順列記憶手
段154に記憶した順列（２）のうち、その最後（４番
め）に実施した演出内容（例えば、演出内容Ｅ）を除い
た５個の演出内容の実施予定の順列を、抽選により、並
べ替えて、次の演出内容の実施予定の順列（３）（例え
ば、演出内容Ｆ、Ｂ、Ｃ、Ａ及びＤ）としているもので
ある。そして、順列（３）のうち、ＢＢゲームの入賞フ
ラグが４つ成立することにより、演出内容Ｆ、Ｂ、Ｃ及
びＡの順序で４つの演出が行われ、その最後（４番め）
の演出内容Ａが終了した際、次の順列（４）（図示せ
ず）の抽選に移行するものである。このように、本実施
の形態は、実施予定の順列に沿って、演出内容が途中ま
で実施された後、次の順列に移行する際、前回順列の最
後に実施された演出内容が、次の順列の最初に抽選によ
り選択されることを回避することができるものである。
これにより、同一の演出内容が、前回順列の最後と、今
回順列の最初との間で、連続して実施されることを防止
することができ、異なる演出内容を遊技者に見せること
が可能となり、遊技内容が単調となることを回避するこ
とができる。

【０１２６】なお、上述した第四の実施の形態では、実
施順列の最後の１回に実施した演出内容を、次の抽選に
よる並べ替えの順列から除いているが、特にこれに限定
されるものではない。具体的には、例えば、実施順列の
最後から２回に実施した演出内容、すなわち、前回実施
の演出内容と、前々回実施の演出内容とを、次の抽選に
よる並べ替えの順列から除くようにしても良いものであ
る。さらに、実施順列の最後からｎ回に実施した演出内
容、すなわち、前回実施から前ｎ回実施までの演出内容
を、次の抽選による並べ替えの順列から除くようにして
も良いものである。これにより、次の抽選の演出内容
が、前ｎ回の演出内容と重複することを抑えることがで
きる。なお、ここで、ｎは、１以上の整数であって、全
演出内容の合計数よりも小さな数であれば良いものであ
る。そして、このｎは、抽選により決定するようにして
も良いし、或いは、予め所定の数値に設定しても良いも
のである。

【０１２７】

【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 （請求項１）請求項１記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。

【０１２８】すなわち、請求項１記載の発明によれば、
前ｎ回と同一の演出内容が、重複して実施されることを
抑えることができ、様々な演出内容を遊技者に見せるこ
とが可能となり、遊技内容が単調となることを回避する
ことができる遊技機を提供することができる。 （請求項２）請求項２記載の発明によれば、上記した請
求項１記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。

【０１２９】すなわち、請求項２記載の発明によれば、
前ｎ回と同一の演出内容が、重複して実施されることが
無く、毎回、異なる演出内容を遊技者に見せることが可
能となり、遊技内容が単調となることを回避することが
できる遊技機を提供することができる。 （請求項３）請求項３記載の発明によれば、上記した請
求項２記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。

【０１３０】すなわち、請求項３記載の発明によれば、
前ｎ回実施の演出内容が、今回実施の演出内容の抽選に
よって、選択されることがなく、毎回、異なる演出内容
を遊技者に見せることが可能となり、遊技内容が単調と
なることを回避することができる遊技機を提供すること
ができる。 （請求項４）請求項４記載の発明によれば、上記した請
求項１記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。

【０１３１】すなわち、請求項４記載の発明によれば、
所定回数の順列範囲内において、重複して、同一の演出
内容が、実施されることがなく、同じ演出が短い周期で
実施されることを回避することができる遊技機を提供す
ることができる。 （請求項５）請求項５記載の発明によれば、上記した請
求項４記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。

【０１３２】すなわち、請求項５記載の発明によれば、
同一の演出内容が連続して繰り返されることの防止と、
演出内容の出現の予測防止とのバランスを適度なものに
調整することが可能な遊技機を提供することができる。 （請求項６）請求項６記載の発明によれば、上記した請
求項４又は請求項５に記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。

【０１３３】すなわち、請求項６記載の発明によれば、
同一の演出内容が、前回順列の最後からｎ回と、今回順
列の最初との間で、重複して実施されることを防止する
ことができ、異なる演出内容を遊技者に見せることが可
能となり、遊技内容が単調となることを回避することが
できる遊技機を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
入力、制御及び出力を示すブロック図である。

【図２】本発明の第一の実施の形態であって、演出移行
抽選手段を示すブロック図である。

【図３】本発明の第一の実施の形態であって、演出選択
抽選手段を示すブロック図である。

【図４】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機を
示す外観正面図である。

【図５】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作の概略を示すフローである。

【図６】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作のうち、入賞抽選処理の概略を示すフローである。

【図７】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作のうち、演出移行抽選処理の概略を示すフローであ
る。

【図８】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示すフ
ローである。

【図９】本発明の第二の実施の形態であって、遊技機の
入力、制御及び出力を示すブロック図である。

【図１０】本発明の第二の実施の形態であって、演出内
容の実施予定の順列を示す概念図である。

【図１１】本発明の第三の実施の形態であって、演出内
容の実施予定の順列を示す概念図である。

【図１２】本発明の第四の実施の形態であって、演出内
容の実施予定の順列を示す概念図である。

【符号の説明】

10 遊技機 11 筐体 12 表示窓 13 図柄表示窓 15 投入スイッチ 16 ベットスイ
ッチ 17 精算スイッチ 20 制御装置 21 遊技制御装置 22 演出制御装
置 23 主基板 24 サブ基板 30 スタートスイッチ 40 回転リール 42 リールテープ 43 左側回転リ
ール 44 中央回転リール 45 右側回転リ
ール 50 ストップスイッチ 60 リールユニ
ット 61 図柄 65 ホッパーユ
ニット 66 表示装置 70 通常遊技制
御手段 80 特別遊技制御手段 90 ＢＢゲーム
制御手段 91 特定導入遊技制御手段 100 ＲＢゲーム
制御手段 101 特定遊技制御手段 110 入賞抽選手
段 111 乱数発生手段 112 乱数抽出手
段 113 入賞判定テーブル 114 判定手段 130 演出移行抽選手段 131 移行乱数発
生手段 132 移行乱数抽出手段 133 移行判定テ
ーブル 134 移行判定手段 151 演出内容記
憶手段 152 演出選択抽選手段 153 演出履歴記
憶手段 154 演出順列記憶手段 155 演出順列シ
ャッフル抽選手段 161 演出選択乱数発生手段 162 演出選択乱
数抽出手段 163 演出選択テーブル 164 演出選択判
定手段 165 テーブル選択手段 181 第１演出選
択テーブル 182 第２演出選択テーブル 183 第３演出選
択テーブル 184 第４演出選択テーブル

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 周囲に複数の図柄を表示した回転リール
   と、 前記回転リールの回転を制御すると共に、一定確率で入
   賞図柄の抽選を行うための制御装置とを備えた遊技機に
   おいて、 前記制御装置は、 複数の演出内容を記憶するための演出内容記憶手段と、 前記演出内容記憶手段における複数の演出内容のうちか
   ら今回実施の演出内容を選択するための演出選択抽選手
   段と、 前ｎ回実施の演出内容を記憶するための演出履歴記憶手
   段とを備え、 前記演出選択抽選手段は、前記演出履歴記憶手段からの
   前ｎ回実施の演出内容を、今回実施の演出内容の選択か
   ら制限することを特徴とする遊技機。
2. 【請求項２】 前記演出選択抽選手段は、前記演出内容
   記憶手段における複数の演出内容のうち、前記演出履歴
   記憶手段による前ｎ回実施の演出内容を除いた残りの演
   出内容の中から、今回実施の演出内容を抽選により選択
   することを特徴とする請求項１記載の遊技機。
3. 【請求項３】 前記演出選択抽選手段は、 複数の演出内容のうちからｎ個の演出内容を除いた残り
   の演出内容の抽選確率データからなると共に、全ての演
   出内容から、それぞれｎ個ずつ除かれた全ての組合せか
   らなる複数の演出選択テーブルと、 前記演出履歴記憶手段により前ｎ回実施の演出内容を除
   いた演出選択テーブルを選択するためのテーブル選択手
   段とを備え、 前記演出選択抽選手段は、前記テーブル選択手段により
   選択された前記演出選択テーブルを使用することによ
   り、前ｎ回実施した演出内容を除いた残りの演出内容の
   中から、今回実施の演出内容を抽選により選択している
   ことを特徴とする請求項２記載の遊技機。
4. 【請求項４】 前記制御装置は、前記演出内容記憶手段
   における複数の演出内容の所定回数の実施予定の順列を
   記憶するための演出順列記憶手段を備え、 前記演出選択抽選手段は、所定の契機に、前記演出順列
   記憶手段における複数の演出内容の実施予定の順列を、
   抽選により、並べ替え可能に設定され、 前記制御装置は、前記演出順列記憶手段における複数の
   演出内容の実施予定の順列に基づいて、前記演出内容記
   憶手段の複数の演出内容を、順に実施することを特徴と
   する請求項１記載の遊技機。
5. 【請求項５】 前記演出選択抽選手段は、 前記演出順列記憶手段における実施予定の演出内容の順
   列に基づいて、当該順列の途中まで実施した後、残りの
   順列の演出内容を実施することなく、前記演出順列記憶
   手段における複数の演出内容の実施予定の全ての順列
   を、抽選により、新たに並べ替えて、次の実施予定の順
   列としていることを特徴とする請求項４に記載の遊技
   機。
6. 【請求項６】 前記演出選択抽選手段は、前記演出順列
   記憶手段に記憶した順列のうち、最後からｎ回に実施し
   た演出内容を除いた複数の演出内容の実施予定の順列
   を、抽選により、並べ替えて、次の演出内容の実施予定
   の順列としていることを特徴とする請求項４又は請求項
   ５に記載の遊技機。