JP2003190391A - 遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

遊技機、遊技機用プログラム、及び遊技機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2003190391A JP2001383871A JP2001383871A JP2003190391A JP 2003190391 A JP2003190391 A JP 2003190391A JP 2001383871 A JP2001383871 A JP 2001383871A JP 2001383871 A JP2001383871 A JP 2001383871A JP 2003190391 A JP2003190391 A JP 2003190391A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技状態の変更条件を複雑に設定することが
できて、興味溢れる遊技にすることができるようにした
遊技機等を提供する。 【解決手段】 前記遊技機(10)は、所定の抽選結果又は
遊技結果と、所定の遊技回数とからなる変更条件を設定
するための条件設定手段(120)と、前記条件設定手段(12
0)の前記変更条件に基づいて、所定の前記遊技回数の範
囲内で、所定の前記抽選結果又は遊技結果を達成するこ
とにより、前記変更条件を達成している旨の判定を行う
ための変更条件達成判定手段(170)と、前記変更条件達
成判定手段(170)からの前記変更条件を満足している旨
の判定結果に基づいて、遊技状態を変更するための遊技
変更手段(180)とを備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の遊技回数
範囲内で、所定の抽選結果又は遊技結果を達成すること
により、遊技状態を変更可能な遊技機に関するものであ
る。また、この発明は、遊技機用プログラム、及び遊技
機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体に関し、さらに詳しくは、条件設定手段等とし
て機能させる遊技機用プログラム、及び遊技機用プログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機としては、所定の
当選役に当選し、当該当選図柄が所定の入賞有効ライン
上に揃うことにより、入賞して、いわゆるアシストタイ
ムゲーム(ATゲーム)等のような所定の特殊遊技へ移
行する等の遊技状態が変更するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の遊技機では、特殊遊技へ移行する等の遊技状態の変更
条件が、所定の当選役が入賞するだけであるため、その
変更条件に、入賞以外の他の要素が含まれないため、変
更条件が単純であり、面白みがないといった問題点があ
った。
【0004】そこで、各請求項にそれぞれ記載された各
発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、次の点に
ある。 (請求項1)すなわち、請求項1記載の発明は、上記し
た従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、遊技状態の変更条件を複
雑に設定することができて、興味溢れる遊技にすること
ができるようにした遊技機を提供しようとするものであ
る。
【0005】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項2記載の発明は、特殊遊技への
移行条件を複雑にすることができて、遊技に新たな緊張
感をもたらし、遊技を面白くすることができるようにし
た遊技機を提供しようとするものである。
【0006】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項3記載の発明は、特殊遊技中に
新たな緊張感や、遊技性をもたらし、遊技を面白くする
ことができるようにした遊技機を提供しようとするもの
である。
【0007】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項4記載の発明は、遊技に新たな
遊技性をもたらし、遊技を面白くすることができるよう
にした遊技機を提供しようとするものである。
【0008】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項5記載
の発明は、変更条件を変化させて、意外性を付与し、遊
技内容を変化させることができるようにした遊技機を提
供しようとするものである。
【0009】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項6記載
の発明は、変更条件の所定の抽選結果又は遊技結果と、
所定の遊技回数との組合せに意外性を付与することがで
きて、遊技内容を変化させることができるようにした遊
技機を提供しようとするものである。
【0010】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項7記載
の発明は、変更条件となる抽選結果又は遊技結果の達成
種類と、その達成回数と、遊技回数との互いに対応する
ものを、予め複数個、設定したもののなかから、選択し
て、絶えず変化させることができ、変更条件に意外性を
付与することができ、遊技内容を変化させることができ
るようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0011】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項8記載
の発明は、抽選結果又は遊技結果の達成種類と、その達
成回数と、変更条件に係る遊技回数との組合せが、固定
されることなく、絶えず、抽選により変化し、その組合
せに意外性を付与することができ、遊技内容を変化させ
ることができるようにした遊技機を提供しようとするも
のである。
【0012】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項9記載
の発明は、達成回数と、遊技回数との組合せに意外性を
付与することができ、遊技内容を変化させることができ
るとともに、達成種類に応じて、妥当性のある現実的な
達成回数や、遊技回数を設定することができるようにし
た遊技機を提供しようとするものである。
【0013】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項1乃至9のいずれか1項に記載の発明の
目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項1
0記載の発明は、遊技に切迫感をもたらして興奮性の高
い遊技にすることができるようにした遊技機を提供しよ
うとするものである。
【0014】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項1乃至10のいずれか1項に記載の発明
の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項
11記載の発明は、新たな興味を複数回の遊技にわたっ
て継続して持ち続けることができ、遊技を興味溢れるも
のにすることができるようにした遊技機を提供しようと
するものである。
【0015】(請求項12)請求項12記載の発明は、
上記した請求項1乃至11のいずれか1項に記載の発明
の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項
12記載の発明は、変更条件を遊技者に向かって明確且
つ定量的に報知することができるようにした遊技機を提
供しようとするものである。
【0016】(請求項13)請求項13記載の発明は、
上記した請求項12に記載の発明の目的に加え、次の点
を目的とする。すなわち、請求項13記載の発明は、達
成種類と、達成回数と、遊技回数との項目のうちで、遊
技者に報知する項目と、報知しない項目とを、種々変化
させることができ、遊技内容に変化を与えることができ
るようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0017】(請求項14)請求項14記載の発明は、
上記した請求項1乃至13のいずれか1項に記載の発明
の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項
14記載の発明は、現在の遊技状態における変更条件の
達成度合を遊技者に向かって明確且つ定量的に報知する
ことができるようにした遊技機を提供しようとするもの
である。
【0018】(請求項15)請求項15記載の発明は、
次の点を目的とする。すなわち、請求項15記載の発明
は、遊技状態の変更条件を複雑に設定することができ
て、興味溢れる遊技にすることができるようにした遊技
機用プログラムを提供しようとするものである。
【0019】(請求項16)請求項16記載の発明は、
次の点を目的とする。すなわち、請求項16記載の発明
は、遊技状態の変更条件を複雑に設定することができ
て、興味溢れる遊技にすることができるようにした遊技
機用プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体を提供しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】(特徴点)各請求項にそ
れぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成する
ためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示
した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0021】なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形
態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限
定するものではない。また、図面番号も、発明の実施の
形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を
限定するものでない。 (請求項1)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。
【0022】すなわち、本発明に係る遊技機(10)は、周
囲に複数の図柄(61)を表示した複数の回転リール(40)
と、乱数を用いて当選図柄(61)の抽選を行うための当選
抽選手段(110)と、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に
対応した停止制御を行うための遊技制御手段とを備えて
いる。そして、本発明に係る遊技機(10)は、前記当選抽
選手段(110)の抽選結果、所定の当選役に当選し、且つ
遊技状況が予め定められた入賞の態様になることにより
入賞となるように設定されている。
【0023】そして、本発明に係る遊技機(10)は、遊技
として、通常遊技と、前記通常遊技よりも遊技者に大き
な利益を付与可能な特殊遊技との遊技状態が異なる遊技
を備えている。そして、前記遊技機(10)は、所定の抽選
結果又は遊技結果と、所定の遊技回数とからなる変更条
件を設定するための条件設定手段(120)と、前記条件設
定手段(120)の前記変更条件に基づいて、所定の前記遊
技回数の範囲内で、所定の前記抽選結果又は遊技結果を
達成することにより、前記変更条件を達成している旨の
判定を行うための変更条件達成判定手段(170)と、前記
変更条件達成判定手段(170)からの前記変更条件を満足
している旨の判定結果に基づいて、遊技状態を変更する
ための遊技変更手段(180)とを備えていることを特徴と
する。
【0024】また、ここで、「回転リール(40)」とある
のは、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転
するようなものに限定されるものではなく、液晶画面に
表示されるようなものも含まれるものである。具体的に
は、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液
晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示
した回転リールが回転するような画像を当該液晶装置に
よって遊技者に向かって表示するものも含まれる。ま
た、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、例え
ば、スロットマシンであるが、上述した回転リール(40)
を有するパチンコ機や、その他の遊技機を含むものであ
る。
【0025】また、ここで、「前記通常遊技よりも遊技
者に大きな利益を付与可能な特殊遊技」とは、具体的に
は、例えば、いわゆるアシストタイムゲーム(ATゲー
ム)や、リプレイタイムゲーム(RTゲーム)や、アシ
ストリプレイタイムゲーム(ARTゲーム)や、チャレ
ンジタイムゲーム(CTゲーム)等を含むものである。
また、ここで、特殊遊技には、通常遊技よりも遊技者に
大きな利益を付与可能な、いわゆるビッグボーナスゲー
ム(BBゲーム)や、レギュラーボーナスゲーム(RB
ゲーム)等のボーナスゲームに関連する特別遊技を含め
るようにしても良いものである。
【0026】また、ここで、「所定の前記抽選結果又は
遊技結果を達成する」の「抽選結果を達成する」とは、
具体的には、当選抽選手段(110)の抽選結果、所定の図
柄の当選役に当選することや、不当選となるようなこと
を含むものである。また、上記「遊技結果」とは、具体
的には、所定の図柄の当選役に当選して、当該当選図柄
を所定位置に停止させることができて、当該当選役に入
賞することを含むものである。なお、ここで、「当選
役」とは、予め定めた入賞態様の組合せを意味するもの
であって、具体的には、例えば、左、中、右の回転リー
ル(40)の停止図柄が、それぞれ赤セブン、赤セブン、赤
セブンとなることにより、入賞可能となるような入賞態
様の組み合わせを含むものである。
【0027】また、ここで、「所定の前記抽選結果又は
遊技結果を達成することにより、前記変更条件を達成し
ている旨の判定を行う」とは、所定の前記図柄が当選す
ることにより、前記変更条件を達成している旨の判定を
行うものや、不当選となることにより、前記変更条件を
達成している旨の判定を行うものや、所定の前記図柄が
入賞することにより、前記変更条件を達成している旨の
判定を行うものものを含むものである。
【0028】また、ここで、「遊技状態を変更する」と
は、具体的には、通常遊技から特殊遊技へ移行すること
や、特殊遊技から通常遊技へ移行することを含むもので
ある。さらに、特殊遊技への移行を中止することや、特
殊遊技への移行を中止した状態から再開するようなこと
を含むものである。 (作用)本発明は、変更条件達成判定手段(170)が、条
件設定手段(120)の変更条件に基づいて、所定の遊技回
数の範囲内で、所定の抽選結果又は遊技結果を達成する
ことにより、変更条件を達成している旨の判定を行う。
そして、遊技変更手段(180)が、変更条件達成判定手段
(170)からの変更条件を満足している旨の判定結果に基
づいて、遊技状態を変更する。すなわち、所定の遊技回
数の範囲内で、所定の抽選結果又は遊技結果を達成する
ことを、変更条件として設定し、これを満足することに
より、遊技状態が変更されるものである。従って、所定
の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結果又は遊技結果を
達成するという、抽選結果又は遊技結果と、遊技回数と
の二つの条件により、変更条件が決定されている。この
ため、特殊遊技への移行等の遊技状態の変更条件が、所
定の当選図柄が入賞するだけのようなものと比較して、
遊技回数という入賞等以外の要素が含まれることとな
り、変更条件を複雑にすることができ、遊技を面白くす
ることができる。
【0029】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記遊技変更手段(180)は、前記変
更条件達成判定手段(170)からの変更条件を達成してい
る旨の判定結果に基づいて、遊技状態を前記通常遊技か
ら前記特殊遊技へ移行することを特徴とする。
【0030】(作用)本発明は、変更条件達成判定手段
(170)が、条件設定手段(120)の変更条件に基づいて、所
定の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結果又は遊技結果
を達成することにより、変更条件を達成している旨の判
定を行う。そして、遊技変更手段(180)が、変更条件達
成判定手段(170)からの変更条件を達成している旨の判
定結果に基づいて、遊技状態を、通常遊技から特殊遊技
へ移行する。このため、遊技者は、通常遊技よりも大き
な利益を得ることが可能な特殊遊技へ移行するために
は、所定の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結果又は遊
技結果を達成させることに努めることになる。このよう
に、特殊遊技へ移行させるための抽選結果又は遊技結果
に、所定の遊技回数の範囲内という制限が加わったこと
により、特殊遊技への移行条件を複雑にすることができ
て、遊技に新たな緊張感をもたらし、遊技を面白くする
ことができる。
【0031】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記遊技変更手段(180)は、前記変
更条件達成判定手段(170)からの変更条件を達成してい
る旨の判定結果に基づいて、遊技状態を前記特殊遊技か
ら前記通常遊技へ移行することを特徴とする。
【0032】(作用)本発明は、変更条件達成判定手段
(170)が、条件設定手段(120)の変更条件に基づいて、所
定の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結果又は遊技結果
を達成することにより、変更条件を達成している旨の判
定を行う。そして、遊技変更手段(180)が、変更条件達
成判定手段(170)からの変更条件を達成している旨の判
定結果に基づいて、遊技状態を、特殊遊技から通常遊技
へ移行する。このため、遊技者は、通常遊技よりも大き
な利益を得ることが可能な特殊遊技を続行させるために
は、所定の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結果又は遊
技結果を達成させないことを希望し、可能な範囲で回避
に努めることになる。このように、特殊遊技を続行させ
るためには、所定の遊技回数の範囲内で所定の抽選結果
又は遊技結果の達成を回避しなければならないという条
件が加わったことにより、特殊遊技中に新たな緊張感
や、遊技性をもたらし、遊技を面白くすることができ
る。
【0033】また、所定の抽選結果又は遊技結果を所定
の遊技回数の範囲内で達成させないことにより、特殊遊
技を続行させるか、或いは、所定の抽選結果又は遊技結
果を達成させることによる利益を得るのかの選択を遊技
者は行うことができる。これにより、遊技の多様性を増
加させることができ、遊技を興味溢れるものにすること
ができる。
【0034】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、前記遊技変更手段(180)は、前記変
更条件達成判定手段(170)からの変更条件を達成してい
る旨の判定結果に基づいて、前記特殊遊技への移行を中
止又は再開することを特徴とする。
【0035】なお、ここで、「特殊遊技への移行を中
止」とは、具体的には、例えば、所定図柄の入賞等の所
定の条件により特殊遊技へ移行するように設定されてい
る場合において、当該移行条件を満足しても、特殊遊技
への移行を行わないようにするものを含むものである。
また、「再開」とは、上記「中止」により、特殊遊技へ
の移行が中止されている状態において、この中止状態が
解除されて、所定条件により特殊遊技へ移行可能な元の
状態に戻るようなものを含むものである。
【0036】(作用)本発明は、遊技変更手段(180)
が、変更条件達成判定手段(170)からの変更条件を達成
している旨の判定結果に基づいて、特殊遊技への移行を
中止するように設定されている場合、遊技者は、通常遊
技よりも大きな利益を得ることが可能な特殊遊技の中止
を回避するためには、所定の遊技回数の範囲内で、所定
の抽選結果又は遊技結果の達成とならないことを望み、
或いは、所定の遊技結果とならないように努めることに
なる。このように、特殊遊技の中止を回避するために
は、所定の遊技回数の範囲内で所定の抽選結果又は遊技
結果の達成を回避しなければならないという条件が加わ
ったことにより、遊技に新たな遊技性をもたらし、遊技
を面白くすることができる。
【0037】また、遊技者は、遊技変更手段(180)が、
変更条件達成判定手段(170)からの変更条件を達成して
いる旨の判定結果に基づいて、特殊遊技への移行を再開
するように設定されている場合、遊技者は、通常遊技よ
りも大きな利益を得ることが可能な特殊遊技を再開させ
るためには、所定の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結
果又は遊技結果を達成させることに努めることになる。
このように、特殊遊技を再開させるための所定抽選結果
又は遊技結果の達成に、所定の遊技回数の範囲内という
条件が加わったことにより、遊技に新たな遊技性をもた
らし、遊技を面白くすることができる。
【0038】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記条件設
定手段(120)の前記変更条件の前記抽選結果又は遊技結
果と、前記遊技回数とは、互いに対応した状態で、予め
複数個、設定されている。
【0039】そして、前記条件設定手段(120)は、互い
に対応する前記抽選結果又は遊技結果及び前記遊技回数
のうち、いずれの前記抽選結果又は遊技結果及び前記遊
技回数を、前記変更条件とするかを、乱数を用いた抽選
により決定することを特徴とする。なお、ここで、「前
記抽選結果又は遊技結果と、前記遊技回数とは、互いに
対応した状態で、予め複数個、設定され」とは、具体的
には、例えば、表1に示すように、変更条件の所定の抽
選結果(当選若しくは不当選)又は遊技結果(入賞)に
係る入賞役として、BB、小槌、チェリー、桃(再遊
技)の複数個が設定され、変更条件の所定の遊技回数と
して、100回(BB)、30回(小槌)、10回(チ
ェリー)、5回(桃)がそれぞれの所定の抽選結果(当
選若しくは不当選)又は遊技結果(入賞)に対応して設
定されているようなものである。すなわち、「互いに対
応した状態で」とは、所定抽選結果又は遊技結果に係る
図柄がBBの場合、遊技回数は100回に対応し、所定
抽選結果又は遊技結果に係る図柄が小槌の場合、遊技回
数は30回に対応し、所定抽選結果又は遊技結果に関す
る図柄がチェリーの場合、遊技回数は10回に対応し、
所定抽選結果又は遊技結果に関する図柄が桃(再遊技)
の場合、遊技回数は5回に対応するようなことを意味す
るものである。
【0040】また、ここで、「抽選結果」とは、当選若
しくは不当選を意味し、「遊技結果」とは、入賞を意味
するものであって、請求項1で説明したものと同様のも
のである。 (作用)本発明は、変更条件の所定の抽選結果又は遊技
結果と、所定の遊技回数とが、互いに対応した状態で、
予め複数個、設定されている。そして、条件設定手段(1
20)は、それらの所定の抽選結果又は遊技結果及び遊技
回数のうち、いずれの抽選結果又は遊技結果及び遊技回
数を、変更条件とするかを、乱数を用いた抽選により決
定している。このため、変更条件となる抽選結果又は遊
技結果及び遊技回数が、固定されず、絶えず、抽選によ
り変更される。これにより、変更条件を絶えず変化させ
ることができ、変更条件に意外性を付与することができ
る。これにより、遊技内容を変化させることができ、遊
技を面白いものにすることができる。
【0041】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記条件設
定手段(120)の前記変更条件の前記抽選結果又は遊技結
果と、前記遊技回数とは、互いに対応することなく、そ
れぞれ予め複数個、設定されている。そして、前記条件
設定手段(120)は、複数の前記抽選結果又は遊技結果の
うち、いずれの前記抽選結果又は遊技結果を前記変更条
件とするか、乱数を用いた抽選により決定し、且つ、複
数の前記遊技回数のうち、いずれの前記遊技回数を前記
変更条件とするか、乱数を用いた抽選により決定し、前
記抽選結果又は遊技結果の抽選と、前記遊技回数の抽選
とは、それぞれ別個独立に決定することを特徴とする。
【0042】なお、ここで、「前記抽選結果又は遊技結
果の抽選と、前記遊技回数の抽選とは、それぞれ別個独
立に決定する」とは、抽選結果又は遊技結果と遊技回数
との間に、予め対応関係がなく、抽選結果又は遊技結果
の抽選と、遊技回数の抽選とが、全く別々に、独立して
行われるようなものを意味するものである。具体的に
は、例えば、変更条件の所定の抽選結果又は遊技結果の
入賞役として、BB、小槌、チェリー、桃(再遊技)の
複数個が設定され、変更条件の所定の遊技回数として、
100回、30回、10回、5回が設定されているよう
な場合、抽選結果又は遊技結果と、遊技回数とを、別々
に抽選により選択するようなものを含むものである。す
なわち、変更条件の所定抽選結果又は遊技結果に係る図
柄として、チェリーが抽選により選択され、変更条件の
遊技回数として、100回が抽選により選択されたよう
な場合、100回の遊技回数の範囲内で、チェリーに入
賞すれば、変更条件を満足することになるようなもので
ある。具体的には、表3の抽選結果と、その右側に記載
された変更条件に係る遊技回数との間に関連性が無いも
のであって、表3の抽選結果のうちで抽選により選択さ
れたものと、遊技回数のうちで抽選により選択されたも
のとの組合せが、変更条件として設定されるようなもの
である。
【0043】また、ここで、「抽選結果」とは、当選若
しくは不当選を意味し、「遊技結果」とは、入賞を意味
するものであって、請求項1で説明したものと同様のも
のである。 (作用)本発明は、変更条件の所定の抽選結果又は遊技
結果と、所定の遊技回数とが、それぞれ別個独立に、条
件設定手段(120)により抽選で決定されている。このた
め、変更条件の所定の抽選結果又は遊技結果と、所定の
遊技回数との組合せが、固定されることなく、絶えず、
抽選により変化することとなる。これにより、変更条件
の所定の抽選結果又は遊技結果と、所定の遊技回数との
組合せに意外性を付与することができ、遊技内容を変化
させることができ、遊技を面白いものにすることができ
る。
【0044】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記条件設
定手段(120)の前記変更条件の前記抽選結果又は遊技結
果の達成種類と、その達成回数と、前記遊技回数とは、
互いに対応した状態で、予め複数個、設定されている。
【0045】そして、前記条件設定手段(120)は、互い
に対応する前記抽選結果又は遊技結果の達成種類と、そ
の達成回数と、前記遊技回数とのうち、いずれの前記抽
選結果又は遊技結果の達成種類、その達成回数及び前記
遊技回数を、前記変更条件とするかを、乱数を用いた抽
選により決定することを特徴とする。本実施の形態に係
る発明は、第一の実施の形態で説明されているようなも
のを含むものであって、例えば、表3の左欄に示すよう
に、BB当選や、小槌当選等の抽選結果の達成種類と、
表3には示していないが、その達成回数(1回)と、表
3の右欄に示すように100回や30回等の変更条件に
係る遊技回数とが、互いに対応した状態で、予め5個、
設定されているようなものを含むものである。そして、
条件設定手段(120)が、上述した互いに対応した状態の
一つの組を抽選により決定するようなものを含むもので
ある。したがって、例えば、変更条件の抽選結果の達成
種類として、BB当選を選択した場合、同時に、抽選結
果の達成回数として、1回を選択し、同時に、変更条件
に係る遊技回数として、100回を選択するようなもの
である。
【0046】なお、ここで、「抽選結果又は遊技結果の
達成種類」のうち、抽選結果の達成種類とは、当選抽選
手段(110)の抽選結果、BBゲームに当選することや、
チェリーに当選すること等を含むものであり、遊技結果
の達成種類とは、当選抽選手段(110)の抽選結果、当選
し、当該当選図柄を、所定の停止位置に停止させること
ができて、BBゲームに入賞することや、チェリーに入
賞すること等を含むものである。
【0047】(作用)本発明によれば、互いに対応する
抽選結果又は遊技結果の達成種類と、その達成回数と、
遊技回数とからなるものが予め複数個、設定されたう
ち、いずれの抽選結果又は遊技結果の達成種類と、その
達成回数と、遊技回数とを変更条件とするかを、乱数を
用いた抽選により決定している。このため、変更条件と
なる抽選結果又は遊技結果の達成種類と、その達成回数
と、遊技回数との互いに対応するものが、常に固定され
ず、絶えず、抽選により選択されて変更される。これに
より、変更条件を、予め複数個、設定したもののなかか
ら、選択して、絶えず変化させることができ、変更条件
に意外性を付与することができる。これにより、遊技内
容を変化させることができ、遊技を面白いものにするこ
とができる。
【0048】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記条件設
定手段(120)の前記変更条件の前記抽選結果又は遊技結
果の達成種類と、その達成回数と、前記遊技回数とは、
互いに対応することなく、それぞれ予め複数個、設定さ
れている。
【0049】そして、前記条件設定手段(120)は、複数
の前記抽選結果又は遊技結果の達成種類のうち、いずれ
の前記抽選結果又は遊技結果の達成種類を前記変更条件
とするか、乱数を用いた抽選により決定するための達成
種類抽選手段(310)と、前記抽選結果又は遊技結果の複
数の達成回数のうち、いずれの達成回数を前記変更条件
とするか、乱数を用いた抽選により決定するための達成
回数抽選手段(320)と、複数の前記遊技回数のうち、い
ずれの前記遊技回数を前記変更条件とするか、乱数を用
いた抽選により決定するための遊技回数抽選手段(330)
とを備えている。
【0050】そして、前記達成種類抽選手段(310)、前
記達成回数抽選手段(320)及び前記遊技回数抽選手段(33
0)により、前記抽選結果又は遊技結果の達成種類の抽選
と、その達成回数の抽選と、前記遊技回数の抽選とは、
それぞれ別個独立に決定することを特徴とする。なお、
ここで、「抽選結果又は遊技結果の達成種類」のうち、
抽選結果の達成種類とは、当選抽選手段(110)の抽選結
果、BBゲームに当選することや、チェリーに当選する
こと等を含むものであり、遊技結果の達成種類とは、当
選抽選手段(110)の抽選結果、当選し、当該当選図柄
を、所定の停止位置に停止させることができて、BBゲ
ームに入賞することや、チェリーに入賞すること等を含
むものである。
【0051】また、ここで、「前記条件設定手段(120)
の前記変更条件の前記抽選結果又は遊技結果の達成種類
と、その達成回数と、前記遊技回数とは、互いに対応す
ることなく、それぞれ予め複数個、設定され」とは、例
えば、表4に示すように、抽選結果の達成種類として、
BB当選と、小槌当選と、チェリー当選と、桃当選と、
不当選との全部で5個が設定され、変更条件に係る遊技
回数として、100回と、30回と、10回と、5回
と、1回との全部で5個が設定され、達成回数として、
表4の上から順に、1回又は2回と、1回、2回、3回
又は4回と、1回、2回、3回、4回又は5回と、1
回、2回又は3回と、1回との全部で5個が設定されて
いるような場合であって、かかる場合に、表4の横方向
に位置する達成種類と、遊技回数と、達成回数との間
で、対応関係や、従属関係が全く無いことを意味するも
のである。
【0052】また、達成種類抽選手段(310)は、具体的
には、例えば、表4の左欄に示すように、BB当選と、
小槌当選と、チェリー当選と、桃当選と、不当選との5
個の抽選結果の達成種類のうちから、いずれかを乱数を
用いた抽選により、決定するようなものを含むものであ
る。また、達成回数抽選手段(320)は、具体的には、例
えば、表4の右欄に示すように、1回又は2回と、1
回、2回、3回又は4回と、1回、2回、3回、4回又
は5回と、1回、2回又は3回と、1回との5個の達成
回数のうちから、いずれかを抽選により、決定し、さら
に、その決定したものに複数の達成回数が含まれている
ような場合、その中から一つの達成回数を抽選により決
定するようなものを含むものである。
【0053】また、遊技回数抽選手段(330)は、具体的
には、例えば、表4の中央の欄に示すように、100回
と、30回と、10回と、5回と、1回との5個の達成
回数のうちから、いずれかを乱数を用いた抽選により、
決定するようなものを含むものである。 (作用)本発明によれば、抽選結果又は遊技結果の達成
種類の抽選と、その達成回数の抽選と、変更条件に係る
遊技回数の抽選とは、それぞれ別個独立に決定される。
このため、抽選結果又は遊技結果の達成種類と、その達
成回数と、変更条件に係る遊技回数との組合せが、所定
の数値に固定されることなく、絶えず、抽選により変化
することとなる。これにより、変更条件に係る抽選結果
又は遊技結果の達成種類と、その達成回数と、遊技回数
との組合せに意外性を付与することができ、遊技内容を
変化させることができ、遊技を面白いものにすることが
できる。
【0054】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記抽選結
果又は遊技結果の達成種類に対応して、予め複数個のそ
の達成回数と、複数個の変更条件に係る遊技回数とが設
定されている。
【0055】そして、前記条件設定手段(120)は、複数
の前記抽選結果又は遊技結果の達成種類のうち、いずれ
の前記抽選結果又は遊技結果の達成種類を前記変更条件
とするか、乱数を用いた抽選により決定するための達成
種類抽選手段(310)と、前記抽選結果又は遊技結果の複
数の達成回数のうち、いずれの達成回数を前記変更条件
とするか、乱数を用いた抽選により決定するための達成
回数抽選手段(320)と、複数の前記遊技回数のうち、い
ずれの前記遊技回数を前記変更条件とするか、乱数を用
いた抽選により決定するための遊技回数抽選手段(330)
とを備えている。
【0056】そして、前記達成種類抽選手段(310)の抽
選結果に応じて、前記達成回数抽選手段(320)及び前記
遊技回数抽選手段(330)の抽選により、前記達成回数
と、前記遊技回数とを別個独立に決定することを特徴と
する。なお、ここで、「抽選結果又は遊技結果の達成種
類」のうち、抽選結果の達成種類とは、当選抽選手段(1
10)の抽選結果、BBゲームに当選することや、チェリ
ーに当選すること等を含むものであり、遊技結果の達成
種類とは、当選抽選手段(110)の抽選結果、当選し、当
該当選図柄を、所定の停止位置に停止させることができ
て、BBゲームに入賞することや、チェリーに入賞する
こと等を含むものである。
【0057】また、ここで、「前記抽選結果又は遊技結
果の達成種類に対応して、予め複数個のその達成回数
と、複数個の変更条件に係る遊技回数とが設定され」と
は、例えば、表5に示すように、BB当選という抽選結
果の達成種類に対応して、変更条件に係る遊技回数とし
て、100回と、50回と、5回との3個が設定され、
達成回数として、1回と、2回との2個が設定されてい
るようなものを含むものである。また、同様に表5に示
すように、小槌当選という抽選結果の達成種類に対応し
て、変更条件に係る遊技回数として、30回と、10回
との2個が設定され、達成回数として、2回と、3回と
の2個が設定されているようなものを含むものである。
すなわち、抽選結果又は遊技結果の達成種類が決定すれ
ば、その達成種類に対応した遊技回数のグループと、達
成回数のグループとが決定されるようなものである。そ
して、遊技回数及び達成回数は、その決定されたグルー
プの中から抽選により決定されるようなものである。
【0058】また、達成種類抽選手段(310)は、具体的
には、例えば、表5の左欄に示すように、BB当選と、
小槌当選と、チェリー当選と、桃当選と、不当選との5
個の抽選結果の達成種類のうちから、いずれかを乱数を
用いた抽選により、決定するようなものを含むものであ
る。また、達成回数抽選手段(320)は、達成種類抽選手
段(310)の決定に基づく達成種類に対応する達成回数の
うちから、いずれかを抽選により決定するものであっ
て、具体的には、例えば、表5に右欄に示すように、達
成種類がBB当選の場合、1回、2回のうちから、いず
れかを抽選により決定するようなものを含むものであ
る。
【0059】また、遊技回数抽選手段(330)は、達成種
類抽選手段(310)の決定に基づく達成種類に対応する遊
技回数のうちから、いずれかを抽選により決定するもの
であって、具体的には、例えば、表5の中欄に示すよう
に、達成種類がBB当選の場合、100回、50回、5
回のうちから、いずれかを抽選により決定するようなも
のを含むものである。
【0060】(作用)本発明によれば、達成種類抽選手
段(310)の抽選結果に応じて、達成回数の抽選と、変更
条件に係る遊技回数の抽選とは、それぞれ別個独立に決
定される。このため、達成回数と、変更条件に係る遊技
回数との組合せが、所定の数値に固定されることなく、
絶えず、抽選により変化することとなる。これにより、
達成回数と、遊技回数との組合せに意外性を付与するこ
とができ、遊技内容を変化させることができ、遊技を面
白いものにすることができる。
【0061】さらに、本発明によれば、抽選結果又は遊
技結果の達成種類に対応して、達成回数及び遊技回数が
設定されているため、達成種類の内容や特徴に応じて、
遊技回数の最適な範囲や、達成回数の最適な範囲を設定
することができる。これにより、達成種類に応じて、妥
当性のある現実的な達成回数や、遊技回数を設定するこ
とができる。
【0062】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項1乃至9のいずれか1項に記載の発明の
特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記変
更条件達成判定手段(170)は、所定の前記遊技回数の範
囲内で、所定の前記抽選結果又は遊技結果を、少なくと
も1回、達成することにより、前記変更条件を達成して
いる旨の判定をすることを特徴とする。
【0063】なお、ここで、「少なくとも1回」とある
ので、予め1回に設定されている場合は、所定の遊技回
数の範囲内で、所定の抽選結果又は遊技結果を1回、達
成することにより、変更条件を達成することになる。ま
た、予め2回又は、それ以上の所定の複数回に設定され
ている場合、所定の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結
果又は遊技結果を2回、又はそれ以上の所定の複数回、
達成することにより、変更条件を達成することになるも
のである。
【0064】また、ここで、「抽選結果」とは、当選若
しくは不当選を意味し、「遊技結果」とは、入賞を意味
するものであって、請求項1で説明したものと同様のも
のである。 (作用)本発明は、遊技者が、変更条件を達成するため
に、所定の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結果又は遊
技結果を少なくとも1回、達成することに努めることに
なる。これにより、変更条件を達成するためには、残り
の遊技回数あと何回の範囲内に、所定の抽選結果又は遊
技結果を少なくとも1回、達成しなければならないとい
う切迫感をもたらして興奮性の高い遊技にすることがで
きる。
【0065】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項1乃至10のいずれか1項に記載の発明
の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記
変更条件達成判定手段(170)は、所定の前記遊技回数の
範囲内で、所定の前記抽選結果又は遊技結果を、連続し
て所定の回数、達成することにより、前記変更条件を達
成している旨の判定をすることを特徴とする。
【0066】なお、ここで、「所定の前記抽選結果又は
遊技結果を、連続して所定の回数、達成する」とは、所
定の図柄に関して、連続して所定の回数、当選すること
や、所定の図柄に関して、連続して所定の回数、不当選
となることや、所定の図柄に関して、連続して所定の回
数、入賞することを意味するものである。本発明は、具
体的には、所定の遊技回数、例えば30回の範囲内で、
再遊技に連続して2回当選することにより、変更条件を
達成するように設定されているようなものを含むもので
ある。また、所定の遊技回数、例えば30回の範囲内
で、再遊技に関して連続して10回不当選となることに
より、変更条件を達成するように設定されているような
ものを含むものである。また、所定の遊技回数、例えば
30回の範囲内で、チェリーに連続して2回入賞するこ
とにより、変更条件を達成するように設定されているよ
うなものを含むものである。
【0067】また、ここで、「抽選結果」とは、当選若
しくは不当選を意味し、「遊技結果」とは、入賞を意味
するものであって、請求項1で説明したものと同様のも
のである。 (作用)本発明は、所定の遊技回数の範囲内で、所定の
抽選結果又は遊技結果を、連続して所定の回数、達成す
ることを、変更条件としている。このため、連続して所
定の回数、抽選結果又は遊技結果を達成しなければ、変
更条件を満足することができず、当該所定抽選結果又は
遊技結果を達成した場合、連続して次の遊技でも当該抽
選結果又は遊技結果を達成することができるか否かとい
う新たな興味を複数回の遊技にわたって継続して持ち続
けることができ、遊技を興味溢れるものにすることがで
きる。
【0068】(請求項12)請求項12記載の発明は、
上記した請求項1乃至11のいずれか1項に記載の発明
の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記
遊技機(10)は、前記条件設定手段(120)による前記変更
条件の設定内容を遊技者に向かって報知可能な変更条件
報知装置(140)を備えたことを特徴とする。
【0069】なお、ここで、「条件設定手段(120)によ
る前記変更条件の設定内容」とは、所定の抽選結果又は
遊技結果と、所定の遊技回数とからなる変更条件の設定
内容を意味するものである。具体的には、所定の遊技回
数の範囲内で所定の抽選結果又は遊技結果を、所定回
数、達成することを条件とするようなものである。すな
わち、この当該変更条件の設定内容には、所定の遊技回
数の範囲内に、所定の抽選結果又は遊技結果を1回、達
成することにより、条件を達成するように設定されてい
るようなものを含むものである。さらに、当該変更条件
の内容には、所定の遊技回数の範囲内に、所定の抽選結
果又は遊技結果を、複数回(N回)達成することによ
り、条件を達成するように設定されているようなものを
含むものである。そして、かかる場合には、変更条件報
知装置(140)は、当該複数回(N回)の条件も報知する
ようなものを含むものである。
【0070】(作用)本発明によれば、変更条件報知装
置(140)により、条件設定手段(120)による変更条件の設
定内容を遊技者に向かって報知することができる。この
ため、遊技者は、変更条件の設定内容を知ることができ
て、遊技状態の変更のために達成すべき条件目標を明確
且つ定量的に把握することができる。すなわち、遊技者
は、変更条件が設定された場合、所定の遊技回数の範囲
内で、所定の抽選結果又は所定の遊技結果を達成する必
要があることを、明確且つ定量的に知ることができる。
これにより、遊技状態の変更を希望する場合の具体的目
標を明確且つ定量的にすることができ、かかる目標に向
かって遊技を進めるという新たな遊技性をもたらすこと
ができる。
【0071】(請求項13)請求項13記載の発明は、
上記した請求項12に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。すなわち、本発明に係る遊技機は、前
記条件設定手段(120)の前記変更条件としての前記抽選
結果又は遊技結果の達成種類を、遊技者に向かって報知
するか否かを乱数を用いた抽選により決定するための報
知達成種類抽選手段(350)と、前記条件設定手段(120)の
前記変更条件としての達成回数を、遊技者に向かって報
知するか否かを乱数を用いた抽選により決定するための
報知達成回数抽選手段(360)と、前記条件設定手段(120)
の前記変更条件としての前記遊技回数を、遊技者に向か
って報知するか否かを乱数を用いた抽選により決定する
ための報知遊技回数抽選手段(370)とを備えている。
【0072】そして、前記報知達成種類抽選手段(35
0)、前記報知達成回数抽選手段(360)及び前記報知遊技
回数抽選手段(370)により、前記抽選結果又は遊技結果
の達成種類の報知と、その達成回数の報知と、前記遊技
回数の報知とは、それぞれ別個独立に決定することを特
徴とする。本発明は、具体的には、例えば、表4に示す
ように、達成種類等が設定されて、報知達成種類抽選手
段(350)は、報知しないことに決定し、報知達成回数抽
選手段(360)及び報知遊技回数抽選手段(370)は報知する
ことに決定した場合であって、達成回数として2回が報
知され、遊技回数として、30回が報知されているとす
る。かかる場合、遊技者には、これから30回の遊技回
数の範囲内で、BB当選や、小槌当選等のいずれかの当
選役に2回、当選すれば、特別遊技(ARTゲーム)に
移行できる等の特典が得られることを理解することがで
きる。しかし、BB当選や、小槌当選等のいずれの当選
役に当選すればかかる条件を満たすかの抽選結果の達成
種類が知らされてなく、かかる達成種類を類推や予想し
ながら、遊技を進めることができるようなものを含むも
のである。
【0073】また、本発明は、達成種類と、達成回数
と、遊技回数との報知の有無が、それぞれ別個独立に決
定される。このため、本発明の報知パターンとしては、
(1)達成種類のみが報知される場合、(2)達成回数
のみが報知される場合、(3)遊技回数のみが報知され
る場合、(4)三つ全てが報知される場合、(5)三つ
全てが報知されない場合、(6)達成種類及び達成回数
が報知される場合、(7)達成種類及び遊技回数が報知
される場合、(8)達成回数及び遊技回数が報知される
場合の全部で8つのパターンを有するものである。
【0074】(作用)本発明によれば、報知達成種類抽
選手段(350)、報知達成回数抽選手段(360)及び報知遊技
回数抽選手段(370)により、抽選結果又は遊技結果の達
成種類と、その達成回数と、変更条件に係る遊技回数と
を、遊技者に向かって報知するか、報知しないかを、別
個独立に、各々抽選して、その結果、報知するに当選し
た場合は、遊技者に向かって、当該内容を報知してい
る。このため、遊技者は、報知されない場合、報知され
ない項目の内容が何であるかの予想や、類推を行わなけ
ればならない。これにより、遊技者に報知されないこと
により、その内容に注意を引きつけ、興味をより一層増
加させることができる。
【0075】そして、達成種類と、達成回数と、遊技回
数との項目のうちで、遊技者に報知する項目と、報知し
ない項目とを、種々変化させることができ、遊技内容に
変化を与えることができる。 (請求項14)請求項14記載の発明は、上記した請求
項1乃至13のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加
え、次の点を特徴とする。
【0076】すなわち、前記遊技機(10)は、前記条件設
定手段(120)の前記変更条件の達成度合を遊技者に向か
って報知可能な達成度合報知装置(220)を備えたことを
特徴とする。なお、ここで、「条件設定手段(120)の変
更条件の達成度合」とは、変更条件が所定の抽選結果又
は遊技結果と、所定の遊技回数とから設定され、かかる
所定の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結果又は遊技結
果を所定回数、成立させることにより達成されるように
設定されているような場合、現在の遊技状態における残
りの遊技回数や、所定の抽選結果又は遊技結果の達成の
有無若しくは回数を含むものである。そして、変更条件
として、所定の抽選結果や遊技結果の回数が複数回に設
定されているような場合、所定の遊技回数の範囲内で現
在の遊技までに、かかる所定の抽選結果や遊技結果に到
達した回数を含むものである。具体的には、例えば、変
更条件が、次の遊技から100回の遊技回数範囲内にB
B当選図柄に1回、当選することに設定されている場
合、BBゲームに当選せずに、遊技数が1回経過する
と、達成度合報知装置(220)にBB(残99、0)と表
示され、2回経過すると達成度合報知装置(220)にBB
(残98、0)と表示されるようなものを含むものであ
る。そして、次の遊技でBBに当選すると、達成度合報
知装置(220)にBB(残97、1)と表示され、次の遊
技から遊技状態が変更するようなものを含むものであ
る。
【0077】(作用)本発明によれば、達成度合報知装
置(220)により、条件設定手段(120)の変更条件の達成度
合を遊技者に向かって報知することができる。このた
め、遊技者は、現在の遊技状態における変更条件の達成
度合を知ることができて、遊技状態の変更のために達成
すべき条件の現時点における目標を、リアルタイムで明
確且つ定量的に把握することができる。すなわち、遊技
者は、将来、あと何回の遊技回数の範囲内で、所定の抽
選結果又は所定の遊技結果を達成する必要があること
を、明確且つ定量的に知ることができる。これにより、
遊技状態の変更を希望する場合の現時点の具体的目標を
明確且つ定量的にすることができ、かかる目標に向かっ
て遊技を進めるという新たな遊技性をもたらすことがで
きる。
【0078】(請求項15)請求項15記載の発明は、
次の点を特徴とする。すなわち、遊技機を、複数の図柄
を変動表示又は停止表示させるための図柄表示手段、乱
数を用いて当選図柄の抽選を行うための当選抽選手段(1
10)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応した停止
制御を行うための遊技制御手段として機能させ、前記遊
技機(10)を、前記当選抽選手段(110)の抽選結果、所定
の当選役に当選し、且つ遊技状況が予め定められた入賞
の態様になることにより入賞となるように設定し、遊技
として、通常遊技と、前記通常遊技よりも遊技者に大き
な利益を付与可能な特殊遊技との遊技状態が異なる遊技
を備え、前記遊技機(10)を、所定の抽選結果又は遊技結
果と、所定の遊技回数とからなる変更条件を設定するた
めの条件設定手段(120)、前記条件設定手段(120)の前記
変更条件に基づいて、所定の前記遊技回数の範囲内で、
所定の前記抽選結果又は遊技結果を達成することによ
り、前記変更条件を達成している旨の判定を行うための
変更条件達成判定手段(170)、前記変更条件達成判定手
段(170)からの前記変更条件を達成している旨の判定結
果に基づいて、遊技状態を変更するための遊技変更手段
(180)として機能させるための遊技機用プログラムであ
る。
【0079】また、ここで、「抽選結果」とは、当選若
しくは不当選を意味し、「遊技結果」とは、入賞を意味
するものであって、請求項1で説明したものと同様のも
のである。ここで、「遊技機(10)」は、例えば、回転リ
ール(40)、スタートスイッチ(30)、ストップスイッチ(5
0)及び制御装置(20)などを備えた現実の遊技機(10)でも
よく、また、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装
置に表示させた擬似的な遊技機(10)でも良い。
【0080】ここで、「図柄表示手段」とは、複数の図
柄を変動表示又は停止表示させるための手段をいう。ま
た、この図柄表示手段は、例えば、周囲に複数の図柄を
表示した現実の回転リール(40)を用い、この回転リール
(40)の回転を制御するようにして形成することができ
る。また、この図柄表示手段は、例えば、液晶ディスプ
レイやCRT等の画像表示装置を用い、この画像表示装
置に複数の図柄を順次表示させるようにして形成するこ
ともできる。
【0081】ここで、この遊技機用プログラムを用いて
現実の遊技機(10)を制御しようとする場合には、「遊技
制御手段」は、当選抽選手段(110)の抽選結果が当選で
ある場合に前記図柄表示手段の当選図柄を停止表示させ
たことを条件として入賞して遊技者に利益を付与する制
御装置(20)となるものである。また、かかる場合には、
遊技制御手段は、例えば、ホッパーユニット(65)を駆動
させて遊技者に対して現実の遊技メダルの払い出しを行
うように形成することができる。この遊技制御手段は、
具体的には、図1に示す通常遊技制御手段(70)や、特定
導入遊技制御手段(91)及び特定遊技制御手段(101)から
なる特別遊技制御手段(80)や、特殊遊技制御手段(102)
を含むものである。
【0082】また、この遊技機用プログラムを用いて業
務用或いは家庭用テレビゲーム機等を制御しようとする
場合には、現実の遊技メダルの払い出しを行い得ないの
で、この制御手段は、例えば、液晶ディスプレイやCR
T等の画像表示装置に遊技メダルの枚数を増やすような
画像を表示するように形成することができる。すなわ
ち、本発明に係る遊技機用プログラムは、現実の遊技機
(10)を制御するためのプログラムと、業務用或いは家庭
用のテレビゲーム機等に読み込まれることにより業務用
或いは家庭用のテレビゲーム機等を遊技機(10)として機
能させるためのプログラムとの双方を含むものである。
【0083】(作用)本発明は、変更条件達成判定手段
(170)が、条件設定手段(120)の変更条件に基づいて、所
定の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結果又は遊技結果
を達成することにより、変更条件を達成している旨の判
定を行う。そして、遊技変更手段(180)が、変更条件達
成判定手段(170)からの変更条件を満足している旨の判
定結果に基づいて、遊技状態を変更する。すなわち、所
定の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結果又は遊技結果
を達成することを、変更条件として設定し、これを満足
することにより、遊技状態が変更されるものである。従
って、所定の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結果又は
遊技結果を達成するという、抽選結果又は遊技結果と、
遊技回数との二つの条件により、変更条件が決定されて
いる。このため、特殊遊技への移行等の遊技状態の変更
条件が、所定の当選図柄が入賞するだけのようなものと
比較して、遊技回数という入賞等以外の要素が含まれる
こととなり、変更条件を複雑にすることができ、遊技を
面白くすることができる。
【0084】更に、前記遊技変更手段(180)は、前記変
更条件達成判定手段(170)からの変更条件を達成してい
る旨の判定結果に基づいて、遊技状態を前記通常遊技か
ら前記特殊遊技へ移行するように形成することができ
る。このように形成すると、遊技者は、通常遊技よりも
大きな利益を得ることが可能な特殊遊技へ移行するため
には、所定の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結果又は
遊技結果を達成させることに努めることになる。このよ
うに、特殊遊技へ移行させるための抽選結果又は遊技結
果に、所定の遊技回数の範囲内という制限が加わったこ
とにより、特殊遊技への移行条件を複雑にすることがで
きて、遊技に新たな緊張感をもたらし、遊技を面白くす
ることができる。
【0085】更に、前記遊技変更手段(180)は、前記変
更条件達成判定手段(170)からの変更条件を達成してい
る旨の判定結果に基づいて、遊技状態を前記特殊遊技か
ら前記通常遊技へ移行するように形成することができ
る。このように形成すると、遊技者は、通常遊技よりも
大きな利益を得ることが可能な特殊遊技を続行させるた
めには、所定の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結果又
は遊技結果を達成させないことを希望し、可能な範囲で
回避に努めることになる。このように、特殊遊技を続行
させるためには、所定の遊技回数の範囲内で所定の抽選
結果又は遊技結果の達成を回避しなければならないとい
う条件が加わったことにより、特殊遊技中に新たな緊張
感や、遊技性をもたらし、遊技を面白くすることができ
る。また、所定の抽選結果又は遊技結果を所定の遊技回
数の範囲内で達成させないことにより、特殊遊技を続行
させるか、或いは、所定の抽選結果又は遊技結果を達成
させることによる利益を得るのかの選択を遊技者は行う
ことができる。これにより、遊技の多様性を増加させる
ことができ、遊技を興味溢れるものにすることができ
る。
【0086】更に、前記遊技変更手段(180)は、前記変
更条件達成判定手段(170)からの変更条件を達成してい
る旨の判定結果に基づいて、前記特殊遊技への移行を中
止又は再開するように形成することができる。このよう
に形成すると、遊技変更手段(180)が、変更条件達成判
定手段(170)からの変更条件を達成している旨の判定結
果に基づいて、特殊遊技への移行を中止するように設定
されている場合、遊技者は、通常遊技よりも大きな利益
を得ることが可能な特殊遊技の中止を回避するために
は、所定の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結果又は遊
技結果の達成とならないことを望み、或いは、所定の遊
技結果とならないように努めることになる。このよう
に、特殊遊技の中止を回避するためには、所定の遊技回
数の範囲内で所定の抽選結果又は遊技結果の達成を回避
しなければならないという条件が加わったことにより、
遊技に新たな遊技性をもたらし、遊技を面白くすること
ができる。
【0087】また、遊技者は、遊技変更手段(180)が、
変更条件達成判定手段(170)からの変更条件を達成して
いる旨の判定結果に基づいて、特殊遊技への移行を再開
するように設定されている場合、遊技者は、通常遊技よ
りも大きな利益を得ることが可能な特殊遊技を再開させ
るためには、所定の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結
果又は遊技結果を達成させることに努めることになる。
このように、特殊遊技を再開させるための所定抽選結果
又は遊技結果の達成に、所定の遊技回数の範囲内という
条件が加わったことにより、遊技に新たな遊技性をもた
らし、遊技を面白くすることができる。
【0088】更に、前記条件設定手段(120)の前記変更
条件の前記抽選結果又は遊技結果と、前記遊技回数と
は、互いに対応した状態で、予め複数個、設定され、前
記条件設定手段(120)は、互いに対応する前記抽選結果
又は遊技結果及び前記遊技回数のうち、いずれの前記抽
選結果又は遊技結果及び前記遊技回数を、前記変更条件
とするかを、乱数を用いた抽選により決定するように形
成することができる。
【0089】このように形成すると、変更条件となる抽
選結果又は遊技結果及び遊技回数が、固定されず、絶え
ず、抽選により変更される。このため、変更条件を絶え
ず変化させることができ、変更条件に意外性を付与する
ことができる。これにより、遊技内容を変化させること
ができ、遊技を面白いものにすることができる。更に、
前記条件設定手段(120)の前記変更条件の前記抽選結果
又は遊技結果と、前記遊技回数とは、互いに対応するこ
となく、それぞれ予め複数個、設定されている。そし
て、前記条件設定手段(120)は、複数の前記抽選結果又
は遊技結果のうち、いずれの前記抽選結果又は遊技結果
を前記変更条件とするか、乱数を用いた抽選により決定
し、且つ、複数の前記遊技回数のうち、いずれの前記遊
技回数を前記変更条件とするか、乱数を用いた抽選によ
り決定し、前記抽選結果又は遊技結果の抽選と、前記遊
技回数の抽選とは、それぞれ別個独立に決定するように
形成することができる。
【0090】このように形成すると、変更条件の所定の
抽選結果又は遊技結果と、所定の遊技回数との組合せ
が、固定されることなく、絶えず、抽選により変化する
こととなる。これにより、変更条件の所定の抽選結果又
は遊技結果と、所定の遊技回数との組合せに意外性を付
与することができ、遊技内容を変化させることができ、
遊技を面白いものにすることができる。
【0091】更に、前記条件設定手段(120)の前記変更
条件の前記抽選結果又は遊技結果の達成種類と、その達
成回数と、前記遊技回数とは、互いに対応した状態で、
予め複数個、設定され、前記条件設定手段(120)は、互
いに対応する前記抽選結果又は遊技結果の達成種類と、
その達成回数と、前記遊技回数とのうち、いずれの前記
抽選結果又は遊技結果の達成種類、その達成回数及び前
記遊技回数を、前記変更条件とするかを、乱数を用いた
抽選により決定するように形成することができる。
【0092】このように形成すると、変更条件となる抽
選結果又は遊技結果の達成種類と、その達成回数と、遊
技回数との互いに対応するものが、常に固定されず、絶
えず、抽選により選択されて変更される。これにより、
変更条件を、予め複数個、設定したもののなかから、選
択して、絶えず変化させることができ、変更条件に意外
性を付与することができる。したがって、遊技内容を変
化させることができ、遊技を面白いものにすることがで
きる。
【0093】更に、前記条件設定手段(120)の前記変更
条件の前記抽選結果又は遊技結果の達成種類と、その達
成回数と、前記遊技回数とは、互いに対応することな
く、それぞれ予め複数個、設定され、前記条件設定手段
(120)は、複数の前記抽選結果又は遊技結果の達成種類
のうち、いずれの前記抽選結果又は遊技結果の達成種類
を前記変更条件とするか、乱数を用いた抽選により決定
するための達成種類抽選手段(310)と、前記抽選結果又
は遊技結果の複数の達成回数のうち、いずれの達成回数
を前記変更条件とするか、乱数を用いた抽選により決定
するための達成回数抽選手段(320)と、複数の前記遊技
回数のうち、いずれの前記遊技回数を前記変更条件とす
るか、乱数を用いた抽選により決定するための遊技回数
抽選手段(330)とを備え、前記達成種類抽選手段(310)、
前記達成回数抽選手段(320)及び前記遊技回数抽選手段
(330)により、前記抽選結果又は遊技結果の達成種類の
抽選と、その達成回数の抽選と、前記遊技回数の抽選と
は、それぞれ別個独立に決定するように形成することが
できる。
【0094】このように形成すると、抽選結果又は遊技
結果の達成種類と、その達成回数と、変更条件に係る遊
技回数との組合せが、所定の数値に固定されることな
く、絶えず、抽選により変化することとなる。これによ
り、変更条件に係る抽選結果又は遊技結果の達成種類
と、その達成回数と、遊技回数との組合せに意外性を付
与することができ、遊技内容を変化させることができ、
遊技を面白いものにすることができる。
【0095】更に、前記抽選結果又は遊技結果の達成種
類に対応して、予め複数個のその達成回数と、複数個の
変更条件に係る遊技回数とが設定され、前記条件設定手
段(120)は、複数の前記抽選結果又は遊技結果の達成種
類のうち、いずれの前記抽選結果又は遊技結果の達成種
類を前記変更条件とするか、乱数を用いた抽選により決
定するための達成種類抽選手段(310)と、前記抽選結果
又は遊技結果の複数の達成回数のうち、いずれの達成回
数を前記変更条件とするか、乱数を用いた抽選により決
定するための達成回数抽選手段(320)と、複数の前記遊
技回数のうち、いずれの前記遊技回数を前記変更条件と
するか、乱数を用いた抽選により決定するための遊技回
数抽選手段(330)とを備え、前記達成種類抽選手段(310)
の抽選結果に応じて、前記達成回数抽選手段(320)及び
前記遊技回数抽選手段(330)の抽選により、前記達成回
数と、前記遊技回数とを別個独立に決定するように形成
することができる。
【0096】このように形成すると、達成回数と、変更
条件に係る遊技回数との組合せが、所定の数値に固定さ
れることなく、絶えず、抽選により変化することとな
る。これにより、達成回数と、遊技回数との組合せに意
外性を付与することができ、遊技内容を変化させること
ができ、遊技を面白いものにすることができる。さら
に、本発明によれば、抽選結果又は遊技結果の達成種類
に対応して、達成回数及び遊技回数が設定されているた
め、達成種類の内容や特徴に応じて、遊技回数の最適な
範囲や、達成回数の最適な範囲を設定することができ
る。これにより、達成種類に応じて、妥当性のある現実
的な達成回数や、遊技回数を設定することができる。
【0097】更に、前記変更条件達成判定手段(170)
は、所定の前記遊技回数の範囲内で、所定の前記抽選結
果又は遊技結果を、少なくとも1回、達成することによ
り、前記変更条件を達成している旨の判定をするように
形成することができる。このように形成すると、変更条
件を達成するためには、残りの遊技回数あと何回の範囲
内に、所定の抽選結果又は遊技結果を少なくとも1回、
達成しなければならないという切迫感をもたらして興奮
性の高い遊技にすることができる。
【0098】更に、前記変更条件達成判定手段(170)
は、所定の前記遊技回数の範囲内で、所定の前記抽選結
果又は遊技結果を、連続して所定の回数、達成すること
により、前記変更条件を達成している旨の判定をするよ
うに形成することができる。このように形成すると、連
続して所定の回数、抽選結果又は遊技結果を達成しなけ
れば、変更条件を満足することができず、当該所定抽選
結果又は遊技結果を達成した場合、連続して次の遊技で
も当該抽選結果又は遊技結果を達成することができるか
否かという新たな興味を複数回の遊技にわたって継続し
て持ち続けることができ、遊技を興味溢れるものにする
ことができる。
【0099】更に、前記遊技機(10)は、前記条件設定手
段(120)による前記変更条件の設定内容を遊技者に向か
って報知可能な変更条件報知装置(140)を備えるように
形成することができる。このように形成すると、変更条
件報知装置(140)により、条件設定手段(120)による変更
条件の設定内容を遊技者に向かって報知することができ
る。このため、遊技者は、変更条件の設定内容を知るこ
とができて、遊技状態の変更のために達成すべき条件目
標を明確且つ定量的に把握することができる。すなわ
ち、遊技者は、変更条件が設定された場合、所定の遊技
回数の範囲内で、所定の抽選結果又は所定の遊技結果を
達成する必要があることを、明確且つ定量的に知ること
ができる。これにより、遊技状態の変更を希望する場合
の具体的目標を明確且つ定量的にすることができ、かか
る目標に向かって遊技を進めるという新たな遊技性をも
たらすことができる。
【0100】更に、前記条件設定手段(120)の前記変更
条件としての前記抽選結果又は遊技結果の達成種類を、
遊技者に向かって報知するか否かを乱数を用いた抽選に
より決定するための報知達成種類抽選手段(350)と、前
記条件設定手段(120)の前記変更条件としての達成回数
を、遊技者に向かって報知するか否かを乱数を用いた抽
選により決定するための報知達成回数抽選手段(360)
と、前記条件設定手段(120)の前記変更条件としての前
記遊技回数を、遊技者に向かって報知するか否かを乱数
を用いた抽選により決定するための報知遊技回数抽選手
段(370)とを備え、前記報知達成種類抽選手段(350)、前
記報知達成回数抽選手段(360)及び前記報知遊技回数抽
選手段(370)により、前記抽選結果又は遊技結果の達成
種類の報知と、その達成回数の報知と、前記遊技回数の
報知とは、それぞれ別個独立に決定するように形成する
ことができる。
【0101】このように形成すると、遊技者は、報知さ
れない場合、報知されない項目の内容が何であるかの予
想や、類推を行わなければならない。これにより、遊技
者に報知されないことにより、その内容に注意を引きつ
け、興味をより一層増加させることができる。そして、
達成種類と、達成回数と、遊技回数との項目のうちで、
遊技者に報知する項目と、報知しない項目とを、種々変
化させることができ、遊技内容に変化を与えることがで
きる。
【0102】更に、前記遊技機(10)は、前記条件設定手
段(120)の前記変更条件の達成度合を遊技者に向かって
報知可能な達成度合報知装置(220)を備えるように形成
することができる。このように形成すると、達成度合報
知装置(220)により、条件設定手段(120)の変更条件の達
成度合を遊技者に向かって報知することができる。この
ため、遊技者は、現在の遊技状態における変更条件の達
成度合を知ることができて、遊技状態の変更のために達
成すべき条件の現時点における目標を、リアルタイムで
明確且つ定量的に把握することができる。すなわち、遊
技者は、将来、あと何回の遊技回数の範囲内で、所定の
抽選結果又は所定の遊技結果を達成する必要があること
を、明確且つ定量的に知ることができる。これにより、
遊技状態の変更を希望する場合の現時点の具体的目標を
明確且つ定量的にすることができ、かかる目標に向かっ
て遊技を進めるという新たな遊技性をもたらすことがで
きる。
【0103】(請求項16)請求項16記載の発明は、
次の点を特徴とする。すなわち、遊技機(10)を、複数の
図柄を変動表示又は停止表示させるための図柄表示手
段、乱数を用いて当選図柄の抽選を行うための当選抽選
手段(110)、前記当選抽選手段(110)の抽選結果に対応し
た停止制御を行うための遊技制御手段として機能させ、
前記遊技機(10)を、前記当選抽選手段(110)の抽選結
果、所定の当選役に当選し、且つ遊技状況が予め定めら
れた入賞の態様になることにより入賞となるように設定
し、遊技として、通常遊技と、前記通常遊技よりも遊技
者に大きな利益を付与可能な特殊遊技との遊技状態が異
なる遊技を備え、前記遊技機(10)を、所定の抽選結果又
は遊技結果と、所定の遊技回数とからなる変更条件を設
定するための条件設定手段(120)、前記条件設定手段(12
0)の前記変更条件に基づいて、所定の前記遊技回数の範
囲内で、所定の前記抽選結果又は遊技結果を達成するこ
とにより、前記変更条件を達成している旨の判定を行う
ための変更条件達成判定手段(170)、前記変更条件達成
判定手段(170)からの前記変更条件を達成している旨の
判定結果に基づいて、遊技状態を変更するための遊技変
更手段(180)として機能させるための遊技機用プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であ
る。
【0104】すなわち、本発明に係るコンピュータ読み
取り可能な記録媒体は、請求項15に記載した遊技用プ
ログラムを記録したものである。また、ここで、「抽選
結果」とは、当選若しくは不当選を意味し、「遊技結
果」とは、入賞を意味するものであって、請求項1で説
明したものと同様のものである。
【0105】なお、本発明の作用は、請求項15記載の
発明の作用と同一であるため、説明を省略する。
【0106】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態) (図面の説明)図1乃至図14は、本発明の第一の実施
の形態を示すものである。図1は遊技機の入力、制御及
び出力のブロック図、図2は当選抽選手段のブロック
図、図3は変更条件抽選手段のブロック図、図4は継続
抽選手段のブロック図、図5は遊技機の外観正面図、図
6乃至図14は遊技機の遊技の動作の概略のフローをそ
れぞれ示すものである。
【0107】(遊技機10)図5中、10は、遊技機10を示
すものである。遊技機10は、図5に示すように、四角箱
状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部から上部に
は、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形
成されている。そして、この表示窓12の略中央には、三
個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示
窓13が形成されている。
【0108】上記回転リール40は、図5の向かって左端
側に位置する左側回転リール43と、図5の向かって右端
側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール
43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール
44とからなるものである。そして、遊技機10の前面側に
は、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上
の斜め方向に二本の合計五本の入賞ラインが形成されて
いる。そして、この入賞ラインは、投入メダルの枚数に
応じて入賞が有効になる入賞有効ラインとなるものであ
る。具体的には、遊技メダルの投入枚数が、1枚の場
合、五本の入賞ラインのうち、横中央の一本が入賞有効
ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、2枚
の場合、五本の入賞ラインのうち、横方向の三本が入賞
有効ラインとなる。そして、遊技メダルの投入枚数が、
3枚の場合、対角線も含めた五本の入賞ラインの全部
が、入賞有効ラインとなる。
【0109】遊技機10の内部には、図示していないが、
遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図
1参照)が内蔵されている。 (制御装置20)上記制御装置20は、図示しないが、CP
Uを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備え
ている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラ
ムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有
するものである。
【0110】(1)遊技制御装置21 (2)演出制御装置22 図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップス
イッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を
制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等
の表示装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵
されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出
制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特
にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御
しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するよう
にしても良いものである。
【0111】また、CPU、ROM、RAM及びI/O
等は一体化されてワンチップを構成しても良いものであ
る。 (遊技制御装置21)上記遊技制御装置21は、スタートス
イッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リ
ール40の回転及び停止を制御するためのものである。そ
して、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(10)
の手段として機能する。
【0112】(1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)特殊遊技制御手段102 (4)当選抽選手段110 (5)条件設定手段120 (6)変更条件達成判定手段170 (7)遊技変更手段180 (8)遊技数カウント手段190 (9)遊技数記憶手段200 (10)継続抽選手段210 なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせる
ために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特
別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊
技に関する制御を行うものである。また、特殊遊技制御
手段102は、特殊遊技を行わせるために特殊遊技に関す
る制御を行うものである。
【0113】また、遊技制御装置21としては、上記した
(1)乃至(10)の手段に限定されるものではなく、
他の手段を含んでいても良い。 (演出制御装置22)上記演出制御装置22は、主として演
出データに関するものであって、報知ランプ69やスピー
カ67等の報知装置66を制御するためのものである。そし
て、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するた
め、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号の
やりとりは、一方通行となるように設定されている。す
なわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かっ
て出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊
技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないよ
うに設定されている。これにより、当選率等の抽選に関
するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護を容易
なものにすることができる。
【0114】そして、この演出制御装置22は、次の
(1)及び(2)の手段として機能する。 (1)演出データ記憶手段151 (2)演出制御手段152 また、演出制御装置22としては、上記した(1)及び
(2)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含
んでいても良い。
【0115】また、ここで、遊技機10は、遊技制御装置
21を配置した主基板23の他に、前記演出制御装置22を配
置したサブ基板24を設けているものである。このため、
サブ基板24を交換することにより、演出内容の一部だけ
が異なる姉妹機を簡単に製造することができる。また、
サブ基板24のみを容量や性能が異なる別のものに簡単に
交換することができるため、演出内容だけを、例えば、
静止画からなる文字表示だけ等の比較的簡単な演出内容
のものから、種々の背景の中で、キャラクターが登場す
る等の多色、精彩な動画からなる複雑な種々の演出内容
のもの等に容易に変更することができる。
【0116】また、遊技機に使用する制御プログラムを
開発するにあたって、主基板23とサブ基板24とに分離さ
れていることにより、開発中のバグが、主基板23側に存
在するのか、サブ基板24側に存在するのかの判断を容易
に行うことができ、制御プログラム全体を見直さなけれ
ばならなくなる可能性が低くなり、デバッグを容易に行
うことができ、制御プログラムの開発期間の短縮を図る
ことができる。
【0117】また、遊技の制御を行う主基板23と、演出
データ等を有するサブ基板24とを有しているため、主基
板23は外部からの操作や交換や異物の浸入が難しい密閉
式の容器内に堅固に固定し、サブ基板24は外部からの交
換が容易な容器内に簡便な手段により着脱可能に取り付
けることが可能となる。これにより、演出データ等は、
簡単に他のものに交換することができるが、当選率等の
重要データは外部から操作できないような構造のものに
設計することが容易となる。
【0118】なお、本実施の形態は、上述したような主
基板23及びサブ基板24を備えているが、特にこれに限定
されるものではなく、主基板23のみからなるようなもの
や、或いは、更に複数のサブ基板24を備えているような
ものでも良いものである。 (入力段)上記制御装置20の入力段には、図1に示すよ
うに、次のパーツが接続されている。
【0119】(1)投入スイッチ15 (2)ベットスイッチ16 (3)精算スイッチ17 (4)スタートスイッチ30 (5)ストップスイッチ50 なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0120】(出力段)上記制御装置20の出力段には、
図1に示すように、次のパーツが接続されている。 (1)リールユニット60 (2)ホッパーユニット65 (3)報知装置66(報知ランプ69、スピーカ67及び表示
装置68) (4)変更条件報知装置140 (5)特定当選報知装置145 (6)達成度合報知装置220 なお、出力段としては、上記した(1)乃至(6)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0121】(投入スイッチ15)上記投入スイッチ15
は、図5に示すように、回転リール40の斜め下方に位置
するスイッチであって、遊技メダルのメダル投入口18か
ら投入された遊技メダルを検知するためのものである。 (ベットスイッチ16)上記ベットスイッチ16は、図5に
示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチで
あって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるため
のものである。
【0122】(精算スイッチ17)上記精算スイッチ17
は、図5に示すように、回転リール40の斜め下方に位置
するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出す
ためのものである。 (スタートスイッチ30)上記スタートスイッチ30は、図
5に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレ
バーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッ
チ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Re
play)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リー
ルユニット60の駆動を開始させるためのものである。
【0123】なお、ここで、「再遊技(リプレイ、Repl
ay)」とは、当選抽選手段110の抽選により、「再遊技
(リプレイ、Replay)」のフラグが成立し、「再遊技
(リプレイ、Replay)」の図柄が入賞有効ライン上に揃
うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに
投入することなく、再度、遊技を行うことができるもの
である。
【0124】(ストップスイッチ50)上記ストップスイ
ッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるための
ものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図5
に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッ
チから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置
されているものである。回転リール40に対応したストッ
プスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40
が回転を停止するように設定されているものである。
【0125】(リールユニット60)上記リールユニット
60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三
個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個
の回転リール40とから構成されている。そして、各回転
リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転
ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42と
を備えている。このリールテープ42の外周面には、複数
個(例えば21個)の図柄61が表示されている。そし
て、回転リール40の一部に、いわゆるスタートインデッ
クスが形成してある。そして、モータによる回転を開始
した後、前記スタートインデックスを検知してからの回
転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、
所定角度で停止させることによって、停止制御が行われ
るものである。
【0126】表1に、各回転リール40の円周上の21箇
所の各位置の図柄態様を示す。そして、表2に各入賞図
柄と、その種別とを示す。表2に示すように、当選態様
は、3個のBBと、1個のRBと、5個の小役と、1個
の再遊技とからなり、全部で合計して10個設定されて
いる。この10個の当選態様のうち、第1の特別当選態
様として、小役「赤セブン、小判、小判」が設定され、
第2の特別当選態様として、小役「青セブン、小判、小
判」が設定され、第3の特別当選態様として、小役「黄
セブン、小判、小判」が設定されている。
【0127】
【表1】
【0128】
【表2】
【0129】この第1の特別当選態様(「赤セブン、小
判、小判」)と、第2の特別当選態様(「青セブン、小
判、小判」)と、第3の特別当選態様(「黄セブン、小
判、小判」)との当選図柄の組合せを回転リール40毎に
比較した場合、左側回転リール43の当選図柄は、赤セブ
ンと青セブンと黄セブンとで互いに異なり、残りの回転
リール40である中央回転リール44及び右側回転リール45
上の当選図柄は、いずれも「小判」で同一となるように
設定されている。そして、表1に示すように、左側回転
リール43には、停止操作により、第1の特別当選態様の
入賞図柄(「赤セブン」)と、第2の特別当選態様の入
賞図柄(「青セブン」)との間には、5個の他の図柄が
存在している。また、第2の特別当選態様の入賞図柄
(「青セブン」)と、第3の特別当選態様の入賞図柄
(「黄セブン」)との間には、6個の他の図柄が存在し
ている。また、第3の特別当選態様の入賞図柄(「黄セ
ブン」)と、第1の特別当選態様の入賞図柄(「赤セブ
ン」)との間には、6個の他の図柄が存在している。こ
のように、左側回転リール43上の「赤セブン」と「青セ
ブン」と「黄セブン」とは、遊技者のストップスイッチ
50による停止操作により、所定の図柄を有効入賞ライン
上に引き込むことができる図柄の最大数(具体的には4
個)以上に離れて配置されている。すなわち、「赤セブ
ン」、「青セブン」及び「黄セブン」を同時に入賞有効
ライン上に引き込み可能な停止操作位置が無いように設
定されている。
【0130】なお、ここで、当選図柄のうち、特別当選
態様は、第1、第2及び第3の三つ形成されているが、
特別当選態様は、特にこの三つに限定されるものではな
く、上述したような条件を満足するような配置からなる
第1及び第2の二つの特別当選態様だけに設定しても良
いものである。さらに、上述した特別当選態様の条件を
満足する範囲内で、四つ以上の特別当選態様を設けるよ
うにしても良いものである。
【0131】(ホッパーユニット65)上記ホッパーユニ
ット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技
者にメダルを払い出すためのものである。 (報知装置66)上記報知装置66は、遊技者に入賞等を音
や光や映像で報知させるためのものである。具体的に
は、報知装置66は、筐体11の下部に埋め込まれた左右2
個のスピーカ67と、表示窓12の上部中央に配置されたド
ット状の大型パネルLEDからなる表示装置68と、表示
窓12の周囲縁に配置された5個の報知ランプ69とを備え
ているものである。そして、この報知装置66は、演出制
御装置22の制御により、入賞時等にスピーカ67から入賞
音を発生させ、報知ランプ69を点灯又は点滅させること
により、また、表示装置68に図柄模様や文字列を点灯表
示させることにより、遊技者に入賞等を報知させるため
のものである。
【0132】(変更条件報知装置140)上記変更条件報
知装置140は、具体的には、図5に示すように、表示装
置68の向かって左側に配置された文字表示が可能なLE
D表示装置である。上記変更条件報知装置140は、変更
条件抽選手段130の抽選結果に基づいて、所定の抽選結
果及び所定の遊技回数からなる変更条件の設定内容を遊
技者に向かって報知可能なものである。具体的には、変
更条件抽選手段130の抽選結果、所定の抽選結果及び所
定の遊技回数からなる変更条件が設定された場合、BB
(100、1)、小槌(30、1)、チェリー(10、
1)、桃(5、1)、不当選(1、1)のいずれかの文
字表示が表示されることにより、それらの変更条件の設
定を遊技者に向かって報知可能なものである。すなわ
ち、変更条件報知装置140にBB(100、1)と表示
されることにより、次の遊技から100回の遊技回数範
囲内にBB当選図柄に1回、当選すると、変更条件を満
足し、ARTゲームに移行することができることを知る
ことができるものである。
【0133】また、上記変更条件報知装置140は、当選
抽選手段110の抽選結果、変更条件に係る所定の当選役
が当選することにより、当該当選を遊技者に向かって報
知するためのものである。この変更条件報知装置140
に、変更条件に係るBB当選、小槌当選、チェリー当
選、桃当選のいずれかの文字表示が表示されることによ
り、それらの当選役の当選を遊技者に向かって報知可能
なものである。なお、変更条件の不当選に関しては、上
記当選役のいずれも報知されないことにより、遊技者
は、不当選であることを知ることができるものである。
【0134】もちろん、変更条件報知装置140による当
選の報知を全く行わずに、変更条件として、所定の遊技
回数範囲内の所定図柄の当選等の抽選結果を設定しても
良いものである。かかる場合、当選したことが報知され
ないため、当選状態を知ることができないが、次の遊技
で、特殊遊技(ARTゲーム)へ移行することにより、
所定の当選役に当選していたことを知ることができるも
のである。
【0135】(特定当選報知装置145)上記特定当選報
知装置145は、第1、第2及び第3の特別当選態様の特
定の一つが当選していることを、かかる特定の一つの特
別当選態様を特定可能な状態で、遊技者に向かって報知
可能なものである。上記特定当選報知装置145は、具体
的には、図5に示すように、表示装置68の向かって右側
に配置された文字表示が可能なLED表示装置である。
この特定当選報知装置145に、赤セブン、青セブン、黄
セブンのいずれかの文字が表示されることにより、第
1、第2、第3の特別当選態様のいずれが当選している
か報知可能なものである。例えば、赤セブンの文字が表
示されることにより、第1の特別当選態様(赤セブン、
小判、小判)が当選していることを報知するものであ
る。
【0136】(達成度合報知装置220)上記達成度合報
知装置220は、具体的には、図5に示すように、変更条
件報知装置140の向かって左側に配置された文字表示が
可能なLED表示装置である。上記達成度合報知装置22
0は、現在の遊技状態における条件設定手段120の変更条
件の達成度合を遊技者に向かって報知可能なものであ
る。そして、所定の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結
果を所定回数、達成することにより、具体的には、所定
当選役の当選となることにより、変更条件が達成される
ように設定されているような場合、上記達成度合報知装
置220は、現在の遊技状態における残りの遊技回数と、
所定の抽選結果の回数とを遊技者に向かって報知するも
のである。例えば、変更条件が、次の遊技から100回
の遊技回数範囲内にBB当選図柄に1回、当選すること
に設定されているような場合、BBゲームに当選せず
に、遊技数が1回経過すると、達成度合報知装置220に
BB(残99、0)と表示され、2回経過すると達成度
合報知装置220にBB(残98、0)と表示される。そ
して、次の遊技でBBに当選すると、達成度合報知装置
220にBB(残97、1)と表示され、次の遊技からA
RTゲームに移行可能となるものである。これにより、
遊技者は、現在の遊技状態における変更条件の達成度合
を知ることができて、ARTゲームに移行するために、
達成すべき変更条件の現時点における目標を、リアルタ
イムで明確且つ定量的に把握することができるものであ
る。
【0137】(通常遊技制御手段70)上記通常遊技制御
手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。すな
わち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を
条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時に
は前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ
30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の
回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイ
ッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40
の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個
全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て
停止する。このとき、表示窓12の入賞有効ライン上に、
予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット
65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メ
ダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
【0138】当選には、入賞した場合、遊技メダルの払
い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選(この
小役当選が入賞した場合は小役入賞となる)と、入賞し
た場合、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者
に付与する特別当選(この特別当選が入賞した場合は特
別当選となる)と、入賞した場合、遊技メダルの払い出
しは無いが、遊技メダルを新たに投入することなく再度
の遊技を行うことができる「再遊技(リプレイ、Repla
y)当選」(この再遊技当選が入賞した場合は再遊技入
賞となる)の当選とを備えている。そして、その抽選結
果がいずれかの当選となった場合(内部入賞とも言
う。)、その当選に対応した当選フラグが成立する。そ
して、抽選結果が特別当選である場合に、特別当選の当
選フラグが成立し、この特別当選の当選フラグ成立中
に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄61の組
み合わせが、予め定められた所定の当選図柄61(例え
ば、入賞有効ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致
したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行
わせるように形成されている。そして、抽選により特別
当選フラグが成立したが、回転リール40の停止図柄61の
組み合わせが当選図柄61と一致していない場合、それ以
後の遊技に当選フラグ成立の権利が持ち越されるように
設定されている。なお、小役当選の当選フラグは、当選
フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フ
ラグ成立の権利の次の遊技への持ち越しはない。
【0139】また、いずれかの当選フラグが成立中に、
対応する当選図柄61を入賞有効ライン上に揃えることが
できるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場
合、ストップスイッチ50のタイミングによるものであ
る。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、1
90ms以内に回転リール40が停止するように設定され
ているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのま
ま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回
転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止
図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対
応する当選図柄61が含まれているような場合には、停止
するまでの時間を遅らせて、回転リール40は入賞有効ラ
イン上にその当選図柄61を引き込んで停止する。一方、
かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する当選
図柄61が含まれていないような場合には、入賞有効ライ
ン上にその当選図柄61を引き込んで停止することができ
ない。
【0140】(特別遊技制御手段80)上記特別遊技制御
手段80は、当選抽選手段110の抽選結果に基づいて、遊
技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。こ
の特別遊技は、特定の入賞に基づいて開始し、それぞれ
所定の遊技数の経過の条件を満足することにより終了す
るものである。上記特別遊技としては、大別すると、次
のゲームがある。
【0141】(1)特定導入遊技(BBゲーム) (2)特定遊技(RBゲーム) (3)特定当選遊技(JACゲーム) なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、
例えばBBゲーム中に所定回数範囲内で行われるように
設定されているが、特にこれに限定されるものではな
く、BBゲーム中で無い場合にも単独でも行われるよう
に設定しても良いものである。また、上記特定当選遊
技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に行われる
ものである。また、特別遊技としては、上記した(1)
乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
【0142】具体的には、通常遊技において、図示しな
いが、例えば「7」等の図柄61が入賞有効ライン上に三
個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚
のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始
される。そして、特別遊技制御手段80は、図1に示すよ
うに、大別すると、次の手段を備える。
【0143】 (1)特定導入遊技制御手段91(BBゲーム制御手段9
0) (2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100) (特定導入遊技制御手段91)上記特定導入遊技制御手段
91は、BBゲームを制御するためのBBゲーム制御手段
90である。
【0144】具体的には、BBゲームに移行すると、通
常遊技と同様の小役遊技が、最大3枚のメダルの投入に
よって開始され、3つの回転リール40の回転を各々停止
させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っている
か否かによって、メダルの払い出しが行われるものであ
る。したがって、BBゲーム中の小役遊技では、通常遊
技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものであ
る。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するた
めの当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、そ
の後RBゲームに移行するものである。
【0145】なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへ
の移行が、例えば最大3回行われることになっているた
めに、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述し
たような通常遊技と同様な小役遊技の抽選及び制御が行
われるものである。そして、BBゲームでは、BBゲー
ム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或
いはBBゲーム中の小役遊技が所定の最大回数、例えば
最大30回の終了により、BBゲームは終了するもので
ある。もちろん、BBゲーム中のRBゲームや、小役遊
技の最大回数は、上述したものに限定されるものではな
く、遊技機10の種類の違いにより、他の回数(例えば、
RBゲームの最大回数が2回)に設定されているもので
も良いものである。
【0146】(特定遊技制御手段101)上記特定遊技制
御手段101は、RBゲームを制御するためのものであ
る。具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1
枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12
のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選
遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、
当選するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるもの
であり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すな
わち、最大8回の入賞となるか、或いは最大12回の特
定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するもので
ある。
【0147】(特殊遊技制御手段102)上記特殊遊技制
御手段102は、特殊遊技を制御するためのものである。
ここで、特殊遊技は、変更条件達成判定手段170からの
変更条件を達成している旨の判定結果に基づいて、遊技
変更手段180が遊技状態を通常遊技から特殊遊技へ移行
することにより開始されるものである。そして、特殊遊
技は、所定の遊技数の経過の条件を満足することにより
終了するものである。この特殊遊技は、本実施の形態で
は、遊技者に大きな利益を付与可能なものであって、具
体的には、アシストリプレイタイム遊技(ARTゲー
ム)を意味する。
【0148】上記ARTゲームは、条件設定手段120の
変更条件に基づいて、所定の遊技回数の範囲内で、所定
の抽選結果を達成することにより、行われるものであ
る。そして、ARTゲームは、所定の遊技回数に到達し
て、継続抽選に外れたときに、終了するものである。上
記ARTゲームは、いわゆるアシストタイムゲーム(A
Tゲーム)と、リプレイタイムゲーム(RTゲーム)と
が融合している遊技である。具体的には、アシストリプ
レイタイムゲーム(ARTゲーム)は、第1乃至第3の
特別当選態様の当選抽選手段110の当選抽選結果に関す
る情報を特定当選報知装置145により報知するアシスト
タイムゲームと、再遊技の当選率を高く設定したリプレ
イタイムゲームとが融合している遊技である。
【0149】上記アシストリプレイタイムゲーム(AR
Tゲーム)のうち、アシストタイムゲーム(ATゲー
ム)となる部分は、当選態様として、表2に示すよう
に、第1の特別当選態様(赤セブン、小判、小判)と、
第2の特別当選態様(青セブン、小判、小判)と、第3
の特別当選態様(黄セブン、小判、小判)とを設けてい
る。そして、第1の特別当選態様の当選図柄の組合せ
と、第2の特別当選態様の当選図柄の組合せと、第3の
特別当選態様の当選図柄の組合せとを前記回転リール毎
に比較した場合、左側回転リール43上の当選図柄は、赤
セブン、青セブン、黄セブンで互いに異なり、残りの二
つの中央回転リール44及び右側回転リール45上の当選図
柄は、小判で同一となるように設定されている。そし
て、前記左側回転リール43には、表1に示すように、停
止操作により、前記第1の特別当選態様の当選図柄と、
前記第2の特別当選態様の当選図柄と、前記第3の特別
当選態様の当選図柄とを同時に入賞有効ライン上に引き
込み可能な停止操作位置が無いように設定されている。
そして、特定当選報知装置145は、ARTゲーム中、前
記第1の特別当選態様と、前記第2の特別当選態様と、
前記第3の特別当選態様との特定の一つが当選している
ことを、かかる特定の一つの前記特別当選態様を特定可
能な状態で、遊技者に向かって報知するものである。
【0150】上記アシストリプレイタイムゲーム(AR
Tゲーム)のうち、リプレイタイムゲーム(RTゲー
ム)となる部分は、再遊技(リプレイ)の当選率を高く
設定してあるものである。具体的には、当選抽選手段11
0の当選判定テーブル113として、特殊遊技用判定テーブ
ル118を使用しているものである。この特殊遊技用判定
テーブル118は、通常遊技用判定テーブル115と比較し
て、再遊技(リプレイ)の当選率を高く設定してあるも
のである。
【0151】(当選抽選手段110)上記当選抽選手段110
は、予め定めた当選率に基づいて当選か否かの当選判定
の抽選を行うものである。そして、当選抽選手段110に
よる抽選結果が当選である場合(内部入賞とも言う。)
に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転
リール40の停止図柄の組み合わせが予め定められた当選
図柄と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの
払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定
されている。
【0152】上記当選抽選手段110は、図1に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。 (1)当選乱数発生手段111 (2)当選乱数抽出手段112 (3)当選判定テーブル113 (4)当選判定手段114 なお、当選抽選手段110としては、上記した(1)乃至
(4)に限定されるものではない。
【0153】(当選乱数発生手段111)上記当選乱数発
生手段111は、抽選用の乱数を所定の領域内(十進数で
0乃至65535)で発生させるものである。なお、こ
こで、「当選乱数発生手段」には、ソフト乱数としての
平均採中法(n桁の数字を2乗して中央のn桁の数を取
り出すことの繰り返しによる乱数発生方法)等で乱数を
発生させることができるものや、一定範囲の数字を高速
で1ずつ加算するカウンタを用いて構成するものがあ
る。例えば、0乃至65535の範囲の数字を、1秒間
に数百万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考え
られる。そして、「当選乱数抽出手段」としては、スタ
ートスイッチを押したタイミングでカウンタの数字を読
みとることとなる。このように形成すると、「当選乱数
発生手段」では乱数を発生しているわけではないもの
の、「当選乱数抽出手段」によって抽出される数字は、
あたかも乱数のような分布となるものである。このよう
に結果として乱数のような分布を示す数字が得られる手
段を、ここでは、「当選乱数発生手段111」或いは「当
選乱数抽出手段112」に含めて考えるものである。
【0154】(当選乱数抽出手段112)上記当選乱数抽
出手段112は、当選乱数発生手段111が発生する乱数を、
所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽
出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数
データとする。 (当選判定テーブル113)上記当選判定テーブル113は、
当選乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項
目の当選領域を有するものである。上記当選判定テーブ
ル113は、具体的には、遊技状態により、通常遊技用判
定テーブル115、BB遊技用判定テーブル116、RB遊技
用判定テーブル117及び特殊遊技用判定テーブル118の四
つの判定テーブルを備えているものである。
【0155】上記通常遊技用判定テーブル115は、BB
ゲームやRBゲームへの移行の当選率や、小役や、再遊
技の当選率を設定してあり、再遊技(リプレイ)の当選
率は、特殊遊技用判定テーブル118よりも低く設定され
ている。上記BB遊技用判定テーブル116は、RBゲー
ムへの移行の当選率や、BBゲーム中の小役遊技中の当
選率を設定してある。なお、BBゲームの小役遊技中
は、再遊技(リプレイ)は、設定されてない。そして、
かかるリプレイ図柄の入賞により、再遊技ではなく、R
Bゲームへ移行するように設定されている。
【0156】上記RB遊技用判定テーブル117は、RB
ゲーム中、いわゆるJACゲームの当選率を設定してあ
る。なお、RBゲーム中は、再遊技(リプレイ)は、設
定されていない。上記特殊遊技用判定テーブル118は、
特に図示していないが、ART遊技用判定テーブルから
なるものである。このART遊技用判定テーブルは、B
Bゲームや、RBゲームへの移行の当選率や、小役や、
再遊技の当選率を設定してあり、再遊技(リプレイ)の
当選率は、通常遊技用判定テーブル115と比較して、高
く設定してある。
【0157】(当選判定手段114)上記当選判定手段114
は、当選乱数抽出手段112が抽出した抽出乱数データ
と、当選判定テーブル113の当選率データを基に当選乱
数発生手段111がとる乱数の全領域中の各当選項目の当
選領域からなる当選判定領域データとを照合し、当該抽
出乱数データが属する当選領域に対応する当選を決定す
るものである。
【0158】(条件設定手段120)上記条件設定手段120
は、所定の抽選結果及び所定の遊技回数からなる変更条
件を設定するためのものである。上記条件設定手段120
は、図1に示すように、大別すると、次の手段を備え
る。 (1)変更条件記憶手段160 (2)変更条件抽選手段130 (変更条件記憶手段160)上記変更条件記憶手段160は、
変更条件に係る抽選結果及び遊技回数を、予め記憶して
いるものである。具体的には、表3に示すような抽選結
果及び遊技回数が記憶されているものである。
【0159】
【表3】
【0160】表3に示す内容は、変更条件として、BB
当選が選択された場合、100回の遊技回数の範囲内
で、BBが当選することにより、特殊遊技(ARTゲー
ム)に移行可能なものである。また、変更条件として、
小槌当選が選択された場合、30回の遊技回数の範囲内
で、小槌が当選することにより、特殊遊技(ARTゲー
ム)に移行可能なものである。また、変更条件として、
チェリー当選が選択された場合、10回の遊技回数の範
囲内で、チェリーが当選することにより、特殊遊技(A
RTゲーム)に移行可能なものである。また、変更条件
として、桃当選が選択された場合、5回の遊技回数の範
囲内で、桃が当選することにより、特殊遊技(ARTゲ
ーム)に移行可能なものである。さらに、変更条件とし
て、不当選が選択された場合、1回の遊技回数の範囲内
で、不当選となることにより、すなわち、当選抽選手段
110の抽選結果、次の遊技で何も当選することなく外れ
となることにより、特殊遊技(ARTゲーム)に移行可
能なものである。
【0161】ここで、表3の変更条件に係る抽選結果
と、遊技回数とは、互いに対応した状態で、記憶されて
いるものである。すなわち、変更条件に係る抽選結果
が、BB当選である場合は、遊技回数は、100回に特
定されるものであり、変更条件に係る抽選結果が小槌当
選の場合は、遊技回数は、30回に特定されるものであ
る。もちろん、変更条件に係る抽選結果と、遊技回数と
を、互いに対応することなく、それぞれ独立したものと
して記憶しても良いものである。
【0162】(変更条件抽選手段130)上記変更条件抽
選手段130は、変更条件記憶手段160に記憶された互いに
対応する変更条件に係る抽選結果及び遊技回数のうち、
いずれの抽選結果及び遊技回数を、変更条件とするか
を、乱数を用いた抽選により決定するためのものであ
る。具体的には、変更条件抽選手段130は、図3に示す
ように、大別すると、以下の手段を備える。
【0163】(1)変更乱数発生手段131 (2)変更乱数抽出手段132 (3)変更判定テーブル133 (4)変更判定手段134 (変更乱数発生手段131)上記変更乱数発生手段131は、
変更条件の抽選用の乱数を所定の領域内(十進数で0乃
至65535)で発生させるものである。
【0164】なお、ここで、変更乱数発生手段131及び
変更乱数抽出手段132は、当選乱数発生手段111及び当選
乱数抽出手段112のところで説明したように、抽出した
数字は、あたかも乱数のような分布となるものを含むも
のである。 (変更乱数抽出手段132)上記変更乱数抽出手段132は、
変更乱数発生手段131が発生する乱数を、所定の条件
(スタートスイッチ30の操作)で抽出するものである。
なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
【0165】(変更判定テーブル133)上記変更判定テ
ーブル133は、変更乱数発生手段131がとる乱数の全領域
中、各項目の領域を有するものである。上記変更判定テ
ーブル133は、具体的には、BB、小槌、チェリー、
桃、不当選、変更を行わない外れの六つの領域を有する
ものである。
【0166】(変更判定手段134)上記変更判定手段134
は、変更乱数抽出手段132が抽出した抽出乱数データ
と、変更判定テーブル133の当選率データを基に変更乱
数発生手段131がとる乱数の全領域中の各項目の抽選領
域からなる抽選判定領域データとを照合し、当該抽出乱
数データが属する領域に対応する変更条件を決定するも
のである。
【0167】(変更条件達成判定手段170)上記変更条
件達成判定手段170は、条件設定手段120の変更条件に基
づいて、所定の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結果を
達成することにより、変更条件を達成している旨の判定
を行うためのものである。具体的には、条件設定手段12
0の変更条件抽選手段130が変更条件として、BBを選択
した場合、変更条件達成判定手段170は、100回の遊
技回数の範囲内で、BBが当選することにより、変更条
件を達成している旨の判定を行う。そして、条件設定手
段120の変更条件抽選手段130が変更条件として、小槌を
選択した場合、変更条件達成判定手段170は、30回の
遊技回数の範囲内で、小槌が当選することにより、変更
条件を達成している旨の判定を行う。そして、条件設定
手段120の変更条件抽選手段130が変更条件として、チェ
リーを選択した場合、変更条件達成判定手段170は、1
0回の遊技回数の範囲内で、チェリーが当選することに
より、変更条件を達成している旨の判定を行う。そし
て、条件設定手段120の変更条件抽選手段130が変更条件
として、桃を選択した場合、変更条件達成判定手段170
は、5回の遊技回数の範囲内で、桃が当選することによ
り、変更条件を達成している旨の判定を行う。そして、
条件設定手段120の変更条件抽選手段130が変更条件とし
て、不当選を選択した場合、変更条件達成判定手段170
は、1回の遊技回数の範囲内で、不当選となることによ
り、すなわち、当選抽選手段110の抽選結果、次の遊技
で何も当選することなく外れとなることにより、変更条
件を達成している旨の判定を行う。そして、条件設定手
段120の変更条件抽選手段130が変更をしない旨の外れを
選択した場合、変更条件達成判定手段170は、変更条件
を達成していない旨の判定を行う。
【0168】さらに、具体的には、上記変更条件達成判
定手段170は、大別すると、以下の二つの手段を有す
る。 (1)達成度合記憶手段230 (2)達成度合比較手段240 (達成度合記憶手段230)上記達成度合記憶手段230は、
条件設定手段120により変更条件が設定されてからの達
成度合を記憶するためのものである。具体的には、達成
度合記憶手段230は、条件設定手段120により変更条件が
設定されてからの変更条件に基づく残遊技回数と、変更
条件に基づく当選役と、その当選回数とを記憶するため
のものである。例えば、変更条件として、100回の遊
技回数範囲内にBBに1回当選することに設定されてい
るような場合、BBに当選することなく、1回遊技が経
過すると、残遊技回数の99回と、BBの当選回数0回
が記憶されるものである。さらに、次もBBに当選する
ことなく、1回遊技が経過すると、残遊技回数の98回
と、BBの当選回数0回が記憶されるものである。そし
て、次の遊技でBBに当選した場合、残遊技回数97回
と、BBの当選回数1回が記憶されるものである。
【0169】(達成度合比較手段240)上記達成度合比
較手段240は、条件設定手段120の変更条件記憶手段160
に記憶した変更条件と、達成度合記憶手段230に記憶し
た達成度合とを比較して、変更条件を満足しているか否
かを決定するためのものである。すなわち、変更条件記
憶手段160に記憶した変更条件に基づいて、達成度合記
憶手段230に記憶した達成度合が、所定の遊技回数の範
囲内で、所定の当選役に所定回数、当選しているか否か
を判定し、変更条件の達成の有無を決定するものであ
る。上述した例では、残遊技回数100回以内でBBの
当選1回を満足することにより、変更条件を達成したと
判定するものである。すなわち、残遊技回数の99回で
BBの当選回数0回のときは、変更条件は未達成である
旨の判定が行われ、また、次の残遊技回数の98回でB
Bの当選回数0回のときも、変更条件は未達成である旨
の判定が行われ、次の残遊技回数97回でBBの当選回
数1回のときは、変更条件が達成されている旨の判定が
行われる。
【0170】なお、ここで、変更条件達成判定手段170
の達成度合比較手段240は、所定の遊技回数の範囲内
で、所定の変更条件に係る抽選結果、すなわち所定の当
選を、1回、達成することにより、変更条件を達成して
いる旨の判定を行っている。ここで、この当選等の回数
は、上述した1回に限定するものではなく、例えば、2
回、或いは3回等の所定の複数回、当選等することによ
り、達成度合比較手段240が、変更条件を達成している
旨の判定を行うように設定しても良いものである。
【0171】さらに、当選等の回数を、連続して所定の
回数、当選等することにより、変更条件達成判定手段17
0の達成度合比較手段240が、変更条件を達成している旨
の判定を行うように設定しても良いものである。具体的
には、例えば、桃(再遊技)に連続して2回当選するこ
とにより、達成度合比較手段240が変更条件を達成して
いる旨の判定を行うようなものを含むものである。
【0172】さらに、変更条件達成判定手段170の達成
度合比較手段240は、所定の遊技回数の範囲内で、所定
の変更条件に係る抽選結果を、具体的には、所定図柄の
当選又は不当選を、1回、達成することにより、変更条
件を達成している旨の判定を行っているが、変更条件
を、所定の遊技回数の範囲内の当選又は不当選からなる
抽選結果ではなく、所定の遊技結果、具体的には、1
回、入賞することにより、達成度合比較手段240が変更
条件を達成している旨の判定を行うように設定しても良
いものである。これにより、いわゆる目押しの重要性が
増加し、遊技者自身の力で、変更条件を達成することが
できるという自己達成感を得ることができる。さらに、
また、変更条件は、所定の遊技回数の範囲内で、1回の
入賞ではなく、2回、3回、またはそれ以上の複数回の
入賞や、連続して複数回の入賞を、変更条件として設定
しても良いものである。
【0173】(遊技変更手段180)上記遊技変更手段180
は、変更条件達成判定手段170からの変更条件を満足し
ている旨の判定結果に基づいて、遊技状態を変更するた
めのものである。具体的には、遊技変更手段180は、変
更条件達成判定手段170からの変更条件を達成している
旨の判定結果に基づいて、遊技状態を通常遊技から特殊
遊技(ARTゲーム)へ移行するためのものである。
【0174】そして、遊技状態が、通常遊技から特殊遊
技(ARTゲーム)へ移行した後は、継続抽選手段210
の継続抽選の結果に基づいて、所定の遊技回数(具体的
には、30ゲーム、100ゲーム、200ゲーム、30
0ゲーム、500ゲーム、1000ゲーム)のいずれか
に到達したときに、ARTゲームを継続することに決定
した場合は、遊技変更手段180は、ARTゲームを継続
し、継続しないことに決定した場合は、ARTゲームか
ら通常遊技へ移行させるものである。そして、遊技変更
手段180は、ARTゲームが7000ゲームに到達した
場合は、無条件で、通常遊技に移行させるものである。
【0175】なお、ここで、遊技変更手段180は、変更
条件達成判定手段170からの変更条件を達成している旨
の判定結果に基づいて、遊技状態を通常遊技から特殊遊
技(ARTゲーム)へ移行するように設定されている
が、特にこれに限定されるものではない。具体的には、
例えば、遊技変更手段180は、変更条件達成判定手段170
からの変更条件を達成している旨の判定結果に基づい
て、遊技状態を特殊遊技(ARTゲーム)から通常遊技
へ移行するように設定しても良いものである。かかる場
合、継続抽選手段210による継続抽選等は行わず、AR
Tゲームへの移行条件と、終了条件とのいずれも、条件
設定手段120が設定した条件を達成したか否か、変更条
件達成判定手段170が判定した判定結果に基づいて設定
されるものである。
【0176】さらに、また、遊技変更手段180は、変更
条件達成判定手段170からの変更条件を達成している旨
の判定結果に基づいて、特殊遊技への移行を中止又は再
開するように設定しても良いものである。具体的には、
例えば、変更条件抽選手段130の抽選結果、所定遊技回
数範囲内で、入賞した場合にARTゲームへ移行する移
行図柄(例えば、赤セブン、赤セブン、赤セブン)と、
所定遊技回数範囲内で入賞した場合にARTゲームへの
移行を中止する中止図柄(例えば、小槌、小槌、小槌)
と、所定遊技回数範囲内で入賞した場合にARTゲーム
への移行を再開する再開図柄(例えば、単一のチェリ
ー)とを決定するようなものである。これにより、所定
遊技回数、例えば100回の遊技範囲内で、移行図柄
(赤セブン、赤セブン、赤セブン)が入賞すると、AR
Tゲームへ移行するものであるが、その100回の遊技
回数範囲内の途中で、中止図柄(小槌、小槌、小槌)が
入賞すると、ARTゲームへの移行が中止の状態とな
り、移行図柄(赤セブン、赤セブン、赤セブン)が入賞
しても、ARTゲームへの移行が行われない状態とな
る。また、その中止状態において、再開図柄(単一のチ
ェリー)が入賞すると、ARTゲームへの移行中止状態
が解除される。その後、移行図柄(赤セブン、赤セブ
ン、赤セブン)が入賞すると、ARTゲームへの移行が
可能な状態になるようなものである。かかる場合、遊技
者は、通常遊技よりも大きな利益を得ることが可能な特
殊遊技(ARTゲーム)の中止を回避するためには、所
定の遊技回数(例えば、100回)の範囲内で、中止図
柄(小槌、小槌、小槌)を入賞させないように努めるこ
とになる。このように、ARTゲームへの移行中止を回
避するためには、所定の遊技回数(100回)の範囲内
で中止図柄(小槌、小槌、小槌)の入賞を主体的に回避
しなければならない。また、誤って、中止図柄(小槌、
小槌、小槌)を入賞させた場合には、当該中止状態を解
除させるために、再開図柄(単一のチェリー)を入賞さ
せなければならない。このような、ARTゲームへの移
行に関する条件が加わったことにより、遊技に新たな遊
技性をもたらし、遊技を面白くすることができる。もち
ろん、上述したように、所定遊技回数(100回)の範
囲内で、移行図柄(赤セブン、赤セブン、赤セブン)、
中止図柄(小槌、小槌、小槌)及び再開図柄(単一のチ
ェリー)の入賞を条件としたが、入賞ではなく、当選
や、不当選を条件として設定しても良いものである。
【0177】(遊技数カウント手段190)上記遊技数カ
ウント手段190は、特殊遊技(ARTゲーム)の予め定
めた所定の遊技数から当該特殊遊技の経過に伴って、当
該特殊遊技の遊技数をカウントするものである。具体的
には、上記遊技数カウント手段190は、特殊遊技である
ARTゲームに移行した後、かかるARTゲームの遊技
の遊技回数を、1ゲーム毎に加算してカウントするもの
である。すなわち、遊技数カウント手段190は、ART
ゲームに移行した後の実際に遊技を行ったARTゲーム
の遊技回数をカウントするものである。そして、そのカ
ウントした遊技回数のデータは、遊技数記憶手段200に
向かって送出され、その内部で記憶保持されるものであ
る。
【0178】上記遊技数カウント手段190は、特殊遊技
であるARTゲームの実行中に、BBゲームやRBゲー
ム等の特別遊技へ移行した場合、ARTゲームの遊技数
のカウントを中断して、そこまでのカウントされた遊技
数を遊技数記憶手段200に記憶させるものである。そし
て、遊技数カウント手段190は、BBゲームやRBゲー
ム等の特別遊技が終了した後、遊技数記憶手段200に記
憶させたカウント中断時の特殊遊技であるARTゲーム
の遊技数を採取して、そのカウントを再開するものであ
る。
【0179】また、上記遊技数カウント手段190は、変
更条件抽選手段130の抽選結果、変更条件が決定した
後、変更条件としての遊技回数をカウントするものであ
る。具体的には、変更条件抽選手段130の抽選結果、変
更条件として、BB当選図柄が、遊技回数100回の範
囲内で、当選した場合に、ARTゲームへ移行すること
に決定した場合、当該次の遊技から、遊技回数をカウン
トするものである。そして、遊技数カウント手段190
は、その遊技回数の範囲内で、BB当選図柄が当選した
場合や、遊技回数が100回に到達した場合に、遊技回
数のカウントを終了するものである。なお、カウントし
た遊技回数のデータは、遊技数記憶手段200や達成度合
記憶手段230に向かって送出され、その内部で記憶保持
される。
【0180】(遊技数記憶手段200)上記遊技数記憶手
段200は、遊技数カウント手段190によりカウントされた
遊技回数を記憶するためのものである。具体的には、A
RTゲームへ移行した場合の遊技数カウント手段190に
よりカウントされた当該ARTゲームの遊技回数や、変
更条件として遊技回数が設定された場合の次の遊技から
遊技数カウント手段190によりカウントされた遊技回数
が、記憶されるものである。また、この遊技数記憶手段
200は、ARTゲーム中や、変更条件が設定されている
場合にBBゲームやRBゲーム等の特別遊技に移行した
場合でも、中断した特殊遊技であるARTゲームのそれ
までカウントした遊技数を、内部に記憶保持可能に形成
されている。変更条件として遊技回数が設定された場合
のカウントされる遊技回数は、遊技を行うごとに減算さ
れるように設定され、かかる計算結果のデータは、変更
条件報知装置140に送出されて表示されるように設定さ
れている。
【0181】(継続抽選手段210)上記継続抽選手段210
は、特殊遊技であるARTゲームが、所定の遊技回数、
具体的には、30ゲーム、100ゲーム、200ゲー
ム、300ゲーム、500ゲーム、1000ゲームのい
ずれかに到達したときに、当該ARTゲームを更に、そ
の次の予め定めた所定の遊技回数まで継続させるか否か
の抽選を行うためのものである。例えば、ARTゲーム
が30ゲームに到達した場合、次の100ゲームまでA
RTゲームを継続させるか否かの抽選を30ゲームの終
了時に行うものである。そして、抽選の結果、継続しな
いことに決定した場合は、その30ゲームでARTゲー
ムは終了し、継続することに決定した場合は、次の10
0ゲームまでARTゲームが継続して実行可能となるも
のである。そして、ARTゲームが100ゲームに到達
した場合、次の200ゲームまでARTゲームを継続さ
せるか否かの抽選を100ゲーム終了時に行うものであ
る。同様の継続抽選を、ARTゲームが継続して、所定
の遊技回数に到達した場合に行い、最大7000ゲーム
まで、ARTゲームを継続することを可能とするもので
ある。
【0182】上記継続抽選手段210は、図2に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。 (1)継続乱数発生手段211 (2)継続乱数抽出手段212 (3)継続抽選判定テーブル213 (4)継続判定手段214 なお、継続抽選手段210としては、上記した(1)乃至
(4)に限定されるものではない。
【0183】(継続乱数発生手段211)上記継続乱数発
生手段211は、継続抽選用の乱数を所定の領域内(例え
ば十進数で0乃至65535)で発生させるものであ
る。なお、ここで、継続乱数発生手段211や、継続乱数
抽出手段212は、当選抽選手段110の当選乱数発生手段11
1や当選乱数抽出手段112と同様に、結果として乱数のよ
うな分布を示す数字が得られる手段を含むものである。
【0184】(継続乱数抽出手段212)上記継続乱数抽
出手段212は、継続乱数発生手段211が発生する乱数を、
ARTゲームが所定の遊技回数(30ゲーム、100ゲ
ーム、200ゲーム、300ゲーム、500ゲーム、1
000ゲーム)に到達したことを条件として、抽出する
ものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データ
とする。
【0185】(継続抽選判定テーブル213)上記継続抽
選判定テーブル213は、継続乱数発生手段211がとる乱数
の全領域中、各当選項目の当選領域を有するものであ
る。具体的には、ARTゲームが所定の遊技回数に到達
したときに、当該ARTゲームを更に次の所定の遊技回
数まで継続させるか否かの当選領域を有するものであ
る。なお、本実施の形態では、遊技回数に拘わらず、一
つの継続抽選判定テーブル213を使用しているが、特に
これに限定されるものではない。具体的には、ARTゲ
ームの所定の遊技回数毎に異なる継続抽選判定テーブル
213を設定しても良いものである。例えば、ARTゲー
ムが30ゲームのときは、継続する当選率を高く設定し
て、100ゲーム、200ゲーム、300ゲームと、A
RTゲームの遊技回数が増えるに従って、継続抽選の当
選率が低くなるように設定することができる。これによ
り、遊技回数が30ゲーム等の少ない場合には、高い確
率で、ARTゲームが継続するが、遊技回数が500ゲ
ーム、1000ゲームと多い場合には、継続する確率が
低くなるように設定することができる。
【0186】(継続判定手段214)上記継続判定手段214
は、継続乱数抽出手段212が抽出した抽出乱数データ
と、継続抽選判定テーブル213の当選率データを基に継
続乱数発生手段211がとる乱数の全領域中の各項目の領
域からなる判定領域データとを照合し、当該抽出乱数デ
ータが属する領域に対応する内容を決定するものであ
る。
【0187】なお、本実施の形態では、上述したよう
に、特殊遊技(ARTゲーム)の遊技回数を、特殊遊技
(ARTゲーム)移行後に、30ゲーム、100ゲーム
・・・等の予め段階的に設けた遊技回数に達する毎に、
次の段階の遊技回数までの継続の有無を抽選するように
設定している。しかし、特殊遊技(ARTゲーム)の遊
技回数の決定方式は、上述したものに限定されるもので
はなく、特殊遊技(ARTゲーム)の当選時(リプレイ
の3回連続入賞時)に、特殊遊技(ARTゲーム)の全
部の遊技回数を抽選により、決定するように設定しても
良いものである。すなわち、特殊遊技(ARTゲーム)
中に上述したような継続抽選を行うのではなく、特殊遊
技(ARTゲーム)への移行が決定したときに、前記継
続抽選手段210の抽選により、特殊遊技(ARTゲー
ム)の全部の遊技回数を決定し、そこで、決定された特
殊遊技(ARTゲーム)の遊技回数の遊技が終了した時
点で、特殊遊技(ARTゲーム)が終了するものであ
る。かかる場合、継続乱数抽出手段212は、継続乱数発
生手段211が発生する乱数を、特殊遊技(ARTゲー
ム)への移行が決定したことを条件として、抽出するよ
うに設定されているものである。そして、継続抽選判定
テーブル213は、継続乱数発生手段211がとる乱数の全領
域中、各当選項目の当選領域を有するものであるが、具
体的には、予め定めた所定の遊技回数、30ゲーム、1
00ゲーム、200ゲーム、300ゲーム、500ゲー
ム、1000ゲーム、7000ゲームの当選領域を有す
るように設定されているものである。
【0188】(演出データ記憶手段151)上記演出デー
タ記憶手段151は、達成度合報知装置220や、報知装置66
や、変更条件報知装置140や、特定当選報知装置145の演
出データを記憶するためのものである。具体的には、例
えば、BBゲームの入賞時の表示装置66のスピーカ67か
ら発生させるサウンドや、報知ランプ69の点灯、点滅の
時間や順序等のデータや、表示装置68に表示される図柄
模様及び文字列のデータが記憶されているものである。
【0189】また、変更条件が設定されている場合に、
変更条件報知装置140により変更条件の特定のためのB
B(100、1)等の文字列を表示させるために、それ
らの文字列データが記憶されているものである。また、
変更条件が設定されている場合に、達成度合報知装置22
0により、現時点における変更条件の達成度合を示すた
めのBB(残99、0)等の文字列を表示させるため
に、それらの文字列データが記憶されているものであ
る。
【0190】また、変更条件を満足した場合に、変更条
件報知装置140によりBB当選等の変更条件を満足した
旨の文字列を表示させるために、それらの文字列データ
が記憶されているものである。また、ARTゲーム中に
第1乃至第3の特別当選態様に当選している場合に、特
定当選報知装置145により各特別当選態様の特定のため
の赤セブン等の文字列を表示させるために、それらの文
字列データが記憶されているものである。
【0191】もちろん、記憶する演出内容は、これらに
限定されるものではなく、予め記憶された音声や、振動
や、他のランプの点灯等の種々の報知手段によるもので
も良いものである。 (演出制御手段152)上記演出制御手段152は、演出デー
タ記憶手段151からの各演出データを、制御装置20等か
らの制御信号に基づいて、達成度合報知装置220や、報
知装置66や変更条件報知装置140や特定当選報知装置145
に出力し、これらの装置を制御するためのものである。
【0192】具体的には、BBゲームや、RBゲーム等
や、他の小役等の当選フラグ成立の可能性が大きいとき
や、所定の当選フラグ成立中に所定の入賞有効ライン上
に当該当選図柄が揃うことにより入賞したときに、演出
データ記憶手段151からの演出情報に基づいて、報知ラ
ンプ69の所定位置のランプを点灯や点滅させたり、スピ
ーカ67から所定の電子音を発生させたり、表示装置68に
所定の図柄模様及び文字列を点灯表示させるためのもの
である。
【0193】また、変更条件が設定されている場合、変
更条件報知装置140により変更条件を報知するための文
字列や、達成度合報知装置220により現時点における変
更条件の達成度合を報知するための文字列を点灯表示さ
せるためのものである。また、ARTゲーム中に第1乃
至第3の特別当選態様に当選した場合、特定当選報知装
置145により各特別当選態様の特定のための赤セブン等
の文字列を点灯表示させるためのものである。
【0194】(遊技機10の動作)次に、上記構成を備え
た遊技機の遊技の動作の概略について、図6乃至図9に
示したフローを用いて説明する。先ず、図6に示すステ
ップ100において、スタートスイッチ30が操作される
ことにより、スタートスイッチ30がONとなる。そし
て、次のステップ101に進む。
【0195】ステップ101において、既に前回までの
遊技でBBゲームに入賞して、BB遊技中フラグが成立
しているか(BB遊技中フラグがONとなっているか)
否かが判定される。なお、ここで、BB遊技中フラグ
は、当選抽選手段110の抽選により成立するBB当選フ
ラグとは異なるもので、BBゲームの入賞から、BBゲ
ームの終了条件が成立してBBゲームが終了するまで成
立するもので、BBゲームに移行するための判断フラグ
となるものである。そして、BB遊技中フラグが成立し
ていないと判定された場合、次のステップ102に進
む。
【0196】ステップ102において、ARTフラグが
成立しているか(ARTゲームがONとなっているか)
否かが判定される。このARTフラグは、ARTゲーム
の開始条件成立から、ARTゲームの終了条件が成立す
るまでのARTゲーム中に成立しているものである。な
お、このARTフラグは、ARTゲームの途中で、BB
ゲームに移行しているような場合でも、ARTゲームの
終了条件が成立しない限り、ARTフラグはON状態を
維持するものである。そして、ARTフラグが成立して
いないと判定された場合、次のステップ103に進む。
【0197】ステップ103において、当選判定テーブ
ル113として、通常遊技用判定テーブル115が取得され
る。そして、次のステップ104に進む。ステップ10
4において、当選抽選手段110により、当選抽選処理が
行われる。そして、次のステップ105に進む。ステッ
プ105において、現在の遊技状態において、変更条件
が設定されているか否かが判定される。具体的には、変
更条件抽選手段130の抽選結果、変更条件として、例え
ば、BB当選図柄が選択され、その遊技回数範囲が、設
定されているか否かが判定されるものである。そして、
現在の遊技状態において、変更条件が設定されていない
と判定された場合、次のステップ106に進む。
【0198】ステップ106において、変更条件抽選手
段130により、変更抽選処理が行われる。そして、次の
ステップ107に進む。ステップ107において、変更
条件抽選手段130の変更抽選処理の結果、変更条件を設
定するか否かが判定される。そして、変更条件抽選手段
130の変更抽選処理の結果、変更条件を設定すると判定
された場合、次のステップ108に進む。
【0199】ステップ108において、変更役の設定が
行われる。具体的には、変更条件抽選手段130の変更抽
選処理の結果、変更役として、小役の小槌が選択された
場合、変更役として、小槌が設定されるものである。そ
して、次のステップ109に進む。ステップ109にお
いて、変更遊技回数の設定が行われる。具体的には、変
更条件抽選手段130の変更抽選処理の結果、変更役の決
定に伴い、表3に示すような当該変更役に対応する遊技
回数が設定されるものである。例えば、変更役として、
小槌が選択されているような場合、変更条件に係る遊技
回数は、当該小槌に対応して遊技回数30回が設定され
るものである。そして、次のステップ110に進む。
【0200】なお、特に図示しないが、変更条件報知装
置140により、変更条件の設定内容が、例えば、小槌
(30、1)等のように報知される。ステップ110に
おいて、回転リール40の回転が開始する。そして、次の
ステップ111に進む。ステップ111において、スト
ップスイッチ50が操作されることにより、ストップスイ
ッチ50がONとなる。そして、次のステップ112に進
む。
【0201】ステップ112において、回転リール40の
回転停止処理が行われる。そして、次のステップ113
に進む。ステップ113において、三個の回転リール40
に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否か
が判定される。そして、三個の回転リール40に対応する
ストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場
合、次のステップ120(図7)に進む。
【0202】ステップ120(図7)において、BBゲ
ームに入賞したか否かが判定される。そして、BBゲー
ムに入賞していないと判定された場合、次のステップ1
21に進む。ステップ121において、変更条件達成判
定手段170により、現在の遊技状態において、変更条件
が設定されているか否かが判定される。そして、現在の
遊技状態において、変更条件が設定されていると判定さ
れた場合、次のステップ122に進む。
【0203】ステップ122において、変更条件達成判
定手段170により、変更遊技回数範囲内か否かが判定さ
れる。具体的には、変更条件達成判定手段170により、
現在の遊技状態において、変更条件を設定開始後、所定
の遊技回数範囲内の遊技であるか否かが判定されるもの
である。例えば、変更条件として、小槌が設定され、所
定の遊技回数範囲として、30回が設定されている場
合、変更条件を設定した後の遊技から、遊技数カウント
手段190によりカウントされている遊技回数が、30回
の遊技回数の範囲内の遊技であるか否かが判定されるも
のである。そして、変更条件達成判定手段170により、
変更遊技回数範囲内であると判定された場合、次のステ
ップ123に進む。
【0204】ステップ123において、当選抽選手段11
0の抽選結果、変更役に当選したか否かが判定される。
例えば、変更役として、小槌が設定されているような場
合、当選抽選手段110の抽選の結果、小槌に当選してい
るか否かが判定されるものである。そして、変更役に当
選していると判定された場合、次のステップ124に進
む。
【0205】なお、特に図示しないが、変更役に当選し
ていると判定された場合、変更条件報知装置140によ
り、変更条件の設定内容が表示され、達成度合報知装置
220により、現時点における変更条件の達成度合が表示
される。ステップ124において、ARTフラグが成立
し、ON状態となる。そして、ステップ125に進む。
【0206】ステップ125において、他に入賞したか
否かが判定される。そして、他に入賞していると判定さ
れた場合、次のステップ126に進む。ステップ126
において、当該入賞した図柄に対応した枚数の遊技メダ
ルが遊技者に向かって払い出される。そして、当該遊技
が終了する。前記ステップ105において、現在の遊技
状態において、変更条件が設定されていると判定された
場合、ステップ110に進む。
【0207】なお、特に図示しないが、変更条件が設定
されていると判定された場合、変更条件報知装置140に
より、変更条件の設定内容が表示され、達成度合報知装
置220により、現時点における変更条件の達成度合が表
示される。前記ステップ107において、変更条件抽選
手段130の変更抽選処理の結果、変更条件を設定しない
と判定された場合、次のステップ110に進む。
【0208】前記ステップ113において、三個の回転
リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われ
ていないと判定された場合、ステップ111に戻る。前
記ステップ120において、BBゲームに入賞している
と判定された場合、次のステップ127に進む。ステッ
プ127において、BBゲームに入賞した場合の予め定
められた枚数の遊技メダルが遊技者に向かって払い出さ
れる。そして、次のステップ128に進む。
【0209】ステップ128において、BB遊技中フラ
グがONとなって、BB遊技中フラグが成立する。そし
て、当該遊技が終了する。前記ステップ121におい
て、現在の遊技状態において、変更条件が設定されてい
ないと判定された場合、次のステップ125に進む。前
記ステップ122において、変更条件達成判定手段170
により、変更遊技回数範囲内でないと判定された場合、
次のステップ124に進む。
【0210】前記ステップ123において、変更役に当
選していないと判定された場合、次のステップ125に
進む。前記ステップ125において、他に入賞していな
いと判定された場合、当該遊技は終了する。前記ステッ
プ101において、BB遊技中フラグが成立していると
判定された場合、すなわちBB遊技中フラグがON状態
であると判定された場合、次のステップ140(図8)
に進む。
【0211】ステップ140(図8)において、当選抽
選手段110により、当選判定テーブル113として、BB遊
技用判定テーブル116又はRB遊技用判定テーブル117が
取得される。具体的には、BBゲームの小役遊技中の場
合、BB遊技用判定テーブル116が取得され、BBゲー
ムの小役遊技からRBゲームへ移行した場合、RB遊技
用判定テーブル117が取得されるものである。そして、
次のステップ141に進む。
【0212】ステップ141において、当選抽選手段11
0により、当選抽選処理が行われる。そして、次のステ
ップ142に進む。ステップ142において、回転リー
ル40の回転が開始される。そして、次のステップ143
に進む。ステップ143において、ストップスイッチ50
が操作されることにより、ストップスイッチ50がONと
なる。そして、次のステップ144に進む。
【0213】ステップ144において、回転リール40の
回転停止処理が行われる。そして、次のステップ145
に進む。ステップ145において、三個の回転リール40
に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否か
が判定される。そして、三個の回転リール40に対応する
ストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場
合、次のステップ146に進む。
【0214】ステップ146において、BBゲームの終
了条件が成立したか否かが判定される。そして、BBゲ
ームの終了条件が成立していないと判定された場合、当
該遊技は終了する。前記ステップ145において、三個
の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が
行われていないと判定された場合、ステップ143に進
む。
【0215】前記ステップ146において、BBゲーム
の終了条件が成立していると判定された場合、次のステ
ップ147に進む。ステップ147において、BB遊技
中フラグがOFFとなる。そして、当該遊技が終了す
る。前記ステップ102(図6)において、ARTフラ
グが成立していると判定された場合、次のステップ16
0(図9)に進む。
【0216】ステップ160において、遊技数カウント
手段190が、遊技数記憶手段200に記憶されていたART
ゲームの遊技数を取得する。そして、次のステップ16
1に進む。ステップ161において、当選抽選手段110
の当選判定テーブル113として、特殊遊技用判定テーブ
ル118が取得される。そして、次のステップ162に進
む。
【0217】ステップ162において、当選抽選手段11
0の当選抽選処理が行われる。そして、次のステップ1
63に進む。ステップ163において、遊技数カウント
手段190が、ARTゲームの遊技数に+1を加算する。
そして、その結果は、遊技数記憶手段200に記憶され
る。そして、次のステップ164に進む。
【0218】ステップ164において、当選抽選手段11
0の当選抽選の結果、第1の特別当選態様か、第2の特
別当選態様か、第3の特別当選態様かのいずれかに当選
しているか否かが判定される。そして、第1の特別当選
態様か、第2の特別当選態様か、第3の特別当選態様か
のいずれかに当選していると判定された場合、次のステ
ップ165に進む。
【0219】ステップ165において、特定当選報知装
置145により、第1乃至第3の特定当選態様のうち、い
ずれに当選しているか、具体的に、遊技者に向かって報
知される。そして、次のステップ166に進む。ステッ
プ166において、回転リール40の回転が開始される。
そして、次のステップ167に進む。
【0220】ステップ167において、ストップスイッ
チ50が操作されることにより、ストップスイッチ50がO
Nとなる。そして、次のステップ168に進む。ステッ
プ168において、回転リール40の回転停止処理が行わ
れる。そして、次のステップ169に進む。ステップ1
69において、三個の回転リール40に対応するストップ
スイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そし
て、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50
の操作が行われたと判定された場合、次のステップ17
0(図10)に進む。
【0221】ステップ170において、ストップスイッ
チ50の停止操作の結果、入賞したか否かが判定される。
そして、入賞していると判定された場合、次のステップ
171に進む。ステップ171において、入賞した図柄
に対応する枚数の遊技メダルの払い出し処理が行われ
る。そして、次のステップ172に進む。
【0222】ステップ172において、ARTゲームが
規定遊技回数に到達したか否かが判定される。具体的に
は、ARTゲームが、30ゲーム、100ゲーム、20
0ゲーム、300ゲーム、500ゲーム、1000ゲー
ムの遊技回数に到達したか否かが判定されるものであ
る。そして、ARTゲームが、これらの遊技回数に到達
していると判定された場合、次のステップ173に進
む。
【0223】ステップ173において、ARTゲームを
更に継続させるか否かの継続抽選が、継続抽選手段210
により行われる。そして、次のステップ174に進む。
ステップ174において、継続抽選の結果、ARTゲー
ムを継続することに決定したか否かが判定される。そし
て、ARTゲームを継続することに決定していないと判
定された場合、次のステップ175に進む。
【0224】ステップ175において、ARTフラグが
OFFとなる。そして、当該遊技は終了する。前記ステ
ップ164において、第1の特別当選態様か、第2の特
別当選態様か、第3の特別当選態様かのいずれにも当選
していないと判定された場合、ステップ166に進む。
【0225】前記ステップ169において、三個の回転
リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われ
ていないと判定された場合、ステップ167に進む。前
記ステップ170において、入賞していないと判定され
た場合、ステップ172に進む。前記ステップ172に
おいて、ARTゲームが、これらの遊技回数に到達して
いないと判定された場合、当該遊技は終了する。
【0226】前記ステップ174において、ARTゲー
ムを継続することに決定していると判定された場合、当
該遊技は終了する。上述したステップ104、ステップ
141及びステップ162の当選抽選手段110による抽
選処理について、図11のフローを用いて説明する。ス
テップ200において、当選抽選手段110の当選乱数発
生手段111により発生された乱数の中から当選乱数抽出
手段112により乱数が抽出される。そして、次のステッ
プ201に進む。
【0227】ステップ201において、抽出された乱数
が当選乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、
次のステップ202に進む。ステップ202において、
当選判定手段114により、抽出された乱数と、当選判定
テーブル113の当選判定領域データとの比較が行われ
る。そして、次のステップ203に進む。
【0228】ステップ203において、当選判定手段11
4により、抽出された乱数が、当選判定テーブル113のど
の当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決
定される。そして、次のステップ204に進む。ステッ
プ204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄
の引き込みとが設定される。そして、抽選処理が終了す
る。
【0229】上述したステップ106の変更抽選処理に
ついて、図12のフローを用いて説明する。ステップ2
50において、変更条件抽選手段130の変更乱数発生手
段131により発生された乱数の中から変更乱数抽出手段1
32により乱数が抽出される。そして、次のステップ25
1に進む。
【0230】ステップ251において、抽出された乱数
が変更乱数抽出手段132の内部に記憶される。そして、
次のステップ252に進む。ステップ252において、
変更判定手段134により、抽出された乱数と、変更判定
テーブル133の判定領域データとの比較が行われる。そ
して、次のステップ253に進む。
【0231】ステップ253において、変更判定手段13
4により、抽出された乱数が、変更判定テーブル133のど
の領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定さ
れる。具体的には、更に、変更条件を設定するか否か、
同時に、変更条件を設定する場合には、具体的に、BB
(100回)、小槌(30回)、チェリー(10回)、
桃(5回)、不当選(1回)のいずれの変更条件にする
か決定されるものである。なお、上記抽選は、変更条件
を設定するか否かも含めて、1回の抽選で行われるもの
である。そして、変更抽選処理が終了する。
【0232】上述したステップ173の継続抽選手段21
0による継続抽選処理について、図13のフローを用い
て説明する。ステップ270において、継続抽選手段21
0の継続乱数発生手段211により発生された乱数の中から
継続乱数抽出手段212により乱数が抽出される。そし
て、次のステップ271に進む。
【0233】ステップ271において、抽出された乱数
が継続乱数抽出手段212の内部に記憶される。そして、
次のステップ272に進む。ステップ272において、
継続判定手段214により、抽出された乱数と、継続抽選
判定テーブル213の判定領域データとの比較が行われ
る。そして、次のステップ273に進む。
【0234】ステップ273において、継続判定手段21
4により、抽出された乱数が、継続抽選判定テーブル213
のどの領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決
定される。具体的には、更に、次の所定の遊技回数まで
ARTゲームが継続されるか否かが決定されるものであ
る。そして、継続抽選処理が終了する。上述したステッ
プ112、ステップ144及びステップ168の回転リ
ール40の回転停止処理について、図14を用いて説明す
る。
【0235】ステップ300において、所定の図柄に対
して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定され
る。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されて
いないと判定された場合、次のステップ301に進む。
ステップ301において、1個の図柄分だけ、回転リー
ル40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ば
しを行う。そして、次のステップ302に進む。
【0236】ステップ302において、上述した1個の
図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がス
トップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが
判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した
後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄
の数が4個目の場合には、次のステップ303に進む。
ステップ303において、回転リール40の回転を停止さ
せる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転
停止までの遊技機10の動作が終了する。
【0237】前記ステップ300において、所定の図柄
の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、
次のステップ304に進む。ステップ304において、
いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否
かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き
込みが設定されていると判定された場合、次のステップ
305に進む。
【0238】ステップ305において、引き込み設定が
達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定
が達成されたと判定された場合、次のステップ303に
進む。前記ステップ304において、いずれの図柄に対
しても引き込みが設定されていないと判定された場合、
ステップ303に進む。
【0239】前記ステップ305において、引き込み設
定が達成されていないと判定された場合、ステップ30
1に進む。前記ステップ302において、ストップスイ
ッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転さ
せてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステッ
プ300に戻る。
【0240】なお、上述した実施の形態において、回転
リール40の停止処理に関してステップ301乃至ステッ
プ305で説明しているが、この例は、引き込み範囲図
柄のうち、基準位置から近い図柄から条件を調査する、
いわゆる最小引き込み停止制御の例である。逆に、引き
込み範囲図柄のうち、基準位置から遠い図柄から条件を
調査する、いわゆる最大引き込み停止制御としても良
い。
【0241】更には、例えば、ストップスイッチ50を押
すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール
40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の
方法によるものでも良いものである。このテーブル停止
制御は、当選フラグ成立の有無や、当選フラグ成立中の
当選図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数の
テーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択さ
れるものである。
【0242】なお、テーブル停止制御においても、当選
フラグが成立しているときには、その当選フラグに対応
する図柄が入賞有効ライン上に揃うように、予めテーブ
ルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み
設定の一種を備えているものである。また、当選フラグ
が成立していないときには、他の当選図柄が入賞有効ラ
イン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置
が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備え
ているものである。
【0243】また、この遊技機10は、複数の図柄を変動
表示又は停止表示させるための図柄表示手段、乱数を用
いて当選図柄の抽選を行うための当選抽選手段110、前
記当選抽選手段110の抽選結果に対応した停止制御を行
うための遊技制御手段として機能させ、前記遊技機10
を、前記当選抽選手段110の抽選結果、所定の当選役に
当選し、且つ遊技状況が予め定められた入賞の態様にな
ることにより入賞となるように設定し、遊技として、通
常遊技と、前記通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付
与可能な特殊遊技との遊技状態が異なる遊技を備え、前
記遊技機10を、所定の抽選結果又は遊技結果と、所定の
遊技回数とからなる変更条件を設定するための条件設定
手段120、前記条件設定手段120の前記変更条件に基づい
て、所定の前記遊技回数の範囲内で、所定の前記抽選結
果又は遊技結果を達成することにより、前記変更条件を
達成している旨の判定を行うための変更条件達成判定手
段170、前記変更条件達成判定手段170からの前記変更条
件を達成している旨の判定結果に基づいて、遊技状態を
変更するための遊技変更手段180として機能させるため
の遊技機用プログラムによって制御することができる。
【0244】この遊技制御手段は、具体的には、図1に
示す通常遊技制御手段70や、特定導入遊技制御手段91及
び特定遊技制御手段101からなる特別遊技制御手段80
や、特殊遊技制御手段102を含むものである。また、こ
の遊技機10は、上述した遊技機用プログラムを記録した
コンピュータ読み取り可能な記録媒体を用いて制御する
こともできる。
【0245】なお、図柄表示手段は、複数の図柄を変動
表示又は停止表示させるための手段をいう。また、この
図柄表示手段は、例えば、周囲に複数の図柄を表示した
現実の回転リール40を用い、この回転リール40の回転を
制御するようにして形成することができる。また、この
図柄表示手段は、例えば、液晶ディスプレイやCRT等
の画像表示装置を用い、この画像表示装置に複数の図柄
を順次表示させるようにして形成することもできる。
【0246】ここで、この遊技機用プログラムを用いて
現実の遊技機10を制御しようとする場合には、「遊技制
御手段」は、当選抽選手段110の抽選結果が当選である
場合に前記図柄表示手段の当選図柄を停止表示させたこ
とを条件として入賞して遊技者に利益を付与するもので
ある。また、かかる場合には、遊技制御手段は、例え
ば、ホッパーユニット65を駆動させて遊技者に対して現
実の遊技メダルの払い出しを行うように形成することが
できる。
【0247】また、この遊技機用プログラムを用いて業
務用或いは家庭用テレビゲーム機等を制御しようとする
場合には、現実の遊技メダルの払い出しを行い得ないの
で、この制御手段は、例えば、液晶ディスプレイやCR
T等の画像表示装置に遊技メダルの枚数を増やすような
画像を表示するように形成することができる。 (第二の実施の形態)第一の実施の形態で説明したAR
Tゲームでは、所定の遊技回数に到達したときに、抽選
により継続するか否かを決定していたが、本実施の形態
では、遊技変更手段180が、変更条件達成判定手段170か
らの変更条件を達成している旨の判定結果に基づいて、
遊技状態を特殊遊技(ARTゲーム)から通常遊技へ移
行するものである。
【0248】本実施の形態に係る変更条件抽選手段130
は、通常遊技からARTゲームへの移行の変更条件と、
ARTゲームから通常遊技への移行の変更条件との二つ
の変更条件を乱数を用いた抽選により決定するものであ
る。このARTゲームから通常遊技の移行の変更条件
も、第一の実施の形態で説明した通常遊技からARTゲ
ームへの移行の変更条件と同様に、所定の抽選結果、具
体的には、所定の図柄の当選又は不当選を、所定の遊技
回数の範囲内で所定回数(具体的には1回)、成立させ
ることにより、変更条件達成判定手段170が変更条件を
達成している旨の判定を行うものである。その他の構成
や、作用は、第一の実施の形態で説明したものと同様で
あるため、説明を省略する。
【0249】図15に、本発明の第二の実施の形態に係
る遊技機10の動作の一部のフローを示す。本実施の形態
に係る遊技機10の動作は、図6、図7、図8、図9及び
図15で説明されるものである。すなわち、本実施の形
態に係る遊技機10の動作は、第一の実施の形態で説明し
た図6乃至図9に関して、その内容が本実施の形態でも
同一である。そして、第一の実施の形態で説明した遊技
機10の動作のうち、図10のステップ170乃至ステッ
プ175を、図15のステップ400乃至ステップ40
5と差し替えることにより、本実施の形態に係る遊技機
10の動作となるものである。第一の実施の形態と異なる
図15について以下に説明する。
【0250】ステップ400において、ステップ169
のストップスイッチ50の停止操作の結果、入賞したか否
かが判定される。そして、入賞していると判定された場
合、次のステップ401に進む。ステップ401におい
て、入賞した図柄に対応する枚数の遊技メダルの払い出
し処理が行われる。そして、次のステップ402に進
む。
【0251】ステップ402において、変更条件達成判
定手段170により、現在の遊技状態において、ARTゲ
ームから通常遊技への移行の変更条件が設定されている
か否かが判定される。そして、現在の遊技状態におい
て、変更条件が設定されていると判定された場合、次の
ステップ403に進む。ステップ403において、変更
条件達成判定手段170により、変更遊技回数範囲内か否
かが判定される。具体的には、変更条件達成判定手段17
0により、現在の遊技状態において、変更条件を設定開
始後、所定の遊技回数範囲内の遊技であるか否かが判定
されるものである。例えば、ARTゲームから通常遊技
への移行の変更条件として、小槌が設定され、所定の遊
技回数範囲として、30回が設定されている場合、変更
条件を設定した後の遊技から、遊技数カウント手段190
によりカウントされている遊技回数が、30回の遊技回
数の範囲内の遊技であるか否かが判定されるものであ
る。そして、変更条件達成判定手段170により、変更遊
技回数範囲内であると判定された場合、次のステップ4
04に進む。
【0252】ステップ404において、当選抽選手段11
0の抽選結果、変更役に当選したか否かが判定される。
例えば、変更役として、小槌が設定されているような場
合、当選抽選手段110の抽選の結果、小槌に当選してい
るか否かが判定されるものである。そして、変更役に当
選していると判定された場合、次のステップ405に進
む。
【0253】ステップ405において、ARTフラグが
OFF状態となる。そして、当該遊技が終了する。前記
ステップ400において、入賞していないと判定された
場合、次のステップ402に進む。前記ステップ402
において、現在の遊技状態において、変更条件が設定さ
れていないと判定された場合、当該遊技は終了する。
【0254】前記ステップ403において、変更条件達
成判定手段170により、変更遊技回数範囲内でないと判
定された場合、当該遊技は終了する。前記ステップ40
4において、ARTゲームから通常遊技への移行の変更
条件に係る変更役に当選していないと判定された場合、
当該遊技は終了する。なお、本実施の形態でも、変更条
件として、所定の抽選結果を達成すること、すなわち、
具体的には、所定図柄の当選や不当選となることに設定
しているが、第一の実施の形態と同様に、変更条件を、
所定の遊技結果、すなわち、所定の当選役の当選図柄
が、所定の遊技回数範囲内に、所定位置に停止して入賞
することに設定しても良いものである。
【0255】本実施の形態は、変更条件達成判定手段17
0が、条件設定手段120の変更条件に基づいて、所定の遊
技回数の範囲内で、所定の抽選結果、具体的には、所定
図柄の当選又は不当選となることにより、変更条件を達
成している旨の判定を行う。そして、遊技変更手段180
が、変更条件達成判定手段170からの変更条件を達成し
ている旨の判定結果に基づいて、遊技状態を、ARTゲ
ームから通常遊技へ移行する。このため、遊技者は、通
常遊技よりも大きな利益を得ることが可能なARTゲー
ムを続行させるためには、所定の遊技回数の範囲内で、
所定の抽選結果を達成させないことを希望し、その達成
回避を望むことになる。このように、ARTゲームを続
行させるためには、所定の遊技回数の範囲内で所定の図
柄の当選や不当選を回避しなければならないという条件
が加わったことにより、特殊遊技中に新たな緊張感や、
遊技性をもたらし、遊技を面白くすることができる。
【0256】(第三の実施の形態)上述した第一及び第
二の実施の形態では、条件設定手段120の抽選結果(当
選若しくは不当選)又は遊技結果(入賞)と、変更条件
に係る遊技回数とは、互いに対応した状態で、設定され
ているため、変更条件抽選手段130により、それらのう
ちの一方である抽選結果、具体的には、当選又は不当選
に係る所定の当選の図柄或いは不当選だけを抽選で選択
している。しかし、本実施の形態では、条件設定手段12
0の抽選結果(当選若しくは不当選)又は遊技結果(入
賞)と、変更条件に係る遊技回数とは、互いに対応する
ことなく、それぞれ予め複数個、独立した状態で、変更
条件記憶手段160に記憶されているものである。
【0257】そして、本実施の形態に係る条件設定手段
120の変更条件抽選手段130は、表3に示す複数の抽選結
果(当選又は不当選)のうち、いずれの抽選結果(当選
又は不当選)を変更条件とするか、乱数を用いた抽選に
より決定し、且つ、表3に示す変更条件に係る複数の遊
技回数のうち、いずれの遊技回数を変更条件とするか、
乱数を用いた抽選により、それぞれ決定するものであ
る。すなわち、変更条件抽選手段130により、上記抽選
結果(当選又は不当選)の抽選と、上記遊技回数の抽選
とは、それぞれ別個独立に決定されているものである。
【0258】具体的には、変更条件の所定の抽選結果と
して、表3に示すように、BB当選、小槌当選、チェリ
ー当選、桃(再遊技)当選、全ての当選役の不当選の5
個が設定され、変更条件の所定の遊技回数として、10
0回、30回、10回、5回、1回の5個が設定されて
いるような場合、変更条件に係る抽選結果と、変更条件
に係る遊技回数とを、変更条件抽選手段130がそれぞれ
別々に独立して抽選により選択するものである。その結
果、例えば、変更条件の所定の抽選結果として、チェリ
ー当選が抽選により選択され、変更条件の遊技回数とし
て、100回が抽選により選択されたような場合、10
0回の遊技回数の範囲内で、チェリーに当選すれば、変
更条件を満足することになるようなものである。すなわ
ち、表3の抽選結果と、その右側に記載された変更条件
に係る遊技回数との間に関連性が無いものであって、表
3の抽選結果のうちで抽選により選択されたものと、遊
技回数のうちで抽選により選択されたものとの組合せ
が、変更条件を設定する場合の変更条件として設定され
るものである。
【0259】本実施の形態では、変更条件の所定の抽選
結果と、所定の遊技回数との組合せが、固定されること
なく、絶えず、抽選により変化することとなる。すなわ
ち、表3の左側の抽選結果と、右側の遊技回数との間
で、種々の組合せが発生する。これにより、変更条件の
所定の抽選結果と、所定の遊技回数との組合せに意外性
を付与することができ、遊技内容を変化させることがで
き、遊技を面白いものにすることができる。
【0260】(第四の実施の形態) (図面の説明)図16乃至図28は、本発明の第四の実
施の形態を示すものである。図16は遊技機の入力、制
御及び出力のブロック図、図17は変更条件抽選手段の
ブロック図、図18は報知抽選手段のブロック図、図1
9乃至図28は遊技機の動作の概略のフローをそれぞれ
示すものである。
【0261】本実施の形態は、条件設定手段120の変更
条件の抽選結果の達成種類(例えば、BB当選等)と、
その達成回数(例えば、1回等)と、変更条件に係る遊
技回数(例えば、100回等)とは、互いに対応するこ
となく、それぞれ予め複数個、設定されているものであ
る。そして、条件設定手段120の変更条件の抽選結果の
達成種類の抽選と、その達成回数の抽選と、遊技回数の
抽選とは、それぞれ別個独立に決定することを特徴とす
るものである。
【0262】さらに、条件設定手段120の変更条件とし
ての抽選結果の達成種類と、その達成回数と、変更条件
に係る遊技回数とを、遊技者に向かって報知するか否か
を、乱数を用いた抽選により、それぞれ別個独立に決定
していることを特徴とするものである。そして、演出制
御装置22として、演出データ記憶手段151、演出制御手
段152及び報知抽選手段340を備えているものである。
【0263】その他の構成は、第一の実施の形態で説明
したものと同一であって、同一内容に関しては原則とし
て説明を省略し、以下、第一の実施の形態と異なる特徴
箇所を中心に説明する。遊技機10の外観形状は、第一の
実施の形態と同一であるため、説明を省略する。
【0264】投入スイッチ15、ベットスイッチ16、精算
スイッチ17、スタートスイッチ30、ストップスイッチ5
0、リールユニット60、ホッパーユニット65、報知装置6
6及び特定当選報知装置145は、第一の実施の形態と同一
であるため、説明を省略する。 (変更条件報知装置140)上記変更条件報知装置140は、
具体的には、図5に示すように、表示装置68の向かって
左側に配置された文字表示が可能なLED表示装置であ
る。
【0265】上記変更条件報知装置140は、変更条件抽
選手段130の抽選結果及び報知抽選手段340の抽選結果に
基づいて、所定の抽選結果の達成種類と、その達成回数
と、変更条件に係る遊技回数とからなる変更条件の設定
内容を遊技者に向かって報知可能なものである。具体的
には、変更条件抽選手段130の抽選結果の達成種類と、
その達成回数と、変更条件に係る遊技回数とからなる変
更条件が設定された場合、BB(100、1)、小槌
(30、1)、チェリー(10、1)、桃(5、1)、
不当選(1、1)等の文字表示が表示されることによ
り、それらの変更条件の設定を遊技者に向かって報知可
能なものである。すなわち、変更条件報知装置140にB
B(100、1)と表示されることにより、次の遊技か
ら100回の遊技回数範囲内にBB当選図柄に1回、当
選すると、変更条件を満足し、ARTゲームに移行する
ことができることを知ることができるものである。
【0266】なお、抽選結果の達成種類と、その達成回
数と、変更条件に係る遊技回数とのうち、報知抽選手段
340の抽選の結果、報知しないことに決定した場合は、
当該項目は、報知されずに当該項目の表示位置にクエス
チョンマークである「?」が表示されるものである。具
体的には、例えば、上述した例の場合、条件設定手段12
0の抽選結果、変更条件に係る抽選結果の達成種類が、
BB当選で、その達成回数が1回で、変更条件に係る遊
技回数が100回のとき、全ての項目を報知する場合に
は、BB(100、1)が表示されるが、報知抽選手段
340の抽選結果、抽選結果の達成種類だけを、報知しな
いことに決定した場合、?(100、1)と表示される
ものである。これにより、遊技者は、BB当選か、小槌
当選か、チェリー当選か、桃当選か、不当選かのうち、
いずれか一つの達成項目を、これから100回の遊技回
数の範囲内で、1回達成することにより、ARTゲーム
に移行することを知ることができるものである。また、
同様に、報知抽選手段340の抽選結果、その達成回数だ
けを報知しないことに決定した場合、BB(100、
?)と表示されるものである。また、同様に、報知抽選
手段340の抽選結果、遊技回数だけを報知しないことに
決定した場合、BB(?、1)と報知されるものであ
る。また、同様に報知抽選手段340の抽選結果、達成種
類と、その達成回数とを報知しないことに決定した場
合、?(100、?)と表示されるものである。また、同
様に、報知抽選手段340の抽選結果、達成種類と、遊技
回数とを報知しないことに決定した場合、?(?、1)と
表示されるものである。また、同様に、報知抽選手段34
0の抽選結果、達成回数と、遊技回数とを報知しないこ
とに決定した場合、BB(?、?)と表示されるものであ
る。また、同様に、報知抽選手段340の抽選結果、達成
種類と、その達成回数と、遊技回数との全てを報知しな
いことに決定した場合、?(?、?)と表示されるもので
ある。
【0267】なお、抽選結果の達成種類の項目として、
BB当選、小槌当選、チェリー当選、桃当選、不当選の
それぞれの場合、変更条件報知装置140には、BB、小
槌、チェリー、桃、不当選のそれぞれの文字が表示され
るように設定されている。 (達成度合報知装置220)上記達成度合報知装置220は、
具体的には、図5に示すように、変更条件報知装置140
の向かって左側に配置された文字表示が可能なLED表
示装置である。
【0268】上記達成度合報知装置220は、現在の遊技
状態における条件設定手段120の変更条件の達成度合を
遊技者に向かって報知可能なものである。そして、所定
の遊技回数の範囲内で、所定の抽選結果を所定回数、達
成することにより、具体的には、所定当選役の当選とな
ることにより、変更条件が達成されるように設定されて
いるような場合、上記達成度合報知装置220は、現在の
遊技状態における残りの遊技回数と、所定の抽選結果の
回数とを遊技者に向かって報知するものである。例え
ば、変更条件が、次の遊技から30回の遊技回数範囲内
に、チェリー当選に2回、当選することに設定されてい
るような場合、チェリーに当選せずに、遊技数が1回経
過すると、達成度合報知装置220にチェリー(残29、
0)と表示され、2回経過すると達成度合報知装置220
にチェリー(残28、0)と表示される。そして、次の
遊技でチェリーに当選すると、達成度合報知装置220に
チェリー(残27、1)と表示される。そして、さら
に、次の遊技で、再度、チェリーに当選すると、達成度
合報知装置220によりチェリー(残26、2)と表示さ
れ、次の遊技からARTゲームに移行可能となるもので
ある。これにより、遊技者は、現在の遊技状態における
変更条件の達成度合を知ることができて、ARTゲーム
に移行するために、達成すべき変更条件の現時点におけ
る目標を、リアルタイムで明確且つ定量的に把握するこ
とができるものである。
【0269】なお、ここで、通常遊技制御手段70、特別
遊技制御手段80の特定導入遊技制御手段91及び特定遊技
制御手段101、特殊遊技制御手段102並びに当選抽選手段
110は、第一の実施の形態で説明したものと同一であっ
て、それらの説明を省略する。 (条件設定手段120)上記条件設定手段120は、所定の抽
選結果の達成種類と、その達成回数と、変更条件に係る
遊技回数とからなる変更条件を設定するためのものであ
る。上記条件設定手段120は、図16に示すように、大
別すると、次の手段を備える。
【0270】(1)変更条件記憶手段160 (2)変更条件抽選手段130 (変更条件記憶手段160)上記変更条件記憶手段160は、
変更条件に係る抽選結果の達成種類と、その達成回数
と、変更条件に係る遊技回数とを、予め記憶しているも
のである。具体的には、表4に示すような抽選結果の達
成種類と、その達成回数と、変更条件に係る遊技回数と
が記憶されているものである。
【0271】
【表4】
【0272】表4に示す内容において、変更条件の抽選
結果の達成種類と、その達成回数と、変更条件に係る遊
技回数とは、互いに対応することなく、それぞれ予め複
数個、設定されて、当該変更条件記憶手段160に記憶さ
れているものである。すなわち、表4に示すように、抽
選結果の達成種類として、BB当選と、小槌当選と、チ
ェリー当選と、桃当選と、不当選との全部で5個が設定
され、変更条件に係る遊技回数として、100回と、3
0回と、10回と、5回と、1回との全部で5個が設定
され、達成回数として、表4の上から順に、1回又は2
回と、1回、2回、3回又は4回と、1回、2回、3
回、4回又は5回と、1回、2回又は3回と、1回との
全部で5個が設定されている。そして、かかる場合に、
表4の横方向に位置する達成種類と、遊技回数と、達成
回数との間で、対応関係や、従属関係が全く無いことを
意味するものである。すなわち、変更条件として、抽選
結果の達成種類と、その達成回数と、遊技回数とが、例
えば、達成種類が桃当選となり、その達成回数が4回と
なり、遊技回数が100回となるような組合せのような
ものも設定される可能性を有しているものである。
【0273】(変更条件抽選手段130)上記変更条件抽
選手段130は、変更条件を設定するか否かを抽選により
決定するとともに、さらに、変更条件記憶手段160に記
憶された互いに対応することなく、別個独立に設定され
た変更条件に係る抽選結果の達成種類と、その達成回数
と、変更条件に係る遊技回数とのうち、いずれの抽選結
果の達成種類、その達成回数及び遊技回数を、変更条件
とするかを、乱数を用いた抽選により決定するためのも
のである。具体的には、変更条件抽選手段130は、図1
7に示すように、大別すると、以下の手段を備える。
【0274】(1)変更設定抽選手段300 (2)達成種類抽選手段310 (3)達成回数グループ抽選手段380 (4)達成回数抽選手段320 (5)遊技回数抽選手段330 (変更設定抽選手段300)上記変更設定抽選手段300は、
変更条件を設定するか否かを、乱数を用いた抽選により
決定するためのものである。
【0275】具体的には、変更条件抽選手段130は、図
17に示すように、大別すると、以下の手段を備える。 (1)変更設定乱数発生手段301 (2)変更設定乱数抽出手段302 (3)変更設定判定テーブル303 (4)変更設定判定手段304 (変更設定乱数発生手段301)上記変更設定乱数発生手
段301は、変更条件を設定するか否かの抽選用の乱数を
所定の領域内(十進数で0乃至65535)で発生させ
るものである。
【0276】なお、ここで、変更設定乱数発生手段301
及び変更設定乱数抽出手段302は、当選乱数発生手段111
及び当選乱数抽出手段112のところで説明したように、
抽出した数字は、あたかも乱数のような分布となるもの
を含むものである。 (変更設定乱数抽出手段302)上記変更設定乱数抽出手
段302は、変更設定乱数発生手段301が発生する乱数を、
所定の条件(通常遊技中のスタートスイッチ30の操作)
で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出
乱数データとする。
【0277】(変更設定判定テーブル303)上記変更設
定判定テーブル303は、変更設定乱数発生手段301がとる
乱数の全領域中、各項目の領域を有するものである。上
記変更設定判定テーブル303は、具体的には、変更条件
の設定を行うものと、設定条件の設定を行わないものと
の二つの領域を有するものである。
【0278】(変更設定判定手段304)上記変更設定判
定手段304は、変更設定乱数抽出手段302が抽出した抽出
乱数データと、変更設定判定テーブル303の当選率デー
タを基に変更設定乱数発生手段301がとる乱数の全領域
中の各項目の抽選領域からなる抽選判定領域データとを
照合し、当該抽出乱数データが属する領域に対応する変
更設定の有無を決定するものである。
【0279】(達成種類抽選手段310)上記達成種類抽
選手段310は、変更条件に係る当選抽選手段110の抽選結
果の達成種類を、乱数を用いた抽選により決定するため
のものである。具体的には、当選抽選手段110の抽選結
果の達成種類を、BB当選、小槌当選、チェリー当選、
桃当選、不当選の5つのうちから乱数を用いた抽選によ
り決定するものである。
【0280】具体的には、達成種類抽選手段310は、図
17に示すように、大別すると、以下の手段を備える。 (1)達成種類乱数発生手段311 (2)達成種類乱数抽出手段312 (3)達成種類判定テーブル313 (4)達成種類判定手段314 (達成種類乱数発生手段311)上記達成種類乱数発生手
段311は、変更条件に係る当選抽選手段110の抽選結果の
達成種類を選択するための抽選用の乱数を所定の領域内
(十進数で0乃至65535)で発生させるものであ
る。
【0281】なお、ここで、達成種類乱数発生手段311
及び達成種類乱数抽出手段312は、当選乱数発生手段111
及び当選乱数抽出手段112のところで説明したように、
抽出した数字は、あたかも乱数のような分布となるもの
を含むものである。 (達成種類乱数抽出手段312)上記達成種類乱数抽出手
段312は、達成種類乱数発生手段311が発生する乱数を、
所定の条件で抽出するものである。この所定の条件は、
通常遊技中のスタートスイッチ30の操作後、変更設定抽
選手段300の抽選結果、変更条件を設定する旨の決定が
行われることである。なお、この抽出した乱数を抽出乱
数データとする。
【0282】(達成種類判定テーブル313)上記達成種
類判定テーブル313は、達成種類乱数発生手段311がとる
乱数の全領域中、各項目の領域を有するものである。上
記達成種類判定テーブル313は、具体的には、抽選結果
の達成種類として、BB当選と、小槌当選と、チェリー
当選と、桃当選と、不当選との5つの領域を有するもの
である。
【0283】(達成種類判定手段314)上記達成種類判
定手段314は、達成種類乱数抽出手段312が抽出した抽出
乱数データと、達成種類判定テーブル313の当選率デー
タを基に達成種類乱数発生手段311がとる乱数の全領域
中の各項目の抽選領域からなる抽選判定領域データとを
照合し、当該抽出乱数データが属する領域に対応する変
更条件に係る達成種類を決定するものである。
【0284】(達成回数グループ抽選手段380)上記達
成回数グループ抽選手段380は、変更条件に係る所定の
抽選結果の達成回数グループを、乱数を用いた抽選によ
り決定するためのものである。具体的には、表4の上か
ら順に示すように、変更条件に係る達成回数が1回又は
2回の達成回数グループと、1回、2回、3回又は4回
の達成回数グループと、1回、2回、3回、4回又は5
回の達成回数グループと、1回、2回又は3回の達成回
数グループと、1回の達成回数グループとの全部で5個
の達成回数グループのうちから、乱数を用いた抽選によ
り、一つの達成回数グループを選択するものである。
【0285】具体的には、達成回数グループ抽選手段38
0は、図17に示すように、大別すると、以下の手段を
備える。 (1)達成回数グループ乱数発生手段381 (2)達成回数グループ乱数抽出手段382 (3)達成回数グループ判定テーブル383 (4)達成回数グループ判定手段384 (達成回数グループ乱数発生手段381)上記達成回数グ
ループ乱数発生手段381は、変更条件に係る達成回数グ
ループを選択するための抽選用の乱数を所定の領域内
(十進数で0乃至65535)で発生させるものであ
る。
【0286】なお、ここで、達成回数グループ乱数発生
手段381及び達成回数グループ乱数抽出手段382は、当選
乱数発生手段111及び当選乱数抽出手段112のところで説
明したように、抽出した数字は、あたかも乱数のような
分布となるものを含むものである。 (達成回数グループ乱数抽出手段382)上記達成回数グ
ループ乱数抽出手段382は、達成回数グループ乱数発生
手段381が発生する乱数を、所定の条件で抽出するもの
である。この所定の条件は、通常遊技中のスタートスイ
ッチ30の操作後、変更設定抽選手段300の抽選結果、変
更条件を設定する旨の決定が行われることである。な
お、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。
【0287】(達成回数グループ判定テーブル383)上
記達成回数グループ判定テーブル383は、達成回数グル
ープ乱数発生手段381がとる乱数の全領域中、各項目の
領域を有するものである。上記達成回数グループ判定テ
ーブル383は、具体的には、変更条件に係る達成回数が
1回又は2回の達成回数グループと、1回、2回、3回
又は4回の達成回数グループと、1回、2回、3回、4
回又は5回の達成回数グループと、1回、2回又は3回
の達成回数グループと、1回の達成回数グループとの全
部で5個の領域を有するものである。
【0288】(達成回数グループ判定手段384)上記達
成回数グループ判定手段384は、達成回数グループ乱数
抽出手段382が抽出した抽出乱数データと、達成回数グ
ループ判定テーブル383の当選率データを基に達成回数
グループ乱数発生手段381がとる乱数の全領域中の各項
目の抽選領域からなる抽選判定領域データとを照合し、
当該抽出乱数データが属する領域に対応する達成回数グ
ループを決定するものである。
【0289】(達成回数抽選手段320)上記達成回数抽
選手段320は、選択された達成回数グループに複数の達
成回数を有しているような場合、かかる複数の達成回数
のうち、いずれの達成回数を変更条件に係る達成回数と
して設定するかを乱数を用いた抽選により決定するため
のものである。具体的には、例えば、達成回数グループ
として、表4の上から3番目に示すように、達成回数が
1回、2回、3回、4回又は5回の達成回数グループが
選択されているような場合、かかる5つの達成回数か
ら、一つを乱数を用いた抽選により決定するものであ
る。そして、達成回数抽選手段320は、図17に示すよ
うに、大別すると、以下の手段を備える。
【0290】(1)達成回数乱数発生手段321 (2)達成回数乱数抽出手段322 (3)達成回数判定テーブル323 (4)達成回数判定手段324 (達成回数乱数発生手段321)上記達成回数乱数発生手
段321は、複数の達成回数のうち、いずれの達成回数を
選択するかの抽選用の乱数を所定の領域内(十進数で0
乃至65535)で発生させるものである。
【0291】なお、ここで、達成回数乱数発生手段321
及び達成回数乱数抽出手段322は、当選乱数発生手段111
及び当選乱数抽出手段112のところで説明したように、
抽出した数字は、あたかも乱数のような分布となるもの
を含むものである。 (達成回数乱数抽出手段322)上記達成回数乱数抽出手
段322は、達成回数乱数発生手段321が発生する乱数を、
所定の条件で抽出するものである。この所定の条件は、
通常遊技中のスタートスイッチ30の操作後、変更設定抽
選手段300の抽選結果、変更条件を設定する旨の決定が
行われ、達成回数グループ抽選手段380の抽選結果、達
成回数を複数個、有する達成回数グループが選択される
ことである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データ
とする。
【0292】(達成回数判定テーブル323)上記達成回
数判定テーブル323は、達成回数乱数発生手段321がとる
乱数の全領域中、各項目の領域を有するものである。上
記達成回数判定テーブル323は、具体的には、達成回数
グループ抽選手段380が決定した達成回数グループ毎に
達成回数判定テーブル323を有しているものである。具
体的には、例えば、達成回数が1回、2回又は3回の達
成回数グループが選択されているような場合、乱数の全
領域を、達成回数が1回のものと、達成回数が2回のも
のと、達成回数が3回のものとの三つの領域に設定して
いるものである。なお、ここで、達成回数判定テーブル
323は、達成回数グループに複数の達成回数を有してい
るグループのみ形成されているものであり、達成回数が
1個のみからなる達成回数グループには、達成回数判定
テーブルが形成されていない。すなわち、達成回数が1
個のみからなる達成回数グループが選択された場合は、
当該達成回数グループが有する1個の設定回数が、抽選
を行うことなく、変更条件に係る達成回数として決定さ
れるものである。
【0293】(達成回数判定手段324)上記達成回数判
定手段324は、達成回数乱数抽出手段322が抽出した抽出
乱数データと、達成回数判定テーブル323の当選率デー
タを基に達成回数乱数発生手段321がとる乱数の全領域
中の各項目の抽選領域からなる抽選判定領域データとを
照合し、当該抽出乱数データが属する領域に対応する達
成回数を決定するものである。
【0294】なお、ここで、本実施の形態では、達成回
数グループ抽選手段380により、予め定めた複数の達成
回数グループのうちから、一つの達成回数グループを抽
選により決定し、その決定した達成回数グループが有す
る達成回数のうちから、達成回数抽選手段320により、
変更条件に係る達成回数を抽選により、決定している
が、達成回数の決定は、これに限定されるものではな
い。例えば、複数の達成回数グループを設けずに、例え
ば、達成回数が1回、2回、3回、4回又は5回からな
る一つの達成回数グループだけを予め設けて、上述した
ような達成回数グループ抽選手段380による達成回数グ
ループの選択のための抽選を行わずに、かかる一つの達
成回数グループのうちから、達成回数抽選手段320によ
り、変更条件に係る達成回数を決定するように設定して
も良いものである。
【0295】(遊技回数抽選手段330)上記遊技回数抽
選手段330は、予め定めた複数の遊技回数のうち、いず
れの遊技回数を、変更条件に係る遊技回数とするかを、
乱数を用いた抽選により決定するためのものである。な
お、ここで、予め定めた複数の遊技回数として、表4の
中欄に示すように、100回、30回、10回、5回及
び1回の遊技回数を設定している。また、ここで、変更
条件に係る遊技回数とは、特典としてのARTゲームに
移行するために、変更条件に係る達成種類の当選役を、
変更条件に係る達成回数だけ、所定の遊技回数の範囲内
に当選しなければならないときの当該遊技回数を意味す
るものである。
【0296】具体的には、遊技回数抽選手段330は、図
17に示すように、大別すると、以下の手段を備える。 (1)遊技回数乱数発生手段331 (2)遊技回数乱数抽出手段332 (3)遊技回数判定テーブル333 (4)遊技回数判定手段334 (遊技回数乱数発生手段331)上記遊技回数乱数発生手
段331は、複数の遊技回数のうちから、いずれの遊技回
数を変更条件に係る遊技回数として決定するための抽選
用の乱数を所定の領域内(十進数で0乃至65535)
で発生させるものである。
【0297】なお、ここで、遊技回数乱数発生手段331
及び遊技回数乱数抽出手段332は、当選乱数発生手段111
及び当選乱数抽出手段112のところで説明したように、
抽出した数字は、あたかも乱数のような分布となるもの
を含むものである。 (遊技回数乱数抽出手段332)上記遊技回数乱数抽出手
段332は、遊技回数乱数発生手段331が発生する乱数を、
所定の条件で抽出するものである。この所定の条件は、
通常遊技中のスタートスイッチ30の操作後、変更設定抽
選手段300の抽選結果、変更条件を設定する旨の決定が
行われることである。なお、この抽出した乱数を抽出乱
数データとする。
【0298】(遊技回数判定テーブル333)上記遊技回
数判定テーブル333は、遊技回数乱数発生手段331がとる
乱数の全領域中、各項目の領域を有するものである。上
記遊技回数判定テーブル333は、具体的には、変更条件
に係る遊技回数として、100回、30回、10回、5
回及び1回の五つの領域を有するものである。
【0299】(遊技回数判定手段334)上記遊技回数判
定手段334は、遊技回数乱数抽出手段332が抽出した抽出
乱数データと、遊技回数判定テーブル333の当選率デー
タを基に遊技回数乱数発生手段331がとる乱数の全領域
中の各項目の抽選領域からなる抽選判定領域データとを
照合し、当該抽出乱数データが属する領域に対応する変
更条件に係る遊技回数を決定するものである。
【0300】(変更条件達成判定手段170)上記変更条
件達成判定手段170は、条件設定手段120の変更条件の設
定に基づいて、変更条件に係る遊技回数の範囲内で、抽
選結果の達成種類を、所定の達成回数だけ達成すること
により、変更条件を達成している旨の判定を行うための
ものである。
【0301】具体的には、条件設定手段120の変更条件
抽選手段130が変更条件に係る達成種類として、チェリ
ーを選択し、その達成回数として、2回を選択し、変更
条件に係る遊技回数として、30回を選択した場合、こ
れからの30回の通常遊技の遊技回数範囲内で、チェリ
ーに2回当選した場合、変更条件を達成している旨の判
定を行い、2回当選しなかった場合、変更条件を達成し
ていない旨の判定を行う。
【0302】さらに、具体的には、上記変更条件達成判
定手段170は、大別すると、以下の二つの手段を有す
る。 (1)達成度合記憶手段230 (2)達成度合比較手段240 (達成度合記憶手段230)上記達成度合記憶手段230は、
条件設定手段120により変更条件が設定されてからの達
成度合を記憶するためのものである。具体的には、達成
度合記憶手段230は、条件設定手段120により変更条件が
設定されてからの変更条件に基づく残遊技回数と、変更
条件に基づく達成種類(当選役)と、その達成回数(当
選回数)とを記憶するためのものである。例えば、変更
条件として、30回の遊技回数範囲内にチェリーに1回
当選することに設定されているような場合、チェリーに
当選することなく、1回遊技が経過すると、残遊技回数
の29回と、チェリーの当選回数0回が記憶されるもの
である。さらに、次もチェリーに当選することなく、1
回遊技が経過すると、残遊技回数の28回と、チェリー
の当選回数0回が記憶されるものである。そして、次の
遊技でチェリーに当選した場合、残遊技回数27回と、
チェリーの当選回数1回が記憶されるものである。
【0303】(達成度合比較手段240)上記達成度合比
較手段240は、条件設定手段120の変更条件記憶手段160
に記憶した変更条件と、達成度合記憶手段230に記憶し
た達成度合とを比較して、変更条件を満足しているか否
かを決定するためのものである。すなわち、変更条件記
憶手段160に記憶した変更条件に基づいて、達成度合記
憶手段230に記憶した達成度合が、所定の遊技回数の範
囲内で、所定の当選役に所定回数、当選しているか否か
を判定し、変更条件の達成の有無を決定するものであ
る。上述した例では、残遊技回数30回以内でチェリー
の当選1回を満足することにより、変更条件を達成した
と判定するものである。すなわち、残遊技回数の29回
でチェリーの当選回数0回のときは、変更条件は未達成
である旨の判定が行われ、また、次の残遊技回数の28
回でチェリーの当選回数0回のときも、変更条件は未達
成である旨の判定が行われ、次の残遊技回数27回でチ
ェリーの当選回数1回のときは、変更条件が達成されて
いる旨の判定が行われる。
【0304】なお、ここで、変更条件達成判定手段170
の達成度合比較手段240は、変更条件に係る遊技回数の
範囲内で、所定の変更条件に係る抽選結果の達成種類
(当選役)を、所定の達成回数(当選回数)だけ達成す
ることにより、変更条件を達成している旨の判定を行っ
ている。しかし、変更条件を、変更条件に係る所定の遊
技回数の範囲内の当選又は不当選からなる抽選結果では
なく、所定の遊技結果、具体的には、所定の回数だけ入
賞することにより、達成度合比較手段240が変更条件を
達成している旨の判定を行うように設定しても良いもの
である。これにより、いわゆる目押しの重要性が増加
し、遊技者自身の力で、変更条件を達成することができ
るという自己達成感を得ることができる。
【0305】そして、遊技変更手段180は、第一の実施
の形態で説明したものと同一であるため説明を省略す
る。 (遊技数カウント手段190)上記遊技数カウント手段190
は、第一の実施の形態で説明したものに加えて、変更条
件抽選手段130の抽選結果、変更条件が決定した後、変
更条件に係る達成回数(当選回数)もカウントするもの
である。その他の構成や、作用や、効果は、第一の実施
の形態の遊技数カウント手段190で説明したものと同様
であるため、説明を省略する。具体的には、変更条件と
して、達成種類(当選役)としてのチェリー当選が、遊
技回数30回の範囲内で、達成回数として2回、当選し
た場合に、ARTゲームに移行することに決定している
場合、当該遊技の次の遊技から、30回の遊技回数の範
囲内で、チェリーに当選したときに、当該チェリーの当
選回数をカウントするものである。そして、チェリー当
選回数が2回に到達した場合、そのカウントを終了する
ものである。なお、カウントした当選回数のデータは、
遊技数記憶手段200や達成度合記憶手段230に向かって送
出され、その内部で記憶される。
【0306】(遊技数記憶手段200)上記遊技数記憶手
段200は、第一の実施の形態で説明したものに加えて、
遊技数カウント手段190によりカウントした変更条件に
係る達成回数(当選回数)も、記憶しているものであ
る。その他の構成や、作用や、効果は、第一の実施の形
態の遊技数記憶手段200で説明したものと同様であるた
め、説明を省略する。なお、カウントされた変更条件に
係る遊技回数や、達成回数は、変更条件報知装置140に
送出されて表示されるように設定されている。
【0307】そして、継続抽選手段210は、第一の実施
の形態で説明したものと同一であるため、説明を省略す
る。そして、演出制御装置22として、演出データ記憶手
段151、演出制御手段152及び報知抽選手段340を備えて
いるが、そのうち、演出データ記憶手段151及び演出制
御手段152は、第一の実施の形態で説明したものと同一
であるため、説明を省略する。
【0308】(報知抽選手段340)上記報知抽選手段340
は、変更条件に係る抽選結果の達成種類の報知と、その
達成回数の報知と、前記遊技回数の報知とに関して、そ
れぞれ別個独立に、乱数を用いた抽選を行うためのもの
である。上記報知抽選手段340は、図18に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。
【0309】(1)報知達成種類抽選手段350 (2)報知達成回数抽選手段360 (3)報知遊技回数抽選手段370 (報知達成種類抽選手段350)上記報知達成種類抽選手
段350は、条件設定手段120の変更条件としての抽選結果
の達成種類(当選役)を、遊技者に向かって報知するか
否かを乱数を用いた抽選により決定するためのものであ
る。
【0310】具体的には、報知達成種類抽選手段350
は、図18に示すように、大別すると、以下の手段を備
える。 (1)報知達成種類乱数発生手段351 (2)報知達成種類乱数抽出手段352 (3)報知達成種類判定テーブル353 (4)報知達成種類判定手段354 (報知達成種類乱数発生手段351)上記報知達成種類乱
数発生手段351は、変更条件としての抽選結果の達成種
類(当選役)を、遊技者に向かって報知するか否かの抽
選用の乱数を所定の領域内(十進数で0乃至6553
5)で発生させるものである。
【0311】なお、ここで、報知達成種類乱数発生手段
351及び報知達成種類乱数抽出手段352は、当選乱数発生
手段111及び当選乱数抽出手段112のところで説明したよ
うに、抽出した数字は、あたかも乱数のような分布とな
るものを含むものである。 (報知達成種類乱数抽出手段352)上記報知達成種類乱
数抽出手段352は、報知達成種類乱数発生手段351が発生
する乱数を、所定の条件で抽出するものである。この所
定の条件は、達成種類抽選手段310による達成種類の抽
選処理が行われることである。なお、この抽出した乱数
を抽出乱数データとする。
【0312】(報知達成種類判定テーブル353)上記報
知達成種類判定テーブル353は、報知達成種類乱数発生
手段351がとる乱数の全領域中、各項目の領域を有する
ものである。上記報知達成種類判定テーブル353は、具
体的には、達成種類の報知を行うものと、達成種類の報
知を行わないとの二つの領域を有するものである。
【0313】(報知達成種類判定手段354)上記報知達
成種類判定手段354は、報知達成種類乱数抽出手段352が
抽出した抽出乱数データと、報知達成種類判定テーブル
353の当選率データを基に報知達成種類乱数発生手段351
がとる乱数の全領域中の各項目の抽選領域からなる抽選
判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属す
る領域に対応する報知の有無を決定するものである。
【0314】なお、ここで、達成種類の種類が異なって
も、同一の当選領域、すなわち同一の当選率で、報知の
有無を決定しているが、BB当選や、小槌当選や、チェ
リー当選や、桃当選や、不当選等の当選種類の違いによ
り、当選領域の大きさを異なるものに設定しても良いも
のである。これにより、達成種類の違いにより、報知の
当選率を異なるものに変化させることができ、遊技内容
を変化のあるものにすることができる。
【0315】(報知達成回数抽選手段360)上記報知達
成回数抽選手段360は、条件設定手段120の変更条件とし
ての抽選結果の達成種類(当選役)の達成回数を、遊技
者に向かって報知するか否かを乱数を用いた抽選により
決定するためのものである。具体的には、報知達成回数
抽選手段360は、図18に示すように、大別すると、以
下の手段を備える。
【0316】(1)報知達成回数乱数発生手段361 (2)報知達成回数乱数抽出手段362 (3)報知達成回数判定テーブル363 (4)報知達成回数判定手段364 (報知達成回数乱数発生手段361)上記報知達成回数乱
数発生手段361は、変更条件に係る達成回数を、遊技者
に向かって報知するか否かの抽選用の乱数を所定の領域
内(十進数で0乃至65535)で発生させるものであ
る。
【0317】なお、ここで、報知達成回数乱数発生手段
361及び報知達成回数乱数抽出手段362は、当選乱数発生
手段111及び当選乱数抽出手段112のところで説明したよ
うに、抽出した数字は、あたかも乱数のような分布とな
るものを含むものである。 (報知達成回数乱数抽出手段362)上記報知達成回数乱
数抽出手段362は、報知達成回数乱数発生手段361が発生
する乱数を、所定の条件で抽出するものである。この所
定の条件は、達成回数抽選手段320による達成回数の抽
選処理が行われること、或いは、達成回数が決定される
ことである。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データ
とする。
【0318】(報知達成回数判定テーブル363)上記報
知達成回数判定テーブル363は、報知達成回数乱数発生
手段361がとる乱数の全領域中、各項目の領域を有する
ものである。上記報知達成回数判定テーブル363は、具
体的には、達成回数の報知を行うものと、達成種類の報
知を行わないとの二つの領域を有するものである。
【0319】(報知達成回数判定手段364)上記報知達
成回数判定手段364は、報知達成回数乱数抽出手段362が
抽出した抽出乱数データと、報知達成回数判定テーブル
363の当選率データを基に報知達成回数乱数発生手段361
がとる乱数の全領域中の各項目の抽選領域からなる抽選
判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属す
る領域に対応する報知の有無を決定するものである。
【0320】なお、ここで、達成回数が異なっても、同
一の当選領域、すなわち同一の当選率で、報知の有無を
決定しているが、達成回数1回や、2回等の達成回数の
違いにより、当選領域の大きさを異なるものに設定して
も良いものである。これにより、達成回数の違いによ
り、報知の当選率を異なるものに変化させることがで
き、遊技内容を変化のあるものにすることができる。
【0321】(報知遊技回数抽選手段370)上記報知遊
技回数抽選手段370は、条件設定手段120の変更条件に係
る遊技回数を、遊技者に向かって報知するか否かを乱数
を用いた抽選により決定するためのものである。具体的
には、報知遊技回数抽選手段370は、図18に示すよう
に、大別すると、以下の手段を備える。
【0322】(1)報知遊技回数乱数発生手段371 (2)報知遊技回数乱数抽出手段372 (3)報知遊技回数判定テーブル373 (4)報知遊技回数判定手段374 (報知遊技回数乱数発生手段371)上記報知遊技回数乱
数発生手段371は、変更条件に係る遊技回数を、遊技者
に向かって報知するか否かの抽選用の乱数を所定の領域
内(十進数で0乃至65535)で発生させるものであ
る。
【0323】なお、ここで、報知遊技回数乱数発生手段
371及び報知遊技回数乱数抽出手段372は、当選乱数発生
手段111及び当選乱数抽出手段112のところで説明したよ
うに、抽出した数字は、あたかも乱数のような分布とな
るものを含むものである。 (報知遊技回数乱数抽出手段372)上記報知遊技回数乱
数抽出手段372は、報知遊技回数乱数発生手段371が発生
する乱数を、所定の条件で抽出するものである。この所
定の条件は、遊技回数抽選手段330による遊技回数の抽
選処理が行われることである。なお、この抽出した乱数
を抽出乱数データとする。
【0324】(報知遊技回数判定テーブル373)上記報
知遊技回数判定テーブル373は、報知遊技回数乱数発生
手段371がとる乱数の全領域中、各項目の領域を有する
ものである。上記報知遊技回数判定テーブル373は、具
体的には、遊技回数の報知を行うものと、遊技回数の報
知を行わないものとの二つの領域を有するものである。
【0325】(報知遊技回数判定手段374)上記報知遊
技回数判定手段374は、報知遊技回数乱数抽出手段372が
抽出した抽出乱数データと、報知遊技回数判定テーブル
373の当選率データを基に報知遊技回数乱数発生手段371
がとる乱数の全領域中の各項目の抽選領域からなる抽選
判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属す
る領域に対応する報知の有無を決定するものである。
【0326】なお、ここで、遊技回数が異なっても、同
一の当選領域、すなわち同一の当選率で、報知の有無を
決定しているが、遊技回数100回や、30回等の選択
した遊技回数の違いにより、当選領域の大きさを異なる
ものに設定しても良いものである。これにより、変更条
件に係る遊技回数の違いにより、報知の当選率を異なる
ものに変化させることができ、遊技内容を変化のあるも
のにすることができる。
【0327】(遊技機10の動作)次に、上記構成を備え
た遊技機の遊技の動作の概略について、図19乃至図2
1に示したフローを用いて説明する。本実施の形態に係
る遊技機10の動作の概略のフローは、図19、図20、
図21、図8、図9及び図10により示されるものであ
る。それらのフローのうち、図8、図9及び図10は第
一の実施の形態で説明したものと全く同一であるため、
説明を省略し、第一の実施の形態とは異なる図19、図
20及び図21に関して、以下に説明する。
【0328】先ず、図19に示すステップ500におい
て、スタートスイッチ30が操作されることにより、スタ
ートスイッチ30がONとなる。そして、次のステップ5
01に進む。ステップ501において、既に前回までの
遊技でBBゲームに入賞して、BB遊技中フラグが成立
しているか(BB遊技中フラグがONとなっているか)
否かが判定される。なお、ここで、BB遊技中フラグ
は、当選抽選手段110の抽選により成立するBB当選フ
ラグとは異なるもので、BBゲームの入賞から、BBゲ
ームの終了条件が成立してBBゲームが終了するまで成
立するもので、BBゲームに移行するための判断フラグ
となるものである。そして、BB遊技中フラグが成立し
ていないと判定された場合、次のステップ502に進
む。
【0329】ステップ502において、ARTフラグが
成立しているか(ARTゲームがONとなっているか)
否かが判定される。このARTフラグは、ARTゲーム
の開始条件成立から、ARTゲームの終了条件が成立す
るまでのARTゲーム中に成立しているものである。な
お、このARTフラグは、ARTゲームの途中で、BB
ゲームに移行しているような場合でも、ARTゲームの
終了条件が成立しない限り、ARTフラグはON状態を
維持するものである。そして、ARTフラグが成立して
いないと判定された場合、次のステップ503に進む。
【0330】ステップ503において、当選判定テーブ
ル113として、通常遊技用判定テーブル115が取得され
る。そして、次のステップ504に進む。ステップ50
4において、当選抽選手段110により、当選抽選処理が
行われる。そして、次のステップ505に進む。ステッ
プ505において、現在の遊技状態において、変更条件
が設定されているか否かが判定される。具体的には、変
更条件抽選手段130の抽選結果、変更条件として、例え
ば、BB当選図柄が選択され、その遊技回数範囲が、設
定されているか否かが判定されるものである。そして、
現在の遊技状態において、変更条件が設定されていない
と判定された場合、次のステップ506に進む。
【0331】ステップ506において、変更設定抽選手
段300により、変更設定を行うか否かの抽選処理である
変更設定抽選処理が行われる。そして、次のステップ5
07に進む。ステップ507において、変更設定抽選手
段300の変更設定抽選処理の結果、変更条件を設定する
か否かが判定される。そして、変更設定抽選手段300の
変更抽選処理の結果、変更条件を設定すると判定された
場合、次のステップ508に進む。
【0332】ステップ508において、達成種類抽選手
段310により、変更条件に係る達成種類の抽選処理であ
る達成種類抽選処理が行われる。そして、次のステップ
509に進む。ステップ509において、達成回数抽選
手段320により、変更条件に係る達成回数の抽選処理で
ある達成回数抽選処理が行われる。そして、次のステッ
プ510に進む。
【0333】ステップ510において、遊技回数抽選手
段330により、変更条件に係る遊技回数の抽選処理であ
る遊技回数抽選処理が行われる。そして、次のステップ
511に進む。ステップ511において、変更条件に係
る達成種類と、その達成回数と、遊技回数との設定が行
われる。具体的には、変更条件抽選手段130により決定
された各データが、変更条件記憶手段160の内部に記憶
されるものである。そして、次のステップ512に進
む。
【0334】ステップ512において、報知達成種類抽
選手段350により、変更条件に係る達成種類を遊技者に
向かって報知するか否かの抽選処理である報知達成種類
抽選処理が行われる。そして、次のステップ513に進
む。ステップ513において、報知達成回数抽選手段36
0により、変更条件に係る達成回数を遊技者に向かって
報知するか否かの抽選処理である報知達成回数抽選処理
が行われる。そして、次のステップ514に進む。
【0335】ステップ514において、報知遊技回数抽
選手段370により、変更条件に係る遊技回数を遊技者に
向かって報知するか否かの抽選処理である報知遊技回数
抽選処理が行われる。そして、次のステップ530(図
20)に進む。ステップ530(図20)において、報
知達成種類抽選手段350の抽選結果、達成種類を報知す
ることに決定したか否かが判定される。そして、報知達
成種類抽選手段350の抽選結果、達成種類を報知するこ
とに決定している場合、次のステップ531に進む。
【0336】ステップ531において、変更条件に係る
達成種類の報知が設定される。具体的には、達成種類抽
選手段310の抽選結果に基づいて、条件設定手段120の変
更条件記憶手段160から、所定のデータが演出制御装置2
2に送出されるものである。そして、次のステップ53
2に進む。ステップ532において、報知達成回数抽選
手段360の抽選結果、変更条件に係る達成回数を報知す
ることに決定したか否かが判定される。そして、報知達
成回数抽選手段360の抽選結果、変更条件に係る達成回
数を報知することに決定している場合、次のステップ5
33に進む。
【0337】ステップ533において、変更条件に係る
達成回数の報知が設定される。具体的には、達成回数グ
ループ抽選手段380及び達成回数抽選手段320の抽選結果
に基づいて、条件設定手段120の変更条件記憶手段160か
ら、所定のデータが演出制御装置22に送出されるもので
ある。そして、次のステップ534に進む。ステップ5
34において、報知遊技回数抽選手段370の抽選結果、
遊技回数を報知することに決定したか否かが判定され
る。そして、報知遊技回数抽選手段370の抽選結果、遊
技回数を報知することに決定している場合、次のステッ
プ535に進む。
【0338】ステップ535において、変更条件に係る
遊技回数の報知が設定される。具体的には、遊技回数抽
選手段330の抽選結果に基づいて、条件設定手段120の変
更条件記憶手段160から、所定のデータが演出制御装置2
2に送出されるものである。そして、次のステップ53
6に進む。ステップ536において、変更条件が設定さ
れているか否かが判定される。そして、変更条件が設定
されていると判定された場合、次のステップ537に進
む。
【0339】ステップ537において、最初に設定され
た変更条件の初期設定値の報知が、変更条件報知装置14
0により行われる。具体的には、例えば、チェリー(3
0、2)と変更条件報知装置140に表示されることによ
り、変更条件の初期設定値として、変更条件に係る達成
種類がチェリー当選で、その達成回数が2回で、変更条
件に係る遊技回数が30回であることが理解できるもの
である。そして、次のステップ538に進む。
【0340】ステップ538において、現在の遊技状態
における変更条件の達成度合のカウントが行われる。具
体的には、前回までの遊技の遊技内容に基づいて、現在
の遊技状態における変更条件に係る遊技回数と、達成回
数のカウントが行われるものである。そして、次のステ
ップ539に進む。ステップ539において、現在の遊
技状態における変更条件の達成度合の報知が、達成度合
報知装置220により行われる。具体的には、例えば、変
更条件の初期設定値が、上述したようなチェリー(3
0、2)の場合であって、前回の遊技までに5回遊技を
消化し、チェリーに1回当選しているような場合、達成
度合報知装置220には、チェリー(25、1)の数値が
表示されるものである。そして、次のステップ540に
進む。
【0341】ステップ540において、回転リール40の
回転が開始する。そして、次のステップ541に進む。
ステップ541において、ストップスイッチ50が操作さ
れることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そ
して、次のステップ542に進む。ステップ542にお
いて、回転リール40の回転停止処理が行われる。そし
て、次のステップ543に進む。
【0342】ステップ543において、三個の回転リー
ル40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか
否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応
するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された
場合、次のステップ550(図21)に進む。ステップ
550(図21)において、BBゲームに入賞したか否
かが判定される。そして、BBゲームに入賞していない
と判定された場合、次のステップ551に進む。
【0343】ステップ551において、変更条件達成判
定手段170により、現在の遊技状態において、変更条件
が設定されているか否かが判定される。そして、現在の
遊技状態において、変更条件が設定されていると判定さ
れた場合、次のステップ552に進む。ステップ552
において、変更条件達成判定手段170により、変更遊技
回数範囲内か否かが判定される。具体的には、変更条件
達成判定手段170により、現在の遊技状態において、変
更条件を設定開始後、所定の遊技回数範囲内の遊技であ
るか否かが判定されるものである。例えば、変更条件と
して、チェリーが設定され、所定の遊技回数範囲とし
て、30回が設定されている場合、変更条件を設定した
後の遊技から、遊技数カウント手段190によりカウント
されている遊技回数が、30回の遊技回数の範囲内の遊
技であるか否かが判定されるものである。そして、変更
条件達成判定手段170により、変更遊技回数範囲内であ
ると判定された場合、次のステップ553に進む。
【0344】ステップ553において、当選抽選手段11
0の抽選結果、所定の達成種類(当選役)に当選したか
否かが判定される。例えば、達成種類として、チェリー
が設定されているような場合、当選抽選手段110の抽選
の結果、チェリーに当選しているか否かが判定されるも
のである。そして、当該達成種類(当選役)に当選して
いると判定された場合、次のステップ554に進む。
【0345】ステップ554において、当選抽選手段11
0の抽選結果、変更条件に係る達成種類(当選役)に当
選して、所定の達成回数に到達して、達成回数の条件を
満足しているか否かが判定される。例えば、達成回数と
して、チェリー当選の二回が設定されているような場
合、当選抽選手段110の抽選の結果、チェリーに2回当
選しているか否かが判定されるものである。そして、当
該達成回数を満足していると判定された場合、次のステ
ップ555に進む。
【0346】ステップ555において、ARTフラグが
成立し、ON状態となる。そして、ステップ556に進
む。ステップ556において、他に入賞したか否かが判
定される。そして、他に入賞していると判定された場
合、次のステップ557に進む。ステップ557におい
て、当該入賞した図柄に対応した枚数の遊技メダルが遊
技者に向かって払い出される。そして、当該遊技が終了
する。
【0347】前記ステップ505において、現在の遊技
状態において、変更条件が設定されていると判定された
場合、ステップ536に進む。前記ステップ507にお
いて、変更条件抽選手段130の変更抽選処理の結果、変
更条件を設定しないと判定された場合、次のステップ5
36に進む。前記ステップ530において、報知達成種
類抽選手段350の抽選結果、達成種類を報知することに
決定していない場合、次のステップ532に進む。
【0348】前記ステップ532において、報知達成回
数抽選手段360の抽選結果、変更条件に係る達成回数を
報知することに決定していない場合、次のステップ53
3に進む。前記ステップ534において、報知遊技回数
抽選手段370の抽選結果、遊技回数を報知することに決
定していない場合、次のステップ536に進む。
【0349】前記ステップ536において、変更条件が
設定されていないと判定された場合、次のステップ54
0に進む。前記ステップ543において、三個の回転リ
ール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われて
いないと判定された場合、次のステップ541に進む。
前記ステップ550において、BBゲームに入賞してい
ると判定された場合、次のステップ558に進む。
【0350】ステップ558において、BBゲームに入
賞した場合の予め定められた枚数の遊技メダルが遊技者
に向かって払い出される。そして、次のステップ559
に進む。ステップ559において、BB遊技中フラグが
ONとなって、BB遊技中フラグが成立する。そして、
当該遊技が終了する。
【0351】前記ステップ551において、現在の遊技
状態において、変更条件が設定されていないと判定され
た場合、次のステップ556に進む。前記ステップ55
2において、変更条件達成判定手段170により、変更遊
技回数範囲内でないと判定された場合、次のステップ5
56に進む。前記ステップ553において、達成種類の
当選役に当選していないと判定された場合、次のステッ
プ556に進む。
【0352】前記ステップ554において、変更条件に
係る当該達成回数を満足していないと判定された場合、
次のステップ556に進む。前記ステップ556におい
て、他に入賞していないと判定された場合、当該遊技は
終了する。前記ステップ501(図19)において、B
B遊技中フラグが成立していると判定された場合、すな
わちBB遊技中フラグがON状態であると判定された場
合、第一の実施の形態で説明したステップ140(図
8)に進む。ここで、ステップ140乃至ステップ14
7は、第一の実施の形態で説明したものと同一であるた
め、説明を省略する。
【0353】前記ステップ502(図19)において、
ARTフラグが成立していると判定された場合、第一の
実施の形態で説明したステップ160(図9)に進む。
そして、ステップ160乃至ステップ175(図9乃至
図10)は、第一の実施の形態で説明したものと同一で
あるため、説明を省略する。上述したステップ504、
ステップ141及びステップ162の当選抽選手段110
による抽選処理は、第一の実施の形態で説明したステッ
プ200乃至ステップ204の図11のフローと同一で
あるため、説明を省略する。
【0354】上述したステップ506の変更設定抽選処
理について、図22のフローを用いて説明する。ステッ
プ600において、変更条件抽選手段130の変更設定乱
数発生手段301により発生された乱数の中から変更設定
乱数抽出手段302により乱数が抽出される。そして、次
のステップ601に進む。
【0355】ステップ601において、抽出された乱数
が変更設定乱数抽出手段302の内部に記憶される。そし
て、次のステップ602に進む。ステップ602におい
て、変更設定判定手段304により、抽出された乱数と、
変更設定判定テーブル303の判定領域データとの比較が
行われる。そして、次のステップ603に進む。
【0356】ステップ603において、変更設定判定手
段304により、抽出された乱数が、変更設定判定テーブ
ル303のどの領域に含まれるか決定され、抽選処理の評
価が決定される。具体的には、変更条件を設定するか否
かが決定されるものである。そして、変更設定抽選処理
が終了する。上述したステップ508の達成種類抽選手
段310による達成種類抽選処理について、図23のフロ
ーを用いて説明する。
【0357】ステップ610において、達成種類抽選手
段310の達成種類乱数発生手段311により発生された乱数
の中から達成種類乱数抽出手段312により乱数が抽出さ
れる。そして、次のステップ611に進む。ステップ6
11において、抽出された乱数が達成種類乱数抽出手段
312の内部に記憶される。そして、次のステップ612
に進む。
【0358】ステップ612において、達成種類判定手
段314により、抽出された乱数と、達成種類判定テーブ
ル313の判定領域データとの比較が行われる。そして、
次のステップ613に進む。ステップ613において、
達成種類判定手段314により、抽出された乱数が、達成
種類判定テーブル313のどの領域に含まれるか決定さ
れ、抽選処理の評価が決定される。具体的には、BB当
選、小槌当選、チェリー当選、桃当選及び不当選のうち
から、いずれか一つが決定されるものである。そして、
達成種類抽選処理が終了する。
【0359】上述したステップ509の達成回数グルー
プ抽選手段380及び達成回数抽選手段320による達成回数
抽選処理について、図24のフローを用いて説明する。
ステップ620において、達成回数グループ抽選手段38
0の達成回数グループ乱数発生手段381により発生された
乱数の中から達成回数グループ乱数抽出手段382により
乱数が抽出される。そして、次のステップ621に進
む。
【0360】ステップ621において、抽出された乱数
が達成回数グループ乱数抽出手段382の内部に記憶され
る。そして、次のステップ622に進む。ステップ62
2において、達成回数グループ判定手段384により、抽
出された乱数と、達成回数グループ判定テーブル383の
判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステ
ップ623に進む。
【0361】ステップ623において、達成回数グルー
プ判定手段384により、抽出された乱数が、達成回数グ
ループ判定テーブル383のどの領域に含まれるか決定さ
れ、抽選処理の評価が決定される。具体的には、表4の
右欄に示すように、達成回数が1回又は2回等のよう
に、全部で五つの達成回数グループのうちから、いずれ
か一つの達成回数グループが決定されるものである。そ
して、次のステップ624に進む。
【0362】ステップ624において、決定された達成
回数グループには、複数の達成回数を含むか否かが判定
される。そして、決定された達成回数グループとして、
複数の達成回数を含む場合は、次のステップ625に進
む。ステップ625において、達成回数抽選手段320の
達成回数乱数発生手段321により発生された乱数の中か
ら達成回数乱数抽出手段322により乱数が抽出される。
そして、次のステップ626に進む。
【0363】ステップ626において、抽出された乱数
が達成回数乱数抽出手段322の内部に記憶される。そし
て、次のステップ627に進む。ステップ627におい
て、達成回数判定手段324により、抽出された乱数と、
達成回数判定テーブル323の判定領域データとの比較が
行われる。そして、次のステップ628に進む。
【0364】ステップ628において、達成回数判定手
段324により、抽出された乱数が、達成回数判定テーブ
ル323のどの領域に含まれるか決定され、抽選処理の評
価が決定される。具体的には、例えば、達成回数グルー
プとして、表4の右欄の上から二番目の1回、2回、3
回又は4回の達成回数グループが選択されているような
場合には、それらの4つの達成回数のうちから、いずれ
か一つが決定されるものである。そして、達成回数抽選
処理が終了する。
【0365】前記ステップ624において、決定された
達成回数グループとして、複数の達成回数を含まない場
合は、当該単一の達成回数が、変更条件に係る達成回数
として決定される。具体的には、表4の右欄の5番目に
示す達成回数1回のみを含む達成回数グループが選択さ
れた場合、達成回数は、その1回に決定されるものであ
る。そして、当該遊技が終了する。
【0366】上述したステップ510の遊技回数抽選手
段330による遊技回数抽選処理について、図25のフロ
ーを用いて説明する。ステップ630において、遊技回
数抽選手段330の遊技回数乱数発生手段331により発生さ
れた乱数の中から遊技回数乱数抽出手段332により乱数
が抽出される。そして、次のステップ631に進む。
【0367】ステップ631において、抽出された乱数
が遊技回数乱数抽出手段332の内部に記憶される。そし
て、次のステップ632に進む。ステップ632におい
て、遊技回数判定手段334により、抽出された乱数と、
遊技回数判定テーブル333の判定領域データとの比較が
行われる。そして、次のステップ633に進む。
【0368】ステップ633において、遊技回数判定手
段334により、抽出された乱数が、遊技回数判定テーブ
ル333のどの領域に含まれるか決定され、抽選処理の評
価が決定される。具体的には、表4の中欄に示すよう
に、遊技回数として、100回、30回、10回、5回
及び1回のうちから、いずれか一つが決定されるもので
ある。そして、遊技回数抽選処理が終了する。
【0369】上述したステップ512の報知達成種類抽
選手段350による報知達成種類抽選処理について、図2
6のフローを用いて説明する。ステップ640におい
て、報知達成種類抽選手段350の報知達成種類乱数発生
手段351により発生された乱数の中から報知達成種類乱
数抽出手段352により乱数が抽出される。そして、次の
ステップ641に進む。
【0370】ステップ641において、抽出された乱数
が報知達成種類乱数抽出手段352の内部に記憶される。
そして、次のステップ642に進む。ステップ642に
おいて、報知達成種類判定手段354により、抽出された
乱数と、報知達成種類判定テーブル353の判定領域デー
タとの比較が行われる。そして、次のステップ643に
進む。
【0371】ステップ643において、報知達成種類判
定手段354により、抽出された乱数が、報知達成種類判
定テーブル353のどの領域に含まれるか決定され、抽選
処理の評価が決定される。具体的には、変更条件に係る
達成種類を、遊技者に向かって報知するか否かのいずれ
かに決定されるものである。そして、報知達成種類抽選
処理が終了する。
【0372】上述したステップ513の報知達成回数抽
選手段360による報知達成回数抽選処理について、図2
7のフローを用いて説明する。ステップ650におい
て、報知達成回数抽選手段360の報知達成回数乱数発生
手段361により発生された乱数の中から報知達成回数乱
数抽出手段362により乱数が抽出される。そして、次の
ステップ651に進む。
【0373】ステップ651において、抽出された乱数
が報知達成回数乱数抽出手段362の内部に記憶される。
そして、次のステップ652に進む。ステップ652に
おいて、報知達成回数判定手段364により、抽出された
乱数と、報知達成回数判定テーブル363の判定領域デー
タとの比較が行われる。そして、次のステップ653に
進む。
【0374】ステップ653において、報知達成回数判
定手段364により、抽出された乱数が、報知達成回数判
定テーブル363のどの領域に含まれるか決定され、抽選
処理の評価が決定される。具体的には、変更条件に係る
達成回数を、遊技者に向かって報知するか否かのいずれ
かに決定されるものである。そして、報知達成回数抽選
処理が終了する。
【0375】上述したステップ514の報知遊技回数抽
選手段370による報知遊技回数抽選処理について、図2
8のフローを用いて説明する。ステップ660におい
て、報知遊技回数抽選手段370の報知遊技回数乱数発生
手段371により発生された乱数の中から報知遊技回数乱
数抽出手段372により乱数が抽出される。そして、次の
ステップ661に進む。
【0376】ステップ661において、抽出された乱数
が報知遊技回数乱数抽出手段372の内部に記憶される。
そして、次のステップ662に進む。ステップ662に
おいて、報知遊技回数判定手段374により、抽出された
乱数と、報知遊技回数判定テーブル373の判定領域デー
タとの比較が行われる。そして、次のステップ663に
進む。
【0377】ステップ663において、報知遊技回数判
定手段374により、抽出された乱数が、報知遊技回数判
定テーブル373のどの領域に含まれるか決定され、抽選
処理の評価が決定される。具体的には、変更条件に係る
遊技回数を、遊技者に向かって報知するか否かのいずれ
かに決定されるものである。そして、報知達成種類抽選
処理が終了する。
【0378】上述したステップ173の継続抽選手段21
0による継続抽選処理は、図13に示すフローを用い
て、第一の実施の形態で説明したものと同一であるた
め、説明を省略する。上述したステップ542(図2
0)、ステップ144(図8)及びステップ168(図
9)の回転リール40の回転停止処理については、図14
に示すフローにより、第一の実施の形態で説明したもの
と同一であるため、説明を省略する。
【0379】(第五の実施の形態)本実施の形態は、当
選抽選手段110の抽選結果の達成種類に対応して、予め
複数個のその達成回数と、複数個の変更条件に係る遊技
回数とが設定されている。そして、前記達成種類抽選手
段310の抽選結果に応じて、前記達成回数抽選手段320及
び前記遊技回数抽選手段330の抽選により、前記達成回
数と、前記遊技回数とを別個独立に決定することを特徴
とするものである。
【0380】
【表5】
【0381】具体的には、表5に示すように、BB当選
という抽選結果の達成種類に対応して、変更条件に係る
遊技回数として、100回と、50回と、5回との3個
が設定され、達成回数として、1回と、2回との2個が
設定されているようなものを含むものである。すなわ
ち、変更条件に係る達成種類がBB当選に決定した場合
には、変更条件に係るその達成回数は、上述した1回
と、2回との2個のうちから、いずれか一つに決定さ
れ、変更条件に係る遊技回数は、上述した100回と、
50回と、5回との3個のうちから、いずれか一つに決
定されるものである。
【0382】また、同様に表5に示すように、小槌当選
という抽選結果の達成種類に対応して、変更条件に係る
遊技回数として、30回と、10回との2個が設定さ
れ、達成回数として、2回と、3回との2個が設定され
ている。すなわち、変更条件に係る達成種類が小槌当選
に決定した場合には、変更条件に係るその達成回数は、
上述した2回と、3回との2個のうちから、いずれか一
つに決定され、変更条件に係る遊技回数は、上述した3
0回と、10回との2個のうちから、いずれか一つに決
定されるものである。
【0383】また、同様に表5に示すように、チェリー
当選という抽選結果の達成種類に対応して、変更条件に
係る遊技回数として、10回と、5回との2個が設定さ
れ、達成回数として、1回と、2回と、3回との3個が
設定されている。すなわち、変更条件に係る達成種類が
チェリー当選に決定した場合には、変更条件に係るその
達成回数は、上述した1回と、2回と、3回との3個の
うちから、いずれか一つに決定され、変更条件に係る遊
技回数は、上述した10回と、50回との2個のうちか
ら、いずれか一つに決定されるものである。
【0384】また、同様に表5に示すように、桃(再遊
技)当選という抽選結果の達成種類に対応して、変更条
件に係る遊技回数として、5回と、3回との2個が設定
され、達成回数として、1回と、2回と、3回との3個
が設定されている。すなわち、変更条件に係る達成種類
が桃当選に決定した場合には、変更条件に係るその達成
回数は、上述した1回と、2回と、3回との3個のうち
から、いずれか一つに決定され、変更条件に係る遊技回
数は、上述した5回と、3回との2個のうちから、いず
れか一つに決定されるものである。
【0385】また、同様に表5に示すように、不当選と
いう抽選結果の達成種類に対応して、変更条件に係る遊
技回数として、2回と、1回との2個が設定され、達成
回数として、1回と、2回との2個が設定されている。
すなわち、変更条件に係る達成種類が不当選に決定した
場合には、変更条件に係るその達成回数は、上述した2
回と、1回との2個のうちから、いずれか一つに決定さ
れ、変更条件に係る遊技回数は、上述した1回と、2回
との2個のうちから、いずれか一つに決定されるもので
ある。なお、かかる場合、遊技回数1回に決定した場合
であって、達成回数が2回に設定された場合は、達成す
ることができなかったものとして処理されるものであ
る。
【0386】すなわち、抽選結果の達成種類が決定すれ
ば、その達成種類に対応した予め定めた遊技回数のグル
ープと、達成回数のグループとが決定されるものであ
る。そして、遊技回数及び達成回数は、その決定された
グループの中から抽選により決定されるものである。し
たがって、達成種類抽選手段310は、表5の左欄に示す
ように、BB当選と、小槌当選と、チェリー当選と、桃
当選と、不当選との5個の抽選結果の達成種類のうちか
ら、いずれかを乱数を用いた抽選により、決定する。
【0387】そして、達成回数抽選手段320は、達成種
類抽選手段310の決定に基づく達成種類に対応する達成
回数のうちから、いずれかを抽選により決定するもので
ある。そして、遊技回数抽選手段330は、達成種類抽選
手段310の決定に基づく達成種類に対応する遊技回数の
うちから、いずれかを抽選により決定するものである。
その他の構成は、第四の実施の形態と同様であって、そ
れらの説明を省略する。
【0388】本実施の形態によれば、達成種類抽選手段
310の抽選結果に応じて、達成回数の抽選と、変更条件
に係る遊技回数の抽選とは、それぞれ別個独立に決定さ
れる。このため、達成回数と、変更条件に係る遊技回数
との組合せが、所定の数値のものに固定されることな
く、絶えず、抽選により変化することとなる。これによ
り、達成回数と、遊技回数との組合せに意外性を付与す
ることができ、遊技内容を変化させることができ、遊技
を面白いものにすることができる。
【0389】さらに、本実施の形態によれば、抽選結果
の達成種類に対応して、達成回数及び遊技回数が設定さ
れているため、達成種類の内容や特徴に応じて、遊技回
数の最適な範囲や、達成回数の最適な範囲を設定するこ
とができる。これにより、達成種類に応じて、妥当性の
ある現実的な達成回数や、遊技回数を設定することがで
きる。
【0390】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0391】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
遊技状態の変更条件を複雑に設定することができて、興
味溢れる遊技にすることができるようにした遊技機を提
供することができる。 (請求項2)請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0392】すなわち、請求項2記載の発明によれば、
特殊遊技への移行条件を複雑にすることができて、遊技
に新たな緊張感をもたらし、遊技を面白くすることがで
きるようにした遊技機を提供することができる。 (請求項3)請求項3記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0393】すなわち、請求項3記載の発明によれば、
特殊遊技中に新たな緊張感や、遊技性をもたらし、遊技
を面白くすることができるようにした遊技機を提供する
ことができる。 (請求項4)請求項4記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0394】すなわち、請求項4記載の発明によれば、
遊技に新たな遊技性をもたらし、遊技を面白くすること
ができるようにした遊技機を提供することができる。 (請求項5)請求項5記載の発明によれば、上記した請
求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
【0395】すなわち、請求項5記載の発明によれば、
変更条件を変化させて、意外性を付与し、遊技内容を変
化させることができるようにした遊技機を提供すること
ができる。 (請求項6)請求項6記載の発明によれば、上記した請
求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
【0396】すなわち、請求項6記載の発明によれば、
変更条件の所定の抽選結果又は遊技結果と、所定の遊技
回数との組合せに意外性を付与することができて、遊技
内容を変化させることができるようにした遊技機を提供
することができる。 (請求項7)請求項7記載の発明によれば、上記した請
求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
【0397】すなわち、請求項7記載の発明によれば、
変更条件となる抽選結果又は遊技結果の達成種類と、そ
の達成回数と、遊技回数との互いに対応するものを、予
め複数個、設定したもののなかから、選択して、絶えず
変化させることができ、変更条件に意外性を付与するこ
とができ、遊技内容を変化させることができるようにし
た遊技機を提供することができる。
【0398】(請求項8)請求項8記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項8記載の発明によれば、抽選結果又は遊技結果の
達成種類と、その達成回数と、変更条件に係る遊技回数
との組合せが、固定されることなく、絶えず、抽選によ
り変化し、その組合せに意外性を付与することができ、
遊技内容を変化させることができるようにした遊技機を
提供することができる。
【0399】(請求項9)請求項9記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項9記載の発明によれば、達成回数と、遊技回数と
の組合せに意外性を付与することができ、遊技内容を変
化させることができるとともに、達成種類に応じて、妥
当性のある現実的な達成回数や、遊技回数を設定するこ
とができるようにした遊技機を提供することができる。
【0400】(請求項10)請求項10記載の発明によ
れば、上記した請求項1乃至9のいずれか1項に記載の
発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項10記載の発明によれば、遊技に切迫感をも
たらして興奮性の高い遊技にすることができるようにし
た遊技機を提供することができる。
【0401】(請求項11)請求項11記載の発明によ
れば、上記した請求項1乃至10のいずれか1項に記載
の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項11記載の発明によれば、新たな興味を複数
回の遊技にわたって継続して持ち続けることができ、遊
技を興味溢れるものにすることができるようにした遊技
機を提供することができる。
【0402】(請求項12)請求項12記載の発明によ
れば、上記した請求項1乃至11のいずれか1項に記載
の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項12記載の発明によれば、変更条件を遊技者
に向かって明確且つ定量的に報知することができるよう
にした遊技機を提供することができる。
【0403】(請求項13)請求項13記載の発明によ
れば、上記した請求項1乃至12のいずれか1項に記載
の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項13記載の発明によれば、達成種類と、達成
回数と、遊技回数との項目のうちで、遊技者に報知する
項目と、報知しない項目とを、種々変化させることがで
き、遊技内容に変化を与えることができるようにした遊
技機を提供することができる。
【0404】(請求項14)請求項14記載の発明によ
れば、上記した請求項1乃至13のいずれか1項に記載
の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項14記載の発明によれば、現在の遊技状態に
おける変更条件の達成度合を遊技者に向かって明確且つ
定量的に報知することができるようにした遊技機を提供
することができる。
【0405】(請求項15)請求項15記載の発明によ
れば、次のような効果を奏す。すなわち、請求項15記
載の発明によれば、遊技状態の変更条件を複雑に設定す
ることができて、興味溢れる遊技にすることができるよ
うにした遊技機用プログラムを提供することができる。
【0406】(請求項16)請求項16記載の発明によ
れば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項16
記載の発明によれば、遊技状態の変更条件を複雑に設定
することができて、興味溢れる遊技にすることができる
ようにした遊技機用プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態であって、当選抽選
手段を示すブロック図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態であって、変更条件
抽選手段を示すブロック図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態であって、継続抽選
手段を示すブロック図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機を
示す外観正面図である。
【図6】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作の概略を示すフローである。
【図7】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作の概略を示すフローである。
【図8】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作の概略を示すフローである。
【図9】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
動作の概略を示すフローである。
【図10】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図11】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、当選抽選処理の概略を示すフローであ
る。
【図12】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、変更条件抽選処理の概略を示すフローで
ある。
【図13】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、継続抽選処理の概略を示すフローであ
る。
【図14】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示す
フローである。
【図15】本発明の第二の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、当選抽選処理の概略を示すフローであ
る。
【図16】本発明の第三の実施の形態であって、遊技機
の入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図17】本発明の第三の実施の形態であって、変更条
件抽選手段を示すブロック図である。
【図18】本発明の第三の実施の形態であって、報知抽
選手段を示すブロック図である。
【図19】本発明の第三の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図20】本発明の第三の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図21】本発明の第三の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図22】本発明の第三の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、変更設定抽選処理の概略を示すフローで
ある。
【図23】本発明の第三の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、達成種類抽選処理の概略を示すフローで
ある。
【図24】本発明の第三の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、達成回数抽選処理の概略を示すフローで
ある。
【図25】本発明の第三の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、遊技回数抽選処理の概略を示すフローで
ある。
【図26】本発明の第三の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、報知達成種類抽選処理の概略を示すフロ
ーである。
【図27】本発明の第三の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、報知達成回数抽選処理の概略を示すフロ
ーである。
【図28】本発明の第三の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、報知遊技回数抽選処理の概略を示すフロ
ーである。
【符号の説明】
10 遊技機 11 筐体 12 表示窓 13 図柄表示窓 15 投入スイッチ 16 ベットスイ
ッチ 17 精算スイッチ 18 メダル投入
口 20 制御装置 21 遊技制御装
置 22 演出制御装置 23 主基板 24 サブ基板 30 スタートス
イッチ 40 回転リール 42 リールテー
プ 43 左側回転リール 44 中央回転リ
ール 45 右側回転リール 50 ストップス
イッチ 60 リールユニット 61 図柄 65 ホッパーユニット 66 報知装置 67 スピーカ 68 表示装置 69 報知ランプ 70 通常遊技制
御手段 80 特別遊技制御手段 90 BBゲーム
制御手段 91 特定導入遊技制御手段 100 RBゲーム
制御手段 101 特定遊技制御手段 102 特殊遊技制
御手段 110 当選抽選手段 111 当選乱数発
生手段 112 当選乱数抽出手段 113 当選判定テ
ーブル 114 当選判定手段 120 条件設定手
段 130 変更条件抽選手段 131 変更乱数発
生手段 132 変更乱数抽出手段 133 変更判定テ
ーブル 134 変更判定手段 140 変更条件報
知装置 145 特定当選報知装置 151 演出データ
記憶手段 152 演出制御手段 160 変更条件記
憶手段 170 変更条件達成判定手段 180 遊技変更手
段 190 遊技数カウント手段 200 遊技数記憶
手段 210 継続抽選手段 211 継続乱数発
生手段 212 継続乱数抽出手段 213 継続抽選判
定テーブル 214 継続判定手段 220 達成度合報
知装置 230 達成度合記憶手段 240 達成度合比
較手段 300 変更設定抽選手段 301 変更設定乱
数発生手段 302 変更設定乱数抽出手段 303 変更設定判
定テーブル 304 変更設定判定手段 310 達成種類抽
選手段 311 達成種類乱数発生手段 312 達成種類乱
数抽出手段 313 達成種類判定テーブル 314 達成種類判
定手段 320 達成回数抽選手段 321 達成回数乱
数発生手段 322 達成回数乱数抽出手段 323 達成回数判
定テーブル 324 達成回数判定手段 330 遊技回数抽
選手段 331 遊技回数乱数発生手段 332 遊技回数乱
数抽出手段 333 遊技回数判定テーブル 334 遊技回数判
定手段 340 報知抽選手段 350 報知達成種
類抽選手段 351 報知達成種類乱数発生手段 352 報知達成種
類乱数抽出手段 353 報知達成種類判定テーブル 354 報知達成種
類判定手段 360 報知達成回数抽選手段 361 報知達成回
数乱数発生手段 362 報知達成回数乱数抽出手段 363 報知達成回
数判定テーブル 364 報知達成回数判定手段 370 報知遊技回
数抽選手段 371 報知遊技回数乱数発生手段 372 報知遊技回
数乱数抽出手段 373 報知遊技回数判定テーブル 374 報知遊技回
数判定手段 380 達成回数グループ抽選手段 380 達成回数グ
ループ抽選手段 381 達成回数グループ乱数発生手段 382 達成回数グ
ループ乱数抽出手段 383 達成回数グループ判定テーブル 384 達成回数グ
ループ判定手段

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に複数の図柄を表示した複数の回転
    リールと、 乱数を用いて当選図柄の抽選を行うための当選抽選手段
    と、 前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を行う
    ための遊技制御手段とを備え、 前記当選抽選手段の抽選結果、所定の当選役に当選し、
    且つ遊技状況が予め定められた入賞の態様になることに
    より入賞となるように設定された遊技機において、 遊技として、通常遊技と、前記通常遊技よりも遊技者に
    大きな利益を付与可能な特殊遊技との遊技状態が異なる
    遊技を備え、 前記遊技機は、 所定の抽選結果又は遊技結果と、所定の遊技回数とから
    なる変更条件を設定するための条件設定手段と、 前記条件設定手段の前記変更条件に基づいて、所定の前
    記遊技回数の範囲内で、所定の前記抽選結果又は遊技結
    果を達成することにより、前記変更条件を達成している
    旨の判定を行うための変更条件達成判定手段と、 前記変更条件達成判定手段からの前記変更条件を満足し
    ている旨の判定結果に基づいて、遊技状態を変更するた
    めの遊技変更手段とを備えていることを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記遊技変更手段は、前記変更条件達成
    判定手段からの変更条件を達成している旨の判定結果に
    基づいて、遊技状態を前記通常遊技から前記特殊遊技へ
    移行することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技変更手段は、前記変更条件達成
    判定手段からの変更条件を達成している旨の判定結果に
    基づいて、遊技状態を前記特殊遊技から前記通常遊技へ
    移行することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記遊技変更手段は、前記変更条件達成
    判定手段からの変更条件を達成している旨の判定結果に
    基づいて、前記特殊遊技への移行を中止又は再開するこ
    とを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記条件設定手段の前記変更条件の前記
    抽選結果又は遊技結果と、前記遊技回数とは、互いに対
    応した状態で、予め複数個、設定され、 前記条件設定手段は、互いに対応する前記抽選結果又は
    遊技結果及び前記遊技回数のうち、いずれの前記抽選結
    果又は遊技結果及び前記遊技回数を、前記変更条件とす
    るかを、乱数を用いた抽選により決定することを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記条件設定手段の前記変更条件の前記
    抽選結果又は遊技結果と、前記遊技回数とは、互いに対
    応することなく、それぞれ予め複数個、設定され、 前記条件設定手段は、 複数の前記抽選結果又は遊技結果のうち、いずれの前記
    抽選結果又は遊技結果を前記変更条件とするか、乱数を
    用いた抽選により決定し、且つ、複数の前記遊技回数の
    うち、いずれの前記遊技回数を前記変更条件とするか、
    乱数を用いた抽選により決定し、 前記抽選結果又は遊技結果の抽選と、前記遊技回数の抽
    選とは、それぞれ別個独立に決定することを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記条件設定手段の前記変更条件の前記
    抽選結果又は遊技結果の達成種類と、その達成回数と、
    前記遊技回数とは、互いに対応した状態で、予め複数
    個、設定され、 前記条件設定手段は、互いに対応する前記抽選結果又は
    遊技結果の達成種類と、その達成回数と、前記遊技回数
    とのうち、いずれの前記抽選結果又は遊技結果の達成種
    類、その達成回数及び前記遊技回数を、前記変更条件と
    するかを、乱数を用いた抽選により決定することを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記条件設定手段の前記変更条件の前記
    抽選結果又は遊技結果の達成種類と、その達成回数と、
    前記遊技回数とは、互いに対応することなく、それぞれ
    予め複数個、設定され、 前記条件設定手段は、 複数の前記抽選結果又は遊技結果の達成種類のうち、い
    ずれの前記抽選結果又は遊技結果の達成種類を前記変更
    条件とするか、乱数を用いた抽選により決定するための
    達成種類抽選手段と、 前記抽選結果又は遊技結果の複数の達成回数のうち、い
    ずれの達成回数を前記変更条件とするか、乱数を用いた
    抽選により決定するための達成回数抽選手段と、 複数の前記遊技回数のうち、いずれの前記遊技回数を前
    記変更条件とするか、乱数を用いた抽選により決定する
    ための遊技回数抽選手段とを備え、 前記達成種類抽選手段、前記達成回数抽選手段及び前記
    遊技回数抽選手段により、前記抽選結果又は遊技結果の
    達成種類の抽選と、その達成回数の抽選と、前記遊技回
    数の抽選とは、それぞれ別個独立に決定することを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記抽選結果又は遊技結果の達成種類に
    対応して、予め複数個のその達成回数と、複数個の変更
    条件に係る遊技回数とが設定され、 前記条件設定手段は、 複数の前記抽選結果又は遊技結果の達成種類のうち、い
    ずれの前記抽選結果又は遊技結果の達成種類を前記変更
    条件とするか、乱数を用いた抽選により決定するための
    達成種類抽選手段と、 前記抽選結果又は遊技結果の複数の達成回数のうち、い
    ずれの達成回数を前記変更条件とするか、乱数を用いた
    抽選により決定するための達成回数抽選手段と、 複数の前記遊技回数のうち、いずれの前記遊技回数を前
    記変更条件とするか、乱数を用いた抽選により決定する
    ための遊技回数抽選手段とを備え、 前記達成種類抽選手段の抽選結果に応じて、前記達成回
    数抽選手段及び前記遊技回数抽選手段の抽選により、前
    記達成回数と、前記遊技回数とを別個独立に決定するこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    遊技機。
  10. 【請求項10】 前記変更条件達成判定手段は、所定の
    前記遊技回数の範囲内で、所定の前記抽選結果又は遊技
    結果を、少なくとも1回、達成することにより、前記変
    更条件を達成している旨の判定をすることを特徴とする
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記変更条件達成判定手段は、所定の
    前記遊技回数の範囲内で、所定の前記抽選結果又は遊技
    結果を、連続して所定の回数、達成することにより、前
    記変更条件を達成している旨の判定をすることを特徴と
    する請求項1乃至10いずれか1項に記載の遊技機。
  12. 【請求項12】 前記遊技機は、前記条件設定手段によ
    る前記変更条件の設定内容を遊技者に向かって報知可能
    な変更条件報知装置を備えたことを特徴とする請求項1
    乃至11のいずれか1項に記載の遊技機。
  13. 【請求項13】 前記条件設定手段の前記変更条件とし
    ての前記抽選結果又は遊技結果の達成種類を、遊技者に
    向かって報知するか否かを乱数を用いた抽選により決定
    するための報知達成種類抽選手段と、 前記条件設定手段の前記変更条件としての達成回数を、
    遊技者に向かって報知するか否かを乱数を用いた抽選に
    より決定するための報知達成回数抽選手段と、 前記条件設定手段の前記変更条件としての前記遊技回数
    を、遊技者に向かって報知するか否かを乱数を用いた抽
    選により決定するための報知遊技回数抽選手段とを備
    え、 前記報知達成種類抽選手段、前記報知達成回数抽選手段
    及び前記報知遊技回数抽選手段により、前記抽選結果又
    は遊技結果の達成種類の報知と、その達成回数の報知
    と、前記遊技回数の報知とは、それぞれ別個独立に決定
    することを特徴とする請求項12に記載の遊技機。
  14. 【請求項14】 前記遊技機は、前記条件設定手段の前
    記変更条件の達成度合を遊技者に向かって報知可能な達
    成度合報知装置を備えたことを特徴とする請求項1乃至
    13のいずれか1項に記載の遊技機。
  15. 【請求項15】 遊技機を、 複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための図柄表
    示手段、 乱数を用いて当選図柄の抽選を行うための当選抽選手
    段、 前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を行う
    ための遊技制御手段として機能させ、 前記遊技機を、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の当
    選役に当選し、且つ遊技状況が予め定められた入賞の態
    様になることにより入賞となるように設定し、 遊技として、通常遊技と、前記通常遊技よりも遊技者に
    大きな利益を付与可能な特殊遊技との遊技状態が異なる
    遊技を備え、 前記遊技機を、 所定の抽選結果又は遊技結果と、所定の遊技回数とから
    なる変更条件を設定するための条件設定手段、 前記条件設定手段の前記変更条件に基づいて、所定の前
    記遊技回数の範囲内で、所定の前記抽選結果又は遊技結
    果を達成することにより、前記変更条件を達成している
    旨の判定を行うための変更条件達成判定手段、 前記変更条件達成判定手段からの前記変更条件を達成し
    ている旨の判定結果に基づいて、遊技状態を変更するた
    めの遊技変更手段として機能させるための遊技機用プロ
    グラム。
  16. 【請求項16】 遊技機を、 複数の図柄を変動表示又は停止表示させるための図柄表
    示手段、 乱数を用いて当選図柄の抽選を行うための当選抽選手
    段、 前記当選抽選手段の抽選結果に対応した停止制御を行う
    ための遊技制御手段として機能させ、 前記遊技機を、前記当選抽選手段の抽選結果、所定の当
    選役に当選し、且つ遊技状況が予め定められた入賞の態
    様になることにより入賞となるように設定し、 遊技として、通常遊技と、前記通常遊技よりも遊技者に
    大きな利益を付与可能な特殊遊技との遊技状態が異なる
    遊技を備え、 前記遊技機を、 所定の抽選結果又は遊技結果と、所定の遊技回数とから
    なる変更条件を設定するための条件設定手段、 前記条件設定手段の前記変更条件に基づいて、所定の前
    記遊技回数の範囲内で、所定の前記抽選結果又は遊技結
    果を達成することにより、前記変更条件を達成している
    旨の判定を行うための変更条件達成判定手段、 前記変更条件達成判定手段からの前記変更条件を達成し
    ている旨の判定結果に基づいて、遊技状態を変更するた
    めの遊技変更手段として機能させるための遊技機用プロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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