JP2001319867A - 塗布現像処理方法及び塗布現像処理システム - Google Patents

塗布現像処理方法及び塗布現像処理システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェハに付着した水分等の分子レベルの不純
物を除去し,前記不純物の除去処理を必要最小限の好適
な条件で行う。 【解決手段】 塗布現像処理システム1の受け渡し部6
の第1の経路60に,チャンバ内を所定の設定圧力に減
圧して所定時間チャンバ内のウェハWに付着している水
分等の不純物を除去する減圧除去装置65を設ける。吸
引装置76によって減圧されるこのチャンバ内の圧力
は,第1の弁78によって制御され,この第1の弁78
は,コントローラ79によってチャンバ内が設定圧力に
なるように制御される。一方,処理ステーション3に不
純物の濃度を測定する濃度測定装置15を設ける。そし
て,この不純物の濃度の測定値がコントローラ79に逐
次送られ,前記不純物の除去処理の際の所定の設定圧力
と減圧時間は,その測定値に基づいて必要最小限の好適
なものに調節される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,基板の塗布現像処
理方法及び塗布現像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体デバイスの製造プロセスに
おけるフォトリソグラフィー工程では,ウェハ表面にレ
ジスト膜を形成するレジスト塗布処理,ウェハにパター
ンを照射して露光する露光処理,露光後のウェハに対し
て現像を行う現像処理,塗布処理前,露光処理前後及び
現像処理後にする加熱処理,冷却処理等が行われる。こ
れらの処理は,個別に設けられた各処理装置において行
われ,これらの各処理装置は,前記一連の処理を連続し
て行えるように一つに集約され,塗布現像処理システム
を構成している。
【0003】通常,前記塗布現像処理システムは,この
塗布現像処理システム内に基板を搬入出するローダ・ア
ンローダ部と,塗布処理装置,現像処理装置,熱処理装
置等を有し,前記ウェハ処理の大半が行われる処理部
と,ウェハの露光処理が行われるシステム外にある露光
処理装置に隣接して設けられ,前記処理部と前記露光処
理装置間でウェハの受け渡しを行うインタフェイス部と
で構成されている。
【0004】そして,この塗布現像処理システムにおい
てウェハの処理が行われる際には,ウェハに微粒子等の
不純物が付着することを防止するために,前記塗布現像
処理システム内に,空気清浄機等で清浄にされた空気を
ダウンフローとして供給するようにして,ウェハを清浄
な状態で処理できるようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,近年,
より細かく,より精密な回路パターンを形成するため
に,より短い波長の光を用いた露光技術が開発されつつ
あり,その短い波長の光を用いた場合には,今まで問題
とならなかった分子レベルの不純物,例えば,水分,水
蒸気,酸素,オゾン,有機物等が露光処理に悪影響を与
えるため,水分等を含む清浄空気のダウンフローだけで
は,精密な回路パターンが形成されないことが懸念され
る。
【0006】そこで,ウェハが露光処理される前に気密
性の維持できるチャンバ内に基板を搬入し,その後チャ
ンバ内を所定の圧力に減圧してウェハの表面に付着した
不純物を除去する方法が考えられる。しかし,この場合
においても,ウェハに付着した不純物の量に関わらず,
一定の条件に設定されたチャンバ内で不純物を除去する
ようにすると,過剰なまでの除去処理が行われたり,除
去が不十分であったりすることが起こりうる。
【0007】本発明は,かかる点に鑑みてなされたもの
であり,ウェハ等の基板に付着した水分等の分子レベル
の不純物を除去し,さらに前記不純物の除去処理を必要
最小限の好適な条件で行う塗布現像処理方法とその塗布
現像処理方法を実施する塗布現像処理システムとを提供
することをその目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば,塗布現像処理システムの処理部において基板に塗布
液を供給して基板に塗布膜を形成する工程と,露光処理
装置において前記塗布膜が形成された基板に所定の光を
照射して前記基板を露光する工程と,前記処理部におい
て露光処理後に前記基板を現像する工程とを有する塗布
現像処理方法であって,前記塗布膜形成工程と前記露光
工程との間に,チャンバ内に基板を搬入する工程と,そ
の後気密に閉鎖された前記チャンバ内を所定の圧力に減
圧して所定の時間前記チャンバ内の基板に付着した不純
物を前記基板から除去する工程とを有し,前記所定の圧
力と前記所定の時間は,前記処理部内で測定される不純
物の濃度に基づいて調節されることを特徴とする塗布現
像処理方法が提供される。なお,不純物とは,埃や塵等
の微粒子だけでなく,水分,水蒸気,酸素,オゾン,有
機物等の分子レベルの不純物を含む意味である。
【0009】このように,前記塗布膜形成工程と前記露
光工程との間に基板に付着した不純物を除去する工程を
有することにより,露光処理される際には基板が清浄化
されているため,不純物による悪影響を抑えて露光処理
が好適に行われる。また,前記除去工程の行われる前記
チャンバ内の前記所定の減圧圧力と所定の時間を前記処
理部内の不純物の濃度に基づいて調節することにより,
例えば基板に不純物があまり付着していないと予想され
る場合,すなわち前記処理部内の不純物の濃度が低い場
合には,前記所定の圧力を低くし又は前記所定時間を短
くして過剰な除去処理を抑制することができる。また,
基板に不純物が多く付着していると予想される場合,す
なわち前記処理部の不純物の濃度が高い場合には,前記
所定の圧力を高くし又は前記所定の時間を長くして除去
処理が十分に行われるようにする。こうすることによ
り,前記不純物の除去処理が必要最小限の好適な条件で
行われる。また,チャンバ内を減圧させることにより,
塗布液中の溶剤も同時に蒸発させることができ,従来加
熱によって行っていたこのような処理を同時に行うこと
ができる。なお,前記不純物の除去処理は,前記チャン
バ内を所定の圧力,例えば水の所定温度の飽和水蒸気圧
以下に減圧させ,基板上に付着した例えば水分を蒸発さ
せることにより行われるものである。また,ここで言う
前記所定圧力と前記所定の時間の調節は,両者を行う場
合だけでなく,どちら一方を行う場合をも含む意味であ
る。
【0010】請求項2の発明によれば,塗布現像処理シ
ステムの処理部において基板に塗布液を供給して基板に
塗布膜を形成する工程と,露光処理装置において前記塗
布膜が形成された基板に所定の光を照射して前記基板を
露光する工程と,前記処理部において露光処理後に前記
基板を現像する工程とを有する塗布現像処理方法であっ
て,前記塗布膜形成工程と前記露光工程との間に,チャ
ンバ内に基板を搬入する工程と,その後気密に閉鎖され
た前記チャンバ内を所定の圧力に減圧して所定の時間前
記チャンバ内の前記基板に付着した不純物を前記基板か
ら除去する工程とを有し,前記所定の圧力と前記所定の
時間は,前記塗布現像処理システムの置かれたクリーン
ルーム内で測定される不純物の濃度に基づいて調節され
ることを特徴とする塗布現像処理方法が提供される。
【0011】この請求項2によれば,請求項1と同様
に,基板に付着した不純物を除去することができるの
で,不純物による悪影響を抑えて露光処理が好適に行わ
れる。また,前記クリーンルーム内の不純物の濃度に基
づいて前記所定の圧力と前記所定の時間を調節できるの
で,請求項1と同様に,基板に付着した水分等の不純物
の量に適切に対応した除去処理を行うことができる。ま
た,クリーンルーム内の不純物の濃度に基づいて前記調
節を行うことにより,不純物の濃度を測定する測定装置
を設置しやすいクリーンルームに設けることができる。
【0012】上述した請求項1及び2の発明において,
請求項3のように不純物の濃度を所定の濃度範囲に区分
し,各所定の濃度範囲に対応した前記所定の圧力と前記
所定の時間を記憶する工程とをさらに有し,前記所定の
圧力と所定の時間の調節工程は,測定される前記不純物
の濃度に基づいて,その濃度の属する前記所定の濃度範
囲に対応する前記記憶された所定の圧力と所定の時間に
調節するようにしてもよい。このように,不純物の濃度
を区分し,その区分された濃度範囲毎に適切な前記所定
の圧力と前記所定の時間を記憶させておき,測定される
前記不純物の濃度に基づいて前記記憶された所定の圧力
と所定の時間に調節することにより,前記不純物の濃度
が同一濃度範囲に属する場合には前記調節工程は行われ
ず,前記不純物の濃度が他の濃度範囲に属するようにな
った場合にのみ前記調節工程が行われる。したがって,
基板に付着した不純物の量にさほど影響を与えないよう
な前記不純物の濃度の変動に対しては,前記調節工程が
行われず,必要な場合にのみ行うことができる。
【0013】かかる請求項1〜3の発明において,請求
項4のように前記チャンバ内を所定の圧力に減圧する際
の所定の減圧速度をも,前記不純物の濃度に基づいて調
節されるようにしてもよい。このように,前記減圧速度
を調節すると,前記所定の圧力まで到達する時間が調節
できるため,例えば基板に付着した不純物が多い場合の
は,より長い間不純物を除去し,逆に基板に付着した不
純物の量が少ない場合には,より短い間不純物を除去す
ることができる。したがって,基板上に付着した不純物
の量に応じた時間で不純物を除去することができる。
【0014】請求項5の発明によれば,塗布現像処理シ
ステムの処理部において基板に塗布液を供給して基板に
塗布膜を形成する工程と,露光処理装置において前記塗
布膜が形成された基板に所定の光を照射して前記基板を
露光する工程と,前記処理部において露光処理後に前記
基板を現像する工程とを有する塗布現像処理方法であっ
て,前記塗布膜形成工程と前記露光工程との間に,チャ
ンバ内に基板を搬入する工程と,その後気密に閉鎖され
た前記チャンバ内を所定の圧力に減圧して所定の時間前
記チャンバ内の基板に付着した不純物を前記基板から除
去する工程とを有し,前記減圧時の減圧速度は,前記処
理部内で測定される不純物の濃度に基づいて調節される
ことを特徴とする塗布現像処理方法が提供される。
【0015】このように,処理部内の不純物の濃度に基
づいて請求項1で記載した前記所定の圧力の代わりに前
記所定の減圧速度を調節することにより,前記所定圧力
に到達するまでの時間が調節され,基板に付着した不純
物の量に応じた時間,例えば不純物の濃度が高く,基板
に付着した不純物の量が多くなると予想される場合に
は,より長い時間吸引し,不純物の濃度が低く,基板に
付着した不純物の量が少なくなると予想される場合に
は,より短い時間吸引するようにして,前記不純物を除
去することができる。従って,必要以上の不純物の除去
処理が抑制され,好適な条件でその除去処理を行うこと
ができる。また,処理部で測定は,最も基板に不純物が
付着する可能性の高い場所での測定となるので,基板に
付着する不純物の量に密接に関係した測定値を得ること
ができる。また,チャンバ内を減圧させることにより,
塗布液中の溶剤も同時に蒸発させることができ,従来加
熱によって行っていたこのような処理を同時に行うこと
ができる。
【0016】また,請求項6によれば,塗布現像処理シ
ステムの処理部において基板に塗布液を供給して基板に
塗布膜を形成する工程と,露光処理装置において前記塗
布膜が形成された基板に所定の光を照射して前記基板を
露光する工程と,前記処理部において露光処理後に前記
基板を現像する工程とを有する塗布現像処理方法であっ
て,前記塗布膜形成工程と前記露光工程との間に,チャ
ンバ内に基板を搬入する工程と,その後気密に閉鎖され
た前記チャンバ内を所定の圧力に減圧して所定の時間前
記チャンバ内の基板に付着した不純物を前記基板から除
去する工程とを有し,前記減圧時の減圧速度は,前記塗
布現像処理システムの置かれたクリーンルーム内で測定
される不純物の濃度に基づいて調節されることを特徴と
する塗布現像処理方法が提供される。このように,クリ
ーンルーム内の不純物の濃度に基づいて前記減圧速度を
調節してもよく,不純物の除去処理を必要最小限の好適
な条件で行うことができる。なお,クリーンルームでの
前記濃度の測定は,スペースが広く他の装置の制約を受
けないので測定に適している。
【0017】かかる請求項4〜6の発明において,請求
項7のように不純物の濃度を所定の濃度範囲に区分し,
各所定の濃度範囲に対応した前記所定の減圧速度を記憶
する工程とを更に有し,前記所定の減圧速度の調節工程
は,測定される前記不純物の濃度に基づいて,その濃度
の属する前記所定の濃度範囲に対応する前記記憶された
減圧速度に調節するようにしてもよい。このように,請
求項3と同様にして,減圧速度の調節工程を測定される
前記不純物の濃度の基づいて,その濃度の属する前記所
定の濃度範囲に対応する前記記憶された減圧速度に調節
して行うことにより,基板上に付着する不純物の量がさ
ほど変わらない程度に前記不純物の濃度が変動した場合
には,前記濃度範囲が同一であるため前記減圧速度の調
節が行われず,前記減圧速度の調節を必要な場合にのみ
行うことができる。
【0018】請求項8の発明によれば,少なくとも基板
に塗布膜を形成する塗布処理装置と,前記基板の現像を
行う現像処理装置と,前記基板の熱処理を行う熱処理装
置とを有する処理部と,少なくとも前記処理部と前記基
板の露光処理を行う露光処理装置との間の経路で基板の
搬送を行うためのインタフェイス部とを有する塗布現像
処理システムであって,前記処理部内の不純物の濃度を
測定する濃度測定装置と,気密に閉鎖されたチャンバを
有し,前記基板が前記露光処理される前に,前記チャン
バ内を所定の圧力に減圧して所定の時間前記チャンバ内
の前記基板の塗布膜に付着した不純物を除去する減圧除
去装置と,前記濃度測定装置の測定値に基づいて前記減
圧除去装置の少なくとも前記所定の圧力又は前記所定の
時間を制御する減圧制御装置とを有することを特徴とす
る塗布現像処理システムが提供される。
【0019】このように,前記濃度測定装置と前記減圧
制御装置とを設けることにより,請求項1に記載の塗布
現像処理方法が好適に実施できる。したがって,基板に
付着した不純物が除去され,さらにその除去処理を必要
最小限の好適な条件で行うことができる。また,前記チ
ャンバ内を減圧させることにより,塗布液中の溶剤も同
時に蒸発させることができ,従来加熱によって行ってい
たこのような処理を同時に実施することができる。
【0020】請求項9の発明によれば,少なくとも基板
に塗布膜を形成する塗布処理装置と,前記基板の現像を
行う現像処理装置と,前記基板の熱処理を行う熱処理装
置とを有する処理部と,少なくとも前記処理部と前記基
板の露光処理を行う露光処理装置との間の経路で基板の
搬送を行うためのインタフェイス部とがケーシング内に
備えられた塗布現像処理システムであって,前記ケーシ
ング外であって前記塗布現像処理システムの置かれたク
リーンルーム内の不純物の濃度を測定する濃度測定装置
と,気密に閉鎖自在なチャンバを有し,前記基板が前記
露光処理される前に,前記チャンバ内を所定の圧力に減
圧して所定の時間前記チャンバ内の前記基板の塗布膜に
付着した不純物を除去する減圧除去装置と,前記濃度測
定装置の測定値に基づいて前記減圧除去装置の少なくと
も前記所定の圧力又は前記所定の時間を制御する減圧制
御装置とを有することを特徴とする塗布現像処理システ
ムが提供される。
【0021】この請求項9によれば,上述した請求項2
の塗布現像処理方法が好適に実施され,基板から不純物
が除去されて露光処理が好適に行われる。また,前記不
純物の除去処理が必要最小限で好適な条件で行われる。
さらに,塗布液中の溶剤を蒸発させる処理を加熱するこ
となく行うことができる。
【0022】かかる請求項8及び9の発明において,請
求項10のように不純物の濃度を所定の濃度範囲に区分
し,各所定の濃度範囲に対応した前記所定の圧力と前記
所定の時間を記憶し,前記測定値に基づいて,その濃度
の属する前記所定の濃度範囲に対応する前記記憶された
所定の圧力と前記所定の時間になるように前記減圧制御
装置を制御する制御手段を有するようにしてもよい。こ
のような前記制御手段を設けることにより,上述した請
求項3の塗布現像処理方法が好適に実施され,前記減圧
制御装置による前記所定の圧力及び前記所定の時間の調
節が必要に応じて行われる。
【0023】また,かかる請求項8〜10の発明におい
て,請求項11のように前記減圧制御装置は,前記濃度
測定装置の測定値に基づいて,前記チャンバ内を前記所
定の圧力に減圧する際の減圧速度を制御する機能を有す
るようにしてもよい。このように,前記減圧制御装置が
前記減圧速度を制御する機能を有することにより,上述
した請求項4の塗布現像処理方法を好適に実施すること
ができる。したがって,減圧の際の前記所定圧力までに
かかる所要時間を調節することができ,基板上の不純物
の量に応じた時間で不純物を除去することができる。
【0024】請求項12の発明によれば,少なくとも基
板に塗布膜を形成する塗布処理装置と,前記基板の現像
を行う現像処理装置と,前記基板の熱処理を行う熱処理
装置とを有する処理部と,少なくとも前記処理部と前記
基板の露光処理を行う露光処理装置との間の経路で基板
の搬送を行うためのインタフェイス部とを有する塗布現
像処理システムであって,少なくとも前記処理部又はイ
ンタフェイス部内の不純物の濃度を測定する濃度測定装
置と,気密に閉鎖自在なチャンバを有し,前記基板が前
記露光処理される前に,前記チャンバ内を所定の圧力に
減圧して所定の時間前記チャンバ内の前記基板の塗布膜
に付着した不純物を除去する減圧除去装置と,前記濃度
測定装置の測定値に基づいて前記減圧除去装置の前記減
圧の際の減圧速度を制御する減圧制御装置とを有するこ
とを特徴とする塗布現像処理システムが提供される。
【0025】この請求項12によれば,処理部等で測定
した不純物の濃度に基づいて前記減圧速度を調節するこ
とができるので,請求項5に記載した塗布現像処理方法
を好適に実施することができる。したがって,不純物の
除去処理を必要最小限の好適な条件で行うことができ
る。
【0026】請求項13によれば,少なくとも基板に塗
布膜を形成する塗布処理装置と,前記基板の現像を行う
現像処理装置と,前記基板の熱処理を行う熱処理装置と
を有する処理部と,少なくとも前記処理部と前記基板の
露光処理を行う露光処理装置との間の経路で基板の搬送
を行うためのインタフェイス部とがケーシング内に備え
られた塗布現像処理システムであって,前記ケーシング
外であって前記塗布現像処理システムの置かれたクリー
ンルーム内の不純物の濃度を測定する濃度測定装置と,
気密に閉鎖自在なチャンバを有し,前記基板が前記露光
処理される前に,チャンバ内を所定の圧力に減圧して所
定の時間前記チャンバ内の前記基板の塗布膜に付着した
不純物を除去する減圧除去装置と,前記濃度測定装置の
測定値に基づいて前記減圧除去装置の前記減圧の際の減
圧速度を制御する減圧制御装置とを有することを特徴と
する塗布現像処理システムが提供される。
【0027】この請求項13の発明によれば,クリーン
ルーム内の不純物の濃度を測定し,その測定値に基づい
て前記減圧速度を調節することができるので,請求項6
に記載の塗布現像処理方法が好適に実施することができ
る。
【0028】かかる請求項11〜13の発明において,
請求項14のように不純物の濃度を所定の濃度範囲に区
分し,各所定の濃度範囲に対応した前記減圧速度を記憶
し,前記測定値に基づいて,その測定値の属する前記所
定の濃度範囲に対応する前記記憶された減圧速度になる
ように前記減圧制御装置を制御する制御手段を有するよ
うにしてもよい。このような制御手段を設けることによ
り,上述した請求項7に記載の塗布現像処理方法が好適
に実施される。したがって,減圧速度の調節を前記不純
物の濃度が前記同一の濃度範囲に属さなくなる場合にの
み行うことができるので,その減圧速度の調節を必要な
場合にのみ行うことができる。
【0029】請求項15の発明によれば,請求項8〜1
4の塗布現像処理システムにおいて,前記インタフェイ
ス部と前記露光処理装置とは,受け渡し部を介して接続
されており,前記減圧除去装置は,前記受け渡し部に設
けられていることを特徴とする塗布現像処理システムが
提供される。
【0030】このように,前記減圧除去装置を前記受け
渡し部に設けることにより,前記減圧除去装置が露光処
理装置に隣接するため,前記減圧除去装置において不純
物が除去された基板を露光処理装置に搬送しやすくな
る。また,複雑な機構を有する減圧除去装置を比較的ス
ペースの取れる受け渡し部に設けることは設計上好まし
い。
【0031】かかる請求項15の発明において,請求項
16のように前記受け渡し部は,前記インタフェイス部
から前記露光処理装置に基板が搬送されるときに通過す
る第1の経路と,前記露光処理装置から前記インタフェ
イス部に基板が搬送される際に通過する第2の経路とを
有し,前記減圧除去装置は,前記第1の経路に設けられ
るようにしてもよい。このように,受け渡し部内に独立
した経路を2つ設けることにより,露光処理前の基板は
前記第1の経路を通過し,露光処理後の基板は前記第2
の経路を通過するようにして,基板の処理がスムーズに
行われる。
【0032】以上の各塗布現像処理システムにおいて,
請求項17のように前記減圧除去装置は,前記インタフ
ェイス部に設けられるようにしてもよい。このように,
前記減圧除去装置を前記インタフェイス部内に設けるこ
とにより,従来の塗布現像処理システムを拡張して,減
圧除去装置のための新たなスペースを設ける必要がない
ので,フットプリントの観点から好ましい。また,露光
処理装置との距離が比較的近いため,露光処理装置との
基板の受け渡しが好適に行われる。特に,減圧除去装置
において不純物が除去された基板は,また新たに不純物
が付着する前に,露光処理装置に搬入される方が好まし
いので,露光処理装置の近くに減圧除去装置を設けるこ
とは重要である。
【0033】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態について説明する。図1は,本実施の形態にかかる塗
布現像処理システム1の平面図であり,図2は,塗布現
像処理システム1の正面図であり,図3は,塗布現像処
理システム1の背面図である。
【0034】塗布現像処理システム1は,図1に示すよ
うに,そのケーシング1a内に,例えば25枚のウェハ
Wをカセット単位で外部から塗布現像処理システム1に
対して搬入出したり,カセットCに対してウェハWを搬
入出したりするカセットステーション2と,塗布現像処
理工程において枚葉式に所定の処理をウェハWに施す各
種処理装置を多段に配置している処理部としての処理ス
テーション3と,この処理ステーション3と隣接して設
けられ,前記処理ステーション3と塗布現像処理システ
ム1外に設けらている露光処理装置4との間でウェハW
を搬送する際の経路の一部を担うインタフェイス部5
と,このインタフェイス部5と露光処理装置4との間に
設けられ,インタフェイス部5と露光処理装置4との間
のウェハWの受け渡しを行う受け渡し部6とを一体に接
続した構成を有している。
【0035】カセットステーション2では,カセット載
置台7上の所定の位置に,複数のカセットCをX方向
(図1中の上下方向)に一列に載置自在となっている。
そして,このカセット配列方向(X方向)とカセットC
に収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z方向;鉛直
方向)に対して移送可能なウェハ搬送体8が搬送路9に
沿って移動自在に設けられており,各カセットCに対し
て選択的にアクセスできるようになっている。
【0036】ウェハ搬送体8は,ウェハWの位置合わせ
を行うアライメント機能を備えている。このウェハ搬送
体8は後述するように処理ステーション3側の第3の処
理装置群G3に属するエクステンション装置32及びア
ドヒージョン装置31に対してもアクセスできるように
構成されている。
【0037】処理ステーション3では,その中心部に主
搬送装置13が設けられており,この主搬送装置13の
周辺には各種処理装置が多段に配置されて処理装置群を
構成している。該塗布現像処理システム1においては,
4つの処理装置群G1,G2,G3,G4が配置されており,第
1及び第2の処理装置群G1,G2は現像処理システム1の
正面側に配置され,第3の処理装置群G3は,カセットス
テーション2に隣接して配置され,第4の処理装置群G4
は,インタフェイス部5に隣接して配置されている。さ
らにオプションとして破線で示した第5の処理装置群G5
を背面側に別途配置可能となっている。前記主搬送装置
13は,これらの処理装置群G1,G3,G4,G5に
配置されている後述する各種処理装置に対して,ウェハ
Wを搬入出可能である。また,処理ステーション3内に
は,水分,水蒸気酸素,オゾン,有機物等の不純物の濃
度を測定する,例えばAPI―MASS等の濃度測定装
置15が設けられており,処理ステーション3内の不純
物の濃度を随時測定し,その測定値を後述するコントロ
ーラ79に送信できるようになっている。
【0038】第1の処理装置群G1では,例えば図2に示
すように,ウェハWにレジスト液を塗布するレジスト塗
布装置17と,露光処理後のウェハWを現像処理する現
像処理装置18とが下から順に2段に配置されている。
第2の処理装置群G2の場合も同様に,レジスト塗布装置
19と,現像処理装置20とが下から順に2段に積み重
ねられている。
【0039】第3の処理装置群G3では,例えば図3に示
すように,ウェハWを冷却処理するクーリング装置3
0,レジスト液とウェハWとの定着性を高めるためのア
ドヒージョン装置31,ウェハWを一旦待機させるため
のエクステンション装置32,現像処理後のウェハWを
冷却するクーリング装置33,34及び現像処理後のウ
ェハWに加熱処理を施すポストベーキング装置35,3
6等が下から順に例えば7段に重ねられている。
【0040】第4の処理装置群G4では,例えばクーリン
グ装置40,露光処理前後のウェハWを載置し,一旦待
機させるためのエクステンション装置41,42,露光
処理後のウェハWを加熱し,その後所定温度に冷却する
加熱・冷却処理装置43,44,45(図3中のPEB
/COL),レジスト液中の溶剤を蒸発させるために加
熱し,その後所定の温度に冷却する加熱・冷却処理装置
46,47(図3中のPRE/COL)等が下から順に
例えば8段に積み重ねられている。
【0041】前記加熱・冷却処理装置43は,図4に示
すように,そのケーシング43a内の基台50上に基板
を加熱するための円盤状の熱板51と,その熱板51上
まで移動し,熱板51上からウェハWを受け取って直ち
に該ウェハWを冷却する冷却板52を有している。そし
て,同じ装置内でウェハWの加熱・冷却処理を連続して
行い,加熱によってウェハWに与える熱履歴を常に一定
に保つことができるようになっている。なお,他の加熱
・冷却装置44〜47も同じ構成を有している。
【0042】インタフェイス部5には,図1に示すよう
に,その中央部にウェハ搬送体55が設けられている。
このウェハ搬送体55はX方向(図1中の上下方向),
Z方向(垂直方向)の移動とθ方向(Z軸を中心とする
回転方向)の回転が自在にできるように構成されてお
り,第4の処理装置群G4に属するエクステンション装置
41,42,周辺露光装置56及び受け渡し部6に対し
てアクセスして,各々に対してウェハWを搬送できるよ
うに構成されている。
【0043】受け渡し部6は,トンネル状でその断面が
方形であるケーシング6aによって,囲まれており,他
の雰囲気が容易に受け渡し部6内に流入しないように構
成されている。また,受け渡し部6は,インタフェイス
部5から露光処理装置4にウェハWが搬送される際に通
過する第1の経路60と,露光処理装置4からインタフ
ェイス部5にウェハWが搬送される際に通過する第2の
経路61とを有している。第1の経路60と第2の経路
61との間には,仕切板63が設けられており,第1の
経路60と第2の経路61との雰囲気が干渉し合わない
ようになっている。
【0044】第1の経路60内には,ウェハW上のレジ
スト膜に付着した水分等の不純物を減圧室内で蒸発させ
て除去する減圧除去装置65と,減圧除去装置65と露
光処理装置4に対してウェハWを搬送できるウェハ搬送
機構66とが設けられている。
【0045】ここで,減圧除去装置65の構成について
詳しく説明する。減圧除去装置65は,図5に示すよう
に,そのケーシング65a内に,下面が開口した略筒状
に形成され上下に移動自在な蓋体70と,その蓋体70
の下側に位置して,蓋体70と一体となってチャンバと
しての減圧室Sを形成する載置台71とを有している。
【0046】蓋体70の上面中央部には,減圧室S内の
雰囲気を排気するための排気口75が設けられており,
その排気口75は,減圧室S内の雰囲気を吸引して減圧
させる吸引装置76に第1の配管77を通じて連通され
ている。また,第1の配管77には,減圧室Sの圧力,
減圧時間を制御する減圧制御装置としての第1の弁78
が設けられており,この第1の弁78の開閉度を図示し
ないモータや空気圧等によって変更することにより,減
圧室S内の圧力が最終的に到達する所定の設定圧力と減
圧時間を制御できるようになっている。
【0047】また,第1の弁78は,さらに制御手段と
してのコントローラ79によって制御されている。この
コントローラ79は,蓋体70の内部に設けられた圧力
センサ80からのデータを受信可能になっており,減圧
室Sを減圧する際にはそのデータに基づいて第1の弁7
8を制御し,減圧室S内を設定圧力に減圧できるように
なっている。
【0048】また,コントローラ79は上述した処理ス
テーション3内の濃度測定装置15からの測定値を随時
受信できるようになっている。コントローラ79は,処
理ステーション3内の不純物の濃度とその濃度に適した
減圧室Sの設定圧力と減圧時間を所定の濃度範囲毎に記
憶できる機能を有しており,上述した濃度測定装置15
からの不純物の濃度の測定値に基づいて第1の弁78を
制御し,減圧室Sの設定圧力と減圧時間を前記記憶され
ている適正なものに変更できるようになっている。
【0049】また,第1の配管77には,第2の配管8
2が分岐して設けられており,この第2の配管82は,
不活性気体,例えば窒素ガスが貯留されたバッファタン
ク83に連通されている。また,この第2の配管82に
は,前記不活性気体を減圧室S内に圧送するためのポン
プ84とその流量を調節する第2の弁85とが設けられ
ており,減圧された減圧室Sに不活性気体を所定の流量
で供給し,減圧室Sの圧力を回復させることができるよ
うになっている。なお,蓋体70の内部の上部には,整
流板88が設けられており,減圧室S内の雰囲気を均一
に排気できるようになっている。
【0050】載置台71は,厚みのある円盤状に形成さ
れており,その上にウェハWを載置できるようになって
いる。載置台71には,例えばペルチェ素子等の図示し
ない温度調節手段90が設けられており,載置台71を
所定の温度に制御し,載置台71に載置されるウェハW
の温度をウェハW面内において均一に維持できるように
なっている。また,載置台71の前記蓋体70の下端部
に対向する位置には,複数の吸引口91が設けられてお
り,蓋体70の下端部と載置台70とが接触した際に,
これらの吸引口91からの吸引力によって蓋体70と載
置台71との密着性が維持され,さらに減圧室S内を減
圧した際には,減圧室S内に形成される気流の乱れを抑
制できるようになっている。また,載置台71の中央付
近には,載置台71を上下方向に貫通する貫通孔92が
設けられている。
【0051】載置台71の下方には,載置台71の下面
と一体となって負圧室Kを形成する略筒状の容器95が
設けられている。この負圧室Kは,貫通孔92を介して
減圧室Sと連通している。そして,容器95の下面に
は,通気管96が設けられており,図示しない減圧装置
により,通気管96から負圧室K内の雰囲気を吸引し
て,貫通孔92を通じて載置台71上にウェハWを吸着
できるように構成されている。容器95内には,ウェハ
Wを昇降するための昇降ピン97が設けられており,こ
の昇降ピン97は,昇降移動機構98によって,前記貫
通孔92内を昇降自在になっている。
【0052】また,ケーシング65aのインタフェイス
部5側と露光処理装置4側には,ウェハWを搬入出する
ための搬送口105,106がそれぞれ設けられてお
り,各搬送口105,106には,シャッタ107,1
08が設けられている。
【0053】一方,第2の経路61内には,図1に示す
ように露光処理が終了したウェハWをインタフェイス部
5に搬送する際に一旦載置させておくための載置部11
0と,露光処理装置4内のウェハWを前記載置部100
まで搬送するためのウェハ搬送機構111とが設けられ
ている。
【0054】載置部110は,円盤状に形成されてお
り,その中心付近には,載置されるウェハWを昇降させ
る昇降機構112が設けられている。そして,この昇降
機構112によって,載置部110とウェハ搬送機構1
12及びウェハ搬送体55との間でウェハWの受け渡し
ができるようになっている。
【0055】受け渡し部6とインタフェイス部5との間
には,受け渡し部6内の雰囲気とインタフェイス部5内
の雰囲気を遮断するための仕切板115が設けられてい
る。この仕切板115の前記減圧除去装置65に対向す
る位置には,通過口116が設けられており,前記ウェ
ハ搬送体55により,インタフェイス部5から減圧除去
装置65にウェハWを搬送できるようになっている。ま
た,この通過口116には,通過口116を開閉自在と
するシャッタ117が設けられており,ウェハWが通過
口116を通過する場合にのみシャッタ117が開放さ
れ,それ以外の時はシャッタ117が閉じられるように
なっている。
【0056】また,仕切板115の前記載置部110に
対向する位置には,通過口118が設けられており,前
記ウェハ搬送体55により,載置部110からインタフ
ェイス部5内にウェハWを搬送できるようになってい
る。さらに,この通過口118には,通過口118を開
閉自在とするシャッタ119が設けられており,ウェハ
Wが通過口118を通過する場合にのみシャッタ119
が開放されるようになっている。
【0057】このように構成された受け渡し部6の上部
には,図6に示すような第1の経路60と第2の経路6
1に不活性気体を供給し,不純物をパージする気体供給
装置121と,その第1の経路60及び第2の経路61
内の雰囲気を排気する排気手段122とが設けられてお
り,第1の経路60内及第2の経路61内を常に清浄雰
囲気に維持できるようになっている。また,この不活性
気体の供給量を制御することにより,受け渡し部6内の
圧力を制御できるようになっている。
【0058】ウェハWの露光処理を行う露光処理装置4
は,図1に示すように受け渡し部6に隣接して設けられ
ている。この露光処理装置4は,その露光処理装置4の
ケーシング4aにより密閉されており,露光処理装置4
内の雰囲気を厳格に制御できるように構成されている。
また,ケーシング4aの受け渡し部6側には,第1の経
路60からウェハWを搬入するための通過口125と,
第2の経路61にウェハWを搬出するための通過口12
6が設けられており,これらの各通過口125,126
には,それぞれ通過口125,126を開閉自在とする
シャッタ127,128が設けられている。
【0059】次に,以上のように構成された塗布現像処
理システム1で行われるフォトリソグラフィー工程のプ
ロセスを説明する。
【0060】先ず,ウェハWの処理が開始される前に,
予め実験等で求めておいた処理ステーション3内の不純
物の濃度と,その濃度内でウェハWが処理された場合の
ウェハWに付着する不純物を除去するために必要な減圧
室Sの設定圧力と減圧時間とを所定の濃度範囲毎,例え
ば図7に示すように20%毎にコントローラ79に記憶
させておく。そして,塗布現像処理システム1が稼働さ
れると,濃度測定装置15の測定が開始され,その測定
値がコントローラ79に送られ,その測定値に対応した
減圧室Sの設定圧力と減圧時間が設定される。例えば不
純物の濃度が30%の場合には,2.3kPa,120
secとなる。その後,不純物の濃度は常時測定され,
その測定値は逐次コントローラ79に送信され,その測
定値に基づいて減圧室Sの設定圧力と減圧時間が逐次変
更される。また,受け渡し部6内に不活性気体を供給
し,受け渡し部6内を清浄な雰囲気に置換し,その後そ
の状態を維持するようにする。なお,このときに,受け
渡し部6内の圧力を露光処理装置4内の圧力よりも低く
設定し,受け渡し部6内の雰囲気が厳格に清浄化されて
いる露光処理装置4内に流入しないようにすることが好
ましい。
【0061】そして,ウェハWの処理が開始されると,
先ず,カセットステーション2において,ウェハ搬送体
7がカセットCから未処理のウェハWを1枚取りだし,
処理ステーション3のアドヒージョン装置31に搬入す
る。
【0062】次いで,アドヒージョン装置31におい
て,レジスト液との密着性を向上させるHMDSなどの密着
強化剤を塗布されたウェハWは,主搬送装置13によっ
て,クーリング装置30搬送され,所定の温度に冷却さ
れる。その後,ウェハWは,レジスト塗布装置17又は
19に搬送され,レジスト塗布処理が施される。そし
て,レジスト膜が形成されたウェハWは,加熱・冷却処
理装置46又47(図3中のPRE/COL)に搬送さ
れ,加熱・冷却処理が施される。このとき,加熱処理及
び冷却処理を個別に設けられた各装置で順次行うのでは
なく,加熱・冷却処理装置46,47のように単一の装
置内で加熱・冷却処理を行うことにより,ウェハWが加
熱処理されてから冷却処理されるまでの時間を常に一定
にすることができるため,加熱によってウェハWに与え
られる熱履歴をウェハW間において同一にすることがで
きる。また,本実施の形態では,レジスト塗布処理から
現像処理までに行われる全ての加熱,冷却処理を加熱・
冷却装置43〜47を用いて行うようにしたため,レジ
スト塗布から現像処理までにかかる所要時間を全てのウ
ェハWにおいて同一にすることができる。
【0063】その後,ウェハWがエクステンション装置
41に搬送され,ウェハ搬送体55によってエクステン
ション装置41からインタフェイス部5内の周辺露光処
理装置56に搬送される。そして,周辺露光装置56で
その周辺部が露光されたウェハWが再びウェハ搬送体5
5に保持され,通過口116から受け渡し部6の第1の
経路60内の減圧除去装置65に搬送される。このと
き,シャッタ117が開放され,ウェハWが減圧除去装
置65内に搬送されると,シャッタ117は再び閉じら
れる。
【0064】ここで,減圧除去装置65で行われる不純
物の除去工程のプロセスについて詳しく説明する。先
ず,図5に示したケーシング65aのインタフェイス部
5側のシャッタ107が開放され,上述したウェハ搬送
体55によって,ウェハWがケーシング65a内に搬入
される。そして,ウェハWは,昇降ピン97に受け渡さ
れ,その後昇降ピン97の下降により,所定温度,例え
ば23℃に維持されている載置台71上に載置される。
そして,通気孔96からの吸引によりウェハWが載置台
71に吸着保持される。
【0065】その後,蓋体70が下降され,蓋体70の
下端部が載置台71と接触し,減圧室Sが形成される。
このとき,吸引口91からの吸引が開始され,その吸引
力により蓋体70と載置台71が密着される。
【0066】次いで,吸引装置76が稼働し,排気口7
5から第1の配管77を通じて減圧室S内の雰囲気が排
気され始め,減圧室Sの圧力が減圧され始める。このと
きの設定圧力は,上述した処理ステーション3内の不純
物の濃度の測定値に基づいて定められた設定圧力,例え
ば2.3kPaであり,その値に基づいてコントローラ
79が弁78の開閉度を制御することにより達成され
る。そして,減圧室S内の減圧が進むと例えば不純物で
ある水分の飽和蒸気圧に達し,ウェハW上に付着した水
分が蒸発して,ウェハW上から離脱され,その水分が排
気口から排出される。そして,その状態を減圧時間,例
えば120secの間維持し,ウェハW上の水分が完全
に除去されるまでその処理が行われる。こうしてウェハ
W上に付着していた水分等の不純物が除去され,所期の
減圧除去処理が実施される。
【0067】なお,処理ステーション3の不純物の濃度
が,例えば30%から15%に減少した場合には,図7
に示したデータに従って設定圧力が2.4kPaに,減
圧時間が110secに変更され,この条件でウェハW
の減圧除去処理が行われる。この場合,濃度が30%の
ときに比べて設定圧力を高くし,減圧時間を短くして,
不純物の除去能力を低下させたため,30%のときより
も少ないと予想されるウェハWに付着した不純物の量に
応じた除去処理が行われる。また,処理ステーション3
の不純物の濃度が30%から25%に変動したときに
は,設定圧力と減圧時間の変更は行われず,現設定圧力
と減圧時間が維持される。
【0068】そして,前記減圧時間が経過すると,第1
の弁78が閉鎖され,減圧室S内の減圧が停止される。
その後,ポンプ84が稼働され,第2の弁85が開放さ
れると,バッファタンク83内の不活性気体が第2の配
管82を通じて減圧室S内に供給され,減圧室S内の圧
力が回復される。
【0069】次いで,吸引口91からの吸引が停止され
た後,蓋体70が上昇され,減圧室Sが開放される。そ
して,ウェハWの載置台71との吸着が解除され,ウェ
ハWが昇降ピン92によって上昇され,露光処理装置4
側のウェハ搬送機構66に受け渡される。そして,ウェ
ハWがケーシング65aの通過口106を通過し,減圧
除去装置65内から搬出されると,ウェハWの不純物の
除去工程が終了する。
【0070】その後,露光処理装置4のケーシング4a
のシャッタ127が開放され,ウェハ搬送機構66によ
って通過口125から露光処理装置4内にウェハWが搬
入される。
【0071】次いで,ウェハWは,露光処理装置4にお
いて所定のパターンが露光される。そして,露光が終了
したウェハWは,第2の経路61内のウェハ搬送機構1
11によって,露光処理装置4から通過口126を通っ
て第2の経路61内に搬出される。このとき,シャッタ
128が開放され,ウェハWが通過すると再び閉じられ
る。
【0072】そして,第2の経路61内に搬入されたウ
ェハWは,載置部110上まで移動され,載置部110
の昇降機構112に受け渡され,その後載置部110に
一旦載置される。
【0073】その後,ウェハWは,ウェハ搬送体55に
よって,載置部110からシャッタ119の開放された
通過口118を通過し,インタフェイス部5内を通っ
て,処理ステーション3内のエクステンション装置42
に搬送される。そして,ウェハWは,主搬送装置13に
よって,加熱・冷却処理装置43,44又は45に搬送
され,露光処理後の加熱,冷却処理が順次施される。
【0074】その後,ウェハWは,現像処理装置18又
は20に搬送され,現像処理される。そして,現像処理
されたウェハWは,ポストベーキング装置35又は36
に搬送されて加熱され,その後クーリング装置33又は
34に搬送され,所定温度に冷却される。そして,第3
の処理装置群のエクステンション装置32に搬送され,
そこからウェハ搬送体7によって,カセットステーショ
ン2のカセットCに戻される。以上の工程により,一連
のフォトリソグラフィー工程が終了する。
【0075】以上の実施の形態によれば,減圧除去処理
装置65により,ウェハW上に付着している水分等の不
純物を除去することができ,その後に行われる露光処理
が好適に行われる。
【0076】また,処理ステーション3の不純物の濃度
を測定し,その測定値に基づいて減圧除去装置65の設
定圧力と減圧時間を調節したため,前記不純物の濃度と
密接に関連したウェハW上の不純物の付着量に応じた必
要最小限の不純物の除去処理を行うことができる。
【0077】また,図7で示したように前記不純物の濃
度を所定の濃度範囲に区分し,その濃度範囲毎に設定圧
力と減圧時間を設定するようにしたため,ウェハW上に
付着する不純物の量に影響がない程度の前記濃度の変動
があった場合には,前記設定圧力等の変更が行われず,
無駄な調節工程を省略できる。
【0078】前記した実施の形態では,処理ステーショ
ン3内の不純物の濃度に基づいて減圧除去処理装置65
内の減圧室S内の設定圧力と設定時間を調節していた
が,設定圧力と減圧時間の代わりに,減圧の際の減圧速
度を調節するようにしてもよい。以下,この場合につい
て第2の実施の形態として説明する。
【0079】このような場合,前記実施の形態と同様な
構成を有する塗布現像処理システム1のコントローラ7
9に,予め図8に示すような処理ステーション3内の不
純物の濃度に対応したウェハWに付着した不純物を除去
するために必要な減圧速度を前記不純物の濃度範囲毎に
記憶させておく。そして,減圧除去装置65においてウ
ェハW上に付着した不純物を除去する際には,第1の実
施の形態と同様にして,処理ステーション3内の濃度測
定装置15の測定結果に基づいて定められた減圧速度で
減圧されるように第1の弁78を設定,調節する。
【0080】このように,処理ステーション3内の不純
物の濃度に応じて減圧速度を調節することにより,設定
圧力まで減圧されるまでの所要時間が調節される。例え
ば不純物の濃度が高くウェハW上に多くの不純物が付着
している場合には,減圧速度を小さくして,徐々に設定
圧力に近づけて不純物の排気を促す傾斜時間を持続さ
せ,逆に不純物の濃度が低くウェハW上の不純物が少な
い場合には,減圧速度を大きくして,早く設定圧力に到
達するようにする。こうすることにより,ウェハWに付
着している不純物の量に応じた時間で,ウェハW上の不
純物を除去することができるため,不純物を除去処理が
過剰に行われたり,除去処理が不十分であったりするこ
とが防止される。なお,この第2の実施の形態におい
て,第1の実施の形態で記載したように減圧室Sの設定
圧力と減圧時間も併せて調節するようにしてもよい。
【0081】以上の実施の形態では,濃度測定装置15
を処理ステーション3内に設け,処理ステーション3内
の不純物の濃度を測定するようにしたが,濃度測定装置
15を塗布現像処理システム1外のクリーンルーム内又
はインタフェイス部5内に設け,クリーンルーム内又は
インタフェイス部5内の不純物の濃度を測定するように
してもよい。このように,濃度測定装置15をクリーン
ルームに設けることは,処理ステーション3内よりもス
ペースが広く,装置を設置しやすいという利点があり,
インタフェイス部5内に設けることは,処理ステーショ
ン3よりも減圧除去装置65に近く,ウェハWの不純物
の付着量に最も密接に関連する不純物の濃度の測定値が
得られるという利点がある。
【0082】また,以上の実施の形態では,インタフェ
イス部5と露光処理装置4との間に受け渡し部6を設
け,その受け渡し部6内に減圧除去装置65を設けてい
たが,この減圧除去装置65をインタフェイス部5内に
設けるようにしてもよい。このような場合,例えば図9
に示すように,塗布現像処理システム140のインタフ
ェイス部141内の正面側でかつ,ウェハ搬送体55が
アクセス可能な位置に減圧除去装置142が設けられ
る。そして,露光処理装置143は,インタフェイス部
141に隣接して設けられ,そのケーシング143aに
は,単一の通過口145とその通過口145を開閉自在
とするシャッタ146が設けられる。
【0083】また,図10に示すようにインタフェイス
部141の上部には,気体供給装置150が設けられ,
インタフェイス部141の下部には,インタフェイス部
141内の雰囲気を排気する排気管151が設けられて
おり,インタフェイス部141内に清浄化された不活性
気体を供給し,不純物をパージすることで,インタフェ
イス部141内を清浄な雰囲気に維持できるようになっ
ている。
【0084】さらに,インタフェイス部141と処理ス
テーション3との間には,インタフェイス部141と処
理ステーション3内の雰囲気を遮断するための仕切板1
55が設けられる。そして,その仕切板155の第4の
処理装置群G4のエクステンション装置41及び42に
対向する位置には,通過口156とその通過口156を
開閉自在とするシャッタ157が設けられ,処理ステー
ション3内の雰囲気がインタフェイス部141内に流入
することが防止される。
【0085】以上のように構成された塗布現像処理シス
テム140において,上述した第1の実施の形態と同様
にして,濃度測定装置15で測定された不純物の濃度に
基づいて,減圧除去装置142の減圧室Sの設定圧力と
減圧時間を調節するようにしてもよい。
【0086】このように,減圧除去装置142をインタ
フェイス部141内に設けることにより,既存の塗布処
理システムと同じ大きさで,ウェハWから不純物を取り
除く装置を取り付けることができるので,上述した実施
の形態と比べてシステムの小型化が図られる。
【0087】さらに,以上の実施の形態における塗布現
像処理システム1又は140において,加熱・冷却装置
46,47で行うレジスト液中の溶剤を蒸発させる処理
を減圧除去装置65又は142で不純物の除去処理と同
時に行うようにしてもよい。この場合,例えば,図11
に示すように処理ステーション3の第4の処理装置群G
4に加熱・冷却装置46,47(PRE/COL)の代
わりに,露光後の加熱,冷却処理を行う加熱・冷却装置
160(PEB/COL),現像処理後の加熱処理を行
う加熱処理装置161を設け,第3の処理装置群G3に
露光後の加熱処理後のウェハWを冷却処理する冷却処理
装置162を加えるようにする。
【0088】そして,減圧除去装置65内でウェハW上
に付着した不純物が除去されるときに,減圧室Sの圧力
を水分とレジスト液の溶剤の両方が蒸発する所定の圧
力,例えば133Paまで減圧させてレジスト液中の溶
剤と不純物としての水分を同時に蒸発させるようにす
る。こうすることにより,減圧除去装置65内において
溶剤蒸発処理と,不純物除去処理の両者を同時に行うこ
とができる。したがって,従来加熱・冷却装置46,4
7で行っていた処理を減圧除去装置65で行うことがで
きる。そして,上述したように溶剤蒸発処理のための装
置の代わりに他の熱処理装置を増やすことができるた
め,処理ステーション3内の処理能力が向上する。な
お,他の熱処理装置を増やすことなく加熱・冷却装置4
6,47を省略した場合でも,熱処理装置の数を減少さ
せることができるので,処理ステーション3全体のコン
パクト化も図ることができる。
【0089】また,以上で説明した実施の形態は,半導
体ウェハデバイス製造プロセスのフォトリソグラフィー
工程におけるウェハWの塗布現像処理システムについて
であったが,本発明は半導体ウェハ以外の基板例えばL
CD基板の塗布現像処理システムにおいても応用でき
る。
【0090】
【発明の効果】請求項1〜17によれば,露光処理前
に,基板の塗布膜に付着した水分,水蒸気,酸素,オゾ
ン,有機物等の分子レベルの不純物や微粒子等の不純物
を除去することができるため,その不純物に影響される
ことなく好適に露光処理が行われ,歩留まりの向上が図
られる。また,不純物の除去処理と同時に塗布液中の溶
剤を蒸発させることができるので,スループットの向上
が図られる。
【0091】また,所定の位置で測定された不純物の濃
度に基づいて,減圧の際の所定の圧力と所定の時間又は
減圧の際の減圧速度を調節したため,基板に付着した水
分,酸素等の不純物をその不純物の付着量に応じた必要
最小限の好適な条件で行うことができる。したがって,
基板から処理に悪影響を与える不純物が好適に除去され
るため,歩留まりの向上が図られる。
【図面の簡単な説明】 【符号の説明】
【図1】本実施の形態にかかる塗布現像処理システムの
外観を示す平面図である。
【図2】図1の塗布現像処理システムの正面図である。
【図3】図1の塗布現像処理システムの背面図である。
【図4】図1の塗布現像処理システム1内の加熱・冷却
処理装置の概略を示す横断面図である。
【図5】受け渡し部内の減圧除去装置の構成を示す縦断
面の説明図である。
【図6】図1の塗布現像処理システムの受け渡し部内の
不活性気体の流れの状態を示す露光処理装置から観た縦
断面の説明図である。
【図7】減圧除去装置のコントローラに記憶される不純
物の各濃度範囲毎の設定圧力と減圧時間を示す表であ
る。
【図8】第2の実施の形態において,減圧除去装置のコ
ントローラに記憶される不純物の各濃度範囲毎の減圧速
度の設定値を示す表である。
【図9】インタフェイス部に減圧除去装置を設けた場合
の塗布現像処理システムの外観を示す平面図である。
【図10】図9の塗布現像処理システムのインタフェイ
ス部に供給される不活性気体の流れを示す縦断面の説明
図である。
【図11】減圧除去装置でレジスト液の溶剤の蒸発処理
を行う場合の塗布現像処理システム1内の加熱・冷却処
理装置の配置例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 塗布現像処理システム 4 露光処理装置 5 インタフェイス部 6 受け渡し部 15 濃度測定装置 60 第1の経路 61 第2の経路 65 減圧除去装置 76 吸引装置 78 第1の弁 79 コントローラ S 減圧室 K 負圧室 W ウェハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北野 高広 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 東京 エレクトロン九州株式会社熊本事業所内 Fターム(参考) 2H096 AA25 DA10 5F046 AA28 CD05 DA29

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗布現像処理システムの処理部において
    基板に塗布液を供給して基板に塗布膜を形成する工程
    と,露光処理装置において前記塗布膜が形成された基板
    に所定の光を照射して前記基板を露光する工程と,前記
    処理部において露光処理後に前記基板を現像する工程と
    を有する塗布現像処理方法であって,前記塗布膜形成工
    程と前記露光工程との間に,チャンバ内に基板を搬入す
    る工程と,その後気密に閉鎖された前記チャンバ内を所
    定の圧力に減圧して所定の時間前記チャンバ内の基板に
    付着した不純物を前記基板から除去する工程とを有し,
    前記所定の圧力と前記所定の時間は,前記処理部内で測
    定される不純物の濃度に基づいて調節されることを特徴
    とする,塗布現像処理方法。
  2. 【請求項2】 塗布現像処理システムの処理部において
    基板に塗布液を供給して基板に塗布膜を形成する工程
    と,露光処理装置において前記塗布膜が形成された基板
    に所定の光を照射して前記基板を露光する工程と,前記
    処理部において露光処理後に前記基板を現像する工程と
    を有する塗布現像処理方法であって,前記塗布膜形成工
    程と前記露光工程との間に,チャンバ内に基板を搬入す
    る工程と,その後気密に閉鎖された前記チャンバ内を所
    定の圧力に減圧して所定の時間前記チャンバ内の基板に
    付着した不純物を前記基板から除去する工程とを有し,
    前記所定の圧力と前記所定の時間は,前記塗布現像処理
    システムの置かれたクリーンルーム内で測定される不純
    物の濃度に基づいて調節されることを特徴とする,塗布
    現像処理方法。
  3. 【請求項3】 不純物の濃度を所定の濃度範囲に区分
    し,各所定の濃度範囲に対応した前記所定の圧力と前記
    所定の時間を記憶する工程とをさらに有し,前記所定の
    圧力と所定の時間の調節工程は,測定される前記不純物
    の濃度に基づいて,その濃度の属する前記所定の濃度範
    囲に対応する前記記憶された所定の圧力と所定の時間に
    調節することを特徴とする,請求項1又は2のいずれか
    に記載の塗布現像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記チャンバ内を所定の圧力に減圧する
    際の所定の減圧速度をも,前記不純物の濃度に基づいて
    調節されることを特徴とする,請求項1,2又は3のい
    ずれかに記載の塗布現像処理方法。
  5. 【請求項5】 塗布現像処理システムの処理部において
    基板に塗布液を供給して基板に塗布膜を形成する工程
    と,露光処理装置において前記塗布膜が形成された基板
    に所定の光を照射して前記基板を露光する工程と,前記
    処理部において露光処理後に前記基板を現像する工程と
    を有する塗布現像処理方法であって,前記塗布膜形成工
    程と前記露光工程との間に,チャンバ内に基板を搬入す
    る工程と,その後気密に閉鎖された前記チャンバ内を所
    定の圧力に減圧して所定の時間前記チャンバ内の基板に
    付着した不純物を前記基板から除去する工程とを有し,
    前記減圧時の減圧速度は,前記処理部内で測定される不
    純物の濃度に基づいて調節されることを特徴とする,塗
    布現像処理方法。
  6. 【請求項6】 塗布現像処理システムの処理部において
    基板に塗布液を供給して基板に塗布膜を形成する工程
    と,露光処理装置において前記塗布膜が形成された基板
    に所定の光を照射して前記基板を露光する工程と,前記
    処理部において露光処理後に前記基板を現像する工程と
    を有する塗布現像処理方法であって,前記塗布膜形成工
    程と前記露光工程との間に,チャンバ内に基板を搬入す
    る工程と,その後気密に閉鎖された前記チャンバ内を所
    定の圧力に減圧して所定の時間前記チャンバ内の基板に
    付着した不純物を前記基板から除去する工程とを有し,
    前記減圧時の減圧速度は,前記塗布現像処理システムの
    置かれたクリーンルーム内で測定される不純物の濃度に
    基づいて調節されることを特徴とする,塗布現像処理方
    法。
  7. 【請求項7】 不純物の濃度を所定の濃度範囲に区分
    し,各所定の濃度範囲に対応した前記所定の減圧速度を
    記憶する工程とをさらに有し,前記所定の減圧速度の調
    節工程は,測定される前記不純物の濃度に基づいて,そ
    の濃度の属する前記所定の濃度範囲に対応する前記記憶
    された所定の減圧速度に調節することを特徴とする,請
    求項4,5又は6のいずれかに記載の塗布現像処理方
    法。
  8. 【請求項8】 少なくとも基板に塗布膜を形成する塗布
    処理装置と,前記基板の現像を行う現像処理装置と,前
    記基板の熱処理を行う熱処理装置とを有する処理部と,
    少なくとも前記処理部と前記基板の露光処理を行う露光
    処理装置との間の経路で基板の搬送を行うためのインタ
    フェイス部とを有する塗布現像処理システムであって,
    少なくとも前記処理部又はインタフェイス部内の不純物
    の濃度を測定する濃度測定装置と,気密に閉鎖自在なチ
    ャンバを有し,前記基板が前記露光処理される前に,前
    記チャンバ内を所定の圧力に減圧して所定の時間前記チ
    ャンバ内の前記基板の塗布膜に付着した不純物を除去す
    る減圧除去装置と,前記濃度測定装置の測定値に基づい
    て前記減圧除去装置の少なくとも前記所定の圧力又は前
    記所定の時間を制御する減圧制御装置とを有することを
    特徴とする,塗布現像処理システム。
  9. 【請求項9】 少なくとも基板に塗布膜を形成する塗布
    処理装置と,前記基板の現像を行う現像処理装置と,前
    記基板の熱処理を行う熱処理装置とを有する処理部と,
    少なくとも前記処理部と前記基板の露光処理を行う露光
    処理装置との間の経路で基板の搬送を行うためのインタ
    フェイス部とがケーシング内に備えられた塗布現像処理
    システムであって,前記ケーシング外であって前記塗布
    現像処理システムの置かれたクリーンルーム内の不純物
    の濃度を測定する濃度測定装置と,気密に閉鎖自在なチ
    ャンバを有し,前記基板が前記露光処理される前に,前
    記チャンバ内を所定の圧力に減圧して所定の時間前記チ
    ャンバ内の前記基板の塗布膜に付着した不純物を除去す
    る減圧除去装置と,前記濃度測定装置の測定値に基づい
    て前記減圧除去装置の少なくとも前記所定の圧力又は前
    記所定の時間を制御する減圧制御装置とを有することを
    特徴とする,塗布現像処理システム。
  10. 【請求項10】 不純物の濃度を所定の濃度範囲に区分
    し,各所定の濃度範囲に対応した前記所定の圧力と前記
    所定の時間を記憶し,前記測定値に基づいて,その測定
    値の属する前記所定の濃度範囲に対応する前記記憶され
    た所定の圧力と前記所定の時間になるように前記減圧制
    御装置を制御する制御手段を有することを特徴とする,
    請求項8又は9のいずれかに記載の塗布現像処理システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記減圧制御装置は,前記濃度測定装
    置の測定値に基づいて,前記チャンバ内を前記所定の圧
    力に減圧する際の減圧速度も制御することを特徴とす
    る,請求項8,9又は10のいずれかに記載の塗布現像
    処理システム。
  12. 【請求項12】 少なくとも基板に塗布膜を形成する塗
    布処理装置と,前記基板の現像を行う現像処理装置と,
    前記基板の熱処理を行う熱処理装置とを有する処理部
    と,少なくとも前記処理部と前記基板の露光処理を行う
    露光処理装置との間の経路で基板の搬送を行うためのイ
    ンタフェイス部とを有する塗布現像処理システムであっ
    て,少なくとも前記処理部又は前記インタフェイス部内
    の不純物の濃度を測定する濃度測定装置と,気密に閉鎖
    自在なチャンバを有し,前記基板が前記露光処理される
    前に,前記チャンバ内を所定の圧力に減圧して所定の時
    間前記チャンバ内の前記基板の塗布膜に付着した不純物
    を除去する減圧除去装置と,前記濃度測定装置の測定値
    に基づいて前記減圧除去装置の前記減圧の減圧速度を制
    御する減圧制御装置とを有することを特徴とする,塗布
    現像処理システム。
  13. 【請求項13】 少なくとも基板に塗布膜を形成する塗
    布処理装置と,前記基板の現像を行う現像処理装置と,
    前記基板の熱処理を行う熱処理装置とを有する処理部
    と,少なくとも前記処理部と前記基板の露光処理を行う
    露光処理装置との間の経路で基板の搬送を行うためのイ
    ンタフェイス部とがケーシング内に備えられた塗布現像
    処理システムであって,前記ケーシング外であって前記
    塗布現像処理システムの置かれたクリーンルーム内の不
    純物の濃度を測定する濃度測定装置と,気密に閉鎖自在
    なチャンバを有し,前記基板が前記露光処理される前
    に,前記チャンバ内を所定の圧力に減圧して所定の時間
    前記チャンバ内の前記基板の塗布膜に付着した不純物を
    除去する減圧除去装置と,前記濃度測定装置の測定値に
    基づいて前記減圧除去装置の前記減圧の減圧速度を制御
    する減圧制御装置とを有することを特徴とする,塗布現
    像処理システム。
  14. 【請求項14】 不純物の濃度を所定の濃度範囲に区分
    し,各所定の濃度範囲に対応した前記減圧速度を記憶
    し,前記測定値に基づいて,その測定値の属する前記所
    定の濃度範囲に対応する前記記憶された減圧速度になる
    ように前記減圧制御装置を制御する制御手段を有するこ
    とを特徴とする,請求項11,12又は13のいずれか
    に記載の塗布現像処理システム。
  15. 【請求項15】 前記インタフェイス部と前記露光処理
    装置とは,受け渡し部を介して接続されており,前記減
    圧除去装置は,前記受け渡し部に設けられていることを
    特徴とする,請求項8,9,10,11,12,13又
    は14のいずれかに記載の塗布現像処理システム。
  16. 【請求項16】 前記受け渡し部は,前記インタフェイ
    ス部から前記露光処理装置に基板が搬送されるときに通
    過する第1の経路と,前記露光処理装置から前記インタ
    フェイス部に基板が搬送される際に通過する第2の経路
    とを有し,前記減圧除去装置は,前記第1の経路に設け
    られていることを特徴とする,請求項15に記載の塗布
    現像処理システム。
  17. 【請求項17】 前記減圧除去装置は,前記インタフェ
    イス部に設けられていることを特徴とする,請求項8,
    9,10,11,12,13又は14のいずれかに記載
    の塗布現像処理システム。
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