JPH0950951A - リソグラフィ方法およびリソグラフィ装置 - Google Patents

リソグラフィ方法およびリソグラフィ装置

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JPH0950951A
JPH0950951A JP7200076A JP20007695A JPH0950951A JP H0950951 A JPH0950951 A JP H0950951A JP 7200076 A JP7200076 A JP 7200076A JP 20007695 A JP20007695 A JP 20007695A JP H0950951 A JPH0950951 A JP H0950951A
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JP
Japan
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exposure
substrate
pattern
wafer
peripheral
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JP7200076A
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English (en)
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Masaji Tanaka
正司 田中
Masao Nakajima
正夫 中島
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems
    • G03F7/70066Size and form of the illuminated area in the mask plane, e.g. reticle masking blades or blinds
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
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    • G03F7/20Exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/2022Multi-step exposure, e.g. hybrid; backside exposure; blanket exposure, e.g. for image reversal; edge exposure, e.g. for edge bead removal; corrective exposure

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 感光基板の周縁部を指定された露光幅で周縁
露光する周縁露光装置と、その感光基板の周縁エッジか
らの寸法が判るようなスケールパターンを感光基板上に
露光するパターン露光装置との両方によって露光された
感光基板を現像し、現像によって基板上に出現したスケ
ールパターンのレジスト像を読み取ることによって周縁
露光装置の露光幅の精度(オフセット量)を検定する。 【効果】 極めて簡単な操作により周縁露光装置による
感光基板上の露光幅を容易に確認することができ、ノギ
スや物差し等の道具を使わなくても露光幅(除去幅)を
正確に知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子、液晶表
示素子等の製造工程におけるリソグラフィ方法、及びリ
ソグラフィ装置に関するものであり、特に半導体ウェハ
やガラスプレート等の表面に感応層を形成した感応基板
の周縁部を所定の幅で一様に露光する周縁露光処理工程
を含むリソグラフィ方法と、その方法に使用される装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のリソグラフィ工程で使われる感
光基板の周縁露光装置として、従来より種々の方式のも
のが提案され、製品化されてきた。このような周縁露光
装置は、感光基板(円形のウェハ、矩形のプレート)の
周縁部に塗布されたフォトレジスト層を現像時に一様に
除去する目的で使われる。このように感光基板の周縁部
のレジスト層を除去するのは、現像後の感光基板を基板
キャリア内に収納したとき、またはその基板を化学的に
処理するプロセス装置に搬送しているときに、基板周縁
端(エッジ)が様々な部材と接触してレジスト層の一部
が剥がれ、そのレジスト粉が異物として基板の表面や裏
面に付着するのを防止するためである。
【0003】そのような周縁露光装置を、マスクの回路
パターンをウェハ上に投影露光するパターン露光装置の
ウェハプリアライメント部に設けた方式が、(1)特開
昭58−139144号公報に開示されている。この公
報に示された装置では、ウェハのオリエンテーション・
フラット(オリフラ)を一定の方向に配向するためにウ
ェハプリアライメント部に設けられたウェハ回転テーブ
ルとウェハの周縁部に向けて露光光を照射する光ファイ
バーとを使って、ウェハの周縁露光を行っている。
【0004】また、ウェハの周縁露光時の露光幅を全周
縁で一定に制御するためのトラッキング機構を設けた周
縁露光装置が、(2)特開平1−132124号公報、
(3)特開平2−1114号公報、(4)特開平2−5
6924号公報、(5)特開平4−72614号公報に
開示されている。これらの公報のうち公報(2)、
(3)に示された装置では、ウェハを回転させつつウェ
ハ周縁端の径方向の位置を周縁検出用の光源と光電セン
サーとで検出し、その検出結果に基づいて露光幅が一定
になるように周縁露光用の光ファイバーの射出端の位置
をウェハの径方向にサーボ制御している。
【0005】また、上記の公報(4)に示された装置で
は、ウェハ周縁端の径方向の位置を検出するための光源
を周縁露光用の光ファイバーで兼用させ、周縁露光のた
めの露光光でウェハを露光しつつ、その露光光のうちウ
ェハ周縁端で遮光されなかった光を光電検出することで
ウェハ周縁端の位置を検出し、その検出結果に基づいて
光ファイバーの射出端の位置をウェハの径方向にサーボ
制御している。
【0006】さらに上記の公報(5)に示された装置で
は、ウェハの回転中に周縁露光用の光ファイバーから非
露光波長の光束をウェハ周縁端に照射し、その非露光光
のうちウェハ周縁端で遮光されなかった光の光電検出信
号に応答して光ファイバーの射出端の位置をサーボ制御
するダミートラッキング機構が設けられている。そし
て、光ファイバーから露光光を射出して本露光を行うと
きは、ダミートラッキング時に記憶した光ファイバーの
射出端の位置情報が再現されるように光ファイバーの射
出端をサーボ制御している。
【0007】以上のように、ウェハを回転させながら光
ファイバーからの露光光で周縁部を照射する周縁露光方
法の他に、ウェハの外形寸法よりも若干小さい円形の遮
光マスクをウェハの上に重ね、その遮光マスクの上から
露光光を一様に照射してウェハ周縁部を所定の幅で露光
する方法も(6)USP4,518,678として知ら
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上の各種の周縁露光
方式のうち、露光幅を比較的精度よく制御でき、かつ操
作性がよいのはトラッキング方式である。一般にトラッ
キング方式では、光ファイバーの射出端をウェハ周縁部
の表面から数mm以下に接近させ、光ファイバーからの光
(露光光、非露光光)のうち感光基板のエッジで遮光さ
れなかった光を受光する光電センサーも感光基板の裏面
に接近させて配置される。
【0009】これによって光電センサーからの光電信号
のレベルは、光ファイバーからの光によって照射される
基板周縁部の露光幅に対応したものになるが、一般的に
光ファイバーの射出端の開口数(NA)は大きいために
射出端からの光の発散角も大きくなり、感光基板と光フ
ァイバー射出端との間隔変化で露光幅に誤差が生じるこ
とになる。
【0010】また、光ファイバーからの露光光の強度分
布は感光基板上で必ずしも均一ではなく、特にレジスト
層上で周縁露光された部分と未露光部分との境界部、す
なわち現像時に残膜する基板周縁部のレジスト層のエッ
ジ部を規定する露光光の周辺部の強度分布には傾きがあ
る。このため、そのような強度分布が改善されない限
り、多かれ少なかれ感光基板と光ファイバー射出端との
間隔変化による露光幅(除去幅)の誤差が発生し得る。
【0011】さらに感光基板と光ファイバー射出端との
間隔変化によって、光電センサーからの光電信号のレベ
ルも変化するので、オペレータによって指定される露光
幅に対して定常的なトラッキング誤差(オフセット)も
発生することになる。そこで、これらの誤差による露光
幅(除去幅)の精度劣化を確認するために、テスト露光
と現像とを行って実際の露光幅(除去幅)を目視観察す
ることが必要となる。
【0012】ところが、周縁露光されて除去されたレジ
スト層の幅を正確に測るとなると、現像された感光基板
にノギスや物差しを当てなければならず、オペレータの
作業性が悪いといった問題があり、その計測にもオペレ
ータによる個人差が多く、必ずしも安定していないとい
った問題もある。さらに、周縁露光装置のトラッキング
精度等が十分に高く、露光幅の制御が例えば0.2〜
0.5mm程度の分解能で可能であったとしても、その程
度の誤差をノギスや物差しを当てて計測する作業が極め
て面倒であることは云うまでもない。
【0013】そこで本発明は、周縁露光時の露光幅の精
度を簡単に確認できるようにしたリソグラフィ方法を提
供することを目的とする。さらに本発明は、周縁露光さ
れた基板上のレジスト層の除去幅を目視でも容易に検定
できる新規なリソグラフィ方法を提供することを目的と
する。さらに本発明は、周縁露光装置による周縁露光幅
の精度確認が正確に行えるとともに、その確認した精度
から周縁露光装置の制御上のオフセットを正確に補正す
るリソグラフィ方法を提供することを目的とする。
【0014】さらに本発明は、パターン露光用の露光装
置と周縁露光用の周縁露光装置との間で感光基板を相互
に搬送する搬送機構を設け、パターン露光装置では感光
基板の周縁部にスケールパターンを露光し、周縁露光装
置ではそのスケールパターン露光像が一部残存するよう
に感光基板の周縁部を一様の幅で露光するように自動処
理するリソグラフィ装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の方法は、
半導体ウェハやガラスプレート等の基板上に塗布された
レジスト層に回路パターンの像を露光するアライナー、
ステッパー等の第1露光装置と、その基板の周縁領域の
レジスト層を指定された目標幅で一様に周縁露光する第
2露光装置とを使うことを前提とし、それらの露光装置
によって露光処理された基板を現像して基板上に回路パ
ターンのレジスト像(食刻像)を出現させるとともに、
基板の周縁領域のレジスト層を目標幅に応じて一様に除
去するリソグラフィ方法に適用される。
【0016】そして本発明の方法では、レジスト層が形
成された感光基板(W)を第1露光装置(EXB)に装
着し、感光基板上で実寸を表すようなスケールパターン
の像(PTCX、PTCY、PTS1〜PTS4)を感光基板の
周縁端からの寸法が表わされるように感光基板の周縁領
域のレジスト層に露光する第1露光段階(ステップ51
8)と、感光基板を例えば第1露光装置のプリアライメ
ント部128に設けられた第2露光装置(周縁露光装
置)に装着し、感光基板の周縁領域のレジスト層に露光
されるべきスケールパターンの像の少なくとも一部が残
存するような目標幅で感光基板を周縁露光する第2露光
段階(ステップ510)との両方が順不同に実施され
る。
【0017】さらに本発明の方法では、その第1露光段
階と第2露光段階とを経て現像された感光基板の周縁領
域から除去されたレジスト層の除去幅をスケールパター
ンのレジスト像から読み取り、除去幅と指定された目標
幅との誤差(ΔD1 、ΔD2)を検定する段階と、その
検定された誤差に応じて除去幅が修正されるように第2
露光装置(周縁露光装置)を補正する段階とを実施する
ようにした。
【0018】また本発明の装置は、所定のパターンが形
成されたマスク(デバイスレチクルR)に対して感光基
板を2次元移動させる基板移動部(ステージWST)を
有し、そのパターンの影像を感光基板上の所定領域に露
光するためのパターン露光装置(EXB)と、感光基板
の周縁部を指定された目標幅で一様に露光するための周
縁露光装置と、パターン露光装置または周縁露光装置に
感光基板を投入するための搬送装置(搬送系122、ロ
ード・アンロード機構130)とを備えたリソグラフィ
装置に適用される。
【0019】そして本発明の装置では、感光基板上で実
寸を表すようなスケールパターン(PTCX、PTCY、P
TS1〜PTS4)が形成されたマスク(テストレチクルT
R,TR’)をパターン露光装置に装着し、感光基板の
周縁部にそのスケールパターンの影像が周縁露光時の目
標幅の方向に沿って露光されるように、パターン露光装
置を制御する第1の制御手段(ミニコン202、ユニッ
トCPU53等)と、感光基板の周縁部に露光されるべ
きスケールパターンの影像の少なくとも一部が残存する
ような目標幅で感光基板が周縁露光されるように、周縁
露光装置を制御する第2の制御手段(ミニコン202、
ユニットCPU30等)とを設ける。
【0020】さらに本発明の装置では、1枚の感光基板
が第1の制御手段の制御下でのスケールパターンの露光
処理と第2の制御手段の制御下での周縁露光処理とを受
けるように、搬送装置の搬送シーケンスを制御する第3
の制御手段(ミニコン202、制御ボード210等)を
設けるようにした。以上のように構成される本発明によ
れば、周縁露光によって除去されるレジスト層の幅を直
読できるようなスケールパターンを感光基板の周縁部に
露光しておくので、現像後の感光基板上に残存したレジ
スト層に形成されるスケールパターンの目盛りを直読す
るだけで正確な露光幅(除去幅)を極めて簡単に知るこ
とができる。このため周縁露光装置の露光幅の制御精度
を容易に確認して正確にキャリブレーションすることが
可能となる。
【0021】またそのスケールパターンをレチクル(マ
スク)に形成しておき、それを可変照明視野絞り(可変
ブラインド)付きの照明系を備えた露光装置に装着して
感光基板を露光するようにすれば、同様のスケールパタ
ーンを可変ブラインドの開口エッジの設定精度の確認用
のテスト露光に兼用することも可能となる。さらに本発
明で使用されるパターン露光装置は、水銀ランプやレー
ザ光源等からの紫外線(波長180〜440nm程度)
を露光光とするステップアンドリピート方式、ステップ
アンドスキャン方式、等倍投影方式、あるいはプロキシ
ミティ方式の各種光学式露光装置が一般的であるが、そ
の他に露光エネルギーをX線や電子線、荷電粒子線にし
た露光装置であってもよい。
【0022】特にパターン描画データに基づいてビーム
スポットや可変形状ビームを偏向する方式の露光装置で
は、周縁露光時の露光幅を確認するためのスケールパタ
ーンの描画データを予め用意しておき、感応基板上の周
縁部に位置合わせして描画ビームを偏向させれば、スケ
ールパターンが映像として転写される。さらにそれらの
スケールパターンには、感光基板上で実寸を表すような
目盛りの読み値を表記した数文字を形成しておき、現像
後のスケール読み取りを容易にすることができる。その
読み取りは、パターン露光装置に設けられている各種ア
ライメント系の観察機能を利用して行えるが、全く別の
顕微鏡等で行ってもよい。また本発明の方法で使用され
る周縁露光装置とパターン露光装置は、一体に構成され
たもの、夫々が独立に構成されたもののいずれであって
もよい。
【0023】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を図面を参照
して詳細に説明する。図1は本発明が適用されるフォト
リソグラフィ装置の全体的な構成を示し、このリソグラ
フィ装置は、原画パターンを半導体ウェハ等の感光基板
上に縮小投影する露光装置本体部EXBと、その本体部
EXBの各種電気的な制御系を集約した制御ラック部C
RBとで構成される。
【0024】図1のように、コラム構造体100上に構
築された本体部EXBは防振機構102を介して床面に
設置される。コラム構造体100の上方には、回路パタ
ーン等の原版となるレチクルRを均一な露光光で照明す
るための照明系104が設けられる。照明系104に
は、多数の光学素子(レンズやミラー)以外に、水銀ラ
ンプ等の光源やシャッター等を収納するランプハウス部
106と、レチクルRに対する露光光の照明条件を切り
換えるための切り換え部108とが含まれる。
【0025】そして露光光で照明されたレチクルRのパ
ターン像は、コラム構造体100の中央部に配置された
両側テレセントリックの投影レンズPLを介してウェハ
ステージWST上のウェハWに投影される。そのレチク
ルRは、本体部EXBの前面側に設けられたレチクルラ
イブラリー110からレチクル搬送系114によって投
影レンズPLの上方のレチクルステージ(不図示)へ搬
送される。
【0026】レチクルライブラリー110には、個々に
レチクルを収納した複数個のレチクルケースが着脱可能
に装填される。そしてレチクル搬送系114は、指定さ
れた1枚のレチクルRを対応したレチクルケースから取
り出し、所定の搬送路を経由してレチクルステージ上に
搬送する。そしてレチクルライブラリー110とレチク
ルステージとの間の搬送路の一部には、露光に使うべき
レチクルの高速交換のために、複数枚(例えば2〜6
枚)のレチクルを裸のまま一時的に保管するレチクルキ
ャッシュ部118が設けられる。またレチクルライブラ
リー110の下方には、ペリクルを装着したレチクルの
ペリクル面に付着した異物の存在等を検査するためのペ
リクル検査部112が設けられ、レチクルライブラリー
110の奥には、レチクルRのパターン面やガラス面に
付着した異物の存在等を検査するためのレチクル検査部
116も設けられている。
【0027】一方、ウェハステージWST上に載置すべ
きウェハWは、清浄な定温気体で満たされたポッド12
4、126内に収納されたウェハキャリアからウェハ搬
送系122(搬送路は外気からほぼ遮断され清浄な気体
で満たされている)によって取り出され、プリアライメ
ント部128を介して搬送される。プリアライメント部
128は、ポッド124又は126から送られてきたウ
ェハWのフラット(OF)やノッチを所定の角度方向に
合せるとともに、並進方向(X、Y方向)の位置ずれを
計測する事前整合機能を有している。
【0028】またプリアライメント部128はウェハの
フラットやノッチを所定の角度方向に合せるために36
0゜以上回転するターンテーブルを備えている。さらに
プリアライメント部128には、そのターンテーブルと
協同してウェハWの周縁部を一定幅(例えば1〜5mm程
度)で一様に露光し、ウェハ現像後に周縁部のみのレジ
スト層を除去するための周縁露光装置が設けられてい
る。この周縁露光装置は、詳細には図2に示すように構
成されるが、それについては後で説明する。
【0029】さてプリアライメント部128で事前整合
され、シーケンスによっては周縁露光されたウェハW
は、ロード・アンロード機構130によってウェハステ
ージWST上に搬送される。そしてウェハステージWS
T上でパターン露光されたウェハWは、ロード・アンロ
ード機構130によってプリアライメント部128の上
方空間を通ってウェハ搬送系122側のアームに受け渡
され、さらにポッド124又は126内のウェハキャリ
アに戻される。
【0030】尚、レチクルRを使ったパターン露光処理
が終わった後で周縁露光処理を行う場合、ウェハステー
ジWSTから取り出されたウェハWはプリアライメント
部128で事前整合され、周縁露光時に使われるターン
テーブルの回転中心に対してウェハWの幾何学的な中心
を所定の位置誤差内(例えば±数mm)に位置合わせす
る。この位置合わせは、周縁露光処理をパターン露光処
理の前に実施する場合にも同様に行われる。
【0031】ところで、レチクルRのパターンをウェハ
W上に精密に位置合わせして転写するために、この種の
ウェハステージWSTにはレーザ干渉計120が設けら
れ、ウェハステージWST(間接的にはウェハW)の2
次元的な座標位置が逐次計測される。そしてウェハステ
ージWSTには、レーザ干渉計120の計測値に基づい
てステージWSTをXY方向に移動する複数の駆動モー
タが設けられ、これらの駆動モータはCPUを含むステ
ージ制御ユニットにより各シーケンスに応じた最適な条
件で制御される。
【0032】また、ウェハW上の露光すべき領域を精密
に投影レンズPLの投影視野内の所定位置に配置するた
めの各種アライメント系RAS、TRAS、TLASが
設けられている。アライメント系RASは、レチクルス
テージ上のレチクルRの周辺に形成されたレチクルアラ
イメント用のマークを光電検出することによって、レチ
クルRの矩形状のパターン領域の中心点を投影レンズP
Lの光軸とほぼ一致するようにアライメントする。
【0033】アライメント系TRASは、レチクルRの
パターン領域の外周に形成されたダイ・バイ・ダイ(D
/D)アライメント用のマークと、ウェハW上の対応し
たショット領域に形成されたD/Dアライメント用のマ
ークとを投影レンズPLを介して同時に光電検出し、レ
チクルRのパターン領域とウェハW上の対応したショッ
ト領域とを直接的に精密に重ね合せるために使われる。
【0034】アライメント系TLASは、レチクルRの
下側から投影レンズPLの投影視野内の周辺部を介して
ウェハW上のTTLアライメント用のマークを光電検出
し、レーザ干渉計120と協同してTTLマークのウェ
ハ座標系内での座標位置を検出する。それによって投影
レンズPLの投影視野またはレチクルRのパターン領域
の投影像に対してウェハW上のショット領域がアライメ
ントされる。
【0035】また図1では示されていないが、ウェハW
上のTTR用マークまたはTTL用マークを投影レンズ
PLの近傍に配置された対物レンズを介して光学的に拡
大し、その拡大像をテレビカメラ(CCD)で撮像して
目視観察する機能と、CCDからの画像信号をデジタル
処理することによってマーク位置を検出する機能とを備
えたオフ・アクシス方式のアライメント系OFASも設
けられている。
【0036】さらにそれらのアライメント系RAS、T
RAS、TLAS、OFASは、いずれもウェハステー
ジWST上に固定されたフィデューシャル板上の対応し
た基準マークを検出することができる。この基準マーク
は、各アライメント系の自動キャリブレーション、各ア
ライメント系の検出中心とレチクルRのパターン領域中
心の投影点との間のベースライン量の確認のために使わ
れる。
【0037】以上の装置本体部EXB内の各種機能ユニ
ット(レチクル搬送ユニット114、ウェハ搬送ユニッ
ト122、プリアライメント部128、各アライメント
系等)を制御する電気制御系は、制御ラック部CRBの
下部に複数のユニット制御ボード(CPU、半導体メモ
リ、各種のアナログ処理回路とロジック回路等を含む)
210として収納される。その複数のユニット制御ボー
ド210は、ハード磁気ディスクを外部記憶デバイスと
して有するミニコンピュータ202によって統括的に制
御される。
【0038】制御ラック部CRBの最上段の電源部20
0は、主に各ユニット制御ボード210へ直流定電圧を
供給する。さらにミニコンピュータ202は、オペレー
タとのマン・マシーン・インターフェースのためのカラ
ーCRTまたはカラー液晶のディスプレイ204と、キ
ーボード部、各種切り換えスイッチ、調整つまみ、ジョ
イスティク等を一体化したオペレーション・パネル・デ
ィスク(OPD)206とを制御する。
【0039】そのOPD206には、レーザ干渉計12
0で計測されるウェハステージWSTの座標位置、環境
大気圧、環境温度、投影レンズ温度、及び各部の空調温
度をリアルタイムに赤色でデジタル表示する数値表示部
208も設けられている。さらにOPD206は、オペ
レータが立った状態で操作し易いような高さで制御ラッ
ク部CRBの正面から突出して配置され、必要のないと
きはラック部CRB内にスライド収納可能に設けられて
いる。
【0040】またディスプレイ204は、装置本体部E
XBの各種制御ユニットを操作するためのプログラムで
使用される多数のコマンドやパラメータの内容、各種計
測データや条件、装置状態、エラーやトラブルの発生状
況とその回復指示等を表示する。さらにディスプレイ2
04は、各種アライメント系に内蔵されたテレビカメラ
で撮像されるウェハ表面の一部(例えば0.1〜2mm
角)の画像を表示する機能も備えている。
【0041】以上の制御ラック部CRBと装置本体部E
XBとは、電源供給、電気系の各種信号のやり取り、真
空や圧搾空気の供給、及び冷却媒体の供給等のためのケ
ーブル類140によって接続されている。図2はウェハ
プリアライメント部128に設けられる周縁露光装置の
ユニット構成を示すブロック図である。ウェハWがプリ
アライメント部128に搬送されてくると、ウェハWは
ターンテーブル10上に中心を合せて吸着される。ター
ンテーブル10はモータ11によって回転され、その回
転速度はタコジェネレータ12によって検出される。サ
ーボ回路13は、アンプ14を介してタコジェネレータ
12から出力される速度信号と、D/A変換器16から
供給される目標値信号との偏差をほぼ零にするようにモ
ータ11を駆動する。これによりウェハWはD/A変換
器16からの目標値信号に対応した角速度で回転され
る。
【0042】一方、ウェハWの周縁部を露光する機構
は、露光光をウェハ感光面側の周縁部に導く光ファイバ
ー21の射出端と、その射出端からの露光光のうちウェ
ハエッジで遮光されずにウェハ裏面側に進む光を受光す
る光電素子22とを一体的に保持するスライダー20
と、このスライダー20をウェハWの径方向に直線移動
させるためのモータ23とで構成される。
【0043】そのスライダー20の位置は、光電素子2
2の光電信号を増幅するアンプ24、目標値信号を出力
するD/A変換器25、及びその目標値信号とアンプ2
4からの出力信号との偏差をほぼ零にするようにモータ
23を駆動するサーボ回路26によって制御される。ユ
ニットCPU30は、D/A変換器16にターンテーブ
ル10の回転速度を指示するデジタル値を出力するとと
もに、D/A変換器25にウェハ周縁の露光幅(ウェハ
エッジからの径方向の寸法)を指示するようなデジタル
値を出力する。これらのデジタル値を適当に設定するこ
とによって、ウェハWの全周縁部が1〜6mm程度の範囲
内の一定の露光幅でトラッキング露光される。またユニ
ットCPU30は、ここでは図1の制御ラック部CRB
のユニット制御ボード210に設けられ、周縁露光に関
する具体的なシーケンスを統括的に制御する。
【0044】そして少なくとも周縁露光幅と露光量に関
する情報は、図1に示したOPD206のキーボード部
からオペレータによってミニコンピュータ202へ入力
され、その後適当なタイミングでバスSbsを介してユ
ニットCPU30に設定される。このうち露光幅につい
ては、例えば3.5mm、5.5mmのように0.5mm単位
で指定されるものとする。その最小単位は、周縁露光装
置のスライダー20のトラッキング性能に応じて決まる
ものであり、装置調整が適正になされていれば、オペレ
ータの指定した露光幅と実際に露光、除去されるレジス
ト層の幅との誤差はその最小単位程度に抑えられるが、
装置調整が適正でないと当然のことながらその誤差は増
大することになる。
【0045】ところで、図1に示した露光装置本体部E
XBの照明系104の一部は、具体的には図3のように
構成される。光源からの露光光はシャッター40を介し
てレンズ系41に入射し、ここでコリメートされてオプ
チカル・インテグレータ(フライアイレンズ)42に入
射する。このインテグレータ42の射出側には複数の2
次光源像が面となって形成され、そこには露光光の照明
条件の切り換え部108の主要部を成す空間フィルター
43が交換可能に配置される。この空間フィルター43
は、2次光源像の実効的な面形状を円形、輪帯、あるい
は2個又は4個の分離した扇形に整形するための遮光板
で構成される。
【0046】さて、空間フィルター43で整形された2
次光源像からの露光光は、集光レンズ44によって可変
照明視野絞りとしての可変ブラインド45上で均一な照
度分布にされる。この可変ブラインド45はレチクルR
上での照明領域を規定するための矩形開口を有し、その
矩形開口を透過した露光光がレンズ系46、ミラー4
7、及びコンデンサーレンズ48を介してレチクルR上
の矩形状のパターン領域Prを均一に照明する。すなわ
ちレンズ系46とコンデンサーレンズ48との合成系に
よって、可変ブラインド45の矩形開口像がレチクルR
のパターン領域Prの外形に合うように2〜3倍に拡大
して結像される。
【0047】以上の構成において、シャッター40の開
閉はシャッター駆動部50によって制御され、切り換え
部108の空間フィルター43の切り換えは駆動部51
によって制御され、そして可変ブラインド45の矩形開
口を規定する4辺の直線エッジの夫々の位置XL、X
R、YU、YDは駆動部52によって設定される。そし
てこれらの駆動部50、51、52の動作とタイミング
は、制御ラック部CRBのユニット制御ボード210内
に設けられたユニットCPU53によって統括的に制御
され、このユニットCPU53はバスSbsを介して図
1に示したミニコンピュータ202と接続される。
【0048】ここで可変ブラインド45の4辺のエッジ
位置XL、XR、YU、YDの値は、OPD206のキ
ーボード部からオペレータによってミニコンピュータ2
02に入力される。その値は、ここではレチクルRの中
心、すなわち投影レンズPL(又は照明光学系)の光軸
AXからの距離として設定され、その最小設定単位は一
例としてレチクル上で0.1mmである。
【0049】図4は、可変ブラインド45の矩形開口A
PFを規定する4辺のエッジの各影像の位置関係をレチ
クル上で表したものであり、ウェハステージWSTの2
次元移動と一致した直交座標XYのY軸と平行な2つの
エッジのうち、左側のエッジは位置XLで設定され、右
側のエッジは位置XRで設定される。さらに直交座標X
YのX軸と平行な2つのエッジのうち、上側のエッジは
位置YUで設定され、下側のエッジは位置YDで設定さ
れる。
【0050】ところで、通常のデバイス用レチクルRの
パターン領域は最低でも1mm程度の幅の遮光帯で囲まれ
ているため、可変ブラインド45の矩形開口の各エッジ
のレチクル上での影像はその遮光帯の幅内に投射されな
ければならない。そこで本実施例では、可変ブラインド
45の開口エッジの設定位置精度を確認するために使わ
れるテストレチクルTRが図1に示した露光装置本体部
EXBのレチクルライブラリ110内に装着される。こ
のテストレチクルTRはレチクルアライメント系RAS
によって投影レンズPLの光軸AXに対して位置決めさ
れ、通常のデバイスレチクルRと同様の露光シーケンス
によってウェハW上にテストパターンが投影露光される
ように照明系104により照明される。
【0051】図5は、そのテストレチクルTRのパター
ン配置の一例を示す平面図であり、X方向の両側にはレ
チクルアライメント系RASによって検出されるレチク
ルアライメントマークRM1 、RM2 が矩形状パターン
領域を囲む遮光帯LSBの外側に形成される。その矩形
状パターン領域のXY方向のサイズは、投影レンズPL
の円形の投影視野の直径とほぼ等しいか、または若干小
さめに定められ、所定幅の遮光帯LSBによって矩形状
に囲まれている。
【0052】そして矩形状パターン領域内の所定の位置
には、クロム層をエッチングしてパターニングした複数
のスケールパターンが形成されている。このスケールパ
ターン自体は周りを透明にした中にクロム層の遮光部と
して形成されるが、逆にクロム層の遮光部中に透明部と
して形成してもよい。そのスケールパターンは、レチク
ル中心(投影レンズPLの光軸AX)で直交するように
X方向に延びたスケールPTCXとY方向に延びたスケー
ルPTCY、及び矩形状パターン領域内の各コーナー近傍
でXY方向に延びたスケールPTXnm、PTYnm(n=
1,2,3,4;m=1,2)で構成される。各スケー
ルPTCX、PTCY、PTXnm、PTYnmには、夫々のスケ
ールが延びた方向の寸法を表す目盛りと、その寸法を視
覚的に読み取るための数文字LBとが形成されている。
【0053】ここで各スケールの目盛りは、ウェハW上
に投影露光されたときに実寸(ミリ単位、インチ単位)
を表すように設定されている。さらに目盛りに付設され
た数文字LBは、可変ブラインド45の開口エッジの設
定位置XL、XR、YU、YDに対応して、レチクル中
心からの距離を表すように表記される。以上に説明した
リソグラフィ装置における1つの特徴は、露光装置本体
部EXBの可変ブラインドの位置設定精度を確認するた
めに使うテストレチクルTRを、ウェハの周縁露光幅の
精度確認のために兼用して使うことにある。このような
周縁露光幅の精度確認のためのテスト露光タスクプログ
ラムは、図1の制御ラック部CRB内のミニコンピュー
タ202に接続されたハードディスクメモリに記憶され
ている。従ってオペレータは、OPD206の操作でリ
ソグラフィ装置のユーティリティ・ソフトウェアのリス
トをディスプレイ204に表示させ、その中からテスト
露光タスクを選んで実行させる。
【0054】そこで、以下にそのテスト露光タスクの動
作を説明するが、ここでは可変ブラインドの設定精度確
認だけのためのテスト露光モード1、周縁露光幅の精度
確認だけのためのテスト露光モード2、及びテスト露光
モード1、2の両方を実行するテスト露光モード3のい
ずれか1つのモードを任意に指定できるようになってい
る。そのため、以下の動作例では代表してモード3のみ
を説明する。
【0055】図6はテスト露光モード3の概略的なフロ
ーチャートを示し、モード3が開始されると、ミニコン
ピュータ(以下、ミニコンとする)202はステップ5
00において、可変ブラインドの位置精度確認のために
露光されるウェハW上の複数のショット座標位置、露光
量、ブラインドのエッジ位置(XL、XR、YU、Y
D)等の各種パラメータの設定を受け付けるショットマ
ップ作成を実行する。オペレータはディスプレイ204
を確認しつつOPD206のキーボード部からそれらの
パラメータを順次対話型式で設定していく。
【0056】次のステップ502でミニコン202は周
縁露光に必要な露光幅、露光量、周縁上の露光位置等に
関する各種パラメータの設定を受け付ける状態になる。
そこで、オペレータはディスプレイ204を確認しつつ
OPD206のキーボード部からそれらのパラメータを
順次対話型式で入力していく。次のステップ504でミ
ニコン202は、テストレチクルTRがライブラリ11
0から取り出され、必要に応じて検査ユニット112、
116で異物検査され、その後投影レンズPLの上方の
レチクルステージ上に搬送されるように各制御ユニット
に指令を出力する。そしてレチクルステージ上に載置さ
れたテストレチクルTRは、アライメント系RASによ
ってマークRM1 、RM2 が所定位置にくるように位置
決め(レチクルアライメント)される。
【0057】次にミニコン202は、ステップ506で
1枚のウェハWをウェハ搬送系122によりプリアライ
メント部128まで搬送させ、そこでターンテーブル1
0の回転中心とウェハWの幾何学的な中心とが一致する
ようにウェハWをプリアライメントしてターンテーブル
10上に吸着させる。このプリアライメント部128で
は、ウェハWのオリフラ、あるいはノッチが所定方向に
向くようにウェハWが回転位置決めされる。その位置決
めされるべき回転位置はターンテーブル10に設けられ
た不図示のロータリエンコーダによって検出され、ユニ
ットCPU30内に記憶される。
【0058】さて、周縁露光を行う場合、1枚のウェハ
に対して周縁露光を先行するか、レチクルのパターン露
光を先行するかを予め選択しておくことができる。ミニ
コン202は、その指定された選択に従ってステップ5
08の判断を実行する。ここで周縁露光を先行させるこ
とが設定されていると、ステップ510でミニコン20
2はプリアライメント部128にあるウェハWの周縁露
光を先のステップ502で設定されたパラメータに従っ
て実行する。
【0059】これによって、ウェハWの周縁部は一例と
して図7のように4つの周縁領域EE1 、EE2 、EE
3 、EE4 に分けて露光される。図7においてウェハW
の中心を原点として座標系XYを設定し、そのX軸を直
線的なオリフラOFと平行にしたとき、周縁領域EE1
はオリフラOFと対向した円弧部分でY軸を横切るよう
な範囲に設定され、周縁領域EE2 とEE3 は互いに対
向した円弧部分でX軸を横切るような範囲に設定され、
そして周縁領域EE4 はオリフラOFとその両側に続く
円弧部分に設定される。
【0060】また4つの周縁領域EE1 、EE2 、EE
3 、EE4 の夫々の露光幅D1 、D2 、D3 、D4 は、
ここでは互いに異なる値に設定されている。尚、図7の
ように全周縁領域のうちの一部を未露光にするために
は、図2に示した光ファイバー21に入射する露光光を
シャッター等で一時的に遮断すればよく、そのような制
御も設定された周縁露光位置のパラメータに従ってユニ
ツトCPU30により実行される。
【0061】以上のようにして周縁露光が終了すると、
ミニコン202は図6中のステップ512において周縁
露光を先行実施したか否かを判断する。ここで、周縁露
光の先行実施が設定されていると、ミニコン202はス
テップ514でウェハWをプリアライメント部128か
らロード・アンロード機構130によってウェハステー
ジWST上に搬送するように制御ユニット(制御ボード
210)に指令を出力する。これによってウェハWはス
テージWSTのホルダー上に±30μm程度の精度で位
置決めされて真空吸着される。
【0062】さらに、ステップ514でミニコン202
はウェハの外形位置を検出するためのシーケンスを実行
する。このシーケンスはウェハステージWST上のマー
ク(ウェハ上のマーク、又はフィデューシャル板上の基
準マーク)を検出可能なアライメント系のうち、観察倍
率が比較的小さく目視観察が可能なレチクルアライメン
ト系RAS、TTLアライメント系TLAS、あるいは
オフ・アクシス方式のアライメント系OFASのいずれ
か1つを使って実行される。
【0063】またこのシーケンスはそれらアライメント
系を使って自動的に行うこともできるが、ここではオフ
・アクシス方式のアライメント系OFASを用いてオペ
レータのアシストを伴って実行されるものとする。その
ためにミニコン202は、ウェハWの周縁端の3〜5ヶ
所がアライメント系OFASの検出視野内に順次位置す
るようにステージWSTを位置決めするための指令を制
御ボード210に出力する。そのアライメント系OFA
Sで検出されるウェハ周縁端は、オリフラOF上の互い
に離れた2ヶ所、図7中でX軸と交差する円弧部の2ヶ
所、及びY軸と交差する円弧部の1ヶ所である。
【0064】こうして各周縁端がアライメント系OFA
Sの検出視野内に配置されると、オペレータはディスプ
レイ204に映し出された周縁端の映像を見ながら、そ
の周縁端が画面の中央にX方向、あるいはY方向に正確
に位置決めされるように、OPD206のジョイスティ
クを操作してステージWSTを微動させ、位置決めされ
たステージWSTの座標位置を干渉計120から読み取
ってミニコン202(又はステージ制御用のユニットC
PU)に順次記憶させる。
【0065】その後ミニコン202はステップ516に
おいて、記憶された各周縁端のX方向、Y方向の座標位
置に基づいて先のステップ500で作成されたショット
マップを必要に応じて修正するとともに、テストレチク
ルTRの特定のスケールパターンがウェハWの所定の周
縁に露光されるようなステージWSTの座標位置が決定
される。本実施例では、先のステップ514でアライメ
ント系OFASで検出された5ヶ所の周縁部の各々に、
その周縁端と直交した方向にスケールパターンが露光さ
れるように設定される。
【0066】次にステップ518でミニコン202は、
可変ブラインドの設定精度確認用に指定されたウェハW
上の複数のショット位置に、順次テストレチクルTRの
スケールパターンが先のステップ500で設定された条
件で露光されるような指令を出力する。これによってウ
ェハW上には、例えば図8のようなショット領域Sa、
Sbの潜像が形成される。
【0067】図8においてショット領域Saは、可変ブ
ラインド45の各開口エッジを図5に示したテストレチ
クルTRの遮光帯LSBの若干内側に設定して露光され
たものであり、ショット領域Sbは可変ブラインド45
の各開口エッジをショット領域Saの場合よりも所定量
だけ内側に設定して露光されたものである。さらにミニ
コン202は、図9に示したようにテストレチクルTR
の中心が先のステップ516で決定された5ヶ所の周縁
端の位置の夫々に順次位置決めされるようにステージW
STを移動させては露光することを指令する。
【0068】このとき、可変ブラインド45の開口エッ
ジの位置XL、XR、YU、YDは周縁露光幅D1〜D4
のうち最大の値よりも十分大きな値になるように設定
される。ここで重要なことは、図5に示したスケールパ
ターンPTCX、PTCYを周縁露光幅の精度確認に使用す
るので、スケールPTCX、PTCYの交点の投影点Ctを
各周縁端と必要な精度で位置合わせしておくことであ
る。
【0069】以上によりウェハW上には、可変ブライン
ドの設定精度確認用の複数のショット領域と周縁露光幅
の精度確認用のスケールパターンとが互いに重なり合わ
ないように形成されるとともに、ウェハWの周縁部も図
7のような状態で一様に露光される。その後ミニコン2
02は、ステップ520においてそのウェハWが先行周
縁露光か否かを判断し、先行周縁露光のものであればス
テップ522でウェハWのアンロードを実行する。これ
によって、ステージWST上のウェハWはロード・アン
ロード機構130、ウェハ搬送系122を介して指定さ
れたウェハキャリアまで戻される。以上により、テスト
露光モード3の先行周縁露光の場合の一連のシーケンス
が完了する。
【0070】一方、周縁露光をパターン露光の後に行う
後行周縁露光の場合は、先のステップ508の直後にス
テップ514〜518のテストレチクルTRの露光が実
行され、ステップ520で後行周縁露光と判断されてミ
ニコン202はステップ524を実行する。このステッ
プ524では、ステージWST上のパターン露光済みの
ウェハWをロード・アンロード機構130によってプリ
アライメント部128まで戻し、ステップ506と同様
にターンテーブル10上にウェハWをセンタリングして
吸着する。
【0071】その後、ステップ510でウェハの周縁露
光が行われ、ステップ512で後行周縁露光と判断され
てステップ522が実行されて、テスト露光モード3の
後行周縁露光の場合の一連のシーケンスが完了する。以
上のテスト露光モード3で露光されたウェハWは現像装
置によって現像され、検査工程に廻される。この検査工
程では、オペレータが別の観察装置(光学顕微鏡等)に
よってウェハ表面のレジスト像を観察し、転写された各
部のスケールパターンの目盛りの残像が読み取られる。
あるいは、現像されたウェハWを再び露光装置本体EX
BのステージWST上にプリアライメントした状態で載
置し、転写された各部のスケールパターンの目盛りの残
像をアライメント系OFAS等で観察するようにしても
よい。
【0072】図10は、ウェハ周縁部に形成されたスケ
ールパターンの目盛りのレジスト像の一例を示したもの
であり、図10(A)は図7に示されたウェハWの円弧
領域EE1 にY軸と一致して形成されたスケールPTCY
のレジスト像を表し、図10(B)は図7に示されたウ
ェハWの円弧領域EE2 にX軸と一致して形成されたス
ケールPTCXのレジスト像を表したものである。
【0073】この図10(A)、(B)においてウェハ
Wの各周縁端の位置PS1、PS2はそれぞれスケールPT
CY、PTCXの原点に一致し、周縁露光後の現像で除去さ
れたレジスト層のエッジRegと各周縁端との間隔、す
なわち実際の露光幅は領域EE1 についてはD1 +ΔD
1 となり、領域EE2 についてはD2 +ΔD2 となる。
ここでΔD1 、ΔD2 は周縁露光装置によるトラッキン
グ特性に起因した誤差分である。
【0074】そこでオペレータは、各スケールPTCY、
PTCXのレジスト像からレジストエッジRegに対応し
た目盛り値を読み取る。その目盛り値は、それぞれ実露
光幅D1 +ΔD1 とD2 +ΔD2 を表すことになる。こ
こで、領域EE1 に対する露光幅D1 の設定値を4mmと
したとき、スケールPTCYから読み取った実露光幅が
4.3mmであったとすると、誤差分ΔD1 は0.3mmで
あり、トラッキングオフセットΔD1 /D1 は7.5%
になる。
【0075】また領域EE2 に対する露光幅D2 の設定
値を5mmとしたとき、スケールPTCXから読み取った実
露光幅が5.4mmであったとすると、誤差分ΔD2 は
0.4mmであり、トラッキングオフセットΔD2 /D2
は8.0%になる。同様の作業を他の領域EE3 、EE
4 についても行い、誤差分とトラッキングオフセットと
を求め、それらの平均値を計算して定常的なトラッキン
グオフセットを決定する。これによってオペレータが指
定した露光幅と実際の露光幅との間の誤差分を補正する
ための補正値が決定され、オペレータはOPD206の
キーボード部を介してその補正値をミニコン202に登
録する。
【0076】これによってミニコン202は、以後周縁
露光の露光幅がオペレータによって設定されると、その
露光幅を補正値分だけ修正した値を真の目標露光幅とし
て、図2のユニットCPU30に送る。以上の一連の動
作によって、周縁露光時の露光幅の精度確認とトラッキ
ングサーボ時の定常誤差のキャリブレーションとが終了
する。もちろん図8のように露光されたショット領域S
a、Sbのレジスト像を観察して、スケールPTXnm、
PTYnm等の目盛り、あるいはスケールPTCX、PTCY
の目盛りを読み取ることで可変ブラインドの4辺の開口
エッジの設定精度を確認し、必要に応じてミニコン20
2から可変ブラインド45を駆動制御するユニットCP
U53(図3参照)へ制御誤差分を補正するように指示
する。
【0077】次に本発明の第2の実施例を図11、図1
2を参照して説明する。本実施例では、図11に示すよ
うにレチクル中心を通るスケールPTCX、PTCYの他
に、レチクル中心からX軸、Y軸の夫々と45°又は1
35°の方向に延びたスケールPTS1、PTS2、PTS
3、PTS4を形成したテストレチクルTR’が用意され
る。
【0078】そしてこのテストレチクルTR’を使って
先のステップ518でスケールパターンを露光する際、
図12に示すように、ウェハWの中心を通って45°又
は135°だけ傾いた線La、Lbの各々とウェハWの
周縁の円弧端との各交点にテストレチクルTR’の中心
点が投影されるようにステージWSTを順次位置合わせ
する。
【0079】このようにすると、ウェハWの周縁部上の
XY方向の露光幅以外に、45°、135°、225
°、315°の各方向の露光幅も確認することが可能と
なる。従ってウェハ周縁露光時の露光幅の精度確認が、
ほぼウェハの全周に渡ってより詳細に可能となり、トラ
ッキング精度の安定性(周縁位置に応じた精度ムラ)が
把握可能となる。
【0080】以上、本発明の各実施例ではスケールパタ
ーンはテストレチクルTRに形成したが、デバイスレチ
クルRの矩形状パターン領域の各辺の部分に、その各辺
に沿った方向に延びるように形成してもよい。そして周
縁露光幅を検査するためのテスト露光時には、それらス
ケールパターンを可変ブラインド45によって選択して
露光すればよい。
【0081】また本発明の各実施例では、周縁露光幅の
確認を感光基板を現像してから行ったが、現像する前に
レジスト層に形成された潜像を観察することによっても
同様の検査が可能である。しかしながら、潜像のままで
観察した幅と現像によって除去される周縁部のレジスト
層の幅とは、必ずしも一致しないことがあるので、望ま
しくはデバイス製造時と同じ条件で現像した後に検査し
た方がよい。
【0082】ところで、先の図6に示したシーケンスで
は、ステップ514においてウェハの外形エッジ位置を
アライメント系で検出するようにしたが、プリアライメ
ント部128での事前整合精度が十分に高いか、または
ウェハステージWST上に再プリアライメント機構が設
けられているときは、ステップ514を省略することも
できる。
【0083】ところで近年は、0.3μm以下の線幅の
パターンを解像するためにエキシマレーザを光源とする
投影露光装置が実用化され始めている。このエキシマレ
ーザ光源としては、波長248nm代の紫外線を放射す
るKrFエキシマレーザや波長193nm代の紫外線を
放射するArFエキシマレーザ等が知られている。この
うち特にArFエキシマレーザを露光光とする投影露光
装置の本格的な実用化は、数年先になるものと考えられ
ている。
【0084】またArFエキシマレーザのように、波長
が200nm以下の露光光を使う場合、その波長域に十
分な感度分布を有する特殊なレジストが利用される。さ
らに波長200nm以下の露光光は、大気中の酸素と反
応してオゾンを発生させたり、その酸素の影響で光路内
の光学素子(ミラーやレンズ等)の表面を劣化させたり
する。そのため、ArFエキシマレーザを露光光とする
装置では光路のすべてを、窒素、ヘリウム等の不活性ガ
スで置換することが必要と考えられている。
【0085】そのような背景のもとで、ArFエキシマ
レーザ露光装置によってパターン露光されるウェハを周
縁露光する場合は、必ずしも従来と同じ構成の周縁露光
装置を利用できるとは限らない。その大きな要因はレジ
ストとそれに関連した周縁露光用光源の問題である。最
も単純に考えれば、投影露光装置のパターン露光用に用
意されたエキシマレーザ光源からのレーザ光の一部また
は全部を周縁露光部に供給すればよい訳であるが、その
ようにするとエキシマレーザ光源のパルス利用率(1枚
のウェハ処理に与えられる総パルス数)を悪化させ、1
回のガス交換でパターン露光と周縁露光との両方の処理
が可能なウェハ枚数が低減するとともに、投影露光装置
自体のスループットの低下を招くことにもなる。
【0086】そこで1つの現実的な形態としては、投影
露光装置とは別体のスタンドアローンタイプの周縁露光
装置を用意し、この周縁露光装置に対して専用のエキシ
マレーザ光源を設けることである。その場合、そのエキ
シマレーザ光源はパターン露光用の投影露光装置側のエ
キシマレーザ光源とも独立しているため上述の各種問題
は解消される。
【0087】図13は、エキシマレーザ光源EXを搭載
したスタンドアローンタイプの周縁露光装置の一例を示
し、ここでは2つの周縁露光ユニットWEX−AとWE
X−Bとが一体化されてベースBP上に設けられてい
る。個々の周縁露光ユニットの構成は、先の図2に示し
たものと同等であるが、光源としてエキシマレーザ光源
EXを使うことに関連した幾つかの変更点がある。
【0088】その変更点の第1は、エキシマレーザ光源
EXがパルス光源であることに起因して、各周縁露光ユ
ニット内にセットされたウェハW1、W2を回転させる
ためのテーブル10A、10Bの回転角度位置とエキシ
マレーザ光源EXのパルス発光(トリガー)とを同期さ
せることである。変更点の第2は、エキシマレーザ光源
EXから各ウェハW1、W2に到るレーザ光路のほとん
どを窒素ガスで置換したことである。
【0089】まずエキシマレーザ光源EXから放射され
るパルスレーザ光は、チューブ80を通ってビーム整形
光学系82に入射し、ここでビーム断面の形状が例えば
長方形状に整形されるとともに、ビーム断面内での強度
分布が均一化される。そしてビーム整形光学系82から
のレーザ光は分配器83で2つのビームに分けられ、蛇
腹状の遮光筒84A、84Bを通って各周縁露光ユニッ
トWEX−A、WEX−Bの露光ヘッド部20A、20
Bへ供給される。
【0090】この露光ヘッド部20A、20Bには、そ
れぞれウェハの周縁部にレーザ光を照射する対物レンズ
や反射ミラー等の送光部材と、ウェハの周縁エッジを光
学的に検出する光電検出器とが一体的に設けられ、各露
光ヘッド20A、20Bはトラッキングのために駆動機
構23A、23BによりウェハW1、W2の直径方向に
移動可能に構成される。そしてウェハW1、W2を吸着
したテーブル10A、10Bは回転駆動系12A、12
Bによってほぼ同一の角速度で回転するように制御され
る。
【0091】また以上の構成で、チューブ80、ビーム
整形光学系82、遮光筒84A、84B及び露光ヘッド
部20A、20Bの各々の内部は全て窒素ガスで充填さ
れており、各ウェハW1、W2上の被露光部分にもパイ
プ86A、86Bを介して窒素ガスが噴射されている。
以上の構成において、分配器83内には2つの露光ヘッ
ド部20A、20Bの各々に供給すべきレーザ光の強度
を個別に調整する減光フィルター、露光ヘッド部20
A、20Bの各々からウェハに達するレーザ光の遮断と
開放を個別に切り換える高速シャッター等が内蔵されて
いる。
【0092】ここで各露光ヘッド部20A、20Bから
ウェハの周縁部上に照射されるレーザ光Lexの形状が、
図14のように周方向の幅がCpでウェハの直径方向に
延びた長方形であるものとすると、ウェハ周縁部の矢印
AAに沿った速度Vs(mm/秒)、レーザ光Lexのパル
ス発光周期Tp(秒)、及びレーザ光の相対移動方向の
幅Cp(mm)との間には所定の条件が存在する。
【0093】すなわちパルス発光周期Tpを一定値(発
振周波数を一定)にした場合、確実な周縁露光を実現す
る条件として、最低限(Cp/Vs)≧Tpを満たして
いる必要がある。この条件から外れると、ウェハの周縁
部のレジスト層に未露光部を生じさせることになる。
尚、ウェハの直径をRw(mm)としてウェハの回転速度
をQ(rpm)とすると、Vs=Q・π・Rw/60で
あるから、先の条件は(60Cp/ Q・π・Rw )≧
Tpのようになる。
【0094】さらにウェハ周縁部のレジストに与えられ
る露光量をほぼ均一にするためには、ウェハ周縁部が周
方向にレーザ光Lexの幅Cp分だけ移動する間に予め決
められたNp個(2以上)のパルス発光が必要となる。
その個数Npは多ければ多いほど均一な周縁露光が達成
できるが、周縁露光の場合はパターン露光の場合と異な
り、単にレジスト層を除去できさえすればよいので数N
pは2〜10程度に定められる。
【0095】そこで先の条件を厳密に設定してみると、
kを任意の整数として、(60Cp/ Q・π・Rw )
=k・Np・Tpの関係を所望の精度で満たすように、
回転速度Qや露光幅Cpを調整するのである。もちろん
その際にエキシマレーザ光の1パルス当たりのエネルギ
ー量も勘案して、必要ならば減光フィルターで所定量減
光させることは言うまでもない。
【0096】ところで、単一のエキシマレーザ光源から
のパルス光を図13のような2つの周縁露光ユニットW
EX−A、WEX−Bに振り分けて使う場合、そのパル
ス光の発振は2つの周縁露光ユニットWEX−A、WE
X−Bの各々が出力する周縁露光開始要求信号の論理和
(OR)が成立している間中実行され、各ユニットWE
X−A、WEX−B毎の露光の開始と終了は分配器83
内の各高速シャッターで制御される。
【0097】以上の実施例では、専用のエキシマレーザ
光源を持った周縁露光装置を想定したが、波長250nm
以下の紫外線を放射するものであれば、連続光を放射す
る低圧水銀ランプ、Xe−Hgランプ等が同様に利用で
きる。ただしその場合、ウェハに塗布されたレジストの
感光波長特性に応じた十分な光強度が得られる光源を選
定する必要がある。
【0098】また図13の周縁露光装置では2つのユニ
ットWEX−A、WEX−Bを一体化して同時に2枚の
ウェハの周縁露光処理を実行することができるので、例
えば2台の投影露光装置の各々と図13の周縁露光装置
とをインライン化したウェハ搬送システムで接続してお
けば、単位時間当たりのウェハ処理能力(スループッ
ト)を低下させることなく効率の高い半導体素子の生産
が可能となる。
【0099】さらに図13のようなスタンドアローンタ
イプの周縁露光装置は、投影露光装置に供給するウェハ
にフォトレジストを塗布したり、露光後のウェハを現像
するコーター・デベロッパー(C/D)内に内蔵させて
もよい。
【0100】
【発明の効果】以上の本発明によれば、周縁露光装置を
使って露光された部分の露光幅の精度を、オペレータが
感光基板に直接触れることなく簡単に確認することがで
きるとともに、確認した精度に応じて周縁露光装置をキ
ャリブレーションすることが可能となる。
【0101】またウェハ等の感光基板の周縁端からの露
光幅を比較的正確に検査することができるので、周縁露
光した感光基板上に形成される半導体素子パターン(シ
ョット領域)の配置と周縁露光部の境界線との位置関係
が正確に把握できるので、周縁付近に形成されるショッ
ト領域のうちレジスト除去によって欠けとなるショット
領域を事前に正確に知ることができ、取得可能なチップ
数の収率を容易に管理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフォトリソグラフィー装置の一例
を示す全体図
【図2】図1のフォトリソグラフィー装置に搭載された
周辺露光装置のユニット構成を示すブロック図
【図3】図1のフォトリソグラフィー装置に搭載された
露光装置本体部の照明系の一部構成を示す図
【図4】図3の照明系に配置された可変ブラインドの矩
形開口を規定する4辺のエッジの各影像の位置関係をレ
チクル上に表した図
【図5】本発明に係るテストレチクルTRのパターン配
置の一例を示す図
【図6】本発明に係るテスト露光モードの一例を示すフ
ローチャート
【図7】ウエハWの周縁部に施された周縁露光の一例を
示す図
【図8】図5のテストレチクルによりウエハW上に形成
されるパターンの像を示す図
【図9】図5のテストレチクルのパターン像で露光され
るウエハW上の位置を示す図
【図10】ウエハ周縁部に形成されたスケールパターン
のレジスト像の一例を示す図
【図11】テストレチクルのパターン配置の他の例を示
す図
【図12】図11のテストレチクルのパターン像で露光
されるウエハW上の位置を示す図
【図13】エキシマレーザ光源からのレーザ光を使った
周縁露光装置の構成を示す図
【図14】図13の装置による照射レーザ光とウエハの
位置関係を示す図
【符合の説明】
EXB 露光装置本体部 WST ウエハステージ PL 投影レンズ W ウエハ R レチクル TR、TR′ テストレチクル PTCX、PTCY、PTS1〜PTS4 スケールパターン 10 ターンテーブル 21 ファイバー 22 光電素子 30、53 ユニットCPU 122 ウエハ搬送系 128 プリアライメント部 130 ロード・アンロード機構 202 ミニコン 210 制御ボード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上のレジスト層にマスクのパターン
    の影像を露光する第1露光装置と、該基板の周縁領域の
    レジスト層を指定された目標幅で一様に露光する第2露
    光装置とを用いた露光段階と、現像装置を使って前記基
    板上に前記マスクパターンのレジスト像を出現させると
    ともに、前記基板の周縁領域のレジスト層を前記目標幅
    に応じて一様に除去する現像段階とを含むリソグラフィ
    方法において、 前記基板上で実寸を表すスケールパターンが形成された
    マスクを前記第1露光装置に装着し、前記スケールパタ
    ーンの影像を前記基板の周端からの寸法が表わされるよ
    うに前記基板の周縁領域のレジスト層に露光する第1露
    光段階と;前記基板を前記第2露光装置に装着し、前記
    基板の周縁領域のレジスト層に露光されるべき前記スケ
    ールパターンの影像の少なくとも一部が残存するような
    目標幅で前記基板の周縁領域のレジスト層を露光する第
    2露光段階と;前記第1露光段階と第2露光段階とを経
    て現像された前記基板の周縁領域のレジスト層の除去幅
    を前記スケールパターンのレジスト像から読み取り、該
    除去幅と前記指定された目標幅との誤差を検定する段階
    とを含むことを特徴とするリソグラフィ方法。
  2. 【請求項2】 基板表面の感応層に回路パターンの映像
    を露光する第1露光装置と、前記基板の周縁領域の感応
    層を指定された目標幅で一様に周縁露光する第2露光装
    置とによって露光処理された基板を現像することによ
    り、前記基板上に前記回路パターンの食刻像を出現させ
    るとともに、前記基板の周縁領域の感応層を前記目標幅
    に応じて一様に除去するリソグラフィ方法において、 前記基板を前記第1露光装置に装着し、前記基板上で実
    寸を表すようなスケールパターンの映像を前記基板の周
    端からの寸法が表わされるように前記基板の周縁領域の
    感応層に露光する第1露光段階と;前記基板を前記第2
    露光装置に装着し、前記基板の周縁領域の感応層に露光
    されるべき前記スケールパターンの映像の少なくとも一
    部が残存するような目標幅で前記基板を周縁露光する第
    2露光段階と;前記第1露光段階と第2露光段階とを経
    て現像された前記基板の周縁領域から除去された感応層
    の除去幅を前記スケールパターンの食刻像から読み取
    り、該除去幅と前記指定された目標幅との誤差を検定す
    る段階と;該検定された誤差に応じて前記除去幅が修正
    されるように前記第2露光装置を補正する段階とを含む
    ことを特徴とするリソグラフィ方法。
  3. 【請求項3】 所定のパターンが形成されたマスクに対
    して感応基板を2次元移動させる基板移動部を有し、前
    記パターンの影像を前記感応基板上の所定領域に露光す
    るためのパターン露光装置と、前記感応基板の周縁部を
    指定された目標幅で一様に露光するための周縁露光装置
    と、前記パターン露光装置または周縁露光装置に前記感
    応基板を投入するための搬送装置とを備えたリソグラフ
    ィ装置において、 前記感応基板上で実寸を表すようなスケールパターンが
    形成されたマスクを前記パターン露光装置に装着し、前
    記感応基板の周縁部に前記スケールパターンの影像が前
    記周縁露光時の目標幅の方向に沿って露光されるように
    前記パターン露光装置を制御する第1の制御手段と;前
    記感応基板の周縁部に露光されるべき前記スケールパタ
    ーンの影像の少なくとも一部が残存するような目標幅で
    前記感応基板が周縁露光されるように前記周縁露光装置
    を制御する第2の制御手段と;1枚の感応基板が前記パ
    ターン露光装置によるスケールパターンの露光処理と前
    記周縁露光装置による露光処理とを受けるように、前記
    搬送装置の搬送動作を制御する第3の制御手段とを備え
    たことを特徴とするリソグラフィ装置。
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