JPH0548614B2 - - Google Patents

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JPH0548614B2
JPH0548614B2 JP60129343A JP12934385A JPH0548614B2 JP H0548614 B2 JPH0548614 B2 JP H0548614B2 JP 60129343 A JP60129343 A JP 60129343A JP 12934385 A JP12934385 A JP 12934385A JP H0548614 B2 JPH0548614 B2 JP H0548614B2
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exposure
deviation
exposure area
photosensitive substrate
interest
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Toshuki Shimizu
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Nippon Kogaku KK
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70858Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
    • G03F7/70866Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature of mask or workpiece
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/68Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for positioning, orientation or alignment
    • H01L21/682Mask-wafer alignment

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明は半導体素子を作るための半導体ウエハ
や、フオトマスクを作るためのガラス基板等に塗
布された感光層に所定の原画像(回路パターン像
等)を繰り返し露光する装置、所謂ステツプ・ア
ンド・リピート方式の露光装置(ステツパー)に
関する。
(発明の背景) 一般的に半導体素子(特に超LSI等)を作る場
合、レチクルやフオトマスク等の原版上のパター
ンを光学的に感光基板としてのウエハ上に露光す
ることが行なわれている。近年、ウエハの大口径
化、高集積化、及び微細化が進むにつれて、光学
的な露光装置も縮小投影型露光装置が主として用
いられるようになつてきた。この種の装置では、
レチクルの回路パターンの像を投影レンズによつ
て1/5又は1/10程度に縮小してウエハ上に投影す
るもので、一回の露光でウエハ上に転写できる像
の大きさは直径14〜20mm程度の円形フイールド内
に限られてしまう。このため、ウエハの全面に回
路パターン(チツプとも呼ばれる)の複数を2次
元的に配列するためには、投影された回路パター
ン像に対してウエハを2次元的に進歩(ステツピ
ング)させては露光することを繰り返す、所謂ス
テツプ・アンド・リピート方式(以下、SR方式
と呼ぶ)が採用されている。このSR方式によれ
ばウエハ上の小領域毎に重ね合わせ露光ができる
ため、従来の一括露光方式等にくらべると、微細
化に対応できる点で優れている。ところでウエハ
上に投影できるパターンの最小線幅(所謂、解像
力)は投影レンズの性能のうちで、最も重要なも
のであるが、解像力を上げるためにはいくつかの
手法がある。例えば開口数(N.A.)を大きくす
ること、レチクルを照明する露光光の波長を短く
すること等である。しかしながら、いずれの手法
によつて解像力を上げたとしても、それに伴つて
投影レンズの焦点深度は小さくなり、数ミクロン
(μm)程度の幅しか得られないことが少なくな
い。このことこは投影レンズの結像面と露光すべ
きウエハ表面(感光層)との平行度を常時数μm
以内におかないと、露光すべきシヨツト内の全域
で所定の解像力が得られないことを意味する。
一方、露光されるべきウエハは、最初からある
程度の表面変形があり、また露光、現像、ウエハ
プロセス(拡散エツチング等)の工程が何回も繰
り返されることによつて、ソリ等が生じて平面度
はさらに悪化する。このようなウエハの変形は、
露光装置のウエハチツヤツクにウエハを裁置して
真空吸着することにより、ある程度矯正される
が、完全に平坦にすることは難しい。また露光装
置のウエハチヤツクに裁置されるウエハは、当然
のことながら、感光剤(フオトレジスト)が塗布
されており、露光装置の実使用中にフオトレジス
トが微粉となつてはがれ、ウエハチヤツクの表面
(吸着面)に落下することもある。この場合それ
以降のウエハについては、ウエハとウエハチヤツ
クとの間のレジスト微粉によつて局部的にウエハ
表面の平面度を悪化させることになる。
通常、ICの製造ラインでは一台の露光装置が
大量のウエハを処理するため、実デバイスの露光
に先立つて、試験的にウエハをロードし、ウエハ
チヤツク上のウエハ表面が必要な平坦度になつて
いるか否かを検出した後、実デバイスの露光を行
なうようにしている。ところが何らかの理由で実
デバイスの露光作業中にフオトレジストの微粉が
ウエハチヤツクに付着すると、その微粉が付着し
た周辺は、その微粉の大きさにもよるが著しく平
面度が悪化することがある。先にも述べたように
一般の投影レンズの焦点深度は数μm以下である
ため、レジストの微粉が数μmもあれば、ウエハ
表面のその部分は必要とされるパターンの解像が
得られない程度に平行度を悪化させてしまう。こ
のため大幅な良品率の低下を招く。
以上のようなウエハの平面度に起因した解像不
良は、投影型露光装置だけでなくプロキシミテイ
ー方式のX線ステツパーでも同様に起こり得る。
X線ステツパーではマスクとウエハとを一定の微
小間〓(10〜50μm程度)に保つて露光を行な
う。一般のX線ステツパーではX線源からの発散
性のX線束をマスクに照射するため、マスクとウ
エハとの微小間〓の場所むら、すなわち傾きが生
じることはそのまま解像不良を招くことを意味
し、チツプ内で部分的な重ね合わせ不良が生じ
る。X線ステツパーの場合も、ウエハの平面度が
悪化していると、露光するチツプとマスクとの平
行度が変化し、良品率は大幅に低下することにな
る。
(発明の目的) そこで本発明は、ステツプ・アンド・リピート
方式の露光装置において、露光すべき感光基板上
の小領域と原画像の形成される所定像面との平行
度、すなわちシヨツト毎のフラツトネス簡単な構
成で検出可能とした露光装置を得ることを目的と
する。
(発明の概要) 本発明は第1図に概略的に示すように、投影光
学的の結像面、又はマスクからプロキシミテイギ
ヤツプ分だけ離れて面のように原画像が形成され
るべき所定像面(FP)と略平行な仮想的な基準
平面(LP)に沿つて感光基板Wを2次元移動さ
せる移動体(X、Yステージ5,6;駆動部8,
9)と、感光基板Wの表面と基準平面(LP)と
の間隔に関する情報、例えば所定像面(FP)と
感光基板Wの表面とが一致するように感光基板W
の位置を、焦点検出系14,15、Zステージ
4、駆動部7により調整したときの感光基板Wの
位置情報(PZ)、又は焦点検出系14,15の一
部を合焦するように移動させたときの移動量情報
を、感光基板W上の露光すべき複数の領域(シヨ
ツト、又はチツプ)について順次検出する間隔検
出手段(Z位置検出器7a;PZ記憶部50)と、
その検出された複数の間隔に関する情報(例えば
位置情報PZ)のうち、着目する露光領域の間隔
に関する情報と、その周辺の露光領域の間隔に関
する情報とを比較することによつて、着目する露
光領域の表面の所定像面(FP)に対する平行度
(フラツトネス)を検出する平行度検出手段(フ
ラツトネス演算部51)とを設けることを技術的
要点とし、これによつて着目する露光領域の解像
不良を、感光基板Wへの露光動作前、露光動作
中、あるいは露光動作後の任意の時点で検出可能
とし露光装置を得るものである。さらに特定の実
施態様によれば、感光基板W上で解像不良の生じ
た位置をシヨツト座標記憶部52、又は移動体
5,6の位置計測部からの位置情報(PX、PY)
に基づいて決定し、解像不良が生じることの警報
のみでなく、その不良の原因をもある程度判別し
得るような複数種の警報を発生する警報発生部5
3が設けられ、ここからの各種情報(表示データ
VS;警報信号ALM)に応じて警報の種類や作業
者への注意を促すような表示を行なう表示部(デ
イスプレイ25;警報部26)が駆動される。
(実施例) 第2図は本発明の第1の実施例による縮小投影
型露光装置の概略的な構成を示す斜視図であり、
第3図はその露光装置の制御系の回路ブロツク図
である。
第1図において縮小投影レンズ1は原画パター
ン(回路パターン等)の描かれたパターン領域
Prを有するレチクルRの像をウエハW上に縮小
投影する。レチクルRは4隅に真空吸着部2bを
有するレチクルホルダー2に裁置される。またレ
チクルホルダー2はパターン領域Prに対応した
開口部2aを有し、パターン領域Prの中心(レ
チクルセンター)が投影レンズ1の光軸AXを通
るようにレチクルRを位置決め可能である。ウエ
ハWは、表面が投影レンズ1の結像面と平行に設
定されたウエハホルダー(チヤツク)3上に真空
吸着される。ウエハホルダー3は光軸AX方向に
上下動可能なZステージ4上に取り付けられてい
る。Zステージ4はx方向に直線移動可能なXス
テージ5上に設けられており、さらにそのXステ
ージ5はx方向と直交するy方向に直線移動する
Yステージ6上に設けられている。上記X、Yス
テージ5,6によつてウエハWはxy平面内で2
次元移動し、Zステージ4によつて焦点合わせの
ための上下動を行なう。Zステージ4の上下動は
Xステージ5上に設けられた駆動部7によつて行
なわれ、Xステージ5の移動はYステージ6上に
設けられた駆動部8によつて行なわれ、Yステー
ジ6の移動は駆動部9によつて行なわれる。また
Zステージジ4の直交する2辺には移動鏡10,
11が設けられ、レーザ干渉計12からx方向に
射出した平行なレーザ光束BXは移動鏡10のy
方向に伸びた反射面に垂直に入射し、レーザ干渉
計13からy方向に射出した平行なレーザ光束は
移動鏡11のx方向に伸びた反射面に垂直に入射
する。このレーザ干渉計12,13の夫々によつ
てウエハWの2次元的な位置(座標)が計測され
る。また投影レンズ1の投影領域内にウエハWが
位置したとき、ウエハWの表面のZ方向(光軸
AX方向)の位置を検出するために斜入射光方式
の焦点検出系が設けられている。この焦点検出系
は、ウエハWの表面に斜めに結像光束を投射する
投光器14と、その光束の反射光を受光して光電
検出し、ウエハWの表面の高さ位置、又は投影レ
ンズ1の結像面からのずれ量に応じた焦点信号を
出力する受光器15とで構成され、例えば特開昭
56−42205号公報に開示されているものと同等で
ある。尚、本実施例では光電式の焦点検出系を用
いるものとするが、ウエハWに一定圧力の気体を
ノズルから噴射し、その気体の背圧を検出するエ
アマイクロメータ方式等の公知の焦点検出系であ
つてもよい。
以上第2図のような構成において、投影レンズ
1の結像面は原画像の形成されるべき所定像面で
あり、Xステージ5、Yステージ6によつて感光
基板としてのウエハWを基準平面(本実施例では
xy平面)に沿つて2次元移動される移動体が構
成される。
さて第3図の制御系において、第1図と同一の
部材には同じ符号を付してある。装置全体の制御
や各種演算はマイクロコンピユータやミニコンピ
ユータ等のプロセツサー(以下CPUと呼ぶ)2
0によつて処理され、CPU20には各種プログ
ラムやデータを記憶するメモリ(以下RAMと呼
ぶ)21が接続される。レーザ干渉計12によつ
て検出されるウエハWのx方向の位置情報PX、
レーザ干渉計13によつて検出されるウエハWの
y方向の位置情報PY、及び焦点検出系の受光器
15からの焦点信号FSは、入出力インターフエ
イス回路(以下IFCと呼ぶ)22を介してCPU2
0に読み込まれる。またCPU20から出力され
る各ステージの駆動用に信号は、IFC22を介し
て各駆動部に送られる。すなわち焦点合わせのた
めにZステージ4を上下動する駆動部7にはZ駆
動信号DZが出力され、駆動部8,9の夫々には
X駆動信号DX、Y駆動信号DYが出力される。
また駆動部7には、Zステージ4の上下動の位置
に応じた信号PZを出力するZ位置検出器7aが
組み込まれている。駆動部7がモータであつて、
その回転量がZステージ4の上下動量に一義的に
対応しているものとすると、Z位置検出器7a
は、そのモータの回転量を検出するロータリーエ
ンコーダ、又はパルスジエネレータ等によつて構
成される。このZ位置検出器7aは本発明の間隔
検出手段の一部を構成するものである。さらに第
1図には示していないが、レチクルRを照明する
露光光のON/OFFはシヤツターで行なわれるの
で、CPU20は露光の際にシヤツターの開閉を
制御するシヤツター制御部23に制御信号を出力
する。また装置の状態やシーケンスを外部から制
御するためのキーボード24が設けられ、ここか
ら作業者が必要な情報を装置に与える。ブラウン
管等のデイスプレイ25はCPU20で判断され
た装置の状態を表示するためのものであり、IFC
22からの表示データVSに応じた表示がなされ
る。
この表示データVSとしては、投影レンズ1の
結像面とウエハWの表面との平行度(解像不良)
に関する情報や警報が含まれている。また解像不
良に関する警報のみを単独に表示する警報器26
が設けられていて、IFC22を介してCPU20か
らの警報信号ALMが入力される。この警報器2
6は警報信号ALMの内容に応じて音、光等の表
示状態を変えるものであり、作業者(オペレー
タ)への注意を促すものである。尚、警報信号
ALMの内容は表示データVSにも含まれており、
デイスプレイ25にも表示されるようになつてい
る。
以上のような構成において、本発明の平行度検
出手段は、CPU20によつて処理されるソフト
ウエアで実現されるとともに、着目する露光領域
の平行度(フラツトネス)を求めるための偏差演
算手段、及び解像不良を警告する警報発生手段の
一部もソフトウエアで実現されるものとする。
次に本実施例の動作を第4図のフローチヤート
図に基づいて説明する。本フローチヤートは装置
の露光時の概略的な動作を表わしたものに過ぎ
ず、実際の露光動作はさらに複雑なシーケンスに
よつて成り立つている。しかしここでは説明を簡
素化するために、本発明の主要動作となる部分以
外は簡単に示してある。また本動作は複数のウエ
ハを連続して処理する場合を示し、特にあるロツ
ト内のウエハを連続して露光する場合を例にとつ
て示してある。そこで本動作のシーケンスを第4
図中の各ステツプに従つて説明する。
〔ステツプ100〕 露光動作が開始されると、CPU20は露光に
必要な各種パラメータをイニシヤライズする。そ
のパラメータのうち代表的なものは、ウエハW上
のチツプの配列設計値、すなわちシヨツト座標値
である。SR方式では、そのシヨツト座標値に基
づいて2次元移動ステージの位置決め(ステツピ
ング)が行なわれる。さらにCPU20は、警報
発生モードを決めるためのパラメータもイニシヤ
ライズする。
そのパラメータの機能については後で詳しく述
べるが、ウエハWの露光すべき領域の平面度、厳
密に言うならば投影レンズ1の結像面と露光領域
の表面との平行度(以下このことを単にフラツト
ネスと呼ぶことにする)が悪化するようなシヨツ
トに対して、どのような種類の警報を、どのよう
に発生するかを予め設定しておくものである。本
実施例では3種類の警報を発生するように構成さ
れている。その第1の警報は、露光しようとした
シヨツト位置でフラツトネスが悪化している場合
に随時発生し、第2の警報は1枚のウエハの露光
動作中に第1の警報が任意の回数n以上発生した
場合に発生し、そして第3の警報は異なるウエハ
上の同一シヨツト位置で第1の警報が発生した場
合に発生するように構成されている。ここでのパ
ラメータ設定は、その警報のどのモードを選択
し、どの警報で装置の動作を停止させるか等を決
定するためのものであり、オペレータの要求によ
つてキーボード24から入力される。
〔ステツプ101〕 次にCPU20は、不図示のウエハカセツトか
ら1枚のウエハを取り出して、ウエハホルダー3
上に搬送するためのウエハロードの指令を発生す
るとともに、ウエハホルダー3上のウエハWのア
ライメント(ここでは第2層以降の重ね焼き時の
グローバルアライメント)をするための指令を発
生する。このアライメントによつてウエハW上の
チツプ配列座標系とステージの移動座標系とが一
義的に対応付けられる。
〔ステツプ102〕 次にCPU20は、設計上のシヨツト座標値と
レーザ干渉計12,13からの位置情報PX、PY
とが一致するように、駆動信号DX、DYを出力
して、ステージをステツピングさせる。第5図
は、ウエハW上のチツプ配列の一例を示す平面図
であり、矩形のチツプC1,C2……C8,C9……が
マトリツクス状に配置される。チツプ配列座標は
ステージの移動座標、すなわちxy座標と一致し
ている。本実施例では第5図中のチツプC1,C2
の一列を露光した後、y方向に一行分だけステツ
ピングして、チツプC3,C4,……C8の一列を露
光するようにステツピングするものとする。
〔ステツプ103〕 次にCPU20は露光すべきチツプについて焦
点合わせするための動作を行なう。そこでCPU
20は受光器15からの焦点信号FSに基づいて
駆動部7がサーボ制御されるような状態にして、
そのサーボ制御に適した駆動信号DZを出力する。
これによつて、投影レンズ1の結像面と露光すべ
きチツプの表面とが一致するようにZステージ4
のZ方向の位置が調整される。斜入射光方式の焦
点検出系として、先にも述べた特開昭56−42205
号公報に開示されたものを用いるとすると、チツ
プ表面の高さ位置は、ほぼチツプの中心、換言す
れば投影レンズ1の光軸AX付近で検出され、焦
点信号FSは結像面に対するチツプ表面のZ方向
のずれ量に対応したアナログ信号になる。そのず
れ量がZステージ4の調整により零になると、焦
点信号FSのアナログ値は合焦を表わすような所
定値(例えば零)になる。CPU20は、その所
定値になつたことを検出して、焦点合わせ動作を
終了する。
〔ステツプ104〕 次にCPU20は、レーザ干渉計12,13か
らの位置情報PX、PYと、Z位置検出器7aから
の位置情報PZとを読み取り、その各値を記憶す
る。位置情報PZは露光すべきチツプの表面と結
像面とを一致させたときのZステージ4のZ方向
の位置に対応している。このときの様子を第6図
を参照して説明する。第6図は第5図に示したウ
エハWのRR′矢視断面図であり、ここにはウエハ
ホルダー3の断面もあわせて示してある。第6図
ではウエハホルダー3に真空吸着されたウエハW
が裁置面に正確に矯正されず、平面度が悪化した
場合を誇張して表わしてある。Z位置検出器7a
はZステージ4の所定の基準面(xy平面)LPか
らの高さ位置の変化量を検出するものである。そ
こでZステージ4の高さ位置を変えずに基準面
LPと各チツプC15〜C22の表面と夫々との間隔を
計測したとき、その間隔がZ15,Z16、……Z21
Z22であるものとして、基準面LPと投影レンズ1
の結像面FPとの間隔(装置固有の一定値)をZ0
とすると、各チツプC15〜C22露光のたびに焦点合
わせを行なえば、各チツプC15〜C22毎のZステー
ジ4の高さ位置の調整量、すなわち位置情報
PZ15,PZ16……PZ21,PZ22の夫々はZ0−Z15,Z0
−Z16,……Z0−Z21,Z0−Z22として検出される。
尚、基準面LPは仮想的なものであり、これを例
えば結像面FPと一致させて、Z0=0としてもか
まわない。また後で詳しく説明するが、各位置情
報PZ15,PZ16……PZ21,PZ22の夫々に一定のオ
フセツト量が含まれていても、フラツトネスの演
算の際に相殺されるため何ら支障はない。
ところで本実施例では位置情報PX、PYをレー
ザ干渉計12,13から読み取るものとしたが、
露光すべきチツプのシヨツト座標値は予め決まつ
ているので、実際に読み込む位置情報はPZだけ
にしてもよい。
〔ステツプ105〕 次にCPU20は露光すべきチツプのフラツト
ネスを演算する。このフラツトネス検出方式を、
さらに第7図、第8図を参照して説明する。第7
図aは1つのチツプについてフラツトネスが許容
範囲にある状態を示し、第7図bは許容範囲外に
ある状態を模式的に示す。第7図a,bにおい
て、投影レンズ1の光軸AXは結像面FPに垂直で
あり、所望の解像力が得られる焦点深度を光軸
AX方向の幅でdとしてある。また露光すべきチ
ツプ(又はシヨツト)の大きさ(サイズ)をCS
とし、そのチツプの表面をWSとしてある。焦点
合わせが行なわれると、表面WSのチツプ中心は
結像面FPと一致し、表面WSのフラツトネスが第
7図aのようにサイズCS内の全域で焦点深度d
内にあるときは、そのチツプの露光の解像不良と
なることはない。ところが第7図bのように、サ
イズCSの周辺が焦点深度dの幅を越えるほど表
面WSが傾斜していると、チツプ周辺で解像不良
が生じる。尚、サイズCSのような小さい範囲で
は、第6図のようにウエハ全体が湾曲していて
も、表面WSはほぼ均一な平面とみなすことがで
きる。このためチツプ(シヨツト)の端部の結像
面FPからの光軸方向へのずれ量は、表面WSの結
像面FPに対する傾きをθとすると、第7図aの
場合は約1/2CS・sinθ1であり、第7図bの場合は
約1/2CS・sinθ2である。従つて|CS・sinθ|≦
dであれば、チツプ(シヨツト)全面で必要な解
像力が得られるし、|CS・sinθ|>dであればチ
ツプ(シヨツト)周辺で解像不良が生じることに
なる。本実施例では傾きθを直接測定して、上記
演算によりフラツトネスを検出するのではなく、
露光しようとするウエハW上のチツプ(シヨツ
ト)と、それに隣接したチツプとの焦点合わせ時
のZステージ4の各高さ位置の相互関係から簡単
な演算でフラツトネスを検出する。
第8図は、第5図に示したウエハW上で、チツ
プC9〜C14と露光が進み、さらにチツプC15〜C19
までの露光が終了した状態で、チツプC20を露光
しようとする場合のチツプ配列を示し、特にチツ
プC9〜C11,C19,C20の部分の拡大図である。各
チツプC9,C10,C11,C19は、これから露光する
チツプC20の周辺に隣接した露光済みのチツプで
ある。C9,C10,C11,C19の夫々の中心の高さ位
置に関する位置情報PZ9,PZ10,PZ11,PZ19は、
各チツプの露光前に検出され、ステツプ104で
CPU20に接続されたRAM21に記憶されてい
る。そこでCPU20はこれから露光しようとす
るチツプC20の中心の高さ位置に関する位置情報
PZ20と、PZ9,PZ10,PZ11,PZ19との夫々から、
チツプC20の週辺の4点Pa,Pb,Pc,Pdが焦点
深度dの幅に入いつているか否かを演算する。こ
こで隣接するチツプ同志の表面は線形の変位とし
て近似できるものとすると、4点Pa,Pb,Pc,
Pdのチツプ中心に対する光軸方向の変位量ΔZa、
ΔZb、ΔZc、ΔZbは、以下の各式で表わされる。
ΔZa=1/2(|PZ20−PZ9|) ……(1) ΔZb=1/2(|PZ20−PZ10|) ……(2) ΔZc=1/2(|PZ20−PZ11|) ……(3) ΔZd=1/2(|PZ20−PZ19|) ……(4) この各式からも明らかなように、着目する露光
領域(チツプC20)における高さ位置と、その周
辺の露光領域の高さ位置との偏差を検出するの
で、検出した高さ位置同志に一定のオフセツト量
が含まれていたとしても、そのオフセツトは相殺
されることになる。このことは、ウエハW自体の
厚みむら等の影響を受けず、常にウエハ表面の局
部的な微小傾斜に応じた変位量が正確に検出でき
ることを意味する。
そこでCPU20は上記式(1)、(2)、(3)、(4)を演
算して、その結果をRAM21に記憶する。この
際、CPU20はチツプC20の周囲のチツプで、す
でに露光されたもの、すなわち位置情報PZがす
でに検出されて記憶されたチツプをチツプ配列デ
ータ上でサーチする処理も必要となる。尚、本ス
テツプは本発明における偏差検出手段の機能を実
現する。
〔ステツプ106〕 次にCPU20は、演算された変位量ΔZa、
ΔZb、ΔZc、ΔZdが焦点深度dとの関係で許容さ
れ得る値か否かの判断を行なう。変位量ΔZはチ
ツプ中心に対するチツプ周辺の光軸方向のずれ量
なので、チツプの両端での変位量はほぼその2倍
となり、CPU20は以下の比較を行なう。
2・ΔZa≦d ……(5) 2・ΔZb≦d ……(6) 2・ΔZc≦d ……(7) 2・ΔZd≦d ……(8) この式(5)〜(8)までの各条件がともに満足されて
いるとき、チツプC20の表面はその内のどの点に
ついても第7図aのように焦点深度内にあり、フ
ラツトと判断される。また式(5)〜(8)の条件がとも
に満足されていないときは、チツプC20の周辺の
いたる点で焦点深度外になつていると判断され
る。ここでフラツトであると判断されたときは、
ステツプ107にジヤンプする。
〔ステツプ107〕 露光すべき領域がフラツトであれば、最適な解
像力が得られるので、CPU20はシヤツター制
御部23に指令を出力して、その領域での露光
(プリント)を実行する。
〔ステツプ108〕 プリントが終了するとCPU20は1枚のウエ
ハ上の全チツプ(シヨツト)について露光が完了
したか否かを判断して、完了していないときは再
び先のステツプ102からの動作を繰り返す。
〔ステツプ109〕 ステツプ108で全シヨツトの露光が完了したと
判断されたとき、CPU20は露光の終つたウエ
ハWをアンロード(搬出)する。
〔ステツプ110〕 次にCPU20はロツト内の全ウエハについて
露光したか否かを判断し、残りのウエハがあると
きは再びステツプ101からの動作を繰り返す。
ところで先のステツプ106において、フラツト
ではないと判断されると、CPU20はステツプ
100で設定された警報に関するパラメータに基づ
いて、各種警報を発生するためのステツプ120〜
132(本発明の警報発生手段)を実行する。
〔ステツプ120〕 ここでCPU20は、ウエハW上の露光しよう
としたチツプ(例えばC20)がフラツトネス不良
である旨の第1の警報ALM−1を発生する。そ
こでCPU20は表示データVSとして、ウエハ上
のそのチツプの位置に関する情報を出力するとと
もに、それを記憶する。これによつてデイスプレ
イ25上には解像不良になるチツプの位置が表示
される。
〔ステツプ121〕 次にCPU20は、警報ALM−1の発生した回
数を記憶するレジスタ(又はメモリ)を1だけイ
ンクリメント(+1カウント)する。尚、そのレ
ジスタ(又はメモリ)はステツプ101において新
しいウエハがローデイングされた時点で零にクリ
アされる。
〔ステツプ122〕 次にCPU20は、ステツプ100で設定されたパ
ラメータに基づいて、以降の露光を中止すべく装
置を停止させるか否かを判断する。装置を停止さ
せる場合は当然オペレータにその旨を知らせる必
要があり、以降その判断を「オペレータコールか
否かの判断」と呼ぶことにする。
〔ステツプ123〕 ステツプ122でオペレータコールが必要である
と判断されると、CPU20は装置の動作を中止
させて待機状態にさせるとともに、警報器26に
警報ALM−1に対応した信号ALMを出力する。
これによつて警報器26はウエハ上でこれから露
光するべきチツプ解像不良になることを表わす状
態になる。
〔ステツプ124〕 ステツプ122でオペレータコールが不要である
と判断されると、CPU20はステツプ121でカウ
ントされた警報ALM−1の発生回数、すなわち
解像不良になつたであろうチツプ(シヨツト)の
個数が、予め定めた任意の数nに達したか否かを
判断する。尚、ここでは1枚のウエハ上でそれま
で露光してきたシヨツト数と、警報ALM−1の
発生したシヨツト数との比が、所定の値に達した
か否かを判断するようにしてもよい。
〔ステツプ125〕 次にCPU20は、1枚のウエハ上でフラツト
ネス不良になつたチツプが所定個数以上ある旨の
第2の警報ALM−2を発生する。そこでCPU2
0は表示データVSとして、ウエハ上の複数のチ
ツプ位置で解像不良が起きたこと、換言すればウ
エハのホルダーへの吸着不良によつてウエハの平
坦化矯正が不十分である旨の情報を出力する。こ
れによつてデイスプレイ25上にはウエハのソリ
や湾曲が大きすぎるための吸着不良が発生したこ
とが表示される。
〔ステツプ126〕 次にCPU20は警報ALM−2が発生したこと
によるオペレータコールが必要か否かを予めセツ
トされたパラメータに基づいて判断する。
〔ステツプ127〕 ステツプ126でオペレータコールが必要と判断
されると、CPU20は装置の動作を中止させて
待機状態にさせるとともに、警報器26に警報
ALM−2に対応した信号ALMを出力する。これ
によつて警報器26は警報ALM−1による表示
と識別し得るような表示を行なつて、吸着不良の
可能性が高いことをオペレータに知らせる。
〔ステツプ128〕 ステツプ126でオペレータコール不要と判断さ
れると、CPU20はステツプ120で警報ALM−
1の発生したチツプ位置が、先行して露光された
ウエハ(1枚又は複数枚)上で生じたフラツトネ
ス不良と同一位置、もしくはその近傍であるか否
かを比較する。
〔ステツプ129〕 ステツプ128の比較によつて、先行ウエハ上の
同一位置、又はその近傍で警報ALM−1が発生
していたときは、CPU20はステツプ130に進
み、そうでないときには先に説明したステツプ
107の「プリント」からの動作を実行する。
〔ステツプ130〕 ここでCPU20は複数枚のウエハ上の同一位
置で解像不良が発生したこと、換言すればウエハ
ホルダー上の特定の位置にレジストの微粉やその
他のゴミが付着した可能性が高い旨の第3の警報
ALM−3を発生する。これによつてデイスプレ
イ25上には、ウエハホルダーへの異物の付着が
発生したことが表示される。
〔ステツプ131〕 次にCPU20は警報ALM−3が発生したこと
によるオペレータコールが必要か否かを、予めセ
ツトされたパラメータに基づいて判断する。ここ
でオペレータコールが不要と判断されると、先に
説明したステツプ107の「プリント」からの動作
が実行される。
〔ステツプ132〕 ステツプ131でオペレータコールが必要と判断
されると、CPU20は装置の動作を中止させて
待機状態にさせるとともに、警報器26に警報
ALM−3に対応した信号ALMを出力する。これ
によつて警報器26は先の2つの警報ALM−1,
ALM−2によるいずれの表示とも識別し得るよ
うな表示を行なつて、ウエハホルダーのクリーニ
ング等の必要があることをオペレータに知らせ
る。
以上本実施例の全体の動作を説明したが、第4
図に示したシーケンスでは1枚のウエハの露光動
作中に各種警報の発生や装置停止の要否を判断し
ていくので、実際の装置としてはその分だけウエ
ハの処理スピードが低下することが考えられる。
さらに1枚のウエハの露光動作中に装置が停止す
ることがあり、オペレータの作業が繁雑になるき
らいもある。
そこで各種警報は1枚のウエハの露光が終了し
た後、例えばステツプ109でウエハをアンロード
しているような間に出力するようにし、装置の停
止はそのウエハのアンロード後に行なうようにす
ると実際的である。そこで第4図の各ステツプの
うち、ステツプ101〜104までを実行したら、次に
ステツプ107〜109を実行するようにする。すなわ
ち1枚のウエハ上で解像不良になるチツプが発生
したとしても、それは無視してとりあえず1枚だ
けは露光してしまう。そしてステツプ109でウエ
ハをアンロードしている間に、ステツプ105〜132
までの警報処理を実行する。この場合、ステツプ
105でのフラツトネス演算は、露光されたウエハ
上の全チツプについて繰り返し行なわれ、ステツ
プ106は不要である。そして各チツプのフラツト
ネスが算出されたら、ステツプ120、においてそ
のチツプ位置をデイスプレイ25上に表示し、ス
テツプ121でチツプ数を計数する。そのチツプ数
が零のときは警報の発生は不要であるので、ステ
ツプ110の動作から前述のように繰り返される。
ステツプ121でチツプ数が零でないときは、ステ
ツプ124、125、128、129、及び130が順次実行さ
れる。この場合ステツプ122、123、126、127、
131は不要である。そしてステツプ129又は130が
終了した時点で前述の各種警報状態が警報器26
によつて表示する。こうして警報が表示されたと
きは、ステツプ109のウエハアンロードの完了後、
装置は自動的に待機状態になり、オペレータのア
シスト(例えばキーボード24からを指令入力)
を待つ。このようにすれば、解像不良の生じたウ
エハのチエツクを高いスループツトを維持しつつ
実現できるので、半導体素子の生産ラインにおい
て極めて有効である。
上記実施例で解像不良の生じたウエハ上のチツ
プ位置については、ステツプ120で順次記憶され
ていくので、その記憶状態を他の固定記憶装置
(磁気デイスク、フロツピーデイスク、又は磁気
カード、テープ等)に転送しておけば、以後のウ
エハプロセス上の管理データとして用いることも
できる。その一例として、ウエハプローバとテス
ターで最終的にチツプを検査する際、解像不良の
チツプが救済できないものとわかつている場合、
自動的にそのチツプの検査を省略することも可能
である。逆に解像不良のチツプについて重点的に
検査することもできる。さらに、レーザスポツト
を用いた欠陥修正装置に解像不良のデータを送り
込み、プローバと共同して欠陥修正する際のデー
タとして使うこともできる。
またフラツトネス演算の際、1枚のウエハの露
光動作が終了してから各チツプ毎のフラツトネス
を算出する場合は、着目する露光領域の周辺のチ
ツプのうち、最大8個のチツプの高さ位置情報
PZの夫々を着目露光領域の高さ位置情報PZと比
較することが可能である。さらに露光動作中に逐
次各種警報を発生する場合は、1枚のウエハ上の
初めの方に露光したチツプについては、比較すべ
き周辺のチツプの情報PZが少なかつたり、まつ
たくなかつたりすることもある。このときは途中
まで露光が終つた状態で、初めの方で露光したチ
ツプについてのフラツトネスを再演算させるか、
そのウエハの露光完了後に再演算させるようにす
るとよい。
尚、フラツトネスの検出は、第8図に示すよう
に着目する露光領域の周辺の何点かの高さ位置を
求める方式なので、その露光領域のどの部分が解
像不良になるのかも判定できる。具体的には先の
条件式(5)〜(8)の中で条件を満足しなかつた部分を
検出して、表示データVSとして出力し、デイス
プレイ25上に表示すればよい。
以上本発明の各実施例は縮小投影型露光装置を
用いて説明されているが、X線ステツパーの場合
も全く同様に実施できる。X線ステツパーの場合
は、マスクとウエハとを10〜50μm程度の一定の
ギヤツプに設定するだけであり、結像光学系があ
る訳ではないが、マスクからそのギヤツプ分だけ
離れた位置に原画像の形成される所定像面が位置
していると言える。
さらにウエハ上の各露光領域毎に、その表面の
高さを計測する例としては、Zステージ4は一定
の高さに固定したままウエハを2次元移動させ
て、そのときの焦点信号FSのアナログ値の変化
を検出するようにしてもよい。このようにするウ
エハへの露光前に解像不良となるチツプが検出可
能である。また焦点検出用に設けられた対物レン
ズが常にウエハの表面に合焦するように、対物レ
ンズを上下動させる方式では、対物レンズの上下
動の量を各露光領域毎に読み取るようにしても同
様のフラツトネス演算が可能である。尚、Zステ
ージ4又は対物レンズの上下動をパルスモータで
駆動する場合は、パルスモータに送出するパルス
数を計測するカウンタをCPU20内に設定すれ
ば、そのカウンタがZ位置検出器7aと同等の機
能を実現することになる。
(発明の効果) 以上本発明によれば、感光基板のソリや湾曲等
による各露光領域の傾きを、何ら特別の検出装置
を設けることなく検出でき、解像不良を起こした
チツプ、又は解像不良になるようなチツプをただ
ちに判断できるので、半導体素子の生産率(良品
率)を著しく向上させることができるといつた効
果が得られる。さらに解像不良になるか否かの判
断も露光直前に行なうことが可能であるので、無
用の露光動作をさけることも可能となる。また複
数の感光基板を露光処理する間に生じる真空チヤ
ツクの吸着不良や吸着面への異物の付着の発見も
容易に行なえるといつた利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の特徴を表わす概略的な構成
図、第2図は本発明の実施例による投影型露光装
置の概略的な構成を示す斜視図、第3図は第2図
の装置の制御系を示す回路ブロツク図、第4図は
一連の露光動作や警報発生動作のシーケンスを示
すフローチヤート図、第5図はウエハへのシヨツ
ト(チツプ)配列の一例を示す平面図、第6図は
第5図中のウエハのRR′矢視断面を、ウエハホル
ダーの断面とともに示す断面図、第7図は解像不
良になるか否かを説明するための図、第8図は解
像不良を検出する動作を説明するためのチツプ配
列を示す平面図である。 〔主要部分の符号の説明〕、1……投影レンズ、
4……Zステージ、7……Z駆動部、7a……Z
位置検出器、14,15……焦点検出系、20…
…CPU、25……デイスプレイ、26……警報
器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 露光すべき原画像の形成される所定像面と略
    平行な面内で感光基板を保持して2次元移動する
    ステージと、前記原画像が露光される前記感光基
    板上の複数の露光領域の夫々の表面と前記所定像
    面との間隔方向の位置ずれを直接検出する焦点検
    出器を有し、前記露光領域の表面と前記所定像面
    とがほぼ一致するように、前記焦点検出器により
    検出された位置ずれに基づいて前記感光基板と前
    記所定像面との間隔を調整する調整手段とを備え
    た露光装置において、 前記露光領域に対する前記調整手段の調整動作
    がほぼ終了する毎に、その調整位置に対応した値
    を順次検出する位置検出手段と; 前記感光基板上のこれから露光すべき着目露光
    領域の周囲に位置するとともに、前記調整手段に
    よる調整動作が先立つて行われた周辺露光領域に
    ついて前記位置検出手段で検出された値を記憶す
    る記憶手段と; 前記着目露光領域について前記位置検出手段に
    より検出される値と前記記憶手段に記憶された値
    との偏差を算出する偏差演算手段と; 該算出された偏差が予め定められた許容値より
    も大きいときに前記着目露光領域内の平面度が悪
    化していることを表す第1の信号を発生する比較
    手段と; 前記感光基板上の複数の露光領域の夫々に対し
    て順次露光が進む間に発生した前記第1の信号の
    発生回路を計数し、その回数が予め定められた数
    以上のときに第2の信号を生成する警報生成手段
    とを備えたことを特徴とする露光装置。 2 露光すべき原画像の形成される所定像面と略
    平行な面内で感光基板を保持して2次元移動する
    ステージと、前記原画像が露光される前記感光基
    板上の複数の露光領域の夫々の表面と前記所定像
    面との間隔方向の位置ずれを直接検出する焦点検
    出器を有し、前記露光領域の表面と前記所定像面
    とがほぼ一致するように、前記焦点検出器により
    検出された位置ずれに基づいて前記感光基板と前
    記所定像面との間隔を調整する調整手段とを備え
    た露光装置において、 前記複数の露光領域の夫々に対する前記調整手
    段の調整動作がほぼ終了する毎に、その調整位置
    に対応した値を順次検出する位置検出手段と; 前記感光基板上の着目する露光領域と、その周
    囲に位置する周辺露光領域との夫々について前記
    位置検出手段で検出された値の偏差を、前記着目
    露光領域を変えて順次算出する偏差算出手段と; 前記偏差算出手段によつて順次算出される各偏
    差を予め定められた許容値と比較し、該許容値よ
    りも大きいときに着目露光領域の平面度が悪化し
    ていることを表す第1の信号を発生する比較手段
    と; 該比較手段の第1の信号が発生した着目露光領
    域の前記感光基板上での数が、予め設定された数
    よりも多いときに所定の警報を表示する表示手段
    とを備えたことを特徴とする露光装置。 3 前記偏差算出手段は、前記着目露光領域に隣
    接した2つ以上のn個の周辺露光領域の夫々と、
    当該着目露光領域との間で前記偏差を算出し、前
    記比較手段は当該着目露光領域に対して算出され
    たn個の偏差のうち少なくとも1つの偏差が前記
    許容値よりも大きいときに前記第1の信号を生成
    することを特徴とする特許請求の範囲第2項に記
    載の装置。 4 前記表示手段は、前記比較手段が第1の信号
    を生成した着目露光領域の前記感光基板上での位
    置を表す情報を表示することを特徴とする特許請
    求の範囲第2項に記載の装置。 5 露光すべき原画像の形成される所定像面と略
    平行な面内で感光基板を保持して2次元移動する
    ステージと、前記原画像が露光される前記感光基
    板上の複数の露光領域の夫々の表面と前記所定像
    面との間隔方向の位置ずれを直接検出する焦点検
    出器を有し、前記露光領域の表面と前記所定像面
    とがほぼ一致するように、前記焦点検出器により
    検出された位置ずれに基づいて前記感光基板と前
    記所定像面との間隔を調整する調整手段とを備
    え、前記感光基板の複数枚を順次処理する露光装
    置において、 前記複数の露光領域の夫々に対する前記調整手
    段の調整動作がほぼ終了する毎に、その調整位置
    に対応した値を順次検出する位置検出手段と; 前記感光基板上の着目する露光領域と、その周
    囲に位置する周辺露光領域との夫々について前記
    位置検出手段で検出された値の偏差を、前記着目
    露光領域を変えて順次算出する偏差算出手段と; 前記偏差算出手段によつて順次算出される各偏
    差を予め定められた許容値と比較し、該許容値よ
    りも大きいときは当該着目露光領域の平面度が悪
    化していることを表す第1の信号を発生する比較
    手段と; 前記複数枚の感光基板のうち、先行する第1の
    感光基板の露光処理の際、前記比較手段が第1の
    信号を発生した露光領域の位置を記憶する記憶手
    段と; 後続の第2の感光基板の露光処理の際、前記比
    較手段が第1の信号を発生した露光領域の位置が
    前記記憶手段に記憶された位置とほぼ一致してい
    るときは、第2の信号を発生する警報発生手段と
    を備えたことを特徴とする露光装置。 6 露光すべき原画像の形成される所定像面と略
    平行な面内で感光基板を保持して2次元移動する
    ステージと、前記原画像が露光される前記感光基
    板上の複数の露光領域の夫々の表面と前記所定像
    面との間隔方向の位置ずれを直接検出する焦点検
    出器を有し、前記露光領域の表面と前記所定像面
    とがほぼ一致するように、前記焦点検出器により
    検出された位置ずれに基づいて前記感光基板と前
    記所定像面との間隔を調整する調整手段とを備え
    た露光装置を用いた露光処理をへて、前記感光基
    板上の各露光領域に回路パターンを形成する製造
    方法において、 前記露光処理の際、前記複数の露光領域の夫々
    に対する前記調整手段の調整動作がほぼ終了する
    毎に、その調整位置に対応した第1の値を順次検
    出し、前記感光基板上の着目する露光領域につい
    て検出された第1の値と、その周辺に位置する周
    辺露光領域について検出された第1の値との偏差
    を、前記着目露光領域を変えて順次算出し、該算
    出された偏差が予め定められた許容値よりも大き
    くなつている着目露光領域の前記感光基板上での
    位置を表す情報を作成する第1工程と; 前記露光処理の終わつた感光基板上に形成され
    る回路パターンの形成状態を、前記第1工程で作
    成された情報に基づいて検査する第2工程とを含
    むことを特徴とする露光装置を用いた回路パター
    ン製造方法。
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