JP3598462B2 - 乾燥方法及び乾燥装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被処理基板上に塗布された塗布液を乾燥させる技術に関し、より詳細には減圧空間で乾燥処理を行う方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の減圧乾燥処理は、たとえば、液晶ディスプレイ(LCD)や半導体デバイス製造のフォトリソグラフィー工程の中で被処理基板(LCD基板、半導体ウエハ)上に塗布したレジスト液を乾燥させるために行われている。通常は、スピンコート法等によりレジスト液が塗布された基板を密閉可能なチャンバに搬入し、チャンバの室内を常温下で排気ないし真空引きして減圧状態とし、その減圧空間の中で基板上のレジスト液を乾燥させるようにしている。他にも、たとえば、半導体デバイスの多層配線構造における層間絶縁膜をSOG(Spin On Glass)塗布法で形成する工程において、基板上に塗布したSOG溶液を乾燥させるのに、同様の減圧乾燥法が使用できる。
【0003】
このような減圧乾燥法によれば、塗布液中の溶剤が徐々に揮発するので、塗布膜内に歪みやボイド等が発生し難く、良好な膜質を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の減圧乾燥法においては、チャンバに基板を搬入してから所要の圧力の減圧空間を形成するまでに相当の時間(排気時間)を要するため、乾燥処理の所要時間が長く、スループットを上げるのが難しい。また、減圧乾燥だけでは、基板と塗布膜との間に十分な密着性を得るのは難しい。そこで、減圧乾燥処理後に基板を加熱装置(オーブン)に移し、そこで加熱処理(ベーキング)を施して塗布液の更なる乾燥と基板への密着性を高めている。結局、基板上に所望の塗布膜を得るためには、減圧乾燥だけでは足りず、後工程としてベーキングによる乾燥処理を要している。
【0005】
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、基板上の塗布液に対する乾燥処理の所要時間を大幅に短縮してスループットの向上を実現する乾燥方法および乾燥装置を提供することを目的とする。
【0006】
本発明の別の目的は、被処理基板上に塗布された塗布液を短時間で安定かつ良好に乾燥させ、高品質の塗布膜を形成することができる乾燥方法および乾燥装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の乾燥方法は、被処理基板上に塗布された揮発性の溶剤を含む塗布液を乾燥させる乾燥方法であって、第1の減圧空間内に前記基板を置いて、前記塗布液中の溶剤を所定の量だけ揮発させる第1の工程と、前記第1の乾燥工程の後に、前記第1の減圧空間から実質的に独立した第2の減圧空間内に前記基板を置きかつ加熱して、前記塗布液中の溶剤をさらに所定の量だけ揮発させる第2の工程とを有し、前記第1および第2の減圧空間をゲート機構を介して互いに隣接させ、前記第1の工程の終了後に前記ゲート機構を開状態にして前記基板を前記第1の減圧空間から前記ゲート機構を通って前記第2の減圧空間へ移す。
また、本発明の第1の乾燥装置は、被処理基板上に塗布された揮発性の溶剤を含む塗布液を乾燥する乾燥装置であって、第1の減圧空間を有し、前記第1の減圧空間内に前記基板を置いて、前記塗布液中の溶剤を所定の量だけ揮発させる第1の処理部と、前記第1の減圧空間から実質的に独立した第2の減圧空間を有し、前記第2の減圧空間内に前記基板を置いてかつ加熱して、前記塗布液中の溶剤をさらに所定の量だけ揮発させる第2の処理部とを有し、前記第1および第2の減圧空間をゲート機構を介して互いに隣接させ、開状態の前記ゲート機構を通って前記基板を搬送するための基板搬送手段を前記第1または第2の減圧空間内に設ける。
【0008】
また、上記の目的を達成するために、本発明の第2の乾燥方法は、被処理基板上に塗布された揮発性の溶剤を含む塗布液を乾燥させる乾燥方法であって、第1の減圧空間内に前記基板を置いて、前記塗布液中の溶剤を所定の量だけ揮発させる第1の工程と、前記第1の乾燥工程の後に、前記第1の減圧空間から実質的に独立した第2の減圧空間内に前記基板を置きかつ加熱して、前記塗布液中の溶剤をさらに所定の量だけ揮発させる第2の工程とを有し、前記第1および第2の減圧空間から実質的に独立した第3の減圧空間を第1および第2のゲート機構を介して前記第1および第2の減圧空間にそれぞれ隣接させ、前記第1の工程の終了後に前記第1のゲート機構を開状態にして前記基板を前記第1の減圧空間から前記第1のゲート機構を通って前記第3の減圧空間へ移し、次いで前記第2のゲート機構を開状態にして前記基板を前記第3の減圧空間から前記第2のゲート機構を通って前記第2の減圧空間へ移す。
また、本発明の第2の乾燥装置は、被処理基板上に塗布された揮発性の溶剤を含む塗布液を乾燥する乾燥装置であって、第1の減圧空間を有し、前記第1の減圧空間内に前記基板を置いて、前記塗布液中の溶剤を所定の量だけ揮発させる第1の処理部と、前記第1の減圧空間から実質的に独立した第2の減圧空間を有し、前記第2の減圧空間内に前記基板を置いてかつ加熱して、前記塗布液中の溶剤をさらに所定の量だけ揮発させる第2の処理部と、前記第1のゲート機構を介して前記第1の減圧空間に隣接するとともに第2のゲート機構を介して前記第2の減圧空間に隣接する減圧可能な第3の室と、前記第3の室内に配置され、開状態の前記第1のゲート機構を通って前記第1の減圧空間より前記基板を搬出し、開状態の前記第2のゲート機構を通って前記第2の減圧空間へ前記基板を搬入する基板搬送手段とを有する。
【0009】
本発明においては、最初の第1の工程で、減圧乾燥のみの乾燥処理を基板に施すことにより、基板上の塗布液から溶剤を穏やかに揮発させる。したがって、第1の減圧空間の真空度は比較的低くてよく、第1の工程を常圧から開始してもよい。次の第2の工程では、第1の減圧空間から実質的に独立し、好ましくは第1の減圧空間よりも圧力の低い(真空度の高い)第2の減圧空間内で基板上の塗布液に減圧乾燥を施すと同時に加熱を施すことにより、塗布液からの溶剤の揮発は一気に本格化し、短時間のうちに塗布液が乾燥し、基板に対して密着性のよい塗布膜が形成される。この際、基板上の塗布液は先の第1の工程における減圧乾燥で既に一定の段階まで乾燥しており、しかもこの第2の工程でも減圧乾燥を引き続き受けるため、加熱による熱的応力が作用しても、塗布膜内で歪みやボイドあるいは塗布液の移動等は発生し難く、良好な膜質が得られる。なお、第2の減圧空間においては、基板の搬入前から所定の真空度の減圧状態を準備しておくことができる。
【0010】
本発明においては、第1および第2の工程における減圧乾燥処理の連続性または継続性を確保するうえで、第1の減圧空間と第2の減圧空間との間に常圧または陽圧空間を介在させないのが好ましい。
【0011】
この減圧空間の連続性の要件を満たすために、上記第1の乾燥装置では、第1および第2の減圧空間をゲート機構を介して互いに隣接させるとともに、開状態の上記ゲート機構を通って基板を搬送するための基板搬送手段を第1または第2の減圧空間内に設けている。かかる構成においては、第1の工程の終了後に、上記ゲート機構を開状態にして基板を第1の減圧空間からゲート機構を通って第2の減圧空間へ移すことが可能であり、第1の工程から第2の工程への移行時間を短くすることができる。
【0012】
また、上記減圧空間の連続性の要件を満たすために、上記第2の乾燥装置では、第1のゲート機構を介して第1の減圧空間に隣接するとともに第2のゲート機構を介して第2の減圧空間に隣接する減圧可能な第3の室を設け、この第3の室内に開状態の第1のゲート機構を通って第1の減圧空間より基板を搬出し、開状態の第2のゲート機構を通って第2の減圧空間へ基板を搬入する基板搬送手段を設けている。かかる構成においては、第1の工程の終了後に第1のゲート機構を開状態にして基板を第1の減圧空間から第1のゲート機構を通って第3の減圧空間へ移し、次いで第2のゲート機構を開状態にして基板を第3の減圧空間から第2のゲート機構を通って第2の減圧空間へ移すことができる。
【0013】
この態様においては、第3の減圧空間により両処理空間(第1および第2の減圧空間)を常時分離できるため、両処理空間の間で(通常は第1の減圧空間から第2の減圧空間への)パーティクルやコンタミネーションの流通を確実に防止することができる。また、第1の工程の開始前に第3の減圧空間を経由して基板を第1の減圧空間に搬入し、第2の工程の終了後に第2の減圧空間から第3の減圧空間を介して基板を搬出することができる。
【0014】
なお、本発明において、第1および第2の減圧空間は、必ずしも同時に存在する必要はなく、一方の減圧空間が基板に作用している間、他方の減圧空間は存在していなくてもよい。また、第1および第2の減圧空間は、必ずしも空間的に分断または遮断されている必要はなく、したがって必ずしも別々の処理室またはチャンバに形成される必要はない。たとえば、同一のチャンバ内に場所を変えて第1および第2の減圧空間を形成することも可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
【0016】
図1に、本発明の一実施形態における乾燥装置の構成を模式的に示す。この乾燥装置は、密閉可能つまり減圧可能な2つの処理室またはチャンバ10,12を併設してなる。両チャンバ10,12は、側壁14とゲートバルブ16を介して互いに隣接している。
【0017】
第1のチャンバ10内には、基板支持台または支持板18が配設され、この支持台18の上に被処理基板(たとえばLCD基板または半導体ウエハ等)Bが載置されるようになっている。通常は、支持台18の表面または上面に多数の支持ピン20が離散的に取付され、これらの支持ピン20に担持されるようにして基板Bが載置される。支持台18には、基板Bを担持して昇降移動できる複数本たとえば4本のリフトピン22も設けられている。支持台18の内部または下方に設けられた昇降駆動部(図示せず)がこれらのリフトピン22を昇降駆動するようになっている。
【0018】
第1のチャンバ10において、支持台18と側璧14との間に基板搬送装置24が設置されている。この搬送装置24の搬送アーム26は、昇降・回転・伸縮自在に構成され、基板Bの受け渡しのためにチャンバ10内では支持台18の上方に設定された基板受け渡し位置にアクセスできるようになっており、さらにゲートバルブ16が開状態のときに側璧14に形成される基板搬入出口(開口)28を通って第2のチャンバ12内の基板受渡し位置までアクセスできるようになっている。
【0019】
第1のチャンバ10において、第2のチャンバ12側の側14とは異なる側30に基板搬入口(開口)32とこれを開閉するゲートバルブ34が設けられている。このゲートバルブ34が開いた状態で、外部の基板搬送装置の搬送アーム(図示せず)が基板搬入口32を通って基板Bを室10内に搬入するようになっている。
【0020】
第1のチャンバ10には、たとえば底面に、第1の真空排気システム(図示せず)に接続または連通する排気口36が設けられている。また、室内の気圧を測定するための圧力センサ38が設けられており、このセンサ38の出力信号(圧力測定信号)S1はコントローラ(図示せず)に送られる。該コントローラの制御の下で、第1の真空排気システムは、チャンバ10内を所定の真空度まで排気して室内に減圧空間を形成する。
【0021】
第1のチャンバ10には、室内に不活性ガスを供給するためのガス供給管40が接続されている。室10内を常圧に戻すときは、不活性ガス供給部(図示せず)からの不活性ガスたとえばN2ガスがパージングガスとしてガス供給管40を介して室内に供給されるようになっている。
【0022】
第2のチャンバ12内には、支持台または支持部材42が配設され、この支持台42の上に熱板44が設置されている。熱板44は、熱伝導度の高い材質たとえばアルミニウムからなり、発熱体たとえばモリブデンまたはタングステン等からなる抵抗発熱体(図示せず)を内蔵しており、支持台42の内側または下方のユーティリティユニット46に設けられている電源部(図示せず)より電力の供給を受けて設定温度で発熱するようになっている。熱板44の発熱温度をフィードバック方式で制御するために、熱板44の温度またはその付近の温度を検出する温度センサ(図示せず)を設けてよい。
【0023】
熱板44には複数個の貫通孔(図示せず)が所定の間隔をおいて離散的に形成され、それらの貫通孔をそれぞれ通ってリフトピン48が昇降できるようになっている。リフトピン48の下端部は、支持台42の内側または下方のユーティリティユニット46内に設けられている昇降駆動部(図示せず)に結合または連結され、かつ支持されている。該昇降駆動部の昇降駆動および支持により、リフトピン48はピン上に基板Bをほぼ水平に担持した状態で熱板44の上方に設定された所定の上限および下限位置(範囲)内で任意の高さ位置に昇降移動でき、かつ任意の高さ位置で静止できるようになっている。
【0024】
このように、第2のチャンバ12では、一定温度で発熱する熱板44の真上で基板Bの高さ位置、つまり熱板44と基板Bとの間隔hをリフトピン48および昇降駆動部により可変制御することで、基板Bに対する加熱温度を可変制御できるようになっている。
【0025】
第2のチャンバ12において、第1のチャンバ10側の側14とは異なる側50に基板搬出口(開口)52とこれを開閉するゲートバルブ54が設けられている。このゲートバルブ54が開いた状態で、外部の搬送装置の搬送アーム(図示せず)が基板搬出口52を通って基板Bをチャンバ12から搬出するようになっている。
【0026】
第2のチャンバ12にも、たとえば底面に、第2の真空排気システム(図示せず)に接続または連通する排気口56が設けられている。室内の気圧を測定するための圧力センサ58も設けられており、そのセンサ出力(圧力測定信号)S2は上記コントローラに送られる。このコントローラの制御の下で、第2の真空排気システムは、第2のチャンバ12内を所定の真空度まで排気して室内に減圧空間を形成する。
【0027】
通常、最初の乾燥工程が行われる第1のチャンバ10内の減圧空間の圧力よりも次の乾燥工程が行われる第2のチャンバ12内の減圧空間の圧力の方を低い値(高い真空度)に設定してよい。たとえば、塗布液としてレジスト液を乾燥させる場合は、第1のチャンバ10内の減圧空間の圧力を1Torr付近に設定し、第2のチャンバ12内の減圧空間の圧力を10−1 Torr付近に設定してよい。塗布液がSOG溶液である場合は、たとえば、第1のチャンバ10内の減圧空間の圧力を数Torr付近に設定し、第2のチャンバ12内の減圧空間の圧力を10−3 Torr付近に設定してよい。
【0028】
第2のチャンバ12にも、室内に不活性ガスを供給するためのガス供給管60が接続されている。処理後に室10内を常圧に戻すとき、あるいは処理中に、不活性ガス供給部(図示せず)からの不活性ガスたとえばN2ガスがガス供給管60を介して室12内に供給されるようになっている。また、第2のチャンバ12内には、基板Bを加熱するのと相俟って、必要に応じて反応性ガスたとえばO2ガスやH2ガス等を別の反応性ガス供給管61より供給することも可能である。
【0029】
上記コントローラは、外部の処理装置または搬送装置の動作と連携し、この乾燥装置内の各部、特に搬送系の各部(ゲートバルブ16,34,54、搬送装置24、リフトピン22,48およびその昇降駆動部等)、圧力系の各部(第1および第2の真空排気システム、不活性ガス供給部、反応性ガス供給部等)、加熱系の各部(熱板44の熱発生部、リフトピン48およびその昇降駆動部等)の動作を制御する。
【0030】
次に、この乾燥装置の作用を説明する。
【0031】
先ず、被処理基板Bは第1のチャンバ10に搬入される。この搬入される基板Bは、直前に塗布装置(図示せず)において基板表面全体にたとえば常法の塗布工程たとえばスピンコート法により塗布液を一定の膜厚に塗布されている。
【0032】
この基板Bの搬入に際して、第1のチャンバ10の室内は不活性ガス(パージングガス)で満たされ常圧に維持されている。ゲートバルブ34が開いて外部搬送装置の搬送アームが基板Bを保持したまま室10内に入ってきて、基板Bを支持台18の上方にセットする。そこに、リフトピン22が上昇して搬送アームから基板Bを受け取る。搬送アームが退室した後、リフトピン22が下降して基板Bを支持台18に載置する。一方で、ゲートバルブ34が閉じて、第1のチャンバ10内は密閉空間となる。
【0033】
基板Bが支持台18に載置されたなら、コントローラの制御の下で第1の真空排気システムにより第1のチャンバ10内の排気(真空引き)が開始される。この真空引きでは、室内の圧力を常圧から設定値まで連続的または単調に下げてもよく、あるいは段階的に下げても良い。
【0034】
こうして、第1のチャンバ10において基板Bが常圧状態から真空度の比較的低い設定圧力まで徐々に減圧する空間内に置かれることで、基板B上の塗布液中の溶剤が徐々にかつ穏やかに揮発し、揮発した溶剤は室外に排出される。ここで、減圧乾燥の初期段階には、基板Bの表面よりガスが放出される。また、真空引きの初期段階には第1のチャンバ10の内壁等からもガスが放出される。これらの脱ガスも第1の真空排気システムにより室外に排出される。
【0035】
真空引きを開始してから所定時間t1が経つと、第1のチャンバ10における減圧乾燥処理が終了する。この時点で、基板B上の塗布液は一定の段階まで乾燥している。この減圧乾燥処理における乾燥の度合いまたは溶剤の揮発量は、レジスト液の種類に依存するが、処理時間t1、圧力等のパラメータによって調節可能であり、たとえば所望の到達乾燥度(総揮発量)の30%の程度まで乾燥させてよい。
【0036】
上記のようにして第1のチャンバ10における減圧乾燥処理が終了すると、リフトピン22が上昇して基板Bを水平姿勢のまま所定の高さ位置まで持ち上げる。この直後に、同室内の搬送装置24が作動して、搬送アーム26をリフトピン22に支持されている基板Bの下まで伸ばし、リフトピン22から基板Bを受け取る。一方で、ゲートバルブ16が開く。
【0037】
搬送アーム26は、開状態の基板搬入出口28を通って基板Bを第2のチャンバ12内に搬入し、所定の高さ位置にて基板Bを熱板44の真上にセットする。この直後に、リフトピン48が上昇して、搬送アーム26から基板Bを受け取る。基板Bを渡した搬送アーム26は第2のチャンバ12から退出し、直後にゲートバルブ16が閉じる。ゲートバルブ16が閉じた後で、第1のチャンバ10では第1の真空排気システムによる真空引きが止められ、ガス供給管40よりパージングガス(不活性ガス)が室内に供給される。この結果、このチャンバ10の室内は、減圧状態が解除され、常圧空間に変わる。
【0038】
第2のチャンバ12の室内は、基板Bの搬入に先立って予め所定の真空度たとえば10−2 Torr付近に維持されている。基板Bの搬入時には上記のようにゲートバルブ16が開いて一時的に第1のチャンバ10と連通するため、第2のチャンバ12の室内の圧力は上昇する。この圧力の変化は圧力センサ58によって検出され、コントローラの制御の下で第2の真空排気システムにより直ちに補正される。これにより、第2のチャンバ12においては、基板Bの搬入直後から所定の真空度で減圧乾燥を開始することができる。
【0039】
一方、第2のチャンバ12内では、基板Bの搬入前から熱板44が所定の温度で発熱状態を維持している。したがって、搬入直後から基板Bに熱エネルギーを供給できるようになっている。
【0040】
リフトピン48は、上記したように昇降移動可能であり、かつ所定範囲内の任意の高さ位置にて基板Bを水平姿勢に保ったまま支持することができる。通常は、搬送アーム26から基板Bを受け取った高さ位置あるいは別の所定の高さ位置を初期位置としてよく、この初期位置で基板Bが真下の熱板44より加熱される温度が初期加熱温度となる。
【0041】
第2のチャンバ12内の昇降駆動部は、リフトピン48に基板Bを水平姿勢に担持させながら、コントローラの制御の下で時間の経過とともに連続的(単調)にまたは段階的にリフトピン48を下降させる。このようなリフトピン48の下降移動にしたがって時間の経過とともに連続的(単調)にまたは段階的に、リフトピン48上の基板Bの高さ位置が下がり、ひいては基板Bと熱板44との間隔hが小さくなり、基板Bに対する加熱温度が上昇する。
【0042】
このように、第2のチャンバ12内では、第1のチャンバ12内で減圧乾燥処理を一定の段階まで受けてきた基板Bに対して、より高い真空度の減圧空間にて減圧乾燥処理が続行されると同時に加熱処理が行われる。これにより、基板B上の塗布液から溶剤が本格的に勢いよく揮発し、短時間のうちに塗布液が乾燥して、塗布膜(被膜)が形成される。
【0043】
この際、基板B上の塗布液は先の第1のチャンバ10における減圧乾燥処理で既に一定の段階まで乾燥しており、しかもこの第2のチャンバ12内でも減圧乾燥処理が継続して行われるため、加熱による熱的応力が塗布膜に作用しても、膜内で歪みやボイドあるいは塗布液の移動等が発生し難い。
【0044】
また、基板B上の塗布液を減圧乾燥せずにいきなり加熱すると、乾燥後の塗布膜にリフトピンや支持ピン等の跡がつくという問題がある。しかし、本発明によれば、塗布液に対する最初の処理として第1のチャンバ10内で加熱を伴わない減圧乾燥処理が行われているので、そのようなピン跡の発生を防止することができる。
【0045】
なお、基板B表面からの脱ガスは先の第1のチャンバ10における減圧乾燥によってほぼ出尽くしており、第2のチャンバ12における減圧乾燥での脱ガスは殆どないか、あっても僅かである。また、第2のチャンバ12の室内は基板Bの搬入前から排気(真空引き)を開始しているため、処理中に室内の内壁面や各部から脱ガスは殆ど出ない。したがって、パーティクルやコンタミネーションの少ない清浄な減圧空間の中で基板Bは減圧および加熱乾燥処理を受けることができる。
【0046】
基板Bの搬入が完了してから所定時間t2が経つと、第2のチャンバ12における乾燥処理が終了する。この時点で、基板B上の塗布液はさらに所定の段階まで乾燥している。しかも、加熱されて乾燥するため、基板Bに対して良好に密着する。この減圧乾燥および加熱処理における乾燥の度合いまたは溶剤の揮発量は、塗布液の種類や先の第1のチャンバ10における乾燥の到達等に依存するが、処理時間t2、圧力、加熱温度等のパラメータによって調節可能であり、たとえば所望の到達乾燥度まで乾燥させてよい。その場合、専用加熱装置での更なる乾燥処理(ベーキング)を不要とすることができる。もっとも、乾燥途中(たとえば到達乾燥度の80%程度)でチャンバ10内の乾燥処理を終了し、後で専用加熱装置においてベーキングにより到達乾燥度まで乾燥させることも可能である。
【0047】
また、塗布膜の種類によっては、たとえばシラノール化合物からなるSOGにおいては、第2のチャンバ12における乾燥処理の中で、溶剤の揮発に終始することなく、さらに所定の温度条件の下で塗布膜を縮合または重合させることも可能である。このような縮合または重合反応に際しては、塗布膜表面において酸化反応等の不所望な反応を防止するために、チャンバ12内の減圧空間を不活性ガスで満たすようにしてよい。
【0048】
あるいは、層間絶縁膜等に用いられているシリカ系被膜においては、第2のチャンバ12における乾燥処理の中で、室内に所定の温度たとえば300゜Cで反応性ガス供給管16より供給の酸素または水蒸気で雰囲気を形成し、基板B上の塗布膜を酸化反応させて所望の被膜を得ることもできる。
【0049】
第2のチャンバ12における減圧乾燥および加熱処理が終了したなら、基板Bを室外へ搬出する。側50の隣(外)に減圧空間たとえば第3の室またはチャンバが設けられている場合は、直ちにゲートバルブ54が開いて、外部の搬送装置(図示せず)がチャンバ12内にアクセスして基板Bをリフトピン48から受け取って第3の室へ搬出してよい。側50の隣(外)が常圧の空間になっている場合は、第2の真空排気システムによる真空引きが止まって、不活性ガス供給管60より不活性ガスがパージングガスとしてチャンバ12内に供給され、室内の減圧状態が解除された後にゲートバルブ54が開いて、外部の搬送装置が基板Bを室外へ搬出してよい。基板Bを室外へ搬出した後は、ゲートバルブ54が閉じて、第2の真空排気システムによる真空引きが再開され、チャンバ12内に減圧空間が再生される。
【0050】
もっとも、図2に示すように、第1および第2のチャンバ10,12の間に第3の室62を設ける装置構成としてもよい。この装置構成では、第3の室62内に基板搬送装置64を設置すればよく、両処理室10,12内に搬送系を置く必要はない。第3の室62は、第1および第2のチャンバ10,12とそれぞれゲートバルブ68,70を介して隣接するとともに、ゲートバルブ72を介して他の処理室または搬送空間(図示せず)と隣接する。第3の室62の排気口74は第3の真空排気システムに接続され、両チャンバ10,12とは別個に室62内が所定の真空度に減圧される。また、第3の室62内にも、必要に応じて室内を常圧にするためのパージングガスがガス供給管76より供給されるようになっている。
【0051】
この装置構成において、最初に基板Bは外部から開状態のゲートバルブ72を通って第3の室62に搬入される。次に、ゲートバルブ68が開いて、第3の室62内に設置の搬送装置64が基板Bを第1のチャンバ10内に搬入する。第1のチャンバ10内では上記と同様の減圧乾燥処理が行われる。この乾燥処理が終了すると、ゲートバルブ68が開いて、第3の室62の搬送装置64がチャンバ10から基板Bを搬出する。基板Bが第3の室62に搬入されてから、ゲートバルブ68が閉まると同時(好ましくは直後)に、ゲートバルブ70が開き、搬送装置64が基板Bを第2のチャンバ12に搬入する。第2のチャンバ12内では、上記と同様の減圧乾燥および加熱処理が行われる。この乾燥処理の終了後にゲートバルブ70が開いて、搬送装置64が基板Bをチャンバ12から搬出する。しかる後、ゲートバルブ72が開き、第3の室62から基板Bが外部へ搬出される。第3の室62のゲートバルブ68,70,72は同時に開状態となる必要はなく、その中の1つが開状態になっている時に他の全てのゲートバルブは閉状態になっていてよい。
【0052】
このように第1および第2のチャンバ10,12の間に第3の室62を設ける装置構成においては、第3の室62の減圧空間により両チャンバ10,12内の減圧空間を常時分離できるため、両チャンバ10,12の間で(通常はチャンバ10からチャンバ12への)パーティクルやコンタミネーションの流通を確実に防止することができる。また、乾燥処理前の基板Bを第3の室62を経由して第1のチャンバ10に搬入し、第2のチャンバ12から処理済みの基板Bを第3の室62を経由して搬出することが可能であり、両チャンバ10,12の室内を常時減圧状態に維持することも可能である。
【0053】
なお、基板Bが第1のチャンバ10から第3の室62を通って第2のチャンバ12に移送される間も減圧空間に置かれるため、厳密には第1のチャンバ10における減圧乾燥処理が移送中も継続または延長する。したがって、第3の室62内の圧力を、たとえば両チャンバ内圧力の中間値、つまり第1のチャンバ10の減圧空間の圧力よりは低く、第2のチャンバ12の減圧空間の圧力よりも高い値に設定してよい。
【0054】
次に、図3〜図5につき本発明の一実施形態による塗布装置を適用した塗布現像処理システムを説明する。
【0055】
図3に、この塗布現像処理システムの構成を示す。この塗布現像処理システムは、たとえばLCD基板を被処理基板とし、LCD製造プロセスにおいてフォトリソグラフィー工程の中の洗浄、レジスト塗布、乾燥、現像およびポストベークの各処理を行うものである。露光処理は、このシステムに隣接して設置される外部の露光装置(図示せず)で行われる。
【0056】
この塗布現像処理システムは、大きく分けて、カセットステーション(C/S)100と、プロセスステーション(P/S)102と、インタフェース部(I/F)104とで構成される。
【0057】
システムの一端部に設置されるカセットステーション(C/S)100は、複数のLCD基板Bを収容するカセットCを所定数たとえば4個まで載置可能なカセットステージ106と、このステージ106上のカセットCについて基板Bの出し入れを行うサブアーム機構108とを備えている。このサブアーム機構108は、基板Bを保持できる搬送アームを有し、X,Y,Z,θの4軸で動作可能であり、後述するプロセスステーション(P/S)102側の搬送装置132と基板Bの受け渡しを行えるようになっている。
【0058】
プロセスステーション(P/S)102は、上記カセットステーション(C/S)100側から順に洗浄プロセス部110と、塗布プロセス部112と、現像プロセス部114とを基板中継部116、薬液供給ユニット118およびスペース120を介して(挟んで)横一列に設けている。
【0059】
洗浄プロセス部110は、2つのスクラバ洗浄ユニット(SCR)122と、上下2段の紫外線照射/冷却ユニット(UV/COL)124と、加熱ユニット(HP)126と、冷却ユニット(COL)128とを含んでいる。
【0060】
塗布プロセス部112は、レジスト塗布ユニット(CT)134と、乾燥ユニット(VD)136と、エッジリムーバ・ユニット(ER)138と、上下2段型アドヒージョン/冷却ユニット(AD/COL)140と、冷却ユニット(COL)142と、加熱ユニット(HP)144とを含んでいる。乾燥ユニット(VD)136が本発明の一実施形態による乾燥装置であり、その詳細は後に説明する。
【0061】
現像プロセス部114は、3つの現像ユニット(DEV)150と、2つの上下2段型加熱/冷却ユニット(HP/COL)152と、加熱ユニット(HP)154とを含んでいる。
【0062】
各プロセス部110,112,114の中央部には長手方向に搬送路130,146,156が設けられ、主搬送装置132,148,158が各搬送路に沿って移動して各プロセス部内の各ユニットにアクセスし、基板Bの搬入/搬出または搬送を行うようになっている。なお、このシステムでは、各プロセス部110,112,114において、搬送路130,146,156の一方の側にスピンナ系のユニット(SCR,CT,DEV等)が配置され、他方の側に熱処理系のユニット(HP,COL等)が配置されている。
【0063】
システムの他端部に設置されるインタフェース部(I/F)104は、プロセスステーション(P/S)102と隣接する側にイクステンション(基板受け渡し部)159およびバッファステージ160を設け、露光装置と隣接する側に搬送機構162を設けている。
【0064】
図4に、この塗布現像処理システムにおける処理の手順を示す。先ず、カセットステーション(C/S)100において、サブアーム機構108が、ステージ106上の所定のカセットCの中から1つの基板Bを取り出し、プロセスステーション(P/S)102の洗浄プロセス部110の主搬送装置132に渡す(ステップS1)。
【0065】
洗浄プロセス部110において、基板Bは、先ず紫外線照射/冷却ユニット(UV/COL)124に順次搬入され、最初の紫外線照射ユニット(UV)では紫外線照射による乾式洗浄を施され、次の冷却ユニット(COL)では所定温度まで冷却される(ステップS2)。この紫外線洗浄では主として基板表面の有機物が除去される。
【0066】
次に、基板Bはスクラバ洗浄ユニット(SCR)122の1つでスクラビング洗浄処理を受け、基板表面から粒子状の汚れが除去される(ステップS3)。スクラビンク洗浄の後、基板Bは、加熱ユニット(HP)126で加熱による脱水処理を受け(ステップS4)、次いで冷却ユニット(COL)128で一定の基板温度まで冷却される(ステップS5)。これで洗浄プロセス部110における前処理が終了し、基板Bは、主搬送装置132により基板受け渡し部116を介して塗布プロセス部112へ搬送される。
【0067】
塗布プロセス部112において、基板Bは、先ずアドヒージョン/冷却ユニット(AD/COL)140に順次搬入され、最初のアドヒージョンユニット(AD)では疎水化処理(HMDS)を受け(ステップS6)、次の冷却ユニット(COL)で一定の基板温度まで冷却される(ステップS7)。
【0068】
その後、基板Bは、レジスト塗布ユニット(CT)134でレジスト液を塗布され、次いで乾燥ユニット(VD)136で本発明による乾燥処理を受け、次いでエッジリムーバ・ユニット(ER)138で基板周縁部の余分(不要)なレジストを除かれる(ステップS8)。
【0069】
次に、基板Bは、冷却ユニット(HP/COL)142に搬入され、そこで一定の基板温度まで冷却される(ステップS9)。もっとも、必要に応じて、この冷却処理の前に加熱ユニット144でベーキングを行うことも可能である。
【0070】
上記塗布処理の後、基板Bは、塗布プロセス部112の主搬送装置148と現像プロセス部114の主搬送装置158とによってインタフェース部(I/F)104へ搬送され、そこから露光装置に渡される(ステップS10)。露光装置では基板B上のレジストに所定の回路パターンを露光される。そして、パターン露光を終えた基板Bは、露光装置からインタフェース部(I/F)104に戻される。インタフェース部(I/F)104の搬送機構162は、露光装置から受け取った基板Bをイクステンション158を介してプロセスステーション(P/S)102の現像プロセス部112に渡す(ステップS10)。
【0071】
現像プロセス部114において、基板Bは、現像ユニット(DEV)150のいずれか1つで現像処理を受け(ステップS11)、次いで加熱/冷却ユニット(HP/COL)152の1つに順次搬入され、最初の加熱ユニット(HP)ではポストベーキングが行われ(ステップS12)、次に冷却ユニット(COL)で一定の基板温度まで冷却される(ステップS13)。このポストベーキングに加熱ユニット(HP)154を用いることもできる。
【0072】
現像プロセス部114での一連の処理が済んだ基板Bは、プロセスステーション(P/S)102内の主搬送装置158,148,132によりカセットステーション(C/S)100まで戻され、そこでサブアーム機構108によりいずれか1つのカセットCに収容される(ステップS1)。
【0073】
図5に、塗布プロセス部112におけるレジスト塗布ユニット(CT)134、乾燥ユニット(VD)136およびエッジリムーバ・ユニット(ER)138の要部の構成を示す。乾燥ユニット(VD)136の構成は、基本的には図1の構成と同じなので、図1の各部と同様の構成または機能を有する部分には同一の符号を付している。
【0074】
乾燥ユニット(VD)136において、図1の装置構成と異なる点は、第2のチャンバ12の側52の基板搬出用ゲートバルブ54が省かれて、代わりに第1のチャンバ10の側168に基板搬出用のゲートバルブ170が設けられるとともに、第1のチャンバ10内に処理済みの基板Bを主搬送装置148へ渡す際に一時的に留めておく支持台またはステージ172が第1のチャンバ10内に設けられていることである。
【0075】
レジスト塗布ユニット(CT)134は、基板Bをほぼ水平姿勢で保持して一緒または一体に回転するスピンチャック174と、このスピンチャック174およびチャック上の基板Bの側方の周囲を包囲する回転可能な有底円筒状の回転カップ176と、この回転カップ176の上端開口を閉塞可能な蓋体(図示せず)と、回転カップ176の外周を取り囲む固定設置型のドレインカップ178と、基板Bの表面(上面)にレジスト液を吐出して供給するためのレジスト供給機構180と、塗布処理後の基板Bをゲートバルブ34を介して乾燥ユニット(VD)136側へ搬送する搬送装置(図示せず)等を備えている。
【0076】
エッジリムーバ・ユニット(ER)138には、基板Bを載置して支持するステージ182と、基板Bを一対の角隅部にて位置決めするアライメント手段184と、基板Bの四辺の周縁部(エッジ)から余分なレジストを除去する4個のリムーバヘッド186等が設けられている。
【0077】
これらの処理ユニット134、136、138における一連の処理は次のようになる。なお、図5において、基板および主搬送装置を表す参照符号B,148の後に添えられている括弧付きの数字または番号(n)は、この一連の処理における各位置の移動順序を示している。
【0078】
先ず、主搬送装置148(1)が、アドヒージョン/冷却ユニット(AD/COL)46(図3)から疎水化処理済みの基板B(1)を搬出して来て、搬送路146側から基板B(1)を矢印▲1▼で示すようにレジスト塗布ユニット(CT)134内に搬入する。
【0079】
レジスト塗布ユニット(CT)134では、スピンチャック174が基板B(2)を水平状態で保持したまま所定の速度で回転し、最初に蓋体が退避していて回転カップ176が開口している状態の下でレジスト供給機構180のノズル部182が基板B(2)の真上まで移動してきてレジスト液を基板B(2)の上面に吐出(滴下)し、次いでノズル部182が基板B(2)上から退避した後で、蓋体がカップ上端開口を閉塞した状態で回転カップ176も回転し、基板B(2)上でレジスト液が遠心力によって基板表面全域にむらなく拡散する。
【0080】
レジスト塗布ユニット(CT)134において上記のようなスピンコート法によるレジスト塗布工程が終了すると、ゲートバルブ34が開き、ユニット(CT)134内の搬送装置が矢印▲2▼で示すように開状態のゲートバルブ34を通って塗布処理済みの基板B(2)を乾燥ユニット(VD)136の第1のチャンバ10内に搬入する。
【0081】
第1のチャンバ10内で基板B(3)は、図1の装置構成における場合と同様の減圧乾燥処理を受けてよい。この第1のチャンバ10における乾燥処理が終了すると、図1の装置構成における場合と同様にして、第1のチャンバ10内の搬送装置24が矢印▲3▼で示すように開状態のゲートバルブ16を通って基板B(3)を隣室の第2のチャンバ12内に搬入する。
【0082】
第2のチャンバ12内で、基板B(4)は、図1の装置構成における場合と同様の減圧乾燥および加熱処理を受けてよい。処理条件(圧力、温度、時間、供給ガス等)は、レジスト液の種類等に応じて適宜の値に設定してよい。加熱ユニット(HP)144でのベーキング(プリベーク)を省略する場合は、第2のチャンバ12において基板B(4)上の塗布液を所望の到達乾燥度まで乾燥させてよい。この場合、第2のチャンバ12における加熱は減圧乾燥と同時に行われるので、専用加熱装置(144)でベーキングを行う場合の加熱温度よりも低い加熱温度に設定できる。これにより、加熱処理に起因するレジスト表面のストライゼーション(一種のしわ)を低減することも可能であり、ひいてはそのようなストライゼーションに起因する露光・現像処理後のパターン形状の歪み等を改善できる。
【0083】
第2のチャンバ12における乾燥処理が終了すると、ゲートバルブ16が開いて、第1のチャンバ10内の搬送装置24が第2のチャンバ12から矢印▲4▼で示すように開状態のゲートバルブ16を通って基板B(4)を引き取り、チャンバ10内の支持台172上に基板B(5)を載置する。
【0084】
しかる後、搬送路146に面したゲートバルブ170が開き、搬送路146側から主搬送装置148(2)が矢印▲5▼で示すようにこの開状態のゲートバルブ170を通って支持台172から基板B(5)を引き取る。そして、主搬送装置148(2)は、引き取った基板B(6)を水平状態で支持したまま搬送路146上を矢印▲6▼で示すように図5の右側へ移動して隣のエッジリムーバ・ユニット(ER)138の前まで搬送し、矢印▲7▼で示すように搬送路146側からユニット(ER)138内に基板B(7)を搬入する。
【0085】
エッジリムーバ・ユニット(ER)138では、アライメント手段184がステージ182上の基板B(8)を位置決めした状態で、各リムーバヘッド186が基板B(8)の各辺に沿って移動しながら、基板各辺の周縁部に付着している余分なレジストをシンナーで溶解して除去する。
【0086】
エッジリムーバ・ユニット(ER)138におけるレジスト除去処理が終了すると、搬送路146側の主搬送装置148(3)が基板B(8)をユニット(ER)138から搬出する。次いで、主搬送装置148(3)は、向い側の冷却ユニット(COL)142に基板B(8)を搬送する。
【0087】
上記したように、レジスト塗布ユニット(CT)134でレジスト液を塗布された基板Bが、本発明による乾燥ユニット(VD)136の2つのチャンバ10,12内で2段階の、かつ実質的に連続的な乾燥処理を受ける。より詳細には、基板B上の塗布液に対して、第1のチャンバ10における前段の乾燥処理では比較的低い真空度の減圧空間内で乾燥が行われ、後段の第2のチャンバ10における後段の乾燥処理では比較的高い真空度の減圧空間内で乾燥ないし加熱が行われる。これにより、レジスト液が歪みやボイド、ピン跡や汚染等を来すことなく基板B上に良好に密着して乾燥し、良質のレジスト膜が得られる。
【0088】
しかも、本発明による2段階式の乾燥処理は、終始減圧乾燥だけの乾燥処理に比してより短い時間で効率的に所要の乾燥結果(溶剤の揮発量)を得ることが可能であり、さらには第2のチャンバ10における減圧および加熱処理の条件(圧力、温度、時間等)を適宜選ぶことで、基板B上の塗布液を十全に乾燥させ、専用加熱ユニットでのベーキングを不要にすることも可能である。
【0089】
これにより、基板B上に塗布されたレジスト液に対する乾燥処理の所要時間を大幅に短縮してスループットを向上させることができる。また、基板B上に塗布されたレジスト液を短時間で安定かつ良好に乾燥させ、高品質のレジスト膜を形成することができる。
【0090】
上記した塗布現像処理システムはLCD基板を被処理基板としたが、半導体ウエハを被処理基板とするシステムに変形することが可能であり、その場合にも半導体ウエハ上に塗布したレジスト液の乾燥について上記と同様の作用効果を得ることができる。
【0091】
また、他の塗布液たとえばSOG溶液を基板(典型的には半導体ウエハ)上に塗布して乾燥させるシステムにも本発明は適用可能である。その場合、半導体ウエハ上のSOG溶液に対する第1および第2のチャンバ10,12における処理条件(圧力、温度、時間、供給ガス等)はSOGの材質等に応じて適宜選択してよい。たとえば、メタル配線形成前のSOGについては、第1のチャンバ10における圧力を数Torr、第2のチャンバ10における圧力および加熱温度をそれぞれ1〜10−3 Torr、700〜850゜Cとしてよい。また、メタル配線形成後のSOGについては、第1のチャンバ10における圧力を数Torr、第2のチャンバ10における圧力および加熱温度をそれぞれ1〜10−3 Torr、350〜400゜Cとしてよい。
【0092】
第1および第2のチャンバ10,12における各部の構成を種々変形することが可能である。たとえば、第2のチャンバ12における加熱機構の熱板44をランプ等の他の加熱手段に置き換えることができる。
【0093】
本発明はレジストやSOG以外にも、基板上に塗布された揮発性の溶剤を含む任意の塗布液を乾燥させる技術に適用可能である。本発明における被処理基板はLCD基板や半導体ウエハに限らず、CD基板、ガラス基板、フォトマスク、プリント基板等も可能である。
【0094】
【発明の効果】
上記したように、本発明によれば、基板上の塗布液に対する乾燥処理の所要時間を大幅に短縮してスループットを向上させることができる。また、基板上の塗布液を短時間で安定かつ良好に乾燥させ、高品質の塗布膜を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による乾燥装置の構成を模式的に示す略側面図である。
【図2】一変形例による乾燥装置の構成を模式的に示す略側面図である。
【図3】本発明の一実施形態によるを適用した塗布現像処理システムの構成を示す平面図である。
【図4】実施例の塗布現像処理システムにおける処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】実施例の塗布現像処理システムにおけるレジスト塗布ユニット、乾燥ユニットおよびエッジリムーバ・ユニットの主要な構成を示す略平面図である。
【符号の説明】
10 第1のチャンバ(処理室)
12 第2のチャンバ(処理室)
16 ゲートバルブ
18 支持台
24 基板搬送装置
34 ゲートバルブ
36 排気口
44 熱板
48 リフトピン
56 排気口
40,60 不活性ガス供給管
61 反応性ガス供給管
62 第3の室
64 搬送装置
68,70 ゲートバルブ
76 不活性ガス供給管
134 レジスト塗布ユニット
136 乾燥ユニット
138 エッジリムーバ・ユニット
148 主搬送装置
170 ゲートバルブ

Claims (9)

  1. 被処理基板上に塗布された揮発性の溶剤を含む塗布液を乾燥させる乾燥方法であって、
    第1の減圧空間内に前記基板を置いて、前記塗布液中の溶剤を所定の量だけ揮発させる第1の工程と、
    前記第1の乾燥工程の後に、前記第1の減圧空間から実質的に独立した第2の減圧空間内に前記基板を置きかつ加熱して、前記塗布液中の溶剤をさらに所定の量だけ揮発させる第2の工程と
    を有し、
    前記第1および第2の減圧空間をゲート機構を介して互いに隣接させ、前記第1の工程の終了後に前記ゲート機構を開状態にして前記基板を前記第1の減圧空間から前記ゲート機構を通って前記第2の減圧空間へ移す乾燥方法。
  2. 被処理基板上に塗布された揮発性の溶剤を含む塗布液を乾燥させる乾燥方法であって、
    第1の減圧空間内に前記基板を置いて、前記塗布液中の溶剤を所定の量だけ揮発させる第1の工程と、
    前記第1の乾燥工程の後に、前記第1の減圧空間から実質的に独立した第2の減圧空間内に前記基板を置きかつ加熱して、前記塗布液中の溶剤をさらに所定の量だけ揮発させる第2の工程と
    を有し、
    前記第1および第2の減圧空間から実質的に独立した第3の減圧空間を第1および第2のゲート機構を介して前記第1および第2の減圧空間にそれぞれ隣接させ、前記第1の工程の終了後に前記第1のゲート機構を開状態にして前記基板を前記第1の減圧空間から前記第1のゲート機構を通って前記第3の減圧空間へ移し、次いで前記第2のゲート機構を開状態にして前記基板を前記第3の減圧空間から前記第2のゲート機構を通って前記第2の減圧空間へ移す乾燥方法。
  3. 前記第1の工程の開始前に前記第1のゲート機構を開状態にして前記基板を前記第3の減圧空間から前記第1のゲート機構を通って前記第1の減圧空間へ搬入する工程と、前記第2の工程の終了後に前記第2のゲート機構を開状態にして前記基板を前記第2の減圧空間から前記第2のゲート機構を通って前記第3の減圧空間へ搬出する工程とを含む請求項2に記載の乾燥方法。
  4. 前記第2の減圧空間の圧力を前記第1の減圧空間の圧力よりも低い値に設定する請求項1〜3のいずれか一項に記載の乾燥方法。
  5. 前記第2の工程中に前記基板に対する加熱温度を可変制御する工程を含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の乾燥方法。
  6. 前記第2の工程中に前記第2の減圧空間を不活性ガス又は反応性ガスで満たす工程を含む請求項1〜5のいずれかに記載の乾燥方法。
  7. 被処理基板上に塗布された揮発性の溶剤を含む塗布液を乾燥する乾燥装置であって、
    第1の減圧空間を有し、前記第1の減圧空間内に前記基板を置いて、前記塗布液中の溶剤を所定の量だけ揮発させる第1の処理部と、
    前記第1の減圧空間から実質的に独立した第2の減圧空間を有し、前記第2の減圧空間内に前記基板を置いてかつ加熱して、前記塗布液中の溶剤をさらに所定の量だけ揮発させる第2の処理部と
    を有し、
    前記第1および第2の減圧空間をゲート機構を介して互いに隣接させ、開状態の前記ゲート機構を通って前記基板を搬送するための基板搬送手段を前記第1または第2の減圧空間内に設ける乾燥装置。
  8. 被処理基板上に塗布された揮発性の溶剤を含む塗布液を乾燥する乾燥装置であって、
    第1の減圧空間を有し、前記第1の減圧空間内に前記基板を置いて、前記塗布液中の溶剤を所定の量だけ揮発させる第1の処理部と、
    前記第1の減圧空間から実質的に独立した第2の減圧空間を有し、前記第2の減圧空間内に前記基板を置いてかつ加熱して、前記塗布液中の溶剤をさらに所定の量だけ揮発させる第2の処理部と、
    前記第1のゲート機構を介して前記第1の減圧空間に隣接するとともに第2のゲート機構を介して前記第2の減圧空間に隣接する減圧可能な第3の室と、
    前記第3の室内に配置され、開状態の前記第1のゲート機構を通って前記第1の減圧空間より前記基板を搬出し、開状態の前記第2のゲート機構を通って前記第2の減圧空間へ前記基板を搬入する基板搬送手段と
    を有する乾燥装置。
  9. 前記第2の減圧空間内の所定位置に配設され、前記基板を加熱するための発熱体を有する加熱手段と、
    前記加熱手段に対して可変制御可能な間隔を置いて前記基板を支持する基板支持部材と、
    前記間隔を可変制御するために前記基板支持部材を変位させる駆動手段と
    を有する請求項7または請求項8に記載の乾燥装置。
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