JP2001260846A - Absアクチュエータ - Google Patents
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Abstract
作動時における騒音の低減を図る。 【解決手段】 ハウジング1に形成された凹部10内に
カップ部材21を嵌入させ、凹部10の入口を隔壁12
によって蓋閉めする。そして、部屋13bを構成する凹
部10の内壁からH方向に対して斜め方向に管路S延設
し、この管路Sを通じて部屋13bと増圧制御弁2とが
接続されるようにする。このような構成とすれば、カッ
プ部材21と凹部10との間に間隙を設け、環状油路を
形成する必要がない。このため、凹部10の径とほぼ同
等となるまでダンパ径を稼ぐことができ、ダンパ容量を
大きくすることができる。これにより、ABS作動時の
騒音低減を図ることができる。
Description
圧制御に用いられるABSアクチュエータに関する。
BSアクチュエータとして、特願平11−8145号に
示すものを提案している。このABSアクチュエータの
構成を図4に示す。
ーキ装置におけるマスタシリンダとホイールシリンダと
の間に配置される。ABSアクチュエータ用のハウジン
グ1の一面側には、ブレーキ配管内のブレーキ液の流動
を制御するための各種制御弁2、3が配置されている。
また、ハウジング1のうち、各種制御弁2、3が配置さ
れた面と対向する面には、モータ4が配置されており、
このモータ4によってポンプ5の駆動が成される。
2、3が配置された面およびモータ4が配置された面と
は異なる面の一面には、リザーバ6が配置されている。
このリザーバ6が配置されている面と対向する面にダン
パ7が配置された構成となっている。このような配置と
することにより、図中L方向において、リザーバ6とダ
ンパ7とを同一面に配置する場合よりもハウジング1が
小型化できるようにしている。
ート8が形成された面に備えられた図中のH方向を軸と
する略円柱形状の凹部10内に、図中のH方向を軸とす
る略円筒状のスリーブ11を嵌入させると共に、凹部1
0の入り口に蓋状の隔壁12を嵌め込むことによって形
成されている。このスリーブ11の内部がダンパ室13
を成している。
いて径が変化した段付き部11aを有しており、凹部1
0の入口側に比べて凹部10の底側が径大となるように
構成されている。このため、スリーブ11のうち径大と
された部分11bは、凹部10の側壁に接した状態とな
り、径が小さくされた部分11cは、凹部10の側壁か
ら離れた状態となる。これにより、スリーブ11のう
ち、径が小さくされた部分11cと、凹部10の側壁と
の間に間隙14が設けられるようになっている。
部分11cにはオリフィスとなる穴部11dが形成され
ており、この穴部11dを通じて、間隙14とダンパ室
13とが連通するようになっている。
とは、図中H方向において、オフセット配置された構成
となっており、マスタシリンダのポート9よりも増圧制
御弁2の方がリザーバ6側に位置する構成となってい
る。
ダとを接続する管路Aのうち、マスタシリンダのポート
9からダンパ7までの間に位置する管路A1は、マスタ
シリンダのポート9からダンパ7へ真っ直ぐ延びるよう
に形成され、ダンパ7から増圧制御弁2までの間に位置
する管路A2は、増圧制御弁2からダンパ7へ真っ直ぐ
延びるように形成された構成にされている。つまり、管
路A1と管路A2は、図中H方向においてオフセット配
置されており、管路A1よりも管路A2の方がリザーバ
6に近い位置に形成された構成となっている。
11eから段付き部11aまでの長さは、管路A1と管
路A2のオフセット量相当分とされている。これによ
り、間隙14に管路A1および管路A2が接続され、間
隙14を通じスリーブ11の外周を回り込むようにして
管路A1と管路A2とが連通する。
制御弁2から所定距離の位置に配置されている。この距
離は、例えばホイールシリンダのポート8を形成するス
ペースとして最低限必要とされる距離程度としている。
このように配置すれば、増圧制御弁2をリザーバ6側に
近づけることができた分、ホイールシリンダのポート8
がリザーバ6側に近づくように構成することができる。
これにより、図中H方向においてハウジング1のさらな
る小型化を図ることができる。
おいてハウジング1の小型化を図ることで、ABSアク
チュエータ100のさらなる小型化を図れるようにして
いる。
騒音の大きさはダンパ容量によって決まるため、ダンパ
容量をできるだけ大きくし、騒音低減を図ることが要望
される。特に、寒冷地等では、ABSの作動回数が多く
なるため、ABS作動時の騒音を低減したいという要望
が大きい。
ータにおいては、スリーブ11と凹部10の側壁との間
に形成した間隙14を環状油路としているため、ダンパ
径が稼げず、ダンパ容量が制限される。このため、ダン
パ容量を大きくすることが困難である。
きくできるようにし、ABS作動時における騒音の低減
を図ることを目的とする。
め、請求項1に記載の発明では、第1の所定面に凹部
(10)が形成されてなるハウジング(1)と、一面側
が開口していると共に底面(21a)を備えたコップ形
状の仕切部材(21)をコップ形状の開口部側から凹部
内に嵌入させたのち、凹部の入口に隔壁(12)を配置
して蓋閉めし、凹部内を第1の部屋と第2の部屋とに仕
切ることによって、仕切部材内を含んで構成された第1
の部屋をダンパ室とし、凹部の深さ方向を軸方向とした
ダンパ(7)と、ハウジングのうち、第1の所定面に対
して略垂直を成す第2の所定面に配置された制御弁
(2)と、ハウジングのうち、第1の所定面に対して略
垂直を成すと共に第2の所定面に対向する第3の所定面
に形成された第1のポート(9)と、第1のポートと制
御弁とを接続する主管路(A)とを備え、隔壁には仕切
部材の底面を押圧する突出部(12a)が凹部の内壁面
から離間するように形成され、突出部周りが第2の部屋
を構成しており、凹部の内壁面のうち突出部周りに位置
する部位から第1の管路(S)が延設され、この第1の
管路を主管路の一部としていることを特徴としている。
との間に間隙を設け、環状油路を形成する必要がない。
このため、凹部の径とほぼ同等となるまでダンパ径を稼
ぐことができ、ダンパ容量を大きくすることができる。
これにより、ABS作動時の騒音低減を図ることができ
る。
所定面に凹部(10)が形成されてなるハウジング
(1)と、一面側が開口していると共に底面(21a)
を備えたコップ形状の仕切部材(21)をコップ形状の
開口部側から凹部内に嵌入させたのち、凹部の入口を隔
壁(12)で蓋閉めし、凹部内のスペースを第1の部屋
と第2の部屋とに仕切ることによって、仕切部材内を含
んで構成された第1の部屋をダンパ室とし、凹部の深さ
方向を軸方向としたダンパ(7)と、ハウジングのう
ち、第1の所定面に対して略垂直を成す第2の所定面に
配置された制御弁(2)と、ハウジングのうち、第1の
所定面に対して略垂直を成すと共に第2の所定面に対向
する第3の所定面に形成された第1のポート(9)と、
ダンパが形成された第1の所定面に形成された第2のポ
ート(8)と、ハウジングに形成され、第2の部屋を通
じると共に制御弁を通じて第1のポートと第2のポート
とを接続する主管路(A)とを備え、第1のポートと制
御弁とはダンパの軸方向においてオフセット配置され、
制御弁の方が第1のポートよりも第1の所定面から離れ
るように構成されており、主管路は、第2の部屋を構成
する凹部の内壁からダンパの軸に対して斜め方向に延設
した第1の管路(S)を通じて第2の部屋と制御弁とを
接続していることを特徴としている。
ンパの軸方向においてオフセット配置し、制御弁の方が
第1のポートよりも第1の所定面から離れるように構成
する場合、第2の部屋を構成する凹部の内壁からダンパ
の軸に対して斜め方向に第1の管路(S)を延設するこ
とで第2の部屋と制御弁とを接続することができる。こ
れにより、請求項1と同様の効果に加えて、ダンパの軸
方向においてハウジングを小型化することができる。
部の内壁面から離間するように突出部(12a)を形成
し、この突出部によって仕切部材の底面を押圧するよう
にし、凹部の内壁面のうち突出部周りに位置する部位か
ら第1の管路(S)が延設されるようにすれば、突出部
にて仕切部材の位置決め固定が行うことができる。
は隣接配置された2つの制御弁を含んでおり、これら2
つの制御弁のうちの一方は第2の管路を通じて第1の管
路に直接接続されており、他方は2つの制御弁を接続す
る第3の管路(U)と第2の管路とを通じて第1の管路
に接続されていることを特徴としている。
を含んでいる場合には、2つの制御弁のうちの一方が第
2の管路を通じて第1の管路に直接接続されていればよ
く、他方は第3の管路と第2の管路を通じて第1の管路
に接続されるようにしてもよい。
材の底面のうち穴部が形成される領域は、仕切部材の底
面のうち穴部が形成される領域とは異なる領域と比べて
薄肉となっていることを特徴としている。
リが底面から突出しないようにでき、バリが剥離するこ
とを防止することができる。
材の側面には部分的に径が大きくされた圧入部(21
c)が備えられており、この圧入部によって該仕切部材
が凹部内に固定されるようになっていることを特徴とし
ている。
入部によって、仕切部材が凹部内に固定されるようにで
きる。
材の開口部分の先端(21b)が縮径されていることを
特徴としている。
縮径することにより、仕切部材を凹部内に容易に嵌入さ
せることができる。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
図に示す実施形態に従って説明する。なお、ここでは制
御弁が合計8つ備えられたタイプ(いわゆる8ソレノイ
ドタイプ)のABSアクチュエータに本発明を適用する
場合について説明する。
BSアクチュエータ100の断面図を示す。また、図1
に示すABSアクチュエータを図1の紙面上方から見た
時の上面図を図2に示す。以下、図1、図2に基づいて
ABSアクチュエータ100の構成について説明する。
いマスタシリンダとホイールシリンダとの間に配置され
る。ABSアクチュエータ100は、図1、図2に示す
ように、各種管路が形成された略六面体で構成されたハ
ウジング1を備えており、このハウジング1に各種構成
要素が組み付けられて構成されている。
は、ブレーキ配管内のブレーキ液の流動を制御するため
の各種制御弁2、3が配置されている。本実施形態で
は、図2に示すようにH方向及びL方向に垂直なW方向
に各種制御弁2(3)が4つずつ並べられていると共
に、図1に示すようにH方向に2つずつ並べられ、合計
8つの制御弁2、3が備えられているまた、ハウジング
1のうち、各種制御弁2、3が配置された面と対向する
面(第3の所定面)には、モータ4が配置されている。
このモータ4によってポンプ5の駆動が成される。
2、3が配置された面およびモータ4が配置された面と
は異なる面であって、これら各種制御弁2、3が配置さ
れた面およびモータ4が配置された面と略垂直を成す一
面には、リザーバ6が配置されている。そして、このリ
ザーバ6が配置されている面と対向する面(第1の所定
面)にダンパ7が配置された構成となっている。
のうちダンパ7が配置された一面側にはホイールシリン
ダに接続されるポート8が合計4つ形成されている。こ
れら各ポート8は、各増圧制御弁2のそれぞれと連通す
るように形成されている。そして、モータ4が配置され
た一面側にはマスタシリンダに接続されるポート9が合
計2つ形成されている。これら各ポート9は、一方が紙
面右側の2つの増圧制御弁2に接続され、他方が紙面左
側の2つの増圧制御弁2に接続されている。これらマス
タシリンダのポート9と増圧制御弁2とは、図1に示す
ようにH方向においてオフセット配置されており、増圧
制御弁2の方がマスタシリンダのポート9よりもダンパ
7が形成されている面から離れるように構成されてい
る。
ようになっている。
イールシリンダに接続されるポート8とは管路Aによっ
て接続されている。この管路Aに増圧制御弁2が備えら
れ、増圧制御弁2によって管路Aの連通、遮断状態が制
御できるようになっている。そして、増圧制御弁2とホ
イールシリンダとの間において、管路Aにはリザーバ6
に繋がる管路Bが接続されている。この管路Bにはリザ
ーバ6へのブレーキ液の流動を制御するための減圧制御
弁3が備えられている。
を管路Aに返流すべく、マスタシリンダと増圧制御弁2
との間における管路Aとリザーバ6とが管路Cによって
接続されている。そして、この管路Cにリザーバ6内の
ブレーキ液の吸入吐出を行なうためのポンプ5およびダ
ンパ7が備えられている。
ダのポート8が形成された面を部分的に削る若しくは凹
ませることによって形成されたH方向を軸とする略円柱
形状の凹部10内に、H方向を軸とするカップ部材(仕
切部材)21を嵌入させたのち、凹部10の入口に蓋状
の隔壁12を嵌め込むことによって形成されている。凹
部10内のスペースはカップ部材21によって2部室1
3a、13bに仕切られるが、そのうちの一方の部屋
(第1の部屋)13aがダンパ室となる。そして、ダン
プ室を構成する部屋13aが管路Cに接続され、他の部
屋(第2の部屋)13bが管路Aに接続される。
21aが略円形状を成すコップ形状で構成されている。
カップ部材21は開口部側から凹部10に嵌入される
が、カップ部材21の口元(開口部分の先端)21bが
他の部分よりも縮径されて絞られているため、容易に凹
部10内に嵌入できるようになっている。
径大とされた圧入部21cが形成されている。カップ部
材21を凹部10内に嵌入した際には、この圧入部が凹
部10に圧入され、カップ部材10がハウジング1に固
定されるようになっている。
オリフィスとなる穴部21dが形成されており、カップ
部材21によって仕切られた2部屋13a、13bが穴
部21dを通じて連通し、管路Cと管路Aとが接続され
るようになっている。
示す。この図に示すように、底面21aのうち穴部21
dが開けられる領域は、プレス加工等により、穴部21
dが開けられる領域と異なる領域より薄肉とされてい
る。これにより、穴部21dを開ける時に発生するバリ
21eが底面21aから突出しないようにされている。
バリ21eに何らかの力が加わるとカップ部材21から
剥離する可能性があるが、このように底面21aから突
出しない構成とすることでバリ21eの剥離を防止でき
る。
には突出部12aが形成されている。この突出部12a
は隔壁12の径を小さくすることによって構成されてい
る。隔壁12を凹部10内に嵌め込んだ際には、突出部
12aによってカップ部材21が押圧され、凹部10の
軸方向におけるカップ部材21の位置決め固定が行われ
るようになっている。なお、突出部12aは凹部10の
内壁面から離間するように構成されているため、隔壁1
2の突出部12aの周りが部屋13bを構成することに
なる。
とポート8とを接続する管路Aは、ポート9と凹部10
の部屋13bとを接続する管路A1と、部屋13bと増
圧制御弁2とを接続する管路A2と、増圧制御弁2とポ
ート8とを接続する管路A3とによって構成されてい
る。
13bに向かって通路を真っ直ぐ延設することによって
構成されている。管路A2は、ポート9と増圧制御弁2
とがH方向においてオフセット配置されているため、凹
部10の内壁面からH方向及びW方向に延びるように、
すなわち凹部10の軸方向に対して斜め方向に通路Sを
延設したのち、この通路Sと増圧制御弁2から真っ直ぐ
に延設した通路Tとを連結させることによって構成され
ている。このように、部屋13bを構成する凹部10の
内壁面からH方向及びW方向に延びる通路Sを形成する
ことによって、オフセット配置されたポート9と増圧制
御弁2とが接続できるようにしている。なお、図2に示
すように、紙面左右それぞれに隣接配置された2つの増
圧制御弁2の入口はW方向に延設された管路Uにて連結
され、4つの増圧制御弁2のうち外側に配置された2つ
は管路Uを通じて部屋13bと連結された状態になって
いる。管路3は、ホイールシリンダに接続されるポート
8から増圧制御弁2に向かって通路を真っ直ぐ延設する
ことによって構成されている。このように構成された管
路A1〜A3にて管路Aが構成されている。
制御弁2から所定距離の位置に配置されている。この距
離は、例えばホイールシリンダのポート8を形成するス
ペースとして最低限必要とされる距離程度としている。
このように配置すれば、増圧制御弁2をリザーバ6側に
近づけることができた分、ホイールシリンダのポート8
がリザーバ6側に近づくように構成することができる。
BSアクチュエータでは、カップ部材21によって凹部
10内のスペースを仕切り、ダンパ室(部屋13a)を
構成している。そして、カップ部材21によって仕切ら
れた他の部屋13bによって管路Aの一部を構成してい
る。このため、カップ部材21と凹部10との間に、本
発明者らが先に提案したABSアクチュエータのような
間隙14(図4参照)を設け、環状油路を形成する必要
がない。このため、凹部の径とほぼ同等となるまでダン
パ径を稼ぐことができ、ダンパ容量を大きくすることが
できる。これにより、ABS作動時の騒音低減を図るこ
とができる。
すABSアクチュエータでは、リザーバ6とダンパ7と
を対向する面に配置しているため、図4に示したABS
アクチュエータと同様に、図1のL方向において小型化
を図ることができる。さらに、H方向においてマスタシ
リンダのポート9と増圧制御弁2とをオフセット配置し
ているため、増圧制御弁2をオフセット配置したことに
よってできたスペースにホイールシリンダのポート8を
配置することができる。このため、本実施形態では、図
4に示したABSアクチュエータと同様に、図1のH方
向において小型化を図ることもできる。
エータでは、スリーブ11を円筒形状にすると共に、ス
リーブ11の先端を隔壁12によって押圧することによ
って管路Aとダンパ室13とを仕切るようにしている
が、スリーブ11と隔壁12との間を通じて液漏れが生
じ、穴部11dによるオリフィス効果が保てなくなる可
能性がある。これに対し、本実施形態では、コップ形状
のカップ部材21によって管路Aを構成する部屋13b
とダンパ室を構成する部屋13bとを仕切っているた
め、穴部21dによるオリフィス効果を確実に得ること
ができる。
は、ポート9と増圧制御弁2とをオフセット配置すると
共に、管路Tを凹部10の内壁から斜め方向に延設する
ことによって、図1のH方向においてもハウジング1の
小型化が図れるようにしているが、図4に示すABSア
クチュエータのように環状油路を構成しなければダンパ
容量を稼ぐことができるため、必ずしも上記構成としな
ければならないわけではない。但し、この場合において
も、図1のL方向においてのハウジング1の小型化を図
ることが可能である。
エータの断面構成を示す図である。
る。
の近傍を拡大した図である。
タの断面構成を示す図である。
増圧制御弁、3…減圧制御弁、4…モータ、5…ポン
プ、6…リザーバ、7…ダンパ、8…ホイールシリンダ
のポート、9…マスタシリンダのポート、10…凹部、
12…隔壁、13a…ダンパ室を構成する部屋、21…
カップ部材、21a…底面、21b…口元、21c…圧
入部、21d…穴部、21e…バリ、A〜C…管路。
Claims (9)
- 【請求項1】 第1の所定面に凹部(10)が形成され
てなるハウジング(1)と、 一面側が開口していると共に底面(21a)を備えたコ
ップ形状の仕切部材(21)をコップ形状の開口部側か
ら前記凹部内に嵌入させたのち、前記凹部の入口に隔壁
(12)を配置して蓋閉めし、前記凹部内を第1の部屋
と第2の部屋とに仕切ることによって、前記仕切部材内
を含んで構成された前記第1の部屋をダンパ室とし、前
記凹部の深さ方向を軸方向としたダンパ(7)と、 前記ハウジングのうち、前記第1の所定面に対して略垂
直を成す第2の所定面に配置された制御弁(2)と、 前記ハウジングのうち、前記第1の所定面に対して略垂
直を成すと共に前記第2の所定面に対向する第3の所定
面に形成された第1のポート(9)と、 前記第1のポートと前記制御弁とを接続する主管路
(A)とを備え、 前記隔壁には前記仕切部材の底面を押圧する突出部(1
2a)が前記凹部の内壁面から離間するように形成さ
れ、前記突出部周りが前記第2の部屋を構成しており、 前記凹部の内壁面のうち前記突出部周りに位置する部位
から第1の管路(S)が延設され、この第1の管路を前
記主管路の一部としていることを特徴とするABSアク
チュエータ。 - 【請求項2】 第1の所定面に凹部(10)が形成され
てなるハウジング(1)と、 一面側が開口していると共に底面(21a)を備えたコ
ップ形状の仕切部材(21)をコップ形状の開口部側か
ら前記凹部内に嵌入させたのち、前記凹部の入口を隔壁
(12)で蓋閉めし、前記凹部内のスペースを第1の部
屋と第2の部屋とに仕切ることによって、前記仕切部材
内を含んで構成された前記第1の部屋をダンパ室とし、
前記凹部の深さ方向を軸方向としたダンパ(7)と、 前記ハウジングのうち、前記第1の所定面に対して略垂
直を成す第2の所定面に配置された制御弁(2)と、 前記ハウジングのうち、前記第1の所定面に対して略垂
直を成すと共に前記第2の所定面に対向する第3の所定
面に形成された第1のポート(9)と、 前記ダンパが形成された第1の所定面に形成された第2
のポート(8)と、 前記ハウジングに形成され、前記第2の部屋を通じると
共に前記制御弁を通じて前記第1のポートと前記第2の
ポートとを接続する主管路(A)とを備え、 前記第1のポートと前記制御弁とは前記ダンパの軸方向
においてオフセット配置され、前記制御弁の方が前記第
1のポートよりも前記第1の所定面から離れるように構
成されており、 前記主管路は、前記第2の部屋を構成する前記凹部の内
壁から前記ダンパの軸に対して斜め方向に延設した第1
の管路(S)を通じて前記第2の部屋と前記制御弁とを
接続していることを特徴とするABSアクチュエータ。 - 【請求項3】 前記隔壁には前記仕切部材の底面を押圧
する突出部(12a)が前記凹部の内壁面から離間する
ように形成され、前記突出部周りが前記第2の部屋を構
成しており、 前記凹部の内壁面のうち前記突出部周りに位置する部位
から前記第1の管路(S)が延設されていることを特徴
とする請求項2に記載のABSアクチュエータ。 - 【請求項4】 前記主管路は、前記制御弁から前記第2
の所定面の略垂直方向に延設され、前記第1の管路に接
続された第2の管路(T)を有していることを特徴とす
る請求項1乃至3のいずれか1つに記載のABSアクチ
ュエータ。 - 【請求項5】 前記制御弁は隣接配置された2つの制御
弁を含んでおり、これら2つの制御弁のうちの一方は前
記第2の管路を通じて前記第1の管路に直接接続されて
おり、他方は前記2つの制御弁を接続する第3の管路
(U)と前記第2の管路とを通じて前記第1の管路に接
続されていることを特徴とする請求項4に記載のABS
アクチュエータ。 - 【請求項6】 前記仕切部材の底面には、前記第1、第
2の部屋を連通させるオリフィスとしての穴部(21
d)が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5
のいずれか1つに記載のABSアクチュエータ。 - 【請求項7】 前記仕切部材の底面のうち前記穴部が形
成される領域は、前記仕切部材の底面のうち前記穴部が
形成される領域とは異なる領域と比べて薄肉となってい
ることを特徴とする請求項6に記載のABSアクチュエ
ータ。 - 【請求項8】 前記仕切部材の側面には部分的に径が大
きくされた圧入部(21c)が備えられており、この圧
入部によって該仕切部材が前記凹部内に固定されるよう
になっていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれ
か1つに記載のABSアクチュエータ。 - 【請求項9】 前記仕切部材の開口部分の先端(21
b)が縮径されていることを特徴とする請求項1乃至7
のいずれか1つに記載のABSアクチュエータ。
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