JP2008175132A - 排気制御バルブ - Google Patents

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JP2008175132A JP2007009323A JP2007009323A JP2008175132A JP 2008175132 A JP2008175132 A JP 2008175132A JP 2007009323 A JP2007009323 A JP 2007009323A JP 2007009323 A JP2007009323 A JP 2007009323A JP 2008175132 A JP2008175132 A JP 2008175132A
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Yoshihiro Obata
義宏 小畑
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Marelli Corp
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Abstract

【課題】 チャタリングを防止しつつ、第1弁の開弁から一気に第2弁を開弁させて高い応答性と低背圧を実現できる排気制御バルブの提供。
【解決手段】 マフラ1内に開口するインナーパイプ10の開口端10aに連通した状態で固定され、該開口端10aの径dより大きな内径Dを持つ拡大パイプ12と、開口端10aを閉じる第1弁13と、拡大パイプ12の開口端12aを閉じる第2弁14と、第1弁13と第2弁14とを一体に連結する連接棒15と、第1弁13をインナーパイプ10の開口端10aに押し付けるバルブ閉方向の付勢力を付与するスプリング16を有し、第2弁14を拡大パイプ12の開口端12aから所定寸法L1だけ第1弁13側に収容した状態で設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、排気制御バルブの改良技術に関する。
従来、マフラ内に開口するインナーパイプの端部位置にパイプ内圧力の増減に伴って開閉動作する排気制御バルブの技術が公知になっている(特許文献1参照)。
特許第3756632号公報
しかしながら、従来の発明にあっては、第1弁が開くと、拡大パイプの内部がインナーパイプ内圧力となることで、第1弁より受圧面積の広い第2弁に作用し、連接棒にて連接されている第1弁と第2弁とが開き始める構造となっているものの、第1弁が開弁するにつれて第2弁と拡大パイプの開口端との隙間も大きくなるため、この隙間を介して拡大パイプ内の圧力が低下し、インナーパイプ内圧力が第1弁の開弁圧よりも僅かに大きいような場合には第1弁が再び閉じる虞があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、弁体が開閉を繰り返し打音が発生するのを防止しつつ、第1弁の開弁から一気に第2弁を開弁させて高い応答性と低背圧を実現できる排気制御バルブを提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、マフラ内に開口する連通孔に連通した状態で固定され、該連通孔の径より大きな内径を持つ拡大パイプと、前記連通孔を閉じる第1弁と、前記拡大パイプの開口端を閉じる第2弁と、前記第1弁と第2弁とを一体に連結する連接棒と、前記第1弁をインナーパイプの開口端に押し付けるバルブ閉方向の付勢力を付与するスプリングを有し、前記第2弁を拡大パイプの開口端から所定寸法だけ第1弁側に収容した状態で設けたことを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明にあっては、マフラ内に開口する連通孔に連通した状態で固定され、該連通孔の径より大きな内径を持つ拡大パイプと、前記連通孔を閉じる第1弁と、前記拡大パイプの開口端を閉じる第2弁と、前記第1弁と第2弁とを一体に連結する連接棒と、前記第1弁をインナーパイプの開口端に押し付けるバルブ閉方向の付勢力を付与するスプリングを有し、前記第2弁を拡大パイプの開口端から所定寸法だけ第1弁側に収容した状態で設けたため、弁体が開閉を繰り返し打音が発生するのを防止しつつ、第1弁の開弁から一気に第2弁を開弁させて高い応答性と低背圧を実現できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
図1は本発明の実施例1の排気制御バルブを示す全体断面図、図2は本実施例1の排気制御バルブの断面図、図3、4は本実施例1の排気制御バルブの作動を説明する図、図5、6は本実施例1の排気制御バルブの特性を示すグラフである。
先ず、全体構成を説明する。
図1に示すように、本実施例1の排気制御バルブが採用されたマフラ1は、円筒状のシェル2と、この円筒状のシェル2のそれぞれ対応する両開口端を閉塞する板状のエンドプレート3,4と、シェル2内を仕切って消音室R1〜R3を形成する板状のバッフルプレート5,6と、インレットパイプ7と、アウトレットパイプ8と、インナーパイプ9,10と、排気制御バルブ11が備えられ、全て金属製となっている。
インレットパイプ7は、エンドプレート3とバッフルプレート5,6を貫通して設けられる他、その一端が図外のエンジン側の接続管に接続され、その中途部が連通孔7aを介して消音室R2に連通され、その他端が消音室R3に開口されている。
アウトレットパイプ8は、バッフルプレート5,6とエンドプレート4を貫通した状態で設けられる他、その一端部は消音室R1に開口される一方、他端は外気に開口されている。
インナーパイプ9は、バッフルプレート5に設けられる他、その一端が消音室R1に開口される一方、他端が消音室R2に開口されている。
インナーパイプ10は、バッフルプレート5,6を貫通した状態で設けられる他、その一端には後述する排気制御バルブ11が設けられる一方、他端は消音室R3に開口されている。
そして、本実施例1のマフラ1は、排気制御バルブ11が閉状態の時は、消音室R1及び消音室R2が拡張室、消音室R3がレゾネータ室としてそれぞれ機能し、排気制御バルブ11が開状態の時には、消音室R3がレゾネータ室から拡張室に変化して機能するようになっている。
以下、本実施例1の排気制御バルブ11について詳述する。
図2に示すように、本実施例1の排気制御バルブ11は、拡大パイプ12、第1弁13、第2弁14、連接棒15、スプリング16、スプリングリテーナ17が備えられている。
拡大パイプ12は、インナーパイプの内径dより大きな内径Dを有する略円筒状に形成される他、その端部がインナーパイプ10の端部外周に溶接X1で全周に亘って固定されている。
第1弁13は、略皿状に形成される他、インナーパイプ10の開口端10a(請求項の連通孔に相当)を閉じた状態で設けられている。
第2弁14は、略円盤状に形成される他、拡大パイプ12の開口端12aを閉じた状態で、且つ、拡大パイプ12の開口端12aから所定寸法L1だけ第1弁13側に収容された状態で設けられている。
また、第1弁13と第2弁14は、連接棒15によって一体的に連結されている。
スプリング16は、その一端が後述するスプリングリテーナ17に当接される一方、他端が第1弁13に当接され、これによって、第1弁13をインナーパイプ10の開口端10aに押し付けるバルブ閉方向の付勢力を付与するようになっている。
スプリングリテーナ17は、スプリング16の端部を支持するべく、拡大パイプ12の内壁に、第1弁13と第2弁14とは平行配置で固定されたもので、このスプリングリテーナ17には、バルブ開閉時に連接棒15の軸方向摺動を案内する摺動ガイド部17aと、差圧を作らず排気ガスを通す通孔17bが形成されている。
次に、作用を説明する。
図2に示すように、本実施例1の排気制御バルブ11では、エンジン低回転時や低負荷時であって、インナーパイプ10の排気ガス圧(以下、インナーパイプ内圧力と称す)が低圧で、インナーパイプ内圧力と第1弁13の排気ガス受圧面積とを掛け合わせた力が、スプリング16によるバネ力よりも小さい時には、インナーパイプ10の開口端10aを第1弁13により塞ぐバルブ閉状態を維持する。
そして、アクセル踏み込み操作等によりエンジン回転数を上げてゆくことで、インナーパイプ内圧力が上昇し、インナーパイプ内圧力と第1弁13の排気ガス受圧面積とを掛け合わせた力が、スプリング16によるバネ力よりもわずかでも上回ると、図3に示すように、スプリング16を押し縮めて第1弁13が開いた後、図4に示すように、第3弁が一気に開く(この時のインナーパイプ内圧力が開弁圧となる)。
この際、第1弁13が開いて拡大パイプ12の内部がインナーパイプ内圧力となることで、第1弁13より受圧面積の広い第2弁14に作用し、開弁圧と第2弁14の排気ガス受圧面積とを掛け合わせた力が、スプリング16によるバネ力とバランスするリフト量まで両弁13,14を速やかに開く。
その後、さらにインナーパイプ内圧力が高まると第2弁14の開弁特性に従って開弁量を増し、ストローク限界で大きな開口面積によるバルブ全開となる。
ここで、従来の発明にあっては、第1弁が開弁するにつれて第2弁と拡大パイプの開口端との隙間も大きくなるため、この隙間を介して拡大パイプ内の圧力が低下し、インナーパイプ内圧力が第1弁の開弁圧よりも僅かに大きいような場合には第1弁が再び閉じる虞があった。
これに対し、本実施例1の排気制御バルブ11では、第1弁13の開弁直後において、第2弁14が拡大パイプ12の開口端12aを閉じた状態に維持するため、拡大パイプ12内の圧力が低下する虞がない。
また、第2弁14が所定寸法L1だけ移動する間、つまり第2弁が開弁するまでに、第1弁13の開弁量(リフト量)を大きくできる。
従って、本実施例1の排気制御バルブ11の特性は、図5、6に示すように、第1弁13の開弁時から一気に第2弁14を開弁させてバルブ開度(第1弁13のリフト量でもある)を大きくすることができ、高い応答性を実現できる。
また、排気ガスの高流量時の低背圧化を図ることができ、チャタリングを防止できる。
なお、バルブ全開状態でアクセル戻し操作等によりインナーパイプ内圧力が低下すると、インナーパイプ内圧力により第2弁14を開こうとする力が低下し、スプリング16が次第に伸び、第2弁14が拡大パイプ12の開口端12aに近づき、インナーパイプ内圧力がさらに低下して第2弁14が拡大パイプ12の元の所定位置となると(この時のインナーパイプ内圧力が閉弁圧)、第1弁13がインナーパイプの開口端12aを塞いでバルブ全閉となる。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例1の排気制御バルブ11にあっては、マフラ1内に開口するインナーパイプ10の開口端10aに連通した状態で固定され、該開口端10aの径dより大きな内径Dを持つ拡大パイプ12と、開口端10aを閉じる第1弁13と、拡大パイプ12の開口端12aを閉じる第2弁14と、第1弁13と第2弁14とを一体に連結する連接棒15と、第1弁13をインナーパイプ10の開口端10aに押し付けるバルブ閉方向の付勢力を付与するスプリング16を有し、第2弁14を拡大パイプ12の開口端12aから所定寸法L1だけ第1弁13側に収容した状態で設けたため、チャタリングを防止しつつ、第1弁13の開弁から一気に第2弁14を開弁させて高い応答性と低背圧を実現できる。
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、マフラ内の内部構造物については任意である。
また、所定寸法L1の具体的な数値は適宜設定できる。
さらに、本実施例1では、拡大パイプ12が連通した状態で固定される連通孔をインナーパイプ10の開口端10aとしたが、インレットパイプ7の開口端や、バッフルプレートに直接開口された連通孔としても良い。
本発明の実施例1の排気制御バルブを示す全体断面図である。 本実施例1の排気制御バルブの断面図である。 本実施例1の排気制御バルブの作動を説明する図である。 本実施例1の排気制御バルブの作動を説明する図である。 本実施例1の排気制御バルブの特性を示すグラフである。 本実施例1の排気制御バルブの特性を示すグラフである。
符号の説明
R1、R2、R3 消音室
1 マフラ
2 シェル
3、4 エンドプレート
5、6 バッフルプレート
7 インレットパイプ
7a 連通孔
8 アウトレットパイプ
9、10 インナーパイプ
10a (インナーパイプの)開口端
11 排気制御バルブ
12 拡大パイプ
12a (拡大パイプの)開口端
13 第1弁
14 第2弁
15 連接棒
16 スプリング
17 スプリングリテーナ
17a 摺動ガイド部
17b 通孔

Claims (1)

  1. マフラ内に開口する連通孔に連通した状態で固定され、該連通孔の径より大きな内径を持つ拡大パイプと、
    前記連通孔を閉じる第1弁と、
    前記拡大パイプの開口端を閉じる第2弁と、
    前記第1弁と第2弁とを一体に連結する連接棒と、
    前記第1弁をインナーパイプの開口端に押し付けるバルブ閉方向の付勢力を付与するスプリングを有し、
    前記第2弁を拡大パイプの開口端から所定寸法だけ第1弁側に収容した状態で設けたことを特徴とする排気制御バルブ。
JP2007009323A 2007-01-18 2007-01-18 排気制御バルブ Pending JP2008175132A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037873A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 カルソニックカンセイ株式会社 開閉バルブ
CN107476913A (zh) * 2017-09-30 2017-12-15 贵州新安航空机械有限责任公司 一种发动机泄压阀排气消声装置

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