JPH1181977A - 消音器 - Google Patents

消音器

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JPH1181977A
JPH1181977A JP9247958A JP24795897A JPH1181977A JP H1181977 A JPH1181977 A JP H1181977A JP 9247958 A JP9247958 A JP 9247958A JP 24795897 A JP24795897 A JP 24795897A JP H1181977 A JPH1181977 A JP H1181977A
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exhaust outlet
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Honchiyuu Riyuu
本柱 劉
Shigeki Wakamatsu
茂樹 若松
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N1/00Silencing apparatus characterised by method of silencing
    • F01N1/16Silencing apparatus characterised by method of silencing by using movable parts
    • F01N1/166Silencing apparatus characterised by method of silencing by using movable parts for changing gas flow path through the silencer or for adjusting the dimensions of a chamber or a pipe

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの低回転域では消音性能を高め、中
回転域では背圧を低減し、高回転域では更に背圧を低減
する。 【解決手段】 第1開閉手段13を備えた第1排気出口
管12に、該第1排気出口管12より小径でかつエンジ
ンの低回転域において消音に適する長さを有する第2排
気出口管18を、上記第1開閉手段13の下流において
合流させる。第1排気出口管12の排気流入口が開口す
る室6と該室6より上流側の室7とを連通する連通管1
6及びバイパスパイプ19と、上記連通管16を開閉す
る第2開閉手段17を設ける。バイパスパイプ19は連
通管16より小径に設定する。第1開閉手段13が開作
動した後に第2開閉手段17が開作動するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のエンジン等
の内燃機関に使用する消音器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の高回転大排気流量時に
おいては背圧低減を重視して出力向上を図り、低回転小
排気流量時においては背圧よりも消音効果を重視するよ
うにした消音器として、例えば図9に示すようなものが
実公平2−18265号公報に開示されている。
【0003】該図9に示す消音器は、外殻100内を第
1室101、第2室102、第3室103に区画し、第
1室101に小孔105で連通した排気入口管104を
第2室102に開口して設け、第2室102に小孔10
6で連通した連通管107を第1室101と第3室10
3に開口して設け、第3室103に小孔108で連通し
た第1の排気出口管109を、その内端を第1室101
に開口するとともに外端を外殻100外に開口して設け
るとともに外端に尾管110を接続し、該第1の排気出
口管109と尾管110間に絞り弁111を設けてい
る。
【0004】更に、第1室101及び第2室102を貫
通する第2排気用上流管112を設けてその排気入口端
を第3室103に開口するとともにその上流管112の
下流端にU字形状の第2排気用下流管113を接続して
第2排気出口管114を形成し、該第2排気用下流管1
13を、外殻100の外側をUターンさせた状態で配設
してその下流端を上記絞り弁111の下流部で合流させ
ている。
【0005】また、上記絞り弁111は、電磁弁からな
り、エンジンの回転数を検知して制御回路115によ
り、エンジンの高回転時には絞り弁111を開作動し、
エンジンの低回転時には絞り弁111を閉作動するよう
になっている。
【0006】そして、エンジンの高回転時に絞り弁11
1を開作動することにより、排気入口管104から流入
した排気ガスを大径の第1排気出口管109より排出す
るようにして背圧低減を図り、低回転時に絞り弁111
を閉作動することにより、排気入口管104から流入し
た排気ガスを小径で長尺の第2排気出口管114を通じ
て排出させることで消音性能を高めるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の消
音器においては、第2排気出口管114の径を大きく設
定した場合には、十分な背圧を負荷することができず、
低回転域での消音量が不足する。また、第2排気出口管
114の径を小さく設定した場合には、排気ガス流量が
増大するに伴い、気流騒音の増大(500Hz以上)や
背圧の増大が生じる問題があるため、比較的低回転で絞
り弁111の切り換えを行う必要があり、いずれの場合
にも全域に渡って十分な消音量と低背圧を達成すること
が困難である。
【0008】そこで本発明は、エンジンの低回転域、中
回転域及び高回転域の全域において、夫々の域に十分な
消音と背圧にコントロールできる消音器を提供すること
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、請求項1記載の第1の発明は、第1開閉
手段を備えた第1排気出口管に、該第1排気出口管より
小径でかつエンジンの低回転域において消音に適する長
さを有する第2排気出口管を、上記第1開閉手段の下流
において合流させたものにおいて、第1排気出口管の排
気流入口が開口する室と該室より上流側の室とを連通す
る連通管及びバイパスパイプと、上記連通管を開閉する
第2開閉手段を設け、バイパスパイプは連通管より小径
に設定し、上記第1開閉手段が開作動した後に第2開閉
手段が開作動するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0010】本発明においては、エンジンの低回転域に
おいては、第1開閉手段及び第2開閉手段が共に閉作動
し、排気ガスはバイパスパイプを流通して第2排気出口
管に流入し、該第2排気出口管を流通してその合流部か
ら第1排気出口管を通って外部へ排出される。
【0011】このように排気ガスが第2排気出口管を流
通することにより、エンジンの低回転域での消音性能を
高めることができる。エンジンの中回転域においては、
第1開閉手段が開作動し、第2開閉手段は閉状態のまま
にある。そのため、排気ガスは、バイパスパイプを流通
した後に主として大径の第1排気出口管を流通して排出
され、背圧の増大が防止される。
【0012】エンジンの高回転域においては、第1開閉
手段及び第2開閉手段が共に開状態となり、バイパスパ
イプより主として大径の連通管を流通して大径の第1排
気出口管より排出される。そのため、背圧の増大が防止
される。
【0013】また、上記の全回転域においては、各管が
開口する各室で構成する共鳴室や拡張室によっても消音
される。請求項2記載の第2の発明は、上記第1の発明
において、第2排気出口管の全長を第1排気出口管の全
長よりも短く設定したものである。
【0014】本発明においては、第2排気出口管の全長
が従来の第2排気出口管の全長よりも短くなるため、エ
ンジンの中回転域以上の域において、該第2排気出口管
で気柱共鳴による異音は発生しない。
【0015】請求項3記載の第3の発明は、上記第1又
は第2の発明において、連通管の排気流入口を、第2開
閉手段の閉状態時に共鳴室となる室に開口したものであ
る。本発明においては、連通管の排気流入口が開口した
室が、エンジンの低中回転域では共鳴室となり、エンジ
ンの高回転域に連通管の第2開閉手段が開弁されると、
拡張室に変更される。したがって、高回転域において拡
張による消音量が増加する。
【0016】請求項4記載の第4の発明は、上記第1又
は第2又は第3の発明において、第1開閉手段と第2開
閉手段を、夫々の管の排気流入口が開口する室の排気ガ
ス圧力によって開作動させるようにしたものである。
【0017】本発明においては、第1開閉手段と第2開
閉手段を設定された排気ガスの圧力により自動的に開作
動する。そして請求項5記載の第5の発明は、上記第4
の発明において、第1開閉手段と第2開閉手段を夫々排
気ガス圧によって開くようにしたバタフライ型の弁体
と、該弁体を閉方向に付勢するコイルバネで構成したも
のである。
【0018】本発明においては、第2開閉手段のコイル
バネの付勢力を第1開閉手段のコイルバネの付勢力より
も強く設定することにより、第1開閉手段が開作動した
後に第2開閉手段を開作動させることができる。したが
って、第1開閉手段と第2開閉手段は、同一部品を使用
して単にコイルバネの組み付け時における巻き込み量を
変えるのみで構成できる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1乃至図8に示す実施例に基づ
いて本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図
7は第1実施例を示す。
【0020】図1において、消音器を構成する外筒1の
前後は、前後側壁2,3で閉塞され、外筒1内は複数の
室に、図の実施例では、区画壁4,5によって第1室
6、第2室7及び第3室8に区画されている。
【0021】排気入口管9は、前側壁2から第1室6と
第2室7を貫通して第3室8に連通開口して設けられ、
その上流端はエンジンの排気管に連通される。また、該
排気入口管9には、第1室6に連通する第1小孔10と
第2室7に連通する第2小孔11が形成されている。
【0022】第1排気出口管12は、エンジンの高回転
域において背圧を高めない大径に形成され、第2室7と
第3室8を貫通してその上流側が第1室6に連通開口
し、下流側が消音器外に開口している。該第1排気出口
管12の第1室6側の開口端部には第1開閉手段13が
設けられ、その弁体13aの開閉により、第1排気出口
管12と第1室6とを連通したり遮断するようになって
いる。
【0023】該第1開閉手段13は図2に示すように、
第1排気出口管12と同径の流通路を形成するケース1
3b内において、回転軸13cを偏心して設けたバタフ
ライ型の弁体13aと、その回転軸13cのバネ受け部
13dとケース13bに固設したバネストッパ13e間
に架設した付勢手段としてのコイルバネ13fと、ケー
ス13b内に固設したバルブストッパ13gとからな
り、第1室6内の排気ガス圧力が所定値になって弁体1
3aに作用する圧力がコイルバネ13fの設定付勢力よ
りも大きくなると、そのコイルバネ13fを巻き込んで
開弁するようになっている。また、第1室6内の排気ガ
ス圧力が所定値以下になると、コイルバネ13fの付勢
力によって閉弁し、バルブストッパ13gによりその閉
弁状態が保持される。
【0024】第1排気出口管12における第3室8部に
は小孔が形成され、その外周にグラスウール14を巻設
してなる消音室15が形成されている。上記区画壁4に
は、第1室6と第2室7とを連通する連通管16が固設
されており、該連通管16における第1室6側の開口端
部には第2開閉手段17が設けられ、その弁体17aの
開閉により、連通管16と第1室6とを連通したり遮断
するようになっている。
【0025】該第2開閉手段17は、図3に示すよう
に、連通路16と同径の流通路を形成するケース17b
内において、回転軸17cを偏心して設けたバタフライ
型の弁体17aと、その回転軸17cのバネ受け17d
とケース17bに固設したバネストッパ17e間に架設
した付勢手段としてのコイルバネ17fと、ケース17
b内に固設したバルブストッパ17gとからなり、第1
室6内の排気ガス圧力が所定値になって弁体17aに作
用する圧力がコイルバネ17fの設定付勢力よりも大き
くなると、そのコイルバネ17fを巻き込んで開弁する
ようになっている。また、第1室6内の排気ガス圧力が
所定値以上になると、コイルバネ17fの付勢力によっ
て閉弁し、バルブストッパ17gによりその閉弁状態が
保持されるようになっている。
【0026】したがって、上記第1開閉手段13と第2
開閉手段は共に同一部品で形成されている。上記第2開
閉手段17におけるコイルバネ17fの付勢力は、上記
第1開閉手段13におけるコイルバネ13fの付勢力よ
りも強く設定されており、図の実施例においては、両コ
イルバネ13f,17fを同一のものを使用し、第1開
閉手段13のバネ受け13dと第2開閉手段17のバネ
受け17dの位置を、閉弁状態における第2開閉手段1
7のコイルバネ17fの巻き込み量θ2 が、閉弁状態に
おける第1開閉手段13のコイルバネ13fの巻き込み
量θ1 より大きくなるように設定している。
【0027】更に、具体的には、上記各コイルバネ13
fと17fの付勢力は、エンジンの停止及び低回転域
(0〜1500rpm)では第1開閉手段13の弁体1
3aと第2開閉手段17の弁体17aが共にバネ力で閉
弁し、エンジンの中回転域(1500〜2500rp
m)では第1開閉手段13の弁体13aはバネ力に抗し
て開弁するが第2開閉手段17の弁体17aはバネ力で
閉弁状態にあり、エンジンの高回転域(2500rpm
以上)では第1開閉手段13の弁体13aと第2開閉手
段17の弁体17aが共に開弁するように設定されてい
る。
【0028】上記前側壁2には第2排気出口管18が固
設されており、該第2排気出口管18はU状に折曲さ
れ、その屈曲部18aを前側壁2の外部に位置させ、そ
の一端18bを第1室6に開口連通し、他端18cを第
1排気出口管12に、上記第1開閉手段13の下流に位
置して合流させている。
【0029】上記区画壁4にはバイパスパイプ19が固
設され、その一端が第1室6に開口され、他端が第2室
7に開口されている。更に、上記第2排気出口管18の
全長L1 は、エンジンの低回転域において消音に適する
長さに設定されているが、好ましくは第1排気出口管1
2の全長L2より短いか略等しく設定するとよい。図の
実施例では第1排気出口管12の全長L2 より短く、か
つ、第1排気出口管12における第2排気出口管18と
の合流部Aから第1排気出口管12の排気流入口端まで
の長さL3 より長く設定されている。
【0030】更に、上記L3 は当然ながらL2 より短く
なっている。更に、上記第2排気出口管18は第1排気
出口管12より小径に形成され、連通管16は第1排気
出口管12と略同径に形成され、バイパスパイプ19は
連通管16より小径に形成されている。
【0031】次に本第1実施例の作用について説明す
る。排気入口管9の外端をエンジンの排気管に連通した
状態において、エンジンの停止及び低回転域(0〜15
00rpm)では、第1開閉手段13の弁体13aと第
2開閉手段17の弁体17aは共に図4に示すように閉
弁状態にある。したがって、エンジンの低回転域での排
気ガスは、排気入口管9→第2小孔11→第2室7→バ
イパスパイプ19→第1室6→第2排気出口管18→合
流部A→第1排気出口管12の経路で排出される。
【0032】このとき、第2排気出口管18は小径に形
成されているが、エンジンが低回転であるため、その背
圧は許容される程度の背圧である。また、第2排気出口
管18は第1排気出口管12よりも小径でかつ合流部A
から第1排気出口管12の排気入口端までの長さL3
りも長いため、いわゆるロングテール効果により、低回
転時における低周波騒音を有効にとることができる。更
に、第3室8は共鳴室として作用し、第2室7及び第1
室6は共に拡張室として作用して消音される。このよう
にして、十分な消音量を達成することができる。
【0033】次に、エンジンの中回転域(1500〜2
500rpm)では、図5に示すように、第1開閉手段
13の弁体13aが開弁する。第2開閉手段17の弁体
17aは閉弁状態のままである。したがって、中回転域
の排気ガスは、主として、排気入口管9→第2小孔11
→第2室7→バイパスパイプ19→第1室6→第1開閉
手段13部→第1排気出口管12の経路で排出される。
【0034】このとき、第1開閉手段13部と第1排気
出口管12が第2排気出口管18よりも大径であるた
め、背圧の増大が防止される。また、第3室8は共鳴室
として作用し、第2室7及び第1室6は共に拡張室とし
て作用して消音される。
【0035】次に、エンジンの高回転域(2500rp
m以上)では、図6に示すように第1開閉手段13の弁
体13aと第2開閉手段17の弁体17aが共に開弁す
る。したがって、高回転域の排気ガスは、主として、排
気入口管9→第2小孔11→第2室7→連通管16→第
1室6→第1開閉手段13部→第1排気出口管12の経
路で排出される。
【0036】このとき、連通管16はバイパスパイプ1
9より大径に形成されているため、背圧の増大が防止さ
れる。また、第3室8は共鳴室として作用し、第2室7
及び第1室6は共に拡張室として作用して消音される。
【0037】上記のようであるから、エンジンの全回転
域において、各回転に応じた十分な消音と背圧低減を図
ることができる。また、上記実施例のように、第2排気
出口管18の全長L1 を第1排気出口管12より短く設
定することにより、中回転域以上で気柱共鳴による異音
が発生することを防止できる。
【0038】また、第2排気出口管18の全長L1 を第
1排気出口管12と略等しくすることにより、低回転で
の消音効果を十分得ながら両排気出口管18,12それ
ぞれが有する気柱共鳴周波数を最も高く設定することが
できて効果的である。
【0039】図7はエンジンの回転状態と音圧レベル及
び背圧との関係を示す特性図で、図7の点線Lで示す特
性は、上記図4の如く、両弁体13aを閉状態に固定し
た場合のエンジンの回転数に対する特性を示し、図7の
1点鎖線Mで示す特性は、上記図5の如く、第1の弁体
13aを開状態に固定し、第2の弁体17aを閉状態に
固定した場合のエンジンの回転数に対する特性を示し、
図7の細実線Hは、上記図6の如く、両弁体13a,1
7aを開状態に固定した場合のエンジン回転数に対する
特性を示す。
【0040】上記の特性を考慮して、音圧レベルと背圧
が、図7の太実線Xの特性となるように、両弁体13
a,17aのコイルバネ13f,17fの付勢力を設定
することにより、全回転域において、十分な消音と背圧
の低減を図ることができる。
【0041】図8は第2実施例を示す。本第2実施例
は、上記第1実施例における連通管16を、第2室7を
貫通して第1室6と第3室8に開口する連通管16aと
し、その第1室6側に上記と同様の第1開閉手段17を
設けたものである。その他の構造は上記第1実施例と同
様であるため、同一部分に同一符号を付してその説明は
省略する。
【0042】本第2実施例においては、第2開閉手段1
7の弁体17aが閉弁するエンジン低中回転域では第3
室8が低周波共鳴室となり、弁体17aが開弁するエン
ジン高回転域では第3室8が拡張室に変更される。この
第3室8が拡張室に変更することにより、エンジン高回
転域での拡張による消音量が増加する。なお、共鳴室は
低周波を消音するものであるため、高回転域では低周波
共鳴室は不要である。
【0043】なお、上記各実施例における第1開閉手段
13と第2開閉手段17を、電磁弁等のアクチュエータ
による弁体作動手段と、エンジンの回転数を検知して弁
体作動手段を制御する制御手段を設けて、エンジンの低
回転数、中回転数、高回転数から両弁体13a,17a
を上記のように開閉制御してもよく、これによっても上
記と同様の作用、効果を発揮できる。
【0044】しかし、上記第1実施例のように両弁体1
3a,17aを室6内の排気ガスの圧力で開閉制御する
ことにより、上記の弁体作動手段や制御手段が不要にな
り、消音器をコンパクトかつ安価に形成できる。
【0045】また、上記第2排気出口管18を前記従来
の第2排気出口管114より短尺に形成したことによ
り、この第2排気出口管18を図1,図8に示すよう
に、消音器の前側壁2側のみでUターンさせればよく、
前記従来のように消音器の外筒の側壁にも沿って設ける
ものに比べて消音器のコンパクト化を図ることができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、エンジンの低回転域においては消音性能
を高め、中回転域においては背圧を低減し、高回転域に
おいては背圧を更により一層低減することができ、全域
に渡って消音と背圧との関係を所望にコントロールする
ことができる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、上記のよう
な第2排気出口管を設けても、エンジンの中回転域以上
の域において、該第2排気出口管で気柱共鳴による異音
が発生することを防止できる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、更に、エン
ジンの高回転域における消音量を増加させることができ
る。請求項4記載の発明によれば、更に、開閉手段の弁
体の開閉が、エンジンの回転量を検知して制御するもの
に比べて、弁体作動手段及び制御手段を必要とせずに行
え、消音器の小型化と低廉化を図ることができる。
【0049】請求項5記載の発明によれば、更に、両開
閉手段を同一部品で形成でき、製造の低廉化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す消音器の断面図。
【図2】図1に示す第1開閉手段の側面図。
【図3】図1に示す第2開閉手段の側面図。
【図4】図1の実施例の消音器において、エンジンの低
回転域の状態を示す図。
【図5】図1の実施例の消音器において、エンジンの中
回転域の状態を示す図。
【図6】図1の実施例の消音器において、エンジンの高
回転域の状態を示す図。
【図7】図1に示す消音器におけるエンジンの回転域に
対する音圧レベルと背圧との関係を示す特性図。
【図8】本発明の第2実施例の消音器を示す断面図。
【図9】従来の消音器を示す断面図。
【符号の説明】
6,7,8…室 9…排気入口管 12…第1排気出口管 13…第1開閉手
段 13a,17a…弁体 13f…コイルバ
ネ 16,16a…連通管 17…第2開閉手
段 17f…コイルバネ 18…第2排気出
口管 19…バイパスパイプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1開閉手段を備えた第1排気出口管
    に、該第1排気出口管より小径でかつエンジンの低回転
    域において消音に適する長さを有する第2排気出口管
    を、上記第1開閉手段の下流において合流させたものに
    おいて、第1排気出口管の排気流入口が開口する室と該
    室より上流側の室とを連通する連通管及びバイパスパイ
    プと、上記連通管を開閉する第2開閉手段を設け、バイ
    パスパイプは連通管より小径に設定し、上記第1開閉手
    段が開作動した後に第2開閉手段が開作動するようにし
    たことを特徴とする消音器。
  2. 【請求項2】 第2排気出口管の全長を第1排気出口管
    の全長よりも短く設定した請求項1記載の消音器。
  3. 【請求項3】 連通管の排気流入口を、第2開閉手段の
    閉状態時に共鳴室となる室に開口した請求項1又は2記
    載の消音器。
  4. 【請求項4】 第1開閉手段と第2開閉手段を、夫々の
    管の排気流入口が開口する室の排気ガス圧力によって開
    作動させるようにした請求項1又は2又は3記載の消音
    器。
  5. 【請求項5】 第1開閉手段と第2開閉手段を夫々排気
    ガス圧によって開くようにしたバタフライ型の弁体と、
    該弁体を閉方向に付勢するコイルバネで構成した請求項
    4記載の消音器。
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