JPH1122444A - 制御型マフラ - Google Patents
制御型マフラInfo
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- JPH1122444A JPH1122444A JP18191897A JP18191897A JPH1122444A JP H1122444 A JPH1122444 A JP H1122444A JP 18191897 A JP18191897 A JP 18191897A JP 18191897 A JP18191897 A JP 18191897A JP H1122444 A JPH1122444 A JP H1122444A
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- pipe hole
- pipe
- expansion chamber
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数のパイプを必要としない簡略化構造でコ
スト的に有利でありながら、低エンジン回転時の排気騒
音低減と高エンジン回転時のエンジン出力上昇を両立す
る制御型マフラを提供すること。 【解決手段】 2枚のエンドプレート2,3を貫通する
ストレートパイプ4を有し、排気ガスを第1拡張室5で
膨張させ、次いで、第2拡張室6で膨張させるという2
段階の拡張消音により排気音を減衰させる2段拡張型の
マフラにおいて、第1パイプ孔4aと第2パイプ孔4b
との間の位置に設定される第1分流部材をプラグ10と
し、第3パイプ孔4cと第4パイプ孔4dとの間の位置
に設定される第2分流部材をバルブアクチュエータ12
により低エンジン回転時に閉じ高エンジン回転時に開く
制御バルブ11とした。
スト的に有利でありながら、低エンジン回転時の排気騒
音低減と高エンジン回転時のエンジン出力上昇を両立す
る制御型マフラを提供すること。 【解決手段】 2枚のエンドプレート2,3を貫通する
ストレートパイプ4を有し、排気ガスを第1拡張室5で
膨張させ、次いで、第2拡張室6で膨張させるという2
段階の拡張消音により排気音を減衰させる2段拡張型の
マフラにおいて、第1パイプ孔4aと第2パイプ孔4b
との間の位置に設定される第1分流部材をプラグ10と
し、第3パイプ孔4cと第4パイプ孔4dとの間の位置
に設定される第2分流部材をバルブアクチュエータ12
により低エンジン回転時に閉じ高エンジン回転時に開く
制御バルブ11とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2枚のエンドプレ
ートを貫通するストレートパイプを有し、排気ガスを第
1拡張室で膨張させ、次いで、第2拡張室で膨張させる
という2段階の拡張消音により排気音を減衰させる2段
拡張型のマフラをベースとする制御型マフラの技術分野
に属する。
ートを貫通するストレートパイプを有し、排気ガスを第
1拡張室で膨張させ、次いで、第2拡張室で膨張させる
という2段階の拡張消音により排気音を減衰させる2段
拡張型のマフラをベースとする制御型マフラの技術分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、2段拡張型のマフラとしては、実
開平2−19815号公報の第6図に示すものが知られ
ている。
開平2−19815号公報の第6図に示すものが知られ
ている。
【0003】この2段拡張型のマフラは、図5に示すよ
うに、2枚のエンドプレートを貫通するストレートパイ
プと、マフラ内部室を第1拡張室と第2拡張室に画成す
るバッフルプレートと、ストレートパイプに形成された
第1,第2,第3,第4パイプ孔と、ストレートパイプ
の内部の固定された第1プラグ(栓),第2プラグを有
し、排気ガスを第1拡張室で膨張させ、次いで、第2拡
張室で膨張させるという2段階の拡張消音により排気音
を減衰させる。
うに、2枚のエンドプレートを貫通するストレートパイ
プと、マフラ内部室を第1拡張室と第2拡張室に画成す
るバッフルプレートと、ストレートパイプに形成された
第1,第2,第3,第4パイプ孔と、ストレートパイプ
の内部の固定された第1プラグ(栓),第2プラグを有
し、排気ガスを第1拡張室で膨張させ、次いで、第2拡
張室で膨張させるという2段階の拡張消音により排気音
を減衰させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の2段拡張型のマフラにあっては、下記に列挙する問
題点を有する。
来の2段拡張型のマフラにあっては、下記に列挙する問
題点を有する。
【0005】(1) エンジンの高出力化に伴い排気ガス流
量が増加する傾向にあるが、高エンジン回転域では排気
抵抗の上昇によりエンジン出力が低下する。また、気流
音(高周波成分)が悪化する。
量が増加する傾向にあるが、高エンジン回転域では排気
抵抗の上昇によりエンジン出力が低下する。また、気流
音(高周波成分)が悪化する。
【0006】(2) 上記(1) の対策として、パイプ孔の数
を増加する、または、プラグを廃止することで排気抵抗
の低減化を実現することができるが、この場合、低エン
ジン回転時において排気騒音が悪化する。また、気流音
レベルを大幅に改善することもできない。
を増加する、または、プラグを廃止することで排気抵抗
の低減化を実現することができるが、この場合、低エン
ジン回転時において排気騒音が悪化する。また、気流音
レベルを大幅に改善することもできない。
【0007】本発明の課題とするところは、複数のパイ
プを必要としない簡略化構造でコスト的に有利でありな
がら、低エンジン回転時の排気騒音低減と高エンジン回
転時のエンジン出力上昇を両立する制御型マフラを提供
することにある。
プを必要としない簡略化構造でコスト的に有利でありな
がら、低エンジン回転時の排気騒音低減と高エンジン回
転時のエンジン出力上昇を両立する制御型マフラを提供
することにある。
【0008】
(解決手段1)上記課題を解決する請求項1記載の発明
は、筒状シェルと、該筒状シェルの両端部に設けられた
エンドプレートと、2枚のエンドプレートの中央部を貫
通して設けられたストレートパイプと、マフラ内部室を
第1拡張室と第2拡張室に画成するバッフルプレート
と、前記ストレートパイプに形成され、第1拡張室に連
通する第1パイプ孔及び第2パイプ孔と、前記ストレー
トパイプに形成され、第2拡張室に連通する第3パイプ
孔及び第4パイプ孔と、前記ストレートパイプの内部で
あって、第1パイプ孔と第2パイプ孔との間の位置に設
定された第1分流部材と、前記ストレートパイプの内部
であって、第3パイプ孔と第4パイプ孔との間の位置に
設定された第2分流部材とを備え、排気ガスを第1拡張
室で膨張させ、次いで、第2拡張室で膨張させるという
2段階の拡張消音により排気音を減衰させる2段拡張型
のマフラにおいて、前記第1分流部材を、ストレートパ
イプの内部に固定したプラグとし、前記第2分流部材
を、アクチュエータまたはアクセル制御等により低エン
ジン回転時に閉じ高エンジン回転時に開く制御バルブと
したことを特徴とする。
は、筒状シェルと、該筒状シェルの両端部に設けられた
エンドプレートと、2枚のエンドプレートの中央部を貫
通して設けられたストレートパイプと、マフラ内部室を
第1拡張室と第2拡張室に画成するバッフルプレート
と、前記ストレートパイプに形成され、第1拡張室に連
通する第1パイプ孔及び第2パイプ孔と、前記ストレー
トパイプに形成され、第2拡張室に連通する第3パイプ
孔及び第4パイプ孔と、前記ストレートパイプの内部で
あって、第1パイプ孔と第2パイプ孔との間の位置に設
定された第1分流部材と、前記ストレートパイプの内部
であって、第3パイプ孔と第4パイプ孔との間の位置に
設定された第2分流部材とを備え、排気ガスを第1拡張
室で膨張させ、次いで、第2拡張室で膨張させるという
2段階の拡張消音により排気音を減衰させる2段拡張型
のマフラにおいて、前記第1分流部材を、ストレートパ
イプの内部に固定したプラグとし、前記第2分流部材
を、アクチュエータまたはアクセル制御等により低エン
ジン回転時に閉じ高エンジン回転時に開く制御バルブと
したことを特徴とする。
【0009】(解決手段2)上記課題を解決する請求項
2記載の発明は、筒状シェルと、該筒状シェルの両端部
に設けられたエンドプレートと、2枚のエンドプレート
の中央部を貫通して設けられたストレートパイプと、マ
フラ内部室を第1拡張室と第2拡張室に画成するバッフ
ルプレートと、前記ストレートパイプに形成され、第1
拡張室に連通する第1パイプ孔及び第2パイプ孔と、前
記ストレートパイプに形成され、第2拡張室に連通する
第3パイプ孔及び第4パイプ孔と、前記ストレートパイ
プの内部であって、第1パイプ孔と第2パイプ孔との間
の位置に設定された第1分流部材と、前記ストレートパ
イプの内部であって、第3パイプ孔と第4パイプ孔との
間の位置に設定された第2分流部材とを備え、排気ガス
を第1拡張室で膨張させ、次いで、第2拡張室で膨張さ
せるという2段階の拡張消音により排気音を減衰させる
2段拡張型のマフラにおいて、前記第1分流部材と第2
分流部材を、アクチュエータまたはアクセル制御等によ
り低エンジン回転時に閉じ高エンジン回転時に開く連動
型の第1制御バルブと第2制御バルブとしたことを特徴
とする。
2記載の発明は、筒状シェルと、該筒状シェルの両端部
に設けられたエンドプレートと、2枚のエンドプレート
の中央部を貫通して設けられたストレートパイプと、マ
フラ内部室を第1拡張室と第2拡張室に画成するバッフ
ルプレートと、前記ストレートパイプに形成され、第1
拡張室に連通する第1パイプ孔及び第2パイプ孔と、前
記ストレートパイプに形成され、第2拡張室に連通する
第3パイプ孔及び第4パイプ孔と、前記ストレートパイ
プの内部であって、第1パイプ孔と第2パイプ孔との間
の位置に設定された第1分流部材と、前記ストレートパ
イプの内部であって、第3パイプ孔と第4パイプ孔との
間の位置に設定された第2分流部材とを備え、排気ガス
を第1拡張室で膨張させ、次いで、第2拡張室で膨張さ
せるという2段階の拡張消音により排気音を減衰させる
2段拡張型のマフラにおいて、前記第1分流部材と第2
分流部材を、アクチュエータまたはアクセル制御等によ
り低エンジン回転時に閉じ高エンジン回転時に開く連動
型の第1制御バルブと第2制御バルブとしたことを特徴
とする。
【0010】(解決手段3)上記課題を解決する請求項
3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の制御型
マフラにおいて、前記ストレートパイプの第4パイプ孔
の下流位置に第5パイプ孔を形成し、この第5パイプ孔
の外周位置に吸音材入りチャンバーを設けたことを特徴
とする。
3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の制御型
マフラにおいて、前記ストレートパイプの第4パイプ孔
の下流位置に第5パイプ孔を形成し、この第5パイプ孔
の外周位置に吸音材入りチャンバーを設けたことを特徴
とする。
【0011】(解決手段4)上記課題を解決する請求項
4記載の発明は、請求項1ないし請求項3記載の制御型
マフラにおいて、前記第1拡張室に、排気ガスの流れに
抵抗を与える音響抵抗板を設定したことを特徴とする。
4記載の発明は、請求項1ないし請求項3記載の制御型
マフラにおいて、前記第1拡張室に、排気ガスの流れに
抵抗を与える音響抵抗板を設定したことを特徴とする。
【0012】
(実施の形態1)まず、構成を説明する。
【0013】実施の形態1は請求項1,3,4記載の発
明に対応する。
明に対応する。
【0014】図1は実施の形態1の制御型マフラを示す
バルブ閉時断面図、図2は実施の形態1の制御型マフラ
を示すバルブ開時断面図である。
バルブ閉時断面図、図2は実施の形態1の制御型マフラ
を示すバルブ開時断面図である。
【0015】図1において、Aは実施の形態1の制御型
マフラ、1は筒状シェル、2はフロントエンドプレー
ト、3はリヤエンドプレート、4はストレートパイプ、
4aは第1パイプ孔、4bは第2パイプ孔、4cは第3
パイプ孔、4dは第4パイプ孔、4eは第5パイプ孔、
5は第1拡張室、6は第2拡張室、7はバッフルプレー
ト、8は音響抵抗板、9は吸音材入りチャンバー、10
はプラグ、11は制御バルブ、12はバルブアクチュエ
ータである。
マフラ、1は筒状シェル、2はフロントエンドプレー
ト、3はリヤエンドプレート、4はストレートパイプ、
4aは第1パイプ孔、4bは第2パイプ孔、4cは第3
パイプ孔、4dは第4パイプ孔、4eは第5パイプ孔、
5は第1拡張室、6は第2拡張室、7はバッフルプレー
ト、8は音響抵抗板、9は吸音材入りチャンバー、10
はプラグ、11は制御バルブ、12はバルブアクチュエ
ータである。
【0016】前記筒状シェル1は、マフラを適用する車
種等に応じて円筒や楕円筒や長円筒等の形状とされる。
種等に応じて円筒や楕円筒や長円筒等の形状とされる。
【0017】前記フロントエンドプレート2とリヤエン
ドプレート3は、前記筒状シェル1の両端部に設けられ
る。
ドプレート3は、前記筒状シェル1の両端部に設けられ
る。
【0018】前記ストレートパイプ4は、2枚のエンド
プレート2,3の中央部を貫通して設けられる。このス
トレートパイプ4には、第1拡張室5に連通する第1パ
イプ孔4a及び第2パイプ孔4bと、第2拡張室6に連
通する第3パイプ孔4c及び第4パイプ孔4dとが形成
され、さらに、第4パイプ孔4dの下流位置に第5パイ
プ孔4eが形成される。
プレート2,3の中央部を貫通して設けられる。このス
トレートパイプ4には、第1拡張室5に連通する第1パ
イプ孔4a及び第2パイプ孔4bと、第2拡張室6に連
通する第3パイプ孔4c及び第4パイプ孔4dとが形成
され、さらに、第4パイプ孔4dの下流位置に第5パイ
プ孔4eが形成される。
【0019】前記バッフルプレート7は、エンドプレー
ト2,3と平行に設置され、マフラ内部室を第1拡張室
5と第2拡張室6に画成する。
ト2,3と平行に設置され、マフラ内部室を第1拡張室
5と第2拡張室6に画成する。
【0020】前記音響抵抗板8は、第1拡張室5に設定
され、排気ガスの流路断面積を絞り込むことで排気ガス
の流れに抵抗を与える。
され、排気ガスの流路断面積を絞り込むことで排気ガス
の流れに抵抗を与える。
【0021】前記吸音材入りチャンバー9は、前記第5
パイプ孔4eの外周位置に設けられ、チャンバーの内部
には耐熱性の吸音材(グラスウール等)が入っている。
パイプ孔4eの外周位置に設けられ、チャンバーの内部
には耐熱性の吸音材(グラスウール等)が入っている。
【0022】前記プラグ10は、ストレートパイプ4の
内部であって、第1パイプ孔4aと第2パイプ孔4bと
の間の位置に固定される。
内部であって、第1パイプ孔4aと第2パイプ孔4bと
の間の位置に固定される。
【0023】前記制御バルブ11は、ストレートパイプ
4の内部であって、第3パイプ孔4cと第4パイプ孔4
dとの間の位置に設定され、バルブアクチュエータ12
により低エンジン回転時に閉じ高エンジン回転時に開
く。
4の内部であって、第3パイプ孔4cと第4パイプ孔4
dとの間の位置に設定され、バルブアクチュエータ12
により低エンジン回転時に閉じ高エンジン回転時に開
く。
【0024】次に、作用を説明する。
【0025】[低エンジン回転時]低エンジン回転時に
は、図1に示すように、制御バルブ11が閉じていて、
図外のエンジンからの排気ガスは、第1パイプ孔4a→
第1拡張室5→第2パイプ孔4b→ストレートパイプ4
→第3パイプ孔4c→第2拡張室6→第3パイプ孔4d
→ストレートパイプ4と経過する流れとなり、第1拡張
室5で膨張させることにより圧力を下げ、さらに、第1
拡張室5の両壁からの反射波の干渉により音を減衰し、
次いで、第2拡張室6で膨張させることにより圧力を下
げ、さらに、第2拡張室6の両壁からの反射波の干渉に
より音を減衰するという2段階の拡張型消音作用により
排気音が減衰する。
は、図1に示すように、制御バルブ11が閉じていて、
図外のエンジンからの排気ガスは、第1パイプ孔4a→
第1拡張室5→第2パイプ孔4b→ストレートパイプ4
→第3パイプ孔4c→第2拡張室6→第3パイプ孔4d
→ストレートパイプ4と経過する流れとなり、第1拡張
室5で膨張させることにより圧力を下げ、さらに、第1
拡張室5の両壁からの反射波の干渉により音を減衰し、
次いで、第2拡張室6で膨張させることにより圧力を下
げ、さらに、第2拡張室6の両壁からの反射波の干渉に
より音を減衰するという2段階の拡張型消音作用により
排気音が減衰する。
【0026】尚、音響抵抗板8による抵抗型消音作用
(排気抵抗を与え、音のエネルギを熱に変えて消音する
作用)と、吸音材入りチャンバー9による吸収型消音作
用(高周波の気流音を吸収することで低減させる作用)
も同時に行われるが、低エンジン回転時には、排気ガス
流量が少なく高周波気流音の発生もほとんどないので、
2段階の拡張型消音作用に比べてトータル消音への寄与
率は低い。
(排気抵抗を与え、音のエネルギを熱に変えて消音する
作用)と、吸音材入りチャンバー9による吸収型消音作
用(高周波の気流音を吸収することで低減させる作用)
も同時に行われるが、低エンジン回転時には、排気ガス
流量が少なく高周波気流音の発生もほとんどないので、
2段階の拡張型消音作用に比べてトータル消音への寄与
率は低い。
【0027】よって、低エンジン回転時には、主に第1
拡張室5と第2拡張室6による2段階の拡張型消音作用
により排気音が十分に低減される。
拡張室5と第2拡張室6による2段階の拡張型消音作用
により排気音が十分に低減される。
【0028】[高エンジン回転時]高エンジン回転時に
は、図2に示すように、制御バルブ11が開かれ、図外
のエンジンからの排気ガスは、第1パイプ孔4a→第1
拡張室5→第2パイプ孔4b→ストレートパイプ4を経
過するのがメインの流れとなり、第1拡張室5で膨張さ
せることにより圧力を下げ、さらに、第1拡張室5の両
壁からの反射波の干渉により音を減衰するという1段階
の拡張型消音作用により排気音が減衰する。尚、一部の
排気ガスは、第3パイプ孔4c→第2拡張室6→第3パ
イプ孔4d→ストレートパイプ4と経過し、第2拡張室
6により拡張型消音作用を受ける。
は、図2に示すように、制御バルブ11が開かれ、図外
のエンジンからの排気ガスは、第1パイプ孔4a→第1
拡張室5→第2パイプ孔4b→ストレートパイプ4を経
過するのがメインの流れとなり、第1拡張室5で膨張さ
せることにより圧力を下げ、さらに、第1拡張室5の両
壁からの反射波の干渉により音を減衰するという1段階
の拡張型消音作用により排気音が減衰する。尚、一部の
排気ガスは、第3パイプ孔4c→第2拡張室6→第3パ
イプ孔4d→ストレートパイプ4と経過し、第2拡張室
6により拡張型消音作用を受ける。
【0029】この高エンジン回転時には、排気ガス流量
が多く、排気ガス流速も速いので、第1拡張室5に設け
られた音響抵抗板8による抵抗型消音作用も発揮される
し、さらに、高エンジン回転時には、高周波の気流音が
発生するが、この高周波音は吸音材入りチャンバー9に
より低減される。
が多く、排気ガス流速も速いので、第1拡張室5に設け
られた音響抵抗板8による抵抗型消音作用も発揮される
し、さらに、高エンジン回転時には、高周波の気流音が
発生するが、この高周波音は吸音材入りチャンバー9に
より低減される。
【0030】よって、制御バルブ11を閉じている低エ
ンジン回転時に比べ、制御バルブ11を開いた分、排気
抵抗が小さくなり、エンジン出力が向上するし、高エン
ジン回転時に特有の高周波の気流音も吸音材入りチャン
バー9により小さく抑えることができる。
ンジン回転時に比べ、制御バルブ11を開いた分、排気
抵抗が小さくなり、エンジン出力が向上するし、高エン
ジン回転時に特有の高周波の気流音も吸音材入りチャン
バー9により小さく抑えることができる。
【0031】次に、効果を説明する。
【0032】(1)第1パイプ孔4aと第2パイプ孔4
bとの間の位置に設定される第1分流部材をプラグ10
とし、第3パイプ孔4cと第4パイプ孔4dとの間の位
置に設定される第2分流部材をバルブアクチュエータ1
2により低エンジン回転時に閉じ高エンジン回転時に開
く制御バルブ11とする低背圧型(1バルブタイプ)の
構成としたため、複数のパイプを必要としない簡略化構
造でコスト的に有利でありながら、低エンジン回転時の
排気騒音低減と高エンジン回転時のエンジン出力上昇を
両立する制御型マフラAを提供することができる。
bとの間の位置に設定される第1分流部材をプラグ10
とし、第3パイプ孔4cと第4パイプ孔4dとの間の位
置に設定される第2分流部材をバルブアクチュエータ1
2により低エンジン回転時に閉じ高エンジン回転時に開
く制御バルブ11とする低背圧型(1バルブタイプ)の
構成としたため、複数のパイプを必要としない簡略化構
造でコスト的に有利でありながら、低エンジン回転時の
排気騒音低減と高エンジン回転時のエンジン出力上昇を
両立する制御型マフラAを提供することができる。
【0033】尚、2段階の拡張消音により排気音を減衰
させる従来の2段拡張型のマフラの構造をそのまま生か
すことができる。
させる従来の2段拡張型のマフラの構造をそのまま生か
すことができる。
【0034】(2)ストレートパイプ4の第4パイプ孔
4dの下流位置に第5パイプ孔4eを形成し、この第5
パイプ孔4eの外周位置に吸音材入りチャンバー9を設
けたため、高エンジン回転時に問題となる高周波気流音
を低減することができる。
4dの下流位置に第5パイプ孔4eを形成し、この第5
パイプ孔4eの外周位置に吸音材入りチャンバー9を設
けたため、高エンジン回転時に問題となる高周波気流音
を低減することができる。
【0035】この結果、大中型トラックのマフラとして
の適用に限らず、より排気騒音を抑える必要がある乗用
車にも現状の複数のパイプを用いたマフラに代えて適用
することができる。
の適用に限らず、より排気騒音を抑える必要がある乗用
車にも現状の複数のパイプを用いたマフラに代えて適用
することができる。
【0036】(3)第1拡張室5に、排気ガスの流れに
抵抗を与える音響抵抗板8を設定したため、高エンジン
回転時に第1拡張室5による拡張型消音作用に抵抗型消
音作用を加えて排気騒音を低減することができる。
抵抗を与える音響抵抗板8を設定したため、高エンジン
回転時に第1拡張室5による拡張型消音作用に抵抗型消
音作用を加えて排気騒音を低減することができる。
【0037】(実施の形態2)まず、構成を説明する。
【0038】実施の形態2は請求項1,3,4記載の発
明に対応する。
明に対応する。
【0039】図3は実施の形態2の制御型マフラを示す
バルブ閉時断面図、図4は実施の形態2の制御型マフラ
を示すバルブ開時断面図である。
バルブ閉時断面図、図4は実施の形態2の制御型マフラ
を示すバルブ開時断面図である。
【0040】図3において、Bは実施の形態2の制御型
マフラ、1は筒状シェル、2はフロントエンドプレー
ト、3はリヤエンドプレート、4はストレートパイプ、
4aは第1パイプ孔、4bは第2パイプ孔、4cは第3
パイプ孔、4dは第4パイプ孔、4eは第5パイプ孔、
5は第1拡張室、6は第2拡張室、7はバッフルプレー
ト、8は音響抵抗板、9は吸音材入りチャンバー、12
はバルブアクチュエータ、13は第1制御バルブ、14
は第2制御バルブである。
マフラ、1は筒状シェル、2はフロントエンドプレー
ト、3はリヤエンドプレート、4はストレートパイプ、
4aは第1パイプ孔、4bは第2パイプ孔、4cは第3
パイプ孔、4dは第4パイプ孔、4eは第5パイプ孔、
5は第1拡張室、6は第2拡張室、7はバッフルプレー
ト、8は音響抵抗板、9は吸音材入りチャンバー、12
はバルブアクチュエータ、13は第1制御バルブ、14
は第2制御バルブである。
【0041】この実施の形態2の制御型マフラBは、第
1パイプ孔4aと第2パイプ孔4bとの間の位置に設定
される第1分流部材と、第3パイプ孔4cと第4パイプ
孔4dとの間の位置に設定される第2分流部材とを、バ
ルブアクチュエータ12により低エンジン回転時に閉じ
高エンジン回転時に開く連動型の第1制御バルブ13と
第2制御バルブ14とする高出力エンジン超低背圧型
(2バルブ連動タイプ)とした点で実施の形態1と構成
的に異なる。尚、他の構成は実施の形態1と同様である
ので対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
1パイプ孔4aと第2パイプ孔4bとの間の位置に設定
される第1分流部材と、第3パイプ孔4cと第4パイプ
孔4dとの間の位置に設定される第2分流部材とを、バ
ルブアクチュエータ12により低エンジン回転時に閉じ
高エンジン回転時に開く連動型の第1制御バルブ13と
第2制御バルブ14とする高出力エンジン超低背圧型
(2バルブ連動タイプ)とした点で実施の形態1と構成
的に異なる。尚、他の構成は実施の形態1と同様である
ので対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
【0042】次に、作用を説明する。
【0043】第1,第2制御バルブ13,14が共に閉
じられる低エンジン回転時(図3)の作用は、実施の形
態1と同様である。
じられる低エンジン回転時(図3)の作用は、実施の形
態1と同様である。
【0044】第1,第2制御バルブ13,14が共に開
けられる高エンジン回転時(図4)の作用は、図外のエ
ンジンからの排気ガスが、ストレートパイプ4をそのま
ま経過するのがメインの流れとなり、第1パイプ孔4a
→第1拡張室5→第2パイプ孔4b→ストレートパイプ
4を経過する流れと、第3パイプ孔4c→第2拡張室6
→第3パイプ孔4d→ストレートパイプ4と経過する流
れはいずれもサブの流れとなる。よって、高エンジン回
転時の消音効果は実施の形態1に比べて劣るものの、排
気抵抗は非常に小さいものとなる。
けられる高エンジン回転時(図4)の作用は、図外のエ
ンジンからの排気ガスが、ストレートパイプ4をそのま
ま経過するのがメインの流れとなり、第1パイプ孔4a
→第1拡張室5→第2パイプ孔4b→ストレートパイプ
4を経過する流れと、第3パイプ孔4c→第2拡張室6
→第3パイプ孔4d→ストレートパイプ4と経過する流
れはいずれもサブの流れとなる。よって、高エンジン回
転時の消音効果は実施の形態1に比べて劣るものの、排
気抵抗は非常に小さいものとなる。
【0045】効果的には、実施の形態1での(1),
(2),(3)の効果が得られるが、実施の形態1の制
御型マフラAに比べて高エンジン回転時のエンジン出力
上昇効果が高いことで、高出力エンジンを搭載した車両
への適用に好適な制御型マフラBということができる。
(2),(3)の効果が得られるが、実施の形態1の制
御型マフラAに比べて高エンジン回転時のエンジン出力
上昇効果が高いことで、高出力エンジンを搭載した車両
への適用に好適な制御型マフラBということができる。
【0046】(他の実施の形態)実施の形態1,2で
は、第1拡張室と第2拡張室を有するマフラの例を示し
たが、拡張室に隣接して共鳴室を設定、あるいは、排気
系の別の位置に独立して共振型消音を行なうレゾネータ
を付加する構成としても良い。
は、第1拡張室と第2拡張室を有するマフラの例を示し
たが、拡張室に隣接して共鳴室を設定、あるいは、排気
系の別の位置に独立して共振型消音を行なうレゾネータ
を付加する構成としても良い。
【0047】実施の形態1,2では、エンジン回転数や
スロットル開度等を入力信号として駆動制御されるバル
ブアクチュエータにより制御バルブを開閉制御する例を
示したが、アクセルワイヤに接続して制御バルブを開閉
制御(アクセル制御)するようにしても良い。
スロットル開度等を入力信号として駆動制御されるバル
ブアクチュエータにより制御バルブを開閉制御する例を
示したが、アクセルワイヤに接続して制御バルブを開閉
制御(アクセル制御)するようにしても良い。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、筒状シ
ェルと、該筒状シェルの両端部に設けられたエンドプレ
ートと、2枚のエンドプレートの中央部を貫通して設け
られたストレートパイプと、マフラ内部室を第1拡張室
と第2拡張室に画成するバッフルプレートと、ストレー
トパイプに形成され、第1拡張室に連通する第1パイプ
孔及び第2パイプ孔と、ストレートパイプに形成され、
第2拡張室に連通する第3パイプ孔及び第4パイプ孔
と、ストレートパイプの内部であって、第1パイプ孔と
第2パイプ孔との間の位置に設定された第1分流部材
と、ストレートパイプの内部であって、第3パイプ孔と
第4パイプ孔との間の位置に設定された第2分流部材と
を備え、排気ガスを第1拡張室で膨張させ、次いで、第
2拡張室で膨張させるという2段階の拡張消音により排
気音を減衰させる2段拡張型のマフラにおいて、第1分
流部材を、ストレートパイプの内部に固定したプラグと
し、第2分流部材を、アクチュエータまたはアクセル制
御等により低エンジン回転時に閉じ高エンジン回転時に
開く制御バルブとしたため、複数のパイプを必要としな
い簡略化構造でコスト的に有利でありながら、低エンジ
ン回転時の排気騒音低減と高エンジン回転時のエンジン
出力上昇を両立する制御型マフラを提供することができ
る。
ェルと、該筒状シェルの両端部に設けられたエンドプレ
ートと、2枚のエンドプレートの中央部を貫通して設け
られたストレートパイプと、マフラ内部室を第1拡張室
と第2拡張室に画成するバッフルプレートと、ストレー
トパイプに形成され、第1拡張室に連通する第1パイプ
孔及び第2パイプ孔と、ストレートパイプに形成され、
第2拡張室に連通する第3パイプ孔及び第4パイプ孔
と、ストレートパイプの内部であって、第1パイプ孔と
第2パイプ孔との間の位置に設定された第1分流部材
と、ストレートパイプの内部であって、第3パイプ孔と
第4パイプ孔との間の位置に設定された第2分流部材と
を備え、排気ガスを第1拡張室で膨張させ、次いで、第
2拡張室で膨張させるという2段階の拡張消音により排
気音を減衰させる2段拡張型のマフラにおいて、第1分
流部材を、ストレートパイプの内部に固定したプラグと
し、第2分流部材を、アクチュエータまたはアクセル制
御等により低エンジン回転時に閉じ高エンジン回転時に
開く制御バルブとしたため、複数のパイプを必要としな
い簡略化構造でコスト的に有利でありながら、低エンジ
ン回転時の排気騒音低減と高エンジン回転時のエンジン
出力上昇を両立する制御型マフラを提供することができ
る。
【0049】請求項2記載の発明にあっては、筒状シェ
ルと、該筒状シェルの両端部に設けられたエンドプレー
トと、2枚のエンドプレートの中央部を貫通して設けら
れたストレートパイプと、マフラ内部室を第1拡張室と
第2拡張室に画成するバッフルプレートと、ストレート
パイプに形成され、第1拡張室に連通する第1パイプ孔
及び第2パイプ孔と、ストレートパイプに形成され、第
2拡張室に連通する第3パイプ孔及び第4パイプ孔と、
ストレートパイプの内部であって、第1パイプ孔と第2
パイプ孔との間の位置に設定された第1分流部材と、ス
トレートパイプの内部であって、第3パイプ孔と第4パ
イプ孔との間の位置に設定された第2分流部材とを備
え、排気ガスを第1拡張室で膨張させ、次いで、第2拡
張室で膨張させるという2段階の拡張消音により排気音
を減衰させる2段拡張型のマフラにおいて、第1分流部
材と第2分流部材を、アクチュエータまたはアクセル制
御等により低エンジン回転時に閉じ高エンジン回転時に
開く連動型の第1制御バルブと第2制御バルブとしたた
め、複数のパイプを必要としない簡略化構造でコスト的
に有利でありながら、低エンジン回転時の排気騒音低減
と高エンジン回転時のエンジン出力上昇を両立する制御
型マフラを提供することができる。
ルと、該筒状シェルの両端部に設けられたエンドプレー
トと、2枚のエンドプレートの中央部を貫通して設けら
れたストレートパイプと、マフラ内部室を第1拡張室と
第2拡張室に画成するバッフルプレートと、ストレート
パイプに形成され、第1拡張室に連通する第1パイプ孔
及び第2パイプ孔と、ストレートパイプに形成され、第
2拡張室に連通する第3パイプ孔及び第4パイプ孔と、
ストレートパイプの内部であって、第1パイプ孔と第2
パイプ孔との間の位置に設定された第1分流部材と、ス
トレートパイプの内部であって、第3パイプ孔と第4パ
イプ孔との間の位置に設定された第2分流部材とを備
え、排気ガスを第1拡張室で膨張させ、次いで、第2拡
張室で膨張させるという2段階の拡張消音により排気音
を減衰させる2段拡張型のマフラにおいて、第1分流部
材と第2分流部材を、アクチュエータまたはアクセル制
御等により低エンジン回転時に閉じ高エンジン回転時に
開く連動型の第1制御バルブと第2制御バルブとしたた
め、複数のパイプを必要としない簡略化構造でコスト的
に有利でありながら、低エンジン回転時の排気騒音低減
と高エンジン回転時のエンジン出力上昇を両立する制御
型マフラを提供することができる。
【0050】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
または請求項2記載の制御型マフラにおいて、ストレー
トパイプの第4パイプ孔の下流位置に第5パイプ孔を形
成し、この第5パイプ孔の外周位置に吸音材入りチャン
バーを設けたため、請求項1または請求項2に記載の発
明の効果に加え、高エンジン回転時に問題となる高周波
気流音を低減することができる。
または請求項2記載の制御型マフラにおいて、ストレー
トパイプの第4パイプ孔の下流位置に第5パイプ孔を形
成し、この第5パイプ孔の外周位置に吸音材入りチャン
バーを設けたため、請求項1または請求項2に記載の発
明の効果に加え、高エンジン回転時に問題となる高周波
気流音を低減することができる。
【0051】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
ないし請求項3記載の制御型マフラにおいて、第1拡張
室に、排気ガスの流れに抵抗を与える音響抵抗板を設定
したため、請求項1ないし請求項3に記載の発明の効果
に加え、高エンジン回転時に第1拡張室による拡張型消
音作用に抵抗型消音作用を加えて排気騒音を低減するこ
とができる。
ないし請求項3記載の制御型マフラにおいて、第1拡張
室に、排気ガスの流れに抵抗を与える音響抵抗板を設定
したため、請求項1ないし請求項3に記載の発明の効果
に加え、高エンジン回転時に第1拡張室による拡張型消
音作用に抵抗型消音作用を加えて排気騒音を低減するこ
とができる。
【図1】実施の形態1の制御型マフラを示すバルブ閉時
断面図である。
断面図である。
【図2】実施の形態1の制御型マフラを示すバルブ開時
断面図である。
断面図である。
【図3】実施の形態2の制御型マフラを示すバルブ閉時
断面図である。
断面図である。
【図4】実施の形態2の制御型マフラを示すバルブ開時
断面図である。
断面図である。
【図5】従来の2段拡張型のマフラを示す断面図であ
る。
る。
A 実施の形態1の制御型マフラ B 実施の形態2の制御型マフラ 1 筒状シェル 2 フロントエンドプレート 3 リヤエンドプレート 4 ストレートパイプ 4a 第1パイプ孔 4b 第2パイプ孔 4c 第3パイプ孔 4d 第4パイプ孔 4e 第5パイプ孔 5 第1拡張室 6 第2拡張室 7 バッフルプレート 8 音響抵抗板 9 吸音材入りチャンバー 10 プラグ 11 制御バルブ 12 バルブアクチュエータ 13 第1制御バルブ 14 第2制御バルブ
Claims (4)
- 【請求項1】 筒状シェル(1)と、 該筒状シェル(1)の両端部に設けられたエンドプレー
ト(2),(3)と、 2枚のエンドプレート(2),(3)の中央部を貫通し
て設けられたストレートパイプ(4)と、 マフラ内部室を第1拡張室(5)と第2拡張室(6)に
画成するバッフルプレート(7)と、 前記ストレートパイプ(4)に形成され、第1拡張室
(5)に連通する第1パイプ孔(4a)及び第2パイプ
孔(4b)と、 前記ストレートパイプ(4)に形成され、第2拡張室
(6)に連通する第3パイプ孔(4c)及び第4パイプ
孔(4d)と、 前記ストレートパイプ(4)の内部であって、第1パイ
プ孔(4a)と第2パイプ孔(4b)との間の位置に設
定された第1分流部材と、 前記ストレートパイプ(4)の内部であって、第3パイ
プ孔(4c)と第4パイプ孔(4d)との間の位置に設
定された第2分流部材とを備え、 排気ガスを第1拡張室(5)で膨張させ、次いで、第2
拡張室(6)で膨張させるという2段階の拡張消音によ
り排気音を減衰させる2段拡張型のマフラにおいて、 前記第1分流部材を、ストレートパイプ(4)の内部に
固定したプラグ(10)とし、 前記第2分流部材を、アクチュエータ(12)またはア
クセル制御等により低エンジン回転時に閉じ高エンジン
回転時に開く制御バルブ(11)としたことを特徴とす
る制御型マフラ。 - 【請求項2】 筒状シェル(1)と、 該筒状シェル(1)の両端部に設けられたエンドプレー
ト(2),(3)と、 2枚のエンドプレート(2),(3)の中央部を貫通し
て設けられたストレートパイプ(4)と、 マフラ内部室を第1拡張室(5)と第2拡張室(6)に
画成するバッフルプレート(7)と、 前記ストレートパイプ(4)に形成され、第1拡張室
(5)に連通する第1パイプ孔(4a)及び第2パイプ
孔(4b)と、 前記ストレートパイプ(4)に形成され、第2拡張室
(6)に連通する第3パイプ孔(4c)及び第4パイプ
孔(4d)と、 前記ストレートパイプ(4)の内部であって、第1パイ
プ孔(4a)と第2パイプ孔(4b)との間の位置に設
定された第1分流部材と、 前記ストレートパイプ(4)の内部であって、第3パイ
プ孔(4c)と第4パイプ孔(4d)との間の位置に設
定された第2分流部材とを備え、 排気ガスを第1拡張室(5)で膨張させ、次いで、第2
拡張室(6)で膨張させるという2段階の拡張消音によ
り排気音を減衰させる2段拡張型のマフラにおいて、 前記第1分流部材と第2分流部材を、アクチュエータ
(12)またはアクセル制御等により低エンジン回転時
に閉じ高エンジン回転時に開く連動型の第1制御バルブ
(13)と第2制御バルブ(14)としたことを特徴と
する制御型マフラ。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の制御型マ
フラにおいて、 前記ストレートパイプ(4)の第4パイプ孔(4d)の
下流位置に第5パイプ孔(4e)を形成し、この第5パ
イプ孔(4e)の外周位置に吸音材入りチャンバー
(9)を設けたことを特徴とする制御型マフラ。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3記載の制御型マ
フラにおいて、 前記第1拡張室(5)に、排気ガスの流れに抵抗を与え
る音響抵抗板(8)を設定したことを特徴とする制御型
マフラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18191897A JPH1122444A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 制御型マフラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18191897A JPH1122444A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 制御型マフラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1122444A true JPH1122444A (ja) | 1999-01-26 |
Family
ID=16109195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18191897A Pending JPH1122444A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | 制御型マフラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1122444A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6241044B1 (en) | 1999-02-05 | 2001-06-05 | Komatsu Ltd. | Exhaust silencer and communicating pipe thereof |
JP2011513642A (ja) * | 2008-03-03 | 2011-04-28 | テネコ オートモティブ オペレーティング カンパニー インコーポレイテッド | 排気システム用スナップ作動弁 |
CN103270262A (zh) * | 2010-11-29 | 2013-08-28 | 田纳科汽车营运公司 | 用于排气系统的突动阀 |
CN103277170A (zh) * | 2013-05-21 | 2013-09-04 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种节流阀体 |
CN103334821A (zh) * | 2013-07-08 | 2013-10-02 | 山东大学 | 一种具有阻流隔栅的横流穿孔管消声器结构 |
CN111120332A (zh) * | 2018-10-30 | 2020-05-08 | 安徽美芝制冷设备有限公司 | 消音器和具有其的旋转式压缩机 |
CN112081642A (zh) * | 2020-10-06 | 2020-12-15 | 武汉理工大学 | 一种用于赛车排气消声器 |
CN112483432A (zh) * | 2020-11-09 | 2021-03-12 | 上海浦灵慧环保工程有限公司 | 一种低噪音离心式引风机 |
WO2022092630A1 (ko) * | 2020-10-28 | 2022-05-05 | 재단법인 파동에너지 극한제어연구단 | 광대역 소음 저감을 위한 메타 머플러 |
-
1997
- 1997-07-08 JP JP18191897A patent/JPH1122444A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6241044B1 (en) | 1999-02-05 | 2001-06-05 | Komatsu Ltd. | Exhaust silencer and communicating pipe thereof |
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KR101504894B1 (ko) * | 2008-03-03 | 2015-03-23 | 테네코 오토모티브 오퍼레이팅 컴파니 인코포레이티드 | 내연기관 배기 시스템용 머플러 |
CN103270262A (zh) * | 2010-11-29 | 2013-08-28 | 田纳科汽车营运公司 | 用于排气系统的突动阀 |
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WO2022092630A1 (ko) * | 2020-10-28 | 2022-05-05 | 재단법인 파동에너지 극한제어연구단 | 광대역 소음 저감을 위한 메타 머플러 |
KR20220056676A (ko) * | 2020-10-28 | 2022-05-06 | 재단법인 파동에너지 극한제어 연구단 | 광대역 소음 저감을 위한 메타 머플러 |
CN112483432A (zh) * | 2020-11-09 | 2021-03-12 | 上海浦灵慧环保工程有限公司 | 一种低噪音离心式引风机 |
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