JPH0124328Y2 - - Google Patents

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JPH0124328Y2
JPH0124328Y2 JP19147183U JP19147183U JPH0124328Y2 JP H0124328 Y2 JPH0124328 Y2 JP H0124328Y2 JP 19147183 U JP19147183 U JP 19147183U JP 19147183 U JP19147183 U JP 19147183U JP H0124328 Y2 JPH0124328 Y2 JP H0124328Y2
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pipe
exhaust pipe
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exhaust
muffler
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JP19147183U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は内燃機関の排気管系の消音装置に関す
るものである。
従来技術 従来、内燃機関の排気管系に対しては、車両品
質の向上の要求に基づき、低騒音化の要望が大き
く、これに対処するため、排気ガス流路の断面積
を変化させたり、共鳴空洞を設置したり、あるい
は吸音材を用いたりしているが、このため一般に
排気ガスの背圧が高くなる傾向にある。しかし一
方においてエンジンの高性能化の要望も大きく、
これに対して排気ガスの背圧は低くしなければな
らず、これら相反する2つの要望を同時に満足す
る排気管消音装置が求められているのが現状であ
る。
本考案の出願人は上記の要望に応えるべく、さ
きに、エンジンからの排気ガスをマフラに導く排
気管にバイパス管を設けるとともに、このバイパ
ス管中にエンジンの高速域で開放される制御弁を
設け、エンジンの低中速域で前記制御弁を閉じて
一方の排気管のみから排気ガスをマフラ内に導い
て消音効果を上げ、エンジンの高速域では前記制
御弁を開放してバイパス管からも排気ガスをマフ
ラ内に導くようにして排気抵抗を減少して排気ガ
スの背圧を下げ、エンジン出力を増大させる排気
管消音装置を考案した(実願昭58−87884号参
照)。
しかしこの装置においては、マフラ内の隣接す
る膨張室間を連通させるインナチユーブと、同マ
フラ内の低周波共鳴室とこの共鳴室に隣接する膨
張室との間を連通させるチユーニングパイプとが
必ずしも同軸上に配置されていないため、低周波
共鳴室内に流れが発生しにくく、低周波共鳴室が
排気ガス中の背圧低減に関与しないという問題が
あり、また排気管から前記膨張室内に流入する排
気管の流れの全てが前記低周波共鳴室内に流れ込
むとは限らないため、同室内で有効に消音されな
いという問題がある。
考案の目的 本考案は上記の問題点に鑑み、自己の開発した
前記技術をさらに改良するためになされたもので
あつて、その目的とするところは、エンジンの低
中速域では低騒音の排気管系とし、高速域では排
気ガスをバイパスさせることにより低背圧として
エンジン性能を向上させるようにした排気管消音
装置において、マフラ内の低周波共鳴室に対して
排気ガスの背圧低減効果を付与し、また同共鳴室
での消音性能をさらに向上させる排気管消音装置
を提供することにある。
考案の構成 本考案は上記の目的を達成するため、その構成
として、内部が低周波共鳴室と少なくとも2つの
第1及び第2の膨張室とに仕切られたマフラと、
このマフラに連結されてエンジンからの排気ガス
を分岐された2の排気通路によつてこのマフラ内
に導く排気管とを具え、前記分岐された排気管の
一方にはエンジンの高速域で開放される制御弁を
設けるとともに、この排気管の各出口端は前記マ
フラ内の膨張室に開口させ、前記第1の膨張室と
前記低周波共鳴室とを第1及び第2のチユーニン
グパイプで連通せしめるとともに、前記第1の膨
張室と第2の膨張室とはインナチユーブで連通せ
しめた排気管消音装置において、前記分岐された
排気管の各出口端は共に前記第1の膨張室に開口
させ、前記第1のチユーニングパイプを前記排気
管の出口端と同軸になるよう配置し、前記第2の
チユーニングパイプは前記インナチユーブと同軸
になるよう配置したことを特徴とするものであ
る。
実施例 本考案の実施例について図面を参照して以下に
説明する。
第1図は本考案の第1の実施例を示すものであ
る。
同図を参照し、まず、上記した自己の開発にか
かる実願昭58−87884号の考案と共通する部分に
ついて説明する。
エンジン(図示しない)からの排気ガスを導く
排気管1はマフラ2に連通し、ここで消音された
排気ガスはテールパイプ30から外に放出される
ようになつている。排気管1は途中から分岐して
中央排気管3とバイパス管4とに分かれ、これら
両排気管3,4はマフラ2内にそれぞれ開口して
いる。またバイパス管4中にはエンジンの高速域
で開放される制御弁5が設けられる。
マフラ2の内部はその上流側から順次隔壁6,
7,8により4つの拡張室に仕切られている。こ
れら4つの拡張室のうちその最も下流側の拡張室
9は低周波共鳴室であつて共鳴により排気音の減
衰空間として作用する。低周波共鳴室9に隣接す
る拡張室10は第1の膨張室であり、次いで上流
側に向かつて第2の膨張室11及び第3の膨張室
12が連なつている。低周波共鳴室9と第1の膨
張室10とは第1のチユーニングパイプ13と第
2のチユーニングパイプ14によつて連通され、
第1の膨張室10と第2の膨張室11とはインナ
パイプ15により連通され、さらに第2の膨張室
11と第3の膨張室12とはこれら両室を仕切る
隔壁6に設けられた多数の小孔16により連通さ
れている。
中央排気管3とバイパス管4の各出口端17及
び18はマフラ2内のいずれかの膨張室に開口し
またこれらの排気管はその周壁に複数の小孔1
9,20を有している。テールパイプ30はその
入口31が第3の膨張室12に開口し隔壁6,
7,8を貫通してその出口32が外部に通じるよ
うマフラ2外に突出している。
バイパス管4中に設けられた制御弁5の制御機
構は、第2図に示すように、電子制御装置21が
吸気管負圧及びエンジン回転速度からエンジンの
運転状態を検出し、電磁切換弁22を制御する。
電磁切換弁22は制御弁5の負圧式アクチユエー
タ23へ負圧源24あるいは大気圧源25を選択
的に接続する。電子制御装置21はエンジンの中
低速域では電磁切換弁22を介して負圧を負圧式
アクチユエータ23へ送り、この結果、制御弁5
は閉じられる。こうして排気ガスは中央排気管3
のみからマフラ2内へ導かれ第1の膨張室10に
おいて膨張するので、排気ガスの膨張率が増大し
て消音効果が大となる。この際中央排気管3を通
る排気ガスは第1の膨張室10、第2の膨張室1
1及び第3の膨張室12を通つてテールパイプ3
0へ流出するため背圧は高い。またこの制御弁5
が閉じているエンジンの中低速域ではバイパス管
4は共鳴室となる。すなわち、バイパス管4内の
制御弁5に反射してバイパス管4と中央排気管3
との分岐点に戻つてきた排気音は、この分岐点か
ら中央排気管3へ進む排気音に対し位相がほぼ
180゜ずれるのでこれにより消音効果が生じる。
一方、エンジンの高速域では電子制御装置21
は電磁弁22を介して大気圧を負圧式アクチユエ
ータ23に送り、この結果、制御弁5は開く。し
たがつて排気ガスは中央排気管3とバイパス管4
の双方を通つてマフラ2内の膨張室に流入するた
め排気ガス圧力つまり背圧は低下し、エンジンの
出力は増大する。
以上が、本考案と前記自己の開発にかかる装置
とが共通する構成・作用であるが、本考案におい
ては、特に、中央排気管3とバイパス管4の出口
端17及び18を共に第1の膨張室10に開口さ
せ、低周波共鳴室9と第1の膨張室10とを連通
させる第1のチユーニングパイプ13を2つのパ
イプ26と27とにより構成し、しかもこの2つ
のチユーニングパイプのうち一方のパイプ26を
中央排気管3の出口端17と同軸となるよう位置
させ、また他方のパイプ27をバイパス管4の出
口端18と同軸となるように配置させる。さらに
低周波共鳴室9と第1の膨張室10とを連通させ
るもう1つのチユーニングパイプすなわち第2の
チユーニングパイプ14を、第1及び第2の膨張
室10,11間を連通させるインナーパイプ15
と同軸になるよう配置させる。
以上のように本実施例を構成することにより、
制御弁5の開弁時には中央排気管3とバイパス管
4から第1膨張室10内に流入した排気ガスは、
第1のチユーニングパイプを構成する2つのチユ
ーニングパイプ26,27がそれぞれ中央排気管
3とバイパス管4とに同軸になつているため、そ
のまま容易に低周波共鳴室9内に流入し同共鳴室
9の消音性能が一層向上する。なおこの時中央排
気管3及びバイパス管4の長さの差に応じて特定
の周波数の消音が行われ、また低周波共鳴室9の
容積、第1のチユーニングパイプ26,27及び
第2のチユーニングパイプ14の長さ、径で決ま
る特定の周波数の消音が行われる。
さらに第1及び第2の膨張室10,11間を連
通させるインナーパイプ15と第2のチユーニン
グパイプ14とが同軸となるよう配置されている
ので、これら低周波共鳴室9と第1及び第2膨張
室10,11との間の排気ガスの流れが円滑とな
りそのため低周波共鳴室9内において第1のチユ
ーニングパイプ26,27から流入した排気ガス
は第2のチユーニングパイプ14へと向かう流れ
が生じ背圧低減作用も生じることになる。
制御弁5の閉弁時においても排気ガスは中央排
気管3から第1のチユーニングパイプ26に容易
に流入するため上記と同様な作用を呈する。
第3図は本考案の第2の実施例を示すもので、
本実施例が第1の実施例と相違する点は中央排気
管3とバイパス管4とをマフラ2内において隣接
させて一体となし、一方、第1のチユーニングパ
イプはこの一体化された排気管出口端の断面積に
見合う大径の1本のパイプ28で構成した点であ
る。一体化された排気管3,4と第1のチユーニ
ングパイプ28とが同軸になるよう配置する点で
は第1実施例と同様である。
第4図は本考案の第3の実施例を示すもので、
排気管(例えば中央排気管3)の内径より大径の
第1のチユーニングパイプ26を用いている。こ
の場合必ずしも同軸ではなく中央排気管3からの
流れが第1のチユーニングパイプ26に流入する
ようになつていればよい。
第2、第3の実施例が第1実施例と同様な作用
を有することは勿論である。
考案の効果 本考案は以上のように、マフラ内における排気
管出口端と第1のチユーニングパイプとは同軸と
なるように配置されていることにより排気管から
膨張室に流入した排気ガスはそのまま容易に低周
波共鳴室内に流入し同共鳴室の消音性能をさらに
向上させることができ、また第2のチユーニング
パイプとインナチユーブとが同軸となるよう配置
されていることにより低周波共鳴室内には第1チ
ユーニングパイプから第2チユーニングパイプへ
の流れが生じこの流れの発生に応じて排気ガスの
背圧の低減効果を奏することとなり、消音効果と
エンジンの出力とをさらに向上するという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の概略図、第2図
は同上実施例における制御弁の制御ブロツク図、
第3図は本考案の第2実施例の概略図、第4図は
本考案の第3実施例の要部の拡大図である。 1……排気管、2……マフラ、3……中央排気
管、4……バイパス管、5……制御弁、9……低
周波共鳴室、10……第1膨張室、11……第2
膨張室、12……第3膨張室、13……第1チユ
ーニングパイプ、14……第2チユーニングパイ
プ、15……インナーパイプ、17,18……排
気管出口端、26,27……第1チユーニングパ
イプ、28……第1チユーニングパイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内部が低周波共鳴室と少なくとも2つの第1
    及び第2の膨張室とに仕切られたマフラと、こ
    のマフラに連結されてエンジンからの排気ガス
    を分岐された2つの排気通路によつてこのマフ
    ラ内に導く排気管とを具え、前記分岐された排
    気管の一方にはエンジンの高速域で開放される
    制御弁を設けるとともに、この排気管の各出口
    端を前記マフラ内の膨張室に開口させ、前記第
    1の膨張室と前記低周波共鳴室とを第1及び第
    2のチユーニングパイプで連通せしめるととも
    に、前記第1の膨張室と第2の膨張室とはイン
    ナチユーブで連通せてめた排気管消音装置にお
    いて、前記分岐された排気管の各出口端は共に
    前記第1の膨張室に開口させ、前記第1のチユ
    ーニングパイプを前記排気管の出口端と実質的
    に同軸になるよう配置し、前記第2のチユーニ
    ングパイプは前記インナチユーブと実質的同軸
    になるよう配置したことを特徴とする排気管消
    音装置。 2 前記第1のチユーニングパイプは2本のパイ
    プで構成されこれら2本のパイプの各々が前記
    分岐された排気管の各出口端とそれぞれ実質的
    に同軸となるように配置した実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の排気管消音装置。 3 前記分岐された排気管はマフラ室内において
    隣接して一体となり、前記第1のチユーニング
    パイプはこの一体化された排気管の断面積に見
    合う大径の1本のパイプにより構成されている
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の排気管消
    音装置。 4 前記第1のチユーニングパイプは前記排気管
    の各出口端よりも大径とした実用新案登録請求
    の範囲第2項記載の排気管消音装置。
JP19147183U 1983-12-14 1983-12-14 排気管消音装置 Granted JPS60100514U (ja)

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JPS60100514U JPS60100514U (ja) 1985-07-09
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