JPH0748970Y2 - 排気消音器 - Google Patents
排気消音器Info
- Publication number
- JPH0748970Y2 JPH0748970Y2 JP60991U JP60991U JPH0748970Y2 JP H0748970 Y2 JPH0748970 Y2 JP H0748970Y2 JP 60991 U JP60991 U JP 60991U JP 60991 U JP60991 U JP 60991U JP H0748970 Y2 JPH0748970 Y2 JP H0748970Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chamber
- exhaust
- valve
- silencer
- internal pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は内燃機関用排気消音器に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関用排気消音器の一形式として、
図2に示すように消音器本体1にフィルター筒2を内設
して排気導入管3の内端が開口する第1室1aと、排気
導出管4の内端が開口する第2室1bを区画形成し、フ
ィルター筒2の前端面に第1室1aと第2室1bを連通
するバイパス通路2aを設け、同通路2aを導通または
遮断する開閉弁5をダイアフラム式アクチュエータ6に
連結し、同アクチュエータ6の圧力室6aと第1室1a
を内圧導入チューブ7を介して連通したものが、実開昭
60ー110615号公報に開示されている。かかる構
成によれば、エンジン回転数の上昇等により第1室1a
の内圧が上昇すると、ダイアフラム式アクチュエータ6
により開閉弁5が開いてバイパス通路2aが導通し、同
通路2aを通って排気ガスが消音器本体1外部に排出さ
れるので、第1室1aの内圧の過度の上昇を防止でき
る。
図2に示すように消音器本体1にフィルター筒2を内設
して排気導入管3の内端が開口する第1室1aと、排気
導出管4の内端が開口する第2室1bを区画形成し、フ
ィルター筒2の前端面に第1室1aと第2室1bを連通
するバイパス通路2aを設け、同通路2aを導通または
遮断する開閉弁5をダイアフラム式アクチュエータ6に
連結し、同アクチュエータ6の圧力室6aと第1室1a
を内圧導入チューブ7を介して連通したものが、実開昭
60ー110615号公報に開示されている。かかる構
成によれば、エンジン回転数の上昇等により第1室1a
の内圧が上昇すると、ダイアフラム式アクチュエータ6
により開閉弁5が開いてバイパス通路2aが導通し、同
通路2aを通って排気ガスが消音器本体1外部に排出さ
れるので、第1室1aの内圧の過度の上昇を防止でき
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記した排気消音器に
おいては、ダイアフラム式アクチュエータ6に導入する
内圧を排気導入管3の内端近傍から取り出しているの
で、エンジンの脈動の影響を受け易く、開閉弁5がばた
ついて異音が発生するおそれがある。また、第1室1a
の内圧が上昇して開閉弁5が開くと、これに伴い同室1
aの内圧が低下するので、開閉弁5が閉じる方向に作動
する。このため、開閉弁5が開くと第1室1aの内圧が
低下して開閉弁5が閉じ、開閉弁5が閉じると内圧が上
昇して開閉弁5が開くといつたように、開閉弁5にチャ
タリングが生ずるおそれがある。本考案はかかる問題点
に鑑み、開閉弁のばたつきやチャタリングを防止できる
排気消音器を提供することを目的とする。
おいては、ダイアフラム式アクチュエータ6に導入する
内圧を排気導入管3の内端近傍から取り出しているの
で、エンジンの脈動の影響を受け易く、開閉弁5がばた
ついて異音が発生するおそれがある。また、第1室1a
の内圧が上昇して開閉弁5が開くと、これに伴い同室1
aの内圧が低下するので、開閉弁5が閉じる方向に作動
する。このため、開閉弁5が開くと第1室1aの内圧が
低下して開閉弁5が閉じ、開閉弁5が閉じると内圧が上
昇して開閉弁5が開くといつたように、開閉弁5にチャ
タリングが生ずるおそれがある。本考案はかかる問題点
に鑑み、開閉弁のばたつきやチャタリングを防止できる
排気消音器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の考案は
排気導入管の内端が開口する室と排気導出管の内端が開
口する室を有する消音器本体、前記両室を連通するバイ
パス通路、同通路を導通または遮断する開閉弁及び前記
消音器本体の内圧に応じて前記開閉弁を作動させるダイ
アフラム式アクチュエータを備えた排気消音器におい
て、同アクチュエータに導入される前記内圧を前記排気
導出管の内端が開口する室から取り出すことを特徴とす
る。また、請求項2に記載の考案は上記した形式の排気
消音器において、ダイアフラム式アクチュエータに導入
される内圧を前記開閉弁より排気の後流から取り出すこ
とを特徴とする。
排気導入管の内端が開口する室と排気導出管の内端が開
口する室を有する消音器本体、前記両室を連通するバイ
パス通路、同通路を導通または遮断する開閉弁及び前記
消音器本体の内圧に応じて前記開閉弁を作動させるダイ
アフラム式アクチュエータを備えた排気消音器におい
て、同アクチュエータに導入される前記内圧を前記排気
導出管の内端が開口する室から取り出すことを特徴とす
る。また、請求項2に記載の考案は上記した形式の排気
消音器において、ダイアフラム式アクチュエータに導入
される内圧を前記開閉弁より排気の後流から取り出すこ
とを特徴とする。
【0005】
【考案の効果】請求項1に記載の考案によれば、ダイア
フラム式アクチュエータに導入する内圧を脈動の低減さ
れた、排気導出管の内端が開口する室から取り出してい
るので、内燃機関の脈動の影響が少なく、脈動に起因す
る開閉弁のばたつきを防止できる。また、請求項2に記
載の考案によれば、アクチュエータに導入する内圧を開
閉弁より排気の後流から取り出しているので、開閉弁が
開くとアクチュエータに導入される内圧が上昇する。こ
のため、アクチュエータが開閉弁をさらに開く方向に作
動するので、開閉弁のチャタリングを防止できる。
フラム式アクチュエータに導入する内圧を脈動の低減さ
れた、排気導出管の内端が開口する室から取り出してい
るので、内燃機関の脈動の影響が少なく、脈動に起因す
る開閉弁のばたつきを防止できる。また、請求項2に記
載の考案によれば、アクチュエータに導入する内圧を開
閉弁より排気の後流から取り出しているので、開閉弁が
開くとアクチュエータに導入される内圧が上昇する。こ
のため、アクチュエータが開閉弁をさらに開く方向に作
動するので、開閉弁のチャタリングを防止できる。
【0006】
【実施例】以下に本考案を図面に基づき説明するに、図
1には本考案の一実施例に係る排気消音器が示されてい
る。当該消音器は排気導入管11と排気導出管12を装
着した消音器本体10を有し、同本体10内部には画壁
13,14により第1室10a,第2室10b及び第3
室10cが区画形成されている。排気導入管11は第3
室10cと第2室10bを貫通して内端が第1室10a
に開口し、第2室10bを貫通する部分には同室10b
に開口する複数の連通孔11aが形成されている。ま
た、排気導出管13は第1室10aと第2室10bを貫
通して内端が第3室10cに開口している。
1には本考案の一実施例に係る排気消音器が示されてい
る。当該消音器は排気導入管11と排気導出管12を装
着した消音器本体10を有し、同本体10内部には画壁
13,14により第1室10a,第2室10b及び第3
室10cが区画形成されている。排気導入管11は第3
室10cと第2室10bを貫通して内端が第1室10a
に開口し、第2室10bを貫通する部分には同室10b
に開口する複数の連通孔11aが形成されている。ま
た、排気導出管13は第1室10aと第2室10bを貫
通して内端が第3室10cに開口している。
【0007】第1室10aと第3室10cは画壁13,
14に固定した大径のバイパス管15を介して連通さ
れ、第2室10bと第3室10cは画壁14に固定した
小径の連通管16を介して連通されている。バイパス管
15の第3室10cに臨む開口端には同管15を導通ま
たは遮断するバタフライ型開閉弁17が設けられてい
る。このバタフライ型開閉弁17はダイアフラム式アク
チュエータ18に駆動連結されており、同アクチュエー
タ18により開閉駆動される。ダイアフラム式アクチュ
エータ18の圧力室は内圧導入チューブ19を介して第
3室10cに連通されている。これにより、第3室10
cの内圧が上昇するとアクチュエータ18に内蔵されて
いるダイアフラムがリターンスプリングに抗して所定方
向に偏倚し、開閉弁17が開作動される。
14に固定した大径のバイパス管15を介して連通さ
れ、第2室10bと第3室10cは画壁14に固定した
小径の連通管16を介して連通されている。バイパス管
15の第3室10cに臨む開口端には同管15を導通ま
たは遮断するバタフライ型開閉弁17が設けられてい
る。このバタフライ型開閉弁17はダイアフラム式アク
チュエータ18に駆動連結されており、同アクチュエー
タ18により開閉駆動される。ダイアフラム式アクチュ
エータ18の圧力室は内圧導入チューブ19を介して第
3室10cに連通されている。これにより、第3室10
cの内圧が上昇するとアクチュエータ18に内蔵されて
いるダイアフラムがリターンスプリングに抗して所定方
向に偏倚し、開閉弁17が開作動される。
【0008】本実施例は以上の構成からなり、エンジン
の低回転時、低負荷時には第3室10cの内圧が低いの
で、開閉弁17が閉じてバイパス管15が遮断される。
この状態では、排気導入管11から流入した排気ガスは
連通孔11aから第2室10bに流入し、連通管16、
第3室10c、排気導出管12を通って消音器本体10
の外部に流出する。その際、第1室10aが共鳴室とし
て作用し、主として排気騒音の低周波成分が低減され
る。一方、エンジンの回転数が上昇して第3室10cの
内圧が上昇すると、ダイアフラム式アクチュエータ18
によって開閉弁17が開かれるので、バイパス管15が
導通して第1室10aと第3室10cが連通する。この
ため、排気導入管11から第1室10aに流入した排気
ガスはバイパス管15、第3室10c、排気導出管12
を通って消音氣本体10外部に流出する。その際、第1
室10aが拡張室として作用し、主として排気騒音の中
周波成分が低減され、かつ大径のバイパス管15が導通
するので背圧が低減する。
の低回転時、低負荷時には第3室10cの内圧が低いの
で、開閉弁17が閉じてバイパス管15が遮断される。
この状態では、排気導入管11から流入した排気ガスは
連通孔11aから第2室10bに流入し、連通管16、
第3室10c、排気導出管12を通って消音器本体10
の外部に流出する。その際、第1室10aが共鳴室とし
て作用し、主として排気騒音の低周波成分が低減され
る。一方、エンジンの回転数が上昇して第3室10cの
内圧が上昇すると、ダイアフラム式アクチュエータ18
によって開閉弁17が開かれるので、バイパス管15が
導通して第1室10aと第3室10cが連通する。この
ため、排気導入管11から第1室10aに流入した排気
ガスはバイパス管15、第3室10c、排気導出管12
を通って消音氣本体10外部に流出する。その際、第1
室10aが拡張室として作用し、主として排気騒音の中
周波成分が低減され、かつ大径のバイパス管15が導通
するので背圧が低減する。
【0009】しかして本実施例によれば、ダイアフラム
式アクチュエータ18に導入する内圧を開閉弁17より
排気の後流に位置する第3室10cから取り出している
ので、エンジンの脈動の影響が少なく、脈動に起因する
開閉弁17のばたつきを防止できる。また、内圧の上昇
により開閉弁17が開くと、第1室10aの高圧排気ガ
スが第3室10cに流入して第3室10cの内力が上昇
するので、アクチュエータ18は開閉弁17をさらに開
く方向に作動する。従って、内圧の変動に起因する開閉
弁17のチャタリングを防止できる。さらに、第1室1
0aが低回転時、低負荷時時には共鳴室として作用する
ので、排気騒音の低周波を低減でき、高回転時、高負荷
時には拡張室として作用するので、中周波成分を低減で
き、また排気が大径のバイパス管15を通るために背圧
を低減してエンジン出力の向上を図ることができる。
式アクチュエータ18に導入する内圧を開閉弁17より
排気の後流に位置する第3室10cから取り出している
ので、エンジンの脈動の影響が少なく、脈動に起因する
開閉弁17のばたつきを防止できる。また、内圧の上昇
により開閉弁17が開くと、第1室10aの高圧排気ガ
スが第3室10cに流入して第3室10cの内力が上昇
するので、アクチュエータ18は開閉弁17をさらに開
く方向に作動する。従って、内圧の変動に起因する開閉
弁17のチャタリングを防止できる。さらに、第1室1
0aが低回転時、低負荷時時には共鳴室として作用する
ので、排気騒音の低周波を低減でき、高回転時、高負荷
時には拡張室として作用するので、中周波成分を低減で
き、また排気が大径のバイパス管15を通るために背圧
を低減してエンジン出力の向上を図ることができる。
【図1】本考案の一実施例に係る排気消音器を示す断面
図である。
図である。
【図2】従来の排気消音器を示す断面図である。
【符号の説明】 10 消音器本体 10a 第1室 10b 第2室 10c 第3室 11 排気導入管 12 排気導出管 15 バイパス管 17 開閉弁 18 ダイアフラム式アクチュエータ 19 内圧導入チューブ
Claims (2)
- 【請求項1】 排気導入管の内端が開口する室と排気導
出管の内端が開口する室を有する消音器本体、前記両室
を連通するバイパス通路、同通路を導通または遮断する
開閉弁及び前記消音器本体の内圧に応じて前記開閉弁を
作動させるダイアフラム式アクチュエータを備えた排気
消音器において、同アクチュエータに導入される前記内
圧を前記排気導出管の内端が開口する室から取り出すこ
とを特徴とする排気消音器。 - 【請求項2】 排気導入管の内端が開口する室と排気導
出管の内端が開口する室を有する消音器本体、前記両室
を連通するバイパス通路、同通路を導通または遮断する
開閉弁及び前記消音器本体の内圧に応じて前記開閉弁を
作動させるダイアフラム式アクチュエータを備えた排気
消音器において、同アクチュエータに導入される前記内
圧を前記開閉弁より排気の後流から取り出すことを特徴
とする排気消音器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60991U JPH0748970Y2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 排気消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60991U JPH0748970Y2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 排気消音器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0495608U JPH0495608U (ja) | 1992-08-19 |
JPH0748970Y2 true JPH0748970Y2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=31727401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60991U Expired - Lifetime JPH0748970Y2 (ja) | 1991-01-14 | 1991-01-14 | 排気消音器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748970Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-14 JP JP60991U patent/JPH0748970Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0495608U (ja) | 1992-08-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3017963B2 (ja) | 消音器 | |
JPH0643452Y2 (ja) | 消音器 | |
US6755279B2 (en) | Controllable muffler system for internal combustion engine | |
US6102154A (en) | Muffler | |
JP3738752B2 (ja) | 内燃機関用マフラ | |
JPH068267Y2 (ja) | 制御型消音器の尾管構造 | |
JPH0748970Y2 (ja) | 排気消音器 | |
JPS60216016A (ja) | 内燃機関の排気消音装置 | |
JPH08246840A (ja) | 消音器 | |
JPH05156920A (ja) | 内燃機関用マフラ | |
JPH0218265Y2 (ja) | ||
JP2564867B2 (ja) | 内燃機関の消音装置 | |
US4674277A (en) | Secondary air supply system for an engine exhaust gas purifying system | |
JPH04175412A (ja) | 制御型マフラ | |
JPH0224890Y2 (ja) | ||
JPH116417A (ja) | 自動車用排気消音装置 | |
JPH0625627Y2 (ja) | 消音器 | |
JPH0218264Y2 (ja) | ||
JPH03107689A (ja) | 弁装置 | |
JPH0610113Y2 (ja) | 内燃機関用消音器 | |
JPH08189330A (ja) | 内燃機関用マフラ | |
JPS5924805Y2 (ja) | 二次空気供給装置 | |
JPH04353265A (ja) | 内燃エンジンの二次空気導入通路 | |
JP3987596B2 (ja) | 弁装置 | |
JP2507527Y2 (ja) | 消音器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960521 |