JPH05156920A - 内燃機関用マフラ - Google Patents

内燃機関用マフラ

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JPH05156920A
JPH05156920A JP32168691A JP32168691A JPH05156920A JP H05156920 A JPH05156920 A JP H05156920A JP 32168691 A JP32168691 A JP 32168691A JP 32168691 A JP32168691 A JP 32168691A JP H05156920 A JPH05156920 A JP H05156920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
opening
chamber
closing
muffler
Prior art date
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Pending
Application number
JP32168691A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiko Mizuno
文彦 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sango Co Ltd
Sango KK
Original Assignee
Sango Co Ltd
Sango KK
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Publication date
Application filed by Sango Co Ltd, Sango KK filed Critical Sango Co Ltd
Priority to JP32168691A priority Critical patent/JPH05156920A/ja
Publication of JPH05156920A publication Critical patent/JPH05156920A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気系パイプに開閉バルブを設けたものにお
いて、その開閉バルブの急激な開閉作動を抑制して、開
閉バルブがパイプに衝突することによる打音の発生を防
止すると共に消音特性の急変を防止する。 【構成】 排気系パイプに開閉バルブを備え、該開閉バ
ルブを常時閉方向に付勢すると共に排気ガス圧を利用し
て開作動させるようにしたものにおいて、該開閉バルブ
の開閉作動を制御するダンパー機構を設けたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関用マフラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関用マフラとして、図6に
示すように、外殻100内を複数の室101〜104に
区画し、インレットパイプ105に枝管106を分岐形
成し、下流端開口部に開閉バルブ107を、図7及び図
8に示すように回転ピン108を中心として開閉可能で
かつ常時閉方向に付勢して設けたものがある。エンジン
の低回転時には開閉バルブ107が閉塞状態を維持して
排気ガスが枝管106から排出され、エンジンの高回転
時には、その排気ガス圧により開閉バルブ107を開
き、排気ガスを枝管106とインレットパイプ105の
下流端開口部の双方から排出するようになっている(実
開昭60−92716号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来構造のものに
おいては、開閉バルブ107の閉方向の付勢力と排気ガ
ス圧とが平衡している状態において、排気ガス圧に脈動
があると開閉バルブ107がチャタリングを起こし、ま
たこれに伴ってバルブスプリングの共振を起こし異音の
発生の原因ともなっていた。
【0004】特に、エンジンの高回転数時に急激にアク
セルをオフ状にすると、開閉バルブ107が急閉してイ
ンレットパイプ105の開口端縁に衝突し打音が生じた
り、更には急閉による消音特性が急変するといった問題
がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するために、排気系パイプに開閉バルブを備え、該開
閉バルブを常時閉方向に付勢すると共に排気ガス圧を利
用して開作動させるようにしたものにおいて、該開閉バ
ルブの開閉作動を制御するダンパー機構を設けたことを
特徴とするものである。
【0006】
【作用】開閉バルブ(13)に急激な開閉力が作用した
場合に、ダンパー機構(14)(53)によりその開閉
バルブ(13)の急激な開閉作動が抑制される。
【0007】
【実施例】図1乃至図3に示す本発明の実施例について
説明する。1は内燃機関の排気系に設置されるマフラを
示し、その2は外殻を示す。
【0008】外殻2内は仕切壁3、4により第1室5、
第2室6、第3室7に区画されている。8はインレット
パイプで、マフラ1外から、第3室7、第2室6を貫通
して第1室5に開口している。また、該インレットパイ
プ8における第2室6部には、通気用小穴8aが形成さ
れている。
【0009】9はアウレットパイプで、第1室5及び第
2室6を貫通し、その内端側が第3室7に開口連通し、
外端がマフラ1外に開口している。該アウレットパイプ
9は2本具備されている。
【0010】10は第1室5と第2室6を連通する第1
インナパイプ、11は第2室6と第3室7を連通する第
2インナパイプである。12は補助インナパイプで、そ
の上流端が第1室5に開口連通し、下流端が第3室7に
開口連通している。
【0011】13は前記補助インナパイプ12の下流端
部に具備した開閉バルブで、バルブシャフト13aに固
着され、このバルブシャフト13aと共に回転して補助
インナパイプ12の下流端部を開閉するようになってい
る。
【0012】14はダンパー機構で、図2及び図3に示
すような構造になっている。図2及び図3において、1
5は取付基板で、その外側にダンパー室の構成壁14a
が固設されている。取付基板15と構成壁14aの内周
には、ブッシュ17を介してダンパーシャフト18が回
転自在に具備されており、該ダンパーシャフト18の内
周面に前記バルブシャフト13aが嵌合される。
【0013】構成壁カバー14a内にはダンパー室14
bが密閉状態で全周に亘って形成されている。19、2
0はダンパープレートで、夫々がダンパーシャフト18
の軸方向に配置され、その基部がダンパーシャフト18
に嵌合してダンパーシャフト18と一体回転するように
なっている。尚、一方のダンパープレート19の内端1
9aはダンパーシャフト18を貫通してバルブシャフト
13aの挿通空間部まで突出している。また、両ダンパ
ープレート19、20の外形はダンパー室14bの軸方
向の断面形状に対して、若干の隙間を有した形状とに形
成され、該ダンパープレート19、20の回転時に該ダ
ンパープレートに対するダンパー室14b内の空気によ
る抵抗が大きく作用するようになっている。
【0014】21、22はダンパー室14b内に固設し
たストッパである。前記バルブシャフト13aには、そ
の外端まで達する溝13bが軸方向に形成され、該溝1
3b内に前記ダンパープレート19の内端19aが嵌合
している。
【0015】23は復帰用コイルバネで、その一端が前
記構成壁14a側に固着され、他端がバルブシャフト1
3aの外端に固設したレバー24に固着され、常時開閉
バルブ13を閉方向に付勢している。
【0016】尚、図2及び図3の実線で示す全部品はサ
ブアッセンブリーとしてバルブシャフト13aに組付け
るようになっている。16はダンパー機構14を被覆す
るカバーである。
【0017】次に本実施例の作動について説明する。エ
ンジン低回転時には開閉バルブ13は復帰用コイルバネ
23の力によって閉じており、排気ガスは、図1の矢印
Aのように流れて排出される。
【0018】エンジン回転数が徐々に上昇するにつれて
開閉バルブ13に開方向へ作用する排気ガス圧が上昇す
る。この排気ガス圧が復帰用コイルバネ23の付勢力よ
り低い間は開閉バルブ13が閉状態にあり、エンジン回
転数が高くなり、排気ガス圧が復帰用コイルバネ23の
付勢力より高くなると開閉バルブ13が開き始める。
【0019】開閉バルブ13が開き始めると、排気ガス
の流れは図1の矢印Aの流れと共に矢印Bのようにも流
れ始める。エンジン回転数が更に高くなり、開閉バルブ
13が開ききると、排気ガスの流れは、矢印Bの流れを
主流として流れる。
【0020】次にダンパー機構14の作動について説明
する。エンジンの低回転時において開閉バルブ13が閉
じ状態にあるときは、図3の如く、ダンパープレート1
9、20はストッパ21、22に当っている。
【0021】エンジンの急激な高回転により、開閉バル
ブ13に急激な開き荷重が作用すると、ダンパープレー
ト19、20に図3に示す矢印C方向への急激な回転力
が作用する。しかし、このダンパープレート19、20
の急激な回転力に対してダンパー室14b内の空気によ
る抵抗力が作用し、ダンパープレート19、20は急激
には開方向回転できず、その回転が抑制されて徐々に回
転させられ、開閉バルブ13も徐々に開く。
【0022】また、エンジン高回転により開閉バルブ1
3が開状態にあるときから、エンジン回転数が急激に低
下し、開閉バルブ13に急激な閉荷重が作用したとき
も、前記ダンパー機構14の作用により、開閉バルブ1
3は徐々に閉じる。
【0023】したがって、エンジン回転数の変動による
開閉バルブ13のチャタリング現象を防止でき、また、
特に開閉バルブ13の急閉時において開閉バルブ13が
補助インナパイプ12に衝突することにより生じる打音
も防止できる。
【0024】図4は本発明の第2実施例を示すもので、
前記第1実施例のコイルバネ23の代りに、一端をバル
ブシャフト13aに他端をカバー16に固着したうず巻
きバネ23aを使用して、開閉バルブ13を復帰させる
ようにしたものである。
【0025】図5は本発明の第3実施例を示すもので、
ダンパー機構をピストン型のダンパーとしたものであ
る。すなわち、バルブシャフト13aの外端にレバー5
0を固着し、その先端にシリンダ51を備え、外殻2側
にはピストン52を備えて、このシリンダ51とピスト
ン52とによりダンパー機構53を構成したものであ
る。図中23bは前記第1実施例と同様な復帰用バネで
ある。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、開閉バル
ブに急激な開閉力が作用した場合、ダンパー機構によっ
てその開閉バルブの急激な開閉作動が抑制されるため、
開閉バルブのチャタリングの発生を防止し、かつ開閉バ
ルブの急激な開閉による消音特性の急変を防止し、更
に、特に開閉バルブが急閉してその打音を発することを
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す側断面図。
【図2】 本発明における第1実施例のダンパー機構部
を示す拡大側断面図。
【図3】 図2における3−3線断面図。
【図4】 本発明の第2実施例を示す側断面図。
【図5】 本発明の第3実施例を示すダンパー機構部の
側断面図。
【図6】 従来構造を示す側断面図。
【図7】 従来構造における開閉バルブの側面図。
【図8】 同正面図。
【符号の説明】
12 パイプ 13 開閉バルブ 14,53 ダンパー機構 23,23a,23b バネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気系パイプに開閉バルブを備え、該開
    閉バルブを常時閉方向に付勢すると共に排気ガス圧を利
    用して開作動させるようにしたものにおいて、該開閉バ
    ルブの開閉作動を制御するダンパー機構を設けたことを
    特徴とする内燃機関用マフラ。
JP32168691A 1991-12-05 1991-12-05 内燃機関用マフラ Pending JPH05156920A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960910