JPH08246840A - 消音器 - Google Patents

消音器

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JPH08246840A
JPH08246840A JP4584595A JP4584595A JPH08246840A JP H08246840 A JPH08246840 A JP H08246840A JP 4584595 A JP4584595 A JP 4584595A JP 4584595 A JP4584595 A JP 4584595A JP H08246840 A JPH08246840 A JP H08246840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resonance
pipe
chamber
engine
bypass pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP4584595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinichi Sakamoto
欽市 坂本
Katsuyuki Okada
克之 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
Priority to JP4584595A priority Critical patent/JPH08246840A/ja
Publication of JPH08246840A publication Critical patent/JPH08246840A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は消音器に関し、広範囲な排気騒音の
周波数成分を低減し、併せてエンジンの高回転時に於け
る背圧の上昇を防止してエンジンの負担を軽減した消音
器を提供することを目的とする 【構成】 両端開口部をエンドプレート47,49で閉
塞した外筒45内を、共鳴管67を挿着した仕切板53
で仕切って共鳴室を設けた消音器69に於て、上記共鳴
管67の共鳴室側端部67aから所望の距離をおいて、
当該共鳴管67に、外筒45外に開口するバイパス管路
71を設けると共に、バイパス管路71に、エンジン回
転数に応じ当該バイパス管路71を開閉する制御弁73
を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両排気系に装着され
る消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】車両走行時の排気騒音を低減するため、
従来、車両排気系には図2に示すような消音器が装着さ
れ、当該消音器の拡張室に於ける拡張減衰作用や共鳴室
での共鳴減衰作用によって排気騒音を消音している。図
2中、1は両端開口部をエンドプレート3,5で閉塞し
た外筒で、外筒1の内部は、2枚の仕切板7,9によっ
て上流のエンドプレート3側から第1室11,第2室1
3,第3室15の3つの室が区画形成されている。
【0003】そして、上流側のエンドプレート3には仕
切板7を貫通して排気導入管17が挿着されており、そ
の挿入側端部は第2室13に開口している。又、下流側
のエンドプレート5には仕切板7,9を貫通して排気導
出管19が挿着されており、排気導出管19はその挿入
側端部が第1室11に開口している。更に、一方の仕切
板9には、第2室13と第3室15とを連通する共鳴管
21が排気導入管17と同軸上に挿着され、又、他方の
仕切板7には第1室11と第2室13とを連通する1本
の連通管23が挿着されており、斯かる構成によって第
1室11と第2室13が拡張室として機能し、第3室1
5が共鳴室として機能するようになっている。
【0004】ところで、一般にこの種の消音器では、共
鳴室の容量や共鳴管の長さ,管径に応じて消音中心周波
数が決定されるが、上記消音器にあっては、共鳴室とし
て機能する第3室15の容量や共鳴管21の長さと管径
が一定であるため、予めチューニングされた消音中心周
波数とその近傍の特定周波数の消音効果は得られるもの
の、広範囲な周波数成分を低減することができないとい
う問題があった。
【0005】そこで、本出願人は実開平2−13119
号に於て、図3及び図4に示すように低温時に所定の長
さに伸長し、高温時に収縮する形状記憶合金製のフレキ
シブルチューブからなる共鳴管25を、外筒27内を貫
通する排気管29に取り付けた消音器31を提案した。
而して、斯かる消音器31によれば、排ガスの温度変化
に応じ共鳴管25が伸縮してその長さが変化するので、
共鳴管25の伸縮に応じ消音特性が変わって消音中心周
波数が変化することとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上述した各
従来例にあっては、密閉された第3室15や共鳴室33
に共鳴管21,25が開口しているため、エンジン回転
数の上昇に伴い排気量が多くなると、エンジンに対する
背圧が高まってエンジンに大きな負担をかけてしまう虞
があった。
【0007】尚、実開昭62−185815号公報に
は、図5に示すように拡張室35に挿入側端部が開口す
る2本の排気導出管37,39の一方に、エンジン回転
数に応じて開閉するバルブ41を装着した消音器43が
開示されているが、当該消音器43は、エンジンが高回
転となったときにバルブ41を開けて背圧を下げるもの
で、広範囲な周波数成分を低減させ得るものではなかっ
た。
【0008】更に又、図示しないが実開平2−1199
15号公報には、外筒内を貫通する排気管から共鳴管を
分岐して当該共鳴管を外筒内に開口させた消音器に於
て、当該共鳴管の途中から分岐管を更に分岐してこれを
上記排気管に連通すると共に、当該分岐管に、エンジン
回転数の増大に伴い開度を大とされる開閉弁を装着した
消音器が開示されているが、分岐管は排気管に連通して
いるため、開閉弁を開いてもエンジンの高回転時に於け
る背圧の低下に何等寄与するものではなかった。
【0009】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、広範囲な排気騒音の周波数成分を低減し、併せてエ
ンジンの高回転時に於ける背圧の上昇を防止してエンジ
ンの負担を軽減した消音器を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、両端開口部をエンドプレー
トで閉塞した外筒内を、共鳴管を挿着した仕切板で仕切
って共鳴室を設けた消音器に於て、上記共鳴管の共鳴室
側端部から所望の距離をおいて、当該共鳴管に、外筒外
に開口するバイパス管路を設けると共に、バイパス管路
に、エンジン回転数に応じ当該バイパス管路を開閉する
制御弁を設けたものである。
【0011】
【作用】請求項1に係る発明によれば、エンジンの低回
転時に制御弁がバイパス管路を閉じ、エンジンが高回転
になると制御弁がバイパス管路を開くので、エンジンの
低回転時には、制御弁によってバイパス管路が閉じられ
る結果、共鳴管の寸法とその管径,共鳴室の容量によっ
て決まる周波数の騒音が共鳴作用によって消音される。
【0012】又、この際、制御弁で閉じられたバイパス
管路はブランチ管として機能するので、このバイパス管
路の管径と制御弁までの距離に応じて、一定の周波数騒
音がブランチ効果により併せて消音されることとなる。
そして、エンジンが高回転になると制御弁がバイパス管
路を開くので、共鳴管は、バイパス管路の接続部位から
その共鳴室側端部迄の寸法を以って共鳴管として機能す
ることとなり、斯様に共鳴管の長さがエンジンの低回転
時に比し短くなることによって、エンジンの高回転時に
於ける高周波成分の排気騒音が効率よく消音されること
となる。
【0013】又、エンジン回転数の上昇に伴い排ガス流
量が多くなるが、エンジンの高回転時に制御弁がバイパ
ス管路を開くので、消音器に導入された排ガスは、排気
導出管とバイパス管路を介して外部に排出されることと
なる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
【0015】図1は請求項1に係る消音器の一実施例を
示し、図に於て、45は両端開口部をエンドプレート4
7,49で閉塞した外筒で、図2に示す従来例と同様、
外筒45の内部は、2枚の仕切板51,53によって上
流のエンドプレート47側から第1室55,第2室5
7,第3室59の3つの室が区画形成されている。そし
て、上流側のエンドプレート47には仕切板51を貫通
して排気導入管61が挿着され、又、下流側のエンドプ
レート49には仕切板51,53を貫通して排気導出管
63が挿着されており、排気導入管61の挿入側端部は
第2室57に開口し、排気導出管63の挿入側端部は第
1室55に開口した構造となっている。
【0016】更に、一方の仕切板51には第1室55と
第2室57とを連通する1本の連通管65が挿着され、
又、他方の仕切板53には、第2室57と第3室59と
を連通する共鳴管67が排気導入管61と同軸上に挿着
されて、第1室55と第2室57が拡張室として機能
し、第3室59が共鳴室として機能するようになってい
るが、本実施例に係る消音器69は、上述した従来と同
様な構成に加え、上記共鳴管67にバイパス管路71を
設けると共に、当該バイパス管路71にバタフライバル
ブからなる制御弁73を設けたことを特徴とする。
【0017】バイパス管路71は、寸法L1 の長さに設
定された共鳴管67の共鳴室側端部67aから所望の距
離をおいて第3室59内の共鳴管67の周壁に接続さ
れ、そして、エンドプレート49を貫通してその端部7
1aは外筒45外に開口している。一方、上記制御弁7
3は、エンジンの回転数に応じてバイパス管路71を開
閉するもので、回転軸75を中心にモータ等のアクチュ
エータ77によって回動するようになっている。そし
て、当該アクチュエータ77はエンジンの回転数を入力
する制御装置(図示せず)によって制御されており、エ
ンジンの低回転時に制御弁73はバイパス管路71を閉
じ、エンジンが高回転になると、これを検知した制御装
置の指令でアクチュエータ77が作動し、制御弁73が
バイパス管路71を開くようになっている。
【0018】尚、ここでいうエンジンの高回転とは、例
えば6気筒2500ccエンジンにあっては4000回
転を越えた場合をいう。このように本実施例に係る消音
器69は、エンジンの低回転時に制御弁73がバイパス
管路71を閉じ、エンジンが高回転になると制御弁73
がバイパス管路71を開くように構成されているから、
エンジンの低回転時には、制御弁73によってバイパス
管路71が閉じられる結果、共鳴管67の寸法L1 とそ
の管径,共鳴室として機能する第3室59の容量によっ
て決まる周波数の騒音が共鳴作用によって消音される。
【0019】尚、この際、制御弁73で閉じられたバイ
パス管路71はブランチ管として機能するので、このバ
イパス管路71の管径と制御弁73までの距離に応じ
て、一定の周波数騒音がブランチ効果により併せて消音
されることとなる。そして、エンジンが高回転になると
排気騒音の周波数は上がってくるが、この高周波成分の
騒音対策の一つとして、共鳴管の寸法を短くすればよい
ことが知られている。そして、上述したように本実施例
では、エンジンの高回転時に制御弁73がバイパス管路
71を開くので、この場合、共鳴管67は、バイパス管
路71の接続部位からその共鳴室側端部67a迄の寸法
2 (L1>L2)を以って共鳴管として機能することと
なり、斯様に共鳴管67の長さがエンジンの低回転時に
比し短くなることによって、エンジンの高回転時に於け
る高周波成分の排気騒音が効率よく消音されることとな
る。
【0020】又、エンジン回転数の上昇に伴い排ガス流
量が多くなるが、エンジンの高回転時に制御弁73がバ
イパス管路71を開くので、消音器69に導入された排
ガスは、排気導出管63及びバイパス管路71を介して
外部に排出されることとなる。従って、本実施例に係る
消音器69によれば、制御弁73によるバイパス管路7
1の開閉によって、従来に比し広範囲な周波数成分を効
率的に低減することができると共に、エンジン回転数の
上昇に伴い排ガス流量が多くなっても、制御弁73がバ
イパス管路71を開いて排ガスを排気導出管63とバイ
パス管路71から外部に排出させるので、エンジンに対
する背圧の上昇を防止してエンジンの負担を軽減させる
ことが可能となった。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る発明
によれば、制御弁によるバイパス管路の開閉によって、
従来に比し広範囲な周波数成分を効率的に低減すること
ができると共に、エンジン回転数の上昇に伴い排ガス流
量が多くなっても、制御弁がバイパス管路を開いて排ガ
スを排気導出管とバイパス管路から外部に排出させるの
で、エンジンに対する背圧の上昇を防止し、エンジンの
負担を軽減させることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る消音器の一実施例の断面図であ
る。
【図2】従来の消音器の断面図である。
【図3】共鳴管が伸長している状態を示す従来の消音器
の断面図である。
【図4】共鳴管が収縮している状態を示す図3の消音器
の断面図である。
【図5】従来の他の消音器の説明図である。
【符号の説明】 45 外筒 51,53 仕切板 61 排気導入管 63 排気導出管 65 連通管 67 共鳴管 69 消音器 71 バイパス管路 73 制御弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端開口部をエンドプレート(47,4
    9)で閉塞した外筒(45)内を、共鳴管(67)を挿
    着した仕切板(53)で仕切って共鳴室を設けた消音器
    (69)に於て、上記共鳴管(67)の共鳴室側端部
    (67a)から所望の距離をおいて、当該共鳴管(6
    7)に、外筒(45)外に開口するバイパス管路(7
    1)を設けると共に、バイパス管路(71)に、エンジ
    ン回転数に応じ当該バイパス管路(71)を開閉する制
    御弁(73)を設けたことを特徴とする消音器。
JP4584595A 1995-03-06 1995-03-06 消音器 Pending JPH08246840A (ja)

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JP4584595A JPH08246840A (ja) 1995-03-06 1995-03-06 消音器

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ID=12730556

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JP4584595A Pending JPH08246840A (ja) 1995-03-06 1995-03-06 消音器

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Cited By (6)

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