JP2006125238A - 内燃機関用マフラ - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の出力向上を図ると共に、消音効果を改善した内燃機関用マフラを得る。
【解決手段】マフラ本体1を隔壁6により仕切り、拡張室8と共鳴室10とを形成する。内燃機関から排出される排気が導入されるインレットパイプ12を共鳴室10に開口し、拡張室8に先端が開口したアウトレットパイプ14を設け、アウトレットパイプ14から排気を排出する。また、拡張室8内のインレットパイプ12に内燃機関の回転数に応じて開閉する開閉弁20を設ける。開閉弁20よりも上流側のインレットパイプ12に複数のバイパス孔38を設けた。尚、開閉弁20は、排気の圧力を受けて開弁する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関から排出される排気が導入されるインレットパイプを共鳴室に開口し、排気をアウトレットパイプから排出する内燃機関用マフラに関する。
従来より、特許文献1にあるように、マフラ本体内を複数の部屋に仕切る隔壁を備えると共に、排気が導入されるインレットパイプの先端を第一室に開口し、インレットパイプに内燃機関の回転数に応じて開閉する開閉弁を設けたものが知られている。この開閉弁は、内燃機関の回転数が低いときには閉弁して、排気を第一室に導き、排気騒音の低減を重視した排気路となるように構成されている。また、内燃機関の回転数が増加して、排出される排気の圧力が増加したときには、この圧力の作用を受けて開閉弁が開弁し、排気を第一室とは別の室に導き、背圧の上昇を防止して、内燃機関の出力が向上する排気路となるように構成されている。
特開平9−195749号公報(段落番号0023〜0038、図5)
こうした従来のものでは、内燃機関の回転数が低いときには開閉弁が閉弁し、第1室が拡張室として作用し、内燃機関の回転数が増加して開閉弁が開弁すると、第一室が共鳴室として作用する。即ち、開閉弁が開弁した際、開閉弁からインレットパイプの先端開口とが共鳴パイプとして作用し、その長さに応じた低周波成分の騒音を低減する。
しかしながら、第一室が共鳴室として作用するのは、開弁時のみであり、消音周波数域が狭く、また、開閉弁が閉弁している際には、背圧の低減が十分ではないという問題があった。
本発明の課題は、内燃機関の出力向上を図ると共に、消音効果を改善した内燃機関用マフラを提供することにある。
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
内燃機関から排出される排気が導入されるインレットパイプを共鳴室に開口し、前記排気をアウトレットパイプから排出すると共に、前記共鳴室の外側の前記インレットパイプに前記内燃機関の回転数に応じて開閉する開閉弁を設けた内燃機関用マフラにおいて、
前記開閉弁よりも上流側の前記インレットパイプにバイパス孔を設けたことを特徴とする内燃機関用マフラがそれである。前記開閉弁は、前記排気の圧力を受けて開弁する構成でもよい。また、前記バイパス孔は複数設けてもよい。
本発明の内燃機関用マフラは、開閉弁よりも上流側のインレットパイプにバイパス孔を設けたので、低速時でも共鳴効果による消音を図ることができると共に、低速時の内燃機関の出力向上をも図ることができるという効果を奏する。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1はマフラ本体で、マフラ本体1の両端は、それぞれ蓋部材2,4により閉塞されている。また、マフラ本体1内は、隔壁6により仕切られて、拡張室8と共鳴室10とが形成されている。
図示しない内燃機関から排出される排気が導入されるインレットパイプ12が、一方の蓋部材2、隔壁6を貫通して、その先端は共鳴室10に開口されている。アウトレットパイプ14は他方の蓋部材4、隔壁6を貫通し、その先端は拡張室8に開口されている。アウトレットパイプ14は図示しない下流側の排気管に接続されて、排気を排気管に排出する。隔壁6には、複数の小径孔16が形成されて、拡張室8と共鳴室10とが連通されている。
拡張室8内のインレットパイプ12には、弁口18が形成されており、弁口18に対応して開閉弁20が取り付けられている。開閉弁20は、図2に示すように、円弧状に形成されて、弁口18を閉塞することができる弁体22を備えている。
インレットパイプ12の外周に取り付けられた一対の支持部材24,26に支持された支点軸28を介して弁体22が揺動可能に取り付けられている。また、一対の支持部材24,26には、支点軸28と平行に作用軸30が支持されている。
作用軸30には、ばね受け32が揺動可能に装着されており、ばね受け32と弁体22に立設されたばね受け部材34との間には、圧縮コイルばねを用いた付勢部材36が配置されている。付勢部材36は、ばね受け部材34の弁体側作用点aと作用軸30の中心の固定側作用点bとを結ぶ線分上で、伸張方向の付勢力が作用するように配置されている。
支点軸28、弁体側作用点a、固定側作用点bにより三角形が形成され、付勢部材36の付勢力が、弁体側作用点aと固定側作用点bとを通る直線上で作用する。この付勢力により、弁体22に支点軸28廻りのモーメントが作用して、弁体22が弁口18を閉塞し、閉弁する。
インレットパイプ12内の排気の圧力が上昇すると、弁口18を介して、排気圧力が弁体22に作用し、この作用力による支点軸28廻りのモーメントが付勢力による支点軸28廻りのモーメントを上回ると、開閉弁20が開弁するように構成されている。排気の圧力は内燃機関の回転数が増加すると高くなり、排気圧力と回転数は比例する。
尚、開閉弁20は、排気圧力と付勢部材36の付勢力との作用により開閉弁するものに限らず、アクチュエータにより開閉するものでも実施可能であり、その場合には、内燃機関の回転数を検出する回転数検出センサを設けて、回転数に応じて開閉弁20を開閉制御するようにするとよい。また、排気圧力を検出する圧力センサを設けて、検出した排気圧力に応じて開閉弁20を開閉制御するようにしてもよい。
インレットパイプ12には、開閉弁20よりも上流側に、拡張室8に開口する複数のバイパス孔38が穿設されている。即ち、図1に示すように、このバイパス孔38とインレットパイプ12の共鳴室10内側の先端との長さL1と、弁口18と同じくインレットパイプ12の共鳴室10内側の先端との長さL2とでは、長さL1が長さL2よりも長くなるように形成されている。これらの長さL1,L2は共鳴パイプ長として作用し、長さL1,L2は消音しようとする周波数に応じて実験等により決定すればよい。
次に、前述した本実施形態の内燃機関用マフラの作動について説明する。
まず、内燃機関の回転数が低速であるときには、内燃機関から排出される排気が、インレットパイプ12に導入される。内燃機関の回転が低速であるときには排気の圧力は低く、インレットパイプ12に導入される排気の圧力が、弁口18を介して弁体22に作用するが、付勢部材36の付勢力に抗して弁体22を揺動させることはできず、開閉弁20は開弁しない。
よって、排気の一部はインレットパイプ12から共鳴室10に流入する。共鳴室10から小径孔16を介して拡張室8に流入し、アウトレットパイプ14の一端側の開口からアウトレットパイプ14を介して下流側の排気管に排出される。その際、拡張効果や干渉効果等により排気騒音が低減される。
また、排気の一部は、インレットパイプ12のバイパス孔38から拡張室8に流入し、アウトレットパイプ14の一端側の開口からアウトレットパイプ14を介して下流側の排気管に排出される。その際、バイパス孔38から共鳴室10内のインレットパイプ12の先端までのインレットパイプ12が共鳴パイプとして作用し、この長さL1に応じた周波数成分を消音する。しかも、インレットパイプ12に導入された排気はバイパス孔38をも通るので、低速回転での内燃機関から排出される排気の背圧上昇が抑制され、内燃機関の出力が向上する。
一方、内燃機関の回転数が中・高速であるときには、インレットパイプ12に導入される排気の圧力は高く、弁体22は弁口18を介してこの排気の圧力を受ける。よって、弁体22は、付勢部材36の付勢力に抗して支点軸28の廻りに揺動されて、開閉弁20が開弁する。
排気の一部はインレットパイプ12から共鳴室10に流入して、共鳴室10から小径孔16を介して拡張室8に流入し、アウトレットパイプ14を介して下流側の排気管に排出される。その際、拡張効果や干渉効果等により排気騒音が低減される。
また、インレットパイプ12に導入された排気の一部は、弁口18を通って拡張室8に流入する。そして、アウトレットパイプ14から外部に排出される。その際、弁口18から共鳴室10内のインレットパイプ12の先端までのインレットパイプ12が共鳴パイプとして作用し、この長さL2に応じた周波数成分を消音する。しかも、弁口18をも通るようになるので、排気の圧力上昇が抑制され、中・高速回転での内燃機関から排出される排気の背圧上昇が抑制され、内燃機関の出力が向上する。
従来の内燃機関用マフラと本実施形態の内燃機関用マフラとの性能を比較すると、図6のグラフに示すようになった。本実施形態の内燃機関用マフラによると、従来の内燃機関用マフラよりも、低速域及び中・高速域の広い領域で、排気騒音の音圧レベルを低減することができた。
即ち、低速域では、バイパス孔38からインレットパイプ12の先端までのインレットパイプ12が共鳴パイプとして作用し、この長さL1に応じた周波数成分の音圧レベルを低減する。また、中・高速域では、弁口18からインレットパイプ12の先端までのインレットパイプ12が共鳴パイプとして作用し、この長さL2に応じた周波数成分の音圧レベルを低減する。よって、低速域及び中・高速域の広い領域で、排気騒音の音圧レベルを低減することができる。
前述した実施形態と異なる第2実施形態の内燃機関用マフラについて、図3によって説明する。尚、前述した実施形態と同じ部材については同一番号を付して詳細な説明を省略する。以下同様。
本第2実施形態では、第1隔壁50と第2隔壁52とにより、マフラ本体1内が仕切られて、第1拡張室54、第2拡張室56、共鳴室10が形成されている。インレットパイプ12は、一方の蓋部材2、第1隔壁50、第2隔壁52を貫通して、共鳴室10に先端が開口されている。アウトレットパイプ14は他方の蓋部材4、第2隔壁52を貫通して、第2拡張室56に先端が開口している。
開閉弁20は第1拡張室54内のインレットパイプ12に設けられ、バイパス孔38は開閉弁20よりも上流側のインレットパイプ12に設けられている。この第2実施形態の場合でも、前述した実施形態と同様に、低速時及び中・高速時でも共鳴効果による消音を図ることができると共に、低速時及び中・高速時の内燃機関の出力向上をも図ることができる。
次に、図4に示す第3実施形態の内燃機関用マフラについて説明する。この第3実施形態の内燃機関用マフラは、前述した第2実施形態の内燃機関用マフラと開閉弁20を設けた位置が異なり、第2拡張室56内のインレットパイプ12に開閉弁20を設けている。これにより、弁口18からインレットパイプ12の先端までのインレットパイプ12の長さL2を短くすることができ、共鳴効果により低減する周波数をより高周波数側にすることができる。
また、図5(イ)に示すように、第1隔壁50と第2隔壁52との間を共鳴室10とし、その両側に第1拡張室54と第2拡張室56とを配置した構成とすることもできる。その際、インレットパイプ12は一方の蓋部材2、第1隔壁50を貫通して、共鳴室10に開口し、アウトレットパイプ14は他方の蓋部材4、第2隔壁52、第1隔壁50を貫通した後、U字状に折り曲げられて、第1隔壁50、第2隔壁52を貫通して、第2拡張室56に開口させる。第1隔壁50と第2隔壁52とを貫通する接続パイプ58により、第1拡張室54と第2拡張室56とを連通するようにしても、同様に実施可能である。
あるいは、図5(ロ)に示すように、第1隔壁50と第2隔壁52とにより仕切り、第2実施形態と同様、第1拡張室54、第2拡張室56、共鳴室10を順に形成する。そして、アウトレットパイプ14は他方の蓋部材4、第2隔壁52、第1隔壁50を貫通した後、U字状に折り曲げられて、第1隔壁50を貫通して、第2拡張室56に開口させる。第1隔壁50には小孔60を形成しても、同様に実施可能である。
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
本発明の一実施形態としての内燃機関用マフラの断面図である。 図1のAA拡大断面図である。 第2実施形態の内燃機関用マフラの断面図である。 第3実施形態の内燃機関用マフラの断面図である。 他の実施形態としての内燃機関用マフラの構成図である。 本実施形態の内燃機関用マフラと従来の内燃機関用マフラとの回転数と音圧レベルとを示すグラフである。
符号の説明
1…マフラ本体 2,4…蓋部材
6…隔壁 8…拡張室
10…共鳴室 12…インレットパイプ
14…アウトレットパイプ
16…小径孔 18…弁口
20…開閉弁 22…弁体
36…付勢部材 38…バイパス孔
50…第1隔壁 52…第2隔壁
54…第1拡張室 56…第2拡張室
58…接続パイプ 60…小孔

Claims (3)

  1. 内燃機関から排出される排気が導入されるインレットパイプを共鳴室に開口し、前記排気をアウトレットパイプから排出すると共に、前記共鳴室の外側の前記インレットパイプに前記内燃機関の回転数に応じて開閉する開閉弁を設けた内燃機関用マフラにおいて、
    前記開閉弁よりも上流側の前記インレットパイプにバイパス孔を設けたことを特徴とする内燃機関用マフラ。
  2. 前記開閉弁は、前記排気の圧力を受けて開弁することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用マフラ。
  3. 前記バイパス孔は複数設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内燃機関用マフラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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