JP2020002786A - 消音器 - Google Patents

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JP2020002786A JP2018119636A JP2018119636A JP2020002786A JP 2020002786 A JP2020002786 A JP 2020002786A JP 2018119636 A JP2018119636 A JP 2018119636A JP 2018119636 A JP2018119636 A JP 2018119636A JP 2020002786 A JP2020002786 A JP 2020002786A
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原 雅之
Masayuki Hara
雅之 原
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Abstract

【課題】消音できる回転域を中回転域まで拡大できる消音器を提供する。【解決手段】第1〜3消音室17〜19を備えた消音器10において、排気ガスGの圧力が最も高い第3消音室19に連通開口して該消音室19に排気ガスGを導入するインレットパイプ20と、排気ガスの圧力が最も低い第1消音室17に連通開口して該消音室17から外部へ排気ガスGを導出する大径のアウトレットパイプ30と、第1消音室17に連通開口して該消音室17から外部へ排気ガスGを導出する小径のアウトレットパイプ50と、大径のアウトレットパイプ30の連通開口側の端部31に開閉自在に設けられる背圧切換バルブ35と、大径のアウトレットパイプ30の背圧切換バルブ35が設けられる側から分岐され、第3消音室19に連通開口し、該連通開口側の端部41より大径のアウトレットパイプ30内に排気ガスGを導入する分岐パイプ40と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のエンジン等の内燃機関の排気系に設けられる消音器に関する。
例えば、自動車のエンジンに使用する消音器として、特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に開示された消音器は、2つの仕切壁により3つの室が形成された消音器本体と、この消音器本体の第1室と第2室を貫通してガス圧が最も高くなる第3室に連通開口して該第3室に排気ガスを導入するインレットパイプと、第2室と第3室を貫通して第1室に連通開口して該第1室から外部へ排気ガスを導出するアウトレットパイプと、第2室を貫通して第1室と第3室に両端がそれぞれ開口し、第1室の開口端に該開口端を開閉するバルブを有するインナハイプ(排気パイプ)と、を備えている。
そして、エンジンの低回転時の低回転域の排気ガスによって、バルブでインナパイプの開口端を閉じて消音性能を高め、エンジンの高回転時の高回転域の排気ガスによって、バルブでインナパイプの開口端を開いて排気抵抗の減少を図って背圧を低減するようになっている。
特開平5−98930号公報
しかしながら、前記従来の消音器では、エンジンの低回転時の低回転域のみバルブが閉じて消音することができ、中回転域ではバルブが開いて消音することができなかった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、バルブが開き始める回転域がさらに中回転域にシフトして、消音できる回転域が拡大する消音器を提供することを目的とする。
本発明は、排気ガスが通過する貫通孔を有する複数の仕切壁により区画された複数の消音室を備えた消音器において、前記複数の消音室のなかで前記排気ガスの圧力が最も高い消音室に連通開口して該消音室に排気ガスを導入するインレットパイプと、前記排気ガスの圧力が最も高い消音室以外の消音室に連通開口して該消音室から外部へ排気ガスを導出する大径のアウトレットパイプと、前記排気ガスの圧力が最も高い消音室以外の消音室に連通開口して該消音室から外部へ排気ガスを導出する小径のアウトレットパイプと、前記大径のアウトレットパイプの連通開口側の端部に開閉自在に設けられる背圧切換バルブと、前記大径のアウトレットパイプの前記背圧切換バルブが設けられる側から分岐され、前記排気ガスの圧力が最も高い消音室に連通開口する分岐パイプと、を備え、前記インレットパイプから前記排気ガスの圧力が最も高い消音室内に大流量の排気ガスが流入した時に、前記背圧切換バルブの切り換えにより前記大径のアウトレットパイプ内に排気ガスが流れるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、インレットパイプから排気ガスの圧力が最も高い消音室内に大流量の排気ガスが流入した時に、背圧切換バルブの切り換えにより大径のアウトレットパイプ内に排気ガスが流れるようにしたことにより、背圧切換バルブの排気ガスのガス流による受圧の力に対して、背圧切換バルブを閉じる方向に付勢するバネの反力に加え、大径のアウトレットパイプの内側からの排気ガスの圧力が最も高い消音室の閉弁方向の圧力が加わり、開弁圧が上がり、開弁回転数が上昇することで、エンジンの中回転時の中回転域まで消音することができる。
本発明の一実施形態の消音器を示す断面図である。 上記消音器における各消音室の平均圧力を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態の消音器を示す断面図、図2は同消音器における各消音室の平均圧力を示す説明図である。
図1に示すように、消音器10の消音器本体(マフラ本体)11は、金属製で略円筒状のアウタシェル12と、このアウタシェル12の前後両端開口部を閉塞する金属製で板状のアウタプレート13,14とでが構成されており、図示しないエンジンから発生する排気吐出音と高温の排気ガスGを、内部に設けられたインレットパイプ20と大径と小径のアウトレットパイプ30,50と分岐パイプ40及び金属製で板状で一対のバッフルプレート(仕切壁)15,16とによって消音、冷却するものである。
一対のバッフルプレート15,16は、排気ガスGが通過する貫通孔15a,16aを有し、この一対のバッフルプレート15,16により消音器本体11は3つに区画された消音室17,18,19を備えている。この前側のアウタプレート13側に位置する第1消音室17は、排気ガスGの圧力が最も低い消音室(低圧チャンバ:平均圧力125Pa)であり、また、中間に位置する第2消音室18は、排気ガスGの圧力が中位に高い消音室(準高圧チャンバ:平均圧力1059Pa)であり、さらに、後側のアウタプレート14側に位置する第3消音室19は、排気ガスGの圧力が最も高い消音室(高圧チャンバ:平均圧力1835Pa)である。尚、図1に示すインレットパイプ20のインレット入口部分であるA部分、第1消音室17のB部分、第2消音室18のC部分、第3消音室19のD部分の排気ガスGの平均圧力(Pa)は、図2に示す通りである。
インレットパイプ20は、金属製で円筒状に形成されており、3つの消音室17,18,19のなかで排気ガスGの圧力が最も高い第3消音室19に連通開口して該第3消音室19に排気ガスGを導入するものである。即ち、インレットパイプ20の前側の端部21から内部に流入した排気ガスGは、インレットパイプ20の連通開口側の端部22から第3消音室19に導入されるようになっている。
大径のアウトレットパイプ30は、金属製で円筒状に形成されており、排気ガスGの圧力が最も低い第1消音室17に連通開口して該第1消音室17から外部へ排気ガスGを導出するものである。即ち、大径のアウトレットパイプ30の連通開口側の端部31は、排気ガスGの圧力が最も低い第1消音室17内に配置している。また、大径のアウトレットパイプ30び第2消音室18に対向する位置には、小孔33が多数形成されており、その周りには、サブ消音室34を形成してある。そして、大径のアウトレットパイプ30の外側の端部32から排気ガスGが外部へ導出されるようになっている。
また、大径のアウトレットパイプ30の連通開口側の端部31内には、支軸36と図示しないバネの付勢力を介して背圧切換バルブ35が開口した端部31を閉じるように設けてある。この背圧切換バルブ35により、インレットパイプ20から第3消音室19内に流入した排気ガスGを大径のアウトレットパイプ30内への流れに切り換えられるようになっている。
分岐パイプ40は、金属製で円筒状に形成されており、大径のアウトレットパイプ30の背圧切換バルブ35が設けられた位置の後側から分岐され、排気ガスGの圧力が最も高い第3消音室19に連通開口している。そして、分岐パイプ40の連通開口側の端部41より排気ガスGを導入し、基端側の端部42より大径のアウトレットパイプ30内に排気ガスGを流入させるものである。
小径のアウトレットパイプ50は、金属製で円筒状に形成されており、排気ガスGの圧力が最も低い第1消音室17に連通開口して該第1消音室17から外部へ排気ガスGを導出するものである。即ち、小径のアウトレットパイプ50の連通開口側の端部51は、排気ガスGの圧力が最も低い第1消音室17内に配置されている。そして、小径のアウトレットパイプ50の連通開口側の端部51から導入された排気ガスGは、小径のアウトレットパイプ50の外側の端部52から外部へ導出されるようになっている。
以上実施形態の消音器10によれば、図1に示すように、インレットパイプ20の連通開口側の端部22から第3消音室19に導入された排気ガスGは、第1消音室17と連通した各バッフルプレート15,16の貫通孔15a,16aを通過して第1消音室17に導入される。この際、排気ガスGの圧力が最も高い第3消音室19に連通した分岐パイプ40から大径のアウトレットパイプ30内へ排気ガスGが流入するため、大径のアウトレットパイプ30の入口側に設けられた背圧切換バルブ35には、内側から閉弁方向に荷重が作用する。即ち、高圧チャンバである第3消音室19の内圧1835Paと低圧チャンバである第1消音室17の内圧125Paの差にて、背圧切換バルブ35は内側からの閉じ圧が勝つため開くことはない。
そして、背圧切換バルブ35は、排気ガスGの圧力が最も低い第1消音室(低圧チャンバ)17側に設置されているため、開弁側荷重は、エンジンの低回転時の低流量時(低回転域)及びエンジンの中回転時の中流量時(中回転域)は、排気ガスGの圧力が最も高い第3消音室19に連通した分岐パイプ40の管内圧に負けて開かないが、ガス流量が増大するエンジンの高回転時の大流量時(高回転域)で、小径のアウトレットパイプ50側の圧損が上がり、背圧切換バルブ35が開弁して大径のアウトレットパイプ30の外側の端部32から排気ガスGを排出する。これを利用して、背圧切換バルブ35の開弁圧を上げ、消音量・高消音領域設計に適したバルブ構造とすることができる。
このように、エンジンの高回転時の高回転域の排気ガスGによって、背圧切換バルブ35を介して、インレットパイプ20から第3消音室19内に流入した排気ガスGを第1消音室17内から大径のアウトレットパイプ30内へ流れるように切り換えるようにしたことにより、背圧切換バルブ35の排気ガスGのガス流による受圧の力に対して、背圧切換バルブ35を閉じる方向に付勢するバネの反力に加え、大径のアウトレットパイプ30の内側からの排気ガスGの圧力が最も高い第3消音室19の閉弁方向の圧力が加わり、開弁圧が上がり、開弁回転数が上昇することで、エンジンの中回転時の中回転域まで消音することができる。即ち、背圧切換バルブ35が開き始める回転域がさらに中回転域にシフトして、消音できる回転域を中回転域まで拡大させることができる。
尚、前記実施形態によれば、大径のアウトレットパイプをストレート状に形成し、この大径のアウトレットパイプの低圧チャンバ側から分岐パイプを分岐させ、この分岐パイプの連通開口側の端部を高圧チャンバ側に位置させたが、大径のアウトレットパイプを低圧チャンバ側から高圧チャンバ、低圧チャンバ、高圧チャンバを経て外部に連通するように渦巻き状に形成して、大径のアウトレットパイプのU字状の高圧チャンバ側に分岐パイプを分岐させるようにしても良い。
10 消音器
15,16 一対のバッフルプレート(仕切壁)
15a,16a 貫通孔
17 第1消音室(排気ガスの圧力が最も低い消音室)
19 第3消音室(排気ガスの圧力が最も高い消音室)
20 インレットパイプ
30 大径のアウトレットパイプ
31 連通開口側の端部
35 背圧切換バルブ
40 分岐パイプ
41 連通開口側の端部
50 小径のアウトレットパイプ
51 連通開口側の端部
G 排気ガス

Claims (2)

  1. 排気ガスが通過する貫通孔を有する複数の仕切壁により区画された複数の消音室を備えた消音器において、
    前記複数の消音室のなかで前記排気ガスの圧力が最も高い消音室に連通開口して該消音室に排気ガスを導入するインレットパイプと、
    前記排気ガスの圧力が最も高い消音室以外の消音室に連通開口して該消音室から外部へ排気ガスを導出する大径のアウトレットパイプと、
    前記排気ガスの圧力が最も高い消音室以外の消音室に連通開口して該消音室から外部へ排気ガスを導出する小径のアウトレットパイプと、
    前記大径のアウトレットパイプの連通開口側の端部に開閉自在に設けられる背圧切換バルブと、
    前記大径のアウトレットパイプの前記背圧切換バルブが設けられる側から分岐され、前記排気ガスの圧力が最も高い消音室に連通開口し、該連通開口側の端部より前記大径のアウトレットパイプ内に前記排気ガスを導入するする分岐パイプと、を備え、
    前記インレットパイプから前記排気ガスの圧力が最も高い消音室内に大流量の排気ガスが流入した時に、前記背圧切換バルブの切り換えにより前記大径のアウトレットパイプ内に排気ガスが流れるようにしたことを特徴とする消音器。
  2. 請求項1記載の消音器であって、
    前記大径のアウトレットパイプの連通開口側の端部と前記小径のアウトレットパイプの連通開口側の端部を、前記複数の消音室のなかで前記内にそれぞれ配置させたことを特徴とする消音器。
JP2018119636A 2018-06-25 2018-06-25 消音器 Pending JP2020002786A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111852634A (zh) * 2020-04-03 2020-10-30 袁琦 一种汽车尾气自处理预警排放装置

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