JP2001233064A - 高圧バッテリーの冷却空気取入れ構造 - Google Patents
高圧バッテリーの冷却空気取入れ構造Info
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- JP2001233064A JP2001233064A JP2000042211A JP2000042211A JP2001233064A JP 2001233064 A JP2001233064 A JP 2001233064A JP 2000042211 A JP2000042211 A JP 2000042211A JP 2000042211 A JP2000042211 A JP 2000042211A JP 2001233064 A JP2001233064 A JP 2001233064A
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/70—Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車載の高圧バッテリーへ冷却空気を送る吸入
口を改良して、荷物等によって吸入口が塞がれず、かつ
吸入口の空気吸入音が乗員の耳ざわりにならないように
する。 【解決手段】 リヤ席シート５の下方に、高圧バッテリ
ー１を収めカバー２０で覆ったバッテリーケース４を設
けた車両において、リヤ席シート５の下面前端とカバー
２０の上面前端との間に車幅方向に延びる間隙を設けて
空気経路５３を形成し、空気経路５３内のカバー２０に
吸入口２０１を設けて吸入口２０１とバッテリーケース
４を吸気ダクト９で連通せしめ、吸入口２０１が乗員の
耳許から遠く、かつ荷物等で塞がれない構造とした。
口を改良して、荷物等によって吸入口が塞がれず、かつ
吸入口の空気吸入音が乗員の耳ざわりにならないように
する。 【解決手段】 リヤ席シート５の下方に、高圧バッテリ
ー１を収めカバー２０で覆ったバッテリーケース４を設
けた車両において、リヤ席シート５の下面前端とカバー
２０の上面前端との間に車幅方向に延びる間隙を設けて
空気経路５３を形成し、空気経路５３内のカバー２０に
吸入口２０１を設けて吸入口２０１とバッテリーケース
４を吸気ダクト９で連通せしめ、吸入口２０１が乗員の
耳許から遠く、かつ荷物等で塞がれない構造とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行に内燃
機関と電気モータを併用するハイブリッドシステムにお
ける高圧バッテリーの冷却空気取入れ構造に関する。
機関と電気モータを併用するハイブリッドシステムにお
ける高圧バッテリーの冷却空気取入れ構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図２は、ハイブリッドシステムを採用し
た車両の冷却空気取入れ構造の一例を示すもので、高圧
バッテリー１および高圧バッテリー１を制御するバッテ
リーＥＣＵ２を一つのバッテリーケース４内に収めてリ
ヤ席シート５後方のラッゲージルーム６内に搭載し、上
端の吸入口８がリヤ席シート５後方のラッゲージルーム
６の上部を覆うパッケージトレイ７に開口する吸気ダク
ト９Ａを通じて、上記高圧バッテリー１の充放電などに
よる発熱時にバッテリーＥＣＵ２の制御により吸気ダク
ト９Ａ内に介設したファン３の作動でバッテリーケース
４内に冷却空気Ｃ（図中、白矢印）を導入しバッテリー
温度を下降せしめ、排気ダクト１０Ａを通じてバッテリ
ーケース４内の熱気Ｈ（図中、黒矢印）を車外に排出す
る構造になっている。
た車両の冷却空気取入れ構造の一例を示すもので、高圧
バッテリー１および高圧バッテリー１を制御するバッテ
リーＥＣＵ２を一つのバッテリーケース４内に収めてリ
ヤ席シート５後方のラッゲージルーム６内に搭載し、上
端の吸入口８がリヤ席シート５後方のラッゲージルーム
６の上部を覆うパッケージトレイ７に開口する吸気ダク
ト９Ａを通じて、上記高圧バッテリー１の充放電などに
よる発熱時にバッテリーＥＣＵ２の制御により吸気ダク
ト９Ａ内に介設したファン３の作動でバッテリーケース
４内に冷却空気Ｃ（図中、白矢印）を導入しバッテリー
温度を下降せしめ、排気ダクト１０Ａを通じてバッテリ
ーケース４内の熱気Ｈ（図中、黒矢印）を車外に排出す
る構造になっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造にあっては、パッケージトレイ７上に衣服や荷物
等を置いて吸入口８を塞いでしまう場合があり、高圧バ
ッテリーの発熱を冷却する妨げとなる。また、吸入口８
がリヤ席シート着座者の耳許に近いため、空気の吸入音
が聞こえてうるさいという問題があった。
来構造にあっては、パッケージトレイ７上に衣服や荷物
等を置いて吸入口８を塞いでしまう場合があり、高圧バ
ッテリーの発熱を冷却する妨げとなる。また、吸入口８
がリヤ席シート着座者の耳許に近いため、空気の吸入音
が聞こえてうるさいという問題があった。
【０００４】本発明は、上記実情に鑑み、吸入口が衣
服、荷物等で直接塞がれることがなく、また乗員の耳許
で吸入音が聞かれることのない高圧バッテリーの冷却空
気取入れ構造を提供し、従来構造における上記問題点を
解決することを課題としてなされたものである。
服、荷物等で直接塞がれることがなく、また乗員の耳許
で吸入音が聞かれることのない高圧バッテリーの冷却空
気取入れ構造を提供し、従来構造における上記問題点を
解決することを課題としてなされたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、バッテリーケ
ースに収納し、カバーで覆って車室のリヤ席シートの下
方に設置した高圧バッテリーの冷却空気取入れ構造にお
いて、リヤ席シートの下面前端部と、これと対向する上
記カバーの上面前端部との間に車幅方向に延びる間隙を
設けて空気経路を形成し、該空気経路には上記カバーに
吸入口を設けて該吸入口と上記バッテリーケースとを吸
気ダクトで接続連通せしめる一方、上記バッテリーケー
スの上記吸気ダクトとは反対側に上記カバーを貫通して
車外に通じる排気ダクトを接続し、上記吸気ダクトおよ
び排気ダクトのいずれかに、上記吸入口に冷却空気を吸
入せしめるファンを設けたことを特徴とする。
ースに収納し、カバーで覆って車室のリヤ席シートの下
方に設置した高圧バッテリーの冷却空気取入れ構造にお
いて、リヤ席シートの下面前端部と、これと対向する上
記カバーの上面前端部との間に車幅方向に延びる間隙を
設けて空気経路を形成し、該空気経路には上記カバーに
吸入口を設けて該吸入口と上記バッテリーケースとを吸
気ダクトで接続連通せしめる一方、上記バッテリーケー
スの上記吸気ダクトとは反対側に上記カバーを貫通して
車外に通じる排気ダクトを接続し、上記吸気ダクトおよ
び排気ダクトのいずれかに、上記吸入口に冷却空気を吸
入せしめるファンを設けたことを特徴とする。
【０００６】これにより、高圧バッテリーの温度上昇時
には、リヤ席シートの下面前端部の車幅方向に形成した
空気経路の全域から車室内の冷却空気を吸入口に取り入
れることができ、リヤ席シートの前端部の一部に荷物等
があっても吸入口が塞がれることは全くない。また、吸
入口の位置が乗員の耳許から遠く離れたことにより、乗
員の耳許で聞こえる空気の吸入音が静粛になる。
には、リヤ席シートの下面前端部の車幅方向に形成した
空気経路の全域から車室内の冷却空気を吸入口に取り入
れることができ、リヤ席シートの前端部の一部に荷物等
があっても吸入口が塞がれることは全くない。また、吸
入口の位置が乗員の耳許から遠く離れたことにより、乗
員の耳許で聞こえる空気の吸入音が静粛になる。
【０００７】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図１に基づい
て説明する。図１（Ａ）に示すように車両のリヤ席シー
ト５の下方にはハイブリッドシステムに採用の高圧バッ
テリー１が長方形状のバッテリーケース４内に収められ
てフロアパネル１１の上面に搭載され、バッテリーＥＣ
Ｕ２、メレファン３とともに箱形のカバー２０により覆
われている。高圧バッテリー１の外周とバッテリーケー
ス４との間には間隙が設けてある。バッテリーケース４
はその右端の前方寄り位置で、カバー２０の右端上部前
方寄りの位置に形成された吸入口２０１と吸気ダクト９
により車室と接続連通され、車室内の冷却空気Ｃ（図
中、白矢印）がバッテリーケース４内に導入可能となっ
ている。
て説明する。図１（Ａ）に示すように車両のリヤ席シー
ト５の下方にはハイブリッドシステムに採用の高圧バッ
テリー１が長方形状のバッテリーケース４内に収められ
てフロアパネル１１の上面に搭載され、バッテリーＥＣ
Ｕ２、メレファン３とともに箱形のカバー２０により覆
われている。高圧バッテリー１の外周とバッテリーケー
ス４との間には間隙が設けてある。バッテリーケース４
はその右端の前方寄り位置で、カバー２０の右端上部前
方寄りの位置に形成された吸入口２０１と吸気ダクト９
により車室と接続連通され、車室内の冷却空気Ｃ（図
中、白矢印）がバッテリーケース４内に導入可能となっ
ている。
【０００８】一方、バッテリーケース４の吸気ダクト９
と接続する右端とは反対側の左端は、カバー２０を貫通
する排気ダクト１０と接続されバッテリーケース４内の
熱風Ｈ（図中、黒矢印）を車外後方に排出可能となって
いる。排気ダクト１０には、車室内の冷却空気Ｃをバッ
テリーケース４内に取り入れるファン３が介設してあ
る。なお、ファン３は吸気ダクト９に介設してもよい。
と接続する右端とは反対側の左端は、カバー２０を貫通
する排気ダクト１０と接続されバッテリーケース４内の
熱風Ｈ（図中、黒矢印）を車外後方に排出可能となって
いる。排気ダクト１０には、車室内の冷却空気Ｃをバッ
テリーケース４内に取り入れるファン３が介設してあ
る。なお、ファン３は吸気ダクト９に介設してもよい。
【０００９】リヤ席シート５は、左右の両端部で図略の
シートレッグによりフロア１１上に支持されている。図
１（Ｂ）に示すように、リヤ席シート５の下面前端５１
とカバー２０の上面前端との間に車幅方向全体に延びる
間隙を設けて空気経路５３を形成している。空気経路５
３は、リヤ席シート５のシート底面のシートクッション
パネル５２の前端部をこれと対向するカバー２０の上面
に対して略山形状に上方に張り出して形成され、かつカ
バー２０の前端部の上面は前下がり傾斜に形成され、車
室の冷却空気Ｃを取り入れ可能な間隙を有せしめてい
る。吸入口２０１はカバー２０の上面で空気経路５３に
臨む位置に形成され、グリル２０２で覆われており、異
物の吸い込みおよび落ち込みを防止している。
シートレッグによりフロア１１上に支持されている。図
１（Ｂ）に示すように、リヤ席シート５の下面前端５１
とカバー２０の上面前端との間に車幅方向全体に延びる
間隙を設けて空気経路５３を形成している。空気経路５
３は、リヤ席シート５のシート底面のシートクッション
パネル５２の前端部をこれと対向するカバー２０の上面
に対して略山形状に上方に張り出して形成され、かつカ
バー２０の前端部の上面は前下がり傾斜に形成され、車
室の冷却空気Ｃを取り入れ可能な間隙を有せしめてい
る。吸入口２０１はカバー２０の上面で空気経路５３に
臨む位置に形成され、グリル２０２で覆われており、異
物の吸い込みおよび落ち込みを防止している。
【００１０】高圧バッテリー１の発熱を検知したバッテ
リーＥＣＵ２に制御されてファン３が作動し、車室内の
冷却空気Ｃがリヤ席シート５の前端部の空気経路５３か
らカバー２０の吸入口２０１および吸気ダクト９を通っ
てバッテリーケース４内に導入されてバッテリー温度を
下降せしめ、熱気となった空気は排気ダクト９を通って
車外に排出される。
リーＥＣＵ２に制御されてファン３が作動し、車室内の
冷却空気Ｃがリヤ席シート５の前端部の空気経路５３か
らカバー２０の吸入口２０１および吸気ダクト９を通っ
てバッテリーケース４内に導入されてバッテリー温度を
下降せしめ、熱気となった空気は排気ダクト９を通って
車外に排出される。
【００１１】この場合、車室内の冷却空気Ｃは、リヤ席
シート５の下面前端の車幅方向全体に形成された空気経
路５３によって広い範囲から吸入口２０１に取り入れら
れるから、空気経路５３の一部が乗員のスカートや荷物
等によって遮ぎられても冷却空気Ｃの取り入れの妨げと
はならない。また、空気の吸入による騒音が生じる吸入
口２０１の位置は乗員の耳許から離れたリヤ席シート５
の下面側に設定されるとともに、リヤ席シート５のシー
トクッションのウレタン等によって騒音が吸音され、乗
員の耳ざわりとはならず静粛である。
シート５の下面前端の車幅方向全体に形成された空気経
路５３によって広い範囲から吸入口２０１に取り入れら
れるから、空気経路５３の一部が乗員のスカートや荷物
等によって遮ぎられても冷却空気Ｃの取り入れの妨げと
はならない。また、空気の吸入による騒音が生じる吸入
口２０１の位置は乗員の耳許から離れたリヤ席シート５
の下面側に設定されるとともに、リヤ席シート５のシー
トクッションのウレタン等によって騒音が吸音され、乗
員の耳ざわりとはならず静粛である。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、車両の高圧バッテリー
に冷却空気を送給する吸入口が車内の荷物等により塞が
れるおそれがなく、バッテリー冷却作用を確実ならしめ
る。また吸気口の騒音が静粛となり、乗員の乗り心地が
向上する。また車室に吸入口が現れず車室の見栄えもよ
い。
に冷却空気を送給する吸入口が車内の荷物等により塞が
れるおそれがなく、バッテリー冷却作用を確実ならしめ
る。また吸気口の騒音が静粛となり、乗員の乗り心地が
向上する。また車室に吸入口が現れず車室の見栄えもよ
い。
【図１】本発明の冷却空気取入れ構造を示すもので、図
１（Ａ）はその全体斜視図、図１（Ｂ）は図１（Ａ）の
ＩＢ−ＩＢ線に沿う断面図である。
１（Ａ）はその全体斜視図、図１（Ｂ）は図１（Ａ）の
ＩＢ−ＩＢ線に沿う断面図である。
【図２】従来の冷却空気取入れ構造を示すもので、図２
（Ａ）は全体概要図、図２（Ｂ）は吸入口が開口する車
室後部の斜視図である。
（Ａ）は全体概要図、図２（Ｂ）は吸入口が開口する車
室後部の斜視図である。
１ 高圧バッテリー ２ バッテリーＥＣＵ ３ ファン ４ バッテリーケース ５ リヤ席シート ５１ シート下面前端部 ５３ 空気経路 ９ 吸気ダクト １０ 排気ダクト ２０ カバー ２０１ 吸入口
フロントページの続き Ｆターム(参考） 3D035 AA03 BA01 3D038 BA01 BA06 BB01 BC02 BC07 5H115 PG04 PI16 PU01 PU25 TI10 TR19 TU12 UI29 UI35
Claims (1)
- 【請求項１】 バッテリーケースに収納し、カバーで覆
って車室のリヤ席シートの下方に設置した高圧バッテリ
ーの冷却空気取入れ構造において、リヤ席シートの下面
前端部と、これと対向する上記カバーの上面前端部との
間に車幅方向に延びる間隙を設けて空気経路を形成し、
該空気経路には上記カバーに吸入口を設けて該吸入口と
上記バッテリーケースとを吸気ダクトで接続連通せしめ
る一方、上記バッテリーケースの上記吸気ダクトとは反
対側に上記カバーを貫通して車外に通じる排気ダクトを
接続し、上記吸気ダクトおよび排気ダクトのいずれか
に、上記吸入口に冷却空気を吸入せしめるファンを設け
たことを特徴とする高圧バッテリーの冷却空気取入れ構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000042211A JP3337021B2 (ja) | 2000-02-21 | 2000-02-21 | 高圧バッテリーの冷却空気取入れ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000042211A JP3337021B2 (ja) | 2000-02-21 | 2000-02-21 | 高圧バッテリーの冷却空気取入れ構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001233064A true JP2001233064A (ja) | 2001-08-28 |
| JP3337021B2 JP3337021B2 (ja) | 2002-10-21 |
Family
ID=18565312
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000042211A Expired - Fee Related JP3337021B2 (ja) | 2000-02-21 | 2000-02-21 | 高圧バッテリーの冷却空気取入れ構造 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3337021B2 (ja) |
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-
2000
- 2000-02-21 JP JP2000042211A patent/JP3337021B2/ja not_active Expired - Fee Related
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