JP2010132134A - 車両の冷却風取入構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートベルトの使い勝手を悪化させることなく、車室内から吸気口に常に充分な冷却風を取り入れることのできる車両の冷却風取入構造を提供する。
【解決手段】サイドライニング21のシートバック14の前面に連なる面に、非使用状態のシートベルト装置のウェビング27の後面に当接してウェビング27をガイドするウェビングガイド31と、ウェビングガイド31に対して車体後方側に窪む凹部30を設ける。ウェビングガイド31を、凹部30内の底壁に対して車体前方側に傾斜させ、凹部内に主吸気口34Aを設ける。
【選択図】図5

Description

この発明は、車両のシートバックに隣接する内装部材に車室内から冷却風を取り出すための吸気口を設けた冷却風取入構造に関するものである。
電気自動車やハイブリッド車両として、駆動用の高圧バッテリを車体後部のラッゲージスペースの下方に配置したものが知られている。この種の構造においては、バッテリが熱を発することからその冷却が重要となる。
この対策しては、後部シートのシートバックの側部に隣接する内装部材に吸気口を形成し、その吸気口を通して車室内の空気を冷却風としてバッテリに導入するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−1683号公報
しかし、この従来の冷却風取入構造の場合、シートバックの前面と内装部材の吸気口形成部位とが面一となっていたため、シートバックの側部に配置されるシートベルト装置のウェビングが非使用状態のときに吸気口を閉塞してしまう可能性がある。これを防止するためには、非使用状態のウェビングが吸気口よりも車幅方向内側に配置されるようにすることも考えられるが、その場合には、ウェビングの支持位置が乗員に近くなりすぎてシートベルト装置の使い勝手が悪化してしまう。
そこで、この発明は、シートベルトの使い勝手を悪化させることなく、車室内から吸気口に常に充分な冷却風を取り入れることのできる車両の冷却風取入構造を提供しようとするものである。
上記の課題を解決する請求項1に記載の発明は、乗員が着座するシートのシートバック(例えば、後述の実施形態におけるシートバック19)の側部に連なる車体側部の内装部材(例えば、後述の実施形態におけるサイドライニング21)に、補機を冷却するための空気を冷却風として車室内から取り入れるための吸気口(例えば、後述の実施形態における主吸気口34A)を設けた車両の冷却風取入構造において、前記内装部材の前記シートバックの前面に連なる面に、非使用状態のシートベルト装置のウェビング(例えば、後述の実施形態におけるウェビング27)の後面に当接して当該ウェビングをガイドするウェビングガイド(例えば、後述の実施形態におけるウェビングガイド31)と、前記ウェビングガイドに対して車体後方側に窪む凹部(例えば、後述の実施形態における凹部30)と、を設け、前記ウェビングガイドを、前記凹部内の車体前方に向く底壁(例えば、後述の実施形態における底壁30a)に対し、車幅方向外側に向かって車体前方側に傾斜させ、前記凹部内に前記吸気口を設けたことを特徴とする。
これにより、ウェビングは、凹部の底壁に対して斜めに傾斜するウェビングガイドによって支持されるため、凹部内の底壁との間には常に斜めに傾斜した立体的な隙間スペースが確保される。したがって、車室内の空気はウェビングの状態に拘わらず吸気口を通して確実に取り入られるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両の冷却風取入構造において、前記凹部内の底壁に車体後方側にさらに窪む第2の凹部(例えば、後述の実施形態における第2の凹部32)を設け、当該第2の凹部に前記吸気口を設けたことを特徴とする。
これにより、吸気口は、ウェビングが大きく弛んだ場合にもそのウェビングによって直接閉塞されにくくなる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の車両の冷却風取入構造において、前記内装部材のうちの、前記シートバックの側面によって覆われるシートバック対向壁(例えば、後述の実施形態におけるシートバック対向壁24)に、当該シートバック対向壁の一般部に対して車幅方向外側に窪む窪み部(例えば、後述の実施形態における窪み部33)を設け、その窪み部内に空気取り入れ用の副吸気口(例えば、後述の実施形態における副吸気口34B)を設けたことを特徴とする。
これにより、シートバックの側面と内装部材のシーバック対向壁の間に窪み部による隙間ができ、副吸気口にはその窪み部による隙間を通して車室内の空気が取り入れられるようになる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車両の冷却風取入構造において、前記内装部材上の前記凹部と前記シートバック対向壁の窪み部に、当該凹部と窪み部とに跨るように連続した開口(例えば、後述の実施形態における開口34)を形成して、その開口を前記吸気口と副吸気口とし、前記吸気口と副吸気口に対応する部位にそれぞれ複数の通気孔(例えば、後述の実施形態における通気口36)を有するカバー部材(例えば、後述の実施形態におけるダクトカバー37)を設け、このカバー部材を前記内装部材の前記開口に脱着可能に取り付けたことを特徴とする。
これにより、吸気口と副吸気口が一部品から成るカバー部材によって覆われるようになるとともに、カバー部材を取り外すことによって開口面積の大きい開口を通して吸気ダクト内のゴミ等を容易に取り出せるようになる。
請求項1に記載の発明によれば、ウェビングガイドが凹部内の底壁に対して斜めに傾斜し、ウェビングガイドによって支持されるウェビングと、凹部内の吸気口の間に傾斜した立体的な隙間が確実に確保されるため、ウェビングの支持位置を乗員の着座部側にずらすことなく、常に充分な冷却風を車室内から取り入れることができる。したがって、シートベルトの使い勝手の悪化防止と、確実な冷却風の確保を両立させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、凹部内の底壁に車体後方側にさらに窪む第2の凹部を設け、その第2の凹部に吸気口を設けたため、弛んだウェビングによって吸気口が閉塞されるのをより確実に防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、シートバックの側面と内装部材の窪み部の間にできる隙間を通して副吸気口に確実に車室内の空気を取り込むことができるため、たとえ、吸気口の一部がシートベルトによって狭められることがあっても、副吸気口を通して充分な冷却風を取り入れることができる。
請求項4に記載の発明によれば、凹部とシートバック対向壁の窪み部とに跨るように開口を形成して、その開口によって吸気口と副吸気口を構成するとともに、複数の通気口を有するカバー部材をその開口に脱着可能に取り付けたため、構造の簡素化によって製造コストの低減を図ることができる。また、カバー部材を取り外したときに面積の大きい開口が外部に露出するため、ダクト内の清掃等のメンテナンスを容易に行なうことが可能になる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、特別に断らない限り、前後や上下は車両に対しての前後や上下を意味するものとする。
この実施形態の車両1は、ハイブリッド車両や電気自動車等のモータによって駆動される車両であり、図2に示すように、モータ駆動用の高圧バッテリ10(以下、「バッテリ10」と呼ぶ)が車体後部のタイヤパン11の上部に配置されている。タイヤパン11には、下方に窪む凹部12が設けられ、その凹部12内にバッテリ10を収容する高圧電装ケース13が吊り下げ状態で設置されている。高圧電装ケース13は、車室内の後部シート14の真後ろ位置の下方に配置されている。
高圧電装ケース13の内部には、バッテリ10とともにインバータやDC−DCコンバータ等の高圧電装部品15が収容されている。バッテリ10は、複数のバッテリセルを車幅方向に直列に接続した棒状のバッテリモジュールが複数列、複数段に配列されてなり、高圧電装部品15は、バッテリ10の上部に配置されている。また、高圧電装ケース13の前端部には、車室内の空気を冷却風として高圧電装ケース13の内部に導入するための吸気ダクト16と、高圧電装ケース13の内部で熱交換した廃熱空気をトランクルームの外側に排出するための排気ダクト17が接続されている。排気ダクト17の端部には電動式のファン18が設けられ、そのファン18で発生する負圧によって吸気ダクト16に車室内の空気を取り入れるようになっている。吸気ダクト16から高圧電装ケース13内に導入された冷却風はバッテリ10の各モジュール間を通り、その後にUターンして高圧電装部品15の隙間を通って排気ダクト17に排出される。
吸気ダクト16は高圧電装ケース13の左側の端部から上方に延出し、その上方側の端部が後部シート14のシートバック19の左側の側部に近接した位置に開口している。
シートバック19の左側の側部には、図1に示すように、後部荷室20と車室内の側壁に連なる樹脂製のサイドライニング21(内装部材)が配置されている。
サイドライニング21は、図1に示すように、後部シート14のシートクッション22の側方位置に、後部シート14に着座した乗員の肘スペースを拡張するための大きな窪み部23が設けられており、その窪み部23の後端部は、後部シート14のシートバック19に沿うように車室内側に隆起し、その隆起した頂面部分(シートバック対向壁24)がシートバック19の側面にほぼ密着状態で対向している。
また、窪み部23の底部とシートバック対向壁24を接続する隆起壁25は車体前方側に向き、その隆起壁25の一般面がシートバック19の前面に対してほぼ面一に連続するようになっている。そして、サイドライニング21の隆起壁25の上方側の車室の天井に近接した位置には、シートベルト装置26のウェビング27の引き出し口28が設けられている。この引き出し口28から引き出されたウェビング27は、シートクッション22の左側の側部の隙間を通して車体フロアのアンカー部(図示せず)に連結されている。また、引き出されたウェビング27の中間部にはタングプレート29が摺動可能に係止され、乗員の着座時には、そのタングプレート29がシートクッション22の中央側から引き出された図示しないバックルに脱着可能に係合されるようになっている。
なお、引き出し口28はほぼ車幅方向に延出するスリット状に形成され、その引き出し口28から引き出されたウェビング27は下方に屈曲され、シートクッション22部分でほぼ90°捩じられた状態で車体フロアのアンカー部に連結されている。そして、非使用状態(タングプレート29をバックルに係合しない状態)のウェビング27は、シートバック19の側部でサイドライニング21の隆起壁25のほぼ前面に沿って配置される。
サイドライニング21の隆起壁25には、図3〜図6に示すように車体後方側に窪む凹部30が形成されている。凹部30の底壁30aの一般面は車体前方にほぼ正対するように形成されている。
また、図1〜図4に示すように、隆起壁25のうちの凹部30の上縁部を成す位置には、ウェビング27の後面(車体後方側に向く側の面)に当接してウェビング27をガイドするウェビングガイド31が設けられている。このウェビングガイド31は、車内寄りの縁部がシートバック19の前面とほぼ面一になるように形成され、その縁部から車幅方向外側にかけてが、車体前方側に向かって湾曲している。したがって、ウェビングガイド31は、車体前方にほぼ正対する凹部30の底壁30aに対し、車幅方向外側が車体前方側に傾斜している。
ところで、サイドライニング21の凹部30の上部領域には、図4,図5に示すように、底壁30aの一般面に対してさらに窪んだ第2の凹部32が設けられており、サイドライニング21のシートバック対向壁24のうちの、この第2の凹部32に対応する位置には、図3に示すように、シートバック対向壁24の一般面に対して車幅方向外側に窪んだ窪み部33が設けられている。そして、サイドライニング21の第2の凹部32と窪み部33の底面部分には、両者に跨るようにコーナーを挟んだ連続した開口34が形成されている。この開口34のうちの第2の凹部32内に位置される領域は、サイドライニング21の主吸気口34Aとされ、窪み部33内に位置される領域は副吸気口34Bとされている(図3参照)。
サイドライニング21の裏面側で開口34に臨む位置には、図2,図4に示すように、吸気ダクト16のダクト口35が配置されている。このダクト口35には、格子状構造の複数の通気口36を有する樹脂製のダクトカバー37(カバー部材)が取り付けられている。
ダクト口35は、吸気ダクト16の上部の車体前方側に臨む前面と、車幅方向内側に臨む内側側面とに跨って形成されている。
ダクトカバー37は、図3に示すように、相互に直交する主カバー壁38と副カバー壁39を有し、両壁38,39がそれぞれサイドライニング21の開口34の主吸気口34Aと副吸気口34Bに対応するようになっている。主カバー壁38と副カバー壁39には、それぞれ通気口36が形成されるとともに、図2に示すように、吸気ダクト16のダクト口35の縁部に対して係脱可能な複数の係止爪40が形成されている。また、ダクトカバー37は、サイドライニング21の開口34を通して車室内側から吸気ダクト16のダクト口35に取り付けられるが、ダクトカバー37の主カバー壁38と副カバー壁39の外周縁部には係止爪40よりも外側に延出する周縁フランジ41が設けられ、その周縁フランジ41が開口34の周縁部を車室内側から覆うようになっている。したがって、ダクトカバー37は、直接的には係止爪40が吸気ダクト16のダクト口35に係脱されるものであるが、サイドライニング21の開口34に対し、車室内側から脱着可能とされている。
なお、吸気ダクト16には、図4に示すように、ダクト口35の直下位置に導入空気の流れを鉛直方向から車体後方側に変える屈曲部42が設けられており、その屈曲部42には下方に窪んだダスト捕捉部43が形成されている。このダスト捕捉部43は、ダクトカバー37とダクト口35を通して吸気ダクト16内に落下したゴミ等の落下物を受け止め、その落下物が高圧電装ケース13内に吸い入れられるのを防止する。
以上構成において、排気ダクト16の端部のファン18が駆動されると、サイドライニング21の開口34に取り付けられたダクトカバー37を通して車室内の空気が吸気ダクト16内に吸い入れられ、冷却風として高圧電装ケース13内に取り入れられる。このとき、冷却空気は高圧電装ケース13内でバッテリ10と高圧電装部品15を冷却し、そこで熱交換された後に廃熱として排気ダクト17から排出される。
一方、シートベルト装置26のウェビング27は、非使用状態のときには、シートバック19の側部とサイドライニング21の隆起壁25の前面に沿うように配置される。ウェビング27は引き出し口28の下方位置でウェビングガイド31に当接し、ウェビングガイド31によってガイドされた状態でシートクッション22の側部方向に延出している。このとき、ウェビングガイド31の直下位置には凹部30が設けられ、その凹部30内にダクトカバー37が設けられているが、ウェビングガイド31は、車体前方にほぼ正対する凹部30の底壁30aに対し、車幅方向外側が車体前方側に大きく傾斜しているため、ウェビング27と主カバー壁38(サイドライニング21の主吸気口34A)の間には、図5に示すような断面略三角形状の立体的な隙間が確保される。したがって、ウェビング27が非使用状態にあるときにも、車室内の空気はこの隙間を通してダクトカバー37の通気口36に吸い入れられる。
また、サイドライニング21のシートバック対向壁24には車幅方向外側に窪む窪み部33が形成され、その窪み部33内にダクトカバー37の副カバー壁39(サイドライニング21の副吸気口34B)が設けられているため、窪み部33によって確保されたシートバック19とシートバック対向壁24の間の隙間を通しても車室内の空気がダクトカバー37の通気口36に吸い入れられる。
この冷却風取入構造は、ウェビングガイド31が凹部30の底壁30aに対して車幅方向外側が前方に傾斜するように設けられ、凹部30内に主吸気口34Aが設けられているため、シートベルト装置26の非使用時にウェビング27が隆起壁25に沿って位置されているときにも、ウェビングガイド31によって確保される断面略三角形状の立体的な隙間を通して確実に冷却風を取り入れることができる。すなわち、ウェビングガイド31によってウェビング27と主吸気口34の間に充分な距離を確保することができるうえ、ウェビングガイド31の傾斜によってウェビング27を凹部30の底壁30aに対して捩れさせ、底壁30aに対するウェビング27の張り付きを効果的に防止することができる。
また、この冷却風取入構造の場合、凹部30内の底壁30aに車体後方側にさらに窪む第2の凹部32が設けられ、その第2の凹部32の内側に主吸気口34Aが設けられているため、ウェビング27が大きく弛んだ場合にも、ダクトカバー37の通気口36がウェビング27によって閉塞されるのをより確実に防止することができる。
さらに、この冷却風取入構造においては、サイドライニング21のシートバック対向壁24に窪み部33が設けられ、窪み部33内に副吸気口34Bが設けられているため、主吸気口34Aがたとえウェビング27によって狭められることがあっても、副吸気口34を通して充分な冷却風を取り入れることができる。
以上のように、この冷却風取入構造は、ウェビング27の支持位置をシートバック19側にずらすことなく、常に充分な冷却風を吸気ダクト16に取り入れることができるため、シートベルト装置26の使い勝手の悪化を招くこともない。
また、この冷却風取入構造においては、サイドライニング21の隆起壁25の凹部30とシートバック対向壁24の窪み部33とに跨るように連続した開口34が形成され、その開口34に、複数の通気口36を有するダクトカバー37が脱着可能に取り付けられているため、サイドライニング21に主吸気口34Aと副吸気口34Bをそれぞれ別に形成する場合に比較し、構造の簡素化によって製造コストの低減を図ることができる。
また、この冷却風取入構造の場合、サイドライニング21に形成された大形の開口34にダクトカバー37が脱着可能に取り付けられているため、メンテナンス時にダクトカバー37を取り外すことによって開口34を通して吸気ダクト16内(ダスト捕捉部43)に溜まったゴミ等の落下物を容易に取り出すことができる。したがって、メンテナンス性良いという利点がある。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
この発明の一実施形態の車両を車室内側から見た斜視図。 この発明の一実施形態を示す図1のA−A断面に対応する断面図。 この発明の一実施形態を示す図1の一部を拡大した図。 この発明の一実施形態を示す図2の一部を拡大した図。 この発明の一実施形態を示す図1のB−B断面に対応する断面図。 この発明の一実施形態を示す図1のC−C断面に対応する断面図。
符号の説明
19…シートバック
21…サイドライニング(内装部材)
24…シートバック対向壁
27…ウェビング
30…凹部
30a…底壁
31…ウェビングガイド
32…第2の凹部
33…窪み部
34…開口
34A…主吸気口(吸気口)
34B…副吸気口
36…通気口
37…ダクトカバー(カバー部材)

Claims (4)

  1. 乗員が着座するシートのシートバックの側部に連なる車体側部の内装部材に、補機を冷却するための空気を冷却風として車室内から取り入れるための吸気口を設けた車両の冷却風取入構造において、
    前記内装部材の前記シートバックの前面に連なる面に、非使用状態のシートベルト装置のウェビングの後面に当接して当該ウェビングをガイドするウェビングガイドと、前記ウェビングガイドに対して車体後方側に窪む凹部と、を設け、
    前記ウェビングガイドを、前記凹部内の車体前方に向く底壁に対し、車幅方向外側に向かって車体前方側に傾斜させ、
    前記凹部内に前記吸気口を設けたことを特徴とする車両の冷却風取入構造。
  2. 前記凹部内の底壁に車体後方側にさらに窪む第2の凹部を設け、当該第2の凹部に前記吸気口を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両の冷却風取入構造。
  3. 前記内装部材のうちの、前記シートバックの側面によって覆われるシートバック対向壁に、当該シートバック対向壁の一般部に対して車幅方向外側に窪む窪み部を設け、その窪み部内に空気取り入れ用の副吸気口を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両の冷却風取入構造。
  4. 前記内装部材上の前記凹部と前記シートバック対向壁の窪み部に、当該凹部と窪み部とに跨るように連続した開口を形成して、その開口を前記吸気口と副吸気口とし、
    前記吸気口と副吸気口に対応する部位にそれぞれ複数の通気孔を有するカバー部材を設け、
    このカバー部材を前記内装部材の前記開口に脱着可能に取り付けたことを特徴とする請求項3に記載の車両の冷却風取入構造。
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