JP2016084026A - 車両 - Google Patents

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哲也 竹澤
Tetsuya Takezawa
哲也 竹澤
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Abstract

【課題】高圧バッテリを冷却する空気を取り込むための吸気口が塞がれた状態でも高圧バッテリを確実に冷却することができる車両を提供する。
【解決手段】高圧バッテリ32を内装するセンターコンソール30の後面には、車室内の空気を取り込むための吸気グリルが形成され、センターコンソール30内には、取り込まれた空気を高圧バッテリ32側に誘導する吸気ダクト37が配設されている。また、補助吸気グリル59が、吸気グリルから離間した位置に配置され、補助吸気グリル59から取り込まれた空気は、高圧バッテリ32とセンターコンソール30との間の空隙Sを介して吸気ダクト37の開口部63へ誘導される。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両に関し、特に、車室内の空気を取り込んでセンターコンソールに内装される高圧バッテリを冷却する車両に関する。
ハイブリッド車両や電気自動車には、電動機の駆動源として高圧バッテリが搭載される。近年、高圧バッテリを車室内に配置することが検討されており、高圧バッテリが収容されたセンターコンソールを車両の左右方向に並ぶ一対の前部座席間に配置し、車室内の空気を取り込んで冷却するようにした電源装置が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1は、電池パックをインバータより上流側に配置し、送風ファンを電池パックの上流側に位置させると共に、インバータ用ファンをインバータより下流側に配置して、送風ファンから電池パックに冷却空気を供給し、インバータ用ファンからインバータに冷却空気を供給して、電池パックを冷却した冷却風でインバータも冷却するようにしている。そして、センターコンソールには、センターコンソールの内部の空間とセンターコンソールの外部の空間(車室)とを繋ぐ連通口としての隙間部を設け、電池パックのみを冷却する場合には、電池パックの下流側に位置する隙間部から車室に電池パックを冷却した冷却風を排出し、インバータを冷却する場合には、隙間部を介して車室から冷却空気をセンターコンソール内部に取り込んでインバータに供給することで、電池パックやインバータを効率的に冷却するようにしている。
特許文献2は、吸気口を有するトランクサイドライニングの前面に、車体前方に突出する一対の隙間形成突起を設け、隙間形成突起にシートベルトの後面を当接させてシートベルトと吸気口との間に隙間を形成して、吸気口がシートベルトによって塞がれることを防止している。また、吸気ダクトの入口部分にトランクサイドライニングから延びる補助吸気口を接続して車室と連通させ、吸気口が万一塞がれた場合であっても、補助吸気口を介して吸気ダクトに冷却風を吸入できるようにしている。
特開2004−268779号公報 特開2009−154599号公報
特許文献1に開示の構造では、電池パックのための冷却風の吸気口が塞がれた場合の対策は行われていない。また、当該構造には、センターコンソールの隙間部が設けられているが、当該隙間部から流入する空気はインバータを冷却するが、隙間部より上流側に配置された電池パックを冷却することができない。
特許文献2に開示の構造には、乗員が着座するシートの車体側部に配置されたトランクサイドライニングに補助吸気口が設けられており、この補助吸気口を介して車室と吸気ダクトの入口部分とが連通しているが、吸気口と補助吸気口とは近い位置に設けられているため、吸気口と補助吸気口が同時に塞がれるおそれがある。
本発明の目的は、高圧バッテリを冷却する空気を取り込むための吸気グリルが塞がれた状態でも高圧バッテリを確実に冷却することができる車両を提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
左右一対の前部座席(例えば、後述の実施形態での左前部座席14L、右前部座席14R)と、
該前部座席間に配置され、高圧バッテリ(例えば、後述の実施形態での高圧バッテリ32)を内装するセンターコンソール(例えば、後述の実施形態でのセンターコンソール30)と、を備え、
前記センターコンソールの後面には、車室(例えば、後述の実施形態での車室87)内の空気を取り込むための吸気口(例えば、後述の実施形態での吸気グリル56)が形成され、
前記センターコンソール内には、前記吸気口に対向して配置された開口部(例えば、後述の実施形態での開口部63)から、前記車室内の空気を前記高圧バッテリ側に誘導する吸気ダクト(例えば、後述の実施形態での吸気ダクト37)が配設された車両(例えば、後述の実施形態での車両10)であって、
前記車室内の空気を前記センターコンソール内に取り込むための補助吸気口(例えば、後述の実施形態での補助吸気グリル59)が、前記吸気口から離間した位置に配置され、
前記補助吸気口から取り込まれた空気は、前記高圧バッテリと前記センターコンソールとの間の空隙(例えば、後述の実施形態での空隙S)を介して、前記吸気ダクトの前記開口部へ流れる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記補助吸気口は、前記前部座席の座面部(例えば、後述の実施形態での座面部14a)脇に位置する前記センターコンソールの側面に形成される。
また、請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、
前記補助吸気口は、前記座面部の底面(例えば、後述の実施形態での底面14b)より下側に形成される。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、
前記センターコンソール内には、前方から順に高圧系機器(例えば、後述の実施形態での高圧系機器35)と前記高圧バッテリとが配設され、
前記補助吸気口は、前記高圧バッテリよりも前方に形成される。
また、請求項5に記載の発明では、請求項2又は3に記載の発明において、
前記センターコンソール内には、前方から順に高圧系機器と前記高圧バッテリとが配設され、
前記補助吸気口は、前記高圧バッテリの側方に形成される。
請求項1に記載の発明によれば、高圧バッテリを内装するセンターコンソールの後面には、車室内の空気を取り込むための吸気口が形成され、センターコンソール内には、取り込まれた空気を高圧バッテリ側に誘導して高圧バッテリを冷却する吸気ダクトが配設されている。また、吸気口から離間した位置には補助吸気口が配置され、補助吸気口から取り込まれた空気は、高圧バッテリとセンターコンソールとの間の空隙を介して吸気ダクトの開口部へ誘導される。このため、吸気口がビニール袋や濡れた衣類などにより閉塞され、吸気口からは車室内の空気を取り込めない場合であっても、吸気ダクトへは補助吸気口から取り込まれた空気が供給されるため、高圧バッテリを確実に冷却することができる。
請求項2に記載の発明によれば、センターコンソールが左右一対の前部座席間に配置され、補助吸気口は、前部座席の座面部脇に位置するセンターコンソールの側面に形成されている。座面部の側面とセンターコンソールの側面との間の隙間は狭く、当該隙間に異物が入り込む可能性は低いため、座面部脇に位置する補助吸気口の異物等による閉塞を防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、補助吸気口は、座面部の底面より下側に形成されるので、座面部の側面とセンターコンソールの側面との間の隙間がほとんどない場合でも、吸気口が閉塞された際の補助吸気口からは、高圧バッテリを冷却するために最低限必要な量以上の空気を座面部の底面より下側の空間から吸気することができる。
請求項4に記載の発明によれば、補助吸気口は、センターコンソール内において後方に配設された高圧バッテリよりも前方に形成されるので、補助吸気口から取り込まれた空気は、高圧バッテリの外側方を流れて吸気ダクトへ供給される。このため、高圧バッテリは、補助吸気口からの冷却風が吸気ダクトの開口部へ流れる間に冷却される。
請求項5に記載の発明によれば、補助吸気口は、センターコンソール内において後方に配設された高圧バッテリの側方に形成されるので、補助吸気口から吸気ダクトの開口部までの空気流路が短くなり、当該空気流路における圧力損失を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る車両の前部座席と前部座席間に配置されたセンターコンソールを示す斜視図である。 センターコンソールの平面図である。 図2のA−A線部分断面図である。 センターコンソール内に収容される電気デバイスの分解斜視図である。 図3のC−C線断面図である。 図2に示したセンターコンソールのB−B線断面と前部座席との関係を示す図である。 図3のD−D線断面図である。 他の形態における図3のD−D線断面図である。 他の形態における図2に示したセンターコンソールのB−B線断面と前部座席の縦断面を示す図である。
以下、本発明の一実施形態の車両について、図面を参照して説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両の前部座席と前部座席間に配置されたセンターコンソールを示す斜視図であり、図2はセンターコンソールの平面図であり、図3はセンターコンソールの部分断面図である。
図1〜図3に示すように、本実施形態の車両10では、フロアパネル11に形成されたセンタートンネル12上にセンターコンソール30が配置され、センターコンソール30に電気デバイスDが内装されている。センタートンネル12は、左前部座席14L及び右前部座席14R間のフロアパネル11に、断面が略台形の空間が前後方向に延びるように形成されている。また、センタートンネル12内(センタートンネル12の下方)には、一端が不図示の内燃機関に接続された排気管20が前後方向に延設されている。また、図3中、符号16Mは、センタートンネル12を補強する中央クロスメンバである。
<センターコンソール>
センターコンソール30は、左前部座席14L及び右前部座席14R間に配置され、前方から順にカップホルダ52、シフトノブ51、小物を収容可能なトレー53、及び乗員の肘掛54などが上面に設けられた外装カバー55で内部空間が覆われている。外装カバー50の側面と各座席の座面部14aとの間は、異物が当該隙間に入り込まないよう隙間が狭く構成されている。外装カバー55の後端には、吸気グリル56が設けられたカバー部材57が取り付けられている。吸気グリル56は、後述する冷却ファン36が作動したとき、車室87内の空気を電気デバイスDの冷却風として取り入れる。外装カバー55の左右両側面には、詳細は後述する補助吸気口としての補助吸気グリル59が設けられている。補助吸気グリル59は、左前部座席14L及び右前部座席14Rの各座面部14a脇に位置する外装カバー55の側面の、吸気ダクト37から離間した位置に形成されている(図1参照)。また、センターコンソール30と電気デバイスDとの間には空隙Sが設けられ、外装カバー55の下端と電気デバイスDとの間には、フロアパネル11上に敷設されたカーペット72の端部が配設される。
<電気デバイス>
次に、センターコンソール30に内装される電気デバイスDについて図3及び図4を参照しながら詳述する。図4は電気デバイスDの分解斜視図である。
電気デバイスDは、高圧バッテリ32と、ECU41と、高圧系機器35と、を備え、これら高圧バッテリ32と、ECU41と、高圧系機器35とがフレーム部材31で支持されることでユニット化されている。フレーム部材31は、上部フレーム部材31Uと、下部フレーム部材31Dと、上部フレーム部材31Uと下部フレーム部材31Dとを繋ぐ中間フレーム部材31Mとが、前部カバー部材31F、左カバー部材31L、右カバー部材31R及び後部カバー部材31Bで囲われることで構成されている。
高圧バッテリ32と、ECU41と、高圧系機器35とは、車両後方からこの順に配置されている。高圧系機器35は、中間フレーム部材31Mの前面に取り付けられたジャンクションボックス33と、ジャンクションボックス33の前方に配置され、高圧バッテリ32の電圧を変換する変換器(PCU)34とを含んで構成される。中間フレーム部材31Mの後面には、上記したECU41が取り付けられている。変換器(PCU)34は、DC−DCコンバータ42及びインバータ44を含み、前部カバー部材31Fとジャンクションボックス33との間に形成された空間に、これらDC−DCコンバータ42及びインバータ44が左右に配置されている。
高圧バッテリ32の左側面には、左カバー部材31Lとの間に吸気ダクト37が取り付けられ、右側面には、右カバー部材31Rとの間に排気ダクト38が取り付けられている。また、下部フレーム部材31Dの下面には、セル電圧センサ(CVS)46がCVSカバー45で覆われて固定されている。電気デバイスDは、下部フレーム部材31Dがセンタートンネル12にボルト締結されることで、センタートンネル12に固定されている。前部カバー部材31Fにはその前面に冷却ファン36が取り付けられており、冷却ファン36によってセンターコンソール30の吸気グリル56から取り込まれた空気は、吸気ダクト37→高圧バッテリ32→排気ダクト38を通り、排気ダクト38からDC−DCコンバータ42とインバータ44との間に形成された冷却通路39を通って冷却ファン36に吸い込まれ、冷却ファン36から排気流路80Fに排気される。なお、排気流路80Fは、冷却ファン36から吐出される冷却風を、サイドトリムを介して車室87内に排気する流路であるが、本発明に直接関係するものではないため、詳細な説明を省略する。
<吸気ダクト>
次に、吸気ダクト37について図4及び図5を参照しながら説明する。図5は、図3のC−C線断面図である。
センターコンソール30内の高圧バッテリ32の左側面には、左カバー部材31Lとの間に吸気ダクト37(図4参照)が取り付けられている。吸気ダクト37は、カバー部材57に対向して配置される吸気部66と、高圧バッテリ32の左側面に配置される導風部67と、が一体とされて上面視略L字形に形成されている。吸気部66及び導風部67には、対向する2枚の薄板によって内部に流路66f,67fが形成されている。吸気部66の上半部には、カバー部材57に設けられた吸気グリル56に向けて開口する開口部63が設けられ、導風部67の高圧バッテリ32と対向する面には複数の連通孔67aが設けられている。このため、図5に点線で示すように、吸気グリル56から取り込まれた空気は、吸気ダクト37の開口部63から吸気部66に形成された流路66fを介して、導風部67に形成された流路67fへと誘導される。流路67fに誘導された冷却風は、連通孔67aから高圧バッテリ32に供給され、高圧バッテリ32を冷却した後、排気ダクト38へと流れる。
<補助吸気口>
次に、センターコンソール30の外装カバー55の側面に形成された補助吸気口としての補助吸気グリル59について図1、図6及び図7を参照しながら説明する。図6は、図2に示したセンターコンソール30のB−B線断面と前部座席14L,14Rとの関係を示す図である。図7は、図3のD−D線断面図である。
補助吸気グリル59は、左前部座席14L及び右前部座席14Rの各座面部14a脇に位置する、センターコンソール30の外装カバー55の側面に形成された開口部である。補助吸気グリル59は、座面部14aの底面14bより下側に位置し、高圧バッテリ32よりも前方に位置する。補助吸気グリル59は、センターコンソール30内において、外装カバー55と左カバー部材31L及び右カバー部材31Rとの間の空隙Sに連通しており、図7に示すように、空隙Sは吸気ダクト37の開口部63と連通している。したがって、補助吸気グリル59から取り込まれた空気は、空隙Sを介して、吸気ダクト37の開口部63へ誘導される。
また、図6に示すように、外装カバー55の下端と電気デバイスDとの間には、フロアパネル11上に敷設されたカーペット72の端部が挟み込まれるようにして配設される。本実施形態では、カーペット72によって補助吸気グリル59からの吸気効率が低下しないよう、補助吸気グリル59は、カーペット72の上端72aはよりも上側に設けられる。
<吸気流路>
次に、高圧バッテリ32の冷却風の流路について図5及び図7を参照しながら説明する。
通常の冷却風の吸気口である吸気グリル56から取り込まれた空気は、図5に点線で示すように、吸気ダクト37の開口部63を介して、導風部67に形成された流路67fへと誘導される。流路67fに誘導された冷却風は、連通孔67aから高圧バッテリ32に供給され、高圧バッテリを冷却した後、排気ダクト38へと流れる。このとき、補助吸気グリル59からも車室87内の空気がわずかに取り込まれる。補助吸気グリル59から取り込まれた空気は、センターコンソール30の外装カバー55と左カバー部材31L及び右カバー部材31Rとの間の空隙Sを流れ、センターコンソール30の後方に位置する吸気ダクト37の開口部63へ誘導される。なお、外装カバー55と左カバー部材31Lとの間の空隙Sは吸気ダクト37に隣接するため、当該空隙Sを流れる空気によって吸気ダクト37が冷却され、間接的に高圧バッテリ32が冷却される。
吸気グリル56の一部又は全部がビニール袋や濡れた衣類などにより閉塞された場合、補助吸気グリル59から取り込まれる空気量が減るため、冷却ファン36によりセンターコンソール30内に生じた負圧によって、補助吸気グリル59から取り込まれる空気量が増す。補助吸気グリル59から取り込まれた空気は、図7に点線で示すように、センターコンソール30の外装カバー55と左カバー部材31L及び右カバー部材31Rとの間の空隙Sを流れ、吸気ダクト37の開口部63へ誘導された後、導風部67に形成された流路67fへと誘導される。流路67fに誘導された冷却風は、連通孔67aから高圧バッテリ32に供給され、高圧バッテリを冷却した後、排気ダクト38へと流れる。
なお、上記実施形態では、補助吸気グリル59が高圧バッテリ32の前方に位置するが、図8に示すように、高圧バッテリ32の側方に少なくとも一つの補助吸気グリル59を設けても良い。この場合、図7に示した形態と比較して、補助吸気グリル59から吸気ダクト37の開口部63までの空気流路が短いため、当該空気流路における圧力損失を低減することができる。また、上記実施形態では、センターコンソール30の外装カバー55の側面に補助吸気グリル59が設けられているが、図9に示すように、センターコンソール30とフロアパネル11に敷設されたカーペット72との間の隙間Cを補助吸気グリル59に代わる補助吸気口としても良い。
また、上記実施形態では、補助吸気グリル59が座面部14aの底面14bより下側に位置するが、吸気グリル56が閉塞された状態で高圧バッテリ32を冷却するのに必要な最低限の空気量を取り込むことができれば、座面部14aの側方に補助吸気グリル59を設けても良い。さらに、上記実施形態では、外装カバー55の左右両側面に補助吸気グリル59が設けられているが、吸気グリル56が閉塞された状態で高圧バッテリ32を冷却するのに必要な最低限の空気量を取り込むことができれば、外装カバー55の左右いずれか一方の側面に補助吸気グリル59が設けられた構成であっても良い。
以上説明したように、本実施形態に係る車両10によれば、高圧バッテリ32を内装するセンターコンソール30の後面には、車室87内の空気を取り込むための吸気グリル56が形成され、センターコンソール30内には、取り込まれた空気を高圧バッテリ32側に誘導して高圧バッテリ32を冷却する吸気ダクト37が配設されている。また、吸気グリル56から離間した位置には補助吸気グリル59が配置され、補助吸気グリル59から取り込まれた空気は、高圧バッテリ32とセンターコンソール30との間の空隙Sを介して吸気ダクト37の開口部63へ誘導される。このため、吸気グリル56がビニール袋や濡れた衣類などにより閉塞され、吸気グリル56からは車室87内の空気を取り込めない場合であっても、吸気ダクト37へは補助吸気グリル59から取り込まれた空気が供給されるため、高圧バッテリ32を確実に冷却することができる。
また、センターコンソール30が左右一対の前部座席14L,14R間に配置され、補助吸気グリル59は、前部座席14L,14Rの座面部14a脇に位置する外装カバー55の側面に形成されている。座面部14aの側面と外装カバー55の側面との間の隙間は狭く、当該隙間に異物が入り込む可能性は低いため、座面部14a脇に位置する補助吸気グリル59の異物等による閉塞を防止することができる。
また、補助吸気グリル59は、座面部14aの底面14bより下側に形成されるので、座面部14aの側面と外装カバー55の側面との間の隙間がほとんどない場合でも、吸気グリル56が閉塞された際の補助吸気グリル59からは、高圧バッテリ32を冷却するために最低限必要な量以上の空気を座面部14aの底面14bより下側の空間から吸気することができる。
また、補助吸気グリル59は、センターコンソール30内において後方に配設された高圧バッテリ32よりも前方に形成されるので、補助吸気グリル59から取り込まれた空気は、高圧バッテリ32の外側方を流れて吸気ダクト37へ供給される。このため、高圧バッテリ32は、補助吸気グリル59からの冷却風が吸気ダクト37の開口部63へ流れる間に冷却される。
さらに、補助吸気グリル59が、センターコンソール30内において後方に配設された高圧バッテリ32の側方に形成された場合には、補助吸気グリル59から吸気ダクト37の開口部63までの空気流路が短くなり、当該空気流路における圧力損失を低減することができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。例えば、センタートンネル12は、フロアパネル11のみで形成されていてもよく、フロアパネル11がセンタートンネルカバーで覆われた一体成形品であってもよい。また、例えば、上記実施形態では、高圧バッテリ32と、ECU41と、高圧系機器35とがフレーム部材31で保持されることで電気デバイスDとしてユニット化されているが、これに限らず、少なくとも高圧バッテリ32を含む電気デバイスDがフレーム部材31で保持された構成であっても良い。
10 車両
14L 左前部座席(前部座席)
14R 右前部座席(前部座席)
14a 座面部
14b 底面
30 センターコンソール
32 高圧バッテリ
35 高圧系機器
37 吸気ダクト(吸気口)
56 吸気グリル
57 カバー部材
59 補助吸気グリル(補助吸気口)
63 開口部
87 車室
S 空隙

Claims (5)

  1. 左右一対の前部座席と、
    該前部座席間に配置され、高圧バッテリを内装するセンターコンソールと、を備え、
    前記センターコンソールの後面には、車室内の空気を取り込むための吸気口が形成され、
    前記センターコンソール内には、前記吸気口に対向して配置された開口部から、前記車室内の空気を前記高圧バッテリ側に誘導する吸気ダクトが配設された車両であって、
    前記車室内の空気を前記センターコンソール内に取り込むための補助吸気口が、前記吸気口から離間した位置に配置され、
    前記補助吸気口から取り込まれた空気は、前記高圧バッテリと前記センターコンソールとの間の空隙を介して、前記吸気ダクトの前記開口部へ流れる、車両。
  2. 請求項1に記載の車両であって、
    前記補助吸気口は、前記前部座席の座面部脇に位置する前記センターコンソールの側面に形成された、車両。
  3. 請求項2に記載の車両であって、
    前記補助吸気口は、前記座面部の底面より下側に形成された、車両。
  4. 請求項2又は3に記載の車両であって、
    前記センターコンソール内には、前方から順に高圧系機器と前記高圧バッテリとが配設され、
    前記補助吸気口は、前記高圧バッテリよりも前方に形成された、車両。
  5. 請求項2又は3に記載の車両であって、
    前記センターコンソール内には、前方から順に高圧系機器と前記高圧バッテリとが配設され、
    前記補助吸気口は、前記高圧バッテリの側方に形成された、車両。
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