JP2002134084A - 車両用バッテリボックス構造 - Google Patents

車両用バッテリボックス構造

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JP2002134084A
JP2002134084A JP2000329019A JP2000329019A JP2002134084A JP 2002134084 A JP2002134084 A JP 2002134084A JP 2000329019 A JP2000329019 A JP 2000329019A JP 2000329019 A JP2000329019 A JP 2000329019A JP 2002134084 A JP2002134084 A JP 2002134084A
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Japan
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battery box
vehicle
battery
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box main
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JP2000329019A
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Yutaka Yokoyama
裕 横山
Hiroshi Nomoto
大志 野本
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Subaru Corp
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Fuji Heavy Industries Ltd
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    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリボックスのコンパクト化及び車体設
計の自由度が確保される車両用バッテリボックス構造を
提供する。 【解決手段】 車室2を形成するフロア3上に配置され
て複数のバッテリBを格納すると共に、上方にシートク
ッション6aが配置される車両用バッテリボックスであ
って、複数のバッテリBを格納するバッテリボックス本
体11と、バッテリボックス本体11の上面に設けられ
て上方が開放されてシートベルトの先端に設けられたバ
ックルを収容可能なシートベルト格納部52と、バッテ
リボックス本体11内に配置されてシートベルト格納部
に開口する開口部55を介してバッテリボックス本体1
1内を換気するファン46、47とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用バッテリボ
ックス構造に関し、特に車室内に搭載されるバッテリボ
ックス構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車或いは、エンジン及び走行用
の電動モータを併用して駆動されるハイブリッド自動車
等の車両には、電力を電動モータに供給するために大規
模なバッテリ或いは多数のバッテリが搭載される。こう
したバッテリは、多くの場合例えば特開平7−4784
6号公報に開示されるようにバッテリボックスに格納さ
れて車両のフロア下に搭載される。
【0003】しかし、フロア下にバッテリボックスを配
置する場合には、路面からの水の跳ね上げや車両の着水
等による悪環境下においても有効に水の浸入を防止する
必要から高度な防水構造を施す必要がある。また、バッ
テリが重量物でかつ、外部に露出することから各種の補
強部材も高剛性なものを要すると共に、特に悪路走行中
等においてはバッテリボックスと路面とが干渉するおそ
れがあり、バッテリボックス自体にも高剛性が要求され
る。
【0004】このためフロア下にバッテリボックスを配
置する場合には、バッテリボックス自体や補強構造等が
大型化し、車両重量の増大及び製造コストの増大を招く
ことが懸念される。
【0005】この対策として、車室内後部のシートクッ
ションの下方に多数のバッテリを格納するバッテリボッ
クスを配置したものがある。車室内にバッテリボックス
を配置することによって路面から跳ね上げられた水や車
両の着水に起因する浸水から回避され、かつ悪路走行に
よる路面との干渉が回避されてバッテリボックスの破損
を防止することができる。更に、車室内の空気は空調さ
れて比較的安定した温度に維持されることから、車室内
の空気とバッテリボックス内の空気を循環させることに
よってバッテリボックス内の温度変化が抑制されて安定
したバッテリの冷却効果が得られる。
【0006】このようにフロアとシートクッションとの
間にバッテリボックスを配置した場合、バッテリボック
スの上面がシートクッションによって覆われ、バッテリ
ボックスの給気口及び排気口の配設位置が制限される一
方、バッテリボックス内の空気は良好かつバッテリボッ
クス内をくまなく流れることが要求される。車室内の空
気を導入してバッテリボックス内をくまなく流れるよう
にするためには、バッテリボックスの前後或いは左右の
両面に各々吸気ファンを備えた吸気口及び排気ファンを
備えた排気口を対向配置することが好ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バッテリボッ
クスの側面に吸気口や排気口及びファンを設けた場合に
は、円滑な給気及び排気を確保するためにはドア或いは
車体側壁との間に十分な空間を要し、バッテリボックス
の小型化が強いられバッテリの搭載容積が制限される。
また、前面及び後面に各々給気口及び排気口を設ける場
合には、前方が乗員の足元空間であることから前面に吸
気口或いは排気口を設けることに適しているが、これと
対となる吸気口或いは排気口を後面に配置した場合には
バッテリボックスの後方に開放された空間を設けるか、
またはバッテリボックスをシートクッションより後方に
突出させてその上面に吸気口或いは排気口を設け、その
上方を開放する必要があり、バッテリボックスの形状及
び車室内の空間配置等の車体設計が大きく制限される。
【0008】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、バッテリボックス形状の簡素化及びコンパクト
化を図ると共に、車体設計の自由度が確保される車両用
バッテリボックス構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の車両用バッテリボックス構造の発明は、車
室を形成する車体構造部材上に配置されて複数のバッテ
リを格納すると共に、上方にシートクッションが配置さ
れる車両用バッテリボックスにおいて、複数のバッテリ
を格納するバッテリボックス本体と、該バッテリボック
ス本体の上面に設けられると共に、該上面からバッテリ
ボックス本体内に突出して上方が開放されシートベルト
の先端に設けられたバックルを収容可能でかつ複数の開
口部が穿設された凹部を有するシートベルト格納部と、
上記バッテリボックス本体内に配置されて上記開口部を
介してバッテリボックス本体内を換気するファンとを備
え、上記シートベルトは基端が上記車体部材に固定され
て上記シートベルト格納部に穿設した複数の開口部の内
の1つを挿通して上記先端が該開口部から車室内に延在
したことを特徴とする。
【0010】請求項1の発明によると、バッテリボック
ス本体の上面にバッテリボックス本体内に突出する凹部
を有するシートベルト格納部を設けると共に、凹部に複
数の開口部を設け、これらの開口部を介してファンによ
りバッテリボックス内を換気するように構成することか
ら、上方が開放されたシートベルト格納部の凹部によっ
てファンによるバッテリボックス本体内の空気の放出或
いはファンによる吸入効率を確保するための空間部が確
保され、従来のバッテリボックス本体の後方に換気のた
めの空間部と設けたりバッテリボックスを換気のために
後方に突出させて上面を開放させる等の方策が不要にな
りバッテリボックス形状の簡素化及びコンパクト化が得
られると共に、バッテリボックスによる車体設計の拘束
が回避或いは大幅に軽減されて車体設計の自由度が大幅
に向上する。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1の車両
用バッテリボックス構造において、更に、上記シートベ
ルト格納部の下方に位置して水平面に対して傾斜すると
共に送風口が開口する傾斜面を有する基板を備え、上記
ファンは軸流ファンであって、上記傾斜面の下面側に該
傾斜面と略直交する送風方向をもって配設されたことを
特徴とする。
【0012】請求項2の発明によると、基板の送風口が
開口する傾斜面に軸流ファンをその送風方向が傾斜面と
略直交するように配設することによって、ファンが傾斜
面に沿って傾斜して取り付けられ、ファンの上下方向の
高さが抑制されて配置されてバッテリボックスのコンパ
クト化が図れると共に、送風口による送風抵抗の減少が
得られてファンによる送風効率の向上が図られる。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2の車両用バッテリボックス構造において、上記ファン
の下方に略水平方向に延在する板状部材を備えたことを
特徴とする。
【0014】請求項3の発明によると、ファンの下方に
水平方向に延在する板部材の配置により、基板及び板部
材によって整流されてファンによる送風効率の向上が得
られると共に、仮にシートベルト格納部の開口部等から
コイン等の異物が落下したとしても板部材によって受け
止められ、下方に配置された制御装置等の上に落下する
のを有効的に防止できる。
【0015】請求項4に記載の発明によると、請求項2
または3の車両用バッテリボックス構造において、上記
シートベルト格納部と上記基板が一体形成されたことを
特徴とする。
【0016】請求項4の発明によると、シートベルト格
納部と基板を一体形成することによって、構成部品の削
減及び構成の簡素化が得られると共に、よりコンパクト
化が可能になる。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
何れかの車両用バッテリボックス構造において、上記バ
ッテリボックス本体は平面視略矩形であって、該バッテ
リボックス本体内は、該バッテリボックス本体の前部全
幅に亘ると共に前面両端部に吸入口が開口する第1のバ
ッテリ格納室と、上記バッテリボックス本体の後部中央
に位置する装置格納室と、上記バッテリボックス本体の
各側面に吸入口が開口し上記装置格納室の両側に後面に
沿って延在する第2のバッテリ格納室及び第3のバッテ
リ格納室に隔壁によって区画され、上記第1のバッテリ
格納室の後端と装置格納室、上記第2のバッテリ格納室
の内方端と装置格納室、上記第3のバッテリ格納室の内
方端と装置格納室が各々隔壁に形成された通気口によっ
て連通し、かつ上記ファンが装置格納室内に配置された
ことを特徴とする。
【0018】請求項5の発明によると、バッテリボック
ス本体内を第1、第2、第3のバッテリ格納室及び後部
中央部の装置格納室に隔壁により区画し、第1、第2、
第3の各バッテリ格納室と装置格納室とを連通し、装置
格納室内にファンを配置することによってバッテリボッ
クス本体内を効率的に、かつ均一に換気することができ
る。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
何れかの車両用バッテリボックス構造において、更に、
上記バッテリボックス本体の下方に上記バッテリボック
ス本体より投影面積が小さくかつ上部がバッテリボック
ス本体の底部に開放された下部バッテリボックスが配設
され、該下部バッテリボックスの上部が上記バッテリボ
ックス本体を連通する複数の通気口を備えた取り外し可
能な下部バッテリボックス用隔壁によって区画されるこ
とを特徴とする。
【0020】請求項6の発明によると、バッテリボック
ス本体の下方に下部バッテリボックスを配設することに
よってバッテリボックス本体の特に平面視状態における
コンパクト化が得られ、バッテリボックス本体の外周と
車体部材との空間が容易に確保できてバッテリボックス
本体内の換気が容易になると共に、バッテリボックス本
体内の空気を下部バッテリボックス内に送風することが
できる。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項6の車両
用バッテリボックス構造において、上記バッテリボック
ス本体は、車両の車幅方向の略中央部に配設され、かつ
上記下部バッテリボックスが車幅方向の一方に偏在して
配置され、他方のバッテリボックス本体下方にスペアタ
イヤ収容部を備えたことを特徴とする。
【0022】請求項7の発明によると、バッテリボック
ス本体の下方でかつ下部バッテリボックスの偏在側と反
対側に偏在してスペアタイヤの収容部が容易に確保でき
ると共に、車体左右の重量のアンバランスを減少させる
ことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の車両用バッテリボックス
構造の実施の形態を、ワゴンタイプの電気自動車を例に
図1乃至図8によって説明する。なお、図中矢印Ftは
車体前方を示している。
【0024】図1は、電気自動車1の概要を示す側面図
であって、車室2に形成された車体構造部材、例えばフ
ロア3は低床のセンタフロア4と、センタフロア4の後
方に段差部4aを介して連続するリヤフロア5を有し、
リヤフロア5の前端に沿ってセンタフロア4上の車幅方
向中央部に斜線で示すようにバッテリボックス10が搭
載されている。このバッテリボックス10の上方にリヤ
シート6のシートクッション6aが載置され、シートク
ッション6aの後方にシートクッション6aに固定され
たヒンジ(図示せず)に支持されたバックレスト6bが
配置され、センタフロア4上のバッテリボックス10と
フロントシート7との間に乗員の足元空間Aが形成され
る。
【0025】バッテリボックス10は、図2に分解斜視
図を示し、かつ図3に平面図を示すように中央部が略車
幅方向に延在すると共に両側端部が外方に移行するに従
って後方に変移する前縁12a、車幅方向に延在する後
縁12b及び前後方向に延在する左右の側縁12c、1
2dを有する略矩形の底面12と、底面12の前縁12
aに沿って立設して中央部13aが車幅方向に延在して
両側端部13b、13cが外方に移行するに従って後方
に変移する前面13と、底面12の後縁12bに沿って
立設して車幅方向に延在する後面14と、底面12の左
右の側縁12c及び12dに沿って各々立設して前後方
向に延在して前端及び後端が各々前面13及び後面14
の側端に連結する側面15及び16を有する上方が開放
されたボックス形状のバッテリボックス本体11を有し
ている。更に、バッテリボックス本体11の底面12の
一方側、本実施の形態では左側に偏倚して底面12に上
方が開放されたボックス形状でバッテリボックス本体1
1より投影面積が小さな下部バッテリボックス17が下
方に突出して形成されている。
【0026】バッテリボックス本体11内には、底面1
2上に沿って前後方向に延在してバッテリボックス本体
11を補強すると共に、バッテリBを載置支持する複数
の支持フレーム18が取り外し可能に設けられている。
【0027】更にバッテリボックス本体11内は、一端
が側面15及び16に各々接合されて車幅方向に延在す
る第1及び第2の横隔壁21、22、第1及び第2の横
隔壁21、22の各内方端から後方に延在する第1及び
第2の縦隔壁23、24、第1及び第2の縦隔壁23と
24の各後端間に架設されて車幅方向に延在する第3の
横隔壁25によって前後に区画され、更に第3の横隔壁
25の左右の各端部と後面14との間に各々前後方向に
延在する第3及び第4の縦隔壁26、27が架設され、
これら各隔壁は取り外し可能に構成されている。
【0028】このように配設された第1、第2、第3の
横隔壁21、22、25、第1及び第2の縦隔壁23、
24、左右の側面15、16及び前面13によってバッ
テリボックス本体11の前部全幅に亘る第1のバッテリ
格納室Iが区画形成される。また、第1の横隔壁21、
第1、第3の縦隔壁23、26、右側面15及び後面1
4によって第2のバッテリ格納室IIが区画形成され
る。同様に第2の横隔壁22、第2及び第4の縦隔壁2
4、27、左側面16及び後面14によって第3のバッ
テリ格納室IIIが区画形成され、第3の横隔壁25、
第3の縦隔壁26、第4の縦隔壁27、後面14によっ
て装置格納室IVが形成される。
【0029】第3の横隔壁25に第1のバッテリ格納室
Iの後端と装置格納室IVを連通する通気口25a、2
5bが開口し、第2の縦隔壁24に第1のバッテリ格納
室Iと第3のバッテリ格納室IIIを連通する通気口2
4aが開口し、第3の縦隔壁26に第2のバッテリ格納
室IIの内方端と装置格納室IVを連通する通気口26
aが開口し、第4の縦隔壁27に第3のバッテリ格納室
IIIの内方端と装置格納室IVを連通する通気口27
aが開口している。なお、図2は第2の横隔壁22が取
り外された状態を示している。
【0030】そして、底面12に開口する下部バッテリ
ボックス17の上部より図3に破線で示すように2個の
バッテリBが下部バッテリボックス17内に搬入格納さ
れ、後述する下部バッテリボックス用隔壁28によって
被覆される。同様に、第1のバッテリ格納室Iには、前
面13の側端部13b及び13cとの間に略平面視三角
形状の空間部Ia、Ibを形成した状態で10個のバッ
テリBが互いに間隙をもって格納される。
【0031】第2のバッテリ格納室IIには3個のバッ
テリBが格納され、第3のバッテリ格納室IIIには3
個のバッテリBが格納される。第1、第2、第3の各バ
ッテリ格納室I、II、IIIに格納された各バッテリ
Bは、バッテリボックス本体11と第1、第2、第3の
横隔壁21、22、25等との間に架設される保持用ス
テー29等によって保持される。
【0032】前面13の両側端部13b及び13cに各
々吸気口13d、13eが開口し、左側面15に第1バ
ッテリ格納室I及び第2バッテリ格納室IIに対応して
各々吸気口15d、15eが開口し、同様に側面16に
は第1バッテリ格納室I及び第3格納室IIIに対応し
て吸気口16d、16eが開口している。
【0033】前面13の側端部13b及び13cには、
各々吸気口13d、13eに対応して第1のバッテリ格
納室Iに格納されるバッテリBとの間に形成される空間
部Ia及びIb内に突出するように、図4に斜視図を示
すような吸気ファン13f、13gが取り付けられ、各
吸気ファン13f、13gは例えば第1のバッテリ格納
室Iの略中央上方に向かって送風するように配置された
軸流ファンによって構成されている。
【0034】側面15、16の各吸気口15e及び16
eに各々対応して図5に斜視図を示すような比較的扁平
状の軸流ファン等の吸気ファン15f、16fが取り付
けられる。
【0035】装置格納室IV内にはモータコントローラ
等の制御装置(図示せず)が収納され、制御装置の上方
に図2及び図3に示すような排気装置41が収納されて
いる。排気装置41は、図6に図2の要部を示す分解斜
視図に示すように、第3の横隔壁25の後面に前端が取
り付けられる略水平で矩形形状の水平面43と、この水
平面43の両端縁より各々車幅方向外方に移行するに従
って次第に上昇するように傾斜した傾斜面44、45が
延設された平面視略矩形で凹形状の基板42を有し、基
板42の後縁は後面14の上縁中央部に凹設された凹部
14a上に嵌合して取り付けられる。
【0036】基板42の各傾斜面44、45には各々複
数のスリット状の送風口44a及び45aが穿設され、
各傾斜面44、45の下面に送風口44a、45aに対
応して換気のためのファン、本実施の形態では比較的扁
平状の軸流ファン等の排出ファン46、47が取り付け
られ、扁平状の排出ファン46を傾斜して配置すること
によって排気装置41の上下方向の寸法が抑制でき、か
つ排出ファン46、47の送風方向は傾斜面44及び4
5と略直交する方向に設定されている。
【0037】更に、排出ファン46、47下方には略水
平に延在し、先端が上方に折曲形成された板状部材4
8、49が設けられ、傾斜面44と板部材48の間に対
応して上記第3の横隔壁25に穿設された通気口25
a、第3の縦隔壁26に穿設された通気口26aが各々
開口し、同様に傾斜面45と板部材49の間に対応して
第3の横隔壁25に穿設された通気口25b、第4の縦
隔壁27に穿設された通気口27aが各々開口してい
る。
【0038】バッテリB及び排気装置41等が格納され
たバッテリボックス本体11の開放された上部は、図7
に一部破断要部斜視図を示し、かつ図8に図7のA−A
線断面図を示すように板状の上蓋50によってバッテリ
Bとの間に隙間を保持して被覆され、かつ上蓋50にリ
ヤシート6のシートクッション6aが配設される。上蓋
50の後縁は、リヤフロア5の前端に沿って車幅方向に
延在するブラケット51によって支持されている。
【0039】このバッテリボックス本体11の上面を形
成する上蓋50或いはブラケット51、本実施の形態に
おいてはブラケット51の中央には排出装置41の基板
42と対向して装着口51aが開口し、装着口51aに
シートベルト56の先端に取り付けられたバックル57
を収納するシートベルト収納部52が嵌合して取り付け
られている。シートベルト収納部52は、左右に並設さ
れた一対の上方が開放されたボックス状の凹部53と、
凹部53の上縁に沿って形成されたフランジ部54を有
し、装着口51aに上方から凹部53が嵌入して凹状の
基板42に収容されるようにブラケット51に装着され
る。ブラケット51からバッテリボックス本体11内に
突出する各凹部53の底部、側部及び後部に開口部55
が開口し、特に後部の開口部54はシートベルト56の
挿通が可能な形状に形成されている。
【0040】シートベルト56は、その基端56aが図
8に示すようにリヤフロア5の前端に沿って車幅方向に
延在するクロスメンバ8等の車体構造部材にシートベル
トアンカ58によって固設され、シートベルト収納部5
2の凹部53に開口する開口部55を挿通してシートク
ッション6aの後方から車室2内に誘導されて延在し、
不使用時にはバックル57と共にシートベルト収納部5
2の凹部53内に収納される。
【0041】また、図7に示すように下部バッテリボッ
クス17の上部を被覆する下部バッテリボックス用隔壁
28にはバッテリボックス本体11内の空気を下部バッ
テリボックス17内に導入する通気口(図示せず)が開
口すると共に吸気ファン28fが取り付けられ、かつ下
部バッテリボックス用隔壁28の後部には、装置格納室
IVに連通する通気口28aが開口し、この通気口28
aには下部バッテリボックス17内のバッテリBとバッ
テリボックス本体11内のバッテリBを繋ぐケーブルが
挿通されている。この通気口28aをバッテリボックス
本体11内と下部バッテリボックス17内を連結するハ
ーネス類の挿通口として共用することによって構成の簡
素化が得られる。
【0042】更に、図3に破線Tで示すようにバッテリ
ボックス11の下方で下部バッテリボックス17の偏在
側と反対側、即ち左側に偏在してバッテリボックス本体
11と下部バッテリボックス17とによって形成される
凹部にスペヤタイヤが収容される。このように下部バッ
テリボックス17と反対側に偏在してバッテリボックス
本体11と下部バッテリボックス17によって形成され
る凹部にスペヤタイヤTを収容することで、スペアタイ
ヤTの搭載スペースが容易に確保でき、かつ車体の左右
の重量のアンバランスを減少させることができる。
【0043】次に、このように構成されたバッテリボッ
クス10の作用について説明する。
【0044】例えば、走行中や充電中等においてバッテ
リボックス10内のバッテリBの温度が設定値に達する
とバッテリボックス本体11の前面13の側端部13
b、13c、側面15、16及び下部バッテリボックス
用隔壁28に各々配設された各吸気ファン13f、13
g、15f、16f及び28fが作動すると共に、排出
装置41に配設された各排出ファン46及び47が作動
する。
【0045】前面13に配設された吸気ファン13f、
13gの作動により、フロントシート7とバッテリボッ
クス10との間に形成された足元空間Aの空調された車
室2内の空気が円滑に吸気口13d、13eから第1の
バッテリ格納室Iの前部両側にバッテリBと前面13の
各側端部13b、13cによって形成された各空間部I
a及びIbに導入されると共に、各吸気ファン13f、
13gによって第1のバッテリ格納室Iの略中央上方に
向かって送風される。
【0046】この斜め上方に向かって配置された両吸気
ファン13f、13gからの送風は、吸気ファン13
f、13gとバッテリBの間の距離が比較的確保される
ことから、吸気ファン13f及び13gに対向配置され
たバッテリBの側面等に影響されることなく各バッテリ
Bの上面と上蓋50の間に有効的に送られて上蓋50の
下面に沿って流れ、第1のバッテリ格納室I内のバッテ
リBと上蓋50との間に滞留する熱気が後方に誘導され
る。第1のバッテリ格納室Iの後部に送風された熱気を
含む空気は、排気装置41の排出ファン46、47によ
って第3の横隔壁25に開口する各通気口25a、25
bを介して排気装置格納室IV内に吸引されて第1のバ
ッテリ格納室I内が換気され、かつ排出ファン46、4
7によって基板42の傾斜面44、45に穿設された送
風口44a、45a及びシートベルト収納部52の凹部
53に開口する開口部55を介して室内2に放出され
る。
【0047】この排気装置41による第1のバッテリ格
納室I内の後部からの空気排出にあたり、第3の横隔壁
25の通気口25aからの排気は、主に傾斜面44と板
部材48によって誘導されて排出ファン46による良好
な吸引効率で吸引され、かつ排気ファン46によって傾
斜面44と略直交する方向に沿って送風口44aから有
効的に基板41の上方に放出される。同様に、通気口2
5bから排気は、主に傾斜面45と板部材49によって
誘導され、かつ排出ファン47によって傾斜面45の送
風口45aから基板41の上方に放出され、効率的に車
室2内の空気を第1のバッテリ格納室1内に導入して第
1のバッテリ格納室I内の換気によりバッテリBを有効
的に冷却することができる。
【0048】更に、第1のバッテリ格納室I内を流れる
空気流によって側面15、16の吸気口15d及び16
dからも第1のバッテリ格納室I内にその前部側方から
車室2内の空気が供給されより第1のバッテリ格納室I
内の換気及び各バッテリBの冷却の均一化及び効率化が
もたらされる。
【0049】側面15に配設された吸気ファン15fの
作動により、側方から車室2内の空気が吸気口15eか
ら第2のバッテリ格納室II内に導入され、かつ内方に
送風される。第2のバッテリ格納室IIの内方に送風さ
れた熱気を含む空気は、排気装置41の排出ファン46
によって第3の縦隔壁26に開口する通気口26aから
装置格納室IV内に吸引され、主に傾斜面44及び板部
材48によって誘導されて排出ファン46によって基板
42の傾斜面44に穿設された送風口44a及びシート
ベルト収納部52の凹部53に開口する開口部55を介
して室内2に放出される。同様に側面16に設けられた
吸気ファン16fにより車室2内の空気が吸気口15e
から第2のバッテリ格納室II内に導入され、第3のバ
ッテリ格納室IIIの内方に送風された熱気を含む空気
は、排気装置41の排出ファン47によって第の4縦隔
壁27の通気口27aから装置格納室IV内に吸引さ
れ、主に傾斜面45及び板部材49によって誘導されて
排出ファン47によって傾斜面45に穿設された開口部
45a及びシートベルト収納部52の凹部53に開口す
る開口部55を介して室内2に放出される。これら第2
及び第3のバッテリ格納室II、IIIの容積は第1の
バッテリ格納室Iに比べて小さく、かつ格納されるバッ
テリBの数が少ないことから換気及び冷却に要する送風
量が少ない。従って、吸気ファン15f、16fは比較
的小出力の吸気ファンが使用でき、側面15及び16と
各車体側部材との間の空間及び、各吸気ファン15f及
び16fと対向する各々のバッテリBとの間の空間も各
空間は比較的小さく設定される。
【0050】更に、下部バッテリボックス用隔壁28に
配設された吸気ファン28fの作用により下部バッテリ
ボックス用隔壁28に開口する通気口から第1のバッテ
リ格納室I内の空気が下部バッテリボックス17内に導
入され、かつ下部バッテリボックス用隔壁28の下面に
沿って後方に送風されて下部バッテリボックス17内を
換気する。下部バッテリボックス用隔壁28の下面に沿
って送風された熱気を含む空気は、排気装置41の排出
ファン47及び48によって下部バッテリボックス用隔
壁28に開口する通気口28aから装置格納室IV内に
吸引され、第4の縦隔壁27と板部材49の先端との間
及び第3の縦隔壁26と板部材48の先端との間を経て
排出ファン46、47によって基板42の傾斜面44に
穿設された送風口44a及びシートベルト収納部52の
開口部55を介して室内2に放出される。この下部バッ
テリボックス17内の換気に伴って第1のバッテリボッ
クスIII内の空気の一部が下部バッテリボックス用隔
壁28の吸入口から下部バッテリボックス17内に放出
され、第1のバッテリ格納室I内の換気及び冷却効率の
向上がもたらされる。
【0051】なお、排出ファン47によって基板42の
上方に放出された送風の風速は、シートベルト収納部5
2の開口部55を通過する際に十分に低下せしめられ、
直接乗客に吹き付けられることがなく、乗客に不快感を
与えることから回避される。また、仮にシートベルト収
納部52の開口部55からコイン等の異物が装置格納室
IV内に落下したとしても、その例えばコイン等は板部
材48、49によって受け止められ、下方に配置された
制御装置上に落下することが未然に防止される。
【0052】仮に、単にバッテリボックス11の前面の
両端近傍に設けた各吸入ファンにより空気を吸入して後
部中央から排出した場合、後部両端部に空気が滞留する
が、本実施の形態ではバッテリボックス本体11の後部
両端を区画して車室2内の空気を吸入して送風する第2
及び第3のバッテリ格納室II及びIIIを形成するこ
とによって、該部の冷却が得られバッテリボックス本体
11内全体を均一でかつ、効率的に換気できる。
【0053】このように構成された本実施の形態による
と、装置格納室IV内に配設される排気装置41を、第
3の横隔壁25の後面に前端が取り付けられた水平面4
3の両端縁に傾斜面44、45が延設された凹形状の取
り付け基板42の各送風口44a、45aが開口する傾
斜面44、45に比較的扁平状の排出ファン46、47
を傾斜面44、45の下面に倣って傾斜して設けること
によって排気装置41の上下方向の寸法が抑制される。
更に、基板42上に形成された凹状に嵌合するようにシ
ートベルト格納部52を配設し、シートベルト格納部5
2の凹部53に開口する開口部55から車室2内に放出
する構成にすることによってバッテリボックス本体11
の高さ方向寸法が抑制される。また、シートベルト格納
部52によって上方が開放された空間部が確保され、バ
ッテリボックス10の後方に排気のための空間を形成し
たり、或いはバッテリボックス10を排気のために後方
に突出させてその上面に開放する等の必要がなくなりバ
ッテリボックス10のコンパクト化が得られると共に、
バッテリボックスによる車体設計の拘束が回避或いは軽
減されて車体設計の自由度が大幅に向上する。
【0054】更に、上記のように前面12に配置された
吸気ファン13f、13gとバッテリBの間の距離が比
較的確保され、吸気ファン13f及び13gからの送風
はバッテリBの側面等に影響されることなく各バッテリ
Bの上面と上蓋50の間に有効的に送られて上蓋50の
下面に沿って流れ、装置格納室IV内の排出ファン4
6、47によって第3の横隔壁25に開口する各通気口
25a、25bを介して吸引されることから第1のバッ
テリ格納室I内が効率的に換気及び冷却され、特にバッ
テリBと上蓋50との間の隙間を少なく設定できバッテ
リボックス本体11の高さを抑制することができる。
【0055】また、バッテリボックス本体11の下面に
下部バッテリボックス17を重層配置することによって
バッテリボックス本体11の平面視状態のコンパクト化
が得られ、前後及び左右方向が制限された車室2内の搭
載スペースにおいてもバッテリボックス本体11の前方
及び左右に空間を確保でき車室2内からの空気取り入れ
効率が確保される。
【0056】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更
可能である。例えば上記実施の形態では上蓋50の後縁
を支持するブラケット51に形成された装着口51aに
シートベルト収納部52を嵌合支持するように形成した
が、上蓋50によってシートベルト収納部52を支持さ
せることも可能であり、また、凹状に形成された排出装
置41の基板42にシートベルト収納部52を一体形成
することも可能である。
【0057】また、上記実施の形態ではボックス本体1
1の前面13の側端部13b、13c、側面15、16
に各々吸気口13d、13e、15d、15e、16
d、16eを形成し、吸気ファン13f、13g、15
f、16f、28fを配設し、ボックス本体11の後部
中央に排気装置41を配設したが、排気装置41に代え
て吸入装置を設け、かつ各吸気ファン吸気ファン13
f、13g、15f、16f、28fに代えて排出ファ
ンを設けることによってシートベルト格納部52の開口
部55から車室2内の空気をバッテリボックス10内の
取り入れて各吸気口13d、13e、15d、15e、
16d、16eからバッテリボックス10内の空気を車
室2内に放出することも可能であり、この場合各吸気口
は排気口となる。
【0058】
【発明の効果】以上説明した本発明の車両用バッテリボ
ックス構造の発明によると、バッテリボックス本体の上
面にバッテリボックス本体内に突出する凹部を有するシ
ートベルト格納部を設けると共に、凹部に形成された複
数の開口部を介してファンによりバッテリボックス内を
換気するように構成することから、シートベルト格納部
の凹部によってファンによるバッテリボックス本体内の
空気の放出或いはファンによる吸入効率を確保するため
の空間部が確保され、従来のバッテリボックス本体の後
方に換気のための空間部と設けたりバッテリボックス本
体を換気のために後方に突出させて上面を開放させる等
の方策が不要になりバッテリボックスのコンパクト化が
得られると共に、バッテリボックスによる車体設計の拘
束が回避或いは大幅に軽減されて車体設計の自由度が大
幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用バッテリボックス構造の実
施の形態を説明する電気自動車の概要を示す側面図であ
る。
【図2】同じく、バッテリボックスの分解斜視図であ
る。
【図3】同じく、バッテリボックスの平面図である。
【図4】同じく、吸気ファンの概要を示す斜視図であ
る。
【図5】同じく、吸気ファンの概要を示す斜視図であ
る。
【図6】同じく、図2の要部を示す分解斜視図である。
【図7】同じく、一部破断要部斜視図である。
【図8】同じく、図7のA−A線断面図である。
【符号の説明】
2 車室 3 フロア(車体構造部材) 4 センタフロア 5 リヤフロア 6 リヤシート 6a シートクッション 10 バッテリボックス 11 バッテリボックス本体 12 底面 13 前面 13a 中央部 13b、13c 側端部 14 後面 14a 凹部 15、16 側面 13d、13e、15d、15e、16d、16e
吸気口 13f、13g、15f、16f、28f 吸気フ
ァン 17 下部バッテリボックス 21 第1の横隔壁(隔壁) 22 第2の横隔壁(隔壁) 23 第1の縦隔壁(隔壁) 24 第2の縦隔壁(隔壁) 25 第3の横隔壁(隔壁) 26 第3の縦隔壁(隔壁) 27 第4の縦隔壁(隔壁) 28 下部バッテリボックス用蓋 24a、25a、26a、27a、28a 通気口 41 排気装置 42 基板 43 水平面 44、45 傾斜面 44a、45a 送風口 46、47 排出ファン(ファン) 48、49 板状部材 50 上蓋 51 ブラケット 51a 装着口 52 シートベルト収納部 53 凹部 55 開口部 56 シートベルト 56a 基端 57 バックル I 第1のバッテリ格納室 Ia、Ib 空間部 II 第2のバッテリ格納室 III 第3のバッテリ格納室 IV 装置格納室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 22/22 B60K 9/00 ZHVC Fターム(参考) 3D018 CA07 CB04 3D035 AA01 AA03 AA06 5H040 AA28 AA33 AS07 AT06 AY05 AY10 CC59 5H115 PA01 PA08 PG04 PI14 PI29 PU21 UI29 UI35 UI40

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室を形成する車体構造部材上に配置さ
    れて複数のバッテリを格納すると共に、上方にシートク
    ッションが配置される車両用バッテリボックスにおい
    て、 複数のバッテリを格納するバッテリボックス本体と、 該バッテリボックス本体の上面に設けられると共に、該
    上面からバッテリボックス本体内に突出して上方が開放
    されシートベルトの先端に設けられたバックルを収容可
    能でかつ複数の開口部が穿設された凹部を有するシート
    ベルト格納部と、 上記バッテリボックス本体内に配置されて上記開口部を
    介してバッテリボックス本体内を換気するファンとを備
    え、 上記シートベルトは基端が上記車体部材に固定されて上
    記シートベルト格納部に穿設された複数の開口部の内の
    1つを挿通して上記先端が該開口部から車室内に延在し
    たことを特徴とする車両用バッテリボックス構造。
  2. 【請求項2】 更に、上記シートベルト格納部の下方に
    位置して水平面に対して傾斜すると共に送風口が開口す
    る傾斜面を有する基板を備え、 上記ファンは軸流ファンであって、上記傾斜面の下面側
    に該傾斜面と略直交する送風方向をもって配設されたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両用バッテリボック
    ス構造。
  3. 【請求項3】 上記ファンの下方に略水平方向に延在す
    る板状部材を備えたことを特徴とする請求項1または2
    に記載の車両用バッテリボックス構造。
  4. 【請求項4】 上記シートベルト格納部と上記基板が一
    体形成されたことを特徴とする請求項2または3に記載
    の車両用バッテリボックス構造。
  5. 【請求項5】 上記バッテリボックス本体は平面視略矩
    形であって、該バッテリボックス本体内は、 該バッテリボックス本体の前部全幅に亘ると共に前面両
    端部に吸入口が開口する第1のバッテリ格納室と、 上記バッテリボックス本体の後部中央に位置する装置格
    納室と、 上記バッテリボックス本体の各側面に吸入口が開口し上
    記装置格納室の両側にに後面に沿って延在する第2のバ
    ッテリ格納室及び第3のバッテリ格納室に隔壁によって
    区画され、 上記第1のバッテリ格納室の後端と装置格納室、上記第
    2のバッテリ格納室の内方端と装置格納室、上記第3の
    バッテリ格納室の内方端と装置格納室が各々隔壁に形成
    された通気口によって連通し、かつ上記ファンが装置格
    納室内に配置されたことを特徴とする請求項1〜4の何
    れかに記載の車両用バッテリボックス構造。
  6. 【請求項6】 更に、上記バッテリボックス本体の下方
    に上記バッテリボックス本体より投影面積が小さくかつ
    上部がバッテリボックス本体の底部に開放された下部バ
    ッテリボックスが配設され、 該下部バッテリボックスの上部が上記バッテリボックス
    本体を連通する複数の通気口を備えた取り外し可能な下
    部バッテリボックス用隔壁によって区画されたことを特
    徴とする請求項1〜5の何れかに記載の車両用バッテリ
    ボックス構造。
  7. 【請求項7】 上記バッテリボックス本体は、車両の車
    幅方向の略中央部に配設され、かつ上記下部バッテリボ
    ックスが車幅方向の一方に偏在して配置され、他方のバ
    ッテリボックス本体下方にスペアタイヤ収容部を備えた
    ことを特徴とする請求項6に記載の車両用バッテリボッ
    クス構造。
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